JP7193412B2 - 作業工具 - Google Patents

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Description

本発明は、先端工具を揺動駆動して被加工材に対して加工作業を行う作業工具に関する。
スピンドルの下端に装着された先端工具を揺動駆動することで、被加工材に加工作業を行う作業工具(いわゆる振動工具)が知られている。このような振動工具は、モータの出力シャフトの回転運動をスピンドルに伝達し、スピンドルを所定の角度範囲内で往復回動させる伝達機構を備える。例えば、特許文献1には、モータの出力シャフトに連結され、偏心部を有する偏心シャフトと、偏心部の外周に取り付けられた駆動軸受と、スピンドルの外周に固定された一端部と、駆動軸受の外周に当接するように配置された二股状の他端部を有する揺動アームとを備えた伝達機構が開示されている。
特開2018-167391号公報
上述のような構成を有する伝達機構では、駆動軸受は高回転且つ高負荷で運転されるため、発熱量が大きい。このため、駆動軸受の耐久性向上のための発熱対策が望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、先端工具を揺動駆動して被加工材に対して加工作業を行う作業工具において、効果的な発熱対策を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、先端工具を揺動駆動して被加工材に対して加工作業を行う作業工具が提供される。この作業工具は、ハウジングと、スピンドルと、モータと、伝達機構とを備える。スピンドルは、第1回転軸周りに回転可能にハウジングに支持されている。モータは、ハウジングに収容されている。また、モータは、ステータと、ロータと、第1シャフトとを備える。第1シャフトは、ロータから延出され、ロータと一体的に第2回転軸周りに回転するように構成されている。伝達機構は、モータの第1シャフトの回転運動をスピンドルに伝達し、スピンドルを第1回転軸周りの所定の角度範囲内で往復回動させるように構成されている。また、伝達機構は、第2シャフトと、駆動軸受と、揺動部材とを備えている。第2シャフトは、第1シャフトに同軸状に連結されており、第2回転軸に対して偏心した偏心部を有する。第2シャフトは、金属製である。駆動軸受は、内輪と、外輪と、保持器と、複数の転動体とを備える。内輪は、偏心部の外周に固定されている。保持器は、樹脂製であって、内輪と外輪の間に配置されている。複数の転動体は、保持器によって転動可能に保持されている。揺動部材は、第1端部と第2端部とを有する。第1端部は、スピンドルに固定されている。第2端部は、駆動軸受の外輪の外周に当接するように配置されている。作業工具は、第2シャフトに接触するように配置され、第2シャフトと一体的に回転するように構成された放熱部を更に備える。放熱部は、金属製である。
本態様の伝達機構は、モータが駆動されると、第2シャフトの偏心部の外周に固定された駆動軸受と、駆動軸受の外周に当接する第2端部を有する揺動部材を介して、スピンドルを往復回動させる。このような伝達機構では、駆動軸受には多大な負荷がかかるため、駆動軸受は発熱し、高温となる。これに対し、本態様では、熱伝導率が比較的高い金属製の第2シャフトに、金属製の放熱部が接触している。よって、駆動軸受で発生した熱は、熱伝導により、第2シャフトを介して放熱部に移動する。更に、放熱部の回転によって周囲の空気に流れが生じることで、放熱部と空気の間の熱交換が促進され、駆動軸受に発生する熱を効果的に放熱することができる。このため、熱に比較的弱い一方、耐振動性に優れる樹脂製の保持器を、駆動軸受に好適に使用することができる。
本発明の一態様において、放熱部は、第2シャフトから径方向外側に突出していてもよい。更に、放熱部は、放熱部の回転方向に交差する交差面を有していてもよい。本態様によれば、放熱部は、回転時に空気を切って撹拌しやすい形状とされているため、より効果的に放熱を行うことができる。
本発明の一態様において、放熱部は、モータの動力によって回転され、ハウジングの吸気口からハウジング内に流入する空気流を生成するように構成されたファンとして構成されていてもよい。つまり、放熱部は、ファンを兼用していてもよい。本態様によれば、ファンによって生成された空気流によって、ハウジング内の部品を適宜冷却し、且つ、放熱部であるファンと空気との熱交換を更に促進することが可能となる。
本発明の一態様において、作業工具は、モータの動力によって回転され、ハウジングの吸気口からハウジング内に流入する空気流を生成するように構成されたファンを更に備えてもよい。そして、ハウジングは、モータの冷却用の空気流をモータへ導く第1流路と、第1流路とは異なる流路であって、放熱部の冷却用の空気流を放熱部へ導く第2流路とを有してもよい。本態様によれば、第1流路に導かれる空気流によって、発熱量の大きいモータを冷却しつつ、第2流路に導かれる空気流によって、モータとは別個に放熱部を冷却することができる。
本発明の一態様において、ファンは、第1流路を流れる空気流を生成するように構成された複数の第1羽根と、第2流路を流れる空気流を生成するように構成された複数の第2羽根とを有する単一のファンとして構成されてもよい。本態様によれば、部品数を増加させることなく、モータと放熱部とを効率的に冷却する構成を実現することができる。
本発明の一態様において、複数の第2羽根の数は、複数の第1羽根の数よりも多くてもよい。本態様によれば、放熱部の表面積を増加させ、放熱性を高めることができる。
本発明の一態様において、モータは、ブラシレスモータであってもよい。そして、第2流路は、ステータおよびロータを含むモータ本体部の径方向外側を通過するように設けられてもよい。ブラシレスモータは、ブラシ付きのモータに比べるとロータが小さく、熱容量が小さいため、高温になりやすい。これに対し、本態様によれば、第1流路に導かれた空気流によってロータが冷却されるとともに、第2流路はモータ本体部の径方向外側を通過する。このため、第2流路を通過する空気流がロータの熱の影響を受けるのを抑制することができる。
本発明の一態様において、第1回転軸と前記第2回転軸は、互いに平行に延在してもよい。つまり、スピンドルとモータの出力シャフトは、互いに平行に延在してもよい。本態様によれば、第1回転軸と第2回転軸とが交差する場合に比べ、スピンドルとモータを近接した位置に配置することができるため、作業工具の小型化を図ることができる。
先端工具が装着された状態の振動工具の縦断面図である。 振動工具の横断面図である。 インナハウジングの全体斜視図である。 図1の部分拡大図である。 図1のV-V線における断面図である。 駆動軸受の斜視図である。 偏心シャフトに取り付けられたファンおよびその他の部材の斜視図である。 図1の更なる部分拡大図である。 第1~第3収容部の斜視図である。 第2収容部に区画プレートが配置された状態の第1~第3収容部の斜視図である。 図2の部分拡大図である。 図11のXII-XII線における断面図である。 別の実施形態の振動工具の部分断面図である。 偏心シャフトに取り付けられたファン、放熱板およびその他の部材の斜視図である。 偏心シャフトに取り付けられたファン、放熱板およびその他の部材の断面図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。
[第1実施形態]
以下、図1~図12を参照して、第1実施形態に係る振動工具101について説明する。なお、振動工具101は、先端工具91を揺動駆動して、被加工材(図示せず)に対して加工作業を行う電動式の作業工具の一例である。
まず、振動工具101の概略構成について説明する。図1に示すように、振動工具101は、長尺状のハウジング(工具本体ともいう)10を備えている。ハウジング10の長軸方向における一端部には、長尺状のスピンドル5と、駆動源としてのモータ4とが収容されている。スピンドル5は、その長軸がハウジング10の長軸に交差するように(詳細には、概ね直交するように)配置されている。スピンドル5は、軸方向における一端部がハウジング10から突出し、外部へ露出している。この部分には、先端工具91を着脱可能である。また、ハウジング10の長軸方向における他端部には、モータ4への給電用のバッテリ93を着脱可能である。振動工具101は、モータ4の動力によってスピンドル5を回転軸A1周りに所定の角度範囲内で往復回動することで、先端工具91を揺動させるように構成されている。
なお、以下の説明では、便宜上、振動工具101の方向に関し、回転軸A1の延在方向を上下方向と定義する。上下方向において、先端工具91が装着されるスピンドル5の一端部側を下側、反対側を上側と定義する。また、回転軸A1に直交し、且つ、ハウジング10の長軸方向に対応する方向を前後方向と定義する。前後方向において、スピンドル5が収容されているハウジング10の一端部側を前側、バッテリ93が装着される他端部側を後側と定義する。また、上下方向および前後方向に直交する方向を、左右方向と定義する。
以下、振動工具101の詳細構成について説明する。
まず、ハウジング10について説明する。図1および図2に示すように、本実施形態のハウジング10は、振動工具101の外郭を形成する長尺状のアウタハウジング2と、アウタハウジング2に収容された長尺状のインナハウジング3とを含む。なお、詳細は図示しないが、本実施形態では、ハウジング10はいわゆる防振ハウジングとして構成されており、アウタハウジング2とインナハウジング3とは、複数の弾性部材を介して相対移動可能に連結されている。
アウタハウジング2は、前端部21と、後端部23と、前端部21と後端部23を接続する中央部22とを含む。
前端部21は、概ね矩形箱状に形成されており、内部には、インナハウジング3の前端部31が配置されている。ハウジング10(アウタハウジング2)の前端部の上部には、レバー79が回動可能に支持されている。レバー79は、後述のロック機構7(図4参照)による先端工具91の固定とその解除のための操作部材である。また、前端部21の上面には、スライド式の操作部296が設けられている。操作部296は、モータ4の駆動用のスイッチ29をオン状態とオフ状態との間で切り替えるための操作部材である。また、前端部21の底壁には、複数の貫通孔が形成されている。これらの貫通孔は、ハウジング10の内部から外部へ空気を流出させるための排気口809として機能する。
後端部23は、後方へ向けて広がる(断面積が大きくなる)筒状に形成されている。後端部23の内部には、スイッチ29が保持されている。また、後端部23の内部には、インナハウジング3の弾性連結部37および後端部38が配置されている。
中央部22は、概ね均一径の筒状に形成されており、直線状に前後方向に延在する。中央部22は、使用者による把持が可能な把持部を構成する。このため、中央部22は、使用者が把持しやすいように、前端部21および後端部23よりも細く形成されている。
図1~図3に示すように、インナハウジング3は、前端部31と、延在部36と、弾性連結部37と、後端部38と、を含む。
前端部31は、スピンドル5と、モータ4と、伝達機構6とを収容する部分である。前端部31は、第1収容部32と、第2収容部33と、第3収容部34と、カバー部35とを含む。第1収容部32は、上下方向に延在する円筒状に形成された部分であって、上部がカバーによって部分的に覆われている。第2収容部33は、第1収容部32よりも大径の円筒状に形成された部分であって、第1収容部32の後側に配置されている。第3収容部34は、第2収容部33よりも小径の円筒状に形成されて、第1収容部32の後側、且つ、第2収容部33の下側に配置された部分である。第3収容部34は、第1収容部32および第2収容部33と連通している。第1収容部32、第2収容部33、および第3収容部34は、金属で一体的に形成されている。カバー部35は、第2収容部33の上端の開口を覆う部分であって、延在部36、弾性連結部37および後端部38と一体的に樹脂で形成されている。
延在部36は、前端部31の後端部に連結され、後方に延在する筒状の部分である。延在部36の前後方向の長さは、中央部(把持部)22の前後方向の長さと同程度に設定されており、延在部36の概ね全体が中央部22に収容されている。
弾性連結部37は、延在部36の後端から後方に延在し、延在部36と後端部38とを相対移動可能に連結する部分である。弾性連結部37は、延在部36と後端部38とを前後方向に連結する複数の弾性リブ371を含む。本実施形態では、4本の弾性リブ371が、前後方向に延在するインナハウジング3の長軸周りに、互いに離間して配置されている。弾性リブ371は、インナハウジング3の他の部分に比べ、弾性変形しやすい形状に形成され、且つ、弾性係数の低い材料で形成されている。これにより、加工作業時に前端部31で発生する振動が、後端部38へ伝達されることを抑制している。なお、スイッチ29は、弾性リブ371に囲まれた空間内に配置されている。
後端部38は、概ね矩形筒状に形成されている。本実施形態では、後端部38の後側部分は、バッテリ93がスライド係合可能な係合構造と、バッテリ93と電気的に接続する端子等を有するバッテリ装着部を構成している。また、後端部38の前側部分は、制御回路を含むコントローラ383を収容する制御ユニット収容部を構成している。コントローラ383は、スイッチ29がオン状態とされると、モータ4を駆動する。なお、上述のように、後端部38は、アウタハウジング2の後端部23の内部に配置されるが、後端部23と、後端部38の外周面との間には、隙間が形成されている。本実施形態では、後端部23の後端(開放端)と、後端部38の外周面とで規定される環状の開口は、ハウジング10内へ外気を流入させるための吸気口801として機能する。
以下、インナハウジング3の前端部31の内部構造の詳細について説明する。
図4に示すように、前端部31には、スピンドル5と、ロック機構7と、モータ4と、伝達機構6とが収容されている。
スピンドル5は、略円筒状の長尺部材である。本実施形態では、スピンドル5は、第1収容部32の下部に保持された2つの軸受57、58によって、回転軸A1周りに回転可能に支持されている。スピンドル5は、ハウジング10から外部へ露出する下端部に、径方向外側に突出するフランジ状の工具装着部51を有する。工具装着部51は、先端工具91を着脱可能に構成された部分である。本実施形態では、先端工具91は、工具装着部51と、クランプシャフト71のクランプヘッド711との間に挟持され、スピンドル5に対して固定状に保持される。
クランプシャフト71は、スピンドル5に挿通可能に構成されている。クランプシャフト71は、略円柱状の長尺部材であって、下端部にフランジ状のクランプヘッド711を有する。また、クランプシャフト71の上端部には、クランプシャフト71の全周を取り巻く複数の環状溝が形成されている。
ロック機構7は、クランプシャフト71を、スピンドル5との間で先端工具91を挟持可能なクランプ位置(図4に示す位置)にロックするように構成された機構である。ロック機構7は、第1収容部32内において、スピンドル5の上方に配置されている。ロック機構7は、クランプシャフト71を上方へ付勢する付勢バネ73と、クランプシャフト71の上端部に形成された溝部に係合可能な一対のクランプ部材77とを含む。ロック機構7は、使用者によるレバー79の回動操作に連動して動作するように構成されている。
なお、ロック機構7およびレバー79の基本的な構成については周知であるため、ここでは簡単に説明する。レバー79がロック位置(図4に示す位置)に配置されている場合には、クランプ部材77がクランプシャフト71の溝部に係合し、クランプシャフト71を挟持する。この状態で、クランプシャフト71が付勢バネ73によって上方に付勢され、クランプ位置でロックされることで、先端工具91は、スピンドル5に対して固定状に保持される。一方、レバー79がロック位置から上方に回動され、ロック解除位置に配置されると、クランプ部材77に対する付勢バネ73の付勢力が解除され、クランプ部材77は径方向外側へ移動可能な状態となる。つまり、クランプシャフト71のロックが解除され、使用者がクランプシャフト71をスピンドル5から引き抜くことが可能となる。
本実施形態では、モータ4として、小型で高出力なブラシレス直流モータが採用されている。モータ4は、ステータ41と、ステータ41内に配置されたロータ43と、ロータ43から延設され、ロータ43と一体的に回転する出力シャフト45とを備える。モータ4は、出力シャフト45の回転軸A2が、スピンドル5の回転軸A1と平行に(つまり上下方向に)延在するように、第2収容部33に収容されている。出力シャフト45は、ロータ43から下方に突出している。
伝達機構6は、出力シャフト45の回転運動をスピンドル5に伝達し、スピンドル5を回転軸A1周りの所定の角度範囲内で往復回動させるように構成されている。図4および図5に示すように、本実施形態の伝達機構6は、偏心シャフト61と、駆動軸受63と、揺動アーム65とを備える。
偏心シャフト61は、モータ4の出力シャフト45に同軸状に連結された金属製(例えば、鉄製)のシャフトである。偏心シャフト61は、出力シャフト45の外周に固定されており、ロータ43の下端から、第3収容部34の下端部まで延在している。偏心シャフト61は、第2収容部33の下端部に保持された軸受617と、第3収容部34の下端部に保持された軸受618とによって、回転可能に支持されている。なお、偏心シャフト61のうち、軸受617の上側部分は、軸受617の内輪に接して支持されるフランジ部615を有する。偏心シャフト61は、回転軸A2に対して偏心した偏心部611を有する。偏心部611は、上下方向において軸受617、618の間に位置する。偏心シャフト61は、モータ4の駆動に伴って、出力シャフト45と一体的に回転する。
駆動軸受63は、ボールベアリングであって、偏心部611に取り付けられている。より詳細には、図6に示すように、駆動軸受63は、内輪631と、外輪633と、内輪631と外輪633の間に配置された保持器635と、保持器635によって転動可能に保持された複数のボール637とを備える。なお、本実施形態では、内輪631および外輪633は金属製であるのに対し、保持器635は、振動に強い樹脂製とされている。図4および図5に示すように、駆動軸受63は、内輪631が偏心部611の外周に固定されることで、偏心部611に取り付けられている。なお、偏心部611の駆動軸受63の上側(駆動軸受63と軸受617の間)には、偏心シャフト61の回転時のバランスをとるためのバランサ67が固定されている。
揺動アーム65は、駆動軸受63とスピンドル5とを接続する部材である。揺動アーム65は、第1収容部32および第3収容部34に亘って延在している。揺動アーム65の一端部は、環状に形成されており、軸受57、58の間でスピンドル5の外周に固定されている。一方、揺動アーム65の他端部は、二股状に形成されており、左右から駆動軸受63の外輪633の外周面に当接するように配置されている。なお、外輪633の外周面は、円柱面である。
モータ4が駆動されると、出力シャフト45と一体的に偏心シャフト61が回転する。偏心シャフト61の回転に伴い、偏心部611の中心が回転軸A2周りを移動するため、駆動軸受63も回転軸A2周りを移動する。これにより、揺動アーム65は、スピンドル5の回転軸A1を中心として所定の角度範囲内で揺動される。揺動アーム65は一端部がスピンドル5に固定されているため、スピンドル5は、揺動アーム65の揺動運動に伴って、回転軸A1周りに所定の角度範囲内で往復回動する。その結果、スピンドル5に固定された先端工具91が揺動面内で回転軸A1周りに揺動駆動され、加工作業が遂行可能となる。
更に、図4に示すように、偏心シャフト61には、ファン81が固定されている。より詳細には、ファン81は、偏心シャフト61のうち、上下方向において、ロータ43と駆動軸受63の間(更に詳細には、ロータ43と上側の軸受617の間の部分(フランジ部615の上側の部分))に固定されている。本実施形態では、ファン81は、モータ4を冷却するための空気流を生成するとともに、偏心シャフト61を介して伝達される熱を放散する放熱部として機能するように構成されている。更に、ファン81は、放熱性を高めるために、モータ4とは別個にファン81を冷却するための空気流も生成するように構成されている。
具体的には、ファン81は、二方向から吸気可能な遠心ファンとして構成されており、図4および図7に示すように、ベース811と、複数の第1羽根813と、複数の第2羽根815とを含む。なお、ベース811、第1羽根813、および第2羽根815は、金属(例えば、アルミニウム合金)で一体的に成形されている。
ベース811は、偏心シャフト61の外周に固定された円筒状のハブと、ハブから径方向外側に突出する円環状の板部とを含む。複数の第1羽根813は、夫々、ベース811の板部の上面から上方に(ロータ43側に)突出しており、ハブから板部の外縁まで、放射状に延びている。一方、複数の第2羽根815は、夫々、板部の下面から下方に(つまり、第1羽根813とは反対側に)突出しており、ハブから板部の外縁まで、放射状に延びている。第1羽根813と第2羽根815は、夫々、回転軸A2周りの周方向(つまり、ファン81の回転方向)に交差する面を有する。ファン81は、第1羽根813によってモータ4を冷却するための空気流を生成するとともに、第2羽根815によって、放熱部として機能するファン81を冷却するための空気流を生成する。なお、本実施形態では、第2羽根815方が、第1羽根813よりも数が多い。また、第1羽根813の上方への突出高さの方が、第2羽根815の下方への突出高さよりも大きい。
以下、第2収容部33におけるモータ4およびファン81の配置の詳細と、ハウジング10内の流路について説明する。
図8および図9に示すように、第2収容部33は、円環状の底壁331と、底壁331の周縁から上方に突出する略円筒状の周壁336とを含む。
底壁331のうち、周方向の4箇所には、径方向外側に突出する突出部332が設けられている。突出部332は上から見て半円状であって、貫通孔を有する。また、底壁331の中央部には、軸受617の保持部として構成された円筒部333が設けられている。底壁331の周縁部には、周壁336に沿って、底壁331の上面から上方に突出する段差部334が設けられている。なお、段差部334は、突出部332に対応する部分と、後述する溝338に対応する部分には設けられておらず、5箇所で分断された円環状とされている。段差部334の突出高さは、円筒部333と概ね同じである。
周壁336の周方向の4箇所には、突出部332に対応して、径方向外側に断面半円状に突出する突出部337が設けられている。突出部337は、周壁336の下端から上端まで、上下方向に延びている。また、周壁336の後端部の内周面には、周壁336の下端から上端まで上下方向に延びる直線状の溝338が形成されている。更に、周壁336は、周方向の複数箇所に形成された貫通孔を有する。これらの貫通孔は、第2収容部33の内部から外部へ空気を流出させるための排気口807として機能する。
図8および図10に示すように、第2収容部33には、円環状の区画プレート391が配置されている。区画プレート391は、底壁331の段差部334と、円筒部333に保持された軸受617の外輪とによって支持されている。これにより、第2収容部33の内部空間は、区画プレート391とカバー部35の下面との間に形成される空間と、区画プレート391と底壁331の上面との間に形成される空間とに区画されている。なお、区画プレート391の内周縁の周囲には、複数の貫通孔392が形成されている。
モータ4と、偏心シャフト61に固定されたファン81とは、ケース40に収容された状態で、第2収容部33のうち、区画プレート391よりも上側の空間に配置されている。ケース40は、円筒状に形成されており、区画プレート391を介して段差部334に支持されて、第2収容部33に嵌合されている。これにより、図8、図11~図12に示すように、ケース40の外周面と、周壁336の4つの突出部337の内面との間に、上下方向に延在する4つの通路804が形成されている。また、ケース40の外周面と、周壁336の溝338によって、上下方向に延在する通路805が形成されている。上述のように、突出部332、337に対応する部分と、溝338に対応する部分には段差部334は設けられていないため、通路804、805の下端は、夫々、区画プレート391の下側の空間と連通している。
また、ケース40は、上下方向の中心よりも下側に、内周面から径方向内部に突出する円環状の区画部401を有する。モータ4は、区画部401より上側の空間に配置されている。なお、ステータ41の上側には、ホールセンサが搭載された環状の基板411が配置されている。出力シャフト45と偏心シャフト61は、区画部401の中央の貫通孔から下方に突出しており、ファン81の第1羽根813および第2羽根815は、区画部401よりも下側の空間に配置されている。ケース40のうち、第1羽根813および第2羽根815の径方向外側に配置される部分には、複数の貫通孔が設けられている。これらの貫通孔は、第2収容部33の周壁336に設けられた排気口807に対応する位置に設けられており(図12参照)、ケース40の内部から外部へ空気を流出させるための排気口808として機能する。
更に、第2収容部33の上端の開口を覆うカバー部35は、4本のネジ394によって、第2収容部33に連結されている。なお、各ネジ394は、頭部が底壁331の下面に当接し、先端部がカバー部35に螺合された状態で、第2収容部33とカバー部35とを締結している。各ネジ394の軸部は、突出部332の貫通孔と、上述の通路804に遊挿されている。
本実施形態では、第1羽根813は、ファン81の回転に伴って、上側から回転軸A1方向に空気を吸い込み、径方向外側に送出するように構成されている。これにより、吸気口801を通ってハウジング10内に流入し、モータ4を経由して第1羽根813に至り、排気口809を通ってハウジング10の外部に流出する空気流が生成される。この空気流の流路は、次の通りであって、図1、図2、図8、図11~図12に、その一部が実線太矢印で示されている。
まず、吸気口801からアウタハウジング2に流入した空気は、後端部23と後端部38の間の隙間および後端部38内を流れてコントローラ383を冷却し、更に、弾性リブ371の間を通過し、延在部36内に流入する(図1、図2参照)。筒状の延在部36内を通過し、前端部21に流入した空気は、主に、ステータ41の上側に配置された基板411上側から、中央部の貫通孔を通ってモータ4(モータ本体部)内に流入し、ステータ41とロータ43の間を下方に向かって流れつつモータ4を冷却し、第1羽根813の間に形成される通路に流入する(図8、図11~図12参照)。第1羽根813によって、径方向外側に送出された空気は、ケース40および第2収容部33の排気口808、807からインナハウジング3の外部に流出し(図12参照)、更に、アウタハウジング2の排気口809からハウジング10の外部に流出する(図8参照)。
一方、第2羽根815は、ファン81の回転に伴って、下側から回転軸A1方向に空気を吸い込み、径方向外側に送出するように構成されている。これにより、吸気口801を通ってハウジング10内に流入し、モータ本体部の径方向外側を通って第2羽根815に至り、排気口809を通ってハウジング10の外部に流出する空気流が生成される。この空気流の流路は、次の通りであって、図1、図2、図8、図11~図12に、その一部が点線太矢印で示されている(但し、上述の第1羽根813によって生成される空気流の流路と共通の部分については、点線太矢印は省略)。
まず、吸気口801からアウタハウジング2に流入した空気は、延在部36内に流入する(図1、図2参照)。ここまでの流路は、第1羽根813によって生成される空気流の流路と共通である。延在部36内を通過し、前端部21に流入した空気は、基板411の上側または周囲を通って、通路804(ネジ394の周囲の空間)と、通路805に流入し、下方に流れる(図8、図11~図12参照)。更に、空気は、通路804、805の下端から、区画プレート391の下側の空間に流入し、貫通孔392を通って、第2羽根815の間に形成される通路に流入する(図8、図12参照)。第2羽根815の通路を流れつつファン81を冷却し、径方向外側に送出された空気は、排気口808、807からインナハウジング3の外部に流出する(図12参照)。その後、第1羽根813によって送出された空気流と同様、アウタハウジング2の排気口809からハウジング10の外部に流出する(図8参照)。
以上に説明したように、本実施形態の振動工具101の伝達機構6は、モータ4が駆動されると、偏心シャフト61の偏心部611の外周に固定された駆動軸受63と、駆動軸受63の外輪633の外周に当接する二股状の端部(つまり、一対の当接部)を有する揺動アーム65を介して、スピンドル5を往復回動させる。このような伝達機構6では、駆動軸受63には多大な負荷がかかるため、駆動軸受63は発熱し、高温となる。
これに対し、振動工具101は、熱伝導率の比較的高い金属製の偏心シャフト61に、放熱部としての金属製のファン81が設けられている。よって、駆動軸受63で発生した熱は、熱伝導により、偏心シャフト61を介してファン81に移動する。また、ファン81は、回転に伴って、吸気口801からハウジング10内に流入し、ファン81を通過して、排気口809からハウジング10の外部に流出する空気流を生成する。この空気流とファン81との間で効率的な熱交換が行われ、ファン81が冷却される。ファン81が冷却されることにより、偏心シャフト61を介してファン81と熱的に接続された駆動軸受63が冷却される。このように、振動工具101では、駆動軸受63に発生する熱がファン81から効果的に放熱される。このため、熱に比較的弱い一方、耐振動性に優れる樹脂製の保持器635を、駆動軸受63に好適に使用することができる。
特に、本実施形態では、ハウジング10は、上述のように、モータ4の冷却用の空気流をモータ4へ導く流路(モータ4の上側(基板411の貫通孔)からモータ4(モータ本体部)内へ至る流路)と、この流路とは別個に設けられ、ファン81の冷却用の空気流をファン81(詳細には、第2羽根815)へ導く流路(通路804、805)とを有する。よって、モータ4とは別個にファン81を冷却することができる。これにより、モータ4の発熱量が比較的大きい場合でも、ファン81の放熱性を良好に維持することができる。特に、本実施形態では、ファン81の冷却用の流路は、モータ本体部(ステータ41)の径方向外側(詳細には、通路804、805)を通過して、ファン81(詳細には、第2羽根815)に至る。ブラシレスモータは、ブラシ付きのモータに比べるとロータ43が小さく、熱容量が小さいため、高温になりやすい。これに対し、本実施形態では、ステータ41とロータ43の間を通過する空気流によってモータ本体部が冷却され、且つ、ファン81の冷却用の流路は、モータ本体部(ステータ41およびロータ43)の径方向外側(より詳細にはケース40の外側)を通過する。このため、ファン81の冷却用の流路を通過する空気流がロータ43の熱の影響を受けるのを抑制することができる。
更に、本実施形態では、ファン81は、モータ4の冷却用の空気流を生成するように構成された複数の第1羽根813と、ファン81の冷却用の空気流を生成するように構成された複数の第2羽根815とを有する単一のファンとして構成されている。これにより、部品数を増加させることなく、モータ4と、放熱部であるファン81とを効率的に冷却する構成が実現されている。また、ファン81の冷却用の空気流と熱交換を行う第2羽根815の方が、第1羽根813よりも多く設けられることで、放熱部の表面積の増加による放熱性の向上が図られている。また、多数の第2羽根815が設けられることで、前縁効果を発揮する前縁部を増加させ、放熱性を向上することができる。
また、本実施形態では、スピンドル5とモータ4は、夫々の回転軸A1、A2が互いに平行に延在するように配置されている。このような配置により、回転軸A1、A2が直交するように配置される場合に比べ、スピンドル5とモータ4を近接した位置(本実施形態では、前端部31内)に配置することができる。これにより、振動工具101の小型化(特に、把持部の小径化)が実現されている。
[第2実施形態]
以下、図13~図15を参照して、第2実施形態に係る振動工具102について説明する。第2実施形態の振動工具102の構成の大部分は、第1実施形態の振動工具101と実質的に同一であるが、ファン83の構成が異なる。また、振動工具102は、ファン83とは別個に形成された放熱板85を備えている点において、振動工具101とは異なる。以下では、第1実施形態と実質的に同一の構成については同一符号を付して図示および説明を省略または簡略化し、主として異なる構成について説明する。
図13に示すように、本実施形態の振動工具102でも、インナハウジング3の前端部31には、第1実施形態と同一構成を有するスピンドル5、ロック機構7、モータ4、および伝達機構6とが収容されている。一方、第1実施形態とは異なり、第2収容部33には、モータ4と共に、ファン83と、放熱板85とが収容されている。
本実施形態のファン83は、一方向から吸気を行う通常の遠心ファンであって、図14および図15に示すように、ベース831と、複数の羽根833とを有する。なお、本実施形態では、ファン83は樹脂製である。ベース831は、ベース811(図4および図7参照)と概ね同一の構成を有し、偏心シャフト61のうち、上下方向において、ロータ43と軸受617の間の部分に固定されている。複数の羽根833は、複数の第1羽根813(図4および図7参照)と概ね同一の構成を有し、ベース831の板部から上方に突出し、ハブから板部の外縁まで、放射状に延びている。羽根833は、ファン83の回転に伴って、上側から回転軸A1方向に空気を吸い込み、径方向外側に送出するように構成されており、第1羽根813が生成する空気流と同じ流路を通ってモータ4に向かう空気流を生成する。
図14および図15に示すように、放熱板85は、全体としては円環状の平板部材であって、金属(例えば、アルミニウム)で形成されている。放熱板85は、ファン83の下側で偏心シャフト61に固定され、偏心シャフト61から径方向外側に突出している。なお、放熱板85は、ベース831のハブの下面と、偏心シャフト61のフランジ部615の上面との間に中央部851が挟み込まれた状態で、ファン83および偏心シャフト61と一体的に回転するように固定されている。なお、中央部851は、外周側の部分よりも若干上方に突出する厚肉部とされている。これにより、ファン83(ベース831)と、放熱板85の中央部851より外周側の部分の間には、上下方向に僅かな隙間が形成されている。つまり、放熱板85の上面の大部分は、ファン83とは接触していない。
また、放熱板85には、放射状に延びる複数のフィン853が形成されている。本実施形態では、フィン853は、切り起こしによって、矩形状の突起として形成されている。フィン853は、その板面が回転軸A2周りの周方向(つまり、放熱板85の回転方向)に交差するように、放熱板85の下面から下側に突出している。なお、フィン853は、下方に向かうにつれて、放熱板85の回転方向(図14の矢印A方向)と概ね反対の方向に傾斜している。
以上のように構成された振動工具102では、モータ4が駆動されると、偏心シャフト61と一体的にファン83が回転し、吸気口801からハウジング10内に流入し、モータ4を冷却した後、ファン83を通過して、排気口809からハウジング10の外部に流出する空気流を生成する。一方、モータ4の駆動に伴って、放熱板85も、偏心シャフト61と一体的に回転する。これにより、放熱板85の周囲の空気に流れが生じることで、放熱板85と空気の間の熱交換が促進され、駆動軸受63に発生する熱を効果的に放熱することができる。特に、放熱板85は、偏心シャフト61から径方向外側に突出するとともに、放熱板85の回転方向に交差する面を有する複数のフィン853を備えている。フィン853は、放熱板85の表面積を増加させるとともに、放熱板85の回転に伴って空気を切って撹拌する。また、各フィン853の前縁部が前縁効果を発揮することができる。よって、振動工具102においても、駆動軸受63に発生する熱が放熱板85から効果的に放熱される。
また、本実施形態では、放熱板85は、モータ4を冷却するための空気流を生成するファン83とは別部材とされている。このため、ファン83を比重がより小さい樹脂で形成し、放熱板85を、熱伝導率がより高い金属で形成することで、伝達機構6の質量増加を抑えつつ、駆動軸受63の発熱対策を実現することができる。また、平板状の放熱板85に、切り起こしによってフィン853を形成することで、放熱板85の製造コストも抑えることができる。更に、放熱板85は、ファン83と偏心シャフト61とで放熱板85を挟み込んで固定するという簡便な方法で、偏心シャフト61と熱的に接続され、一体的に回転可能とされているため、組立性にも優れている。
上記実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。振動工具101、102の各々は、「作業工具」の一例である。ハウジング10は、「ハウジング」の一例である。スピンドル5は、「スピンドル」の一例である。回転軸A1は、「第1回転軸」の一例である。モータ4、ステータ41、ロータ43、出力シャフト45は、夫々、「モータ」、「ステータ」、「ロータ」の一例である。回転軸A2は、「第2回転軸」の一例である。伝達機構6は、「伝達機構」の一例である。偏心シャフト61、偏心部611は、夫々、「第2シャフト」、「偏心部」の一例である。駆動軸受63、内輪631、外輪633、保持器635、ボール637は、夫々、「駆動軸受」、「内輪」、「外輪」、「保持器」、「転動体」の一例である。揺動アーム65は、「揺動部材」の一例である。ファン83は、「放熱部」および「ファン」の一例である。放熱板85は、「放熱部」の一例である。第1羽根813、第2羽根815は、夫々、「第1羽根」、「第2羽根」の一例である。吸気口801は、「吸気口」の一例である。基板411の上側からモータ4(モータ本体部)へ至る流路は、「第1流路」の一例である。通路804、805は、「第2流路」の一例である。
上記実施形態は単なる例示であり、本発明に係る作業工具は、例示された振動工具101、102の構成に限定されるものではない。例えば、下記に例示される変更を加えることができる。なお、これらの変更は、これらのうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態に示す振動工具101、102の各々、あるいは各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
例えば、放熱部として機能するファン81および放熱板85は、夫々、上記実施形態で例示されたアルミニウム合金やアルミニウム以外の金属で形成されていてもよい。例えば、亜鉛、銅、マグネシウム、あるいはこれらの何れかを含む合金を採用することができる。なお、放熱性向上の観点から、ファン81および放熱板85は、熱伝導性の比較的高い金属で形成されるのが好ましい。また、軽量化の観点からは、比較的比重の小さい金属が採用されると好ましい。同様に、駆動軸受63からファン81または放熱板85に熱を伝える偏心シャフト61も、例示された鉄以外の金属で形成されてもよい。なお、偏心シャフト61に関しては、熱伝導率に加え、ファン81や放熱板85よりも強度が必要であることも考慮して、適切な金属が選定されることが好ましい。
第1実施形態で例示されたファン81の構成や配置は、適宜変更されうる。具体的には、例えば、ベース811の径、第1羽根813、第2羽根815の数、形状、配置等は変更されてよい。また、ファン81は、第1羽根813と第2羽根815とがベース811と共に一体的に形成された単一部材として構成されている。しかしながら、第1羽根813を有する第1ファンと、第2羽根815を有する第2ファンとが、別個に形成され、夫々、偏心シャフト61に固定されてもよい。この場合、第2実施形態のファン83と放熱板85と同様、第1ファンと第2ファンとは、別の材料で形成されていてもよい。
第2実施形態で例示されたファン83および放熱板85の構成や配置も、適宜変更されうる。具体的には、例えば、ベース831の径、羽根833の数、形状、配置、放熱板85の径、フィン853の数、形状、配置等は変更されてよい。例えば、放熱板85の外形は円形ではなく、多角形や星形であってもよい。この場合、放熱板85の回転時に外縁が空気を切り、前縁効果を発揮することができる。なお、フィン853は、放熱性向上の観点から、設けられることが好ましいが、省略されてもよい。また、フィン853は、切り起こし以外のいかなる方法で形成されてもよい。また、フィン853は、上記実施形態とは逆に、放熱板85の回転方向と同じ方向に傾斜するように設けられてもよい。また、放熱板85を偏心シャフト61と一体的に回転するように結合する方法は、上記実施形態の挟み込みによる固定に限られない。例えば、放熱板85およびフランジ部615の一方に設けられた凹部と、他方に設けられた凸部との係合により、放熱板85が偏心シャフト61に対して回転不能に結合されてもよい。また、フィン853の構成に応じて、放熱板85の中央部851に接触する偏心シャフト61のフランジ部615を、軸受617の外輪に達しない範囲で、径方向外側に拡大し、放熱性の向上を図ってもよい。
更に、上記実施形態では、遠心ファンであるファン81、83が例示されているが、遠心ファンに代えて、軸流ファンや斜流ファンが採用されてもよい。なお、ファン81、83の変更に応じて、ハウジング10内における空気流の流路は適宜変更されうる。例えば、軸流ファンによって生成される空気流の流れ方向における下流側に、モータ4および放熱部(例えば、放熱板85)が配置されてもよい。そして、軸流ファンの下流側で、モータ4の冷却用の流路と、放熱部の冷却用の流路とが分岐していてもよい。
上記実施形態では、スピンドル5とモータ4は、ハウジング10の前端部内に、夫々の回転軸A1、A2が互いに平行に延在するように配置されている。しかしながら、スピンドル5とモータ4は、回転軸A1、A2が互いに直交するように配置されてもよい。この場合、モータ4は、ハウジング10の把持部内に配置することができる。また、駆動軸受63には、外輪633の外周面が湾曲状のいわゆる樽型ベアリングが採用される。
また、ハウジング10、スピンドル5、モータ4、伝達機構5、ロック機構7の構成も、上記実施形態の例に限られるものではなく、適宜、変更されてよい。例えば、アウタハウジング2およびインナハウジング3の形状や、これらの弾性連結構造は、適宜変更されうる。また、ハウジング10は、防振ハウジングではなく、1層構造のハウジングであってもよい。モータ4は、インナロータ型ではなくアウタロータ型のブラシレスモータであってもよいし、ブラシレスモータではなく、ブラシを有するモータであってもよい。また、直流モータではなく、交流モータが採用されてもよい。揺動アーム65の2つの端部のうち、駆動軸受63の外輪633に当接する端部は、外輪633の左右2箇所で外輪633に当接する一対の当接部を有すればよく、二股状に代えて、例えば、環状に構成されていてもよい。ロック機構7は、クランプ部材77ではなく、ボールや他の部材によってクランプシャフト71をスピンドル5に対して固定状に保持するように構成されてもよいし、省略されてもよい。ロック機構7の変更に応じて、スピンドル5の構成も変更されうる。なお、ロック機構7が省略される場合、クランプシャフト71は、スピンドル5に対してネジ等の方法で固定される。
更に、本発明および上記実施形態とその変形例の趣旨に鑑み、以下の態様が構築される。以下の態様は、独立して、あるいは、実施形態に示す振動工具101、102、上記変形例、または各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
[態様1]
前記放熱部は、前記第2回転軸の軸方向において、前記ロータと前記駆動軸受の間に配置されている。
[態様2]
前記第2シャフトを回転可能に支持する一対の軸受を更に備え、
前記偏心部は、前記一対の軸受の間に配置されており、
前記放熱部は、前記第2回転軸の軸方向において、前記一対の軸受のうち、前記ロータにより近い一方と、前記ロータの間に配置されている
[態様3]
前記ファンは、前記第2シャフトに固定され、前記第2回転軸周りに回転するように構成されている。
[態様4]
前記ファンは、前記モータの冷却用の空気流を生成するためのファンである。
[態様5]
前記ファンは、二方向から吸気可能な遠心ファンとして構成されている。
[態様6]
前記第1流路は、前記モータの冷却用の前記空気流を、前記ステータと前記ロータの間に導くように構成されている。
[態様7]
前記モータ本体部を収容するケースを更に備え、
前記第2流路は、前記ケースの前記径方向外側を通過する。
[態様8]
前記偏心シャフトと一体的に回転し、前記ハウジングの吸気口から前記ハウジング内に流入し、前記モータへ至る空気流を生成するように構成されたファンを更に備え、
前記放熱部は、前記第2回転軸の軸方向において、前記ファンと前記駆動軸受の間に配置されている
[態様9]
態様8において、
前記放熱部は、前記ファンとは別部材として形成されている。
[態様10]
前記揺動部材の前記第2端部は、前記第2回転軸に直交する方向に対向し、且つ、前記外輪の前記外周に当接するように配置された一対の当接部を含む。
101、102:振動工具、10:ハウジング、2:アウタハウジング、21:前端部、22:中央部、23:後端部、29:スイッチ、296:操作部、3:インナハウジング、31:前端部、32:第1収容部、33:第2収容部、331:底壁、332:突出部、333:円筒部、334:段差部、336:周壁、337:突出部、338:溝、34:第3収容部、35:カバー部、36:延在部、37:弾性連結部、371:弾性リブ、38:後端部、383:コントローラ、391:区画プレート、392:貫通孔、394:ネジ、4:モータ、40:ケース、401:区画部、41:ステータ、411:基板、43:ロータ、45:出力シャフト、5:スピンドル、51:工具装着部、57:軸受、58:軸受、6:伝達機構、61:偏心シャフト、611:偏心部、615:フランジ部、617:軸受、618:軸受、63:駆動軸受、631:内輪、633:外輪、635:保持器、637:ボール、65:揺動アーム、67:バランサ、7:ロック機構、71:クランプシャフト、711:クランプヘッド、73:付勢バネ、77:クランプ部材、79:レバー、801:吸気口、804:通路、805:通路、807:排気口、808:排気口、809:排気口、81:ファン、811:ベース、813:第1羽根、815:第2羽根、83:ファン、831:ベース、833:羽根、85:放熱板、851:中央部、853:フィン、91:先端工具、93:バッテリ、A1:回転軸、A2:回転軸

Claims (7)

  1. 先端工具を揺動駆動して被加工材に対して加工作業を行う作業工具であって、
    ハウジングと、
    第1回転軸周りに回転可能に前記ハウジングに支持されたスピンドルと、
    前記ハウジングに収容され、ステータと、ロータと、前記ロータから延出され、前記ロータと一体的に第2回転軸周りに回転する第1シャフトとを含むモータと、
    前記モータの動力によって回転され、前記ハウジングの吸気口から前記ハウジング内に流入する空気流を生成するように構成されたファンと、
    前記第1シャフトの回転運動を前記スピンドルに伝達し、前記スピンドルを前記第1回転軸周りの所定の角度範囲内で往復回動させるように構成された伝達機構とを備え、
    前記伝達機構は、
    前記第1シャフトに同軸状に連結され、前記第2回転軸に対して偏心した偏心部を有する金属製の第2シャフトと、
    前記偏心部の外周に固定された内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪の間に配置された樹脂製の保持器と、前記保持器によって転動可能に保持された複数の転動体とを含む駆動軸受と、
    前記スピンドルに固定された第1端部と、前記駆動軸受の前記外輪の外周に当接するように配置された第2端部とを有する揺動部材とを備え、
    前記作業工具は、前記第2シャフトに接触するように配置され、前記第2シャフトと一体的に回転するように構成された金属製の放熱部を更に備え
    前記ハウジングは、前記モータの冷却用の空気流を前記モータへ導く第1流路と、前記第1流路とは異なる流路であって、前記放熱部の冷却用の空気流を前記放熱部へ導く第2流路とを有することを特徴とする作業工具。
  2. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記放熱部は、前記第2シャフトから径方向外側に突出しており、前記放熱部の回転方向に交差する交差面を有することを特徴とする作業工具。
  3. 請求項1または2に記載の作業工具であって、
    前記放熱部は、前記ファンとして構成されていることを特徴とする作業工具。
  4. 請求項1~3の何れか1つに記載の作業工具であって、
    前記ファンは、前記第1流路を流れる空気流を生成するように構成された複数の第1羽根と、前記第2流路を流れる空気流を生成するように構成された複数の第2羽根とを有する単一のファンであることを特徴とする作業工具。
  5. 請求項に記載の作業工具であって、
    前記複数の第2羽根の数は、前記複数の第1羽根の数よりも多いことを特徴とする作業工具。
  6. 請求項1~5の何れか1つに記載の作業工具であって、
    前記モータは、ブラシレスモータであって、
    前記第2流路は、前記ステータおよび前記ロータを含むモータ本体部の径方向外側を通過することを特徴とする作業工具。
  7. 請求項1~の何れか1つに記載の作業工具であって、
    前記第1回転軸と前記第2回転軸は、互いに平行に延在することを特徴とする作業工具。
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