JP7192598B2 - 画像通信装置、画像通信方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像通信装置、画像通信方法、及びプログラムに関する。
従来、ITU-T勧告では非標準の画像を伝送する際、非標準の手順を用いることなく汎用性の高い標準の手順で通信を実行することにより、異なる機種間での通信を可能にし、各種画像に対応した画像通信を行うことができる画像通信方法及び装置が知られている。
このような画像通信方法及び装置にあっては、ITU-T勧告で規定されない属性の画像を送信する場合、送信すべき画像データの属性とは無関係にITU-T勧告で規定される第1画像属性を含む受信命令を受信命令送出手段によって送出させ、属性送出手段により第2画像属性を含む情報を送出させることにより画像データの伝送を制御する制御手段が設けられている。
このような従来の画像通信方法及び装置の一例として、特許文献1が知られている。
特許文献1には、ITU-T勧告では非標準の画像を伝送する際、非標準の手順を用いることなく汎用性の高い標準の手順で通信を実行することにより、異なる機種間での通信を可能にし、各種画像に対応した画像通信を行うことができる画像通信方法及び装置の技術が開示されている。
詳しくは、特許文献1にあっては、ITU-T勧告で規定されない属性の画像を送信する場合、その送信すべき画像の属性とは無関係にITU-T勧告で規定される第1画像属性を含む受信命令を送信し、その受信命令を送出した後の画像を送信するフェーズで、その送信すべき画像の第2画像属性を含む情報(header)を送出し、この第2画像属性で画像を送信する場合は、ITU-T勧告で規定される第1通信手順に続くバイナリ・ファイル・トランスファ(BFT)の通信手順で送信することにより、ITU-T勧告では非標準の画像属性を有する画像を送信することができる。
しかしながら、ITU-T勧告に違反した画像を送信することはできるが、当該画像を受信する受信機側でITU-T勧告違反が原因でエラーになってしまうといった問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、ITU-T勧告に違反した画像の受信によるエラーのリスクを低減することにある。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、ITU-T勧告に準拠して画像データを通信する画像通信装置であって、相手機から前記画像データを受信し、前記相手機に受信能力通知の圧縮種別を通知するファクシミリ受信手段と、画像データを送信するファクシミリ送信手段と、前記ファクシミリ受信手段が受信した画像データが、前記ITU-T勧告に違反しているか否かを検知する勧告違反検知手段と、前記ファクシミリ送信手段による発呼動作後に前記相手機から受信したファクシミリ番号と、前記相手機を識別する識別情報であって前記ファクシミリ番号とは異なる前記識別情報とを関連付けた受送信先情報、及び前記勧告違反検知手段による検知結果を前記識別情報に関連付けた勧告違反管理情報を記憶手段に記憶させる管理手段と、前記受送信先情報及び前記勧告違反管理情報に基づき、前記相手機に通知すべき受信能力通知の前記圧縮種別を、勧告違反になる可能性が最も低いMH方式設定する圧縮種別設定手段と、を備前記ファクシミリ受信手段は、設定された前記MH方式を前記相手機に通知することを特徴とする。

本発明によれば、ITU-T勧告に違反した識別情報を登録し、当該識別情報との受信時に、勧告違反になる可能性が最も低い圧縮方式(MH)を通知することにより、正常通信を促して通信効率を向上することにある。
本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置の通信制御部の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る記憶部の受送信先テーブルと勧告違反管理テーブルを示す図であり、(a)は受送信先テーブルを示し、(b)は勧告違反管理テーブルの初期時の内容を示し、(c)は勧告違反管理テーブルが更新された時の図である。 本発明の第2実施形態に係る記憶部の勧告違反管理テーブルの図である。 本発明の第3実施形態に係る記憶部の勧告違反管理テーブルの図であり、(a)は更新前の図であり、(b)は更新後の図である。 本発明の第3実施形態に係るファクシミリ装置の各ステップにおける概略送受信動作シーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係るファクシミリ装置の各ステップにおける詳細送受信動作シーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係るファクシミリ装置の詳細送受信動作のフローチャートである。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
本発明は、本発明によれば、ITU-T勧告に違反した識別情報を登録し、当該識別情報との受信時に、勧告違反になる可能性が最も低い圧縮方式(MH)を通知することにより、正常通信を促して通信効率を向上させるために、以下の構成を有する。
即ち、本発明の画像通信装置は、ITU-T勧告に準拠して画像データを通信する画像通信装置であって、画像データを受信するファクシミリ受信手段と、画像データを送信するファクシミリ送信手段と、ファクシミリ受信手段が受信した画像データが、ITU-T勧告に違反しているか否かを検知する勧告違反検知手段と、ファクシミリ送信手段による発呼動作後に相手機から受信したファクシミリ番号と、相手機を識別する識別情報であってファクシミリ番号とは異なる識別情報とを関連付けた受送信先情報、及び勧告違反検知手段による検知結果を識別情報に関連付けた勧告違反管理情報を記憶手段に記憶させる管理手段と、受送信先情報及び勧告違反管理情報に基づき、相手機に通知すべき受信能力通知の圧縮種別を、予め設定された第1の圧縮種別から第1の圧縮種別とは異なる他の圧縮種別に変更する圧縮種別設定手段と、を備えたことを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、ITU-T勧告に違反した識別情報を登録し、当該識別情報との受信時に、勧告違反になる可能性が最も低い圧縮方式(MH)を通知することにより、正常通信を促して通信効率を向上させることができる。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
<第1実施形態>
<ファクシミリ装置のハードウエア構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
ファクシミリ装置1は、制御部3、操作表示部5、原稿読み取り部7、画像印刷部9、モデム11を備えている。なお、モデム11は公衆回線13に接続されている。
制御部3は、ファクシミリ装置1全体を制御するために、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)15、RAM(Random Access Memory)17、通信制御部19、不揮発性メモリ23等を備えている。
ROM15は、ファクシミリ装置1の基本プログラム、本発明の画像通信制御プログラム等のプログラム及びシステムデータ等を格納しており、RAM17は、CPU21のワークメモリとして利用される。
CPU21は、ROM15内のプログラムに基づいてRAM17をワークメモリとして利用して、ファクシミリ装置1の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての基本処理を実行すると共に、本発明の画像通信制御処理を実行する。
すなわち、ファクシミリ装置1は、プログラム及びシステムデータ等をROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD-RW(Compact Disc Rewritable)、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。
不揮発性メモリ23は、例えば、NVRAM(Non Volatile RAM)等が用いられ、ファクシミリ装置1の電源電力がOFFの場合にも記憶しておく必要のあるデータが格納される。特に、不揮発性メモリ23は、本発明の画像通信制御処理において用いる各種データ等を格納している。
本発明の画像通信方法に係わる画像通信制御プログラムを制御部3に設けられたROM等に搭載することで、後述する画像通信制御方法を実行するファクシミリ装置1として構築されている。この画像通信制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
通信制御部19は、制御部31(図2)により設定された設定項目の設定値に基づいて、ファクシミリ装置1の送信及び受信を制御する。
操作表示部5は、受信側へのダイヤル番号の発信や操作内容等の表示を行う。
原稿読み取り部7は、原稿を走査して光学系を介して原稿画像をCCD等の撮像素子により符号化する。
画像印刷部9は、送信側から受信した画像データを複合して記録紙に印刷する。
モデム11は、アナログ信号をデジタル信号に変調して送信すると共に、公衆回線57からのアナログ信号をデジタル信号に復調して受信する。
<ファクシミリ装置の通信制御部の機能ブロック図>
図2は、本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置の通信制御部の機能ブロック図である。
通信制御部19は、制御部21、ファクシミリ受信部33、ファクシミリ送信部35、管理部36、記憶部37、勧告違反検知部39、圧縮種別設定部41により構成されている。
制御部3は図1で説明した通りである。
ファクシミリ受信部33は、画像データを受信する受信制御をつかさどる。
ファクシミリ送信部35は、ITU-TのT.4で定められている圧縮方式による画像データを送信する。
管理部36は、ファクシミリ送信部35による発呼動作後に相手機から受信したファクシミリ番号と、相手機を識別する識別情報であってファクシミリ番号とは異なる識別情報とを関連付けた受送信先情報、及び勧告違反検知部39による検知結果を識別情報に関連付けた勧告違反管理情報を記憶部37に記憶させる。
記憶部37は、ファクシミリ送信部35による発呼動作後に相手機より送信されたファクシミリ番号とメーカーコード(識別情報)とを対応付けて記憶する受送信先テーブル67、及び勧告違反検知部39の検知結果をメーカーコード(識別情報)に対応付けて記憶する勧告違反管理テーブル69を備えている。
勧告違反検知部39は、ファクシミリ受信部33が受信した画像データが、ITU-T勧告に違反しているか否かを検知する。
圧縮種別設定部41は、勧告違反検知部39により、受信した画像データがITU-T勧告に違反していると検知された場合、受信能力通知で通知する圧縮種別をMH方式に設定する。
<ファクシミリ装置の記憶部の構成>
<第1実施形態>
図3は、本発明の第1実施形態に係る記憶部の受送信先テーブルと勧告違反管理テーブルを示す図であり、(a)は受送信先テーブルを示し、(b)は勧告違反管理テーブルの初期時の内容を示し、(c)は勧告違反管理テーブルが更新された時の図である。
図3(a)の受送信先テーブル67は、「FAX番号」欄61と「メーカーコード」欄63により構成されて、1つの「FAX番号」に1つの「メーカーコード」が対応付けられている。即ち、発呼後の相手機から送られた受信機能力通知に、相手機の「FAX番号」(XXX-XXX-XXXX)と「メーカーコード」が送られてくるのでそのデータを登録する。図では一例としてA~C社を登録している。
図3(b)の勧告違反管理テーブル69aは、「メーカーコード」欄63と「勧告違反」欄65により構成され、1つの「メーカーコード」に1つの「勧告違反」の有無が対応付けられている。即ち、発呼後の相手機から送られた受信機能力通知時には初期値として全ての「勧告違反」には「NO」を登録する。
図3(c)の勧告違反管理テーブルは、1回目の受信時に相手機から送信された画像データを勧告違反検知部39により検知した結果を「勧告違反」欄65に登録する。即ち、「メーカーコード」A社の「勧告違反」は「YES」、「メーカーコード」B社の「勧告違反」は「NO」、「メーカーコード」C社の「勧告違反」は「YES」が登録されている。
なお、メーカーコードの代わりに、製造元、機種シリーズコード、機番などの識別情報であってもよい。
<ファクシミリ装置の記憶部の構成>
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態に係る記憶部の勧告違反管理テーブルの図である。
第2の実施形態に係る勧告違反管理テーブル69bは、「メーカーコード」欄71と「勧告違反」欄73と「勧告違反圧縮方式」欄75により構成され、1つの「メーカーコード」に「勧告違反」の有無(YES/NO)と1つ以上の「勧告違反圧縮方式」が対応付けられている。
この例では、「メーカーコード」A社の「勧告違反」は「YES」、「勧告違反圧縮方式」は「JBIG、MR」、「メーカーコード」B社の「勧告違反」は「NO」なので「勧告違反圧縮方式」には何も登録されない。「メーカーコード」C社の「勧告違反」は「YES」、「勧告違反圧縮方式」は「JBIG」が登録されている。
即ち、勧告違反と判断された場合に、判断対象の圧縮方式もメーカーコードに対応付けて登録する。また、圧縮方式が複数あった場合は、複数の圧縮方式を登録する。また、ファクス受信時の能力通知では通常、複数の圧縮方式を相手機に通知するが、本実施形態では、勧告違反圧縮方式欄75に登録された圧縮方式を除いた圧縮方式を相手機に通知する。
この例では、圧縮方式JBIG、MMR、MR、MHのうち、A社の機器から受信する場合は、JBIG、MRを除いたMMR及びMHを通知し、C社の機器から受信する場合は、JBIGを除いたMMR、MR、MHを通知する。
<ファクシミリ装置の記憶部の構成>
<第3実施形態>
図5は、本発明の第3実施形態に係る記憶部の勧告違反管理テーブルの図であり、(a)は更新前の図であり、(b)は更新後の図である。
第3の実施形態に係る勧告違反管理テーブル69cは、図4の第2の実施形態に係る勧告違反管理テーブル69bに「更新月日」欄77を追加したものである。
図5(a)では、「メーカーコード」A社の「勧告違反」は「YES」、「勧告違反圧縮方式」は「JBIG、MR」、「更新月日」は「2019/05/01」、「メーカーコード」B社の「勧告違反」は「NO」なので、「勧告違反圧縮方式」と「更新月日」には何も登録されない。「メーカーコード」C社の「勧告違反」は「YES」、「勧告違反圧縮方式」は「JBIG」、「更新月日」は「2018/12/01」が登録されている。
図5(b)では、「メーカーコード」A社の「勧告違反」は「YES」、「勧告違反圧縮方式」は「JBIG、MR」、「更新月日」は「2019/05/01」、「メーカーコード」B社の「勧告違反」は「NO」なので、「勧告違反圧縮方式」と「更新月日」には何も登録されない。「メーカーコード」C社の「勧告違反」は「YES」から「NO」に変更されたため、「勧告違反圧縮方式」は削除され、その時の「更新月日」は「2018/12/01」から「2019/01/01」に更新されている。
本実施形態では、C社の「勧告違反」が解除された場合について説明する。
即ち、勧告違反が登録された後、仮に勧告違反が解除されても勧告違反のままになってしまうため、「更新月日」項目を設けて、登録期間の閾値(例えば、1か月)を設定しておく。
登録されてから閾値の期間を過ぎると、図5(b)のようにC社の勧告違反を「No」にリセットする。これにより、C社の相手機が勧告違反でなくなった場合に、「勧告違反」項目がずっと「YES」のままとなることを防止することができる。
なお、「勧告違反圧縮方式」ごとに「更新月日」を設けてもよい。この場合、特定の圧縮方式が勧告違反でなくなれば、その圧縮方式がテーブルから削除される。
<ファクシミリ装置の概略送受信動作シーケンス図>
図6は、本発明の第3実施形態に係るファクシミリ装置の各ステップにおける概略送受信動作シーケンス図である。図では本発明搭載機(以下、搭載機と記す)100、相手FAX機(以下、相手機と記す)を110として説明し、図3~図5を併せて参照して説明する。
送信動作「STEP1」のステップS1では、搭載機100は相手機110に対して発信番号(XXX-XXX-XXXX)を発呼する。
ステップS3では、相手機110が発信番号を着呼する。
ステップS5では、相手機110が着呼を確認すると、搭載機100に対して受信機能力通知(メーカーコードとFAX番号含む)を通知する。
ステップS7では、管理部36は、記憶部37に対して、図3(a)の受送信先テーブル67のFAX番号欄61にFAX番号を、メーカーコード欄63にメーカーコードを登録する。
ステップS9では、搭載機100は相手機110に対して送信モードを通知する。
ステップS11では、搭載機100は相手機110に対して画像データを送信する。
ステップS13では、画像データの送信が終了すると、搭載機100は相手機110に対して正常終了した旨を通知して終了する。
受信動作1回目「STEP2」のステップS21では、相手機110は搭載機100に対して発信番号を発呼する。
ステップS23では、搭載機100が着呼を確認すると、相手機110に対して受信機能力通知(メーカーコードとFAX番号含む)を通知する。
ステップS25では、相手機110は搭載機100に対して送信モードを通知する。
ステップS27では、相手機110は搭載機100に対して画像データを送信する。
ステップS29では、勧告違反検知部39が、受信した画像データが勧告違反であると検知すると、管理部36は、記憶部37に対して、図3(c)の勧告違反欄65に「YES」を登録する。
ステップS31では、相手機110は搭載機100に対して「受信エラー」した旨を通知して終了する。
受信動作2回目「STEP3」のステップS41では、相手機110は搭載機100に対して発信番号を発呼する。この時、搭載機100は相手機110が勧告違反していると認識する。
ステップS43では、搭載機100が着呼を確認すると、相手機110が勧告違反機であるので、圧縮種別設定部41により圧縮種別を「MH」に設定して、相手機110に対して受信機能力通知(メーカーコードとFAX番号含む)を通知する。
ステップS45では、相手機110は搭載機100に対して送信モードを通知する。
ステップS47では、相手機110は搭載機100に対して圧縮種別を「MH」方式にした画像データを送信する。
ステップS49では、画像データの受信が終了すると、搭載機100は相手機110に対して正常終了した旨を通知して終了する。
<ファクシミリ装置の詳細送受信動作シーケンス図>
図7は、本発明の第3実施形態に係るファクシミリ装置の各ステップにおける詳細送受信動作シーケンス図である。
図7において、縦軸にSTEP1~STEP3を表し、横軸には図6の搭載機100が備える機能ブロック(図2)のファクシミリ受信部33、勧告違反検知部39、圧縮種別設定部41、ファクシミリ送信部35、記憶部37及び相手機110を示す。なお、相手機110は、FAX送信機とFAX受信機の両方の機能を有する。
送信動作「STEP1」のステップS51では、搭載機100のファクシミリ送信部35は、相手機110に対して発信番号(XXX-XXX-XXXX)を発呼する。
ステップS53では、相手機110が着呼を確認すると、搭載機100のファクシミリ送信部35に対して、受信機能力通知(メーカーコードとFAX番号含む)を通知する。
ステップS55では、ファクシミリ送信部35は、管理部36を介して記憶部37に対してメーカーコードの記憶要求を発行する。
ステップS57では、管理部36は、記憶部37に対して、受送信先テーブル67(図3(a))にFAX番号とメーカーコードを登録する。
ステップS59では、搭載機100のファクシミリ送信部35は、相手機110に対して送信モードを通知する。
ステップS61では、搭載機100のファクシミリ送信部35は相手機110に対して画像データを送信する。
ステップS63では、画像データの送信が終了すると、搭載機100のファクシミリ送信部35は、相手機110に対して正常終了した旨を通知して終了する。
受信動作1回目「STEP2」のステップS65では、相手機110は搭載機100に対して発信番号を発呼する。
ステップS67では、搭載機100のファクシミリ受信部33が着呼を確認すると、相手機110に対して受信機能力通知(メーカーコードとFAX番号含む)を通知する。
ステップS69では、相手機110は搭載機100のファクシミリ受信部33に対して送信モードを通知する。
ステップS71では、相手機110は搭載機100のファクシミリ受信部33に対して画像データを送信する。
ステップS73では、搭載機100のファクシミリ受信部33は、勧告違反検知部39に勧告違反確認要求を発行する。
ステップS75では、勧告違反検知部39は相手機が勧告違反をしていることを検知する。なお、勧告違反の有無は、受信データの圧縮方式が勧告に準拠しているか否かにより判断する。
ステップS77では、勧告違反検知部39は、管理部36を介して記憶部37に対してメーカーコードの取得要求を発行する。
ステップS79では、記憶部37は、管理部36を介して勧告違反検知部39に対してメーカーコードを通知することにより、図3(c)の「勧告違反」欄65に「YES」を登録する。
ステップS81では、勧告違反検知部39は、ファクシミリ受信部33に対して相手機110が勧告違反である旨を通知する。
ステップS83では、相手機110は搭載機100に対して「受信エラー」した旨を通知して終了する。
受信動作2回目「STEP3」のステップS91では、相手機110は搭載機100に対して発信番号を発呼する。
ステップS93では、搭載機100のファクシミリ受信部33は、着呼を確認すると、圧縮種別設定部41に対して圧縮種別の判断要求を発行する。
ステップS95では、圧縮種別設定部41は、管理部36を介して記憶部37に対してメーカーコードの取得要求を発行する。
ステップS97では、記憶部37は、管理部36を介して圧縮種別設定部41に対してメーカーコードを通知する。
ステップS99では、圧縮種別設定部41は、管理部36を介して記憶部37に対して勧告違反の実績があるか否かを問い合わせる。
ステップS101では、管理部36は圧縮種別設定部41に対して記憶部37から取得した結果を通知する。ここでは結果が勧告違反有りとする。
ステップS103では、相手機110が勧告違反機であるので、圧縮種別設定部41により圧縮種別を「MH」に設定して、ファクシミリ受信部33に通知する。
ステップS105では、ファクシミリ受信部33は、相手機110に対して受信機能力通知(メーカーコードとFAX番号含む)を通知する。この時、圧縮方式はMHであることを通知する。
ステップS107では、相手機110は搭載機100に対して送信モードを通知する。
ステップS109では、相手機110は搭載機100に対して圧縮種別をMH方式にした画像データを送信する。
ステップS111では、画像データの受信が終了すると、搭載機100は相手機110に対して正常終了した旨を通知して終了する。
<ファクシミリ装置の詳細送受信動作フローチャート>
図8は、本発明の第3実施形態に係るファクシミリ装置の詳細送受信動作のフローチャートである。
ステップS301では、搭載機100が送信動作か受信動作かを判断する。送信動作の場合は、ステップS303に進み、受信動作の場合は、ステップS401に進む。
ステップS303では、搭載機100のファクシミリ送信部35は、相手機110に対して発信番号(XXX-XXX-XXXX)を発呼する。
ステップS305では、相手機110の受信機能力通知(メーカーコードとFAX番号含む)を受信する。
ステップS307では、ファクシミリ送信部35は、記憶部37に対してメーカーコードの記憶要求を発行する。
ステップS309では、図3(a)の受送信先テーブル67にFAX番号とメーカーコードを登録する。
ステップS311では、搭載機100のファクシミリ送信部35は、相手機110に対して送信モードを通知する。
ステップS313では、搭載機100のファクシミリ送信部35は相手機110に対して画像データを送信する。
ステップS315では、画像データの送信が終了すると、正常に終了したか否かを判断し、正常に終了すると(YESのルート)搭載機100のファクシミリ送信部35は、相手機110に対して正常終了した旨を通知して終了する。
一方、正常に終了しない場合は(NOのルート)、ステップS317に進んでエラー通知を送信して終了する。
一方、ステップS301で受信動作の場合は、ステップS401に進む。
ステップS401では、搭載機100のファクシミリ受信部33は、相手機110からの発呼を確認すると、ステップS403に進む。
ステップS403では、メーカーコードが受送信先テーブル67に存在するか否かを判断する。存在しなければ(NOのルート)1回目の受信と判断して、ステップS407に進む。
ステップS407では、相手機110に対して受信機能力通知(メーカーコードとFAX番号含む)を通知する。
ステップS409では、搭載機100のファクシミリ受信部33は、相手機110の送信モードを受信する。
ステップS411では、搭載機100のファクシミリ受信部33は相手機110の画像データを受信する。
ステップS413では、搭載機100のファクシミリ受信部33は、勧告違反検知部39に勧告違反確認要求を発行する。
ステップS415では、勧告違反か否かを判断し、勧告違反でなければ(NOのルート)終了し、勧告違反であれば(YESのルート)、ステップS417に進む。
ステップS417では、勧告違反検知部39は、記憶部37に対してメーカーコードの取得要求を発行する。
ステップS419では、記憶部37は、勧告違反検知部39に対してメーカーコードを通知することにより、図3(c)の「勧告違反」欄65に「YES」を登録する。
ステップS421では、勧告違反検知部39は、ファクシミリ受信部33に対して相手機110が勧告違反である旨を通知し、搭載機100は相手機110に対して受信エラーした旨を通知して終了する。
一方、ステップS403でメーカーコードが受送信先テーブル67に存在すると(YESのルート)2回目の受信と判断して、ステップS405に進む。
ステップS405では、該当するメーカーコード勧告違反が勧告違反管理テーブル69に「YES」として存在するか否かを判断し、存在していなければ(NOのルート)、1回目と判断してステップS407に進み、存在していれば(YESのルート)、2回目と判断してステップS501に進む。
ステップS501では、搭載機100のファクシミリ受信部33は、着呼を確認すると、圧縮種別設定部41に対して圧縮種別の判断要求を発行する。
ステップS503では、圧縮種別設定部41は、記憶部37に対してメーカーコードの取得要求を発行する。
ステップS505では、圧縮種別設定部41は、勧告違反検知部39に対して勧告違反の実績があるか否かを問い合わせる。勧告違反であればステップS507に進み、勧告違反でなければステップS519に進む。ここでは結果が勧告違反有りとする。
ステップS507では、相手機110が勧告違反機であるので、圧縮種別設定部41により圧縮種別をMHに設定して、ファクシミリ受信部33に通知する。
ステップS509では、ファクシミリ受信部33は、相手機110に対して受信機能力通知(メーカーコードとFAX番号含む)を通知する。この時、圧縮方式はMHであることを通知する。
ステップS511では、搭載機100は相手機110から送信モードを受信する。
ステップS513では、搭載機100は圧縮種別をMH方式にした相手機110の画像データを受信する。
ステップS515では、画像データの受信が終了すると、正常に終了したか否かを判断し、正常に終了すると(YESのルート)搭載機100のファクシミリ受信部33は、相手機110に対して正常終了した旨を通知して終了する。
ステップS517では、正常に終了しない場合は(NOのルート)、ステップS517に進んで受信エラー通知を送信して終了する。
一方、ステップS505で勧告違反でなければ、ステップS519に進む。ステップS519では、圧縮種別設定部41により圧縮種別を「JBIG、MMR、MR、MH」に設定して、ステップS515に進む。
<他の実施形態>
上記の実施形態では、画像通信装置が各データテーブルを記憶することが記載されているが、各データテーブルを複数の画像通信装置がネットワークを介して接続するサーバ装置に記憶させてもよい。
すると、ステップS7(S57)では、メーカーコードとFAX番号とを対応付けてサーバ装置に登録させ、ステップS29(S79)では、サーバ装置に対して、勧告違反欄に「YES」を登録させる。また、ステップS77では、メーカーコードをサーバ装置から取得し、ステップS99及びS101では、勧告違反の有無を示す情報をサーバ装置から取得する。
このように、サーバ装置による情報の一元管理ができる。
さらに、サーバ装置を設けずに、複数の画像通信装置の間でデータテーブルに格納された情報を同期処理することで一元管理することもできる。また、同期処理は、ユーザの指示に応じて行ってもよいし、予め設定された時刻に基づいて行ってもよい。
<本発明の実施態様例の構成、作用、効果>
<第1態様>
本態様のファクシミリ装置1は、ITU-T勧告に準拠して画像データを通信する画像通信装置1であって、画像データを受信するファクシミリ受信部33と、画像データを送信するファクシミリ送信部35と、ファクシミリ受信部33が受信した画像データが、ITU-T勧告に違反しているか否かを検知する勧告違反検知部39と、ファクシミリ送信部35による発呼動作後に相手機から受信したファクシミリ番号と、相手機を識別する識別情報であってファクシミリ番号とは異なる識別情報とを関連付けた受送信先情報、及び勧告違反検知部39による検知結果を識別情報に関連付けた勧告違反管理情報を記憶部37に記憶させる管理部36と、受送信先情報及び勧告違反管理情報に基づき、相手機に通知すべき受信能力通知の圧縮種別を、予め設定された第1の圧縮種別から第1の圧縮種別とは異なる他の圧縮種別に変更する圧縮種別設定部41と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、ファクシミリ送信部35により発呼した相手機110の受信能力通知に基づいて、ファクシミリ番号と識別情報を受送信先テーブル67に登録し、1回目の受信動作が終了すると、ファクシミリ受信部33で受信した画像データがITU-T勧告に違反しているか否かを勧告違反検知部39判断し、勧告違反であると、その結果を勧告違反管理テーブル69に登録する。その後、2回目の受信動作時に同じ識別情報の相手機110に対して圧縮種別をMH方式であることを通知する。
以上の動作により、ITU-T勧告に違反した識別情報を登録し、当該識別情報との受信時に、勧告違反になる可能性が最も低い圧縮方式(MH)を通知することにより、正常通信を促して通信効率を向上させることができる。
<第2態様>
本態様の圧縮種別設定部は、受送信先情報及び勧告違反管理情報に基づき、相手機に対応する検知結果が、相手機から受信した画像がITU-T勧告に違反したことを示す場合に、相手機に通知すべき受信能力通知の圧縮種別を、予め設定された第1の圧縮種別から第1の圧縮種別とは異なる他の圧縮種別に変更することを特徴とする。
本態様によれば、受送信先情報及び勧告違反管理情報に基づき、相手機に対応する検知結果が、相手機から受信した画像がITU-T勧告に違反したことを示す場合に、相手機に通知すべき受信能力通知の圧縮種別を、予め設定された第1の圧縮種別から第1の圧縮種別とは異なる他の圧縮種別に変更することで、勧告違反になる可能性が低い圧縮方式(MH)を通知することにより、正常通信を促して通信効率を向上させることができる。
<第3態様>
本態様のファクシミリ装置1は、ファクシミリ受信部33が相手機110からの受信データを受信すると、勧告違反検知部39に対して受信データが勧告違反であるか否かを確認し、勧告違反検知部39が勧告違反を検知すると、記憶部37に対してファクシミリ番号に対応する識別情報を要求して、当該識別情報に対応付けて勧告違反である旨を勧告違反管理テーブル69に登録するように制御する制御部31を備えることを特徴とする。
本態様によれば、相手機110からの受信データがITU-T勧告に違反しているか否かを確認して、違反である場合に、当該相手機110の識別情報と対応付けて、その旨を勧告違反管理テーブル69に登録する。
これにより、次に同じ識別情報の相手機から受信動作が発生した場合に、当該相手機がITU-T勧告に準拠していない機器であると判断することができる。
<第4態様>
本態様のファクシミリ装置1は、ファクシミリ受信部33が相手機110からの受信データを受信すると、圧縮種別設定部41に対して受信データの圧縮種別を確認し、圧縮種別設定部41が記憶部37に対してファクシミリ番号に対応する識別情報を要求して、当該識別情報が勧告違反である場合は、受信能力通知により圧縮種別がMHである旨を通知するように制御する制御部31を備えることを特徴とする。
本態様によれば、相手機110が過去に勧告違反をした実績があったことを確認すると、勧告違反になる可能性が最も低い圧縮種別MHにより受信することを受信能力通知により通知する。
これにより、勧告違反する相手機からのデータを正常に受信できる可能性が高くなる。
<第5態様>
本態様の記憶部37は、勧告違反管理テーブル69に勧告違反が検知された識別情報に対応付けて当該勧告違反に係る圧縮方式を更に登録することを特徴とする。
本態様によれば、相手機110に対する受信能力通知では、通常、複数の圧縮方式を通知するが、勧告違反した相手機に対しては、その時の圧縮方式を識別情報に対応付けて登録しておく。
これにより、相手機が勧告違反した時の圧縮方式を認識することができる。
<第6態様>
本態様のファクシミリ受信部33は、勧告違反管理テーブル69に勧告違反が登録された識別情報からの受信動作時に通知する受信機能力通知では、勧告違反管理テーブル69に登録された圧縮方式以外の圧縮方式を通知することを特徴とする。
本態様によれば、勧告違反を登録された相手機の圧縮方式は、勧告違反管理テーブル69に登録されているので、相手機に対する受信機能力通知では登録された圧縮方式以外の圧縮方式を通知する。
これにより、受信エラーの可能性が低い圧縮方式を相手機に通知することができる。
<第7態様>
本態様の記憶部37は、勧告違反管理テーブル69に勧告違反又は圧縮方式の登録時期を記録することを特徴とする。
本態様によれば、勧告違反管理テーブル69に勧告違反と勧告違反圧縮方式の登録時期を更に登録する。
これにより、勧告違反又は圧縮方式がどの位の期間継続しているかを判断できる。
<第8態様>
本態様の記憶部37は、登録時期が所定の期間経過後に、勧告違反管理テーブルの勧告違反を解除することを特徴とする。
本態様によれば、勧告違反を登録された相手機が、その後、勧告違反を認めて勧告に準拠するようにした場合に対処できるようにするために、一定期間後、勧告違反を解除する。
これにより、勧告違反を登録された相手機が、その後、勧告違反を認めて勧告に準拠するようにした場合、勧告に準拠した全ての圧縮方式に対応することができる。
<第9態様>
本態様の圧縮種別設定部は、他の圧縮種別としてMH方式を用いることを特徴とする。
本態様によれば、他の圧縮種別としてMH方式を用いることで、勧告違反になる可能性が最も低いMH方式を通知することにより、正常通信を促して通信効率を向上させることができる。
<第10態様>
本態様のファクシミリ装置1による画像通信方法は、ITU-T勧告に準拠して画像データを通信する画像通信方法であって、画像データを受信するファクシミリ受信ステップと、画像データを送信するファクシミリ送信ステップと、ファクシミリ受信ステップが受信した画像データが、ITU-T勧告に違反しているか否かを検知する勧告違反検知ステップと、ファクシミリ送信ステップによる発呼動作後に相手機から受信したファクシミリ番号と、相手機を識別する識別情報であってファクシミリ番号とは異なる識別情報とを関連付けた受送信先情報、及び勧告違反検知ステップによる検知結果を識別情報に関連付けた勧告違反管理情報を記憶手段に記憶させる管理ステップと、受送信先情報及び勧告違反管理情報に基づき、相手機に通知すべき受信能力通知の圧縮種別を、予め設定された第1の圧縮種別から第1の圧縮種別とは異なる他の圧縮種別に変更する圧縮種別設定ステップと、を実行することを特徴とする。
本態様によれば、ファクシミリ送信部35により発呼した相手機110の受信能力通知に基づいて、ファクシミリ番号と識別情報を記憶部37に登録し、1回目の受信動作が終了すると、ファクシミリ受信部33で受信した画像データがITU-T勧告に違反しているか否かを勧告違反検知部39判断し、勧告違反であると、その結果を勧告違反管理テーブル69に登録する。その後、2回目の受信動作時に同じ識別情報の相手機110に対して圧縮種別をMH方式であることを通知する。
以上の動作により、ITU-T勧告に違反した識別情報を登録し、当該識別情報との受信時に、勧告違反になる可能性が最も低い圧縮方式(MH)を通知することにより、正常通信を促して通信効率を向上させることができる。
<第11態様>
第10態様に記載された画像通信方法における各ステップをプロセッサに実行させることを特徴とする。
本態様によれば、各ステップをプロセッサに実行させることができる。このため、ITU-T勧告に違反した識別情報を登録し、当該識別情報との受信時に、勧告違反になる可能性が最も低い圧縮方式(MH)を通知することにより、正常通信を促して通信効率を向上させることができる。
1…ファクシミリ装置、3…制御部、5…操作表示部、7…原稿読み取り部、9…画像印刷部、11…モデム、13…公衆回線、15…ROM、17…RAM、19…通信制御部、21…CPU、23…不揮発性メモリ、33…ファクシミリ受信部、35…ファクシミリ送信部、36…管理部、37…記憶部、39…勧告違反検知部、41…圧縮種別設定部
特開2000-201268公報

Claims (11)

  1. ITU-T勧告に準拠して画像データを通信する画像通信装置であって、
    相手機から前記画像データを受信し、前記相手機に受信能力通知の圧縮種別を通知するファクシミリ受信手段と、
    画像データを送信するファクシミリ送信手段と、
    前記ファクシミリ受信手段が受信した画像データが、前記ITU-T勧告に違反しているか否かを検知する勧告違反検知手段と、
    前記ファクシミリ送信手段による発呼動作後に前記相手機から受信したファクシミリ番号と、前記相手機を識別する識別情報であって前記ファクシミリ番号とは異なる前記識別情報とを関連付けた受送信先情報、及び前記勧告違反検知手段による検知結果を前記識別情報に関連付けた勧告違反管理情報を記憶手段に記憶させる管理手段と、
    前記受送信先情報及び前記勧告違反管理情報に基づき、前記相手機に通知すべき受信能力通知の前記圧縮種別を、勧告違反になる可能性が最も低いMH方式設定する圧縮種別設定手段と、を備え
    前記ファクシミリ受信手段は、設定された前記MH方式を前記相手機に通知することを特徴とする画像通信装置。
  2. 前記圧縮種別設定手段は、
    前記受送信先情報及び前記勧告違反管理情報に基づき、前記相手機に対応する前記検知結果が、前記相手機から受信した画像が前記ITU-T勧告に違反したことを示す場合に、前記相手機に通知すべき受信能力通知の前記圧縮種別を、勧告違反になる可能性が最も低いMH方式設定することを特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  3. 前記ファクシミリ受信手段が前記相手機からの受信データを受信すると、前記勧告違反検知手段に対して前記受信データが勧告違反であるか否かを確認し、前記勧告違反検知手段が勧告違反を検知すると、前記記憶手段に対してファクシミリ番号に対応する識別情報を要求して、当該識別情報に関連付けて勧告違反である旨を前記勧告違反管理情報に登録するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  4. 前記ファクシミリ受信手段が前記相手機からの受信データを受信すると、前記圧縮種別設定手段に対して前記受信データの圧縮種別を確認し、前記圧縮種別設定手段が前記記憶手段に対してファクシミリ番号に対応する識別情報を要求して、当該識別情報が勧告違反である場合は、前記相手機に通知すべき受信能力通知の圧縮種別をMH方式に設定するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  5. 前記記憶手段は、前記勧告違反管理情報に勧告違反が検知された識別情報に関連付けて当該勧告違反に係る圧縮種別を更に登録することを特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  6. 前記ファクシミリ受信手段は、前記勧告違反管理情報に勧告違反が登録された識別情報から受信動作時に通知する受信機能力通知において、前記勧告違反管理情報に登録された圧縮種別とは別の圧縮種別を前記相手機に通知することを特徴とする請求項に記載の画像通信装置。
  7. 前記記憶手段は、前記勧告違反管理情報に前記勧告違反である旨の登録時期を記録することを特徴とする請求項に記載の画像通信装置。
  8. 前記記憶手段は、前記勧告違反管理情報に前記圧縮種別の登録時期を記録することを特徴とする請求項に記載の画像通信装置。
  9. 前記記憶手段は、前記登録時期が所定の期間経過後に、前記勧告違反管理情報の前記勧告違反である旨を解除することを特徴とする請求項に記載の画像通信装置。
  10. ITU-T勧告に準拠して画像データを通信する画像通信方法であって、
    相手機から前記画像データを受信し、前記相手機に受信能力通知の圧縮種別を通知するファクシミリ受信ステップと、
    画像データを送信するファクシミリ送信ステップと、
    前記ファクシミリ受信ステップが受信した画像データが、前記ITU-T勧告に違反しているか否かを検知する勧告違反検知ステップと、
    前記ファクシミリ送信ステップによる発呼動作後に前記相手機から受信したファクシミリ番号と、前記相手機を識別する識別情報であって前記ファクシミリ番号とは異なる前記識別情報とを関連付けた受送信先情報、及び前記勧告違反検知ステップによる検知結果を前記識別情報に関連付けた勧告違反管理情報を記憶手段に記憶させる管理ステップと、
    前記受送信先情報及び前記勧告違反管理情報に基づき、前記相手機に通知すべき受信能力通知の前記圧縮種別を、勧告違反になる可能性が最も低いMH方式設定する圧縮種別設定ステップと、を実行し、
    前記ファクシミリ受信ステップは、設定された前記MH方式を前記相手機に通知することを特徴とする画像通信方法。
  11. 請求項10に記載された画像通信方法における各ステップをプロセッサに実行させることを特徴とするプログラム。
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