JP7189613B2 - リコピン含有家禽卵 - Google Patents

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Description

本発明は、リコピン含有家禽卵、産卵家禽用飼料、及びリコピン含有家禽卵の生産方法に関するものである。
特許文献1には、リコピン含有の卵が記載されている。この卵は、リコピン含有飼料を用いて家畜類を飼育し、製造される。卵の製造に用いられるリコピン含有飼料は、リコピン高含有果実を搾汁し、果汁をしぼった後の残渣分を乾燥し、得られる乾燥物を有効成分とする。
特開平10-42798号公報
近年、健康増進に寄与する機能性食品に対するニーズが高まっている。リコピンは、一重項酸素吸収能に優れたカロテノイドであり、リコピンを食品から摂取することにより健康増進を図ることが期待される。
しかしながら、特許文献1のようにして生産されるリコピン含有の卵では、卵に含まれるリコピンの含有量が低く、かつヒト体内への吸収性が低いため、卵から効率よくリコピンを摂取することができない。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであって、効率よくリコピンを摂取可能なリコピン含有家禽卵を提供することを目的とする。また、そのようなリコピン含有家禽卵を生産可能な産卵家禽用飼料、リコピン含有家禽卵の生産方法を提供することを目的とする。
シス型リコピンは、オールトランス型リコピンに比してヒト体内への吸収率が高いことが知られている。また、本発明者らは、トマト由来のリコピンを含有する飼料を産卵家禽に給与した場合に、飼料に含まれるリコピンのシス型リコピンの含有率に比して、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピンの含有率が極めて高くなるという新たな知見を得た。
本発明者らは、これらの知見に基づき鋭意研究した結果、本発明のリコピン含有家禽卵、産卵家禽用飼料、及びリコピン含有家禽卵の生産方法を発明するに至った。
本発明のリコピン含有家禽卵は、卵黄に含まれるリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが80質量%以上である。
このリコピン含有家禽卵の卵黄は、シス型リコピンの含有率が高く、リコピンにおける異性体の含有割合がヒト体内に吸収されやすいものとなる。
また、本発明のリコピン含有家禽卵は、以下の対照群により生産される対照家禽卵に比して、卵黄のリコピン含有量が2倍以上であり、以下のシス型リコピン富化飼料群により生産される。
<対照群>
所定量のリコピンを含有するとともに、含有するリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが5.5質量%以下である飼料を、産卵家禽に給与して対照家禽卵を生産した。
<シス型リコピン富化飼料群>
対照群で用いた飼料と同量のリコピンを含有するとともに、含有するリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが35質量%以上である飼料を、産卵家禽に給与してリコピン含有家禽卵を生産した。
このリコピン含有家禽卵は、対照家禽卵に比して卵黄のリコピン含有量が多いから、リコピン含有家禽卵を摂取したヒトが十分な量のリコピンを摂取可能となる。
また、本発明の産卵家禽用飼料は、リコピンを含有するとともに、含有するリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが35質量%以上である。
この産卵家禽用飼料を用いて家禽卵を生産すれば、卵黄のリコピン含有量が多く、シス型リコピンの含有率が高いリコピン含有家禽卵を生産することができる。
また、本発明のリコピン含有家禽卵の生産方法は、上記の産卵家禽用飼料を、産卵家禽に給与する。
このリコピン含有家禽卵の生産方法によれば、卵黄のリコピン含有量が多く、シス型リコピンの含有率が高いリコピン含有家禽卵を生産することができる。
したがって、本発明によれば、効率よくリコピンを摂取可能なリコピン含有家禽卵を提供することができる。また、そのようなリコピン含有家禽卵を生産可能な産卵家禽用飼料、リコピン含有家禽卵の生産方法を提供することができる。
(A)は、シス型リコピン含有率を調整する前のトマトオレオレジンに含まれるリコピンのHPLCクロマトグラムである。(B)は、130℃で熱処理したトマトオレオレジンに含まれるリコピンのHPLCクロマトグラムである。(C)は、140℃で熱処理したトマトオレオレジンに含まれるリコピンのHPLCクロマトグラムである。 (A)は、リコピン含有飼料給与前に採取された鶏卵の卵黄に含まれるリコピンのHPLCクロマトグラムである。(B)は、比較例2の飼料を給与して採取された鶏卵の卵黄に含まれるリコピンのHPLCクロマトグラムである。(C)は、実施例2の飼料を給与して採取された鶏卵の卵黄に含まれるリコピンのHPLCクロマトグラムである。 (A)は、比較例1~3の飼料を給与して採取された鶏卵において、卵黄のリコピン含有量を示すグラフである。(B)は、比較例1~3の飼料を給与して採取された鶏卵において、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率を示すグラフである。 (A)は、実施例1、実施例2、比較例2の飼料を給与して採取された鶏卵において、卵黄のリコピン含有量を示すグラフである。(B)は、実施例1、実施例2、比較例2の飼料を給与して採取された鶏卵において、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率を示すグラフである。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明のリコピン含有家禽卵において、卵黄のリコピン含有量が2.0μg/g以上であってもよい。
上記構成によれば、リコピン含有家禽卵を摂取したヒトが十分な量のリコピンを摂取可能となる。
前記シス型リコピン富化飼料群により生産されるリコピン含有家禽卵において、前記対照家禽卵に比して、DSMニュートリションジャパン株式会社製のヨークカラーファンを用いて決定される卵黄の色番号が0.5以上高いものであってもよい。
上記構成によれば、卵黄の色味が濃い家禽卵を提供することができる。
以下、本実施形態の第1の態様及び第2の態様を詳しく説明する。なお、本明細書において、数値範囲について「~」を用いた記載では、特に断りがない限り、下限値及び上限値を含むものとする。例えば、「10~20」という記載では、下限値である「10」、上限値である「20」のいずれも含むものとする。すなわち、「10~20」は、「10以上20以下」と同じ意味である。
1.リコピン含有家禽卵
第1の態様のリコピン含有家禽卵は、卵黄に含まれるリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが80質量%以上である。以下の説明では、リコピン全体を100質量%とした場合のシス型リコピン含有率(質量%)を、単にシス型リコピン含有率ともいう。
第2の態様のリコピン含有家禽卵は、後述する対照群により生産される対照家禽卵に比して、卵黄のリコピン含有量が2倍以上である、シス型リコピン富化飼料群により生産されるリコピン含有家禽卵である。
本実施形態のリコピン含有家禽卵は、第1の態様に係る要件と第2の態様に係る要件を共に満たすものであってもよく、いずれか一方の要件のみを満たすものであってもよい。
リコピン含有家禽卵を生産する産卵家禽は、特に限定するものではないが、鶏、うずら、アヒル、ガチョウ、ダチョウが例示される。産卵家禽は、鶏卵の流通量が他の家禽卵に比べて多いこと等を考慮して、鶏卵を生産する産卵鶏とすることができる。
リコピン(lycopene)は、化学式C4056(分子量536.87)で表されるカロテノイドである。リコピンは11個の共役二重結合を有するため、様々なシス異性体が存在する。本願においては、リコピンの11個の共役二重結合のうち1個でもシス型を含む異性体をシス型リコピンと称し、すべてがトランス型である異性体をオールトランス型リコピンと称する。単に「リコピン」という場合には、シス型リコピンとオールトランス型リコピンの双方を含むものとする。
なお、本願において、リコピン含有量及びシス型リコピン含有率は、逆相カラムや順相カラムを用いたHPLC(高速液体クロマトグラフィー)法により測定できる。定量は、クロマトグラム中における各リコピン異性体ピークのピーク面積に基づいてなされる。例えば、リコピン全体を100質量%とした場合におけるシス型リコピン含有率(質量%)は、次の式により求めることができる。
Figure 0007189613000001
シス型リコピンは、オールトランス型リコピンに比してヒト体内への吸収率が高いことが知られている。詳細には、オールトランス型リコピンは、高い結晶性を有し、油や溶剤への溶解度が低いため、動物体内への吸収率が低いと考えられる。一方、二重結合の一部がシス異性化したシス型リコピンは、油や溶剤への溶解度が高いため、動物体内への吸収率が高いと考えられる。
また、本発明者らは、トマト由来のリコピンを含有する飼料を産卵家禽に給与した場合に、飼料に含まれるリコピンのシス型リコピンの含有率に比して、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピンの含有率が極めて高くなるという新たな知見を得た。卵黄においてシス型リコピンの含有率が極めて高くなる理由は定かではないが、シス型リコピンは、家禽体内への吸収率や卵黄への移行率がオールトランス型リコピンより高いものと推測される。さらに、オールトランス型リコピンが家禽の体内で、シス型リコピンに異性化した可能性もある。
本発明者らは、これらの知見に基づき鋭意研究した結果、本実施形態のリコピン含有家禽卵、産卵家禽用飼料、及びリコピン含有家禽卵の生産方法を発明するに至った。
第1の態様のリコピン含有家禽卵は、卵黄に含まれるリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが80質量%以上であり、84質量%以上であることが好ましく、88質量%以上であることがより好ましい。シス型リコピン含有率は、100質量%以下であり、通常、95質量%以下である。
シス型リコピン含有率が上記範囲内であれば、シス型リコピンの含有率が高く、リコピンにおける異性体の含有割合がヒト体内に吸収されやすいものとなる。また、シス型リコピンはオールトランス型リコピンより抗酸化作用や抗肥満作用が高いとの報告があり、第1の態様のリコピン含有家禽卵を摂取することで、例えば、シス型リコピン含有率が10質量%以下であるトマト由来のリコピンを摂取する場合に比して、高い健康増進の効果が期待される。また、リコピンとともに家禽卵に含まれるリコピン以外の栄養成分も同時に摂取することができ、好ましい。
第1の態様のリコピン含有家禽卵において、卵黄のリコピン含有量は2.0μg/g以上であることが好ましく、3.5μg/g以上であることがより好ましく、5.0μg/g以上であることが更に好ましい。卵黄のリコピン含有量は、通常、12.0μg/g以下である。
卵黄のリコピン含有量が上記範囲内であれば、リコピン含有家禽卵を摂取したヒトが十分な量のリコピンを摂取可能となる。
なお、第1の態様のリコピン含有家禽卵において、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率、卵黄のリコピン含有量は、例えば、産卵家禽に給与する飼料に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率、飼料の給与期間を適宜設定することにより変更可能とされる。産卵家禽に給与する飼料及びリコピン含有家禽卵の生産方法については、後に説明する。
第2の態様のリコピン含有家禽卵は、以下のシス型リコピン富化飼料群により生産されるリコピン含有家禽卵であって、以下の対照群により生産される対照家禽卵に比して、卵黄のリコピン含有量が2倍以上である。
<対照群>
所定量のリコピンを含有するとともに、含有するリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが5.5質量%以下である飼料を、産卵家禽に給与して対照家禽卵を生産した。
<シス型リコピン富化飼料群>
対照群で用いた飼料と同量のリコピンを含有するとともに、含有するリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが35質量%以上であるシス型リコピン富化飼料を、産卵家禽に給与してリコピン含有家禽卵を生産した。
なお、対照群とシス型リコピン富化飼料群においては、飼料に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率が異なる他は、同様の条件で家禽卵を生産した。飼料のリコピン含有量については、後に説明する。
第2の態様のリコピン含有家禽卵は、卵黄のリコピン含有量が対照家禽卵に比して2倍以上であり、2.5倍以上であることが好ましく、3倍以上であることがより好ましい。なお、上記の卵黄のリコピン含有量は、通常、対照家禽卵に比して6倍以下である。
卵黄のリコピン含有量が上記範囲内であれば、対照家禽卵に比して卵黄のリコピン含有量が多いから、リコピン含有家禽卵を摂取したヒトが十分な量のリコピンを摂取可能となる。また、このリコピン含有家禽卵は、家禽卵の生産過程でシス型リコピン含有率を高めることができ、化学的・物理的な手法によりシス型リコピン含有率を高める場合に比して、食品として利用しやすい。
上述の対照群として、一般的な生のトマトやトマト加工品のシス型リコピン含有率を考慮して、含有するリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが10質量%以下である飼料を、産卵家禽に給与してもよい。第2の態様のリコピン含有家禽卵は、卵黄のリコピン含有量がこのような対照家禽卵に比しても2倍以上となりうる。
第2の態様のリコピン含有家禽卵は、対照家禽卵に比して、DSMニュートリションジャパン株式会社製のヨークカラーファンを用いて決定される卵黄の色番号が0.5以上高いことが好ましく、0.7以上高いことがより好ましく、0.9以上高いことが更に好ましい。なお、シス型リコピン富化飼料群により生産されるリコピン含有家禽卵において、対照家禽卵の卵黄の色番号との差分は、通常、2.0以下である。
なお、第2の態様のリコピン含有家禽卵の卵黄の色番号は、飼料に含まれる他の色素による影響もあるが、10以上とすることができ、例えば、12.5以上とすることも可能である。
卵黄の色番号が対照家禽卵に比して上記の値以上高ければ、卵黄の色味が濃い家禽卵を提供することができる。
なお、第2の態様のリコピン含有家禽卵において、卵黄のリコピン含有量、卵黄の色番号は、例えば、シス型リコピン富化飼料に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率、シス型リコピン富化飼料の給与期間を適宜設定することにより変更可能とされる。産卵家禽に給与するシス型リコピン富化飼料及びリコピン含有家禽卵の生産方法については、後に説明する。
2.産卵家禽用飼料(シス型リコピン富化飼料)
産卵家禽用飼料は、リコピンを含有するとともに、含有するリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが35質量%以上である。産卵家禽用飼料は、リコピンのシス型リコピン含有率が45質量%以上であることが好ましく、60質量%以上であることがより好ましい。産卵家禽用飼料において、リコピンのシス型リコピン含有率は、100質量%以下であり、通常、98質量%以下である。
シス型リコピン含有率が上記範囲内の産卵家禽用飼料を用いて家禽卵を生産すれば、卵黄のリコピン含有量が多く、シス型リコピン含有率が高いリコピン含有家禽卵を生産することができる。
産卵家禽用飼料に含まれるリコピンは、特に限定するものではないが、天然物由来のリコピンとすることができる。天然物としては、トマト、ガック、グアバ、ローズヒップ、スイカ、及びピンクグレープフルーツなどの果実、リコピンを含む菌類や藻類を例示することができ、トマトを好適に用いることができる。しかし、天然物由来のリコピンは、一般的に、シス型リコピン含有率が十分ではない(例えば、10質量%以下)。産卵家禽用飼料に含まれるリコピンは、天然物由来のリコピンに、シス型リコピン含有率を調整するための処理を施したものとしてもよい。シス型リコピン含有率を調整するための処理は、例えば、簡便な手法として熱処理を例示することができる。なお、シス型リコピン含有率を調整するための処理は、熱処理に限られず、光照射処理や、リコピンのシス異性化反応を促進する所定の触媒を用いた処理等であってもよい。さらに、シス型リコピン含有率を高度に高める手法としては、トランス型リコピンとシス型リコピンの溶解度の差を利用した分離法等を例示することができる。
産卵家禽用飼料は、通常用いられるリコピンを含まない産卵家禽用飼料に、例えば、シス型リコピン含有率が適宜調整されたトマトオレオレジン(Tomato oleoresine)や、トマト粉末、トマトジュースを所定量添加することにより製造することができる。
産卵家禽用飼料1kg当たりのリコピンの量は、特に限定するものではないが、2mg/kg~1300mg/kgとすることができ、4mg/kg~650mg/kgとすることがより好ましく、100mg/kg~300mg/kgとすることが更に好ましい。産卵家禽用飼料1kg当たりのリコピンの量が上記範囲の下限値以上であると、卵黄のリコピン含有量が多く、シス型リコピン含有率が高いリコピン含有家禽卵を生産することができる。また、産卵家禽用飼料1kg当たりのリコピンの量が上記範囲の上限値以下であると、リコピンの原材料に係るコストの面で好ましい。
3.リコピン含有家禽卵の生産方法
リコピン含有家禽卵は、リコピンを含有するとともに、含有するリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが35質量%以上である産卵家禽用飼料を、産卵家禽に給与して生産される。産卵家禽用飼料の給与期間は、特に限定するものではないが、4日間以上とすることができ、10日間以上とすることがより好ましく、21日間以上とすることが更に好ましい。産卵家禽用飼料の給与期間が4日間以上であれば、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピンの含有率が高い(例えば、80質量%以上)のリコピン含有家禽卵を得ることができる。卵黄のリコピン含有量は、産卵家禽用飼料の給与期間が4日から21日までは漸次高くなり、21日後には卵黄のリコピン含有量の増加が緩やかになる。すなわち、産卵家禽用飼料の給与期間が21日間以上であれば、卵黄のリコピン含有量が多いリコピン含有家禽卵を得ることができる。
4.本実施形態の効果
以上説明したように、本実施形態によれば、効率よくリコピンを摂取可能なリコピン含有家禽卵を提供することができる。また、そのようなリコピン含有家禽卵を生産可能な産卵家禽用飼料、リコピン含有家禽卵の生産方法を提供することができる。
以下、実施例により更に具体的に説明する。
1.産卵鶏用飼料(シス型リコピン富化飼料)の製造
まず、リコピン含有率15質量%のトマトオレオレジン(ライコレッド株式会社製、Lyc-O-Mato(登録商標) 15%)を所定の温度で熱処理して、リコピンのシス型リコピン含有率を調整した調整オレオレジンを得た。なお、シス型リコピン含有率を調整する前のトマトオレオレジン(以下、無調整オレオレジンと称する)に含まれるリコピンは、シス型リコピン含有率が5.5質量%であった(図1(A)参照)。
熱処理は、暗所にて、窒素雰囲気下で1時間行った。130℃の熱処理により、シス型リコピン含有率が35.1質量%の調整オレオレジンを得た(図1(B)参照)。140℃の熱処理によりシス型リコピン含有率が61.3質量%の調整オレオレジンを得た(図1(C)参照)。
得られた調整オレオレジンを、以下の表1に示される成分を有する飼料にそれぞれ添加して、産卵鶏用飼料を製造した。実施例1では、シス型リコピン含有率が35.1質量%の調整オレオレジンを、飼料1kg当たりのリコピンの量が200mgとなるように添加した。実施例2では、シス型リコピン含有率が61.3質量%の調整オレオレジンを、飼料1kg当たりのリコピンの量が200mgとなるように添加した。
また、比較例として無調整オレオレジンを、以下の表1に示される成分を有する飼料にそれぞれ添加して、飼料を製造した。比較例1では、無調整オレオレジンを、飼料1kg当たりのリコピンの量が100mgとなるように添加した。比較例2では、無調整オレオレジンを、飼料1kg当たりのリコピンの量が200mgとなるように添加した。比較例3では、無調整オレオレジンを、飼料1kg当たりのリコピンの量が300mgとなるように添加した。
Figure 0007189613000002
2.リコピン含有鶏卵の生産
まず、予備的な実験として、比較例1~3の飼料を、39週齢の産卵鶏(ボリスブラウン、各10羽)にそれぞれ給与して、鶏卵を生産した。実験の時期は初秋であった。比較例1~3の飼料を給与してから4日後、9日後、14日後、21日後に採取された鶏卵について、卵黄のリコピン含有量とシス型リコピン含有率を、順相HPLC分析によりそれぞれ測定した。
次に、実施例1、実施例2、比較例2の飼料を、54週齢の産卵鶏(ボリスブラウン、各10羽)にそれぞれ給与して、鶏卵を生産した。実験の時期は初秋であった。比較例2、実施例1、実施例2の飼料を給与してから4日後、9日後、14日後、21日後に採取された鶏卵について、卵黄のリコピン含有量とシス型リコピン含有率を、順相HPLC分析によりそれぞれ測定した。
なお、比較例2の飼料を産卵鶏に給与して生産された鶏卵は、「対照群により生産される対照家禽卵」の一例である。実施例1又は実施例2の飼料(シス型リコピン富化飼料)を産卵鶏に給与して生産された鶏卵は、「シス型リコピン富化飼料群により生産されるリコピン含有家禽卵」の一例である。
3.卵黄のリコピン含有量及びシス型リコピン含有率の測定方法
上記のようにして生産された鶏卵の卵黄3gを50mlのアセトンに懸濁した。アセトンに懸濁した卵黄を、氷温にて、15分間超音波処理して、卵黄からリコピンを抽出した。リコピン抽出物を5-10mlのヘキサンに溶解し、0.2μmのPTFEフィルター(アドバンテック東洋株式会社製)に通し、HPLC用のサンプルを得た。得られたサンプルは、以下の条件で順相HPLC分析に供した。
順相HPLC分析の条件
装置:高速液体クロマトグラフProminence システム(株式会社島津製作所社製)
カラム:Nucleosil 300‐5(長さ:250mm×3本、内径:4.6mm、粒子径:5μm、ジーエルサイエンス株式会社製)
カラム温度:35℃
移動相:ヘキサン(0.075% DIPA(ジイソプロピルエチルアミン)含有)
流速:1.0mL/min
検出波長:460nm
図2(A)は、リコピン含有飼料給与前に採取された鶏卵の卵黄に含まれるリコピンのHPLCクロマトグラムである。図2(B)は、比較例2の飼料(シス型リコピン含有率:5.5質量%)を21日間給与して採取された鶏卵の卵黄に含まれるリコピンのHPLCクロマトグラムである。図2(C)は、実施例2の飼料(シス型リコピン含有率:61.3質量%)を21日間給与して採取された鶏卵の卵黄に含まれるリコピンのHPLCクロマトグラムである。
リコピン含有量及びシス型リコピン含有率は、順相HPLC分析によって得られたクロマトグラム中のピーク面積に基づいて算出した。卵黄のリコピン含有量及びシス型リコピン含有率は、測定値についてテューキーの多重比較検定を行い、5%を有意水準とし、解析した。
4.比較例1~3における卵黄のリコピン含有量及びシス型リコピン含有率
図3(A)は、卵黄のリコピン含有量を示すグラフであり、横軸はリコピン含有飼料の給与期間(日間)を示し、縦軸はリコピン含有量(μg/g)を示す。図3(B)は、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率を示すグラフであり、横軸はリコピン含有飼料の給与期間(日間)を示し、縦軸はシス型リコピン含有率(質量%)を示す。図3(A)及び図3(B)のグラフ中、各棒グラフは以下の鶏卵における卵黄のリコピン含有量及びシス型リコピン含有率をそれぞれ示す。
白の棒グラフ :リコピン100mg/kg、シス型リコピン含有率5.5質量%の飼料(比較例1)を給与して得られた鶏卵
網掛けの棒グラフ:リコピン200mg/kg、シス型リコピン含有率5.5質量%の飼料(比較例2)を給与して得られた鶏卵
斜線の棒グラフ :リコピン300mg/kg、シス型リコピン含有率5.5質量%の飼料(比較例3)を給与して得られた鶏卵
比較例1~3の飼料を給与して得られた鶏卵では、21日後の卵黄のリコピン含有量が、それぞれ1.58±0.15μg/g、1.67±0.18μg/g、1.71±0.26μg/gであった。つまり、比較例1~3の飼料を給与して得られた鶏卵では、21日後の卵黄のリコピン含有量が2.0μg/g未満であった。また、比較例1~3の飼料を給与して得られた鶏卵では、4日後から21日後までの期間を通じて、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率が80質量%未満であった。
5.実施例1、実施例2、比較例2における卵黄のリコピン含有量及びシス型リコピン含有率
図4(A)は、卵黄のリコピン含有量を示すグラフであり、横軸はリコピン含有飼料の給与期間(日間)を示し、縦軸はリコピン含有量(μg/g)を示す。図4(B)は、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率を示すグラフであり、横軸はリコピン含有飼料の給与期間(日間)を示し、縦軸はシス型リコピン含有率(質量%)を示す。図4(A)及び図4(B)のグラフ中、各棒グラフは以下の鶏卵における卵黄のリコピン含有量及びシス型リコピン含有率をそれぞれ示す。
白の棒グラフ :リコピン200mg/kg、シス型リコピン含有率5.5質量%の飼料(比較例2)を給与して得られた鶏卵
網掛けの棒グラフ:リコピン200mg/kg、シス型リコピン含有率35.1質量%の飼料(実施例1)を給与して得られた鶏卵
斜線の棒グラフ :リコピン200mg/kg、シス型リコピン含有率61.3質量%の飼料(実施例2)を給与して得られた鶏卵
実施例1、実施例2の飼料を給与して得られた鶏卵では、21日後の卵黄のリコピン含有量が、それぞれ4.23±1.31μg/g、5.35±0.93μg/gであった。これら実施例1、実施例2において、卵黄のリコピン含有量の最大値は21日目に実施例2の一個体の鶏卵で測定された6.42μg/gであった。一方、比較例2の飼料を給与して得られた鶏卵では、21日後の卵黄のリコピン含有量が、1.76±0.22μg/gであった。
また、実施例1、実施例2の飼料を給与して得られた鶏卵では、21日後の卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率が、ともに80質量%以上であった。これら実施例1、実施例2において、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率の最大値は14日目に実施例2の一個体の鶏卵で測定された92.3質量%であった。一方、比較例2の飼料を給与して得られた鶏卵では、21日後の卵黄のリコピンのシス型リコピン含有率が、80質量%未満であった。さらに、実施例2の飼料(シス型リコピン含有率61.3質量%)を給与して得られた鶏卵では、実施例1の飼料(シス型リコピン含有率35.1質量%)を給与して得られた鶏卵より、卵黄に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率が高く、4日後から21日後までの期間を通じて、シス型リコピン含有率が80質量%以上であった。
比較例1(対照群の一例)と実施例1(シス型リコピン富化飼料群の一例、シス型リコピン含有率35.1質量%)を比較すると、4日後から21日後までの期間を通じて、卵黄のリコピン含有量が2倍以上であった。また、比較例1(対照群の一例)と実施例2(シス型リコピン富化飼料群の他の例、シス型リコピン含有率61.3質量%)を比較すると、4日後から21日後までの期間を通じて、卵黄のリコピン含有量が3倍以上であった。なお、比較例1において卵黄のリコピン含有量が最も小さいもの(1.42μg/g、21日目)と比較すると、実施例2において卵黄のリコピン含有量が最も大きいもの(6.42μg/g、21日目)の卵黄のリコピン含有量は約4.5倍であった。
6.実施例1、実施例2、比較例2における卵黄の色番号
実施例1、実施例2、比較例2の飼料をそれぞれ給与して21日後の鶏卵(各10個)について、ヨークカラーファン(DSM ニュートリションジャパン株式会社製)を用いて卵黄の色番号を測定した。また、表2に示す鶏卵の品質に関する各項目について測定した。測定結果を表2に示す。なお、表2中の以下の項目は次のものを示す。
卵黄色:DSMニュートリションジャパン株式会社製のヨークカラーファンを用いて決定される卵黄の色番号
シス型リコピン含有率(%):飼料に含まれるリコピンのシス型リコピン含有率(質量%)
オールトランス型:リコピン200mg/kg、シス型リコピン含有率5.5質量%の飼料(比較例2)を給与して得られた鶏卵
35.1% シス型:リコピン200mg/kg、シス型リコピン含有率35.1質量%の飼料(実施例1)を給与して得られた鶏卵
61.3% シス型:リコピン200mg/kg、シス型リコピン含有率61.3質量%の飼料(実施例2)を給与して得られた鶏卵
Figure 0007189613000003
表2に示すように、比較例2の飼料を給与して得られた鶏卵(対照家禽卵)では、卵黄の色番号が12.4±0.4であった。一方、実施例1、実施例2の飼料を給与して得られた鶏卵(リコピン含有家禽卵)では、卵黄の色番号が、それぞれ12.9±0.4、13.3±0.4であった。
なお、上述の予備的な実験において、比較例1~3の飼料を産卵鶏にそれぞれ給与して、21日後に得られた鶏卵についても卵黄の色番号を測定した。比較例1、比較例2、比較例3の飼料を給与してそれぞれ得られた鶏卵は、卵黄の色番号が、それぞれ11.7±0.5、12.3±0.4、12.1±0.5であった。さらに、リコピンを含有しない飼料を産卵鶏給与して21日後に得られた鶏卵の卵黄の色番号は11.2±0.7であった。
これらの結果から、実施例1の飼料(シス型リコピン含有率35.1質量%)を給与して生産される鶏卵は、比較例2の飼料(シス型リコピン含有率5.5質量%)を給与して生産される鶏卵(対照家禽卵の一例)に比して、卵黄の色番号が0.5以上高いことが分かった。さらに、実施例2の飼料(シス型リコピン含有率61.3質量%)を給与して生産される鶏卵は、比較例2の飼料を給与して生産する鶏卵(対照家禽卵の一例)に比して、卵黄の色番号が0.9以上高いことが分かった。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または本質から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
〔プロダクト・バイ・プロセスクレームについての不可能・非実際的事情の説明〕
本願出願時の請求項3及び請求項4は、製造方法によって物を特定するいわゆるプロダクト・バイ・プロセスクレームであるが、これら請求項に係る発明は、物の構造又は特性を特定することについて下記のとおり非実際的事情が存在する。
本願発明のリコピン含有家禽卵は、その生産主体が生き物であり、産卵家禽の種類、週齢、季節、飼料に含まれるリコピン以外の成分等により、その生産する家禽卵の品質が変動する。即ち、上記請求項で規定されるリコピン含有家禽卵は、その構造又は特性のみにより直接特定することが非実際的であり、リコピン含有家禽卵を得るためのプロセス(製法)によって初めて特定することが可能なものである。
したがって、上記請求項で規定されるリコピン含有家禽卵の発明に関し、「出願時において当該物をその構造又は特性により直接特定すること」が非実際的である事情が存在すると考えられる。

Claims (2)

  1. 卵黄に含まれるリコピン全体を100質量%とした場合にシス型リコピンが80質量%以上であるリコピン含有家禽卵。
  2. 卵黄のリコピン含有量が2.0μg/g以上である、請求項1に記載のリコピン含有家禽卵。
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