JP7189515B2 - 二次元フリッカ測定装置、二次元フリッカ測定方法、および、二次元フリッカ測定プログラム - Google Patents

二次元フリッカ測定装置、二次元フリッカ測定方法、および、二次元フリッカ測定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば、液晶ディスプレイの画面のフリッカ値を測定する技術に関する。
フリッカ測定装置として、スポット型のフリッカ測定装置と二次元フリッカ測定装置とがある。スポット型のフリッカ測定装置は、プローブを備えており、プローブが測定領域(スポット領域)に近づけられた状態で、測定領域のフリッカ値を測定する(例えば、特許文献1)。二次元フリッカ測定装置は、二次元撮像素子を備えており、二次元領域のフリッカ値を測定する(例えば、特許文献2)。
ディスプレイの画面に発生するフリッカのムラを評価するために、ディスプレイの画面に設定された複数の測定領域のそれぞれのフリッカ値が測定される。二次元フリッカ測定装置によれば、二次元領域のフリッカ値を測定することができるので、1台の二次元フリッカ測定装置で、複数の測定領域のそれぞれのフリッカ値を一度に測定することができる。
二次元フリッカ測定装置は、二次元領域のフリッカ値を測定する。このため、二次元フリッカ測定装置から見た測定領域の角度と方向は、測定領域の位置に応じて異なる。本発明者は、液晶ディスプレイの画面の場合、角度が異なれば、フリッカ値が異なり、また、同じ角度でも方向が異なれば(例えば、左45度の角度と右45度の角度)、フリッカ値が異なることを見出した。本発明者は、液晶ディスプレイに配置された液晶の配向が原因と考えている。
二次元フリッカ測定装置から見た測定領域の角度と方向が、測定領域の位置に応じて異なる。これにより、二次元フリッカ測定装置で測定されたフリッカ値を基にしたフリッカのムラと、人間が液晶ディスプレイの画面を見ているときに感じるフリッカのムラとに差が生じる。以下、詳しく説明する。
例えば、大型、中型表示用の液晶ディスプレイの場合、人間が液晶ディスプレイの画面を見る位置と液晶ディスプレイの画面との距離は、比較的離れている。これに対して、二次元フリッカ測定装置を用いて、液晶ディスプレイの画面のフリッカ値を測定するとき、液晶ディスプレイの画面と二次元フリッカ測定装置との距離は、比較的近くにされている。この距離が比較的離れていれば、以下のデメリットが生じるからである。二次元フリッカ測定装置の二次元撮像素子で撮影される液晶ディスプレイの画面が小さくなるので、この画面に設定できる測定領域の数が少なくなる(測定解像度の低下)。また、液晶ディスプレイの画面のフリッカ値を測定するために要する面積が大きくなるので、フリッカ値の測定がされる施設において、設備のレイアウトの自由度が低下する。
このように、人間が液晶ディスプレイの画面を見る位置と液晶ディスプレイの画面との距離が、二次元フリッカ測定装置と液晶ディスプレイの画面との距離と大きく異なることがある。この場合、二次元フリッカ測定装置から見た複数の測定領域のそれぞれの角度と方向と、人間が液晶ディスプレイの画面を見る位置から見た複数の測定領域のそれぞれの角度と方向とは、相違する。この結果、二次元フリッカ測定装置で測定されたフリッカ値を基にしたフリッカのムラと、人間が液晶ディスプレイの画面を見ているときに感じるフリッカのムラとに差が生じる。
モバイル用の液晶ディスプレイの場合、サイズが小さいので、複数の液晶ディスプレイの画面が並べられ、まとめてフリッカ値が測定される。並べられた複数の液晶ディスプレイの画面のうち、二次元フリッカ測定装置の光軸付近に配置されていない液晶ディスプレイの画面は、二次元フリッカ測定装置から見て、斜め方向に位置する。このため、これらの液晶ディスプレイの画面については、人間が液晶ディスプレイの画面を見る角度、方向と異なる角度、方向からフリッカ値が測定されることになる。この結果、これらの液晶ディスプレイの画面については、二次元フリッカ測定装置で測定されたフリッカ値を基にしたフリッカのムラと、人間が液晶ディスプレイの画面を見ているときに感じられるフリッカのムラとに差が生じる。
液晶ディスプレイの画面を例に説明したが、二次元フリッカ測定装置から見た測定領域の角度と方向に応じて、測定領域のフリッカ値が異なる性質を有する測定対象物であれば、同じ問題が生じる。
特開2002-350284号公報 特開2005-109535号公報
本発明は、二次元フリッカ測定装置から見た測定領域の角度と方向を考慮して、測定対象物に設定された複数の測定領域のそれぞれのフリッカ値を測定することができる二次元フリッカ測定装置、二次元フリッカ測定方法、および、二次元フリッカ測定プログラムを提供することを目的とする。
上述した目的を実現するために、本発明の一側面を反映した二次元フリッカ測定装置は、二次元撮像素子と、算出部と、補正部と、を備える。前記算出部は、前記二次元撮像素子が測定対象物を撮影することにより得られる前記測定対象物の測光量を基にして、前記測定対象物に設定された複数の測定領域のぞれぞれのフリッカ値を算出する。前記補正部は、前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に補正する。
発明の1又は複数の実施形態により与えられる利点及び特徴は以下に与えられる詳細な説明及び添付図面から十分に理解される。これら詳細な説明及び添付図面は、例としてのみ与えられるものであり本発明の限定の定義として意図されるものではない。
測定対象物となる画面を有する液晶カラーディスプレイ(DUT)と二次元フリッカ測定装置との関係を示す図である。 複数の測定領域が設定されたDUT画面の平面の模式図である。 実施形態に係る二次元フリッカ測定装置、および、この測定装置と通信可能なPCのそれぞれの構成を示すブロック図である。 テーブルの一例を説明する説明図である。 二次元フリッカ測定装置からDUT画面を見た状態の模式図である。 テーブルの第1の生成方法を説明するフローチャートの前半である。 テーブルの第1の生成方法を説明するフローチャートの後半である。 設定画面の初期状態を説明する説明図である。 機種名および複数の測定領域Bのそれぞれの位置が入力された後の設定画面を説明する説明図である。 水平角と垂直角の測定結果を含む設定画面を説明する説明図である。 フリッカ値を測定したい水平角と垂直角が入力された後の設定画面を説明する説明図である。 測定領域B-1について、水平角0度かつ垂直角0度(所定の角度と方向の一例)からフリッカ値が測定されている状態を示す模式図である。 フリッカ値が入力された状態の設定画面を説明する説明図である。 図12に示す設定画面に含まれる次へキーが操作されることにより、切り替えられた設定画面を説明する説明図である。 図13に示す測定領域欄にフリッカ値が入力された設定画面を説明する説明図である。 テーブルを含む設定画面を説明する説明図である。 テーブルの第2の生成方法を説明するフローチャートの前半である。 テーブルの第2の生成方法を説明するフローチャートの後半である。 水平角と垂直角の測定結果を含む設定画面を説明する説明図である。 測定領域B-8(測定領域C)について、水平角と垂直角を変えて、フリッカ値が測定されている状態を示す模式図である。 フリッカ値が入力された状態の設定画面を説明する説明図である。 図19に示す設定画面に含まれる次へキーが操作されることにより、切り替えられた設定画面を説明する説明図である。 角度欄に入力した水平角と垂直角が、図20に示す測定領域欄に含まれる水平角と垂直角の15個の組み合わせのいずれとも一致しない場合に表示される設定画面を説明する説明図である。 テーブルを含む設定画面を説明する説明図である。 実施形態に係る二次元フリッカ測定装置が、テーブルを用いてフリッカを測定する動作について説明するフローチャートである。 フリッカ値の測定のために並べて配置された複数のスマートフォンの模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の1又は複数の実施形態が説明される。しかし、発明の範囲は、開示された実施形態に限定されない。
各図において、同一符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その構成について、既に説明している内容については、その説明を省略する。本明細書において、個別の構成を指す場合にはハイフンを付した参照符号(例えば、測定領域10-1)で示し、総称する場合にはハイフンを省略した参照符号(例えば、測定領域10)で示す。
図1は、測定対象物となる画面1を有する液晶カラーディスプレイ(DUT=Device Under Test)と二次元フリッカ測定装置3との関係を示す図である。測定対象物は、画像を表示する機能を有しており、実施形態では、DUTの画面1(以下、DUT画面1)を例にして説明する。測定対象物は、液晶ディスプレイの画面に限らず、他に、例えば、液晶プロジェクターの投写画面、投影画面がある。
二次元フリッカ測定装置3は、測定者の指示に基づいて、DUT画面1に複数の測定領域を設定し、複数の測定領域について、同時にフリッカ値を測定する。図2は、複数の測定領域10が設定されたDUT画面1の平面の模式図である。DUT画面1には、15個の測定領域10-1~10-15が二次元に設定されている。DUT画面1に設定される測定領域10の数は、複数であればよく、15に限定されない。隣り合う測定領域10の間には、隙間が形成されていないが、隙間が形成されていてもよい。測定領域10の形状は、矩形であるが、これに限定されず、円形でもよい。
図3は、実施形態に係る二次元フリッカ測定装置3、および、この測定装置と通信可能なPC(Personal Computer)5のそれぞれの構成を示すブロック図である。二次元フリッカ測定装置3は、光学レンズ31と、二次元撮像素子32と、演算処理部33と、操作部34と、通信部35と、を備える。光学レンズ31は、DUT画面1の全体からの光Lを収束する。光学レンズ31で収束された光Lは、二次元撮像素子32で受光される。
二次元撮像素子32は、二次元の撮影領域を有する画像センサである(例えば、CMOSセンサ、CCDセンサ)。二次元撮像素子32は、画像を表示したDUT画面1を、設定されたフレームレートで撮影し、撮影した画像の輝度信号SGを出力する。輝度信号SGは、測光量を示す信号の具体例である。
輝度は、視感度曲線V(λ)の分光感度特性を持つ二次元撮像素子32が測定したDUT画面1の光強度である。輝度信号SGは、この光強度を示す信号である。輝度信号SGを例にして説明するが、画像情報信号でもよい。画像情報信号は、任意の分光感度特性を持つ二次元撮像素子32がDUT画面1を撮影することにより、二次元撮像素子32が生成する光強度信号(RAW画像データ)である。測光量は、輝度および画像情報信号を総称する物理量である。
演算処理部33は、フリッカ値の測定に必要な各種の演算および処理を実行するハードウェアプロセッサである。演算処理部33は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、および、HDD(Hard Disk Drive)等によって実現される。演算処理部33は、機能ブロックとして、算出部331と、補正部332と、記憶部333と、を備える。
図2および図3を参照して、算出部331は、二次元撮像素子32がDUT画面1を撮影することにより得られるDUT画面1の測光量を基にして、DUT画面1に設定された複数の測定領域10(図2の場合、測定領域10-1~10-15)のぞれぞれのフリッカ値を算出する。フリッカ値の算出方式として、コントラスト方式とJEITA(Japan Electronics and Information Technology Industries Association)方式とがある。算出部331は、コントラスト方式、JEITA方式のいずれでもフリッカ値を算出することができる。
補正部332は、複数の測定領域10のそれぞれのフリッカ値を、所定の角度と方向から複数の測定領域10のそれぞれが測光された場合に相当するフリッカ値に補正する。所定の角度と方向について、図2を参照して説明する。所定の角度と方向は、例えば、DUT画面1の法線を基準にして定められる。二次元フリッカ測定装置3の光軸AXが、水平角0度かつ垂直角0度で規定される角度と方向にされたとき、光軸AXと法線とが一致する。所定の角度と方向は、例えば、人間がDUT画面1を見る位置から見た測定領域10の角度と方向と同じでもよいし、略同じでもよい。略同じとは、二次元フリッカ測定装置3で測定されたフリッカ値を基にしたフリッカのムラと、人間がDUT画面1を見る位置からDUT画面1を見ているときに感じるフリッカのムラとに差が生じない程度を意味する。
図2および図3を参照して、記憶部333は、テーブル334を予め記憶している。テーブル334は、複数の測定領域10のそれぞれに割り当てられた複数の補正係数を含む。テーブル334は、算出部331によって算出された、複数の測定領域10のそれぞれのフリッカ値を、所定の角度と方向から複数の測定領域10のそれぞれが測光された場合に相当するフリッカ値に変換するために用いられる。補正部332は、テーブル334を用いて補正をする。
図4は、テーブル334の一例を説明する説明図である。角度と方向は、水平角と垂直角で規定されている。テーブル334には、二次元フリッカ測定装置3から見た測定領域10-1~10-15(図2)の水平角と垂直角の値が格納されている。測定領域10-1の中心の水平角と垂直角が、測定領域10-1の水平角と垂直角とされる。測定領域10-2~10-15についても同様である。テーブル334には、測定領域10-1~10-15のそれぞれに割り当てられた補正係数が格納されている。
角度と方向が、水平角と垂直角で規定される場合、測量機器が水平角と垂直角を測定する手法と同じ手法で、水平角と垂直角を測定することができる。この場合、二次元フリッカ測定装置3は、測量機器が水平角と垂直角を測定する機能と同じ機能を有し、この機能を用いて、水平角と垂直角を測定する。
角度と方向は、測量機器が水平角と垂直角を測定する手法と別の手法を用いても規定することができる。この一例について説明する。図5は、二次元フリッカ測定装置3からDUT画面1を見た状態の模式図である。例えば、二次元撮像素子32の画角範囲が、10度未満の場合、10度以上20度未満の場合、20度以上30度未満の場合、30度以上40度未満の場合に分ける。二次元撮像素子32の有効画素領域の座標と画角範囲との対応関係を示すテーブルが、記憶部333に予め記憶されている。
演算処理部33は、DUT画面1上における測定領域10-1の中心の座標を、二次元撮像素子32の有効画素領域上における座標に変換する。変換された座標(以下、変換座標と記載する)が測定領域10-1の方向を示す。演算処理部33は、前記テーブルを参照して、前記変換座標が属する画角範囲を特定する。特定された画角範囲が、測定領域10-1の角度を示す。測定領域10-2~10-15についても同様である。
図3を参照して、操作部34は、タッチパネル、ハードキー等により実現される。操作部34は、光学レンズ31のピント合わせ、二次元撮像素子32のフレームレートの設定、フリッカ値の測定命令の入力等に用いられる。また、操作部34は、フリッカ値を補正するモードとフリッカ値を補正しないモードとを選択する操作がされる。フリッカ値を補正するモードが選択されているとき、補正部332は、算出部331によって算出された複数の測定領域10のそれぞれのフリッカ値を補正する。フリッカ値を補正しないモードが選択されているとき、補正部332は、算出部331によって算出された複数の測定領域10のそれぞれのフリッカ値を補正しない。
通信部35は、二次元フリッカ測定装置3が外部のPC5と通信する通信インターフェイスである。
PC5は、通信部51と、演算処理部52と、入力部53と、表示部54と、を備える。
通信部51は、PC5が外部の二次元フリッカ測定装置3と通信する通信インターフェイスである。
演算処理部52は、PC5の機能を実現するための各種の演算および処理を実行するハードウェアプロセッサである。演算処理部52は、CPU、RAM、ROM、および、HDD等によって実現される。演算処理部52は、機能ブロックとして、設定部521と、生成部522と、記憶部523と、を備える。
設定部521は、フリッカ値の測定に必要な各種設定(例えば、測定領域10の中心位置の指定、測定領域10の数)をする。生成部522は、テーブル334の生成をする。記憶部523は、テーブル334の生成に必要な情報(水平角、垂直角、フリッカ値等)を記憶する。
入力部53は、PC5に命令、データ、情報等を入力する装置であり、キーボード、マウス等によって実現される。表示部54は、PC5の出力部として機能し、液晶ディスプレイ等によって実現される。
なお、演算処理部33,52の機能の一部又は全部は、CPUによる処理に替えて、又は、これと共に、FPGA(field programmable gate array)による処理によって実現されてもよい。又、同様に、演算処理部33,52の機能の一部又は全部は、ソフトウェアによる処理に替えて、又は、これと共に、専用のハードウェア回路による処理によって実現されてもよい。
演算処理部33は、図3に示す複数の要素によって構成される。従って、演算処理部33を実現するハードウェアであるHDDには、これらの要素を実現するためのプログラムが格納されている。すなわち、このHDDには、算出部331および補正部332のそれぞれを実現するためのプログラムが格納されている。これらのプログラムは、算出プログラム、補正プログラムと表現される。
同様に、演算処理部52は、図3に示す複数の要素によって構成される。従って、演算処理部52を実現するハードウェアであるHDDには、これらの要素を実現するためのプログラムが格納されている。すなわち、このHDDには、設定部521および生成部522のそれぞれを実現するためのプログラムが格納されている。これらのプログラムは、設定プログラム、生成プログラムと表現される。
これらのプログラムは、要素の定義を用いて表現される。算出部331及び算出プログラムを例にして説明する。算出部331は、二次元撮像素子32が測定対象物を撮影することにより得られる測定対象物の測光量を基にして、測定対象物に設定された複数の測定領域10のぞれぞれのフリッカ値を算出する。算出プログラムは、二次元撮像素子32が測定対象物を撮影することにより得られる測定対象物の測光量を基にして、測定対象物に設定された複数の測定領域10のぞれぞれのフリッカ値を算出するプログラムである。
演算処理部33,52を実現するハードウェアであるCPUによって実行されるこれらのプログラム(算出プログラム、補正プログラム、設定プログラム、生成プログラム)のフローチャートが、後で説明する図6A、図6B、図16A、図16B、図23である。
テーブル334の生成方法について説明する。図6Aは、テーブル334の第1の生成方法を説明するフローチャートの前半である。図6Bは、テーブル334の第1の生成方法を説明するフローチャートの後半である。図2を参照して、二次元フリッカ測定装置3は、DUT画面1がフリッカの測定位置にセットされたとき、光軸AXがDUT画面1の中心に位置し、DUT画面1全体が撮影可能な位置にセットされている。
図3および図6Aを参照して、測定者は、入力部53を操作して、テーブル334の生成命令をPC5に入力する。これにより、演算処理部52は、テーブル334の生成プログラムを起動させ、図7に示す設定画面60を表示部54に表示させる(ステップS1)。図7は、設定画面60の初期状態を説明する説明図である。設定画面60は、文字領域600、機種名欄601、測定領域欄602、および、次へキー603を含む。
図7に示す設定画面60の文字領域600には、「DUTの機種名およびフリッカの測定領域を入力して下さい。入力した機種名のDUTのうち、今回、フリッカを測定するDUTの中から1つを選択してフリッカの測定位置にセットして下さい。」が表示される。測定位置にセットされたDUTの画面(DUT画面1)が、このDUTと同じ機種のDUTの画面(DUT画面A)となる。
図3、図6Aおよび図7を参照して、測定者は、入力部53を用いて、フリッカの測定対象となるDUTの機種名を機種名欄601に入力し、測定領域欄602に複数の測定領域Bのそれぞれの位置を入力する(ステップS2)。複数の測定領域Bは、DUT画面Aに設定される。
図8は、機種名および複数の測定領域Bのそれぞれの位置が入力された後の設定画面60を説明する説明図である。機種名欄601には、機種名として、「○○○」が入力されている。設定部521は、入力された位置に従って、DUT画面Aに複数の測定領域Bを設定し、設定された複数の測定領域Bを図8に示す測定領域欄602に表示させる。測定領域Bの数は15とする。測定領域欄602には、DUT画面Aに設定された測定領域B-1~B-15が表示されている。測定領域Bの数と位置は、DUT画面1に設定された測定領域10(図2)の数と位置と同じである。なお、これらが異なっていてもよい。異なっている場合、生成部522は、複数の測定領域Bのフリッカ値を補間することにより、必要となるフリッカ値を求める。
測定者は、入力部53を用いて、図8に示す設定画面60に含まれる次へキー603を操作する。生成部522は、この操作に従って、二次元フリッカ測定装置3に対して、DUT画面Aに設定された測定領域B-1~B-15のそれぞれの水平角と垂直角を測定する命令をする(ステップS3)。通信部51は、この命令を通信部35に送信する。
通信部35が命令を受信したとき、二次元フリッカ測定装置3は、測定領域B-1~B-15のそれぞれの水平角と垂直角を測定する(ステップT1)。演算処理部33は、通信部35に対して、水平角、垂直角の測定結果を送信する命令をする。通信部35は、これらの測定結果を通信部51に送信する(ステップT2)。
通信部51が測定結果を受信したとき、演算処理部52は、図9に示す設定画面60を表示部54に表示させる(ステップS4)。図9は、水平角と垂直角の測定結果を含む設定画面60を説明する説明図である。測定領域欄602には、測定領域B-1~B-15のそれぞれの水平角と垂直角が示されている。
図9に示す設定画面60の文字領域600には、「フリッカ値を測定したい水平角と垂直角を入力して下さい。」が表示される。フリッカ値を測定したい水平角と垂直角とは、所定の角度と方向の意味である。設定画面60には、角度欄604が追加されている。測定者は、入力部53を操作して、角度欄604に、フリッカ値を測定したい水平角と垂直角(所定の角度と方向)を入力する(ステップS5)。例えば、水平角0度、垂直角0度が入力されたとする。
測定者は、図9に示す設定画面60に含まれる次へキー603を操作する。演算処理部52は、図10に示す設定画面60を表示部54に表示させる(ステップS6)。図10は、フリッカ値を測定したい水平角と垂直角が入力された後の設定画面60を説明する説明図である。測定領域欄602には、測定領域B-1~B-15のそれぞれについて、水平角0度、垂直角0度が表示され、フリッカ値は空欄にされている。文字領域600には、「各測定領域に対して、水平角0度かつ垂直角0度の下でフリッカ値を測定して下さい。そして、測定されたフリッカ値を入力して下さい。」が表示される。
図11は、測定領域B-1について、水平角0度かつ垂直角0度(所定の角度と方向の一例)からフリッカ値が測定されている状態を示す模式図である。まず、測定者は、操作部34(図3)を操作して、フリッカ値を補正しないモードにする。そして、測定者は、二次元フリッカ測定装置3から見て、測定領域B-1が水平角0度かつ垂直角0度となる位置に、二次元フリッカ測定装置3をセットする。測定者は、二次元フリッカ測定装置3を用いて、測定領域B-1のフリッカ値を測定する。この測定において、補正部332が用いられないので、測定されたフリッカ値は、算出部331が算出したフリッカ値(補正前のフリッカ値)である。測定されたフリッカ値がF-1とする。
次に、測定者は、二次元フリッカ測定装置3から見て、測定領域B-2が水平角0度かつ垂直角0度となる位置に、二次元フリッカ測定装置3をセットする。測定領域B-1のフリッカ値の測定と同様にして、測定領域B-2のフリッカ値が測定される。測定されたフリッカ値がF-2とする。測定領域B-3~B-15についても同様にしてフリッカ値が測定される。
以上のようにして、測定領域B-1~B-15のそれぞれについて、水平角0度かつ垂直角0度で測定されたフリッカ値F-1~F-15(補正前のフリッカ値)が測定される。フリッカ値F-1~F-15は、測定対象物(DUT画面1)と同じ機種の測定対象物A(DUT画面A)に設定された複数の測定領域Bのそれぞれについて、所定の角度と方向から測定されたフリッカ値である。なお、二次元フリッカ測定装置3の替わりに、スポット型のフリッカ測定装置を用いて、測定領域B-1~B-15のそれぞれについて、水平角0度かつ垂直角0度の下で、フリッカ値が測定されてもよい。
図3、図6Aおよび図10を参照して、測定者は、フリッカ値F-1~F-15が正常か否かを判断する。異常であれば、テーブル334の基礎にできないので、測定者は、ステップS1からやり直す。測定者は、フリッカ値F-1~F-15が正常と判断したとき、入力部53を用いて、測定領域欄602に含まれるフリッカ値の欄に、フリッカ値F-1~F-15を入力する(ステップS7)。図12は、フリッカ値が入力された状態の設定画面60を説明する説明図である。演算処理部52は、図12に示す機種名欄601、測定領域欄602、角度欄604に含まれる情報を、記憶部523に記憶させる。記憶部523は、これらの情報を保存する。測定者は、図12に示す設定画面60に含まれる次へキー603を操作する。
図3および図6Bを参照して、演算処理部52は、図13に示す設定画面60を表示部54に表示させる(ステップS8)。図13は、図12に示す設定画面60に含まれる次へキー603が操作されることにより、切り替えられた設定画面60を説明する説明図である。測定領域欄602には、図9に示す測定領域欄602の内容に加えて、フリッカ値の入力欄がある。文字領域600には、「二次元フリッカ測定装置3を元の位置にセットし、二次元フリッカ測定装置3を用いて、各測定領域の補正前のフリッカ値を測定して下さい。」が表示される。元の位置にセットとは、DUT画面Aがフリッカの測定位置にセットされたとき、光軸AXがDUT画面Aの中心に位置し、DUT画面Aの全体が撮影可能な位置に、二次元フリッカ測定装置3がセットされることである(例えば、図2に示す位置)。
測定者は、入力部53を用いて、測定領域B-1~B-15のそれぞれの補正前のフリッカ値を測定する命令を入力する(ステップS9)。通信部51は、この命令を通信部35に送信する。
通信部35が命令を受信したとき、二次元フリッカ測定装置3は、測定領域B-1~B-15のそれぞれの補正前のフリッカ値を測定する(ステップT3)。測定領域B-1~B-15のそれぞれの補正前のフリッカ値は、次のようにして得られる。二次元フリッカ測定装置3の位置は、元の位置である。すなわち、DUT画面1に設定された測定領域10-1~10-15のそれぞれのフリッカ値を測定する位置と同じである。この状態で、二次元撮像素子32は、DUT画面Aを撮影し、算出部331は、DUT画面Aが撮影されることにより得られるDUT画面Aの測光量を基にして、測定領域B-1~B-15のぞれぞれのフリッカ値を算出する。算出されたフリッカ値が、f-1~f-15とする。これらのフリッカ値が、測定領域B-1~B-15のそれぞれの補正前のフリッカ値である。すなわち、DUT画面1に設定された測定領域10-1~10-15のそれぞれのフリッカ値が測定される際に、二次元フリッカ測定装置3が設置される位置から、二次元フリッカ測定装置3を用いて得られた、測定領域B-1~B-15のそれぞれの補正前のフリッカ値である。
演算処理部33は、通信部35に対して、補正前のフリッカ値の測定結果(フリッカ値f-1~f-15)を送信する命令をする。通信部35は、補正前のフリッカ値の測定結果を通信部51に送信する(ステップT4)。
通信部51が測定結果を受信したとき、演算処理部52は、図14に示すように、受信した測定結果を含む設定画面60を表示部54に表示させる(ステップS10)。図14は、図13に示す測定領域欄602にフリッカ値が入力された設定画面60を説明する説明図である。測定領域B-1~B-15のそれぞれのフリッカ値の欄には、フリッカ値f-1~f-15が表示されている。演算処理部52は、図14に示す機種名欄601、測定領域欄602、角度欄604に含まれる情報を、記憶部523に記憶させる。記憶部523は、これらの情報を保存する。
測定者は、図14に示す設定画面60の次へキー603を操作する。これにより、生成部522は、図12に示すフリッカ値F-1~F-15と図14に示すフリッカ値f-1~f-15とを基にして、測定領域10-1~10-15(図2)のそれぞれの補正係数を算出し、テーブル334(図4)を生成する(ステップS11)。測定領域10-1~10-15は、それぞれ、測定領域B-1~B-15と対応する。同じ測定領域Bについて、図12に示すフリッカ値Fを図14に示すフリッカ値fで徐した値が、この測定領域Bと対応する測定領域10に割り当てられる補正係数となる。測定領域B-1を例にして説明する。フリッカ値F-1/フリッカ値f-1が、測定領域10-1に割り当てられる補正係数である。
生成部522がテーブル334を生成した後、演算処理部52は、図15に示す設定画面60を表示部54に表示させる(ステップS12)。図15は、テーブル334を含む設定画面60を説明する説明図である。この設定画面60は、次へキー603の替わりに確定キー605を含む。文字領域600には、「テーブルの内容を確認して下さい。問題なければ、確定キーを操作して下さい。」が表示されている。
測定者が、入力部53を操作して、確定キー605を操作する。生成部522は、この操作に従って、機種名欄601に入力された機種名と、角度欄604に入力された角度と、が紐付けられたテーブル334を、二次元フリッカ測定装置3に送信する命令をする。さらに、生成部522は、これらが紐付けられたテーブル334を記憶部523に記憶させる(ステップS13)。
通信部51は、この命令に従って、機種名と角度が紐付けられたテーブル334を通信部35に送信する。
通信部35が、機種名と角度が紐付けられたテーブル334を受信したとき、演算処理部33は、機種名と角度が紐付けられたテーブル334を記憶部333に記憶させる(ステップT5)。
以上が、テーブル334の第1の生成方法である。テーブル334の第2の生成方法を説明する。図16Aは、テーブル334の第2の生成方法を説明するフローチャートの前半である。図16Bは、テーブル334の第2の生成方法を説明するフローチャートの後半である。ステップS1~S3およびステップT1、ステップT2は、図6Aのこれらと同じなので、説明を省略する。
通信部51が水平角、垂直角の測定結果を受信したとき、演算処理部52は、図17に示す設定画面60を表示部54に表示させる(ステップS21)。図17は、水平角と垂直角の測定結果を含む設定画面60を説明する説明図である。測定領域欄602には、測定領域B-1~B-15のそれぞれについて、水平角と垂直角の測定結果が表示され、フリッカ値は空欄にされている。水平角と垂直角の組み合わせの数は、15(複数)である。
図17に示す設定画面60の文字領域600には、「測定領域B-1~B-15の中から1つの測定領域(測定領域C)を選択し、選択した測定領域Cに対して、測定領域欄602に示される水平角と垂直角(角度と方向)の全ての組み合わせについて、フリッカ値を測定して下さい。測定結果を、測定領域欄602に示される測定領域B-1~B-15のそれぞれに対応するフリッカ値の欄に入力して下さい。」が表示される。
ここでは、測定領域Cとして、水平角0度かつ垂直角0度で規定される測定領域B-8が選択されたとする。図18は、測定領域B-8(測定領域C)について、水平角と垂直角を変えて、フリッカ値が測定されている状態を示す模式図である。まず、測定者は、操作部34(図3)を操作して、フリッカ値を補正しないモードにする。そして、測定者は、二次元フリッカ測定装置3から見て、測定領域B-8が水平角-60度かつ垂直角+40度となる位置(測定領域B-1の位置に相当)に、二次元フリッカ測定装置3をセットする。測定者は、二次元フリッカ測定装置3を用いて、測定領域B-8のフリッカ値を測定する。この測定において、補正部332が用いられないので、測定されたフリッカ値は、算出部331が算出したフリッカ値(補正前のフリッカ値)である。測定されたフリッカ値がf-1とする。
次に、測定者は、二次元フリッカ測定装置3から見て、測定領域B-8が水平角-40度かつ垂直角+40度となる位置(測定領域B-2の位置に相当)に、二次元フリッカ測定装置3をセットする。測定者は、二次元フリッカ測定装置3を用いて、測定領域B-8のフリッカ値を測定する。測定されたフリッカ値がf-2とする。水平角と垂直角の残りの組み合わせについても、同様にしてフリッカ値が測定される。測定されたフリッカ値がf-3~f-15とする。
フリッカ値f-1~f-15は、所定の測定領域Cについて、角度と方向の複数の組み合わせの下で測定された複数のフリッカ値である。なお、二次元フリッカ測定装置3の替わりに、スポット型のフリッカ測定装置を用いて、これらのフリッカ値が測定されてもよい。
水平角と垂直角(角度と方向)の複数の組み合わせは、DUT画面1(図2)に設定された測定領域10-1~10-15のそれぞれの水平角と垂直角(角度と方向)に一致している場合で説明したが、一致していなくてもよい。一致していない場合、生成部522は、DUT画面Aに設定された測定領域B-1~B-15のそれぞれの水平角と垂直角(角度と方向)から測定されたフリッカ値のうち、足りない水平角と垂直角について、フリッカ値を補間により求める。
測定者は、フリッカ値f-1~f-15が正常か否かを判断する。異常であれば、テーブル334の基礎にできないので、測定者は、ステップS1からやり直す。測定者は、フリッカ値f-1~f-15が正常と判断したとき、入力部53を用いて、図17に示す測定領域欄602に含まれるフリッカ値の欄に、フリッカ値f-1~f-15を入力する(ステップS22)。図19は、フリッカ値が入力された状態の設定画面60を説明する説明図である。測定者は、図19に示す設定画面60に含まれる次へキー603を操作する。
演算処理部52は、この操作に従って、図20に示す設定画面60を表示部54に表示させる(ステップS23)。図20は、図19に示す設定画面60に含まれる次へキー603が操作されることにより、切り替えられた設定画面60を説明する説明図である。設定画面60には、角度欄604が追加されている。文字領域600には、「フリッカ値を測定したい水平角と垂直角を入力して下さい。」が表示される。フリッカ値を測定したい水平角と垂直角とは、所定の角度と方向の意味である。
図3、図16Bおよび図20を参照して、測定者は、入力部53を操作して、フリッカ値を測定したい水平角と垂直角(所定の角度と方向)を、角度欄604に入力する(ステップS24)。例えば、水平角0度、垂直角0度が入力されたとする。この場合、測定領域B-8のフリッカ値f-8が、測定対象物と同じ機種の測定対象物Aに設定された所定の測定領域Cについて、所定の角度と方向から測定されたフリッカ値となる。演算処理部52は、図20に示す機種名欄601、測定領域欄602、角度欄604に含まれる情報を、記憶部523に記憶させる。記憶部523は、これらの情報を保存する。
測定者が、入力部53を操作して、次へキー603を操作する。生成部522は、この操作に従って、角度欄604に入力した水平角と垂直角が、図20に示す測定領域欄602に含まれる水平角と垂直角の15個の組み合わせのうち、いずれかと一致するか否かを判断する(ステップS25)。
水平角0度、垂直角0度が角度欄604に入力されているので、生成部522は、角度欄604に入力した水平角と垂直角が、15個の組み合わせのうちいずれかと一致していると判断する(ステップS25でYes)。そして、生成部522は、テーブル334を生成する(ステップS27)。これについては後で説明する。
例えば、水平角0度、垂直角+20度が角度欄604に入力されている場合、生成部522は、角度欄604に入力した水平角と垂直角が、15個の組み合わせのいずれにも一致しないと判断する(ステップS25でNo)。そして、演算処理部52は、図21に示す設定画面60を表示部54に表示させる(ステップS26)。図21は、角度欄604に入力した水平角と垂直角が、図20に示す測定領域欄602に含まれる水平角と垂直角の15個の組み合わせのいずれとも一致しない場合に表示される設定画面60を説明する説明図である。角度欄604には、フリッカ値を入力するための空欄が追加されている。文字領域600には、「フリッカ値を測定したい水平角と垂直角の下で、上記選択した測定領域(測定領域B-8=測定領域C)に対して、フリッカ値を測定して下さい。」が表示される。
測定者は、操作部34を操作して、フリッカ値を補正しないモードにする。そして、測定者は、二次元フリッカ測定装置3から見て、測定領域B-8が水平角0度かつ垂直角+20度となる位置に、二次元フリッカ測定装置3をセットする。測定者は、二次元フリッカ測定装置3を用いて、測定領域B-8のフリッカ値を測定する。この測定において、補正部332が用いられないので、測定されたフリッカ値は、算出部331が算出したフリッカ値(補正前のフリッカ値)である。測定されたフリッカ値がf-0とする。測定者は、入力部53を用いて、フリッカ値f-0を角度欄604に含まれるフリッカ値の項目の空欄に入力する。演算処理部52は、図21に示す機種名欄601、測定領域欄602、角度欄604に含まれる情報を、記憶部523に記憶させる。記憶部523は、これらの情報を保存する。そして、次へキー603を操作する。これにより、生成部522は、テーブル334を生成する(ステップS27)。
なお、生成部522は、角度欄604に入力した水平角と垂直角が、図20に示す測定領域欄602に含まれる水平角と垂直角の15個(複数)の組み合わせのいずれにも一致しないと判断した場合(ステップS25でNo)、補間を用いて、フリッカ値を算出してもよい。詳しく説明する。生成部522は、図20に示す測定領域欄602に示される水平角、垂直角、フリッカ値の15個(複数)の組み合わせに対して、補間することにより、角度欄604に入力した水平角と垂直角の下で測定されるフリッカ値を算出する。このように、テーブル334の第2の生成方法によれば、フリッカ値を測定したい水平角と垂直角が変えられても、補間により対応することができる。
テーブル334の生成について、ステップS25でYesと判断された場合を例にして説明する。生成部522は、図20に示すフリッカ値f-1~f-15とフリッカ値f-8とを基にして、測定領域10-1~10-15(図2)のそれぞれの補正係数を算出し、テーブル334を生成する。測定領域10-1~10-15は、それぞれ、測定領域B-1~B-15と対応する。フリッカ値f-1~f-15のそれぞれを分子とし、フリッカ値f-8がこれらの分母とした値が、補正係数となる。測定領域B-1を例にして説明する。フリッカ値f-8/フリッカ値f-1が、測定領域10-1に割り当てられる補正係数である。ステップS25でNoと判断された場合、生成部522は、フリッカ値f-8の替わりにフリッカ値f-0を用いて、テーブル334を生成する。
生成部522がテーブル334を生成した後、演算処理部52は、図22に示す設定画面60を表示部54に表示させる(ステップS28)。図22は、テーブル334を含む設定画面60を説明する説明図である。このテーブル334は、フリッカ値を測定したい水平角、垂直角がそれぞれ0度の場合(ステップS25でYesと判断された場合)に対応する。この設定画面60は、次へキー603の替わりに確定キー605を含む。文字領域600には、「テーブルの内容を確認して下さい。問題なければ、確定キーを操作して下さい。」が表示されている。
測定者が、入力部53を操作して、確定キー605を操作する。以降のステップS13、ステップT5)、図6Bに示すステップS13、ステップT5と同じである。以上がテーブル334の第2の生成方法である。
テーブル334は、DUTの機種毎に予め生成され、記憶部333に記憶されている。テーブル334は、今回のフリッカの測定、および、今回以降の同じ機種のDUTのフリッカの測定に用いられる。
次に、実施形態に係る二次元フリッカ測定装置3が、テーブル334を用いてフリッカを測定する動作について説明する。図23は、これを説明するフローチャートである。図2、図3および図23を参照して、フリッカの測定位置に、測定対象となるDUT画面1がセットされている。測定者は、操作部34を操作して、フリッカ値を補正するモードにする(ステップT31)。
なお、例えば、PC用の液晶ディスプレイの場合、フリッカ値を補正しないモードにされる。PC用の液晶ディスプレイの場合、人間が液晶ディスプレイの画面を見る位置と液晶ディスプレイの画面との距離が比較的近く、二次元フリッカ測定装置3と液晶ディスプレイ画面との距離と同等である。この場合、フリッカ値が補正されると、却って、二次元フリッカ測定装置3で測定されたフリッカ値を基にしたフリッカのムラと、人間が液晶ディスプレイの画面を見ているときに感じるフリッカのムラとに差が生じる。従って、このような場合、フリッカの測定者は、操作部34を操作して、フリッカ値を補正しないモードにする。
測定者は、操作部34を操作して、フリッカ値を測定する命令をする。演算処理部33は、この命令に従って、二次元撮像素子32に所定のフレームレートでDUT画面1を撮影させる(ステップT32)。これにより、二次元撮像素子32から出力されるDUT画面1の各画素の輝度を示す輝度信号SGが演算処理部33に入力する。
算出部331は、演算処理部33に入力した輝度信号SG(測光量の一例)を基にして、DUT画面1に設定された測定領域10-1~10-15のぞれぞれのフリッカ値を算出する(ステップT33)。
補正部332は、このDUT画面1に割り当てられたテーブル334を用いて、測定領域10-1~10-15のぞれぞれのフリッカ値を補正する(ステップT34)。演算処理部33は、測定領域10-1~10-15のぞれぞれの補正されたフリッカ値を、操作部34のディスプレイに表示させる(ステップT35)。
なお、モバイル用の液晶ディスプレイは、小型なので、複数の液晶ディスプレイが並べられて、フリッカ値が一度に測定される。スマートフォン用の液晶ディスプレイを例にして説明する。図24は、フリッカ値の測定のために並べて配置された複数のスマートフォンSPの模式図である。二次元フリッカ測定装置3に備えられる二次元撮像素子32の撮影範囲R内に、複数のスマートフォンSPが行列状に並べられている。複数のスマートフォンSPのそれぞれの液晶ディスプレイの画面(DUT画面1)対して、複数の測定領域(不図示)が設定され、または、その画面の中心に1つの測定領域(不図示)が設定される。
(実施形態の纏め)
実施形態の第1局面に係る二次元フリッカ測定装置は、二次元撮像素子と、前記二次元撮像素子が測定対象物を撮影することにより得られる前記測定対象物の測光量を基にして、前記測定対象物に設定された複数の測定領域のぞれぞれのフリッカ値を算出する算出部と、前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に補正する補正部と、を備える。
測光量(明るさ)は、輝度および画像情報信号を総称する物理量である。輝度は、視感度曲線V(λ)の分光感度特性を持つ二次元撮像素子が測定した測定対象物の光強度である。画像情報信号は、任意の分光感度特性を持つ二次元撮像素子が測定対象物を撮像することにより、二次元撮像素子が生成する光強度信号(RAW画像データ)である。
所定の角度と方向は、例えば、測定対象物の面の法線を基準にして定められる。二次元フリッカ測定装置の光軸が、水平角0度かつ垂直角0度で規定される角度と方向にされたとき、光軸と法線とが一致する。所定の角度と方向は、例えば、人間が測定対象物を見る位置から見た測定領域の角度と方向と同じでもよいし、略同じでもよい。略同じとは、二次元フリッカ測定装置で測定されたフリッカ値を基にしたフリッカのムラと、人間が測定対象物を見る位置から測定対象物を見ているときに感じるフリッカのムラとに差が生じない程度を意味する。
補正部は、複数の測定領域のそれぞれのフリッカ値を、所定の角度と方向から複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当するフリッカ値に補正する。従って、実施形態の第1局面に係る二次元フリッカ測定装置によれば、二次元フリッカ測定装置から見た測定領域の角度と方向を考慮して、測定対象物に設定された複数の測定領域のそれぞれのフリッカ値を測定することができる。
上記構成において、前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、前記所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に変換するテーブルを予め記憶する記憶部をさらに備え、前記補正部は、前記テーブルを用いて前記補正をする。
この構成は、記憶部に予め記憶されているテーブルを用いて、フリッカ値を補正する。これは、フリッカ値を補正する手法の一例である。他の例として、補正式が予め記憶部に記憶されており、補正部は、この補正式を用いてフリッカ値を補正する手法がある。
上記構成において、前記算出部によって算出された、前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、前記補正部が前記補正をするか否かを選択する操作が可能な操作部をさらに備える。
例えば、PC用の液晶ディスプレイの場合、人間が液晶ディスプレイの画面を見る位置と液晶ディスプレイの画面との距離が比較的近く、二次元フリッカ測定装置と液晶ディスプレイ画面との距離と同等である。この場合、フリッカ値が補正されると、却って、二次元フリッカ測定装置で測定されたフリッカ値を基にしたフリッカのムラと、人間がPC用の液晶ディスプレイの画面を見ているときに感じるフリッカのムラとに差が生じる。従って、このような場合、測定者は、操作部を操作して、フリッカ値を補正しない選択をする。
実施形態の第2局面に係る二次元フリッカ測定方法は、二次元撮像素子が測定対象物を撮影することにより得られる前記測定対象物の測光量を基にして、前記測定対象物に設定された複数の測定領域のぞれぞれのフリッカ値を算出する算出ステップと、前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に補正する補正ステップと、を備える。
実施形態の第2局面に係る二次元フリッカ測定方法は、実施形態の第1局面に係る二次元フリッカ測定装置を方法の観点から規定しており、実施形態の第1局面に係る二次元フリッカ測定装置と同様の作用効果を有する。
実施形態の第3局面に係る二次元フリッカ測定プログラムは、二次元撮像素子が測定対象物を撮影することにより得られる前記測定対象物の測光量を基にして、前記測定対象物に設定された複数の測定領域のぞれぞれのフリッカ値を算出する算出ステップと、前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に補正する補正ステップと、をコンピュータに実行させる。
実施形態の第3局面に係る二次元フリッカ測定プログラムは、実施形態の第1局面に係る二次元フリッカ測定装置をプログラムの観点から規定しており、実施形態の第1局面に係る二次元フリッカ測定装置と同様の作用効果を有する。
上記構成において、前記補正ステップは、前記算出ステップによって算出された、前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、前記所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に変換するテーブルを用いて、前記補正をする。
この構成は、テーブルを用いて、フリッカ値を補正する。
上記構成において、前記算出ステップの前に、前記複数の測定領域のそれぞれに割り当てられた複数の補正係数を含む前記テーブルを予め生成する生成ステップを、さらにコンピュータに実行させる。
この構成によれば、二次元フリッカ測定プログラムのユーザ(測定者)が、二次元フリッカ測定プログラムを用いて、テーブルを生成することができる。
上記構成において、前記生成ステップは、前記測定対象物と同じ機種の測定対象物Aに設定された、複数の測定領域Bのそれぞれについて、前記所定の角度と方向から測定された前記フリッカ値と、前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値が測定される際に、前記二次元撮像素子を備える二次元フリッカ測定装置が設置される位置から、前記二次元フリッカ測定装置を用いて得られた、前記複数の測定領域Bのそれぞれの前記補正前の前記フリッカ値と、を基にして、前記複数の補正係数を算出する。
テーブルの内容は、測定対象物の機種に応じて異なる。この構成によれば、測定対象物の機種に応じたテーブルを生成することができる。測定対象物Aは、測定対象物と同じ機種であり、複数の測定領域Bが設定される。以下、測定対象物と測定対象物Aとは区別して記載されており、複数の測定領域と複数の測定領域Bとは区別して記載されている。
測定対象物Aに設定された複数の測定領域Bの数、位置は、測定対象物に設定された複数の測定領域の数、位置と同じでもよいし、異なっていてもよい。異なっている場合、生成ステップは、複数の測定領域Bのフリッカ値を補間することにより、必要となるフリッカ値を求める。
複数の測定領域Bのそれぞれの補正前のフリッカ値は、次のようにして得られる。二次元フリッカ測定装置の位置は、測定対象物に設定された複数の測定領域のそれぞれのフリッカ値を測定する場合と同じである。この状態で、二次元撮像素子は、複数の測定領域Bのそれぞれを測光し、測光量を示す信号を出力する。算出部は、測光量を示す信号を基にして、複数の測定領域Bのそれぞれのフリッカ値を算出する。これらのフリッカ値が、複数の測定領域Bのそれぞれの補正前のフリッカ値である。
補正係数について具体例で説明する。測定対象物に設定された複数の測定領域が、15個の測定領域10-1~10-15とし、測定対象物Aに設定された複数の測定領域Bが、15個の測定領域B-1~B-15とする。15個の測定領域B-1~B-15は、15個の測定領域10-1~10-15と同じ位置にある。測定領域B-1について、所定の角度と方向から測定されたフリッカ値がF-1とする。二次元フリッカ測定装置を用いて得られた、測定領域B-1の補正前のフリッカ値f-1とする。測定領域10-1に割り当てられる補正係数は、F-1/f-1となる。測定領域10-2~10-15に割り当てられる補正係数についても同様にして求められる。
上記構成において、前記生成ステップは、前記測定対象物と同じ機種の測定対象物Aに設定された所定の測定領域Cについて、前記所定の角度と方向から測定された前記フリッカ値と、前記所定の測定領域Cについて、角度と方向の複数の組み合わせの下で測定された複数の前記フリッカ値と、を基にして、前記複数の補正係数を算出する。
テーブルの内容は、測定対象物の機種に応じて異なる。この構成によれば、測定対象物の機種に応じたテーブルを生成することができる。
所定の角度と方向が、角度と方向の複数の組み合わせの中に含まれる場合、所定の測定領域Cについて、所定の角度と方向からのフリッカ値の測定は省略できる。
角度と方向の複数の組み合わせは、測定対象物に設定された複数の測定領域のそれぞれの角度と方向に一致していてもよいし、一致していなくてもよい。測定対象物に設定された複数の測定領域の数が15を例にして説明する。前者は、測定対象物に設定された15個の測定領域のそれぞれの角度と方向が、角度と方向の15個の組み合わせと一致することである。後者の場合、生成ステップは、測定対象物に設定された15個の測定領域のそれぞれの角度と方向から測定されたフリッカ値のうち、足りない角度と方向のフリッカ値を補間により求める。すなわち、足りない角度と方向のフリッカ値は、所定の測定領域Cについて、角度と方向の複数の組み合わせの下で測定されたフリッカ値を補間することにより求められる。
補正係数について具体例で説明する。測定対象物に設定された複数の測定領域が、15個の測定領域10-1~10-15とし、測定対象物Aに設定された複数の測定領域Bが、15個の測定領域B-1~B-15とする。15個の測定領域B-1~B-15は、15個の測定領域10-1~10-15と同じ位置にある。所定の測定領域Cについて、所定の角度と方向から測定されたフリッカ値がf-0とする。所定の測定領域Cについて、測定領域B-1の角度と方向から測定されたフリッカ値がf-1とする。測定領域10-1に割り当てられる補正係数は、f-0/f-1となる。測定領域10-2~10-15に割り当てられる補正係数についても同様にして求められる。
本発明の実施形態が詳細に図示され、かつ、説明されたが、それは単なる図例及び実例であって限定ではない。本発明の範囲は、添付されたクレームの文言によって解釈されるべきである。
2018年9月13日に提出された日本国特許出願特願2018-171560は、その全体の開示が、その全体において参照によりここに組み込まれる。
本発明によれば、二次元フリッカ測定装置、二次元フリッカ測定方法、および、二次元フリッカ測定プログラムを提供することができる。

Claims (9)

  1. 二次元撮像素子と、
    前記二次元撮像素子が測定対象物を撮影することにより得られる前記測定対象物の測光量を基にして、前記測定対象物に設定された複数の測定領域のぞれぞれのフリッカ値を算出する算出部と、
    前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に補正する補正部と、を備える、二次元フリッカ測定装置。
  2. 前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、前記所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に変換するテーブルを予め記憶する記憶部をさらに備え、
    前記補正部は、前記テーブルを用いて前記補正をする、請求項1に記載の二次元フリッカ測定装置。
  3. 前記算出部によって算出された、前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、前記補正部が前記補正をするか否かを選択する操作が可能な操作部をさらに備える、請求項1又は2に記載の二次元フリッカ測定装置。
  4. 二次元撮像素子が測定対象物を撮影することにより得られる前記測定対象物の測光量を基にして、前記測定対象物に設定された複数の測定領域のぞれぞれのフリッカ値を算出する算出ステップと、
    前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に補正する補正ステップと、を備える、二次元フリッカ測定方法。
  5. 二次元撮像素子が測定対象物を撮影することにより得られる前記測定対象物の測光量を基にして、前記測定対象物に設定された複数の測定領域のぞれぞれのフリッカ値を算出する算出ステップと、
    前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に補正する補正ステップと、をコンピュータに実行させる二次元フリッカ測定プログラム。
  6. 前記補正ステップは、前記算出ステップによって算出された、前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値を、前記所定の角度と方向から前記複数の測定領域のそれぞれが測光された場合に相当する前記フリッカ値に変換するテーブルを用いて、前記補正をする、請求項5に記載の二次元フリッカ測定プログラム。
  7. 前記算出ステップの前に、前記複数の測定領域のそれぞれに割り当てられた複数の補正係数を含む前記テーブルを予め生成する生成ステップを、さらにコンピュータに実行させる、請求項6に記載の二次元フリッカ測定プログラム。
  8. 前記生成ステップは、
    前記測定対象物と同じ機種の測定対象物Aに設定された、複数の測定領域Bのそれぞれについて、前記所定の角度と方向から測定された前記フリッカ値と、
    前記複数の測定領域のそれぞれの前記フリッカ値が測定される際に、前記二次元撮像素子を備える二次元フリッカ測定装置が設置される位置から、前記二次元フリッカ測定装置を用いて得られた、前記複数の測定領域Bのそれぞれの前記補正前の前記フリッカ値と、
    を基にして、前記複数の補正係数を算出する、請求項7に記載の二次元フリッカ測定プログラム。
  9. 前記生成ステップは、
    前記測定対象物と同じ機種の測定対象物Aに設定された所定の測定領域Cについて、前記所定の角度と方向から測定された前記フリッカ値と、
    前記所定の測定領域Cについて、角度と方向の複数の組み合わせの下で測定された複数の前記フリッカ値と、
    を基にして、前記複数の補正係数を算出する、請求項7に記載の二次元フリッカ測定プログラム。
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