JP7186664B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、コンロ本体の上面を覆って天板が設置されるガスコンロに関し、特に、天板上で情報表示や入力操作が可能なガスコンロに関する。
ガスコンロでは、コンロ本体の上面を覆う天板に挿通孔が形成されており、コンロ本体に搭載されたコンロバーナの上部を挿通孔から突出させた構造が一般に知られている。また、システムキッチンのカウンタートップに一体に組み込まれたビルトインタイプのガスコンロが普及しており、設置の際には、カウンタートップに開口した収容空間にコンロ本体を嵌め込んだ後、コンロ本体の上面を覆って天板を取り付けるようになっている。
こうしたガスコンロでは、天板上で火力などの情報の表示や、火力調節などの入力操作を可能とすることが提案されている。例えば、特許文献1のガスコンロでは、情報を表示する機能および入力操作を検知する機能を有するタッチパネルを天板側に備えており、コンロ本体に天板を設置する際に、タッチパネルとコンロ本体側の制御回路とをコネクタで接続するようになっている。
このように天板側にタッチパネルを備えた場合、工場での検査時に天板をコンロ本体に取り付けてタッチパネルと制御回路とをコネクタで接続しなければ動作確認ができない。そこで、タッチパネルなどの機能部をコンロ本体側に備えることとして、その機能部に重ねる表示窓やタッチ領域などの重複部を天板側に設ける構成とすれば、天板を取り付ける前にコンロ本体側だけで機能部の動作確認が可能となる。
特開2018-169087号公報
しかし、上述のようにコンロ本体側に機能部を備えた場合には、たとえコンロ本体に対して天板を高い精度で位置決めしたとしても、天板における重複部の配置のばらつきや、コンロ本体に対する機能部の取り付けのばらつきなどの蓄積によってコンロ本体側の機能部と天板側の重複部との位置のずれが大きくなることがあり、情報表示や入力操作に支障が生じてしまうという問題があった。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に対応してなされたものであり、コンロ本体に対する天板の設置時にコンロ本体側の機能部と天板側の重複部との位置のずれを抑制することが可能なガスコンロの提供を目的とする。
上述した課題を解決するために本発明のガスコンロは次の構成を採用した。すなわち、
コンロ本体の上面を覆って天板が設置されるガスコンロにおいて、
前記コンロ本体側に設けられて、情報の表示および入力操作の検知の少なくとも一方の機能を有する機能部を搭載した担持ケースと、
前記天板側に設けられて、該天板を前記コンロ本体に設置した状態で前記機能部に重ねられ、使用者による前記表示の視認や前記入力操作が可能である重複部と
を備え、
前記担持ケースは、前記コンロ本体に対して左右方向および前後方向に移動可能に支持されており、
前記重複部の周辺および前記担持ケースの何れか一方に、何れか他方に向けて突出した凸部が設けられ、前記何れか他方に、前記凸部を受け入れる凹部が設けられている
ことを特徴とする。
このような本発明のガスコンロでは、コンロ本体に天板を設置する際に、凸部が凹部に挿入されるのに伴ってコンロ本体側の担持ケースが左右方向や前後方向に移動することで、天板の重複部に対する担持ケースの機能部の位置が修正されるので、機能部と重複部との位置のずれを抑制することができる。
上述した本発明のガスコンロでは、担持ケースを移動可能な範囲内で所定領域に誘導する弾性体を備えることとしてもよい。
このようにすれば、弾性体が変形することによって、担持ケース(機能部)の位置の修正のために移動可能な範囲を広く許容しつつ、凸部が凹部に臨む確率の高い所定領域に担持ケースを初期状態として位置させることが可能となる。
また、上述した本発明のガスコンロでは、担持ケースを左右方向で所定領域に誘導する板バネを弾性体として、その板バネに対して担持ケースを前後方向に移動可能に接続しておいてもよい。
このようにすれば、板バネの弾性で左右方向の所定領域に担持ケースを誘導することを可能としつつ、担持ケースの前後方向の移動も確保することができる。
本実施例のガスコンロ10を分解した状態を示した斜視図である。 天板30をコンロ本体20に取り付ける際に、係合バネ34を係合孔27に挿入する様子を拡大して示した斜視図である。 コンロ本体20側の表示基板26および天板30側の表示領域33を拡大して示した説明図である。 コンロ本体20側における表示基板26の設置構造を示した斜視図である。 基板ケース42が支持枠46に取り付けられた状態を示した説明図である。 天板30の表示領域33の下面側を示した斜視図である。 天板30をコンロ本体20に取り付ける際に、天板30側の凸部51が基板ケース42側の凹部43に挿入される様子を拡大して示した断面図である。 変形例の基板ケース42の設置構造を示した説明図である。 変形例の基板ケース42と板バネ60との接続部分を拡大して示した斜視図である。
図1は、本実施例のガスコンロ10を分解した状態を示した斜視図である。本実施例のガスコンロ10は、図示しないシステムキッチンのカウンタートップに一体に組み込まれるビルトインタイプであり、上方に向けて開放した箱形状のコンロ本体20や、コンロ本体20の上面を覆って設置される天板30などを備えている。
コンロ本体20の内部には、燃料ガスを燃焼させる複数のコンロバーナ21が搭載されている。図示した例では、3つのコンロバーナ21のうち、手前側の左右に配置された左バーナ21aおよび右バーナ21bは共に大きさ(外径)が同じ大バーナであるのに対して、奥側に配置された後バーナ21cは一回り小さい小バーナになっている。
また、コンロ本体20には、グリル22が内蔵されており(図示省略)、コンロ本体20の前面に設けられたグリル扉22dによって、グリル22の前側を開閉可能になっている。グリル扉22dの右方には、3つのコンロバーナ21a,21b,21cの各々に対応して、使用者が点火時や消火時、あるいは火力調節時などに操作するコンロ操作ボタン23a,23b,23cが設けられている。本実施例のガスコンロ10では、左バーナ21aおよび右バーナ21bの火力を火力1~火力11の11段階の中から設定可能であり、後バーナ21cの火力を火力1~火力9の9段階の中から設定可能である。また、グリル扉22dの左方には、グリル22の点火時や消火時、あるいは火力調節時に使用者が操作するグリル操作ボタン24が設けられている。
コンロ本体20の上部外縁には、外側に向けて折り曲げられたフランジ部25が形成されている。システムキッチンのカウンタートップに開口する収容空間(図示省略)にコンロ本体20を落とし込んだ状態では、フランジ部25がカウンタートップ(収容空間の開口部の外縁)に載置される。また、詳しくは後述するが、コンロ本体20の上部の手前側には、発光ダイオード(LED)が実装された表示基板26が設置されており、コンロバーナ21a,21b,21cの火力についての情報を表示することが可能になっている。
天板30には、3つのコンロバーナ21a,21b,21cの各々に臨む位置に、コンロバーナ21の上部を突出させる挿通孔31a,31b,31cが開口している。また、天板30の後部には、グリル22からの排気を排出するための排気口32が開口している。さらに、天板30の前部には、コンロ本体20の表示基板26に臨む位置に表示領域33が設けられており、天板30をコンロ本体20に設置した状態で表示基板26に重ねられて、後述のようにコンロバーナ21a,21b,21cの火力についての表示を使用者が視認可能となっている。
天板30の下面には、天板30の固定用の係合バネ34が下方に向けて垂設されており、図示した例では、手前側の左右に2つの係合バネ34を有している。一方、コンロ本体20の前側のフランジ部25(前フランジ部25f)には、左右に2つの係合孔27が形成されており、天板30をコンロ本体20に取り付ける際には、天板30の3つの挿通孔31a,31b,31cを3つのコンロバーナ21a,21b,21cに臨ませて、後述のように係合バネ34を係合孔27に挿入し、天板30をコンロ本体20上に載置する。そして、天板30の排気口32の左右に形成された通し孔35に固定ネジ36を通し、コンロ本体20のフランジ部25の後部に形成された左右のネジ孔29に固定ネジ36に締め込むことで、天板30をコンロ本体20に固定する。
天板30の上面には、コンロバーナ21a,21b,21cのそれぞれの上方に鍋などの調理容器を置くための五徳37a,37b,27cが、各挿通孔31a,31b,31cを囲んで設置される。また、排気口32を上方から覆う排気口カバー38が設置され、上述した固定ネジ36は排気口カバー38の下に隠れるようになっている。
図2は、天板30をコンロ本体20に取り付ける際に、係合バネ34を係合孔27に挿入する様子を拡大して示した斜視図である。まず、図2(a)には、天板30をコンロ本体20に取り付ける前の状態が示されている。尚、図では、コンロ本体20の内側から見た前面側を表しており、天板30の図示を省略している。前述したように天板30の下面には係合バネ34が垂設されている。係合バネ34は、金属製の線材を曲げて略U字型に形成された細工バネであり、上下方向の中央付近に左右の幅を広げた拡幅部34aが設けられている。
一方、コンロ本体20の前フランジ部25fには左右方向に長い係合孔27が形成されている。また、係合孔27の下方には、コンロ本体20の前面板20aに左右方向の切れ目を入れて前方(図中の奥側)に突出させることで挿通部28が形成されており、この挿通部28の左右の幅は係合バネ34の拡幅部34aよりも狭くなっている。
係合バネ34を係合孔27に挿入していくと、拡幅部34aの幅が挿通部28よりも広くなっているので、拡幅部34aが挿通部28の左右両端に当接することで係合バネ34が内側に撓められ、拡幅部34aの幅が狭まる。そして、拡幅部34aが挿通部28を通過すると、係合バネ34が弾性で戻り、拡幅部34aの幅が再び拡がる。そのため、図2(b)に示されるように、拡幅部34aの上縁が挿通部28の左右両端に係合することにより、コンロ本体20に対して天板30が位置決めされ、その後、前述したように固定ネジ36で天板30が固定される。
図3は、コンロ本体20側の表示基板26および天板30側の表示領域33を拡大して示した説明図である。まず、図3(a)には、コンロ本体20に設置される表示基板26が示されている。本実施例の表示基板26は、左右方向に長い矩形であり、左バーナ21aの火力情報を表示するための左LED列40aと、右バーナ21bの火力情報を表示するための右LED列40bと、後バーナ21cの火力情報を表示するための後LED列40cとが実装されている。尚、本実施例の表示基板26は、本発明の「機能部」に相当している。
前述したように左バーナ21aおよび右バーナ21bの火力が11段階(火力1~火力11)の中から設定されることと対応して、左LED列40aおよび右LED列40bは11個のLED41で構成されている。同様に、後バーナ21cの火力が9段階(火力1~火力9)の中から設定されることと対応して、後LED列40cは9個のLED41で構成されている。各LED列40では、対応するコンロバーナ21の火力に応じた個数のLED41を左詰めで点灯するようになっており、例えば、火力1であれば左端のLED41を1つ点灯し、火力5であれば左から5つ目までのLED41を点灯し、最大火力であれば全てのLED41を点灯する。
一方、図3(b)には、天板30に設けられた表示領域33が示されている。本実施例の表示領域33には、左LED列40aで発する光を透過する左表示窓33aと、右LED列40bで発する光を透過する右表示窓33bと、後LED列40cで発する光を透過する後表示窓33cとが設けられている。本実施例の天板30はガラス製であり、下面の全体的に非光透過性の被膜が施されているが、各表示窓33a,33b,33cの部分には被膜がなされておらず、光透過性になっている。尚、本実施例の表示領域33は、本発明の「重複部」に相当している。
また、左表示窓33aおよび右表示窓33bの後方(図中の上方)には、火力1~火力11のうち1つおきの火力を表す数字(奇数の数字)が描かれている。同様に、後表示窓33cの後方(図中の上方)には、火力1~火力9のうち1つおきの火力を表す数字(奇数の数字)が描かれている。
このように本実施例のガスコンロ10では、LED列40a,40b,40cを実装した表示基板26をコンロ本体20側に設置しておき、表示窓33a,33b,33cを有する表示領域33を天板30側に設けたことにより、天板30側に表示基板26を設置した場合とは異なり、工場での検査時にコンロ本体20に天板30を取り付けなくてもコンロ本体20側だけで表示基板26の動作確認(LED41の点灯確認)が可能である。
ただし、コンロ本体20に天板30を取り付ける際には、前述したように天板30側の係合バネ34をコンロ本体20側の係合孔27に挿入することでコンロ本体20に対する天板30の位置決めが可能であるものの、天板30における表示窓33a,33b,33cの配置のばらつきや、コンロ本体20に対する表示基板26の取り付けのばらつきなどの蓄積によって、コンロ本体20側のLED列40a,40b,40cと天板30側の表示窓33a,33b,33cとの位置のずれが生じ易い。そして、こうした位置のずれが大きくなると、コンロバーナ21の火力を正しく表示できない事態が生じてしまう。そこで、本実施例のガスコンロ10では、コンロ本体20側のLED列40a,40b,40cと天板30側の表示窓33a,33b,33cとの位置のずれを抑制するために、以下のような構成を採用している。
図4は、コンロ本体20側における表示基板26の設置構造を示した斜視図である。本実施例のガスコンロ10では、図示されるように表示基板26を上面に搭載した樹脂製の基板ケース42を備えており、基板ケース42の左右の両端には、上面に凹部43を有する基端部44が設けられている。また、基端部44から左右方向の外側に突出した突出部45が形成されている。尚、本実施例の基板ケース42は、本発明の「担持ケース」に相当している。
そして、基板ケース42を支持する支持枠46がコンロ本体20に固定されている。本実施例の支持枠46は、板金で形成されており、左右方向に長い背面46rの両端が斜め前方に折り曲げられると共に、その外側で前方に折り曲げられて左側面46aおよび右側面46bが設けられている。
また、図示した例では、左側面46aの上部に切欠き部47が設けられると共に、支持枠46の内側に向けて水平に折り曲げて左載置面49aが形成されている。一方、右側面46bの上部には、貫通孔48が設けられると共に、支持枠46の内側に向けて水平に折り曲げて右載置面49bが形成されている。このような支持枠46は、ビス止めなどによってコンロ本体20に固定されている。
基板ケース42を支持枠46に取り付ける際には、まず、基板ケース42の右突出部45bを支持枠46の内側から右側面46bの貫通孔48に通して右載置面49bに載置する。そして、基板ケース42の左突出部45aを上方から左側面46aの切欠き部47に入れ込んで左載置面49aに載置する。
図5は、基板ケース42が支持枠46に取り付けられた状態を示した説明図である。図では、基板ケース42を上方から見た状態を表している。本実施例の基板ケース42は、左基端部44aから右基端部44bまでの外側の幅が、支持枠46の左側面46aと右側面46bとの間隔よりも狭くなっているため、左右方向に移動可能に支持される。また、左突出部45aの前後の幅が切欠き部47の幅よりも狭くなっていると共に、右突出部45bの前後の幅が貫通孔48の幅よりも狭くなっているため、基板ケース42は前後方向にも移動可能に支持される。
図6は、天板30の表示領域33の下面側を示した斜視図である。前述したように表示領域33は、天板30の前部に設けられており、光を透過する表示窓33a,33b,33cを備えている。図示されるように天板30の下面には、表示領域33の周辺に樹脂製の枠体50が貼付されている。そして、枠体50には、下方に向けて突出した凸部51が表示領域33の左右に一対で設けられている。この凸部51は、先端側が下方に向けて縮径するテーパー状に形成されており、後述するように天板30をコンロ本体20に取り付ける際に基板ケース42の凹部43に挿入される。
また、一対の凸部51の外側に添えて左右一対のガード部52が下方に向けて突設されている。このガード部52は、コンロ本体20に取り付ける前の天板30が床などに置かれた際に凸部51よりも先に床などに接するため、凸部51が折れてしまうのを防止する役割を果たす。
図7は、天板30をコンロ本体20に取り付ける際に、天板30側の凸部51が基板ケース42側の凹部43に挿入される様子を拡大して示した断面図である。尚、図では、左側の凸部51および凹部43について示したが、右側についても同様である。まず、図7(a)には、凸部51が凹部43に挿入される前の状態が示されている。前述したように凸部51は、天板30の下面の枠体50から下方に突出しており、先端側がテーパー状に形成されて下方に向けて縮径している。一方、基板ケース42の基端部44の上面に設けられた凹部43は、上方に向けて拡径するテーパー面が内側に形成されている。
天板30をコンロ本体20に取り付ける際には、凸部51が凹部43のテーパー面に沿って案内される。このとき、前述したよう基板ケース42は、コンロ本体20に対して左右方向および前後方向に移動可能に支持されていることから、凸部51の中心線と凹部43の中心線とが重なるように基板ケース42が移動する。
図7(a)に示した例では、凸部51に対して凹部43が右方に寄って位置しており、凹部43への凸部51の挿入に伴って、基板ケース42が左方に移動する。そして、図7(b)に示されるように凸部51が凹部43に挿入されることにより、天板30の表示領域33と基板ケース42の表示基板26との位置合わせが完了する。
以上に説明したように本実施例のガスコンロ10では、表示基板26を搭載した基板ケース42がコンロ本体20に対して左右方向および前後方向に移動可能に支持されており、天板30をコンロ本体20に取り付ける際に、天板30側の凸部51が基板ケース42側の凹部43に挿入されるのに伴って、天板30の表示領域33に対する基板ケース42の表示基板26の位置が修正されるため、表示窓33a,33b,33cとLED列40a,40b,40cとの位置のずれを抑制することができる。結果として、表示領域33で各コンロバーナ21a,21b,21cの火力を適切に表示することが可能となる。
上述した本実施例のガスコンロ10には、次のような変形例も存在する。以下では、上述の実施例とは異なる点を中心に変形例について説明する。尚、変形例の説明では、上述の実施例と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図8は、変形例の基板ケース42の設置構造を示した説明図である。図では、ガスコンロ10の正面側から基板ケース42を見た状態を表している。前述した実施例と同様に、変形例の基板ケース42も支持枠46に取り付けられるが、図8では、支持枠46の図示を省略している。
変形例のガスコンロ10では、金属製の薄板を曲げてL字型に形成された板バネ60を備えている。図示されるように板バネ60は、長片60aが左右に面するように配置されて、下端側の短片60bがビス止めなどでコンロ本体20に固定されている。一方、長片60aの上端側は、基板ケース42の下面から下方に向けて突設された挟持部62に挟み込まれることで基板ケース42と接続されている。尚、変形例の板バネ60は、本発明の「弾性体」に相当している。
このような板バネ60は、基板ケース42に左右方向の力がかかると、撓むことによって基板ケース42の左右方向の移動を許容することが可能である。そして、基板ケース42に力がかからなくなると、弾性によって板バネ60が戻り、基板ケース42を支持枠46の左側面46aと右側面46bとの間の中央付近に位置させるようになっている。尚、基板ケース42の左右方向の移動可能範囲は、左基端部44aが左側面46aに接した状態から右基端部44bが右側面46bに接した状態までの間である(図5参照)。
図9は、変形例の基板ケース42と板バネ60との接続部分を拡大して示した斜視図である。まず、図9(a)には、基板ケース42に板バネ60が接続される前の状態が示されている。前述したように変形例の基板ケース42の下面からは挟持部62が突設されており、左右に分割した間に板バネ60の上部を挟み込む隙間62aを有している。また、挟持部62の片側(図中の右側)には、係止爪62bが設けられている。
一方、板バネ60の上部には係止孔60cが形成されている。板バネ60の上部を挟持部62の隙間62aに挿入していくと、係止爪62bが一旦は外側に撓み、いわゆるスナップフィットによって係止孔60cに係止爪62bが嵌まるので、基板ケース42に対して板バネ60が抜け止めされる。
図9(b)には、基板ケース42に板バネ60が接続された状態で、挟持部62の上下方向の中央付近で水平に切断した断面が示されている。図示されるように、係止爪62bの前後の幅が板バネ60の係止孔60cの幅よりも狭くなっているため、板バネ60に対して基板ケース42は前後方向に移動可能に接続されている。
以上に説明したように変形例のガスコンロ10では、弾性体として板バネ60が基板ケース42に接続されており、基板ケース42を左右方向の移動可能な範囲内で所定領域(中央付近)に誘導するようになっている。こうすれば、板バネ60が撓むことによって、基板ケース42(表示基板26)の位置の修正のために移動可能な範囲を広く許容しつつ、天板30の凸部51が基板ケース42の凹部43に臨む確率の高い所定領域に基板ケース42を初期状態として位置させることが可能となる。
以上、本実施例および変形例のガスコンロ10について説明したが、本発明は上記の実施例および変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
例えば、前述した実施例および変形例では、天板30側に凸部51が設けられ、基板ケース42側に凹部43が設けられていた。しかし、これとは逆に、基板ケース42側に凸部を設けると共に、天板30側に凹部を設けることとしてもよい。
また、前述した変形例では、基板ケース42を誘導する弾性体として板バネ60を用いていた。しかし、弾性体は、板バネ60に限られず、コイルバネや柱状のゴム部材などであってもよく、基板ケース42を左右方向だけでなく前後方向についても所定領域に誘導するようにしてもよい。
また、前述した実施例および変形例では、表示基板26を搭載した基板ケース42がコンロ本体20側に設けられると共に、表示領域33が天板30側に設けられて、コンロバーナ21の火力についての情報を表示するようになっていた。しかし、本発明の適用は、情報を表示する場合に限られず、入力操作を検知する場合にも適用が可能である。例えば、静電容量方式のタッチパネルを搭載した担持ケースをコンロ本体20側に設けると共に、使用者が入力操作を行うタッチ領域を天板30側に設けて、タッチパネルにタッチ領域を重ねる場合には、本発明を適用して担持ケースを左右方向および前後方向に移動可能に支持しておくこととして、天板30側の凸部を担持ケース側の凹部に挿入することにより、タッチパネルとタッチ領域との位置のずれを抑制することが可能となる。
また、前述した実施例および変形例では、基板ケース42が左右方向および前後方向に移動可能に支持されていたが、上下方向にも移動可能とし、付勢部材を用いて基板ケース42を天板30の下面に押し付けるようにしてもよい。特に、上述のタッチパネルを搭載した担持ケースを天板30のタッチ領域の下面に押し付けることにより、入力操作を検知する精度を高めることができる。
10…ガスコンロ、 20…コンロ本体、 21…コンロバーナ、
22…グリル、 22d…グリル扉、 23…コンロ操作ボタン、
24…グリル操作ボタン、 25…フランジ部、 26…表示基板、
27…係合孔、 28…挿通部、 29…ネジ孔、
30…天板、 31…挿通孔、 32…排気口、
33…表示領域、 33a,33b,33c…表示窓、
34…係合バネ、 34a…拡幅部、 35…通し孔、
36…固定ネジ、 37…五徳、 38…排気口カバー、
40a,40b,40c…LED列、 41…LED、
42…基板ケース、 43…凹部、 44…基端部、
45…突出部、 46…支持枠、 46a…左側面、
46b…右側面、 46r…背面、 47…切欠き部、
48…貫通孔、 49…載置面、 50…枠体、
51…凸部、 52…ガード部、 60…板バネ、
60a…長片、 60b…短片、 60c…係止孔、
62…挟持部、 62a…隙間、 62b…係止爪。

Claims (3)

  1. コンロ本体の上面を覆って天板が設置されるガスコンロにおいて、
    前記コンロ本体側に設けられて、情報の表示および入力操作の検知の少なくとも一方の機能を有する機能部を搭載した担持ケースと、
    前記天板側に設けられて、該天板を前記コンロ本体に設置した状態で前記機能部に重ねられ、使用者による前記表示の視認や前記入力操作が可能である重複部と
    を備え、
    前記担持ケースは、前記コンロ本体に対して左右方向および前後方向に移動可能に支持されており、
    前記重複部の周辺および前記担持ケースの何れか一方に、何れか他方に向けて突出した凸部が設けられ、前記何れか他方に、前記凸部を受け入れる凹部が設けられている
    ことを特徴とするガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロにおいて、
    前記担持ケースを移動可能な範囲内で所定領域に誘導する弾性体を備える
    ことを特徴とするガスコンロ。
  3. 請求項2に記載のガスコンロにおいて、
    前記弾性体は、前記担持ケースを左右方向で前記所定領域に誘導する板バネであり、
    前記板バネに対して前記担持ケースが前後方向に移動可能に接続されている
    ことを特徴とするガスコンロ。
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