JP7184585B2 - 走行制限装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両の走行を制限する走行制限装置に関する。
自動車等の車両に搭載され、運転者の飲酒を検知する飲酒検出装置が設けられた車両制御装置が知られている。このような車両制御装置は、運転者の飲酒状態を検出した場合、エンジンを始動さないなどの制御を実行して、車両の動作を制限する。
特許文献1には、アルコールインターロック部を有する車両制御装置が開示されている。アルコールインターロック部は、呼気中のアルコール濃度が所定濃度以上である場合にエンジンを始動させない。
特許文献1に係る車両制御装置は、アルコールインターロック部が故障した場合、走行速度を制限した上で車両の走行を許可する。特許文献1に係る車両制御装置は、アルコールインターロック部が故障した場合であっても車両を自走させることができるため、車両を修理工場へ容易に移動させることができる。
特開2010-116019号公報
しかし、飲酒した運転者が故意にアルコールインターロック部を破壊した場合、運転者は、速度の制限はあるものの、長期間にわたって車両の運転が可能である。特許文献1に係る車両制御装置は、飲酒運転を効果的に抑制できないという問題があった。
上記問題点に鑑み、本発明は、飲酒運転をより効果的に抑制できる技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は、アルコール検知器が車両の運転者から所定値以上のアルコール濃度を検知した場合、前記車両の走行を制限する走行制限装置であって、前記アルコール検知器が故障したか否かを判断する故障判断部と、前記アルコール検知器が故障したと前記故障判断部により判断された場合、時間の計測を開始する計時部と、前記計時部による経過時間が所定時間以内である場合、前記車両が所定速度よりも小さい速度で走行することを許可し、前記経過時間が前記所定時間に達した場合、前記車両の走行を禁止する制限部と、を備える。
第1の発明によれば、アルコール検知器が故障しても所定時間だけ所定速度より小さい速度で走行を許容するため修理工場へ容易に移動可能となる。また、前述した所定速度よりも小さい速度で永続的に走行することを防止できる。
第2の発明は、第1の発明であって、前記制限部は、前記車両のエンジンが動作中に前記経過時間が前記所定時間に達した場合、次回のエンジン始動を禁止する
第2の発明によれば、所定速度よりも小さい速度での走行時間が所定時間に達しても直ぐにエンジンを停止しないので安全である。
第3の発明は、第2の発明であって、前記エンジンの動作中に前記経過時間が前記所定時間に達した場合、次回のエンジン始動を禁止することを前記運転者に通知する通知部、をさらに備える
第3の発明によれば、運転者が次回のエンジン始動の禁止を予め知ることができる。
第4の発明は、第1乃至第3の発明であって、前記アルコール検知器が故障したと前記故障判断部により判断された場合、前記経過時間と前記所定時間に基づいて、走行可能な残り時間を表す情報を前記運転者に通知する時間通知部をさらに備える
第4の発明によれば、所定速度よりも小さい速度で走行可能な時間を運転者が知ることができる。
第5の発明は、アルコール検知器が車両の運転者から所定値以上のアルコール濃度を検知した場合、前記車両の走行を制限する走行制限装置であって、前記アルコール検知器が故障したか否かを判断する故障判断部と、前記アルコール検知器が故障したと前記故障判断部により判断された場合、走行距離の測定を開始する測距部と、前記走行距離が所定距離以内である場合、前記車両が所定速度よりも小さい速度で走行することを許可し、前記走行距離が前記所定距離に達した場合、前記車両の走行を禁止する制限部と、を備える
第5の発明によれば、アルコール検知器が故障しても所定距離だけ所定速度より小さい速度で走行を許容するため修理工場へ容易に移動可能となる。また、前述した所定速度よりも小さい速度で永続的に走行することを防止できる。
第6の発明は、第5の発明であって、前記制限部は、前記車両のエンジンが動作中に前記走行距離が前記所定距離に達した場合、次回のエンジン始動を禁止する
第6の発明によれば、所定速度よりも小さい速度での走行距離が所定距離に達しても直ぐにエンジンを停止しないので安全である。
第7の発明は、第6の発明であって、前記エンジンの動作中に前記走行距離が前記所定距離に達した場合、次回のエンジン始動を禁止することを前記運転者に通知する通知部、をさらに備える
第7の発明によれば、運転者が次回のエンジン始動の禁止を予め知ることができる。
第8の発明は、第5乃至第7の発明であって、前記アルコール検知器が故障したと前記故障判断部により判断された場合、前記走行距離と前記所定距離に基づいて、走行可能な残り距離を表す情報を前記運転者に通知する距離通知部をさらに備える。
第8の発明によれば、所定速度よりも小さい速度で走行可能な時間を運転者が知ることができる。
本発明によれば、アルコール検知器が故障しても速度制限付きで走行を許容しつつ、速度制限付きで永続的に走行することを防止できる。
本発明の実施の形態に係る走行制限装置を用いた車両制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す走行制限装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す走行制限装置の動作を示すタイムチャートである。 図1に示す走行制限装置の動作を示すフローチャートである。 CPUバス構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[1.構成]
[1.1.車両制御装置100の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る走行制限装置2を用いた車両制御装置100の構成を示す機能ブロック図である。図1を参照して、車両制御装置100は、一般車両やタクシー、バス等に搭載される。
車両制御装置100は、エンジン制御部1と、走行制限装置2と、アルコール検知器3とを備える。
エンジン制御部1は、図示しない車両のエンジンを制御する。エンジン制御部1は、インジェクタ1aと、イグナイタ1bと、スロットルモータ1cと接続される。エンジン制御部1は、図示しない各種センサからの出力値に基づいて燃料噴射量や点火時期などの制御値を算出する。エンジン制御部1は、算出した制御値に基づいてインジェクタ1aと、イグナイタ1bと、スロットルモータ1cとを駆動してエンジンを制御する。
アルコール検知器3は、運転者の呼気や血中に含まれるアルコール濃度を所定の基準値と比較することで運転者の飲酒状態を判定する機器である。アルコール検知器3は、運転者のアルコール濃度を検知できれば良く、検知方法は特に限定されない。アルコール検知器3は、例えば、運転席、ステアリング、車両のダッシュボード、等に取り付けられる。なお、アルコール検知器3の設置場所は上記に限定されず、車両から取り外し可能な携帯機器であって無線で車両と通信されても良い。
走行制限装置2は、アルコール検知器3の故障を検出した場合、車両の走行を制限する。走行制限装置2は、イグニッションSW2aと、車速センサ2bと、スロットルセンサ2cと、アクセルセンサ2dと接続される。
イグニッションSW2aは、エンジン車であればキーシリンダから、電気自動車であればSW(スイッチ)の入力により運転者からのエンジンの始動または停止に関する要求を受け付ける。イグニッションSW2aは、運転者からのエンジンの始動要求に対してIG-ON信号を、運転者からのエンジンの停止要求に対してIG-OFF信号を、走行制限装置2に出力する。
走行制限装置2は、イグニッションSW2aからIG-ON信号を受けるとエンジンの始動信号をエンジン制御部1に出力する。また、イグニッションSW2aからIG-OFF信号を受けるとエンジンの停止信号をエンジン制御部1に出力する。
車速センサ2bは、車速パルス等を検出して車両の速度を検出し、検出した速度を走行制限装置2に出力する。
スロットルセンサ2cは、車両に設けられたエンジンのスロットル弁の開度を検出し、検出した開度を走行制限装置2を介してエンジン制御部1に供給する。アクセルセンサ2dは、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量を検出し、検出した踏み込み量を走行制限装置2を介してエンジン制御部1に供給する。
[1.2.走行制限装置2の構成]
図2は、図1に示す走行制限装置2の構成を示す機能ブロック図である。図2を用いて走行制限装置2の構成をさらに詳細に説明する。図2を参照して、走行制限装置2は、制限部21と、故障判断部22と、計時部23と、測距部24と、記憶部25と、通知部26とを備える。
制限部21は車両の走行状態を通常走行状態または走行制限状態、走行禁止状態に切り替えることを判断する。制限部21は、判断した各走行状態に応じてエンジン制御部1に対して走行制限を指示する。
故障判断部22はアルコール検知器3の故障状態を検知する。例えば、故障判断部22は、アルコール検知器3と車両との接続線が断線した場合や+Bショートが起こった場合等、通常ではありえない電圧値を出力するときに故障と判断する。また、故障判断部22は、アルコール呼気が検知器内に吹き込まれない場合等、機構的な故障を検知しても良い。故障判断部22で判断された判断結果は、制限部21に出力される。
計時部23は、アルコール検知器3が故障した時点からの経過時間を計測する。測距部24は、アルコール検知器3が故障した時点からの車両の走行距離を算出する。走行距離は、例えば、車速センサ2bから得た車速パルス等から算出される。
記憶部25は、フラッシュメモリ等の不揮発の記憶部である。記憶部25は計時部23により計測された経過時間や測距部24により算出された走行距離を記憶する。
制限部21で判断した車両の走行状態を運転者に通知する。通知部26は、例えば、運転者に対して音声で情報を通知するスピーカや、表示により情報を通知する表示装置である。
[2.走行制限装置2の動作]
図3は、走行制限装置2の動作の一例を示すタイミングチャートである。図3を参照して、IG信号が時刻T1でONに変化したと仮定する。IG信号は、イグニッションSW2aから出力される信号であり、IG-ON信号とIG-OFF信号とを含む。
IG-ON信号はエンジン始動を指示する信号である。以下の説明において、イグニッションSW2aからIG-ON信号が出された車両の状態をIG-ONと言う。IG-ON信号を受けて走行制限装置2はエンジン始動させる。また、IG-OFF信号はエンジンの停止を指示する信号である。イグニッションSW2aからIG-OFF信号が出された状態をIG-OFFと言う。IG-OFF信号を受けて走行制限装置2はエンジンを停止させる。
アルコール検知器3は、運転者が飲酒しているか否かを判断する。時刻T1において、アルコール検知器3は、運転者が飲酒していないと判断する。故障判断部22は、時刻T1において、アルコール検知器3が正常に動作していると判断する。運転者が飲酒しておらず、かつ、アルコール検知器3が正常に動作しているのであれば、運転者が飲酒運転をする虞はないと考えられる。したがって、走行制限装置2は、通常の車両走行を許可する。
時刻T2で、アルコール検知器3が計測不可を示す信号を故障判断部22に出力するため、故障判断部22は、アルコール検知器3が故障したと判断する。この場合、運転者が飲酒運転をしている可能性があるので、制限部21は、走行制限が必要であると判断し、エンジン制御部1に対して走行制限を指示する。
走行制限は、車両の走行速度を制限することであり、例えば時速30キロまでしか速度が出ないようにする車両制御である。速度の制限は時速30キロに限らず任意に設定および変更が可能である。例えば走行している道路種別や位置等に応じて、あるいは車種によって制限速度は適宜変更されても良い。
また、その他走行制限の例として、制限部21は、運転者が快適に運転し難い車内環境になるようにアラームを定期的に通知部26から通知させるようにしても良い。また、制限部21は、正常な運転に支障が無い程度にエアコン制御を抑制することで車内の温度環境を悪くして運転者に運転の制限を加えても良い。
さらに、制限部21は、運転者に対して「ディーラ等の車両の修理が可能な施設に車両を持って行く」ように促す通知と、「走行制限を開始する」通知を行うように通知部26に対して指示する。通知部26は運転者に対してこれらの通知を行う。制限部21は、アルコール検知器3が一旦故障すると、以後故障から復帰した場合でもディーラ等の車両の修理が可能な施設に車両を持ち込まない限りはアルコール検知器3を正常と判断しないようにする。これは、故障から復帰しても正常に動作しているかを専門家が確認する必要があるからである。
時刻T2から走行制限が開始されるため、計時部23は、時刻T2を基準にした経過時間の計測を開始する。時刻T2から走行制限が開始されるため、測距部24は、時刻T2を基準にした走行距離の計測を開始する。経過時間及び走行距離の各々は、時刻T2からから再び増加を始める。
時刻T3で、運転者がイグニッションSW2aを操作してエンジン停止を指示するとイグニッションSW2aからIG-OFF信号が走行制限装置2に出力される。IG-OFF信号が走行制限装置2に入力されると、走行制限装置2は、エンジン制御部1にエンジン停止信号を出力する。エンジン制御部1は、エンジン停止信号に基づいてエンジンのエンジン停止を行う。
制限部21は、IG-OFF信号が入力された場合、計時部23及び測距部24に計測の停止を指示する。イグニッションSW2aがオフされた場合、飲酒運転が行われないためである。計時部23と測距部24は、走行制限装置2の指示に応じて計測を停止する。
時刻T4で、運転者の操作によりイグニッションSW2aが操作され、IG-ONとなる。アルコール検知器3は、時刻T2から依然として故障している。従って、制限部21は、走行制限を継続する。制限部21は、計時部23及び測距部24に計測の再開を指示する。
計時部23は、制限部21の指示に応じて経過時間の計測を再開する。測距部24は、制限部21の指示に応じて走行距離の計測を再開する。つまり、経過時間及び走行距離の各々は、時刻T3から時刻T4において増加せず、時刻T4から再び増加を始める。
時刻T5で、運転者がイグニッションSW2aを操作してエンジン停止を指示すると、イグニッションSW2aからIG-OFF信号が走行制限装置2に出力される。IG-OFF信号が走行制限装置2に入力されると、走行制限装置2は、エンジン制御部1にエンジン停止信号を出力する。エンジン制御部1は、エンジン停止信号に基づいてエンジン停止を行う。制限部21は、IG-OFF信号が入力された場合、計時部23及び測距部24に計測の停止を指示する。
時刻T6では、運転者の操作によりイグニッションSW2aが操作され、IG-ONとなる。アルコール検知器3は、時刻T4から依然として故障している。従って、制限部21は、時刻T4において運転者の操作によりイグニッションSW2aが操作され、IG-ONとなった時と同様に、走行制限を継続する。制限部21は、計時部23及び測距部24に計測の再開を指示する。
計時部23は、制限部21の指示に応じて経過時間の計測を再開する。計時部23は、制限部21の指示に応じて走行距離の計測を再開する。つまり、経過時間及び走行距離の各々は、時刻T5から時刻T6において増加せず、時刻T6から再び増加を始める。
時刻T7では、経過時間が所定時間に達していない。しかし、測距部24により計測された走行距離が所定距離に達する。この場合、制限部21は次回のエンジン始動を禁止する。制限部21が通知部26に対して次回のエンジン始動を禁止することを通知するように指示する。
時刻T8では、計時部23により計測された経過時間が所定時間に達する。図3に示していないが、経過時間が所定時間に達した場合、制限部21は、走行距離が所定距離に達しているか否かに関係なく、次回のエンジン始動を禁止する。制限部21が通知部26に対して次回のエンジン始動を禁止することを通知するように指示する。
時刻T9では、時刻T3と同様に運転者がイグニッションSW2aを操作してエンジン停止を指示するとイグニッションSW2aからIG-OFF信号が走行制限装置2に出力される。IG-OFF信号が走行制限装置2に入力されると、走行制限装置2は、エンジン制御部1にエンジン停止信号を出力する。エンジン制御部1は、エンジン停止信号に基づいてエンジン停止を行う。制限部21は、IG-OFF信号が入力された場合、計時部23及び測距部24に計測の停止を指示する。走行制限装置2からIG-OFF信号が入力されるとエンジン制御部1が車両を停止させる。
時刻T10で運転者の操作によりイグニッションSW2aが操作され、IG-ONとなる。時刻T10において、運転者の操作によりイグニッションSW2aが操作され、IG-ON信号が走行制限装置2に入力されている状態であるにも関わらず走行制限装置2はエンジン制御部1に対してエンジン始動信号を出さない。経過時間が所定時間に達したか、あるいは、走行距離が所定距離に達したためである。
通常では、走行制限装置2はIG-ON信号が走行制限装置2に入力されるとエンジン制御部1に対してエンジンの始動信号を出す。しかし、エンジンの始動信号を出さないようにすることで実質的にエンジンの始動を禁止する制御を行う。また、走行制限装置2がIG-ONの信号を出力してもエンジン制御部1がエンジンを始動させないように制御しても良い。
さらに、図4を用いて走行制限装置2の動作を説明する。運転者の操作によりイグニッションSW2aが操作され、IG-ON信号が走行制限装置2に入力される。イグニッションSW2aがIG-OFFからIG-ONに変化した場合、図4の処理が開始される。制限部21は記憶部25に記憶される始動禁止フラグがONとなっているかを確認する(ステップ201)。
始動禁止フラグはエンジンの始動を許可するかを判断するフラグであり、始動禁止フラグがONになっている場合には、エンジン制御部1はエンジンを始動させない。始動禁止フラグは、エンジンの停止時にも継続して記憶部25に記憶されている。始動禁止フラグがONになっていれば(ステップ201においてYes)、制限部21がエンジンの始動を禁止する(ステップ214)。例えば、図3の時刻T10において、走行制限装置2は、ステップ214を実行する。
制限部21は、ステップ201で始動禁止フラグがONとなっていない場合は(ステップ201においてNo)、ステップ202に移り記憶部25に記憶される異常フラグがONになっていないか否かを確認する。異常フラグは、アルコール検知器3が故障しているか否かを示すデータであり、エンジンの停止時にも継続して記憶部25に記憶されている。異常フラグは、アルコール検知器3が故障していない場合にOFFに設定される。異常フラグは、アルコール検知器3が故障している場合にONに設定される。
制限部21は、異常フラグがOFFであれば(ステップ202でNO)、アルコール検知器の故障が発生しているか否かを判断する(ステップ203)。故障判断部22によって、アルコール検知器が故障でないと判断されれば(ステップ203でNO)、制限部21は走行制限の必要が無いので処理を終了させる。ステップ203で故障判断部22によってアルコール検知器3が故障と判断された場合(ステップ203でYES)は、制限部21は、ステップ204で、記憶部25に保持されている異常フラグをONに変更する。
異常フラグがOFFからONに変化したため、計時部23は異常フラグがONに設定されてからの経過時間の計測を開始する(ステップ205)。ステップ205は、図3に示す例では時刻T2に計時部23により実行される。具体的には、アルコール検知器3が故障したと故障判断部22が判断すると制限部21が計時部23に対して時間計測の開始を指示する。計時部23は、計測開始を制限部21により指示された場合、経過時間をゼロに設定する。
測距部24は、異常フラグがONに設定されてからの走行距離の計測を開始する(ステップ206)。ステップ206は、図3に示す例では時刻T2に測距部24により実行される。具体的には、アルコール検知器3が故障したと故障判断部22が判断すると制限部21が測距部24に対して移動距離の計測の開始を指示する。測距部24は、計測開始を制限部21により指示された場合、走行距離をゼロに設定する。
ステップ207に進んで、通知部26は運転者に対して車両をアルコール検知器3が故障しているのでディーラ等の修理工場に持って行くように通知を行う。通知部26はスピーカ等の音声出力装置であってもディスプレイ等の表示装置であっても良い。
制限部21は、経過時間及び走行距離の計測が開始されてから所定の待機時間を経過したか否かを判断する(ステップ208)。制限部21は、待機時間を経過した場合、(ステップ208においてYes)、計時部23から経過時間を取得し、その取得した経過時間を所定時間と比較する(ステップ209)。
経過時間が所定時間以上である場合(ステップ209においてYes)、制限部21は、アルコール検知器3の修理を通知するメッセージの出力を通知部26に指示する。通知部26は、制限部21の指示に応じて、「次回のエンジン始動を禁止する」ことを促す通知を出力する(ステップ212)。経過時間が所定時間に達した場合における処理は、図3に示す時刻T7で実行される。
経過時間が所定時間に達していない場合(ステップ209においてNo)、制限部21は、測距部24から走行距離を取得し、その取得した走行距離を所定距離と比較する(ステップ210)。
走行距離が所定距離以上である場合(ステップ209においてYes)、制限部21は、アルコール検知器3の修理を通知するメッセージの出力を通知部26に指示する。通知部26は、制限部21の指示に応じて、ステップ212を実行する。例えば、運転者に対して音声出力装置から「次回のエンジン始動を禁止する」ことを通知する、または表示部にメッセージとして表示する。走行距離が所定距離に達した場合における処理は、図3に示す時刻T8で実行される。
走行距離が所定距離に達していない場合(ステップ210においてNo)、制限部21は、イグニッションSW2aがオフにされたか否かを判断する(ステップ211)。イグニッションSW2aがオンである場合(ステップ211においてNo)、制限部21は、ステップ208に戻る。イグニッションSW2aがオフである場合(ステップ211においてNo)、制限部21は、図4に示す処理を終了する。
制限部21は、ステップ212を実行した後に、記憶部25に記憶されている始動禁止フラグをONに設定する(ステップ213)。その後、制限部21は、図4に示す処理を終了する。ステップ209において、経過時間が所定時間に達していない場合、制限部21は、故障判断部が故障を判断してから計測した時間から所定所間を引き算することで残りの走行可能時間を算出することが可能である。通知部26が、残りの走行可能時間を運転者に通知する。通知部26は、残り時間を数値でダイレクトに通知しても良いし、音の強弱や速さ等で通知しても良い。これにより、運転者は、残りの走行可能時間を容易に知ることができる。
同様に、測距部24が、故障判断部が故障を判断してから計測した距離から所定距離を引き算することで残りの走行可能距離を算出することが可能である。通知部26が、残りの走行可能距離を運転者に通知する。これにより、運転者は、残りの走行可能距離を容易に知ることができる。
本来であれば、時刻T7又は時刻T8の時点で即座に走行を禁止すべきところである。しかし、時刻T7または時刻T8の時点で車両の走行を禁止すると、突然車両が停止してしまうので危険である。よって、ステップ212では運転者に対して安全な位置に停止するために、或いは車両が動かなくなる場合の準備期間を与えるために通知部26から通知を行う。例えば、運転者に対して音声出力装置から「次回のエンジン始動を禁止する」ことを通知する、または表示部にメッセージとして表示する。
これにより、次回のエンジン始動時にステップ201で始動禁止フラグを確認可能となる(ステップ201でYES)。ステップ214に進み走行制限装置2がエンジン制御部1に対してエンジン始動信号を出さないので、結果としてエンジンの始動を禁止することになる。
以上説明したように、本実施例ではアルコール検知器3が故障したかを故障判断部22で判断し、アルコール検知器3が故障したことを故障判断部22が判断した場合、計時部23および測距部24が故障してからの経過時間または走行距離を計測し、所定時間または所定距離に限定して走行制限付きで車両の走行を可能としたので、車両をディーラ等の修理施設に持ちこみ修理可能となる。
[変形例]
尚、図3の時刻T4、時刻T6でイグニッションSW2aからIG-ON信号が出された車両の状態をIG-ONとなった時点で、制限部21が計時部23に経過時間の計測の再開を指示しても良いことを述べたが、イグニッションSW2aがアクセサリの位置になった場合でも良い。
図4では、アルコール検知器3が故障してからの経過時間と走行距離をそれぞれ確認するフローとなっているが、経過時間または走行距離の何れか一方のみを確認するようにしても良い。
通知部26が走行可能な残り時間、距離等を運転者に通知すると記載したが、通知部26が無くても良い。
エンジン制御部1がエンジンの始動を禁止することで車両の走行を禁止したが、例えばアクセルを踏み込ませない、ハンドルをロックする、サイドブレーキを解除させない、シフトレバーをPレンジでロックする等、車両のその他の機能で走行を禁止させるようにしても良い。車両がEV車両であれば走行用モータへの電源供給を禁止することでも実現できる。
上記実施の形態において、走行制限装置2の各機能ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全部を含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
また、走行制限装置2の各機能ブロックにより実行される処理の一部又は全部は、プログラムにより実現されるものであってもよい。上記各実施の形態の各機能ブロックの処理の一部又は全部は、コンピュータにおいて、中央演算装置(CPU)により行われる。それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。
また、上記実施の形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む。)により実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現しても良い。
例えば、上記実施の形態(変形例を含む)の各機能ブロックを、ソフトウェアにより実現する場合、図5に示したハードウェア構成(例えば、CPU、ROM、RAM、入力部、出力部等をバスBusにより接続したハードウェア構成)を用いて、各機能部をソフトウェア処理により実現するようにしてもよい。
また、上記実施の形態における処理方法の実行順序は、必ずしも、上記実施の形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えてもよい。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD-ROM、MO、DVD、DVD-ROM、DVD-RAM、大容量DVD、次世代DVD、半導体メモリを挙げることができる。
上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
100 車両制御装置
1 エンジン制御部
2 走行制限装置
3 アルコール検知器
21 制限部
22 故障判断部
23 計時部
24 測距部
25 記憶部
26 通知部
1a インジェクタ
1b イグナイタ
1c スロットルモータ
1d エンジンスタータ
2a イグニッションSW
2b 車速センサ
2c スロットルセンサ
2d アクセルセンサ

Claims (8)

  1. アルコール検知器が車両の運転者から所定値以上のアルコール濃度を検知した場合、前記車両の走行を制限する走行制限装置であって、
    前記アルコール検知器が故障した場合、
    前記故障した時点からの経過時間が所定時間以内は、前記車両が所定速度よりも小さい速度で走行することを許可し、
    前記経過時間が前記所定時間に達すると、次回のエンジン始動を禁止すると共に、次回のエンジン始動を禁止することを前記運転者に通知する
    走行制限装置。
  2. アルコール検知器が車両の運転者から所定値以上のアルコール濃度を検知した場合に、前記車両の走行を制限する走行制限装置であって、
    前記アルコール検知器が故障した場合、
    前記故障した時点からの経過時間が所定時間以内は、前記車両が所定速度よりも小さい速度で走行することを許可し、
    前記経過時間が前記所定時間に達すると、前記車両の走行を禁止し、
    前記経過時間と前記所定時間に基づいて、走行可能な残り時間を表す情報を前記運転者に通知する
    走行制限装置。
  3. アルコール検知器が車両の運転者から所定値以上のアルコール濃度を検知した場合に、前記車両の走行を制限する走行制限装置であって、
    前記アルコール検知器が故障した場合、
    前記故障した時点からの走行距離が所定距離以内は、前記車両が所定速度よりも小さい速度で走行することを許可し、
    前記走行距離が前記所定距離に達すると、次回のエンジン始動を禁止すると共に、次回のエンジン始動を禁止することを前記運転者に通知する
    走行制限装置。
  4. アルコール検知器が車両の運転者から所定値以上のアルコール濃度を検知した場合に、前記車両の走行を制限する走行制限装置であって、
    前記アルコール検知器が故障した場合、
    前記故障した時点からの走行距離が所定距離以内は、前記車両が所定速度よりも小さい速度で走行することを許可し、
    前記走行距離が前記所定距離に達すると、前記車両の走行を禁止し、
    前記走行距離と前記所定距離に基づいて、走行可能な残り距離を表す情報を前記運転者に通知する
    走行制限装置。
  5. アルコール検知器が車両の運転者から所定値以上のアルコール濃度を検知した場合に、コンピュータが前記車両の走行を制限する走行制限方法であって、
    前記コンピュータが、
    前記アルコール検知器が故障した場合、
    前記故障した時点からの経過時間が所定時間以内は、前記車両が所定速度よりも小さい速度で走行することを許可し、
    前記経過時間が前記所定時間に達すると、次回のエンジン始動を禁止すると共に、次回のエンジン始動を禁止することを前記運転者に通知する
    走行制限方法。
  6. アルコール検知器が車両の運転者から所定値以上のアルコール濃度を検知した場合に、コンピュータが前記車両の走行を制限する走行制限方法であって、
    前記コンピュータが、
    前記アルコール検知器が故障した場合、
    前記故障した時点からの経過時間が所定時間以内は、前記車両が所定速度よりも小さい速度で走行することを許可し、
    前記経過時間が前記所定時間に達すると、前記車両の走行を禁止し、
    前記経過時間と前記所定時間に基づいて、走行可能な残り時間を表す情報を前記運転者に通知する
    走行制限方法。
  7. アルコール検知器が車両の運転者から所定値以上のアルコール濃度を検知した場合に、コンピュータが前記車両の走行を制限する走行制限方法であって、
    前記コンピュータが、
    前記アルコール検知器が故障した場合、
    前記故障した時点からの走行距離が所定距離以内は、前記車両が所定速度よりも小さい速度で走行することを許可し、
    前記走行距離が前記所定距離に達すると、次回のエンジン始動を禁止すると共に、次回のエンジン始動を禁止することを前記運転者に通知する
    走行制限方法。
  8. アルコール検知器が車両の運転者から所定値以上のアルコール濃度を検知した場合に、コンピュータが前記車両の走行を制限する走行制限方法であって、
    前記コンピュータが、
    前記アルコール検知器が故障した場合、
    前記故障した時点からの走行距離が所定距離以内は、前記車両が所定速度よりも小さい速度で走行することを許可し、
    前記走行距離が前記所定距離に達すると、前記車両の走行を禁止し、
    前記走行距離と前記所定距離に基づいて、走行可能な残り距離を表す情報を前記運転者に通知する
    走行制限方法。
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