JP7178792B2 - サーバシステムおよび制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、位置情報取得機能を有するユーザ端末と通信可能なサーバシステムに関する。
イベントへの参加権の一例である電子チケットを管理・流通するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、利用期限が間近(イベント開始1時間前など)に迫った電子チケットを譲渡する際に、その電子チケットの利用場所に近い位置の会員を譲渡候補会員として選択する技術が開示されている。
特開2005-100235号公報
イベントへの参加権を初めにユーザに提供する場面においては、特許文献1の技術は有効ではない。イベントの開催地は既知であるので、この開催地とユーザの位置との関係に基づいて、当該イベントへの参加権を付与するユーザを優遇できる仕組みを実現できれば、参加権を提供する事業者にとって有益な技術になり得る。また、単純に参加権を提供するのではなく、何らかのアプリケーション(ソフトウェア)と組み合わせることで、興趣性のある提供方法を実現することができれば、ユーザにとっても楽しみがあるといえる。
本発明は、上述した課題に鑑みて考案されたものであり、その目的とするところは、イベントへの参加権を付与するユーザを、開催地とユーザの位置との関係に基づいて優遇可能とする技術を提供することである。
上記課題を解決するための第1の発明は、
位置情報取得機能を有するユーザ端末と通信可能なサーバシステムであって、
前記ユーザ端末の位置情報取得機能による取得位置情報に基づくユーザ実在位置に基づいて、基準地を判定する基準地判定手段(例えば、図9の基準地判定部216)と、
前記ユーザ端末で実行されたアプリケーションの実行結果によって、所与の開催地で開催されるイベントへの参加権をユーザに付与するか否かが決定される前記アプリケーションの制御パラメータ値を、前記基準地と前記開催地との相対位置関係に基づいて可変に設定する制御パラメータ値設定手段(例えば、図9の抽選確率設定部218)と、
前記制御パラメータ値に基づく前記アプリケーションを前記ユーザ端末に実行させるアプリケーション実行制御手段(例えば、図9のゲーム実行制御部220)と、
前記アプリケーション実行制御手段による前記アプリケーションの実行結果に基づいて前記参加権を前記ユーザに付与するか否かを決定する参加権付与決定手段(例えば、図9の参加権付与決定部222)と、
を備えたサーバシステムである。
第1の発明によれば、ユーザ端末の位置情報取得機能による取得位置情報に基づくユーザ実在位置に基づいて判定された基準地と、イベントの開催地との相対位置関係によって、アプリケーションの制御パラメータ値が可変に設定され、この制御パラメータ値に基づき、ユーザ端末で実行されたアプリケーションの実行結果に基づいて当該ユーザに当該イベントの参加権が付与されるか否かが決定される。これにより、例えば、イベントの開催地の近くに住むユーザに優先的に当該イベントの参加権を付与するといったことが可能となる。また、ユーザ端末で実行したアプリケーションの実行結果に基づいてイベントの参加権が付与されるか否かが決定されるので、アプリケーションを楽しみつつ参加権の取得にチャレンジするといった、新たな興趣性を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明のサーバシステムであって、
前記ユーザの操作入力に従って登録地を設定する登録地設定手段(例えば、図9の登録地設定部212)、
を更に備え、
前記基準地判定手段は、前記登録地と前記ユーザ実在位置とが所定の合致条件を満たした場合に当該登録地を前記基準地として判定する、
サーバシステムである。
第2の発明によれば、ユーザの操作入力に従って設定した登録地が、ユーザ端末の取得位置情報に基づくユーザ実在位置と合致した場合に、この登録地がユーザの基準地として判定される。従って、設定した登録地だけであったり、ユーザ実在位置だけでは基準地とはならない。例えば、基準地と開催地とが近隣とみなされる相対位置関係のときに参加権を取得できるのならば、ユーザは、参加したいイベントの開催地の近隣を登録地して設定してこの登録地を訪れることで、所望の開催地の参加権を取得することか可能となる。
第3の発明は、第2の発明のサーバシステムであって、
前記基準地判定手段は、所与の期間の間に前記登録地と前記ユーザ実在位置とが前記合致条件を満たした場合に当該登録地を前記基準地として判定する、
サーバシステムである。
第3の発明によれば、所与の期間の間に、ユーザの操作入力によって設定した登録地と、ユーザ実在位置とが合致した場合に、この登録地がユーザの基準地として判定される。ユーザにとってみれば、参加したい開催地の近隣を登録地としておき、所与の期間の間にこの登録地を訪れることで、初めて登録地を基準地とさせることができる。
第4の発明は、第2又は第3の発明のサーバシステムであって、
前記登録地設定手段は、複数の登録地を設定可能であり、
前記基準地判定手段は、前記登録地の中から、前記ユーザ実在位置と所定の合致条件を満たす登録地を前記基準地として判定する、
サーバシステムである。
第4の発明によれば、複数の登録地のうちから、ユーザ実在位置と合致するとみなせる登録地が基準地として判定される。これにより、例えば、ユーザは、参加したいイベントの開催地に応じた複数の登録地を設定しておき、そのうちの何れかの登録地を訪れることで、訪れた登録地を基準地とさせることができる。
第5の発明は、第4の発明のサーバシステムであって、
前記登録地設定手段は、前記アプリケーションの実行履歴に基づいて、設定可能な登録地の数を変更する、
サーバシステムである。
第5の発明によれば、アプリケーションの実行履歴に基づいて、設定可能な登録地の数を変更することができる。これにより、例えば、より多くの時間アプリケーションを楽しんでいるいわゆるヘビーユーザーに対して、登録地の設定の数を多くして優遇するようにするといったことが可能となる。
第6の発明は、第1の発明のサーバシステムであって、
前記基準地判定手段は、予め定められた複数の候補地の中から、前記ユーザ実在位置と所定の合致条件を満たす候補地を前記基準地として判定する、
サーバシステムである。
第6の発明によれば、予め定められた複数の候補地の中から、ユーザ実在位置と合致する候補地が、基準地として判定される。従って、例えばシステム側が定めた候補地をユーザが訪問するように誘導するといった仕組みを実現できる。
第7の発明は、第1~第6の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記取得位置情報の履歴に基づいて、所定の滞在時間条件或いは所定の滞在頻度条件を満たす位置を前記ユーザ実在位置として判定するユーザ実在位置判定手段(例えば、図9のユーザ実在位置判定部214)、
を更に備えたサーバシステムである。
第7の発明によれば、取得位置情報の履歴から滞在時間が長い或いは滞在頻度が高い位置、つまり、ユーザの生活圏を推測して、ユーザ実在位置とするといったことができるようになる。
第8の発明は、第1~第7の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記制御パラメータ値設定手段は、前記基準地と前記開催地とが同一又は所定の近距離条件を満たす第1の相対位置関係にある場合には、前記基準地と前記開催地とが所定の遠距離条件を満たす第2の相対位置関係にある場合に比べて、前記参加権を付与する実行結果となる可能性を向上させる前記制御パラメータ値に設定する、
サーバシステムである。
第8の発明によれば、基準地から開催地までの距離が長いユーザよりも短いユーザのほうが、参加権が付与され易くなる。これにより、基準地が開催地の近隣のユーザに優先的に参加権を付与することが可能となる。
第9の発明は、第1~第8の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記制御パラメータ値設定手段は、所与の特別期間の間、前記制御パラメータ値を、当該特別期間外のときに比べて、前記参加権を付与する実行結果となる可能性を向上させる前記制御パラメータ値に設定する手段(例えば、図7の期間係数k)、を有する、
サーバシステムである。
第9の発明によれば、特別期間の間は、参加権が付与され易くなる。これにより、例えば、開催日に近い時期を特別期間に設定することで、参加権を完売させるといったことが可能となる。
第10の発明は、第1~第9の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記制御パラメータ値設定手段は、前記参加権の付与状況に基づいて、前記制御パラメータ値を可変に設定する手段(例えば、図7の付与状況係数k)、を有する、
サーバシステムである。
第10の発明によれば、参加権の付与状況に基づいて、ゲーム制御パラメータ値が可変に設定されるので、例えば、参加権の付与状況が芳しくない状況では、参加権を付与し易くするといったことが可能となる。
第11の発明は、第1~第10の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記参加権付与決定手段は、前記参加権を前記ユーザに付与する際に、所定の対価を徴収する手段であって、前記基準地と前記開催地との間の距離に基づいて当該対価を可変に設定する手段、を有する、
サーバシステムである。
第11の発明によれば、参加権をユーザに付与する際に徴収する対価を、ユーザの基準地と開催地との間の距離に基づいて変更することができる。これにより、距離が一定以上である基準地が開催地から遠いユーザについては、開催地までの交通費等がかかることを考慮して、対価を減ずるといったことが可能となる。
第12の発明は、第1~第11の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記アプリケーションはゲームアプリケーションである、
サーバシステムである。
第12の発明によれば、ユーザ端末で実行されるアプリケーションはゲームアプリケーションであるため、興趣性を発揮させるのに適したアプリケーションとすることができる。
第13の発明は、
位置情報取得機能を有するユーザ端末と通信可能なサーバシステムであって、
前記ユーザ端末の位置情報取得機能による取得位置情報に基づくユーザ実在位置に基づいて、基準地を判定する基準地判定手段と、
所与の開催地で開催されるイベントへの参加権をユーザに付与するか否かを、前記基準地と前記開催地との相対位置関係に基づいて
決定する参加権付与決定手段と、
を備えたサーバシステムである。
第12の発明によれば、ユーザ端末の位置情報取得機能による取得位置情報に基づくユーザ実在位置に基づいて判定された基準地と、イベントの開催地との相対位置関係に基づいて当該ユーザに当該イベントの参加権が付与されるか否かが決定される。これにより、例えば、イベントの開催地の近くに住むユーザに優先的に当該イベントの参加権を付与するといったことが可能となる。
ゲームシステムの全体構成図。 ユーザ実在位置の判定の説明図。 登録地の設定の説明図。 基準値の判定の説明図。 基準値と開催地との相対位置関係の一例。 参加権の付与の決定の説明図。 抽選確率の設定の説明図。 イベントの参加権の付与のスケジュール例。 サーバシステムの機能構成図。 ユーザ管理データのデータ構成例。 イベント管理データのデータ構成例。 参加権付与処理のフローチャート。
以下、本発明を適用した実施形態の一例を説明するが、本発明を適用可能な形態が以下の実施形態に限られないことは勿論である。また、本実施形態では、ユーザ端末1500で実行されるアプリケーション(より詳細にはアプリケーションプログラム或いはアプリケーションソフトウェア)は、ゲームアプリケーション(以下単に「ゲーム」ともいう)であることとして説明する。
[システム構成]
図1は、本実施形態のゲームシステム1の構成例を示す図である。図1によれば、ゲームシステム1は、通信回線Nに接続可能なサーバシステム1000と、通信回線Nを介してサーバシステム1000にアクセスし、サーバシステム1000との間でデータ通信を行う複数のユーザ端末1500(1500a,1500b,…)とを備える。
通信回線Nは、データ通信が可能な通信路を意味する。すなわち、通信回線Nとは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLAN(Local Area Network)の他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、また、通信方法については有線/無線を問わない。
サーバシステム1000は、本体装置1002と、キーボード1004と、ディスプレイ1006と、ストレージ1020とを有し、本体装置1002には制御基板1010を搭載する。
制御基板1010には、CPU(Central Processing Unit)1012やGPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などの各種プロセッサ、VRAMやRAM、ROM等の各種ICメモリ1014、通信装置1016が搭載されている。なお、制御基板1010の一部又は全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、SoC(System on a Chip)により実現するとしてもよい。これらの演算回路もプロセッサということができる。そして、サーバシステム1000は、制御基板1010が所定のプログラム及びデータに基づいて演算処理することにより、本実施形態のゲームを運営するための各種サービスを実現する。例えば、1)ユーザ登録等に係るユーザ管理機能と、2)ユーザ3(3a,3b,…)がユーザ端末1500(1500a,1500b,…)でゲームプレイするのに必要なデータを提供してユーザ端末1500(1500a,1500b,…)でのゲームの実行制御を管理するゲーム管理機能と、3)ゲームで利用可能な様々なアイテムやキャラクタ等のゲームオブジェクトをオンラインでユーザに販売するオンラインショッピング機能と、を実現する。
なお、サーバシステム1000は、図1に示す単体の構成に限らず、各機能を分担する複数のブレードサーバを搭載して相互に内部バスを介してデータ通信可能に接続した構成であってもよい。或いは、離れた場所に設置された独立した複数のサーバを、通信回線を介してデータ通信させることで、全体としてサーバシステム1000として機能させる構成であってもよい。
ユーザ端末1500(1500a,1500b,…)は、ユーザ3(3a,3b,…)がゲームプレイのために個別に使用するコンピュータシステムであって、通信回線Nを介してサーバシステム1000にアクセスしてオンラインゲームを実行できる携帯型の電子装置(電子機器)である。
ユーザ端末1500は、公知の測位システムを利用して実空間における位置情報を取得する測位機能を実現する測位モジュールを内蔵する。測位モジュールは、測位システムから送信される信号を受信して所定の演算処理を行い、所定周期で(例えば、1秒毎に)測位情報を出力する。測位情報には、日時や位置座標(緯度・経度・高度)等が含まれる。測位システムとして、例えば、GPS(Global Positioning System)やGLONASS(Global Navigation Satellite System)、Galileoといった、衛星航法システムを利用することができる。本実施形態では、位置情報を取得する位置情報取得機能として、測位モジュールによる測位機能を例に挙げて説明するが、他の方式による位置情報取得機能を採用してもよい。例えば、無線通信モジュール1026が無線通信している無線基地局(携帯電話基地局であっても無線LAN基地局であってもよい)の位置情報を、当該無線基地局から取得する機能を、位置情報取得機能として採用してもよい。
本実施形態のユーザ端末1500は、いわゆるスマートフォンと呼ばれる装置であるが、携帯型ゲーム装置や、ゲームコントローラ、タブレット型コンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、などでもよい。また、図1に示す単体の装置に限らず、複数の装置が連携して一体的に機能する構成であってもよい。
[概要]
サーバシステム1000により運営・提供されるゲームに関連して、ゲーム外でのイベントが開催される。このイベントは、ゲーム内に生じるゲーム世界での仮想的なイベントではなく、実空間において開催されるコンサートや音楽フェス、演劇、映画、スポーツ大会、展覧会、お祭りといった現実のイベントである。以下で述べるイベントとは、このゲーム外のイベントを意味する。本実施形態では、イベントは、複数の開催地において、同日或いは別日に開催されるものする。また、本実施形態のイベントは、参加するために参加権を必要とするイベントとする。
イベントの参加権は、当該ゲームのユーザ3に付与される。本実施形態の特徴として、ユーザ3が所有するユーザ端末1500の位置情報取得機能である測位機能を利用して、イベントの複数の開催地のうちから、当該ユーザ3に参加権が付与される開催地が決定される。具体的には、1)ユーザ端末1500の測位機能による測位結果(取得位置情報)に基づくユーザ実在位置、2)ユーザ3が登録する登録地、の相対位置関係に応じて、当該ユーザ3に参加権が付与されるイベントの開催地が決定される。なお、ここでの“参加権”はあくまでも権利とし、ユーザ3は、所定の獲得手続きを行うことで、実際のイベントの電子チケットに交換するなどして当該イベントに参加できることとする。なお、電子チケットそのものを付与することとしてもよい。その場合、“参加権”が電子チケットとなるため、本実施形態の“参加権”を電子チケットと読み替えればよい。
(A)ユーザ実在位置
図2は、測位結果(取得位置情報)に基づくユーザ実在位置の概要を説明する図である。ユーザ3が所有するユーザ端末1500は、測位機能による測位結果を、随時、サーバシステム1000に送信する。サーバシステム1000は、ユーザ端末1500から送信されてくる測位結果に基づいて、ユーザ端末1500の所有者であるユーザ3のユーザ実在位置を判定する。ユーザ実在位置として、現在位置、及び、高頻度位置の2種類の位置を判定する。
現在位置は、最新の測位結果が示す位置(以下、「測位位置」という)であり、地球座標系の緯度経度で表される位置である。
高頻度位置は、ユーザ3が頻繁に訪れているとみなす位置であり、ユーザ3の生活圏に相当する。具体的には、直近の所定期間(例えば、1週間)における各測位位置のうち、所定の滞在時間条件、或いは、滞在頻度条件を満たす位置とする。測位結果は、所定時間毎(例えば、1秒毎)に生成される情報であるので、測位位置は、所定時間毎の離散的な値である。ある測位結果が示す時刻(以下、「測位日時」という)における測位位置を、当該測位時刻から、次の測位時刻までの滞在位置とみなして、所定期間における各測位位置の滞在時間を算出する。そして、滞在時間が所定時間以上であることを滞在時間条件として、滞在時間条件を満たす測位位置を、高頻度位置とする。或いは、所定期間における測位位置の取得回数の合計に対する、各測位位置の取得回数の割合を、滞在頻度として算出する。そして、滞在頻度が所定値以上であることを滞在頻度条件として、滞在頻度条件を満たす測位位置を、高頻度位置とする。従って、この高頻度位置は、複数の位置となり得る。
なお、測位位置は、緯度経度で表される、いわばピンポイントの位置であるので、例えば数~数十キロメートル四方の格子状に区切った範囲を設定し、測位位置が含まれる範囲を“測位位置”とみなして、上述の滞在時間条件、或いは、滞在頻度条件を満たすかを判定するようにしても良い。そして、滞在時間条件、或いは、滞在頻度条件を満たす“範囲”の、例えば中心位置を、高頻度位置とする。
(B)登録地
図3は、登録地の概要を説明する図である。登録地は、ユーザ3が任意に選択・設定することができる。すなわち、図3に示すように、ユーザ3は、ユーザ端末1500を介してサーバシステム1000にアクセスし、所定の登録画面W1において、所望の登録地を選択・設定する。登録地は、「東京都」や「千葉県」といった都道府県を単位とするエリア(範囲)とする。本実施形態では、登録地は1つとするが、複数設定できるようにしてもよい。したがって、本実施形態では、登録地は、ユーザ実在位置よりも広い面積の場所を指す。
(C)基準地
次いで、ユーザ3について判定したユーザ実在位置と、ユーザ3が自身で登録した登録地とに応じて、ユーザ3に付与するイベントの開催地を決定するための基準地を判定する。
図4は、基準地の判定の概要を説明する図である。図4に示すように、ユーザ実在位置と登録地とが所定の合致条件を満たす場合に、登録地を基準地とする。合致条件とは、両者の位置が合致するとみなせる条件であり、本実施形態では、ユーザ実在位置が登録地に含まれることを合致条件とする。ユーザ実在位置が複数ある場合には、合致条件として、ユーザ実在位置のうちの少なくとも1つが登録地に含まれることにすれば良い。また、登録地が複数ある場合には、合致条件を満たす登録地のうちから、予め定めておいた優先度に従って1つを基準地としても良いし、合致条件を満たす全てを基準地としても良い。登録地は都道府県を単位とする範囲であるから、基準地も、同じく都道府県を単位とする範囲となる。
(D)開催地の選択
イベントの複数の開催地のうちから、ユーザ3に参加権を付与する開催地を、当該ユーザ3の基準地に基づいて選択する。
図5は、開催地の選択の概要を説明する図である。図5の例では、ユーザ3の基準地は「千葉県」であり、イベントの開催地として、「新宿」及び「名古屋」の2箇所がある。開催地としては、「新宿」や「札幌」、「名古屋」といった、市町村を単位とした比較的広い範囲である都市名としても良いし。或いは、「○○ホール」や「××公園」といった、イベント会場の名称としても良い。指定場所の面積としては、開催地は、基準地よりも狭い面積の場所を指す。
複数の開催地のうち、ユーザ3の基準地に最も近い開催地が、当該ユーザ3に参加権が付与される開催地として選択される。ここで、“最も近い”とは、距離(直線距離)が最も短いことである。基準地は都道府県を単位とする範囲であるから、この範囲内の予め定めておいた所定位置(例えば、都道府県庁の所在位置)を、当該基準地における距離の基点とする。開催地における距離の基点は、イベント会場の位置とする。図5の例では、ユーザ3の基準地である「千葉県」から、イベントの開催地である「新宿」及び「名古屋」までのそれぞれの距離D,Dを比較すると、「新宿」のほうが“近い”ので、当該ユーザ3に参加権を付与する開催地として「新宿」が選択される、或いは、選択される可能性が高い。
なお、“最も近い”開催地ではなく、距離が所定距離以下である複数の開催地、或いは、距離が近い順に選択した所定数の開催地を、参加権を付与する、或いは、付与し得る開催地の候補とし、これらの複数の候補のうちから、ランダムに、或いは、ユーザ3によって1つを選択するようにしても良い。
(E)参加権の付与
このように選択された開催地で開催されるイベントの参加権が、実際にユーザ3に付与されるか否かは、当該ユーザ3のユーザ端末1500で実行されるゲームの結果によって決定される。
図6は、ユーザ3に対するイベントの参加権の付与の決定の概要を説明する図である。ユーザ3の基準地と、参加権が付与される候補として選択された開催地との距離Dに応じて、ユーザ3が実行するゲームアプリケーションの制御パラメータ値である抽選確率Pが設定される。
図7は、抽選確率Pの設定の概要を説明する図である。抽選確率Pは、P=(k+k)×k、として算出される。但し、kは距離係数、kは期間係数、kは付与状況係数であり、Pの上限閾値を1.0とし、「1.0」を超える値となった場合にはP=1.0として算出する。
距離係数kは、ユーザ3の基準地と、当該ユーザ3に参加権が付与される候補として選択された開催地との距離Dによって決まる。距離Dが大きい(開催地が基準地から遠い)ほど、距離係数kが小さくなるように定められている。図7では、距離Dと、距離係数kとの関係をグラフで示している。この例では、基準地と開催地が近いことを表す近距離条件を満たす第1の相対位置関係にある場合に相当する距離Dが所定距離Dt1以下の場合には、距離係数kは「1.0」であり、距離Dが所定距離Dt1を超えると、距離係数kは急激に減少する。そして、基準地と開催地とが遠いことを表す遠距離条件を満たす第2の相対位置関係にある場合に相当する、距離Dが所定距離Dt2以上である場合には、距離係数kは「0.0」となるように定められている。
期間係数kは、ゲームの実行時点が所定の特別期間内であるか否かによって決まる。特別期間内のほうが、特別期間外よりも、期間係数kが大きくなるように定められている。図7では、付与の開始から終了までの付与期間における経過日時を横軸として、期間係数kとの関係をグラフで示している。この例では、特別期間内ならば、期間係数kは「1.0」或いはこれに近い値であり、特別期間外ならば、期間係数kは「0.0」となるように定められている。
付与状況係数kは、ゲームの実行時点における、開催地の参加権の付与状況によって決まる。付与状況として、参加権の用意数に対する付与済みの参加権の数の割合である付与割合が高いほど、付与状況係数kが小さくなるように定められている。図7では、付与割合と、付与状況係数kとの関係をグラフで示している。この例では、付与割合が所定割合以下ならば、付与状況係数kは「1.0」であり、付与割合が所定割合を超えると、急激に減少して「0.0」となるように定められている。
なお、係数k~kの関係を示すグラフは一例であり、これ以外でも良い。また、抽選確率Pの算出式を、例えば、P=k×k×k、などとしてもよいし、P=k+k+k、などとしてもよい。何れの場合であっても、抽選確率Pは「1.0」以下の値として定められるので、算出された値が「1.0」を超えた場合には、抽選確率Pを「1.0」として算出する。
図6に戻り、設定した抽選確率Pに従って、ゲームの実行が制御される。図6では、スロットゲームが実行される際のゲーム画面W3を示しているが、ゲームの種類は特に限定されない。スロットゲームでは、ゲーム画面W3のリール表示領域W4に、縦方向に複数のシンボル(数字やアルファベットなど)が表示されて縦方向(上下方向)に回転しているようにスクロール表示される複数列(図5では、5列)のリールが表示される。ユーザが開始指示を入力すると、リール表示領域W4における各リールの回転表示が開始され、その後、各リールの回転表示が順に停止する。全てのリールが停止したときのシンボルの並び(出目)がゲーム結果となり、このゲーム結果であるシンボルの並びが所定条件を満たすと、“当たり”となって、ユーザ3に参加権が付与される(参加権を取得する)ことになる。このとき、抽選確率Pに従ってゲーム結果が“当たり”となるか否かが決定されて各リールの停止制御が行われる。
(F)参加権の付与のスケジュール
あるイベントの実施に際して、当該イベントの参加権をユーザに付与する際の具体的な付与のスケジュールを説明する。図8は、ユーザに対するイベントの参加権の付与に係るスケジュールの概要を説明する図である。先ず、イベントの開催日(複数日に亘る日程でも可)が決まる。この開催日に先んずる期間であって一定期間(例えば、2週間)の参加権付与期間が定められる。この付与期間において、ユーザ3は、ユーザ端末1500を用いてサーバシステム1000にアクセスして、所定の申し込み画面において、当該イベントの参加権の付与を希望する旨を申し込むことになる。
つまり、ユーザ3は、ユーザ端末1500において所定のゲームを行い、そのゲーム結果によって、参加権が付与されるか否かが決定される。参加権が付与されるイベントの開催地は、ユーザ3の基準地に基づいて選択される。ユーザ3の基準地は、1)申し込み時点における当該ユーザ3の登録地と、2)付与期間の開始時点から申し込み時点までの期間における、当該ユーザ3のユーザ端末1500による測位結果の履歴から判定されたユーザ実在位置と、に基づいて判定される(図2~図7参照)。
また、付与が決定された参加権はあくまでも権利であり、ユーザ3は、例えば、参加に同意する旨の操作入力のほか、必要に応じてオンラインショッピングの機能を利用した購入手続き、ゲーム内通貨やポイントの消費といった、所定の獲得手続きを行って電子チケットを得る必要がある。
このように、あるイベントの参加権は、所定の付与期間において先着順で各ユーザ3に付与されることになる。実際に付与した参加権の数が所定の用意数に達すると、その時点で付与は終了となる、
また、付与期間の後半には特別期間が設定されている。この特別期間では、上述のように、抽選確率Pを決める期間係数kが、それ以外の期間に比較して大きな値になるように定められた期間である。従って、特別期間では、それ以前の期間に比較して、抽選確率Pが上昇するようになっている(図7参照)。
[機能構成]
図9は、サーバシステム1000の機能構成を示すブロック図である。図9によれば、サーバシステム1000は、操作入力部102と、表示部104と、音出力部106と、通信部108と、処理部200と、記憶部300とを備える。
操作入力部102は、サーバシステム1000の管理のための各種の操作入力に応じて操作入力信号を処理部200に出力する。図1のキーボード1004がこれに該当する。
処理部200は、例えば、CPUやGPU等のプロセッサや、ASIC、ICメモリ等の電子部品によって実現され、操作入力部102や記憶部300を含む各機能部との間でデータの入出力制御を行う。そして、所定のプログラムやデータ、操作入力部102からの操作入力信号、ユーザ端末1500からの受信データ等に基づいて各種の演算処理を実行して、サーバシステム1000の動作を統合的に制御する。図1の制御基板1010がこれに該当する。また、処理部200は、ユーザ管理部202と、参加権付与管理部210と、計時部230と、画像生成部234と、音生成部236と、通信制御部238と、を有する。勿論、これら以外の機能も適宜含めることができる。
ユーザ管理部202は、ユーザ登録手続きに係る処理、及び、ユーザアカウントに紐付けられる各ユーザのデータの管理を行う。本実施形態では、ユーザ管理部202は、1)登録ユーザへの固有のユーザアカウントの付与、2)ユーザアカウント別に個人情報を登録管理する登録情報管理、3)ゲームに係る課金要素(本実施形態では、オンラインショッピング)の支払いで消費される電子決済媒体の帳簿管理、4)ゲームデータの管理、の各機能を有する。勿論、これら以外のアカウントに紐付けられるデータの管理機能も適宜含めることができる。
ユーザ管理部202は、ユーザ登録手続きを経たユーザ3固有のアカウント(ユーザID)を割り当ててユーザ管理データ310を生成することで、各ユーザ3に関するデータの管理を行う。
図10は、ユーザ管理データ310のデータ構成の一例を示す図である。ユーザ管理データ310は、登録ユーザ毎に生成され、当該ユーザに割り当てられた固有のユーザID312と、当該ユーザによって任意に設定されるユーザ名314、及び、パスワード316と、測位結果履歴情報318と、実在位置データ320と、登録地リスト322と、基準地データ324と、イベント申し込み履歴データ326と、を格納している。
測位結果履歴情報318は、当該ユーザ3のユーザ端末1500から送信されてきた測位結果の履歴であり、測位日時及び測位位置の組み合わせを時系列に蓄積したデーである。実在位置データ320は、ユーザ実在位置判定部214によって判定された当該ユーザ3のユーザ実在位置であり、現在位置、及び、高頻度位置を含む。登録地リスト322は、登録地設定部212によって設定された当該ユーザ3の登録地のデータである。本実施形態では、登録地は1つとするが、複数としても良い。基準地データ324は、基準地判定部216によって判定された、当該ユーザ3の基準地のデータである。イベント申し込み履歴データ326は、当該ユーザ3がこれまでに参加権の付与を申し込んだイベントに関するデータであり、イベント毎に、イベントIDと、参加権が付与されるとして選択された開催地と、参加権が付与されたか否かを示す付与結果と、参加権が付与された場合に実際に参加したかを示す参加有無とを対応付けて格納している。
参加権付与管理部210は、ゲームに関連して実施されるイベント(ゲーム外イベント)について、参加権をユーザ3に付与するための制御を行う。これまでに開催された、或いは、開催予定のイベントについては、イベント管理データ330として管理されている。
図11は、イベント管理データ330のデータ構成の一例を示す図である。イベント管理データ330は、イベント毎に生成され、該当するイベントのイベントID332と、イベント名334と、開催日時336と、開催地リスト338と、参加権付与期間340と、参加権用意数データ342と、参加権対価データ344と、抽選係数設定データ346と、参加権付与ユーザ情報348と、を格納している。
参加権付与期間340は、開催日時等を考慮して、開催地毎に異なることにしても良い。また、参加権付与期間340には、特別期間の設定も含むこととする。参加権用意数データ342は、付与するとして用意されている参加権の数に関するデータであり、開催地毎に定められている。参加権対価データ344は、付与された参加権の獲得に要する対価に関するデータであり、開催地毎に定められている。
抽選係数設定データ346は、ユーザ3に参加権を付与するかの決定に用いる制御パラメータである抽選確率Pを設定するための係数(距離係数k、期間係数k、及び、付与状況係数k)に関するデータであり、開催地毎に定められている、具体的には、抽選係数設定データ346は、ユーザの基準地と該当する開催地との間の距離Dと、距離係数kとの関係を定めた距離係数設定データと、特別期間内であるか否かと、期間係数kとの関係を定めた期間係数設定データと、該当する開催地についての参加権の付与状況である付与割合と、付与状況係数kとの関係を示す付与状況係数設定データと、を含む(図7参照)。
参加権付与ユーザ情報348は、該当する開催地についての参加権を付与したユーザ3に関する情報(例えば、付与された参加権の獲得手続きを済ませたユーザのユーザIDのリスト)であり、開催地毎に格納される。
参加権付与管理部210は、登録地設定部212と、ユーザ実在位置判定部214と、基準地判定部216と、抽選確率設定部218と、ゲーム実行制御部220と、参加権付与決定部222と、を有する。
登録地設定部212は、ユーザ端末1500を介したユーザの操作入力に従って、当該ユーザの登録地を設定する(図3参照)。
ユーザ実在位置判定部214は、ユーザ3が所有するユーザ端末1500の測位結果の履歴に基づいて、当該ユーザのユーザ実在位置を判定する。すなわち、ユーザからユーザ端末1500を介して、あるイベントについての参加権の付与の申し込みがなされた場合に、当該ユーザのユーザ管理データ310における測位結果履歴情報318から、付与期間の開始時点から申し込み時点までの期間における測位結果を抽出する。そして、抽出した測位結果に基づき、ユーザ実在位置として、現在位置、及び、高頻度位置を判定する。現在位置は、最新の測位位置とする。また、抽出した測位位置のうち、所定の滞在時間条件或いは滞在頻度条件を満たす位置を、高頻度位置とする(図2参照)。
基準地判定部216は、登録地設定部212によって設定された登録地と、ユーザ実在位置判定部214によって判定されたユーザ実在位置とに基づいて、参加権を付与する開催地の選択の基準となる基準地を設定する。具体的には、ユーザ実在位置と登録地とが所定の合致条件を満たす場合に、登録地を基準地とする(図4参照)。なお、合致条件を満たさない場合には、登録地無しと判定する。登録地無しの場合には、開催地を選択できないので、当該ユーザ3にイベントの参加権が付与されないことになる。
抽選確率設定部218は、ユーザにイベントの参加権を付与するか否かを決定するためのゲームアプリケーションの制御パラメータ値である抽選確率Pを設定する。具体的には、該当する開催地の抽選係数設定データ346に従って、該当するユーザ3の基準地と該当する開催地との距離Dによって距離係数kを求め、該当するユーザによる申し込み時点が該当する開催地についての付与期間内に設定された特別期間内であるか否かによって期間係数kを求め、申し込み時点における該当する開催地についての参加権の付与状況によって付与状況係数kを求める。そして、これらの係数k~kに基づいて抽選確率Pを算出する。
(図7参照)。
ゲーム実行制御部220は、抽選確率設定部218によって設定された抽選確率Pに従って、該当するユーザのユーザ端末1500におけるゲームの進行を制御する(図6参照)。
参加権付与決定部222は、ゲーム実行制御部220によって実行制御されたゲーム結果に基づいて、該当するユーザに参加権を付与するか否かを決定する。
計時部230は、システムクロックを利用して現在日時等の計時を行う。
画像生成部234は、サーバシステム1000のシステム管理に関する画像や、ゲーム画像(又は、ゲーム画像をユーザ端末1500で表示させるためのデータ)等を生成する。そして、システム管理に関する画像は、画像表示部104へ出力する。画像表示部104は、画像生成部234から入力される画像信号に基づいてシステム管理のための各種画像を表示する。例えば、フラットパネルディスプレイ、ブラウン管(CRT)、プロジェクタ、ヘッドマウントディスプレイといった画像表示装置によって実現できる。図1のディスプレイ1006がこれに該当する。
音生成部236は、音声データの生成やデコードをするICやソフトウェアの実行により実現され、サーバシステム1000のシステム管理やゲームプレイに係る操作音やBGM等の音声データを生成或いはデコードする。そして、音声信号を音出力部106へ出力する。音出力部106は、音声信号に基づく音声を放音する。図1の本体装置1002やディスプレイ1006が備えるスピーカ(不図示)がこれに該当する。
通信制御部238は、データ通信に係るデータ処理を実行し、通信部108を介して外部装置とのデータのやり取りを実現する。通信部108は、通信回線Nと接続して通信を実現する。例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現される。図1の通信装置1016がこれに該当する。
記憶部300は、処理部200にサーバシステム1000を統合的に制御させるための諸機能を実現するためのプログラムや各種データ等を記憶する。また、処理部200の作業領域として用いられ、処理部200が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。例えば、RAMやROM等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD-ROMやDVD等の光学ディスク、オンラインストレージ等によって実現される。
記憶部300には、サーバシステム1000の各種の機能部を実現するためのサーバプログラム302と、ユーザ管理データ310と、イベント管理データ330と、が記憶される。
[処理の流れ]
図12は、サーバシステム1000において実行される参加権付与処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は、処理部200がサーバプログラム302を実行することで実現される処理であり、ユーザ端末1500を介したユーザからのイベントの参加権の申し込みに対して実行される。
先ず、処理部200は、イベント管理データ330を参照して、現時点において参加権の付与期間内であるイベントであって、少なくとも1箇所の開催地について参加権の用意があるイベントを抽出し、申し込み可能なイベントとして、ユーザ端末1500に表示させてユーザ3に提示する(ステップS1)。そして、これらの提示したイベントのうちから、ユーザ端末1500を介したユーザ3の操作入力に従って、ユーザ3が参加権を申し込むイベントを選択する(ステップS3)。次いで、ユーザ管理データ310を参照して、当該ユーザ3が登録地を設定済みであるか否かを判断し、未設定ならば(ステップS5:NO)、登録地設定部212が、ユーザ端末1500を介したユーザ3の操作入力に従って、登録地を設定する(ステップS7)。
続いて、ユーザ実在位置判定部214が、当該イベントの付与期間の開始時点から現時点までの期間における当該ユーザ3の測位結果の履歴を抽出し、抽出した測位結果の履歴に基づいて、当該ユーザ3のユーザ実在位置を判定する(ステップS9)。そして、基準地判定部216が、当該ユーザ3の登録地とユーザ実在位置とに基づいて、参加権を付与する開催地を決定する基準となる基準地を判定する(ステップS11)。次いで、当該イベントの開催地のうちから、決定した基準地に応じて、当該ユーザ3に参加権を付与する開催地を選択する(ステップS13)。選択した開催地の参加権が、既に全てが付与済みで付与できない場合には(ステップS15:YES)、所定のエラーメッセージを、当該ユーザ3のユーザ端末1500に表示する(ステップS27)。
一方、選択した開催地の参加権の用意数に残りが有るならば(ステップS15:YES)、抽選確率設定部218が、当該ユーザ3に当該開催地の参加権を付与するか否かを決定するためのゲームアプリケーションの制御パラメータ値である抽選確率Pを設定する(ステップS17)。そして、ゲーム実行制御部220が、設定された抽選確率Pに従って、当該ユーザ3のユーザ端末1500において、当該ユーザ3に当該開催地の参加権を付与するか否かを決定するためのゲームの実行を制御する(ステップS19)。
ゲームが終了すると、参加権付与決定部222が、当該ゲームのゲーム結果に応じて、当該ユーザ3に参加権を付与するか否かを決定し、ユーザ端末1500を介して当該ユーザに通知する(ステップS21)。参加権を付与したならば(ステップS23:YES)、続いて、ユーザ端末1500を介した当該ユーザ3の操作入力に従って、該当するイベントへの参加を確定するための所定獲得手続きを行う(ステップS25)。以上の処理を行うと、参加権付与処理は終了となる。
[作用効果]
このように、本実施形態によれば、ユーザ3のユーザ端末1500の測位機能の測位結果に基づくユーザ実在位置に基づいて判定された基準地と、イベントの開催地との相対位置関係によって、制御パラメータ値である抽選確率Pが可変に設定され、この抽選確率Pに基づき、ユーザ端末1500で実行されたゲーム結果に基づいて当該ユーザ3に当該イベントの参加権が付与されるか否かが決定される。これにより、例えば、イベントの開催地の近くに住むユーザに優先的に当該イベントの参加権を付与するといったことが可能となる。また、ユーザ端末1500で実行したゲーム結果に基づいてイベントの参加権が付与されるか否かが決定されるので、ゲームを楽しみつつ参加権の取得にチャレンジするといった、新たな興趣性を提供することができる。
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に減例されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
(A)基準地の判定
上述の実施形態では、ユーザ3による参加権の申し込み時点において、当該ユーザ3のユーザ実在位置を判定して基準地を判定することにしたが、これに限らず、所定期間においてユーザ3の登録地とユーザ実在位置とが合致条件を満たす場合があれば、合致条件を満たした登録地を基準地として判定するようにしてもよい。この所定期間としては、例えば、付与期間の開始時点から申し込み時点までの期間とすることができる。
(B)設定可能な登録地の数
ユーザが設定可能な登録地の数を、当該ユーザ3のゲームのプレイ履歴に応じて変更するようにしても良い。例えば、トータルのプレイ時間が長くなるほど、プレイレベルが高いほど、設定可能な登録地の数を多くすることができる。或いは、課金によって、設定可能な登録地の数を増やすようにしても良い。これにより、当該ユーザを、イベントの参加権の付与に際して優遇することが可能となる。
(C)基準地の設定
ユーザが設定する登録地に替えて、予め複数の候補地を定めておき、ユーザ実在位置と所定の合致条件を満たす候補地を、当該ユーザ3の基準地とするようにしても良い。候補地は、例えば、イベントの開催地を基準に定めることができる。この場合、イベントの開催地近傍を生活圏としているユーザ3や、イベントの開催地近傍に訪れたユーザ3が、合致条件を満たし易くなり、参加権を得られる可能性が高くなる。
(D)参加権の対価を可変
イベントの参加権をユーザに付与する際に所定の対価を徴収する場合には、当該ユーザの基準地と開催地との相対位置関係に応じて、その対価を変更するようにしても良い。例えば、基準地と開催地との間の距離Dが所定距離以上である場合に、対価を減少させるようにすることができる。基準地から開催地まで移動する際に要するコスト(例えば交通費や移動時間)に対するサービスとして、対価の割り引きを実現することができる。
(E)アプリケーション
上述の実施形態では、アプリケーションをゲームアプリケーションであることとして説明したが、ゲーム以外のアプリケーションであってもよいことは勿論である。例えば、英単語や歴史といった学校の教科の試験を実施する学習アプリケーションであってもよい。その場合、例えば、試験の問題数やレベル(難易度)を制御パラメータ値とし、回答の結果、一定以上の点数を得られた場合、或いは、所定時間以内に全問正解できた場合に参加権を付与する、といった形態を採用できる。
或いは、開催されるイベントに関するアンケートに答えると、そのイベントへの参加権を獲得できるかもしれないというアンケートアプリケーションであってもよい。その場合、例えば、アンケートの数やアンケート項目の詳細度を制御パラメータ値とし、回答の結果、真面目に回答してくれたことを示す誠実回答条件を満たす場合に参加権を付与する、といった形態を採用できる。誠実回答条件は、例えば、アンケートの分岐に従って誤りのない回答項目を選択して回答しているかや、自由記述回答欄に所定文字数以上の回答があるか、質問数に対する回答数の割合、等に基づく条件とすることができる。
1…ゲームシステム
1000…サーバシステム
200…処理部
202…ユーザ管理部
210…参加権付与管理部
212…登録地設定部、214…ユーザ実在位置判定部
216…基準地判定部、218…抽選確率設定部
220…ゲーム実行制御部、222…参加権付与決定部
300…記憶部
302…サーバプログラム
310…ユーザ管理データ、330…イベント管理データ
1500…ユーザ端末
3…ユーザ

Claims (13)

  1. 位置情報取得機能を有するユーザ端末と通信可能なサーバシステムであって、
    前記ユーザ端末の位置情報取得機能による取得位置情報に基づくユーザ実在位置に基づいて、予め定められた複数エリアのうち、前記ユーザ端末が位置したエリアである基準エリアを判定する基準エリア判定手段と、
    前記ユーザ端末で実行可能なアプリケーションの制御パラメータ値設定する制御パラメータ値設定手段と、
    前記アプリケーションを前記ユーザ端末に実行させるアプリケーション実行制御手段と、
    前記アプリケーション実行制御手段による前記アプリケーションの実行結果に基づいて、実空間において開催が予定されている現実イベントへの参加権を前記ユーザに付与するか否かを決定する参加権付与決定手段と、
    を備え
    前記制御パラメータ値設定手段は、前記基準エリアと、前記現実イベントの開催地と、の相対位置関係に基づいて、前記アプリケーション実行制御手段による前記アプリケーションの実行結果が前記参加権を付与する実行結果となる可能性を向上させる、或いは、減少させる値となるように前記制御パラメータ値を設定する、
    サーバシステム。
  2. 前記ユーザの操作入力に従って前記複数エリアのうちの登録エリアを設定する登録エリア設定手段、
    を更に備え、
    前記基準エリア判定手段は、前記登録エリアと前記ユーザ実在位置とが所定の合致条件を満たした場合に当該登録エリアを前記基準エリアとして判定する、
    請求項1に記載のサーバシステム。
  3. 前記基準エリア判定手段は、所与の期間の間に前記登録エリアと前記ユーザ実在位置とが前記合致条件を満たした場合に当該登録エリアを前記基準エリアとして判定する、
    請求項2に記載のサーバシステム。
  4. 前記登録エリア設定手段は、複数の登録エリアを設定可能であり、
    前記基準エリア判定手段は、前記登録エリアの中から、前記ユーザ実在位置と所定の合致条件を満たす登録エリアを前記基準エリアとして判定する、
    請求項2又は3に記載のサーバシステム。
  5. 前記登録エリア設定手段は、前記アプリケーションの実行履歴に基づいて、設定可能な登録エリアの数を変更する、
    請求項4に記載のサーバシステム。
  6. 前記基準エリア判定手段は、予め定められた複数の候補エリアの中から、前記ユーザ実在位置と所定の合致条件を満たす候補エリアを前記基準エリアとして判定する、
    請求項1に記載のサーバシステム。
  7. 前記取得位置情報の履歴に基づいて、所定の滞在時間条件或いは所定の滞在頻度条件を満たす位置を前記ユーザ実在位置として判定するユーザ実在位置判定手段、
    を更に備えた請求項1~6の何れか一項に記載のサーバシステム。
  8. 前記制御パラメータ値設定手段は、前記基準エリアと前記開催地とが同一又は所定の近距離条件を満たす第1の相対位置関係にある場合には、前記基準エリアと前記開催地とが所定の遠距離条件を満たす第2の相対位置関係にある場合に比べて、前記参加権を付与する実行結果となる可能性を向上させる前記制御パラメータ値に設定する、
    請求項1~7の何れか一項に記載のサーバシステム。
  9. 前記制御パラメータ値設定手段は、所与の特別期間の間、前記制御パラメータ値を、当該特別期間外のときに比べて、前記参加権を付与する実行結果となる可能性を向上させる前記制御パラメータ値に設定する手段、を有する、
    請求項1~8の何れか一項に記載のサーバシステム。
  10. 前記制御パラメータ値設定手段は、前記参加権の付与状況に基づいて、前記制御パラメータ値を可変に設定する手段、を有する、
    請求項1~9の何れか一項に記載のサーバシステム。
  11. 前記参加権付与決定手段は、前記参加権を前記ユーザに付与する際に、所定の対価を徴収する手段であって、前記基準エリアと前記開催地との間の距離に基づいて当該対価を可変に設定する手段、を有する、
    請求項1~10の何れか一項に記載のサーバシステム。
  12. 前記アプリケーションはゲームアプリケーションである、
    請求項1~11の何れか一項に記載のサーバシステム。
  13. 位置情報取得機能を有するユーザ端末をユーザが携帯して移動した場合に前記位置情報取得機能によって取得される取得位置情報を用いて、実空間において開催が予定されている現実イベントへの参加権を前記ユーザに付与するか否かを決定する制御をコンピュータシステムが実行するための制御方法であって、
    前記取得位置情報に基づくユーザ実在位置に基づいて、予め定められた複数エリアのうち、前記ユーザ端末が位置したエリアである基準エリアを判定する基準エリア判定ステップと、
    前記ユーザ端末で実行可能なアプリケーションの制御パラメータ値を設定する制御パラメータ値設定ステップと、
    前記アプリケーションを前記ユーザ端末に実行させるアプリケーション実行制御ステップと、
    前記アプリケーション実行制御ステップでの前記アプリケーションの実行結果に基づいて前記参加権を前記ユーザに付与するか否かを決定する参加権付与決定ステップと、
    を含み、
    前記制御パラメータ値設定ステップは、前記基準エリアと、前記現実イベントの開催地と、の相対位置関係に基づいて、前記アプリケーション実行制御ステップでの前記アプリケーションの実行結果が前記参加権を付与する実行結果となる可能性を向上させる、或いは、減少させる値となるように前記制御パラメータ値を設定することを含む、
    制御方法。
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