JP7178213B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、メタルシール面を備える管継手に関する。
管継手においては、連結時において管継手部材同士の流体密封や、単体時における管継手部材のバルブの流体密封を行うために、ゴム製のOリングを使用することが多い。しかしながら、高温の流体や極低温の流体が流れる配管に使用される管継手においては、ゴム製のOリングが使用環境に耐えられず密封性を維持できなくなる虞があることから、金属等の比較的に硬質な材料で形成された部材同士を直接接触させるメタルシールによって流体密封を形成するようにすることがある(特許文献1)。
メタルシールの密封性を維持するためには、メタルシール面同士を互いに押圧し続ける必要がある。またメタルシールの密封性は互いに押圧する力の大きさに依存する。したがって、メタルシールによる高い密封性を確保するためにはメタルシール面同士を比較的に大きな力で互いに押圧する必要がある。通常は、コイルスプリングの付勢力を利用してメタルシール面同士を押圧するようにしている。
特開2006-105285号公報
特に高温の流体や極低温の流体が流れている場合には、それが外部に漏れると危険であるため、より高い密封性が要求される。メタルシールの密封性を高くするためにはコイルスプリングの付勢力を大きくすればよいが、コイルスプリングの付勢力を大きくすると管継手部材同士を連結する際に必要な荷重が大きくなり操作性が悪化するという問題がある。
そこで本発明は、高温の流体や極低温の流体が流れる場合に、コイルスプリングの付勢力を大きくすることなく、メタルシール面での押圧力を大きくして強固なメタルシールが形成されるようにした管継手を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
流体通路を画定する筒状の外側部材と、
該流体通路内において該流体通路の長手軸線の方向で変位可能とされた内側部材と、
を備え、
該外側部材と該内側部材とが互いに熱膨張率の異なる材料で形成され、該外側部材がその内周面に内周メタルシール面を有し、該内側部材がその外周面に該内周メタルシール面と密封係合する外周メタルシール面を有しており、
該内周メタルシール面と該外周メタルシール面との間の静止摩擦係数をμとしたときに、該内周メタルシール面と該外周メタルシール面とのうちの少なくとも一方の面の該長手軸線に対する傾斜角θが、tanθ≦μの関係を満たすようにされた、管継手を提供する。
当該管継手においては、外側部材と内側部材とが互いに熱膨張率の異なる材料で形成されているため、熱変化が生じたときに外側部材と内側部材とに生じる膨張量が異なる。そのため、例えば外側部材の熱膨張率の方が小さい場合には高温流体が流体通路を流れるなどして管継手が加熱されたときに、内側部材がより大きく膨張して内周メタルシール面と外周メタルシール面との間の径方向での押圧力が大きくなる。また、外側部材の熱膨張率の方が大きい場合には低温流体が流体通路を流れるなどして温度が低下したときに、外側部材がより大きく収縮して内周メタルシール面と外周メタルシール面との間の径方向での押圧力が大きくなる。ここで、後述するように、内周メタルシール面と外周メタルシール面との間の静止摩擦係数をμとしたときのメタルシール面の傾斜角θが、tanθ≦μを満たす場合には、熱膨張又は熱収縮に伴いメタルシール面同士の径方向での押圧力が大きくなったとしても静止摩擦力によりメタルシール面同士に滑りが生じない。そのため、熱膨張又は熱収縮が生じたときに、メタルシール面における押圧力が大きくなりより強固なメタルシールが形成されるようにすることが可能となる。
なお、本願明細書における「メタルシール」とは、必ずしも金属同士の当接によるものに限られず、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)のような比較的に硬質な非金属材料同士の当接、及びそのような非金属材料と金属材料との当接によってもたらされる密封も含まれるものとする。よって、本願における「メタルシール面」は必ずしも金属面である必要はない。
好ましくは、該内周メタルシール面と該外周メタルシール面とが該長手軸線に対して略同角度で傾斜しているようにすることができる。
このような構成により、内周メタルシール面と外周メタルシール面とが平行に接触するようになるため、各メタルシール面の特定の場所に応力が集中することがなくなり、各メタルシール面の変形を防止することが可能となる。
より具体的には、該外側部材の熱膨張率が該内側部材の熱膨張率よりも小さいようにすることができる。
より具体的には、
互いに着脱可能に連結される第1管継手部材と第2管継手部材とを備え、
該第1管継手部材が該外側部材を備え、該第2管継手部材が該内側部材を備えており、
該第1管継手部材と該第2管継手部材とが連結された連結状態において該内周メタルシール面と該外周メタルシール面とが密封係合するようにすることができる。
より具体的には、
該第1管継手部材が、該外側部材の外周面に施錠子係止溝を有し、
該第2管継手部材が、
該外側部材を受け入れる前端開口から後方に延びる流体通路を画定する筒状の管継手本体と、
該管継手本体に形成された施錠子保持孔内に保持された施錠子であって、該管継手本体の内周面から径方向内側に突出して、該管継手本体に受け入れられた該第1管継手部材の該施錠子係止溝と係合する施錠位置と、該施錠位置から径方向外側に変位して該施錠子係止溝との係合を解除する解錠位置との間で変位可能とされた施錠子と、
該管継手本体の外周面上に配置されたスリーブであって、該第2管継手部材の前方に向かって拡径した施錠子押圧面を有し、該施錠子押圧面によって該施錠子を該施錠位置に保持する連結位置と、該連結位置から後方に変位して該施錠子が該解錠位置にまで変位することを許容する連結解除位置との間で変位可能とされたスリーブと、
該スリーブを該連結位置に向かって前方に付勢するスリーブスプリングと、
を備え、
該施錠子が該スリーブの該施錠子押圧面によって径方向内側に押圧されたときに該外側部材が該施錠子によって該第2管継手部材の後方に押圧され、該内周メタルシール面が該外周メタルシール面に押圧されるようにすることができる。
より具体的には、該スリーブとの間に該スリーブスプリングを圧縮状態で保持するスプリング保持部材をさらに備え、該スプリング保持部材の該管継手本体に対する該長手軸線での位置が調整可能であるようにすることができる。
スプリング保持部材の位置を調整してスリーブスプリングの圧縮量を大きくすることにより、内周メタルシール面と外周メタルシール面との間の押圧力をさらに大きくすることが可能となる。
好ましくは、該スプリング保持部材が、該施錠位置にある該スリーブに当接して該スリーブが後方に変位することを阻止するスリーブ固定位置にまで変位可能とすることができる。
以下、本発明に係る管継手の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の一実施形態に係る管継手の非連結状態(単体状態)における側面断面図である。 図1の管継手の連結途中の第1の状態を示す図である。 図1の管継手の連結途中の第2の状態を示す図である。 図1の管継手の連結途中の第3の状態を示す図である。 図1の管継手の連結途中の第4の状態を示す図である。 図1の管継手の連結状態を示す図である。 図6の連結状態においてスプリング保持部材をスリーブ固定位置とした状態の図である。 連結状態における第2メタルシール面及び第2対応メタルシール面の周辺部の拡大図である。 本発明の別の実施形態に係る管継手の、第2メタルシール面及び第2対応メタルシール面の拡大図であり、第2メタルシール面と第2対応メタルシール面とが接触していない状態の図である。 図9の管継手の、第2メタルシール面及び第2対応メタルシール面の拡大図であり、第2メタルシール面と第2対応メタルシール面とが接触した状態の図である。
本発明の一実施形態に係る管継手1は、図1に示すように、プラグ(第1管継手部材)10と、プラグ10に着脱可能に連結されるソケット(第2管継手部材)12とからなる。後述するように、プラグ10とソケット12にはそれぞれ弁構造が設けられ、プラグ10とソケット12とが連結されるときに各弁構造が閉止状態から開放状態になるようになっている。
プラグ10は、前端開口14から後端開口16にまで延びる流体通路18を有する筒状のプラグ本体(外側部材)20と、流体通路18内に配置された外側弁部材22及び内側弁部材24と、外側弁部材22及び内側弁部材24をそれぞれ付勢するコイルスプリング26とを備える。プラグ本体20は互いに螺合された前方部材28と後方部材30とからなり、前方部材28の端面28aと後方部材30の端面30aとが互いに押圧されていわゆるメタルシールを形成することにより前方部材28と後方部材30との間は密封されている。プラグ本体20の内周面20aには、プラグ10の前方(図で見て左方)に向かって縮径した第1内周メタルシール面32と、内周面20aの前端部分において前方に向かって拡径した第2内周メタルシール面34とが形成されている。
外側弁部材22は、前方に向かって縮径した第1外周メタルシール面36が形成されている外周面22aと、流体通路18の長手軸線Lの方向で貫通した貫通路38を画定する内周面22bとを有する筒状の部材となっている。外側弁部材22は、流体通路18内において、第1外周メタルシール面36がプラグ本体20の第1内周メタルシール面32に押圧係合されてメタルシールを形成する閉止位置(図1)と、閉止位置から後方(図で見て右方)に変位して押圧係合が解除される開放位置(図5乃至図7)との間で長手軸線Lの方向で変位可能となっている。外側弁部材22が閉止位置にあるときには、外側弁部材22の外周面22aとプラグ本体20の内周面20aとの間がメタルシールにより流体密封されて閉止された状態となる。
内側弁部材24は、流体通路18内において、その一部が外側弁部材22の貫通路38内に位置するように配置されている。また、内側弁部材24はプラグ本体20に対して長手軸線Lの方向で変位可能となっている。内側弁部材24の外周面24aには、外側弁部材22の内周面22bと密封係合する環状の弾性密封部材40が取り付けられている。当該実施形態においては、弾性密封部材40はゴム製のOリングである。
コイルスプリング26は、大径部42と、大径部42の後方に位置する小径部44と、大径部42の後端42aと小径部44の前端44aとを径方向で連結する連結部46とからなる。大径部42は外側弁部材22の周りに配置され、大径部42よりも小径とされた小径部44は内側弁部材24の周りに配置されている。これにより、プラグ本体20に対する外側弁部材22及び内側弁部材24の径方向位置が拘束される。コイルスプリング26は、その連結部46がプラグ本体20の内周面20aに形成された係止段部48に係止されることによりプラグ本体20に対する位置が固定されている。大径部42により構成された第1スプリング部42は、後端42aと外側弁部材22に係合した前端42bとの間に延びていて、外側弁部材22をプラグ本体20に対して前方に付勢している。第1スプリング部42の後端42aは、係止段部48に係止された連結部46に連結されて、プラグ本体20に対して静止した静止端42aを構成している。一方で第1スプリング部42の前端42bは、外側弁部材22とともに変位する変位端42bを構成している。同様に小径部44により構成された第2スプリング部44は、前端44aと内側弁部材24に係合した後端44bとの間に延びていて、内側弁部材24をプラグ本体20に対して後方に付勢している。第2スプリング部44の前端44aは、係止段部48に係止された連結部46に連結されて、プラグ本体20に対して静止した静止端44aを構成している。一方で第2スプリング部44の後端44bは、内側弁部材24とともに変位する変位端44bを構成している。図1の連結解除状態においては、外側弁部材22は第1スプリング部42によって前方に付勢されて閉止位置となり、内側弁部材24は第2スプリング部44によって後方に付勢されて弾性密封部材40を介して外側弁部材22と密封係合し外側弁部材22の貫通路38を閉止している。すなわち、連結解除状態においては、プラグ10の流体通路18は、コイルスプリング26によってそれぞれ付勢された外側弁部材22と内側弁部材24とによって閉止されている。外側弁部材22と内側弁部材24とがコイルスプリング26によって互いに逆向きに付勢されていることで、各部材に製造上の寸法誤差が生じている場合や、弾性密封部材40が繰り返しの使用で変形してしまった場合であっても、第1内周メタルシール面32と第1外周メタルシール面36との間の密封係合と外側弁部材22と内側弁部材24との間の弾性密封部材40を介した密封係合とがともに適切になされる。なお、第2スプリング部44の付勢力は第1スプリング部42の付勢力よりも弱く設定されているため、外側弁部材22が第2スプリング部44の付勢力のみによって第1スプリング部42の付勢力に抗して閉止位置から後方に変位することはない。
なお、プラグ10の外側弁部材22と内側弁部材24とを付勢しているコイルスプリング26は1つの部材として構成する必要は必ずしもなく、外側弁部材22を付勢する第1スプリング部42と内側弁部材24を付勢する第2スプリング部44とを別体のコイルスプリングとして構成し、各スプリング部の静止端をプラグ本体20に係止するようにしても良い。
プラグ本体20の内周面20aには、長手軸線Lの方向での第2スプリング部44の静止端44aと変位端44bとの間の位置で径方向内側に突出した抜け止め突起49が形成されている。また第2スプリング部44の変位端44bは、第2スプリング部44の他の部分よりも拡径していて、抜け止め突起49の内径よりも大きな外径を有している。内側弁部材24は、上述のように、第2スプリング部44によって後方に付勢されているが、例えば流体通路18内の流体圧力が大きくなって内側弁部材24に対して第2スプリング部44の付勢力よりも大きい前方への力が作用すると、内側弁部材24は図1の位置から前方に変位することになる。この場合には、第2スプリング部44の変位端44bが抜け止め突起49に係合して、内側弁部材24がそれ以上前方に変位することが阻止されて内側弁部材24が過大に変位することが防止される。内側弁部材24が前方に変位した状態においても、コイルスプリング26の連結部46は依然として第1スプリング部42の付勢力により係止段部48に係止されたままとなっており、第1スプリング部42は圧縮されない。
プラグ本体20の内周面20aにはさらに、抜け止め突起49の後方位置で径方向内側に突出した係止突起50が形成されている。また、内側弁部材24の外周面24aには、径方向外側に突出した係止突起52が形成されている。後述するように、外側弁部材22が後方に押されると内側弁部材24は第2スプリング部44の付勢力により外側弁部材22とともに後方に変位していくことになるが、内側弁部材24の係止突起52がプラグ本体20の係止突起50に係合することによって内側弁部材24の後方への変位が制限され、内側弁部材24がそれ以上後方に変位することが阻止されるようになっている。
ソケット12は、前端開口54から後端開口56にまで延びる流体通路58を画定する筒状のソケット本体(管継手本体)60と、流体通路58内において長手軸線Lの方向に変位可能に配置された弁部材62とを備える。ソケット本体60は互いに螺合された前方部材64と後方部材(内側部材)66とからなり、後方部材66の外周面66aには前方(図で見て右方)に向かって縮径した第2外周メタルシール面67が形成され、内周面66bには前方に向かって縮径した第3内周メタルシール面68が形成されている。また、弁部材62の外周面62aには、前方に向かって縮径した第3外周メタルシール面70が形成されている。弁部材62は、第3外周メタルシール面70が弁スプリング72の付勢力によって第3内周メタルシール面68と押圧係合し流体密封を形成して流体通路58を閉止する閉止位置(図1)と、閉止位置から後方(図で見て左方)に変位して押圧係合を解除し流体通路58を開放する開放位置(図5乃至図7)との間で変位可能となっている。弁部材62は、弁スプリング72によって閉止位置に向かって前方に付勢されている。
ソケット本体60の前方部材64には、径方向に貫通した施錠子保持孔74が複数設けられ、各施錠子保持孔74には球状の施錠子76が配置されている。また、ソケット本体60の外周面60a上にはスリーブ78が配置されている。スリーブ78は、施錠子76をその一部がソケット本体60の前方部材64の内周面64aから径方向内側に突出した施錠位置に保持する連結位置(図1、図6及び図7)と、連結位置から後方に変位して施錠子76が径方向外側に変位することを許容する連結解除位置(図2乃至図5)との間で長手軸線Lの方向で変位可能となっている。ソケット本体60の外周面60a上にはさらに、スリーブ78との間にスリーブスプリング80を圧縮状態で保持するためのスプリング保持部材82が取り付けられている。スリーブ78は、スリーブスプリング80によって連結位置に向かって前方に付勢されている。
プラグ10とソケット12とを連結する際には、図1の連結解除状態においてスリーブ78を後方に変位させて連結解除位置としてからプラグ10をソケット12内に挿入していく。そうすると、図2に示すように、まず施錠子76がプラグ本体20によって径方向外側に押し退けられて解錠位置となる。また、ソケット本体60の弁押圧部84が形成された挿入部86がプラグ本体20の内側に挿入されて、挿入部86に取り付けられたゴム製のOリングからなる弾性摺動部材88がプラグ本体20の第2内周メタルシール面34に当接する。さらにプラグ10をソケット12内に挿入すると、図3に示すように、弾性摺動部材88は第2内周メタルシール面34によって押し潰されながら第2内周メタルシール面34上を摺動していく。また、ソケット12の弁押圧部84がプラグ10の外側弁部材22に当接するとともに、ソケット12の弁部材62がプラグ10の内側弁部材24に当接する。さらにプラグ10をソケット12内に挿入すると、図4に示すように、ソケット12の弁押圧部84によってプラグ10の外側弁部材22が後方(図で見て右方)に変位され、第1内周メタルシール面32と第1外周メタルシール面36との間のメタルシールが解除される。このとき、コイルスプリング26の第2スプリング部44によって後方に付勢されている内側弁部材24も一緒に後方に変位する。内側弁部材24はその係止突起52がプラグ本体20の係止突起50に当接する位置にまで外側弁部材22とともに後方に変位し、それ以降は外側弁部材22のみが後方に変位する。これにより、弾性密封部材40を介した内側弁部材24と外側弁部材22との間の密封係合が解除される。また、ソケット12の弁部材62はプラグ10の内側弁部材24に押されて後方(図で見て左方)に変位され、第3内周メタルシール面68と第3外周メタルシール面70との間のメタルシールも解除される。なお、図4の状態においては、第1内周メタルシール面32におけるメタルシールは解除されているが、プラグ本体20の第1内周メタルシール面32と第2内周メタルシール面34との間の中間内周面90に弾性摺動部材88が密封係合した状態となっており、プラグ10の流体通路18が外部に対して流体密封された状態は維持されている。また、プラグ10の内側弁部材24がソケット本体60の内側に挿入され内側弁部材24に取り付けられた弾性密封部材40がソケット本体60の後方部材66の内周面66bと密封係合していて、プラグ10の流体通路18とソケット12の流体通路58との間はまだ連通していない。さらにプラグ10をソケット12内に挿入すると、図5に示すように、外側弁部材22はコイルスプリング26の第1スプリング部42をさらに圧縮させながら後方に変位して開放位置となる。弾性摺動部材88は、中間内周面90上を摺動しながら中間内周面90を超えて第1内周メタルシール面32にまで至り、第1内周メタルシール面32上をさらに摺動する。また、プラグ本体20の第2内周メタルシール面34がソケット本体60の第2外周メタルシール面67に当接する。内側弁部材24は、ソケット本体60内にさらに挿入されて、ソケット12の弁部材62をさらに後方に押圧して開放位置にまで変位させる。これにより、弾性密封部材40とソケット本体60の後方部材66の内周面66bとの間の密封係合が解除されて、プラグ10の流体通路18とソケット12の流体通路58とが連通した状態となる。この状態でスリーブ78を解錠位置に保持していた力を解放すると、図6に示すように、スリーブ78はスリーブスプリング80の付勢力により連結位置にまで前方に向かって変位し、その傾斜した施錠子押圧面94によって施錠子76を径方向内側に押圧する。径方向内側に押圧された施錠子76は、プラグ本体20の外周面20bに形成された施錠子係止溝96内に部分的に押し込まれる。スリーブ78は連結位置においてもスリーブスプリング80により前方に付勢されており、施錠子76は傾斜した施錠子押圧面94から径方向内側への力を受ける。施錠子係止溝96の前方側面96aは前方に向かって拡径するように傾斜しており、施錠子76はこの前方側面96aに押し付けられる。よって、プラグ本体20は、径方向内側に押圧されている施錠子76によってソケット本体60内に引込まれる方向(図で見て左方)への力を受ける。これにより、プラグ10の第2内周メタルシール面34は、ソケット12の第2外周メタルシール面67に押圧係合されて第2外周メタルシール面67との間にメタルシールを形成し、プラグ本体20とソケット本体60との間を流体密封する。こうして当該管継手1は連結状態となる。
図6の連結状態においては、ゴム材料で形成された弾性摺動部材88と弾性密封部材40とが、ともに流体通路18、58内に位置していて、流体通路18、58内を流れる流体にさらされるようになっている。流体通路18、58内を流れる流体として例えば高温の有機熱媒体が挙げられるが、有機熱媒体は空気と接触すると酸化して固化することがある。当該管継手1においては、連結状態では弾性摺動部材88と弾性密封部材40とが流体通路18、58内に位置していて空気にはさらされないようになっているため、弾性摺動部材88と弾性密封部材40とに付着した有機熱媒体が固化してしまうことを防止できる。
図6の連結状態においては、スリーブ78を連結解除位置に変位させるように操作しなければ、プラグ10とソケット12との連結が解除されることは基本的にはない。しかしながら、プラグ10とソケット12との間に互いに引き離す方向への過大な力が作用した場合には、施錠子76が施錠子係止溝96の前方側面96aから受ける力により径方向外側に変位するとともに、スリーブ78が後方に変位して、プラグ10とソケット12との連結が解除されることもあり得る。また、連結が解除されるまでには至らないとしても、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間のメタルシールが解除されて内部流体が外部に漏れる可能性もある。このような事態が生じることを防止するために、当該管継手1においては、スリーブ78を前方に付勢するスリーブスプリング80を後方から保持しているスプリング保持部材82は、長手軸線Lの方向での位置が調整可能となっている。具体的には、スプリング保持部材82は、ソケット本体60に対して螺合されており、スプリング保持部材82を長手軸線Lの周りで回動させることにより長手軸線Lの方向で変位させることができるようになっている。図7に示すように、スプリング保持部材82を前方に変位させることにより、連結状態におけるスリーブスプリング80の圧縮量が大きくなって施錠子76はスリーブ78を介してより大きな力で径方向内側に押圧されるようになる。これによりプラグ本体20がより大きな力で引込まれて、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の押圧力が大きくなり、メタルシールがより強固となる。また、内部流体の圧力などにより生じるプラグ10とソケット12とを引き離す方向への力によってプラグ10とソケット12との連結が解除されてしまう事態がより生じにくくなる。さらには、スプリング保持部材82をその前端当接部82aがスリーブ78の段状の受部78aに当接したスリーブ固定位置とすることにより、スリーブ78が連結解除位置に向かって後方に変位できないようにして、不意な連結解除をより確実に防止することが可能となる。なお、スプリング保持部材82は、図6の位置ではソケット本体60に螺合されておらず長手軸線Lの方向にスライド可能とし、図7の位置付近でのみ螺合されるようにしてもよい。そうすることにより、スプリング保持部材82を図7の位置とする操作を素早く行うことが可能となる。
プラグ10とソケット12との連結を解除する際には、スリーブ78を連結解除位置に変位させてからプラグ10をソケット12から引き抜くようにする。これにより、プラグ10とソケット12との連結は解除され、当該管継手1は図1の非連結状態に戻る。
当該管継手1は、プラグ10とソケット12を連結する際にプラグ10の外側弁部材22がソケット12の弁押圧部84によって押されることにより閉止位置から開放位置に変位して、外側弁部材22と内側弁部材24とによる流体通路18の閉止を解除するようになっている。当該管継手1においては、この際に外側弁部材22を付勢している第1スプリング部42のみが圧縮され、内側弁部材24を付勢している第2スプリング部44は圧縮されない。
当該管継手1においては、プラグ10とソケット12との着脱をする際に、ソケット本体60の挿入部86に取り付けられた弾性摺動部材88がプラグ本体20の第1内周メタルシール面32上及び第2内周メタルシール面34上を摺動するようになっている。これにより第1内周メタルシール面32及び第2内周メタルシール面34に付着した塵や埃などの異物を除去することができる。また、同様に、プラグ10の内側弁部材24に取り付けられた弾性密封部材40がソケット本体60の第3内周メタルシール面68上を摺動することにより、第3内周メタルシール面68に付着した塵や埃などの異物を除去することができる。メタルシールは、比較的に硬質な部材同士を直接接触させて密封係合を行うため、シール面上に付着した僅かな異物がその密封性に大きな影響を及ぼし適切な密封が出来なくなる虞があるが、当該管継手1においては上述のように着脱時に第1乃至第3内周メタルシール面32、34、68上に付着した異物を除去するようになっているため、異物によって適切なメタルシールができなくなることを防止することが可能となる。
図8に示すように、プラグ本体20の第2内周メタルシール面34とソケット本体60の第2外周メタルシール面67とは、ともに長手軸線Lに対して傾斜角θだけ傾斜している。プラグ本体20とソケット本体60とは互いに熱膨張率の異なる材料で形成されており、当該実施形態においては、プラグ本体20はSUS310(熱膨張率:14.4×10-6)により形成され、ソケット本体60はSUS304(熱膨張率:16.7×10-6)により形成されている。外側に位置するプラグ本体20の熱膨張率が内側に位置するソケット本体60の熱膨張率よりも小さくなっているため、当該管継手1に高温流体が流れるなどしてプラグ本体20とソケット本体60とが加熱されると、内側のソケット本体60の方がより大きく膨張することになる。このように加熱により膨張する量が異なることにより、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の押圧力は熱膨張に伴ってより大きくなる。
ここで、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間に作用する径方向での力をWとすると、第2内周メタルシール面34及び第2外周メタルシール面67に沿う方向での力Fとそれに垂直な方向での力Nはそれぞれ次のようになる。
F=Wsinθ
N=Wcosθ
また、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の静止摩擦係数をμとすると、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の最大静止摩擦力Fmaxは次のようになる。
max=μN
=μWcosθ
これらから、熱膨張に伴い生じる径方向での力Wによって第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間に滑りが生じないための条件は次のように求められる。
F≦Fmax
Wsinθ≦μWcosθ
tanθ≦μ
当該管継手1においては、静止摩擦係数μ及び傾斜角θがtanθ≦μの関係を満たすように設定されている。具体的には、傾斜角θは6°(tanθ=0.105)となっており、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の静止摩擦係数μはおよそ0.2となっている。したがって、熱膨張により第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の押圧力が増加しても、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67とは摩擦により互いに保持されて滑りは生じない。すなわち、熱膨張によってプラグ本体20とソケット本体60とが長手軸線Lの方向で相対的に変位することはなく、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の押圧力は熱膨張に伴い大きくなっていく。よって、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間のメタルシールは熱膨張に伴いより強固になっていく。
なお、プラグ本体20とソケット本体60を形成する材料は使用環境に合わせて適宜変更可能であり、例えば室温よりも温度が低い冷却材などを流すための管継手においては、外側のプラグ本体20の熱膨張率が内側のソケット本体60の熱膨張率よりも大きくなるように材料を選択することによってプラグ本体20の熱収縮の量がソケット本体60の熱収縮の量よりも大きくなるようにして、プラグ本体20とソケット本体60が冷却されたときに第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の押圧力が大きくなるようにしても良い。
本発明の別の実施形態に係る管継手101においては、図9に示すように、第2内周メタルシール面134に環状の溝198が形成され、この環状の溝198にゴム材料により形成された弾性密封部材199が設けられている。当該管継手101においては、図7のような連結状態としたときには弾性密封部材199が第2外周メタルシール面167と密封係合していて、第2内周メタルシール面134はまだ第2外周メタルシール面167に係合していない。高温流体を流すなどして管継手101が加熱されると、上述の熱膨張量の差により次第に第2内周メタルシール面134と第2外周メタルシール面167との間が狭くなっていき、やがて図10に示すように第2内周メタルシール面134と第2外周メタルシール面167とが係合してメタルシールが形成される。または、図8のようにスプリング保持部材82をスリーブ固定位置にまで変位させてスリーブ78が施錠子76を介してプラグ本体20に加える力を大きくすることにより、図10に示すように第2内周メタルシール面134と第2外周メタルシール面167とが係合してメタルシールが形成されるようにすることもできる。なお、弾性密封部材199は、第2外周メタルシール面167の側に設けてもよい。
以上に本発明の実施形態について説明をしたが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、内側部材としてのソケット本体60の後方部材66の外周面66aに形成された第2外周メタルシール面67と外側部材としてのプラグ本体20の内周面22bに形成された第2内周メタルシール面34とが上記tanθ≦μの関係を満たすようになっているが、外側弁部材22を内側部材としプラグ本体20を外側部材として、外側弁部材22の外周面22aに形成された第1外周メタルシール面36とプラグ本体20の内周面20aに形成された第1内周メタルシール面32とが上記tanθ≦μの関係を満たすようにしてもよい。または、ソケット12の弁部材62を内側部材としソケット本体60の後方部材66を外側部材として、弁部材62の外周面62aに形成された第3外周メタルシール面70と後方部材66の内周面66bに形成された第3内周メタルシール面68とが上記tanθ≦μの関係を満たすようにしてもよい。
1 管継手
10 プラグ(第1管継手部材)
12 ソケット(第2管継手部材)
14 前端開口
16 後端開口
18 流体通路
20 プラグ本体(外側部材)
20a 内周面
20b 外周面
22 外側弁部材
22a 外周面
22b 内周面
24 内側弁部材
24a 外周面
26 コイルスプリング
28 前方部材
28a 端面
30 後方部材
30a 端面
32 第1内周メタルシール面
34 第2内周メタルシール面
36 第1外周メタルシール面
38 貫通路
40 弾性密封部材
42 大径部、第1スプリング部
42a 後端、静止端
42b 前端、変位端
44 小径部、第2スプリング部
44a 前端、静止端
44b 後端、変位端
46 連結部
48 係止段部
49 抜け止め突起
50 係止突起
52 係止突起
54 前端開口
56 後端開口
58 流体通路
60 ソケット本体(管継手本体)
60a 外周面
62 弁部材
62a 外周面
64 前方部材
64a 内周面
66 後方部材(内側部材)
66a 内周面
67 第2外周メタルシール面
68 第3内周メタルシール面
70 第3外周メタルシール面
72 弁スプリング
74 施錠子保持孔
76 施錠子
78 スリーブ
78a 受部
80 スリーブスプリング
82 スプリング保持部材
82a 前端当接部
84 弁押圧部
86 挿入部
88 弾性摺動部材
90 中間内周面
94 施錠子押圧面
96 施錠子係止溝
96a 前方側面
101 管継手
134 第2内周メタルシール面
167 第2外周メタルシール面
198 環状の溝
199 弾性密封部材
L 長手軸線

Claims (8)

  1. 互いに着脱可能に連結される第1管継手部材と第2管継手部材とを備え、
    該第1管継手部材が、
    流体通路を画定する筒状の外側部材と、
    該外側部材の外周面に形成された施錠子係止溝と、を備え、
    該第2管継手部材が、
    該流体通路内において該流体通路の長手軸線の方向で変位可能とされた内側部材と、
    該外側部材を受け入れる前端開口から後方に延びる流体通路を画定する筒状の管継手本体と、
    該管継手本体に形成された施錠子保持孔内に保持された施錠子であって、該管継手本体の内周面から径方向内側に突出して、該管継手本体に受け入れられた該第1管継手部材の該施錠子係止溝と係合する施錠位置と、該施錠位置から径方向外側に変位して該施錠子係止溝との係合を解除する解錠位置との間で変位可能とされた施錠子と、
    該管継手本体の外周面上に配置されたスリーブであって、該第2管継手部材の前方に向かって拡径した施錠子押圧面を有し、該施錠子押圧面によって該施錠子を該施錠位置に保持する連結位置と、該連結位置から後方に変位して該施錠子が該解錠位置にまで変位することを許容する連結解除位置との間で変位可能とされたスリーブと、
    該スリーブを該連結位置に向かって前方に付勢するスリーブスプリングと、
    を備え、
    該外側部材と該内側部材とが互いに熱膨張率の異なる材料で形成され、該外側部材がその内周面に内周メタルシール面を有し、該内側部材がその外周面に該内周メタルシール面と密封係合する外周メタルシール面を有しており、
    該内周メタルシール面と該外周メタルシール面との間の静止摩擦係数をμとしたときに、該内周メタルシール面と該外周メタルシール面とのうちの少なくとも一方の面の該長手軸線に対する傾斜角θが、tanθ≦μの関係を満たすようにされ、
    該第1管継手部材と該第2管継手部材とが連結された連結状態において、該施錠子が該スリーブの該施錠子押圧面によって径方向内側に押圧されたときに該外側部材が該施錠子によって該第2管継手部材の後方に押圧され、該内周メタルシール面が該外周メタルシール面に押圧されるようにされた、管継手。
  2. 該内周メタルシール面と該外周メタルシール面とが該長手軸線に対して略同角度で傾斜している、請求項1に記載の管継手。
  3. 流体通路を画定する筒状の外側部材と、
    該流体通路内において該流体通路の長手軸線の方向で変位可能とされた内側部材と、
    を備え、
    該外側部材と該内側部材とが互いに熱膨張率の異なる材料で形成され、該外側部材がその内周面に内周メタルシール面を有し、該内側部材がその外周面に該内周メタルシール面と密封係合する外周メタルシール面を有しており、
    該内周メタルシール面と該外周メタルシール面とが該長手軸線に対して略同角度で傾斜していて、該内側部材が該外側部材に対して該長手軸線の方向で変位したときに該内周メタルシール面と該外周メタルシール面とが当接するようにされており、
    該内周メタルシール面と該外周メタルシール面との間の静止摩擦係数をμとしたときに、該内周メタルシール面と該外周メタルシール面との該長手軸線に対する傾斜角θが、tanθ≦μの関係を満たすようにされた、管継手。
  4. 互いに着脱可能に連結される第1管継手部材と第2管継手部材とを備え、
    該第1管継手部材が該外側部材を備え、該第2管継手部材が該内側部材を備えており、
    該第1管継手部材と該第2管継手部材とが連結された連結状態において該内周メタルシール面と該外周メタルシール面とが密封係合するようにされた、請求項に記載の管継手。
  5. 該第1管継手部材が、該外側部材の外周面に施錠子係止溝を有し、
    該第2管継手部材が、
    該外側部材を受け入れる前端開口から後方に延びる流体通路を画定する筒状の管継手本体と、
    該管継手本体に形成された施錠子保持孔内に保持された施錠子であって、該管継手本体の内周面から径方向内側に突出して、該管継手本体に受け入れられた該第1管継手部材の該施錠子係止溝と係合する施錠位置と、該施錠位置から径方向外側に変位して該施錠子係止溝との係合を解除する解錠位置との間で変位可能とされた施錠子と、
    該管継手本体の外周面上に配置されたスリーブであって、該第2管継手部材の前方に向かって拡径した施錠子押圧面を有し、該施錠子押圧面によって該施錠子を該施錠位置に保持する連結位置と、該連結位置から後方に変位して該施錠子が該解錠位置にまで変位することを許容する連結解除位置との間で変位可能とされたスリーブと、
    該スリーブを該連結位置に向かって前方に付勢するスリーブスプリングと、
    を備え、
    該施錠子が該スリーブの該施錠子押圧面によって径方向内側に押圧されたときに該外側部材が該施錠子によって該第2管継手部材の後方に押圧され、該内周メタルシール面が該外周メタルシール面に押圧されるようにされた、請求項4に記載の管継手。
  6. 該スリーブとの間に該スリーブスプリングを圧縮状態で保持するスプリング保持部材をさらに備え、該スプリング保持部材の該管継手本体に対する該長手軸線での位置が調整可能とされた、請求項1、2、又は5に記載の管継手。
  7. 該スプリング保持部材が、該施錠位置にある該スリーブに当接して該スリーブが後方に変位することを阻止するスリーブ固定位置にまで変位可能とされた、請求項6に記載の管継手。
  8. 該外側部材の熱膨張率が該内側部材の熱膨張率よりも小さい、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の管継手。
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