JP7178212B2 - 管継手部材 - Google Patents

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Description

本発明は、対応管継手部材に着脱可能に連結される管継手部材に関し、より詳細には、スプリングによって付勢された弁部材を備える管継手部材に関する。
対応管継手部材に着脱可能に連結される管継手部材において、対応管継手部材に連結されていない単体状態でも流体通路内部の流体が外部に漏れないようにするために弁部材を備えたものがある。弁部材の構造には種々のものがあるが、例えば筒状の管継手本体によって画定される流体通路内において管継手本体の内周面に対して摺動する外側弁部材と、外側弁部材の貫通路を通るように配置された内側弁部材とを備え、外側弁部材の外周面が管継手本体の内周面に密封係合するとともに外側弁部材の内周面が内側弁部材の外周面に密封係合することにより流体通路を閉止し、外側弁部材が内側弁部材に対して変位して該密封係合が解除されることにより流体通路を開放するようにしたものがある。このような外側弁部材と内側弁部材とを備える管継手部材においては、例えば特許文献1に示されるように、外側弁部材は管継手本体との間に設定されたコイルスプリングによって前方に付勢され、内側弁部材は外側弁部材との間に設定されたコイルスプリングによって外側弁部材に対して後方に付勢される。これにより、内側弁部材に製造上の寸法誤差があったり高温環境に曝されるなどしてシール部材の形状変化が生じたりした場合であっても、内側弁部材はコイルスプリングに付勢されて外側弁部材に押し付けられることになり、確実に流体通路を閉止することが可能となる。また、対応管継手部材は外側弁部材を後方に押圧するための弁押圧部を有しており、管継手部材を対応管継手部材に連結する際に外側弁部材が弁押圧部によって後方に押されるようになっている。したがって、管継手部材を対応管継手部材に連結すると、外側弁部材がコイルスプリングの付勢力に抗して変位して管継手部材の流体通路が開放されることになる。
特開平9-329286号公報
上述のような管継手部材においては、流体通路を開放するために外側弁部材を後方に変位させる際に、外側弁部材と管継手本体との間に設定されたコイルスプリングと、内側弁部材と外側弁部材との間に設定されたコイルスプリングとを両方とも圧縮する必要がある。そのため、連結操作時には2つのコイルスプリングを圧縮させながら管継手部材を対応管継手部材に連結することになり、連結操作に必要な荷重が大きくなる。
そこで本発明は、外側弁部材と内側弁部材とを備える管継手部材において、外側弁部材と内側弁部材との間の密封性を十分に確保しながら、流体通路を開放する際に必要な荷重を小さくすることが可能な管継手部材を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
対応管継手部材に着脱可能に連結される管継手部材であって、
前端開口、後端開口、及び該前端開口から該後端開口にまで延びる流体通路、を有する筒状の管継手本体と、
該流体通路内に配置され、該管継手本体の内周面と密封係合する密封係合部が設けられた外周面、及び該流体通路の長手軸線の方向で貫通した貫通路を画定する内周面、を有する筒状の外側弁部材であって、該密封係合部が該管継手本体の内周面と密封係合して該外周面と該管継手本体の内周面との間を閉止する閉止位置と、該閉止位置から後方に変位して該密封係合が解除される開放位置との間で該長手軸線の方向で変位可能とされた外側弁部材と、
該流体通路内に配置され、該外側弁部材の該貫通路内に少なくとも部分的に位置し、該長手軸線の方向で変位可能とされた内側弁部材と、
該管継手本体に対して静止した静止端と、該外側弁部材に係合し該外側弁部材とともに変位する変位端との間を延び、該外側弁部材を該管継手本体に対して前方に付勢して該外側弁部材を該閉止位置とする第1スプリング部と、
該管継手本体に対して静止した静止端と、該内側弁部材に係合し該内側弁部材とともに変位する変位端との間を延び、該内側弁部材を該管継手本体に対して後方に付勢する第2スプリング部と、
を備え、
該第2スプリング部が該第1スプリング部よりも弱い付勢力を有し、
該外側弁部材が該閉止位置にあるときに、該内側弁部材が該第2スプリング部の付勢力によって該外側弁部材に密封係合して該貫通路を閉止するようにされた、管継手部材を提供する。
当該管継手部材においては、内側弁部材を後方に付勢するための第2スプリング部が管継手本体に対して静止した静止端と内側弁部材に係合した変位端を有しており、内側弁部材は管継手本体に対して後方に付勢されているため、第1スプリング部によって前方に付勢されている外側弁部材を閉止位置から開放位置にまで変位させる際に、第2スプリング部は圧縮されず、第1スプリング部のみが圧縮されるようになる。すなわち、流体通路を開放する際に、上述の従来の管継手部材のように2つのスプリングを圧縮する必要がなく、外側弁部材を付勢している第1スプリング部のみを圧縮させれば良いので、流体通路を開放する操作時に必要な荷重を従来に比べて小さくすることが可能となる。
好ましくは、該第1スプリング部を構成する大径部、該大径部の後方に位置し該第2スプリング部を構成する、該大径部よりも小径である小径部、及び該大径部の後端である該第1スプリング部の静止端と該小径部の前端である該第2スプリング部の静止端とを径方向で連結する連結部を有するコイルスプリングであって、該連結部が該管継手本体に係止されているコイルスプリングを備えるようにすることができる。
このように第1スプリング部と第2スプリング部とを一つのコイルスプリングによって構成することにより、当該管継手部材の構造を簡略化することが可能になるとともに組立作業も簡便にすることが可能となる。
好ましくは、該コイルスプリングの該大径部が該外側弁部材の周りに配置され、該小径部が該内側弁部材の周りに配置され、該コイルスプリングによって該管継手本体に対する該外側弁部材及び該内側弁部材の径方向位置が保持されるようにすることができる。
さらに好ましくは、該管継手本体の内周面が、該長手軸線の方向での該第2スプリング部の該静止端と該変位端との間の位置で径方向内側に突出した抜け止め突起を有し、該第2スプリング部の該変位端が、該抜け止め突起の内径よりも大きな外径を有しており、
該内側弁部材が前方に変位したときに該第2スプリング部の該変位端が該抜け止め突起に係合して、該内側弁部材がそれ以上前方に変位することが阻止されるようにすることができる。
内側弁部材は、流体通路内の内部流体から受ける圧力により前方に押圧され、該圧力が第2スプリング部の付勢力を超えると前方に変位することになる。しかしながら当該構成においては、内側弁部材が前方に変位したときに第2スプリング部の変位端が抜け止め突起に係合して内側弁部材の前方への変位が阻止されるため、内側弁部材が必要以上に前方に変位して内部流体が大量に外部に漏れることを防止することが可能となる。
好ましくは、該管継手本体の内周面が、径方向内側に突出して該内側弁部材が後方に変位したときに該内側弁部材が係合して該内側弁部材の後方への更なる変位を阻止する係止突起を有し、該外側弁部材が、該係止突起に係合された該内側弁部材に対して相対的に後方に変位して該内側弁部材による該貫通路の閉止を解除するようにすることができる。
本発明はさらに、
上述のいずれかの管継手部材と、該管継手部材に着脱可能に連結される対応管継手部材と、を備える管継手であって、
該対応管継手部材が、該管継手部材と該対応管継手部材とが連結されるときに該管継手部材の該流体通路内に挿入される弁押圧部を備え、該弁押圧部が該外側弁部材を押圧して該第1スプリング部を圧縮しながら該外側弁部材を該開放位置にまで変位させるようにされた、管継手を提供する。
以下、本発明に係る管継手部材及び管継手の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の一実施形態に係る管継手の非連結状態(単体状態)における側面断面図である。 図1の管継手の連結途中の第1の状態を示す図である。 図1の管継手の連結途中の第2の状態を示す図である。 図1の管継手の連結途中の第3の状態を示す図である。 図1の管継手の連結途中の第4の状態を示す図である。 図1の管継手の連結状態を示す図である。 図6の連結状態においてスプリング保持部材をスリーブ固定位置とした状態の図である。 連結状態における第2メタルシール面及び第2対応メタルシール面の周辺部の拡大図である。 本発明の別の実施形態に係る管継手の、第2メタルシール面及び第2対応メタルシール面の拡大図であり、第2メタルシール面と第2対応メタルシール面とが接触していない状態の図である。 図9の管継手の、第2メタルシール面及び第2対応メタルシール面の拡大図であり、第2メタルシール面と第2対応メタルシール面とが接触した状態の図である。
本発明の一実施形態に係る管継手1は、図1に示すように、プラグ(管継手部材)10と、プラグ10に着脱可能に連結されるソケット(対応管継手部材)12とからなる。後述するように、プラグ10とソケット12にはそれぞれ弁構造が設けられ、プラグ10とソケット12とが連結されるときに各弁構造が閉止状態から開放状態になるようになっている。
プラグ10は、前端開口14から後端開口16にまで延びる流体通路18を有する筒状のプラグ本体(管継手本体)20と、流体通路18内に配置された外側弁部材22及び内側弁部材24と、外側弁部材22及び内側弁部材24をそれぞれ付勢するコイルスプリング26とを備える。プラグ本体20は互いに螺合された前方部材28と後方部材30とからなり、前方部材28の端面28aと後方部材30の端面30aとが互いに押圧されていわゆるメタルシールを形成することにより前方部材28と後方部材30との間は密封されている。プラグ本体20の内周面20aには、プラグ10の前方(図で見て左方)に向かって縮径した第1内周メタルシール面32と、内周面20aの前端部分において前方に向かって拡径した第2内周メタルシール面34とが形成されている。
外側弁部材22は、前方に向かって縮径した第1外周メタルシール面(密封係合部)36が形成されている外周面22aと、流体通路18の長手軸線Lの方向で貫通した貫通路38を画定する内周面22bとを有する筒状の部材となっている。外側弁部材22は、流体通路18内において、第1外周メタルシール面36がプラグ本体20の第1内周メタルシール面32に押圧係合されてメタルシールを形成する閉止位置(図1)と、閉止位置から後方(図で見て右方)に変位して押圧係合が解除される開放位置(図5乃至図7)との間で長手軸線Lの方向で変位可能となっている。外側弁部材22が閉止位置にあるときには、外側弁部材22の外周面22aとプラグ本体20の内周面20aとの間がメタルシールにより流体密封されて閉止された状態となる。
内側弁部材24は、流体通路18内において、その一部が外側弁部材22の貫通路38内に位置するように配置されている。また、内側弁部材24はプラグ本体20に対して長手軸線Lの方向で変位可能となっている。内側弁部材24の外周面24aには、外側弁部材22の内周面22bと密封係合する環状の弾性密封部材40が取り付けられている。当該実施形態においては、弾性密封部材40はゴム製のOリングである。
コイルスプリング26は、大径部42と、大径部42の後方に位置する小径部44と、大径部42の後端42aと小径部44の前端44aとを径方向で連結する連結部46とからなる。大径部42は外側弁部材22の周りに配置され、大径部42よりも小径とされた小径部44は内側弁部材24の周りに配置されている。これにより、プラグ本体20に対する外側弁部材22及び内側弁部材24の径方向位置が拘束される。コイルスプリング26は、その連結部46がプラグ本体20の内周面20aに形成された係止段部48に係止されることによりプラグ本体20に対する位置が固定されている。大径部42により構成された第1スプリング部42は、後端42aと外側弁部材22に係合した前端42bとの間に延びていて、外側弁部材22をプラグ本体20に対して前方に付勢している。第1スプリング部42の後端42aは、係止段部48に係止された連結部46に連結されて、プラグ本体20に対して静止した静止端42aを構成している。一方で第1スプリング部42の前端42bは、外側弁部材22とともに変位する変位端42bを構成している。同様に小径部44により構成された第2スプリング部44は、前端44aと内側弁部材24に係合した後端44bとの間に延びていて、内側弁部材24をプラグ本体20に対して後方に付勢している。第2スプリング部44の前端44aは、係止段部48に係止された連結部46に連結されて、プラグ本体20に対して静止した静止端44aを構成している。一方で第2スプリング部44の後端44bは、内側弁部材24とともに変位する変位端44bを構成している。図1の連結解除状態においては、外側弁部材22は第1スプリング部42によって前方に付勢されて閉止位置となり、内側弁部材24は第2スプリング部44によって後方に付勢されて弾性密封部材40を介して外側弁部材22と密封係合し外側弁部材22の貫通路38を閉止している。すなわち、連結解除状態においては、プラグ10の流体通路18は、コイルスプリング26によってそれぞれ付勢された外側弁部材22と内側弁部材24とによって閉止されている。外側弁部材22と内側弁部材24とがコイルスプリング26によって互いに逆向きに付勢されていることで、各部材に製造上の寸法誤差が生じている場合や、弾性密封部材40が繰り返しの使用で変形してしまった場合であっても、第1内周メタルシール面32と第1外周メタルシール面36との間の密封係合と外側弁部材22と内側弁部材24との間の弾性密封部材40を介した密封係合とがともに適切になされる。なお、第2スプリング部44の付勢力は第1スプリング部42の付勢力よりも弱く設定されているため、外側弁部材22が第2スプリング部44の付勢力のみによって第1スプリング部42の付勢力に抗して閉止位置から後方に変位することはない。
プラグ本体20の内周面20aには、長手軸線Lの方向での第2スプリング部44の静止端44aと変位端44bとの間の位置で径方向内側に突出した抜け止め突起49が形成されている。また第2スプリング部44の変位端44bは、第2スプリング部44の他の部分よりも拡径していて、抜け止め突起49の内径よりも大きな外径を有している。内側弁部材24は、上述のように、第2スプリング部44によって後方に付勢されているが、例えば流体通路18内の流体圧力が大きくなって内側弁部材24に対して第2スプリング部44の付勢力よりも大きい前方への力が作用すると、内側弁部材24は図1の位置から前方に変位することになる。この場合には、第2スプリング部44の変位端44bが抜け止め突起49に係合して、内側弁部材24がそれ以上前方に変位することが阻止されて内側弁部材24が過大に変位することが防止される。内側弁部材24が前方に変位した状態においても、コイルスプリング26の連結部46は依然として第1スプリング部42の付勢力により係止段部48に係止されたままとなっており、第1スプリング部42は圧縮されない。
プラグ本体20の内周面20aにはさらに、抜け止め突起49の後方位置で径方向内側に突出した係止突起50が形成されている。また、内側弁部材24の外周面24aには、径方向外側に突出した係止突起52が形成されている。後述するように、外側弁部材22が後方に押されると内側弁部材24は第2スプリング部44の付勢力により外側弁部材22とともに後方に変位していくことになるが、内側弁部材24の係止突起52がプラグ本体20の係止突起50に係合することによって内側弁部材24の後方への変位が制限され、内側弁部材24がそれ以上後方に変位することが阻止されるようになっている。
ソケット12は、前端開口54から後端開口56にまで延びる流体通路58を画定する筒状のソケット本体(対応管継手本体)60と、流体通路58内において長手軸線Lの方向に変位可能に配置された弁部材62とを備える。ソケット本体60は互いに螺合された前方部材64と後方部材66とからなり、後方部材66の外周面66aには前方(図で見て右方)に向かって縮径した第2外周メタルシール面67が形成され、内周面66bには前方に向かって縮径した第3内周メタルシール面68が形成されている。また、弁部材62の外周面62aには、前方に向かって縮径した第3外周メタルシール面70が形成されている。弁部材62は、第3外周メタルシール面70が弁スプリング72の付勢力によって第3内周メタルシール面68と押圧係合し流体密封を形成して流体通路58を閉止する閉止位置(図1)と、閉止位置から後方(図で見て左方)に変位して押圧係合を解除し流体通路58を開放する開放位置(図5乃至図7)との間で変位可能となっている。弁部材62は、弁スプリング72によって閉止位置に向かって前方に付勢されている。
ソケット本体60の前方部材64には、径方向に貫通した施錠子保持孔74が複数設けられ、各施錠子保持孔74には球状の施錠子76が配置されている。また、ソケット本体60の外周面60a上にはスリーブ78が配置されている。スリーブ78は、施錠子76をその一部がソケット本体60の前方部材64の内周面64aから径方向内側に突出した施錠位置に保持する連結位置(図1、図6及び図7)と、連結位置から後方に変位して施錠子76が径方向外側に変位することを許容する連結解除位置(図2乃至図5)との間で長手軸線Lの方向で変位可能となっている。ソケット本体60の外周面60a上にはさらに、スリーブ78との間にスリーブスプリング80を圧縮状態で保持するためのスプリング保持部材82が取り付けられている。スリーブ78は、スリーブスプリング80によって連結位置に向かって前方に付勢されている。
プラグ10とソケット12とを連結する際には、図1の連結解除状態においてスリーブ78を後方に変位させて連結解除位置としてからプラグ10をソケット12内に挿入していく。そうすると、図2に示すように、まず施錠子76がプラグ本体20によって径方向外側に押し退けられて解錠位置となる。また、ソケット本体60の弁押圧部84が形成された挿入部86がプラグ本体20の内側に挿入されて、挿入部86に取り付けられたゴム製のOリングからなる弾性摺動部材88がプラグ本体20の第2内周メタルシール面34に当接する。さらにプラグ10をソケット12内に挿入すると、図3に示すように、弾性摺動部材88は第2内周メタルシール面34によって押し潰されながら第2内周メタルシール面34上を摺動していく。また、ソケット12の弁押圧部84がプラグ10の外側弁部材22に当接するとともに、ソケット12の弁部材62がプラグ10の内側弁部材24に当接する。さらにプラグ10をソケット12内に挿入すると、図4に示すように、ソケット12の弁押圧部84によってプラグ10の外側弁部材22が後方(図で見て右方)に変位され、第1内周メタルシール面32と第1外周メタルシール面36との間のメタルシールが解除される。このとき、コイルスプリング26の第2スプリング部44によって後方に付勢されている内側弁部材24も一緒に後方に変位する。内側弁部材24はその係止突起52がプラグ本体20の係止突起50に当接する位置にまで外側弁部材22とともに後方に変位し、それ以降は外側弁部材22のみが後方に変位する。これにより、弾性密封部材40を介した内側弁部材24と外側弁部材22との間の密封係合が解除される。また、ソケット12の弁部材62はプラグ10の内側弁部材24に押されて後方(図で見て左方)に変位され、第3内周メタルシール面68と第3外周メタルシール面70との間のメタルシールも解除される。なお、図4の状態においては、第1内周メタルシール面32におけるメタルシールは解除されているが、プラグ本体20の第1内周メタルシール面32と第2内周メタルシール面34との間の中間内周面90に弾性摺動部材88が密封係合した状態となっており、プラグ10の流体通路18が外部に対して流体密封された状態は維持されている。また、プラグ10の内側弁部材24がソケット本体60の内側に挿入され内側弁部材24に取り付けられた弾性密封部材40がソケット本体60の後方部材66の内周面66bと密封係合していて、プラグ10の流体通路18とソケット12の流体通路58との間はまだ連通していない。さらにプラグ10をソケット12内に挿入すると、図5に示すように、外側弁部材22はコイルスプリング26の第1スプリング部42をさらに圧縮させながら後方に変位して開放位置となる。弾性摺動部材88は、中間内周面90上を摺動しながら中間内周面90を超えて第1内周メタルシール面32にまで至り、第1内周メタルシール面32上をさらに摺動する。また、プラグ本体20の第2内周メタルシール面34がソケット本体60の第2外周メタルシール面67に当接する。内側弁部材24は、ソケット本体60内にさらに挿入されて、ソケット12の弁部材62をさらに後方に押圧して開放位置にまで変位させる。これにより、弾性密封部材40とソケット本体60の後方部材66の内周面66bとの間の密封係合が解除されて、プラグ10の流体通路18とソケット12の流体通路58とが連通した状態となる。この状態でスリーブ78を解錠位置に保持していた力を解放すると、図6に示すように、スリーブ78はスリーブスプリング80の付勢力により連結位置にまで前方に向かって変位し、その傾斜した施錠子押圧面94によって施錠子76を径方向内側に押圧する。径方向内側に押圧された施錠子76は、プラグ本体20の外周面20bに形成された施錠子係止溝96内に部分的に押し込まれる。スリーブ78は連結位置においてもスリーブスプリング80により前方に付勢されており、施錠子76は傾斜した施錠子押圧面94から径方向内側への力を受ける。施錠子係止溝96の前方側面96aは前方に向かって拡径するように傾斜しており、施錠子76はこの前方側面96aに押し付けられる。よって、プラグ本体20は、径方向内側に押圧されている施錠子76によってソケット本体60内に引込まれる方向(図で見て左方)への力を受ける。これにより、プラグ10の第2内周メタルシール面34は、ソケット12の第2外周メタルシール面67に押圧係合されて第2外周メタルシール面67との間にメタルシールを形成し、プラグ本体20とソケット本体60との間を流体密封する。こうして当該管継手1は連結状態となる。
図6の連結状態においては、ゴム材料で形成された弾性摺動部材88と弾性密封部材40とが、ともに流体通路18、58内に位置していて、流体通路18、58内を流れる流体にさらされるようになっている。流体通路18、58内を流れる流体として例えば高温の有機熱媒体が挙げられるが、有機熱媒体は空気と接触すると酸化して固化することがある。当該管継手1においては、連結状態では弾性摺動部材88と弾性密封部材40とが流体通路18、58内に位置していて空気にはさらされないようになっているため、弾性摺動部材88と弾性密封部材40とに付着した有機熱媒体が固化してしまうことを防止できる。
図6の連結状態においては、スリーブ78を連結解除位置に変位させるように操作しなければ、プラグ10とソケット12との連結が解除されることは基本的にはない。しかしながら、プラグ10とソケット12との間に互いに引き離す方向への過大な力が作用した場合には、施錠子76が施錠子係止溝96の前方側面96aから受ける力により径方向外側に変位するとともに、スリーブ78が後方に変位して、プラグ10とソケット12との連結が解除されることもあり得る。また、連結が解除されるまでには至らないとしても、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間のメタルシールが解除されて内部流体が外部に漏れる可能性もある。このような事態が生じることを防止するために、当該管継手1においては、スリーブ78を前方に付勢するスリーブスプリング80を後方から保持しているスプリング保持部材82は、長手軸線Lの方向での位置が調整可能となっている。具体的には、スプリング保持部材82は、ソケット本体60に対して螺合されており、スプリング保持部材82を長手軸線Lの周りで回動させることにより長手軸線Lの方向で変位させることができるようになっている。図7に示すように、スプリング保持部材82を前方に変位させることにより、連結状態におけるスリーブスプリング80の圧縮量が大きくなって施錠子76はスリーブ78を介してより大きな力で径方向内側に押圧されるようになる。これによりプラグ本体20がより大きな力で引込まれて、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の押圧力が大きくなり、メタルシールがより強固となる。また、内部流体の圧力などにより生じるプラグ10とソケット12とを引き離す方向への力によってプラグ10とソケット12との連結が解除されてしまう事態がより生じにくくなる。さらには、スプリング保持部材82をその前端当接部82aがスリーブ78の段状の受部78aに当接したスリーブ固定位置とすることにより、スリーブ78が連結解除位置に向かって後方に変位できないようにして、不意な連結解除をより確実に防止することが可能となる。なお、スプリング保持部材82は、図6の位置ではソケット本体60に螺合されておらず長手軸線Lの方向にスライド可能とし、図7の位置付近でのみ螺合されるようにしてもよい。そうすることにより、スプリング保持部材82を図7の位置とする操作を素早く行うことが可能となる。
プラグ10とソケット12との連結を解除する際には、スリーブ78を連結解除位置に変位させてからプラグ10をソケット12から引き抜くようにする。これにより、プラグ10とソケット12との連結は解除され、当該管継手1は図1の非連結状態に戻る。
当該管継手1は、プラグ10とソケット12を連結する際にプラグ10の外側弁部材22がソケット12の弁押圧部84によって押されることにより閉止位置から開放位置に変位して、外側弁部材22と内側弁部材24とによる流体通路18の閉止を解除するようになっている。当該管継手1においては、この際に外側弁部材22を付勢している第1スプリング部42のみが圧縮され、内側弁部材24を付勢している第2スプリング部44は圧縮されない。そのため、プラグ10をソケット12内に挿入する際に必要となる荷重を上述の従来のものに比べて小さくすることが可能となる。
また、プラグ10とソケット12との着脱をする際に、ソケット本体60に取り付けられた弾性摺動部材88がプラグ本体20の第1内周メタルシール面32上及び第2内周メタルシール面34上を摺動するようになっている。これにより第1内周メタルシール面32及び第2内周メタルシール面34に付着した塵や埃などの異物を除去することができる。また、同様に、プラグ10の内側弁部材24に取り付けられた弾性密封部材40がソケット本体60の第3内周メタルシール面68上を摺動することにより、第3内周メタルシール面68に付着した塵や埃などの異物を除去することができる。メタルシールは、比較的に硬質な部材同士を直接接触させて密封係合を行うため、シール面上に付着した僅かな異物がその密封性に大きな影響を及ぼし適切な密封が出来なくなる虞があるが、当該管継手1においては上述のように着脱時に第1乃至第3内周メタルシール面32、34、68上に付着した異物を除去するようになっているため、異物によって適切なメタルシールができなくなることを防止することが可能となる。
図8に示すように、プラグ本体20の第2内周メタルシール面34とソケット本体60の第2外周メタルシール面67とは、ともに長手軸線Lに対して傾斜角θだけ傾斜している。プラグ本体20とソケット本体60とは互いに熱膨張率の異なる材料で形成されており、当該実施形態においては、プラグ本体20はSUS310(熱膨張率:14.4×10-6)により形成され、ソケット本体60はSUS304(熱膨張率:16.7×10-6)により形成されている。外側に位置するプラグ本体20の熱膨張率が内側に位置するソケット本体60の熱膨張率よりも小さくなっているため、当該管継手1に高温流体が流れるなどしてプラグ本体20とソケット本体60とが加熱されると、内側のソケット本体60の方がより大きく膨張することになる。このように加熱により膨張する量が異なることにより、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の押圧力は熱膨張に伴ってより大きくなる。
ここで、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間に作用する径方向での力をWとすると、第2内周メタルシール面34及び第2外周メタルシール面67に沿う方向での力Fとそれに垂直な方向での力Nはそれぞれ次のようになる。
F=Wsinθ
N=Wcosθ
また、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の静止摩擦係数をμとすると、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の最大静止摩擦力Fmaxは次のようになる。
max=μN
=μWcosθ
これらから、熱膨張に伴い生じる径方向での力Wによって第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間に滑りが生じないための条件は次のように求められる。
F≦Fmax
Wsinθ≦μWcosθ
tanθ≦μ
当該管継手1においては、静止摩擦係数μ及び傾斜角θがtanθ≦μの関係を満たすように設定されている。具体的には、傾斜角θは6°(tanθ=0.105)となっており、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の静止摩擦係数μはおよそ0.2となっている。したがって、熱膨張により第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の押圧力が増加しても、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67とは摩擦により互いに保持されて滑りは生じない。すなわち、熱膨張によってプラグ本体20とソケット本体60とが長手軸線Lの方向で相対的に変位することはなく、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の押圧力は熱膨張に伴い大きくなっていく。よって、第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間のメタルシールは熱膨張に伴いより強固になっていく。
なお、プラグ本体20とソケット本体60を形成する材料は使用環境に合わせて適宜変更可能であり、例えば室温よりも温度が低い冷却材などを流すための管継手においては、外側のプラグ本体20の熱膨張率が内側のソケット本体60の熱膨張率よりも大きくなるように材料を選択することによってプラグ本体20の熱収縮の量がソケット本体60の熱収縮の量よりも大きくなるようにして、プラグ本体20とソケット本体60が冷却されたときに第2内周メタルシール面34と第2外周メタルシール面67との間の押圧力が大きくなるようにしても良い。また、第1内周メタルシール面32と第1外周メタルシール面36との間、及び第3内周メタルシール面68と第3外周メタルシール面70との間の関係を、上記条件を満たすように設定してもよい。
本発明の別の実施形態に係る管継手101においては、図9に示すように、第2内周メタルシール面134に環状の溝198が形成され、この環状の溝198にゴム材料により形成された弾性密封部材199が設けられている。当該管継手101においては、図7のような連結状態としたときには弾性密封部材199が第2外周メタルシール面167と密封係合していて、第2内周メタルシール面134はまだ第2外周メタルシール面167に係合していない。高温流体を流すなどして管継手101が加熱されると、上述の熱膨張量の差により次第に第2内周メタルシール面134と第2外周メタルシール面167との間が狭くなっていき、やがて図10に示すように第2内周メタルシール面134と第2外周メタルシール面167とが係合してメタルシールが形成される。または、図8のようにスプリング保持部材82をスリーブ固定位置にまで変位させてスリーブ78が施錠子76を介してプラグ本体20に加える力を大きくすることにより、図10に示すように第2内周メタルシール面134と第2外周メタルシール面167とが係合してメタルシールが形成されるようにすることもできる。なお、弾性密封部材199は、第2外周メタルシール面167の側に設けてもよい。
以上に本発明の実施形態について説明をしたが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。例えば、プラグの外側弁部材と内側弁部材とを付勢しているコイルスプリングは1つの部材として構成する必要は必ずしもなく、外側弁部材を付勢する第1スプリング部と内側弁部材を付勢する第2スプリング部とを別体のコイルスプリングとして構成し、各スプリング部の静止端をプラグ本体に係止するようにしても良い。また、外側弁部材、内側弁部材、及びコイルスプリングからなる構造は、ソケットの側に設けることもできる。プラグ本体の内周面と外側弁部材の外周面との間の密封係合はメタルシールによるものではなく、Oリングのような弾性部材を介した密封係合としてもよい。また外側弁部材と内側弁部材との間の密封係合をメタルシールによるものとしてもよい。なお、本願明細書における「メタルシール」とは、必ずしも金属同士の当接によるものに限られず、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)のような比較的に硬質な非金属材料同士の当接、及びそのような非金属材料と金属材料との当接によってもたらされる密封も含まれるものとする。よって、本願における「メタルシール面」は必ずしも金属面である必要はない。
1 管継手
10 プラグ(管継手部材)
12 ソケット(対応管継手部材)
14 前端開口
16 後端開口
18 流体通路
20 プラグ本体(管継手本体)
20a 内周面
20b 外周面
22 外側弁部材
22a 外周面
22b 内周面
24 内側弁部材
24a 外周面
26 コイルスプリング
28 前方部材
28a 端面
30 後方部材
30a 端面
32 第1内周メタルシール面
34 第2内周メタルシール面
36 第1外周メタルシール面(密封係合部)
38 貫通路
40 弾性密封部材
42 大径部、第1スプリング部
42a 後端、静止端
42b 前端、変位端
44 小径部、第2スプリング部
44a 前端、静止端
44b 後端、変位端
46 連結部
48 係止段部
49 抜け止め突起
50 係止突起
52 係止突起
54 前端開口
56 後端開口
58 流体通路
60 ソケット本体(対応管継手本体)
60a 外周面
62 弁部材
62a 外周面
64 前方部材
64a 内周面
66 後方部材
66a 外周面
66b 内周面
67 第2外周メタルシール面
68 第3内周メタルシール面
70 第3外周メタルシール面
72 弁スプリング
74 施錠子保持孔
76 施錠子
78 スリーブ
78a 受部
80 スリーブスプリング
82 スプリング保持部材
82a 前端当接部
84 弁押圧部
86 挿入部
88 弾性摺動部材
90 中間内周面
94 施錠子押圧面
96 施錠子係止溝
96a 前方側面
101 管継手
134 第2内周メタルシール面
167 第2外周メタルシール面
198 環状の溝
199 弾性密封部材
L 長手軸線

Claims (6)

  1. 対応管継手部材に着脱可能に連結される管継手部材であって、
    前端開口、後端開口、及び該前端開口から該後端開口にまで延びる流体通路、を有する筒状の管継手本体と、
    該流体通路内に配置され、該管継手本体の内周面と密封係合する密封係合部が設けられた外周面、及び該流体通路の長手軸線の方向で貫通した貫通路を画定する内周面、を有する筒状の外側弁部材であって、該密封係合部が該管継手本体の内周面と密封係合して該外周面と該管継手本体の内周面との間を閉止する閉止位置と、該閉止位置から後方に変位して該密封係合が解除される開放位置との間で該長手軸線の方向で変位可能とされた外側弁部材と、
    該流体通路内に配置され、該外側弁部材の該貫通路内に少なくとも部分的に位置し、該長手軸線の方向で変位可能とされた内側弁部材と、
    該管継手本体に対して静止した静止端と、該外側弁部材に係合し該外側弁部材とともに変位する変位端との間を延び、該外側弁部材を該管継手本体に対して前方に付勢して該外側弁部材を該閉止位置とする第1スプリング部と、
    該管継手本体に対して静止した静止端と、該内側弁部材に係合し該内側弁部材とともに変位する変位端との間を延び、該内側弁部材を該管継手本体に対して後方に付勢する第2スプリング部と、
    を備え、
    該第2スプリング部が該第1スプリング部よりも弱い付勢力を有し、
    該外側弁部材が該閉止位置にあるときに、該内側弁部材が該第2スプリング部の付勢力によって該外側弁部材に密封係合して該貫通路を閉止するようにされた、管継手部材。
  2. 該第1スプリング部を構成する大径部、該大径部の後方に位置し該第2スプリング部を構成する、該大径部よりも小径である小径部、及び該大径部の後端である該第1スプリング部の静止端と該小径部の前端である該第2スプリング部の静止端とを径方向で連結する連結部を有するコイルスプリングであって、該連結部が該管継手本体に係止されているコイルスプリングを備える、請求項1に記載の管継手部材。
  3. 該コイルスプリングの該大径部が該外側弁部材の周りに配置され、該小径部が該内側弁部材の周りに配置され、該コイルスプリングによって該管継手本体に対する該外側弁部材及び該内側弁部材の径方向位置が保持されるようにされた、請求項2に記載の管継手部材。
  4. 該管継手本体の内周面が、該長手軸線の方向での該第2スプリング部の該静止端と該変位端との間の位置で径方向内側に突出した抜け止め突起を有し、該第2スプリング部の該変位端が、該抜け止め突起の内径よりも大きな外径を有しており、
    該内側弁部材が前方に変位したときに該第2スプリング部の該変位端が該抜け止め突起に係合して、該内側弁部材がそれ以上前方に変位することが阻止されるようにされた、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の管継手部材。
  5. 該管継手本体の内周面が、径方向内側に突出して該内側弁部材が後方に変位したときに該内側弁部材が係合して該内側弁部材の後方への更なる変位を阻止する係止突起を有し、該外側弁部材が、該係止突起に係合された該内側弁部材に対して相対的に後方に変位して該内側弁部材による該貫通路の閉止を解除するようにされた、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の管継手部材。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の管継手部材と、該管継手部材に着脱可能に連結される対応管継手部材と、を備える管継手であって、
    該対応管継手部材が、該管継手部材と該対応管継手部材とが連結されるときに該管継手部材の該流体通路内に挿入される弁押圧部を備え、該弁押圧部が該外側弁部材を押圧して該第1スプリング部を圧縮しながら該外側弁部材を該開放位置にまで変位させるようにされた、管継手。
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