JP7178210B2 - コンクリート部材の接合構造及びコンクリート構造体 - Google Patents
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Description
第1のコンクリート部材が有する第1の接合面と、第2のコンクリート部材が有する第2の接合面とを対向させて硬化剤で接合するコンクリート部材の接合構造であって、
前記第1のコンクリート部材は、前記第1の接合面側に配設され、前記第1の接合面に開口部を有する中空状の補強部材と、前記補強部材の内側に端部が突出するように、前記第1のコンクリート部材に埋設された第1の鉄筋と、を備え、
前記第2のコンクリート部材は、前記第2の接合面から端部が突出するように、前記第2のコンクリート部材に埋設された第2の鉄筋を備え、
前記硬化剤は、前記補強部材の内側に充填されて、前記第2の鉄筋の前記端部が前記開口部から前記補強部材の内側に挿入され、前記第1の鉄筋の前記端部と前記第2の鉄筋の前記端部とが前記補強部材の軸方向に沿って重なった状態で硬化させた、
ことを特徴とする。
前記第1のコンクリート部材は、
前記第1の接合面側に配設されるとともに前記補強部材の外周を囲むように前記補強部材の外側に配設され、前記第1の接合面に開口部を有する中空状の型枠部材をさらに備え、
前記硬化剤は、前記型枠部材の内側に充填されて、前記第2の鉄筋の前記端部が前記補強部材の前記開口部から前記補強部材の内側に挿入され、前記第1の鉄筋の前記端部と前記第2の鉄筋の前記端部とが前記軸方向に沿って重なった状態で硬化させた、
ことを特徴とする。
前記第1のコンクリート部材は、
前記第1の接合面側に配設されるとともに前記補強部材の内側に配設され、前記第1の接合面に開口部を有する中空状の型枠部材をさらに備え、
前記補強部材は、前記型枠部材の外周を囲むように、前記第1のコンクリート部材に埋設されており、
前記第1の鉄筋は、前記型枠部材の内側に端部が突出するように、前記第1のコンクリート部材に埋設され、
前記硬化剤は、前記型枠部材の内側に充填されて、第2の鉄筋の前記端部が前記型枠部材の前記開口部から前記型枠部材の内側に挿入され、前記第1の鉄筋の前記端部と前記第2の鉄筋の前記端部とが前記軸方向に沿って重なった状態で硬化させた、
ことを特徴とする。
前記第1のコンクリート部材は、複数の前記第1の鉄筋を備え、
前記第2のコンクリート部材は、複数の前記第2の鉄筋を備え、
前記硬化剤は、前記複数の第2の鉄筋の前記端部が前記開口部から前記補強部材の内側に挿入され、前記複数の第1の鉄筋の前記端部と前記複数の第2の鉄筋の前記端部とが前記軸方向に沿って重なった状態で硬化させた、
ことを特徴とする。
前記複数の第1の鉄筋の前記端部又は前記複数の第2の鉄筋の前記端部は、前記軸方向に対する長さが異なる、
ことを特徴とする。
前記第1の鉄筋又は前記第2の鉄筋は、前記端部に形成された1つ又は複数の鍔状の突起部を備える、
ことを特徴とする。
前記コンクリート部材の接合構造により複数のコンクリート部材が接合された、
ことを特徴とする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコンクリート部材の接合構造の概要を示す分解斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係るコンクリート部材の接合構造を示し、(a)は縦断面図、(b)はII-II線断面図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係るコンクリート部材の接合構造を示し、(a)は拡大縦断面図、(b)はIII-III線断面図である。
図5は、本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係るコンクリート部材の接合構造を示し、(a)は拡大縦断面図、(b)はV-V線断面図である。第1の実施形態の第1の変形例は、第1の実施形態に対して、補強部材23Aの内側に、複数の第1の鉄筋端部210及び複数の第2の鉄筋端部310が配設されるように変更したものである。
図6は、本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係るコンクリート部材の接合構造を示し、(a)は拡大縦断面図、(b)はVI-VI線断面図である。第1の実施形態の第2の変形例は、第1の実施形態の第1の変形例に対して、複数の第2の鉄筋端部310A、310Bの軸方向に対する長さが異なるように変更したものである。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るコンクリート部材の接合構造を示し、(a)は拡大縦断面図、(b)はVII-VII線断面図である。
図8は、本発明の第2の実施形態の変形例に係るコンクリート部材の接合構造を示し、(a)は拡大縦断面図、(b)はVIII-VIII線断面図である。第2の実施形態の変形例は、第2の実施形態に対して、第1の鉄筋端部210及び第2の鉄筋端部310が、複数の突起部211、311をそれぞれ備えるように変更したものである。
図9は、本発明の第3の実施形態に係るコンクリート部材の接合構造を示し、(a)は拡大縦断面図、(b)はIX-IX線断面図である。
図10は、本発明の第3の実施形態の変形例に係るコンクリート部材の接合構造を示し、(a)は拡大縦断面図、(b)はX-X線断面図である。第3の実施形態の変形例は、第3の実施形態に対して、型枠部材26Bが、補強部材23Cの内側に配設されるように変更したものである。
図11は、本発明の第4の実施形態の変形例に係るコンクリート部材の接合構造を示し、(a)は拡大縦断面図、(b)はXI-XI線断面図である。
上記のように、本発明の一実施形態として、第1乃至第4の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
2・・・第1のコンクリート部材、
3・・・第2のコンクリート部材、
4・・・硬化剤、
20・・・第1の接合面、21・・・第1の鉄筋、22・・・凹部、
23A、23B、23C・・・補強部材、
24・・・注入通路、25・・・排出通路、
26A、26B・・・型枠部材、
30・・・第2の接合面、31、31A、31B・・・第2の鉄筋、
210・・・第1の鉄筋端部、211・・・突起部、
230・・・開口部、231・・・底部、
232・・・注入口、233・・・排出口、
234・・・連通部、260・・・開口部、
310、310A、310B・・・第2の鉄筋端部、
311・・・突起部
Claims (6)
- 第1のコンクリート部材が有する第1の接合面と、第2のコンクリート部材が有する第2の接合面とを対向させて硬化剤で接合するコンクリート部材の接合構造であって、
前記第1のコンクリート部材は、前記第1の接合面側に配設され、前記第1の接合面に開口部を有する中空状の補強部材と、前記補強部材の内側に端部が突出するように、前記第1のコンクリート部材に埋設された複数の第1の鉄筋と、を備え、
前記第2のコンクリート部材は、前記第2の接合面から端部が突出するように、前記第2のコンクリート部材に埋設された複数の第2の鉄筋を備え、
前記硬化剤は、前記補強部材の内側に充填されて、前記複数の第2の鉄筋の前記端部が前記開口部から前記補強部材の内側に挿入され、前記複数の第1の鉄筋の前記端部と前記複数の第2の鉄筋の前記端部とが前記補強部材の軸方向に沿って重なった状態、かつ、前記複数の第1の鉄筋の前記端部と前記複数の第2の鉄筋の前記端部とが前記補強部材の周方向において互い違いになるように前記補強部材の内側の同一円周上に配設された状態で硬化させた、
ことを特徴とするコンクリート部材の接合構造。 - 前記第1のコンクリート部材は、
前記第1の接合面側に配設されるとともに前記補強部材の外周を囲むように前記補強部材の外側に配設され、前記第1の接合面に開口部を有する中空状の型枠部材をさらに備え、
前記硬化剤は、前記型枠部材の内側に充填されて、前記複数の第2の鉄筋の前記端部が前記補強部材の前記開口部から前記補強部材の内側に挿入され、前記複数の第1の鉄筋の前記端部と前記複数の第2の鉄筋の前記端部とが前記軸方向に沿って重なった状態、かつ、前記複数の第1の鉄筋の前記端部と前記複数の第2の鉄筋の前記端部とが前記補強部材の周方向において互い違いになるように前記補強部材の内側の同一円周上に配設された状態で硬化させた、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート部材の接合構造。 - 前記第1のコンクリート部材は、
前記第1の接合面側に配設されるとともに前記補強部材の内側に配設され、前記第1の接合面に開口部を有する中空状の型枠部材をさらに備え、
前記補強部材は、前記型枠部材の外周を囲むように、前記第1のコンクリート部材に埋設されており、
前記複数の第1の鉄筋は、前記型枠部材の内側に端部が突出するように、前記第1のコンクリート部材に埋設され、
前記硬化剤は、前記型枠部材の内側に充填されて、前記複数の第2の鉄筋の前記端部が前記型枠部材の前記開口部から前記型枠部材の内側に挿入され、前記複数の第1の鉄筋の前記端部と前記複数の第2の鉄筋の前記端部とが前記軸方向に沿って重なった状態、かつ、前記複数の第1の鉄筋の前記端部と前記複数の第2の鉄筋の前記端部とが前記補強部材の周方向において互い違いになるように前記型枠部材の内側の同一円周上に配設された状態で硬化させた、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート部材の接合構造。 - 前記複数の第1の鉄筋の前記端部又は前記複数の第2の鉄筋の前記端部は、前記軸方向に対する長さが異なる、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のコンクリート部材の接合構造。 - 前記第1の鉄筋又は前記第2の鉄筋は、前記端部に形成された1つ又は複数の鍔状の突起部を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のコンクリート部材の接合構造。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のコンクリート部材の接合構造により複数のコンクリート部材が接合された、
ことを特徴とするコンクリート構造体。
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JP2018156255A JP7178210B2 (ja) | 2018-08-23 | 2018-08-23 | コンクリート部材の接合構造及びコンクリート構造体 |
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JP2018156255A Active JP7178210B2 (ja) | 2018-08-23 | 2018-08-23 | コンクリート部材の接合構造及びコンクリート構造体 |
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JPS50124107U (ja) * | 1974-03-27 | 1975-10-11 | ||
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2018
- 2018-08-23 JP JP2018156255A patent/JP7178210B2/ja active Active
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