JP7168925B1 - 画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム - Google Patents

画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 0007168925000001
【課題】商標登録がなされている旨の表示又は商標である旨の表示が付された画像を自動で作成でき、このような画像を作成する手間を省くことができる画像作成装置を提供する。
【解決手段】画像又は文字を受け付ける受付部と、登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像32を生成する画像生成部と、前記画像又は前記文字と前記商標表示画像とを合成して出力画像34を作成する出力画像作成部と、を有することを特徴とする画像作成装置。前記商標表示画像は、例えばRマークである。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラムに関する。
近年、知的財産の重要度がますます高まっており、例えば商標については、ブランド戦略等の観点から重要度がますます高まっている。ここ数年でも、非常に多くの商標権が取得されており、一の商標権者が数多くの商標権を保有していることもめずらしくない。
登録商標は商品に付される等により使用され、様々な場面で登録商標が利用されている。特許文献1では、ゲーム機本体に装着される外部記憶装置に、登録商標の表示があるかどうかを判断し、ゲームプログラム情報をゲーム機本体へと伝達するといった利用がなされている。
日本では、登録商標を指定商品等に付する際、その商標にその商標が登録商標である旨の表示を付すことが推奨されている。このような表示は、商標登録の番号が想定されているが、習慣的にRegisteredの頭文字を取った、いわゆるRマークが用いられることが多い。また、登録されてはいないものの、使用する文字や画像が商標であることを表示したい場合があり、習慣的にTrade Markの頭文字を取った、いわゆるTMマークなどが使われることがある。このようなTMマークを用いることで、普通名称化を防ぐといった狙いもある。
特開平7-171269号公報
しかしながら、従来技術では、商標登録がなされている旨の表示又は商標である旨の表示が付された画像を自動作成する技術がなく、人間の手間を必要としていた。1つの画像を作成するだけであれば人間が作成してもよいかもしれないが、近年、一の権利者が数多くの商標を有する状況が増えており、商標登録がなされている旨の表示又は商標である旨の表示が付された画像を数多く作成する必要が生じている。
そこで、本発明は、商標登録がなされている旨の表示又は商標である旨の表示が付された画像を自動で作成でき、このような画像を作成する手間を省くことができる画像作成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像作成装置は、入力画像を受け付ける受付部と、登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する画像生成部と、前記入力画像と前記商標表示画像とを合成して出力画像を作成する出力画像作成部と、を有し、前記出力画像作成部は、前記入力画像に対して物体領域と余白領域を検出し、前記余白領域の削除又は前記物体領域の抽出を行い、前記物体領域の外側であって前記物体領域の近傍に前記商標表示画像を配置して前記出力画像を作成することを特徴とする。
本発明によれば、商標登録がなされている旨の表示又は商標である旨の表示が付された画像を自動で作成でき、このような画像を作成する手間を省くことができる。
本発明の画像作成装置の一例を示す図である。 入力画面の一例を示す図(A)及び(B)である。 画像を受け付けた場合における出力画像の作成の一例を示す図である。 画像を受け付けた場合における出力画像の作成の他の例を示す図である。物体検出を行わない例である。 図3における出力画像の作成の一例を示す図である。 図3における出力画像の作成の一例を示す図である。 画像を受け付けた場合における出力画像の作成の他の例を示す図である。 画像を受け付けた場合における商標表示画像の配置例を示す図(A)~(C)である。 商標表示画像の配置例を示す図(A)及び(B)である。 商標表示画像の大きさの例を示す図(A)~(C)である。 文字を受け付けた場合における出力画像の作成の一例を示す図である。 文字を受け付けた場合における商標表示画像の配置例を示す図(A)~(C)である。 出力画像の他の例を示す図(A)~(E)である。 画像を受け付けた場合における出力画像の作成の他の例を示す図である。 画像を受け付けた場合における出力画像の作成の他の例を示す図である。 商標表示画像の例を示す図(A)~(C)である。 入力画面の他の例を示す図である。 入力画面の他の例を示す図である。 出力画像の他の例を示す図(A)及び(B)であり、図16に対応する一例を示す図である。 出力画像の他の例を示す図(A)及び(B)であり、図17に対応する一例を示す図である。 出力画像の他の例を示す図(A)及び(B)である。
以下、本発明に係る画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラムについて図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明の画像作成装置は、画像又は文字を受け付ける受付部と、登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する画像生成部と、前記画像又は前記文字と前記商標表示画像とを合成して出力画像を作成する出力画像作成部と、を有することを特徴とする。
図1は、本実施形態の画像作成装置を説明するための図である。図1では、画像作成装置10、ユーザー40、端末41が図示されている。なお、図中の矢印はデータの流れや指示等を模式的に示している。
ユーザー40としては、特に制限されるものではなく、例えば法人、個人、団体など適宜使用が可能であり、国、企業、特許事務所、その他の事務所等が挙げられる。ユーザーとしているが、使用者、管理者、利用者、対象者、受領者などと称してもよい。以下の説明では、ユーザーと対象者を区別なくともに用いている。また、端末41としては、PC、スマートフォン、タブレット等が挙げられる。
本実施形態の画像作成装置10は、受付部11、画像生成部12、出力画像作成部13を有する。本実施形態の画像作成装置10は、例えばCPU、RAM、ROM、HDD、IF等を有し、必要に応じてその他の部品等を有する。
端末41と画像作成装置10との通信方法は、特に制限されるものではなく、適宜変更することができる。インターネット等を介して通信してもよいし、有線や無線で通信してもよい。
受付部11は、画像又は文字を受け付ける。受け付けた画像を入力画像とも称する。
受け付ける方法としては、特に制限されるものではなく、適宜選択することができる。画像の場合、例えば、端末に保存されたデータファイルをアップロードする方法が挙げられる。文字の場合、例えば、入力画面に入力する方法が挙げられる。
画像としては、登録商標であれば特に制限されるものではなく、適宜選択することができる。図形、記号、色彩又はこれらの組み合わせ等が挙げられ、文字を含んでいてもよい。また、文字のみの画像であってもよい。
画像のファイル形式としては、特に制限されるものではなく、適宜選択することができる。例えば、JPEG、BMP、PDF等が挙げられる。
文字としては、登録商標であれば特に制限されるものではなく、適宜選択することができる。例えば、標準文字として商標登録された商標が挙げられる。
本発明において、文字を画像としたものであってもよい。本発明においては、例えば、テキスト入力する場合を文字とし、画像ファイルを入力する場合を画像として区別することができる。
図2は、入力画面の一例を示す図である。図2(A)は、画像を受け付ける場合の入力画面の一例であり、図2(B)は、文字を受け付ける場合の入力画面の一例である。
図2(A)では、画像商標と表記しており、以下、画像の商標を画像商標とも称する。画像商標としては、例えば、記号の商標、図形の商標、文字と図形を組み合わせた商標、文字と記号を組み合わせた商標、立体商標、色彩のみからなる商標、位置の商標などが挙げられる。画像商標としては、画像の中に商標が含まれているものであればよい。文字のみからなる商標の場合であっても、画像として保存されているのであれば、画像商標として考慮してよい。画像商標は、ロゴ商標などと称されてもよい。画像商標としては、商標登録がなされた登録商標であってもよいし、商標登録がなされていない商標であってもよい。
また、図2(B)では、文字商標と表記しており、以下、文字の商標を文字商標とも称する。文字商標は、テキスト入力が可能なものを意図している。文字商標としては、例えば、文字のみからなる商標が挙げられる。また、標準文字として商標登録された商標が挙げられる。文字商標としては、商標登録がなされた登録商標であってもよいし、商標登録がなされていない商標であってもよい。
図2(A)に示す例において、入力画面20には、ファイルを指定するためのファイル指定ボタン21が設けられており、例えばこのボタンを押下して端末に保存された画像商標のデータファイルを指定する。ファイルを指定すると指定したファイル名が表示欄22に表示される。次いで、実行ボタン23を押下すると、画像商標のデータファイルが画像作成装置10に送信され、画像作成装置10は画像商標を受け付ける。
図2(B)に示す例において、入力画面20には、テキスト入力欄24が設けられている。例えばテキスト入力欄24に文字商標を入力し、実行ボタン23を押下すると、文字商標が画像作成装置10に送信され、画像作成装置10は文字商標を受け付ける。
画像又は文字を受け付ける方法としては、上記の例に限られるものではなく、その他にも、メールにより送信する方法等であってもよい。また、他の装置を介してもよい。
画像生成部12は、登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する。商標表示画像を商標表示領域、商標表示部などと称してもよい。商標表示画像としては、例えば、Rマーク、TMマーク、SMマークが挙げられる。商標表示画像は、商標そのものを表示するものではなく、文字や図形等とともに表示されるものであり、その文字や図形等が登録商標又は商標であることを示すものである。
Rマークは、Registeredの頭文字である大文字のRを丸で囲ったマークであり、商標登録を受けていることを示す表示として実務上習慣的に使用されている。
TMマークは、Trade Markの頭文字である大文字のTとMを表示したマークであり、商品についての商標であることを示す表示として実務上習慣的に使用されている。
SMマークは、Service Markの頭文字である大文字のSとMを表示したマークであり、役務についての商標であることを示す表示として実務上習慣的に使用されている。
Rマークは登録商標である旨の表示に含まれ、TMマークとSMマークは商標である旨の表示に含まれる。特に制限されるものではないが、Rマークは、例えばその文字や図形等が登録商標であることを明示するために用いられる。特に制限されるものではないが、TMマークとSMマークは、例えばその文字や図形等が商標であることを明示するために用いられ、普通名称化することを防ぐといった目的でも用いられる。
商標表示画像としては、上記に限られず、その他にも例えば、登録商標の登録番号を含む画像であってもよく、この場合例えば、「商標登録第○○号」といった表示を含む画像が挙げられる。また、商標表示画像としては、その他にも例えば、文字と商標権者の氏名又は名称とを含む画像であってもよく、この場合例えば、「○○は株式会社○○の登録商標です」といった表示を含む画像が挙げられる。
出力画像の作成方法としては、適宜選択することができる。画像を受け付けた場合、例えば、受け付けた画像(入力画像とも称する)に対して物体検出を行う。物体検出は、特に制限されるものではなく、適宜選択することができ、例えば公知の技術を用いることができる。
図3に、画像を受け付けた場合における出力画像の作成の一例を説明する図を示す。
図中の(1)及び(2)に示すように、受け付けた画像(入力画像30)に対して物体検出を行う。図中、検出された物体領域31を破線で表示している。ここで示す例では、物体領域31は矩形としている。
図中の(3)に示すように、物体領域31の外側に例えば商標表示画像32を配置して、出力画像34aを作成する。このようにRマークを配置する際には、後述のように、余白領域を削除してもよいし、物体領域を抽出してもよい。
図中の(4)は、本例の出力画像34を示している。(2)や(3)に示す破線は、説明のために表示するものであり、出力画像には表示されない。そのため、出力画像では、物体領域を示す表示はなされない。ユーザーにとっては、入力画像30に対してRマーク32が付されたものとして認識される。
なお、(3)に示される出力画像34aは、説明のために用いている。そのため、(1)、(2)、(4)を行えばよく、(4)で出力画像を作成するといったことにしてもよい。
このように、本発明によれば、商標登録がなされている旨の表示が付された画像を自動で作成でき、このような画像を作成する手間を省くことができる。
出力画像の大きさは、入力画像の大きさと同じにすることが好ましい。この場合、ユーザーが出力画像を見たときに、違和感が生じにくくなる。出力画像の大きさが入力画像の大きさと異なる場合、ユーザーが出力画像を見たときに、違和感を生じさせてしまう場合がある。
一方、出力画像の大きさを入力画像の大きさと同じにする場合、物体領域の外側に商標表示画像を配置したときに、商標表示画像が出力画像からはみ出してしまう場合がある。例えば、物体領域の大きさが入力画像の大きさと同じ、もしくは略同じである場合、商標表示画像が出力画像からはみ出してしまう。このような場合には、例えば、物体領域を小さくする、物体領域の位置をずらす、出力画像の大きさを入力画像の大きさよりも大きくする等の処理を行うことが好ましい。このようにすることで、商標表示画像が出力画像からはみ出してしまうことを防止できる。
本発明は上記に限られず、出力画像の大きさは、所定の大きさをあらかじめ定められたものにしてもよい。この場合、入力画像の大きさや物体領域の大きさ、形状に影響されずに、出力画像を作成することができる。
本発明では物体検出を行うことが好ましいが、本発明には物体検出を行わない構成も含まれる。物体検出を行わずに、入力画像に商標表示画像を付して出力画像を作成する場合の例を図4に示す。物体検出を行わない場合、図中(2)に示すように、入力画像の外側に商標表示画像32が付されることになる。その結果、図中(3)に示すように、商標表示画像が、画像商標から離れた場所に位置することになる。本発明では、このような例も排除するものではないが、この場合、物体検出を行う場合に比べて商標表示画像の位置の精度が劣る。
受付部11は、画像を受け付け、受け付けた画像を入力画像としたとき、出力画像作成部13は、前記入力画像に対して物体検出を行って物体領域と余白領域を検出し、前記入力画像における前記余白領域を削除し、前記物体領域と前記商標表示画像とを合成して前記出力画像を作成することが好ましい。
入力画像における余白領域を削除し、登録商標である旨の表示を付して出力画像を作成することにより、登録商標である旨の表示を適切な位置にすることができる。
図5Aは、物体検出を行って余白領域を削除する場合の例を説明するための図である。図5Aは、図3の例と同じ入力画像を用いた場合の例であり、図3の例と同じ出力画像が作成される。図5Aと図3は(1)、(3)、(4)が共通しており、(2)を詳細に説明したものが図5Aである。
図5Aの(2-1)は、物体検出を行って物体領域31と余白領域33を検出したことを示している。次いで、図5Aの(2-2)において、余白領域33を削除する。余白領域33が削除されることにより、入力画像は物体領域31のみになる。物体領域31と商標表示画像32であるRマークとを合成して出力画像34aを作成する。このようにすることで、図中の(3)のような出力画像34aを作成することができる。ただし、上述したように、出力画像34に破線は表示されない。
受付部11は、画像を受け付け、受け付けた画像を入力画像としたとき、出力画像作成部13は、前記入力画像に対して物体検出を行って物体領域と余白領域を検出し、前記入力画像における前記物体領域を抽出し、前記物体領域と前記商標表示画像とを合成して前記出力画像を作成することが好ましい。
物体検出を行った場合、入力画像における余白領域を削除してもよいし、入力画像における物体領域を抽出してもよい。どちらにおいても、登録商標である旨の表示を適切な位置にすることができる。
図5Bは、物体検出を行って物体領域を抽出する場合の例を説明するための図である。図5Bは、図3の例と同じ入力画像を用いた場合の例であり、図3の例と同じ出力画像が作成される。図5Bと図3は(1)、(3)、(4)が共通しており、(2)を詳細に説明したものが図5Bである。
図5Bの(2-1)は、物体検出を行って物体領域31を検出したことを示している。次いで、図5Bの(2-2)に示すように、物体領域31を抽出する。物体領域31と商標表示画像32であるRマークとを合成して出力画像34aを作成する。このようにすることで、図中の(3)のような出力画像34aを作成することができる。ただし、上述したように、出力画像34に破線は表示されない。
図5A及び図5Bに示す例では、物体領域31の外側かつ右上に商標表示画像32(Rマーク)を配置している。後述するように、商標表示画像32の位置は適宜変更することができる。また、出力画像34のサイズを入力画像30のサイズと同じにしているが、本発明はこれに限られず、出力画像34のサイズは適宜変更することができる。あらかじめ出力画像34のサイズを定めておいてもよい。このとき、物体領域31が出力画像34よりも大きくなる場合、物体領域31が出力画像34に収まるように、物体領域31の大きさを適宜変更してもよい。
物体領域31は、例えば矩形であり、入力画像で1つの物体領域31が検出される。矩形としているのは、一般的に行われる物体検出で検出される物体領域が矩形だからであるが、本発明において、物体領域31の形状は矩形以外であっても構わない。物体領域31が矩形である場合、商標表示画像の位置を調整しやすくなる。
また、1つの入力画像につき1つの物体領域31が検出されることにより、商標表示画像の位置を調整しやすくなる。複数の物体領域が検出されるようにしてもよいが、この場合、例えば、複数の物体領域を1つにまとめる等の処理が必要になる。複数の物体領域が検出される場合、このような処理に限られず、例えば、入力画像において最も右側に位置する物体領域を判別し、この物体領域の位置や大きさを考慮して商標表示画像を配置するようにしてもよい。
図6に、画像を受け付けた場合における出力画像の作成の他の例を説明する図を示す。図6に示す例は、図3に示す例と入力画像30が異なっている。図6に示すように、入力画像30によっては、物体領域31内の右上の領域にスペースが存在している場合がある。このような物体領域31に対して、物体領域31の外側かつ右上に商標表示画像32(Rマーク)を合成すると、(4)に示すように、画像から少し離れて商標表示画像が位置しているように見える。このような場合であっても本発明に含まれる。
出力画像における商標表示画像の位置は、適宜選択することができる。例えば、商標表示画像は、物体領域の外側かつ右上に位置することが好ましい。商標表示画像がこのような位置である場合、実務で一般的に行われていることに沿った表示にすることができる。
物体領域の外側かつ右上に商標表示画像を配置させるには、例えば、物体検出を行った際の物体領域の座標と商標表示画像の座標を考慮して配置させる方法が挙げられる。
図7を用いて一例を説明する。
図7(A)~(C)は、物体検出を行ったときの物体領域31の座標と、商標表示画像32を付した場合の商標表示画像32の座標を模式的に示す図である。図7(A)~(C)は、それぞれ商標表示画像の位置を変えた例である。なお、図7の右側に示す商標表示画像32は、商標表示画像における点P2~P4を説明するために便宜的に示すものである。
出力画像34aの左下(XとYが最も小さくなる点)を原点Oにしているが、原点の位置や軸の取り方などは、これに限られるものではなく、適宜変更することができる。図示するように、物体領域31が矩形として検出された場合には、物体領域31の一の辺に沿った方向をX軸とし、物体領域31の他の辺に沿った方向をY軸とすることが好ましい。
図7(A)に示す例について説明する。本例では、物体領域31の右上の点をP1としており、このP1は、物体領域31におけるXとYの座標が最も大きい点である。また、商標表示画像32を矩形として考え、この矩形の左上の点をP2としており、このP2は、この矩形におけるXの座標が最も小さく、Yの座標が最も大きい点である。本例では、P2がP1と一致するように商標表示画像を配置している。このようにすることで、物体領域31の右上に商標表示画像を位置させることができる。
図7(B)に示す例は、図7(A)に示す例とは商標表示画像の位置が異なっている。本例でも商標表示画像32を矩形として考えているが、本例では、この矩形の左下の点をP3としている。このP3は、この矩形におけるXとYの座標が最も小さい点である。本例では、P3がP1と一致するように商標表示画像を配置している。このようにすることで、物体領域31の右上に商標表示画像を位置させることができる。
図7(C)に示す例は、図7(A)に示す例とは商標表示画像の位置が異なっている。本例でも商標表示画像32を矩形として考えているが、本例では、この矩形の右下の点をP4としている。このP4は、この矩形におけるXの座標が最も大きく、Yの座標が最も小さい点である。本例では、P4がP1と一致するように商標表示画像を配置している。このようにすることで、物体領域31の右上に商標表示画像を位置させることができる。
これらのように、例えば上記の図7(A)~(C)のようにすることで、物体領域31の右上に商標表示画像を位置させることができる。物体領域31の右上に商標表示画像を位置させる場合としては、上記に限られず、商標表示画像32の矩形における一の辺上に、物体領域31の右上の点P1が位置している場合も含まれる。
商標表示画像の位置は、上記に限られず、適宜変更することができる。商標表示画像がRマーク、TMマーク、SMマークである場合、商標表示画像の重心は、出力画像中、物体領域(又は後述の中間画像)の外側に位置するとともに、物体領域の重心を原点とした2次元座標における第1象限又は第4象限に位置することが好ましい。このようにすることで、実務に沿った表示にすることができ、出力画像を見た者に違和感が生じにくくなる。
図8は、商標表示画像の配置についての他の例を示す図である。図8(A)は、物体領域31が横長である場合の例であり、図8(B)は、物体領域31が縦長である場合の例である。横長とあるのは、図示するような2次元の座標において、物体領域31の幅が高さよりも大きい場合である。また、縦長とあるのは、図示するような2次元の座標において、物体領域31の高さが幅よりも大きい場合である。
図8(A)に示すように、物体領域31の重心G1を2次元の座標(XY座標)の原点Oにしている。見易さの観点から、物体領域31の重心G1と座標の原点Oを白丸で表示している。図示する例において、商標表示画像32の重心G2は、出力画像34a中、物体領域31の外側に位置するとともに、物体領域31の重心G1を原点Oとした2次元座標における第1象限に位置している。
図8(A)に示すように、物体領域31が横長である場合、商標表示画像32は、2次元座標における第1象限に配置していることがより好ましい。しかし、これに限られず、物体領域31が横長である場合、商標表示画像32は、2次元座標における第4象限に配置していてもよく、この場合も好ましい例になる。
図8(B)に示す例は、物体領域31が縦長である場合の例であり、図8(A)と同様の座標としている。図示する例において、商標表示画像32の重心G2は、出力画像34a中、物体領域31の外側に位置するとともに、物体領域31の重心G1を原点Oとした2次元座標における第4象限に位置している。物体領域31が縦長である場合、商標表示画像32は、2次元座標における第4象限に配置していることがより好ましい。
また、図8(A)及び図8(B)に示すように、物体領域31の端部と商標表示画像32の端部とが接していることが好ましい。これにより、物体領域31の近傍に商標表示画像32を配置することができ、出力画像を見た者に違和感が生じにくくなる。
また、商標表示画像の位置は、上記に限られず、その他の方法を用いて調整してもよい。例えば、物体領域(又は後述の中間画像)の右上(上記P1)から一定の比率でX軸及びY軸に移動した場所に配置するようにしてもよい。このようにすることで、処理の複雑性を低減し、適切な位置に商標表示画像を配置することができる。
出力画像における商標表示画像の大きさは、適宜調整することができる。例えば、商標表示画像の種類、物体領域(又は後述の中間画像)の形状や大きさ等に応じて適宜調整することができる。出力画像中、商標表示画像が大きい場合、商標よりも目についてしまい、商標表示画像が小さい場合、出力画像における画像や文字等が商標であることが認識されにくくなる。そのため、出力画像における商標表示画像の大きさが適切であることが好ましい。
出力画像における商標表示画像の大きさの一例について説明する。ここで説明する例は、商標表示画像がRマーク、TMマーク又はSMマークであり、物体領域(又は後述の中間画像)が矩形である場合の例である。この場合、商標表示画像の高さは、物体領域(又は中間画像)の高さと幅の比率に基づいて定められることが好ましい。このようにすることで、物体領域と商標表示画像との大きさのバランスがとれた出力画像を作成することができる。
以下に物体領域の高さ:幅と、商標表示画像の高さとの関係の一例を示す。ただし、本発明は以下の例に制限されるものではない。
物体領域の高さ:幅が1:1の場合、商標表示画像の高さは、物体領域の高さの1/10以上1/5以下が好ましい。
物体領域の高さ:幅が1:2の場合、商標表示画像の高さは、物体領域の高さの1/10以上1/4以下が好ましい。
物体領域の高さ:幅が1:3の場合、商標表示画像の高さは、物体領域の高さの1/10以上1/3以下が好ましい。
物体領域の高さ:幅が1:4以上の場合、商標表示画像の高さは、物体領域の高さの1/10以上1/3以下が好ましい。
また、商標表示画像がRマーク、TMマーク又はSMマークであり、物体領域(又は後述の中間画像)が矩形である場合、物体領域、すなわち矩形が横長である場合、縦長である場合、正方形である場合に分けて考慮することが好ましい。このような場合も、商標表示画像の高さが、物体領域(又は中間画像)の高さと幅の比率に基づいて定められる場合に含まれる。
例えば、物体領域が横長である場合、商標表示画像の高さは、物体領域の高さの1/3以下であることが好ましい。(i)物体領域が縦長である場合、(ii)商標表示画像の幅は、物体領域の幅の1/3以下であることが好ましい。(iii)物体領域が正方形である場合、商標表示画像の高さは、物体領域の高さの1/5以下であることが好ましい。
(i)物体領域が横長である場合、商標表示画像の高さは、物体領域の高さの1/3以下であることが好ましい。このようにすることで、出力画像における商標表示画像の大きさを適切にすることができる。下限については、特に制限されるものではないが、例えば、1/10以上であることが好ましく、1/5以上であることがより好ましい。
(ii)物体領域が縦長である場合、商標表示画像の幅は、物体領域の幅の1/3以下であることが好ましい。このようにすることで、出力画像における商標表示画像の大きさを適切にすることができる。下限については、特に制限されるものではないが、例えば、1/10以上であることが好ましく、1/5以上であることがより好ましい。
(iii)物体領域が正方形である場合、商標表示画像の高さは、物体領域の高さの1/5以下であることが好ましい。このようにすることで、出力画像における商標表示画像の大きさを適切にすることができる。下限については、特に制限されるものではないが、例えば、1/10以上であることが好ましい。
図9は、上記の例を説明するための図である。
図9(A)は、上記(i)を説明するための図であり、すなわち物体領域31が横長である場合の例である。この場合、商標表示画像32の高さH2は、物体領域31の高さH1の1/3以下であることが好ましい。なお、説明のために物体領域31と商標表示画像32を並べて表示しているが、商標表示画像32の位置はこれに限られない(以下も同様)。
図9(B)は、上記(ii)を説明するための図であり、すなわち物体領域31が縦長である場合の例である。この場合、商標表示画像32の幅L2は、物体領域31の幅L1の1/3以下であることが好ましい。
図9(C)は、上記(iii)を説明するための図であり、すなわち物体領域31が正方形である場合の例である。この場合、商標表示画像32の高さH2は、物体領域31の高さH1の1/5以下であることが好ましい。
商標表示画像の大きさを調整する方法は、上記以外の方法も用いることができる。例えば、物体領域(又は後述の中間画像)の幅と高さに基づいて、任意の比率をかけて商標表示画像の大きさを決定することも好ましい。この場合、物体領域と商標表示画像との大きさのバランスがとれた出力画像を作成することができる。
次に、文字を受け付けた場合の例について説明する。
受付部11が文字を受け付けた場合、出力画像作成部13は、文字を含む中間画像を作成し、中間画像と商標表示画像とを合成して出力画像を作成することが好ましい。
文字(文字商標とも称する)を受け付けた場合、文字商標はテキストであるが、いったんテキストの文字商標を画像にする。これを中間画像と称している。このようにすることで、文字を受け付けた場合でも、商標表示画像が付された出力画像を作成することができる。また、中間画像を作成する場合、画像を受け付けて物体検出を行う場合と同様の処理とすることができ、商標表示画像の位置や大きさ等を調整しやすくなる。
中間画像は矩形であり、受け付けた文字に対して1つの中間画像が作成されることが好ましい。中間画像の形状は、適宜選択することができるが、中間画像が矩形であることにより、商標表示画像の位置や大きさ等を調整しやすくなる。また、1つの中間画像が作成されることにより、商標表示画像を付しやすくなる。複数の中間画像が作成されるようにしてもよいが、この場合、上述した物体領域が複数である場合と同様の工夫が必要になる。
図10に、文字を受け付けた場合における出力画像の作成の一例を説明する図を示す。
図中の(1)及び(2)に示すように、受け付けた文字について中間画像35を作成する。図中、中間画像35を破線で表示している。ここで示す例では、中間画像35は矩形であり、受け付けた文字に対して1つとしている。
図中の(3)に示すように、商標表示画像32(Rマーク)が中間画像35の外側かつ右上の配置になるように、、中間画像35と商標表示画像32とを合成して出力画像34aを作成する。
図中の(4)は、本例の出力画像34を示している。(2)や(3)に示す破線は、説明のために表示するものであり、出力画像には表示されない。そのため、出力画像では、物体領域を示す表示はなされない。ユーザーにとっては、入力画像30に対してRマーク32が付されたものとして認識される。
なお、(3)に示される出力画像34aは、説明のために用いている。そのため、(1)、(2)、(4)を行えばよく、(4)で出力画像を作成するといったことにしてもよい。
文字を受け付けた場合においても、商標表示画像32の位置や大きさは、上記説明したように、画像を受け付けた場合と同様の調整を行うことができる。すなわち、上記説明した構成は、文字を受け付けた場合においても適用できる。例えば、物体領域を中間画像と読み替えて適用することができる。そのため、説明を省いてもよいが、図7に相当する例のみここで説明する。
図11は、図7と同様に座標で考えた場合の例である。
図11(A)~(C)は、中間画像35の座標と、商標表示画像32を付した場合の商標表示画像32の座標を模式的に示す図である。図11(A)~(C)は、それぞれ商標表示画像の位置を変えた例である。なお、図11の右側に示す商標表示画像は、商標表示画像における点P2~P4を説明するために便宜的に示すものである。
出力画像34aの左下を原点Oにしているが、原点の位置や軸の取り方などは、これに限られるものではなく、適宜変更することができる。図示するように、中間画像35を矩形にする場合には、物体領域31の一の辺に沿った方向をX軸とし、物体領域31の他の辺に沿った方向をY軸とすることが好ましい。
図11(A)に示す例について説明する。本例では、中間画像35の右上の点をP5としており、このP5は、中間画像35におけるXとYの座標が最も大きい点である。また、商標表示画像32を矩形として考え、この矩形の左上の点をP2としており、このP2は、この矩形におけるXの座標が最も小さく、Yの座標が最も大きい点である。本例では、P2がP5と一致するように商標表示画像を配置している。このようにすることで、中間画像35の右上に商標表示画像を位置させることができる。
図11(B)に示す例は、図11(A)に示す例とは商標表示画像の位置が異なっている。本例でも商標表示画像32を矩形として考えているが、本例では、この矩形の左下の点をP3としている。このP3は、この矩形におけるXとYの座標が最も小さい点である。本例では、P3がP5と一致するように商標表示画像を配置している。このようにすることで、中間画像35の右上に商標表示画像を位置させることができる。
図11(C)に示す例は、図11(A)に示す例とは商標表示画像の位置が異なっている。本例でも商標表示画像32を矩形として考えているが、本例では、この矩形の右下の点をP4としている。このP4は、この矩形におけるXの座標が最も大きく、Yの座標が最も小さい点である。本例では、P4がP5と一致するように商標表示画像を配置している。このようにすることで、中間画像35の右上に商標表示画像を位置させることができる。
例えば上記の図11(A)~(C)のようにすることで、中間画像35の右上に商標表示画像を位置させることができる。中間画像35の右上に商標表示画像を位置させる場合としては、上記に限られず、商標表示画像32の矩形における一の辺上に、中間画像35の右上の点P5が位置している場合も含まれる。
商標表示画像は、物体領域や中間画像の右上以外に配置してもよい。
図12に、その他の配置例を示す。図12(A)及び(B)は、図形や文字の右下に商標表示画像32を配置させた例である。また、図12(C)に示すように、文字を縦書きにしてもよく、文字の右下に商標表示画像32を配置させてもよい。
なお、図12(A)~(C)は、物体領域や中間画像の重心を原点とした2次元座標において、商標表示画像の重心が第4象限に位置する場合の例である。
また、上記の例では、商標表示画像としてRマークを用いた場合について主に説明した例であったが、本発明はRマークに限られず、TMマークやSMマークを用いてもよい。図12(D)は、商標表示画像としてTMマークを用いた場合の例であり、図12(E)は、商標表示画像としてSMマークを用いた場合の例である。
商標表示画像の位置や大きさ等は、ユーザーが選択できるようにしてもよい。また、文字の縦書きや横書きは、ユーザーが選択できるようにしてもよい。このようにすることで、目的に応じた出力画像を作成することができる。
出力画像の使用の目的は、特に制限されるものではなく、適宜選択することができる。例えば、商品に付して使用、商品の包装など商品に付随する物に付して使用、サービスの提供で使用する商品に付して使用、ホームぺージで使用、SNSで使用等、特に制限されない。出力画像の使用の目的に応じて、例えば、出力画像のファイルの形式(拡張子)、サイズ、アスペクト比、解像度などを適宜調整するようにしてもよい。これらは例えばユーザーが選択できるようにしてもよい。
文字の場合、テキスト形式で受け付けてもよいし、画像で受け付けてもよい。例えば、特許庁で標準文字として商標登録を受けた場合、特許庁のデータベースに画像の形式で保存されている。このような画像には、文字のみが存在しているが、テキスト形式としてコンピュータ処理ができない。本発明では、このような画像であっても、自動で登録商標である旨の表示を付すことができる。
図13に一例を示す。本例の入力画像30は、文字のみが存在している。図3等と同様にして、物体検出を行い、文字の部分を物体領域31として検出する。このようにして、上記の例と同様に出力画像34を作成することができる。
図14に他の例を示す。本例の入力画像30は、文字のみが存在している。この入力画像30に対して文字認識を行い、画像中の文字をテキストとして抽出する。抽出した文字について中間画像35を作成し、図10等と同様にして出力画像34を作成することができる。本例における文字認識としては、公知の文字認識の技術を用いることができる。例えばOCR(光学式文字認識)の技術を用いることができる。
図15に商標表示画像の補足説明図を示す。図15(A)~(C)に示す例は、商標表示画像が矩形である場合の例であり、それぞれRマーク、TMマーク、SMマークである。破線は、商標表示画像の領域を模式的に示している。商標表示画像の領域は、特に制限されるものではないが、例えば図15(A)に示すように、Rマークの丸の部分と接する線で囲まれた正方形とすることができる。また、図15(B)、(C)に示すように、商標表示画像の領域を正方形とした場合、破線内部の上方と下方側に余白があってもよい。商標表示画像が矩形、特に正方形である場合、商標表示画像の位置や大きさを調整しやすくなる。
次に、商標表示画像がRマーク、TMマーク及びSMマーク以外の場合の例について説明する。
本発明における商標表示画像は、登録商標の登録番号を含んでいてもよい。日本の法律における商標登録表示としては、「商標登録第○○号」と表示することが推奨されており、本発明はこのような表示を行う場合にも適用することができる。登録商標の登録番号は、商標登録の番号、登録番号などとも称する。
この場合の例について説明する。受付部11は、登録商標の登録番号を受け付け、画像生成部12は、登録番号を含む商標表示画像を生成する。このときの商標表示画像は、例えば「商標登録第○○号」といった画像になる。
この場合の例について、図16~図19を用いて説明する。
図16は、入力画面の一例であり、画像を受け付ける場合の例である。図16に示す例は、図2(A)と同様であるが、登録番号を入力する欄(入力欄25)を有している。図17は、入力画面の他の例であり、文字を受け付ける場合の例である。図17に示す例は、図2(B)と同様であるが、登録番号を入力する欄(入力欄25)を有している。図16又は図17で商標を入力(又は指定)し、登録番号を入力して実行すると、受付部11は画像又は文字を受け付けるとともに、登録番号を受け付ける。
図18は、図16で実行した場合の例を説明する図である。画像生成部12は、商標表示画像32を生成するが、本例における商標表示画像32は、図示するような「商標登録第XXXXXXX号」といった画像になる。この登録番号は、受付部11が受け付けた登録番号である。
図18(A)、(B)に示すように、出力画像作成部13は、上記の説明と同様に、本例でも、物体領域31と商標表示画像32とを合成して出力画像34を作成することができる。なお、上記の説明と同様に、説明のために出力画像34aを図示している。このようにして、図18(B)に示すような出力画像34を作成することができる。本発明によれば、日本の法律で推奨されている商標登録表示を表示する画像を作成する場合においても、作成の手間を省くことができる。
図19は、図17で実行した場合の例を説明する図である。図示するように、出力画像作成部13は、本例でも、中間画像35と商標表示画像32とを合成して出力画像34を作成することができる。本発明によれば、文字商標についても、日本の法律で推奨されている商標登録表示を表示する画像を作成することができ、また作成の手間を省くことができる。
図18や図19のような出力画像34を作成する場合、図示するように、商標表示画像32は、出力画像34中、画像又は文字の下方に配置されることが好ましい。このような配置にすることで、実務上の慣行に沿った表示にすることができ、出力画像を見た者に違和感が生じにくくなる。
また、本例では、物体領域31又は中間画像35が矩形である場合、物体領域31又は中間画像35の下辺と、商標表示画像32の上辺が接していることが好ましい。このようにすることで、物体領域31又は中間画像35の近くに商標表示画像32を配置することができる。
また、本例においても上記の説明と同様に、商標表示画像32の大きさを適宜調整することができる。例えば、物体領域31又は中間画像35が矩形であり、横長である場合、商標表示画像32の高さを物体領域31又は中間画像35の高さの1/3以下にすることが好ましい(下限も上記の通りである)。このようにすることで、商標表示画像32を適切な大きさにすることができるとともに、商標表示画像32と文字や図形とのバランスを適切にすることができる。
また、本例においても物体領域31又は中間画像35が縦長であってもよく、この場合、商標表示画像32を縦長の形状にしてもよい。物体領域31又は中間画像35が縦長であり、かつ、商標表示画像32が縦長である場合、物体領域31又は中間画像35の左辺又は右辺と、商標表示画像32の左辺又は右辺とが接していることが好ましい。縦長である場合、幅を考慮して商標表示画像32の大きさを定めることが好ましい。
本発明における商標表示画像は、上記の他にも、商標権者の氏名又は名称を含んでいてもよい。使用する文字が登録商標であることを明示するため、「○○は株式会社○○の登録商標です」といった表示をすることが実務上行われている。本発明はこのような表示を行う場合にも適用することができる。
この例について説明する。本例において、受付部11は、文字と、登録商標に係る商標権者の氏名又は名称と、を受け付け、画像生成部12は、前記文字と前記商標権者の氏名又は名称とを含む商標表示画像を生成する。
例えば図16や図17に示す入力画面において、商標権者の氏名又は名称を入力する欄(入力欄26)に入力して実行することで、商標権者の氏名又は名称を受け付けることができる。
図20は、本例の出力画像の一例であり、図示するように、商標表示画像32は、入力された文字と商標権者の氏名又は名称とを含む画像である。商標表示画像32は、例えば「○○は株式会社○○の登録商標です」といった画像としている。また、本例においても商標表示画像32の位置、大きさ、縦書き又は横書き等について、上記と同様に調整することができる。本発明によれば、実務上行われている商標登録表示を表示する画像を作成する場合においても、作成の手間を省くことができる。
なお、図16や図17に示す入力画面はあくまでも一例であり、本発明はこれに制限されない。図示する例では、登録番号と、商標権者の氏名又は名称とをどちらも入力できる例としたが、これに限られず、どちらか一方のみを入力できるようにしてもよい。
本発明によれば、上述のように、コンピュータが行う画像形成方法が提供される。
本発明の画像形成方法は、コンピュータが行う画像形成方法であって、画像又は文字を受け付ける受付工程と、登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する画像生成工程と、前記画像又は前記文字と前記商標表示画像とを合成して出力画像を作成する出力画像作成工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、上述のように、画像形成プログラムが提供される。
本発明の画像形成プログラムは、コンピュータに画像形成の処理を実行させる画像形成プログラムであって、コンピュータに、画像又は文字を受け付ける受付処理と、登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する画像生成処理と、前記画像又は前記文字と前記商標表示画像とを合成して出力画像を作成する出力画像作成処理と、を実行させることを特徴とする。
10 画像作成装置
11 受付部
12 画像生成部
13 出力画像作成部
20 入力画面
21 ファイル指定ボタン
22 ファイル名表示欄
23 実行ボタン
24 テキスト入力欄
25 登録番号入力欄
26 商標権者の氏名又は名称入力欄
30 入力画像
31 物体領域
32 商標表示画像
33 余白領域
34 出力画像
35 中間画像
40 ユーザー
41 端末

Claims (16)

  1. 入力画像を受け付ける受付部と、
    登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する画像生成部と、
    前記入力画像と前記商標表示画像とを合成して出力画像を作成する出力画像作成部と、を有し、
    前記出力画像作成部は、前記入力画像に対して物体領域と余白領域を検出し、前記余白領域の削除又は前記物体領域の抽出を行い、前記物体領域の外側であって前記物体領域の近傍に前記商標表示画像を配置して前記出力画像を作成する
    ことを特徴とする画像作成装置。
  2. 前記物体領域は、矩形であり、前記入力画像で1つの該物体領域が検出される
    ことを特徴とする請求項に記載の画像作成装置。
  3. 前記商標表示画像は、Rマーク、TMマーク及びSMマークから選ばれるとともに、
    前記商標表示画像の重心は、前記出力画像中、前記物体領域外側に位置するとともに、前記物体領域重心を原点とした2次元座標における第1象限又は第4象限に位置することを特徴とする請求項に記載の画像作成装置。
  4. 前記商標表示画像は、Rマーク、TMマーク及びSMマークから選ばれるとともに、正方形又は略正方形であり、
    前記物体領域、矩形であり、
    前記商標表示画像の高さは、前記物体領域高さと幅の比率に基づいて定められる
    ことを特徴とする請求項に記載の画像作成装置。
  5. 文字を受け付ける受付部と、
    登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する画像生成部と、
    前記文字と前記商標表示画像とを合成して出力画像を作成する出力画像作成部と、を有し、
    前記出力画像作成部は、前記文字を含む中間画像を作成し、前記中間画像の外側であって前記中間画像の近傍に前記商標表示画像を配置して前記出力画像を作成する
    ことを特徴とする画像作成装置。
  6. 前記中間画像は、矩形であり、受け付けた前記文字に対して1つの該中間画像が作成される
    ことを特徴とする請求項に記載の画像作成装置。
  7. 前記商標表示画像は、Rマーク、TMマーク及びSMマークから選ばれるとともに、
    前記商標表示画像の重心は、前記出力画像中、前記中間画像の外側に位置するとともに、前記中間画像の重心を原点とした2次元座標における第1象限又は第4象限に位置することを特徴とする請求項5に記載の画像作成装置。
  8. 前記商標表示画像は、Rマーク、TMマーク及びSMマークから選ばれるとともに、正方形又は略正方形であり、
    前記中間画像は、矩形であり、
    前記商標表示画像の高さは、前記中間画像の高さと幅の比率に基づいて定められる
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像作成装置。
  9. 前記商標表示画像は、Rマーク、TMマーク及びSMマークから選ばれる
    ことを特徴とする請求項1又は5に記載の画像作成装置。
  10. 前記受付部は、登録商標の登録番号を受け付け、
    前記画像生成部は、前記登録番号を含む前記商標表示画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1又は5に記載の画像作成装置。
  11. 前記受付部は登録商標に係る商標権者の氏名又は名称受け付け、
    前記画像生成部は、前記受付部が受け付けた前記文字と前記商標権者の氏名又は名称とを含む前記商標表示画像を生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像作成装置。
  12. 前記商標表示画像は、前記出力画像中、前記中間画像の下方に配置される
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像作成装置。
  13. コンピュータが行う画像作成方法であって、
    入力画像を受け付ける受付工程と、
    登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する画像生成工程と、
    前記入力画像と前記商標表示画像とを合成して出力画像を作成する出力画像作成工程と、を含み、
    前記出力画像作成工程は、前記入力画像に対して物体領域と余白領域を検出し、前記余白領域の削除又は前記物体領域の抽出を行い、前記物体領域の外側であって前記物体領域の近傍に前記商標表示画像を配置して前記出力画像を作成する
    ことを特徴とする画像作成方法。
  14. コンピュータが行う画像作成方法であって、
    文字を受け付ける受付工程と、
    登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する画像生成工程と、
    前記文字と前記商標表示画像とを合成して出力画像を作成する出力画像作成工程と、を含み、
    前記出力画像作成工程は、前記文字を含む中間画像を作成し、前記中間画像の外側であって前記中間画像の近傍に前記商標表示画像を配置して前記出力画像を作成する
    ことを特徴とする画像作成方法。
  15. コンピュータに画像作成の処理を実行させる画像作成プログラムであって、コンピュータに、
    入力画像を受け付ける受付処理と、
    登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する画像生成処理と、
    前記入力画像と前記商標表示画像とを合成して出力画像を作成する出力画像作成処理と、を実行させるとともに、
    前記出力画像作成処理は、前記入力画像に対して物体領域と余白領域を検出し、前記余白領域の削除又は前記物体領域の抽出を行い、前記物体領域の外側であって前記物体領域の近傍に前記商標表示画像を配置して前記出力画像を作成する
    ことを特徴とする画像作成プログラム。
  16. コンピュータに画像作成の処理を実行させる画像作成プログラムであって、コンピュータに、
    文字を受け付ける受付処理と、
    登録商標である旨の表示又は商標である旨の表示を含む商標表示画像を生成する画像生成処理と、
    前記文字と前記商標表示画像とを合成して出力画像を作成する出力画像作成処理と、を実行させるとともに、
    前記出力画像作成処理は、前記文字を含む中間画像を作成し、前記中間画像の外側であって前記中間画像の近傍に前記商標表示画像を配置して前記出力画像を作成する
    ことを特徴とする画像作成プログラム。
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