JP7157613B2 - 作業時間算出システムおよび作業時間算出方法 - Google Patents

作業時間算出システムおよび作業時間算出方法 Download PDF

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Description

本発明は、作業時間算出システムおよび作業時間算出方法に関する。
近年、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少などに伴い、様々な労働環境で生産性の向上が急務となっている。生産性を向上させるためには、労働者の生産性の現状を可視化し、生産性を低下させる要因を特定することが必要である。
例えば、情報システムの運用の現場においても、運用を担う労働者(以下、オペレータと称する)の行動をセンサ(例えば、加速度センサや生体情報センサ)及びインシデント管理システム(例えばRedmineやServiceNow等)を用いて収集し可視化する事で、労働者の作業の所要時間を算出することができる。
特許文献1には、オフィスで働く労働者の作業機器到達時刻および作業機器離脱時刻を計測し、それらの差分を取ることで、退席時間を除いた作業の所要時間を算出し、労働者の生産性を可視化する技術が開示されている。
特許文献2には、倉庫の労働者に装着させた超音波センサブレスレットと商品棚に備え付けた超音波センサを用いて労働者の手の位置を計測する方法が開示されている。特許文献2に開示される方法を用いることで、労働者自身が作業情報を入力せずとも、作業(棚から商品を取り出す等)を実施した時刻や内容を収集できる。
特許文献3には、生産性を向上させる施策の立案のために、労働者にセンサを携帯させて、労働者が入力した作業内容を収集し可視化する事例が紹介されている。
特願2008-189323号公報 US2017278051 特願2006-222484号公報
しかし、特許文献1に開示された方法では、オペレータの退席時間を算出するが、オペレータが複数の作業場所を遷移し、その遷移が作業と関連する場合(例えば、顧客の問い合わせを受けた端末から、実際に作業を行うための他の端末へ移動し、作業完了後に作業結果を顧客に連絡するためのさらに他の端末へ移動する場合など)において、退席時間が本業と関連がないと判定されるため、退席時間を除いたオペレータの作業時間とオペレータの実際の作業の所要時間との間に乖離が生じる可能性がある。さらに、労働者自身が同時に複数の作業を行うことができる環境においては、割り込み作業(労働者が従事していた作業を中断し、別の作業を開始する行為)が発生する。特許文献1では作業機器の到達時刻及び離脱時刻から作業の所要時間を算出するが、割り込み作業が発生する環境では、労働者が作業に関わる工程を実施しない時間も、当該作業の所要時間として計測されてしまい、実際に労働者が作業した時間と計測された所要時間との間に乖離が生じるという問題がある。
特許文献2に開示された方法では、超音波センサを用いてオペレータの手の位置を計測するが、情報システムの運用を担うオフィスの様な環境では、作業に関連する労働者の手の動きは主にコンピュータの入力機器(例えばキーボードやマウス)によるものであり、手の位置がキーボードから離れる事象が少ない。そのため、ブレスレット及びセンサを用いて労働者の実際の作業と関連する動作やその所要時間を算出することは困難である。
特許文献3に開示された方法では、オペレータが作業内容を入力するが、作業内容の入力に手間を要し、オペレータが本業に従事する時間が短くなる結果、かえって生産性が低下してしまう場合がある。さらに、オペレータの入力忘れが発生するため、オペレータの実際の作業内容及びその所要時間と計測結果との間に乖離が生じる可能性がある。
したがって、本発明は、オペレータの作業および工程の正確な所要時間を把握し、作業および工程の所要時間を短縮するための効果的な施策の立案に役立てることができるようにすることを目的とする。さらに、施策を実施した後に所要時間の短縮効果を即座に評価できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、複数の作業を含む作業工程において、各作業でのオペレータの作業時間を算出する作業時間算出システムであって、オペレータの現在位置と当該現在位置での滞在時間とを取得する現在位置測定装置と、オペレータの作業工程での標準作業位置の遷移情報と当該標準作業位置での標準滞在時間の遷移情報とを記憶する標準位置記憶部と、現在位置測定装置により取得された現在位置および滞在時間と、標準位置記憶部に記憶された標準作業位置の遷移情報および標準滞在時間の遷移情報とに基づいて、作業工程における各作業でのオペレータの作業時間を算出する作業時間算出装置と、を有する構成とした。
本発明によれば、オペレータの作業および工程の正確な所要時間を把握し、作業および工程の所要時間を短縮するための効果的な施策の立案に役立てることができる。さらに、施策を実施した後に所要時間の短縮効果を即座に評価できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1の実施の形態にかかる作業時間算出システムの全体構成を説明する図である。 各端末のハードウェア構成の一例を説明する図である。 センサデータの一例を説明する図である。 中継機位置情報テーブルの一例を説明する図である。 オペレータ・センサ対応テーブルの一例を説明する図である。 センサ情報テーブルの一例を説明する図である。 オペレータ滞在位置推移データベースの位置テーブルの一例を説明する図である。 インシデントテーブルの一例を説明する図である。 標準作業位置遷移テーブルの一例を説明する図である。 作業所要時間内訳テーブルの一例を説明する図である。 オペレータの現在位置を測定する方法を説明する図である。 オペレータ現在位置測定装置がオペレータの現在位置を測定する処理のフローチャートである。 オペレータが割り込み作業を行った場合の位置の推移の一例を示す図である。 作業所要時間の算出方法を説明する図である。 作業所要時間算出装置が、オペレータの作業内訳及び作業所要時間を算出する手順の一例を示す。 条件入力画面と結果画面との一例を説明する図である。 分析者端末の按分方法変更画面一例を説明する図である。 按分方法格納部による按分方法変更の流れを説明する図である。 標準作業位置遷移テーブルの更新画面を説明する図である。 標準作業位置遷移テーブル更新部による標準作業位置遷移テーブルの更新方法を説明する図である。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態にかかる作業時間算出システム1について図面を用いて詳細に説明する。
<作業時間算出システム>
図1は、第1の実施の形態にかかる作業時間算出システム1の全体構成を説明する図である。実施の形態では、オペレータ101が監視端末103を用いて、複数の作業端末(実施の形態では、作業端末A104、作業端末B105)の監視及び当該作業端末で作業を行った後、作業結果を、報告端末106を用いて他者に報告する場合を例示して説明する。実施の形態では、監視端末103と、作業端末A104と、報告端末106とを含む情報システムをAシステムと言い、監視端末103と、作業端末B105と、報告端末106とを含む情報システムをBシステムと言う。実施の形態では、監視端末103と、報告端末106とは、Aシステム及びBシステムで共通で使用する場合を例示して説明するが、システムごとに異なる監視端末、報告端末を用いてもよい。
図1に示すように、作業時間算出システム1は、オペレータ現在位置測定装置110と、オペレータ滞在位置推移データベース120(オペレータ滞在位置推移DB120とも言う)と、インシデント情報管理装置130と、作業所要時間算出装置140と、作業所要時間データベース150(作業所要時間DB150とも言う)と、分析者端末160とを有して構成されている。
オペレータ現在位置測定装置110は、受信データ処理部111と、オペレータ現在位置送信部112と、センサデータ管理データベース113(センサデータ管理DB113とも言う)とを有して構成されている。
受信データ処理部111は、中継機107A~107Dを介して、オペレータ101と、このオペレータ101に取り付けられたセンサ102に関する情報を取得すると共に、受信したオペレータ101の識別子とセンサ102の識別子とを特定する処理を行う。
オペレータ現在位置送信部112は、中継機107A~107Dを介してオペレータ101の現在位置情報を取得すると共に、取得したオペレータ101の現在位置情報をオペレータ滞在位置推移データベース120に送信する。
センサデータ管理データベース113は、揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置で構成されている。実装の形態では、例えば、センサデータ管理データベース113は、MYSQL又はPostgreSQL等のリレーショナルデータベースや、MongoDB等のNoSQLなどが挙げられる。
センサデータ管理データベース113には、中継機位置情報テーブル114と、オペレータ・センサ対応テーブル115と、センサ情報テーブル116とが記憶されている。
図4は、中継機位置情報テーブル114の一例を説明する図である。
図4に示すように、中継機位置情報テーブル114は、資産管理識別子201と、中継機シリアル番号202と、位置203とを含んで構成される。資産管理識別子201は、中継機107A~107Dを分析者が資産として管理する上で、分析者が中継機107A~107Dを識別するための情報である。中継機シリアル番号202は、センサ102が発信するセンサを唯一と特定するための情報である。位置203は中継機107A、107B、107C、107Dを設置した位置を示す。なお、中継機位置情報テーブル114は、分析者170により作成され、センサデータ管理データベース113に記憶される。中継機位置情報テーブル114に記憶される情報は様々な実施形態を包含するように記憶されており、ある実施形態においては情報記憶部、又は、そのテーブルの一部のカラムを必ずしも備える必要はない。
オペレータ現在位置測定装置110は、中継機位置情報テーブル114を保持することによって、センサ102、中継機107A、107B、107C、又は107Dから発信されるデータから、当該データを受信した中継機と中継機の位置を特定できる。
図5は、オペレータ・センサ対応テーブル115の一例を説明する図である。
図5に示すように、オペレータ・センサ対応テーブル115は、資産管理識別子301と、センサシリアル番号302と、オペレータ識別子303とを含んで構成される。資産管理識別子301は、センサ102を分析者170が資産として管理する上で、分析者170がセンサ102を識別するための情報である。センサシリアル番号302は、センサ102が発信する、当該センサ102を携帯するオペレータ101を唯一と特定するための情報である。オペレータ識別子303はセンサ102を携帯するオペレータ101を示す情報である。なお、オペレータ・センサ対応テーブル115は、分析者170により作成され、センサデータ管理データベース113に記憶される。中継機位置情報テーブル114に記憶される情報は様々な実施形態を包含するように記憶されており、ある実施形態においては情報記憶部、又は、そのテーブルの一部のカラムを必ずしも備える必要はない。
オペレータ現在位置測定装置110は、オペレータ・センサ対応テーブル115を保持することによって、センサ102、中継機107A、107B、107C、又は107Dから発信されるデータから、当該データを発信したセンサ102を携帯するオペレータ101を特定できる。オペレータ・センサ対応テーブル115は、センサ102とセンサ102を携帯するオペレータ101との対応付けを行う。
図6は、センサ情報テーブル116の一例を説明する図である。
図6に示すように、センサ情報テーブル116は、時刻401と、センサシリアル番号402と、中継機シリアル番号403と、電波強度404と、電池残量405と、x軸加速度406と、y軸加速度407と、z軸加速度408とを含んで構成される。時刻401は、例えば親機108がセンサ102、中継機107A、107B、107C、107Dからデータを受信した時刻、又は受信データ処理部111がオペレータ滞在位置推移データベース120に対してオペレータ101の現在位置情報を送信する時刻を示す。センサシリアル番号402は、センサ102が発信する当該センサ102を携帯するオペレータ101を唯一と特定するための情報である。中継機シリアル番号403は、センサ102が発信する当該センサ102を唯一と特定するための情報である。電波強度404は、センサ102と中継機107A~107Dとの間の電波の強度を示す。電池残量405は、センサ102の電池残量を示す。x軸加速度406、y軸加速度407、z軸加速度408は、それぞれセンサ102のx軸、y軸、z軸方向の加速度を示す。なお、センサ情報テーブル116は、オペレータ現在位置測定装置110により作成され、センサデータ管理データベース113に記憶される。センサ情報テーブル116に記憶される情報は様々な実施形態を包含するように記憶されており、ある実施形態においては情報記憶部、又は、そのテーブルの一部のカラムを必ずしも備える必要はない。センサ情報テーブル116は、CSV(Comma-Separated Values)ファイル等の外部ファイル形式でもよい。
オペレータ現在位置測定装置110は、センサ情報テーブル116を保持することによって、センサ102、中継機107A、107B、107C、又は107Dから発信されるデータから、当該データを発信したセンサ102を携帯するオペレータ101及びオペレータの現在位置を特定できる。さらに、センサ102の稼動維持に役立てることができる。
前述したオペレータ現在位置測定装置110は、作業所要時間算出装置140及びオペレータ滞在位置推移データベース120とネットワーク109を介して接続されている。オペレータ現在位置測定装置110は、ネットワーク180を介して接続されたセンサ102が中継機107A、中継機107B、中継機107C、中継機107D、及び親機108を介して入力されるセンサ情報をセンサ情報テーブル116に格納し、オペレータ101の現在位置を測定した結果を作業所要時間算出装置140及びオペレータ滞在位置推移データベース120に送信する。
次に、図1に示すように、オペレータ滞在位置推移データベース120は、揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置で構成されている。実装の形態では、例えば、センサデータ管理データベース113は、MYSQL又はPostgreSQL等のリレーショナルデータベースや、MongoDB等のNoSQLなどが挙げられる。
オペレータ滞在位置推移データベース120は、位置テーブル121を有して構成されている。
図7は、オペレータ滞在位置推移データベース120の位置テーブル121の一例を説明する図である。
図7に示すように、位置テーブル121は、オペレータ識別子1001と、位置1002と、滞在開始時刻1003と、滞在終了時刻1004とを有して構成されている。オペレータ識別子1001は、オペレータ現在位置測定装置110の受信データ処理部111によって特定されたオペレータ101の識別子を示す。オペレータ識別子1001は、インシデント情報管理装置130、作業所要時間算出装置140、および分析者端末160との間でオペレータ101を特定するための識別子であり、同一のオペレータ101に対して唯一の識別子が与えられる。位置1002は、受信データ処理部111によって特定された中継機107A~107Dの位置を示す。滞在開始時刻1003は、受信データ処理部111によって特定された、オペレータ101の特定の位置の滞在開始時刻を示す。なお、位置テーブル121は、オペレータ現在位置測定装置110により作成され、オペレータ滞在位置推移データベース120に記憶される。位置テーブル121に記憶される情報は様々な実施形態を包含するように記憶されており、ある実施形態においては情報記憶部、又は、そのテーブルの一部のカラムを必ずしも備える必要はない。位置テーブル121は、CSV(Comma-Separated Values)ファイル等の外部ファイル形式でもよい。また、オペレータ滞在位置推移データベース120および位置テーブル121はオペレータ現在位置測定装置110の内部のデータベース(例えば、センサデータ管理データベース113)に作られてもよい。
次に、図1に示すように、インシデント情報管理装置130は、監視端末103、作業端末A104、作業端末B105、報告端末106、及び作業所要時間算出装置140とネットワーク109を介して接続されており、オペレータ101が監視端末103、作業端末A104、作業端末B105、及び報告端末106を介して入力する作業情報を収集してインシデントデータベース131に格納する。さらに、作業所要時間算出装置140からのリクエストに応じて、オペレータ101の作業内容を作業所要時間算出装置140に対して出力する。インシデント情報管理装置130の実装形態としては、例えばRedmineやServiceNow等が挙げられる。
インシデントデータベース131は、揮発性又は不揮発性格納装置によって構成され、インシデントテーブル132は、揮発性又は不揮発性格納装置に格納されてよく、その実装形態としては、例えば、MySQL又はPostgreSQL等のリレーショナルデータベースや、MongoDB等のNoSQLや、CSVファイル等の外部ファイルなどが挙げられる。
図8は、インシデントテーブル132の一例を説明する図である。
図8に示すように、インシデントテーブル132は、インシデント識別子1101と、インシデント名1102と、オペレータ識別子1103と、開始時刻1104と、終了時刻1105とを含んで構成されている。インシデント識別子1101は、インシデント情報管理装置130が作業を識別するために用いる識別子を示す。インシデント名1102は、オペレータ101が登録する作業の名称を示す。オペレータ識別子1103は、インシデント情報管理装置130が作業を実施したオペレータ101を識別するための識別子を示す。開始時刻1104は、オペレータ101がインシデント(インシデントを「作業」とも言う)を登録した時刻、又はインシデントを開始した時刻を示す。終了時刻1105は、オペレータ101が作業を完了した時刻、作業が完了したことをオペレータ101がインシデント情報管理装置130に登録した時刻を示す。ここで、開始時刻1104および終了時刻1105をいずれに定義するかは、分析者170が決定してもよい。
次に、図1に示すように、作業所要時間算出装置140は、オペレータ滞在位置推移データベース120、インシデント情報管理装置130、作業所要時間データベース150、及び分析者端末160とネットワーク109を介して接続されている。作業所要時間算出装置140は、分析者が分析者端末160から入力した情報に基づいて作業所要時間を算出し、分析者端末160の結果画面162に表示する。ネットワーク109で行われる通信プロトコルの実装形態としては、例えばTCP(Transmission Control Protocol)が挙げられる。
作業所要時間算出装置140は、作業所要時間算出部141と、所要時間算出データベース142と、按分方法格納部144と、標準作業位置遷移テーブル更新部145とを有して構成されている。
作業所要時間算出部141は、オペレータ101の各作業に要した時間を算出する。この作業所要時間算出部141による処理は後述(図15参照)する。
所要時間算出データベース142は、揮発性又は不揮発性格納装置によって構成され、標準作業位置遷移テーブル143を含んで構成されている。標準作業位置遷移テーブル143は、揮発性又は不揮発性格納装置に格納されてよく、その実装形態としては、例えば、MySQL又はPostgreSQL等のリレーショナルデータベースや、MongoDB等のNoSQLや、CSVファイル等の外部ファイルなどが挙げられる。
図9は、標準作業位置遷移テーブル143の一例を説明する図である。
図9に示すように、標準作業位置遷移テーブル143は、オペレータ識別子1201、インシデント名1202、標準位置1203、標準順序1204、標準滞在時間1205、標準完了条件1206を含んで構成されている。オペレータ識別子1201は、作業所要時間算出装置140が作業を実施したオペレータ101を識別するための識別子を示す。インシデント名1202は、作業所要時間算出装置140がオペレータ101の実施した作業を識別する名称を示す。標準位置1203は、オペレータ101が特定の作業を実施する際に滞在する位置を示す。標準順序1204は、オペレータ101が作業毎に作業位置を遷移する順序を示す。標準滞在時間1205は、オペレータ101が作業毎に特定の作業位置に滞在する時間の長さを示す。標準完了条件1206は、オペレータ101が特定の作業位置における作業を完了し、作業位置を離れる際の条件を示す。なお、図9に示した標準作業位置遷移テーブル143の標準位置、標準順序、標準滞在時間、標準完了条件においては、分析者170が内容を更新してよい。更新の手段としては、例えば分析者170が手動で入力する場合や、作業所要時間内訳テーブル151から同一の時間帯に同一のオペレータ101が複数の作業を行っていない場合を抽出し、統計的に算出した作業位置の滞在時間を一定期間毎に自動で入力してよい。
図1に戻って、按分方法格納部144は、所定の時間帯でのオペレータ101による作業又は作業位置の重複がある場合の按分方法を規定する。按分方法格納部144による按分処理の詳細は後述(図15、図17、図18参照)する。
標準作業位置遷移テーブル更新部145は、所定の条件に従って、前述した標準作業位置遷移テーブル143の更新を行う。標準作業位置遷移テーブル更新部145による標準作業位置遷移テーブル143の更新処理の詳細は後述(図20参照)する。
作業所要時間データベース150は、揮発性又は不揮発性格納装置によって構成され、作業所要時間内訳テーブル151を含んで構成されている。作業所要時間内訳テーブル151は、揮発性又は不揮発性格納装置に格納されてよく、その実装形態としては、例えば、MySQL又はPostgreSQL等のリレーショナルデータベースや、MongoDB等のNoSQLや、CSVファイル等の外部ファイルなどが挙げられる。
図10は、作業所要時間内訳テーブル151の一例を説明する図である。
図10に示すように、作業所要時間内訳テーブル151は、オペレータ識別子1301、時刻1302、インシデント名1303、複数作業1304、位置1305、滞在時間1306を含んで構成される。
オペレータ識別子1301は、オペレータ現在位置測定装置110、作業所要時間算出装置140、及び分析者端末160による作業を実施したオペレータ101を識別するための識別子を示す。時刻1302は、オペレータ101が特定の位置に滞在していた時刻を表す。時刻1302は、オペレータ現在位置測定装置110又は作業所要時間算出装置140によって入力されてよく、またインシデント情報管理装置130、作業所要時間算出装置140、又は分析者端末160によって参照されてよい。インシデント名1303は、オペレータ101が特定の時刻で特定の場所に滞在した際の作業内容を示す。インシデント名1303は、オペレータ現在位置測定装置110又は作業所要時間算出装置140によって入力されてよい。複数作業1304は、オペレータ101が特定の作業を実施している最中に、当該オペレータ101が他の作業の担当者としてインシデント情報管理装置130に登録されているか否かを示す。複数作業1304はオペレータ現在位置測定装置110又はインシデント情報管理装置130によって入力されてよい。位置1305は、オペレータ101が特定の時刻に特定の作業を実施している最中に滞在していた特定の位置を示す。位置1305は、オペレータ現在位置測定装置110によって入力されてよい。滞在時間1306は、オペレータ101が特定の作業位置に滞在した時間を示す。滞在時間1306は、オペレータ現在位置測定装置110又は作業所要時間算出装置140によって入力されてよい。
なお、作業所要時間内訳テーブル151、および作業所要時間データベース150は、他のオペレータ現在位置測定装置110、又は作業時間算出装置140といったシステムの中に保持されてよい。
<各端末のハードウェア構成>
次に、各端末(監視端末103、作業端末A104、作業端末B105、報告端末106)のハードウェア構成の一例を説明する。
図2は、本実施形態を実現する端末103、104、105、106の構成図の一例を示した図である。ここで、端末とは一般的な電子計算機を指し、コンピュータやスマートフォン、タブレットを用いてよい。以下では端末としてコンピュータを例に説明する。端末103、104、105、106は、表示画面1601、出力インターフェース1602、外部記憶媒体1603、メモリ104、入力インターフェース1605、通信インターフェース1606、CPU1607、入力メディア1608とから構成される。端末103、104、105、106は、プロセッサ、通信装置、揮発性の記憶装置(DRAMなど)、及び、不揮発性の記憶装置(フラッシュメモリ、ハードディスクドライブなど)等を備える計算機を用いて実現可能である。すなわち、端末103、104、105、106においてオペレータ101が行う作業は、端末103、104、105、106に備わる不揮発性の記憶装置に保持されたプログラムが、プロセッサによって揮発性の記憶装置において実行されることによって、実現される。またこれらのプログラムは、あらかじめ不揮発性記憶装置に格納されていてもよいし、ネットワークを介してまたは可搬型記憶媒体を介して外部装置から導入されても良い。
表示画面1601は、オペレータに端末からの情報を出力する画面である。出力インターフェース1602は、表示画面1601に端末103、104、105、106の計算情報を出力する。外部記憶媒体1603、メモリ1604は、オペレータが入力メディア1608から入力した情報、端末103、104、105、106がネットワーク109を介して入出力した情報、または端末103、104、105、106において計算した情報を一時的ないしは恒久的に格納する。入力インターフェース1605は、オペレータが入力メディア1608を通して入力した内容を出力インターフェース1602、外部記憶媒体1603、メモリ1604、通信インターフェース1606、またはCPU1607へ伝達する。通信インターフェース1606は、端末103、104、105、106で計算した情報、またはオペレータが入力メディア1608を通して入力した情報をネットワーク109へ伝達する。CPU1607は、オペレータ101が入力メディア1608を通して入力した情報、ネットワーク109を介して通信インターフェース1606が得た情報、外部記憶媒体1603から得る情報、またはメモリ1604から得る情報を計算し、出力インターフェース1602、外部記憶媒体1603、メモリ1604、または通信インターフェース1606に出力する。入力メディア1608は、オペレータの操作を端末103、104、105、106へ伝える。入力メディア1608の実装形態としては、例えばキーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
<オペレータの現在位置測定方法>
次に、オペレータ101の現在位置を測定する方法を説明する。
図11は、オペレータ101の現在位置を測定する方法を説明する図である。
図11では、オペレータ101の現在位置を特定するために、オペレータ101が携帯するセンサ102と作業位置に設置した中継機107A~107Dとの間で発信される電波を、オペレータ現在位置測定装置110において収集し、判定する動作概要を例示する。図11は、本処理は、センサ102と、中継機107A又は中継機107Bとの間で発信されるセンサデータを、親機108が受信し、親機108が受信した電波をオペレータ現在位置測定装置110へ送信し、親機108から受信したセンサデータを元にオペレータ現在位置測定装置110がオペレータ101の現在位置を判定し、オペレータ滞在位置推移データベース120に格納することを想定した処理の流れを示す。
図11に示すように、シーケンス501、502において、センサ102が中継機107A又は中継機107Bに、センサ102のx軸加速度、y軸加速度、z軸加速度、当該センサ102のシリアル番号の情報を含む電波を送信する。電波は例えばZigbeeやBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Wifiプロトコルで送信される。ここで送信されるセンサデータの一例としては、図3に示すセンサデータ1501から中継機107A、中継機107B、中継機107C、中継機107Dのシリアル番号を除いたデータが考えられる。
シーケンス503、504において、中継機107A又は中継機107Bはセンサ102から受信した電波を元に、センサ102のシリアル番号、中継機107A又は中継機107Bのシリアル番号、電波強度、x軸加速度、y軸加速度、z軸加速度の情報を含む電波を親機108へ送信する。電波は例えばZigbeeやBLE、Wifiプロトコルで送信される。ここで送信されるセンサデータの一例としては、図3に示すセンサデータ1501が考えられる。
シーケンス505において、親機108は中継機107A又は中継機107Bから受信した電波を元に、センサ102のシリアル番号、中継機107A又は中継機107Bのシリアル番号、電波強度、x軸加速度、y軸加速度、z軸加速度の情報をオペレータ現在位置測定装置110へ送信する。親機108とオペレータ現在位置測定装置110は同じ電子計算機上に実装されてよい。親機108とオペレータ現在位置測定装置110との通信方式は、例えばシリアル通信がある。
シーケンス600において、オペレータ現在位置測定装置110は親機108から受信したセンサデータを元にオペレータ101の現在位置を測定する。シーケンス600の詳細は図12を用いて説明する。
シーケンス506において、オペレータ現在位置測定装置110はオペレータ滞在位置推移データベース120に、オペレータ101の氏名、現在時刻、現在位置を送信する。送信するプロトコルとしては、例えばTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)プロトコルが挙げられる。
<オペレータの現在位置測定方法のフローチャート>
次に、前述したシーケンス600の処理の流れを説明する。
図12は、シーケンス600において、オペレータ現在位置測定装置110がオペレータ101の現在位置を測定する処理のフローチャートである。
ステップS101において、オペレータ現在位置測定装置110は、親機108から受信したセンサシリアル番号302(図5参照)、中継機シリアル番号202(図4参照)、電波強度、x軸加速度、y軸加速度、z軸加速度、センサデータの受信時刻をセンサ情報テーブル116へ格納する。ここで受信するセンサデータの一例としては、図3に示したものが考えられる。センサ情報テーブル116への格納が完了すると、ステップS102に進む。
ステップS102において、オペレータ現在位置測定装置110は、センサ情報テーブル116から、同一時刻に受信したセンサデータを抽出する。抽出する方式の実装形態としては、例えばSQLなどが挙げられる。センサデータの抽出が完了すると、ステップS103に進む。
ステップS103において、オペレータ現在位置測定装置110は、ステップS102において受信したセンサデータを参照し、同一のセンサシリアル番号302のセンサデータの中から、電波強度(例えば、図6の電波強度404)の大きいセンサデータ(例えば、電波強度が350のセンサデータ)を抽出する。電波強度の大きさは、センサ102と受信機(例えば、監視端末103、作業端末A104、作業端末B105、報告端末106)の近さを表している。抽出する方式の実装形態としては、例えばSQLなどが挙げられる。最も電波強度の大きいデータを抽出すると、ステップS104に進む。
ステップS104において、オペレータ現在位置測定装置110は、中継機位置情報テーブル114を参照し、ステップS103で抽出した電波強度の最も大きいセンサデータの中継機シリアル番号403(例えば、中継機シリアル番号403が「0010001」)と、中継機107A~107Dを設置した位置203(図4参照)を対応付ける。電波強度の大きいセンサデータとなる受信機(例えば、監視端末103)の位置に、センサ102を携帯するオペレータが滞在していると考えられるためである。対応付ける方式の実装形態としては、例えばSQLなどが挙げられる。ステップS104とステップS105はどちらが先であってもよい。電波強度の最も大きいセンサデータの中継機シリアル番号403と中継機107A~107Dを設置した位置との対応付けが完了すると、ステップS105に進む。
ステップS105において、オペレータ現在位置測定装置110はオペレータ・センサ対応テーブル115を参照し、ステップS103で抽出した電波強度の最も大きいセンサデータのセンサシリアル番号402(例えば、センサシリアル番号402が「1010001」と、オペレータ識別子303とを対応付ける(例えば、センサシリアル番号「1010001」に対応するオペレータ識別子「日立太郎」)。対応付ける方式の実装形態としては、例えばSQLなどが挙げられる。ステップS104とステップS105はどちらが先であってもよい。センサシリアル番号とオペレータ識別子との対応付けが完了すると、ステップS106に進む。
ステップS106において、オペレータ現在位置測定装置110は、センサデータを受信した時刻401(図6参照)、ステップS105で抽出したオペレータ識別子303(図5参照)、ステップS104で抽出した中継機107A~107Dを設置した位置203(図4参照)、ステップS103で取得したセンサデータのx軸加速度、y軸加速度、z軸加速度をオペレータ滞在位置推移データベース120に送信する。送信するプロトコルの実装形態としては、例えばTCP/IPが挙げられる。送信が完了すると、ステップS107に進む。
ステップS107において、オペレータ現在位置測定装置110は、センサ情報テーブル116(図6)を参照し、同一の受信時刻において未処理のセンサデータが存在するか否かを判定し、その結果に応じて処理を分岐する。未処理のセンサデータが存在する場合はステップS103に進む。未処理のセンサデータが存在しない場合はステップS108に進む。
ステップS108において、オペレータ現在位置測定装置110は、センサ情報テーブル116(図6)を参照し、未処理のセンサデータが存在するか否かを判定し、その結果に応じて処理を分岐する。未処理のセンサデータが存在する場合はステップS102に進み、未処理のセンサデータが存在しない場合は処理を終了する。
本実施形態では、センサ102と受信機間において一定時間間隔で発信される電波の電波強度の最大値を用いてオペレータ101の現在位置を測定する方式について示した。他にもオペレータ101の現在位置を測定する方式については、例えばオペレータ101の現在位置に設置されたビーコンを用いてオペレータ101の作業位置の滞在時間を計測する方法や、センサ102と受信機間において、電波の電波強度が一定のしきい値以上であるセンサデータを抽出する方法、又はオペレータ101の現在位置をカメラで計測する方法などが考えられる。実際の実装においては、これらの内のいずれの方式を用いてもよい。
<割り込み作業がある場合の処理の流れ>
図13は、本実施形態において特定のオペレータが割り込み作業を行った場合の位置の推移の例を示す。以降、本実施形態においては、図13の例を元に処理を説明する。本実施形態において、特定のオペレータ101(例えば、日立太郎)は、2018年1月1日12時0分0秒にAシステムの監視を開始し、監視端末103での滞在を開始した。オペレータ101は監視端末103において作業を継続したが、2018年1月1日12時3分0秒にBシステムの監視の作業が割り込んだため、Aシステムの監視作業に割り込んでBシステムの監視作業を開始したものとする。オペレータ101はAシステムの監視作業を一時中断してBシステムの監視作業を継続し、2018年1月1日12時5分0秒に監視端末103を離れ、作業端末B105へ移動し、2018年1月1日12時6分0秒に作業端末B105での滞在を開始した。オペレータ101は作業端末B105において作業を継続し、2018年1月1日12時16分0秒に作業端末Bを離れ、報告端末106へ移動し、2018年1月1日12時17分0秒に報告端末106での滞在を開始した。オペレータ101は2018年1月1日12時21分0秒にBシステムの監視作業を終了し、Aシステムの監視作業に戻るために、作業端末A104へ移動し、2018年1月1日12時22分0秒から作業端末A104での滞在を開始した。オペレータ101はAシステムの監視作業を継続し、2018年1月1日12時32分0秒に作業端末A104を離れ、報告端末106へ移動し、2018年1月1日12時33分0秒から報告端末106での滞在を開始したものとする。オペレータ101は2018年1月1日12時37分0秒にAシステムの監視作業を終了したものとする。
<作業所要時間算出方法>
図14は、本実施形態において分析者がオペレータ101の作業所要時間を知るために、作業所要時間算出装置140にオペレータ101の現在位置、現在位置の滞在時間、作業内容、作業内容の標準所要時間の情報を活用し、作業所要時間を算出させる動作概要を例示する概略図である。図14は、分析者170が分析者端末160に入力するデータを元に、作業所要時間算出装置140がオペレータ101の作業所要時間を算出し、分析者端末160に出力する処理の流れを示す。
図16は、条件入力画面161と結果画面162との一例を説明する図である。
初めに、図16において、条件入力画面161は、オペレータ識別子1401、作業時間算出期間欄1402、作業所要時間算出開始ボタン1403から構成される。
オペレータ識別子1401では、オペレータ101の氏名またはオペレータ識別子がプルダウンで表示され、分析者170はプルダウンリストの中から作業所用時間を算出するオペレータ氏名を選択する。図面には示さないが、オペレータ識別子1401で複数のオペレータを選択可能にしてもよい。その場合、選択された複数のオペレータ毎に、処理シーケンス801~804を繰り返し、各オペレータ101の作業所要時間を表示する画面を設けてもよい。
作業時間算出期間欄1402では、分析者170がオペレータ101の作業時間の内訳を算出する期間の開始時刻と終了時刻をフリーフォームで指定する。
作業所要時間算出開始ボタン1403は、分析者170がオペレータ識別子1401にオペレータ氏名または識別子、作業時間算出期間欄1402に作業時間の内訳を算出する期間の開始時刻と終了時刻を入力した後に押下することで、作業所要時間算出装置140に作業時間内訳算出のリクエストが送信される。オペレータ氏名、作業時間の内訳を算出する期間の開始時刻と終了時刻のいずれかが不足している状態で作業所要時間算出開始ボタン1403を押下した場合は、「算出するためのデータが不足しています」などのエラーメッセージを表示してもよい。
結果画面162は、検索条件欄1411、作業所要時間1412、作業内訳欄1413、戻るボタン1414から構成される。
検索条件欄1411は、分析者701が入力したオペレータ氏名、作業時間算出期間を分析者に表示する。
作業所要時間1412は、作業時間算出期間中に特定のオペレータ101が行った作業と、その実所要時間を表示する。
作業内訳欄1413は、作業時間算出期間中に特定のオペレータ101が作業位置に滞在した時刻と、作業位置で従事していた作業名と、作業位置と、作業位置の滞在時間を表示する。
戻るボタン1414は、オペレータ101が結果画面162を確認した上で押下すると、条件入力画面161に遷移する。
次に、図14に示すように、シーケンス801は、分析者170が分析者端末160中の条件入力画面161(図16参照)を通して、オペレータ識別子1401と作業時間算出期間1402とを入力する。オペレータ識別子1401は、オペレータ・センサ対応テーブル115のオペレータ識別子303に基づく。シーケンス801で入力されるオペレータ識別子1401がオペレータ・センサ対応テーブル115のオペレータ識別子303のいずれにも該当しない場合、分析者端末160は、分析者170にエラーを返してよい。
シーケンス802は、分析者端末160の条件入力画面161(図16参照)から、作業所要時間算出装置140に、オペレータ識別子1401、作業時間算出期間1402を入力する。送信するデータの実装形態としては、例えばJSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)が考えられる。
シーケンス900において、作業所要時間算出装置140は、分析者端末160から受信したオペレータ識別子1401、作業時間算出期間1402を元に、オペレータ101の作業内訳と作業所用時間を算出する。シーケンス900の詳細は図15を用いて説明する。
シーケンス803において、作業所要時間算出装置140が、シーケンス900において算出したオペレータの作業内訳及び作業所要時間を、オペレータ識別子とともに分析者端末160に送信する。送信するデータの実装形態としては、例えばJSONが考えられる。
シーケンス804において、作業所要時間算出装置140は、分析者端末160の結果画面162に、検索条件1411、作業内訳1413、作業所要時間1412を表示する(図16参照)。
<オペレータの作業内訳、作業所要時間算出方法>
図15は、シーケンス900において、作業所要時間算出装置140が、オペレータ101の作業内訳1413及び作業所要時間1412を算出する手順の一例を示す。
ステップS201において、作業所要時間算出装置140の作業所要時間算出部141は、オペレータ滞在位置推移データベース120にアクセスし、オペレータ識別子、分析開始時刻、分析終了時刻を入力し、位置テーブル121から、分析期間内のオペレータ101の作業位置1002、各作業位置での滞在開始時刻1003及び滞在終了時刻1004を抽出する。抽出する方式の実装形態としては、例えばSQLなどが挙げられる。例えば、図13に示した例において、作業所要時間算出部141は、図7に示した位置テーブル121より、オペレータ識別子が「日立太郎」の滞在開始時刻が「2018年1月1日12時0分0秒」から滞在終了時刻が「2018年1月1日12時40分0秒」までのレコードである、「2018年1月1日12時0分0秒」から「2018年1月1日12時5分0秒」の間に「監視端末」、「2018年1月1日12時6分0秒」から「2018年1月1日12時16分0秒」の間に「作業端末B」、「2018年1月1日12時17分0秒」から「2018年1月1日12時21分0秒」の間に「報告端末」、「2018年1月1日12時22分0秒」から「2018年1月1日12時32分0秒」の間に「作業端末A」、「2018年1月1日12時33分0秒」から「2018年1月1日12時40分0秒」の間に「報告端末」を抽出する。抽出が完了すると、ステップS202に進む。
ステップS202において、作業所要時間算出部141は、インシデント情報管理装置130又はインシデントデータベース131にアクセスし、オペレータ識別子、分析開始時刻、分析終了時刻を入力して、インシデントテーブル132に存在する、オペレータ101が分析期間内に実施したインシデント名を抽出する。抽出する方式の実装形態としては、例えばSQLなどが挙げられる。例えば、図13に示した例において、作業所要時間算出部141は、図8に示したインシデントテーブル132を参照し、オペレータ識別子である「日立太郎」が「2018年1月1日12時0分0秒」から「2018年1月1日12時40分0秒」の間に実施した作業である、「Aシステム監視」及び「Bシステム監視」を抽出する。インシデントデータベース131での抽出が完了すると、ステップS203に進む。
ステップS203において、作業所要時間算出部141は、所要時間算出データベース142にアクセスし、オペレータ識別子及びステップS202で抽出したインシデント名を入力して、標準作業位置遷移テーブル143の標準位置1203、標準順序1204、標準滞在時間1205を取得する。例えば、図13に示した例において、作業所要時間算出装置140は、図9に示した標準作業位置遷移テーブル143を参照し、オペレータ識別子である「日立太郎」が「2018年1月1日12時0分0秒」から「2018年1月1日12時40分0秒」の間に実施した作業である、「Aシステム監視」に関連する「1」「監視端末」「3分」、「2」「作業端末A」「10分」、「3」「報告端末」「4分」の情報、及び「Bシステム監視」に関連する「1」「監視端末」「2分」、「2」「作業端末B」「10分」、「3」「報告端末」「4分」といった情報を抽出する。標準位置1203、標準順序1204、標準滞在時間1205を取得すると、ステップS204に進む。
ステップS204において、作業所要時間算出部141は、ステップS203で取得した標準順序1204の順に、ステップS201で抽出したオペレータ101の作業位置1002(図7参照)と、ステップS203で取得した標準位置1203とを比較する。例えば、図13に示した例において、作業所要時間算出部141は、ステップS201で抽出したオペレータ101の作業位置1002である「監視端末」と、標準順序「1」に該当する「Aシステム監視」の「監視端末」及び「Bシステム監視」の「監視端末」を比較する。そして、ステップS205に進む。
ステップS205において、ステップS201で抽出した作業が複数存在し、且つ、ステップS204で比較する作業位置1002が複数の標準位置1203と重複するかで条件を分岐する。作業位置1002が複数の作業の標準位置1203と重複する場合は、ステップS206に進む。例えば、図13に示した例において、作業所要時間算出部141は、ステップS201で抽出したオペレータ101の作業位置1002である「監視端末」と、標準順序「1」に該当する「Aシステム監視」の「監視端末」及び「Bシステム監視」の「監視端末」とを比較し、「監視端末」が重複しているため、ステップS206に進む。
ステップS206において、作業所要時間算出部141は、位置テーブル121の作業位置1002の滞在時間を、重複する複数の作業毎の作業時間に按分して、作業所要時間内訳テーブル151に出力する。例えば、図13に示した例において、ステップS201で抽出したオペレータ101の作業位置1002である「監視端末」と、標準順序「1」に該当する「Aシステム監視」の「監視端末」及び「Bシステム監視」の「監視端末」が重複しているため、オペレータ101の作業位置1002である「監視端末」の滞在時間である「2018年1月1日12時0分0秒」から「2018年1月1日12時5分0秒」までの5分間を、「Aシステム監視」及び「Bシステム監視」の作業時間として按分する。
按分の方法は、分析者170が指定してよい。また、按分の方法は、分析者170によって変更可能なシステムにしてよい。例えば、按分の方法を「複数の作業の標準滞在時間の割合」と定義すると、図13に示した例では、「2018年1月1日12時0分0秒」から「2018年1月1日12時5分0秒」の5分間を「Aシステム監視」の「3分」及び「Bシステム監視」の「2分」の割合に分割するため、「Aシステム監視」を「2018年1月1日12時0分0秒」から「2018年1月1日12時3分0秒」、「Bシステム監視」を「2018年1月1日12時3分0秒」から「2018年1月1日12時5分0秒」に按分する。按分が完了すると、ステップS207に進む。
<按分方法の変更方法>
ここで、按分方法格納部144(図1参照)は、作業時間の按分方法を規定しており、按分方法を適宜変更することができる。按分方法の変更は、分析者170が分析者端末160の按分方法変更画面163から行う。
図17は、分析者端末160の按分方法変更画面163の一例を説明する図である。
図18は、按分方法格納部144による按分方法変更の流れを説明する図である。
図17に示すように、按分方法格納部144は、分析者端末160に按分方法変更画面163を表示する。按分方法変更画面163には、例えば、「Gitリポジトリ指定」から按分方法を規定したURL(按分方法を規定したプログラムがあるURL)を入力できるようになっている。分析者170が、按分方法を規定したURLを入力した後、按分方法変更ボタン1702を選択することで、当該URLから按分方法を規定したプログラムを取得し、このプログラムを実行することで按分方法の変更を行うことができる。また、按分方法変更画面163には、例えば、「コード登録」から按分方法を規定したプログラムを保存したフォルダのPATHと名前(Name)を入力することができるようになっている。分析者170が、コード登録からPATHと名前を入力した後、按分方法変更ボタン1702を選択することで、所定のフォルダから按分方法を規定したプログラムを取得し、このプログラムを実行することで按分方法の変更を行うことができる。
図18に示すように、分析者170は、シーケンス1801において、前述した分析者端末160の按分方法変更画面163から、按分方法を実装したプログラムのソースコードの場所を入力する。
シーケンス1802において、按分方法格納部144は、分析者170により入力されたプログラムのソースコードの場所を参照して、ソースコードを取得する。
シーケンス1803において、按分方法格納部144は、ステップS1802で取得したソースコードを登録する。
シーケンス1804において、按分方法格納部144は、按分方法変更画面163に登録完了メッセージを送信する。
シーケンス1805において、按分方法変更画面163では、登録完了メッセージを分析者170に対して表示する。
前述したように、分析者170などのユーザが、情報システムの状況に応じて按分方法を適宜変更することができるので、按分を適切に行うことができる。
図15に戻って、ステップS207において、作業所要時間算出装置140は、位置テーブル121の作業位置1002と標準作業位置遷移テーブル143の標準位置1203との比較が完了しているかで条件を分岐する。完了していない場合はステップS204に戻る。例えば、図13に示した例において、ステップS201で抽出したオペレータ101の作業位置1002と、標準位置1203の比較は完了していないため、ステップS204に戻る。
例えば、図13に示した場合において、作業所要時間算出装置140は、ステップS204に戻り、ステップS201で抽出したオペレータ101の作業位置である「作業端末B」と、標準順序「2」に該当する「Aシステム監視」の「作業端末A」及び「Bシステム監視」の「作業端末B」とを比較する。そして、ステップS205へ進む。
ステップS205において、作業所要時間算出装置140は、ステップS201で抽出したオペレータ101の作業位置である「作業端末B」と、標準順序「2」に該当する「Aシステム監視」の「作業端末A」および「Bシステム監視」の「作業端末B」とを比較し、重複していないため、ステップS208へ進む。
ステップS208において、作業所要時間算出装置140は、ステップS201で抽出した作業位置の滞在時間を、当該作業の所要時間として、作業所要時間データベース150の作業所要時間内訳テーブル151に入力する。例えば、図13に示した例において、「作業端末B」の滞在時間である「2018年1月1日12時6分0秒」から「2018年1月1日12時16分0秒」は、「Bシステム監視」の所要時間とみなし、「2018年1月1日12時6分0秒」、「2018年1月1日12時16分0秒」及びその差分である10分を、「Bシステム監視」の所要時間として作業所要時間内訳テーブル151へ入力する。入力が完了すると、ステップS208へ進む。
以下、図13に示した例において、作業位置1002と標準位置1203の比較を繰り返し、ステップS207において、比較が終了すると、作業所要時間算出装置140は処理を終了する。
<標準作業位置更新テーブルの更新方法>
なお、前述した実施の形態において、オペレータ101の作業の習熟度などにより、標準作業位置遷移テーブル143(例えば、標準滞在時間1205など)を更新するようにしてもよい。実施の形態にかかる作業時間算出システム1では、標準作業位置遷移テーブル更新部145(図1参照)が、標準作業位置遷移テーブル143の更新を行う。次に、標準作業位置遷移テーブル更新部145による標準作業位置遷移テーブル143の更新方法を説明する。
図19は、標準作業位置遷移テーブル143の更新画面164を説明する図である。
図20は、標準作業位置遷移テーブル更新部145による標準作業位置遷移テーブル143の更新方法を説明する図である。
図19に示すように、標準作業位置遷移テーブルの更新画面164は、標準作業位置遷移テーブルの更新期間指定画面1901と、標準作業位置遷移テーブル登録画面1902とを有している。
標準作業位置遷移テーブルの更新期間指定画面1901では、標準作業位置遷移テーブル143の更新を自動で行うか、手動で行うかを選択することができる。自動更新を選択した場合、更新周期(例えば、3か月)を入力することで、自動更新の周期を設定することができる。また、手動更新を選択した場合、開始時刻と終了時刻とを入力して手動更新を行う時刻を設定することができる。これにより、オペレータ101の作業の習熟度などに応じて標準作業位置遷移テーブル143(例えば、標準滞在時間1205など)の内容を適切に更新することができ、作業時間の算出をより精度よく行うことができる。
標準作業位置遷移テーブル登録画面1902では、新たな作業が発生した場合、新たな作業を追加することができる。作業名には、新たに発生した作業(例えば、Bシステムハウスキープ)を入力し、オペレータ識別子には、当該作業を行うオペレータの識別子(例えば、日立花子)を入力し、順序、作業位置、作業位置滞在時間には、当該作業の順序、作業位置、作業位置滞在時間を入力する。さらに、行の追加を行うことで、作業を追加することができる。
標準作業位置遷移テーブル更新開始ボタン1903を選択することで、前述した標準作業位置遷移テーブルの更新期間指定画面1901及び標準作業位置遷移テーブル登録画面1902で設定した内容で、標準作業位置遷移テーブル143を更新することができる。
次に、図20に示すように、シーケンス2001において、分析者170は、分析者端末160の標準作業位置遷移テーブルの更新画面164から標準作業位置遷移テーブル143の更新期間又は更新周期、又は新規作業、オペレータ識別子、標準作業位置、標準順序、作業位置洗剤時間を入力する。
そして、シーケンス2002、2003において、標準作業位置遷移テーブル更新部145は、入力された標準作業位置遷移テーブル143の更新期間又は更新周期、又は新規作業、オペレータ識別子、標準作業位置、標準順序、作業位置洗剤時間などの更新情報を登録する。
シーケンス2004において、標準作業位置遷移テーブル更新部145は、標準作業位置遷移テーブルの更新画面164に更新完了のメッセージを送信する。
シーケンス2005において、標準作業位置遷移テーブルの更新画面164には、更新完了のメッセージが表示される。
本実施形態にかかる作業時間算出システム1によれば、図9で示したオペレータ101の作業毎の標準的な作業位置および作業位置の滞在時間、作業位置の遷移の順序の情報に基づき、オペレータ101の作業位置の遷移と比較して、作業の所要時間を算出することで、作業の割り込みがある環境下でも、作業の実所要時間を精度良く算出することが可能となる。
以上説明した通り、実施の形態では、
(1)複数の作業を含む作業工程において、各作業でのオペレータ101の作業時間を算出する作業時間算出システム1であって、オペレータ101の現在位置1002と当該現在位置1002での滞在開始時刻1003および滞在終了時刻1004(滞在開始時刻1003および滞在終了時刻1004との差分を滞在時間とも言う)とを取得するオペレータ現在位置測定装置110と、オペレータ101の作業工程での標準作業位置1203の標準順序1204(遷移情報)と当該標準作業位置1203での標準滞在時間1205の標準順序1204(遷移情報)とを記憶する標準作業位置遷移テーブル143(標準位置記憶部)と、オペレータ現在位置測定装置110により取得された現在位置1002および滞在時間と、標準作業位置遷移テーブル143に記憶された標準作業位置1203の遷移情報および標準滞在時間1205の遷移情報とに基づいて、作業工程における各作業でのオペレータ101の作業時間を算出する作業所要時間算出装置140(作業時間算出装置)と、を有する構成とした。
このように構成すると、作業時間算出システム1は、同一の作業位置で割り込み作業が発生した場合でも、オペレータ101の現在位置1002および滞在時間と、標準作業位置1203および標準滞在時間1205とを比較して処理することで、オペレータの各作業における作業時間の算出を精度よく行うことができる。
(2)また、遷移情報は、作業工程に含まれる各作業の標準順序1204に関する情報である構成とした。
このように構成すると、作業時間算出システム1は、各作業の標準順序1204を設定するだけで、当該標準順序1204に従って、オペレータ101の作業位置1002および滞在時間と、標準作業位置1203および標準滞在時間1205とを比較することができ、各作業における作業時間の算出を適切に行うことが出来る。
(3)また、標準作業位置遷移テーブル143に記憶された標準作業位置1203および標準滞在時間1205を更新する標準作業位置遷移テーブル更新部145を有する構成とした。
このように構成すると、オペレータ101の各作業の習熟度や作業内容の変更などにより、標準作業位置遷移テーブル更新部145は標準作業位置遷移テーブル143の内容(例えば、インシデント名1202、標準作業位置1203、標準滞在時間1205など)を更新することができるので、各作業におけるオペレータ101の作業時間をより精度よく算出することができる。
(4)また、作業所要時間算出装置140は、オペレータ現在位置測定装置110により取得されたオペレータ101の現在位置1002および滞在時間と、標準作業位置遷移テーブル143に記憶されたオペレータ101の標準作業位置1203の遷移情報および標準滞在時間1205の遷移情報とを比較し、オペレータ101が、異なる複数の作業を同一時間に同一作業位置で行っている場合、異なる複数の作業におけるオペレータ101の作業時間を標準滞在時間1205に基づいて按分する構成とした。
このように構成すると、オペレータ101が、異なる複数の作業を同一時間に同一作業位置で行っている場合、つまり、割込み作業などが発生した場合でも、作業所要時間算出装置140は、割込み作業を含めた各作業の作業時間の算出を適切に行うことができる。
(5)また、作業時間の按分方法(図17参照)を格納し、格納した按分方法に基づいて作業時間を按分する按分方法格納部144を有する構成とした。
このように構成すると、按分方法格納部144により作業時間の按分方法をより適切なものに適宜変更することができる。
(6)また、作業所要時間算出部140は、複数のオペレータ101の各作業位置1002および各滞在時間と、複数の各オペレータ101の標準作業位置1203の遷移情報および標準滞在時間1205の遷移情報とに基づいて、複数の各オペレータ101の各作業での作業時間を算出する構成とした。
このように構成すると、作業所要時間算出部140は、複数のオペレータ101の各作業における作業時間を同時に算出することができる。
(7)また、作業所要時間算出部140が算出した各作業におけるオペレータ101の作業時間を表示する分析者端末160の結果画面162を有する構成とした。
このように構成すると、分析者端末160の結果画面162にオペレータ101の各作業における作業時間が表示されるので、分析者170は、分析者端末160の結果画面162に表示された作業時間を視認することができ、作業効率の分析を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明は、前述した実施の形態を全て組み合わせてもよく、何れか2つ以上の実施の形態を任意に組み合わせても好適である。
また、本発明は、前述した実施の形態の全ての構成を備えているものに限定されるものではなく、前述した実施の形態の構成の一部を、他の実施の形態の構成に置き換えてもよく、また、前述した実施の形態の構成を、他の実施の形態の構成に置き換えてもよい。
また、前述した実施の形態の一部の構成について、他の実施の形態の構成に追加、削除、置換をしてもよい。
1:作業時間算出システム、101:オペレータ、103:監視端末、104:作業端末A、105:作業端末B、106:報告端末、107A~107D:中継機、108:親機、109:ネットワーク、110:オペレータ現在位置測定装置、111:受信データ処理部、112:オペレータ現在位置送信部、113:センサ管理データベース、114:中継機位置情報テーブル、115:オペレータ・センサ対応テーブル、116:センサ情報テーブル、120:オペレータ滞在位置推移データベース、121:位置テーブル、130:インシデント情報管理装置130、131:インシデントデータベース、132:インシデントテーブル、140:作業所要時間算出装置、141:作業所要時間算出部、142:所要時間算出データベース、143:標準作業位置遷移テーブル、144:按分方法格納部、145:標準作業位置遷移テーブル更新部、150:作業所要時間データベース、151:作業所要時間内訳テーブル、160:分析者端末、161:条件入力画面、162:結果画面、163:按分方法変更画面、164:標準作業位置遷移テーブル更新画面、170:分析者、180:ネットワーク

Claims (9)

  1. 複数の作業を含む作業工程において、各作業でのオペレータの作業時間を算出する作業時間算出システムであって、
    前記オペレータの現在位置と当該現在位置での滞在時間とを取得する現在位置測定装置と、
    前記オペレータの前記作業工程での標準作業位置の遷移情報と当該標準作業位置での標準滞在時間の遷移情報とを記憶する標準位置記憶部と、
    前記現在位置測定装置により取得された前記現在位置および前記滞在時間と、前記標準位置記憶部に記憶された前記標準作業位置の遷移情報および前記標準滞在時間の遷移情報とに基づいて、前記作業工程における各作業での前記オペレータの作業時間を算出する作業時間算出装置と、を有し、
    前記作業時間算出装置は、
    前記現在位置測定装置により取得された前記オペレータの前記現在位置および前記滞在時間と、前記標準位置記憶部に記憶された前記オペレータの前記標準作業位置の遷移情報および前記標準滞在時間の遷移情報とを比較し、前記オペレータが、異なる複数の作業を同一時間に同一作業位置で行っている場合、前記異なる複数の作業における前記オペレータの作業時間を前記標準滞在時間に基づいて按分する作業時間算出システム。
  2. 前記遷移情報は、前記作業工程に含まれる各作業の順序に関する情報である請求項1に記載の作業時間算出システム。
  3. 前記標準位置記憶部に記憶された前記標準作業位置および前記標準滞在時間を更新する更新部を有する請求項1に記載の作業時間算出システム。
  4. 前記作業時間の按分方法を格納し、前記格納した按分方法に基づいて前記作業時間を按分する按分方法格納部を有する請求項に記載の作業時間算出システム。
  5. 前記作業時間算出装置は、
    複数のオペレータの各作業位置および各滞在時間と、前記複数の各オペレータの標準作業位置の遷移情報および標準滞在時間の遷移情報とに基づいて、前記複数の各オペレータの各作業での作業時間を算出する請求項1に記載の作業時間算出システム。
  6. 前記作業時間算出装置が算出した各作業における前記オペレータの作業時間を表示する表示部を有する請求項1に記載の作業時間算出システム。
  7. 複数の作業を含む作業工程において、各作業でのオペレータの作業時間を算出する作業時間算出方法であって、
    作業時間算出システムは、
    前記オペレータの現在位置と当該現在位置での滞在時間とを取得する現在位置測定ステップと、
    前記オペレータの前記作業工程での標準作業位置の遷移情報と当該標準作業位置での標準滞在時間の遷移情報とを記憶する標準位置記憶ステップと、
    前記現在位置測定ステップにより取得された前記現在位置および前記滞在時間と、前記標準位置記憶ステップに記憶された前記標準作業位置の遷移情報および前記標準滞在時間の遷移情報とに基づいて、前記作業工程における各作業での前記オペレータの作業時間を算出する作業時間算出ステップと、を有し、
    前記作業時間算出ステップは、
    前記現在位置測定ステップにより取得された前記オペレータの前記現在位置および前記滞在時間と、前記標準位置記憶ステップに記憶された前記オペレータの前記標準作業位置の遷移情報および前記標準滞在時間の遷移情報とを比較し、前記オペレータが、異なる複数の作業を同一時間に同一作業位置で行っている場合、前記異なる複数の作業における前記オペレータの作業時間を前記標準滞在時間に基づいて按分する作業時間算出方法。
  8. 前記遷移情報は、前記作業工程に含まれる各作業の順序に関する情報である請求項に記載の作業時間算出方法。
  9. 前記標準位置記憶ステップで記憶された前記標準作業位置および前記標準滞在時間を更新する更新ステップを有する請求項に記載の作業時間算出方法。
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