JP2014203359A - 工程管理システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】リソースの制約を考慮しつつ実現可能かつ最短工程の立案支援をする工程管理技術を提供する。【解決手段】工程管理システム10において、タスクの情報と各タスク間の前後関係を定義したコンストレイントとを登録するタスク情報DB12と、このタスクの実施に必要なリソースの情報を登録するリソース情報DB13と、このタスク及びリソースの情報をそれぞれ取得して互いにリンク付けする工程情報管理部14と、同一のリソースがリンク付けられたタスクの集合をリソースごとに抽出するタスク抽出処理部16と、前記集合を構成するタスクの順列をそれぞれの集合ごとに導出するタスク順列導出部17と、このタスクの順列に対しコンストレイントを照合し適合した順列を抽出するコンストレイント照合部18と、前工程にコンストレイントが定義されていないタスクを起点にしてコンストレイントの定義されているタスクを順番に連結し、さらに前記適合した順列に対応したタスクの時系列を形成するタスク配列形成部19と、を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、作業工程の立案を支援する工程管理技術に関する。
原子力発電プラント等における定期検査等の作業工程の作成は、次のようなプロセスを経る。(1)作業の最小単位であるタスクの期間の定義、(2)タスク間の前後関係の定義、(3)クリティカル工程の抽出、(4)リソースの山崩しの順に工程の検討、(5)工程全体の妥当性の確認。
さらに、作業工程の実施途中で変更が生じた際は、解決可能な最短工程の再立案および再調整を行う。
このような背景の下、原子力発電プラント等の保守作業を実施する際は、予め保守作業計画を立て、作業期間中は保守作業の進捗を記録管理し、各作業が滞りなく行われるように管理する必要がある。
このような保守作業の工程管理は、従来から計算機システムを利用して立案されていた。
一般的に使用される工程管理システムは、タスクの期間、このタスクにリンクしたタスク情報(例えば、タスク名、リソース名、リソース使用量)及びこれらタスク間の前後関係を示すコンストレイント等を、画面上のガントチャートに、キーボードやポインティングデバイス等の入力機器を用い入力し、工程を作成する。
従来の工程管理技術は、リソースの制約を考慮しない場合、タスクの所要時間とタスク間の前後関係をアローダイヤグラムで表現し、PERT(Program Evaluation and Review Technique)の計算により、クリティカルパスを導き出し、工程全体の所要時間を計算するというアルゴリズムを用いていた。
またリソースの制約を考慮する場合は、リソースの調整(山崩し)を行うことにより、実現可能な工程を求めることができる。
ここで、リソースの制約とは、使用可能なリソースの数量的な制限により、タスクの同時実施が不可能又は限定的に可能となることを意味する。
なお、製品の製造分野における次のような工程管理技術が、先行技術として知られている(例えば、特許文献1参照)。
まず、最小必要リソースと最大必要リソースとの間の所定のリソース数で作業が実行される任意リソース数工程を抽出する。
ここで任意リソース数工程とは、製品の製造フローの作業工程のうち、作業員などのリソース数を任意に決定できる工程を指す。
そして、この任意リソース数工程において、単位時間ごとに必要なリソース数を平準化し、最適なリソース数を算出する。
特開2006−106829号公報
近年の原子力発電プラントにおいては、設備の高利用率を達成するための保全物量の最適化、保全業務の効率化、定期検査工程の最適化(短縮)が要求されている。
このため工程管理技術は、定期検査を開始する前段階の事前計画において、タスク及び用いられるリソースが高精度で策定されていることが重要である。
特に、クリティカル工程を立案する際は、定期検査の短縮化をはかるため、この工程がリソースの制約を満足し実現可能かつ最短工程であることが要求される。
また、作業の実施時にトラブルが発生した場合は、その影響を最小限に留めるために、最短工程を迅速に再立案することが要求される。
しかし、前記先行技術は、PERT計算後、リソースの山崩しにより実現可能な工程を導出するにすぎないため、この導出結果が最短工程であると保証されない課題がある。
前記先行技術において最短工程を導くためには、複数考えられる実現可能な工程を、人間系で全パターン抽出し最短工程のパターンを見出す必要がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、リソースの制約を考慮しつつ実現可能かつ最短工程の立案支援をする工程管理技術を提供することを目的とする。
工程管理システムにおいて、タスクの情報と各タスク間の前後関係を定義したコンストレイントとを登録するタスク情報DBと、前記タスクの実施に必要なリソースの情報を登録するリソース情報DBと、前記タスク及び前記リソースの情報をそれぞれ取得して互いにリンク付けする工程情報管理部と、同一のリソースがリンク付けられた前記タスクの集合をそれぞれのリソースごとに抽出するタスク抽出処理部と、前記集合を構成するタスクの順列をそれぞれの集合ごとに導出するタスク順列導出部と、前記タスクの順列に対し前記コンストレイントを照合し適合した前記順列を抽出するコンストレイント照合部と、前工程に前記コンストレイントが定義されていないタスクを起点にして前記コンストレイントの定義されているタスクを順番に連結し、さらに前記適合した順列に対応したタスクの時系列を形成するタスク配列形成部と、を備える。
本発明により、リソースの制約を考慮しつつ実現可能かつ最短工程の立案支援をする工程管理技術が提供される。
本発明に係る工程管理システムの実施形態を示すブロック図。 第1実施形態に係る工程管理システムが立案する作業工程を表したガントチャート。 タスク抽出処理部の機能説明図。 タスク順列導出部の機能説明図。 コンストレイント照合部の機能説明図。 コンストレイント照合部の機能説明図。 タスク配列形成部の機能説明図。 第2実施形態に係る工程管理システムにおいて定義されたタスクのコンストレイント及びリンク付けされたリソースを示す表。 第2実施形態に係る工程管理システムが立案する作業工程を表したガントチャート。 第1実施形態における作業工程を作成するためのタスクの時系列パターン。 第2実施形態における作業工程を作成するためのタスクの時系列パターン。 各実施形態に係る工程管理システムの動作を説明するフローチャート。 第2実施形態に係る工程管理システムのサブルーチンを説明するフローチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、工程管理システム10は、工程情報を記憶する工程情報DB11と、タスクの情報と各タスク間の前後関係を定義したコンストレイントとを登録するタスク情報DB12と、このタスクの実施に必要なリソースの情報を登録するリソース情報DB13と、このタスク及びリソースの情報をそれぞれ取得して互いにリンク付けする工程情報管理部14と、同一のリソースがリンク付けられたタスクの集合をそれぞれのリソースごとに抽出するタスク抽出処理部16と、前記集合を構成するタスクの順列をそれぞれの集合ごとに導出するタスク順列導出部17と、このタスクの順列に対しコンストレイントを照合し適合した順列を抽出するコンストレイント照合部18と、前工程にコンストレイントが定義されていないタスクを起点にしてコンストレイントの定義されているタスクを順番に連結し、さらに前記適合した順列に対応したタスクの時系列を形成するタスク配列形成部19と、を備えている。
このように工程管理システム10が構成されることにより、リソースの制約を考慮しつつ実現可能な作業工程を立案することができる。
また、リソースの制約によるタスク配列の制限も、人間系に頼ることなく、定義したコンストレイントに基づく自動計算により、追加することができる。
さらに工程管理システム10は、この時系列にタスクを配列させた工程の所要時間を解析し最短時間を示す工程を選択する所要時間解析部20と、この最短時間を示す工程について、互いにリンク付けられたリソース及びタスクの情報をガントチャート上に表示させる工程情報処理部15と、を備えている。
なお、工程管理システム10は、前記した各機能部における検索結果、処理結果、評価結果及び分析結果を表示する表示部(図示略)、及びDB等に各種情報を入力するための入力部(図示略)が設けられている。
なお、記載におけるDBは、データベースを意味する。
このように工程管理システム10が構成されることにより、最短期間の作業工程を立案することができる。
さらに、ガントチャートを使うことで、トラブル等の発生により当初計画の変更を余儀なくされても、短時間でリカバリー工程を作成することが可能となる。
工程情報DB11は、プラントの定期検査等の工程情報を入力し、これらを検索可能に登録するものである。
ここで工程は、例えば、プラント、ユニット、系統、機器、付託件名、作業内容のように項目別に階層的に管理されている。
工程情報としては、工程の開始日時、終了日時、休日、作業禁止日、位置情報、定期検査の回数、工事請負会社の会社部門情報等が例示される。
ここで位置情報とは、例えば、プラントの種類やユニットのように作業が実施される場所を指す。
タスク情報DB12は、タスクの情報と各タスク間の前後関係を定義したコンストレイントとを入力し、これらが検索自在に登録されている。
ここでタスクとは、作業の最小単位を示し、複数のタスクを直列又は並列に連結し時系列に配置することにより一つの作業工程が作成される。
タスク情報としては、それぞれのタスクの識別番号、実施期間、属性情報(名称、担当会社、担当部門、担当者、対象系統、対象機器、対象付託件名、作業エリア等)が含まれる。
さらに、タスク情報として、工程情報管理部14においてリンク付けされたリソースの情報及び使用量を含めることができ、さらにタスク期間の開始日及び終了日の初期値並びに工程情報処理部15で更新されるこれら更新値も含めることができる。
コンストレイントとは、注目するタスクを別のタスクで関連付け(拘束)し、タスク間の前後関係を定義するものであって、各実施形態においては、注目するタスクに対して直前に連結されるタスクを定義している(図3参照)。
複数のタスクのうち、前工程にコンストレイントが定義されていないタスク(タスク1)を起点にして、コンストレイントの定義されているタスク(タスク2〜6)を順番に連結することにより、これら複数のタスクが直列又は並列に連結されることになる。
リソース情報DB13は、このタスクの実施に必要なリソースの情報を入力し、これらが検索自在に登録されている。
ここでリソースとは、対応するタスクに適用される物品や人材である。
リソース情報としては、それぞれのリソースの識別番号、属性情報(名称、用途、保有資格)、供給可能量が含まれる。
リソースとして、人材を個人で識別する場合は供給可能量が1となり、物品又は保有資格(例えば、溶接技術者、非破壊試験技術者等)で識別する場合は供給可能量は1以上の値を取り得る。
工程情報管理部14は、タスク情報DB12及びリソース情報DB13からタスク及びリソースの情報をそれぞれ取得して互いにリンク付けするものである。
このリンク付けは、タスク及びリソースの名称等の情報をキーとしてオペレータが実施する場合の他に、タスク情報及びリソース情報の両方に含まれる共通情報をキーにより自動的に実施される場合や、過去情報に基づいて自動的に実施する場合もある。
工程情報処理部15は、工程情報管理部14において互いにリンク付けられたリソース及びタスクの情報をガントチャート(図2)上に表示させる。
また工程情報処理部15は、工程情報DB11に登録されている工程情報(例えば、全工程の開始日時、終了日時、作業禁止日等)を反映させてガントチャート(図2)の表示を行う。
さらに、工程情報処理部15は、ガントチャート(図2)上にて、タスク情報(名称、実施期間、開始日及び終了日等)、リソース情報(名称、供給可能量)、工程情報(全工程の開始日時、終了日時、作業禁止日等)を編集することができる。
そして、編集されたこれらタスク情報及びリソース情報に同期して、工程情報DB11、タスク情報DB12及びリソース情報DB13の登録情報が更新される。
このような、編集作業は、前記した表示部(図示略)及び入力部(図示略)を用いて、オペレータにより実行される。
図2に示されるガントチャートは、タスクの開始日及び終了日として、タスク情報DB12に登録されている初期値を採用し、全てのリソースの供給可能量を1としている。
そして、タスク2,3,4にはリソースAが、タスク2,3,5にはリソースBが、タスク2,5にはリソースCがリンク付けられているとする。
このガントチャートにおいて、タスク2とタスク4の時系列はリソースAが10日(水)においてオーバーロードし、タスク3とタスク5の時系列ではリソースBが14日(日)においてオーバーロードしている。
このため、オーバーロードが生じている期間は、リソースの制約により同時に複数のタスクを実施できないため、タスクの実施タイミングをずらす必要がある。
このように、タスクの実施タイミングをずらす場合は、実現可能かつ最短となる工程を改めて導出する必要がある。
タスク抽出処理部16は、図3に示すように、同一のリソースがリンク付けられたタスクの集合をそれぞれのリソースごとに抽出する。
タスク順列導出部17は、図4に示すように、リソースごとに抽出されたタスクの集合に対し、構成するタスクの全ての順列をそれぞれの集合ごとに導出するものである。
例えば、特定の作業員のように供給可能量が1であるリソースがリンク付けされた複数のタスクは、同時実施が不可能である。
このように、時系列的に前後関係をとる必要がある複数のタスクは、この前後関係を示す順列を予め総当り的に導出しておくことで、タスクの実施タイミングをずらして最適工程を見出すための一助とする。
コンストレイント照合部18は、タスク順列導出部17で抽出したタスクの順列に対し、定義されているコンストレイント(図3参照)を照合し、適合した順列を抽出するものである。
図5に示すように、リソースAにリンク付けされたタスク2,3,4の順列は、(1)〜(6)の6通りであるが、このうち(3),(4),(6)は、タスク2がタスク3よりも前にあると定義したコンストレイントに矛盾している。
このため図6に示すように、リソースAにリンク付けされたタスクの順列のうち、コンストレイント照合部18から抽出される順列は、(1),(2),(5)ということになる。
同様にして、コンストレイント照合部18は、リソースB及びリソースCにリンク付けされたタスクの集合についても、コンストレイントに適合した順列を抽出する。
タスク配列形成部19は、コンストレイントの定義されていないタスクを起点にしてコンストレイントの定義されているタスクを順番に連結し、さらにコンストレイント照合部18において適合した順列に対応したタスクの時系列を形成するものである。
具体的に説明すると、図3のように定義されたコンストレイントに基づけば、タスク1が起点となり、タスク1→タスク2→タスク3→タスク6が直列に連結し、タスク1→タスク4→タスク5→タスク6が直列に連結し、タスク2→タスク3及びタスク4→タスク5が並列に連結することになる。
そして、この並列に連結するタスクの時系列は、リソースAの制約の下、図6に示すように、コンストレイントに適合した順列(図5で○印)となるように形成される。
図7に基づいて、タスク配列形成部19が、リソースA、リソースB及びリソースCの制約の下、実現可能なタスクの時系列を形成する処理例を説明する。
リソースAにリンク付けされたタスクの順列を(1)から(6)とし、コンストレイントに対して矛盾が有るか否かを検出する。
次に、順列(1)から(6)のうち、矛盾の無い順列(1),(2),(5)に対し、リソースBにリンク付けされたタスクの順列(1)’から(6)’を時系列に組み込んでコンストレイントに対して矛盾が有るか否かを検出する。
さらに、続けて、リソースCにリンク付けされたタスクの順列(1)”から(2)”を時系列に組み込んでコンストレイントに対して矛盾が有るか否かを検出する。
このようにして、タスク1〜6を連結して形成される複数の工程は、コンストレイントに対する矛盾が無い時系列パターンの全てを含む。
所要時間解析部20は、タスク配列形成部19で形成された複数の工程の所要時間を解析し、このうち最短時間を示す工程を選択するものである。なお、あるタスクについて複数の異なるリソースを同時に投入する必要がある場合は、上述したコンストレイントに矛盾のないタスク順列のうち、当該タスクについて一のリソースのタスク順列と他のリソースのタスク順列が合致する組み合わせについて所要時間を解析するものとする。
そして、所要時間解析部20により選択された工程は、工程情報処理部15にその情報が送られて、ガントチャート上に表示される。
図12のフローチャートに基づいて第1実施形態の動作を説明する。
タスク情報DB12に対し、各タスクの情報(識別番号、実施期間、開始日及び終了日の初期値、属性情報等)、及びそれぞれのタスクのコンストレイントを登録する(S11、S12)。
そして、リソース情報DB13に対し、各リソースの情報(識別番号、属性情報、供給可能量)を登録する(S13)。
タスク及びリソースを互いにリンク付けし、タスク情報の初期値に基づいて、ガントチャートを作成し(S14)、リソースのオーバーロードが発生しない場合は(S15 No)、処理を終了する(S16)。
リソースのオーバーロードが発生している場合は(S15 Yes)、リソースi(1,2…M)のそれぞれにリンク付けられたタスクの集合Tik{Ti1…TiNi}を抽出する(S17,S18)。
ここでMは、登録されているリソースiの総数を示し、Niはリソースiにリンク付けられたタスクの総数を示す。
次に、得られた集合Tik{Ti1・・・TiNi}を構成するそれぞれのタスクの順列Qij{Qi1、・・・、QiPi}を全てのリソースi(=1,2…M)について導出し、コンストレイントに適合する順列を抽出する(S19〜S22)。ここでPiは、リソースiにリンク付けされたタスクの順列の総数を示す。
次に、コンストレイントの定義されていないタスク(タスク1)を起点にしてコンストレイントの定義されているタスク(タスク2,3,4…)を順番に連結する(S23)。さらに、適合した順列に対応したタスクの時系列を形成する(S24〜S27)。
このように形成した時系列の所要時間を解析し最短時間を示す工程を選択し(S28)、ガントチャート上に表示させる(S29)。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、リソースの供給可能量が複数ある場合に、このリソースを再配分して共通リンクのタスクを同時実施させる。第2実施形態に係る工程管理システムは、図1に示される構成で実現される。
なお、第2実施形態において第1実施形態と共通の構成又は機能については、重複説明を省略する。
ここで、工程情報管理部14は、リソース情報DB13に登録されるリソースの供給可能量の情報と、それぞれのタスクにリンク付けされたリソースの使用量の情報とをさらに取得する。
そして、タスク配列形成部19は、同一のリソースがリンク付けられたタスクであっても、その使用量の総和が供給可能量と同じ又は少ない場合は、時系列におけるオーバーロードを許容する。
工程情報管理部14は、使用量が供給可能量を上回るタスクについては、事前に同時実施が不可である旨の情報をガントチャート上に表示することができる。
図8は、第2実施形態において定義されるタスクのコンストレイント及びリンク付けされたリソースを示している。
この図8の表には、各リソースの供給可能量と、リンク付けされたタスクにおける使用量とが付記されている。
図9は、このコンストレイント及びタスク情報の初期値(明示略)に基づいて作成されたガントチャートである。
図9のガントチャートによれば、タスク2,3,4においてリソースA,B,Cについてオーバーロードが発生している。
まず、リソースAにリンク付けされたタスク2,3,4の順列を導出し、図10に示すように、コンストレイントに適合した時系列を形成させる(ここまでの処理は、第1実施形態と変わらない)。
形成された時系列のうち、コンストレイントで互いに前後関係が定義されていなく連続するタスクは、図11に示すように同時実施のパターンを形成することができる。
そして、図11に示されるパターンのうち、リソースの使用量の総和が供給可能量を超えない同時実施タスク(タスク3,4)を含む時系列(破線で囲まれている)がオーバーロードの許容される時系列として抽出される。
ここで、タスク3,4が同時実施される場合は、リソースAが供給可能量5のうち使用量4(=3+1)となり、リソースBが供給可能量10のうち使用量5となり、リソースCが供給可能量3のうち使用量3(=2+1)となる。
なお、図11に示されるパターンのうち、リソースの使用量の総和が供給可能量を超える同時実施タスク(タスク2,3又はタスク2,4)を含む時系列は、リソースの不足分を表示してもよい。
また、タスクの期間を延長することにより、リソースの不足分を解消できる場合は、この期間を調整した後に、所要時間解析部20における工程の所要時間の解析を行う。
これにより、同一のリソースがリンク付けされたタスクを制約の範囲内で同時実施させて、実現可能かつ最短となる最適工程を導出し、工程の事前計画の精度向上や工程立案業務の省力化が達成される。
図12及び図13のフローチャートに基づいて第2実施形態の動作を説明する。
第2実施形態におけるタスクの時系列(図10参照)の形成フロー(図12のS11からS27)は、第1実施形態の場合と同じであるので重複説明を省略する。
第2実施形態では、このようなタスクの時系列の形成後にリソースの再配分フローに移る(S30)。
このリソースの再配分フローは、図13に示すように、同一のリソースがリンク付けられたタスクについて同時実施のパターンを作成する(S31;適宜、図11参照)。
そして、それぞれのリソースの供給可能量を取得し(S32)、さらに、同時実施するタスクにリンク付けされたリソースの使用量を取得する(S33)。
そして、取得したリソースの使用量の総和が供給可能量と同じ又は少ないパターンについては(S34)、最短工程の選択肢とし(図12,S28)、ガントチャートにおけるオーバーロードの表示を許容する(S29)。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の工程管理システムによれば、リソースにリンク付けされたタスクの順列を工程の時系列に反映させることにより、リソースの制約を考慮しつつ実現可能かつ最短工程の立案支援をすることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、工程管理システムの構成要素は、コンピュータのプロセッサで実現することも可能であり、工程管理プログラムにより動作させることが可能である。
10…工程管理システム、11…工程情報DB、12…タスク情報DB、13…リソース情報DB、14…工程情報管理部、15…工程情報処理部、16…タスク抽出処理部、17…タスク順列導出部、18…コンストレイント照合部、19…タスク配列形成部、20…所要時間解析部。

Claims (5)

  1. タスクの情報と各タスク間の前後関係を定義したコンストレイントとを登録するタスク情報DBと、
    前記タスクの実施に必要なリソースの情報を登録するリソース情報DBと、
    前記タスク及び前記リソースの情報をそれぞれ取得して互いにリンク付けする工程情報管理部と、
    同一のリソースがリンク付けられた前記タスクの集合をそれぞれのリソースごとに抽出するタスク抽出処理部と、
    前記集合を構成するタスクの順列をそれぞれの集合ごとに導出するタスク順列導出部と、
    前記タスクの順列に対し前記コンストレイントを照合し適合した前記順列を抽出するコンストレイント照合部と、
    前工程に前記コンストレイントが定義されていないタスクを起点にして前記コンストレイントの定義されているタスクを順番に連結し、さらに前記適合した順列に対応したタスクの時系列を形成するタスク配列形成部と、を備えることを特徴とする工程管理システム。
  2. 請求項1に記載の工程管理システムにおいて、
    前記時系列に前記タスクを配列させた工程の所要時間を解析し最短時間を示す工程を選択する所要時間解析部と、
    前記最短時間を示す工程について、前記互いにリンク付けられたリソース及びタスクの情報をガントチャート上に表示させる工程情報処理部と、をさらに備えることを特徴とする工程管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の工程管理システムにおいて、
    前記リソース情報DBは、前記リソースの供給可能量を前記情報としてさらに登録し、
    前記工程情報管理部は、前記タスクに前記リンク付けされたリソースの使用量をさらに取得し、
    前記タスク配列形成部は、前記同一のリソースがリンク付けられたタスクであっても、前記使用量の総和が前記供給可能量と同じ又は少ない場合は、前記時系列におけるオーバーロードを許容することを特徴とする工程管理システム。
  4. タスクの情報と各タスク間の前後関係を定義したコンストレイントとを登録するステップと、
    前記タスクの実施に必要なリソースの情報を登録するステップと、
    前記タスク及び前記リソースの情報をそれぞれ取得して互いにリンク付けするステップと、
    同一のリソースがリンク付けられた前記タスクの集合をそれぞれのリソースごとに抽出するステップと、
    前記集合を構成するタスクの順列をそれぞれの集合ごとに導出するステップと、
    前記タスクの順列に対し前記コンストレイントを照合し適合した前記順列を抽出するステップと、
    前工程に前記コンストレイントが定義されていないタスクを起点にして前記コンストレイントの定義されているタスクを順番に連結するステップと、
    前記適合した順列に対応したタスクの時系列を形成するステップと、を含むことを特徴とする工程管理方法。
  5. コンピュータに、
    タスクの情報と各タスク間の前後関係を定義したコンストレイントとを登録するステップ、
    前記タスクの実施に必要なリソースの情報を登録するステップ、
    前記タスク及び前記リソースの情報をそれぞれ取得して互いにリンク付けするステップと、
    同一のリソースがリンク付けられた前記タスクの集合をそれぞれのリソースごとに抽出するステップ、
    前記集合を構成するタスクの順列をそれぞれの集合ごとに導出するステップ、
    前記タスクの順列に対し前記コンストレイントを照合し適合した前記順列を抽出するステップ、
    前工程に前記コンストレイントが定義されていないタスクを起点にして前記コンストレイントの定義されているタスクを順番に連結するステップ、
    前記適合した順列に対応したタスクの時系列を形成するステップ、を実行させることを特徴とする工程管理プログラム。
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