JP7156148B2 - 車載記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載記録装置に関する。
従来より、車両の走行中に所定のイベント(例えば、特定の制御の実行)が発生したときに、車両の走行状態を表す情報及び車両の周辺の状況を表す情報を記録する車載記録装置が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照。)。
特開2016-115264号公報 特開2017-097556号公報
例えば、特許文献1に記載されている装置(以下、「従来装置」と称呼する。)は、自動ブレーキ制御を実行するとき(即ち、イベントが発生したとき)、車両の周囲領域を撮像した画像データを記憶装置(ROM)に記録する。従来装置においては、画像データが記憶装置から消去されないので、古い画像データが記憶装置に残り続けるという問題が生じる。このような問題は、特許文献2に記載されている装置においても生じ得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、車両の走行状態を表す情報及び車両の周辺の状況を表す情報の少なくとも一方を含む車両状況データを記録するとともに、適切なタイミングにて車両状況データを消去することが可能な車載記録装置を提供することである。
本発明の車載記録装置(以下、「本発明装置」と称呼される場合がある。)の一の態様は
車両の走行状況を表す情報である車両走行データ及び前記車両の周辺の状況を表す情報である車両周辺データの少なくとも一方を含む車両状況データを取得する情報取得装置(90)と、
データの書込み、読出し及び消去が可能な記憶装置(70、302)と、
予め定められている前記車両についてのイベントが発生した場合、前記発生したイベントの種類に応じて予め定められている前記車両状況データを、前記記憶装置に記録する記録処理を実行する記録処理実行装置(70、303、ステップ1204)と、
を備える。
前記記録処理実行装置は、
前記記憶装置に記憶されている前記車両状況データを消去するタイミングが到来したときに成立する消去トリガ条件であって、前記イベントの種類に応じて予め定められている消去トリガ条件を含む消去条件が成立した場合、
前記記憶装置から前記成立した消去トリガ条件に対応する前記車両状況データを少なくとも消去する消去処理を実行する(304、ステップ1604)
ように構成されている。
これによれば、予め定められた適切なタイミングにて車両状況データが記憶装置から消去される。従って、不要な車両状況データ(例えば、古い車両状況データ)が記憶装置に残り続けるという事態を防ぐことができる。
本発明装置の一の態様において、前記記録処理実行装置は、前記消去トリガ条件として、前記イベントの発生時刻を基準として定められた条件(1102)を採用するように構成されている。
本態様によれば、記録処理実行装置は、イベントの発生時刻を基準として、消去処理を実行するタイミングを決定することができる。
本発明装置の一の態様において、前記記録処理実行装置は、
その接続状態が、前記車両の運転者が前記車両の運転を開始する場合にオフ状態からオン状態へと変更され、前記運転者が前記車両の運転を終了する場合に前記オン状態から前記オフ状態へと変更されるスイッチ(120)、の前記接続状態を検出するように構成されている。
更に、前記記録処理実行装置は、
前記消去トリガ条件に加えて(ステップ1401:Yes)、前記スイッチの前記接続状態が前記オフ状態であるとの条件が成立した場合(ステップ1602:No)、前記消去条件が成立したと判定して前記消去処理を実行する(ステップ1604)ように構成されている。
スイッチの接続状態がオフ状態である場合、車両の運転は行われていない。この状況においては、記録処理実行装置が記録処理を実行していない。本態様によれば、スイッチの接続状態がオフ状態であるときに消去処理が実行される。記録処理が実行されていない期間に消去処理が実行されるので、記録処理実行装置にかかる処理負荷を小さくすることができる。
本発明装置の一の態様において、前記記録処理実行装置は、
その接続状態が、前記車両の運転者が前記車両の運転を開始する場合にオフ状態からオン状態へと変更され、前記運転者が前記車両の運転を終了する場合に前記オン状態から前記オフ状態へと変更されるスイッチ(120)、の前記接続状態を検出するように構成されている。
更に、前記記録処理実行装置は、
前記消去トリガ条件に加えて(ステップ1401:Yes)、前記スイッチの前記接続状態が前記オン状態であるとの条件が成立し(ステップ1602:Yes)、且つ、前記記録処理実行装置が前記記録処理を実行している蓋然性が低いときに成立する所定の消去処理実行条件が成立した場合(ステップ1603:Yes)、前記消去条件が成立したと判定して前記消去処理を実行する(ステップ1604)ように構成されている。
スイッチの接続状態がオン状態である場合、車両の運転が行われているので、記録処理実行装置が記録処理を実行している可能性がある。これに対し、本態様によれば、記録処理実行装置は、自身が記録処理を実行している蓋然性が低いときに、消去処理を実行することができる。従って、記録処理実行装置にかかる処理負荷を小さくすることができる。
本発明装置の一の態様において、前記記録処理実行装置は、前記車両が停止しているときに成立する車両停止条件(条件A1)及び前記車両の周辺に所定の物体が存在しないときに成立する車両周辺条件(条件A2)の両方が成立したとき、前記消去処理実行条件が成立したと判定する(ステップ1603:Yes)ように構成されている。
車両が停止しており且つ車両の周辺に所定の物体が存在しない状況においては、イベントが発生する可能性が低いことから、記録処理実行装置が記録処理を実行している蓋然性が低い。本態様によれば、記録処理実行装置は、このような状況にて消去処理を実行することができる。
本発明装置の一の態様において、
前記記録処理実行装置は、
その接続状態が、前記車両の運転者が前記車両の運転を開始する場合にオフ状態からオン状態へと変更され、前記運転者が前記車両の運転を終了する場合に前記オン状態から前記オフ状態へと変更されるスイッチ(120)、の前記接続状態を検出するように構成されている。
前記記録処理実行装置は、
前記スイッチの前記接続状態が前記オン状態及び前記オフ状態の何れであるかに関わらず前記車両に搭載された電源装置から電力が供給される第1記録処理実行部(70)及び第2記録処理実行部(80)を備える。
前記第1記録処理実行部は、
前記スイッチの前記接続状態が前記オン状態である場合、前記記録処理及び前記消去処理の何れの処理も実行できるモードである通常モードにて作動し、
前記スイッチの前記接続状態が前記オフ状態である場合、前記電力の消費量が前記通常モードよりも小さいモードであって、前記記録処理及び前記消去処理の何れの処理も実行できないモードである省電力モードにて作動し、
前記省電力モードにて作動している状況において前記省電力モードを前記通常モードに変更することを指示する起動信号を受信したとき、前記通常モードにて作動する
ように構成されている。
前記第2記録処理実行部は、
前記消去トリガ条件が成立したか否かを判定し(ステップ1401)、
前記消去トリガ条件が成立したと判定した場合(ステップ1401:Yes)、
前記スイッチの接続状態が前記オフ状態であれば(ステップ1402:No)前記起動信号を前記第1記録処理実行部に送信した(ステップ1403)後に前記消去処理を実行することを指示する消去指示信号を前記第1記録処理実行部に送信し(ステップ1404)、
前記スイッチの接続状態が前記オン状態であれば(ステップ1402:Yes)前記起動信号を前記第1記録処理実行部に送信することなく前記消去指示信号を前記第1記録処理実行部に送信する(ステップ1404)、
ように構成されている。
本態様によれば、スイッチの接続状態がオフ状態である場合、第1記録処理実行部は省電力モードにて作動する。従って、第1記録処理実行部における消費電力を低減することができる。一方、第1記録処理実行部は省電力モードにて消去処理を実行できない。しかし、スイッチの接続状態がオフ状態である場合、第2記録処理実行部により送信された起動信号により、第1記録処理実行部の作動モードが省電力モードから通常モードに変更される。これにより、第1記録処理実行部は、スイッチの接続状態がオフ状態である状況であっても、消去処理を実行することができる。
本発明装置の一の態様において、前記第1記録処理実行部(70)は、
前記イベントが発生したか否かを判定し(ステップ1201)、
前記イベントが発生したと判定した場合(ステップ1201:Yes)、前記発生したイベントの種類と前記イベントが発生した時刻を表すイベント発生時刻とを特定可能な情報を含むイベント通知信号を前記第2記録処理実行部に送信する(ステップ1203)ように構成されている。
前記第2記録処理実行部(80)は、
前記イベント通知信号を受け取ったとき(1301:Yes)、前記イベント通知信号に含まれる前記発生したイベントの種類(1001)と前記イベント発生時刻(1002)とを互いに関連付けて記録し(ステップ1302)、
前記イベント発生時刻からの経過時間が前記イベントの種類毎に予め定められた時間閾値(Tb1、Tb2)よりも大きくなったとき、前記消去トリガ条件が成立したと判定して(ステップ1401:Yes)、前記消去指示信号を前記第1記録処理実行部に送信する(ステップ1404)
ように構成されている。
本態様によれば、第2記録処理実行部は、イベント発生時刻からの経過時間に応じて、第1記録処理実行部に消去処理を実行させることができる。
本発明装置の一の態様において、前記記録処理実行装置は、前記記録処理において、前記車両状況データ(903)を前記車両状況データが取得された時刻(902)及びイベントの種類(901)に関連付けて記録するように構成されている。
前記記録処理実行装置は、前記消去処理において、前記成立した消去トリガ条件に対応するイベントに関連付けられた前記車両状況データのうち、当該車両状況データが取得された時刻からの経過時間が予め定められている保持期間(Ta1、Ta2)を超えている前記車両状況データを、前記記憶装置から消去するように構成されている。
本態様によれば、記録処理実行装置は、車両状況データが取得された時点からの経過時間に応じて、車両状況データを記憶装置から消去することができる。
本発明装置の一の態様において、前記記録処理実行装置は、更に、前記消去処理において、前記成立した消去トリガ条件に対応するイベント以外のイベントに関連付けられた前記車両状況データのうち、当該車両状況データが取得された時刻からの経過時間が予め定められている保持期間(Ta1、Ta2)を超えている前記車両状況データを、前記記憶装置から消去するように構成されている。
本態様によれば、記録処理実行装置は、消去処理において、前記成立した消去トリガ条件に対応するイベント以外のイベントに関連付けられた車両状況データをも記憶装置から消去することができる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る車載記録装置の概略構成図である。 情報取得装置の構成を説明する図である。 第1記録ECUの構成を説明する図である。 第2記録ECUの構成を説明する図である。 イベントテーブルの一例を説明する図である。 イベント-データ関連テーブルの一例を説明する図である。 データ記録期間テーブルの一例を説明する図である。 データ保持期間テーブルの一例を説明する図である。 車両状況データ記憶部に格納されている複数のテーブル(車両状況データ記録テーブル)のうちの一つであって、車速を記録するテーブルである。 イベント発生時刻テーブルの一例を説明する図である。 消去トリガ条件テーブルの一例を説明する図である。 第1記録ECUのCPUが実行する「車両状況データ記録ルーチン」を示したフローチャートである。 第2記録ECUのCPUが実行する「イベント発生時刻記録ルーチン」を示したフローチャートである。 第2記録ECUのCPUが実行する「消去処理指示ルーチン」を示したフローチャートである。 第1記録ECUのCPUが実行する「モード変更ルーチン」を示したフローチャートである。 第1記録ECUのCPUが実行する「車両状況データ消去ルーチン」を示したフローチャートである。
(構成)
本発明の実施形態に係る記録装置(以下、「本実施装置」と称呼される場合がある。)は車両に適用される。この車両は、図1に示したように、エンジンECU10、ブレーキECU20、SBW(Shift-by-Wire)・ECU30、ナビゲーションECU40、ACC・ECU50、PCS・ECU60、第1記録ECU70、及び、第2記録ECU80を備えている。これらのECU10乃至80は、CAN150を介して相互に情報を送信可能及び受信可能に接続されている。
ECU10乃至80は、それぞれ、少なくとも1つのマイクロコンピュータを備える電気制御装置(Electric Control Unit)である。マイクロコンピュータは、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ及びインターフェース(I/F)等を含む。以降において、「不揮発性メモリ」という用語は、データの書込み、読出し及び消去が可能な記憶装置(例えば、EEPROM、及び、ハードディスク等)を意味する。CPUは、ROMに格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することにより各種機能を実現するようになっている。
更に、車両は、情報取得装置90を備えている。情報取得装置90は、図2に示すように、以下に説明する構成要素(センサ及びスイッチ等)91乃至99を含む。
アクセルペダル操作量センサ91は、アクセルペダル91aの操作量(アクセル開度)を検出し、アクセルペダル操作量APを表す信号を出力する。
ブレーキペダル操作量センサ92は、ブレーキペダル92aの操作量を検出し、ブレーキペダル操作量BPを表す信号を出力する。
操舵角センサ93は、車両の操舵角を検出し、実操舵角θを表す信号を出力する。
操舵トルクセンサ94は、操舵ハンドルSWの操作により車両のステアリングシャフトUSに加わる操舵トルクを検出し、実操舵トルクTraを表す信号を出力する。
車速センサ95は、車両の走行速度(車速)を検出し、車速SPDを表す信号を出力する。
加速度センサ96は、車両の前後方向の加速度を検出し、検出した加速度Gsを表す信号を出力する。
シフトレバーセンサ97は、シフトレバーの位置を検出し、検出したシフトレバーの位置SFTを表す信号を出力する。
GPS受信機98は、車両の位置(緯度及び経度)を検出するためのGPS信号を受信し、車両の位置を表す信号を出力する。
周囲センサ99は、車両の周囲の道路(例えば、車両が走行している走行レーン)に関する情報、及び、その道路に存在する立体物に関する情報を取得し、これらの情報を出力する。立体物は、例えば、自動車、歩行者及び二輪車等の移動物、並びに、ガードレール及びフェンス等の固定物を表す。周囲センサ99は、レーダセンサ99a、超音波センサ99b及びカメラセンサ99cを備えている。
レーダセンサ99aは、ミリ波帯の電波(以下、「ミリ波」と称呼する。)を車両の周辺の所定領域に放射し、所定領域内に存在する立体物によって反射されたミリ波を受信する。レーダセンサ99aは、送信したミリ波と受信したミリ波との関係を用いて、「放射したミリ波が反射された立体物上の点である反射点の位置」及び「レーダセンサ99aと立体物との距離」等を表す情報(以降、「第1反射点情報」と称呼する。)を取得する。
超音波センサ99bは、超音波をパルス状に車両の周囲の所定範囲に放射し、所定範囲に存在する立体物によって反射された超音波を受信する。超音波センサ99bは、送信した超音波と受信した超音波との関係を用いて、「超音波センサ99bと立体物との距離」等を表す情報(以降、「第2反射点情報」と称呼する。)を取得する。
カメラセンサ99cは、CCD(charge coupled device)或いはCIS(CMOS image sensor)の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。カメラセンサ99cは、所定のフレームレートで車両の周辺領域の画像データを取得する。
以降において、センサ91乃至97並びにGPS受信機98によって取得される「車両の走行状況を表す情報」を「車両走行データ(又は車両走行情報)」と称呼する。更に、周囲センサ99によって取得される「車両の周辺状況を表す情報」を「車両周辺データ(又は車両周辺情報)」と称呼する。なお、「車両走行データ」及び「車両周辺データ」をまとめて「車両状況データ(又は車両状況情報)」と称呼する。
情報取得装置90は、所定時間(便宜上、「第1所定時間」と称呼する。)が経過する毎に、車両状況データをその車両状況データが取得(検出)された時刻(日付を含む。)とともに、CAN150を介して上述したECU10乃至80に送信するようになっている。
再び図1を参照すると、車両は、電源装置100を備えている。電源装置100は、図示しないバッテリと、エンジン12の回転により発電する図示しないオルタネータとを含む。電源装置100は、車両内の電気負荷に電力を供給するようになっている。より具体的に述べると、電源装置100の電力は、2系統の電源ライン(第1電源ライン101及び第2電源ライン102)を介して、車両内の電気負荷に供給される。
第1電源ライン101は、イグニッションスイッチ120を介して、電源装置100と、ECU10、20、30、40、50及び60並びに情報取得装置90のそれぞれとを接続する。以降、イグニッションスイッチ120を「IGスイッチ120」と称呼する。IGスイッチ120の状態は、エンジンスタートボタン110に対する操作に応じて変更される。以降、エンジンスタートボタン110を単に「スタートボタン110」と称呼する。スタートボタン110は、運転者がエンジン12の始動及び停止を指示する際に操作するボタンである。スタートボタン110が押下される度に、スタートボタン110の状態がオン状態とオフ状態との間で交互に入れ替わる。スタートボタン110は、車両を走行可能な状態に設定するために、運転者によってその状態がオフ状態からオン状態へと変更されるボタンであると言うことができる。
エンジン12の停止中において運転者が車両の運転を開始する際に、運転者がスタートボタン110を押下して、スタートボタン110の状態をオフ状態からオン状態へ変更する。スタートボタン110の状態がオン状態になると、IGスイッチ120の状態は、オフ状態(非接続状態)からオン状態(接続状態)に変更される。IGスイッチ120がオン状態であるとき、電源装置100の電力が、第1電源ライン101を介して、ECU10、20、30、40、50及び60並びに情報取得装置90に供給される。
運転者は、車両の運転を終了する際にスタートボタン110を押下して、スタートボタン110の状態をオン状態からオフ状態に変更する。スタートボタン110の状態がオフ状態になると、IGスイッチ120は、オン状態からオフ状態に変更される。IGスイッチ120がオフ状態であるとき、電源装置100の電力が、ECU10、20、30、40、50及び60並びに情報取得装置90に供給されない。
第2電源ライン102は、電源装置100と、「第1記録ECU70及び第2記録ECU80」とを直接的に接続する。即ち、電源装置100と、「第1記録ECU70及び第2記録ECU80」とは、IGスイッチ120を介さずに接続されている。従って、IGスイッチ120の状態に関係なく(即ち、IGスイッチ120がオン状態及びオフ状態の何れの場合でも)、電源装置100の電力が、第1記録ECU70及び第2記録ECU80に供給される。
エンジンECU10は、アクセルペダル操作量AP及び他の運転状態量(例えば、エンジン回転速度)に基いてエンジンアクチュエータ11を駆動し、エンジン12が発生するトルク(エンジン発生トルク)を変更することができる。エンジン発生トルクは、変速機13を介して駆動輪に伝達される。従って、エンジンECU10は、エンジンアクチュエータ11を制御することによって、車両の駆動力を制御することができる。
なお、車両がハイブリッド車両である場合、エンジンECU10は、車両駆動源としての「内燃機関及び電動機」の何れか一方又は両方によって発生する駆動力を制御することができる。更に、車両が電気自動車である場合、エンジンECU10は、車両駆動源としての電動機によって発生する駆動力を制御することができる。
ブレーキECU20は、ブレーキアクチュエータとして機能する油圧回路21を駆動する。油圧回路21は、ブレーキペダル92aの踏力によって作動油を加圧する図示しないマスタシリンダと、左右前後輪に設けられる摩擦ブレーキ機構22との間に設けられている。油圧回路21は、ブレーキECU20からの指示に応じて摩擦ブレーキ機構22の図示しないホイールシリンダに供給する油圧を調整する。その油圧により、ホイールシリンダは、車輪に対する摩擦制動力を発生させる。従って、ブレーキECU20は、油圧回路21を制御することによって、車両の制動力を制御することができる。
SBW・ECU30は、シフトレバーの位置をシフトレバーセンサ97から受け取り、そのシフトレバー位置に基いてSBWアクチュエータ31を駆動する。SBWアクチュエータ31は、SBW・ECU30からの指示に応じてシフト切替機構32を制御して、変速機13のシフト位置を、複数のシフト位置のうちの一つへと切り替える。本例において、シフト位置は、駆動輪に駆動力が伝達されず且つ車両が機械的に停止位置にロックされる駐車位置、駆動輪に駆動力が伝達されず且つ車両が機械的に停止位置にロックされないニュートラル位置、駆動輪に車両を前進させる駆動力が伝達される前進位置、及び、駆動輪に車両を後進させる駆動力が伝達される後進位置を少なくとも含む。
ナビゲーションECU40は、地図情報を記憶した地図データベース41及びタッチパネル42に接続されている。ナビゲーションECU40は、車両の位置(緯度及び経度)をGPS受信機98から受け取り、タッチパネル42に地図上での車両の位置を表示させる。
ACC・ECU50は、図示しないACCスイッチの操作により追従車間距離制御(ACC:Adaptive Cruise Control)が要求されている場合、追従車間距離制御を実行する。以降において、追従車間距離制御を単に「ACC」と称呼する。ACCは、定速制御に対して、追従制御が付加された走行支援制御である。定速制御は、アクセルペダル91aの操作及びブレーキペダル92aの操作を要することなく、車両を所定の目標車速にて定速走行させる制御である。追従制御は、アクセルペダル91aの操作及びブレーキペダル92aの操作を要することなく、車両(自車両)の直前を走行している先行車両と自車両との車間距離を所定の距離に維持しながら先行車両に対して自車両を追従走行させる制御である。ACC自体は周知である(特開2014-148293号公報、特開2006-315491号公報及び特許第4929777号明細書等を参照。)。
PCS・ECU60は、車両と衝突する可能性が高い立体物(障害物)が存在するか否かを監視し、そのような立体物が存在する場合に車両と当該立体物との衝突を回避するための衝突前制御を実行する。衝突前制御は、周知であり、プリクラッシュセーフティー制御(Pre Crash Safety Control)とも称呼される。衝突前制御は、運転者への警告及び制動力の付与等を含む。以降において、衝突前制御を単に「PCS」と称呼する。
(第1記録ECUの構成)
第1記録ECU70は、後述する「車両状況データの記録処理及び車両状況データの消去処理」を実行するようになっている。このために、第1記録ECU70は、図3に示すように、機能上の構成要素として、第1イベント情報記憶部301と、車両状況データ記憶部302と、第1記録処理実行部303と、第1消去処理実行部304と、起動信号受信部305とを備えている。
なお、第1記録ECU70は、通常モード及びスリープモードの何れかの作動モードにて作動する。第1記録ECU70は、IGスイッチ120の状態を検出できるようになっている。IGスイッチ120の状態がオン状態である場合(即ち、スタートボタン110の状態がオン状態である場合)、第1記録ECU70は、通常モードにて作動する。通常モードは、上述した構成要素301乃至304が作動できるモードであり、「車両状況データの記録処理及び車両状況データの消去処理」を実行することができるモードである。
一方、IGスイッチ120の状態がオフ状態である場合(即ち、スタートボタン110の状態がオフ状態である場合)、第1記録ECU70は、スリープモードにて作動する。スリープモードは、最低限の構成要素(起動信号受信部305)のみが作動できるモードであり、「車両状況データの記録処理及び車両状況データの消去処理」を実行することができないモードである。スリープモードは、通常モードに比べて電力の消費量が小さいモードであり、「省電力モード」と称呼される場合がある。なお、第1記録ECU70がスリープモードにて作動している状況にて起動信号受信部305が第2記録ECU80から後述する起動信号を受信すると、第1記録ECU70は、作動モードをスリープモードから通常モードへと変更する。
第1イベント情報記憶部301は、第1記録ECU70の不揮発性メモリの一部である。第1イベント情報記憶部301は、図5に示すイベントテーブル500、図6に示すイベント-データ関連テーブル600、図7に示すデータ記録期間テーブル700、及び、図8に示すデータ保持期間テーブル800を格納している。
イベントテーブル500は、車両状況データを記録する対象となるイベントの情報を含む。イベントテーブル500は、イベントID501と、イベント内容502とを構成項目として含む。イベントID501は、イベント(イベントの種類)を特定/識別するための識別情報である。イベント内容502は、車両状況データを記録すべきイベントの内容である。イベントは、後述されるように、車両の状況、運転者の状況及び車両の周囲の状況等を含み、特に限定されない。本例において、イベントは、走行支援制御(ACC及びPCS)の開始/終了に関するイベントである。例えば、図5に示した例において、イベントID=「1」の場合にはイベント内容502は「ACCの終了」である。イベントID=「2」の場合にはイベント内容502は「PCSの開始」である。
イベント-データ関連テーブル600は、イベントと、当該イベントが発生した際に記録すべき車両状況データとの対応関係の情報を含む。イベント-データ関連テーブル600は、車両状況データ601と、イベントID602とを構成項目として含む。このテーブル600では、イベントIDが車両状況データに関連付けられている。このように、記録されるべき車両状況データは、イベントの種類(イベントID)に応じて予め定められている。例えば、イベントID=「1」の場合(ACCが終了した場合)、車両状況データのうちの「車速SPD、加速度Gs、及び、位置情報(GPS受信機98から取得した車両の位置)」が記録される。
データ記録期間テーブル700は、車両状況データを記録する期間の情報を含む。データ記録期間テーブル700は、イベントID701と、記録開始時点702と、記録終了時点703とを構成項目として含む。記録開始時点702は、車両状況データの記録を開始する時点の情報である。記録終了時点703は、車両状況データの記録を終了する時点の情報である。なお、記録開始時点702と記録終了時点703とによって規定される期間は、上述した第1所定時間よりも大きい。このように、車両状況データを記録する期間は、イベントの種類(イベントID)に応じて予め定められている。例えば、イベントID=「1」の場合、車両状況データは、「ACCの終了時点からt1秒前の時点」から「ACCの終了時点からt2秒後の時点」までの期間において記録される。
データ保持期間テーブル800は、車両状況データが保持されるべき期間の情報を含む。データ保持期間テーブル800は、イベントID801と、データ保持期間802とを構成項目として含む。データ保持期間802は、車両状況データが保持されるべき期間である。データ保持期間802は、車両状況データが、当該車両状況データが取得された時刻(後述するタイムスタンプ902)から保持されるべき期間を表す。データ保持期間802は、イベントの種類(イベントID)に応じて定められている。例えば、イベントID=「1」の場合、データ保持期間は「Ta1」である。従って、イベントID=「1」に対応する車両状況データは、車両状況データ記憶部302において、最も短くても「Ta1」の期間は消去されることなく保持される。
車両状況データ記憶部302は、第1記録ECU70の不揮発性メモリの一部であり、車両状況データを記憶する。車両状況データ記憶部302は、車両状況データのそれぞれに対応する複数のテーブル(車両状況データ記録テーブル)を格納している。例えば、車両状況データ記憶部302は、図9に示すように、車速(SPD)記録テーブル900を含む。このテーブル900は、イベントID901と、タイムスタンプ902と、車速(SPD)903とを構成項目として含む。タイムスタンプ902は、車速SPDが取得(検出)された時刻(日付を含む。)である。他の車両状況データも図9と同じデータ構造のテーブルに記録される。即ち、車両状況データは、イベントID及びその車両状況データが取得された時刻(タイムスタンプ)に関連付けられて記録される。
第1記録処理実行部303は、イベントテーブル500を参照し、イベント内容502に予め定められているイベントが発生したか否かを判定する。第1記録処理実行部303は、イベントが発生したと判定した場合、車両状況データの記録処理を実行する。具体的には、第1記録処理実行部303は、イベント-データ関連テーブル600を参照し、その発生したイベント(実際にはイベントID)に対応する車両状況データを車両状況データ記憶部302に記録する。このとき、第1記録処理実行部303は、データ記録期間テーブル700を参照し、データ記録期間テーブル700で定められた期間(記録開始時点702と記録終了時点703とによって規定される期間)に対応する車両状況データを車両状況データ記憶部302に記録する。
なお、第1記録ECU70は、データ記録期間テーブル700で定められた期間の中で最も長い期間に対応する時間に渡り、車両状況データをその車両状況データが取得された時刻に関連付けて一時的にRAMに記憶するようになっている。第1記録ECU70は、第1所定時間が経過する毎に、「車両状況データ及びその車両状況データが取得された時刻」を情報取得装置90から取得する。従って、RAMに記憶される車両状況データは、第1所定時間が経過する毎に最新のデータへと更新される(即ち、最も古いデータはRAMから消去され、最も新しいデータがRAMに記憶される。)。
更に、第1記録処理実行部303は、第2記録ECU80に対して所定のイベント通知信号を送信する。イベント通知信号は、イベントIDとイベントが発生した時刻(日付を含む。以下、「イベント発生時刻」と称呼する。)とを特定可能な情報を含む。
第1消去処理実行部304は、後述する消去指示信号を第2記録ECU80から受け取ると、IGスイッチ120の状態がオン状態であるかオフ状態であるかを判定する。第1消去処理実行部304は、消去指示信号を第2記録ECU80から受け取った時点においてIGスイッチ120の状態がオフ状態である場合、車両状況データの消去処理を実行する。具体的には、第1消去処理実行部304は、データ保持期間テーブル800を参照する。そして、第1消去処理実行部304は、車両状況データ記憶部302内の複数の車両状況データ記録テーブルのそれぞれにおいて、タイムスタンプ902からの経過期間がデータ保持期間802を超えている車両状況データを消去する。
例えば、イベントID=「1」に対応する消去トリガ条件1102が成立したと仮定する。この場合、第1消去処理実行部304は、消去指示信号を第2記録ECU80から受け取ると、データ保持期間テーブル800から、イベントID=「1」に対応するデータ保持期間Ta1を取得する。第1消去処理実行部304は、複数の車両状況データ記録テーブルのそれぞれにおいて、イベントID901が「1」であり且つタイムスタンプ902からの経過期間がデータ保持期間Ta1を超えている車両状況データを消去する。このように、第1消去処理実行部304は、上記成立した消去トリガ条件1102に対応するイベントID(=「1」)に関連付けられた車両状況データのうち、タイムスタンプ902からの経過期間がデータ保持期間Ta1を超えている車両状況データを消去する。
更に、本例において、第1消去処理実行部304は、上記成立した消去トリガ条件1102に対応するイベントID(=「1」)以外のイベントに関連付けられた車両状況データも消去することができる。即ち、第1消去処理実行部304は、データ保持期間テーブル800の全てのレコードを参照し、各イベントID=n(n=1,2,・・・)に対応するデータ保持期間802を取得する。そして、第1消去処理実行部304は、複数の車両状況データ記録テーブルのそれぞれにおいて、各イベントIDについて、タイムスタンプ902からの経過期間がデータ保持期間802を超えている車両状況データを消去する。このように、消去トリガ条件1102が成立すると(即ち、消去指示信号を第2記録ECU80から受け取ると)、第1消去処理実行部304は、その時点で消去されるべき全ての車両状況データを消去する。
第1消去処理実行部304は、消去指示信号を第2記録ECU80から受け取った時点においてIGスイッチ120の状態がオン状態である場合、後述する所定の消去処理実行条件が成立するか否かを判定する。消去処理実行条件は、IGスイッチ120の状態がオン状態である期間において、第1記録処理実行部303が車両状況データの記録処理を実行している最中である蓋然性(確からしさ)が低いときに成立する条件である。第1記録処理実行部303が車両状況データの記録処理を実行している最中である状況にて車両状況データの消去処理を実行すると、第1記録ECU70の処理負荷が大きくなるという課題がある。そこで、第1消去処理実行部304は、消去処理実行条件が成立したとき車両状況データの消去処理を実行し、消去処理実行条件が成立しないとき車両状況データの消去処理を実行しないようになっている。
起動信号受信部305は、第1記録ECU70の作動モードがスリープモードである状況において第2記録ECU80から後述する起動信号を受信すると、作動モードをスリープモードから通常モードへと変更する。
(第2記録ECUの構成)
第2記録ECU80は、「車両状況データの消去処理」を実行するタイミングが到来したことを第1記録ECU70に通知するようになっている。このために、第2記録ECU80は、図4に示すように、機能上の構成要素として、第2イベント情報記憶部401と、第2記録処理実行部402と、第2消去処理実行部403と、起動信号送信部404とを備えている。なお、第2記録ECU80は、IGスイッチ120の状態を検出できるようになっている。
第2イベント情報記憶部401は、図10に示すイベント発生時刻テーブル1000、及び、図11に示す消去トリガ条件テーブル1100を格納している。
イベント発生時刻テーブル1000は、イベント発生時刻の情報を含む。イベント発生時刻テーブル1000は、イベントID1001と、イベント発生時刻(日付を含む。)1002とを構成項目として含む。
消去トリガ条件テーブル1100は、消去トリガ条件の情報を含む。消去トリガ条件は、車両状況データを消去するタイミング(具体的には、第1記録ECU70に対して後述する消去指示信号を送信するタイミング)が到来したときに成立する条件である。消去トリガ条件は、イベントの種類(イベントID)に応じて予め定められている。消去トリガ条件テーブル1100は、イベントID1101と、消去トリガ条件1102とを構成項目として含む。
本例において、消去トリガ条件1102は、イベント発生時刻1002を基準として定められた条件である。イベントID=n(n=1,2,・・・)について、イベント発生時刻1002からの経過時間が閾値Tbnよりも大きくなったときに、消去トリガ条件が成立する。なお、閾値Tbnは、イベントID=nのデータ保持期間Tan(図8を参照。)よりも大きい。例えば、イベントID=「1」の場合、イベント発生時刻1002からの経過時間が閾値Tb1より大きくなったときに、消去トリガ条件が成立する。閾値Tb1は、「イベントID=1」に対応するデータ保持期間Ta1より大きい値である。このように、閾値Tbnがデータ保持期間Tanよりも大きくなるように設定されているので、消去トリガ条件1102が成立した場合、当該成立した消去トリガ条件に対応する車両状況データが車両状況データ記憶部302から消去される。
第2記録処理実行部402は、第1記録ECU70からイベント通知信号を受け取ると、イベント通知信号に含まれるイベントID及びイベント発生時刻をイベント発生時刻テーブル1000に記録する。
第2消去処理実行部403は、イベント発生時刻テーブル1000に記録されているイベント(実際にはイベントID)に関して、消去トリガ条件テーブル1100に規定されている消去トリガ条件1102が成立するイベントが存在するか否かを判定する。以降において、このように消去トリガ条件1102が成立するイベントを「対象イベント」と称呼する。イベント発生時刻テーブル1000において対象イベントが存在する場合、第2消去処理実行部403は、第1記録ECU70に対して消去指示信号を送信する。消去指示信号は、第1記録ECU70に対して「車両状況データの消去処理」を実行することを指示するための信号である。
起動信号送信部404は、IGスイッチ120の状態がオフ状態である場合、第1記録ECU70に対して起動信号を送信する。起動信号は、第1記録ECU70に対して作動モードをスリープモードから通常モードへと変更することを指示するための信号である。この起動信号は「ウェイクアップ信号」と称呼される場合がある。
(具体的作動)
第1記録ECU70のCPU(以下、「CPU1」と称呼する。)は、作動モードが通常モードである状況において、「第1所定時間と等しいか又は第1所定時間よりも長い第2所定時間」が経過する毎に、図12に示したルーチンを実行するようになっている。
なお、CPU1は、第1所定時間が経過する毎に、情報取得装置90から「車両状況データ及びその車両状況データが取得された時刻」を取得する。そして、CPU1は、データ記録期間テーブル700で定められた期間の中で最も長い期間に対応する時間に渡り、「車両状況データ及びその車両状況データが取得された時刻」をRAMに記憶している。
CPU1は、ステップ1200から処理を開始してステップ1201に進み、イベントテーブル500のイベント内容502に定められているイベントが発生したか否かを判定する。イベントが発生していない場合、CPU1はステップ1201にて「No」と判定してステップ1295に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、イベントが発生した場合、CPU1は、ステップ1201にて「Yes」と判定して以下に述べるステップ1202乃至ステップ1204の処理を順に実行する。その後、CPU1は、ステップ1295に進み、本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1202:CPU1は、図示しないタイマを用いて現時点の時刻(日付を含む。)をイベント発生時刻として取得する。
ステップ1203:CPU1は、イベント通知信号(イベントID及びイベント発生時刻を含む。)を第2記録ECU80に送信する。
ステップ1204:CPU1は、発生したイベント(イベントID)に対応する「データ記録期間テーブル700の記録終了時点703」が経過するまで待機する。その後、CPU1は、車両状況データの記録処理を実行する。具体的には、CPU1は、イベント-データ関連テーブル600を参照し、発生したイベント(イベントID)に対応する車両状況データを不揮発性メモリ(車両状況データ記憶部302)に記録する。このとき、CPU1は、データ記録期間テーブル700を参照し、記録開始時点702と記録終了時点703とによって規定される期間に対応する車両状況データをRAMから取得する。そして、CPU1は、当該取得した車両状況データを「当該車両状況データが取得された時刻及びイベントID」に関連付けて車両状況データ記憶部302の車両状況データ記録テーブルに記録する。
第2記録ECU80のCPU(以下、「CPU2」と称呼する。)は、第2所定時間が経過する毎に、図13に示したルーチンを実行するようになっている。
CPU2は、ステップ1300から処理を開始してステップ1301に進み、イベント通知信号を受信したか否かを判定する。CPU2は、イベント通知信号を受信していない場合、ステップ1301にて「No」と判定してステップ1395に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、CPU2は、イベント通知信号を受信した場合、ステップ1301にて「Yes」と判定してステップ1302に進み、イベント通知信号に含まれるイベントID及びイベント発生時刻をイベント発生時刻テーブル1000に記録する。その後、CPU2は、ステップ1395に進み、本ルーチンを一旦終了する。
更に、CPU2は、第2所定時間が経過する毎に、図14に示したルーチンを実行するようになっている。
CPU2は、ステップ1400から処理を開始してステップ1401に進み、イベント発生時刻テーブル1000の中に消去トリガ条件1102が成立するイベント(対象イベント)が存在するか否かを判定する。対象イベントが存在しない場合、CPU2は、ステップ1401にて「No」と判定してステップ1495に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、対象イベントが存在する場合、CPU2は、ステップ1401にて「Yes」と判定してステップ1402に進み、IGスイッチ120の状態がオン状態であるか否かを判定する。IGスイッチ120の状態がオン状態である場合、CPU2は、ステップ1402にて「Yes」と判定してステップ1404に進む。
一方、IGスイッチ120の状態がオフ状態である場合、CPU2は、ステップ1402にて「No」と判定してステップ1403に進み、起動信号を第1記録ECU70に送信する。その後、CPU2は、ステップ1404に進む。
CPU2は、ステップ1404に進むと、消去指示信号を第1記録ECU70に送信する。次に、CPU2は、ステップ1405に進み、後述する消去完了信号を第1記録ECU70から受信したか否かを判定する。消去完了信号を受信した場合、CPU2は、ステップ1405にて「Yes」と判定してステップ1406に進み、イベント発生時刻テーブル1000から、対象イベントに対応するデータ(即ち、対象イベントに対応するレコード)を消去する。その後、CPU2は、ステップ1495に進み、本ルーチンを一旦終了する。このように、イベント発生時刻テーブル1000に記録されているデータの中に対象イベントが存在する場合、CPU2は、消去指示信号を送信する。CPU2は、その消去指示信号に対して消去完了信号を受け取った場合、対象イベントに対応するデータ(レコード)をイベント発生時刻テーブル1000から消去する。
一方、消去完了信号を受信しない場合、CPU2は、ステップ1405にて「No」と判定してステップ1407に進み、「ステップ1404にて消去指示信号が送信された時点からの経過時間Em1」が所定の閾値Tm1以上であるか否かを判定する。閾値Tm1は、第1記録ECU70が車両状況データの消去処理(後述する図16のルーチンのステップ1604の処理)を完了するまでにかかる時間に比べて十分に大きい値である。経過時間Em1が閾値Tm1未満である場合、CPU2は、ステップ1407にて「No」と判定してステップ1405に戻る。
経過時間Em1が閾値Tm1以上である場合、CPU2は、ステップ1407にて「Yes」と判定してステップ1495に進み、本ルーチンを一旦終了する。これは、後述する図16のステップ1603にて「No」と判定したことから、第1記録ECU70が車両状況データの消去処理(図16のルーチンのステップ1604の処理)を実行しなかったことを意味する。従って、対象イベントに対応するデータ(即ち、対象イベントに対応するレコード)がイベント発生時刻テーブル1000から消去されない。
更に、CPU1は、作動モードがスリープモードである状況において、第2所定時間が経過する毎に、図15に示したルーチンを実行するようになっている。
CPU1は、ステップ1500から処理を開始してステップ1501に進み、起動信号を受信したか否かを判定する。CPU1は、起動信号を受信していない場合、ステップ1501にて「No」と判定してステップ1595に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、CPU1は、起動信号を受信した場合、ステップ1501にて「Yes」と判定してステップ1502に進み、作動モードをスリープモードから通常モードへと変更する。その後、CPU1は、ステップ1595に進み、本ルーチンを一旦終了する。
更に、CPU1は、作動モードが通常モードである状況において、第2所定時間が経過する毎に、図16に示したルーチンを実行するようになっている。
CPU1は、ステップ1600から処理を開始してステップ1601に進み、消去指示信号を受信したか否かを判定する。CPU1は、消去指示信号を受信していない場合、ステップ1601にて「No」と判定してステップ1695に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、CPU1は、消去指示信号を受信した場合、ステップ1601にて「Yes」と判定してステップ1602に進み、IGスイッチ120の状態がオン状態であるか否かを判定する。いま、IGスイッチ120の状態がオン状態であると仮定する。この場合、CPU1は、ステップ1602にて「Yes」と判定してステップ1603に進み、所定の消去処理実行条件が成立するか否かを判定する。
車両が停止しており且つ車両の周辺に所定の物体が存在しない状況においては、「車両状況データを記録する対象となるイベント(即ち、イベント内容502に相当するイベント)」が発生する可能性が低い。よって、この状況においてCPU1が記録処理を実行している蓋然性が低い。従って、消去処理実行条件は、車両が停止しているときに成立する条件(車両停止条件)A1、及び、車両の周辺に所定の物体が存在しないときに成立する条件(車両周辺条件)A2を含む。消去処理実行条件は、条件A1及び条件A2の両方が成立したときに成立する。
(条件A1)車速SPD=0であり、且つ、シフト位置=駐車位置である。
(条件A2)車両から所定距離範囲内に所定の移動物(他車両、二輪車及び歩行者等)が検出されていない。
消去処理実行条件が成立しない場合、CPU1は、ステップ1603にて「No」と判定してステップ1695に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。従って、車両状況データの消去処理が実行されない。
これに対し、消去処理実行条件が成立している場合、CPU1は、ステップ1603にて「Yes」と判定して以下に述べるステップ1604乃至ステップ1605の処理を順に実行する。その後、CPU1は、ステップ1606に進む。
ステップ1604:CPU1は、車両状況データの消去処理を実行する。具体的には、CPU1は、データ保持期間テーブル800の全てのレコードを参照し、各イベントID=n(n=1,2,・・・)に対応するデータ保持期間802を取得する。そして、第1消去処理実行部304は、複数の車両状況データ記録テーブルのそれぞれにおいて、各イベントIDについて、タイムスタンプ902からの経過期間がデータ保持期間802を超えている車両状況データを消去する。
例えば、イベントID=「1」に対応する消去トリガ条件1102が成立し、CPU1が消去指示信号を受信した(ステップ1601:Yes)と仮定する。この場合、CPU1は、上記成立した消去トリガ条件1102に対応するイベントID(=「1」)に関連付けられた車両状況データのうち、タイムスタンプ902からの経過期間がデータ保持期間802(=Ta1)を超えている車両状況データを少なくとも消去する。このとき、イベントID=「1」以外のイベントIDに関連付けられた車両状況データの中にも、タイムスタンプ902からの経過期間がデータ保持期間802を超えているデータが存在する場合がある。本例において、CPU1は、上記成立した消去トリガ条件1102に対応するイベントID(=「1」)以外のイベントIDに関連付けられた車両状況データに関しても、タイムスタンプ902からの経過期間がデータ保持期間802を超えているデータを消去する。
ステップ1605:CPU1は、消去完了信号を第2記録ECU80に送信する。消去完了信号は、車両状況データの消去処理が完了したことを通知するための信号である。
CPU1は、ステップ1606に進むと、IGスイッチ120の状態がオン状態であるか否かを判定する。いま、IGスイッチ120の状態がオン状態であるので、CPU1は、ステップ1606にて「Yes」と判定してステップ1695に進み、本ルーチンを一旦終了する。
なお、CPU1がステップ1602に進んだ時点にてIGスイッチ120の状態がオフ状態である場合、CPU1は、ステップ1602にて「No」と判定してステップ1604に直接進む。CPU1は、前述のように1604乃至ステップ1605の処理を順に実行した後に、ステップ1606にて「No」と判定してステップ1607に進む。CPU1は、ステップ1607にて作動モードを通常モードからスリープモードへと変更してステップ1695に進み、本ルーチンを一旦終了する。
以上のように、本実施装置は、消去トリガ条件1102が成立した場合に、車両状況データの消去処理を実行する。消去トリガ条件1102は、車両状況データ記憶部302に記憶されている車両状況データを消去する適切なタイミングが到来したときに成立する条件であり、且つ、イベントの種類に応じて予め定められている。この構成によれば、イベントの種類ごとに定められた適切なタイミングにて車両状況データが消去されるので、不要な車両状況データ(例えば、古い車両状況データ)が車両状況データ記憶部302に残り続けるという事態を防ぐことができる。更に、不要な車両状況データが消去されないことに起因して車両状況データ記憶部302の容量が不足するという事態も防ぐことができる。
更に、消去トリガ条件1102は、イベント発生時刻を基準として定められた条件である。本実施装置は、イベント発生時刻からの経過時間に応じて、車両状況データの消去処理を実行できる。
第1記録ECU70が車両状況データの記録処理と同時に車両状況データの消去処理を実行すると、第1記録ECU70にかかる処理負荷が大きくなるという課題がある。これに対し、IGスイッチ120の状態がオフ状態である場合、第1記録ECU70が車両状況データの記録処理を実行していない。従って、本実施装置は、消去トリガ条件1102に加えて(ステップ1401:Yes)、IGスイッチ120の状態がオフ状態であるとの条件が成立した(ステップ1602:No)場合、車両状況データの消去処理を実行する。記録処理が実行されていない期間に消去処理が実行されるので、第1記録ECU70にかかる処理負荷を小さくすることができる。
一方、IGスイッチ120の状態がオン状態である場合、車両の運転が行われているので、車両状況データの記録処理が実行されている可能性がある。従って、本実施装置は、消去トリガ条件1102に加えて(ステップ1401:Yes)、IGスイッチ120の状態がオン状態であるとの条件が成立し(ステップ1602:Yes)且つ消去処理実行条件が成立した(ステップ1603:Yes)場合、車両状況データの消去処理を実行する。消去処理実行条件は、第1記録ECU70が車両状況データの記録処理を実行している最中である蓋然性が低いときに成立する条件である。従って、記録処理が実行されていない期間に消去処理が実行される可能性を高めることができる。
本実施装置によれば、IGスイッチ120の状態がオフ状態である場合、第1記録ECU70はスリープモードにて作動する。従って、第1記録ECU70における消費電力を低減することができる。一方、第1記録ECU70は、スリープモードにて作動している状況において、車両状況データの消去処理を実行できない。このような状況でも、第2記録ECU80が第1記録ECU70に対して起動信号を送信するので、第1記録ECU70の作動モードがスリープモードから通常モードに変更される。これにより、第1記録ECU70は、IGスイッチ120の状態がオフ状態である状況であっても、車両状況データの消去処理を実行することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
(変形例1)
イベントテーブル500において定義されるイベント内容502は、上記の例に限定されない。イベント内容502は、以下の(B1)乃至(B8)の1つ又は2つ以上の組み合わせに基いて規定されてもよい。
(B1)車両の走行状況を表す情報(例えば、車速SPD及び加速度Gs等)。
(B2)車両の運転状況を表す情報(例えば、アクセルペダル操作量AP、ブレーキペダル操作量BP、実操舵角θ、実操舵トルクTra、エンジン回転数、エンジン12における燃料噴射量、マスタシリンダ内の油圧、及び、各種制御指令値等)。制御指令値は、例えば、エンジンECU10がエンジンアクチュエータ11に対して送信するエンジン制御指令値、及び、ブレーキECU20が油圧回路21に対して送信するブレーキ制御指令値等を含む。
(B3)車両と車両の周囲に存在する物体との関係を表す情報(例えば、車両と走行レーンの右端(又は左端)との間の距離、及び、車両と立体物との間の距離等)。
(B4)車室内の環境を表す情報(例えば、車室内の温度及び湿度等)。
(B5)車両の周囲の環境を表す情報(例えば、車室外の温度及び湿度等)。
(B6)運転者の状態に関する情報(例えば、運転者の視線方向の情報、及び、運転者の体調に関する情報(心拍数、血圧及び体温等))。
(B7)走行支援制御が実行されているか否かを表す情報、及び、走行支援制御の開始/終了を表す情報。走行支援制御は、上述のACC及びPCSに加えて、アンチロックブレーキ制御(ABS:Anti-lock Brake System)、トラクション制御(TRC:Traction Control)、横滑り抑制制御(VSC:Vehicle Stability Control)、及び、車線維持制御(LKA:Lane Keeping Assist)等を含む。
(B8)電源装置100の状況を表す情報(例えば、バッテリの電圧値)。
例えば、イベント内容502は、「ACCの実行中に車速SPDが所定の速度閾値SPth以上になった」であってもよい。この場合、記録開始時点702が「ACCの実行中に車速SPDが所定の速度閾値SPth以上になった時点」であり、記録終了時点703が「記録開始時点702から所定時間が経過した時点」であってもよい。
更に、車両の種別に関する情報(例えば、ガソリン車両、ハイブリッド車両及び電気自動車の何れであるかを表す情報)に応じて、イベント内容502が規定されてもよい。
(変形例2)
車両状況データ記憶部302に記録される車両状況データは、上述の例に限定されない。上述の(B1)乃至(B8)に記載した情報のうちの幾つかが、車両状況データとして車両状況データ記憶部302に記録されてもよい。
(変形例3)
消去トリガ条件1102は、上述の例に限定されない。消去トリガ条件1102は、以下の(条件C1)乃至(条件C3)の何れかの条件であってもよい。
(C1)イベント発生時刻1002からの車両の走行距離が所定の走行距離閾値以上になった。走行距離閾値は、イベントの種類(イベントID)に応じて定められてもよい。
(C2)イベントの発生回数が所定の発生回数閾値以上になった。発生回数閾値は、イベントの種類(イベントID)に応じて定められてもよい。
(C3)イベント発生時刻1002からのIGスイッチ120の操作回数が所定の操作回数閾値以上になった。操作回数閾値は、イベントの種類(イベントID)に応じて定められてもよい。操作回数は、IGスイッチ120がオン状態からオフ状態に変更された回数、及び、IGスイッチ120がオフ状態からオン状態に変更された回数の少なくとも一方を含む。
(変形例4)
図14のルーチンのステップ1404における消去指示信号は、成立した消去トリガ条件1102に対応するイベントIDの情報を含んでもよい。この場合、第1記録ECU70は、図16のステップ1604の消去処理において、消去指示信号に含まれるイベントIDに関連付けられた車両状況データのみを消去処理の対象としてもよい。
(変形例5)
車両は、IGスイッチ120の状態がオン状態及びオフ状態の何れであるかに関わらず電源装置100から電力が供給される図示しない他のECU(例えば、タイムカウントECU)を備えてもよい。図4に示した第2記録ECU80の構成要素401乃至404の機能が、他の機能を備えるECU(例えば、上述のタイムカウントECU)上に実装されてもよい。
(変形例6)
図4に示した第2記録ECU80の構成要素401乃至403の機能が、第1記録ECU70上に実装されてもよい。この場合、第2記録ECU80は省略される。この構成において、第1記録ECU70は、通常モードのみで作動するように構成される。
(変形例7)
第1記録ECU70及び第2記録ECU80が1つのECU上で実装されてもよい。例えば、第1記録ECU70が、複数のマイクロコンピュータ(例えば、メインマイクロコンピュータ及びサブマイクロコンピュータ)を備えてもよい。この構成において、図3に示した第1記録ECU70の構成要素がメインマイクロコンピュータ上に実装され、図4に示した第2記録ECU80の構成要素がサブマイクロコンピュータ上に実装されてもよい。この構成において、メインマイクロコンピュータが、通常モード及びスリープモードの何れかのモードにて作動するように構成されてよい。
(変形例8)
ステップ1603における消去処理実行条件は、上述の例に限定されない。消去処理実行条件は、条件A1及び条件A2の一方が成立したときに成立する条件であってもよい。更に、条件A1は、以下の条件A1’に置き換えられてもよい。
(条件A1’)車速SPD=0である。
(変形例9)
図5乃至図11では、説明を簡単にするために、各種情報がテーブル形式によって示されている。しかし、これらの情報は、必ずしもテーブルによるデータ構造で表現されていなくてもよく、他のデータ構造で表現されていてもよい。
10…エンジンECU、20…ブレーキECU、30…SBW・ECU、40…ナビゲーションECU、50…ACC・ECU、60…PCS・ECU、70…第1記録ECU、80…第2記録ECU、90…情報取得装置。

Claims (6)

  1. 車両の走行状況を表す情報である車両走行データ及び前記車両の周辺の状況を表す情報である車両周辺データの少なくとも一方を含む車両状況データを取得する情報取得装置と、
    データの書込み、読出し及び消去が可能な記憶装置と、
    予め定められている前記車両についてのイベントが発生した場合、前記発生したイベントの種類に応じて予め定められている前記車両状況データを、前記記憶装置に記録する記録処理を実行する記録処理実行装置と、
    を備え、
    前記記録処理実行装置は、
    前記記憶装置に記憶されている前記車両状況データを消去するタイミングが到来したときに成立する消去トリガ条件であって、前記イベントの種類に応じて予め定められている消去トリガ条件を含む消去条件が成立した場合、
    前記記憶装置から前記成立した消去トリガ条件に対応する前記車両状況データを少なくとも消去する消去処理を実行する
    ように構成された車載記録装置において、
    前記記録処理実行装置は、
    その接続状態が、前記車両の運転者が前記車両の運転を開始する場合にオフ状態からオン状態へと変更され、前記運転者が前記車両の運転を終了する場合に前記オン状態から前記オフ状態へと変更されるスイッチ、の前記接続状態を検出するように構成され、
    前記記録処理実行装置は、
    前記消去トリガ条件に加えて、前記スイッチの前記接続状態が前記オン状態であるとの条件が成立し、且つ、前記記録処理実行装置が前記記録処理を実行している蓋然性が低いときに成立する所定の消去処理実行条件が成立した場合、前記消去条件が成立したと判定して前記消去処理を実行する
    ように構成された車載記録装置。
  2. 請求項1に記載の車載記録装置において、
    前記記録処理実行装置は、前記車両が停止しているときに成立する車両停止条件及び前記車両の周辺に所定の物体が存在しないときに成立する車両周辺条件の両方が成立したとき、前記消去処理実行条件が成立したと判定する
    ように構成された
    載記録装置。
  3. 車両の走行状況を表す情報である車両走行データ及び前記車両の周辺の状況を表す情報である車両周辺データの少なくとも一方を含む車両状況データを取得する情報取得装置と、
    データの書込み、読出し及び消去が可能な記憶装置と、
    予め定められている前記車両についてのイベントが発生した場合、前記発生したイベントの種類に応じて予め定められている前記車両状況データを、前記記憶装置に記録する記録処理を実行する記録処理実行装置と、
    を備え、
    前記記録処理実行装置は、
    前記記憶装置に記憶されている前記車両状況データを消去するタイミングが到来したときに成立する消去トリガ条件であって、前記イベントの種類に応じて予め定められている消去トリガ条件を含む消去条件が成立した場合、
    前記記憶装置から前記成立した消去トリガ条件に対応する前記車両状況データを少なくとも消去する消去処理を実行する
    ように構成された車載記録装置において、
    前記記録処理実行装置は、
    その接続状態が、前記車両の運転者が前記車両の運転を開始する場合にオフ状態からオン状態へと変更され、前記運転者が前記車両の運転を終了する場合に前記オン状態から前記オフ状態へと変更されるスイッチ、の前記接続状態を検出するように構成され、
    前記記録処理実行装置は、
    前記スイッチの前記接続状態が前記オン状態及び前記オフ状態の何れであるかに関わらず前記車両に搭載された電源装置から電力が供給される第1記録処理実行部及び第2記録処理実行部を備え、
    前記第1記録処理実行部は、
    前記スイッチの前記接続状態が前記オン状態である場合、前記記録処理及び前記消去処理の何れの処理も実行できるモードである通常モードにて作動し、
    前記スイッチの前記接続状態が前記オフ状態である場合、前記電力の消費量が前記通常モードよりも小さいモードであって、前記記録処理及び前記消去処理の何れの処理も実行できないモードである省電力モードにて作動し、
    前記省電力モードにて作動している状況において前記省電力モードを前記通常モードに変更することを指示する起動信号を受信したとき、前記通常モードにて作動する
    ように構成され、
    前記第2記録処理実行部は、
    前記消去トリガ条件が成立したか否かを判定し、
    前記消去トリガ条件が成立したと判定した場合、
    前記スイッチの接続状態が前記オフ状態であれば、前記起動信号を前記第1記録処理実行部に送信した後に前記消去処理を実行することを指示する消去指示信号を前記第1記録処理実行部に送信し、
    前記スイッチの接続状態が前記オン状態であれば、前記起動信号を前記第1記録処理実行部に送信することなく前記消去指示信号を前記第1記録処理実行部に送信する
    ように構成された
    車載記録装置。
  4. 請求項3に記載の車載記録装置において、
    前記第1記録処理実行部は、
    前記イベントが発生したか否かを判定し、
    前記イベントが発生したと判定した場合、前記発生したイベントの種類と前記イベントが発生した時刻を表すイベント発生時刻とを特定可能な情報を含むイベント通知信号を前記第2記録処理実行部に送信するように構成され、
    前記第2記録処理実行部は、
    前記イベント通知信号を受け取ったとき、前記イベント通知信号に含まれる前記発生したイベントの種類と前記イベント発生時刻とを互いに関連付けて記録し、
    前記イベント発生時刻からの経過時間が前記イベントの種類毎に予め定められた時間閾値よりも大きくなったとき、前記消去トリガ条件が成立したと判定して、前記消去指示信号を前記第1記録処理実行部に送信する
    ように構成された
    載記録装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の車載記録装置において、
    前記記録処理実行装置は、前記記録処理において、前記車両状況データを前記車両状況データが取得された時刻及びイベントの種類に関連付けて記録するように構成され、
    前記記録処理実行装置は、前記消去処理において、
    前記成立した消去トリガ条件に対応するイベントに関連付けられた前記車両状況データのうち、当該車両状況データが取得された時刻からの経過時間が予め定められている保持期間を超えている前記車両状況データを、前記記憶装置から消去する
    うに構成された
    車載記録装置。
  6. 請求項5に記載の車載記録装置において、
    前記記録処理実行装置は、更に、前記消去処理において、
    前記成立した消去トリガ条件に対応するイベント以外のイベントに関連付けられた前記車両状況データのうち、当該車両状況データが取得された時刻からの経過時間が予め定められている保持期間を超えている前記車両状況データを、前記記憶装置から消去する
    うに構成された
    車載記録装置。
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