JP7149102B2 - 昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基台の上方で昇降台を下降位置から上昇位置まで昇降させる昇降装置に関するものである。
従来、基台と昇降台との間に、枢軸により相互に回動自在に枢結された複数のアームからなるアームユニットを介装し、油圧シリンダにより駆動力を発生するアクチュエータを設け、アクチュエータで複数のアームを拡開させることにより、昇降台を昇降させるように構成した昇降装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。
特許第3595780号公報
特許文献1に記載の昇降装置は、複数のアームのうち、駆動側のアームだけを駆動ローラで拡開させる構成であるため、駆動ローラを移動させるために大きな駆動力が必要であり、したがって、高出力のアクチュエータを使用する必要があった。
そこで、本発明は、大荷重を効率よく昇降可能とする昇降装置を提供することを目的とする。
請求項1の昇降装置は、第1アームと第2アームを枢軸により相互に回動自在に枢結された一対のアームユニットと、前記枢軸の軸線方向と直交する水平方向から前記一対のアームユニットの交差部分を挟持する第1駆動体及び第2駆動体と、前記一対のアームユニット間で、前記第1駆動体と前記第2駆動体の間に架設されたアクチュエータとを備え、前記アクチュエータは、前記一対のアームユニット間で、前記枢軸の軸線方向と直交する水平方向に並設された第1ロッド及び第2ロッドと、前記第1ロッド及び前記第2ロッドの両端に相互に逆ネジとなるように設けられた第1雄ネジ部及び第2雄ネジ部と、前記第1ロッド及び前記第2ロッドを回動させる駆動源とを備え、前記第1雄ネジ部を前記第1駆動体に設けた第1雌ネジ部に螺合するとともに、前記第2雄ネジ部を前記第2駆動体に設けた第2雌ネジ部に螺合し、前記アクチュエータは、前記第1ロッド及び前記第2ロッドを正逆回転させて、第1駆動体と第2駆動体の離間距離を変化させ、前記第1アームと前記第2アームの相対角度を変化可能に構成し、前記駆動源を、前記第1ロッドに駆動力を供給する第1モータと、前記第2ロッドに駆動力を供給する第2モータとし、前記第1モータと前記第2モータは、前記第1ロッドと前記第2ロッドの間で上下に並設されたことを特徴とする。
請求項の昇降装置は、前記第1アームの下端同士を連結する第1軸部材と、前記第2アームの下端同士を連結する第2軸部材とを備え、前記第1軸部材の両端に転動ローラを備えるとともに、前記第2軸部材を前記基台に軸支し、前記第1軸部材の動作を規制する規制手段を備えたことを特徴とする。
請求項の昇降装置は、前記規制手段は、前記基台に備え、連続した鋸歯状の波形からなる係合溝部と、前記第1軸部材に備え、前記係合溝部に係止可能な係止部と、前記係合溝部と前記係止部との係止状態を解除する規制解除手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、1つのアクチュエータの駆動力が第1駆動体と第2駆動体に均等に作用し、同時に拡開させることができるので、駆動力の伝達が良く、低出力のアクチュエータにより昇降台を好適に上昇できる昇降装置を提供することができる。また、アクチュエータは第1駆動体と第2駆動体を連結した架設状態で設置することにより、アームユニットに連結されない状態で支持できるのでアクチュエータの駆動時にアクチュエータの構成部品や枢軸に対する負荷を生じることはなく、枢軸の損傷を生じるおそれがなく、昇降装置に耐久性を向上させることができる。また、アクチュエータをコンパクトな構成とすることで、昇降装置全体をコンパクトにすることができる。
請求項の発明によれば、重量物等の昇降の際に、昇降台の不慮の下降を防ぎ、昇降装置の安全性を向上することができる。
請求項の発明によれば、簡単な構成により、昇降台の降下を防ぐことができる。
本発明の実施例1に係る昇降装置を分解状態で示す斜視図である。 同上、基台と昇降台を除いた状態の昇降装置である。 同上、アームユニットと駆動ユニットを正面から示す断面図であり、(A)はアームユニットが閉じられた状態を示す断面図、(B)はアームユニットが拡開された状態を示す断面図である。 同上、昇降装置に関して、昇降台を下降させた状態を示す断面図である。 同上、昇降装置に関して、昇降台の上昇中の状態を示す断面図である。 同上、昇降装置に関して、昇降台を上昇位置まで上昇させた状態を示す断面図である。 同上、アクチュエータの平面図である。 同上、規制手段に関して、支軸の移動を規制した状態を示す断面図である。 同上、規制手段に関して、規制を解除した状態を示す断面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明の昇降装置の第1実施例について、図1~図9を参照しながら説明する。
主に図1及び図2に示すように、昇降装置は、下側に配置される基台1と、上側に配置される昇降台2の間に、アームユニット3と、駆動ユニット4を設けている。図示実施形態において、アームユニット3は、左右2組のアームユニット3A,3Bを並設している。
平面上で直交するX方向とY方向に関して、アームユニット3は、X方向の枢軸5により相互に回動自在に枢結された第1アーム6と第2アーム7を備え、Y方向のうち前記枢軸5から一方に向かうY1側と他方に向かうY2側に関して、それぞれY1側に向けて延びる第1アーム6の押下アーム部6Lと第2アーム7の押上アーム部7Uにより第1昇降部8を構成し、反対側のY2側に向けて延びる第1アーム6の押上アーム部6Uと第2アーム7の押下アーム部7Lにより第2昇降部9を構成している。
Y1側に延びる押下アーム部6LとY2側に延びる押下アーム部7Lは、それぞれ基台1に支持されている。このため、基台1の両側部には、Y方向に延びる下側支持レール10、10が固設されている。また、Y2側の端部には、下側軸受部材11、11が固設されている。Y1側の押下アーム部6Lの先端には、転動ローラ12が回動自在に軸支され、該転動ローラ12を下側支持レール10に移動自在に嵌挿することにより、Y方向に移動自在とした状態で基台1に支持している。これに対して、Y2側の押下アーム部7Lの先端には、軸部材13が設けられ、該軸部材13を下側軸受部材11に回動自在に軸支している。尚、図示実施形態の場合、前記転動ローラ12の支軸12aをX方向に延長することにより、左右2組のアームユニット3A、3Bの押下アーム部6L、6Lを相互に連結している。同様に、前記軸部材13をX方向に延長することにより、左右2組のアームユニット3A、3Bの押下アーム部7L、7Lを相互に連結している。
Y1側に延びる押上アーム部7UとY2側に延びる押上アーム部6Uは、それぞれ昇降台2を支持している。このため、昇降台2の両側にはY方向に延びる上側支持レール14、14が固設されている。また、Y2側の端部には上側軸受部材15、15が固設されている。Y1側の押上アーム部7Uの先端には、転動ローラ16が回動自在に軸支され、該転動ローラ16を上側支持レール14に移動自在に嵌挿することにより、Y方向に移動自在とした状態で昇降台2を支持している。これに対して、Y2側の押上アーム部6Uの先端には、軸部材17が設けられ、該軸部材17を上側軸受部材15に回動自在に軸支している。尚、図示実施形態の場合、前記転動ローラ16の支軸16aをX方向に延長することにより、左右2組のアームユニット3A、3Bの押上アーム部7U、7Uを相互に連結している。同様に、前記軸部材17をX方向に延長することにより、左右2組のアームユニット3A、3Bの押上アーム部6U、6Uを相互に連結している。
図3及び図4に示すように、Y1側の第1昇降部8を構成する押下アーム部6Lと押上アーム部7Uによる上下一対のアーム部と、Y2側の第2昇降部9を構成する押下アーム部7Lと押上アーム部6Uによる上下一対のアーム部は、それぞれ、昇降台2を下降させるように両アーム部を閉じた状態で、上下のアーム部が相互に重なり合う基部18と、上下から対向する先端部19を備え、両アーム部の先端部19、19の間に介装空間20が形成されるように構成されており、前記基部18から先端部19に向けて相互に湾曲して離反方向に傾斜する被動部21を形成している。
前記駆動ユニット4は、Y1側の第1昇降部8とY2側の第2昇降部9を構成するそれぞれ上下一対の両アーム部における介装空間20、20に介装され、枢軸5の軸線方向(X方向)と直交する水平方向(Y方向)から一対のアームユニット3A、3Bの交差部分を挟持する第1駆動体22及び第2駆動体23と、両駆動体22、23の離間距離を変更させるアクチュエータ24を備えている。
前記第1駆動体22は、第1アーム6の押下アーム部6Lの被動部21に沿って移動可能なフランジ付きの第1ローラ22aと、第2アーム7の押上アーム部7Uの被動部21に沿って移動可能なフランジ付きの第2ローラ22bを備えており、両ローラ22a、22bは、同軸上に列設した状態でX方向の第1駆動軸25に回動自在に軸支され、前記フランジを被動部21の側縁に係合することにより、該被動部21からの脱落を防止している。
同様に、前記第2駆動体23は、第1アーム6の押上アーム部6Uの被動部21に沿って移動可能なフランジ付きの第1ローラ23aと、第2アーム7の押下アーム部7Lの被動部21に沿って移動可能なフランジ付きの第2ローラ23bを備えており、両ローラ23a、23bは、同軸上に列設した状態でX方向の第2駆動軸26に回動自在に軸支され、前記フランジを被動部21の側縁に係合することにより、該被動部21からの脱落を防止している。
前記アクチュエータ24は、第1駆動体22と第2駆動体23の離間距離を変更させるものであり、ネジ式駆動手段27により構成している。
図示のネジ式駆動手段27は、各モータ28A、28Bの駆動源により正逆回転させられるY方向に延びる各ロッド29a、29bに相互に逆ネジとなる第1雄ネジ部30aと第2雄ネジ部30bを設けており、第1雄ネジ部30aに第1駆動軸25に設けた第1雌ネジ部31aを螺合し、第2雄ネジ部30bに第2駆動軸26に設けた第2雌ネジ部31bを螺合している。第1ロッド29a及び第2ロッド29bは、前記枢軸5の軸線方向(X方向)と直交する水平方向(Y方向)に並設されたものである。従って、アクチュエータ24は、第1駆動体22と第2駆動体23の間に架設されることにより、アームユニット3に連結されていない宙吊り状態で支持されている。また、ロッド29a、29bを正逆一方向に回転させることにより第1駆動軸25と第2駆動軸26が離間距離を広げるように移動し、ロッド29a、29bを正逆他方向に回転させることにより第1駆動軸25と第2駆動軸26が離間距離を縮小するように移動する。本実施例のモータ28A、28Bには、減速機付のサーボモータを採用することが好ましいが、サーボモータに関する各種検出器についての説明は省略する。
第1雌ネジ部31aは、第1雄ネジ部30aが挿通可能、且つ第1駆動軸25に設けられた第1貫通孔31cと、第1駆動軸25の外部に備えた第1ナット31dとを備えている。
第1ナット31dは、第1雄ネジ部30aに螺合可能な螺子穴を備え、その螺子穴が第1貫通孔31cと連通して、第1雄ネジ部30aが第1貫通孔31cと第1ナット31dに連続して挿通可能とする。尚、第1貫通孔31cに螺子溝を形成してもよいものとする。
第1雄ネジ部30aの先端には、第1駆動軸25が第1雄ネジ部30aから脱落するのを防ぐ第1抜け止め部31eを備えている。
第2雌ネジ部31bは、第2雄ネジ部30bが挿通可能、且つ第2駆動軸26に設けられた第2貫通孔31fと、第2駆動軸26の外部に備えた第2ナット31gとを備えている。
第2ナット31gは、第2雄ネジ部30bに螺合可能な螺子穴を備え、その螺子穴が第2貫通孔31fと連通して、第2雄ネジ部30bが第2貫通孔31fと第2ナット31gに連続して挿通可能とする。尚、第2貫通孔31fに螺子溝を形成してもよいものとする。
第2雄ネジ部30bの先端には、第2駆動軸26が第2雄ネジ部30bから脱落するのを防ぐ第2抜け止め部31hを備えている。
一方のロッド29aを回転させる第1モータ28Aと他方のロッド29bを回転させる第2モータ28Bは、両ロッド29a、29b間に配置されており、第1モータ28Aと第2モータ28Bを上下方向に並設することで、両ロッド29a、29b間のX方向の寸法が大きくなるのを防いでいる。
図7に示すように、第1モータ28Aの駆動軸28Cは、第1躯体32に接続されると共に、第2モータ28Bの駆動軸28Dは、第2躯体33に接続されている。
前記各ロッド29a、29bは、第1躯体32と第2躯体33に対して、軸受部32A、32B、33A、33Bを介して軸支された状態で挿通されるとともに、第1躯体32と第2躯体との間に配設された筒状のスリーブ32C、33C内部に挿通される。
第1躯体32は、上面を開放した平面視矩形状の有底中空体となっており、Y1側の側面の中央部分に軸受(図示せず)を介して第1モータ28Aの駆動軸28Cが挿通されている。第1躯体32内において、第1モータ28Aの駆動軸28Cとロッド29aとの間には複数のギア群からなる第1減速機構34を備えている。
また、第2躯体33は、上面を開放した平面視矩形状の有底中空体となっており、Y2側の側面側中央部分に軸受(図示せず)を介して第2モータ28Bの駆動軸28Dが挿通されている。第2躯体33内において、第2モータ28Bの駆動軸28Dとロッド29bとの間には複数のギア群からなる第2減速機構35を備えている。
また、第1躯体32には、ロッド29aが配置されたスペースと、ロッド29b及び第1減速機構34が配置されたスペースとを区画する第1隔壁36を備えている。同様に、第2躯体33には、ロッド29a及び第2減速機構35が配置されたスペースと、ロッド29bが配置されたスペースとを区画する第2隔壁37を備えている。
また、左右2組のアームユニット3A、3Bをそれぞれ拡開させるために設けられた左右2組の第1駆動体22と第2駆動体23は、前記第1駆動軸25と前記第2駆動軸26を左右に延長することにより、該駆動軸25、26の両端に装着されており、両駆動軸25、26に対して2本のネジ式駆動手段27、27が並設状態で架設されている。
基台1には、支軸12aが離間距離を拡開する方向に移動するのを規制する規制手段38を備えている。
規制手段38は、連続した鋸歯状の波形からなる係合溝部39と、この係合溝部39に係止可能な係止部40と、係合溝部39と係止部40との係合状態を解除する規制解除手段41とを備えている。
係合溝部39は、第1駆動軸29aが離間距離を拡開する方向(図中、Y2からY1方向)に向けて漸次深くなる傾斜部42と、傾斜部42の頂部に備えた上側水平部43と、上側水平部43のY2側端から垂下した垂下部44と、垂下部44の最下部に備えた下側水平部45とを交互に連続した鋸歯状の波形を形成している。
係止部40は、支軸12aに外嵌可能な環状体46と、係合溝部39に係合可能な係止爪47を備えている。
環状体46は、金属製の外周部48と、高力黄銅系合金と固体潤滑剤を複合させて使用した無給油ブッシュであるオイルレスベアリング(無給油軸受)からなる内周部49からなる内外2層構造となっており、外周部48及び内周部49を共に上下方向に2分割可能に備えている。支軸12aと外周部48は、内周部49を介して相互に回動可能に構成されている。
外周部48の上側分割体50と下側分割体51は互いの側縁に形成されたフランジ部50a、51a同士をボルト等の固定手段48aにより連結可能としている。
下側分割体51の底面51bは、円弧状に形成されると共に、下側分割体51のY1側には係止爪47が設けられている。
係止爪47は、下側分割体51のY1側端からY1方向に延設し、その先端を垂設して形成されたものである。
係合溝部39にはY方向のガイド溝52が形成されており、ガイド溝52には解除用摺動体53をY方向に摺動自在に備えている。解除用摺動体53は、Y方向に水平な上面を備え、解除用摺動体53のY1側端には、Y1方向へ斜め上に立ち上げた起立部54を備え、起立部54のY1側端には、リンク部材55の一端が第1回動軸55aによって上下方向に回動自在に連結されている。
ガイド溝52には、Y方向に複数の凹部52aと複数の凸部52bを交互に備えている。凹部52aは、解除用摺動体53の下面に備えた下側突片53aが嵌合可能に形成されている。凸部52bは、平滑な略水平面として形成されている。
また、凹部52aと凸部52bとの間には、傾斜部52cを備えている。傾斜部52cは、Y2方向からY1方向に向かって漸次上向き傾斜となるように形成されている。傾斜部52cを備えることによって、解除用摺動体53の下側突片53aを凹部52aから凸部52bにかけて円滑に移動させることができる。
下側突片53aのY1側には、傾斜部53bが形成されている。傾斜部53bは、Y2方向からY1方向に向かって漸次上向き傾斜となるように形成されている。尚、傾斜部53bは、傾斜部52cと略平行に形成されている。
ここで、図8に示すように、下側突片53aが凹部52aに落とし込まれた状態で嵌合すると、解除用摺動体53の上面が下側水平部45とほぼ面一となり、また、図9に示すように、下側突片53aが凸部52bへと乗り上がると、解除用摺動体53の上面が上側水平部43とほぼ面一、又は上側水平面43より上昇するように構成される。尚、凸部52bの上面は、昇降装置が設置される設置面Gより高く設定されている。
解除用摺動体53の駆動源には、Y1方向に進出し、Y2方向に後退するプランジャー56を備えたソレノイド57を採用しており、リンク部材55の他端がプランジャー56に第2回動軸55bによって上下方向に回動自在に連結されているため、プランジャー56の進退により、解除用摺動体53はガイド溝52をY方向に進退する。図9に示すように、プランジャー56のY方向の移動量STは、下側突片53aが、隣接する凹部52aから凸部52bにかけて移動可能な距離に設定されている。
また、解除用摺動体53のY2側には、コイルスプリングからなる付勢手段58を備え、解除用摺動体53には、常時Y2方向の付勢力が付与されている。
図8に示すように、プランジャー56がY2方向に進出した状態では、解除用摺動体53がY2方向に移動して、下側突片53aが凹部52aに落とし込まれた状態で嵌合すると、解除用摺動体53の上面が下側水平部45とほぼ面一となり、係合溝部39が解除用摺動体53に対して相対的に上方へ露出して、係止爪47と係合溝部39の係合状態は保持される。
図9に示すように、プランジャー56がY1方向に後退した状態では、解除用摺動体53がY1方向に移動して、下側突片53aの傾斜部53bがガイド溝52の傾斜部52cに沿って上昇していき、下側突片53aが凸部52bへと乗り上がると、解除用摺動体53の上面が上側水平部43とほぼ面一、又は上側水平面43より上昇して、係合溝部39と係合状態の係止爪47が押し上げられ、係止爪47と係合溝部39の係合状態が解除される。尚、図9の係止爪47と係合溝部39の係合状態が解除されたときのみ、支軸12aはY1方向に移動させることができるので、ソレノイド57と各モータ28A、28Bは連動していることが好ましい。
以上の構成の昇降装置の作用について説明すると、図3(A)に示すように、アームユニット3は、ロッド29a、29bを正逆一方向に回転させることにより第1駆動軸25、第2駆動軸26が離間距離を最大長さとすることにより、第1駆動体22と第2駆動体23を最も離間させたとき、第1アーム6と第2アーム7をほぼ水平姿勢として相互に基部18を重ね合せた状態で閉じている。つまり、第1昇降部8と第2昇降部9を構成する一対のアーム部の先端を相互に高さHLで示すように近接させた状態で閉じている。
この状態で、第1駆動体22及び第2駆動体23は、それぞれアームユニット3の第1昇降部8と第2昇降部9における介装空間20に納められている。この際、各アーム部の先端側から介装空間20を狭める凹曲部を形成し、該アーム部の先端側から臨んで第1駆動体22及び第2駆動体23を抱持する保持部20aを設けることが好ましい。これにより、アーム部を高さHLとするように閉じたとき、第1駆動体22及び第2駆動体23は、介装空間20に好適に納められた状態で保持され、アーム部の先端方向にずれ動くことを防止される。
図3(B)に示すように、ネジ駆動手段27を駆動することにより第1駆動体22と第2駆動体23を枢軸5に向けて移動させると、両駆動体22、23が一対のアーム部の被動部21、21の間に進入し、両アーム部を第1アーム6と第2アーム7の相対角度θで示すように回動させ、一対のアーム部の先端を相互に高さHHで示すように拡開させる。この拡開動作は、第1昇降部8と第2昇降部9における一対のアーム部に関して同時に同期して行われる。
本発明の作用を理解するため、アクチュエータ24としてネジ駆動手段27を使用した構成の作用について説明する。一方側の押下アーム部6Lと押上アーム部7Uの間に第1駆動体22を介装すると共に、他方側の押下アーム部7Lと押上アーム部6Uの間に第2駆動体23を介装し、第1駆動体22を第1雄ネジ部30aに取り付けると共に、第2駆動体23を第2雄ネジ部30bに取り付け、ネジ駆動手段27をアームユニットに固定せず、架設状態又は宙吊り状態として設置している。従って、ネジ駆動手段27を駆動したとき、同一軸線上で第1駆動体22の駆動力F1と第2駆動体23の駆動力F2が相互に向き合って発生し、一方側の両アーム部6L、7Uと、他方側の両アーム部7L、6Uを同期させながら拡開することができる。ネジ駆動手段27を小型化したりすることができる利点がある。しかも、各ロッド29a、29bや枢軸5に負荷が掛ることはないので、それぞれの強度設計に際して自由度が広がるという利点がある。
図4ないし図6は、昇降装置の基台1を床面等に設置した状態で昇降台2を上昇させる際の作用を示している。尚、昇降装置は、基台1と昇降台2の間の空間を周囲から囲む蛇腹式の保護部材Gを設けることが好ましい。
図4は、ネジ式駆動手段27のロッド29a、29bを正逆他方向に回転させることにより両駆動軸25、26が離間距離を広げるように移動させることにより、第1駆動体22と第2駆動体23を離間距離L1で示すように離間させている。この状態で、昇降台2の荷重を受けることにより、アームユニット3の第1アーム6と第2アーム7は、ほぼ水平姿勢とされ、高さHLで示すように閉じられている。
この状態から、図5に示すように、ネジ式駆動手段27のロッド29a、29bを正逆他方向に回転させることにより両駆動軸25、26が離間距離を縮小するように移動させることにより、第1駆動体22と第2駆動体23を枢軸5に向けて移動させ、両駆動体22、23の離間距離を距離L2で示すように縮小させると、両駆動体22、23が一対のアーム部の被動部21、21の間に進入することにより、両アーム部を角度θSで示すように回転させ、一対のアーム部の先端を相互に高さHMで示すように拡開させ、昇降台2を上昇させる。
更に、図6に示すように、ネジ式駆動手段27により第1駆動体22を第2駆動体23の離間距離を距離L3で示すように最も縮小させると、両駆動体22、23が前記被動部21、21の間に深く進入することにより、両アーム部を角度θLで示すように大きく回動させ、一対のアーム部の先端を相互に高さHHで示すように大きく拡開させ、昇降台2を所定の上昇位置まで上昇させる。
図示実施形態の場合、第2昇降部9の押下アーム部7Lと押上アーム部6Uは、それぞれ軸部材13、17を介して、基台1の下側軸受部材11と昇降台2の上側軸受部材15に軸支されている。従って、枢軸5を中心として拡開方向に回動する両アーム部7L、6Uは、基台1及び昇降台2に対する角度を変更しながら、昇降台2を水平姿勢のまま上昇させる。
これに対して、第1昇降部8の押下アーム部6Lと押上アーム部7Uは、それぞれ転動ローラ12、16を介して基台1の下側支持レール10と昇降台2の上側支持レール14に嵌挿されている。図示実施形態の場合、押下アーム部6Lの転動ローラ12は、断面L形の下側支持レール10と基台1の上面の間に挿入され、押上アーム部7Uの転動ローラ16は、断面L形の上側支持レール14と昇降台2の下面の間に挿入されている。従って、枢軸5を中心とした拡開方向に回動する両アーム部のうち、押下アーム部6Lは、下側支持レール10に案内されながら基台1の上面を移動しつつ転動ローラ12を中心として起立し、押上アーム部7Uは、上側支持レール14に案内されながら昇降台2の下面を移動しつつ該昇降台2を押し上げる。これにより、昇降台2を水平姿勢のまま上昇させる。
上昇させられた昇降台2を下降させるときは、前記と逆の動作により、ロッド29a、29bを正逆一方向に回転させることにより両駆動軸25、26が離間距離を広げるように移動させることにより、第1駆動体22と第2駆動体23の離間距離をL3からL1とするように広げてやれば、昇降台2の荷重を受けることにより、第1アーム6と第2アーム7が上述の高さHHとされた拡開状態から、図4に高さHLで示す姿勢となるように閉じられる。
以上の本実施例の昇降装置は、第1アーム6と第2アーム7を枢軸5により相互に回動自在に枢結された一対のアームユニット3A、3Bと、前記枢軸5の軸線方向と直交する水平方向から前記一対のアームユニット3A、3Bの交差部分を挟持する第1駆動体25及び第2駆動体26と、前記一対のアームユニット3A、3B間で、前記第1駆動体25と前記第2駆動体26の間に架設されたアクチュエータ24とを備え、前記アクチュエータ24は、前記一対のアームユニット3A、3B間で、前記枢軸5の軸線方向と直交する水平方向に並設された第1ロッド29a及び第2ロッド29bと、前記第1ロッド29a及び前記第2ロッド29bの両端に相互に逆ネジとなるように設けられた第1雄ネジ部30a及び第2雄ネジ部30bと、前記第1ロッド29a及び前記第2ロッド29bを回動させる駆動源とを備え、前記第1雄ネジ部30aを前記第1駆動体25に設けた第1雌ネジ部31aに螺合するとともに、前記第2雄ネジ部30bを前記第2駆動体26に設けた第2雌ネジ部31bに螺合し、前記アクチュエータ24は、前記第1ロッド29a及び前記第2ロッド29bを正逆回転させて、第1駆動体25と第2駆動体26の離間距離を変化させ、前記第1アーム6と前記第2アーム7の相対角度θを変化可能に構成したことを特徴とする。
この場合、1つのアクチュエータ24の駆動力が第1駆動体22と第2駆動体23に均等に作用し、同時に拡開させることができるので、駆動力の伝達が良く、低出力のアクチュエータ24により昇降台2を好適に上昇できる昇降装置を提供することができる。また、アクチュエータ24は第1駆動体22と第2駆動体23を連結した架設状態で設置することにより、アームユニット3、3に連結されない状態で支持できるのでアクチュエータ24の駆動時にアクチュエータ24の構成部品や枢軸5に対する負荷を生じることはなく、枢軸5の損傷を生じるおそれがなく、昇降装置に耐久性を向上させることができる。
また、本実施例の昇降装置は、前記駆動源を、前記第1ロッド29aに駆動力を供給する第1モータ28Aと、前記第2ロッド29bに駆動力を供給する第2モータ28Bとし、前記第1モータ28Aと前記第2モータ28Bは、前記第1ロッド29aと前記第2ロッド29bの間で上下に並設されたことにより、昇降装置全体をコンパクトにすることができる。
また、本実施例の昇降装置は、前記第1アーム6の下端同士を連結する第1軸部材である支軸12aと、前記第2アーム7の下端同士を連結する第2軸部材である軸部材13とを備え、支軸12aの両端に転動ローラ12を備えるとともに、軸部材13を前記基台1に軸支し、支軸12aの動作を規制する規制手段38を備えたことにより、重量物等の昇降の際に、昇降台2の不慮の下降を防ぎ、昇降装置の安全性を向上することができる。
また、本実施例の昇降装置は、前記規制手段38は、前記基台1に備え、連続した鋸歯状の波形からなる係合溝部39と、支軸12aに備え、前記係合溝部39に係止可能な係止部40と、前記係合溝部39と前記係止部40との係止状態を解除する規制解除手段41とを備えたことにより、昇降台2の降下を防ぐことができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、モータのレイアウトについては適宜変更可能である。また、係合溝部の波形についても適宜変更可能である。また、解除用摺動体の動力源についても、解除用摺動体を直線往復運動させるものであれば、本実施例のソレノイドに限定されるものではない。
1 基台
2 昇降台
3 アームユニット
5 枢軸
6 第1アーム
7 第2アーム
12 転動ローラ
12a 支軸(第1軸部材)
13 軸部材(第2軸部材)
22 第1駆動体
23 第2駆動体
24 アクチュエータ
29a 第1ロッド
29b 第2ロッド
30a 第1雄ネジ部
30b 第2雄ネジ部
31a 第1雌ネジ部(第1駆動軸)
31b 第2雌ネジ部(第2駆動軸)
38 規制手段
39 係合溝部
40 係止部
41 規制解除手段

Claims (3)

  1. 第1アームと第2アームを枢軸により相互に回動自在に枢結された一対のアームユニットと、
    前記枢軸の軸線方向と直交する水平方向から前記一対のアームユニットの交差部分を挟持する第1駆動体及び第2駆動体と、
    前記一対のアームユニット間で、前記第1駆動体と前記第2駆動体の間に架設されたアクチュエータとを備え、
    前記アクチュエータは、
    前記一対のアームユニット間で、前記枢軸の軸線方向と直交する水平方向に並設された第1ロッド及び第2ロッドと、
    前記第1ロッド及び前記第2ロッドの両端に相互に逆ネジとなるように設けられた第1雄ネジ部及び第2雄ネジ部と、
    前記第1ロッド及び前記第2ロッドを回動させる駆動源とを備え、
    前記第1雄ネジ部を前記第1駆動体に設けた第1雌ネジ部に螺合するとともに、
    前記第2雄ネジ部を前記第2駆動体に設けた第2雌ネジ部に螺合し、
    前記アクチュエータは、前記第1ロッド及び前記第2ロッドを正逆回転させて、第1駆動体と第2駆動体の離間距離を変化させ、前記第1アームと前記第2アームの相対角度を変化可能に構成し、
    前記駆動源を、前記第1ロッドに駆動力を供給する第1モータと、前記第2ロッドに駆動力を供給する第2モータとし、
    前記第1モータと前記第2モータは、前記第1ロッドと前記第2ロッドの間で上下に並設されたことを特徴とする昇降装置。
  2. 前記第1アームの下端同士を連結する第1軸部材と、
    前記第2アームの下端同士を連結する第2軸部材とを備え、
    前記第1軸部材の両端に転動ローラを備えるとともに、
    前記第2軸部材を前記基台に軸支し、
    前記第1軸部材の動作を規制する規制手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
  3. 前記規制手段は、前記基台に備え、連続した鋸歯状の波形からなる係合溝部と、前記第1軸部材に備え、前記係合溝部に係止可能な係止部と、前記係合溝部と前記係止部との係止状態を解除する規制解除手段とを備えたことを特徴とする請求項記載の昇降装置。
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