JP7146089B2 - 熱交換換気装置および熱交換換気装置の制御方法 - Google Patents

熱交換換気装置および熱交換換気装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7146089B2
JP7146089B2 JP2021528546A JP2021528546A JP7146089B2 JP 7146089 B2 JP7146089 B2 JP 7146089B2 JP 2021528546 A JP2021528546 A JP 2021528546A JP 2021528546 A JP2021528546 A JP 2021528546A JP 7146089 B2 JP7146089 B2 JP 7146089B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchange
air
heat exchanger
exchange ventilator
moisture content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021528546A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020255308A1 (ja
Inventor
啓志 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2020255308A1 publication Critical patent/JPWO2020255308A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7146089B2 publication Critical patent/JP7146089B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F7/00Ventilation
    • F24F7/04Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation
    • F24F7/06Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation with forced air circulation, e.g. by fan positioning of a ventilator in or against a conduit
    • F24F7/08Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation with forced air circulation, e.g. by fan positioning of a ventilator in or against a conduit with separate ducts for supplied and exhausted air with provisions for reversal of the input and output systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、給気流と排気流との熱交換を行いながら換気を行う熱交換換気装置および熱交換換気装置の制御方法に関する。
従来、熱交換換気装置は、霧発生時の外気を取り込んだ場合に、熱交換換気装置の内部で凝縮した水が熱交換換気装置の外部へ流出するという問題があった。
特許文献1には、給気風路に取り込まれる外気の状態をセンサによって検出し、外気の湿度が基準を超える場合において給気送風機を停止または給気送風機を間欠的に運転する熱交換換気装置が開示されている。特許文献1にかかる熱交換換気装置は、給気を停止させるか、給気を間欠的な給気に切り換えることによって、給気風路への霧の浸入を防ぐ。
特開2009-293880号公報
外気の湿度は、霧の発生によって外気が高湿度空気となった場合のみならず、日中における降雨などにおいても上昇する。上記特許文献1にかかる従来の熱交換換気装置は、給気を継続するか給気を停止するかを外気の湿度に基づいて判定するため、降雨によっても換気が停止することがあった。
また、従来の熱交換換気装置は、室内が負圧である場合、換気を停止していても室内と屋外との圧力差によって給気風路へ外気が流入することで、熱交換換気装置の外部へ水を流出させることがあり得る。このため、従来の熱交換換気装置は、室内の負圧を解消するか、ダンパーなどによって外気の流入を防止するなどの措置が必要となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、給気風路へ高湿度空気が入り込んだ場合において水が流出することを抑制可能とする熱交換換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる熱交換換気装置は、室外の空気を取り込み、取り込まれた空気を室内へ送る給気送風機と、室内の空気を取り込み、取り込まれた空気を室外へ送る排気送風機と、給気送風機によって発生させた給気流と排気送風機によって発生させた排気流との熱交換を行う熱交換器と、熱交換器に含まれている水分量に基づいて給気送風機と排気送風機とを制御する換気制御部と、を備える。換気制御部は、水分量があらかじめ設定された第1の閾値よりも多い場合に乾燥運転を行い、乾燥運転では、給気送風機の運転を停止、あるいは換気運転のときよりも風速を低下させて給気送風機を運転するとともに、排気送風機を運転する。
本発明にかかる熱交換換気装置は、給気風路へ高湿度空気が入り込んだ場合において水が流出する事態を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置を示す斜視図 実施の形態1にかかる熱交換換気装置の内部を模式的に示す図 実施の形態1にかかる熱交換換気装置のうち熱交換器とガイドレールとを示す図 実施の形態1にかかる熱交換換気装置が有する制御装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる熱交換換気装置の動作手順を示すフローチャート 実施の形態1にかかる熱交換換気装置が有する制御装置のハードウェア構成の例を示す第1の図 実施の形態1にかかる熱交換換気装置が有する制御装置のハードウェア構成の例を示す第2の図 本発明の実施の形態2にかかる熱交換換気装置が有する制御装置の機能構成を示すブロック図
以下に、本発明の実施の形態にかかる熱交換換気装置および熱交換換気装置の制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置を示す斜視図である。図2は、実施の形態1にかかる熱交換換気装置の内部を模式的に示す図である。熱交換換気装置1は、給気流と排気流との熱交換を行いながら換気を行う装置である。熱交換換気装置1は、室外から室内への給気と室内から室外への排気とにより室内を換気することで、室内の快適な空気環境を維持する。また、熱交換換気装置1は、給気流と排気流との熱交換により、室内へ取り込まれる空気と室内の空気との温度差を小さくして、室内の空調負担を低減させる。熱交換換気装置1は、天井裏の空間に設置される。
熱交換換気装置1は、室外の空気を取り込み、取り込まれた空気を室内へ送る給気送風機11と、室内の空気を取り込み、取り込まれた空気を室外へ送る排気送風機12とを有する。給気送風機11は、ファンケーシング7内においてファンを回転させることによって給気流を発生させる。排気送風機12は、ファンケーシング8内においてファンを回転させることによって排気流を発生させる。図1では、ファンの図示を省略する。
熱交換換気装置1は、給気流と排気流との熱交換を行う熱交換器2を備える。給気送風機11と排気送風機12と熱交換器2とは、ケーシング5に収納されている。ケーシング5は、天板3と底板4とを含む六面体である。ケーシング5の内部には、給気流が通る給気風路と、排気流が通る排気風路と、給気風路と排気風路とを仕切る仕切壁17,18とが設けられている。図1では、ケーシング5から天板3が取り外された状態における熱交換換気装置1を示している。なお、実施の形態1において、熱交換換気装置1は、天板3を鉛直上方へ向けて設置されるものとする。
ケーシング5のうちの1つの側面には、給気吸込口13と排気吹出口14とが設けられている。ケーシング5のうち当該側面とは逆側の側面には、給気吹出口15と排気吸込口16とが設けられている。外気は、給気吸込口13から給気風路へ取り込まれる。給気風路へ取り込まれた外気は、給気風路を通って、給気吹出口15から室内へ吹き出される。室内の空気は、排気吸込口16から排気風路へ取り込まれる。排気風路へ取り込まれた空気は、排気風路を通って、排気吹出口14から室外へ吹き出される。
熱交換器2は、給気流と排気流との間の全熱交換を行う。熱交換器2は、排気流が通る一次側風路と、給気流が通る二次側風路とを有する。熱交換器2の内部において、一時側風路と二次側風路とは垂直に交差している。一次側風路と二次側風路とは、平板紙と、波板紙であるコルゲートシートとを交互に接着して構成された積層体に形成されている。図1では、一次側風路と二次側風路との図示を省略する。積層体は、四角柱形状を呈する。熱交換器2のうち積層方向における両端に位置する端面は、それぞれ正方形を呈する。熱交換器2は、積層方向に平行な4つの稜線部を有する。熱交換器2は、各稜線部が天板3、底板4、仕切壁17および仕切壁18のそれぞれに向けられるようにして、ケーシング5に収納される。
ケーシング5のうち、給気吸込口13と排気吹出口14とを有する側面および給気吹出口15と排気吸込口16とを有する側面以外の側面のうちの1つである前面には、メンテナンスカバー6と制御装置9とが設けられている。メンテナンスカバー6は、熱交換器2のうちの1つの端面と対向する位置に設けられている。熱交換器2は、メンテナンスカバー6を開くことによって、ケーシング5の内部からのケーシング5の外部への引き出しと、ケーシング5の外部からケーシング5の内部への挿入とが可能とされている。制御装置9は、熱交換換気装置1の全体を制御する。
ケーシング5の内部には、熱交換器2を支持するガイドレール21,22,23,24が設けられている。ガイドレール21は、天板3に設けられている。4つの稜線部のうち天板3へ向けられている1つがガイドレール21へ挿入される。ガイドレール22は、底板4に設けられている。4つの稜線部のうち底板4へ向けられている1つがガイドレール22へ挿入される。ガイドレール23は、仕切壁17に設けられている。4つの稜線部のうち仕切壁17に向けられている1つがガイドレール23へ挿入される。ガイドレール24は、仕切壁18に設けられている。4つの稜線部のうち仕切壁18に向けられている1つがガイドレール24へ挿入される。メンテナンスカバー6を開けた状態において、ガイドレール21,22,23,24に沿って熱交換器2を移動させることによって、熱交換器2の引き出しと熱交換器2の挿入とが行われる。
熱交換換気装置1は、通常の換気運転では、給気送風機11と排気送風機12とを運転する。また、熱交換換気装置1は、霧発生時の外気を取り込むことによってケーシング5の内部に凝縮水が発生し得る状況になった場合に、乾燥運転を行うことによって、ケーシング5の内部を乾燥させる。熱交換換気装置1は、乾燥運転では、給気送風機11の運転を停止するとともに、排気送風機12を運転する。制御装置9は、ケーシング5の内部に凝縮水が発生し得る状況になったか否かを、熱交換器2に含まれる水分量に基づいて判断する。制御装置9は、熱交換器2の重さの変化量を基に水分量を検知する。
図3は、実施の形態1にかかる熱交換換気装置のうち熱交換器とガイドレールとを示す図である。ガイドレール22には、重さセンサ25が設けられている。重さセンサ25は、熱交換器2の重さを検出する。重さセンサ25は、ガイドレール22のうち熱交換器2と接する位置に設けられている。実施の形態1において、重さセンサ25は、抵抗体とひずみゲージとを有する。ひずみゲージは、熱交換器2の重力を受けることにより抵抗体に生じたひずみを測定することによって、熱交換器2の重さを検出する。
図4は、実施の形態1にかかる熱交換換気装置が有する制御装置の機能構成を示すブロック図である。制御装置9は、制御装置9の外部からの情報が入力される入力部31と、熱交換器2に含まれている水分量を検知する水分量検知部32と、検知された水分量に基づいて給気送風機11と排気送風機12とを制御する換気制御部33とを有する。
入力部31には、重さセンサ25による重さの検出結果が入力される。入力部31は、入力された情報を水分量検知部32へ出力する。水分量検知部32は、熱交換器2に含まれる水分量が増加することによる熱交換器2の重さの変化量を検出する。水分量検知部32は、熱交換器2の重さの変化量を検出することによって、熱交換器2に含まれる水分量を検知する。水分量検知部32は、水分量の検知結果を換気制御部33へ出力する。
換気制御部33は、水分量の検知結果に基づいて乾燥運転の要否を判断する。換気制御部33は、乾燥運転が必要と判断した場合、乾燥運転のための制御信号を給気送風機11と排気送風機12とへ出力することによって、乾燥運転を開始させる。熱交換換気装置1は、乾燥運転において、給気送風機11による送風を停止させ、かつ排気送風機12による送風を行う。熱交換換気装置1は、乾燥運転によって、ケーシング5の内部を乾燥させる。
次に、熱交換換気装置1の動作について説明する。図5は、実施の形態1にかかる熱交換換気装置の動作手順を示すフローチャートである。
ステップS1において、水分量検知部32は、熱交換器2に含まれる水分量を検知する。水分量検知部32は、熱交換器2の重さの検出結果を入力部31から取得する。制御装置9は、水分を含まない状態における熱交換器2の重さである初期値を保持する。水分量検知部32は、検出された重さから初期値を差し引くことによって、水分量を算出する。制御装置9には、デフォルト値として設定された初期値があらかじめ記憶されている。制御装置9には、熱交換換気装置1の施工時に重さセンサ25によって検出された重さの値が初期値として記憶されても良い。
ステップS2において、換気制御部33は、検知された水分量が第1の閾値よりも多いか否かを判断する。第1の閾値は、熱交換器2に含まれる水分が凝縮することによって水滴が形成され得る水分量とする。制御装置9には、第1の閾値があらかじめ記憶されている。検知された水分量が第1の閾値以下である場合(ステップS2,No)、制御装置9は、ステップS1へ手順を戻す。
検知された水分量が第1の閾値よりも多い場合(ステップS2,Yes)、ステップS3において、換気制御部33は、熱交換換気装置1が換気運転中であるか否かを判断する。熱交換換気装置1が換気運転中である場合(ステップS3,Yes)、ステップS4において、換気制御部33は、給気送風機11を停止し、かつ、排気送風機12の運転を継続させる。これにより、熱交換換気装置1は、乾燥運転を開始する。熱交換換気装置1が換気運転中ではない場合(ステップS3,No)、ステップS5において、換気制御部33は、排気送風機12の運転を開始する。これにより、熱交換換気装置1は、乾燥運転を開始する。熱交換換気装置1は、ステップS4またはステップS5によって乾燥運転を開始させると、ステップS6へ手順を進める。
ステップS6において、水分量検知部32は、ステップS4またはステップS5による乾燥運転の開始後における水分量を検知する。ステップS6において、水分量検知部32は、ステップS1の場合と同様に、水分量を検知する。ステップS7において、換気制御部33は、検知された水分量が第2の閾値よりも少ないか否かを判断する。第2の閾値は、熱交換器2に含まれていた水分が蒸発によって除去されたものとみなし得る値とする。制御装置9には、第2の閾値があらかじめ記憶されている。検知された水分量が第2の閾値以上である場合(ステップS7,No)、換気制御部33は、ステップS9において、排気送風機12の運転を継続する。すなわち、熱交換換気装置1は、乾燥運転を継続する。その後、制御装置9は、手順をステップS7に戻す。
検知された水分量が第2の閾値よりも少ない場合(ステップS7,Yes)、ステップS8において、換気制御部33は、給気送風機11および排気送風機12の運転状態を元の運転状態に戻す。換気制御部33は、ステップS3において換気運転中と判断されている場合、給気送風機11の運転を開始し、かつ排気送風機12の運転を継続する。これにより、熱交換換気装置1は、乾燥運転を終了して、換気運転に戻る。また、換気制御部33は、ステップS3において換気運転中ではないと判断されている場合、排気送風機12の運転を停止し、かつ給気送風機11を停止したままとする。これにより、熱交換換気装置1は、乾燥運転を終了して、運転停止状態に戻る。以上により、熱交換換気装置1は、図5に示す手順による動作を終了する。
なお、ステップS2における第1の閾値には、互いに異なる複数の値が設定されていても良い。例えば、第1の閾値として、第1の値と、第1の値よりも大きい第2の値とが設定されているとした場合において、換気制御部33は、検知された水分量を第1の値と第2の値との双方と比較し、比較の結果に従った制御を行っても良い。換気制御部33は、第1の値よりも水分量が多く、かつ水分量が第2の値以下である場合に、換気運転のときよりも風速を低下させて給気送風機11を運転しても良い。また、換気制御部33は、水分量が第2の値よりも多い場合に、給気送風機11の運転を停止しても良い。
以上の動作により、熱交換換気装置1は、ケーシング5の内部に凝縮水が生じ得る状況において乾燥運転を行うことによって、ケーシング5の外部へ水が流出することを抑制できる。熱交換換気装置1は、熱交換器2に含まれる水分量を基に乾燥運転の要否を判断することによって、降雨時において換気が停止するといったことを回避できる。また、熱交換換気装置1は、霧の浸入を防止するための屋外フードの設置などといった措置をとらなくても、ケーシング5の外部へ水が流出することを抑制できる。
熱交換換気装置1は、換気を停止している状況においても、ケーシング5の内部に凝縮水が生じ得る状況となった場合に、乾燥運転を行う。このため、熱交換換気装置1は、室内が負圧であって、換気運転を停止していても給気風路へ高湿度空気が入る場合であっても、ケーシング5の外部へ水が流出することを抑制できる。熱交換換気装置1は、室内の負圧の解消、あるいは、外気の流入防止のためのダンパーの設置などといった措置をとらなくても、換気運転を停止しているときにおけるケーシング5の外部への水の流出を抑制することができる。
次に、制御装置9が有するハードウェア構成について説明する。制御装置9の機能は、処理回路を使用して実現される。処理回路は、熱交換換気装置1に搭載される専用のハードウェア、または、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサである。
図6は、実施の形態1にかかる熱交換換気装置が有する制御装置のハードウェア構成の例を示す第1の図である。図6には、制御装置9の機能が専用のハードウェアを使用して実現される場合におけるハードウェア構成を示している。制御装置9は、各種処理を実行する処理回路41と、制御装置9の外部の機器との接続インタフェースであるインタフェース42とを備える。
専用のハードウェアである処理回路41は、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらの組み合わせである。水分量検知部32と換気制御部33との各機能は、処理回路41を用いて実現される。また、処理回路41は、上述する初期値、第1の閾値および第2の閾値を記憶するメモリを有する。入力部31の機能は、インタフェース42を用いて実現される。インタフェース42には、重さセンサ25からの信号が入力される。また、インタフェース42は、給気送風機11と排気送風機12とへ制御信号を出力する。
図7は、実施の形態1にかかる熱交換換気装置が有する制御装置のハードウェア構成の例を示す第2の図である。図7には、プログラムを実行するハードウェアを用いて制御装置9の機能が実現される場合におけるハードウェア構成を示している。制御装置9は、プロセッサ43と、メモリ44と、インタフェース42とを有する。
プロセッサ43は、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ43は、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)であっても良い。水分量検知部32と換気制御部33との各機能は、プロセッサ43と、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、内蔵メモリであるメモリ44に格納される。また、メモリ44は、上述する初期値、第1の閾値および第2の閾値を記憶する。メモリ44は、不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであって、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)またはEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。
熱交換換気装置1において、重さセンサ25は、ガイドレール22以外の要素に設けられても良い。重さセンサ25は、熱交換器2の重さを検出可能に設置されていれば良い。熱交換換気装置1が図1に示す場合とは天地を反転させて設置される場合、すなわち天板3が鉛直下方へ向けられて熱交換換気装置1が設置される場合、重さセンサ25は、ガイドレール21に設けられる。給気吸込口13と排気吹出口14とが設けられている側面が鉛直下方へ向けられて熱交換換気装置1が設置される場合、重さセンサ25は、ガイドレール23に設置される。給気吹出口15と排気吸込口16とが設けられている側面が鉛直下方へ向けられて熱交換換気装置1が設置される場合、重さセンサ25は、ガイドレール24に設置される。重さセンサ25は、熱交換換気装置1が設置されている状態における熱交換換気装置1の姿勢に応じて位置を変更するために、複数の要素において付け替えが可能とされていても良い。
さらに、熱交換換気装置1が鉛直上方から吊り下げられて設置される場合、重さセンサ25は、天吊りのための金具等に設けられても良い。このように、重さセンサ25は、ケーシング5の内部に限られず、ケーシング5の外部に設けられても良い。
実施の形態1によると、熱交換換気装置1は、熱交換器2に含まれている水分量を検知し、検知された水分量に基づいて給気送風機11と排気送風機12とを制御する。熱交換換気装置1は、霧発生時の外気を取り込むことによってケーシング5の内部に凝縮水が発生し得る状況において乾燥運転を行うことによって、給気風路へ高湿度空気が入り込んだ場合であってもケーシング5の外部へ水が流出することを抑制できる。これにより、熱交換換気装置1は、給気風路へ高湿度空気が入り込んだ場合において水が流出する事態を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2にかかる熱交換換気装置が有する制御装置の機能構成を示すブロック図である。実施の形態2にかかる熱交換換気装置1は、熱交換器2の電気特性の変化に基づいて水分量を検知する。実施の形態2では、上記の実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1とは異なる構成について主に説明する。
熱交換換気装置1は、熱交換器2の電気特性を計測する電気計測機器26を有する。電気計測機器26は、熱交換器2の両端に設けられた一対の電極に接続されている。図8では、電極の図示を省略する。電気計測機器26は、熱交換器2の内部の静電容量を計測する。電気計測機器26は、静電容量の計測結果を制御装置9へ出力する。
入力部31には、静電容量の計測結果が入力される。水分量検知部32は、熱交換器2に含まれる水分量が増加することによる静電容量の変化量を検出する。水分量検知部32は、熱交換器2の内部における静電容量の変化に基づいて水分量を検知する。
なお、水分量検知部32は、熱交換器2の内部における導電率の変化に基づいて水分量を検知しても良い。この場合、電気計測機器26は、熱交換器2の内部の導電率を計測する。入力部31には、導電率の計測結果が入力される。水分量検知部32は、熱交換器2に含まれる水分量が増加することによる導電率の変化量を検出する。この場合も、水分量検知部32は、熱交換器2に含まれる水分量を検知することができる。
実施の形態2においても、熱交換換気装置1は、給気風路へ高湿度空気が入り込んだ場合において水が流出する事態を抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 熱交換換気装置、2 熱交換器、3 天板、4 底板、5 ケーシング、6 メンテナンスカバー、7,8 ファンケーシング、9 制御装置、11 給気送風機、12 排気送風機、13 給気吸込口、14 排気吹出口、15 給気吹出口、16 排気吸込口、17,18 仕切壁、21,22,23,24 ガイドレール、25 重さセンサ、26 電気計測機器、31 入力部、32 水分量検知部、33 換気制御部、41 処理回路、42 インタフェース、43 プロセッサ、44 メモリ。

Claims (9)

  1. 室外の空気を取り込み、取り込まれた空気を室内へ送る給気送風機と、
    前記室内の空気を取り込み、取り込まれた空気を前記室外へ送る排気送風機と、
    前記給気送風機によって発生させた給気流と前記排気送風機によって発生させた排気流との熱交換を行う熱交換器と、
    前記熱交換器に含まれている水分量に基づいて前記給気送風機と前記排気送風機とを制御する換気制御部と、
    を備え
    前記換気制御部は、前記水分量があらかじめ設定された第1の閾値よりも多い場合に乾燥運転を行い、前記乾燥運転では、前記給気送風機の運転を停止、あるいは換気運転のときよりも風速を低下させて前記給気送風機を運転するとともに、前記排気送風機を運転することを特徴とする熱交換換気装置。
  2. 前記熱交換器に含まれている水分量を検知する水分量検知部を備え、
    前記換気制御部は、前記水分量検知部で検知された前記水分量に基づいて前記給気送風機と前記排気送風機とを制御することを特徴とする請求項1に記載の熱交換換気装置。
  3. 前記水分量検知部は、前記熱交換器の重さの変化量を検出することによって前記水分量を検知することを特徴とする請求項2に記載の熱交換換気装置。
  4. 前記水分量検知部は、前記熱交換器の電気特性の変化に基づいて前記水分量を検知することを特徴とする請求項2に記載の熱交換換気装置。
  5. 前記水分量検知部は、前記熱交換器の内部における静電容量の変化に基づいて前記水分量を検知することを特徴とする請求項4に記載の熱交換換気装置。
  6. 前記水分量検知部は、前記熱交換器の内部における導電率の変化に基づいて前記水分量を検知することを特徴とする請求項4に記載の熱交換換気装置。
  7. 前記換気制御部は、前記乾燥運転を開始してから前記水分量があらかじめ設定された第2の閾値よりも少なくなった場合に、前記乾燥運転を終了することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の熱交換換気装置。
  8. 前記熱交換器の重さを検出する重さセンサを有し、
    前記重さセンサは、前記熱交換器の重力を受けることにより抵抗体に生じたひずみを測定することによって前記熱交換器の重さを検出するひずみゲージであることを特徴とする請求項3に記載の熱交換換気装置。
  9. 室外の空気を取り込み、取り込まれた空気を室内へ送ることによって発生させた給気流と、前記室内の空気を取り込み、取り込まれた空気を前記室外へ送ることによって発生させた排気流との熱交換を行う熱交換器を有する熱交換換気装置を制御装置によって制御する熱交換換気装置の制御方法であって、
    前記熱交換器に含まれている水分量を検知する工程と、
    検知された前記水分量に基づいて給気と排気とを制御する工程と、
    を含み、
    前記水分量があらかじめ設定された第1の閾値よりも多い場合に乾燥運転を行い、前記乾燥運転では、前記給気を停止、あるいは換気運転のときよりも風速を低下させて前記給気を行うとともに、前記排気を行うことを特徴とする熱交換換気装置の制御方法。
JP2021528546A 2019-06-19 2019-06-19 熱交換換気装置および熱交換換気装置の制御方法 Active JP7146089B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/024358 WO2020255308A1 (ja) 2019-06-19 2019-06-19 熱交換換気装置および熱交換換気装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020255308A1 JPWO2020255308A1 (ja) 2021-12-09
JP7146089B2 true JP7146089B2 (ja) 2022-10-03

Family

ID=74037018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021528546A Active JP7146089B2 (ja) 2019-06-19 2019-06-19 熱交換換気装置および熱交換換気装置の制御方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7146089B2 (ja)
CN (1) CN113994154A (ja)
WO (1) WO2020255308A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230073864A (ko) * 2021-11-19 2023-05-26 삼성전자주식회사 환기 장치 및 그 제어 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172953A (ja) 2011-02-24 2012-09-10 Mitsubishi Electric Corp 熱交換換気装置
CN106765851A (zh) 2017-03-29 2017-05-31 华北理工大学 一种空气过滤处理器及其处理***、处理方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5197167B2 (ja) * 2008-06-06 2013-05-15 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
JP5538272B2 (ja) * 2011-02-24 2014-07-02 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
CN102777984A (zh) * 2011-05-11 2012-11-14 吴勇 一种毛细管网空调房间用换风、除湿机

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172953A (ja) 2011-02-24 2012-09-10 Mitsubishi Electric Corp 熱交換換気装置
CN106765851A (zh) 2017-03-29 2017-05-31 华北理工大学 一种空气过滤处理器及其处理***、处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN113994154A (zh) 2022-01-28
JPWO2020255308A1 (ja) 2021-12-09
WO2020255308A1 (ja) 2020-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6967690B2 (ja) 熱交換形換気装置
US11499728B2 (en) Air processing device
JP6035509B2 (ja) 熱交換形換気装置
JP2008309381A (ja) 熱交換換気装置
JP6317030B2 (ja) 空気調和機の室内機
WO2013073165A1 (ja) 給排型換気装置
JP7146089B2 (ja) 熱交換換気装置および熱交換換気装置の制御方法
JP2014077584A (ja) 調湿換気装置
JP2014163551A (ja) 熱交換換気装置
JP5538272B2 (ja) 熱交換換気装置
JP6793850B2 (ja) 熱交換換気装置
JP6492445B2 (ja) シロッコファン及び空気搬送装置
JP2017009259A (ja) 換気装置及び換気システム
KR101349812B1 (ko) 열회수형 환기장치
JP2015064170A (ja) 空調部材とそれを用いた換気装置
JP6060374B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
WO2021240814A1 (ja) 熱交換型換気装置
JP6611823B2 (ja) 加湿装置
JP2002267215A (ja) 天井埋込型加湿装置
JP7197811B2 (ja) 換気システム
JP2017187237A (ja) 熱交換型換気装置
JP5414466B2 (ja) イオン送風システム及びそれに用いる天吊カセット形空気調和器
JP4369801B2 (ja) 換気装置
CN216016208U (zh) 具有通风散热功能的控制室
JP7515721B2 (ja) 換気システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210729

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7146089

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150