JP7145725B2 - パレット保管システム - Google Patents

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Description

本発明は、パレット保管システムに関するものである。
従来より、大型鋼材などの重量物の搬送は、該重量物をパレットに載せ、そのパレットを搬送車によって搬送することにより行われる。特許文献1,2に記載されるように、パレットは、台部とその台部の両側に設けられる脚部とを有する門形に形成される。搬送車は、その門形パレットの脚部間に進入した後、パレットを持ち上げ、目的の搬送先まで搬送する。搬送車は、目的の搬送先へ到達すると、持ち上げているパレットを下降して、パレットの脚部を地面に接地し、パレットを自立させる。搬送車は、その後、脚部間から退出して、重量物の搬送を完了する。
特開2012-46079号公報 特開2013-71843号公報
しかしながら、複数のパレットを所定の保管領域へまとめて保管しようとした場合、門形パレットは脚部を有するので、その脚部の分、広い保管領域が必要であった。即ち、パレットの保管に際しては、各パレットの脚部間に隙間を設ける必要があるので、脚部の幅およびその隙間分、広い保管領域が必要であった。しかも、搬送車の進入方向や退出方向も限定されていた。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、搬送車を縦横に進入或いは退出させることができると共に、小さな(狭い)保管領域に多くのパレットを保管することができるパレット保管システムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明のパレット保管システムは、ワークを積載可能なパレットを保管する保管領域と、前記パレットを載置した状態で搬送可能な搬送車とを有し、その搬送車を前記保管領域へ進入又は退出させて前記保管領域へのパレットの保管と搬出とを行うものであり、前記保管領域には、同じ高さの複数本の支柱が縦横に立設されており、その縦方向の間隔は前記搬送車の車長より長く前記パレットの長さより短かい等間隔で構成され、横方向の間隔は前記搬送車の幅より長く前記パレットの幅より短かい等間隔で構成されており、前記搬送車は、上面視において矩形状の車体と、前記搬送車を走行させる走行装置と、載置したパレットを前記支柱より高い位置へ持ち上げて支持し或いはその持ち上げたパレットを前記支柱より低い位置へ下降可能なリフタを有する昇降装置を有し、前記走行装置は、前記車体の四隅における下部に設けられる車輪を有し、前記昇降装置のリフタは、前記車体の四隅における上部であって、前記車体の上面視において、前記車体の角部と当該角部の下方の近傍に位置する前記走行装置の車輪との間に設けられるものであり、前記搬送車に載置されたパレットを前記支柱より高い位置で支持した状態で、前記搬送車を前記保管領域の前記支柱間へ進入させた後、前記搬送車の昇降装置を下降させて、前記搬送車に載置されたパレットを前記支柱上に載置し、その後前記搬送車を前記支柱間から退出させることにより前記パレットを前記保管領域へ保管するものである。
また本発明のパレット保管システムは、前記昇降装置を前記支柱より低い位置へ下降させた状態で、前記搬送車を前記保管領域の前記支柱間へ進入させた後、前記搬送車の昇降装置を上昇させて前記支柱上に載置されたパレットを前記支柱から持ち上げ、そのパレットを持ち上げた状態で前記搬送車を前記支柱間から退出させることにより、前記パレットを前記保管領域から搬出するものである。
本発明のパレット保管システムによれば、パレットの保管領域には、同じ高さの複数本の支柱が縦横に立設されており、その縦方向の間隔は搬送車の車長より長くパレットの長さより短かい等間隔で構成され、横方向の間隔は搬送車の幅より長くパレットの幅より短かい等間隔で構成されている。よって、縦横に立設された支柱間に、搬送車を縦横に進入させ或いは退出させることができる。またパレットは保管領域の支柱上に載置され保管されるので、パレットの脚部が不要となる。よって、脚部を省略することにより、その分の保管スペースを小さく(狭く)できる。また、昇降装置のリフタは、搬送車の車体の四隅における上部であって、車体の上面視において、車体の角部と当該角部の下方の近傍に位置する走行装置の車輪との間に設けられる。これにより、リフタ上にパレットを載置した場合に、リフタからの荷重による応力がリフタ下方の近傍に設けられる車輪に伝達されるので、該応力により車体が変形してしまうのを抑制できる。
(a)は、無人搬送車の側面図であり、(b)は、その上面図である。 (a)は、パレットの底面図であり、(b)及び(c)は、リフタにパレットを載置する場合を示すIIb-IIb断面線における断面図であり、(d)は、リフタの頂部とパレットの凹部とがズレた状態で、リフタを持ち上げた場合を示す断面図である。 (a)は、パレット保管場所の上面図であり、(b)は、その側面図である。 (a)は、変形例における支柱の上面図であり、(b)は、その側面図であり、(c)は、変形例におけるパレットの底面図であり、(d)は、変形例におけるパレットを支柱に載置した場合の側面図であり、(e)は、別の変形例における支柱の上面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。本実施形態のパレット保管システムSは、ワークWを積載可能なパレットPを保管するパレット保管場所10(図3参照)と、パレットPを載置した状態で搬送可能な無人搬送車1(図1参照)とで構成され、無人搬送車1をパレット保管場所10に進入または退出させて、パレット保管場所10へのパレットPの保管と搬出とを行うものである。まず、図1,図2を参照して、無人搬送車1を説明する。
図1(a)は、無人搬送車1の側面図であり、図1(b)は、その上面図である。無人搬送車1は、ワークWを積載した板状のパレットPを搬送するための車両であり、車体2と、走行装置3と、リフタ4と、路面に設置された誘導路12(図3参照)を検知するガイドセンサ5とを備える。
走行装置3は、無人搬送車1を走行させる装置であり、車体2の下部であって、車体2の上面視における四隅にそれぞれ配設される。各走行装置3には、車軸(図示せず)周りに回転可能な左右一対(双輪)の車輪3aが設けられ、その車輪3aの操舵角も変更可能に構成される。
リフタ4は、パレットPを無人搬送車1に載置して昇降するための昇降装置であり、車体2の上部であって、車体2の上面視における四隅にそれぞれ配設される。リフタ4は、それぞれ上下方向に伸縮可能とされ、各リフタ4を上昇させてパレットPの四隅を持ち上げて支持することで、パレットPを無人搬送車1上に載置できる。
リフタ4と走行装置3とは、共に車体2の上面視における四隅に対して配設される。即ち、走行装置3とリフタ4とが近傍となるように、具体的には、無人搬送車1上にパレットPを載置する場合に、そのパレットPを支持するリフタ4が、走行装置3とパレットPの隅の角部との間となるように、それぞれ配設される。従って、リフタ4上にパレットPを載置した場合に、リフタ4からの荷重による応力は、近傍の車輪3aに伝達されるので、該応力が車体2の車幅方向または車長方向に伝達されるのを最小限に抑えることができる。これにより、該応力によって車体2が変形してしまうのを抑制できる。
このように、無人搬送車1はリフタ4上にパレットPを載置して搬送するが、リフタ4上にパレットPが容易に載置できるように、リフタ4及びパレットPの底面が形成される。図2を参照して、リフタ4及びパレットPの形状について説明する。
図2(a)は、パレットPの底面図であり、図2(b)および図2(c)は、リフタ4にパレットPを載置する場合を示すIIb-IIb断面線における断面図であり、図2(d)は、リフタ4の頂部4aとパレットの凹部Phとがズレた状態で、リフタ4を持ち上げた場合を示す断面図である。図2(a),図2(b)に示すように、パレットPの底面における四隅であって、パレットPをリフタ4に載置する場合にリフタ4の頂部4aが当接する位置には、円錐台状の凹部Phが形成される。図2(b)に示すように、凹部Phは、凹部Phの上面からパレットPの底面に向けて幅広に形成される。一方で、リフタ4の頂部4aも円錐台状に形成され、なおかつリフタ4の頂部4aが凹部Phに嵌合できるように形成される。
これにより、図2(b)及び図2(c)に示すように、リフタ4上にパレットPを載置した場合に、リフタ4の頂部4aがパレットPの凹部Phに嵌合する。その際、パレットPの凹部Phとリフタ4の頂部4aとは、それぞれ円錐台状に形成されるので、リフタ4の頂部4aの上面とパレットPの凹部Phの上面とが当接するだけでなく、リフタ4の頂部4aの側面とパレットPの凹部Phの側面とも当接する。これによって、リフタ4上にパレットPを載置する場合のパレットPの位置の微調整もできる。
特に、図2(d)に示すように、リフタ4の頂部4aとパレットPの凹部Phとがズレた状態でリフタ4を持ち上げた場合にも、パレットPの自重によって、リフタ4の頂部4aの側面と、凹部Phの側面とが摺動し、やがて図2(c)に示すように、リフタ4の上面と凹部Phの上面とが当接する。即ちパレットPをリフタ4上に載置する場合に、パレットPの自重と凹部Ph及びリフタ4の頂部4aの形状とによって、パレットPの位置が微調整できる。従って、無人搬送車1をパレットPに対して移動させる場合に、精密な走行制御が不要となるので、無人搬送車1の運用効率を向上させることができる。
図1に戻る。ガイドセンサ5は、後述のパレット保管場所10(図3参照)の走行路に設置された磁気テープで示される誘導路12を検知するセンサであり、車体2の下部であって、車幅側の両端の中央部および車長側の両端の中央部にそれぞれ配設される。本実施形態において、無人搬送車1の走行路は隣り合う支柱11(図3参照)の間に設けられるので、誘導路12はその無人搬送車1の走行路の中央に沿って格子状に設置される。
従って、無人搬送車1が前後進、即ち車長方向に進行している場合は、車長側に配設されたガイドセンサ5によって誘導路12が検知され、無人搬送車1が横行、即ち車幅方向に進行している場合は、車幅側に配設されたガイドセンサ5によって誘導路12が検知される。そして、ガイドセンサ5によって検知された誘導路12の検知位置に応じて走行装置3を駆動させることで、無人搬送車1は誘導路12に沿って走行できる。なお、無人搬送車1のその他の構造は公知なので、その説明は省略する。
本実施形態のパレット保管システムSでは、このように構成された無人搬送車1をパレット保管場所10に進入または退出させることで、パレット保管場所10へのパレットPの保管と搬出とを行う。次に図3,図4を参照して、パレット保管場所10について説明する。
図3(a)は、パレット保管場所10の上面図であり、図3(b)は、その側面図である。パレット保管場所10は、工場等において、パレットPへのワークWの積み降ろしや、ワークWをパレットPに載置した状態で一時的に保管する保管領域であり、複数本の支柱11と、上述した誘導路12とが設けられる。支柱11は、パレットPを載置するための四角柱状の部材である。パレット保管場所10に配設される支柱11は略同じ高さに形成され、なおかつパレットPを支柱11上に載置した場合に、パレットPの底面が無人搬送車1の車高よりも高くなるように形成される。
また支柱11は、パレット保管場所10の上面視における上下および左右方向のそれぞれに対して3列以上の碁盤目状に、等間隔に立設される。具体的には、隣り合う2の支柱11の上面視における上下方向(即ち縦方向)における間隔Daは、無人搬送車1の車幅よりも長く、パレットPの上面視短手方向の長さ(即ちパレットPの幅)よりも短かくなるように設定され、一方で、隣り合う2の支柱11の上面視の左右方向(即ち横方向)における間隔Dbは、無人搬送車1の車長よりも長く、パレットPの上面視長手方向の長さ(即ちパレットPの長さ)よりも短かくなるように設定される。なお、支柱11の形状は四角柱状に限られるものではなく、三角柱や五角柱等の他の角柱状に形成しても良いし、円柱状に形成しても良い。
以上より、無人搬送車1は誘導路12に沿って走行することで、隣り合う2の支柱11の上面視における上下方向の間へ、無人搬送車1の車長側から進入または退出でき、隣り合う2の支柱11の上面視における左右方向の間へは、無人搬送車1の車幅側から進入または退出できる。即ち、隣り合う2の支柱11のいずれの方向からも無人搬送車1は進入または退出できる。従って、パレットPをパレット保管場所10の所望の位置へ載置するために、無人搬送車1を回り込ませたり、方向転換させたりするのを必要最小限に抑えられるので、無人搬送車1の運用効率を向上させることができる。
また、図1,図2で説明したように、パレットPの底面の四隅に形成された凹部Phに無人搬送車1のリフタ4の頂部4aを嵌合させることで、パレットPがリフタ4に載置される。即ちパレットPを支柱11に載置する場合でも、パレットPをリフタ4に載置する場合でも、パレットPは、その四隅付近がリフタ4又は支柱11によって支持される。よって、パレットPを支柱11からリフタ4へ積み替えた場合、またはパレットPをリフタ4から支柱11へ積み替えた場合のいずれの場合でも、パレットPやパレットP上に積載されるワークWのバランスを維持できる。従って、パレットPのリフタ4又は支柱11への積み替えによって、パレットP上のワークWが荷崩れしてしまうのを抑制できる。
次に、パレットPが載置される支柱11の上面の形状について説明する。支柱11の上面における四隅には、パレットPの隅と嵌合するための窪みである凹部11aがそれぞれ形成される。凹部11aの上面視における形状は矩形状に形成される。よって、パレットPを支柱11上に載置した場合に、パレットPの底面と凹部11aの上面とが当接するだけでなく、パレットPの隅と凹部11aの側面とも当接するので、パレットPを支柱11上に安定して載置できる。なお、凹部11aは支柱11の上面の四隅に形成されるものに限られるものではなく、支柱11上に載置するパレットPの隅の数等に応じて、支柱11の上面に形成される凹部11aの数を3以下としても良い。
また、1の支柱11の上面には4の凹部11aが隣設され、その凹部11aにパレットPの隅が嵌合される。即ち、1の支柱11上に形成される凹部11a同士の間隔がそのまま、その支柱11上に載置されるパレットP同士の間隔となる。従って、支柱11上に形成される凹部11aの間隔を小さくするほど、隣接するパレットP同士の間隔を小さくできるので、パレット保管場所10を省スペース化できる。
このように構成されたパレット保管システムSの作用および効果を説明する。パレット保管場所10に保管されたパレットPを無人搬送車1によって搬出させる場合は、まずリフタ4の頂部4aをパレットPの底面よりも低くした状態で、無人搬送車1を誘導路12に沿って走行させる。無人搬送車1が所望のパレットPの下方に完全に進入した後に、これを停止させる。リフタ4を上昇させて、リフタ4の頂部4aをパレットPの凹部Phに嵌合させ、更にリフタ4をパレットPの底面が支柱11の上面よりも高くなるまで上昇させる(持ち上げる)。これにより、パレットPが無人搬送車1に載置される。かかるパレットPが載置された無人搬送車1を誘導路12に沿って走行させ、パレットPが載置されていた支柱11間から退出させることで、パレットPを搬出できる。
一方、無人搬送車1に載置されたパレットPをパレット保管場所10に保管する場合は、まずリフタ4上のパレットPの底面が支柱11の上面よりも高くなるまでリフタ4を上昇させた状態で、無人搬送車1を誘導路12に沿って走行させる。無人搬送車1が所望の支柱11間に完全に進入した後に、これを停止させる。リフタ4を下降させ、パレットPの四隅を支柱11の凹部11aに嵌合させることで、パレットPが支柱11上に載置される。これによって、無人搬送車1に載置されていたパレットPをパレット保管場所10へ保管できる。
以上の通り、パレットPは支柱11上に載置されることでパレット保管場所10に保管されるので、パレットPに対して、パレットPを下方から支持する脚部が不要となる。よって、パレットPから脚部を省略することにより、その分の保管スペースを小さく(狭く)できる。従って、小さな(狭い)パレット保管場所10に多くのパレットPを保管できる。また、パレットPから脚部を省略することで、パレットPの製造コスト及び質量を低減でき、更にパレットPの質量が低減されることで、パレットPを載置して搬送する無人搬送車1のエネルギーコストも低減できる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態では、搬送車の例として、無人搬送車1を用いて説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば本発明をユニットキャリアなどに適用しても良い。
上記実施形態では、無人搬送車1に、走行装置3及びリフタ4を車体2の四隅に配設する構成とした。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、無人搬送車1に載置するパレットPやワークWの質量に応じて、走行装置3及びリフタ4を5以上配設する構成としても良い。この場合、走行装置3及びリフタ4を車体2の上面視において隣設し、パレットPの凹部Phも、無人搬送車1のリフタ4の配設位置に応じて形成すれば良い。
上記実施形態では、リフタ4の頂部4aを円錐台状に形成し、凹部Phの形状もリフタ4の頂部4aの形状と略同一となるように、円錐台状に形成した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、リフタ4の頂部4aを円錐状、角錐状、円柱状あるいは角柱状等、任意の立体形状とし、凹部Phの形状もリフタ4の頂部4aの形状と略同一となるように形成すれば良い。
また、リフタ4の頂部4aに円錐台状の凹部を形成し、パレットPの底面に凹部Phの代わりに円錐台状の凸部を形成し、リフタ4上にパレットPを載置した場合に、リフタ4の頂部4aの凹部にパレットPの凸部が嵌合するように構成しても良い。
上記実施形態では、パレット保管場所10に配設される支柱11を略同じ高さに形成した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、パレット保管場所10が設けられる工場等の環境に合わせて、一部の支柱11の高さを高くしても良いし、低くしても良い。その際、支柱11上に四隅が載置されたパレットPが水平を維持できるように、それぞれの支柱11に対して凹部11aを形成するのが好ましい。
上記実施形態では、パレットPの隅を支柱11の上面の四隅に形成された凹部11aに載置した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、図4(a),図4(b)に示すように、凹部11aの代わりに支柱21の上面の四隅に円錐台状の凸部21aを形成し、一方でパレットP’の底面における四隅の端部であって、凹部Phよりも外側には、図4(c)に示すように該凸部21aと略同一の円錐台状の窪みである凹部Piを形成し、図4(d)に示すように、パレットP’を支柱21に載置した場合に、凸部21aと凹部Piとが嵌合するようにしても良い。
これにより、パレットP’を支柱21に載置する場合に、パレットP’の凹部Piと支柱21の凸部21aとが部分的にズレていても、図2で説明したリフタ4の上面および凹部Phと同様に、支柱21上に載置されたパレットP’の自重によって、凹部Piに凸部21aを嵌合できる。従って、無人搬送車1に精密な走行制御をさせることなく、パレットP’を支柱21上に載置できる。なお、凸部21a及び凹部Piの形状は、円錐台状に限られるものではなく、円錐状、角錐状、円柱状あるいは角柱状等、任意の立体形状に形成しても良い。
更に図4(e)に示す支柱31のように、凹部11aを形成した上で、その凹部11aの上面に凸部21aを形成しても良い。このように構成することで、パレットP’を支柱31上に載置した場合に、凹部Piと凸部21aとの嵌合と、凹部11aの側面および底面と、パレットP’の隅における側面および底面との当接とによって、パレットP’を支柱31上により安定して載置できる。また、凹部Piと凸部21aとがパレットP’の自重によって容易に嵌合されるので、無人搬送車1に精密な走行制御をさせることなく、パレットP’を支柱31上に載置できる。
上記実施形態では、支柱11を、パレット保管場所10の上面視における上下および左右方向のそれぞれに対して3列以上の碁盤目状に立設した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、支柱11を、パレット保管場所10の上面視における上下および左右方向のそれぞれに対して、2列以上に立設しても良い。
上記実施形態では、誘導路12は、無人搬送車1の走行路の中央に沿って格子状に配設した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、誘導路12を無人搬送車1におけるガイドセンサ5の配設位置に応じて、走行路の中央からズレた位置に配設しても良い。
S パレット保管システム
1 無人搬送車(搬送車)
3 走行装置
4 昇降装置、リフタ
4a 頂部
10 パレット保管場所(保管領域)
11,21,31 支柱
12 誘導路
21a 凸部
P,P’ パレット
Ph 凹部
Pi 凹部

Claims (6)

  1. ワークを積載可能なパレットを保管する保管領域と、前記パレットを載置した状態で搬送可能な搬送車とを有し、その搬送車を前記保管領域へ進入又は退出させて前記保管領域へのパレットの保管と搬出とを行うパレット保管システムにおいて、
    前記保管領域には、同じ高さの複数本の支柱が縦横に立設されており、その縦方向の間隔は前記搬送車の車長より長く前記パレットの長さより短かい等間隔で構成され、横方向の間隔は前記搬送車の幅より長く前記パレットの幅より短かい等間隔で構成されており、
    前記搬送車は、上面視において矩形状の車体と、前記搬送車を走行させる走行装置と、載置したパレットを前記支柱より高い位置へ持ち上げて支持し或いはその持ち上げたパレットを前記支柱より低い位置へ下降可能なリフタを有する昇降装置を有し、
    前記走行装置は、前記車体の四隅における下部に設けられる車輪を有し、
    前記昇降装置のリフタは、前記車体の四隅における上部であって、前記車体の上面視において、前記車体の角部と当該角部の下方の近傍に位置する前記走行装置の車輪との間に設けられるものであり、
    前記搬送車に載置されたパレットを前記支柱より高い位置で支持した状態で、前記搬送車を前記保管領域の前記支柱間へ進入させた後、前記搬送車の昇降装置を下降させて、前記搬送車に載置されたパレットを前記支柱上に載置し、その後前記搬送車を前記支柱間から退出させることにより、前記パレットを前記保管領域へ保管することを特徴とするパレット保管システム。
  2. 前記リフタの頂部は、それぞれ円錐台状に形成され、
    その円錐台状の頂部に支えられる前記パレットの底面には、それぞれ円錐台状の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のパレット保管システム。
  3. 前記支柱の頂部には、その四隅に円錐台状の凸部が形成され、
    前記パレットの四隅の端部には、その円錐台状の凸部が嵌合する円錐台状の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパレット保管システム。
  4. 前記昇降装置を前記支柱より低い位置へ下降させた状態で、前記搬送車を前記保管領域の前記支柱間へ進入させた後、前記搬送車の昇降装置を上昇させて前記支柱上に載置されたパレットを前記支柱から持ち上げ、そのパレットを持ち上げた状態で前記搬送車を前記支柱間から退出させることにより、前記パレットを前記保管領域から搬出することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のパレット保管システム。
  5. 前記保管領域に立設される複数本の支柱は、縦方向または横方向に2列以上の碁盤目状に配設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のパレット保管システム。
  6. 前記複数本の支柱間には、前記搬送車の走行を誘導する誘導路が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のパレット保管システム。
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