JP7145400B2 - シートバックテーブル - Google Patents

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Description

本発明は、シートバックテーブルに関する。
特許文献1には、航空機用シートのシートバックの背裏部に、後席の着座者が使用可能なシートバックテーブルが設けられた構成が開示されている。上記シートバックテーブルは、シートバックから背裏側に張り出す左右一対のアームにテーブル本体が取り付けられた構成とされる。
特開2006-282132号公報
テーブル本体を左右一対のアームに対して前後方向にスライド調節可能な構成とするためには、例えば、テーブル本体を各アームに差し込んだ後に、スライドの可動範囲を規制するためのストッパピンをテーブル本体の側部から差し込んで各アームに取り付ける必要がある。それにより、テーブル本体の側部に、ストッパピンを差し込んだ孔が露出し、見栄えが悪くなる。そこで、本発明は、テーブル本体をアームに対して簡便かつ見栄え良くスライド調節可能に取り付けられるシートバックテーブルを提供する。
上記課題を解決するために、本発明のシートバックテーブルは次の手段をとる。
すなわち、本発明のシートバックテーブルは、載置面を備えるテーブル本体と、テーブル本体に形成された挿通路に挿通されてテーブル本体を挿通方向にスライド可能なように支持するレールと、レールとテーブル本体との間に設けられた係止構造と、を有する。係止構造が、テーブル本体の挿通路内に張り出す係止爪と、レールに取り付けられテーブル本体のレールからの引き抜きを係止爪との当接により規制するストッパと、を有する。ストッパが、係止爪との当接部となる当接片と、レールに対する差込式の締結構造を成す締結部と、締結部のレールに対する締め付け途中において外部からの押し込み力によりストッパをレールとの当接点を支点に揺動させて当接片を係止爪と当たらない姿勢に切り換えられる押込み部と、を有し、押込み部の押し込みによりレールを当接片が係止爪を挿通方向に越える所定の挿通位置までテーブル本体の挿通路内に挿通可能とされ、かつ、所定の挿通位置において押込み部と締結部とがテーブル本体の外部に露出する。
上記構成によれば、ストッパをレールに途中まで締結した仮固定状態で、押込み部を押し込むことで、ストッパをテーブル本体の係止爪に引掛けることなく、レールをテーブル本体に挿通して組み付けることができる。上記ストッパは、当接片が係止爪を越える所定の挿通位置までレールがテーブル本体に挿通されても、押込み部と締結部とが外部に露出した状態とされる。したがって、レールの所定の挿通位置までの挿通作業と、上記所定の挿通位置での締結部の本締め作業とを、テーブル本体にアクセス用の孔を空けることなく外部から簡便に行うことができる。
また、本発明のシートバックテーブルは、更に次のように構成されていても良い。レールが、ストッパの締結部が締結される締結座と、締結座よりも凹んで締結座を支点とした押込み部の押し込みを逃がす逃がし凹部と、を有する。
上記構成によれば、ストッパの押込み部をより適切に押し込むことができる。
また、本発明のシートバックテーブルは、更に次のように構成されていても良い。締結部が、ストッパに形成された通し孔と、通し孔に通されてレールに締結される締結軸と、を有する。締結軸が、通し孔よりも小径とされて、通し孔との間の隙間によりストッパを締結軸を中心に揺動させられる。
上記構成によれば、ストッパをレールに途中まで締結した仮固定状態からであっても、ストッパをより適切に揺動させることができる。
また、本発明のシートバックテーブルは、更に次のように構成されていても良い。締結軸の頭部とストッパの通し孔の周縁との当接構造が、円錐台状に傾斜した傾斜座面同士の当接構造とされる。
上記構成によれば、締結軸の頭部をストッパの通し孔から軸方向に大きく張り出させることなく、締結軸を締め付けの途中状態にすることができる。したがって、締結軸が締め付けの途中状態であっても、レールをテーブル本体に挿通する際に、締結軸の頭部がテーブル本体に引掛かりにくくなる。また、締結軸の頭部をストッパの通し孔に対して、互いの円錐台状に傾斜した傾斜座面同士の当接構造によりセンタリングした状態に締結することができる。
また、本発明のシートバックテーブルは、更に次のように構成されていても良い。レールが、ストッパを取り囲み状に収めた形にセットすることのできる収容凹部を有する。ストッパが、収容凹部内で締結部により1箇所でレールに締結される。
上記構成によれば、ストッパをレールに対して大きく張り出させることなく組み付けることができると共に、1箇所の締結のみで適切に位置決めした状態に組み付けることができる。
第1の実施形態に係るシートバックテーブルの概略構成を表す斜視図である。 テーブル本体の前後方向の使用位置を調整した状態を表す斜視図である。 テーブル本体のレールとの係合構造を表す斜視図である。 テーブル本体をレールに差し込む前の状態を表す斜視図である。 ストッパをレールから外した状態を表す斜視図である。 ストッパをレールの収容凹部にセットした状態を表す斜視図である。 ストッパを締結軸により途中まで締め付けた状態を表す斜視図である。 ストッパの押込み部を押し込んで当接片を係止爪と当たらない姿勢に切り換えた状態を表す平面図である。 図8の要部拡大図である。 図8の状態からレールをテーブル本体内に挿通した状態を表す平面図である。 図10の状態から締結軸を外部から本締めした状態を表す平面図である。 図11の要部拡大図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(シートバックテーブル1の概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るシートバックテーブル1の構成について、図1~図12を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、後述するシート10の左右方向を指すものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るシートバックテーブル1は、航空機用のシート10に適用されている。上記シート10は、着座者の背凭れ部を成すシートバック11と、着座部を成す不図示のシートクッションと、を有する。上記シートバック11の背裏部には、後席の着座者が展開して使用することのできるシートバックテーブル1が設けられている。
上記シートバックテーブル1は、載置面2Aを備える略平板状のテーブル本体2と、シートバック11の下部から延び出してテーブル本体2を支える左右一対のアーム3と、各アーム3に取り付けられてテーブル本体2を前後スライド可能なように支持するレール4と、を有する。
各アーム3は、不図示のシートクッションの左右両サイドの後端部に回転可能なようにピン連結されている。それにより、各アーム3は、不図示のシートクッションの後端部に対して、シート幅方向に延びる軸回りに揺動可能とされている。また、各アーム3は、それらの上端部が、各レール4の図示前側の端部に回転可能なようにピン連結されている。
それにより、各アーム3は、各レール4上に取り付けられたテーブル本体2を、それらの上端部に対して、シート幅方向に延びる軸回りに揺動させられるようになっている。以上の構成により、テーブル本体2は、各アーム3を介して、シートバック11の背裏側に略水平状に倒されて使用される展開位置と、シートバック11の背裏部に重ね合わせ状に畳まれる格納位置と、に切り換え可能とされる。
上記シートバックテーブル1は、図2に示すように、テーブル本体2が略水平状に倒された展開位置の状態では、使用者がテーブル本体2を把持して前後方向に動かすことにより、テーブル本体2の使用位置を前後方向に調整することが可能とされる。具体的には、テーブル本体2が使用者により前後方向に動かされることにより、テーブル本体2が各レール4に沿って前後方向に摺動して位置調整される。
上記テーブル本体2の各レール4に対する前後方向の位置調整範囲は、次のようになっている。すなわち、図3~図4に示すように、左右両側のレール4に取り付けられたストッパ5の当接片5Aが、テーブル本体2に設けられた前側係止爪2Eに当たって係止される位置と、後側係止爪2Fに当たって係止される位置と、の間で、テーブル本体2が各レール4に対して前後方向に位置調整可能とされる。
上記テーブル本体2は、図4に示すように、各側のレール4にストッパ5が取り付けられてから、その図示前縁部の左右2箇所に形成された各挿通路2B内に各レール4が前方から挿通されることで、各レール4に組み付けられている。その際、各側のレール4にストッパ5が取り付けられていると、各レール4をテーブル本体2の挿通路2B内に挿通する際に、各ストッパ5の当接片5Aがテーブル本体2内に張り出す前側係止爪2Eに突き当たってしまい、挿通が阻害されてしまう。
しかし、本実施形態に係るシートバックテーブル1は、上記のように各側のレール4にストッパ5が取り付けられる構成であっても、各ストッパ5の当接片5Aをテーブル本体2内に張り出す前側係止爪2Eに突き当てることなく挿通路2B内に挿通できる構成とされる。ここで、前側係止爪2Eが、それぞれ、本発明の「係止爪」に相当する。
以下、上記テーブル本体2及びレール4の具体的な構成について、詳しく説明する。テーブル本体2には、図4に示すように、その図示前縁部の左右2箇所に、各レール4を前方から内部に挿通することの可能な挿通路2Bが開口して形成されている。そして、上記テーブル本体2の各挿通路2B内には、それぞれ、内部に挿通された各レール4と互いに前後方向に摺動可能なように係合するガイド2Cが設けられている。
各ガイド2Cは、前後方向に長尺状に延びる棒形状とされて、その上下部に、前後方向に筋状に延びる形に突出する案内突条2Dが形成された構成とされる。また、左側のガイド2Cには、その左側の側部に、前後方向に筋状に延びる形に突出する摺動突条2Gが形成された構成とされる。上記各ガイド2Cは、上記案内突条2Dが互いに左右対称状に形成された構成とされる。しかし、摺動突条2Gは、左側のガイド2Cにのみ形成されている。
一方、各レール4は、上記テーブル本体2の各挿通路2B内に前方から挿通されることで、各挿通路2B内のガイド2Cにそれぞれ前方から嵌り込んで、各ガイド2Cに沿って前後方向に摺動可能となる構成とされる。具体的には、各レール4は、それぞれ、横断面が略C字状に折り曲げられた形状とされて、それらのC字内に各ガイド2Cを嵌め込ませる構成とされる。
同嵌め込みにより、各レール4は、各ガイド2Cの上下部に形成された案内突条2Dと高さ方向及びシート幅方向の内側からそれぞれ当接する。それにより、各レール4が、各ガイド2Cに対して、高さ方向とシート幅方向とにガタ付かない状態に組み付けられる。
図5に示すように、左側のレール4の外壁部には、同レール4のC字内に転動体となるボールを弾性支持した状態として突出させるボールプランジャ4Fが装着されている。上記ボールプランジャ4Fは、各レール4がテーブル本体2の各挿通路2B内に挿通されて各ガイド2Cに組み付けられることで、その先端側のボールが左側のガイド2Cの摺動突条2Gに左側から弾性的に押し付けられる。それにより、テーブル本体2を各レール4に対して前後方向にスライドさせる操作に対して、適度な摺動抵抗に伴う節度感が付与されるようになっている。
また、各ガイド2Cには、それらの前端部分のシート幅方向の外側の側部に、各々の挿通路2B内に向かって張り出す前側係止爪2Eが形成されている。また、各ガイド2Cには、それらの前後方向の中間部分のシート幅方向の外側の側部に、各々の挿通路2B内に向かって張り出す後側係止爪2Fが形成されている。そして、各レール4には、それぞれ、上記各ガイド2Cの前側係止爪2Eと後側係止爪2Fとに対する当接部となる当接片5Aを備えるストッパ5が取り付けられている。
具体的には、各ストッパ5は、図5~図7に示すように、各側のレール4の外壁部に形成された収容凹部4A内にシート幅方向の外側からそれぞれセットされて、差込式の締結構造を成す締結部5Bにより各側のレール4に締結されることで各レール4に取り付けられている。上記各ストッパ5は、それぞれ、図5に示すように、前後方向に長尺な形をした1枚の金属プレートから成り、その後端部がシート幅方向の内側に折り曲げられて各側のレール4のC字内に張り出す当接片5Aが形成された構成とされる。
上記各当接片5Aは、各レール4の収容凹部4A内に形成された外壁部を貫通する通し孔4Dから各レール4のC字内に通されて張り出す構成とされる。なお、左側のストッパ5に形成された当接片5Aには、その張り出した先の下側部分に、肉抜き状に切り欠かれた切り欠き5A1が形成されている。上記切り欠き5A1により、左側のストッパ5の当接片5Aは、左側のレール4がテーブル本体2の挿通路2B内に挿通されてガイド2Cに組み付けられた際に、同ガイド2Cの摺動突条2Gとの当たりを避けて右側に突出できるようになっている。
以下、各ストッパ5のレール4に対する組み付け構造の具体的な構成について、代表して左側のストッパ5のレール4に対する組み付け構造を説明する。各ストッパ5のレール4に対する組み付け構造は、互いに左右対称状の構成とされている。
締結部5Bは、ストッパ5の略中央部に形成された丸孔状の通し孔5B1と、同通し孔5B1に通されてレール4の外壁部(締結座4B)に形成された雌ねじ孔から成る締結孔4Cに締結される締結軸5B2と、から成る。上記通し孔5B1は、図5及び図12に示すように、その孔の内径が締結軸5B2の差し込み側となる左側(シート幅方向の外側)に向かって円錐台状に拡径する、傾斜状の内周面(傾斜座面5B1a)を持つ孔形状とされる。
一方、締結軸5B2も、図12に示すように、その頭部5B2aの締結座4B上に底付く座面が、上記通し孔5B1の傾斜座面5B1a上に適合する形に当てられる円錐台状に傾斜した傾斜座面5B2bとして形成されている。上記締結軸5B2は、図9に示すように、その軸の直径が、ストッパ5の通し孔5B1の底側の内径よりもひとまわり小さな形状とされている。それにより、上記締結軸5B2がストッパ5の通し孔5B1内に通されてレール4の締結孔4C内に途中まで締め付けられた状態では、同締結軸5B2とストッパ5の通し孔5B1との間に径方向の隙間Tが形成されるようになっている。
したがって、上記締結軸5B2を締結孔4C内に途中まで締め付けた状態では、使用者がストッパ5の前端側のプレート領域である押込み部5Cを外部から内側(シート幅方向の内側)に向けて押し込むように操作することで、ストッパ5を締結座4Bを支点に上記隙間Tの範囲内で押し傾けることができる。上記レール4の収容凹部4A内には、上記押込み部5Cが外部から押し込まれた際に、同押込み部5Cの移動を逃がせるように底面が部分的に凹まされた逃がし凹部4Eが形成されている。
上記締結軸5B2は、その頭部5B2aの座面が、ストッパ5の通し孔5B1の傾斜座面5B1aに適合する傾斜座面5B2bとされている。それにより、締結軸5B2は、その頭部5B2aの傾斜座面5B2bがストッパ5の通し孔5B1内に入り込んだ状態において、ストッパ5の通し孔5B1との間に径方向の隙間Tを形成できる構成とされる。したがって、締結軸5B2の頭部5B2aをストッパ5から大きく張り出させることなく、締結軸5B2をストッパ5に対して緩く締め付けた状態にすることができる。
上記押込み部5Cの押し込みにより、ストッパ5は、当接片5Aが左側(シート幅方向の外側)へ引き上げられるように操作される。それにより、ストッパ5は、図8及び図10に示すように、上記締結軸5B2によりレール4に緩く取り付けられた状態(仮固定状態)でテーブル本体2の挿通路2B内に挿通されても、その当接片5Aが、挿通路2B内に張り出すガイド2Cの前側係止爪2Eに突き当てられることなく、当接片5Aが前側係止爪2Eを後側に越える位置まで挿通できるようになっている。
上記ストッパ5は、上記のようにレール4が当接片5Aを前側係止爪2Eの後側に越えさせる位置(所定の挿通位置P)まで挿通路2B内に挿通されても、上記締結軸5B2の頭部5B2aと押込み部5Cとがテーブル本体2の外部に露出する状態をとれる構成とされる。したがって、上記ストッパ5を、使用者による押込み部5Cの押込み状態を維持しながら上記所定の挿通位置Pまで挿通することができる。
また、上記挿通後に、図11に示すように、テーブル本体2の外部に露出する締結軸5B2の頭部5B2aに締結工具を差し込んで、締結軸5B2の本締め作業を行うことができる。上記本締めにより、ストッパ5は、その当接片5Aが、テーブル本体2側の前側係止爪2E及び後側係止爪2Fと前後方向に対面して当接可能な状態となる。それにより、レール4をテーブル本体2に対して引き抜きを規制した状態に組み付けることができる。
上記ストッパ5は、レール4をテーブル本体2から取り外す際には、上記とは逆の手順によって締結軸5B2を外部から緩めることにより、それ自体をレール4から取り外すことなく、レール4をテーブル本体2から取り外すことができる。すなわち、先ず、レール4を図11で前述した所定の挿通位置Pの状態にして締結軸5B2の頭部5B2aを外部に露出させる状態とする。
次に、上記締結軸5B2を外部から締結工具を差し込んで緩めた状態にし、更に図10に示すようにストッパ5の押込み部5Cを押し込んでストッパ5を押し傾けながらレール4をテーブル本体2から引き抜く(図8参照)。それにより、ストッパ5の当接片5Aを前側係止爪2Eに引掛けることなく、レール4をテーブル本体2から簡便に引き抜くことができる。
(まとめ)
以上をまとめると、本実施形態に係るシートバックテーブル1は、次のような構成となっている。すなわち、シートバックテーブル(1)は、載置面(2A)を備えるテーブル本体(2)と、テーブル本体(2)に形成された挿通路(2B)に挿通されてテーブル本体(2)を挿通方向にスライド可能なように支持するレール(4)と、レール(4)とテーブル本体(2)との間に設けられた係止構造と、を有する。
係止構造が、テーブル本体(2)の挿通路(2B)内に張り出す係止爪(2E)と、レール(4)に取り付けられテーブル本体(2)のレール(4)からの引き抜きを係止爪(2E)との当接により規制するストッパ(5)と、を有する。
ストッパ(5)が、係止爪(2E)との当接部となる当接片(5A)と、レール(4)に対する差込式の締結構造を成す締結部(5B)と、締結部(5B)のレール(4)に対する締め付け途中において外部からの押し込み力によりストッパ(5)をレール(4)との当接点(4B)を支点に揺動させて当接片(5A)を係止爪(2E)と当たらない姿勢に切り換えられる押込み部(5C)と、を有する。
ストッパ(5)は、押込み部(5C)の押し込みによりレール(4)を当接片(5A)が係止爪(2E)を挿通方向に越える所定の挿通位置(P)までテーブル本体(2)の挿通路(2B)内に挿通可能とされ、かつ、所定の挿通位置(P)において押込み部(5C)と締結部(5B)とがテーブル本体(2)の外部に露出する。
上記構成によれば、ストッパ(5)をレール(4)に途中まで締結した仮固定状態で、押込み部(5C)を押し込むことで、ストッパ(5)をテーブル本体(2)の係止爪(2E)に引掛けることなく、レール(4)をテーブル本体(2)に挿通して組み付けることができる。
上記ストッパ(5)は、当接片(5A)が係止爪(2E)を越える所定の挿通位置(P)までレール(4)がテーブル本体(2)に挿通されても、押込み部(5C)と締結部(5B)とが外部に露出した状態とされる。したがって、レール(4)の所定の挿通位置(P)までの挿通作業と、上記所定の挿通位置(P)での締結部(5B)の本締め作業とを、テーブル本体(2)にアクセス用の孔を空けることなく外部から簡便に行うことができる。
また、レール(4)が、ストッパ(5)の締結部(5B)が締結される締結座(4B)と、締結座(4B)よりも凹んで締結座(4B)を支点とした押込み部(5C)の押し込みを逃がす逃がし凹部(4E)と、を有する。上記構成によれば、ストッパ(5)の押込み部(5C)をより適切に押し込むことができる。
また、締結部(5B)が、ストッパ(5)に形成された通し孔(5B1)と、通し孔(5B1)に通されてレール(4)に締結される締結軸(5B2)と、を有する。締結軸(5B2)が、通し孔(5B1)よりも小径とされて、通し孔(5B1)との間の隙間(T)によりストッパ(5)を締結軸(5B2)を中心に揺動させられる。上記構成によれば、ストッパ(5)をレール(4)に途中まで締結した仮固定状態からであっても、ストッパ(5)をより適切に揺動させることができる。
また、締結軸(5B2)の頭部(5B2a)とストッパ(5)の通し孔(5B1)の周縁との当接構造が、円錐台状に傾斜した傾斜座面(5B1a,5B2b)同士の当接構造とされる。上記構成によれば、締結軸(5B2)の頭部(5B2a)をストッパ(5)の通し孔(5B1)から軸方向に大きく張り出させることなく、締結軸(5B2)を締め付けの途中状態にすることができる。
したがって、締結軸(5B2)が締め付けの途中状態であっても、レール(4)をテーブル本体(2)に挿通する際に、締結軸(5B2)の頭部(5B2a)がテーブル本体(2)に引掛かりにくくなる。また、締結軸(5B2)の頭部(5B2a)をストッパ(5)の通し孔(5B1)に対して、互いの円錐台状に傾斜した傾斜座面(5B1a,5B2b)同士の当接構造によりセンタリングした状態に締結することができる。
また、レール(4)が、ストッパ(5)を取り囲み状に収めた形にセットすることのできる収容凹部(4A)を有する。ストッパ(5)が、収容凹部(4A)内で締結部(5B)により1箇所でレール(4)に締結される。上記構成によれば、ストッパ(5)をレール(4)に対して大きく張り出させることなく組み付けることができると共に、1箇所の締結のみで適切に位置決めした状態に組み付けることができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明のシートバックテーブルは、航空機用のシートの他、自動車や鉄道等の車両や船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、シートバックテーブルは、映画館や競技場等の施設に設置される非乗物用のシートにも広く適用することができるものである。
2.シートバックテーブルは、シートバックに対して展開格納可能に設けられるものに限らず、展開位置でレールに対してスライド可能なように設けられるのみの構成であっても良い。上記シートバックテーブルのレールに対するスライド方向は、前後方向の他、左右方向であっても良い。
3.ストッパは、一方のレールにのみ設定されていても良い。ストッパは、レールの収容凹部内にセットされるものの他、レールの一般面から張り出す形に設けられるものであっても良い。ストッパは、レールの外側部に組み付けられるものの他、レールの上部又は下部に組み付く構成であっても良い。
4.締結軸の頭部は、ストッパの通し孔内に入り込むことなく、ストッパの通し孔から出た外側面上に底付く構成であっても良い。
1 シートバックテーブル
2 テーブル本体
2A 載置面
2B 挿通路
2C ガイド
2D 案内突条
2E 前側係止爪(係止爪)
2F 後側係止爪
2G 摺動突条
3 アーム
4 レール
4A 収容凹部
4B 締結座(当接点)
4C 締結孔
4D 通し孔
4E 逃がし凹部
4F ボールプランジャ
5 ストッパ
5A 当接片
5A1 切り欠き
5B 締結部
5B1 通し孔
5B1a 傾斜座面
5B2 締結軸
5B2a 頭部
5B2b 傾斜座面
5C 押込み部
10 シート
11 シートバック
P 所定の挿通位置
T 隙間

Claims (5)

  1. シートバックテーブルであって、
    載置面を備えるテーブル本体と、
    該テーブル本体に形成された挿通路に挿通されて前記テーブル本体を挿通方向にスライド可能なように支持するレールと、
    該レールと前記テーブル本体との間に設けられた係止構造と、を有し、
    前記係止構造が、前記テーブル本体の前記挿通路内に張り出す係止爪と、前記レールに取り付けられ前記テーブル本体の前記レールからの引き抜きを前記係止爪との当接により規制するストッパと、を有し、
    前記ストッパが、前記係止爪との当接部となる当接片と、前記レールに対する差込式の締結構造を成す締結部と、該締結部の前記レールに対する締め付け途中において外部からの押し込み力により前記ストッパを前記レールとの当接点を支点に揺動させて前記当接片を前記係止爪と当たらない姿勢に切り換えられる押込み部と、を有し、前記押込み部の押し込みにより前記レールを前記当接片が前記係止爪を前記挿通方向に越える所定の挿通位置まで前記テーブル本体の前記挿通路内に挿通可能とされ、かつ、前記所定の挿通位置において前記押込み部と前記締結部とが前記テーブル本体の外部に露出するシートバックテーブル。
  2. 請求項1に記載のシートバックテーブルであって、
    前記レールが、前記ストッパの前記締結部が締結される締結座と、該締結座よりも凹んで該締結座を支点とした前記押込み部の押し込みを逃がす逃がし凹部と、を有するシートバックテーブル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシートバックテーブルであって、
    前記締結部が、前記ストッパに形成された通し孔と、該通し孔に通されて前記レールに締結される締結軸と、を有し、
    前記締結軸が、前記通し孔よりも小径とされて、該通し孔との間の隙間により前記ストッパを前記締結軸を中心に揺動させられるシートバックテーブル。
  4. 請求項3に記載のシートバックテーブルであって、
    前記締結軸の頭部と前記ストッパの前記通し孔の周縁との当接構造が、円錐台状に傾斜した傾斜座面同士の当接構造とされるシートバックテーブル。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のシートバックテーブルであって、
    前記レールが、前記ストッパを取り囲み状に収めた形にセットすることのできる収容凹部を有し、前記ストッパが、前記収容凹部内で前記締結部により1箇所で前記レールに締結されるシートバックテーブル。
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