JP7143165B2 - 分離機能を有する鍵盤装置 - Google Patents

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本発明は、電子鍵盤楽器などに適用され、複数の鍵盤ユニットに分離可能な鍵盤装置に関し、特に、分離されている複数の鍵盤ユニットを連結し、鍵盤装置を一体に構成するための連結構造に関する。
従来、多数の鍵を有する鍵盤装置を備え、持ち運びが比較的容易な電子ピアノとして、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この電子ピアノは、鍵盤装置が2つに折畳み可能に構成されている。具体的には、各々が前後方向に延びかつ左右方向に並ぶ多数の鍵を有する鍵盤装置において、その左右方向の中央付近で分割され、それらの左右の鍵盤部の底面同士が重なるように折り畳まれる。そして、鍵盤装置が2つに折り畳まれた電子ピアノは、所定のケースに収納された状態で、持ち運ばれるようになっている。
実用新案登録第3074085号公報
しかし、上述した従来の電子ピアノでは、左右方向に横長の鍵盤装置を、単に2つに折り畳んでいるにすぎず、持ち運びの際に十分にコンパクト化されているとは言えない。すなわち、横長の鍵盤装置を2つ折りにしても、その最大長さが、例えば機内持ち込みサイズの最大長さを超えているときには、上記の電子ピアノを飛行機内に持ち込めないことがある。また、鍵盤装置を2つに折り畳んで持ち運ぶ場合、例えば、左右一方の鍵盤部を使用時と同じ姿勢に保持すると、他方の鍵盤部は上下反対の姿勢になってしまう。このため、鍵盤装置の内部の構造や持ち運びの状態によっては、鍵盤装置が故障するおそれがある。なお、特許文献1には、折り畳まれた鍵盤装置を元の状態に戻して使用する場合において、その状態を維持するための具体的な構造については、何ら記載されていない。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、持ち運ぶ際に安定した姿勢でコンパクトにまとめることができ、また、分離されている複数の鍵盤ユニット同士を容易に連結できるとともに、使用時に安定した状態に保持することができる鍵盤装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、各々が前後方向に延びかつ左右方向に並んだ状態に配置された複数の鍵を有するとともに、複数の鍵を押下げ可能に支持し、互いに分離可能に構成された複数の鍵盤ユニットと、互いに左右方向に隣り合う2つの鍵盤ユニットの底面に、跨りかつ前後方向の全体にわたって係合した状態で着脱自在に取り付けられ、鍵盤ユニット同士を連結する1以上の連結体と、を備えていることを特徴とする鍵盤装置。
この構成によれば、鍵盤装置が複数の鍵盤ユニットを備えており、これらの鍵盤ユニットが、互いに分離可能に構成されている。各鍵盤ユニットは、各々が前後方向に延びかつ左右方向に並んだ状態に配置された複数の鍵を有するとともに、それらの複数の鍵を押下げ可能に支持している。上記の複数の鍵盤ユニットは、互いに分離可能であるので、鍵盤装置を持ち運ぶ場合、例えば、鍵盤ユニットごとに分離し、それらを所定のケースなどに使用時と同じ姿勢で上下方向に並ぶように収納することが可能である。このように、鍵盤装置を持ち運ぶ際には、各鍵盤ユニットを上記のようにケースに収納することにより、安定した姿勢でコンパクトにまとめることができる。なお、互いに連結される鍵盤ユニットにおいて、互いに対向する側面には、連結された際に両鍵盤ユニットの隣接する鍵同士の隙間を他の鍵同士の隙間と同程度に維持しながら、鍵盤ユニットが分離された際に外部からのアクセス及び埃の侵入を防止するためのカバーが設けられていることが好ましい。
また、上記の鍵盤装置を使用する場合、互いに左右方向に隣り合う鍵盤ユニット同士の底面に連結体を取り付けることによって、両鍵盤ユニットを連結する。この場合、連結体は、互いに左右方向に隣り合う2つの鍵盤ユニットの底面に跨りかつ前後方向の全体にわたって係合するので、両鍵盤ユニットの底面の境界部分全体をしっかりと連結することができ、鍵盤装置を使用時に安定した状態に保持することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の鍵盤装置において、複数の鍵盤ユニットの各々の底面には、左右端部の少なくとも一方に、前後方向の全体にわたって延びるユニット側係合部が設けられており、連結体は、連結すべき鍵盤ユニット同士の底面に跨った状態に配置されたベースと、このベース上に、前後方向に所定長さ延びるように設けられ、連結すべき鍵盤ユニットの互いに隣接するユニット側係合部にそれぞれ係脱自在に係合する2つの連結体側係合部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、各鍵盤ユニットの底面には、左右端部の少なくとも一方に、前後方向の全体にわたって延びるユニット側係合部が設けられている。また、連結体は、ベースと、その上に前後方向に延びるように設けられた2つの連結体側係合部を有している。隣り合う2つの鍵盤ユニットを連結する場合、それらの底面に跨るように、連結体のベースを配置し、2つの連結体側係合部をそれぞれ、両鍵盤ユニットの互いに隣接するユニット側係合部に係合させる。連結体の2つの連結体側係合部を、鍵盤ユニットのユニット側係合部と同様の長さを有するように構成することにより、連結すべき鍵盤ユニットの底面を、前後方向の全体にわたって、しっかりと連結することができる。また、連結体の各連結体側係合部は、鍵盤ユニットのユニット側係合部に対して係脱自在であるので、両係合部の係合を解除し、連結体を鍵盤ユニットから取り外すことにより、連結されていた鍵盤ユニットを容易に分離することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の鍵盤装置において、ユニット側係合部及び連結体側係合部の一方が、外方に突出する凸状に形成され、ユニット側係合部及び連結体側係合部の他方が、一方に嵌合する凹状に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ユニット側係合部及び連結体側係合部の一方が凸状に、他方がそれに嵌合する凹状に形成されるので、両係合部による係合及びその解除を容易に行うことができる。それにより、鍵盤ユニット同士を連結体で容易に連結したり、連結体で連結されている2つの鍵盤ユニットを容易に分離することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の鍵盤装置において、凹状の他方は、蟻溝で構成され、凸状の一方は、他方に対し、その長さ方向にスライドすることによって嵌合する蟻ほぞで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ユニット側係合部及び連結体側係合部の凹凸が、互いに嵌合する蟻溝及び蟻ほぞで構成されている。これにより、蟻ほぞで構成されたユニット側係合部及び連結体側係合部の一方を、蟻溝で構成されたユニット側係合部及び連結体側係合部の他方に対し、その長さ方向の一端から他端に向かってスライドさせるだけで、ユニット側係合部と連結体側係合部を容易に嵌合させることができる。また、ユニット側係合部と連結体側係合部は、それらの長さ方向(前後方向)以外の方向に抜け止め状態で嵌合するので、連結体を介して連結された鍵盤ユニット同士を、より一層強固に連結することができる。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の鍵盤装置において、連結すべき鍵盤ユニット同士の底面に取り付けられた連結体を前後方向にスライド不能にロックするためのロック機構を、さらに備えていることを特徴とする。
この構成によれば、連結すべき鍵盤ユニット同士の底面に取り付けられた連結体が、ロック機構によって、前後方向にスライド不能にロックされる。前述したように、ユニット側係合部及び連結体側係合部の凹凸は、前後方向に延びる蟻溝及び蟻ほぞで構成されているので、ロック機構によって、連結体を前後方向にスライド不能にすることで、鍵盤装置の使用時に、鍵盤ユニット同士を連結する連結体が鍵盤ユニットに対して動くことがなく、鍵盤装置を安定して使用することができる。
本発明の一実施形態による鍵盤装置を示す外観図である。 図1の鍵盤装置を4つの鍵盤ユニットに分解して示す斜視図である。 低音ユニット及び中低音ユニットと、これらを連結するための連結プレートとを示す斜視図である。 鍵盤ユニットの連結構造を説明するための図であり、(a)は中低音ユニットの正面図、(b)は(a)のb-b線に沿う断面図、(c)は(a)の左下端部を拡大して示す正面図である。 連結プレートを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のb-b線に沿う断面図である。 鍵盤ユニットの連結手順を説明するための図であり、(a)は、連結すべき中低音ユニット及び中高音ユニットを並べて配置した状態、(b)は、連結プレートを両ユニットに係合させる直前の状態、(c)は、連結プレートを両ユニットに係合させた状態を示す。 4つの鍵盤ユニットを鍵盤ケースに収納した状態を示す正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による鍵盤装置を示している。この鍵盤装置1は、電子ピアノとして用いられ、互いに分離可能に構成された複数(本実施形態では4つ)の鍵盤ユニット2を備えている。
図2は、鍵盤装置1を4つの鍵盤ユニット2に分離した状態を示している。図1及び図2に示すように、鍵盤装置1は、低音領域、中低音領域、中高音領域及び高音領域にそれぞれに対応する4つの鍵盤ユニット2と、それらを連結する3つの連結プレート3(連結体)とを備えている。なお、以下の説明では、上記の発音領域に対応する4つの鍵盤ユニット2を区別する場合にはそれぞれ、「低音ユニット2A」、「中低音ユニット2B」、「中高音ユニット2C」及び「高音ユニット2D」というものとする。
各鍵盤ユニット2は、各々が前後方向に所定長さ延び、左右方向に並んだ状態に配置された複数の鍵4(白鍵4a及び黒鍵4b)と、これらの下側を囲うように配置されたユニットケース5とを備えている。低音ユニット2Aでは、鍵4を約1オクターブ分(本実施形態では15鍵)、中低音ユニット2B、中高音ユニット2C及び高音ユニット2Dでは、鍵4を2オクターブ分(24鍵)、備えている。なお、本実施形態の鍵盤装置1では、一般的なピアノの鍵数(88鍵)よりも1つ少ない87鍵を有するように構成しているが、一般的なピアノと同数の88鍵とする場合には、高音ユニット2Dが25鍵を有するように構成される。
ユニットケース5は、平面形状が横長矩形状の底板5aと、その前端部及び後端部から上方に直角に屈曲するように設けられた前板5b及び後板5cとにより、縦断面が上方に開口するコ字状に形成されている。このユニットケース5内には、各鍵4を押下げ可能な状態で下方から支持する鍵支持機構6、並びに各鍵4の押鍵情報を検出するためのセンサ及びスイッチなどを有する電子基板7が内蔵されている。なお、図2では、互いに連結される鍵盤ユニット2の内部が側方に露出した状態になっているが、ユニットケース5の連結側の側面に、その内部を覆うカバーなどを設けることも可能である。このようなカバーとしては、比較的薄く構成され、また、鍵盤ユニット2、2同士が連結された際に、それらの隣接する鍵4、4同士の隙間を他の鍵4、4同士の隙間と同程度に維持しながら、鍵盤ユニット2が分離された際に、外部からのアクセス及び埃の侵入を防止するように構成されていることが好ましい。
上記の鍵支持機構6は、複数のリンクバーを有するリンク機構で構成されており、このリンク機構の所定位置に、押し下げられた鍵4を上方に付勢し、元の位置に戻すための復元ばね(図示せず)が設けられている。上記のようなリンク機構及び復元ばねにより、各鍵盤ユニット2の鍵3が、アコースティックピアノに近似した鍵動作をするようになっている。
低音ユニット2Aの左部には、音源回路、制御回路及び入出力インターフェースなどを有するコントロールボックス8が設けられている。このコントロールボックス8には、低音ユニット2A内の電子基板からの押鍵情報が入力されるのに加えて、他の3つの鍵盤ユニット2が連結された際に、それらの電子基板7が電気的に接続され、各電子基板7からの押鍵情報も入力されるようになっている。なお、コントロールボックス8に、図示しないスピーカやヘッドホンなどを接続して、鍵盤装置1の演奏音を、スピーカから発音させたり、ヘッドホンに出力したりすることができるようになっている。
また、各鍵盤ユニット2には、ユニットケース5の底板5aの左右端部の少なくとも一方に、連結プレート3に係合する係合溝11(ユニット側係合部)が設けられている。具体的には、低音ユニット2Aの底板5aには右端部に、中低音ユニット2B及び中高音ユニット2Cには左右端部に、高音ユニット2Dには左端部に、係合溝11が設けられている。なお、各鍵盤ユニット2に設けられた係合溝11は、同じ構成であるので、図4において、中低音ユニット2Bの係合溝11を代表して説明する。
図4(a)及び(b)に示すように、中低音ユニット2Bは、ユニットケース5の底板5aの左右端部に2つの係合溝11、11を有している。各係合溝11は、底板5aの前後方向の全体にわたり、互いに平行に延びる一対の溝形成プレート12、12が、底板5aに下方からねじ止めされることによって形成されている。具体的には、各溝形成プレート12は、所定の厚さを有するとともに、ユニットケース5の底板5aの前後方向の奥行き寸法とほぼ同じ長さを有し、平面形状が縦長矩形状に形成されている。また、図4(b)及び(c)に示すように、両溝形成プレート12、12の互いに対向する縁部には、下方に向かって前下がりに傾斜する傾斜面12a、12aがそれぞれ形成されている。このように形成された溝形成プレート12、12により、その間に形成された係合溝11は、断面が逆ハの字状の蟻溝で構成されている。
なお、中低音ユニット2Bを含め、鍵盤ユニット2の底板5aの中央などには、所定の厚さ及び底板5aの奥行き寸法とほぼ同じ長さを有し、平面形状が縦長矩形状の補助プレート13がねじ止めされている。この補助プレート13は、4つの鍵盤ユニット2が連結プレート3で連結された際に、その連結プレート3の底面と鍵盤ユニット2の底板5aとの高さを一定に保つためのものであり、それにより、水平な台上に設置された鍵盤装置1は、全体として、水平な状態に保持される。
また、中低音ユニット2B、中高音ユニット2C及び高音ユニット2Dの前板5bの左端部には、連結プレート3の後述するロック孔15aに係合可能なロック円板14(ロック機構)が設けられている。このロック円板14は、正面形状が所定の径を有する円形に形成され、前方に突設された支軸14aに偏心した状態で回動自在に支持されている。
図5は、連結プレート3を示している。同図(a)に示すように、連結プレート3は、所定の厚さを有するとともに平面形状が縦長矩形状に形成された板状のベース15と、このベース15上にねじ止めされ、連結すべき鍵盤ユニット2、2の隣接する係合溝11、11にそれぞれ係合する左右一対の係合凸部16、16(連結体側係合部)とを有している。ベース15の前後方向(図5(a)の上下方向)の奥行き寸法は、ユニットケース5の底板5aの前後方向の長さよりも若干長く形成されている。
また、ベース15の前端部には、横長矩形状で上下方向に貫通するロック孔15aが形成され、鍵盤ユニット2の前記ロック円板14が係合可能になっている。具体的には、ロック円板14が、支軸を中心として、連結される鍵盤ユニット2側に回動することにより、ロック円板14の周縁部の一部が、ロック孔15aに上方から挿入した状態で係合する。これにより、連結プレート3は、鍵盤ユニット2に対し、前後方向にスライド不能にロックされる。
さらに、ベース15上の後端部には、上方に突出するストッパ17がねじ止めされている。後述するように、2つの鍵盤ユニット2、2を連結する際に、連結プレート3を、両連結ユニット2、2の底面側において、後方から前方にスライドさせ、適正な位置に到達したときに、両鍵盤ユニット2、2のユニットケース5の後板5cに当接するようになっている。
一方、左右の係合凸部16、16は、互いに左右方向に所定間隔を隔てた状態で前後方向に平行に延び、鍵盤ユニット2側の溝形成プレート12とほぼ同じ厚さ及び長さを有している。図5(b)に示すように、各係合凸部16の左右の縁部には、下方に向かって横幅が次第に狭くなるように傾斜する傾斜面16a、16aが形成されている。このように形成された係合凸部16は、その断面が逆ハの字状の蟻ほぞで構成されている。また、各係合凸部16の前端部16bは、横幅が前方に向かって次第に狭くなるように形成されている。
以上のように構成された4つの鍵盤ユニット2は、連結プレート3を介して、次のように連結される。図6は、鍵盤ユニット2、2の連結手順を示している。なお、同図では、中低音ユニット2Bと中高音ユニット2Cとの連結手順を示している。
まず、図6(a)に示すように、連結すべき2つの鍵盤ユニット2、2を左右方向に並んだ状態に配置する。次いで、同図(b)に示すように、両鍵盤ユニット2、2を互いに当接させた状態で、その底面側において、後方から連結プレート3を挿入する。この場合、連結プレート3の両係合凸部16の前端部16aを、左右の鍵盤ユニット2、2の互いに隣接する係合溝11、11に後方から挿入する。そして、連結プレート3を、さらに前方へスライドさせ、ストッパ17が両鍵盤ユニット2、2の背面、すなわち各ユニットケース5の後板5cに当接するまでスライドさせる。これにより、両鍵盤ユニット2、2は、その底面の境界部分全体が連結プレート3によって連結される。
以上のようにして、互いに連結すべき鍵盤ユニット2、2を連結プレート3によって連結した後、鍵盤ユニット2の前面に設けられたロック円板14を、対応する連結プレート3側に回動させ、ロック孔15aに係合させる。以上により、3つの連結プレート3によって、4つの鍵盤ユニット2の連結が完了し、図1に示す鍵盤装置1が一体に構成される。
なお、この鍵盤装置1を、鍵盤ユニット2ごとに分離する際には、上記の各ロック円板14を上記と逆方向に回動させることで、対応する連結プレート3のロック孔15aから外し、さらに、各連結プレート3を後方にスライドさせて、連結していた両鍵盤ユニット2、2から取り外す。以上により、鍵盤装置1が4つの鍵盤ユニット2に分離される。
図7は、4つの鍵盤ユニット2を所定の鍵盤ケース21に収納した状態を示している。同図に示すように、鍵盤ケース21内には、上下方向に所定間隔を隔てて3つの仕切板21aが水平に設けられ、これにより、上下方向に4つの収納スペースが画成されている。したがって、これらの収納スペースに4つの鍵盤ユニット2をそれぞれ収納することにより、各鍵盤ユニット2は、使用時と同じ姿勢で収納される。なお、図7では、鍵盤ケース21内の4つの収納スペースについて、左右方向の横幅寸法がいずれも同じになるように示しているが、前述したように、高音ユニット2Dが25鍵を有する場合、他の鍵盤ユニット2に比べて横幅が1鍵分、長くなるので、高音ユニット2Dを収納する収納スペースの横幅を、他の収納スペースのそれに比べて、若干長くしてもよい。
以上、詳述したように、本実施形態によれば、鍵盤装置1が、互いに分離可能な4つの鍵盤ユニット2で構成されているので、鍵盤装置1を持ち運ぶ際には、各鍵盤ユニット2を上記の鍵盤ケース21に収納することにより、安定した姿勢でコンパクトにまとめることができる。また、2つの鍵盤ユニット2、2同士を連結する場合、それらの底面側において、連結プレート3を後方から前方にスライドさせることにより、2つの鍵盤ユニット2、2の底面の境界部分全体をしっかりと連結することができ、鍵盤装置1を使用時に安定した状態に保持することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、鍵盤装置1を4つの鍵盤ユニット2に分離可能に構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、鍵盤ユニット2を2、3、5又は6つなどに分離可能に構成してもよい。また、実施形態では、鍵盤ユニット2側の係合溝11に、連結プレート3の係合凸部16を係合させたが、この凹凸関係を逆にすることももちろん可能である。加えて、上記の係合溝11を蟻溝で、上記の係合凸部16を蟻ほぞで構成したが、これらの係合溝11及び係合凸部16を他の形状の凹凸で構成することも可能である。さらに、実施形態で示した鍵盤ユニット2及び連結プレート3の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
1 鍵盤装置
2 鍵盤ユニット
2A 低音ユニット
2B 中低音ユニット
2C 中高音ユニット
2D 高音ユニット
3 連結プレート(連結体)
4 鍵
5 ユニットケース
5a 底板
11 係合溝(ユニット側係合部)
12 溝形成プレート
12a 傾斜面
14 ロック円板(ロック機構)
15 ベース
16 係合凸部(連結体側係合部)

Claims (5)

  1. 各々が前後方向に延びかつ左右方向に並んだ状態に配置された複数の鍵を有するとともに、当該複数の鍵を押下げ可能に支持し、互いに分離可能に構成された複数の鍵盤ユニットと、
    互いに左右方向に隣り合う2つの前記鍵盤ユニットの底面に、跨りかつ前後方向の全体にわたって係合した状態で着脱自在に取り付けられ、当該鍵盤ユニット同士を連結する1以上の連結体と、
    を備えていることを特徴とする鍵盤装置。
  2. 前記複数の鍵盤ユニットの各々の底面には、左右端部の少なくとも一方に、前後方向の全体にわたって延びるユニット側係合部が設けられており、
    前記連結体は、
    連結すべき前記鍵盤ユニット同士の底面に跨った状態に配置されたベースと、
    このベース上に、前後方向に所定長さ延びるように設けられ、前記連結すべき鍵盤ユニットの互いに隣接する前記ユニット側係合部にそれぞれ係脱自在に係合する2つの連結体側係合部を有していることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤装置。
  3. 前記ユニット側係合部及び前記連結体側係合部の一方が、外方に突出する凸状に形成され、前記ユニット側係合部及び前記連結体側係合部の他方が、前記一方に嵌合する凹状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の鍵盤装置。
  4. 凹状の前記他方は、蟻溝で構成され、凸状の前記一方は、前記他方に対し、その長さ方向にスライドすることによって嵌合する蟻ほぞで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の鍵盤装置。
  5. 連結すべき前記鍵盤ユニット同士の底面に取り付けられた前記連結体を前後方向にスライド不能にロックするためのロック機構を、さらに備えていることを特徴とする請求項4に記載の鍵盤装置。
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