JP7141252B2 - 清掃用物品 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃用物品に関する。
従来より、把手挿入部を有し、把手を該把手挿入部内に挿入して取り付け可能に構成されている清掃用物品が知られている。例えば、特許文献1には、多数の熱融着繊維が基材シートに熱融着された刷毛状の清掃用モップが開示されている。同文献には、刷毛の外層を構成する繊維が内層を構成する繊維よりも細いことも開示されている。
また、特許文献2には、扁平筒状の把手挿入部を有し、把手を該把手挿入部内に挿入して取り付け可能となっている清掃用物品が開示されている。同文献には、把手挿入部は、対向した把手挿入部形成シートが接合されて形成されており、把手挿入部の上面及び下面には、それぞれ繊維層が1層以上設けられていることも開示されている。
特開平11-276402号公報 特開2007-236690号公報
しかし、特許文献1に記載の清掃用モップは、繊維が片面のみに存在しているので、清掃時における清掃対象物への清掃性能や利便性が劣ってしまう。また、特許文献2に記載の清掃用物品は、繊維を両面に存在させることによって、微粒子、微細ほこり等の清掃性能や利便性が向上したものの、塊状になった繊維ほこりなどの柔軟性があり且つ大きなごみに対する清掃後の保持性能は改善の余地があった。
したがって、本発明の課題は、微粒子及び微細ほこり等の清掃性能や利便性を損なわずに、従来技術の欠点であった、塊状になった繊維ほこりなどの柔軟性があり且つ大きなごみに対する清掃後の保持性能を高めた清掃用物品を提供することにある。
本発明は、複数の繊維からなる柱状の清掃部と、該清掃部の内部に位置し且つ該清掃部の延びる方向に沿って延びる筒状の把手挿入部とを有する清掃用物品であって、
前記把手挿入部は、対向した一対の基材シートが接合されて形成されており、
前記各基材シートの面のうち、前記把手挿入部に臨む面と反対側の面に、第1繊維の繊維束及び第1繊維よりも細径の第2繊維の繊維束が配置されて前記清掃部が形成されており、
第1繊維及び第2繊維はいずれも自由端及び固定端を有し、
第1繊維の固定端及び第2繊維の固定端はいずれも、前記基材シートの平面方向において前記把手挿入部と重なり、且つ該把手挿入部の延びる方向に沿って延びる接合部の位置において前記基材シートと接合されており、
前記清掃部の横断面視において、第1繊維及び第2繊維はいずれも前記接合部から放射状に延びており、
前記清掃部の横断面視において、第1繊維は前記基材シートの面に対して起立性向を有し、それによって第1繊維の前記繊維束は、前記基材シートの面に対して直交する方向寄りに偏在しており、
前記清掃部の横断面視において、第2繊維は前記基材シートの面に沿う倒伏性向を有し、それによって第2繊維の前記繊維束は、前記基材シートの面寄りに偏在している、清掃用物品を提供するものである。
本発明によれば、微粒子の捕集性に加えて、塊状になった綿ほこりなどの柔軟性があり且つ比較的大きなごみの捕集性に優れた清掃用物品を提供できる。
図1は、本発明の清掃用物品の一実施形態を示す斜視図である。 図2は、本発明の清掃用物品の製造過程における各構成部材の位置関係を上面から見た分解斜視図である。 図3は、図1に示す清掃用物品のA-A線での断面図である。 図4は、混在繊維束を有する清掃用物品の断面図である。 図5(a)は、本発明の清掃用物品の製造過程における接合部及び点状接合部列の配置位置を示す上面図であり、図5(b)は、図5(a)のB-B線での断面図であり、図5(c)は、図5(a)のC-C線での断面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の清掃用物品の一実施形態が示されている。同図に示すように、清掃用物品1は、柱状の清掃部10と、清掃部10の内部に位置する筒状の把手挿入部20とを有している。同図に示す清掃用物品1は、把手挿入部20に挿入可能な形状を有する把手30を更に備えていてもよい。
まず、清掃部10の説明に先立ち、把手挿入部20について説明する。図1に示すように、把手挿入部20は、清掃部10の内部に位置しており、清掃部10の延びる方向である長手方向Xに沿って延びる扁平な部材である。図2に示すように、把手挿入部20は、一対の基材シート21,21が対向して筒状に形成されている。なお、以下の説明では、図2に示す一対の基材シート21のそれぞれを個別に指し示すときには、上側に位置する基材シート21を「第1基材シート21A」ともいい、下側に位置する基材シート21を、「第2基材シート21B」ともいう。各基材シート21A,21Bを区別しない場合には、基材シート21と総称する。
図2に示すように、基材シート21は略矩形状であり、これらの長手方向は清掃用物品1の長手方向Xと一致している。基材シート21の長手方向Xの長さは、把手30の挿入操作のしやすさ等の観点から、清掃部10よりも長いことが好ましい。つまり、把手挿入部20は、該把手挿入部20を構成する基材シート21を清掃部10の長手方向Xの長さよりも長く形成することによって、基材シート21の長手方向Xの端部が清掃部10の少なくとも一方の長手方向Xの端部から延出した延出部を有していることが好ましい。基材シート21の長手方向Xの端部は、清掃部10の少なくとも一方の長手方向Xの端部から好ましくは1mm以上40mm以下、更に好ましくは1mm以上30mm以下延出して、延出部を形成している。基材シート21の幅は、清掃部10の幅と略同じになっているか、又はそれよりも狭くなっている。
また、1枚の基材シート21に着目したときに、該基材シート21の幅は全て同じであってもよく、異なっていてもよい。例えば、清掃部10の存在する領域では、基材シート21の幅を清掃部10の幅と略同じ又は該幅よりも狭いものとし、また延出部では、その幅(延出部における基材シート21の幅)を清掃部10の存在する領域に位置する基材シート21の幅よりも狭くすることができる。把手30の挿入操作のしやすさ等の観点から、一方の基材シート21に形成された延出部は他方の基材シート21に接合されておらず、離間可能となっていることが好ましい。また同様の観点から、延出部を該シート21の厚み方向に沿って見たときに、延出部の長手方向端部が長手方向中央部に向けて折り返されて、延出部の最延端の角がアール形状となるように形成されていることも好ましい。
基材シート21における長手方向Xの端部には、把手30からの脱落を防止する観点から、把手30に設けられた鉤部(図示せず)と係合するための切れ込み部23が設けられていることが好ましい。また、基材シート21における長手方向Xの端部は、前記延出部の強度を保つ観点から、それぞれ長手方向中央部に向けて折り返されて対向面どうしが接合された折り返し部が設けられていることも好ましい。切れ込み部23や折り返し部は、例えば延出部に設けることができる。切れ込み部23及び折り返し部は、一方の基材シート21にのみ形成されていてもよく、両方の基材シート21A,21Bに形成されていてもよく、また、基材シート21の長手方向Xの一端にのみ形成されていてもよく、基材シート21の長手方向Xの両端に形成されていてもよい。
第1及び第2基材シート21A,21Bは、把手30を挿入できる程度の幅を備えている。各基材シート21A,21Bは、熱融着や、ホットメルト接着剤等の接合手段で接合されており(図示せず)、各基材シート21A,21Bで画成された空間によって筒状の把手挿入部20が形成されている。基材シート21の形成材料としては、従来の清掃用物品に用いられている不織布等の繊維シートを用いることができ、例えばエアスルー不織布やスパンボンド不織布、サーマルボンド不織布等を用いることができる。
基材シート21の坪量は、強度等の観点から、8g/m以上であることが好ましく、15g/m以上であることがより好ましく、20g/m以上であることが更に好ましく、また200g/m以下であることが好ましく、150g/m以下であることがより好ましく、また120g/m以下であることが更に好ましい。具体的には、基材シート21の坪量は、20g/m以上120g/m以下であることが好ましく、25g/m以上100g/m以下であることがより好ましく、30g/m以上90g/m以下であることが更に好ましい。
図1に示すように、清掃部10は、複数の繊維からなる柱状の部材である。図1には、略円柱状をした清掃部10が示されているが、清掃部10の形状はこれに限られず、例えば略楕円柱状であってもよい。同図に示す清掃部10は、第1繊維11と、第1繊維11よりも細径の第2繊維12とから構成されている。
清掃部10は、第1繊維11及び第2繊維12を開繊することによって柱状となされている。開繊する前の第1繊維11及び第2繊維12は図2に示すような配置となっている。図2に示すように、各基材シート21の面のうち、把手挿入部20に臨む面と反対側の面(同図中、第1基材シート21Aの上面及び第2基材シート21Bの下面)には、第1繊維11の繊維束11A(以下、これを「第1繊維束11A」ともいう。)及び第2繊維12の繊維束12A(以下、これを「第2繊維束12A」ともいう。)が所定の厚みをもって配置されている。開繊については、後述の製造方法にて詳述する。
図2に示すように、清掃部10は、各基材シート21A,21Bから外側に向かって、第2繊維束12A及び第1繊維束11Aの順で積層した四層の繊維層を有するように配置したあと、各繊維を開繊して柱状となる。開繊する前の清掃部10は、その両面において、第1繊維束11Aが外層を形成し、第2繊維束12Aが内層を形成するように配置されている。また、各繊維束11A,12Aを構成する各繊維11,12は、長手方向Xに直交する方向である幅方向Yに延びるように引き揃えられている。このように、各繊維束11A,12Aが各基材シート21A,21Bに配置されることによって、清掃部10が形成されている。
図2に示すように、清掃部10は、各繊維束11A,12Aの延びる方向の中央領域に、把手挿入部20の延びる方向に沿って連続的に延びる接合部13を有している。接合部13は、第1及び第2繊維束11A,12Aと基材シート21とを、それらの幅方向Yの中央領域で連続的に接合するように形成されている。接合部13は、基材シート21の平面方向において前記把手挿入部と重なるように形成されている。
第1及び第2繊維束11A,12Aについて着目すると、第1繊維束11Aを構成する第1繊維11及び第2繊維束12Aを構成する第2繊維12は、これらの一方の繊維端が接合部13の位置においていずれも固定端となっている。つまり、各繊維11,12の一端が接合部13によって固定されている。これに対して、各繊維11,12の他端は接合等されていないので、自由端となっている。このような構成となっていることによって、各繊維は清掃時に自由に動くことができるので、曲面や凹凸を有する清掃対象面を清掃した場合でも、清掃用物品1が清掃対象面に追従し易くなり、その結果、ごみの捕集性を高めることができる。
図3に示すように、清掃部10を横断面視したときに、清掃部10を構成する第1繊維11及び第2繊維12は、いずれも幅方向中央部に位置する接合部13から放射状に延びている。また同図に示すように、第1繊維11は、基材シート21の面に対して起立性向を有しており、それによって第1繊維束11Aは基材シート21の面に対して直交する方向寄りに偏在している。これに対して、同図に示すように、第2繊維12は基材シート21の面に沿う倒伏性向を有し、それによって第2繊維束12Aは、基材シート21の面寄りに偏在している。
「起立性向」とは、坪量80g/m以上の繊維束を観察対象とした場合、該繊維束の30%(質量基準)以上が基材シート21の面に対して45度以上をなすように繊維が配向していることをいう。また、「倒伏性向」とは、坪量80g/m以上の繊維束を観察対象とした場合、該繊維の40%(質量基準)以上が基材シート21の面に対して45度未満をなすように繊維が配向していることをいう。
清掃部10の詳細を説明すると、図3に示すように、基材シート21の面に対して好ましくは45度以上をなす領域(以下「第1領域31」ともいう)には、相対的に太径の第1繊維11が主に存在している。第1領域31に、第2繊維12が存在していることは妨げられないが、綿ほこりの捕集性の観点から、第2繊維12の存在量は少ないことが好ましい。これに対して、基材シート21の面に対して好ましくは45度未満をなす領域(以下「第2領域32」ともいう)には、相対的に細径の第2繊維12が主に存在している。この領域には、第1繊維11が存在していることは妨げられないが、微粒子の捕集性の観点から、第1繊維11の存在量は少ないことが好ましい。
第1繊維11及び第2繊維12の存在位置が上述の構成となっていることによって、相対的に太径の第1繊維11が主に存在している第1領域31において、該第1繊維11が塊状の綿ほこりを突き刺すように絡め取って捕集する。一方、相対的に細径の第2繊維12が主に存在している第2領域32において微粒子が繊維に吸着して効果的に捕集される。このこととは対照的に、清掃部10の全域において第1繊維11及び第2繊維12が均一に混在している場合には、綿ほこりの捕集と微粒子の捕集との両立が困難である。なお第1領域31及び第2領域32は両者が明確に区別されていることを要せず、両者間には、両者の遷移領域が存在していてもよい。
第1繊維束11Aの質量と第2繊維束12Aの質量との比は、第1繊維束11A:第2繊維束12Aとして、30:70以上70:30以下であることが好ましく、40:60以上60:40以下であることがより好ましく、45:55以上55:45以下であることが更に好ましい。第1繊維束と第2繊維束との質量比がこのような範囲となっていることによって、微粒子及び微細な綿ほこりと塊状の繊維ほこりなどの柔軟性のある大きなごみとを効率的に捕集できる。
塊状になった綿ほこり等の柔軟性のあるごみを突き刺すように捕集する性能を更に向上させる観点から、第1繊維11を構成する繊維は、第2繊維12を構成する繊維よりも弾性率の高いものであることが好ましい。弾性率の高い繊維としては、例えば原料として熱可塑性樹脂を含む繊維等が挙げられる。熱可塑性樹脂を含む繊維としては、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)繊維、PE及びPETの複合繊維、PE及びPPの複合繊維、芯がPET又はPPであり且つ鞘がPEである芯鞘構造を有する複合繊維等が挙げられる。弾性率は、例えば日本化学繊維協会「わが国化学繊維性能表」で示す初期引張抵抗度(見掛ヤング率)とすることができる。
第1繊維11が第2繊維12よりも弾性率の高いものとするためには、例えば第1繊維11の原料を第2繊維12の原料よりも弾性率が高いものを用いたり、各繊維の原料を同じものを用いたときに第1繊維11の繊度を第2繊維12の繊度よりも高くしたりすることができる。つまり、各繊維の原料を同じものを用いたときには、第2繊維12を第1繊維11よりも細径とすることで、各繊維の弾性率を異なるものとすることができる。
塊状になった綿ほこり等の柔軟性のあるごみを効果的に絡め取って除去する観点から、第1繊維11の繊維及び第2繊維12の繊維が同じ原料である場合は、第2繊維12が第1繊維11よりも細径であることを条件として、第2繊維12の繊度に対する第1繊維11の繊度の比が、各繊維の繊度をdtex(デシテックス)で表して、1.2以上であることが好ましく、1.5以上であることがより好ましく、2以上であることが更に好ましく、また、10以下であることが好ましく、8以下であることがより好ましく、5以下であることが更に好ましい。具体的には、第2繊維の繊度に対する第1繊維の繊度の比が1.2以上10以下であることが好ましく、1.5以上8以下であることがより好ましく、2以上5以下であることが更に好ましい。
同様の観点から、第1繊維11の繊度は、上述した第1繊維11及び第2繊維12の繊度の関係を満たすことを条件として、4.4dtex以上であることが好ましく、6.6dtex以上であることがより好ましく、8.8dtex以上であることが更に好ましく、また、50dtex以下であることが好ましく、30dtex以下であることがより好ましく、20dtex以下であることが更に好ましい。具体的には、第1繊維11の繊度は、4.4dtex以上50dtex以下であることが好ましく、6.6dtex以上30dtex以下であることがより好ましく、8.8dtex以上20dtex以下であることが更に好ましい。第1繊維11の繊度がこのような範囲にあることによって、塊状になった綿ほこり等が第1繊維11に一層突き刺ささりやすくなり、一層容易に除去される。
また同様の観点から、第2繊維12の繊度は、上述した第1繊維11及び第2繊維12の繊度の関係を満たすことを条件として、0.11dtex以上であることが好ましく、1.1dtex以上であることがより好ましく、2.2dtex以上であることが更に好ましく、また、11dtex以下であることが好ましく、6.6dtex以下であることがより好ましく、3.3dtex以下であることが更に好ましい。具体的には、第2繊維12の繊度は、0.11dtex以上11dtex以下であることが好ましく、1.1dtex以上6.6dtex以下であることがより好ましく、2.2dtex以上6.6dtex以下であることが更に好ましい。第2繊維12の繊度がこのような範囲にあることによって、微粒子が一層容易に除去される。
塊状の綿ほこり等の柔軟性のあるごみを絡め取って除去性を高める観点から、第1繊維11及び第2繊維12はいずれも捲縮していることが好ましい。捲縮した繊維としては、二次元又は三次元に捲縮したものを用いることができる。捲縮繊維としては、例えば上述の芯鞘繊維や、収縮率の異なる2種類の熱可塑性樹脂を成分とする偏心芯鞘型複合繊維、又はサイド・バイ・サイド型複合繊維を採用することができる。捲縮繊維の構成成分としては、上述の樹脂が挙げられる。その他の例としては、特開平9-296325号公報等に記載のものが挙げられる。
繊維の捲縮の度合いは、例えばJIS L 0208に規定される捲縮率及び捲縮数として評価することができる。捲縮率は、繊維を引き伸ばしたときの長さAと、元の繊維の長さBとの差の、繊維を伸ばしたときの長さAに対する百分率で定義され、「(A-B)/A×100(%)」といった式から算出される。元の繊維の長さBとは、繊維が自然状態において、繊維の両端部を直線で結んだ長さをいう。自然状態とは、繊維の一方の端部を水平な板に固定し、繊維の自重で下方に垂らした状態をいう。繊維を引き伸ばしたときの長さAとは、繊維の捲縮がなくなるまで伸ばしたときの最小荷重時の長さをいう。
綿ほこりの絡め取り性を向上させる観点から、各繊維11,12における捲縮率は、それぞれ独立して、5%以上50%以下であることが好ましく、10%以上30%以下であることが更に好ましい。また、捲縮数は、それぞれ独立して、1cmあたり2個以上10個以下であることが好ましい。このような捲縮率及び捲縮数とするためには、例えば、繊維の製造工程において施す捲縮処理や、加熱処理の温度を適宜調節することによって行うことができる。
第1繊維11及び第2繊維12の構成材料としては、熱可塑性繊維を用いることが好ましい。熱可塑性繊維としては、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステルや、ポリアミドから選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。これらの繊維は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
ごみの捕集をより簡便に視認可能とする観点から、清掃部10における第1繊維11の色と第2繊維12の色とが相違していることが好ましい。各繊維11,12の色を異なるものとするためには、例えば、各繊維の製造工程において、異なる色を有する着色料をそれぞれ添加したり、同種の着色料の含有量を変化させることによって行うことができる。また、このような構成を有していることによって、第1領域31と第2領域32とで色のコントラストが生じ、清掃用物品1の意匠性が高まるという利点もある。
第1繊維束11A及び第2繊維束12Aの坪量は、第1領域31における綿ほこりの捕集性及び第2領域における微粒子の捕集性を高める観点から、それぞれ独立して、50g/m以上であることが好ましく、80g/m以上であることがより好ましく、100g/m以上であることが更に好ましく、また600g/m以下であることが好ましく、500g/m以下であることがより好ましく、また300g/m以下であることが更に好ましい。具体的には、第1繊維束11A及び第2繊維束12Aの坪量は、それぞれ独立して、50g/m以上600g/m以下であることが好ましく、80g/m以上500g/m以下であることがより好ましく、100g/m以上300g/m以下であることが更に好ましい。
微粒子の捕集性に加えて、綿ほこりの捕集性を一層効果的に向上させる観点から、図4に示すように、清掃部10を横断面視したときに、上述した第1領域31及び第2領域32に加えて、第1繊維11と第2繊維12とが混在した混在繊維束17からなる混在領域33が、第2繊維12の繊維束12Aと基材シート21との間に偏在していることが好ましい。混在繊維束17は、第2繊維束12Aよりも更に基材シート21の面寄りに偏在しており、混在繊維束17を形成する各繊維11,12はいずれも倒伏性向を有している。混在繊維束17からなる混在領域33は、第1繊維11及び第2繊維12が略均一に存在している領域であり、該領域33は基材シート21の面に対して好ましくは30度以下、更に好ましくは25度以下に存在するように形成されている。
図4に示す混在繊維束17を一部に有する清掃部10は、例えば図5(a)に示すように、接合部13に加えて、第1及び第2繊維束11A,12Aと基材シート21とを接合する点状接合部列15を形成することによって形成することができる。点状接合部列15は、接合部13から幅方向Yへ向けて所定の距離を隔てた側方に位置しており、接合部13の延びる方向と同じ方向に延びている。つまり、点状接合部列15は、接合部13を挟むように一対形成されている。点状接合部列15は、複数の点状接合部15Aが連なって構成されており、各点状接合部15Aは互いに離間した非連続のものである。
図5(b)に示すように、基材シート21上に配されている第1繊維11及び第2繊維12は、これらの繊維の自由端と固定端との間で、点状接合部列15において基材シート21と更に接合される部分が生じる。同図に示すように、点状接合部列15の点状接合部15Aにおいて、第2繊維12が基材シート21と接合され、且つ第1繊維11が第2繊維12と接合されている。また、第1繊維11及び第2繊維12の各繊維の自由端と固定端との間で、各繊維は基材シート21と一体となるように接合されている。これに加えて、点状接合部列15の点状接合部15Aにおいて、各基材シート21A,21Bが接合されている。一方、点状接合部15Aが形成されていない部分は、図5(c)に示すように、基材シート21上に配されている第1繊維11及び第2繊維12はいずれも、繊維の自由端と、該繊維の固定端としての接合部13とを有しており、接合部13において、各繊維11,12と一方の基材シート21とが接合されている。
このように点状接合部列15が形成されると、点状接合部15Aを有する断面(図5(a)におけるB-B線)で清掃部10を横断面視したときには、図4に示すように、混在繊維束17が形成された領域が存在するようになる。一方、点状接合部が形成されていない部分での断面(図5(a)におけるC-C線)では、各繊維は図3に示すように配向している。このように、各繊維と基材シートとの接合位置が複数あり、またその接合パターンが異なっていることによって、複数のパターンの起毛形状を有する清掃部10が形成され、その結果、微粒子及び綿ほこりの捕集性を一層効果的に向上させることができる。
点状接合部列15における点状接合部15Aの形状は、本発明の効果を奏する限りにおいて特に制限はなく、例えば円形、楕円形、矩形等の幾何学形状であってもよい。また、点状接合部15Aの長手方向Xの間隔は、等間隔であってもよく、等間隔でなくてもよい。
把手30を簡便に挿入する観点から、点状接合部列15における点状接合部15Aの長手方向Xの間隔L1(図5参照)は、5mm以上40mm以下であることが好ましい。また、点状接合部15Aの個数は、基材シート21の長手方向Xの長さによって適宜調整することができるが、2個以上100個以下であることが好ましい。
同様の観点から、接合部13と点状接合部列15との幅方向Yにおける間隔W1(図5参照)は、基材シート21の幅方向の長さによって適宜調整することができるが、それぞれ独立して、5mm以上90mm以下であることが好ましく、5mm以上45mm以下であることが更に好ましい。
また同様の観点から、隣り合う点状接合部列15,15の間隔W2(図5参照)は、基材シート21の幅方向の長さによって適宜調整することができるが、10mm以上180mm以下であることが好ましく、10mm以上90mm以下であることが更に好ましい。なお、各点状接合部列15,15によって各基材シート21A,21Bが接合されるようになるので、間隔W2は把手挿入部20の幅となる。
把手30は、人手によって把持可能な把持部35と、把手挿入部20に挿入可能な形状を有する挿入部(図示せず)とを有していれば、その形状に特に制限はない。把手30における挿入部として、例えば特開2007-236690号公報に示すような二股に分岐した部材であってもよく、分岐していない一体形状の扁平板状の部材であってもよく、筒状又は柱状の部材であってもよい。
挿入部の形状が上述のいずれの場合であっても、把手30からの清掃用物品1の意図しない脱落を防ぐ観点から、把手30には、基材シート21に形成された切れ込み部23と係合可能な鉤部(図示せず)が設けられていることが好ましい。また、同様の観点から、把手30における挿入部の幅は、把手挿入部20における幅と略同じ長さであることが好ましい。
把手30の形成材料としては、成形性や可撓性の観点から、熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。熱可塑性樹脂としては、具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。把手30が可撓性を有する材料から形成されていることによって、曲面や凹凸を有する清掃対象面を清掃した場合に、清掃用物品1が清掃対象面に追従し易くなり、埃の除去効率が高まるという利点もある。
以上は、本発明の清掃用物品に関する説明であったところ、以下に本発明の清掃用物品の好適な製造方法を説明する。清掃用物品の製造方法は、第1繊維及び第2繊維を製造して各繊維の原反繊維束を形成する工程と、基材シートを形成するための原反シートの一方の面に第1及び第2繊維の原反繊維束を積層して接合し、原反接合体を形成する工程と、一対の原反接合体を接合して複層原反接合体を形成する工程と、複層原反接合体を切断し、開繊させる工程とを有する。
まず、第1繊維及び第2繊維を製造して各繊維の原反繊維束を形成する(原反繊維束形成工程)。各繊維の原反繊維束の製造方法は公知の方法を採用することができ、例えば溶融した原料樹脂をノズルから吐出して長繊維状の樹脂とし、その長繊維状樹脂に対して所定の繊度となるように延伸処理等を施したあと、所定の長さに切断して短繊維とし、その後にカード機等から該短繊維のウェブを供給して、シート状の各繊維の原反繊維束を製造することができる。
製造効率の観点から、各原反繊維束の長手方向と、搬送方向とは一致していることが好ましく、また、各原反繊維束の幅は、目的とする清掃用物品と略同一の幅としておくことが好ましい。
各繊維を捲縮させる場合には、例えば延伸処理を施した長繊維状樹脂に捲縮加工を更に施したあと、該樹脂を切断して短繊維とし、該短繊維に対して熱処理を施すことによって行うことができる。繊維を捲縮させる場合の温度は、原料となる樹脂の融点等に応じて適宜調整することができる。
次いで、基材シート21を形成するための原反シート(以下、単に「原反シート」ともいう。)の一方の面に第1繊維11及び第2繊維12の原反繊維束を積層して接合し、原反接合体を形成する(原反接合体形成工程)。上述の工程を経て製造された第1繊維11及び第2繊維12の各原反繊維束を、基材シート21を形成するための原反シートの一方の面に積層する。このとき、第2繊維12の原反繊維束は、原反シートと第1繊維11の原反繊維束との間に配されるように積層されることが好ましい。つまり、原反シートを下層(内層)としたときに、原反シート、第2繊維12の原反繊維束、第1繊維11の原反繊維束の順に積層することが好ましい。
製造効率の観点から、原反シートの長手方向と、各原反繊維束の長手方向と、搬送方向とはそれぞれ一致していることが好ましい。また、原反シートの幅は、目的とする清掃用物品と略同一の幅としておくことが好ましい。なお本工程では、原反接合体の長手方向と、該接合体の搬送方向とは一致していることが好ましい。
このように製造された積層体は、その搬送工程において、積層体の搬送方向に沿って一定の間隔に、原反シートと略直交する方向に連続した接合部13が形成され、接合される。接合部13は、原反シート、第2繊維12の原反繊維束及び第1繊維11の原反繊維束をそれぞれ接合するように形成される。接合部13は、例えば、超音波シールやヒートシール等によって形成することができる。このようにして、原反接合体を形成することができる。
続いて、一対の原反接合体を接合して、複層原反接合体を形成する(複層原反接合体形成工程)。原反接合体形成工程において製造された原反接合体は、これらを原反シートどうしが相対するように重ねあわせる。この状態で、原反シートどうしを接合して、複層原反接合体を形成させる。複層原反接合体は、一方の面側から、第1繊維11の原反繊維束、第2繊維12の原反繊維束、原反シート、原反シート、第2繊維12の原反繊維束、第1繊維の原反繊維束の順に積層されており、第1繊維11の原反繊維束が最も外側(外層)に位置しており、原反シートが最も内側(内層)に位置するように形成されている。なお本工程では、複層原反接合体の長手方向と、搬送方向とは一致していることが好ましい。
一対の原反接合体における原反シートどうしの接合方法は、例えば原反接合体において、各繊維の原反繊維束が接合されていない側の面にホットメルト接着剤等を塗布又は散布したのち、各原反シートを貼り合わせることによって接合させることができる。上述の接着剤は、把手挿入部が形成可能な位置に塗布又は散布されることが好ましい。
また、上述の接合方法に代えて、図5に示すように複数列の点状接合部列15を形成することによって、一対の原反接合体を接合することもできる。詳細には、原反シートどうしが相対するように原反接合体どうしを積層したのち、一方の第1繊維11の原反繊維束から他方の第1繊維11の原反繊維束まで接合するように、原反シートの幅方向に複数の点状接合部15Aを形成させる。このように形成された点状接合部15Aは、上述の接合部13の延びる方向と同方向に延びるように連なった点状接合部列15となる。点状接合部列15は、例えば超音波シールによって形成させることができる。
最後に、隣り合う接合部13の位置において複層原反接合体を切断する。これに引き続き、原反繊維束を開繊させて、柱状の清掃部を形成し、清掃用物品を得る(開繊工程)。具体的には、複層原反接合体を目的とする清掃用物品の寸法となるように切断したあと、第1繊維11及び第2繊維12にエアーを吹き付けて、各繊維束を毛羽立たせることで開繊させて、柱状の清掃部10及び筒状の把手挿入部20を有する清掃用物品とする。このように開繊することによって、清掃部10の柔軟性が高くなるとともに、清掃対象物への追従性も高くなり、その結果、ごみの捕集性を向上させることができる。
製造効率の観点から、複層原反接合体の切断は、原反シートの幅方向に沿って隣り合う接合部13の位置で切断することが好ましく、また、原反シートの幅方向が清掃用物品の長手方向となるような位置で切断することも好ましい。このような部位で切断することによって、清掃部10における第1繊維11及び第2繊維12は、接合部13が固定端となり、切断部位が自由端となる。
複層原反接合体を形成している原反シート、第2繊維12の原反繊維束、第1繊維11の原反繊維束は、所定の寸法となるように切断されることによって、図2に示すような2枚の基材シート21、第2繊維束12A及び第1繊維束11Aとなる。つまり、原反シート、第2繊維12の原反繊維束及び第1繊維11の原反繊維束は、基材シート21、第2繊維束12A及び第1繊維束11Aとそれぞれ実質的に同一のものである。
把手挿入部20に延出部を設ける場合には、例えば積層させる繊維原反束の幅よりも原反シートの幅を広くした複層原反接合体を形成して、原反シートの幅方向が清掃用物品の長手方向となるような位置で切断することで、延出部を形成することができる。形成された延出部に対して、更に切断加工等を施して所望の形状となるように加工してもよい。そのほかの方法として、図5(a)に示すように、基材シート21に一対の破断誘導線19を形成しておき、該破断誘導線19に挟まれた領域を残して該誘導線19の外方に位置する領域を切り取ることによって、延出部を形成することができる。延出部を把持して把手を挿入しやすくする観点から、延出部の幅は、隣り合う点状接合部列15,15の間隔W2よりも広いことが好ましく、また、基材シート21の最大幅よりも狭いことが好ましい。
把手挿入部20に折り返し部を設ける場合には、例えば上述した延出部を設けるように複層原反接合体を切断して、然る後に、該延出部が形成された各基材シート21A,21Bの端部を長手方向X中央部に向けて折り返して、該シート21の対向面どうしを接合することによって折り返し部を形成することができる。柔軟性の観点から、折り返し部は、折り返した基材シートの対向面どうしで画成された空間を有するように、基材シート21の端部のみがその対向面と接合されているか、又は該基材シート21の対向面どうしの一部が接合されていることが好ましい。折り返し部は、対向面どうし全体が密着して接合されていないことが柔軟性の観点から好ましい。
以上の工程を経て、本発明の清掃用物品が製造される。このように製造された清掃用物品1は、上述した把手30や、又は伸縮性を有する部材等を有する清掃用具に装着して、床面、壁面、梁等の建物、窓の桟、ドア、ドアノブ等の建具、戸棚、箪笥、机食卓等の家具等を清掃対象として好適に使用できる。
以上のとおり、本発明の清掃用物品は、複数の繊維からなる清掃部を有しており、また、該清掃部は清掃対象面への追従性も高くなっているので、微粒子だけでなく、塊状になった綿ほこりなどの柔軟性のあるごみも効果的に捕集することができる。特に、室内の隅や、家具の裏側等に溜まった塊状の綿ほこりの除去に好適に用いることができる。
本発明の清掃用物品は、上記実施形態に限定されない。例えば、清掃部10は第1繊維11及び第2繊維12の二種の太さの繊維からなるものとして説明したが、繊維の種類はこれらに限られず、本発明の効果が奏される限りにおいて、三種類以上の太さの繊維を用いて清掃部を形成してもよい。
上述した本発明の実施形態に関し、更に以下の清掃用物品を開示する。
<1>
複数の繊維からなる柱状の清掃部と、該清掃部の内部に位置し且つ該清掃部の延びる方向に沿って延びる筒状の把手挿入部とを有する清掃用物品であって、
前記把手挿入部は、対向した一対の基材シートが接合されて形成されており、
前記各基材シートの面のうち、前記把手挿入部に臨む面と反対側の面に、第1繊維の繊維束及び第1繊維よりも細径の第2繊維の繊維束が配置されて前記清掃部が形成されており、
第1繊維及び第2繊維はいずれも自由端及び固定端を有し、
第1繊維の固定端及び第2繊維の固定端はいずれも、前記基材シートの平面方向において前記把手挿入部と重なり、且つ該把手挿入部の延びる方向に沿って延びる接合部の位置において前記基材シートと接合されており、
前記清掃部の横断面視において、第1繊維及び第2繊維はいずれも前記接合部から放射状に延びており、
前記清掃部の横断面視において、第1繊維は前記基材シートの面に対して起立性向を有し、それによって前記第1繊維の繊維束は、前記基材シートの面に対して直交する方向寄りに偏在しており、
前記清掃部の横断面視において、第2繊維は前記基材シートの面に沿う倒伏性向を有し、それによって前記第2繊維の繊維束は、前記基材シートの面寄りに偏在している、清掃用物品。
<2>
第2繊維の繊度に対する第1繊維の繊度の比が2以上5以下である前記<1>に記載の清掃用物品。
<3>
第1繊維の繊度は、4.4dtex以上であることが好ましく、6.6dtex以上であることがより好ましく、8.8dtex以上であることが更に好ましい、前記<1>又は<2>に記載の清掃用物品。
<4>
第1繊維の繊度は、50dtex以下であることが好ましく、30dtex以下であることがより好ましく、20dtex以下であることが更に好ましい、前記<1>ないし<3>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<5>
第2繊維の繊度は、0.11dtex以上であることが好ましく、1.1dtex以上であることがより好ましく、2.2dtex以上であることが更に好ましい、前記<1>ないし<4>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<6>
第2繊維の繊度は、11dtex以下であることが好ましく、6.6dtex以下であることがより好ましく、3.3dtex以下であることが更に好ましい、前記<1>ないし<5>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<7>
前記第1繊維の色と前記第2繊維の色とが相違している、前記<1>ないし<6>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<8>
前記第1繊維を構成する繊維は、前記第2繊維を構成する繊維よりも弾性率の高いものである、前記<1>ないし<7>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<9>
前記接合部から距離を隔てて位置し、且つ該接合部の延びる方向と同方向に延びるように点状接合部が連なる点状接合部列において、
第2繊維が、前記自由端と前記固定端との間で前記基材シートと接合されており、
第1繊維が、第2繊維と接合されている、前記<1>ないし<8>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<10>
前記点状接合部の形状は円形又は楕円形である、前記<9>に記載の清掃用物品。
<11>
前記第1繊維と前記第2繊維とが混在した混在繊維束が、前記第2繊維の繊維束と前記基材シートとの間に偏在している、前記<9>又は<10>に記載の清掃用物品。
<12>
前記第1繊維及び前記第2繊維がいずれも捲縮している、前記<1>ないし<11>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<13>
前記基材シートは略矩形状である、前記<1>ないし<12>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<14>
前記基材シートの長手方向の長さが前記清掃部よりも長い、前記<1>ないし<13>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<15>
前記基材シートの幅が前記清掃部の幅と略同じである、前記<1>ないし<14>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<16>
前記基材シートの幅が前記清掃部の幅よりも狭くなっている、前記<1>ないし<14>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<17>
前記把手挿入部は、前記基材シートの長手方向の端部が前記清掃部の少なくとも一方の長手方向の端部から延出した延出部を有している、前記<1>ないし<16>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<18>
前記延出部は、その幅が前記清掃部の存在する領域に位置する基材シートの幅よりも狭くなっている、前記<17>に記載の清掃用物品。
<19>
前記接合部から距離を隔てて位置し、且つ該接合部の延びる方向と同方向に延びるように点状接合部が連なる一対の点状接合部列において、
第2繊維が、前記自由端と前記固定端との間で前記基材シートと接合されており、
第1繊維が、第2繊維と接合されており、
前記延出部の幅が隣り合う前記点状接合部列の間隔よりも広い、前記<17>又は<18>に記載の清掃用物品。
<20>
前記延出部の幅が前記基材シートの最大幅よりも狭い、前記<17>ないし<19>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<21>
前記延出部は、その最延端の角がアール形状となっている、前記<17>ないし<20>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<22>
一方の基材シートに形成された前記延出部は他方の基材シートに接合されていない、前記<17>ないし<21>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<23>
前記接合部は連続的に形成されている、前記<1>ないし<22>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<24>
前記接合部は、前記第1繊維及び前記第2繊維の各繊維束と前記基材シートとを、それらの幅方向の中央領域で連続的に接合するように形成されている、前記<1>ないし<23>のいずれか一に記載の清掃用物品。
<25>
前記第1繊維の繊維束の質量と前記第2繊維の繊維束の質量との比は、第1繊維の繊維束:第2繊維の繊維束として、30:70以上70:30以下である、前記<1>ないし<24>のいずれか一に記載の清掃用物品。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
以下に示す第1繊維及び第2繊維を用いて、図1に示す清掃用物品を製造した。詳細には、第1繊維束として、繊度が6.6dtexの芯鞘繊維(芯材:PET製、鞘材:PE製、芯材:鞘材=50:50)のトウ(坪量230g/m)を用い、芯材は、着色剤として顔料のSolvent Red 207を0.12質量%含むものとした。また、第2繊維束として、繊度が2.2dtexの芯鞘繊維(芯材:PET製、鞘材:PE製、芯材:鞘材=50:50)のトウ(坪量230g/m)を用い、芯材は、上述の着色剤を0.35質量%含むものとした。第1繊維及び第2繊維は、吸塵薬剤として流動パラフィンを各繊維に対して5質量%塗工した。基材シートは、PE及びPETの複合繊維のサーマルボンド不織布(坪量30g/m)とした。
基材シート、上述した第2繊維の繊維束、上述した第1繊維の繊維束の順で積層したものを2組作製し、各基材シートが相対するようにこれらを接合することで、実施例1の清掃用物品を製造した。つまり、本実施例の清掃用物品は、図2に示すように、第1繊維の繊維束を外層に、第2繊維の繊維束を内層に配置して、その後開繊して製造されたものである。
〔実施例2〕
第1繊維束として繊度が8.8dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用いたほかは、実施例1と同様に清掃用物品を製造した。
〔実施例3〕
第1繊維束として繊度が11dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用いたほかは、実施例1と同様に清掃用物品を製造した。
〔実施例4〕
第1繊維束として、繊度が6.6dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用い、第2繊維束として、繊度が3.3dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用いたほかは、実施例1と同様に清掃用物品を製造した。
〔実施例5〕
第1繊維束として、繊度が8.8dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用いたほかは、実施例4と同様に清掃用物品を製造した。
〔実施例6〕
第1繊維束として、繊度が11dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用いたほかは、実施例4と同様に清掃用物品を製造した。
〔比較例1〕
第1繊維及び第2繊維の繊度がともに3.3dtexの芯鞘繊維からなる坪量230g/mの繊維束を各面に2層ずつ用いたほかは、実施例1と同様に清掃用物品を製造した。本比較例の清掃用物品は、各面が同一の繊維の繊維束のみからなるものであった。
〔比較例2〕
実施例1で用いた第1繊維及び第2繊維の各繊維束を、基材シート、第1繊維の繊維束、第2繊維の繊維束の順で積層したものを2組作製し、各基材シートが相対するようにこれらを接合することで、比較例2の清掃用物品を製造した。本比較例の清掃用物品は、第1繊維の繊維束を内層に、第2繊維の繊維束を外層に配置して、その後開繊して製造されたものである。
〔比較例3〕
第1繊維束として繊度が8.8dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用いたほかは、比較例2と同様に清掃用物品を製造した。
〔比較例4〕
第1繊維束として繊度が11dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用いたほかは、比較例2と同様に清掃用物品を製造した。
〔比較例5〕
第1繊維束として、繊度が6.6dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用い、第2繊維束として、繊度が3.3dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用いたほかは、比較例2と同様に清掃用物品を製造した。
〔比較例6〕
第1繊維束として、繊度が8.8dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用いたほかは、比較例2と同様に清掃用物品を製造した。
〔比較例7〕
第1繊維束として、繊度が11dtexの芯鞘繊維のトウ(坪量230g/m)を用いたほかは、比較例2と同様に清掃用物品を製造した。
〔微粒子及び微細ダスト捕集性能の評価〕
微粒子及び微細ダスト捕集性能の評価は、以下のように行った。詳細には、ポリエチレン製の袋(生産日本社製ユニパックL-4、寸法480×340mm)に、JISZ8901に規定される試験用粉体8種(モデル微粒子ダスト)と、コットンリンタ(モデル綿ほこり)とを50質量%ずつ混合したモデルダストを5g投入した。モデルダストを投入した袋の中に、実施例又は比較例の清掃用物品を投入して袋内に空気を入れ膨らませた状態で密閉する。密閉状態を保ったまま袋を両手で支え持ち、清掃用物品全体にモデルダストがふりかかるように、約50cmストロークでランダムに50回振った。その後、袋から取り出した清掃用物品を「投入後における清掃用物品」とし、この質量と、使用前(投入前)の清掃用物品の質量とから、清掃用物品の質量変化(g)を測定して、以下の式から各実施例又は比較例の微粒子及び微細ダスト捕集率(%)を算出した。ダスト捕集率は独立して2回算出し、その平均値を結果として以下の表1に示した。
清掃用物品の質量変化(g)=[投入後における清掃用物品の質量(g)]-[投入前における清掃用物品の質量(g)]
微粒子及び微細ダスト捕集率(%)=[実施例又は比較例の清掃用物品の質量変化(g)]/[比較例1における清掃用物品の質量変化(g)]×100
〔塊状の繊維ほこりの捕集性能の評価〕
塊状の繊維ほこりの捕集性能の評価は、以下のように行った。THE BUG SHOP / GLO BUG YARN(長繊維)を約5mmにカットした後に、該繊維を平均質量0.015g且つ平均直径約10mmとなるように人手でほぐして略球状の繊維塊を形成し、これを塊状のモデル繊維ほこりとした(いか、単に「モデルほこり」ともいう。)。このモデルほこりを寸法30cm×30cmの化粧板の中央域に1個静置した。
実施例又は比較例の清掃用物品に把手30を装着して、該把手を評価員が持った状態で、モデルほこり上に該清掃用物品を静置した。その後、前記化粧板に対して、約2~4N(平均約2.5N)の清拭圧力になるようコントロールして左右方向15cmストロークで5往復させて清拭した。清掃用物品にモデル繊維ほこりが付着しない場合は、評価を終了し、以後の評価を行わない。
モデルほこりが付着した清掃用物品に対して、評価員が把手30を持ったまま清掃実施後の清掃用物品を上下方向15cmストローク0.5秒/1回の条件で100回振って、モデルほこりが落下するまでの回数(回)を測定した。なお、モデルほこりが100回振った後でも落下しないときは、評価回数を100とした。繊維塊が落下するまでの回数は独立して10回測定し、その平均値を結果として以下の表1に示した。なお、繊維塊が落下するまでの回数が多いほど、塊状の繊維ほこりの捕集性能、すなわち繊維ほこりの保持性能が高いものである。
Figure 0007141252000001
表1に示すように、各実施例の清掃用物品は、比較例1と比較して、土ほこりに相当する微粒子及び微細な綿ほこりが混合されたモデルダストを同程度に捕集できていることが判る。また、各実施例の清掃用物品は、各比較例と比較して、塊状の繊維ほこりなどの柔軟性のある大きなごみをより効果的に捕集できていることが判る。したがって、本発明の清掃用物品は、土ほこり等の微粒子及び微細な綿ほこりの捕集性に加えて、塊状の繊維ほこりなどの柔軟性があり且つ比較的大きなごみの捕集性に優れたものである。
1 清掃用物品
10 清掃部
11 第1繊維
11A 第1繊維の繊維束
12 第2繊維
12A 第2繊維の繊維束
13 接合部
15 点状接合部列
15A 点状接合部
17 混在繊維束
20 把手挿入部
21 基材シート
X 長手方向
Y 幅方向

Claims (7)

  1. 複数の繊維からなる柱状の清掃部と、該清掃部の内部に位置し且つ該清掃部の延びる方向に沿って延びる筒状の把手挿入部とを有する清掃用物品であって、
    前記把手挿入部は、対向した一対の基材シートが接合されて形成されており、
    前記各基材シートの面のうち、前記把手挿入部に臨む面と反対側の面に、第1繊維の繊維束及び第1繊維よりも細径の第2繊維の繊維束が配置されて前記清掃部が形成されており、
    第1繊維及び第2繊維はいずれも自由端及び固定端を有し、
    第1繊維の固定端及び第2繊維の固定端はいずれも、前記基材シートの平面方向において前記把手挿入部と重なり、且つ該把手挿入部の延びる方向に沿って延びる接合部の位置において前記基材シートと接合されており、
    前記清掃部の横断面視において、第1繊維及び第2繊維はいずれも前記接合部から放射状に延びており、
    前記清掃部の横断面視において、第1繊維の繊維束は前記基材シートの面に対して起立性向を有し、それによって前記第1繊維の繊維束は、前記基材シートの面に対して直交する方向寄りに偏在しており、
    前記清掃部の横断面視において、第2繊維の繊維束は前記基材シートの面に沿う倒伏性向を有し、それによって前記第2繊維の繊維束は、前記基材シートの面寄りに偏在しており、
    前記清掃部の横断面視において、前記第1繊維と前記第2繊維とが混在した混在繊維束が、前記第2繊維の繊維束と前記基材シートとの間に偏在しており、該混在繊維束を構成する該第1繊維の繊維束及び該第2繊維の繊維束はいずれも倒伏性向を有している、清掃用物品。
    前記起立性向とは、坪量80g/m以上の繊維束を観察対象とした場合、該繊維束の30質量%以上が基材シートの面に対して45度以上をなすように繊維が配向していることである。
    前記倒伏性向とは、坪量80g/m以上の繊維束を観察対象とした場合、該繊維束の40質量%以上が基材シートの面に対して45度未満をなすように繊維が配向していることである。
  2. 第2繊維の繊度に対する第1繊維の繊度の比が2以上5以下である、請求項1に記載の清掃用物品。
  3. 前記第1繊維の色と前記第2繊維の色とが相違している、請求項1又は2に記載の清掃用物品。
  4. 前記第1繊維を構成する繊維は、前記第2繊維を構成する繊維よりも弾性率の高いものである、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の清掃用物品。
  5. 前記接合部から距離を隔てて位置し、且つ該接合部の延びる方向と同方向に延びるように点状接合部が連なる点状接合部列において、
    第2繊維が、前記自由端と前記固定端との間で前記基材シートと接合されており、
    第1繊維が、第2繊維と接合されている、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の清掃用物品。
  6. 前記混在繊維束からなる混在領域が、前記基材シートの面に対して30度以下に存在するように形成されている、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の清掃用物品。
  7. 前記第1繊維及び前記第2繊維がいずれも捲縮している、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の清掃用物品。
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