JP2014150972A - 清掃具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】清掃シートと、これを保持する保持具からなる清掃具において、清掃シートは、清掃対象を清掃可能な刷毛部110と、基部と、保持具の挿入部とを有し、刷毛部110は第1の当接領域161と第2の当接領域162とを有し、第2の当接領域162を形成する繊維は、その両端が中央接合部140と、側方接合部140Aとにより固定され、第1の当接領域161を形成する繊維と比べて、可動幅が狭く、清掃対象の塵芥に対し抵抗を供与可能な抵抗領域162Cを有する。
【選択図】図6
Description
この特開2007−137566号に記載された清掃用物品の長手交差方向上の端部は、ジグザク状に形成されている。
そこで、本発明は上記に鑑み、清掃効果の高い清掃具を提供することを目的とする。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図10を参照しつつ詳細に説明する。まず、本発明における「清掃具」の一実施の形態である清掃用具Aの構成につき説明する。この清掃用具Aを用いて清掃される清掃対象としては、一戸建て、マンション、ビル、工場、車両などの室内、室外、屋外における被清掃面(床面、壁面、窓、天井面、外壁面、家具面、衣類、カーテン、寝具、照明、家電品など)や、人体の各構成部位における被清掃面などが挙げられる。これら各種の被清掃面は、平面として構成されてもよいし、或いは曲面、凹凸面、段差面として構成されてもよい。
長手方向Yおよび長手交差方向Xのそれぞれと交差する方向は、厚み方向Zとされる。なお、本発明に係る実施形態の説明において、特別の記載がない限りは、「交差」とは「直交」を意味するものである。
この長手方向Yが、本発明における「長手方向」の一例である。この、長手交差方向Xが、本発明における「長手交差方向」の一例である。この厚み方向Zが、本発明における「厚み方向」の一例である。
そして、長手交差方向中心点XCPを通過する、長手方向Yと平行な直線を長手方向中心線YCLと規定する。
図2に示すように、清掃体ホルダ200は、ハンドル部210および清掃体保持部220を主体として構成されている。ハンドル部210は、長尺状に形成されており、清掃時にユーザに保持される部材である。ハンドル部210は、ハンドル211とハンドル接合部212を有している。ハンドル接合部212は、清掃体保持部220の連接部230に接合されている。そして、ハンドル211は、ハンドル接合部212から延在する長尺状に形成されている。このハンドル部210が、本発明における「把持部」の一例である。この清掃体保持部220が、本発明における「保持部」の一例である。
次に図3〜図8を参照しつつ、清掃体100について説明する。清掃体100は、清掃対象の塵芥などの汚れを捕集する、汚れ捕集機能を有するシート状の清掃体である。図4、図7に示すように、清掃体100は、平面視で長方形状に形成されている。
この清掃体100は、一回使用を目安とした使い捨てタイプのものや、清掃対象の被清掃面から除去したごみや埃を保持しつつ複数回の使用を目安として交換を行う使い捨てタイプのものであってもよいし、或いは洗濯などを行ったうえで繰り返し使用することが可能なタイプのものであってもよい。
これらの積層された基部120、繊維集合体110GF、第2のシート体122は、いずれも清掃体100の長手方向Yに長尺状に延在している。
繊維集合体110GFは、汚れ捕集機能を有する刷毛部110を形成する。この繊維集合体110GFが、本発明に係る「繊維集合体」の一例である。この刷毛部110が本発明における「刷毛部」の一例である。なお、この実施形態に係る清掃体100のように、基部120の一方の面120C側に配置されている繊維集合体110GFを、第1の繊維集合体110GF1とする。
繊維110SFは熱可塑性繊維を一部に含み、それぞれの繊維110SFが融着(「溶着」ともいう)可能とされている。
繊維集合体110GFは、所定の繊維配向方向110Dにて並列に並べられるとともに、厚み方向Zに積層された複数の繊維110SFにより形成される。本発明の実施形態において、繊維配向方向110Dは、長手交差方向Xと概ね合致する。一方、繊維110SFは柔軟な素材であるため、容易に屈曲、変形される。よって、繊維110SFの繊維配向方向110Dとは、製品の設計上における繊維配向性のことを示すものである。
この接続端部110SFAが本発明に係る「接続端部」の一例である。この開放端部110SFBが、本発明に係る「開放端部」の一例である。
また、清掃時の掃き出し機能を向上させるためには、剛性の高い繊維110SF、すなわち繊度が高い繊維110SFを含む繊維集合体110GFを用いるのが好ましい。また、繊維集合体110GFは、捲縮繊維を有する構成されるのが好ましい。ここでいう捲縮繊維は、周知の捲縮処理が付与された繊維として構成され、繊維同士が絡み易い構造とされる。このような捲縮繊維を用いると、繊維集合体110GFが清掃体ホルダ200装着前の状態よりも嵩高となり、更に捲縮部分にごみを取り込み易い構造とされる。本構造は、特にトウ繊維から形成された捲縮繊維を用いることによって実現され得る。
ここで、「設計上の同一の長さ」につき説明する。清掃体100は、後述する製造工程において、機械方向M連続する積層された資材が、機械方向Mと交差する方向において所定の二つの領域にて切断されることにより形成される。この場合、所定の二つの領域が切断される方向が直線状であり、なおかつ平行である場合は「設計上の同一の長さ」となる。
なお、ここで「直線状」とは必ずしも「完全な直線」を示すものではなく、例えばデザイン上等の都合により湾曲していたとしても、実質的に「直線」であれば足りるものである。
基部120(第1のシート体121)および第2のシート体122を構成する不織布は、いずれも典型的には熱溶融性繊維(熱可塑性繊維)からなるシート状の不織布が使用されている。すなわち、これら基部120および第2のシート体122は、「不織布シート」とも称呼される。なお、清掃時の掃き出し機能を向上させるためには、剛性の高い不織布を用いるのが好ましい。
なお、この不織布は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成繊維が使用される。また、不織布の形態としては、エアースルー法や、スパンボンド法により形成されたものが使用される。
一方、不織布以外であっても、布帛や、合成樹脂によるフィルム体などを使用することもできる。
この中央接合部140が、本発明に係る「第1の繊維接合部」の一例である。
なお、換言すると、保持空間130は、長手交差方向Xにおける一対の第1の接合部141同士の間における基部120の所定領域と、第2のシート体122の所定領域とにより形成される。
側方接合部140Aは、基部120と、第2のシート122と、繊維集合体110GFとを接合する。
なお、側方接合部140Aは、長手方向Yにおいて二か所である必要はなく、単一であっても、さらに複数であっても良い。また、長手方向Yに平行である必要はない。
この側方接合部140Aが、本発明に係る「第2の繊維接合部」の一例である。
一方、本発明に係る接合部は、超音波溶着、縫製、ホットメルト接着剤などによる粘着剤にて形成することも可能である。
第1の刷毛領域111は、長手交差方向Xにおいて、側方接合部140Aにより接合されていない繊維110SFにより形成されている。
第2の刷毛領域112は、長手交差方向Xにおいて、側方接合部140Aにより接合されている繊維により形成されている。
長手交差方向Xにおいて、長手方向中心線YCLと第1の刷毛領域111における長手交差方向X上の端部111Bとを結ぶ直線の内、最も長い直線を第1の刷毛領域長さ111Dとする。
長手交差方向Xにおいて、長手方向中心線YCLと第2の刷毛領域112における長手交差方向X上の端部112Bとを結ぶ直線の内、最も長い直線を第2の刷毛領域長さ112Dとする。
第2の刷毛領域112が、第1の刷毛領域111よりも長いとは、第2の刷毛領域長さ112Dが、第1の刷毛領域長さ111Dよりも長いことを意味する。
なお、第1の刷毛領域111よりも長い領域である第2の刷毛領域112が、突出領域112Lを構成する。
突出領域112Lは、ユーザが清掃用具Aを使用する際に、所定の作用および効果を発揮するものである。よって、上述した第1の繊維長さ111Dと第2の繊維長さ112との関係は、清掃体100を製造した直後や、ユーザが製品を購入して清掃体100を取り出した直後や、ユーザが清掃体100を使用するにあたって清掃体100自体を大きく揺り動かし、各繊維110SF間の距離を広げて嵩高状態にした直後などに形成すれば足りるものである。
一方、第2の刷毛領域112が、長手方向Y上の端部100Bに設けられている構成でもよく、また、第1の刷毛領域111と第2の刷毛領域112とがそれぞれ一つずつ形成された構成であってよい。
当接領域160は、第1の当接領域161と、第2の当接領域162と、第3の当接領域163を有する。第1の当接領域161は、第1の刷毛領域111に形成される。第2の当接領域162は、第2の刷毛領域112における中央接合部140と側方接合部140Aとの間に形成される。第3の刷毛領域163は、第2の刷毛領域112における側方接合部140Aと開放端部110SFBとの間に形成される。
この当接領域160が本発明に係る「当接領域」の一例である。この第1の当接領域161が本発明に係る「第1の当接領域」の一例である。この第2の当接領域162が本発明に係る「第2の当接領域」の一例である。この第3の当接領域が本発明に係る「第3の当接領域」の一例である。
なお、低位領域162Aと誘導領域162Bは、第2の当接領域162と第3の当接領域163との境界である側方接合部140Aを含む領域として形成される。よって、低位領域162Aと誘導領域162Bは、第3の当接領域163に形成されるとも言える。また、低位領域162Aと誘導領域162Bは、第2の当接領域162と第3の当接領域163との間に形成されるとも言える。
以下、便宜上、低位領域162Aと誘導領域162Bは、第2の当接領域162に設けられていることを中心に説明する。
側方接合部140Aは、当接領域160と対向する側の領域である当接対向領域140A1と、当接領域160側の領域である当接側領域140A2とを有する。この当接対向領域140A1と、当接領域140A2との間における厚み方向Zの長さにおいて、最も短い長さを第2の当接領域高さ162Zとする。
次に、この第2の当接領域高さ162Zを求めた地点における、側方接合部140の当接対向領域140A1上の点を高さ測定用点140A1Pとする。高さ測定用点140A1Pを通過する、長手方向Yと平行な直線を、高さ測定用直線161Yとする。この高さ測定用直線と、第1の当接領域161との間における厚み方向Zの長さにおいて、最も長い長さを第1の当接領域高さ161Zとする。
すなわち、厚み方向Zにおいて、第2の当接領域162が、第1の当接領域161よりも「低い」とは、第2の当接領域高さ162Zが、第1の当接領域高さ161Zよりも「短い」ことを意味するものである。
低位領域162Aは、ユーザが清掃用具Aを使用する際に、所定の作用および効果を発揮するものである。よって、上述した第1の当接領域高さ161Zと第2の当接領域高さ162Zとの関係は、清掃体100を製造した直後や、ユーザが製品を購入して清掃体100を取り出した直後や、ユーザが清掃体100を使用するにあたって清掃体100自体を大きく揺り動かし、各繊維110SF間の距離を広げて嵩高状態にした直後などに形成すれば足りるものである。
なお、短冊片150としては、第1の短冊片151もしくは第2の短冊片152のいずれか一方でも良い。
次に図9、図10を参照しつつ、清掃体ホルダ200と清掃体100の係合について説明する。図9に示すように、保持部材221はそれぞれ、保持空間130に挿入が可能とされている。保持部材221が挿入方向Y1に沿って保持空間130に挿入されることで、清掃体100が清掃体ホルダ200に保持される。一方、係合している清掃体ホルダ200と清掃体100とを分離するためには、清掃体ホルダ200を、引抜方向Y2に沿って保持空間130から引き抜く。
また、押え板270は、保持部材221とともに第2のシート体122を挟持する。
次に、本発明の実施形態に係る清掃用具Aの作用を説明する。清掃体100の長手交差方向X上の端部100Aを使用して清掃する場合には、第2の刷毛領域112の突出領域112Lを清掃対象に当接させる。そして、清掃体100を長手方向Yに概ね沿った方向に移動させることができる。これにより、清掃対象の塵芥を掻き出すことが可能となる。
なお、突出領域Lを複数形成した場合には、清掃対象に対して複数の突出領域112Lを連続して当接させることができる。よって、より一層の清掃効果の向上を図ることができる。
なお、繊維110SGが柔軟であることから、強い圧力にて清掃体100を床Fに押し付けた場合は、低位領域162Aと誘導領域162Bがつぶれてしまう恐れがある。一方、低位領域162Aと誘導領域162とが形成される範囲内にて清掃用具Aを使用した場合、塵芥の捕捉が行えるのであれば、本願発明を構成するものである。
次に、図12〜図20において、本発明に係る実施形態の清掃用具Aの製造方法を説明する。まず、具体的な製造工程の説明をする前に、本発明に係る繊維集合体110GFを形成する繊維110SFの説明を行う。
図12は、繊維集合体110を形成する繊維110SFである。なお、図12に係る繊維110SFは、外力がかかっていない静止状態を示す。繊維110SFは、捲縮繊維であるため、複数の屈曲部110SFCを有し、ジグザグ状とされている。この屈曲部110SFCはクリンプ部とも呼ばれる。
繊維110SFは、屈曲部110SFCを有することにより、伸縮が可能となっている。図13は、静止状態の繊維110SFの両端部に対し、それぞれ対向する方向へ外力(張力)を加えた状態を示す。このように、繊維110SFは、屈曲部110SF間の距離が離間することにより延びることが可能となる。一方、この外力を解除した状態においては、繊維110SFは、図13に示す延ばされた状態から、図12に示す静止状態へと復帰する。
なお、伸縮弾性率の測定においては、次の試験により行った。
(1)繊維集合体110GFの試験片と、基部120の試験片を準備する。試験片は、500mmの長さとする。
なお、繊維集合体110GFは、ポリエチレン(PE)が鞘材、ポリエチレンテレフタレート(PET)が芯材の芯鞘複合繊維により形成されたトウ繊維を用いた。このトウ繊維は、繊維1本に係る繊度が3.5dtexである。繊維集合体全体としての繊度は110,000dtexである。
また、基部120は、ポリエチレン(PE)が鞘材、ポリエチレンテレフタレート(PET)が芯材の芯鞘複合繊維により形成されたスパンボンド不織布を用いた。この不織布は、坪量が20g/m2である。また、幅を190mmとした。
(2)試験片中の長手方向に、所定の長さの始端と終端を示す印を付す。なお、この印は200mmの長さを示すものとする。この状態における始端と終端間の長さをL0とする。L0は、すなわち200mmとなる。
(2)試験片の上端をクリップにて固定する。
(3)試験片の下端における全幅に荷重がかかるよう、5kgの錘を吊るす。
(4)30秒経過後に、試験片中に付した始端と終端の間の長さを測定する。この長さをL1とする。
(5)錘を除き30秒経過後に、試験片に付した始端と終端の間の長さを測定する。この長さをL2とする。
(6)L1とL2の差を、L1とL0との差で除し、さらに100を乗した数値を、伸縮弾性率とした。
(7)この試験を5回行い、平均の数値を求めた。
なお、本発明の実施形態に係る清掃体100は、短冊片150を有するものである。一方、説明の便宜上、短冊片150の製造工程においては省略する。
なお、本発明の製造工程においては、各資材は支持ロールRにより支持されるとともに、図示しない駆動機構により、機械方向Mに移送される。
なお、第1の繊維集合資材110GF1Aの繊維配向方向110Dは、機械方向Mとおおよそ一致する。
なお、第2の繊維集合資材110GF1Bの繊維配向方向110Dは、機械方向Mとおおよそ一致する。
中央接合部140の形成にあっては、第1の繊維集合体110GF1における繊維配向方向110Dを横切る所定の領域の全部が接合される。
側方接合部140Aの形成にあっては、第1の繊維集合体110GF1における繊維配向方向110Dを横切る所定の領域の一部が接合される。具体的には、側方接合部140Aは、繊維配向方向110Dを横切る方向において、二か所が溶着される、
一方、中央接合部140を形成する接合装置と、側方接合部140Aを接合する接合装置とを、それぞれ独立した接合装置とすることもできる。この場合、中央接合部140を設けた後に、側方接合部140Aを設けることができる。一方、側方接合部140Aを設けた後に、中央接合部140を設けることもできる。
なお、この第1の繊維集合資材110GF1Aおよび第2の繊維集合資材110GF1Bにかけられた所定の張力は、製造を容易に行うべく、形状を安定させるために掛けられる。
さらに、この張力は、後述する製造工程において、繊維集合資材110GFの繊維110SFを収縮させ、第1の刷毛領域111と第2の刷毛領域112とを形成するために掛けられる。
なお、第1のシート資材1211、第2のシート資材1221においても、形状を安定させるために張力が掛けられる。
中央接合部140と、側方接合部140Aの双方に接続する繊維は、第1のシート体121と第2のシート体122とも接続されている。従って、第1のシート体121と第2のシート体122とにより、繊維110SFの収縮が制限される。
一方、中央接合部140のみに接合されている繊維110SFは、第1のシート体121と第2のシート体122と接続された繊維110SFと比較して、大きく収縮する。
この結果、中央接合部140のみに接合された繊維110SFは、第1の刷毛領域111を形成する。中央接合部140と側方接合部140Aとに接合された繊維110SFは、第2の刷毛領域112を形成する。
このようにして、本発明に係る清掃用具Aの清掃体100が製造される。
図21に基づき第1の変形例を説明する。なお、第1の変形例に係る清掃体101は、上述の実施形態における清掃体100に比して、保持空間130の構成が異なるものである。
すなわち、第1の変形例に係る清掃体101の保持空間130は、基部120を構成する第1のシート体121のみにて形成される。すなわち、第1のシート体121における所定の面同士を当接させ、接合シート領域121Aを形成する。この接合シート領域121Aにおける所定領域を溶着し、第2の接合部142を形成する。
これにより、長手方向Yに延びる空間である、保持空間130を形成することができる。
なお、この第1の変形例の場合、中央接合部140は、刷毛部110のみを接合することができる。この場合、刷毛部110と基部120とは、接着剤(図示せず)などにより接合することができる。
この第1の変形例に係る清掃体101であっても、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112が形成されるため、上述の実施形態における清掃体100と同様の作用および効果を奏する。
図22に基づき第2の変形例を説明する。なお、第2の変形例に係る清掃体102は、上述の実施形態における清掃体100に比して、保持空間130の構成が異なるものである。
すなわち、第2の変形例に係る清掃体102の保持空間130は、基部120とは独立して形成される。第3のシート体123と、第4のシート体124を重ねる。そして、第3のシート123と第4のシート124における長手交差方向X上の両端部近傍の領域を、長手方向Y方向に沿って溶着し、第4の接合部144を形成する。
これにより、第3のシート123と第4のシート124との間に、長手方向Yに延びる空間である、保持空間130を形成することができる。
なお、この第2の変形例の場合、中央接合部140は、刷毛部110と基部120のみを接合する。第3のシート123は、接着剤などにより基部120と接合され、第5の接合部145を形成する。
この第2の変形例に係る清掃体101であっても、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112が形成されるため、上述の実施形態における清掃体100と同様の作用および効果を奏する。
図23に基づき第3の変形例を説明する。なお、第3の変形例に係る清掃体103は、上述の実施形態における清掃体100に比して、保持空間130の構成が異なるものである。
すなわち、第3の変形例に係る清掃体103の保持空間130は、基部120とは独立して形成される。すなわち、第5のシート体125における所定の面同士を当接させ、接合シート領域125Aを形成する。この接合シート領域125Aにおける所定領域を溶着し、第6の接合部146を形成する。これにより、長手方向Yに延びる空間である、保持空間130を形成することができる。
なお、この第3の変形例の場合、中央接合部140は、刷毛部110と基部120のみを接合する。第5のシート125は、接着剤などにより基部120と接合され、第7の接合部147を形成する。
この第3の変形例に係る清掃体103であっても、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112が形成されるため、上述の実施形態における清掃体100と同様の作用および効果を奏する。
図24に基づき第4の変形例を説明する。なお、第4の変形例に係る清掃体104は、上述の実施形態における清掃体100に比して、基部120の一方の面120C側だけではなく、他方の面120D側にも刷毛部110が形成されているものである。
すなわち、第2の繊維集合体110GF2を、繊維配向方向110Dを横切る方向の所定の領域により溶着する。この溶着により第8の接合部148が形成される。そして、第2の繊維集合体110GF2を、接着剤などにより実施形態における清掃体100の第2のシート体122に接合する。この接合により第9の溶着部が形成される。このようにして、清掃体104が形成される。
この第4の変形例に係る清掃体104であっても、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112が形成されるため、上述の実施形態における清掃体100と同様の作用および効果を奏する。
さらに、基部120の他方の面120D側にも刷毛部110が形成されているため、ユーザの利便性が向上する。
なお、第2の繊維集合体110GF2を、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112とを有する構成とし、突出領域Lと、低位領域162Aと、誘導領域162Bと、抵抗領域162Cとを形成することができるのは勿論である。
図25に基づき第5の変形例を説明する。なお、第5の変形例に係る清掃体105は、上述の第1の変形例における清掃体101に比して、基部120の一方の面120C側だけではなく、他方の面120D側にも刷毛部110が形成されているものである。
すなわち、保持空間130を形成する第1のシート体121に、第2の繊維集合体110GF2が接合されるものである。第2の繊維集合体110GF2は、中央領域において溶着される。この中央領域における溶着箇所は、第10の接合部1410を形成する。この第10の接合部141を有する第2の繊維集合体110GF2は、図示しない接着剤などにより、保持空間130を形成する第1のシート体121に接合する。このようにして、清掃体105が形成される。
この第5の変形例に係る清掃体105であっても、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112が形成されるため、上述の実施形態における清掃体100と同様の作用および効果を奏する。
さらに、基部120の他方の面120D側にも刷毛部110が形成されているため、上述の第1の変形例に係る清掃体101よりも、ユーザの利便性が向上する。
なお、第2の繊維集合体110GF2を、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112とを有する構成とし、突出領域Lと、低位領域162Aと、誘導領域162Bと、抵抗領域162Cとを形成することができるのは勿論である。
図26に基づき第6の変形例を説明する。なお、第6の変形例に係る清掃体106は、上述の第2の変形例における清掃体102に比して、基部120の一方の面120C側だけではなく、他方の面120D側にも刷毛部110が形成されているものである。
すなわち、第2の繊維集合体110GF2と、第6のシート体126とを中央領域において溶着し、第11の接合部1411を形成する。そして、第6のシート体126における第2の繊維集合体110GF2が配置されていない面と、第4のシート体124とを接着剤などにより接合し、第12の接合部1412を形成する。このようにして、清掃体106が形成される。
この第6の変形例に係る清掃体106であっても、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112が形成されるため、上述の実施形態における清掃体100と同様の作用および効果を奏する。
さらに、基部120の他方の面120D側にも刷毛部110が形成されているため、上述の第2の変形例に係る清掃体102よりも、ユーザの利便性が向上する。
なお、第2の繊維集合体110GF2を、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112とを有する構成とし、突出領域Lと、低位領域162Aと、誘導領域162Bと、抵抗領域162Cとを形成することができるのは勿論である。
図27に基づき第7の変形例を説明する。なお、第7の変形例に係る清掃体107は、上述の第3の変形例における清掃体103に比して、基部120の一方の面120C側だけではなく、他方の面120D側にも刷毛部110が形成されているものである。
すなわち、第2の繊維集合体110GF2と、第7のシート体127とを中央領域において溶着し、第13の接合部1413を形成する。そして、第7のシート体127における繊維集合体110が配置されていない面と、第5のシート体125とを接着剤などにより接合し、第14の接合部1414を形成する。このようにして、清掃体107が形成される。
この第7の変形例に係る清掃体107であっても、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112が形成されるため、上述の実施形態における清掃体100と同様の作用および効果を奏する。
さらに、基部120の他方の面120D側にも刷毛部110が形成されているため、上述の第3の変形例に係る清掃体103よりも、ユーザの利便性が向上する。
なお、第2の繊維集合体110GF2を、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112とを有する構成とし、突出領域Lと、低位領域162Aと、誘導領域162Bと、抵抗領域162Cとを形成することができるのは勿論である。
図28に基づき第8の変形例を説明する。なお、第8の変形例に係る清掃体108は、上述の実施形態における清掃体100に比して、第2の刷毛領域112が、清掃体108における長手方向Y上の端部108Bに設けられているものである。
この第8の変形例に係る清掃体108であっても、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112が形成されるため、上述の実施形態における清掃体100と同様の作用および効果を奏する。
図29に基づき、第9の変形例を説明する。なお、第9の変形例に係る清掃体109は、上述の実施形態における清掃体100に比して、刷毛部110と基部120の長さが異なるものである。つまり、長手方向Yにおいて、刷毛部110の方が基部120よりも長く形成されている。さらに、長手交差方向Xにおいて、刷毛部110の方が基部120よりも長い。このような構成は、例えば図21にて示した第1の変形例に係る清掃体101のような構造の清掃体により達成できる。すなわち、刷毛部110と保持空間130とをそれぞれ独立して形成する。その際、保持空間130を形成する基部120の大きさを任意の大きさとする。しかる後に、刷毛部110と基部120とを接合する。このようにして、第9の変形例に係る清掃体109が形成される。
この第9の変形例に係る清掃体109であっても、第1の刷毛領域111と、第2の刷毛領域112が形成されるため、上述の実施形態における清掃体100と同様の作用および効果を奏する。
さらに、第1の刷毛領域111が、清掃体109における長手交差方向X上の端部109Aに形成される。また、第2の刷毛領域112が、清掃体109における長手交差方向X上の端部109Aに形成される。よって、清掃体109の長手交差方向X上の端部109Aを清掃対象に当接させる場合は、塵芥の捕捉効果を向上させることができる。
清掃具Aは、本発明に係る「清掃具」の一例である。清掃体100、101、102は、本発明に係る「清掃シート」の一例である。清掃体ホルダ200は、本発明に係る「保持具」の一例である。長手方向Yは、本発明に係る「長手方向」の一例である。長手交差方向Xは、本発明に係る「長手交差方向」の一例である。厚み方向Zは、本発明に係る「厚み方向」の一例である。清掃体保持部220は、本発明に係る「保持部」の一例である。ハンドル部210は、本発明に係る「把持部」の一例である。端部100Bは、本発明に係る「長手方向上の端部」の一例である。端部100Aは、本発明に係る「長手交差方向上の端部」の一例である。刷毛部110は、本発明に係る「刷毛部」の一例である。基部120は、本発明に係る「基部」の一例である。保持空間130は、本発明に係る「挿入部」の一例である。繊維配向方向110Dは、本発明に係る「繊維配向方向」の一例である。繊維集合体110GFは、本発明に係る「繊維集合体」の一例である。当接領域160は、本発明に係る「当接領域」の一例である。第1の当接領域161は、本発明に係る「第1の当接領域」の一例である。第2の当接領域162は、本発明に係る「第2の当接領域」の一例である。抵抗領域162Cは、本発明に係る「抵抗領域」の一例である。中央接合部140は、本発明に係る「第1の繊維接合部」の一例である。側方接合部140Aは、本発明に係る「第2の繊維接合部」の一例である。接続端部110SFAは、本発明に係る「接続端部」の一例である。開放端部110SFBは、本発明に係る「開放端部」の一例である。第3の当接領域163は、本発明に係る「第3の当接領域」の一例である。第1のシート121は、本発明に係る「第1のシート体」の一例である。第2のシート体122は、本発明に係る「第2のシート体」の一例である。第3のシート体123は、本発明に係る「第3のシート体」の一例である。第4のシート体124は、本発明に係る「第4のシート体」の一例である。第5のシート体125は、本発明に係る「第5のシート体」の一例である。第6のシート体126は、本発明に係る「第6のシート体」の一例である。一方の面120Aは、本発明に係る「一方の側」の一例である。他方の面120Dは、本発明に係る「他方の側」の一例である。
(態様1)
清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具とを有する清掃具において、
前記清掃シートは、当該清掃シートに前記保持具を挿入する方向によって規定される長手方向と、前記長手方向と交差する方向によって規定される長手交差方向と、前記長手方向および前記長手交差方向の双方に交差する方向によって規定される厚み方向とに延在するように構成され、
前記保持具は、前記清掃シートを保持するための保持部と、前記保持部に連結されてユーザに把持される把持部とを有し、
前記清掃シートは、前記長手方向上の端部と、前記長手交差方向上の端部と、清掃対象を清掃可能に構成された刷毛部と、前記刷毛部が接続される基部と、当該基部に形成されて、前記保持部が挿入される挿入部とを有し、
前記刷毛部は、所定の繊維配向方向を有する複数の繊維の集合体である繊維集合体と、前記清掃対象に当接する当接領域と、当該当接領域に形成された第1の当接領域と第2の当接領域とを有し、
前記第1の当接領域は、前記繊維における繊維上の領域から前記繊維の端部に亘る領域に形成され、
前記第2の当接領域は、前記繊維における繊維上の領域に形成されるとともに、前記清掃対象の塵芥に対し抵抗を供与可能な抵抗領域を有することを特徴とする清掃具。
(態様2)
態様1に記載された清掃具において、
前記刷毛部は、前記繊維配向方向を横切る方向における全ての所定領域において前記繊維集合体における繊維同士を接合する第1の繊維接合部と、前記繊維配向方向を横切る方向における一部の所定領域において前記繊維集合体における前記繊維同士を接合する第2の繊維接合部とを有し、
前記繊維は、前記第1の繊維接合部に接続された接続端部と、当該接続端部と反対側の端部である解放端部とを有し、
前記第1の当接領域は、前記第1の繊維接合部と前記繊維の前記開放端部との間に形成され、
前記第2の当接領域は、前記第1の繊維接合部と前記第2の繊維接合部との間に形成されることを特徴とする清掃具。
(態様3)
態様2に記載された清掃具であって、
前記第2の当接領域と前記繊維の前記開放端部との間に、第3の当接領域が形成されることを特徴とする清掃具。
(態様4)
態様1〜3のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記繊維集合体の前記繊維は、前記長手交差方向に配向性を有することを特徴とする清掃具。
(態様5)
態様1〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第1の当接領域は、前記長手方向上の端部に設けられていることを特徴とする清掃具。
(態様6)
態様1〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第2の当接領域は、前記長手方向上の端部に設けられていることを特徴とする清掃具。
(態様7)
態様1〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第1の当接領域は、前記長手交差方向上の端部に設けられていることを特徴とする清掃具。
(態様8)
態様1〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第2の当接領域は、前記長手交差方向上の端部に設けられていることを特徴とする清掃具。
(態様9)
態様1〜8のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第1の当接領域と前記第2の当接領域とは、交互に配置されていることを特徴とする清掃具。
(態様10)
態様1〜9のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記基部は、第1のシート体により形成されていることを特徴とする清掃具。
(態様11)
態様10に記載された清掃具において、
前記第1のシート体と重ねられる第2のシート体を有し、
前記挿入部は、前記第1のシート体と、前記第2とシート体との間に形成されることを特徴とする清掃具。
(態様12)
態様10に記載された清掃具において、
前記挿入部は、前記第1のシート体における所定の面同士を当接させ接合シート領域を形成するとともに、当該接合シート領域における前記所定の面同士を接合することにより形成されていることを特徴とする清掃具。
(態様13)
態様10に記載された清掃具において、
前記第1のシート体に重ねられる第3のシート体と、当該第3のシート体に重ねられる第4のシート体とを有し、
前記挿入部は、前記第3のシート体と、前記第4とシート体との間に形成されることを特徴とする清掃具。
(態様14)
態様10に記載された清掃具において、
前記第1のシート体に重ねられる第5のシート体を有し、
前記挿入部は、前記第5のシート体における所定の面同士を当接させ接合シート領域を形成するとともに、当該接合シート領域における前記所定の面同士を接合することにより形成されていることを特徴とする清掃具。
(態様15)
態様1〜14のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記刷毛部は、前記基部の一方の側に設けられていることを特徴とする清掃具。
(態様16)
態様1〜14のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記刷毛部は、前記基部の一方の側および他方の側に設けられていることを特徴とする清掃具。
(態様17)
態様1〜16に記載された清掃具において、前記低位領域162Aは、第2の当接領域と第3の当接領域との間に形成されることを特徴とする清掃具。
100、101、102、103、104、105、106、107、108、109 清掃シート(清掃体)
100A 長手交差方向上の端部
100B 長手方向上の端部
100D1 外側方向
100D2 内側方向
110 刷毛部
110D 繊維配向方向
110GF 繊維集合体
110GF1 第1の繊維集合体
110GF1A 第1の繊維集合資材
110GF1B 第2の繊維集合資材
110GF2 第2の繊維集合体
110SF 繊維
110SFA 接続端部
110SFB 開放端部
111 第1の刷毛領域
111A 長手交差方向上の端部
111B 長手方向上の端部
111D 第1の刷毛領域長さ
112 第2の刷毛領域
112A 長手交差方向上の端部
112B 長手方向上の端部
112D 第2の刷毛領域長さ
112L 突出領域
120 基部
120A 長手交差方向上の端部
120B 長手方向上の端部
120C 一方の面(一方の側)
120D 他方の面(他方の側)
121 第1のシート体
1211 第1のシート資材
121A 接合シート領域
122 第2のシート体
1221 第2のシート資材
123 第3のシート体
124 第4のシート体
125 第5のシート体
126 第6のシート体
127 第7のシート体
130 保持空間(挿入部)
131 挿入開口部
140 中央接合部(第1の繊維接合部)
140A 側方接合部(第2の繊維接合部)
140A1 当接対向側領域
140A1P 高さ測定用点
140A1L 高さ測定用直線
140A2 当接側領域
141 第1の接合部
142 第2の接合部
143 第3の接合部
144 第4の接合部
145 第5の接合部
146 第6の接合部
147 第7の接合部
148 第8の接合部
149 第9の接合部
1410 第10の接合部
1411 第11の接合部
1412 第12の接合部
1413 第13の接合部
1414 第14の接合部
1415 第15の接合部
1416 第16の接合部
1417 第17の接合部
1418 第18の接合部
150 短冊片
151 第1の短冊片
152 第2の短冊片
160 当接領域
161 第1の当接領域
161A 側部領域
161Z 第1の当接領域高さ
162 第2の当接領域
162A 低位領域
162B 誘導領域
162C 抵抗領域
162Z 第2の当接領域高さ
163 第3の当接領域
200 保持具(清掃体ホルダ)
210 ハンドル部(把持部)
211 ハンドル
212 ハンドル接合部
220 清掃体保持部(保持部)
221 保持部材
230 連接部
240 先端部
250 中間部
260 凸部
261 第1の凸部
262 第2の凸部
270 押え板
M 機械方向
R 支持ロール
S11 第1の工程
S12 第2の工程
S13 第3の工程
S14 第4の工程
S15 第5の工程
S16 第6の工程
Y 長手方向
Y1 挿入方向
Y2 引抜方向
YCL 長手方向中心線
X 長手交差方向
XCP 長手交差方向中心点
Z 厚み方向
Claims (16)
- 清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具とを有する清掃具において、
前記清掃シートは、当該清掃シートに前記保持具を挿入する方向によって規定される長手方向と、前記長手方向と交差する方向によって規定される長手交差方向と、前記長手方向および前記長手交差方向の双方に交差する方向によって規定される厚み方向とに延在するように構成され、
前記保持具は、前記清掃シートを保持するための保持部と、前記保持部に連結されてユーザに把持される把持部とを有し、
前記清掃シートは、前記長手方向上の端部と、前記長手交差方向上の端部と、清掃対象を清掃可能に構成された刷毛部と、前記刷毛部が接続される基部と、当該基部に形成されて、前記保持部が挿入される挿入部とを有し、
前記刷毛部は、所定の繊維配向方向を有する複数の繊維の集合体である繊維集合体と、前記清掃対象に当接する当接領域と、当該当接領域に形成された第1の当接領域と第2の当接領域とを有し、
前記第1の当接領域は、前記繊維における繊維上の領域から前記繊維の端部に亘る領域に形成され、
前記第2の当接領域は、前記繊維における繊維上の領域に形成されるとともに、前記清掃対象の塵芥に対し抵抗を供与可能な抵抗領域を有することを特徴とする清掃具。 - 請求項1に記載された清掃具において、
前記刷毛部は、前記繊維配向方向を横切る方向における全ての所定領域において前記繊維集合体における繊維同士を接合する第1の繊維接合部と、前記繊維配向方向を横切る方向における一部の所定領域において前記繊維集合体における前記繊維同士を接合する第2の繊維接合部とを有し、
前記繊維は、前記第1の繊維接合部に接続された接続端部と、当該接続端部と反対側の端部である解放端部とを有し、
前記第1の当接領域は、前記第1の繊維接合部と前記繊維の前記開放端部との間に形成され、
前記第2の当接領域は、前記第1の繊維接合部と前記第2の繊維接合部との間に形成されることを特徴とする清掃具。 - 請求項2に記載された清掃具であって、
前記第2の当接領域と前記繊維の前記開放端部との間に、第3の当接領域が形成されることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記繊維集合体の前記繊維は、前記長手交差方向に配向性を有することを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第1の当接領域は、前記長手方向上の端部に設けられていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第2の当接領域は、前記長手方向上の端部に設けられていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第1の当接領域は、前記長手交差方向上の端部に設けられていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第2の当接領域は、前記長手交差方向上の端部に設けられていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第1の当接領域と前記第2の当接領域とは、交互に配置されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記基部は、第1のシート体により形成されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項10に記載された清掃具において、
前記第1のシート体と重ねられる第2のシート体を有し、
前記挿入部は、前記第1のシート体と、前記第2とシート体との間に形成されることを特徴とする清掃具。 - 請求項10に記載された清掃具において、
前記挿入部は、前記第1のシート体における所定の面同士を当接させ接合シート領域を形成するとともに、当該接合シート領域における前記所定の面同士を接合することにより形成されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項10に記載された清掃具において、
前記第1のシート体に重ねられる第3のシート体と、当該第3のシート体に重ねられる第4のシート体とを有し、
前記挿入部は、前記第3のシート体と、前記第4とシート体との間に形成されることを特徴とする清掃具。 - 請求項10に記載された清掃具において、
前記第1のシート体に重ねられる第5のシート体を有し、
前記挿入部は、前記第5のシート体における所定の面同士を当接させ接合シート領域を形成するとともに、当該接合シート領域における前記所定の面同士を接合することにより形成されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜14のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記刷毛部は、前記基部の一方の側に設けられていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜14のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記刷毛部は、前記基部の一方の側および他方の側に設けられていることを特徴とする清掃具。
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