JP7137939B2 - コネクタ及びコネクタアッセンブリ - Google Patents

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Description

本開示はコネクタ及びコネクタアッセンブリに関する。
下記特許文献1には、回路基板の表面に実装されるフローティングコネクタが開示されている。フローティングコネクタは、内側ハウジングと、前後方向並びに左右方向で内側ハウジングを取り囲う外側のハウジングとを含み、金属などの導体板から成る複数の端子が内側ハウジング及び外側ハウジングにそれぞれ取り付けられることで構成されている。ここで、フローティングコネクタに取り付けられる端子は、内側ハウジングに固定される内側の固定部(特許文献1においては、第1の固定片部23e)と、外側ハウジングに固定される外側の固定部(特許文献1においては、第2の固定片部23g)との間に、逆V字形状に湾曲した弾性部(特許文献1においては、可動部23f)を有している。上記フローティングコネクタでは、これに取り付けられる複数の端子が上記弾性部においてそれぞれ弾性的に変形することで、相手コネクタの挿入時に2つのコネクタの相対位置のずれを吸収することが可能である。すなわち、相手コネクタの挿入時に相手コネクタの位置がフローティングコネクタに対してずれていたとしても、フローティングコネクタの内側ハウジングの位置が相手コネクタに合わせて動き、相手コネクタがフローティングコネクタに挿入される。
特開2014-067723号公報
上記特許文献1に開示される端子では、外側ハウジングに対する外側の固定部は、基板に半田づけされる部分(基板接続部)から上方に延在し、コネクタの幅方向において弾性部から離れている。このことが、端子、及びこれを取り付けるコネクタの小型化を阻害する要因となっている。
本開示の第1の目的は、相手コネクタの挿入時における相手コネクタの位置ずれを許容し且つ小型化を可能とするコネクタ及びコネクタアッセンブリを提供することにある。本開示の第2の目的は、許容する相対位置のずれを増すことのできるコネクタ及びコネクタアッセンブリを提供することにある。
本開示に係るコネクタは、第1の側から、第1の方向において前記第1の側とは反対側である第2の側に向かって相手コネクタを挿入可能なコネクタであって、内側ハウジングと、前記第1の方向に対して直交する方向で前記内側ハウジングの外側に位置し、前記内側ハウジングを取り囲う外側ハウジングと、前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとを連結している複数の端子とを有してよい。ここで、前記端子は、前記内側ハウジングに固定される内側の固定部と、前記内側の固定部に接続し、前記相手コネクタが備える相手端子に接触する接触部と、前記外側ハウジングに固定される外側の固定部と、前記外側の固定部に接続し、基板に固定される基板固定部と、前記内側の固定部と前記外側の固定部との双方に接続して弾性的に変形可能な弾性部と、を有してよい。また、前記外側の固定部は、前記弾性部に接続している第1の基部と、前記第1の基部から前記第1の方向に対して交差する方向に延在しており、前記外側ハウジングに係合している第1の係合部と、を有してよい。これによれば、相手コネクタの挿入時に相手コネクタの位置ずれが許容される。また、コネクタの小型化も可能となる。
また、コネクタの一形態では、前記端子を前記第1の方向で見た場合、前記第1の基部と前記第1の係合部は、L字状に配置されていてもよい。
また、コネクタの一形態では、前記内側の固定部は、前記弾性部に接続している第2の基部と、前記第2の基部から前記第1の方向に対して交差する方向に延在しており、前記内側ハウジングに係合している第2の係合部と、を有していてもよい。
また、コネクタの一形態では、前記端子を前記第1の方向で見た場合、前記第2の基部と前記第2の係合部は、L字状に配置されていてもよい。
また、コネクタの一形態では、前記接触部は、前記第2の係合部から前記第1の側に延在していてもよい。
また、コネクタの一形態では、前記弾性部は、前記第1の基部から前記第1の側に延在している第1の延伸部と、前記内側の固定部から前記第1の側に延在している第2の延伸部と、前記第1の延伸部と前記第2の延伸部とを繋いでいる湾曲部と、を有してもよい。ここで、前記第1の延伸部の一部と前記湾曲部の一部のうちの少なくとも一方は、前記第1の基部よりも前記外側に位置していてもよい。
また、コネクタの一形態では、前記第1の延伸部は、前記第1の基部から前記第1の側且つ前記外側に向かって斜めに延在している傾斜部と、前記傾斜部から前記第1の側に延在して前記湾曲部に接続している直線部と、を有していてもよい。
また、コネクタの一形態では、前記第1の係合部のうちの少なくとも一部分は、前記第1の延伸部及び前記湾曲部よりも前記外側に配置されていてもよい。
また、コネクタの一形態では、前記内側の固定部と接続している前記弾性部の端部は、前記外側の固定部と接続している前記弾性部の端部よりも前記第1の側に位置していてもよい。
また、本開示に係るコネクタアッセンブリは、第1コネクタと第2コネクタとを有している。第1コネクタは、第1の側と、第1の方向において前記第1の側とは反対側である第2の側とを有するコネクタであり、内側ハウジングと、第1の方向に対して直交する方向で前記内側ハウジングの外側に位置し、前記内側ハウジングを取り囲う外側ハウジングと、前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとが連結されるように該内側ハウジング及び該外側ハウジングに取り付けられる複数の第1端子と、を有する。第2コネクタは、複数の第2端子を有し、前記第1の側から第2の側に向かって前記第1コネクタに挿入される。ここで、前記第1端子は、前記第2端子に接触する接触部と、前記内側ハウジングに固定される内側の固定部と、前記外側ハウジングに固定される外側の固定部と、前記内側の固定部と前記外側の固定部との双方に接続して弾性的に変形可能な弾性部と、基板に固定される基板固定部と、を有していてもよい。また、前記外側の固定部は、前記弾性部に接続している第1の基部と、前記端子を前記第1の方向で見た場合、前記第1の基部から前記第1の方向に対して交差する方向に延在しており、前記外側ハウジングに係合している第1の係合部と、を有していてもよい。前記第2コネクタが前記第1コネクタに嵌合している状態で、前記複数の第1端子は前記複数の第2端子とそれぞれ電気的に接続していることとしてもよい。
本開示で提案するコネクタの一例は、第1の側から、第1の方向において前記第1の側とは反対側である第2の側に向かって相手コネクタを挿入可能なコネクタであって、内側ハウジングと、前記第1の方向に対して直交する方向である第2の方向において前記内側ハウジングの外側に位置している外側ハウジングと、前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとを連結している複数の端子とを有している。各端子は、前記外側ハウジングに固定されている外側の固定部と、前記内側ハウジングに固定されている内側の固定部と、弾性的に変形可能な弾性部とを有している。弾性部は、前記外側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第1の延伸部と、前記内側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第2の延伸部と、前記第1の延伸部と前記第2の延伸部との間で湾曲している湾曲部と有している。さらに、各端子は、前記外側の固定部と前記第1の延伸部との接続部分である第1の接続部と、前記内側の固定部と前記第2の延伸部との接続部分である第2の接続部とを有している。前記第2の接続部は前記第1接続部よりも前記第1の側に位置し、前記第1の延伸部は、前記第2の接続部に対して前記第2の方向に位置している部分を有し、前記第1の延伸部の前記部分は、前記第1接続部よりも前記第2の方向における外側に位置してよい。このコネクタによると、2つのコネクタに許容される相対位置のずれを、増すことができる。
このコネクタにおいて、前記第1の延伸部は、前記第1接続部から、前記第2の方向における外側且つ前記第1の側に向かって斜めに伸びている傾斜部を含んでもよい。
また、このコネクタにおいて、前記第1の延伸部は、前記傾斜部から屈曲して前記第1の側に向かって前記第1の方向に伸びてもよい。
また、前記傾斜部の端部は、前記第1の方向において前記前記第2の接続部よりも第2の側に位置している、又は前記第1の方向において前記前記第2の接続部と同じ位置に位置してもよい。
本開示で提案するコネクタアッセンブリの一例は、第1コネクタと第2コネクタとを有している。前記第1コネクタは、第1の側と、第1の方向において前記第1の側とは反対側である第2の側とを有するコネクタであって、内側ハウジングと、前記第1の方向に対して直交する第2の方向において前記内側ハウジングの外側に位置している外側ハウジングと、前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとを連結している複数の第1端子と、を有している。前記第2コネクタは、複数の第2端子を有し、前記第1コネクタの前記第1の側から前記第2の側に向かって前記第1コネクタに挿入される。各第1端子は、前記外側ハウジングに固定されている外側の固定部と、前記内側ハウジングに固定されている内側の固定部と、弾性的に変形可能な弾性部と、前記外側の固定部と前記第1の延伸部との接続部分である第1の接続部と、前記内側の固定部と前記第2の延伸部との接続部分である第2の接続部とを有している。前記弾性部は、前記外側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第1の延伸部と、前記内側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第2の延伸部と、前記第1の延伸部と前記第2の延伸部との間で湾曲している湾曲部とを有している。前記第2の接続部は前記第1接続部よりも前記第1の側に位置し、前記第1の延伸部は、前記第2の接続部に対して前記第2の方向に位置している部分を有し、前記第1の延伸部の前記部分は、前記第1接続部よりも前記第2の方向における外側に位置している。このコネクタアッセンブリによると、2つのコネクタに許容される相対位置のずれを、増すことができる。
本開示に係るコネクタを示す斜視図である。 コネクタを示す上面図である。 コネクタを示す下面図である。 コネクタを示す下面図であり、図3Aを拡大した図である。 コネクタの構成要素を示す分解斜視図である。 図2のV―V線における断面を示すコネクタの断面図である。 端子を示す正面図である。 端子を示す斜視図である。 相手コネクタの構成要素を示す分解斜視図である。 変形例に係る端子を示す斜視図である。 変形例に係るコネクタを示す斜視図である。 さらに別の変形例に係るコネクタの平面図である。 図10に示すXI-XI線での断面図である。 図10に示すコネクタが有している端子の斜視図である。 図12Aに示す端子の側面図である。
本実施形態では、コネクタ1の高さを示す方向であって、後述の相手コネクタ9にコネクタ1が取り付けられる方向(各図のZ1が示す方向)を上方とし、この相手コネクタからコネクタ1を抜去する方向(各図のZ2が示す方向)を下方とする。また、コネクタ1の短手方向のうちの一方側(各図のX1が示す方向)を前方とし、他方側(各図のX2が示す方向)を後方とする。また、コネクタ1の長手方向のうちの一方側(各図のY1が示す方向)を左方向とし、他方側(各図のY2が示す方向)を右方向とする。なお、各種の方向は、あくまでもコネクタ1を構成する部位の相対的な位置関係を説明するためのものであり、絶対的な方向を示すものではない。
図1及び図4に示すように、本実施形態に係るコネクタ1は、内側ハウジング2と、外側ハウジング3と、複数の端子4と、一対の支持金具5とを有してよい。ここで、内側ハウジング2及び外側ハウジング3は、樹脂やプラスチック材、炭素繊維等の絶縁材料により形成されてよく、端子4は、金属等の導電材料により形成されてよい。支持金具5は、金属等の折り曲げ加工が可能な材料により形成されてよい。ただし、コネクタ1の構成部材及び各構成部材の材料は、必ずしもこれに限定されない。
図7に示すように、上記コネクタ1に取り付けられる相手コネクタ9は、略角筒状に形成されるハウジング91と、ハウジング91の内側に収容される複数の端子92と、一対の固定金具93とを有してよい。コネクタ1の各構成部材と同様に、ハウジング91は樹脂等により形成されてよく、端子92及び固定金具93は金属等により形成されてよい。ただし、相手コネクタ9の形状、構成部材、及び各構成部材の材料は、必ずしもこれに限定されない。例えば、ハウジング91は、円筒状などに形成されてもよい。
図4に示すように、コネクタ1の内側ハウジング2は、相手コネクタ9を収容するスペースであるコネクタ収容部21を有してよい。コネクタ1は、いわゆるフローティング機能を有することとしてもよい。即ち、複数の端子4が弾性的に変形し、内側ハウジング2が前後方向並びに左右方向に動くことで、コネクタ1と相手コネクタ9との相対的な位置がある程度ずれていても、コネクタ収容部21に相手コネクタ9を収納できる。
図4に示すように、内側ハウジング2は、略箱型に形成されてよく、左右方向に延在している前壁部211F及び後壁部211Bと、前後方向に延在している左壁部211L及び右壁部211Rとを有してよい。コネクタ収容部21は、例えば、前壁部211Fと、後壁部211Bと、左壁部211Lと、右壁部211Rとによって囲まれる空間である。図2に示すように、コネクタ収容部21は、略矩形状に形成されている上側の開口212を有してもよい。この上側の開口212に相手コネクタ9が挿入されることで、コネクタ1と相手コネクタ9とが嵌合することとしてもよい。ただし、内側ハウジング2の形状やコネクタ収容部21の配置位置は、必ずしもこれに限定されない。例えば、コネクタ1を上から見て、内側ハウジング2は丸型などに形成されてもよい。また、内側ハウジング2の上側の開口212も、丸型などに形成されてよい。
また、図4に示すように、コネクタ収容部21の内側には、左右方向に延在している中央壁部22が設けられてもよい。本実施形態では、中央壁部22は、前壁部211F、後壁部211B、左壁部211L、及び、右壁部211Rから離れた位置に配置されている。中央壁部22の前面及び後面には、上下方向に沿って伸びている複数の溝部221が形成されてよい。これら複数の溝部221には、複数の端子4がそれぞれ嵌ることとしてもよい。ただし、中央壁部22の形状及び配置位置は、必ずしもこれに限定されない。
また、図4に示すように、内側ハウジング2は、複数の端子4が取り付けられる取付部23を有していてもよい。取付部23は、例えば、中央壁部22の下部に形成されている。本実施形態では、取付部23は、左右方向に沿って延在し、中央壁部22に比べて前後方向で幅広に形成されている。取付部23の形状は必ずしもこれに限定されない。また、図3A、図3B、及び図5に示すように、取付部23には、複数の端子4がそれぞれ収容される複数の端子収容部231が形成されてもよい。端子収容部231は、例えば、上下方向に沿って伸びている溝又は孔である。また、図3Bに示すように、取付部23の下面には、複数の端子収容部231にそれぞれ通じている複数の下側の開口232が形成されてもよい。
図4に示すように、複数の端子4のうちの半数が内側ハウジング2の前方に配置され、左右方向で1列に並び、残りの半数が内側ハウジング2の後方に配置され、左右方向で1列に並ぶこととしてもよい。このため、図3A及び図3Bに示すように、内側ハウジング2の端子収容部231及び下側の開口232も、2列で並ぶ。本実施形態では、下側の開口232は、後述する端子4に形成されている内側の固定部42の形状に合わせて略L字状に形成されている。ただし、下側の開口232の形状は必ずしもこれに限定されず、例えば、T字状であってもよいし、矩形状であってもよい。
図1及び図4に示すように、外側ハウジング3は、前後方向及び左右方向において、内側ハウジング2の外側に位置し、内側ハウジング2を取り囲うこととしてよい。図4に示すように、外側ハウジング3は、内側ハウジング2の前方に配置される前壁部31F、内側ハウジング2の後方に配置される後壁部31B、内側ハウジング2の左方に配置される左壁部31L、及び内側ハウジング2の右方に配置される右壁部31Rを有してよい。前壁部31F及び後壁部31Bは、左壁部31Lと右壁部31Rとに接続してよい。また、これら壁部31F、31B、31L、31Rの内側には、壁部31F、31B、31L、31Rによって取り囲まれる、内側ハウジング2を収容するスペースであるハウジング収容部32が確保されてもよい。図3Aに示すように、本実施形態では、ハウジング収容部32は、上方及び下方に開口している矩形の開口である。そして、コネクタ1を下から見て、ハウジング収容部32のサイズは、内側ハウジング2の取付部23のサイズよりも大きくなっている。このため、内側ハウジング2は、ハウジング収容部32の内側で左右方向及び前後方向に動くことができる。ただし、外側ハウジング3の形状は、必ずしもこれに限定されない。例えば、外側ハウジング3は上方に開いた開口を有する箱状に形成され、この箱の内側にハウジング収容部32が形成されてもよい。他にも例えば、外側ハウジング3は、コネクタ1を上から見て、丸型であってもよい。この場合、ハウジング収容部32の形状も、丸型であってもよい。
また、図5に示すように、外側ハウジング3の前壁部31Fと後壁部31Bとには、複数の端子4がそれぞれ収容される複数の端子収容部311が形成されてもよい。端子収容部311は、上下方向に伸びている溝又は孔として形成されてよい。そして、図3Bに示すように、前壁部31Fの下面と後壁部31Bの下面には、複数の端子収容部311にそれぞれ通じている複数の下側の開口312が形成されてもよい。本実施形態では、外側ハウジング3の下側の開口312は、後述する端子4に形成されている外側の固定部41の形状に合わせて略L字状に形成されている。ただし、外側ハウジング3の下側の開口312の形状は、必ずしもこれに限定されない。
次いで、コネクタ1に取り付けられる複数の端子4について説明する。図5に示すように、複数の端子4は、内側ハウジング2と外側ハウジング3とを連結してよい。各端子4は、外側ハウジング3の端子収容部311に固定される外側の固定部41と、内側ハウジング2の端子収容部231に固定される内側の固定部42と、内側の固定部42と外側の固定部41とに接続している、弾性的に変形可能な弾性部43とを有してよい。
図5、図6A、及び図6Bに示すように、外側ハウジング3の端子収容部311に固定される外側の固定部41は、弾性部43に接続している第1の基部41aと、上下方向に対して交差する方向に第1の基部41aから延在して外側ハウジング3に係合している第1の係合部41bとを有してよい。本開示において、第1の係合部41bとは、端子4において外側ハウジング3に引っ掛かる先端を有する部分を示し、第1の基部41aとは、第1の係合部41bと弾性部43とに接続している部分を示す。なお、端子4は、例えば、平板状の導体材料(具体的には、金属板)から打ち抜き加工により形成され、第1の係合部41bは、第1の基部41aに対して折り曲げられることで形成される。他にも例えば、端子4は、線状の導体材料を弾性部43に対応する位置で曲げることによって形成されてもよい。
第1の係合部41bは、上下方向(即ちZ軸方向)に延在している第1の基部41aに対して交差する方向に延在していてよい。本実施形態では、端子4を上下方向で見た場合(より具体的には、端子4を下側から見た場合)、第1の基部41aと第1の係合部41bは、L字状に配置されている。より具体的には、第1の基部41aは、第1の基部41aと弾性部43との接続部分P1から、外側ハウジング3の外方(即ち、内側ハウジング2から離れる方向)に延在している(以下では、この接続部分P1を「第1接続部」と称する。)。図6A及び図6Bでは、第1の基部41aは、前後方向(即ち、X軸方向)に沿って延在している。別の言い方をすると、第1の基部41aと弾性部43との第1接続部P1は、第1の基部41aのX軸方向(前方又は後方)における端部に位置している。そして、第1の係合部41bは、第1接続部P1とは反対側にある第1の基部41aの端部から、上下方向に対して垂直な方向に延在している。図6A及び図6Bでは、第1の係合部41bは、左右方向(即ち、Y軸方向)に沿って延在している。なお、第1の係合部41bは、第1の基部41aに対して折り曲げられることで形成されてもよい。また、本実施形態では、第1の基部41aと第1の係合部41bとの間の角度を略直角としているが、当該角度は鋭角であってもよいし、鈍角であってもよい。
図6Bに示すように、内側ハウジング2の端子収容部231に収容される内側の固定部42は、外側の固定部41と同様に、弾性部43に接続している第2の基部42aと、第2の基部42aから上下方向に対して交差する方向に延在して内側ハウジング2に係合している第2の係合部42bとを有してもよい。ここで、第2の係合部42bは、第2の基部42aから上下方向(即ち、Z軸方向)に対して交差する方向に延在していてよい。本実施形態では、第2の基部42aと第2の係合部42bは、L字状に配置されている。より具体的には、第2の基部42aは、第2の基部42aと弾性部43との接続部分P2から、内側ハウジング2の中心(前後方向での中心)に近付く方向に延在している(以下では、第2の基部42aと弾性部43との接続部分P2を「第2接続部」と称する。)。図6A及び図6Bでは、第2の基部42aは、X軸方向に沿って延在している。第2の係合部42bは、第2接続部P2とは反対側にある第2の基部42aの端部(即ち、X2方向の端部)から、上下方向に対して垂直な方向に延在している。第2の係合部42bは、第1の係合部41bと同じ方向に延在している。図6Aでは、第2の係合部42bは、第1の係合部41bと同様に、Y軸方向に沿って延在している。なお、第2の係合部42bは、第1の係合部41bと同様に、第2の基部42aに対して折り曲げられることで形成されてもよい。また、第2の基部42aと第2の係合部42bとの間の角度は略直角であってもよいし、その他の何れの角度であってもよい。
このように、上下方向(即ち、Z軸方向)に延在している第1の基部41aに対して交差する方向に第1の係合部41bを伸ばすことで、弾性部43のサイズ(例えば、後述する第1の延伸部43a(図6A参照)と第2の延伸部43b(図6A参照)との距離)を維持したまま、前後方向(即ち、X軸方向)において端子4を小型化できる。これにより、相手コネクタ9の位置ずれの許容量を確保しながらコネクタ1を小型化することができる。また、上下方向に延在している第2の基部42aに対して交差する方向に第2の係合部42bを伸ばすことも、端子4及びコネクタ1の小型化に寄与することができる。
図4に示すように、内側ハウジング2と外側ハウジング3とに端子4を下から挿入することで、端子4は、内側ハウジング2と外側ハウジング3とに固定されることとしてよい。より具体的には、図3Bに示すように、端子4に形成されている外側の固定部41は、外側ハウジング3の端子収容部311に通じている下側の開口312から挿入されて、端子収容部311に配置されることとしてよい。これと同様に、端子4に形成されている内側の固定部42は、内側ハウジング2の端子収容部231に通じている下側の開口232から挿入されて、端子収容部231に配置されることとしてもよい。
図6Bに示すように、本実施形態では、左右方向(即ち、Y軸方向)に延在している第1の係合部41bには、この左右方向の先端側(図6Bでは、Y2方向)に突出している凸部D1が形成されている。この凸部D1が、端子収容部311の内面(例えば、図3Bに示した端子収容部311のY2方向側の面)に引っ掛かることで、端子4は外側ハウジング3に固定される。また、図6Bに示すように、左右方向に延在している第2の係合部42bにも、この左右方向の先端側(即ち、Y2方向)に突出している凸部D2が形成されている。そして、この凸部D2が、端子収容部231の内面(例えば、図3Bに示した端子収容部231のY2方向側の面)に引っ掛かることで、端子4は内側ハウジング2に固定される。
ただし、第1及び第2の係合部41b,42bの形状は、必ずしもこれに限定されない。例えば、第1及び第2の係合部41b,42bは、図6Bに示した複数の凸部D1,D2をそれぞれ有するものであってもよいし、凸部D1,D2を有さず、平坦な先端を有するものであってもよい。この場合、第1及び第2の係合部41b,42bが外側ハウジング3の端子収容部311と内側ハウジング2の端子収容部231とにそれぞれ圧入されることで、端子4が各ハウジングに固定されることとしてもよい。他にも例えば、第1及び第2の係合部41b,42bは、これらの側面(例えば、図6Bに示した第1の係合部41bの側面S)からX軸方向に突出する凸部をそれぞれ有していてもよい。これらの凸部が、端子収容部311の内面(例えば、図3Bに示した端子収容部311のX1方向側の面)と、端子収容部231の内面(例えば、図3Bに示した端子収容部231のX2方向側の面)と、に引っ掛かることで、端子4がハウジング2、3に固定されることとしてもよい。
また、端子4は、内側の固定部42に接続し、相手コネクタ9が備える端子92(図7を参照)に接触する接触部44を有してよい。接触部44は、第2の係合部42bから上方に延在していてよい。図6Bに示すように、本実施形態では、第2の係合部42bは第2の基部42aからY軸方向に屈曲しているため、第2の係合部42bから延在している接触部44は、Y軸方向で幅広に形成されている。これにより、相手コネクタ9の端子92が接触する面積を確保することができ、コネクタ1と相手コネクタ9との電気的な接続を確実に行うことができる。なお、接触部44には、プレス加工等により凸部44aが形成されてもよい。凸部44aは、例えば、内側ハウジング2に形成されている孔の内面に引っかかり、端子4を内側ハウジング2に固定する。接触部44の形状、配置位置、及び延在方向は、必ずしもこれに限定されない。
また、端子4は、外側の固定部41に接続し、コネクタ1の下方に配置される図示しない基板に固定される基板固定部45を有してもよい。図6Aに示すように、基板固定部45は、端子4の下端に配置されてよく、第1の基部41aの下端から、外側ハウジング3の外方(即ち、内側ハウジング2から離れる方向)に向かって延在していてよい。基板固定部45が半田で基板に取り付けられることで、コネクタ1は基板上に固定されてよい。基板固定部45は、基板の表面に露出している配線と電気的に接続してもよい。本実施形態では、基板固定部45は、第1の基部41aの下端に繋がり、前後方向(図6A、図6Bでは、X軸方向)に沿って延在している。第1の係合部41bは、上下方向(図6A、図6Bでは、Z軸方向)に延在している第1の基部41a及び前後方向に延在している基板固定部45に対して、垂直な方向(図6Bでは、Y軸方向)に沿って延在している。基板固定部45の形状、配置位置、及び延在方向は、必ずしもこれに限定されない。
また、図6A及び図6Bに示すように、端子4は、第1の基部41aから上方に延在している第1の延伸部43aと、第2の基部42aから上方に延在している第2の延伸部43bと、第1及び第2の延伸部43a,43bを繋いでいる略円弧状の湾曲部43cとを有してよい。図6Aに示すように、第1の延伸部43aの一部分、又は、湾曲部43cの一部分は、第1の基部41aと第1の延伸部43aとの第1接続部P1よりも外側(即ち、内側ハウジング2から離れる方向)に配置されてよい。言い換えれば、第1の延伸部43aは、第2接続部P2に対して前方又は後方に位置している部分P3を有している(部分P3は第2接続部P2と同じ高さに位置している部分である。)。すなわち、前側に位置している端子4において、部分P3は第2接続部P2の前方に位置し、後側に位置している端子4において、部分P3は第2接続部P2の後方に位置している。部分P3は、第1接続部P1よりも前後方向の外方に位置している。すなわち、前側に位置している端子4において、部分P3は第1接続部P1よりも前方に位置し、後側に位置している端子4において、部分P3は第1接続部P1の後方に位置している。このようにすることで、例えば、湾曲部43c及び第1の延伸部43aの全部が第1接続部P1よりも内側に配置される場合に比べて、即ち、湾曲部43c及び第1の延伸部43aの全部が第1接続部P1よりも、前後方向における内側ハウジング2の中心に近付く方向に配置される場合と比べて、第1の延伸部43aと第2の延伸部43bとの間の距離L3を大きくできる。その結果、内側ハウジング2に許容される変位を前後方向において増すことができる。また、弾性部43のサイズを前後方向において大きくすることができる。即ち、相手コネクタ9が挿入される際の相手コネクタ9の位置ずれの許容量を確保しながら、端子4及びコネクタ1を小型化することができる。
本実施形態では、第1の延伸部43aは、第1の基部41aから上方且つ外方に斜めに延在している傾斜部43dと、傾斜部43dから上方に延在して湾曲部43cに接続している直線部43eとを有している。第1の延伸部43aは、傾斜部43dと直線部43eとが接続する部分で屈曲し、直線部43eはまっすぐ上方に伸びている。すなわち、直線部43eは鉛直に形成されている。このことによって、端子4の前後方向での幅を低減でき、その結果、コネクタ1を小型化できる。
また、図6Aに示すように、第1の係合部41bのうちの少なくとも一部分は、第1の延伸部43aよりも前後方向における外方(即ち、内側ハウジング2から離れる方向)に配置されてよい。本実施形態では、第1の係合部41bの側面Sが、第1の延伸部43aよりも外方に配置されている(図6Aにおいて二点鎖線mは第1の延伸部43aの位置を示している。)。このようにすることで、外側ハウジング3の前壁部31F又は後壁部31Bと、端子4の直線部43eとの間に隙間G1(図5参照)が確保され、弾性部43を弾性的に変形し易くすることができる。
また、図6Aに示すように、内側の固定部42(より具体的には、第2の基部42a)と弾性部43(より具体的には、第2の延伸部43b)との間の第2接続部P2は、外側の固定部41(より具体的には、第1の基部41a)と弾性部43(より具体的には、第1の延伸部43a)との第1接続部P1よりも上方に位置してよい。図6Aに示した例では、第2の延伸部43bは略L字状に形成されており、湾曲部43cからZ軸方向に延在している第1直線部43gと、この第1直線部43gの下端(即ち、Z2方向側の端部)からX軸方向に沿って延在している第2直線部43fとを有している。第2の基部42aは第2直線部43fからX軸方向に沿って延在している。第2直線部43fと第2基部42aとの上側に、相手コネクタ9(図7参照)が配置されるスペース(図5参照、コネクタ収容部21)が確保されている。また、この第2直線部43fの下側に、内側ハウジング2の位置が前後方向でずれたときに外側の固定部41が配置されるスペースE2(図5参照)が確保されている。第2接続部P2は、第2直線部43fのX軸方向における端部(図6Aに示す例では、X2方向側の端部)に位置している。言い換えれば、第2接続部P2は、第2の基部42aのX軸方向における端部(図6Aに示す例では、X1方向側の端部)に位置している。
図6Aに示すように、第2の基部42aと弾性部43との第2接続部P2を、第1の基部41aと弾性部43との第1接続部P1よりも上方に配置することで、弾性部43の固定点として機能する第1接続部P1を、弾性部43の力点として機能する第2接続部P2に対してZ軸方向でずらしている。このため、図6Aの二点鎖線で示した部分のように、弾性部43が外方(図6Aでは、X1方向)に押されて第2の延伸部43bが第1の延伸部43aに近付く場合にモーメントが働き、第1の延伸部43aは、外方且つ下方の斜め方向(例えば、図6Aの矢印Fが示した方向)に動くこととなる。これにより、第2の延伸部43bは外方に動くことができ、弾性部43を弾性的に大きく変形させることができる。即ち、相手コネクタ9が挿入される際の位置ずれの許容量を大きくすることができる。
なお、コネクタ1が有する端子4の形状は、必ずしもこれに限定されない。例えば、図8に示すように、第1の延伸部43aは、全体として上方且つ外方(内側ハウジング2から離れる方向)へ向かう斜め方向に延在していてもよい。また、第2の延伸部43bは、前後方向にける内側ハウジング2の中心に向かって斜め上方に延在していてもよい。このようにすることでも、端子4全体に対する弾性部43の相対的なサイズを大きくすることができ、相手コネクタ9が挿入される際の位置ずれの許容量を大きくすることができる。
なお、図8に示す端子104は、上述した端子4と同様に、外側の固定部141と、内側の固定部142と、弾性部143と、接触部144と、基板固定部145とを有している。外側の固定部141は第1の基部141aと第1の係合部141bとを有し、内側の固定部142は、第2の基部142aと第2の係合部142bとを有している。弾性部143は第1の延伸部143aと第2の延伸部143bと湾曲部143cとを有している。端子104では、上述した端子4と同様、第1の延伸部143aの一部分と湾曲部143cの一部分とが、第1の基部141aと第1の延伸部143aとの第1接続部P1よりも外側に配置されている。また、第1の係合部141bの側面Sが、第1の延伸部143aよりも外方に配置されている。これらの点により、端子104全体に対する弾性部143の相対的なサイズを前後方向において大きくしたり、弾性部43を弾性的に変形し易くしたりすることができる。即ち、コネクタ及び端子104を大きくすることなく、相手コネクタ9が挿入される際の位置ずれの許容量を大きくすることができる。
図6A及び図6Bに示すように、第1の基部41a及び第2の基部42aを、前後方向(即ち、X軸方向)及び上下方向(即ち、Z軸方向)に伸ばすことで、外側の固定部41と弾性部43とが接続する部分と、内側の固定部42と弾性部43とが接続する部分を補強することができる。端子4と同様に、図8に示す端子104においても、第1の基部141a及び第2の基部142aを、前後方向(即ち、X軸方向)及び上下方向(即ち、Z軸方向)に伸ばすことによって、外側の固定部41と弾性部43とが接続する部分と、内側の固定部42と弾性部43とが接続する部分との強度を増すことができる。図8に示した端子104の例では、第2の基部142aの太さは、弾性部143の太さよりも、前後方向、及び上下方向で大きい。これにより、内側の固定部142と弾性部143との接続部分P2を補強することができる。
次いで、コネクタ1に取り付けられる一対の支持金具5について説明する。図1に示すように、一対の支持金具5は、内側ハウジング2を外側ハウジング3に対して遊動可能に支持するために、外側ハウジング3の左端と右端とに取り付けられることとしてよい。外側ハウジング3の左壁部31L及び右壁部31Rには、支持金具5を収容する支持金具収容部33が形成されてもよい。支持金具収容部33は、上下方向に沿って延在している溝、孔又は穴として形成されてもよい。
また、図4に示すように、内側ハウジング2は、外側ハウジング3の左壁部31Lと右壁部31Rとの上方をそれぞれ覆う張り出し部25L,25Rを有してよい。そして、張り出し部25L,25Rの上面には、上方に突出する第1の係止凸部26が形成されていてもよい。本実施形態では、張り出し部25L,25Rの上面が、内側ハウジング2の上面を構成しているが、内側ハウジング2における張り出し部25L,25Rの位置は、必ずしもこれに限定されない。
支持金具5は、上下方向、前後方向、及び左右方向における所定距離を超える内側ハウジング2の移動を規制することとしてもよい。図1に示すように、支持金具5は、本体部51と、本体部51の下部であって外側ハウジング3の支持金具収容部33に収容される部分である基部52と、本体部51の上部に接続しており内側ハウジング2の動きを規制する規制部53F,53Bを有してよい。また、図4に示すように、基部52には、支持金具収容部33の縁(内面)に引っ掛かる係合部521が形成されてもよい。本実施形態では、係合部521は、基部52の前後の縁に形成される凹凸であるが、係合部521は、外側ハウジング3に引っ掛かるものであればよく、係合部521は形状及び配置位置は、必ずしもこれに限定されない。
本実施形態では、支持金具5の規制部53F,53Bは、内側ハウジング2の左右方向での中心に向かって本体部51の上部から伸びている。そして、規制部53F,53Bは、内側ハウジング2の上面(より具体的には、張り出し部25L,25Rの上面)の上方に位置し、内側ハウジング2の上面と規制部53F,53Bとの間には隙間が形成されている。これにかえて、規制部53F,53Bは、内側ハウジング2の上面と接していてもよい。なお、支持金具5は、平板状の導体材料(金属板)から形成されてもよい。また、規制部53F,53Bは、本体部51から折り曲げられることで形成されてもよい。また、本実施形態では、内側ハウジング2の上面(より具体的には、張り出し部25L,25Rの上面)は、外側ハウジング3の上面(より具体的には、左壁部31Lの上面及び右壁部31Rの上面)の上方に位置し、規制部53F,53Bも、外側ハウジング3の上面よりも上方に位置している。
図2に示すように、規制部53F,53Bは、第1の係止凸部26の前方と後方とにそれぞれ配置されてよい。規制部53F,53Bの前後方向における間隔H1は、第1の係止凸部26の幅H2よりも広い。このようにすることで、前後方向に移動した内側ハウジング2の第1の係止凸部26が、規制部53Fの後縁又は規制部53Bの前縁と当接して、内側ハウジング2の前後方向での動きが規制されることとなる。
また、図4に示すように、内側ハウジング2の前壁部211F及び後壁部211Bは、張り出し部25L,25Rの上面よりもさらに上方に突出する第2の係止凸部27をそれぞれ有してもよい。支持金具5の規制部53F,53Bは、第2の係止凸部27から左右方向に離れた位置に配置されてもよい。このことによって、左右方向に移動した内側ハウジング2の第2の係止凸部27が、規制部53F,53Bの先端の縁に当接することで、内側ハウジング2の左右方向での動きが規制されることとなる。これに限らず、左側の張り出し部25Lの左端又は右側の張り出し部25Rの右端が、支持金具5の本体部51に当たることでも、内側ハウジング2の左右方向での動きが規制されることとしてもよい。
また、図1及び図4に示すように、第1及び第2の係止凸部26,27には傾斜面261,271がそれぞれ形成されてもよい。傾斜面261,271は、コネクタ収容部21に向かって斜め下方に伸びている面である。図2に示すように、第1の係止凸部26に形成されている傾斜面261の左右方向における幅H3は、内側ハウジング2の左右方向で移動できる距離よりも大きいこととしてよい。これと同様に、第2の係止凸部27に形成されている傾斜面271の前後方向における幅H4は、内側ハウジング2の前後方向で移動できる距離よりも大きいこととしてよい。このようにすることで、例えば、コネクタ1と相手コネクタ9との相対的な位置ずれの大きさが内側ハウジング2の移動許容量の上限と等しい場合でも、相手コネクタ9の挿入を確実にガイドすることができ、コネクタ1に相手コネクタ9を篏合させることができるようになる。
なお、図1及び図4で例示する支持金具5は、上下方向、前後方向、及び左右方向の3方向で所定距離を超える内側ハウジング2の移動を規制しているが、支持金具5は、上下方向、前後方向、左右方向のうちの1又は複数の方向で内側ハウジング2が移動できないように、内側ハウジング2を固定してもよい。例えば、規制部53F,53Bと内側ハウジング2の上面(より具体的には、張り出し部25L,25Rの上面)との上下方向での距離を略ゼロにすることで、内側ハウジング2を上下方向で固定できる。規制部53F,53Bと第1の係止凸部26との前後方向での距離を略ゼロにすることで、内側ハウジング2を前後方向で固定できる。規制部53F,53Bと第2の係止凸部27との左右方向での距離を略ゼロにすることで、内側ハウジング2を左右方向で固定できる。別の言い方をすると、支持金具5は、上下方向、前後方向、及び左右方向のうちの1又は2方向でのみ、所定距離での内側ハウジング2の移動を許可してもよい。
コネクタが有する支持金具5の形状及び配置は、必ずしもこれに限定されない。例えば、図9に示すコネクタ100では、4つの支持金具105が、外側ハウジング3の前壁部31Fの左側と右側の2箇所と、後壁部(前壁部31Fとは反対側の壁部)の左側と右側の2箇所とに形成されている4つの支持金具収容部33にそれぞれ収容されてもよい。この場合、前壁部31Fに収容される支持金具105は、本体部151から後方に延在している規制部153Fを有してよい。後壁部に収容される支持金具105は、本体部151から前方に延在している規制部153Bを有してよい。このようにすることでも、内側ハウジング2が前後方向に動いた際、第1の係止凸部26が規制部153F又は規制部153Bの先端の縁と当接するため、内側ハウジング2の前後方向での動きを規制することができる。さらに、内側ハウジング2が左右方向に動いた際、第2の係止凸部27が規制部153F,153Bのサイドの縁に当接することで、内側ハウジング2の左右方向での動きを規制することができる。
図10、図11、図12A、及び図12Bは、さらに別の変形例であるコネクタ200を示す図である。これらの図では、これまで説明したコネクタ1と同一箇所には対応する符号を付している。以下では、コネクタ1との相違点を中心に説明する。コネクタ200について説明のない事項は、コネクタ1と同様である。
コネクタ200は端子204を有している(図11参照)。図12Aに示すように、端子204は、外側の固定部241と、内側の固定部242と、弾性部243と、接触部244とを有している。
図12Aに示すように、外側の固定部241は第1の基部241aと第1の係合部241bと基板固定部241cとを有している。コネクタ200の例では、基板固定部241cは、第1の基部241aの下部から前後方向における外方に伸びており、端子204の下端に位置している。すなわち、前側の端子204においては、基板固定部241cは第1の基部241aの下部から前方に伸びている。後側の端子204においては、基板固定部241cは第1の基部241aの下部から後方に伸びている。また、前側の端子204においては、第1の係合部241bは基板固定部241cの前部から上方に伸びている。後側の端子204においては、第1の係合部241bは基板固定部241cの後部から上方に伸びている。したがって、外側の固定部241は、左右方向で外側の固定部241を見たときに、上方に開いた略U字形状である。第1の係合部241bの縁(第1の基部241a側の縁)には、外側ハウジング3の下部(壁部31B、31F)に形成されている溝31aに引っかかる凸部241d(図12B参照)が形成されている。
図12Aに示すように、内側の固定部242は、弾性部243に接続している第2の基部242aと、第2の基部242aに対して折り曲げられている部分242bを有している(部分242bを「折曲げ部」と称する。)。端子204では、端子4とは異なり、第2の基部242aが内側ハウジング2に引っかかる係合部として機能している。詳細には、第2の基部242aに、第2の基部242aの板厚方向(左右方向)に突出する凸部242cが形成され、この凸部242cが内側ハウジング2の下部に形成されている溝(端子収容部231)の内面に引っかかっている。接触部244は折曲げ部242bから上方に伸びている。
図12Aに示すように、弾性部243は、外側の固定部241から上側に伸びている部分(第1の延伸部243a)と、内側の固定部242から上側に伸びている部分(第2の延伸部243b)と、第1の延伸部243aと第2の延伸部243bとの間で円弧状に湾曲している湾曲部243cと有している。端子204の例では、第2の延伸部243bは、内側の固定部242から前後方向で伸びている第2直線部243f(第1の延伸部243aに向かって前後方向に伸びている部分)と、その第2直線部243fの端部で屈曲して上側に向かって伸びている第1直線部243gとを有している。第2直線部243fの上側に、相手コネクタ9(図7参照)が配置されるスペース(図11参照、コネクタ収容部21)が確保されている。また、この第2直線部243fの下側に、内側ハウジング2の位置が前後方向でずれたときに外側の固定部241が配置されるスペースE2(図11参照)が確保されている。
図12Bに示すように、端子204の例では、端子4の例とは異なり、第1直線部243gは上側且つ前後方向での外側に向かって斜めに伸びている。すなわち、前側の端子204においては、第1直線部243gは第2直線部243fから前方且つ上方に斜めに伸び、後側の端子204においては、第1直線部243gは第2直線部243fから後方且つ上方に斜めに伸びている。このことによって、内側ハウジング2の位置が前後方向でずれたときに、湾曲部243cがコネクタ収容部21に侵入することを抑えることができる。例えば、内側ハウジング2の位置が前方にずれたときに、第1直線部243gが後方に傾斜して湾曲部243cがコネクタ収容部21に侵入してしまうことを、防ぐことができる。
図12Bに示すように、端子204は、第1の延伸部243aと外側の固定部241との接続部分である第1接続部P1と、第2の延伸部243bと内側の固定部242との接続部分である第2接続部P2とを有している。端子4の例と同様に、第2接続部P2は、第1接続部P1よりも上側に位置している。
図12Bに示すように、第1の延伸部243aは、第2接続部P2に対して前方又は後方に位置している部分P3を有している(部分P3は第2接続部P2と同じ高さに位置している部分である。)。すなわち、前側に位置している端子204において、部分P3は第2接続部P2の前方に位置し、後側に位置している端子204において、部分P3は第2接続部P2の後方に位置している。部分P3は、第1接続部P1よりも前後方向の外方に位置している。すなわち、前側に位置している端子204において、部分P3は第1接続部P1よりも前方に位置し、後側に位置している端子204において、部分P3は第1接続部P1の後方に位置している。この構造によって、第1の延伸部243aと第2の延伸部243bとの距離L3が大きくなる。その結果、内側ハウジング2が前後方向において大きく変位できる。
図12Bに示すように、端子204の例では、第1の延伸部243aは第1接続部P1から伸びている傾斜部243dと、傾斜部243dからさらに伸びている直線部243eとを有している。傾斜部243dは、前後方向の外側且つ上側に向かって斜めに伸びている。すなわち、前側に位置している端子204の傾斜部243dは、前側且つ上側に向かって斜めに伸び、後側に位置している端子204の傾斜部243dは、後側且つ上側に向かって斜めに伸びている。この傾斜部243dによって、部分P3は第1接続部P1よりも前後方向の外方に位置している。第1の延伸部243aは直線部243eと傾斜部243dとの間で屈曲し、直線部243eは傾斜部243dから上方(鉛直方向)に伸びている。
図12Bに示すように、端子204の例では、傾斜部243dの上端(傾斜部243dと直線部243eとの間の屈曲部)は第2接続部P2よりも下側に(言い換えれば、第2直線部243fよりも下側に)位置している。すなわち、傾斜部243dの上端の高さは、第2接続部P2の高さよりも低い。この構造によって、前側の端子204の第1の延伸部243aと外側ハウジング3の前壁部31Fとの間に隙間G1(図11参照)が確保され、後側の端子204の第1の延伸部243aと後壁部31Bとの間に隙間G1(図11参照)が確保されている。このことによって、弾性部243が壁部31F、31Bによって阻害されることなく、前後方向で弾性変形可能となっている。なお、傾斜部243dの上端は、第2接続部P2と同じ高さに位置してもよい。すなわち、傾斜部243dの上端は、第2接続部P2の前方又は後方に位置してもよい。
なお、端子204の形状は図12A等で示すものに限られない。例えば、端子204は、傾斜部243dに替えて、第1接続部P1から上方に伸び、その後に屈曲して前後方向の外側に向かって伸びる略L字形状の部分を有してもよい。すなわち、前側に位置している端子204は、第1接続部P1から上方に伸び、その後に屈曲して前方に伸びる略L字形状の部分を有してもよい。また、後側に位置している端子204は、第1接続部P1から上方に伸び、その後に屈曲して後方に伸びている略L字形状の部分を有してもよい。第1の延伸部243aはその略L字形状の部分から上方に伸びてもよい。
本明細書の開示は一例にすぎず、本開示の主旨を保った適宜変更であって当業者が容易に想到し得るものは本開示の範囲に含まれる。また、図面で示す各部の幅、厚さ及び形状等は模式的に表されており、本開示の解釈を限定するものではない。
1、100、200 コネクタ;2 内側ハウジング;21 コネクタ収容部;211F 前壁部;211B 後壁部;211L 左壁部;211R 右壁部;212 上側の開口;22 中央壁部;221 溝部;23 取付部;231 端子収容部;232 下側の開口;25L,25R 張り出し部;26 第1の係止凸部;261 傾斜面;27 第2の係止凸部;271 傾斜面;3 外側ハウジング;31F 前壁部;31B 後壁部;31L 左壁部;31R 右壁部;311 端子収容部;312 下側の開口;32 ハウジング収容部;33 支持金具収容部;4、204 端子;41、241 外側の固定部;41a、241a 第1の基部;41b、241b 第1の係合部;42、242 内側の固定部;42a、242a 第2の基部;42b、242b 第2の係合部;43、243 弾性部;43a、243a 第1の延伸部;43d、243d 傾斜部;43e、243e 直線部;43b、243b 第2の延伸部;43g、243g 第1直線部;43f、243f 第2直線部;43c、243c 湾曲部;44、244 接触部;441 凸部;45、245 基板固定部;P1 第1接続部;P2 第2接続部;5 支持金具;51 本体部;52 基部;521 係合部;53F、53B、153F、253B 規制部;9 相手コネクタ;91 ハウジング;92 端子;93 固定金具;D1,D2 凸部;H1 規制部の間隔;H2 第1の係止凸部の幅;H3,H4 傾斜面の幅;S 係合部の側面。

Claims (15)

  1. 第1の側から、第1の方向において前記第1の側とは反対側である第2の側に向かって相手コネクタを挿入可能なコネクタであって、
    内側ハウジングと、
    前記第1の方向に対して直交する方向で前記内側ハウジングの外側に位置し、前記内側ハウジングを取り囲う外側ハウジングと、
    前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとを連結している複数の端子とを有しており、
    前記端子は、
    前記内側ハウジングに固定される内側の固定部と、
    前記内側の固定部に接続し、前記相手コネクタが備える相手端子に接触する接触部と、
    前記外側ハウジングに固定される外側の固定部と、
    前記外側の固定部に接続し、基板に固定される基板固定部と、
    前記内側の固定部と前記外側の固定部との双方に接続して弾性的に変形可能な弾性部と、を有しており、
    前記外側の固定部は、
    前記弾性部に接続している第1の基部と、
    前記第1の基部から前記第1の方向に対して交差する方向に延在しており、前記外側ハウジングに係合している第1の係合部と、を有し、
    前記内側の固定部は、
    前記弾性部に接続している第2の基部と、
    前記第2の基部から前記第1の方向に対して交差する方向に延在しており、前記内側ハウジングに係合している第2の係合部と、を有し、
    前記端子を前記第1の方向で見た場合、前記第2の基部と前記第2の係合部は、L字状に配置されている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記端子を前記第1の方向で見た場合、前記第1の基部と前記第1の係合部は、L字状に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記接触部は、前記第2の係合部から前記第1の側に向かって延在している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記弾性部は、
    前記第1の基部から前記第1の側に向かって延在している第1の延伸部と、
    前記内側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第2の延伸部と、
    前記第1の延伸部と前記第2の延伸部とを繋いでいる湾曲部と、を有しており、
    前記第1の延伸部の一部又は前記湾曲部の一部は、前記第1の基部と前記第1の延伸部との接続部分よりも前記外側に位置している
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のコネクタ。
  5. 前記第1の延伸部は、
    前記第1の基部から前記第1の側且つ前記外側に向かって斜めに延在している傾斜部と、
    前記傾斜部から前記第1の側に延在して前記湾曲部に接続している直線部と、を有している
    ことを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記第1の係合部のうちの少なくとも一部分は、前記第1の延伸部及び前記湾曲部よりも前記外側に配置されている
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のコネクタ。
  7. 前記内側の固定部と前記弾性部との接続部分は、前記外側の固定部と前記弾性部との接続部分よりも前記第1の側に位置している
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のコネクタ。
  8. 第1の側と、第1の方向において前記第1の側とは反対側である第2の側とを有するコネクタであって、内側ハウジングと、前記第1の方向に対して直交する方向で前記内側ハウジングの外側に位置し、前記内側ハウジングを取り囲う外側ハウジングと、前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとが連結されるように該内側ハウジング及び該外側ハウジングに取り付けられる複数の第1端子と、を有する第1コネクタと、
    複数の第2端子を有し、前記第1コネクタの前記第1の側から前記第2の側に向かって前記第1コネクタに挿入される第2コネクタと、を有するコネクタアッセンブリであって、
    前記第1端子は、
    前記第2端子に接触する接触部と、
    前記内側ハウジングに固定される内側の固定部と、
    前記外側ハウジングに固定される外側の固定部と、
    前記内側の固定部と前記外側の固定部との双方に接続して弾性的に変形可能な弾性部と、
    基板に固定される基板固定部と、を有しており、
    前記外側の固定部は、
    前記弾性部に接続している第1の基部と、
    前記第1端子を前記第1の方向で見た場合、前記第1の基部から前記第1の方向に対して交差する方向に延在しており、前記外側ハウジングに係合している第1の係合部と、を有し、
    前記内側の固定部は、
    前記弾性部に接続している第2の基部と、
    前記第2の基部から前記第1の方向に対して交差する方向に延在しており、前記内側ハウジングに係合している第2の係合部と、を有し、
    前記第1端子を前記第1の方向で見た場合、前記第2の基部と前記第2の係合部は、L字状に配置され、
    前記第2コネクタが前記第1コネクタに嵌合している状態で、前記複数の第1端子は前記複数の第2端子とそれぞれ電気的に接続している
    ことを特徴とするコネクタアッセンブリ。
  9. 第1の側から、第1の方向において前記第1の側とは反対側である第2の側に向かって相手コネクタを挿入可能なコネクタであって、
    内側ハウジングと、
    前記第1の方向に対して直交する方向である第2の方向において前記内側ハウジングの外側に位置している外側ハウジングと、
    前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとを連結している複数の端子と
    を有し、
    各端子は、
    前記外側ハウジングに固定されている外側の固定部と、
    前記内側ハウジングに固定されている内側の固定部と、
    前記外側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第1の延伸部と、前記内側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第2の延伸部と、前記第1の延伸部と前記第2の延伸部との間で湾曲している湾曲部と有している、弾性的に変形可能な弾性部と、
    前記外側の固定部と前記第1の延伸部との接続部分である第1の接続部と、
    前記内側の固定部と前記第2の延伸部との接続部分である第2の接続部と
    を有し、
    前記第2の接続部は前記第1の接続部よりも前記第1の側に位置し、
    前記第1の延伸部は、前記第2の接続部に対して前記第2の方向に位置している部分を有し、前記第1の延伸部の前記部分は、前記第1の接続部よりも前記第2の方向における外側に位置し、
    前記内側の固定部は、
    前記弾性部に接続している第2の基部と、
    前記第2の基部から前記第1の方向に対して交差する方向に延在しており、前記内側ハウジングに係合している第2の係合部と、を有し、
    前記端子を前記第1の方向で見た場合、前記第2の基部と前記第2の係合部は、L字状に配置されている
    ことを特徴とするコネクタ。
  10. 前記第1の延伸部は、前記第1の接続部から、前記第2の方向における外側且つ前記第1の側に向かって斜めに伸びている傾斜部を含んでいる
    ことを特徴とする請求項9に記載のコネクタ。
  11. 前記第1の延伸部は、前記傾斜部の前記第1の側の端部において屈曲し、前記端部から前記第1の側に向かって前記第1の方向に伸びている
    ことを特徴とする請求項10に記載のコネクタ。
  12. 前記傾斜部の前記第1の側の前記端部は、前記第1の方向において前記第2の接続部よりも第2の側に位置している、又は前記第1の方向において前記第2の接続部と同じ位置に位置している
    ことを特徴とする請求項10に記載のコネクタ。
  13. 第1の側と、第1の方向において前記第1の側とは反対側である第2の側とを有するコネクタであって、内側ハウジングと、前記第1の方向に対して直交する第2の方向において前記内側ハウジングの外側に位置している外側ハウジングと、前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとを連結している複数の第1端子と、を有する第1コネクタと、
    複数の第2端子を有し、前記第1コネクタの前記第1の側から前記第2の側に向かって前記第1コネクタに挿入される第2コネクタと、を有するコネクタアッセンブリであって、
    各第1端子は、
    前記外側ハウジングに固定されている外側の固定部と、
    前記内側ハウジングに固定されている内側の固定部と、
    前記外側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第1の延伸部と、前記内側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第2の延伸部と、前記第1の延伸部と前記第2の延伸部との間で湾曲している湾曲部と有している、弾性的に変形可能な弾性部と、
    前記外側の固定部と前記第1の延伸部との接続部分である第1の接続部と、
    前記内側の固定部と前記第2の延伸部との接続部分である第2の接続部と
    を有し、
    前記第2の接続部は前記第1の接続部よりも前記第1の側に位置し、
    前記第1の延伸部は、前記第2の接続部に対して前記第2の方向に位置している部分を有し、前記第1の延伸部の前記部分は、前記第1の接続部よりも前記第2の方向における外側に位置し、
    前記内側の固定部は、
    前記弾性部に接続している第2の基部と、
    前記第2の基部から前記第1の方向に対して交差する方向に延在しており、前記内側ハウジングに係合している第2の係合部と、を有し、
    前記第1端子を前記第1の方向で見た場合、前記第2の基部と前記第2の係合部は、L字状に配置されている
    ことを特徴とするコネクタアッセンブリ。
  14. 第1の側から、第1の方向において前記第1の側とは反対側である第2の側に向かって相手コネクタを挿入可能なコネクタであって、
    内側ハウジングと、
    前記第1の方向に対して直交する方向である第2の方向において前記内側ハウジングの外側に位置している外側ハウジングと、
    前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとを連結している複数の端子と
    を有し、
    各端子は、
    前記外側ハウジングに固定されている外側の固定部と、
    前記内側ハウジングに固定されている内側の固定部と、
    前記外側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第1の延伸部と、前記内側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第2の延伸部と、前記第1の延伸部と前記第2の延伸部との間で湾曲している湾曲部と有している、弾性的に変形可能な弾性部と、
    前記外側の固定部と前記第1の延伸部との接続部分である第1の接続部と、
    前記内側の固定部と前記第2の延伸部との接続部分である第2の接続部と
    を有し、
    前記第2の接続部は前記第1の接続部よりも前記第1の側に位置し、
    前記第1の延伸部は、前記第2の接続部に対して前記第2の方向に位置している部分を有し、前記第1の延伸部の前記部分は、前記第1の接続部よりも前記第2の方向における外側に位置し、
    前記第1の延伸部は、前記第1の接続部から、前記第2の方向における外側且つ前記第1の延伸部の前記部分に向かって斜めに伸びている傾斜部を含み、
    前記外側の固定部と、前記第1の接続部と、前記第1の延伸部とを含む前記外側の固定部から前記湾曲部までの部分は、前記端子を前記第1の方向に見たときに、前記内側の固定部及び前記第2の接続部から前記第2の方向における外側に離れている
    ことを特徴とするコネクタ。
  15. 第1の側と、第1の方向において前記第1の側とは反対側である第2の側とを有するコネクタであって、内側ハウジングと、前記第1の方向に対して直交する第2の方向において前記内側ハウジングの外側に位置している外側ハウジングと、前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとを連結している複数の第1端子と、を有する第1コネクタと、
    複数の第2端子を有し、前記第1コネクタの前記第1の側から前記第2の側に向かって前記第1コネクタに挿入される第2コネクタと、を有するコネクタアッセンブリであって、
    各第1端子は、
    前記外側ハウジングに固定されている外側の固定部と、
    前記内側ハウジングに固定されている内側の固定部と、
    前記外側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第1の延伸部と、前記内側の固定部から前記第1の側に向かって延在している第2の延伸部と、前記第1の延伸部と前記第2の延伸部との間で湾曲している湾曲部と有している、弾性的に変形可能な弾性部と、
    前記外側の固定部と前記第1の延伸部との接続部分である第1の接続部と、
    前記内側の固定部と前記第2の延伸部との接続部分である第2の接続部と
    を有し、
    前記第2の接続部は前記第1の接続部よりも前記第1の側に位置し、
    前記第1の延伸部は、前記第2の接続部に対して前記第2の方向に位置している部分を有し、前記第1の延伸部の前記部分は、前記第1の接続部よりも前記第2の方向における外側に位置し、し、
    前記第1の延伸部は、前記第1の接続部から、前記第2の方向における外側且つ前記第1の延伸部の前記部分に向かって斜めに伸びている傾斜部を含み、
    前記外側の固定部と、前記第1の接続部と、前記第1の延伸部とを含む前記外側の固定部から前記湾曲部までの部分は、前記第1端子を前記第1の方向に見たときに、前記内側の固定部及び前記第2の接続部から前記第2の方向における外側に離れている
    ことを特徴とするコネクタアッセンブリ。
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