JP7137318B2 - 被処理液の精製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、キレート樹脂の製造方法および製造装置、ならびに、そのキレート樹脂を使用する被処理液の精製方法に関する。
半導体集積回路(IC)、液晶ディスプレイ(LCD)等のフラットパネルディスプレイ(FPD)、撮像素子(CCD、CMOS)等の電子部品や、CD-ROM、DVD-ROM等の各種記録メディア等(これらを総称して電子工業製品という)の製造工程においては、種々の薬液、溶解溶剤、電子材料(例えば液状のもの)、電子材料の原料や溶解溶剤、洗浄水等(これらを総称して製造用液という)が使用される。近年の電子工業製品の高性能化、高品質化に伴ってこれらの製造用液、電子材料の原料やその溶解溶剤に対しても高純度化の要求が高まってきている。
この製造用液に金属(ナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)等)のイオン性不純物(これらを総称して金属不純物イオンという)が含まれていると、電子工業製品の性能や品質等に重大な影響を及ぼす。そのため、製造用液には不純物(特に、金属)の含有量が極めて低いこと、すなわち高純度であることが要求される。例えば、超純水においては1ppt以下程度の含有金属量、その他の薬液等においてもpptオーダ程度の含有金属量であることが要求されつつある。
例えば、特許文献1には、特定の鉱酸溶液に接触させて精製した陽イオン交換樹脂を用いて、金属不純物を含有する製造用液等の被処理液を精製して、含有金属不純物量を低減する方法が記載されている。
特許第4441472号公報
しかし、特許文献1の方法のように陽イオン交換樹脂をエステルやケトン等の精製に用いた場合、陽イオン交換樹脂に起因して、カルボニル部位が水等の求核試薬と反応する場合がある。特にエステルの場合は、加水分解反応が進行し、アルコールと有機酸が生成するため、精製した処理液に不純物として混入してしまう場合がある。
本発明の目的は、金属不純物を含有する被処理液の含有金属不純物量を低減して高純度の処理液を得ることができるキレート樹脂の製造方法および製造装置、ならびに、そのキレート樹脂を使用する被処理液の精製方法を提供することにある。
本発明は、下記に示すキレート樹脂の製造方法で得られたキレート樹脂を使用して、金属不純物とエステル系の有機溶剤またはケトン系の有機溶剤とを含有する被処理液を精製して含有金属不純物量を低減する被処理液の精製方法であって、前記キレート樹脂の製造方法は、精製対象のアミノメチルリン酸基またはイミノ二酢酸基をキレート基として有するキレート樹脂に、含有金属不純物量が1mg/L以下でかつ濃度が5重量%以上の鉱酸溶液を接触させて精製する精製工程を含み、精製したキレート樹脂に、濃度3重量%の塩酸を体積比25倍量で通過させたときに溶出する全金属不純物溶出量を、5μg/mL-R以下とする、被処理液の精製方法である。
前記被処理液の精製方法において、前記キレート樹脂の製造方法における前記精製工程で使用する鉱酸溶液におけるナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、および鉄(Fe)の各含有量が、それぞれ200μg/L以下であることが好ましい。
前記被処理液の精製方法において、前記キレート樹脂の製造方法における前記精製工程の後段に、前記鉱酸溶液を接触させたキレート樹脂を純水または超純水で洗浄する洗浄工程を含むことが好ましい。
本発明により、金属不純物を含有する被処理液の含有金属不純物量を低減して高純度の処理液を得ることができるキレート樹脂の製造方法および製造装置、ならびに、そのキレート樹脂を使用する被処理液の精製方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る製造装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る製造装置におけるキレート樹脂カラムの概略構成を示す断面図であり、キレート樹脂に対して精製処理(含有金属不純物低減処理)を行う方法を説明する図である。 キレート樹脂に対して洗浄処理を行う方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る精製装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る精製装置におけるキレート樹脂カラムの概略構成を示す断面図であり、キレート樹脂を用いて被処理液に対して精製処理を行う方法を説明する図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
<キレート樹脂の製造方法>
本実施形態に係るキレート樹脂の製造方法は、精製対象のキレート樹脂に、含有金属不純物量が1mg/L以下でかつ濃度が5重量%以上の鉱酸溶液を接触させて精製する精製工程を含み、精製したキレート樹脂に、濃度3重量%の塩酸を体積比25倍量で通過させたときに溶出する全金属不純物溶出量を、5μg/mL-R以下とする方法である。
本発明者らは、金属不純物を含有する製造用液等の被処理液の精製において、陽イオン交換樹脂等のイオン交換樹脂の代わりに、キレート樹脂に着目した。キレート樹脂を用いるために、キレート樹脂を鉱酸溶液に接触させて精製することを検討したが、接触させる鉱酸溶液自体に金属不純物が含まれていると、キレート樹脂内の金属不純物を低減させることができないばかりか、逆にキレート樹脂に鉱酸水溶液中の金属不純物を吸着させ増大させてしまう場合がある。それにより、鉱酸溶液接触後のキレート樹脂を使用することによって、かえって被処理液中に多量の金属物質等を溶出させてしまう。特に、金属の中でもナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)は、他の金属に比較してキレート樹脂内での含有量が多く、鉱酸溶液の接触によっても含有量の低減が困難である。
そこで、本発明者らは、精製対象のキレート樹脂に、含有金属不純物量が1mg/L以下でかつ濃度が5重量%以上の鉱酸溶液を接触させることにより、精製したキレート樹脂に、濃度3重量%の塩酸を体積比25倍量で通過させたときに溶出する全金属不純物量を、5μg/mL-R以下とする、キレート樹脂の製造方法によって、金属不純物を含有する被処理液の含有金属不純物量を低減して高純度の処理液を得ることができるキレート樹脂が得られることを見出した。
含有金属不純物量が少なくかつ酸濃度が高い鉱酸溶液に接触させることにより、確実かつ効果的にキレート樹脂内の金属不純物量を低減することができ、溶出金属不純物の少ないキレート樹脂を得ることができる。具体的には、濃度3重量%の塩酸を体積比25倍量で通過させたときに溶出する全金属不純物量(特にNa,Ca,Mg,Fe等の溶出金属量)を5μg/mL-R以下とすることができる。このキレート樹脂を用いて製造用液等の被処理液を精製することにより、含有金属不純物の少ない高純度の処理液を得ることができる。また、陽イオン交換樹脂を用いた場合、被処理液に含まれる水分または陽イオン交換樹脂に含まれる水分等と、陽イオン交換樹脂由来のプロトンとが反応し、酢酸等の酸が生成し、精製した処理液に不純物として混入してしまう場合があるが、この製造方法で得られたキレート樹脂を用いることで、含有金属不純物量を低減して高純度の処理液を得ることができる。
キレート樹脂は、金属イオンとキレート(錯体)を形成することができる官能基を有する樹脂である。この官能基としては、金属イオンとキレート(錯体)を形成することができる官能基であればよく、特に制限はないが、例えば、アミノメチルリン酸基、イミノ二酢酸基、チオール基、ポリアミン基等が挙げられる。キレート樹脂としては、複数の金属種に対する選択性等の観点から、アミノメチルリン酸基またはイミノ二酢酸基をキレート基として有することが好ましい。
キレート樹脂としては、例えば、アンバーセップIRC747UPS(キレート基:アミノメチルリン酸基)、アンバーセップIRC748(キレート基:イミノ二酢酸基)(いずれもダウ・ケミカル社の商品名)等を用いることができる。キレート樹脂は、必要に応じて再生処理等の前処理が行われた上で用いられてもよい。
アンバーセップIRC747UPS、アンバーセップIRC748のイオン形はNa形が基準であるが、上記の方法で鉱酸溶液を接触させることにより、イオン形はNa形からH形に変換される。
キレート樹脂の精製に用いられる鉱酸溶液は、無機酸の溶液である。鉱酸としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸等が挙げられる。溶液を構成する溶媒としては、例えば、純水(比抵抗:約10MΩ・cm)、超純水(比抵抗:約18MΩ・cm)等の水である。
精製工程で使用する鉱酸溶液中の含有金属不純物量は、1mg/L以下であり、少なければ少ないほどよく、0.5mg/L以下であることが好ましく、0.2mg/L以下であることがさらに好ましい。鉱酸溶液中の含有金属不純物量が1mg/Lを超える場合は、充分なキレート樹脂内の金属不純物量低減効果を得ることができない。
鉱酸溶液の鉱酸の濃度は、5重量%以上であり、10重量%以上であることが好ましい。鉱酸溶液の鉱酸の濃度が5重量%未満の場合は、充分なキレート樹脂内の金属不純物量低減効果を得ることができない。鉱酸溶液の鉱酸の濃度の上限は、例えば、37重量%である。
ここで金属不純物とは金属の他に金属不純物イオンをも含む概念であり、代表的なものとして例えばナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、および鉄(Fe)等が挙げられる。
精製工程で使用する鉱酸溶液におけるナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、および鉄(Fe)の各含有量は、少なければ少ないほどよく、それぞれ200μg/L以下であることが好ましく、それぞれ100μg/L以下であることがより好ましい。これらの金属不純物含有量が少ない鉱酸溶液をキレート樹脂に接触させることにより、確実かつ効果的にキレート樹脂内のナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、および鉄(Fe)等の金属不純物の含有量を低減させることができる。
精製工程においてキレート樹脂と接触させる鉱酸溶液の温度は、例えば、0~30℃の範囲である。
本実施形態に係るキレート樹脂の製造方法では、上記精製工程により、精製したキレート樹脂に、濃度3重量%の塩酸を体積比25倍量で通過させたときに溶出する全金属不純物溶出量を、5μg/mL-R以下とし、少なければ少ないほどよく、好ましくは1μg/mL-R以下とする。この全金属不純物溶出量を5μg/mL-R以下とすることにより、このキレート樹脂を被処理液の精製に用いた場合のキレート樹脂から処理液中へのこれら金属不純物の溶出量を低減することができる。
溶出する金属不純物は、ナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、または鉄(Fe)のうち少なくともいずれか1つの金属を含んでもよい。
精製工程の後に、鉱酸溶液を接触させたキレート樹脂を純水、超純水等の洗浄液で洗浄する洗浄工程を含むことが好ましい。キレート樹脂を、鉱酸溶液に接触させた後に純水、超純水等の洗浄液で洗浄することにより、精製後のキレート樹脂から鉱酸溶液を除去する際、金属不純物の再汚染等を抑制することができる。
洗浄工程においてキレート樹脂と接触させる洗浄液としては、純水、超純水等が挙げられ、精製後の汚染抑制等の点から、超純水が好ましい。
洗浄工程においてキレート樹脂と接触させる洗浄液の温度は、例えば、0~30℃の範囲である。
上記キレート樹脂の製造方法の具体例については、後述する。
<被処理液の精製方法>
本実施形態に係る被処理液の精製方法は、上記キレート樹脂の製造方法で得られたキレート樹脂を使用して、金属不純物を含有する被処理液を精製して含有金属不純物量を低減する方法である。
精製対象の被処理液は、キレート樹脂により精製される液体であり、例えば製造用液等の液体であり、半導体集積回路(IC)、液晶ディスプレイ(LCD)等のフラットパネルディスプレイ(FPD)、撮像素子(CCD、CMOS)等の電子部品や、CD-ROM、DVD-ROM等の各種記録メディア等(これらを総称して電子工業製品という)の製造に用いられる薬液、溶解溶剤等の溶剤、電子材料等(電子材料そのものの他、電子材料の原料やそれらの溶解溶剤を含む)、洗浄水等が含まれる。
薬液には、過酸化水素、塩酸、フッ化水素酸、燐酸、酢酸、水酸化テトラメチルアンモニウム、フッ化アンモニウム水溶液等が含まれる。
溶剤には、アセトン、2-ブタノン、酢酸-n-ブチル、エタノール、メタノール、2-プロパノール、トルエン、キシレン、酢酸プロピレングリコールメチルエーテル、N-メチル-2-ピロリジノン、乳酸エチル、フェノール化合物、ジメチルスルホキシド、テトラヒドラフラン、γ-ブチルラクトン、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(PGMEA)等の有機溶剤が含まれる。
電子材料等としては、半導体関連材料(レジスト、剥離剤、反射防止膜、層間絶縁膜塗布剤、バッファコート膜用塗布剤等)、フラットパネルディスプレイ(FPD)材料(液晶用フォトレジスト、カラーフィルタ用材料、配向膜、封止材、液晶ミクスチャ、偏光板、反射板、オーバーコート剤、スペーサ等)等が含まれる。
洗浄水には、半導体基板、液晶用基板等の洗浄に用いられる純水、超純水等が含まれる。
被処理液としては、エステル系やケトン系の有機溶剤、特に、陽イオン交換樹脂と接触させると加水分解が起こりやすい、エステル系の有機溶剤、例えば、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(PGMEA)の精製を行う場合に、上記キレート樹脂の製造方法で精製したキレート樹脂が好適に適用される。
上記キレート樹脂の製造方法で得られたキレート樹脂を使用する被処理液の精製方法の具体例については、後述する。
<キレート樹脂の製造方法および製造装置の例>
以下、図面を用いて本実施形態に係るキレート樹脂の製造方法(精製方法)および製造装置(精製装置)について説明する。図1は、この製造装置1の全体構成を示す概略構成図である。
図1の製造装置1は、精製対象のキレート樹脂に、含有金属不純物量が1mg/L以下でかつ濃度が5重量%以上の鉱酸溶液を接触させて精製する精製手段として、キレート樹脂カラム12を備える。製造装置1は、鉱酸溶液等を貯留する原液タンク10と、排出液等を貯留する排出液タンク14とを備えてもよい。
製造装置1において、原液タンク10の出口とキレート樹脂カラム12の供給口とは、ポンプ16を介して、配管18により接続され、キレート樹脂カラム12の排出口と排出液タンク14の入口とは、配管20により接続されている。
原液タンク10内には、鉱酸溶液が貯留されている。この鉱酸溶液は、含有金属不純物量が1mg/L以下でかつ濃度が5重量%以上の鉱酸溶液である。
図2は、キレート樹脂カラム12の概略構成を示す断面図である。キレート樹脂カラム12は、収納部材22とキレート樹脂24とを有して構成される。収納部材22は、例えばフッ素系樹脂等の樹脂材料等によって構成され、鉱酸溶液を内部に供給するための供給口26と外部に排出するために排出口28とを有している。供給口26と排出口28との経路間には収納室30が配置され、収納室30の内部にキレート樹脂24が収納されている。すなわち、供給口26から供給された鉱酸溶液がキレート樹脂24を通過して排出口28から外部に向けて排出されるようになっており、それによってキレート樹脂24の精製が行われるようになっている。
製造装置1においてポンプ16が駆動されると、原液タンク10内の鉱酸溶液が配管18を通してキレート樹脂カラム12の供給口26に向けて供給される。精製に必要な鉱酸溶液の流量に応じてポンプ16を配管経路内に複数設けてもよい。
供給口26から鉱酸溶液が供給され、鉱酸溶液がキレート樹脂24を通過(通液)して排出口28から排出されることによって、精製対象のキレート樹脂24に鉱酸溶液を接触させて精製が行われる(精製工程)。排出口28から排出された排出液は、配管20を通して必要に応じて排出液タンク14に貯留される。
この精製処理(含有金属不純物低減処理)によって、精製したキレート樹脂に、濃度3重量%の塩酸を体積比25倍量で通過させたときに溶出する全金属不純物溶出量が、5μg/mL-R以下とされる。これにより、含有金属不純物量が少ない高品質のキレート樹脂を得ることができる。
なお、本実施形態においては、製造装置1に用いられるキレート樹脂カラム12の収納部材22の収納室30内にキレート樹脂24を収納して精製処理(含有金属不純物低減処理)が行われているが、もちろん、収納部材22とは別体とされた含有金属不純物低減処理専用の収納部材にキレート樹脂24を収納して精製処理が行われてもよい。また、キレート樹脂24と鉱酸溶液との接触をキレート樹脂24に鉱酸溶液を通過させることで実現されているが、もちろん、貯留状態の鉱酸溶液中にキレート樹脂24を浸漬して精製処理が行われてもよい。
鉱酸溶液を通過させ、含有金属不純物量を低減させた後に、キレート樹脂24を超純水によって洗浄する。例えば、原液タンク10内または別途備えるタンク内に純水、超純水等の洗浄液を貯留し、ポンプ16を駆動すると、原液タンク10内の洗浄液が配管18を通してキレート樹脂カラム12の供給口26に向けて供給される。図3に示すように、供給口26から洗浄液が供給され、洗浄液がキレート樹脂24を通過(通液)して排出口28から排出されることによって、洗浄対象のキレート樹脂24に洗浄液を接触させて洗浄が行われる(洗浄工程)。洗浄工程において、キレート樹脂カラム12が洗浄手段として機能する。排出口28から排出された洗浄排出液は、配管20を通して必要に応じて排出液タンク14に貯留される。
この洗浄処理により、含有金属不純物量が極めて少ない高品質のキレート樹脂を得ることができる。
なお、本実施形態においては、製造装置1に用いられるキレート樹脂カラム12の収納部材22の収納室30内にキレート樹脂24を収納して洗浄処理が行われているが、もちろん、収納部材22とは別体とされた洗浄処理専用の収納部材にキレート樹脂24を収納して洗浄処理が行われてもよい。また、キレート樹脂24と洗浄液との接触をキレート樹脂24に洗浄液を通過させることで実現されているが、もちろん、貯留状態の洗浄液中にキレート樹脂24を浸漬して洗浄が行われてもよい。
製造装置1が鉱酸溶液と接触する接液部(例えば、ポンプ16の内部流路、配管18,20の内壁、収納部材22の内壁等の接液部、原液タンク10および排出液タンク14の内部等)は、鉱酸溶液に対して不活性な材料によって形成またはコーティングされていることが好ましい。これにより、接液部は鉱酸溶液に対して不活性であり、接液部からキレート樹脂への金属不純物溶出等の影響を低減することができる。
接液部に用いられる、鉱酸溶液に対して不活性な材料としては、フッ素系樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等が挙げられ、金属溶出等の点からフッ素系樹脂が好ましい。フッ素系樹脂としては、PTFE(四フッ化エチレン樹脂)、PFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂)、ETFE(四フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂)、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合樹脂)、PVDF(ビニリデンフロオライド樹脂)、ECTFE(エチレン-クロロトリフルオエチレン樹脂)、PCTFEP(クロロトリフルオロエチレン樹脂)、PVF(ビニルフルオライド樹脂)等が挙げられる。
<被処理液の精製方法および精製装置の例>
以下、図面を用いて本実施形態に係る被処理液の精製方法および精製装置について説明する。図4は、この精製装置3の全体構成を示す概略構成図である。
図4の精製装置3は、キレート樹脂に、精製対象の被処理液を接触させて精製する被処理液精製手段として、キレート樹脂カラム52を備える。精製装置3は、被処理液を貯留する原液タンク50と、処理液を貯留する排出液タンク54とを備えてもよい。
精製装置3において、原液タンク50の出口とキレート樹脂カラム52の供給口とは、ポンプ56を介して、配管58により接続され、キレート樹脂カラム52の排出口と排出液タンク54の入口とは、配管60により接続されている。
原液タンク50内には、精製対象の被処理液が貯留されている。
図5は、キレート樹脂カラム52の概略構成を示す断面図である。キレート樹脂カラム52は、収納部材62とキレート樹脂64とを有して構成される。収納部材62は、例えばフッ素系樹脂等の樹脂材料等によって構成され、被処理液を内部に供給するための供給口66と外部に排出するために排出口68とを有している。供給口66と排出口68との経路間には収納室70が配置され、収納室70の内部にキレート樹脂64が収納されている。すなわち、供給口66から供給された被処理液がキレート樹脂64を通過して排出口68から外部に向けて排出されるようになっており、それによって被処理液の精製が行われるようになっている。このキレート樹脂64は、上記キレート樹脂の製造方法および製造装置で得られたものであって、濃度3重量%の塩酸を体積比25倍量で通過させたときに溶出する全金属不純物溶出量を、5μg/mL-R以下とされたものであり、予め内部の含有金属不純物を低減する処理が施されて含有金属不純物量が極めて少ないものとなっている。
精製装置3においてポンプ56が駆動されると、原液タンク50内の被処理液が配管58を通してキレート樹脂カラム52の供給口66に向けて供給される。精製に必要な被処理液の流量に応じてポンプ56を配管経路内に複数設けてもよい。
供給口66から被処理液が供給され、被処理液がキレート樹脂64を通過(通液)して排出口68から排出されることによって、キレート樹脂64に精製対象の被処理液を接触させて精製が行われる(被処理液精製工程)。排出口68から排出された処理液は、配管60を通して必要に応じて排出液タンク54に貯留される。
この精製処理(含有金属不純物低減処理)によって、処理液(例えば、各金属元素含有量が1000μg/L以下)中の含有金属不純物量が、10μg/L以下とされる。これにより、含有金属不純物量が少ない高品質の処理液を得ることができる。
含有金属不純物量が極めて少ない鉱酸溶液に接触させることで、内部の金属不純物量を低減させたキレート樹脂を用いてキレート樹脂カラムを構成することにより、このキレート樹脂カラムを使用した被処理液の精製処理(含有金属不純物低減処理)において、処理液中への金属不純物溶出を低減することができる。それにより、含有金属不純物量の少ない高純度の処理液を得ることができる。
なお、本実施形態においては、精製装置3に用いられるキレート樹脂カラム52の収納部材62の収納室70内にキレート樹脂64を収納して精製処理(含有金属不純物低減処理)が行われているが、もちろん、収納部材62とは別体とされた含有金属不純物低減処理専用の収納部材にキレート樹脂64を収納して精製処理が行われてもよい。また、キレート樹脂64と被処理液との接触をキレート樹脂64に被処理液を通過させることで実現されているが、もちろん、貯留状態の被処理液中にキレート樹脂64を浸漬して精製処理が行われてもよい。
ここで、精製対象としての被処理液が有機性溶液や非極性溶液等の微量の水分混入が好ましくない液体である場合、事前に減圧乾燥、棚式乾燥、または熱風乾燥等の乾燥処理によりキレート樹脂64の水分含有率を例えば30重量%以下、好ましくは10重量%以下に低減させてもよい。これにより、処理液中に水分が溶出することが抑制される。
このように、水分含有率を低減させたキレート樹脂64を用いることは、処理液中への微量の水分混入が問題となる場合に特に有効である。しかしもちろんそれが問題とならない場合であっても、水分含有率を低減させたキレート樹脂64を用いることにより、被処理液の精製前にキレート樹脂64内の水分を中間極性溶媒(アルコール等)等に置換しなくてもよいので、好ましい。
精製装置3が被処理液と接触する接液部(例えば、ポンプ56の内部流路、配管58,60の内壁、収納部材62の内壁等の接液部、原液タンク50および排出液タンク54の内部等)は、被処理液に対して不活性な材料によって形成またはコーティングされていることが好ましい。これにより、接液部は被処理液に対して不活性であり、接液部から被処理液への金属不純物溶出等の影響を低減することができる。
接液部に用いられる、被処理液に対して不活性な材料としては、フッ素系樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等が挙げられ、金属溶出等の点からフッ素系樹脂が好ましい。フッ素系樹脂としては、PTFE(四フッ化エチレン樹脂)、PFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂)、ETFE(四フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂)、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合樹脂)、PVDF(ビニリデンフロオライド樹脂)、ECTFE(エチレン-クロロトリフルオエチレン樹脂)、PCTFEP(クロロトリフルオロエチレン樹脂)、PVF(ビニルフルオライド樹脂)等が挙げられる。
精製装置3は、キレート樹脂カラム52の後段に、処理液中に含有される不純物微粒子を除去するためのフィルタ等のろ過手段をさらに有すると、処理液中の溶出金属不純物のみならず、不純物微粒子も低減することができ、よりいっそう高純度な処理液を得ることができる。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
酸濃度10重量%の塩酸溶液によって、キレート樹脂として、アンバーセップIRC747UPS(キレート基:アミノメチルリン酸基)およびアンバーセップIRC748(キレート基:イミノ二酢酸基)の精製処理(含有金属不純物低減処理)を行った。なお、精製処理条件を表1に、用いた酸濃度10重量%の塩酸溶液中の含有金属不純物量を表2に示す。
Figure 0007137318000001
Figure 0007137318000002
このキレート樹脂内の含有金属不純物量の精製処理後に測定した含有金属不純物量を表3に示す。なお、含有金属不純物量の測定条件を表4に示した。ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析装置)としては、アジレント・テクノロジー株式会社製、8900型を用いた。
Figure 0007137318000003
Figure 0007137318000004
<実施例2>
実施例1で精製処理を行ったキレート樹脂を用いて、被処理液として、金属不純物を含有するポリエチレングリコールモノメチルエーテル(PGMEA)の精製処理を行った。アンバーセップIRC747UPS H形を用いて精製した場合の精製処理前後のPGMEAの含有金属不純物量の値を表5に、アンバーセップIRC748 H形を用いて精製した場合の精製処理前後のPGMEAの含有金属不純物量の値を表6に、含有金属不純物量の測定条件を表7に示す。
Figure 0007137318000005
Figure 0007137318000006
Figure 0007137318000007
精製処理を行ったキレート樹脂を用いて精製した場合、各金属ともPGMEA中の含有量が10ppt以下に低減されていた。
<比較例1>
実施例1と同様の精製処理(含有金属不純物低減処理)を行った陽イオン交換樹脂(アンバーライト200CT H)を用いて、PGMEAの精製処理を行った。
このようにして精製した陽イオン交換樹脂を用いてPGMEAを精製した場合の酢酸生成量の変化と、実施例1で精製したキレート樹脂を用いてPGMEAを精製した場合の酢酸生成量の変化との比較結果を表8に示す。酢酸の量は、イオンクロマトグラフィ装置(Thermo Fisher Scientific社製、DX-600)を用いて測定した。
Figure 0007137318000008
精製した陽イオン交換樹脂を用いてPGMEAを精製した場合は、精製前に比べて精製後は酢酸の量が増加した。一方、実施例1で精製したキレート樹脂を用いてPGMEAを精製した場合、精製前後で酢酸量の値にほぼ変化が見られなかった。これは、PGMEA含有水分または樹脂含有水分と陽イオン交換樹脂由来のプロトンとが反応し、またはPGMEAが陽イオン交換樹脂との接触により分解して酢酸が生成したためと考えられる。
以上の実施例より、金属不純物含有量の少ない塩酸溶液を用いて精製処理(含有金属不純物低減処理)を行うことにより、キレート樹脂内の含有金属不純物量を効果的に低減することができ、そのキレート樹脂を用いた精製によって被処理液中の含有金属不純物量を効果的に低減することができることがわかった。また、陽イオン交換樹脂では液性状が変化する有機溶媒でも、本方法で用いたキレート樹脂を用いることで、液性状をほとんど変えることなく含有金属不純物量を低減できた。
このように、金属不純物を含有する被処理液の含有金属不純物量を低減して高純度の処理液を得ることができるキレート樹脂が得られた。
1 製造装置、3 精製装置、10,50 原液タンク、12,52 キレート樹脂カラム、14,54 排出液タンク、16,56 ポンプ、18,20,58,60 配管、22,62 収納部材、24,64 キレート樹脂、26,66 供給口、28,68 排出口、30,70 収納室。

Claims (3)

  1. 下記に示すキレート樹脂の製造方法で得られたキレート樹脂を使用して、金属不純物とエステル系の有機溶剤またはケトン系の有機溶剤とを含有する被処理液を精製して含有金属不純物量を低減する被処理液の精製方法であって、
    前記キレート樹脂の製造方法は、
    精製対象のアミノメチルリン酸基またはイミノ二酢酸基をキレート基として有するキレート樹脂に、含有金属不純物量が1mg/L以下でかつ濃度が5重量%以上の鉱酸溶液を接触させて精製する精製工程を含み、
    精製したキレート樹脂に、濃度3重量%の塩酸を体積比25倍量で通過させたときに溶出する全金属不純物溶出量を、5μg/mL-R以下とする方法であることを特徴とする被処理液の精製方法。
  2. 請求項1に記載の被処理液の精製方法であって、
    前記キレート樹脂の製造方法における前記精製工程で使用する鉱酸溶液におけるナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、および鉄(Fe)の各含有量が、それぞれ200μg/L以下であることを特徴とする被処理液の精製方法。
  3. 請求項1または2に記載の被処理液の精製方法であって、
    前記キレート樹脂の製造方法における前記精製工程の後段に、前記鉱酸溶液を接触させたキレート樹脂を純水または超純水で洗浄する洗浄工程を含むことを特徴とする被処理液の精製方法。
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