JP7137180B2 - 光源ユニット及び照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数個の光源ユニットを電気的に接続してなる光源ユニット及び当該光源ユニットを備える照明装置に関する。
近年、発光素子の一例であるLEDを用いた照明装置を提案している(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載(20段落)の照明装置では、「このLED基板6は、複数のLED素子65と、複数の抵抗素子66と、複数のLED素子65間や、LED素子65と抵抗素子66との間を接続する導電層63と、導電層63を覆って保護する保護層64と、導電層63に接続する第1のコネクタ67及び第2のコネクタ68と、を有する。」構成の2以上のLED基板に設けられているコネクタ67,68を利用して配線で接続している。
特開2015-191892号公報
特許文献1に開示された照明装置は、基板間の接続のためだけに使用される第1のコネクタ67及び第2のコネクタ68を各々のLED基板上に実装し、LED基板上のコネクタ間を配線11、21で接続している。
このように、コネクタや配線が必要であり、また、これを実装したり、接続したりする工程が必要となる。
本発明は以上のような従来の課題を考慮してなされたものであり、従来よりもコストを低減して、複数の光源モジュールを電気的に接続できる光源ユニット及び照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光源ユニットは、離間する複数個の導電片に1個以上の光源素子が跨るように実装されてなる光源モジュールを複数個電気的に接続してなる光源ユニットにおいて、前記光源モジュールは、前記導電片に光源素子が実装することで構成される供給路の端部に位置する導電片に、他の光源モジュールに電気的に接続する接続部を一体で有する。
本発明に係る照明装置は、離間する複数個の導電片に1個以上の光源素子が跨るように実装されてなる光源モジュールを複数個電気的に接続してなる光源ユニットを備える照明装置において、光源ユニットが上記の光源ユニットである。
本発明に係る光源ユニットは、コネクタ等を用いずに、光源ユニットに直接接続するため、コストを低減できる。
実施形態に係る照明装置の斜視図であり、(a)は表側から見た図であり、(b)は裏側から見た図である。 照明装置の分解状態を表側から見た斜視図である。 照明装置の断面図である。 (a)は透光性カバーを取り外した状態を表側から見た図であり、(b)はさらに保護カバーを取り外した状態を表側から見た図である。 (a)は照明装置を裏側から見た図であり、(b)は透光性カバーを取り外した状態を裏側から見た図である。 (a)は光源ユニットを表側から見た図であり、(b)は光源ユニットを裏側からみた図である。 (a)は配線体を表側から見た図であり、(b)は配線体を裏側から見た図である。 配線体から補強体を取り除いた状態を表側から見た図である。 (a)は配線体を表側から見た図であり、(b)は配線体を裏側から見た図である。 配線体から補強体を取り除いた状態を表側から見た図である。 器具本体の斜視図であり、(a)は表側から見た図であり、(b)は裏側から見た図である。 配線体の器具本体への取付状態を説明するための図であり、1つの配線体を取り外している。 電源ユニットの分解状態を表側から見た斜視図である。 電源ユニットの分解状態を裏側から見た斜視図である。 保護カバーを裏側から見た斜視図であり、一部を切り欠いている。 配線体と保護カバーとの当接状態を説明するための図であり、配線体及び保護カバーを切り欠いている。 保護カバーの斜視図である。 透光性カバーの分解状態の断面を示す斜視図である。
<概要>
実施形態の一態様に係る光源ユニットは、離間する複数個の導電片に1個以上の光源素子が跨るように実装されてなる光源モジュールを複数個電気的に接続してなる光源ユニットにおいて、前記光源モジュールは、前記導電片に光源素子が実装することで構成される供給路の端部に位置する導電片に、他の光源モジュールに電気的に接続する接続部を一体で有する。これにより、複数個の光源モジュールを安価に電気的に接続できる。
実施形態の別態様に係る光源ユニットにおいて、電気的に接続される2個の光源モジュールにおいて、少なくとも一方の光源モジュールの接続部は、他方の光源モジュールの前記導電片に接触するように、延伸する延伸部分により構成されている。これにより、容易に接続部を有することができる。
実施形態の別態様に係る光源ユニットにおいて、前記少なくとも一方の光源モジュールは、前記導電片と前記光源素子との接続を維持するための直線状の補強部を前記複数個の導電片の主面に有し、前記延伸部分は前記直線状の補強部の延長上に位置する。これにより、補強部と延伸部分とが平行となり、補強部を安価に設けることができる。
実施形態の別態様に係る光源ユニットにおいて、電気的に接続される2個の光源モジュールは、前記一方の光源モジュールの延伸部分が前記他方の光源モジュールの前記導電片に接触する状態で、両者を結合する半田を有し、前記接続部を有する導電片は、前記接続部と前記光源素子の実装部との間に貫通孔を有する。これにより、半田時の熱が光源素子に伝わるのを抑制できる。
実施形態の一態様に係る照明装置は、離間する複数個の導電片に1個以上の光源素子が跨るように実装されてなる光源モジュールを複数個電気的に接続してなる光源ユニットを備える照明装置において、光源ユニットが上記の光源ユニットである。これにより、複数個の光源モジュールを安価に電気的に接続できる。
<実施形態>
実施形態では、天井等の被取付面に取付部材を介して取り外し可能に取り付けられる照明装置の一例として、取付部材である引掛刃を備えるシーリングライトについて説明する。
1.全体概要
主に図1及び図2を用いて説明する。
照明装置Aは、少なくとも、光源ユニット1(図1には現れていない)及び器具本体3を備える。なお、器具本体3は本発明の「ベース」の一例に相当し、光源ユニット1は器具本体3に搭載される。
シーリングライトである照明装置Aは、光源ユニット1に電力を供給する電源ユニット5と、光源ユニット1を覆う透光性カバー7とを備える。ここでの照明装置Aは、図2に示すように、光源ユニット1と透光性カバー7との間に光源ユニット1を保護する保護カバー9を備える。
ここで、被取付面に取り付けられる照明装置Aにおいて、被取付面側を裏側とし、被取付面と反対側を表側とする。
以下、各部について説明する。
2.各部構成
(1)光源ユニット
光源ユニット1は、図2に示すように、中央に開口1aを有する環状をしている。ここでは円環状をしている。
光源ユニット1は、図6に示すように、3つの光源モジュール10A,10B,10Cを電気的に接続してなる。ここでの光源モジュール10Bと光源モジュール10Cは同じ構成であるが、すべて異なる光源モジュールにより光源ユニットが構成されてもよい。なお、光源モジュールを区別する必要がない場合は、符号「10」を用いる。
光源モジュール10は、図6に示すように、複数個の導電片12からなる配線体11と、配線体11に配された複数個の光源としてのLED素子(以下、単に「LED」とする)15とを備える。ここでの光源モジュール10は、配線体11を補強する補強体17を備える。
ここで、光源モジュール10Aに含まれる部材等の構成を示す符号には「A」を付し、光源モジュール10Bの構成を示す符号には「B」を付し、光源モジュール10Cの構成を示す符号には「C」を付して、区別する。例えば、光源モジュール10Aの配線体の符号を「11A」とする。
ここでのLED15は調色可能とするため発光色が異なる2種類ある。一方は昼白色であり、そのLEDの符号を「15d」とし、他方は電球色であり、そのLEDの符号を「15l」とする。なお、区別する必要がない場合は、符号「15」を用いる。
光源ユニット1において、昼白色のLED(以下、「昼白色LED」とする)15dに電流を供給する供給路を昼白色供給路といい、電球色のLED(以下、「電球色LED]とする)15lに電流を供給する供給路を電球色供給路という。なお、昼白色供給路と電球色供給路を区別する必要がない場合は、単に供給路という。
光源モジュール10A,10B,10Cは、図6に示すように、3個で円環状を構成する。ここでは、3個の光源モジュール10A,10B,10Cは、略同じ形状をし、円環を周方向に3等分した幅のある円弧状をしている。換言すると、1つの光源モジュール10を表側から見ると、扇形状における直線の交点部分が当該扇形状と相似形状の扇形状に切り取られたような形状をしている。この光源モジュール10の形状を1/3円環形状とする。なお、(円)環形状がn個の光源モジュールにより構成される場合、この光源モジュールの形状は1/n(円)環形状とする。また、1/3円環形状の光源モジュール10において、その周方向の中央であって径方向に延伸する仮想線を「X1」とする。ここで、電源ユニット5と接続される光源モジュールの符号を「10A」とし、光源ユニット1を表側から見たときに、光源モジュール10Aの時計回り側に位置するモジュールを光源モジュール10Bとする。
光源ユニット1は、貫通孔101,102を光源モジュール10Aに有している。貫通孔101,102は電源ユニット5の受信部555及び常夜灯部556(図13参照)を、光源モジュール10Aの表側から見えるようにするものである。ここでの貫通孔101,102は光源モジュール10Aの外周側であって仮想線X1の両側にある。
光源ユニット1は、電源ユニット5から受電するためのコネクタ103i,104o,105oを光源モジュール10Aに有する。コネクタ103iは入力用であり、コネクタ104oは昼白色供給路からの出力用であり、コネクタ105oは電球色供給路からの出力用である。ここでのコネクタ103i、104o,105oは光源モジュール10Aの外周側であって仮想線X1の両側にある。
3つの光源モジュール10A,10B,10C中の電流は、例えば、図6において、光源モジュール10Aのコネクタ103iから光源モジュール10Aの半分、光源モジュール10C、光源モジュール10B、光源モジュール10Aの残り半分を経由してコネクタ104o,105oへと流れる。つまり、表側から光源ユニット1を見たときに反時計回りに電流が流れる。
ここでの光源モジュール10は、3個の昼白色LED15dを直列接続してなる9個の直列群を並列に電気接続し、3個の電球色LED15lを直列接続してなる9個の直列群を並列に電気接続している(3直9並列接続である)。
(1-1)配線体
図8及び図10を用いて説明する。
複数個の導電片12は、電球色供給路を構成する複数個の電球色導電片12lと、昼白色供給路を構成する複数個の昼白色導電片12dとを離間状態で備える。なお、図8は光源モジュール10Aの配線体11Aであり、図10は光源モジュール10Bの配線体11Bである。昼白色導電片12d及び電球色導電片12lは例えば錫メッキ鋼板等の金属製である。
これにより、配線体11や光源ユニット1のコスト削減を図ることできる。さらに、光源ユニット1のコスト削減を図ることで、配線体(導電片)を大きくでき、例えばLED15を全面に配置することも可能となる。また、従来のようにプリント配線する必要がなく工数の削減を図ることができる。なお、金属板を用いることで良好な放熱特性が得られる。
ここでの導電片12におけるLED15を実装する側の面には、LED実装部分を除いて反射膜が形成されている。ここでの反射膜は白色の塗装により構成されている。これにより、昼白色LED15d及び電球色LED15lから発せられた光を反射させて有効に利用できる。
(1-1-1)電球色導電片
電球色導電片12lは、配線体11における周方向の端部に位置する2個の外側電球色導電片120lと、周方向における2個の外側電球色導電片120l間に位置する複数個の内側電球色導電片121lとを備える。
内側電球色導電片121lは、表側から見たときに、「U」字状をしている。より具体的は、内側電球色導電片121lは、基部123lと、当該基部123lから径方向の外側へと延伸する一対の延伸部124l,125lとを有している。なお、時計回りの方向を一方とする。
外側電球色導電片120lは、表側から見たときに、内側電球色導電片121lを径方向に延伸する仮想線で半分にしたような形状をしている。外側電球色導電片120lは、基部126lと、当該基部126lから径方向の外側へと延伸する1本の延伸部127lとを有している。
複数個の内側電球色導電片121lは、隣接する2つの内側電球色導電片121lにおいて、周方向の一方側に位置する内側電球色導電片121lの他方の延伸部125lと、周方向の他方側に位置する内側電球色導電片121lの一方の延伸部124lとが対向する状態で、周方向に配されている。複数個(例えば3個)の電球色LED15lは、図7の(a)や図9の(a)に示すように、対向する延伸部124lと延伸部125lとに跨るように実装されている。
周方向の一方端側に位置する外側電球色導電片120lは、周方向の配された複数個の内側電球色導電片121lの一方端に位置する内側電球色導電片121lの一方の延伸部124lに延伸部127lが対向する状態で、配される。なお、複数個(例えば3個)の電球色LED15lは、図7の(a)や図9の(a)に示すように、対向する延伸部124lと延伸部127lとに跨るように実装されている。
周方向の他方端側に位置する外側電球色導電片120lは、周方向の配された複数個の内側電球色導電片121lの他方端に位置する内側電球色導電片121lの他方の延伸部125lに延伸部127lが対向する状態で、配される。なお、複数個(例えば3個)の電球色LED15lは、図7の(a)や図9の(a)に示すように、対向する延伸部125lと延伸部127lとに跨るように実装されている。
(1-1-2)昼白色導電片
昼白色導電片12dは、配線体11における周方向の端部に位置する2個の外側昼白色導電片120dと、周方向における2個の外側昼白色導電片120d間に位置する複数個の内側昼白色導電片121dとを備える。
内側昼白色導電片121dは、表側から見たときに、逆「U」字状をしている。より具体的は、内側昼白色導電片121dは、基部123dと、当該基部123dから径方向の内側へと延伸する一対の延伸部124d,125dとを有している。
外側昼白色導電片120dは、表側から見たときに、内側昼白色導電片121dを径方向に延伸する仮想線で半分にしたような形状をしている。外側昼白色導電片120dは、基部126dと、当該基部126dから径方向の内側へと延伸する1本の延伸部127dとを有している。
複数個の内側昼白色導電片121dは、隣接する2つの内側昼白色導電片121dにおいて、周方向の一方側に位置する内側昼白色導電片121dの他方の延伸部125dと、周方向の他方側に位置する内側昼白色導電片121dの一方の延伸部124dとが対向する状態で、周方向に配されている。複数個(例えば3個)の昼白色LED15dは、図7の(a)や図9の(a)に示すように、対向する延伸部124dと延伸部125dとに跨るように実装されている。
周方向の一方端側に位置する外側昼白色導電片120dは、複数個の内側昼白色導電片121dの一方端に位置する内側昼白色導電片121dの一方の延伸部124dに延伸部127dが対向する状態で、配される。なお、複数個(例えば3個)の昼白色LED15dは、図7の(a)や図9の(a)に示すように、対向する延伸部124dと延伸部127dとに跨るように実装されている。
周方向の他方端側に位置する外側昼白色導電片120dは、周方向の配された複数個の内側昼白色導電片121dの他方端に位置する内側昼白色導電片121dの他方の延伸部125dに延伸部127dが対向する状態で、配される。なお、複数個(例えば3個)の昼白色LED15dは、図7の(a)や図9の(a)に示すように、対向する延伸部125dと延伸部127dとに跨るように実装されている。
(1-1-3)昼白色導電片と電球色導電片との組み合わせ
周方向に隣接する2個の内側昼白色導電片121d,121dは、一方側に位置する内側昼白色導電片121dの他方側の延伸部125dと、他方側に位置する内側昼白色導電片121dの一方側の延伸部124dとが対向する状態で、径方向の内側に位置する1個の内側電球色導電片121lの一対の延伸部124l,125l間に位置するように、配される。
内側電球色導電片121lでいうと、周方向に隣接する2個の内側電球色導電片121l,121lは、一方側に位置する内側電球色導電片121lの他方側の延伸部125lと、他方側に位置する内側電球色導電片121lの一方側の延伸部124lとが対向する状態で、径方向の外側に位置する1個の内側昼白色導電片121dの一対の延伸部124d,125d間に位置するように、配される。
(1-1-4)電気接続
周方向の両端の外側昼白色導電片120dは、隣接する他の光源モジュール10A,10B,10Cの外側昼白色導電片120dと電気的に接続する昼白色接続部を一体で有している。ここでは、周方向の一方端に位置する外側昼白色導電片120dの一方側接続部の符号を「141d」とし、周方向の他方端に位置する外側昼白色導電片120dの他方側接続部の符号を「142d」とする。
2個の一方側接続部141dと他方側接続部142dのうち、少なくとも一方の接続部(ここでは一方側接続部141dである)は、周方向の外方に延伸する形状をしている。一方側接続部141dは、図6に示すように、他の光源モジュール10A,10B,10Cの他方側接続部142dと接触する。
一方側接続部141dは、図8及び図10に示すように、一方側に隣接する他の光源モジュール10A,10B,10Cの外側昼白色導電片120dの他方側接続部142dに当接するように段差状に延伸する。他方側接続部142dは、他の光源モジュール10A,10B,10Cの一方側接続部141dが接触する部分により構成される。
光源モジュール10A,10B,10Cにおいて、周方向の両端部に位置する外側昼白色導電片120dの端縁は径方向に延伸する直線状をしており、一方側接続部141dが周方向に一方側に位置する他方の光源モジュール側に延伸することで、電気的に接続できる。これにより、接続のための部品を別途用意する必要がなくなり、複数個の光源モジュール10を安価に電気的に接続できる。
また、一方側接続部141dは、図7及び図9に示すように、補強体17の表側端補強部223及び裏延伸部分236の延伸上に位置する。これにより、表側補強部22及び裏側補強部23を容易に設けることができる。また、LED15dを実装するために、クリーム半田を表側補強部223に沿って塗布治具(スキージ)で塗布する際、一方側接続部141dが塗付冶具と干渉するのを防止できる。
周方向の両端の外側電球色導電片120lは、隣接する他の光源モジュール10A,10B,10Cの外側電球色導電片120lと電気的に接続する電球色接続部を一体で有している。ここでは、周方向の一方端に位置する外側電球色導電片120lの一方側接続部の符号を「141l」とし、周方向の他方端に位置する外側電球色導電片120lの他方側接続部の符号を「142l」とする。
2個の一方側接続部141lと他方側接続部142lのうち、少なくとも一方の接続部(ここでは一方側接続部141lである)は、周方向の外方に延伸する形状をしている。一方側接続部141lは、図6に示すように、他の光源モジュール10A,10B,10Cの他方側接続部142lと接触する。
一方側接続部141lは、図8及び図10に示すように、一方側に隣接する他の光源モジュール10A,10B,10Cの外側電球色導電片120lの他方側接続部142lに当接するように段差状に延伸する。他方側接続部142lは、他の光源モジュール10A,10B,10Cの一方側接続部141lが接触する部分により構成される。
光源モジュール10A,10B,10Cにおいて、周方向の両端部に位置する外側電球色導電片120lの端縁は径方向に延伸する直線状をしており、一方側接続部141lが周方向に一方側に位置する他の光源モジュール側に延伸することで、電気的に接続できる。これにより、接続のための部品を別途用意する必要がなくなり、複数個の光源モジュール10を安価に電気的に接続できる。
また、一方側接続部141lは、図7及び図9に示すように、補強体17の表側端補強部223及び裏延伸部分236の延伸上に位置する。これにより、表側補強部22及び裏側補強部23を容易に設けることができる。また、LED15lを実装するために、クリーム半田を表側補強部223に沿って塗布治具(スキージ)で塗布する際、一方側接続部141lが塗付冶具と干渉するのを防止できる。
光源モジュール10A,10B,10Cは、他の光源モジュール10との電気接続に半田を利用している。このため、半田時の熱が導電片12に伝導し難いように熱伝導防止部を有している。熱伝導防止部は、図8及び図10に示すように、貫通孔145d,145lにより構成されている。
外側昼白色導電片120dにおいて、貫通孔145dは、一方側接続部141dと他方側接続部142dの周辺に形成されている。貫通孔145dは、外側昼白色導電片120dにおける昼白色LED15dの実装部分と、一方側接続部141d及び他方側接続部142dとの間であって、一方側接続部141dと他方側接続部142dの近傍部分に設けられている。
外側電球色導電片120lにおいて、貫通孔145lは、一方側接続部141lと他方側接続部142lの周辺に形成されている。貫通孔145lは、外側電球色導電片120lにおける電球色LED15lの実装部分と、一方側接続部141l及び他方側接続部142lとの間であって、一方側接続部141lと他方側接続部142lの近傍部分に設けられている。
配線体11は、光源モジュール10を器具本体3に位置合わせするための位置合わせ部を有している。具体的には、位置合わせ部は、導電片12に設けられた貫通孔131により構成される。
配線体11は、各導電片12の連結状態を維持するための補強体用の貫通孔132を有している。
(1-1-5)配線体11A
光源モジュール10Aは、図7に示すように、仮想線X1の周辺にコネクタ103i,104o,105oを有している。このため、仮想線X1上で配線体11Aの両側部分で絶縁している。図8に示すように、仮想線X1の時計回り側で近接する中央電球色導電片122lは、径方向に沿って延伸し、基部128lと、当該基部128lから延伸する1本の延伸部129lとを有している。同様に、仮想線X1の時計回り側で近接する中央昼白色導電片122dは、基部128dと、当該基部128dから径方向の内側に延伸する1本の延伸部129dとを有している。
光源モジュール10Aは、図7に示すように、貫通孔101,102を有している。貫通孔101は、図8に示すように、孔に対応する位置にある中側電球色導電片121laと中側昼白色導電片121daとの間隔を広くすることで、構成されている。同様に、貫通孔102は、図8に示すように、孔に対応する位置にある中央電球色導電片122lと中央昼白色導電片122dとの間隔を広くすることで、構成されている。
(1-2)LED
LED15は、上述のとおり、電球色を発する電球色LED15lと、昼白色を発する昼白色LED15dとの2種類がある。これにより、照明装置Aは調色可能となる。
複数個のLED15は、図7及び図9に示すように、各配線体11A,11B,11Cにおいて、径方向に間隔をおいて複数個配された昼白色LED群と、径方向に間隔をおいて複数個配された電球色LED群とを、周方向に交互に位置するように、配されている。なお、LED群を構成するLED15の個数は3個である。
図7に示すように、各昼白色LED群を構成する3個の昼白色LED15dの内の内側の2個と、各電球色LED群を構成する3個の電球色LED15lの内の外側の2個とが、径方向で位置をずらして周方向に隣接するように、配線体11に配されている。これにより、光源モジュール10の全面にLED15が配置されることになり、全面がきれいに光るようにできる。
(1-3)補強体
主に図7及び図9を用いて説明する。
補強体17は、離間して配されている複数個の導電片12の間に設けられた介在補強部21を有している。補強体17は、配線体11における表面に設けられた表側補強部22を有している。補強体17は、配線体11における裏面に設けられた裏側補強部23を有している。
介在補強部21、表側補強部22及び裏側補強部23は絶縁性材料に構成されている。これにより、隣接する導電片12同士の絶縁性は確保される。
ここでは、絶縁性の樹脂とガラス粒子とから構成されている。なお、絶縁性の樹脂として難燃性V-0のガラス入りナイロンが利用されている。ガラス粒子を用いることで、難燃性を向上させることができる。
(1-3-1)介在補強部
介在補強部21は、配線体11を構成する離間する複数個の導電片12の間に配されている。これにより、隣接する導電片12の端面同士が結合され、複数個の導電片12が離間(分解)するのを防止できる。なお、介在補強部21は絶縁性材料により構成されており、隣接する導電片12間の絶縁性を確保している。
介在補強部21は、隣接する導電片12の間の空間が直線状をし且つ当該直線状部分を充填する直線部分21aと、空間が円状をし且つ当該円状部分を充填する円部分21bとを含む。なお、円部分21bを設けることで補強効果が向上する。
(1-3-2)表側補強部
主に図7の(a)及び図9の(a)を用いて説明する。
表側補強部22は介在補強部21と連結するように設けられている。
表側補強部22は、仮想線X1上に位置する表側中央補強部221と、表側中央補強部221の両側に位置する表側端補強部223とを含む。
表側中央補強部221は、仮想線X1の両側を仮想線X1と平行に延伸する一対の表延伸部分224と、1対の表延伸部分224を仮想線X1の延伸方向に間隔をおいて連結する表連結部分225とを有している。これにより、配線体11における周方向の中央部分を補強できる。
表側端補強部223は、複数本あり、仮想線X1と平行に延伸する。表側端補強部223は複数個の導電片12に跨る状態で形成されている。これにより、複数個の導電片12からなる配線体11を補強できる。表側端補強部223は、図8及び図10に示す導電片12の貫通孔132に入り込むように形成されている。これにより、表側端補強部223が配線体11から外れ難くできる。
なお、図7の(a)及びに図9の(a)に示すように、複数個のLED15は、仮想線X1と直交する方向に隣接する2つの表側補強部22間に配されている。
配線体11Aでは、図8に示す仮想線X1の両側の中央電球色導電片122l,122laに、一対の表延伸部分224が形成されている。配線体11Bでは、図10に示す仮想線X1の両側の中央電球色導電片122lと中央昼白色導電片122dに、一対の表延伸部分224が形成されている。
(1-3-3)裏側補強部
主に図7の(b)及び図9の(b)を用いて説明する。
裏側補強部23は介在補強部21と連結するように設けられている。
裏側補強部23は、仮想線上に位置する裏側中央補強部231と、裏側中央補強部231の両側に位置する裏側端補強部233とを含む。
裏側中央補強部231は、仮想線X1の両側を仮想線X1と平行に延伸する一対の裏延伸部分234と、1対の裏延伸部分234を仮想線X1の延伸方向に間隔をおいて連結する裏連結部分235とを有している。これにより、配線体11における周方向の中央部分を補強できる。
裏側端補強部233は、仮想線X1と平行に延伸する複数本の裏延伸部分236を含む。裏側端補強部233は、複数本の裏延伸部分236を仮想線X1と直交する方向に連結する裏連結部分237を含む。裏側端補強部233は、配線体11の外周端側で隣接する裏延伸部分236を円弧状に連結する裏端連結部分238を含む。裏側端補強部233は、配線体11の周方向の端部側で隣接する裏延伸部分236を連結する裏端連結部分239を含む。これにより、複数個の導電片12からなる配線体11を補強できる。裏側端補強部233は、図8及び図10に示す導電片12の貫通孔132に貼り込むように形成されている。これにより、裏側端補強部233が配線体11から外れ難くできる。また、表側端補強部223と裏側端補強部233が、貫通孔132と通じて接続されることになり、表側補強部22と裏側補強部23を一体化することができ、より外れ難くできる。
配線体11Aでは、図8に示す仮想線X1の両側の中央電球色導電片122l,122laに、一対の裏延伸部分234が形成されている。配線体11Bでは、図10に示す仮想線X1の両側の中央電球色導電片122lと中央昼白色導電片122dに、一対の裏延伸部分234が形成されている。
表側補強部22の表側中央補強部221の裏側には、裏側補強部23の裏側中央補強部231が設けられている。表側補強部22の表側端補強部223の裏側には、裏側補強部23の裏延伸部分236が設けられている。
(2)器具本体
まず、図2を用いて説明する。
器具本体3は光源ユニット1を表面に搭載する機能を有する。器具本体3は電源ユニット5を裏面に搭載する機能を有する。器具本体3は保護カバー9を搭載(固定)する機能を有する。器具本体3は保護カバー9を介して透光性カバー7を支持する機能を有する。器具本体3は製造時に複数枚を重ねて搬送することが可能な機能を有する。
以下、図11を用いて説明する。
器具本体3の外観形状は、表裏側から見ると、光源ユニット1の外周形状と同じ形状をしている。つまり、中央に開口31を有する円環状をしている。なお、器具本体の外観形状は光源ユニットの外観形状と異なる他の形状としてもよい。器具本体3は、樹脂材料(例えばポリプロピレンである)等の絶縁性材料により構成されている。
(2-1)平板部
器具本体3は被設置面と略平行な平板部32を有する。器具本体3は、開口31と光源ユニット1の開口1a(図2参照)とが一致する状態で、光源ユニット1を搭載する。光源ユニット1は、平板部32の表面が光源ユニット1の裏側補強部23(図7の(b)及び図9の(b)参照)に当接又は近接する状態で、固定具の一例であるねじ83(図2参照)により保護カバー9を介して器具本体3に固定される。
器具本体3は平板部32から裏側に凹入する凹部33を有している。凹部33は、図11に示すように、開口31の中央を中心とする円弧状に設けられた円弧状凹部331と、周方向に間隔をおいて箱状に設けられた2個の箱状凹部333とを有している。円弧状凹部331は補強用であり、箱状凹部333は図1の(b)に示す弾性体4の装着用である。
弾性体4は、照明装置Aを被設置面に取り付けた際に装置のガタツキを無くするためのものであり、図1の(b)に示すように、電源ユニット5にも装着されており、合計で3個あり、これらが周方向に略等間隔で設けられている。
器具本体3は、図11の(a)に示すように、平板部32から表側に突出する凸部34を有している。凸部34は、内周側の内周側凸部341と、外周側の外周側凸部343と、径方向に延伸する径方向側凸部345とを含む。
以下、図12を用いて説明する。
内周側凸部341は、光源ユニット1の内周端部を支持する内周側第1凸部分341aと、光源ユニット1の内周縁を位置決めする内周側第2凸部分341bとを有する。外周側凸部343は、光源ユニット1の外周端部を支持する外周側第1凸部分343aと、光源ユニット1の外周縁を位置決めする外周側第2凸部分343bとを有する。径方向側凸部345は、途中に円弧状凹部331があり、円弧状凹部331の内側の径方向側内凸部347と、円弧状凹部331の外側の径方向側外凸部349とを有する。径方向側内凸部347は、光源モジュール10の周方向の端部を支持する径方向側内第1凸部分347aと、光源モジュール10の周方向の端縁を位置決めする径方向側内第2凸部分347bとを有する。径方向側外凸部349は、光源モジュール10の周方向の端部を支持する径方向側外第1凸部分349aと、光源モジュール10の周方向の端縁を位置決めする径方向側外第2凸部分349bとを有する。
内周側第1凸部分341a、径方向側内第1凸部分347a、径方向側外第1凸部分349a及び外周側第1凸部分343aの突出量は、光源モジュール10の裏側補強部23(図7及び図9参照)の高さ以上である。つまり、光源ユニット1を器具本体3に載置すると、光源モジュール10の径方向の端部である内周端部及び外周端部、光源モジュール10の周方向の端部である周方向側端部が、内周側第1凸部分341a、径方向側内第1凸部分347a、径方向側外第1凸部分349a及び外周側第1凸部分343aに当接する。
内周側第2凸部分341b、径方向側内第2凸部分347b、径方向側外第2凸部分349b及び外周側第2凸部分343bは、内周側第1凸部分341a、径方向側内第1凸部分347a、径方向側外第1凸部分349a及び外周側第1凸部分343aから延伸し、その突出先端は、光源ユニット1を器具本体3に載置すると、配線体11の表面よりも表側に位置する。
内周側凸部341と径方向側内凸部347との間には凸部は存在せず、この部分342には、光源モジュール10A,10B,10C同士を電気的に接続する接続部が位置する。なお、図12において、接続部は、一方側接続部141lだけが現れているが、図示していない他方側接続部142lも含む。
外周側凸部343と径方向側外凸部349との間には凸部は存在せず、この部分348には、光源モジュール10A,10B,10C同士を電気的に接続する接続部が位置する。なお、図12において、接続部は、一方側接続部141dだけが現れているが、図示していない他方側接続部142dも含む。
これにより、光源モジュール10(接続部)同士を半田で結合する際に、半田の熱により器具本体3の樹脂や補強体17の樹脂が熱変形するようなことを防止できる。
器具本体3は、図11の(a)に示すように、平板部32から表側に延伸するピン335を複数本有する。ピン335は、図12に示すように、配線体11の貫通孔131を挿通する。これにより、光源ユニット1(配線体11)の位置決めが行われる。
器具本体3において、図11の(b)に示すように、平板部32における凹部33が形成されていない領域が電源ユニット5を搭載するユニット搭載部32aとなる。器具本体3のユニット搭載部32aは2つの貫通孔32bを有している。貫通孔32bは、電源ユニット5と光源ユニット1とを電気的に接続したり、電源ユニット5に設けられた常夜灯部556の光を表側に出射させたり、リモコン信号用の受信部555が信号の送受信を行ったりするものである。
(2-2)筒部
器具本体3は、図11に示すように、裏側に筒状に延伸する筒部37を平板部32の内周縁に有する。筒部37は電源ユニット5の有底筒状部53の筒部分531(図13参照)に表側から嵌合(内嵌)する。筒部37は、その延伸先端側が開口する欠け部分37aを周方向に間隔をおいて複数個有する。
欠け部分37aには電源ユニット5の係合部535(図13参照)が係合し、係合部535の凸部分535bに保護カバー9の凸部分934(図15参照)が係合する。これにより、器具本体3、光源ユニット1、電源ユニット5及び保護カバー9とが一体化される(一体的に組み立てられる)。
器具本体3は、図11に示すように、電源ユニット5を固定するための固定部32dを複数個(例えば6個)有する。電源ユニット5の固定にはねじ81(図2参照)を利用しており、固定部32dは、ねじ81が螺合するねじ穴(インサートねじ)により構成されている。
器具本体3は、図11に示すように、保護カバー9を固定するための固定部32eを複数個有する。保護カバー9の固定にはねじ83(図2参照)を利用しており、固定部32eは、ねじ83が螺合するねじ穴(インサートねじ)により構成されている。固定部32eは、図12に示すように、径方向側凸部345と外周側凸部343との交差部分又はその周辺に設けられ、合計で3箇所ある。
(2-3)溝部
器具本体3は、図11に示すように、平板部32の外周縁の全周から裏側に凹入する環状の溝部38を有する。溝部38には、保護カバー9の外筒部分942や装着部96(図15参照)や透光性カバー7の溝部723の内周壁723aや器具装着部73(図18参照)等が挿入される。
器具本体3は、図11に示すように、溝部38の外周壁38bの表側端から径方向の外方へ延伸した後に裏側に屈曲するL字部39を有している。L字部39は透光性カバー7の溝部723(図18参照)に嵌る。
(3)電源ユニット
電源ユニット5は、図5に示すように、器具本体3の凹部33が存在しないユニット搭載部32aに配されている。なお、電源ユニット5は、器具本体3の開口31(図2参照)を覆うように搭載される。
以下、主に、図13及び図14を用いて説明する。
電源ユニット5は、光源ユニット1に電力を供給するための電力供給機能と、照明装置Aを被設置面の引掛けシーリング等に取り付けるための取付機能とを一体で有する。
電源ユニット5は、ベース体50と、ベース体50に支持される電源回路55と、電源回路55を覆う蓋体56とを備える。
(3-1)ベース体
ベース体50は、板部51と有底筒状部53と連結部54とを一体で有する。ここでのベース体50は、表側から引掛けシーリング等が見えるように透明性の樹脂、例えば、自己消火性を有するポリカーボネート(PC)等が利用されている。
(3-1-1)板部
板部51は、裏側から見ると台形と矩形状とが結合したベース形状の板状部分511と、当該板状部分511の周縁から裏側に立設する立設部分513とを有している。立設部分513は、図14に示すように、連結部54側に位置する下底立設領域513a,513bと、下底立設領域513a,513bと対向する上底立設領域513cと、下底立設領域513a,513bの両端に位置する一対の端立設領域513dと、端立設領域513dと上底立設領域513cとを連結する一対の傾斜立設領域513eとを有する。
立設部分513は蓋体56の開口側端部と嵌合する。ここでは、下底立設領域513a,513b、一対の端立設領域513d及び一対の傾斜立設領域513eは蓋体56の外側に位置し、上底立設領域513cは蓋体56の内側に位置する。
一対の傾斜立設領域513eは、図14に示すように、蓋体56の開口側端部の凸部分563bが係合する貫通孔513f(奥側の貫通孔513fは現れていない)を有している。
板部51は、図13及び図14に示すように、電源基板551に取付けられたモジュール側接続部554を通すための貫通孔514(図14では手前の貫通孔は現れていない)を有している。なお、モジュール側接続部554は光源ユニット1(図6の(a)に示すコネクタ103i,104o,105o)と接続する。
板部51は、電源基板551に取り付けられた常夜灯部556(図13参照)と対向する部位に凹部分515を有している。板部51は、電源基板551に取り付けられた受信部555(図13参照)と対向する部位に凹部分516を有している。なお、受信部555は図外のリモコンから、点灯、消灯、調光、調色等の照明に関する信号を少なくとも受信する。
電源ユニット5が器具本体3に搭載されると、凹部分515,516は光源ユニット1の貫通孔32b(図11参照)から器具本体3の表側に露出するように構成されている。
板部51は、図14に示すように、裏側から見たときに、立設部分513の内側の角部分に裏側に延伸する棒状部分518を有する。棒状部分518は電源基板551の貫通孔551aに挿入される。
板部51は、図14に示すように、立設部分513の下底立設領域513a,513b、一対の端立設領域513d及び一対の傾斜立設領域513eの内側から裏側に立設する内側立設部分519を有している。内側立設部分519は組み込まれた電源基板551の外周縁の外側に位置する。これにより、電源基板551が位置決めされる。内側立設部分519における下底立設領域513a,513bの内側に位置する部分の略中央部分は、接続ケーブル595用にその高さが低くなった凹入領域519aとなっている。
板部51は、図14に示すように、傾斜立設領域513eの内側であって内側立設部分519が存在しない部位に、裏側に延伸して電源基板551の裏面に係止する係止片521を有する。これにより、電源基板551がベース体50に着脱自在に取り付けられる。なお、係止片521はその厚み方向に弾性変形可能である。
板部51は、図14に示すように、上底立設領域513cと内側立設部分519内側から裏側に突出する凸部分523を複数個(すべては図14に現れていない)有する。凸部分523は電源基板551を板状部分511と離間する状態で表から支持する。
板部51は、一対の端立設領域513dから半円状に張り出す張出部分525を有している。張出部分525は表裏に延伸する貫通孔525aを有している。貫通孔525aには蓋体56の第2の装着部565のボス部分565bが挿入する。
(3-1-2)有底筒状部
有底筒状部53は筒部分531と底部分532と外鍔部533とを有している。
筒部分531は裏側細りの段付き円筒状をしている。有底筒状部53は裏側に延伸するリブ部分534を筒部分531の外周に間隔をおいて複数個(4個)設けられている。
筒部分531は開口側端部に係合部535を有している。係合部535は、図13に示すように、開口535aと、開口535aの周辺から筒軸に向かって突出する凸部分535bとを有している。凸部分535bは器具本体3の欠け部分37a(図11参照)に嵌合する。
有底筒状部53は、図14に示すように、底部分532の凹入部分537を利用して、取付部材の一例である引掛刃591やロック機構を備える。ロック機構は、図13に示すように筒部分531の内側から操作ボタン593を操作すると、図14に示す2ヶ所の突出片594が表裏方向に出没する。なお、装置装着状態の突出片594は引掛けシーリングのロック穴に嵌合している。
有底筒状部53は、図14に示すように、引掛刃591と電源回路55とを接続する接続ケーブル595用の溝部分538を有している。有底筒状部53は裏側に突出するボス部分539を外鍔部533に有している。ボス部分539は、図13に示すように、裏側に延伸する雌ねじ部539aを有する。雌ねじ部539aはインサートねじにより構成されている。雌ねじ部539aには、電源ユニット5を器具本体3に固定するための固定具の一例であるねじ81(図2参照)が螺合する。これにより、器具本体3と電源ユニット5とを確実に固定でき、安全性を向上できる。
(3-1-3)連結部
連結部54は図13に示すように連結板部分541を有している。連結板部分541の一端は板部51の板状部分511に連結され、連結板部分541の他端は有底筒状部53の外鍔部533に連結されている。
連結部54は、図14に示すように、連結板部分541の中央部位から裏側に立設する一対の立設部分542を有している。一対の立設部分542は、板部51の内側立設部分519の凹入領域519aと、有底筒状部53の溝部分538とを連結する。一対の立設部分542の間には接続ケーブル595が配される。
連結部54は、図14に示すように、一対の立設部分542が対向する方向であって一対の立設部分542の外側に係止部分544を有する。係止部分544は、対向する状態で裏側に延伸し、対向する部位に相手側に向かって突出する凸領域544aを有する。なお、手前の凸領域544aは係止部分544の影で図14には現れていない。係止部分544の凸領域544aは、図13に示すように、蓋体56の張出部567の凸領域567dに係合する。
(3-2)電源回路
電源回路55はLED15に電力を供給する機能を有する。ここでの電源回路55は、リモコンから送信される信号に基づいてLED15の点灯を制御する機能、リモコンからの信号を受信する受信部555に電力を供給する機能、常夜灯部556に電力を供給する機能等を有する。
電源回路55は、電源基板551と、電源基板551に実装された複数個の電子部品552と、電源基板551に設けられたケーブル側接続部553(図14参照)と、電源基板551に設けられたモジュール側接続部554とを備える。なお、複数個の電子部品552は、図14では2つのブロックとして表し、上記機能を発揮すべく、例えば、整流回路、平滑回路、昇降圧回路、さらには、調光回路、調色回路を構成している。
電源基板551はベース形状をしている。電源基板551は隅に、ベース体50の棒状部分518用の貫通孔551aを有している。
ケーブル側接続部553の一例であるコネクタは、図14に示すように、一端が引掛刃591に接続された接続ケーブル595の他端に設けられたコネクタ596と着脱自在に結合される。なお、図13及び図14では接続ケーブル595は電源基板551に接続された状態を表している。
モジュール側接続部554の一例である接続ピンは、電源基板551の端子に接続するベース端子554aと、ベース端子554aから電源基板551を挿通して表側に延出するリードピン部554bとを備える。
電源ユニット5は、図13に示すように、電源基板551の表面であってモジュール側接続部554の近傍に常夜灯部556と受信部555とを備える。常夜灯部556はSMDタイプのLEDにより構成され、受信部555は例えば赤外線用の受光素子により構成される。
(3-3)蓋体
蓋体56は、例えば、V-0のガラス入りナイロンや難燃性ポリカーボネート(PC)等の難燃性の樹脂により構成されている。
蓋体56は、図13及び図14に示すように、ベース形状の蓋板部561aの周縁から側板部が表側に延伸する蓋本体561を備える。側板部は、下底側板部561bと上底側板部561cと一対の短側板部561dと一対の傾斜側板部561eとを有する。
上底側板部561cと一対の短側板部561dと一対の傾斜側板部561eは、表裏方向に延伸する貫通孔561fを複数個有する。この貫通孔561fを設けることにより、電源ユニット5の放熱効率をアップさせることができる。蓋板部561aの裏面に、図14に示すように、弾性体4を装着するための弾性体装着部分561gを有する。
蓋体56は蓋本体561の開口側端の略全周から表側に延伸する延伸部562を有する。延伸部562は、図13に示すように、下底側板部561bに設けられた下底延伸部分562bと、上底側板部561cに設けられた上底延伸部分562cと、一対の短側板部561dに設けられた短延伸部分562dと、一対の傾斜側板部561eに設けられた傾斜延伸部分562eとを有する。
蓋体56は、図14に示すように、蓋本体561の一対の傾斜側板部561eから表側に延伸する延伸部分563aと、延伸部分563aから外側に突出する凸部分563bを有する。凸部分563bはベース体50の一対の傾斜立設領域513eの貫通孔513fに係合する。つまり、延伸部分563aと凸部分563bは蓋体56をベース体50に装着するための第1の装着部563である。
蓋体56は、蓋本体561の一対の短側板部561dから蓋本体561の外方へ板状に張り出す張出部分565aと、張出部分565aから表側に延伸するボス部分565bと、ボス部分565bに形成されたねじ孔565cとを有する。ボス部分565bはベース体50の貫通孔525a(図13参照)に嵌合し、ねじ孔565cには、電源ユニット5を器具本体3に固定するためのねじ81(図2参照)が螺合する。つまり、張出部分565a、ボス部分565b及びねじ孔565cは、蓋体56をベース体50に装着するための第2の装着部565である。
蓋体56は下底延伸部分562bから有底筒状部53側に張り出す張出部567を有する。張出部567は側板部分567aに凸領域567dを有している。凸領域567dは、図14に示すように、ベース体50の連結部54の係止部分544の凸領域544aと係合する。つまり蓋体56の凸領域567dと連結部54の係止部分544の凸領域544aとは、蓋体56をベース体50に装着するための第3の装着部である。
張出部567の先端は、図13に示すように、表側に屈曲する屈曲部分567eとなっており、屈曲部分567eは、図14に示すように、ベース体50の一対の立設部分542間に配される接続ケーブル595を覆う。
(4)保護カバー
図17を用いて説明する。
保護カバー9は中央に開口91を有するドーム状をしている。換言すると、保護カバー9は回転体状をしている。保護カバー9は、回転中心軸から離れた円弧を回転中心軸周りに回転させてなる回転体状部92と、回転体状部92の内周縁から裏側に延伸する内筒部93と、回転体状部92の外周縁から裏側に延伸する外筒部94と、外筒部94に設けられ且つ透光性カバー7を着脱自在に装着する装着部96とを有する。
(4-1)回転体状部
回転体状部92は、周方向に等角度をおいて裏側に凹入する凹入部分921を複数個(配線体11の個数と同じ3個である)有する。
以下、図15及び図16を用いて説明する。
凹入部分921の裏側端面921aは隣接する配線体11間(図16では、隣接する配線体11A,11C間である)に位置する。凹入部分921の裏側端面921aは、図15に示すように、径方向に延伸し、その延伸方向に間隔をおいて裏側に突出する突出板部分922を複数個(例えば3個)有する。突出板部分922は、裏側端面921aの延伸方向である仮想線に対して線対称となる形状をしている。突出板部分922はその突出端の端面の中央に凹み922aを有している。なお、凹み922aには、図12に示す器具本体3の径方向側内第2凸部分347bと径方向側外第2凸部分349bが嵌合し、器具本体3に対して光源ユニット1及び保護カバー9が位置決めされる。
突出板部分922の突出端は、図16に示すように、光源ユニット1の配線体11における周方向の(径方向に延伸する)端縁に位置する外側昼白色導電片120d(図16では、「120Cd」や「120Ad」である)や外側電球色導電片120l(図16では、「120Cl」である)と当接(支持)する。これにより、光源ユニット1が保護カバー9により器具本体3側へと押圧された状態で固定される。
回転体状部92は、図15に示すように、内周端に裏側に延伸する内筒部分923を有している。内筒部分923は円筒状をし、その筒軸が開口91の中心を通る。内筒部分923は、凹入部分921間の膨出部分924に存在し、凹入部分921に存在しない。
回転体状部92は裏側に延伸する外筒部分925を外周端に有している。外筒部分925は円筒状をし、その筒軸が開口91の中心を通る。外筒部分925は、凹入部分921間の膨出部分924に存在し、凹入部分921に存在しない。
(4-2)内筒部
主に図15を用いて説明する。
内筒部93は、回転体状部92の内筒部分923の裏側端から開口91の内側に延伸する平坦部分931と、平坦部分931の内周端から裏側に延伸する内筒部分932とを有する。
内筒部93は、平坦部分931に裏側に突出する突出部分933を有する。突出部分933は、外周側から凸条に突出する外突出部分933aと、外突出部分933aに対して内側に間隔をおいて凸条に突出する内突出部分933bと、平坦状に突出する平坦突出部分933cとを有する。外突出部分933aと内突出部分933bは、裏側から見ると開口91の中央を中心とする円弧状をしている。平坦突出部分933cは周方向に間隔をおいて複数個存在する。
外突出部分933a、内突出部分933b及び平坦突出部分933cの裏側端面は同一面内に含まれる。外突出部分933a、内突出部分933b及び平坦突出部分933cの裏側端面は、図16に示すように、光源モジュール10の内周端部と当接する。平坦部分931において、図15に示すように、回転体状部92の凹入部分921の裏側端面921aと連結する連結部分931aは、裏側端面921aと面一となっており、図16に示すように配線体11と接触しない。
内筒部93は、図15に示すように、内筒部分932の外周面の凸部分934と、凸部分934の両側の溝部分935とをセットとして複数組(例えば3組)を有する。これにより、凸部分934が形成されている部位が内筒部分932の厚み方向に弾性変形可能となる。凸部分934は、器具本体3の筒部37の欠け部分37a(図11参照)に嵌合する電源ユニット5の有底筒状部53の係合部535(図13参照)に係合する。これにより、保護カバー9、光源ユニット1、器具本体3及び電源ユニット5が一体化される。
(4-3)外筒部
主に図15を用いて説明する。
外筒部94は、回転体状部92の外筒部分925の裏側端から径方向外方に延伸する平坦部分941と、平坦部分941の外周端から裏側に延伸する外筒部分942とを有する。
外筒部94は平坦部分941に裏側に突出する突出部分943を有する。突出部分943は、内周側から凸条に突出する内突出部分943aと、内突出部分943aに対して外側に間隔をおいて凸条に突出する外突出部分943bと、平坦状に突出する平坦突出部分943cとを有する。内突出部分943aと外突出部分943bは、裏側から見ると開口91の中央を中心とする円弧状をしている。平坦突出部分943cは周方向に間隔をおいて複数個存在する。
内突出部分943a、外突出部分943b及び平坦突出部分943cの裏側端面は同一面内に含まれる。内突出部分943a、外突出部分943b及び平坦突出部分943cの裏側端面は、図16に示すように、光源ユニット1の外周端部と当接する。
平坦部分941において、図15に示すように、回転体状部92の凹入部分921の裏側端面921aと連結する連結部分941aは、裏側端面921aと面一となっており、配線体11と接触しない。
外筒部94は、図15に示すように、平坦部分941に設けられたボス部分945に貫通孔945aを有する。貫通孔945aには図2に示すねじ83が挿通する。なお、ねじ83は図に示す器具本体3の平板部32の固定部32eに螺合する。
これにより、保護カバー9、光源ユニット1及び器具本体3が一体化される。ボス部分945は、図15に示すように、回転体状部92の凹入部分921における裏側端面921aの延長上に位置する。換言すると、ボス部分945は連結部分941aに設けられている。
図6の(a)に示すように、各配線体11における外周縁であって周方向の端部は、ボス部分945用の欠け部11aを有する。なお、欠け部11aはボス部分945に嵌合するため、ボス部分945は位置決め機能を有する。
外筒部94は、図15に示すように、外筒部分942の内周面の凸部分946と、の両側に溝部分947とをセットで複数組(例えば3組)有する。これにより、凸部分946が形成されている部位が外筒部分942の厚み方向に弾性変形可能となる。
凸部分946は、器具本体3の溝部38の内周部分38aの凹み38d(図11の(a)参照)に係合する。これにより、保護カバー9が器具本体3に装着される。
(4-4)装着部
図15を用いて説明する。
装着部96は水平部分961と立設部分962とを直交する状態で有する。
水平部分961は、透光性カバー7の係合凹入部分732a(図18参照)に係合する係合凸部964を表裏方向に弾性可能に有する。
装着部96は、図17に示すように、平坦部分941の裏面側に位置するように水平部分961があり、水平部分961の表面の周方向の両端が、表側に突出し且つ径方向に延伸するリブ部分961a,961bとなっている。
外筒部94における装着部96が設けられている部位に裏側端に凹入部分948を有している。これにより、製造時に複数枚の保護カバー9を重ねて搬送する際に、凹入部分948に水平部分961が嵌合し、表裏方向に寸法を小さくできる。
平坦部分941は、リブ部分961aと離間する状態で表側に突出する突出部分941bを有している。リブ部分961aと突出部分941bとの間に立設部分962の裏側端が嵌る。これにより、装着部96が表裏方向に位置するように複数枚の保護カバー9を重ねた際に、表側に位置する保護カバー9が裏側に位置する保護カバー9に対して回転するようなことを防止できる。
なお、凹入部分948における立設部分962と反対側の開口部分948aが丸くなっており、水平部分961の凹入部分948への嵌合が容易となる。
(5)透光性カバー
主に図18を用いて説明する。
透光性カバー7は、器具本体3側に装着される裏カバー71と、裏カバー71に取り付けられる表カバー75とを有する。
(5-1)裏カバー
裏カバー71は、表側拡がりの裏カバー本体72と、裏カバー本体72の内側に設けられた器具装着部73と、裏カバー本体72の表側端部に設けられた表カバー取付部74とを有する。
裏カバー本体72は、表拡がりの筒状部721と、筒状部721の裏側端から表側に「L」字状に延伸してなる溝部723とを有する。
器具装着部73は、裏カバー本体72の溝部723の内周壁723aに設けられた係止片部分732により構成される。係止片部分732は、周方向に間隔を置いて且つ筒軸に向かって張り出し、裏側に凹入する係合凹入部分732aを有している。係合凹入部分732aには、図3に示すように、器具本体3の溝部38内で、器具本体3に取り付けられた保護カバー9の係合凸部964(図15参照)が係合する。これにより、裏カバー71が保護カバー9に取付けられる。なお、係合凹入部分732aと係合凸部964の係合は、裏カバー71(透光性カバー7)の回転により行われる。
表カバー取付部74は、裏カバー本体72における筒状部721の表側端の内周面に設けられた凸部741と、筒状部721の表側端の内側に形成された内側筒部分742と、内側筒部分742における凸部741と対向する部位に設けられた欠け部分743とで構成される。
(5-2)表カバー
表カバー75は、表側から見たときに円形状で且つ全体としてドーム状をするドーム部76と、ドーム部76の開口側に設けられた筒部77と、筒部77に設けられた表カバー取付部78とを有する。表カバー取付部78は凸部分78aにより構成される。表カバー75の筒部77が裏カバー71の裏カバー本体72(筒状部721)と内側筒部分742との間に挿入された状態で、凸部分78aは裏カバー71の凸部741に係合する。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってもよい。
また、実施形態や変形例に記載していない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
<変形例>
1.器具本体
器具本体3は絶縁性材料である樹脂を利用しているが、金属材料等の導電性材料を利用して器具本体を構成してもよい。なお、導電性材料を利用する場合、光源ユニットとの間で、絶縁シートや絶縁膜等の絶縁対策が必要となる。
器具本体3は、円環状をしているが、四角環状等の他の形状であってもよい。
2.光源ユニット
(1)光源モジュール
光源ユニット1は、3個の光源モジュール10A,10B,10Cを備えているが、1個又は3個以外の複数個の光源モジュールを備えてもよい。
光源モジュール10は、円環状を周方向に1/3分割したような形状をしているが、円環状を径方向に1/3分割したような形状であってもよい。なお、汎用性を考慮すると、複数個の配線体が同じ形状、構造をしている方が好ましい。
実施形態の光源モジュール10Aは、外周縁側であって仮想線X1の両側に電源ユニット5とのコネクタ103i,104o,105oを有しているが、内周縁側であって仮想線X1の両側にコネクタを有してもよいし、周方向の縁部にコネクタを有してもよい。また、周方向の両縁部に離れてコネクタを設けてもよい。
(2)導電片
導電片12におけるLED15を実装する側の面には反射膜が形成されているが、反射膜は、配線体の少なくとも外周部と内周部とに形成されていればよい。つまり、円環状をする光源ユニット1の内周部分と外周部分とが、円環状の保護カバー9の内周部と外周部とに近づき、LED15の光の一部が保護カバー9で反射するからである。
(3)補強体
実施形態の補強体17は、介在補強部21と表側補強部22と裏側補強部23とを有しているが、配線体11の機械的特性を確保できれば、介在補強部21と表側補強部22と裏側補強部23とのすべてを有する必要はない。
実施形態の介在補強部21は、直線部分21aと円部分21bとを有しているが、配線体11の機械的特性を確保できれば、直線部分21aと円部分21bとのすべてを有する必要はない。また、円部分は三角形や四角形等の他の形状であってもよい。
実施形態の表側補強部22は、表側中央補強部221と表側端補強部223とを有しているが、配線体11の機械的特性を確保できれば、表側中央補強部221が設けられている部分に表側端補強部223を設けてもよい。表側中央補強部221は一対の表延伸部分224と表連結部分225とを有しているが、配線体11の機械的特性を確保できれば、表連結部分225はなくてもよい。また、配線体11の機械的特性を確保できない場合、隣接する表側端補強部223を連結するようにしてもよい。この場合、表側中央補強部221により配線体11の表側の全面を補強するとも言える。
実施形態の裏側補強部23は、裏側中央補強部231と裏側端補強部233とを有しているが、配線体11の機械的特性を確保できれば、裏側中央補強部231が設けられている部分に裏側端補強部233を設けてもよい。裏側中央補強部231は一対の裏延伸部分234と裏連結部分235とを有しているが、配線体11の機械的特性を確保できれば、裏連結部分235はなくてもよい。
また、配線体11の機械的特性を確保できる場合、裏側端補強部233は、裏連結部分237と裏端連結部分238,239の少なくとも1つを有しなくてもよい。
実施形態の補強体17は、表側補強部22の表側端補強部223と、裏側補強部23の裏延伸部分236とを、配線体11における表裏の同じ位置に有しているが、別の位置に有してもよい。
実施形態の補強体17は、表側補強部22の表側中央補強部221と、裏側補強部23の裏側中央補強部231とを、配線体11における表裏の同じ位置に有しているが、別の位置に有してもよい。
(4)接続部
実施形態では、光源モジュール10同士の接続、例えば、光源モジュール10Aの一方側接続部141と光源モジュール10Bの他方側接続部142との接続に半田を利用したが、例えば、ねじ等の螺合部材、リベット等の締結部材を利用して電気的に接続してもよい。また、一方側接続部141と他方側接続部142との一方に凸部を設け、他方に凸部に嵌合する孔又は凹みを設け、互いに嵌合するようにしてもよい。
(5)その他
LED15は、昼白色LED15dと電球色LED15lとの2種類を含んでいたが、1種類のLEDであってもよいし、3種類以上のLEDを含んでもよい。
導電片12は金属片により構成されているが、例えば、絶縁材料の表面に導電膜を有するようなものであってもよい。
LED15d,15lは、各配線体11の径方向に同じ種類の複数個のLED15l,15dが配され、径方向に並ぶLED群が周方向に交互になる状態で配されている。しかしながら、複数個のLED15は実施形態と異なるルールで配されてもよい。異なるルールとして、例えば、各配線体11の周方向の中央を径方向に延伸する仮想線X1と平行な方向に複数個のLEDが配され、仮想線X1の方向に並ぶLED群が周方向に交互になる状態で配されてもよい。
実施形態では、光源素子の一例として、LED素子を備えているが、他の光源素子を備えてもよい。他の光源素子としては、有機EL素子や、レーザー等がある。
3.照明装置
実施形態の照明装置は、引掛刃を有する、所謂シーリングライトであったが、他のタイプであってもよい。
つまり、照明装置は、導電片を備える光源モジュールを備えていればよく、光源モジュールと、器具本体と、透光性カバーとを備える照明装置であってもよいし、光源モジュールと、器具本体と、透光性カバーと、電源ユニットとを備える照明装置であってもよい。
また、光源モジュールが長尺状をし、器具本体が設置面に固定されるベースライトであってもよい。器具本体が設置面に埋設されるダウンライトであってもよい。
A 照明装置
1 光源ユニット
11 配線体
12 導電片
13 供給路
15 LED素子(発光素子)
17 補強体
21 介在補強部
22 表側補強部
23 裏側補強部

Claims (5)

  1. 離間する複数個の導電片に1個以上の光源素子が跨るように実装されてなる光源モジュールを複数個電気的に接続してなる光源ユニットにおいて、
    前記離間する複数個の導電片の間に配され且つ隣接する導電片の端面同士を結合する介在補強部を有し、
    前記光源モジュールは、前記導電片に光源素子が実装することで構成される供給路の端部に位置する導電片に、他の光源モジュールに電気的に接続する接続部を一体で有し、
    前記1個以上の光源素子は前記介在補強部上に位置し、
    前記介在補強部は、
    前記隣接する導電片の間の空間が直線状をし且つ当該直線状部分を充填する直線部分と、
    前記隣接する導電片の間の空間が円状をし且つ当該円状部分を充填する円部分と、
    を有する
    光源ユニット。
  2. 電気的に接続される2個の光源モジュールにおいて、
    少なくとも一方の光源モジュールの接続部は、他方の光源モジュールの前記導電片に接触するように、延伸する延伸部分により構成されている
    請求項1に記載の光源ユニット。
  3. 前記少なくとも一方の光源モジュールは、
    前記導電片と前記光源素子との接続を維持するための直線状の補強部を前記複数個の導電片の主面に有し、
    前記延伸部分は前記直線状の補強部の延長上に位置する
    請求項に記載の光源ユニット。
  4. 電気的に接続される2個の光源モジュールは、
    前記一方の光源モジュールの延伸部分が前記他方の光源モジュールの前記導電片に接触する状態で、両者を結合する半田を有し、
    前記接続部を有する導電片は、前記接続部と前記光源素子の実装部との間に貫通孔を有する
    請求項又はに記載の光源ユニット。
  5. 離間する複数個の導電片に1個以上の光源素子が跨るように実装されてなる光源モジュールを複数個電気的に接続してなる光源ユニットを備える照明装置において、
    光源ユニットが請求項1~の何れか1項に記載の光源ユニットである
    照明装置。
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