JP7135692B2 - 排液システム - Google Patents

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Description

本発明は、排液システムに関する。
排液システムの構成を開示した先行文献として、特開2018-27205号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された排液システムは、排液管路と、第2分岐路と、第2貯液部と、第3ポンプと、第3バルブと、第4バルブとを備えている。排液管路は、血液浄化器から排出された排液を流す。第2分岐路は、排液管路に接続され、排液が流れる。第2貯液部は、第2分岐路に接続され、排液を一時的に貯液し、貯液した排液を送出可能となっている。第2貯液部は、第2分岐路と接続される1つの開口のみ有している。第3ポンプは、排液管路に設けられ、排液管路を流れる排液を送り出す。第3バルブは、排液管路において、第2分岐路との接続位置より下流側に設けられ、排液管路を開閉する。第4バルブは、第2分岐路に設けられ、第2分岐路を開閉する。第2貯液部から排液を送り出す方法としては、重力によって排液を自由落下させる方法を採用できる。
特開2018-27205号公報
排液が粘度の高い液体の場合、1つの開口のみ有する貯液バッグから排液が排出されにくくなるため、排液の排出開始時に貯液バッグ内の排液に排出を促す推進力を与える必要がある。排液の排出を容易にするために貯液バッグに空気導入口を設けた場合には、空気導入口から貯液バッグ内の液体の臭いが漏れるおそれがあり好ましくない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、1つの開口のみ有する貯液バッグ内の排液に排出を促す推進力を貯液バッグ自体に貯えさせることができる、排液システムを提供することを目的とする。
本発明に基づく排液システムは、排液管路と、排液ポンプと、第1バルブと、接続管路と、貯液バッグと、第2バルブと、箱体とを備えている。排液管路は、排液が流れる。排液ポンプは排液管路に設けられ、排液を送り出す。第1バルブは、排液ポンプより下流側の位置にて排液管路に設けられ、排液管路を開閉する。接続管路は、排液ポンプと第1バルブとの間の位置にて排液管路に接続されている。貯液バッグは、1つの開口のみ有し、接続管路と排液管路との接続位置より上方の位置にて接続管路と開口にて接続され、排液を一時的に貯留する。第2バルブは、接続管路に設けられ、接続管路を開閉する。箱体は、貯液バッグを収容して支持する。箱体は、貯液バッグ内の排液の重量を測定するために用いられる。箱体の周面に、排液を貯留した貯液バッグの一部が膨出可能な開放部が設けられている。
本発明の一形態においては、排液システムは、貯液バッグ内の排液を接続管路に排出させる際に、貯液バッグの一部の開放部からの膨出によって貯えられた反発力によって、貯液バッグに貯留された排液の一部が接続管路に排出される。
本発明の一形態においては、排液システムは、排液ポンプが稼働しつつ、第1バルブが閉じ、第2バルブが開くことにより、排液を貯液バッグに流入させて貯液バッグの一部を開放部から膨出させた後、第1バルブを開けることにより、貯液バッグから排液を排出させる。
本発明の一形態においては、排液システムは、貯液バッグ内の排液の重量変化を測定可能に箱体に取り付けられた重量計をさらに備えている。
本発明によれば、1つの開口のみ有する貯液バッグ内の排液に排出を促す推進力を貯液バッグ自体に貯えさせることができる。
本発明の一実施形態に係る排液システムの構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、貯液バッグを収容して支持する箱体を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、排液を貯留した貯液バッグの一部が開放部から膨出している状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、第1バルブを開いて、第2バルブを閉じた状態を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、第1バルブを閉じて、第2バルブを開いた状態を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、第1バルブを閉じて、第2バルブを開いた状態において、貯液バッグに反発力が貯えられた状態を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、第1バルブおよび第2バルブを開いた状態を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る排液システムを備える血液浄化装置の構成を示す回路図である。
以下、本発明の一実施形態に係る排液システムについて図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係る排液システムの構成を示す回路図である。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る排液システム100は、排液管路110と、排液ポンプ120と、第1バルブ130と、接続管路140と、貯液バッグ150と、第2バルブ160と、箱体170と、重量計180とを備えている。
排液管路110の上流端は、たとえば血液浄化器に設けられた排液出口に接続される。排液管路110には、この排液出口から流出した排液が流れる。排液は、たとえば血漿である。排液管路110に流入した排液は、排液管路110の下流端から排出される。
排液ポンプ120は、排液管路110に設けられ、排液を送り出す。本実施形態において、排液ポンプ120は、排液管路110を流れる排液を所定の設定流量で送り出すことができる。排液ポンプ120の種類は特に限定されない。排液ポンプ120は、たとえば、ベリスタルティック式ポンプまたはローラ式ポンプである。
第1バルブ130は、排液ポンプ120より下流側の位置にて排液管路110に設けられ、排液管路110を開閉する。第1バルブ130の種類は、排液管路110を開閉できるものであれば、特に限定されない。
接続管路140は、排液ポンプ120と第1バルブ130との間の位置にて排液管路110に接続されている。本実施形態において、接続管路140は、略鉛直方向に延在している。
貯液バッグ150は、1つの開口151のみ有し、接続管路140と排液管路110との接続位置より上方の位置にて接続管路140と開口151にて接続されている。貯液バッグ150は排液を一時的に貯留する。
本実施形態において、貯液バッグ150は可撓性を有する軟質容器である。貯液バッグ150は、複数のフィルムを互いに溶着させることにより、袋状に形成されている。貯液バッグ150は、1枚のフィルムを折り返して溶着させることにより袋状に形成されてもよい。貯液バッグ150は、上記のように構成されているため、排液の貯留量が増えるに従って膨らんで容積が大きくなる。
上記のフィルムの材料は、可撓性を有する材料であれば特に限定されない。フィルムは、たとえばポリ塩化ビニル(PVC:polyvinyl chloride)、エチレンビニルアセテート樹脂(EVA:ethylene-vinyl acetate)、ポリエチレン(PE:polyethylene)、ポリプロピレン(PP:polypropylene)またはポリエチレンテレフタラート(PET:polyethylene terephthalate)で構成される。
開口151を通じて、貯液バッグ150の内側と外側とが連通している。本実施形態において、開口151は、貯液バッグ150を構成するフィルムに貫通孔を形成することで設けられている。開口151は、貯液バッグ150を構成する複数のフィルムの各々の周縁の一部を互いに溶着させないことによって設けられてもよい。
第2バルブ160は、接続管路140に設けられ、接続管路140を開閉する。第2バルブ160の種類は、接続管路140を開閉できるものであれば、特に限定されない。
次に、箱体170について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、貯液バッグを収容して支持する箱体を示す斜視図である。なお、図2においては、重量計180を図示していない。
図2に示すように、箱体170は、周面171と、周面171の下端と接続された底面173とを有している。本実施形態において、箱体170は、略鉛直方向に延在する略直方体状の外形を有している。
箱体170は、貯液バッグ150を収容して支持している。本実施形態においては、貯液バッグ150は、箱体170の底面173上に載置されて、箱体170に収容されている。箱体170内の容積は、貯液バッグ150が排液1を貯留可能な容積より小さい。
箱体170の上部には、貯液バッグ150を出し入れ可能な開口部175が設けられている。箱体170の底面173には、接続管路140を貯液バッグ150に接続するための接続口176が設けられている。
箱体170の周面171には、開放部174が設けられている。本実施形態において、開放部174は、周面171の上端から下端まで延在する切欠部である。開放部174の幅は、箱体170の下方に向かうに従って狭くなっている。開放部174は、排液1を貯留した貯液バッグ150の一部が膨出可能となるように設けられている。
なお、開放部174の形状は、排液1を貯留した貯液バッグ150の一部が膨出可能であれば、上記の形状に限定されない。開放部174は、周面171を貫通する貫通孔であってもよい。開放部174は、複数の切欠部または複数の貫通孔で構成されていてもよい。
本実施形態においては、開放部174は、開口部175と連続している。開放部174は、接続口176と連続している。貯液バッグ150においては、開口部175と開放部174と接続口176とが連続して設けられていることにより、貯液バッグ150に接続管路140を接続した状態で、貯液バッグ150を箱体170に収容することが可能である。
図3は、本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、排液を貯留した貯液バッグの一部が開放部から膨出している状態を示す図である。図3に示すように、接続管路140から貯液バッグ150内に排液1が流入することにより貯液バッグ150が膨張する。貯液バッグ150が膨張して貯液バッグ150の容積が箱体170内の容積より大きくなると、貯液バッグ150の一部が開放部174から膨出する。
このとき、開放部174から膨出している貯液バッグ150の一部は、弾性変形している。そのため、開放部174から膨出している貯液バッグ150の一部が元の状態に戻ろうとして働く弾性力が、反発力として貯液バッグ150に貯えられる。
図1に示すように、重量計180は、貯液バッグ150内の排液1の重量変化を測定可能に箱体170に取り付けられている。すなわち、箱体170は、貯液バッグ150内の排液1の重量を測定するために用いられる。本実施形態においては、重量計180はロードセルである。ただし、重量計180は、ロードセルに限られず、ばねばかりなどであってもよい。
以下、本発明の一実施形態に係る排液システム100の動作について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、第1バルブを開いて、第2バルブを閉じた状態を示す回路図である。図4に示すように、第1バルブ130を開いて、第2バルブ160を閉じた状態で、排液ポンプ120を稼働させることにより、排液1は、上流端から排液管路110に流入し、排液管路110の下流端から外部に排出される。
図5は、本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、第1バルブを閉じて、第2バルブを開いた状態を示す回路図である。図5に示すように、第1バルブ130を閉じて、第2バルブ160を開いた状態にする。排液ポンプ120が引き続き稼働することにより、排液管路110の下流端からの排液1の排出が停止し、接続管路140に排液1が流入する。
接続管路140に流入した排液1は、貯液バッグ150内に流入して貯留される。このときの箱体170の単位時間当たりの重量変化を重量計180によって測定することにより、排液ポンプ120による排液1の排出速度を実測することができる。箱体170の重量変化は、貯液バッグ150内の排液1の重量変化に相当する。
図6は、本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、第1バルブを閉じて、第2バルブを開いた状態において、貯液バッグに反発力が貯えられた状態を示す回路図である。図6に示すように、第1バルブ130が閉じた状態、第2バルブ160が開いた状態で、排液ポンプ120が引き続き稼働することにより、貯液バッグ150内に、箱体170内の容積以上の排液1を貯留させる。これにより、排液1を貯留した貯液バッグ150の一部が開放部174から膨出し、貯液バッグ150に反発力が貯えられる。
図7は、本発明の一実施形態に係る排液システムにおいて、第1バルブおよび第2バルブを開いた状態を示す回路図である。図7に示すように、第1バルブ130および第2バルブ160の各々を開いた状態で、排液ポンプ120が引き続き稼働することにより、貯液バッグ150に貯液されていた排液1の一部が、貯液バッグ150に貯えられた反発力によって、接続管路140に排出される。このように、貯液バッグ150内の排液1が排出される際には、貯液バッグ150に貯えられた反発力が推進力となり、貯液バッグ150内の排液1の排出が促される。
接続管路140に排出された排液1は、接続管路140を流れて排液管路110に流入し、排液管路110の下流端から外部に排出される。排出初動の推進力が与えられた貯液バッグ150内から接続管路140への排液1の排出は、貯液バッグ150に貯えられた反発力がなくなった後も継続される。
本発明の一実施形態に係る排液システム100は、血液浄化装置に組み込むことができる。以下、本発明の一実施形態に係る排液システム100を備える血液浄化装置について説明する。
なお、以下の説明においては、血液浄化装置として、持続緩徐式血液浄化療法(Continuous Renal Replacement Therapy:CRRT)に用いられる血液浄化装置について説明する。ただし、血液浄化装置は、持続的血液濾過透析法(continuous hemodiafiltration:CHDF)、持続的血液ろ過法(continuous hemofiltration:CHF)、および、持続的血液透析法(continuous hemodialysis:CHD)のいずれかに用いられる血液浄化装置であってもよい。
図8は、本発明の一実施形態に係る排液システムを備える血液浄化装置の構成を示す回路図である。図8に示すように、本発明の一実施形態に係る排液システム100を備える血液浄化装置10は、血液浄化器12と、透析液管路13と、透析液ポンプ13aと、補液管路14と、補液ポンプ14aとを備えている。
血液浄化器12は、たとえば中空糸膜からなる半透膜を内部に含んでいる。血液浄化器12は、血液入口12aおよび血液出口12bを有している。血液入口12aには、上流側血液管路11が接続されている。血液出口12bには、下流側血液管路11fが接続されている。
上流側血液管路11には、血液を送り出す血液ポンプ11aが設けられている。上流側血液管路11の途中には、動脈側ドリップチャンバ11bが設けられている。動脈側ドリップチャンバ11bには、血液の圧力を測定する上流側圧力測定装置11cが設けられている。患者の動脈から採取された血液は、上流側血液管路11を流れる途中で動脈側ドリップチャンバ11bを通過する際に圧力を測定された後、血液入口12aから血液浄化器12内に流入する。
下流側血液管路11fの途中には、静脈側ドリップチャンバ11dが設けられている。静脈側ドリップチャンバ11dには、血液の圧力を測定する下流側圧力測定装置11eが設けられている。血液浄化器12によって浄化された血液は、下流側血液管路11fを流れる途中で静脈側ドリップチャンバ11dを通過する際に圧力を測定された後、患者の静脈に返される。
このように、血液浄化器12は、血液回路に組み込まれている。血液回路の上流側から下流側に向けて血液が流れる。静脈側ドリップチャンバ11dは、補液管路14と接続されている。なお、補液管路14が、静脈側ドリップチャンバ11dの代わりに動脈側ドリップチャンバ11bに接続されていてもよい。
血液浄化器12は、透析液入口12dおよび排液出口12cをさらに有している。透析液入口12dには、透析液管路13が接続されている。排液出口12cには、排液システム100の排液管路110が接続されている。
透析液管路13の上流端は、図示しない透析液供給源と接続されている。透析液管路13には、透析液を送り出す透析液ポンプ13aが接続されている。透析液ポンプ13aは、ベリスタルティック式ポンプであるが、ローラ式ポンプであってもよい。透析液管路13を流れた透析液は、血液浄化器12内に供給される。透析液管路13において透析液ポンプ13aより下流側に、透析液を加熱する透析液ヒータ13bが設けられている。なお、透析液ヒータ13bは設けられていなくてもよい。
補液管路14の上流端は、図示しない補液供給源と接続されている。補液管路14には、補液を送り出す補液ポンプ14aが接続されている。補液ポンプ14aは、ベリスタルティック式ポンプであるが、ローラ式ポンプであってもよい。補液管路14を流れた補液は、静脈側ドリップチャンバ11d内に供給される。すなわち、補液管路14は、血液浄化器12より血液回路の下流側に補液を供給する。補液管路14が動脈側ドリップチャンバ11bに接続されている場合には、補液管路14は、血液浄化器12より血液回路の上流側に補液を供給する。補液管路14において補液ポンプ14aより下流側に、補液を加熱する補液ヒータ14bが設けられている。なお、補液ヒータ14bは設けられていなくてもよい。
図8に示すように、排液システム100を血液浄化装置10に組み込むことにより、簡易な構成で除水量を測定することができる。
本発明の一実施形態に係る排液システム100においては、貯液バッグ150を収容して支持する箱体170の周面171に、排液1を貯留した貯液バッグ150の一部が膨出可能な開放部174が設けられている。これにより、1つの開口151のみ有する貯液バッグ150内の排液1に排出を促す推進力を、貯液バッグ150自体に貯えさせることができる。
本発明の一実施形態に係る排液システム100においては、貯液バッグ150内の排液1を接続管路140に排出させる際に、貯液バッグ150の一部の開放部174からの膨出によって貯えられた反発力によって、貯液バッグ150に貯留された排液1の一部が接続管路140に排出される。これにより、貯液バッグ150内から接続管路140への排液1の排出初動の推進力を与えることができる。
本発明の一実施形態に係る排液システム100においては、排液ポンプ120が稼働しつつ、第1バルブ130が閉じ、第2バルブ160が開くことにより、排液1を貯液バッグ150に流入させて貯液バッグ150の一部を開放部174から膨出させた後、第1バルブ130を開けることにより、貯液バッグ150から排液1を排出させる。これにより、排出初動の推進力が与えられた貯液バッグ150内から接続管路140への排液1の排出を、貯液バッグ150に貯えられた反発力がなくなった後も継続することができる。
本発明の一実施形態に係る排液システム100は、貯液バッグ150内の排液1の重量変化を測定可能に箱体170に取り付けられた重量計180をさらに備えている。これにより、排液ポンプ120による排液1の排出速度を実測することができる。
今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 排液、10 血液浄化装置、11 上流側血液管路、11a 血液ポンプ、11b 動脈側ドリップチャンバ、11c 上流側圧力測定装置、11d 静脈側ドリップチャンバ、11e 下流側圧力測定装置、11f 下流側血液管路、12 血液浄化器、12a 血液入口、12b 血液出口、12c 排液出口、12d 透析液入口、13 透析液管路、13a 透析液ポンプ、13b 透析液ヒータ、14 補液管路、14a 補液ポンプ、14b 補液ヒータ、100 排液システム、110 排液管路、120 排液ポンプ、130 第1バルブ、140 接続管路、150 貯液バッグ、151 開口、160 第2バルブ、170 箱体、171 周面、173 底面、174 開放部、175 開口部、176 接続口、180 重量計。

Claims (4)

  1. 排液が流れる排液管路と、
    前記排液管路に設けられ、前記排液を送り出す排液ポンプと、
    前記排液ポンプより下流側の位置にて前記排液管路に設けられ、前記排液管路を開閉する第1バルブと、
    前記排液ポンプと前記第1バルブとの間の位置にて前記排液管路に接続された接続管路と、
    1つの開口のみ有し、前記接続管路と前記排液管路との接続位置より上方の位置にて前記接続管路と前記開口にて接続され、前記排液を一時的に貯留する貯液バッグと、
    前記接続管路に設けられ、前記接続管路を開閉する第2バルブと、
    前記貯液バッグを収容して支持し、前記貯液バッグ内の前記排液の重量を測定するための箱体とを備え、
    前記箱体の周面に、前記排液を貯留した前記貯液バッグの一部が膨出可能な開放部が設けられており、
    前記貯液バッグ内の前記排液を前記接続管路に排出させる際に、前記貯液バッグの一部の前記開放部からの膨出によって貯えられた反発力によって、前記貯液バッグに貯留された前記排液の一部が前記接続管路に排出される、排液システム。
  2. 前記排液ポンプが稼働しつつ、前記第1バルブが閉じ、前記第2バルブが開くことにより、前記排液を前記貯液バッグに流入させて前記貯液バッグの一部を前記開放部から膨出させた後、前記第1バルブを開けることにより、前記貯液バッグから前記排液を排出させる、請求項1記載の排液システム。
  3. 前記貯液バッグ内の前記排液の重量変化を測定可能に前記箱体に取り付けられた重量計をさらに備える、請求項1または請求項に記載の排液システム。
  4. 前記開放部の幅が、前記箱体の下方に向かうに従って狭くなっている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排液システム。
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