JP7131453B2 - 回転電機、回転電機のノイズ低減方法 - Google Patents

回転電機、回転電機のノイズ低減方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転電機に関する。
従来、回転電機において、整流子片とブラシ間で発生するアーク放電に伴う電磁ノイズを低減させるための種々の技術が提案されている。例えば、下記の特許文献1には、ブラシを三層構造にして無火花整流を行うことによって、アーク放電時のアークエネルギーを下げようとする技術が開示されている。この技術において、ブラシは、1つの低抵抗部と、低抵抗部の両側に2つの高抵抗部と、を備えており、低抵抗部の幅がブラシ全体の幅の45%以下となるように構成されている。
特開2001-351758号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術を用いる場合には、ブラシが多層化することにより構造が複雑になるため、回転電機の製品コストが高くなるという問題が生じ得る。従って、この種の回転電機の設計に際しては、低コストで電磁ノイズの低減効果を得ることが可能な技術が望まれている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、回転電機においてアーク放電時に生じる電磁ノイズを低コストで低減するのに有効な技術を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
回転軸であるシャフト(10)と、
上記シャフトに固定された回転子(20)と、
上記回転子の鉄心(21)に巻かれた電機子コイル(22)と、
上記シャフトの周方向(Z)に配置され上記電機子コイルに電気的に接続された複数の整流子片(32)を有する整流子(31)と、
上記電機子コイルに界磁を与える磁石(40)と、
電源(6)に電気的に接続され且つ上記整流子の回転に伴って上記複数の整流子片に摺接する複数のブラシ(35)と、
を備え、
上記複数の整流子片及び上記複数のブラシは、上記整流子の回転時における複数の摺接終了部(34,37)を有し、上記複数の摺接終了部の少なくとも1つが炭素含有部(38)であり、上記炭素含有部におけるアーク放電時のアークエネルギー(E)がノイズ低減基準値(T)以上であるときに発生する電磁ノイズが、上記アークエネルギーが上記ノイズ低減基準値を下回るときに発生する電磁ノイズよりも低くなるように構成されており、
上記電源の電源電圧(V)と、上記複数のブラシにおける通電電流(I)と、上記整流子の回転数(N)と、を含む複数の制御パラメータ(P)によって定まる複数の制御モード(M)のうちのいずれかを選択して実行可能な制御部(50)を備え、
上記制御部による上記複数の制御モードには、上記炭素含有部におけるアーク放電時のアークエネルギーが上記ノイズ低減基準値以上となるように上記複数の制御パラメータが設定されたノイズ低減モード(M )が含まれている、回転電機(1,101,201)、
にある。
本発明の別態様は、
回転軸であるシャフト(10)と、上記シャフトに固定された回転子(20)と、上記回転子の鉄心(21)に巻かれた電機子コイル(22)と、上記シャフトの周方向(Z)に配置され上記電機子コイルに電気的に接続された複数の整流子片(32)を有する整流子(31)と、上記電機子コイルに界磁を与える磁石(40)と、電源(6)に電気的に接続され且つ上記整流子の回転に伴って上記複数の整流子片に摺接する複数のブラシ(35)と、を備え、上記複数の整流子片及び上記複数のブラシは、上記整流子の回転時における複数の摺接終了部(34,37)を有し、上記複数の摺接終了部の少なくとも1つが炭素含有部(38)である回転電機(1,101,201)を準備する準備ステップ(S101)と、
上記準備ステップで準備した上記回転電機について、上記炭素含有部におけるアーク放電時のアークエネルギーがノイズ低減基準値(T)以上となるように、上記電源の電源電圧(V)と、上記複数のブラシにおける通電電流(I)と、上記整流子の回転数(N)と、を含む複数の制御パラメータ(P)が定められたノイズ低減モード(M)を実行するノイズ低減ステップ(S103)と、
を有する、回転電機のノイズ低減方法、
にある。
上記一態様の回転電機は、複数の整流子片及び複数のブラシにおいて整流子の回転時の複数の摺接終了部の少なくとも1つが、炭素を含む炭素含有部になっている。この回転電機について、本発明者は、摺接開始部に比べて電磁ノイズが問題になり易い摺接終了部に着目し、この摺接終了部を炭素含有部としたうえで、アーク放電時のアークエネルギーを管理することについて鋭意検討した。その結果、本発明者は、炭素含有部におけるアーク放電時のアークエネルギーがノイズ低減基準値以上になることにより、発生する電磁ノイズを低下させることができることを見出した。このとき、発生する電磁ノイズは、アークエネルギーがノイズ低減基準値を下回るときに発生する電磁ノイズよりも低くなる。
上記別態様の、回転電機のノイズ低減方法では、制御部は、準備ステップで準備した回転電機について、電源の電源電圧と、複数のブラシにおける通電電流と、整流子の回転数と、を含む複数の制御パラメータによって定まる複数の制御モードのうちのいずれかを選択して実行可能である。ノイズ低減ステップでは、これら複数の制御モードの中からノイズ低減モードが実行される。ノイズ低減モードは、炭素含有部におけるアーク放電時のアークエネルギーがノイズ低減基準値以上となるように複数の制御パラメータが設定された制御モードである。
このため、制御部が複数の制御モードの中からノイズ低減モードを選択して実行することにより、炭素含有部におけるアーク放電時に発生する電磁ノイズを、アークエネルギーがノイズ低減基準値を下回るときに発生する電磁ノイズよりも低下させることができる。
以上のごとく、上記の各態様によれば、回転電機においてアーク放電時に生じる電磁ノイズを低減するために、例えばブラシを多層化する等の複雑な構造を採用する必要がなく、電磁ノイズを低コストで低減することが可能になる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1の回転電機についてシャフトの軸方向に沿った断面図。 図1中の電気接点装置を模式的に示す断面図。 図2の電気接点装置について整流子の複数の整流子片を平面状に展開して示す展開図。 図3においてアーク放電時の様子を示す展開図。 図3において2つの整流子片の間の短絡が開始されるときの様子を示す部分展開図。 図5の状態の後でブラシと整流子片との間でのアーク放電の発生開始時の様子を示す部分展開図。 図6の状態の後でブラシと整流子片との間でのアーク放電中の様子を示す部分展開図。 図5から図7までの間で電機子コイルに流れる電流の経時変化を示すグラフ。 実施形態1の回転電機を模したテストベンチで計測されたアーク電圧及び電磁ノイズの経時変化を示すグラフ。 実施形態1の、回転電機のノイズ低減方法に係るフローチャート。 実施形態2の回転電機について図2に対応した断面図。 実施形態3の回転電機について図2に対応した断面図。
以下、回転電機の実施形態、及び回転電機のノイズ低減方法の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
図1に示されるように、実施形態1の回転電機1は、インナーロータ型のモータとして構成されている。この回転電機1は、車載装置の駆動用モータ、家庭用電気の駆動用モータ、一般産業用機械の駆動用モータをはじめ、各種の機器の駆動用モータに使用可能である。このとき、回転電機1は、電動機として構成されてもよいし、或いは電動機と発電機の2つの機能を併せ持つ電動発電機として構成されてもよい。
この実施形態1では、特に断わらない限り、回転電機1を構成するシャフト10の軸方向を矢印Xで示し、このシャフト10の径方向を矢印Yで示し、このシャフト10の周方向を矢印Zで示すものとする。また、周方向Zのうちの一方向である回転方向を矢印Zaで示すものとする。
回転電機1は、回転軸である円柱状のシャフト10を備え、電源電圧Vの電源6から供給される電力によってこのシャフト10が回転駆動されるように構成されている。この回転電機1は、ケース3とカバー4とによって構成されたハウジング2と、シャフト10を回転駆動するためにハウジング2内に収容された複数の構成要素と、運転を制御するための制御部50と、を備えている。
複数の構成要素には、シャフト10を回転可能に支持する複数の支持部5と、ロータとしての回転子20と、電気接点装置30と、ステーターとしての磁石40と、が含まれている。
回転子20は、シャフト10に固定されている。回転子20は、複数の電磁鋼板が積層されてなる鉄心21と、電機子コイル22と、を有し、鉄心21に電機子コイル22が巻かれている。
磁石40は、ハウジング2を構成するケース3の内面に回転子20との間に隙間を隔てて固定されている。この磁石40は、電機子コイル22に界磁を与える機能を有するものであり、互いに極性の異なる界磁用の永久磁石(S極及びN極)として構成されている。
電気接点装置30は、整流子31と、2つのブラシ35と、によって構成されている。
整流子31は、複数の整流子片32を有し、電機子コイル22に電気的に接続されている。図2に示されるように、この整流子31において複数の整流子片32はシャフト10の周方向Zに並べて配置されている。隣接する2つの整流子片32,32は、周方向Zに互いに離間しており、且つ電機子コイル22によって互いに電気的に接続されている。
なお、整流子片32の数は限定されるものではなく、この整流子片32の数を必要に応じて適宜の値に設定することができる。図2では、説明の便宜上、3つの整流子片32を記載している。
2つのブラシ35はいずれも、電源6に電気的に接続され且つ整流子31の回転に伴って複数の整流子片32に摺接する略矩形のブラシである。2つのブラシ35は、互いに周方向Zに180°ずれた位置に配置されている。
2つのブラシ35のうちの一方である第1ブラシ35Aは、電源6の正極端子に電気的に接続されている。2つのブラシ35のうちの他方である第2ブラシ35Bは、電源6の負極端子に電気的に接続されて第1ブラシ35Aと対をなすように構成されている。このため、第1ブラシ35Aを「正ブラシ」といい、第2ブラシ35Bを「負ブラシ」ということもできる。
第1ブラシ35Aは、複数の整流子片32に対して接触及び開離が可能であり、接触或いは開離するときに、低電位側接点となる複数の整流子片32に対して相対的に電位が高い高電位側接点となる。第2ブラシ35Bは、複数の整流子片32に対して接触及び開離が可能であり、接触或いは開離するときに、高電位側接点となる複数の整流子片32に対して相対的に電位が低い低電位側接点となる。このように、複数の整流子片32のそれぞれは、2つのブラシ35との摺接関係に応じて高電位側接点或いは低電位側接点に成り得る。この場合、高電位側接点及び低電位側接点が、複数の整流子片32と、2つのブラシ35と、によって構成されている。
なお、ブラシ35の数は2つに限定されるものではなく、ブラシ35の数を必要に応じて3つ以上の複数に設定することもできる。
制御部50は、回転電機1を制御するためのものであり、既知のECUによって構成されている。この演算部51と、記憶部52と、制御モード選択部53と、を有する。
演算部51は、回転電機1の制御に関する演算を行う。記憶部52は、演算部51による演算結果、演算部51による演算で使用するデータをはじめ、回転電機1の制御に係る制御パラメータPによって定まる複数の制御モードMを記憶する。これら複数の制御モードMには、後述のノイズ低減モードMが含まれている。制御モード選択部53は、記憶部52に記憶されている複数の制御モードMのうちのいずれか1つの制御モードMを選択して実行可能に構成されている。制御モードMの選択はユーザの指示によって行なわれるのが好ましい。
ここで、複数の制御パラメータPには、電源6の電源電圧Vと、2つのブラシ35における通電電流Iと、整流子31の回転数Nと、が含まれている。即ち、複数の制御パラメータPは、電源電圧Vと通電電流Iと回転数Nの3つのパラメータによって構成されてもよいし、或いはこれら3のパラメータに1または複数の別のパラメータを追加することによって構成されてもよい。
図2に示されるように、各整流子片32は、整流子31の回転時において2つのブラシ35のそれぞれに対する摺接開始部33及び摺接終了部34を有する。
摺接開始部33は、整流子31の回転時に整流子片32が最初にブラシ35と摺接する部位である。即ち、摺接開始部33は、整流子片32においてブラシ35との接触を開始する部位である。これに対して、摺接終了部34は、整流子31の回転時に整流子片32がブラシ35との摺接を解除する部位である。即ち、摺接終了部34は、整流子片32においてブラシ35との接触を終了する開離接点に相当する部位である。
図2では、各整流子片32のうち回転方向Zaの前端部32aによって摺接開始部33が構成され、各整流子片32のうち回転方向Zaの後端部32bによって摺接終了部34が構成されている。
各ブラシ35は、整流子31の回転時において複数の整流子片32のそれぞれに対する摺接開始部36及び摺接終了部37を有する。
摺接開始部36は、整流子31の回転時にブラシ35が最初に整流子片32と摺接する部位である。即ち、摺接開始部36は、ブラシ35において整流子片32との接触を開始する部位である。これに対して、摺接終了部37は、整流子31の回転時にブラシ35が整流子片32と摺接を解除する部位である。即ち、摺接終了部37は、ブラシ35において整流子片32との接触を終了する部位である。
図2では、各ブラシ35のうち回転方向Zaの後端部35aによって摺接開始部36が構成され、各ブラシ35のうち回転方向Zaの前端部35bによって摺接終了部37が構成されている。
本実施形態では、複数の整流子片32及び2つのブラシ35は、整流子31の回転時における複数の摺接終了部34,37を有する。そして、複数の摺接終了部34,37の全てが炭素を含む炭素含有部38となるように構成されている。
図2には、3つの整流子片32の3つの摺接終了部34と、2つのブラシ35の2つの摺接終了部37と、の5つの摺接終了部の全てが炭素含有部38である実施形態が記載されている。即ち、3つの整流子片32及び2つのブラシ35はいずれも、その全体が炭素含有部38であり、炭素を主体として含む銅材料からなる。この炭素含有部38には、炭素及び銅に加えて、亜鉛や別の要素が微量成分や不純物として含まれていてもよい。
この場合、炭素含有部38における炭素の含有比率は、50重量パーセント以上であるのが好ましく、特に好ましくは、炭素の含有比率を75重量パーセント以上とする。これにより、炭素含有部38におけるアーク放電時に生じる電磁ノイズを低減できるノイズ低減モードMの発生確率を高めることができる。
ここで、図3及び図4を参照しつつ、アーク放電時の様子について説明する。なお、これらの図面では、説明の便宜上、図面の左右方向が周方向Zとなるように、整流子31の複数の整流子片32を平面状に展開した状態で示している。
図3に示されるように、第1ブラシ35A及び第2ブラシ35Bは、周方向Zのブラシ幅はいずれもWとなるように構成されている。また、整流子31は、互いに隣接する2つの整流子片32の周方向Zの隙間Wが一定となるように構成されている。
隣接する2つの整流子片32A,32Bがともに第1ブラシ35Aに摺接した状態では、これら2つの整流子片32A,32Bの電位は電源6の正極端子の電位に一致する。また、隣接する2つの整流子片32C,32Dがともに第2ブラシ35Bに摺接した状態では、これら2つの整流子片32C,32Dの電位は電源6の負極端子の電位に一致する。
その後、図4に示されるように、整流子31の回転方向Zaの回転によって、摺接していた2つの整流子片32A,32Bのうちの一方の整流子片32Aが第1ブラシ35Aから開離するとき、整流子片32Aと第1ブラシ35Aとの間にアークAが生じる。このアークAについては、第1ブラシ35Aが陽極となり、整流子片32Aが陰極となる。このため、第1ブラシ35Aが陽極ブラシ39Pとなる。
また、整流子31の回転方向Zの回転によって、摺接していた2つの整流子片32C,32Dのうちの一方の整流子片32Cが第2ブラシ35Bから開離するとき、整流子片32Cと第2ブラシ35Bとの間にアークAが生じる。このアークAについては、第2ブラシ35Bが陰極となり、整流子片32Cが陽極となる。このため、第2ブラシ35Bが陰極ブラシ39Nとなる。
次に、図5~図8を参照しながら、第1ブラシ35Aが2つの整流子片32A,32Bのそれぞれに摺接するときの様子について詳細に説明する。
図5に示されるように、整流子31の回転方向Zの角速度をωとしたとき、既に整流子片32Aに摺接している第1ブラシ35Aが整流子片32Bとの摺接を開始する時刻であるt=0に、第1ブラシ35Aを介して2つの整流子片32A,32Bの間での短絡が開始される。このとき、電機子コイル22に流れる電流Iの値は、電源6から供給される電流Iall(ブラシ35における通電電流I)となる。即ち、図8に示されるように、時刻t=0で、I=Iallの関係が成り立つ。
図6に示されるように、互いに摺接していた第1ブラシ35Aが整流子片32Bから離間する時刻であるt=tに、第1ブラシ35Aと整流子片32Bとの間でのアーク放電の発生が開始される。図8に示されるように、電機子コイル22に流れる電流は、時刻tで電流Iまで低下する。このとき、t=(W-W)/ωの関係が成り立つ。
図7及び図8に示されるように、アーク放電の発生開始時である時刻tから、アーク放電の終了時である時刻tまでアークAの発生が継続される。このとき、電機子コイル22に流れる電流は、時刻tで最小アーク電流Iまで低下する。
従って、電機子コイル22に流れる電流I(t)は、以下の式(1)~(3)で示される。
Figure 0007131453000001
Figure 0007131453000002
Figure 0007131453000003
上式において、Vは、アーク電圧Vの最小値である。抵抗Rは、電機子コイル22のコイル抵抗をR1とし、第1ブラシ35Aと整流子片32Bとの間に生じる電気的な接触抵抗をR2としたとき、コイル抵抗R1と接触抵抗R2との和である。τは、電機子コイル22の一相分のインダクタンスをLとしたき、L/Rである。
ここで、本発明者は、上記回転電機1を模したテストベンチを使用して、アークAの発生時の様子について確認した。このとき、上記制御パラメータPとしての、電源電圧V、通電電流I及び回転数Nのそれぞれを適宜に設定した状態で、そのときに発生した電磁ノイズ[dB]をアーク電圧Vとともに計測した(図9参照)。また、特に図示しないものの、電機子コイル22に流れる電流I(t)と、積分値がアークエネルギーとなるアーク電力についても同時に計測した。電源電圧V、通電電流I及び回転数Nのそれぞれの値を変化させた複数のケースについて、これらの計測を実施した。
図9に示されるように、その計測結果として、電磁ノイズは、時刻tのアーク放電の発生開始時にnからnまで上昇するが、その後の時刻tから時刻tまでの計測区間で、アークエネルギーEがノイズ低減基準値T以上の値まで上昇したときには、アーク放電中のもかかわらずアーク放電発生前のレベルまで低下する傾向があることが確認された。また、アーク放電中のアーク電力が概ね一定であり、ノイズ低減状態の発生傾向との関係性は低いことが確認された。
なお、アークエネルギーEは、アーク電圧Vと電流I(t)との積として定まるアーク電力の積算値として導出される。このとき、アーク電力は常時に変動するため、計測区間で積算されたアーク電力の平均値をアークエネルギーEとして導出するのが好ましい。
上述の計測結果に基づいて、発明者は、アークエネルギーEを下側の閾値となるノイズ低減基準値T以上にすることによって、回転電機1において、炭素含有部38におけるアーク放電時に発生する電磁ノイズを下げるノイズ低減モードMが実現できることを見出すことに成功した。このノイズ低減モードMは、発生する電磁ノイズを暗ノイズ以下に抑えることができる制御モードであり、このノイズ低減モードMを「暗ノイズモードM」ということもできる。
ノイズ低減モードMは、アークエネルギーEとノイズ低減基準値Tとの関係について以下の式(4)を満足する条件として定まる。この式(4)を満足するように、電源6の電源電圧Vと、複数のブラシ35における通電電流Iと、整流子31の回転数Nと、を含む複数の制御パラメータPのそれぞれが設定される。なお、この式(4)では、アーク電圧Vを便宜的にその最小値Vに置き換えている。
Figure 0007131453000004
なお、式(4)において、アークエネルギーEの単位をmJとしたとき、ノイズ低減基準値Tは10mJであるのが好ましい。この条件に基づいて、アークエネルギーEが10mJ以上であるときに、ノイズ低減モードMの発生確率が高まることが確認された。
上記のテストベンチを使用した計測結果に基づいた場合、回転電機1のノイズ低減方法を図10のフローチャートにしたがって実行することができる。なお、必要に応じて、このフローチャートに1または複数のステップが追加されたり、各ステップが複数に分割されたり、複数のステップが纒らたりしてもよい。
図10において、第1ステップS101は、上記の回転電機1を準備する準備ステップである。この第1ステップS101によれば、複数の整流子片32及び複数のブラシ35において複数の摺接終了部34,37の全てが炭素含有部38とされた回転電機1が準備される。
第2ステップS102は、第1ステップS101で準備した回転電機1の運転条件を設定するステップである。この第2ステップS102によれば、制御部50において回転電機1の運転条件が設定される。
第3ステップS103は、回転電機1をノイズ低減モードで運転するノイズ低減ステップである。この第3ステップS103によれば、第1ステップS101で準備した回転電機1について、炭素含有部38におけるアーク放電時のアークエネルギーがノイズ低減基準値T以上となるように、電源6の電源電圧Vと、複数のブラシ35における通電電流Iと、整流子31の回転数Nと、を含む複数の制御パラメータPが定められたノイズ低減モードMが実行される。このノイズ低減モードMの実行によって、発生する電磁ノイズを低く抑えることができる。
ここで、本発明者によれば、炭素含有部38が銅よりも沸点が高い材料である炭素を主体として構成されているため、この炭素含有部38におけるアーク放電が熱電子放出性の放電であると推測される。この場合、アーク放電時に形成されるアーク柱の根元部分が安定することで、この根元部分の近傍で生じる局所的な絶縁破壊が減るため、電流の変動が抑えられる。その結果、発生する電磁ノイズを低く抑えることが可能になる。
上述の実施形態1によれば、以下のような作用効果を奏する。
上記の回転電機1について、本発明者は、摺接開始部33,36に比べて電磁ノイズが問題になり易い摺接終了部34,37に着目し、この摺接終了部34,37を炭素含有部38としたうえで、アーク放電時のアークエネルギーEを管理することについて鋭意検討した。その結果、本発明者は、炭素含有部38におけるアーク放電時のアークエネルギーEがノイズ低減基準値T以上になることにより、発生する電磁ノイズを低下させることができることを見出した。このとき、発生する電磁ノイズは、アークエネルギーEがノイズ低減基準値Tを下回るときに発生する電磁ノイズよりも低くなる。
従って、この回転電機1は、炭素含有部38におけるアーク放電時のアークエネルギーEがノイズ低減基準値T以上であるときに発生する電磁ノイズが、アークエネルギーEがノイズ低減基準値Tを下回るときに発生する電磁ノイズよりも低くなるように構成されている。
回転電機1において制御部50がノイズ低減モードMを選択して実行することにより、炭素含有部38におけるアークエネルギーEがノイズ低減基準値T以上の値まで上昇したときには、アーク放電中のもかかわらず、発生する電磁ノイズをアーク放電発生前のレベルまで下げることが可能である。
上記の回転電機1によれば、複数の摺接終了部34,37の全てが炭素含有部38であり、炭素含有部38における炭素の含有比率が50重量パーセント以上であり、アークエネルギーEのノイズ低減基準値Tを10mJとすることによって、炭素含有部38におけるアーク放電時に生じる電磁ノイズを低減できるノイズ低減モードMの発生確率を高めることができる。
なお、この回転電機1において、電磁ノイズの低減について所望の効果が得られる場合には、「複数の摺接終了部34,37の全てを炭素含有部38する。」という第1の限定条件と、「炭素含有部38における炭素の含有比率を50重量パーセント以上にする。」という第2の限定条件と、「アークエネルギーEのノイズ低減基準値Tを10mJにする。」という第3の限定条件のうちの少なくとも1つの限定条件が成立する構成を採用することができる。
この場合、例えば、第1の限定条件や第2の限定条件が成立しているときには、ノイズ低減基準値Tを、10mJを下回る値に設定することもできる。また、例えば、第1の限定条件や第3の限定条件が成立しているときには、炭素含有部38における炭素の含有比率を、50重量パーセントを下回る値に設定することもできる。
以下、上述の実施形態1に関連するその他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、上述の実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
(実施形態2)
図11に示されるように、実施形態2の回転電機101は、電気接点装置130の構造が実施形態1の電気接点装置30のものと相違している。本実施形態では、3つの整流子片32の3つの摺接終了部34と、2つのブラシ35の2つの摺接終了部37と、の5つの摺接終了部の中で、一方のブラシ35である第1ブラシ35Aの摺接終了部37である1つの摺接終了部のみが炭素含有部38として構成されている。即ち、第1ブラシ35Aは、摺接終了部37が炭素を含む銅材料からなる一方で、摺接開始部36が炭素を含まない銅材料からなる。第2ブラシ35B及び各整流子片32は、その全体が炭素を含まない銅材料からなる。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
上述の実施形態2によれば、実施形態1に比べて電磁ノイズの低減効果は下がるものの、炭素含有部38の数を減らすことによって回転電機101の製品コストを下げることが可能になる。
この実施形態2に鑑みた場合、複数の摺接終了部34,37の少なくとも1つが炭素含有部38であれば足りる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
なお、実施形態2の電気接点装置130に特に関連する変更例として、第1ブラシ35Aの摺接終了部37に代えて或いは加えて第2ブラシ35Bの摺接終了部37を炭素含有部38とした構造、各ブラシ35の全体を炭素含有部38とした構造、各整流子片32の全体或いは摺接終了部37のみを炭素含有部38とした構造、各整流子片32の摺接終了部34のみを炭素含有部38とした構造などを採用することもできる。
(実施形態3)
図12に示されるように、実施形態3の回転電機201は、電気接点装置230の構造が実施形態1の電気接点装置30のものと相違している。この電気接点装置230において、各整流子片32は、後端部32bの径方向の長さが後端面に向かうにつれて漸減するように構成されている。このため、各整流子片32の摺接終了部34が後端部32bよりも前端部32a側に移動した位置に配置されている。
本実施形態では、実施形態1の場合と同様に、3つの整流子片32の3つの摺接終了部34と、2つのブラシ35の2つの摺接終了部37と、の5つの摺接終了部の全てが炭素含有部38として構成されている。これに対して、本実施形態では、実施形態1の場合と異なり、各炭素含有部38の大きさが小さく抑えられている。
上述の実施形態3によれば、実施形態1の場合と同様の、電磁ノイズの低減効果を維持できるうえに、各炭素含有部38を小さくすることによって回転電機201の製品コストを下げることが可能になる。
また、整流子片32及びブラシ35のそれぞれにおいて、摺接終了部34,37以外の部位の材質に導電性の高い銅を使用することによって、回転電機201の通電性能を向上によって効率を高めることができる。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態3の電気接点装置230に特に関連する変更例として、各ブラシ35の全体を炭素含有部38とした構造、各整流子片32の全体或を炭素含有部38とした構造などを採用することもできる。
本発明は、上述の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上述の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上述の実施形態では、ノイズ低減モードMを定めるための制御パラメータPとして、電源電圧Vと通電電流Iと回転数Nを使用する場合について例示したが、これらの制御パラメータPの全部または一部に代えて、或いは加えて、上記のインダクタンスLや抵抗Rを用いることもできる。
上述の実施形態では、制御部50がノイズ低減モードMを選択して実行する場合について例示したが、参考形態では、上記の式(4)を満足するように複数の制御パラメータPが予め設定された回転電機を使用する場合には、制御部50がノイズ低減モードMを選択する制御を省略することもできる。
上述の実施形態では、インナーロータ型のモータである回転電機について例示したが、この回転電機におけるブラシ配置構造を、アウターロータ型のモータに適用することもできる。
1,101,201 回転電機
6 電源
10 シャフト
20 回転子
21 鉄心
22 電機子コイル
31 整流子
32 整流子片
34 摺接終了部
35 ブラシ
37 摺接終了部
38 炭素含有部
40 磁石
50 制御部
アークエネルギー
I 通電電流
M 制御モード
ノイズ低減モード
N 回転数
P 制御パラメータ
S101 第1ステップ(準備ステップ)
S103 第3ステップ(ノイズ低減ステップ)
ノイズ低減基準値
V 電源電圧
Z 周方向

Claims (8)

  1. 回転軸であるシャフト(10)と、
    上記シャフトに固定された回転子(20)と、
    上記回転子の鉄心(21)に巻かれた電機子コイル(22)と、
    上記シャフトの周方向(Z)に配置され上記電機子コイルに電気的に接続された複数の整流子片(32)を有する整流子(31)と、
    上記電機子コイルに界磁を与える磁石(40)と、
    電源(6)に電気的に接続され且つ上記整流子の回転に伴って上記複数の整流子片に摺接する複数のブラシ(35)と、
    を備え、
    上記複数の整流子片及び上記複数のブラシは、上記整流子の回転時における複数の摺接終了部(34,37)を有し、上記複数の摺接終了部の少なくとも1つが炭素含有部(38)であり、上記炭素含有部におけるアーク放電時のアークエネルギー(E)がノイズ低減基準値(T)以上であるときに発生する電磁ノイズが、上記アークエネルギーが上記ノイズ低減基準値を下回るときに発生する電磁ノイズよりも低くなるように構成されており、
    上記電源の電源電圧(V)と、上記複数のブラシにおける通電電流(I)と、上記整流子の回転数(N)と、を含む複数の制御パラメータ(P)によって定まる複数の制御モード(M)のうちのいずれかを選択して実行可能な制御部(50)を備え、
    上記制御部による上記複数の制御モードには、上記炭素含有部におけるアーク放電時のアークエネルギーが上記ノイズ低減基準値以上となるように上記複数の制御パラメータが設定されたノイズ低減モード(M )が含まれている、回転電機(1,101,201)。
  2. 上記複数の摺接終了部の全てが上記炭素含有部である、請求項1に記載の回転電機。
  3. 上記炭素含有部における炭素の含有比率が50重量パーセント以上である、請求項1または2に記載の回転電機。
  4. 上記アークエネルギーの上記ノイズ低減基準値が10mJである、請求項1~のいずれか一項に記載の回転電機。
  5. 回転軸であるシャフト(10)と、上記シャフトに固定された回転子(20)と、上記回転子の鉄心(21)に巻かれた電機子コイル(22)と、上記シャフトの周方向(Z)に配置され上記電機子コイルに電気的に接続された複数の整流子片(32)を有する整流子(31)と、上記電機子コイルに界磁を与える磁石(40)と、電源(6)に電気的に接続され且つ上記整流子の回転に伴って上記複数の整流子片に摺接する複数のブラシ(35)と、を備え、上記複数の整流子片及び上記複数のブラシは、上記整流子の回転時における複数の摺接終了部(34,37)を有し、上記複数の摺接終了部の少なくとも1つが炭素含有部(38)である回転電機(1,101,201)を準備する準備ステップ(S101)と、
    上記準備ステップで準備した上記回転電機について、上記炭素含有部におけるアーク放電時のアークエネルギーがノイズ低減基準値(T)以上となるように、上記電源の電源電圧(V)と、上記複数のブラシにおける通電電流(I)と、上記整流子の回転数(N)と、を含む複数の制御パラメータ(P)が定められたノイズ低減モード(M)を実行するノイズ低減ステップ(S103)と、
    を有する、回転電機のノイズ低減方法。
  6. 上記回転電機の上記複数の摺接終了部の全てが上記炭素含有部である、請求項に記載の、回転電機のノイズ低減方法。
  7. 上記回転電機の上記炭素含有部における炭素の含有比率が50重量パーセント以上である、請求項またはに記載の、回転電機のノイズ低減方法。
  8. 上記アークエネルギーの上記ノイズ低減基準値が10mJである、請求項のいずれか一項に記載の、回転電機のノイズ低減方法。
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