JP2010004597A - ブラシ付モータ - Google Patents

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直樹 塩田
Yoshichika Kawashima
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Abstract

【課題】ブラシの延命化を図りつつ、モータ出力が大きくなっても容易に巻装作業を行うことができ、高出力、小型化を図ることができるブラシ付モータを提供する。また、コイルを集中巻方式で巻装した場合であっても回転速度を可変させることができるブラシ付モータを提供する。
【解決手段】同一のティース群46(47)に巻装されている第一コイル33U〜33Y、および第二コイル34U〜34Yをそれぞれ同一のセグメント群41(42)に接続して閉回路H1,H2を2つ形成し、各閉回路H1,H2は、第一コイル33U〜33Yの巻き始め端61が接続されているセグメント14と、第二コイル34U〜34Yの巻き始め端61が接続されているセグメント14とをそれぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメント14に設定している。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両等に搭載されるブラシ付モータに関するものである。
一般に、ブラシ付きの直流モータは、内周面に永久磁石を取り付けた円筒状のヨークの内側にアーマチュアコイルが巻装されたアーマチュアが回転自在に配置された構成となっている場合が多い。アーマチュアは回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアを有している。アーマチュアコアには軸方向に長いティースが複数形成され、これらティース間に軸方向に長いスロットが形成されている。各ティースにはスロットを介して巻線が巻装され、複数のコイルが形成されている。
各コイルは、回転軸に取り付けられた各セグメントに導通している。各セグメントは一対のブラシと摺接可能になっており、これらブラシを介してコイルに直流電流が供給される。そして、アーマチュアコアに形成される磁界と永久磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が回転される。この回転によってブラシが摺接するセグメントが順次変更されコイルに流れる電流の向きが切り替えられる、所謂整流が行われ、アーマチュアコアが継続的に回転する。
この種の直流モータでは、アーマチュアの回転に伴い、ブラシがセグメントと接触、および離間を繰り返すことになる。このため、セグメント間電圧が大きいとブラシがセグメントから離間する際、コイルに蓄電された電磁エネルギーが放出されることによりブラシとセグメントとの間で放電が発生することがある。ブラシとセグメントとの間で放電が発生すると、ブラシ、およびセグメントが放電摩耗を起こし、ブラシとセグメントとの電気的接触不良を引き起こすおそれがあると共に、ブラシの寿命が短くなるおそれがある。
ここで、各ティースに巻装されるコイルは、3相(U相、V相、W相)集中巻方式で構成されている場合が多いが、コイルを5相(U相、V相、W相、X相、Y相)集中巻法式で構造し、3相集中巻方式と比較してセグメント間電圧を低減させる技術が提案されている。このようにセグメント間電圧を低減させることで、ブラシの延命化を図っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−136343号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、モータに形成される並列回路数が2回路、または4回路になるので、モータ出力を大きくしていくと巻線の線径が太くなってしまう。このため、各ティースに巻線を巻き難くなってしまうばかりか、モータが大型化してしまうという課題がある。
また、上述の従来技術のような直流モータで回転速度を可変させるべく、例えば、ブラシの数を2つから4つに変更して通電されるブラシの数を変化させてもコイルの有効導体数や通電電流が変化しないので、回転速度を可変することが困難であるという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ブラシの延命化を図りつつ、モータ出力が大きくなっても容易に巻装作業を行うことができ、高出力、小型化を図ることができるブラシ付モータを提供するものである。
また、コイルを集中巻方式で巻装した場合であっても回転速度を可変させることができるブラシ付モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、8極の磁極を有するヨークと、前記ヨークの内側に回転自在に設けられる回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、巻線が集中巻き方式にて巻装される10個のティースと、該ティース間に形成され軸線方向に沿って延びる10個のスロットとを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ20枚のセグメントを周回り方向に配置したコンミテータと、前記セグメントに摺接し、給電を行うための4つのブラシとから成り、前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、同極側同士のブラシは、前記回転軸を中心にして対向配置されると共に、異極側同士のブラシは電気角で180°周回り方向に間隔をあけて配置され、各ティースは、互いに同方向に前記巻線を巻装して形成された第一コイル、および第二コイルの2つのコイルを備え、前記セグメントを前記回転軸を中心にして互いに点対称位置に存在する10個ずつの2つのセグメント群で構成し、各セグメント群の同電位となるセグメント同士を短絡部材で短絡し、前記ティースを前記回転軸を中心にして互いに点対称位置に存在する5つずつの2つのティース群で構成し、同一のティース群に巻装されている第一コイル、および第二コイルをそれぞれ同一のセグメント群に接続して前記2つのティース群それぞれに閉回路を1つずつ形成し、各ティースをそれぞれU相、V相、W相、X相、Y相の順で割り当てたとき、各閉回路の隣接するセグメント間には、周回り方向にU相、X相、V相、Y相、W相の順で前記第一コイル、または前記第二コイルが接続されているブラシ付モータであって、前記各閉回路は、前記第一コイルの巻き始め端が接続されている第一巻き始めセグメントと、前記第二コイルの巻き始め端が接続されている第二巻き始めセグメントとをそれぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメントに設定し、前記第一コイルの巻き終わり端が接続されている第一巻き終わりセグメントと、前記第二コイルの巻き終わり端が接続されている第二巻き終わりセグメントとをそれぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメントに設定し、前記第一巻き始めセグメントと前記第一巻き終わりセグメントは、互いに隣接配置されていると共に、前記第二巻き始めセグメントと前記第二巻き終わりセグメントは、互いに隣接配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、コイルを5相(U相、V相、W相、X相、Y相)集中巻法式で構造しつつ、並列回路数を8回路とすることができる。このため、並列回路数が従来よりも増大する分、巻線の線径を細くすることが可能になる。
また、ティースに集中巻方式にて巻線を巻装しても回転軸を中心にして点対称となる位置に閉回路がそれぞれ形成されると共に、同極側同士のブラシが回転軸を中心にして対向配置されることにより、2つの閉回路それぞれに陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを1組ずつ配置することができる。このため、4ブラシ通電時、3ブラシ通電時、および2ブラシ通電時において、電流が流れるコイルの本数を変化させることができ、それぞれトルクの大きさを変化させることが可能になる。
請求項2に記載した発明は、8極の磁極を有するヨークと、前記ヨークの内側に回転自在に設けられる回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、巻線が集中巻き方式にて巻装される10個のティースと、該ティース間に形成され軸線方向に沿って延びる10個のスロットとを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ20枚のセグメントを周回り方向に配置したコンミテータと、前記セグメントに摺接し、給電を行うための4つのブラシとから成り、前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、同極側同士のブラシは、前記回転軸を中心にして対向配置されると共に、異極側同士のブラシは電気角で180°周回り方向に間隔をあけて配置され、各ティースは、互いに同方向に前記巻線を巻装して形成された第一コイル、および第二コイルの2つのコイルを備え、前記セグメントを前記回転軸を中心にして互いに点対称位置に存在する10個ずつの2つのセグメント群で構成し、各セグメント群の同電位となるセグメント同士を短絡部材で短絡し、前記第一コイルを一方の前記セグメント群に接続すると共に、前記第二コイルを他方の前記セグメント群に接続して2つのセグメント群毎にそれぞれ閉回路を1つずつ形成し、各ティースをそれぞれU相、V相、W相、X相、Y相の順で割り当てたとき、各閉回路の隣接するセグメント間には、周回り方向にU相、X相、V相、Y相、W相の順で前記第一コイル、または前記第二コイルが接続されているブラシ付モータであって、前記各閉回路は、前記第一コイルの巻き始め端が接続されている第一巻き始めセグメントと、前記第二コイルの巻き始め端が接続されている第二巻き始めセグメントとをそれぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメントに設定し、前記第一コイルの巻き終わり端が接続されている第一巻き終わりセグメントと、前記第二コイルの巻き終わり端が接続されている第二巻き終わりセグメントとをそれぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメントに設定し、前記第一巻き始めセグメントと前記第一巻き終わりセグメントは、互いに隣接配置されていると共に、前記第二巻き始めセグメントと前記第二巻き終わりセグメントは、互いに隣接配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、並列回路数が従来よりも増大する分、巻線の線径を細くすることが可能になる。
また、4ブラシ通電時、3ブラシ通電時、および2ブラシ通電時において、電流の流れるコイルの本数を変化させた場合であっても通電されるコイルのバランスが悪化することを防止できる。すなわち、ブラシの通電パターンを変化させることで、2つの閉回路のうち、一方の閉回路のコイルのみが通電される場合であってもこの通電されている相のコイルが一方に偏ることなく、回転軸を中心に互いに点対称位置に存在する同相のコイルにも通電される。
請求項1に記載した発明によれば、コイルを5相(U相、V相、W相、X相、Y相)集中巻法式で構造しつつ、並列回路数を8回路とすることができる。このため、並列回路数が従来よりも増大する分、巻線の線径を細くすることが可能になる。
ここで、従来の並列回路数のまま、ただ単に巻線の線径を細くしてしまうと、巻線の抵抗値が大きくなり、巻線に電流が流れ難くなってしまう。このため、モータ出力を大きくするためには、モータ自体が大型化してしまう。しかしながら、並列回路数を増大することで、コイル全体の抵抗値を小さくすることができるので、この分、巻線の線径を細くでき、巻線の巻装作業を容易に行うことができる。また、モータ自体を大型化することなく、モータ出力を大きくすることが可能になる。
また、ティースに集中巻方式にて巻線を巻装しても回転軸を中心にして点対称となる位置に閉回路がそれぞれ形成されると共に、同極側同士のブラシが回転軸を中心にして対向配置されることにより、2つの閉回路それぞれに陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを1組ずつ配置することができる。このため、4ブラシ通電時、3ブラシ通電時、および2ブラシ通電時において、電流が流れるコイルの本数を変化させることができ、それぞれトルクの大きさを変化させることが可能になる。よって、コイルを集中巻方式で巻装した場合であっても、4つのブラシの通電パターンを変えることで回転速度の切替えを行うことができる。
請求項2に記載した発明によれば、並列回路数が従来よりも増大する分、巻線の線径を細くすることが可能になる。このため、巻線の巻装作業を容易に行うことができると共に、モータ自体を大型化することなく、モータ出力を大きくすることが可能になる。
また、4ブラシ通電時、3ブラシ通電時、および2ブラシ通電時において、電流の流れるコイルの本数を変化させた場合であっても通電されるコイルのバランスが悪化することを防止できる。すなわち、ブラシの通電パターンを変化させることで、2つの閉回路のうち、一方の閉回路のコイルのみが通電される場合であってもこの通電されている相のコイルが一方に偏ることなく、回転軸を中心に互いに点対称位置に存在する同相のコイルにも通電される。このため、回転速度を可変させるとき、通電コイルによるアーマチュアの振れ回りを低減することが可能になると共に、回転軸を中心に対向する相の電磁気バランスの差異や抵抗差によって生じる循環電流を低減させることが可能になる。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1に示すように、ブラシ付モータ1は、例えば、自動車のパワーウインドウモータ、ワイパモータ、およびファンモータ等に用いられる車両搭載用の直流モータであって、有底円筒形状のヨーク2内にアーマチュア3を回転自在に配置している。ヨーク2の内周面には周回り方向にセグメント型の永久磁石4が磁極を順番に変えながら8個固定されている。
アーマチュア3は、回転軸5に固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻装されたアーマチュアコイル7と、アーマチュアコア6の一端側に配置されたコンミテータ13とから構成されている。アーマチュアコア6は、リング状の金属板8を軸線方向に複数枚積層したものである。金属板8の外周部には軸線方向平面視で略T字状を有するティース9が放射状に10個形成されている。各ティース9には、U相、V相、W相、X相、Y相の5相が周回り方向にこの順で割り当てられている。
複数枚の金属板8を回転軸5に外嵌することにより、アーマチュアコア6の外周には隣接するティース9間に蟻溝状のスロット11が形成されている。スロット11は軸線方向に沿って延びており、周回り方向に沿って等間隔に12個形成されている。このスロット11間にはエナメル被覆の巻線12が巻装され、これによりアーマチュアコア6の外周に複数のアーマチュアコイル7が形成される。
コンミテータ13は回転軸5の一端に外嵌固定されている。コンミテータ13の外周面には、導電材で形成されたセグメント14が20枚取り付けられている。セグメント14は軸線方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周回り方向に沿って等間隔に並列に固定されている。
各セグメント14のアーマチュアコア6側の端部には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ15が一体形成されている。ライザ15には、アーマチュアコイル7を形成する巻線12の巻き始め端61、および巻き終わり端62(後述の図3で詳述する)が掛け回わされている。これら巻き始め端61、および巻き終わり端62は、ヒュージングによりライザ15に固定されている。これにより、セグメント14とこれに対応するアーマチュアコイル7とが電気的に接続される。また、ライザ15には、同電位となるセグメント14同士に後述する接続線25a,25bが掛け回されてヒュージングにより固定され、同電位のセグメント14同士が短絡されている。
回転軸5の他端側は、ヨーク2に突出形成されたボス内の軸受け16によって回転自在に支持されている。一方、ヨーク2の開口端にはカバー17が設けられており、このカバー17の内側にはホルダステー18が取り付けられている。ホルダステー18には周回り方向に沿ってブラシホルダ19が4箇所設けられている。
ブラシホルダ19には、それぞれブラシ21がスプリング29を介して付勢された状態で出没自在に内装されている。これらブラシ21の先端部は、スプリング29によって付勢されているためコンミテータ13に摺接しており、外部からの電源がブラシ21を介してコンミテータ13に供給されるようになっている。
図2に示すように、ブラシ21は、陽極側ブラシ51a,52aと陰極側ブラシ51b,52bとの組みを2つ備えた4つのブラシ51a,51b,52a,52bで構成されている。そして、陽極側ブラシ51a,52a同士、および陰極側ブラシ51b,52b同士は互いに回転軸5を中心に対向配置されていると共に、陽極側ブラシ51a,52aと陰極側ブラシ51b,52bは周回り方向に45°間隔をあけて配置されている。すなわち、同極側同士のブラシは、機械角で180°、異極側同士のブラシは電気角で180°間隔をあけて配置されている。なお、陽極側ブラシ51a,52aと陰極側ブラシ51b,52bとの配置を互いに反対にしてもよい。
このように、永久磁石4が8個、つまり、磁極が8極、スロット11が10個、セグメント14が20枚設けられ、8極10スロット20セグメントの5相に構成されたブラシ付モータ1のアーマチュア3には、以下のように巻線12が巻装されてアーマチュアコイル7が形成されている。
図3は、アーマチュア3のセグメント14(ライザ15)とティース9を展開した図面であり、隣接するティース9間の空隙がスロット11に相当している。なお、以下の図面においては、各セグメント14、各ティース9、および巻装された巻線12にそれぞれ符号を附し、各ティース9にU相、V相、W相をこの順で割り当てて説明する。つまり、1番、6番ティース9がU相、2番、7番ティース9がV相、3番、8番ティース9がW相、4番、9番ティース9がX相、5番、10番ティース9がY相になっている。
ここで、セグメント14は、回転軸5を中心にして互いに点対称位置に存在する第一セグメント群41と第二セグメント群42との2つのセグメント群41,42で構成され、各々セグメント群41,42には、同電位となるセグメント14同士を短絡する接続線25a,25bが接続されている。すなわち、1番セグメント14から10番セグメント14に至る間の10個のセグメント14で第一セグメント群41を構成すると共に、11番セグメント14から20番セグメント14に至る間の10個のセグメント14で第二セグメント群42を構成している。
そして、第一セグメント群41のうち、同電位となる4つ置きのセグメント14(例えば、1番セグメント14と6番セグメント14)同士が接続線25aによって短絡されていると共に、第二セグメント群42のうち、同電位となる5つ置きのセグメント14(例えば、11番セグメント14と16番セグメント14)同士が接続線25bによって短絡されている。
また、ティース9も隣接する各セグメント群41,42に対応するように回転軸5を中心にして互いに点対称位置に存在する第一ティース群46と第二ティース群47との2つのティース群46,47で構成されている。すなわち、1番ティース9から5番ティース9に至る間の5つのティース9で第一ティース群46を構成していると共に、6番ティース9から10番ティース9に至る間の5つのティース9で第二ティース群47を構成している。
これらセグメント群41,42とティース群46,47は、それぞれ対を成して2つの閉回路を形成している。すなわち、第一セグメント群41と第一ティース群46とで第一閉回路H1を構成し、第一ティース群46の各ティース9に巻装されている巻線12は、全て第一セグメント群41の各セグメント14に接続されている。一方、第二セグメント群42と第二ティース群47とで第二閉回路H2を構成し、第二ティース群47の各ティース9に巻装されている巻線12は、全て第二セグメント群42の各セグメント14に接続されている。
より詳しく、巻線12の巻装方法について説明する。
まず、第一閉回路H1において、巻線12は、この巻き始め端61が1番セグメント14より巻き始められた場合、まず、1番セグメント14のライザ15に掛け回された後、巻線12を1番セグメント14近傍に存在する1−10番ティース9の間のスロット11に引き込む。そして、各ティース9に巻線12をそれぞれn(nは1以上の自然数)回巻装するものとした場合、1番ティース9にn/2回順方向(図3における時計回り方向)に巻装する。
続いて、巻線12は1−2番ティース9の間のスロット11から引き出され、1番セグメント14に隣接する2番セグメント14のライザ15に掛け回される。そして、2番セグメント14に巻き終わり端62が接続される。これにより、1−2番セグメント14,14間には、1番ティース9に順方向に巻装されたU相の第一コイル33Uが形成される。
一方、1番セグメント14と接続線25によって短絡され、1番セグメント14と同電位になっている6番セグメント14のライザ15に掛け回された巻線12を1−10番ティース9の間のスロット11に引き込む。そして、1番ティース9にn/2回順方向に巻装する。
続いて、巻線12は1−2番ティース9の間のスロット11から引き出され、6番セグメント14に隣接し、かつ2番セグメント14と接続線25によって短絡されている7番セグメント14のライザ15に掛け回される。そして、7番セグメント14に巻き終わり端62が接続される。これにより、6−7番セグメント14,14間には、1番ティース9に順方向に巻装されたU相の第二コイル34Uが形成される。
したがって、U相の第一コイル33Uの巻き始め端61が接続されている1番セグメント14を第一巻き始めセグメントとし、U相の第二コイル34Uの巻き始め端61が接続されている6番セグメント14を第二巻き始めセグメントとした場合、これら第一巻き始めセグメントと第二巻き始めセグメントは、それぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメントに設定されていることになる。
また、U相の第一コイル33Uの巻き終わり端62が接続されている2番セグメント14を第一巻き終わりセグメントとし、U相の第二コイル34Uの巻き終わり端62が接続されている7番セグメント14を第二巻き終わりセグメントとした場合、これら第一巻き終わりセグメントと第二巻き終わりセグメントは、それぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメントに設定されていることになる。
このような構成のもと、U相に相当する1番ティース9には、巻線12が順方向にn/2回巻装されたU相の第一コイル33U、およびU相の第二コイル34Uの2つのコイルを備えたn回巻きのアーマチュアコイル7が形成される。
U相以外の他の相のティース9にも同様にして巻線12を巻装し、かつ隣接するセグメント14間に、U相、X相、V相、Y相、W相の各コイル33U〜34Yがこの順で電気的に順次接続されるように構成する。
すなわち、例えば、V相のティース9において、巻線12の巻き始め端61が3番セグメント14より巻き始められ、V相に相当する2番ティース9にn/2回順方向に巻装してV相の第一コイル33Vを形成する。その後、3番セグメント14に隣接する4番セグメント14に接続する。
一方、3番セグメント14と接続線25によって短絡され、3番セグメント14と同電位になっている8番セグメント14と、4番セグメント14と接続線25によって短絡され、4番セグメント14と同電位になっている9番セグメント14間に、2番ティース9にn/2回順方向に巻装されたV相の第二コイル34Vを形成する。
これを順次各セグメント14間に各相のコイル33U〜34Yを形成しながら巻き進むことにより、第一閉回路H1には5相(U相、X相、V相、Y相、W相)巻き構造のアーマチュアコイル7が形成される。
また、同電位となるセグメント14同士が接続線25によって短絡されているため、結果的に隣接するセグメント14間には、U相、X相、V相、Y相、W相のアーマチュアコイル7がこの順で電気的に順次接続された構造になる。
つまり、1−2番セグメント14,14間にはU相の第一コイル33Uが接続され、2−3番セグメント14,14間にはX相の第一コイル33Xが接続され、3−4番セグメント14,14間にはV相の第一コイル33Vが接続され、4−5番セグメント14,14間にはY相の第一コイル33Yが接続され、5−6番セグメント14,14間にはW相の第一コイル33Vが接続される。
また、6−7番セグメント14,14間にはU相の第二コイル34Uが接続され、7−8番セグメント14,14間にはX相の第二コイル34Xが接続され、8−9番セグメント14,14間にはV相の第二コイル34Vが接続され、9−10番セグメント14,14間にはY相の第二コイル34Yが接続され、10−1番(11番セグメント14と同電位)セグメント14,14間にはW相の第二コイル34Vが接続される。
第二閉回路H2についても同様に巻線12が巻装されている。すなわち、第二ティース群47の各ティース9に、巻線12が順方向にn/2回ずつ巻装された各相の第一コイル33U〜33Yと同じく巻線12が順方向にn/2回ずつ巻装された各相の第二コイル34U〜34Yとを備えたn回巻きのアーマチュアコイル7を形成する。そして、第二セグメント群42の各々隣接するセグメント14間に、U相、X相、V相、Y相、W相のアーマチュアコイル7がこの順で電気的に順次接続する。
このように、8極10スロット20セグメントで構成されたブラシ付モータ1は、5相集中巻で4極5スロットの2つの閉回路H1,H2を有することになる。これら閉回路H1,H2は、周回り方向に並列した状態で形成されているので、アーマチュア3は、回転軸5を中心にして点対称に2つの閉回路H1,H2を配置した状態になる。
これに加え、同極側同士のブラシ21(陽極側ブラシ51a,52a、または陰極側ブラシ51b,52b)が機械角で180°、異極側同士のブラシ21が電気角で180°(機械角で45°)間隔に配置されている。このため、1つの閉回路に並列回路数が4回路となり、アーマチュア3には、集中巻方式であっても並列回路数が8回路構成されることになる。
次に、図4〜図6に基づいて、この第一実施形態のアーマチュア3の作用について説明する。
まず、図4に示すように、例えば、陽極側ブラシ51a,52aがそれぞれ1−2番セグメント14,14間、11−12番セグメント14,14間に存在し、陰極側ブラシ51b,52bがそれぞれ4番セグメント14、14番セグメント14に存在している場合、つまり、各閉回路H1,H2上に各々1組のブラシ51a,51b,52a,52bがそれぞれ存在している場合であって、これら全てを通電させた状態について説明する。
この場合では、各閉回路H1,H2のU相の第一コイル33U、および第二コイル34Uが各陽極側ブラシ51a,52aに短絡され、その他のV相のコイル33V,34V、W相のコイル33W,34W、X相のコイル33X,34X、およびY相のコイル33Y,34Yに電流が流れる。V相のコイル33V,34V、およびX相のコイル33X,34Xにはティース9に対して順方向(図4における時計回り)に電流が流れる一方、W相のコイル33W,34W、およびY相のコイル33Y,34Yにはティース9に対して逆方向(図4における反時計回り)に電流が流れる。
次に、図5に示すように、各ブラシ51a〜52bの位置が図4と同様で、かつ4つのブラシ51a〜52bのうち、3つのブラシを通電させた場合、つまり、例えば、陽極側ブラシ51a,52aと、2つのセグメント群41,42のうちの第一セグメント群41に存在している(4番セグメント14に存在している)陰極側ブラシ51bの3つのブラシに通電した場合について説明する。
この場合、第一閉回路H1にあっては、V相のコイル33V,34V、W相のコイル33W,34W、X相のコイル33X,34X、およびY相のコイル33Y,34Yに電流が流れる。第一閉回路H1のU相の第一コイル33U、および第二コイル34Uが各ブラシ51a〜52bに短絡されている。
一方、第二閉回路H2にあっては、第二セグメント群42に存在している陰極側ブラシ52bが通電されていないので、第二閉回路H2の各相のコイル33U〜34Wには電流が流れない。したがって、4つのブラシ51a〜52bの全てを通電させた場合(図4参照)と比較して、電流の流れるコイルが半分になる。
これは、2つのブラシを通電させた場合であっても、各閉回路H1,H2上、つまり、各セグメント群41,42に各々1組のブラシ51a,51b,52a,52bがそれぞれ存在している場合であれば同じことがいえる。つまり、図5において、第一セグメント群41に存在している陽極側ブラシ51aと陰極側ブラシ51bの1組のブラシ51a,52bのみを通電させた場合であっても第一閉回路H1のV相のコイル33V,34V、およびW相のコイル33W,34Wのみに電流が流れる。
しかしながら、図6に示すように、例えば、1組のブラシ51a,51bに通電し、かつこれらブラシ51a,52bが9−10番セグメント14,14間と、12番セグメント14に存在するとき、つまり、1組のブラシ51a,51bが2つの閉回路H1,H2(2つのセグメント群41,42)に跨って存在しているときは、何れのコイル33U〜34Wにも電流が流れない、無通電状態となる。
したがって、上述の第一実施形態によれば、巻線12を5相(U相、V相、W相、X相、Y相)集中巻法式で巻装してアーマチュアコイル7を形成しつつ、並列回路数を8回路とすることができる。このため、並列回路数が従来よりも増大する分、巻線12の線径を細くすることが可能になり、巻装作業を容易に行うことができる。また、ブラシ付モータ1自体を大型化することなく、モータ出力を大きくすることが可能になる。
また、8極10スロット20セグメントの5相に構成されたブラシ付モータ1のアーマチュア3に、5相集中巻きで4極5スロットの閉回路H1,H2を2つ形成することで並列回路数を合計4回路とすることができる。
このため、4つのブラシ51a〜52bの全てを通電させたときには、例えば、V相のコイル33V,34V、W相のコイル33W,34W、X相のコイル33X,34X、およびY相のコイル33Y,34Yに電流が流れる(図4参照)。一方、4つのブラシ51a〜52bのうち、3つのブラシを通電させた場合、4つのブラシ51a〜52bの全てを通電させた場合と比較して、電流の流れるコイルが半分になる(図5参照)。このため、3ブラシ通電時のトルクを4ブラシ通電時の半分のトルクとすることができる。
また、2つのブラシ、つまり、1組のブラシ51a,51bのみを通電させたときは、例えば、第一閉回路H1のV相のコイル33V,34V、W相のコイル33W,34W、X相のコイル33X,34X、およびY相のコイル33Y,34Yに電流が流れる場合と、何れのコイル33U〜34Wにも電流が流れない無通電状態となる場合とがある(図6参照)。このため、無通電状態の間、アーマチュア3の回転軸5は惰性で回転することになり、この結果、2ブラシ通電時は3ブラシ通電時よりもトルクが低減される。
すなわち、4つのブラシ51a〜52bの通電パターンを変えることで電流が流れる巻線12の本数を変化させることができ、トルクの大きさを変化させることが可能になる。よって、巻線12を集中巻き方式でアーマチュアコア6に巻装した場合であっても、アーマチュア3の回転軸5の回転速度の切替えを行うことができる。
次に、この発明の第二実施形態を図1、図2を援用し、図7〜図10に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
この第二実施形態において、ブラシ付モータ1は8極10スロット20セグメントの5相に構成されたものである点、コンミテータ13に摺接する4つのブラシ51a,51b,52a,52bは同極側同士が機械角で180°、異極側同士が電気角で180°間隔をあけて配置されている点、セグメント14は、回転軸5を中心にして互いに点対称位置に存在する第一セグメント群41と第二セグメント群42との2つのセグメント群41,42で構成され、各々セグメント群41,42には、同電位となるセグメント14同士を短絡する接続線25a,25bが接続されている点、各ティース9に第一コイル33U〜33Y、および第二コイル34U〜34Yが巻装され、それぞれアーマチュアコイル7が形成されている点等の基本的構成は前記第一実施形態と同様である。
ここで、第二実施形態では、ティース9が回転軸5を中心にして互いに点対称位置に存在する2つのティース群により構成されていない。すなわち、10個のティース9に巻装されている第一コイル33U〜33Yは、全て第一セグメント群41に接続され、これら第一コイル33U〜33Yと第一セグメント群41とで第一閉回路H1を形成している。
一方、10個のティース9に巻装されている第二コイル34U〜34Yは、全て第二セグメント群42に接続され、これら第二コイル34U〜34Yと第二セグメント群42とで第二閉回路H2を形成している。
より詳しく説明する。図7に示すように、第一セグメント群41の1番から6番セグメント14の間には、1番から5番ティース9の各相の第一コイル33U〜33Yの巻き始め端61、および巻き終わり端62がU相、X相、V相、Y相、W相の順で接続されている。また、第一セグメント群41の6番から1番セグメントの間には、6番から10番ティース9の各相の第一コイル33U〜33Yの巻き始め端61、および巻き終わり端62がU相、X相、V相、Y相、W相の順で接続されている。
このように、第一セグメント群41に1番から10番ティース9のそれぞれに巻装されている第一コイル33U〜33Yが接続され、第一閉回路H1を形成している。
一方、第二セグメント群42の11番から16番セグメント14の間には、1番から5番ティース9の各相の第二コイル34U〜34Yの巻き始め端61、および巻き終わり端62がU相、X相、V相、Y相、W相の順で接続されている。また、第二セグメント群42の16番から11番セグメントの間には、6番から10番ティース9の各相の第二コイル34U〜34Yの巻き始め端61、および巻き終わり端62がU相、X相、V相、Y相、W相の順で接続されている。
このように、第二セグメント群42に1番から10番ティース9のそれぞれに巻装されている第二コイル34U〜34Yが接続され、第二閉回路H2を形成している(図8参照)。
次に、図9、図10に基づいて、この第二実施形態のアーマチュア3の作用について説明する。
図9に示すように、例えば、陽極側ブラシ51a,52aがそれぞれ1−2番セグメント14,14間、11−12番セグメント14,14間に存在し、陰極側ブラシ51b,52bがそれぞれ4番セグメント14、14番セグメント14に存在している場合、つまり、各セグメント群41,42上に各々1組のブラシ51a,51b,52a,52bがそれぞれ存在している場合であって、これら全てを通電させた状態について説明する。
この場合では、上述の第一実施形態と同様に、U相の第一コイル33U、および第二コイル34Uが各陽極側ブラシ51a,52aに短絡され、その他のV相のコイル33V,34V、W相のコイル33W,34W、X相のコイル33X,34X、およびY相のコイル33Y,34Yに電流が流れる。V相のコイル33V,34V、およびX相のコイル33X,34Xにはティース9に対して順方向(図4における時計回り)に電流が流れる一方、W相のコイル33W,34W、およびY相のコイル33Y,34Yにはティース9に対して逆方向(図4における反時計回り)に電流が流れる。
次に、図10に示すように、各ブラシ51a〜52bの位置が図9と同様で、かつ4つのブラシ51a〜52bのうち、3つのブラシを通電させた場合、つまり、例えば、陽極側ブラシ51a,52aと、2つのセグメント群41,42のうちの第一セグメント群41に存在している(4番セグメント14に存在している)陰極側ブラシ51bの3つのブラシに通電した場合について説明する。
この場合、第一セグメント群41に接続されている第一コイル33U〜33Yのうち、V相の第一コイル33V、W相の第一コイル33W、X相の第一コイル33X、およびY相の第一コイル33Yに電流が流れる。一方、第二セグメント群42に接続されている第二コイル34U〜34Yには、電流が流れない。このため、アーマチュアコイル7全体として考えた場合、2番から5番ティース9、および7番から10番ティース9に巻装されているアーマチュアコイル7には、4つのブラシ51a〜52bの全てを通電させた場合(図4参照)と比較して、半分の電流しか流れないことになる。
また、2つのブラシ、つまり、1組のブラシ51a,51bのみを通電させたときは、例えば、第一セグメント群41に接続されたV相の第一コイル33V、W相の第一コイル33W、X相の第一コイル33X、およびY相の第一コイル33Yに電流が流れる場合と、何れのコイル33U〜34Wにも電流が流れない無通電状態となる場合とがある。
したがって、上述の第二実施形態によれば、前述した第一実施形態と同様の効果に加え、4ブラシ通電時、3ブラシ通電時、および2ブラシ通電時において、電流の流れるコイル33U〜34Yの本数を変化させた場合であっても通電されるコイル33U〜34Yのバランスが悪化することを防止できる。すなわち、ブラシ21の通電パターンを変化させることで、2つの閉回路H1,H2のうち、一方の閉回路のコイルのみが通電される場合であってもこの通電されている相のコイルが上述の第一実施形態のように一方に偏ることない(図5、図10参照)。このため、回転速度を可変させるとき、通電コイルによるアーマチュア3の振れ回りを低減することが可能になると共に、回転軸5を中心に対向する相の電磁気バランスの差異や抵抗差によって生じる循環電流を低減させることが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、アーマチュアコア6は、リング状の金属板8を軸方向に複数枚積層したものであって、金属板8の外周部には略T字状を有するティース9が形成されている場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、アーマチュアコア6を周回り方向に分割可能な分割コア方式としてもよいし、ティース9を軸方向に対して捩れつつ傾斜するように所定のスキュー角を有するように形成してもよい。
本発明の実施形態における電動モータの縦断面図である。 本発明の実施形態におけるブラシ付モータのブラシ配置図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの作用説明図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの作用説明図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの作用説明図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアの作用説明図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアの作用説明図である。
符号の説明
1 ブラシ付モータ
2 ヨーク
3 アーマチュア
4 永久磁石(磁極)
5 回転軸
6 アーマチュアコア
7 アーマチュアコイル
9 ティース
11 スロット
12 巻線
13 コンミテータ
14 セグメント(第一巻き始めセグメント、第一巻き終わりセグメント、第二巻き始めセグメント、第二巻き終わりセグメント)
21 ブラシ
25a,25b 接続線(短絡部材)
33U〜33Y 第一コイル
34U〜34Y 第二コイル
41 第一セグメント群(セグメント群)
42 第二セグメント群(セグメント群)
46 第一ティース群(ティース群)
47 第二ティース群(ティース群)
51a,52a 陽極側ブラシ
51b,52b 陰極側ブラシ
61 巻き始め端
62 巻き終わり端
H1 第一閉回路(閉回路)
H2 第二閉回路(閉回路)

Claims (2)

  1. 8極の磁極を有するヨークと、
    前記ヨークの内側に回転自在に設けられる回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、巻線が集中巻き方式にて巻装される10個のティースと、該ティース間に形成され軸線方向に沿って延びる10個のスロットとを有するアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ20枚のセグメントを周回り方向に配置したコンミテータと、
    前記セグメントに摺接し、給電を行うための4つのブラシとから成り、
    前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、
    同極側同士のブラシは、前記回転軸を中心にして対向配置されると共に、異極側同士のブラシは電気角で180°周回り方向に間隔をあけて配置され、
    各ティースは、互いに同方向に前記巻線を巻装して形成された第一コイル、および第二コイルの2つのコイルを備え、
    前記セグメントを前記回転軸を中心にして互いに点対称位置に存在する10個ずつの2つのセグメント群で構成し、各セグメント群の同電位となるセグメント同士を短絡部材で短絡し、
    前記ティースを前記回転軸を中心にして互いに点対称位置に存在する5つずつの2つのティース群で構成し、
    同一のティース群に巻装されている第一コイル、および第二コイルをそれぞれ同一のセグメント群に接続して前記2つのティース群それぞれに閉回路を1つずつ形成し、
    各ティースをそれぞれU相、V相、W相、X相、Y相の順で割り当てたとき、
    各閉回路の隣接するセグメント間には、周回り方向にU相、X相、V相、Y相、W相の順で前記第一コイル、または前記第二コイルが接続されているブラシ付モータであって、
    前記各閉回路は、
    前記第一コイルの巻き始め端が接続されている第一巻き始めセグメントと、前記第二コイルの巻き始め端が接続されている第二巻き始めセグメントとをそれぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメントに設定し、
    前記第一コイルの巻き終わり端が接続されている第一巻き終わりセグメントと、前記第二コイルの巻き終わり端が接続されている第二巻き終わりセグメントとをそれぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメントに設定し、
    前記第一巻き始めセグメントと前記第一巻き終わりセグメントは、互いに隣接配置されていると共に、
    前記第二巻き始めセグメントと前記第二巻き終わりセグメントは、互いに隣接配置されていることを特徴とするブラシ付モータ。
  2. 8極の磁極を有するヨークと、
    前記ヨークの内側に回転自在に設けられる回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、巻線が集中巻き方式にて巻装される10個のティースと、該ティース間に形成され軸線方向に沿って延びる10個のスロットとを有するアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ20枚のセグメントを周回り方向に配置したコンミテータと、
    前記セグメントに摺接し、給電を行うための4つのブラシとから成り、
    前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、
    同極側同士のブラシは、前記回転軸を中心にして対向配置されると共に、異極側同士のブラシは電気角で180°周回り方向に間隔をあけて配置され、
    各ティースは、互いに同方向に前記巻線を巻装して形成された第一コイル、および第二コイルの2つのコイルを備え、
    前記セグメントを前記回転軸を中心にして互いに点対称位置に存在する10個ずつの2つのセグメント群で構成し、各セグメント群の同電位となるセグメント同士を短絡部材で短絡し、
    前記第一コイルを一方の前記セグメント群に接続すると共に、前記第二コイルを他方の前記セグメント群に接続して2つのセグメント群毎にそれぞれ閉回路を1つずつ形成し、
    各ティースをそれぞれU相、V相、W相、X相、Y相の順で割り当てたとき、
    各閉回路の隣接するセグメント間には、周回り方向にU相、X相、V相、Y相、W相の順で前記第一コイル、または前記第二コイルが接続されているブラシ付モータであって、
    前記各閉回路は、
    前記第一コイルの巻き始め端が接続されている第一巻き始めセグメントと、前記第二コイルの巻き始め端が接続されている第二巻き始めセグメントとをそれぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメントに設定し、
    前記第一コイルの巻き終わり端が接続されている第一巻き終わりセグメントと、前記第二コイルの巻き終わり端が接続されている第二巻き終わりセグメントとをそれぞれ別個で、かつ互いに同電位となるセグメントに設定し、
    前記第一巻き始めセグメントと前記第一巻き終わりセグメントは、互いに隣接配置されていると共に、
    前記第二巻き始めセグメントと前記第二巻き終わりセグメントは、互いに隣接配置されていることを特徴とするブラシ付モータ。

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