JP7124385B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用前照灯に関する。
車両前方の対象車との相対位置に基づいてADBビーム配光パターンを変化させる車両用前照灯が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の車両用前照灯では、光源及びリフレクタを有する光学ユニットを複数有し、各光学ユニットにおいて、光源からの光をリフレクタで車両前方に照射し、車両前方に分割された複数の照射パターンを照射する構成である。
国際公開第2012/045775号
特許文献1に記載の構成では、複数の光学ユニットを一方向に並べて配置し、各光学ユニットからの照射パターン同士を重ねることで光量を確保している。しかしながら、特許文献1の構成では、重複させる照射パターンの数だけ光学ユニットを並べる必要があるため、車両用前照灯全体が一方向に長くなってしまう。そのため、複数の光学ユニットをコンパクトに配置できる構成が求められている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、複数の光学ユニットをコンパクトに配置することが可能な車両用前照灯を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用前照灯は、光源と、第1方向について複数のセグメントに分割され前記光源からの光を複数の前記セグメントごとに車両搭載状態における前方の照射領域に反射して同一形状の照射パターンを重ねて形成する反射面が設けられたリフレクタと、を有し、互いに異なる前記照射領域に前記照射パターンを形成する複数の光学ユニットを備え、複数の前記光学ユニットは、前記前方から見て前記第1方向に交差する第2方向に並んで配置される。
上記の車両用前照灯において、複数の前記セグメントは、車両搭載状態において、前記光源から左右方向の左半分の領域に到達した前記光を前記照射領域の右半分の領域に照射し、前記光源から左右方向の右半分の領域に到達した前記光を前記照射領域の左半分の領域に照射してもよい。
上記の車両用前照灯において、複数の前記セグメントは、前記光源からの距離が互いに異なっており、前記光源からの距離が近い前記セグメントほど前記照射パターンの面積が大きくてもよい。
上記の車両用前照灯において、前記反射面は、隣り合う前記セグメント同士の境界線に沿った領域に光拡散部を有してもよい。
上記の車両用前照灯において、少なくとも2つの前記光学ユニットは、車両搭載状態における左右方向に前記光を交差させて前記照射領域に前記照射パターンを形成してもよい。
本発明によれば、複数の光学ユニットをコンパクトに配置することが可能な車両用前照灯を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯の一例を示す正面図である。 図2は、本実施形態に係る車両用前照灯の一例を示す断面図である。 図3は、本実施形態に係る車両用前照灯の一例を示す背面図である。 図4は、本実施形態に係る車両用前照灯の一例を示す平面図である。 図5は、変形例に係る車両用前照灯の一例を示す模式図である。 図6は、変形例に係る車両用前照灯の一例を示す模式図である。 図7は、変形例に係る車両用前照灯の一例を示す模式図である。 図8は、変形例に係る車両用前照灯の一例を示す模式図である。 図9は、変形例に係る車両用前照灯の一部の構成を示す模式図である。
以下、本発明に係る車両用前照灯の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。以下の説明において、前後(前方、後方)、上下(上方、下方)、左右(左方、右方)の各方向は、車両用前照灯が車両に取り付けられた状態における方向であって、運転席に座った状態で正面を見た場合における方向を示す。なお、本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行であり、左右方向は水平方向であるとする。
図1から図4は、本実施形態に係る車両用前照灯100の一例を示す図である。図1は正面図、図2は図1におけるA-A断面図、図3は背面図、図4は平面図である。図1から図4に示すように、車両用前照灯100は、複数の光学ユニットU1、U2、U3を備える。本実施形態において、光学ユニットは3つ設けられるが、これに限定されず、2つ又は4つ以上であってもよい。
各光学ユニットU1、U2、U3は、光源10と、リフレクタ20とを有する。光学ユニットU1、U2、U3は、車両前方の互いに異なる照射領域にADBパターンPを照射する。光学ユニットU1、U2、U3は、車両の前方から見て左右方向(第2方向)に並んで配置される。なお、本実施形態では、左右方向の左から右にかけて、光学ユニットU3、光学ユニットU1、光学ユニットU2の順に並んでいる。
光源10は、本実施形態において、例えばLEDやOEL、OLED(有機EL)などの半導体型光源である。光源10は、ランバーシアン分布を形成するように光を出射する発光面を有する。車両用前照灯100が車両に取り付けられた場合、発光面は例えば下方に向けられ、水平面に平行に配置される。
光源10は、光学ユニットU1、U2、U3毎に1つずつ配置される。つまり、光学ユニットU1は、1つの光源11を有する。また、光学ユニットU2は、1つの光源12を有する。また、光学ユニットU3は、1つの光源13を有する。光源11、12、13は、例えば左右方向に等しい間隔で並んだ状態で取付部材30等に配置される。なお、本実施形態では、左右方向の左から右にかけて、光源13、光源11、光源12の順に並んでいる。以下、3つの光源10を区別しないで説明する場合には光源10と表記して説明し、3つの光源10を区別して説明する場合には「光源11、12、13」と異なる符号を付して説明する。
リフレクタ20は、光源10からの光を車両前方に向けて反射する。リフレクタ20は、光源10の上方に配置され、例えば樹脂部材など、耐熱性が高くかつ光不透過性の材料を用いて形成されている。リフレクタ20は、固定部材によって取付部材30に固定されている。
リフレクタ20は、光源10に対応して、光学ユニットU1、U2、U3毎に1つずつ配置される。つまり、光学ユニットU1は、光源11に対応する1つのリフレクタ21を有する。また、光学ユニットU2は、光源12に対応する1つのリフレクタ22を有する。また、光学ユニットU3は、光源13に対応する1つのリフレクタ23を有する。
リフレクタ21、22、23は、例えば左右方向に等しい間隔で並んだ状態で取付部材30に固定される。なお、本実施形態では、左右方向の左から右にかけて、リフレクタ23、リフレクタ21、リフレクタ22の順に並んでいる。リフレクタ21とリフレクタ22との間には、壁部24が配置される。リフレクタ21とリフレクタ23との間には、壁部25が配置される。リフレクタ22の右側端部には、壁部26が配置される。リフレクタ23の左側端部には、壁部27が配置される。このように、光学ユニットU1~U3は、隣り合うリフレクタ20同士の間に壁部24、25を隔てた状態でコンパクトに配置可能である。以下、3つのリフレクタ20又はその構成要素について区別しないで説明する場合にはリフレクタ20等と表記して説明し、3つのリフレクタ20又はその構成要素を区別して説明する場合には「リフレクタ21、22、23」等と異なる符号を付して説明する。
リフレクタ20の内面には、反射面20Rが形成される。反射面20Rは、複数、例えば5つのセグメント20a、20b、20c、20d、20eを有する。具体的には、反射面21Rは、5つのセグメント21a、21b、21c、21d、21eを有する。反射面22Rは、5つのセグメント22a、22b、22c、22d、22eを有する。同様に、反射面23Rは、5つのセグメント23a、23b、23c、23d、23eを有する。
5つのセグメント20a、20b、20c、20d、20eは、上方から下方にかけてこの順序で配置される。5つのセグメント20a~20eは、光源からの距離が互いに異なっている。例えば、最も上方に配置されるセグメント20aは、光源から最も近い位置に配置される。また、最も下方に配置されるセグメント20eは、光源から最も遠い位置に配置される。セグメント20aからセグメント20eにかけて、光源からの距離が徐々に遠くなっている。
図3に示すように、各光学ユニットU1、U2、U3は、リフレクタ20により、互いに異なる照射領域に照射パターンを形成する。左右方向の中央に配置される光学ユニットU1は、左右方向の中央の照射領域P1に照射パターンP1a~P1eを形成する。
一方、左右方向の右側に配置される光学ユニットU2は、左右方向の左側に配置される照射領域P2に照射パターンP2a~P2eを形成する。また、左右方向の左側に配置される光学ユニットU3は、左右方向の右側に配置される照射領域P3に照射パターンP3a~P3eを形成する。2つの光学ユニットU2、U3は、車両搭載状態における左右方向に光を交差させて照射領域P2、P3に照射パターンP2a~P2e、P3a~P3eを形成する。
このように、光学ユニットU1、U2、U3は、互いに異なる照射領域P1~P3に照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eを形成することにより、車両前方には、ADBパターンPが形成される。
また、ADBパターンPを形成する場合、リフレクタ20の複数のセグメント20a~20eは、光源10からの光を当該セグメントごとに車両搭載状態における前方の照射領域P1~P3に反射して、同一形状の照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eを重ねて形成する。
具体的には、反射面21Rについて、セグメント21aは、照射パターンP1aを形成する。セグメント21bは、照射パターンP1bを形成する。セグメント21cは、照射パターンP1cを形成する。セグメント21dは、照射パターンP1dを形成する。セグメント21eは、照射パターンP1eを形成する。セグメント21a~21eは、光源11からの距離が近いセグメントほど照射パターンP1a~P1eの面積が大きくなっている。本実施形態では、照射パターンP1a~P1eは、例えば相似形であり、同心状に配置されている。本実施形態では、内側から外側にかけて、照射パターンP1e、P1d、P1c、P1b、P1aの順に配置される。また、照射パターンP1a~P1eは、内側の照射パターンよりも外側の照射パターンの方が、輪郭線の間隔が密になっている。なお、照射パターンP1a~P1eの形状、寸法及び配置については、これに限定されない。なお、照射パターンP1a~P1eは、それぞれ上下方向に延びており、左右対称の形状となっている。
同様に、反射面22Rについて、セグメント22aは、照射パターンP2aを形成する。セグメント22bは、照射パターンP2bを形成する。セグメント22cは、照射パターンP2cを形成する。セグメント22dは、照射パターンP2dを形成する。セグメント22eは、照射パターンP2eを形成する。セグメント22a~22eは、光源12からの距離が近いセグメントほど照射パターンP2a~P2eの面積が大きくなっている。本実施形態では、照射パターンP2a~P2eは、例えば相似形であり、同心状に配置されている。本実施形態では、内側から外側にかけて、照射パターンP2e、P2d、P2c、P2b、P2aの順に配置される。また、照射パターンP2a~P2eは、内側の照射パターン同士よりも外側の照射パターン同士の方が、輪郭線の間隔が密になっている。なお、照射パターンP2a~P2eの形状、寸法及び配置については、これに限定されない。なお、照射パターンP2a~P2eは、左右方向(中央から左側)に延びた形状となっている。
また、反射面23Rについて、セグメント23aは、照射パターンP3aを形成する。セグメント23bは、照射パターンP3bを形成する。セグメント23cは、照射パターンP3cを形成する。セグメント23dは、照射パターンP3dを形成する。セグメント23eは、照射パターンP3eを形成する。セグメント23a~23eは、光源13からの距離が近いセグメントほど照射パターンP3a~P3eの面積が大きくなっている。本実施形態では、照射パターンP3a~P3eは、例えば相似形であり、同心状に配置されている。本実施形態では、内側から外側にかけて、照射パターンP3e、P3d、P3c、P3b、P3aの順に配置される。また、照射パターンP3a~P3eは、内側の照射パターン同士よりも外側の照射パターン同士の方が、輪郭線の間隔が密になっている。なお、照射パターンP3a~P3eの形状、寸法及び配置については、これに限定されない。なお、照射パターンP3a~P3eは、左右方向(中央から右側)に延びた形状となっている。
また、図4に示すように、リフレクタ20の複数のセグメント20a~20eは、光源10から左右方向の左半分の領域に到達した光を、照射領域P1~P3の右半分の領域に照射する。また、複数のセグメント20a~20eは、光源10から左右方向の右半分の領域に到達した光を、照射領域P1~P3の左半分の領域に照射する。この場合、複数のセグメント20a~20eは、例えば光源10からの光を左右方向に反転させることで、照射領域P1~P3に照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eを形成する。
例えば、反射面21Rについて、セグメント21a~21eは、光源11から左右方向の右側端部に到達した光L11を照射領域P1の左側端部の位置P11に照射し、光源11から左右方向の左側端部に到達した光L12を照射領域P1の右側端部の位置P12に照射する。
また、反射面22Rについて、セグメント22a~22eは、光源12から左右方向の右側端部に到達した光L21を照射領域P1の左側端部の位置P21に照射し、光源12から左右方向の左側端部に到達した光L22を照射領域P2の右側端部の位置P22に照射する。
また、反射面23Rについて、セグメント23a~23eは、光源13から左右方向の右側端部に到達した光L31を照射領域P1の左側端部の位置P31に照射し、光源13から左右方向の左側端部に到達した光L32を照射領域P3の右側端部の位置P32に照射する。
この場合、光L11、L12、L21、L22、L31、L32は、壁部24~27によって遮光されることなく、それぞれ位置P11、P12、P21、P22、P31、P32に照射される。このため、光源11、12、13からの光が無駄なく照射領域P1~P3に照射される。
なお、照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eは、上下方向又は左右方向における光度が均一とは限られず、上下方向又は左右方向に光度の分布が形成されてもよい。この場合、リフレクタ20のセグメント20a~20eは、照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eの光度に分布が形成されるように設計される。例えば、照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eにおいて不図示の水平線の近傍が最も明るくなる光度分布が形成されるように、リフレクタ20のセグメント20a~20eを設計することができる。
上記のように構成された車両用前照灯100では、例えば車両に設けられた点灯スイッチがオンに切り替えられ、自車両の前方に先行車両も対向車両も走行していない場合、各光学ユニットU1~U3は、ADBパターンPを車両前方に形成する。本実施形態において、各照射領域P1~P3では、照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eが重なって形成されるため、十分な光量が得られる。
また、光学ユニットU1~U3は、先行車両が走行しており、かつ対向車両が走行していない場合や、先行車両が走行しておらず、かつ対向車両が走行している場合等について、当該場合に応じて光源11、12、13を消灯させることができる。光源11、12、13の点灯及び消灯を切り替えることにより、照射領域P1、P2、P3においては、照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eが照射される状態と照射されない状態とが切り替わる。
以上のように、本実施形態に係る車両用前照灯100は、光源10と、上下方向について複数のセグメント20a~20eに分割され光源10からの光を複数のセグメント20a~20eごとに車両搭載状態における前方の照射領域P1~P3に反射して同一形状の照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eを重ねて形成する反射面20Rが設けられたリフレクタ20と、を有し、互いに異なる照射領域P1~P3に照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eを形成する複数の光学ユニットU1~U3を備え、複数の光学ユニットU1~U3は、前方から見て上下方向に交差する左右方向に並んで配置される。
この構成により、複数の光学ユニットU1~U3が並ぶ方向とリフレクタ20のセグメント20a~20eの分割される方向とが交差するため、複数の光学ユニットU1~U3をコンパクトに配置することができる。また、この場合において、各照射領域P1~P3では、照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eが重なって形成されるため、十分な光量を得ることができる。
上記の車両用前照灯100において、複数のセグメント20a~20eは、車両搭載状態において、光源10から左右方向の左半分の領域に到達した光を照射領域P1~P3の右半分の領域に照射し、光源10から左右方向の右半分の領域に到達した光を照射領域P1~P3の左半分の領域に照射する。この構成により、光源10から各リフレクタ20の左右方向の一方の端部に到達する光が、左右方向の他方側に向けて反射されることになる。このため、例えば各リフレクタ20の左右方向の両端部に壁部24~27が配置される場合、当該壁部24~27により光が遮られることを防ぐことができる。
上記の車両用前照灯100において、複数のセグメント20a~20eは、光源10からの距離が互いに異なっており、光源10からの距離が近いセグメント20a~20eほど照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eの面積が大きい。この構成により、照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eの中央部から周縁部にかけて光量を滑らかに小さくすることができる。
上記の車両用前照灯100において、2つの光学ユニットU2、U3は、車両搭載状態における左右方向に光を交差させて照射パターンP2a~P2e、P3a~P3eを形成する。これにより、照射パターンP2a~P2e、P3a~P3eの左右方向の寸法を大きくすることができるため、左右方向に延びたパターンを形成しやすくなる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態では、2つの光学ユニットU2、U3が、車両搭載状態における左右方向に光を交差させて照射パターンP2a~P2e、P3a~P3eを形成する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
図5は、変形例に係る車両用前照灯100Aの一例を示す模式図である。図5に示すように、上記の光学ユニットU1と光学ユニットU2とを入れ替えて配置し、光学ユニットU1と光学ユニットU2とが、車両搭載状態における左右方向に光を交差させて照射パターンP1a~P1e、P2a~P2eを形成してもよい。また、図示を省略するが、上記の光学ユニットU1と光学ユニットU3とを入れ替えて配置し、光学ユニットU1と光学ユニットU3とが、車両搭載状態における左右方向に光を交差させて照射パターンP1a~P1e、P3a~P3eを形成してもよい。
また、上記実施形態では、3つの光学ユニットU1~U3のうち2つの光学ユニットが左右方向に光を交差させて照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eを形成する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。図6は、変形例に係る車両用前照灯100Bの一例を示す模式図である。図6に示すように、4つの光学ユニットU1~U4が設けられる場合、例えば左右方向の中央側2つの照射領域P1、P2には上下方向に延びた照射パターンP1a~P1e、P2a~P2eを形成し、左右方向の両端の照射領域P3、P4には左右方向に延びた照射パターンP3a~P3e、P4a~P4eを形成することができる。この場合、図6の実線矢印で示すように、例えば左右方向の中央2つの光学ユニットU1、U2については左右方向に光を交差させることなく照射パターンP1a~P1e、P2a~P2eを形成し、左右方向の両端の光学ユニットU3、U4の2つについては左右方向に光を交差させて照射パターンP4a~P4e、P3a~P3eを形成してもよい。また、図6の破線矢印で示すように、例えば左右方向の中央2つの光学ユニットU1、U2については左右方向に光を交差させて照射パターンP1a~P1e、P2a~P2eを形成し、左右方向の両端の光学ユニットU3、U4の2つについては左右方向に光を交差させることなく照射パターンP3a~P3e、P4a~P4eを形成してもよい。
図7は、変形例に係る車両用前照灯100Cの一例を示す模式図である。図7では、図6に示す光学ユニットU1と光学ユニットU3とを入れ替え、さらに光学ユニットU2と光学ユニットU4とを入れ替えて配置した場合について示している。この場合、例えば左右方向の左側2つの光学ユニットU1、U3について左右方向に光を交差させて照射パターンP1a~P1e、P3a~P3eを形成し、左右方向の右側2つの光学ユニットU2、U4について左右方向に光を交差させて照射パターンP2a~P2e、P4a~P4eを形成してもよい。
図8は、変形例に係る車両用前照灯100Dの一例を示す模式図である。図8では、図7に示す光学ユニットU3と光学ユニットU4とを入れ替えて配置した場合について示している。この場合、例えば左右方向の左端の光学ユニットU1と右から2番目の光学ユニットU3との2つについて左右方向に光を交差させて照射パターンP1a~P1e、P3a~P3eを形成し、左右方向の右端の光学ユニットU2と左から2番目の光学ユニットU4との2つについて左右方向に光を交差させて照射パターンP2a~P2e、P4a~P4eを形成してもよい。
なお、複数の光学ユニットの並び順及び照射領域毎のパターンの形状、照射パターンの形成位置等については、上記に説明した構成に限定されず、適宜変更することが可能である。
図9は、変形例に係る車両用前照灯100Eの一部の構成を示す模式図である。図9に示すように、上記実施形態のリフレクタ20のセグメント20a~20eにおいて、隣り合うセグメント同士の境界線Qに沿った領域に光拡散部28を有してもよい。光拡散部28が設けられることにより、照射パターンP1a~P1e、P2a~P2e、P3a~P3eの外周部分の分光を抑制することができる。なお、光拡散部28は、セグメント20a~20eの外周部分に沿った領域に形成してもよい。光拡散部28は、例えばセグメント20a~20eの表面がシボ加工された構成等が挙げられるが、これに限定されず、他の構成であってもよい。
L11,L12,L21,L22,L31,L32…光、P…ADBパターン、P1,P2,P3,P4…照射領域、Q…境界線、P11,P12,P21,P22,P31,P32…位置、U1,U2,U3,U4…光学ユニット、P1a~P1e,P2a~P2e,P3a~P3e…照射パターン、10,11,12,13…光源、20,21,22,23…リフレクタ、20R,21R,22R,23R…反射面、20a~20e,21a~21e,22a~22e,23a~23e…セグメント、24~27…壁部、28…光拡散部、30…取付部材、100,100A,100B,100C,100D,100E…車両用前照灯。

Claims (4)

  1. 光源と、車両搭載状態における上下方向について複数のセグメントに分割され前記光源からの光を複数の前記セグメントごとに車両搭載状態における前方の照射領域に直接的に反射して同一形状の照射パターンを重ねて形成する反射面が設けられたリフレクタと、を有し、互いに異なる前記照射領域に前記照射パターンを形成する複数の光学ユニットを備え、
    複数の前記光学ユニットは、前記前方に前記照射領域が左右方向に互いに独立して並ぶように前記照射パターンを照射することでADBパターンを形成し、
    複数の前記光学ユニットは、前記前方から見て左右方向に並んで配置され、前記光学ユニットごとに前記光源の点灯及び消灯を切り替えることで、前記ADBパターンを構成する前記照射領域ごとに前記照射パターンを別個に形成可能であ り、
    左右に隣り合う前記光学ユニットにおいて、前記リフレクタ同士は、壁部により隔てられた状態で左右方向に接しており、
    少なくとも2つの前記光学ユニットは、車両搭載状態における左右方向に前記光を交差させて前記照射領域に前記照射パターンを形成する
    車両用前照灯。
  2. 複数の前記セグメントは、車両搭載状態において、前記光源から左右方向の左半分の領域に到達した前記光を前記照射領域の右半分の領域に照射し、前記光源から左右方向の右半分の領域に到達した前記光を前記照射領域の左半分の領域に照射する
    請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 複数の前記セグメントは、前記光源からの距離が互いに異なっており、前記光源からの距離が近い前記セグメントほど前記照射パターンの面積が大きい
    請求項1又は請求項2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記反射面は、隣り合う前記セグメント同士の境界線に沿った領域に光拡散部を有する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用前照灯。
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