JP7123506B2 - 手動変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車などの車両に搭載される手動変速機に関する。
自動車などの車両に搭載される変速機として、手動変速機(MT:Manual Transmission)が広く知られている。
手動変速機が搭載された車両では、車室内にシフトレバーが設けられている。このシフトレバーのセレクト方向の操作(セレクト操作)およびシフト方向の操作(シフト操作)の組合せにより、手動変速機では、ギヤの噛み合い状態が変更されて、シフトレバーの位置に応じた変速段が構成される。
手動変速機には、たとえば、後進段を構成するために、リバースアイドラギヤが設けられている。リバースアイドラギヤは、リバースアイドラ軸に回転可能かつ軸線方向に移動可能に支持されている。シフトレバーがリバース位置以外の位置であるときには、リバースアイドラギヤは、リバースアイドラギヤがリバースドライブギヤおよびリバースドリブンギヤの両方と噛み合わない非噛合位置に配置される。そして、シフトレバーがリバース位置に入れられると、リバースアイドラギヤが非噛合位置からリバースドライブギヤおよびリバースドリブンギヤの両方と噛み合う噛合位置に移動される。リバースアイドラギヤがリバースドライブギヤおよびリバースドリブンギヤの両方と噛み合うことにより、インプット軸からリバースドライブギヤ、リバースアイドラギヤおよびリバースドライブギヤを介してアウトプット軸に動力が伝達される後進段が構成される。
実開平2-34849号公報
かかる手動変速機では、リバースアイドラギヤがリバースドライブギヤおよびリバースドリブンギヤの両方と噛み合う状態と噛み合わない状態とが明確に分かれるよう、リバースアイドラギヤが噛合位置と非噛合位置とに精度よく配置されることが好ましい。
そこで、本発明の目的は、軸線方向に移動可能に設けられるギヤを停止位置に精度よく配置できる、手動変速機を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る手動変速機は、ユニットケースと、ユニットケース内に設けられて、ユニットケースに支持される軸と、軸に回転可能かつ軸線方向に移動可能に支持されるギヤとを含み、ユニットケースには、軸線方向と直交する直交方向に延びるボルト挿通孔が形成され、ボルト挿通孔に対してギヤ側に壁部が形成されており、ユニットケースの外側からボルト挿通孔にボルトが挿通されて、ボルトが軸に形成された固定穴に挿入されることにより、軸がユニットケースに対して固定され、ボルト挿通孔の周囲の強度を確保する強度確保部と、ギヤの移動を規制するストッパ部とが、それぞれ壁部の直交方向の一部として形成され、ストッパ部が強度確保部に対してギヤ側に突出している。
この構成によれば、ユニットケースに形成されたボルト挿通孔にユニットケースの外側からボルトが挿通され、そのボルトが軸に形成された固定穴に挿入されることにより、軸がユニットケースに対して固定される。ユニットケースには、ボルト挿通孔に対してギヤ側に壁部が形成されており、この壁部には、ボルト挿通孔の周囲の強度を確保する強度確保部と、ギヤの移動を規制するストッパ部とが形成されている。
強度確保部およびストッパ部は、それぞれ壁部の直交方向の一部として形成され、ストッパ部は、強度確保部に対してギヤ側に突出している。これにより、壁部の直交方向の全体が強度確保部かつストッパ部として形成される構成、つまり壁部の軸線方向の厚みが一様に形成される構成と比較して、ストッパ部の先端位置の精度を容易に確保することができる。そのため、ストッパ部の先端にギヤが当接して、ギヤの移動が規制されることにより、ギヤを停止位置に精度よく配置することができる。
しかも、強度確保部がストッパ部よりもボルト挿通孔側に凹んでいるので、ギヤが強度確保部に当接することを防止でき、強度確保部によりギヤの移動が規制されることを防止できる。
また、強度確保部の軸線方向の厚みを強度確保に必要十分な厚みとすることができるので、強度確保部が無駄に厚く形成されることによる材料の無駄、重量の増大および生産性の低下(鋳巣の発生)を抑制できる。
本発明によれば、軸線方向に移動可能に設けられるギヤを停止位置に精度よく配置することができる。
本発明の一実施形態に係る変速ユニットの構成を示す断面図である。 リバースアイドラ軸の近傍の構成を示す断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<変速ユニットの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るデフケース61が備えられた変速ユニット1の構成を示す断面図である。なお、図1では、断面を表すハッチングの付与が省略されている。
変速ユニット1は、その外殻をなすユニットケース2内に変速機(トランスミッション)3およびデファレンシャルギヤ4を備えるトランスアクスルの形態を採用している。変速ユニット1は、エンジン(図示せず)を駆動源とする車両に搭載されて、エンジンの動力を変速機3で変速し、その変速された動力をデファレンシャルギヤ4を介して左右の駆動輪に伝達する。ユニットケース2内には、オイルが封入されている。
変速機3は、前進5段/後進1段の変速段を有する手動変速機(MT:Manual Transmission)であり、車両のエンジンコンパートメント内において、エンジンに対する車幅方向の一方側に配置される。変速機3は、車幅方向に延びるインプット軸11と、インプット軸11と平行に配置されたアウトプット軸12とを備えている。
インプット軸11のエンジン側の端部は、ユニットケース2を貫通して、ユニットケース2の外部において、クラッチ機構(図示せず)に接続されている。インプット軸11には、クラッチ機構を介して、エンジンの動力が入力される。ユニットケース2内におけるインプット軸11のエンジン側の端部は、ボールベアリング13を介して、ユニットケース2に回転可能に支持されている。一方、インプット軸11のエンジン側と反対側の端部は、ボールベアリング14を介して、ユニットケース2に回転可能に支持されている。
インプット軸11には、エンジン側から順に、1速ドライブギヤ21、リバースドライブギヤ22および2速ドライブギヤ23が一体に形成されている。また、インプット軸11には、2速ドライブギヤ23に対してエンジン側と反対側において、2速ドライブギヤ23側から順に、3速ドライブギヤ24、4速ドライブギヤ25および5速ドライブギヤ26がそれぞれ相対回転可能に支持されている。
アウトプット軸12のエンジン側の端部は、ユニットケース2内において、ニードルベアリング27を介して、ユニットケース2に回転可能に支持されている。一方、アウトプット軸12のエンジン側と反対側の端部は、ユニットケース2内において、ボールベアリング28を介して、ユニットケース2に回転可能に支持されている。
アウトプット軸12のエンジン側の端部には、出力ギヤ31が一体に形成されている。また、アウトプット軸12には、出力ギヤ31に対してエンジン側と反対側において、出力ギヤ31側から順に、1速ドリブンギヤ32、リバースドリブンギヤ33および2速ドリブンギヤ34がそれぞれ相対回転可能に支持されている。さらに、アウトプット軸12には、2速ドリブンギヤ34に対してエンジン側と反対側において、2速ドリブンギヤ34側から順に、3速ドリブンギヤ35、4速ドリブンギヤ36および5速ドリブンギヤ37がそれぞれスプライン嵌合により相対回転不能に支持されている。
1速ドリブンギヤ32は、1速ドライブギヤ21と常に噛合し、2速ドリブンギヤ34は、2速ドライブギヤ23と常に噛合している。また、3速ドリブンギヤ35は、3速ドライブギヤ24と常に噛合し、4速ドリブンギヤ36は、4速ドライブギヤ25と常に噛合し、5速ドリブンギヤ37は、5速ドライブギヤ26と常に噛合している。
ユニットケース2内には、リバースアイドラ軸41がインプット軸11およびアウトプット軸12と平行に配置されている。リバースアイドラ軸41のエンジン側の端部は、ユニットケース2に形成された凹部42に挿入されている。ユニットケース2には、リバースアイドラ軸41のエンジン側と反対側の端部に上方から対向する位置に、ボルト挿通孔43が貫通して形成されている。ボルト挿通孔43には、ユニットケース2の外側からボルト44が挿入される。このボルト44の先端部がリバースアイドラ軸41に形成された固定穴45にねじ込まれることにより、リバースアイドラ軸41がユニットケース2に対して回転不能に固定される。
リバースアイドラ軸41には、リバースアイドラギヤ46が相対回転可能かつ回転軸線方向に移動可能に支持されている。リバースアイドラギヤ46は、回転軸線方向の移動により、リバースドライブギヤ22とリバースドリブンギヤ33との両方に噛合する噛合位置と、それらとの噛合が解除される非噛合位置とに変位する。
1速ドリブンギヤ32と2速ドリブンギヤ34との間には、1-2速シンクロメッシュ(ハブアッシ)51が設けられている。1-2速シンクロメッシュ51は、公知の構成であり、アウトプット軸12にスプライン嵌合されたシンクロハブ52、シンクロハブ52の両側に配置されたシンクロナイザリング53およびシンクロハブ52の外周を取り囲むスリーブ54などを含む。スリーブ54の内周面は、シンクロハブ52の外周面とスプライン嵌合しており、スリーブ54は、シンクロハブ52およびアウトプット軸12と一体に回転する。リバースドリブンギヤ33は、スリーブ54と一体に形成されている。
3速ドライブギヤ24と4速ドライブギヤ25との間には、3-4速シンクロメッシュ55が設けられている。また、5速ドライブギヤ26に対してエンジン側と反対側には、5速シンクロメッシュ56が設けられている。3-4速シンクロメッシュ55および5速シンクロメッシュ56の構成は、公知であるから、その説明を省略する。
車室内に配設されたシフトレバーのセレクト操作およびシフト操作により、シフトレバーが1速段の位置に入れられると、1-2速シンクロメッシュ51の機能により、1速ドリブンギヤ32がアウトプット軸12に相対回転不能に結合される。これにより、インプット軸11に入力される動力が1速ドライブギヤ21および1速ドリブンギヤ32を介してアウトプット軸12に伝達される。このとき、エンジンの動力は、1速段の変速比で変速されて、アウトプット軸12に伝達される。
シフトレバーが2速段の位置に入れられると、1-2速シンクロメッシュ51の機能により、2速ドリブンギヤ34がアウトプット軸12に相対回転不能に結合される。これにより、インプット軸11に入力される動力が2速ドライブギヤ23および2速ドリブンギヤ34を介してアウトプット軸12に伝達される。このとき、エンジンの動力は、2速段の変速比で変速されて、アウトプット軸12に伝達される。
シフトレバーが3速段の位置に入れられると、3-4速シンクロメッシュ55の機能により、3速ドライブギヤ24がインプット軸11に相対回転不能に結合される。これにより、インプット軸11に入力される動力が3速ドライブギヤ24および3速ドリブンギヤ35を介してアウトプット軸12に伝達される。このとき、エンジンの動力は、3速段の変速比で変速されて、アウトプット軸12に伝達される。
シフトレバーが4速段の位置に入れられると、3-4速シンクロメッシュ55の機能により、4速ドライブギヤ25がインプット軸11に相対回転不能に結合される。これにより、インプット軸11に入力される動力が4速ドライブギヤ25および4速ドリブンギヤ36を介してアウトプット軸12に伝達される。このとき、エンジンの動力は、4速段の変速比で変速されて、アウトプット軸12に伝達される。
シフトレバーが5速段の位置に入れられると、5速シンクロメッシュ56の機能により、5速ドライブギヤ26がインプット軸11に相対回転不能に結合される。これにより、インプット軸11に入力される動力が5速ドライブギヤ26および5速ドリブンギヤ37を介してアウトプット軸12に伝達される。このとき、エンジンの動力は、5速段の変速比で変速されて、アウトプット軸12に伝達される。
シフトレバーがリバース位置に入れられると、シフトレバーのセレクト操作およびシフト操作に伴って、シフトアンドセレクトシャフトが軸線方向および周方向に動作し、リバースシフトフォークが移動することにより、リバースアイドラギヤ46がリバースドライブギヤ22およびリバースドリブンギヤ33と噛合する位置に変位される。このとき、インプット軸11に入力される動力がリバースドライブギヤ22、リバースアイドラギヤ46およびリバースドリブンギヤ33を介してアウトプット軸12に伝達される。これにより、アウトプット軸12が1-5速段の場合と逆方向に回転する。
デファレンシャルギヤ4は、デフケース61を備えている。デフケース61は、ギヤ収容空間62を内部に提供するギヤ収容部63と、ギヤ収容部63の外周から回転径方向に張り出すフランジ部64とを有している。
ギヤ収容部63には、回転径方向に延びるピニオンシャフト65がギヤ収容空間62を貫通して保持されている。ピニオンシャフト65には、2個のピニオンギヤ66,67が互いに間隔を開けて回転可能に保持されている。また、ギヤ収容空間62内には、2個のサイドギヤ68,69がピニオンシャフト65の両側に分かれて配置されている。サイドギヤ68,69およびピニオンギヤ66,67は、いずれもかさ歯車からなり、各サイドギヤ68,69は、ピニオンギヤ66,67の両方と噛合している。
また、ギヤ収容部63には、サイドギヤ68,69が対向する方向、言い換えればピニオンシャフト65と直交する方向に貫通する円筒状のシャフト挿入部71,72が形成されている。シャフト挿入部71,72には、それぞれドライブシャフト(図示せず)がデフケース61の外部から挿入される。ドライブシャフトの先端部は、ギヤ収容空間62内において、それぞれサイドギヤ68,69に相対回転不能に結合される。
シャフト挿入部71,72には、それぞれベアリング73,74が外嵌されている。ベアリング73,74のアウタレース(外輪)は、ユニットケース2に回転不能に保持されている。これにより、デフケース61は、ベアリング73,74を介してユニットケースに、ドライブシャフトと同一の回転軸線まわりに回転可能に支持されている。
フランジ部64には、リングギヤ75が固定されている。リングギヤ75は、デフケース61を取り囲む略円環板状のウェブ76と、ウェブ76の外周を取り囲む略円筒状のリム77とを一体的に有している。リム77は、ウェブ76からデフケース61の回転軸線に沿う方向の両側に突出している。リム77の外周面には、ギヤ歯が形成されており、このギヤ歯は、変速機3の出力ギヤ31と噛合している。
変速機3のアウトプット軸12に伝達される動力は、出力ギヤ31からリングギヤ75に伝達される。これにより、リングギヤ75およびデフケース61が一体に回転する。デフケース61の回転は、ピニオンギヤ66,67を介して、各サイドギヤ68,69の回転に変換される。これにより、各サイドギヤ68,69と一体にドライブシャフトが回転し、ドライブシャフトの回転が車両の駆動輪に伝達される。
また、ユニットケース2内には、オイルが封入されているので、リングギヤ75およびデフケース61が一体に回転すると、ユニットケース2の底部に溜まっているオイルがリングギヤ75およびデフケース61に掻き上げられて飛沫となり、オイルの飛沫がユニットケース2内の各部に供給される。
<要部構成>
図2は、リバースアイドラ軸41の近傍の構成を示す断面図である。図2においても、断面を表すハッチングの付与が省略されている。
ユニットケース2には、ボルト挿通孔43に対してリバースアイドラギヤ46側に、壁部81が形成されている。壁部81は、ボルト挿通孔43の周囲の強度を確保する強度確保部82と、リバースアイドラギヤ46の移動を規制するストッパ部83とを有している。
強度確保部82は、ストッパ部83の上方において、壁部81の上下方向の一部として形成されており、リバースアイドラ軸41の軸線方向に一様な厚みを有する中央部分84と、その部分からそれぞれ上下に離れるほど厚みが大きくなる上部分85および下部分86とを含む。中央部分84の厚みは、ボルト挿通孔43の周囲に割れなどが発生しない強度を確保可能な厚みに設計されている。
ストッパ部83は、強度確保部82の下方において、壁部81の上下方向の一部として、強度確保部82よりもリバースアイドラギヤ46側に突出するブロック状に形成されている。ストッパ部83の先端面87は、リバースアイドラ軸41の軸線方向と直交する平面に形成されている。
リバースアイドラギヤ46は、ストッパ部83側に移動されるときに、ストッパ部83の先端面87に当接することにより、それ以上の移動が規制されて、リバースドライブギヤ22とリバースドリブンギヤ33との両方と噛合しない非噛合位置に配置される。また、リバースアイドラギヤ46は、ストッパ部83側と反対側、つまりエンジン側に移動されるときには、リバースアイドラ軸41に外嵌されたワッシャ88を介してユニットケース2に当接することにより、それ以上の移動が規制されて、リバースドライブギヤ22とリバースドリブンギヤ33との両方と噛合する非噛合位置に配置される。
<作用効果>
以上のように、ユニットケース2に形成されたボルト挿通孔43にユニットケース2の外側からボルト44が挿通され、そのボルト44がリバースアイドラ軸41に形成された固定穴45に挿入されることにより、リバースアイドラ軸41がユニットケース2に対して固定される。ユニットケース2には、ボルト挿通孔43に対してリバースアイドラギヤ46側に壁部81が形成されており、この壁部81には、ボルト挿通孔43の周囲の強度を確保する強度確保部82と、リバースアイドラギヤ46の移動を規制するストッパ部83とが形成されている。
強度確保部82およびストッパ部83は、それぞれ壁部81の直交方向の一部として形成され、ストッパ部83は、強度確保部82に対してリバースアイドラギヤ46側に突出している。これにより、壁部81の直交方向の全体が強度確保部82かつストッパ部83として形成される構成、つまり壁部81の軸線方向の厚みが一様に形成される構成と比較して、ストッパ部83の先端面87の位置精度を容易に確保することができる。そのため、ストッパ部83の先端面87にリバースアイドラギヤ46が当接して、リバースアイドラギヤ46の移動が規制されることにより、リバースアイドラギヤ46を非噛合位置に精度よく配置することができる。
しかも、強度確保部82がストッパ部83よりもボルト挿通孔43側に凹んでいるので、リバースアイドラギヤ46が強度確保部82に当接することを防止でき、強度確保部82によりリバースアイドラギヤ46の移動が規制されることを防止できる。
また、強度確保部82のリバースアイドラ軸41線方向の厚みを強度確保に必要十分な厚みとすることができるので、強度確保部82が無駄に厚く形成されることによる材料の無駄、重量の増大および生産性の低下(鋳巣の発生)を抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、軸およびギヤの一例として、それぞれリバースアイドラ軸41およびリバースアイドラギヤ46を取り上げたが、本発明は、それら以外の軸およびギヤを備える構成に適用されてもよい。
また、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2:ユニットケース
3:変速機
41:リバースアイドラ軸(軸)
43:ボルト挿通孔
44:ボルト
45:固定穴
46:リバースアイドラギヤ(ギヤ)
81:壁部
82:強度確保部
83:ストッパ部

Claims (1)

  1. ユニットケースと、
    前記ユニットケース内に設けられて、前記ユニットケースに支持される軸と、
    前記軸に回転可能かつ軸線方向に移動可能に支持されるギヤとを含み、
    前記ユニットケースには、前記軸線方向と直交する直交方向に延びるボルト挿通孔が形成され、前記ボルト挿通孔に対して前記ギヤ側に壁部が形成されており、
    前記ユニットケースの外側から前記ボルト挿通孔にボルトが挿通されて、前記ボルトが前記軸に形成された固定穴に挿入されることにより、前記軸が前記ユニットケースに対して固定され、
    前記ボルト挿通孔の周囲の強度を確保する強度確保部と、前記ギヤの移動を規制するストッパ部とが、それぞれ前記壁部の前記直交方向の一部として形成され、
    前記ストッパ部は、前記強度確保部に対して前記軸側に形成されて、前記強度確保部に対して前記ギヤ側に突出しており、
    前記ギヤは、外周部分における前記壁部側の端部に、外周端に近づくほど前記壁部から離れるように傾斜した傾斜面を有し、
    前記強度確保部は、中央部分と、前記中央部分に対して前記ストッパ部側と反対側に形成された上部分とを含み、
    前記上部分は、前記傾斜面と前記軸線方向に対向し、前記中央部分から離れるほど前記ギヤ側に位置するように傾斜しており、
    前記上部分と前記ユニットケースにおける前記ギヤと前記直交方向に対向する面との接続部分が前記ストッパ部よりも前記ギヤ側に位置している、手動変速機。
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