JP7120481B1 - 冷却器及び半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置を効率よく冷却する。【解決手段】冷却器100は、Y方向に延在する本体部120を備え、本体部120は、半導体モジュール200が配置される外面OFa、及び、外面OFaとは反対側の内面IFaを含む外壁122aと、Y方向に延在し、一端から冷媒が流入する流入路FP1と、Y方向に延在し、一端から冷媒を流出させる流出路FP2と、内面IFaを壁面の一部とする複数の冷却流路FP3と、内面IFaに垂直なZ方向に外壁122aから間隔を空けて配置され、流入路FP1及び流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを仕切る隔壁124aと、冷却流路FP3と流入路FP1との連通部分に設けられる絞り部を備え、複数の冷却流路FP3は、外面OFaに垂直なZ方向において、流入路FP1及び流出路FP2と外壁122aとの間に位置し、各冷却流路FP3は、流入路FP1と流出路FP2とをY方向に交差するX方向に連通する。【選択図】図3

Description

本発明は、冷却器及び半導体装置に関する。
スイッチング素子等の発熱デバイスを含む半導体装置を冷却水等の冷媒を用いて冷却する方法が知られている。例えば、特許文献1には、発熱デバイスに対して熱的に結合された熱伝達プレートを冷却流体を用いて冷却することにより、発熱デバイスを冷却する構成が開示されている。また、例えば、特許文献2には、発熱源である半導体チップを含む半導体パッケージの過渡熱を測定する装置として、半導体パッケージを外部冷却する外部冷却機構を含む装置が開示されている。外部冷却機構は、例えば、半導体パッケージの下面を形成するヒートスプレッダを液体冷媒により冷却する。
特開2020-073845号公報 特開2021-027097号公報
半導体装置を冷却する冷却器では、半導体装置を効率よく冷却することが求められている。以上の事情を考慮して、本発明のひとつの態様は、半導体装置を効率よく冷却する冷却器を提供することを目的のひとつとする。
本発明の好適な態様に係る冷却器は、第1方向に延在する冷却本体部を備え、前記冷却本体部は、発熱体が配置される第1面、及び、前記第1面とは反対側の第2面を含む冷却壁と、前記第1方向に延在し、一端から冷媒が流入する第1流路と、前記第1方向に延在し、一端から前記冷媒を流出させる第2流路と、前記第2面を壁面の一部とする複数の冷却流路と、前記第1面に垂直な第3方向に前記冷却壁から間隔を空けて配置され、前記第1流路と前記複数の冷却流路とを仕切り、かつ、前記第2流路と前記複数の冷却流路とを仕切る隔壁と、前記複数の冷却流路のうちの第1の冷却流路と前記第1流路との連通部分に設けられる第1絞り部と、を備え、前記複数の冷却流路は、前記第1方向に配列され、かつ、前記第1方向に交差する第2方向に延在し、前記第3方向において、前記第1流路及び前記第2流路と、前記冷却壁との間に位置し、前記複数の冷却流路の各々は、前記第1流路と前記第2流路とを前記第2方向に連通する。
本発明の好適な他の態様に係る冷却器は、第1方向に延在する冷却本体部を備え、前記冷却本体部は、発熱体が配置される第1面、及び、前記第1面とは反対側の第2面を含む冷却壁と、前記第1方向に延在し、一端から冷媒が流入する第1流路と、前記第1方向に延在し、一端から前記冷媒を流出させる第2流路と、前記第2面を壁面の一部とする複数の冷却流路と、前記第1面に垂直な第3方向に前記冷却壁から間隔を空けて配置され、前記第1流路と前記複数の冷却流路とを仕切り、かつ、前記第2流路と前記複数の冷却流路とを仕切る隔壁と、前記複数の冷却流路のうちの第1の冷却流路に設けられる第2絞り部と、を備え、前記複数の冷却流路は、前記第1方向に配列され、かつ、前記第1方向に交差する第2方向に延在し、前記第3方向において、前記第1流路及び前記第2流路と、前記冷却壁との間に位置し、前記複数の冷却流路の各々は、前記第1流路と前記第2流路とを前記第2方向に連通する。
本発明の好適な態様に係る半導体装置は、上述の冷却器を備える。
第1実施形態に係る電力変換装置の要部を模式的に示す分解斜視図である。 図1に示されたヘッド部を説明するための説明図である。 図1に示された本体部を説明するための説明図である。 図3に示されたノズルの配置の一例を示す平面図である。 図1に示された本体部を説明するための別の説明図である。 対比例に係る電力変換装置の一例を説明するための説明図である。 電力変換装置全体の概略的な内部構造の一例を示す斜視図である。 第2実施形態に係る電力変換装置の一例を説明するための説明図である。 第3実施形態に係る電力変換装置の一例を説明するための説明図である。 図9に示された冷却器の作用を説明するための説明図である。 第4実施形態に係る電力変換装置の一例を説明するための説明図である。 第1変形例に係る電力変換装置の一例を説明するための説明図である。 第2変形例に係る電力変換装置の一例を説明するための説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
A.実施形態
以下、本発明の実施形態を説明する。先ず、図1を参照しながら、第1実施形態に係る電力変換装置10の概要の一例について説明する。
A1:第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る電力変換装置10の要部を模式的に示す分解斜視図である。
なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を有する3軸の直交座標系を導入する。以下では、X軸の矢印の指す方向は+X方向と称され、+X方向の反対方向は-X方向と称される。Y軸の矢印の指す方向は+Y方向と称され、+Y方向の反対方向は-Y方向と称される。また、Z軸の矢印の指す方向は+Z方向と称され、+Z方向の反対方向は-Z方向と称される。以下では、+Y方向及び-Y方向を特に区別することなく、Y方向と称し、+X方向及び-X方向を、特に区別することなく、X方向と称する場合がある。また、+Z方向及び-Z方向を、特に区別することなく、Z方向と称する場合がある。
+Y方向及び-Y方向の各々は、「第1方向」の一例であり、+X方向及び-X方向の各々は、「第2方向」の一例であり、+Z方向及び-Z方向の各々は、「第3方向」の一例である。また、以下では、特定の方向から対象物をみることを、平面視と称する場合がある。
電力変換装置10としては、例えば、インバータ及びコンバータ等の任意のパワー半導体装置を採用することができる。なお、電力変換装置10は、「半導体装置」の一例である。本実施形態では、電力変換装置10として、電力変換装置10に入力される直流電力を、U相、V相及びW相の3相の交流電力に変換するパワー半導体装置を想定する。
例えば、電力変換装置10は、直流電力を交流電力に変換する3つの半導体モジュール200u、200v及び200wと、半導体モジュール200u、200v及び200wを冷却する冷却器100とを有する。半導体モジュール200u、200v及び200wは、「発熱体」の一例である。
半導体モジュール200u、200v及び200wの各々は、例えば、スイッチング素子等のパワー半導体素子を含むパワー半導体チップ(例えば、図3に示される半導体チップCH1及びCH2等)を樹脂ケースに収容したパワー半導体モジュールである。スイッチング素子としては、例えば、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)及びIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等が該当する。
半導体モジュール200uは、例えば、入力端子202u及び204uと、出力端子206uと、複数の制御端子208uとを有する。例えば、半導体モジュール200uは、入力端子202u及び204uに入力される直流電力を3相の交流電力のうちのU相の交流電力に変換し、U相の交流電力を出力端子206uから出力する。例えば、入力端子202uの電位は、入力端子204uの電位よりも高い。また、複数の制御端子208uには、半導体モジュール200uが有するスイッチング素子等の動作を制御するための制御信号が入力される。
半導体モジュール200v及び200wの各々は、3相の交流電力のうちのV相又はW相の交流電力を出力することを除いて、半導体モジュール200uと同様である。例えば、半導体モジュール200vは、入力端子202v及び204vと出力端子206vと複数の制御端子208vとを有し、V相の交流電力を出力端子206vから出力する。また、例えば、半導体モジュール200wは、入力端子202w及び204wと出力端子206wと複数の制御端子208wとを有し、W相の交流電力を出力端子206wから出力する。
以下では、半導体モジュール200u、200v及び200wを、半導体モジュール200と総称する場合がある。また、入力端子202u、202v及び202wを入力端子202と総称し、入力端子204u、204v及び204wを入力端子204と総称し、出力端子206u、206v及び206wを出力端子206と総称する場合がある。
冷却器100は、Y方向に延在する本体部120と、本体部120に冷媒を供給する供給管160と、本体部120から冷媒を排出する排出管162と、供給管160及び排出管162と本体部120とを接続するヘッド部140とを有する。なお、図1の破線の矢印は、冷媒の流れの一例を示す。本実施形態では、冷媒が水等の液体である場合を想定する。
本体部120は、「冷却本体部」の一例である。図1では、本体部120の概要を説明する。本体部120の詳細については、後述の図3、図4及び図5において説明される。また、ヘッド部140については、後述の図2において説明される。
本体部120は、例えば、Y方向に延在する直方体に形成された中空の構造体である。例えば、本体部120は、Y方向に延在し、一端から冷媒が流入する流入路FP1と、Y方向に延在し、一端から冷媒を流出させる流出路FP2と、複数の冷却流路FP3とを有する。なお、流入路FP1及び流出路FP2の各々の他端(+Y方向の端部)は、外壁122eにより画定される。流入路FP1は、「第1流路」の一例であり、流出路FP2は、「第2流路」の一例である。
また、本体部120は、半導体モジュール200が配置される外壁122aを有する。外壁122aは、半導体モジュール200が配置される外面OFa、及び、外面OFaとは反対側の内面IFaを含む。内面IFaは、複数の冷却流路FP3の壁面の一部である。なお、外壁122aは、「冷却壁」の一例であり、外面OFaは、「第1面」の一例であり、内面IFaは、「第2面」の一例である。
複数の冷却流路FP3は、Y方向に配列され、かつ、Y方向に交差するX方向に延在する。複数の冷却流路FP3の各々の一端及び他端は、外壁122c及び122dによりそれぞれ画定される。また、例えば、本体部120は、Y方向に配列され、かつ、X方向に延在する複数の隔壁124cを有する。複数の冷却流路FP3のうちの互いに隣接する2つの冷却流路FP3は、当該2つの冷却流路FP3の間に位置する隔壁124cにより、互いに仕切られる。
なお、図1では、冷媒の流れを分かり易くするために、複数の隔壁124cは、外壁122aから離して記載されているが、本実施形態では、図5に示されるように、複数の隔壁124cが外壁122aと一体に形成される場合を想定する。なお、隔壁124cの数は複数に限定されない。例えば、冷却流路FP3の数が2つの場合、隔壁124cの数は1つでもよい。
また、複数の冷却流路FP3は、外面OFaに垂直なZ方向において、流入路FP1及び流出路FP2と、外壁122aとの間に位置する。そして、複数の冷却流路FP3の各々は、流入路FP1と流出路FP2とをX方向に連通する。
冷却器100は、外壁122aの内面IFaを壁面の一部とする複数の冷却流路FP3を流れる冷媒により、外壁122aの外面OFaに配置された半導体モジュール200を冷却する。例えば、半導体モジュール200に発生した熱は、外壁122aを介して冷媒に放熱される。
ここで、本体部120は、熱伝導性に優れる材料で形成される。本体部120の具体的な構成材料としては、例えば、銅、アルミニウム又はこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。また、ヘッド部140、供給管160及び排出管162は、例えば、本体部120と同一材料で形成される。すなわち、ヘッド部140、供給管160及び排出管162の具体的な構成材料としては、例えば、銅、アルミニウム又はこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。なお、ヘッド部140、供給管160及び排出管162の一部又は全部は、本体部120と異なる材料で形成されてもよい。
なお、本体部120の形状は、Y方向に延在する直方体に限定されない。例えば、-Y方向からの平面視における本体部120の形状は、曲線を有する形状でもよい。すなわち、外壁122c及び122dは、湾曲していてもよい。
次に、図2を参照しながら、ヘッド部140について説明する。
図2は、図1に示されたヘッド部140を説明するための説明図である。なお、図2の第1平面図は、+Z方向から平面視した冷却器100及び半導体モジュール200の平面図であり、第2平面図は、-Y方向から平面視した冷却器100及び半導体モジュール200の平面図である。また、図2のA1-A2断面図は、第1平面図におけるA1-A2線に沿う冷却器100の断面図である。なお、図2では、図を見やすくするために、入力端子202u等の符号の記載が省略されている。図2以降の図においても、入力端子202u等の符号の記載は適宜省略される。
ヘッド部140は、例えば、流入路FP1と連通する開口、流出路FP2と連通する開口、供給口Hi及び排出口Hoを有する中空の直方体である。
供給口Hi及び排出口Hoは、第2平面図に示されるように、X-Z平面に略平行な外壁142eを貫通する孔である。なお、「略平行」等は、誤差を含む概念である。例えば、「略平行」とは、設計上平行であればよい。外壁142eには、供給管160及び排出管162が接続される。例えば、供給管160は、供給管160内の流路が供給口Hiと連通するように、外壁142eに接続され、排出管162は、排出管162内の流路が排出口Hoと連通するように、外壁142eに接続される。
また、A1-A2断面図に示されるように、ヘッド部140は、外壁142eの他に、X-Y平面に略平行な外壁142a及び142bと、Y-Z平面に略平行な外壁142c及び142dと、X-Z平面に略平行な外壁142f及び142gとを有する。さらに、ヘッド部140は、Y-Z平面に略平行な隔壁144を有する。
外壁142f及び142gは、例えば、外壁142eから+Y方向に離れて配置され、本体部120の外壁122c及び122dにそれぞれ接続される。そして、供給口Hiから流入路FP1までの流路と、流出路FP2から排出口Hoまでの流路とを仕切る隔壁144が、X方向において本体部120の外壁122c及び122d間に配置される。例えば、隔壁144は、外壁142a及び142bと、本体部120の複数の隔壁124cのうち最もヘッド部140に近い隔壁124cと、本体部120の隔壁124aと、図3において後述する本体部120の隔壁124bとに接続される。
なお、ヘッド部140の形状は、図2に示される形状に限定されない。例えば、-Y方向からの平面視におけるヘッド部140の形状は、曲線を有する形状でもよい。すなわち、外壁142c及び142dは、湾曲していてもよい。
次に、図3、図4及び図5を参照しながら、本体部120について説明する。
図3は、図1に示された本体部120を説明するための説明図である。なお、図3は、図2の第1平面図に示されたB1-B2線に沿う電力変換装置10の断面図である。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。また、半導体モジュール200の断面図では、半導体モジュール200に含まれる半導体チップCH1及びCH2以外の要素の記載が省略されている。図3以降に示される半導体モジュール200の断面図においても、半導体モジュール200に含まれる半導体チップCH1及びCH2以外の要素の記載が省略される。
各半導体モジュール200は、発熱源となる半導体チップCH1及びCH2を有する。半導体チップCH1及びCH2は、例えば、スイッチング素子等のパワー半導体素子を含むパワー半導体チップである。
本体部120は、図1において説明された外壁122a、122b、122c、122d及び122eと隔壁124cとの他に、隔壁124a及び124bを有する。さらに、本体部120は、複数の冷却流路と1対1に対応する複数の取付板PLと、複数の取付板PLの各々に取り付けられる複数のノズルNとを有する。隔壁124aは、「隔壁」の一例である。
隔壁124aは、外壁122a及び122b間に配置される。すなわち、隔壁124aは、外壁122aから-Z方向に間隔を空けて配置される。本実施形態では、隔壁124aが、外壁122aと略平行である場合を想定する。例えば、隔壁124aの面のうち、外壁122aの内面IFaに対向する面SFa10は、外壁122aの内面IFaと略平行である。なお、隔壁124aの面SFa10は、外壁122aの内面IFaと平行でなくてもよい。例えば、隔壁124aの面SFa10は、面SFa10の-X方向の縁部が外壁122aに近づくように、傾斜していてもよい。
外壁122a及び122b間に配置された隔壁124aは、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを仕切り、かつ、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを仕切る。本実施形態では、例えば、隔壁124aの+X方向の縁部は、外壁122cの内面IFcに接続され、隔壁124aの-X方向の縁部と外壁122dの内面IFdとの間には、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。
なお、隔壁124aのうち、隔壁124aの+X方向の縁部と後述する隔壁124bとの間の部分には、隔壁124aを貫通する複数の貫通孔Htが形成されている。複数の貫通孔Htの各々には、当該貫通孔Htを塞ぐように、取付板PLが取り付けられる。また、取付板PLには、Z方向に沿って延在し、冷媒を流入路FP1から冷却流路FP3に流す複数のノズルNが取り付けられている。本実施形態では、+Z方向からの平面視において、複数のノズルNは、発熱源である半導体チップCH1と重なる。なお、複数のノズルNは、「第1絞り部」の一例である。また、本実施形態では、複数の冷却流路FP3の各々と流入路FP1との連通部分に複数のノズルNが設けられる場合を想定する。従って、複数の冷却流路FP3の各々は、「第1の冷却流路」の一例である。
隔壁124bは、外壁122c及び122d間に配置され、隔壁124a及び外壁122bに接続される。隔壁124bは、例えば、Y-Z平面に略平行な壁であり、流入路FP1と流出路FP2とを仕切る。例えば、隔壁124bの面SFb1は、隔壁124bの面のうち、外壁122cの内面IFcに対向する面であり、外壁122cの内面IFcと略平行である。また、隔壁124bの面SFb2は、隔壁124bの面のうち、外壁122dの内面IFdに対向する面であり、外壁122dの内面IFdと略平行である。
例えば、隔壁124aの面SFa11と、隔壁124bの面SFb1と、外壁122bの内面IFb1とは、流入路FP1の壁面の一部である。また、隔壁124aの面SFa12と、隔壁124bの面SFb2と、外壁122bの内面IFb2とは、流出路FP2の壁面の一部である。なお、隔壁124aの面SFa11は、面SFa10の反対側の面のうち、隔壁124bよりも+X方向の部分であり、隔壁124aの面SFa12は、面SFa10の反対側の面のうち、隔壁124bよりも-X方向の部分である。また、外壁122bの内面IFb1は、外壁122bの内面IFbのうち、隔壁124bよりも+X方向の部分であり、外壁122bの内面IFb2は、外壁122bの内面IFbのうち、隔壁124bよりも-X方向の部分である。
流入路FP1に流入した冷媒は、複数のノズルNを通り、複数の冷却流路FP3に流入する。そして、複数の冷却流路FP3に流入した冷媒は、隔壁124aの-X方向の縁部と外壁122dの内面IFdとの間を通り、流出路FP2に流入する。すなわち、本実施形態では、複数の冷却流路FP3の各々は、一端で流入路FP1に連通し、他端で流出路FP2に連通する。
隔壁124cは、外壁122aに略垂直な壁であり、X方向に延在する。例えば、隔壁124cは、隔壁124aと外壁122aとの間に配置され、外壁122a、122c及び122dと隔壁124aとに接続される。すなわち、本実施形態では、隔壁124cは、隔壁124aと外壁122aとの両方に接続されている。なお、隔壁124cは、隔壁124aと外壁122aとのうちの一方のみに接続されてもよい。複数の冷却流路FP3の各々は、例えば、複数の隔壁124cのうちの互いに隣接する隔壁124c間に形成される。また、外壁122aの内面IFa及び隔壁124aの面SFa10は、複数の冷却流路FP3の壁面の一部である。
本実施形態では、複数の冷却流路FP3の壁面の一部である内面IFaを含む外壁122aの外面OFaに半導体モジュール200が配置される。これにより、例えば、半導体モジュール200で発生した熱(より詳細には、半導体チップCH1及びCH2等で発生した熱)は、半導体モジュール200の表面のうちの外壁122aの外面OFaに対向する面から複数の冷却流路FP3内の冷媒に伝達される。所謂、片面冷却により、半導体モジュール200が冷却される。図3では、特に図示していないが、半導体モジュール200と外壁122aの外面OFaとの間には、熱伝導性のグリス、熱伝導性の接着剤、熱伝導性のシート及びはんだ等のTIM(Thermal Interface Material)が介在してもよい。
また、本実施形態では、流入路FP1内の冷媒は、Z方向に延在する複数のノズルNにより、外壁122aに対して略垂直に噴射されて、複数の冷却流路FP3に流入する。これにより、+Z方向からの平面視において、外壁122aの内面IFaのうち、複数のノズルNと重なる部分を含む領域AR1に、冷媒が衝突する。内面IFaのうちの領域AR1に衝突した冷媒は、例えば、内面IFaに略平行な-X方向に移動する。
外壁122aの内面IFaのうち、冷媒が衝突した領域AR1に近い部分の熱は、冷媒が衝突した領域AR1から遠い部分に比べて、領域AR1に衝突した冷媒に効率よく伝達される。本実施形態では、+Z方向からの平面視において、領域AR1は、半導体チップCH1と重なる。従って、本実施形態では、半導体チップCH1は、外壁122aの領域AR1に衝突した冷媒により、効率よく冷却される。なお、内面IFaのうちの領域AR2は、-X方向に移動する冷媒に熱が伝達されることにより冷却される領域であり、冷媒の内面IFaへの衝突による冷却効果が領域AR1に比べて小さい領域である。
内面IFaのうちの領域AR2の冷却効率は、例えば、領域AR2と隔壁124aの面SFa10との間を通る冷媒の流速を増加させることにより、向上する。このため、本実施形態では、領域AR2と隔壁124aの面SFa10との距離DIS1を小さくすることにより、領域AR2と面SFa10との距離DIS1が大きい場合に比べて、領域AR2と面SFa10との間を通る冷媒の流速を増加させている。これにより、本実施形態では、+Z方向からの平面視において、領域AR2と重なる半導体チップCH2等を効率よく冷却することができる。
また、本実施形態では、複数の冷却流路FP3がZ方向において流入路FP1及び流出路FP2と外壁122aとの間に位置するため、半導体モジュール200の端子(例えば、入力端子202、204及び出力端子206等)のZ方向に空間を確保することができる。例えば、流入路FP1及び流出路FP2は、複数の冷却流路FP3を仕切る隔壁124cよりも-Z方向に位置する。これにより、本実施形態では、複数の冷却流路FP3の各々の一端を画定する外壁122cの内面IFcを流入路FP1の壁面の一部とし、複数の冷却流路FP3の各々の他端を画定する外壁122dの内面IFdを流出路FP2の壁面の一部とすることができる。この場合、半導体モジュール200の端子のZ方向に空間が確保されるため、半導体モジュール200の端子に配線等を容易に接続することができる。
図4は、図3に示されたノズルNの配置の一例を示す平面図である。図4では、取付板PLが取り付けられた隔壁124aを、+Z方向から見た場合の平面図が示されている。
隔壁124aには、複数の冷却流路FP3と1対1に対応する複数の貫通孔Htが形成されている。複数の貫通孔Htの各々には、図3において説明されたように、当該貫通孔Htを塞ぐ取付板PLが取り付けられる。図4に示す例では、各取付板PLには、Y方向に沿って2列に配列された8個のノズルNが取り付けられている。
なお、各取付板PLに取り付けられるノズルNの数及び配置は、図4に示される例に限定されない。例えば、各取付板PLには、3行3列に配置された9個のノズルNが取り付けられてもよいし、2行2列に配置された4個のノズルNが取り付けられてもよい。あるいは、各取付板PLには、1個のノズルNのみが取り付けられてもよい。すなわち、各取付板PLには、1以上のノズルNが取り付けられる。
また、隔壁124aには、複数の貫通孔Htの代わりに、Y方向に延在する1つの貫通孔Ht(例えば、図4に示される複数の貫通孔Ht間を繋いだ1つの貫通孔Ht)が形成されてもよい。
図5は、図1に示された本体部120を説明するための別の説明図である。なお、図5の平面図は、+Z方向から平面視した冷却器100の平面図である。また、図5のC1-C2断面図は、図5の平面図におけるC1-C2線に沿う冷却器100の断面図であり、図5のD1-D2断面図は、図5の平面図におけるD1-D2線に沿う冷却器100の断面図である。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。なお、図5のC1-C2断面図では、取付板PL及びノズルNの記載が省略されている。
供給管160から流入路FP1に流入した冷媒は、図4に示された複数のノズルNのいずれかを介して複数の冷却流路FP3のいずれかに流入する。そして、複数の冷却流路FP3に流入した冷媒と半導体モジュール200との間で熱交換が行われる。また、複数の冷却流路FP3に流入した冷媒は、流出路FP2に流れる。そして、流出路FP2に流入した冷媒は、排出管162から排出される。このように、本実施形態では、流入路FP1から複数の冷却流路FP3に流入する新鮮な冷媒により、半導体モジュール200(より詳細には、例えば、半導体チップCH1及びCH2等)を冷却することができる。新鮮な冷媒とは、例えば、半導体モジュール200との熱交換が行われる前の冷媒、又は、半導体モジュール200との熱交換が行われる前の冷媒とほぼ同じ温度の冷媒等である。
また、本実施形態では、C1-C2断面図及びD1-D2断面図に示されるように、複数の隔壁124cは、外壁122aと一体に形成される。例えば、外壁122a及び複数の隔壁124cが互いに一体に形成された構造物と冷媒との接触面積は、複数の隔壁124cが接続されていない場合の外壁122aと冷媒との接触面積よりも大きい。このため、本実施形態では、半導体モジュール200から外壁122aを介して冷媒に熱を伝達させる場合の熱伝達の効率を向上させることができる。
図5では、外壁122eのうち、外壁122aと一体に形成される部分は、外壁122eaとも称され、外壁122eのうち、外壁122ea以外の部分は、外壁122ebとも称される。
なお、複数の隔壁124c等の製造方法は、特に限定されない。例えば、外壁122aと一体に形成された複数の隔壁124cは、隔壁124aに接続されてもよいし、隔壁124aに接続されなくてもよい。また、例えば、複数の隔壁124cは、外壁122aと一体に形成されなくてもよい。この場合、複数の隔壁124cは、隔壁124aと一体に形成されてもよい。隔壁124aと一体に形成された複数の隔壁124cは、外壁122aに接続されてもよいし、外壁122aに接続されなくてもよい。あるいは、外壁122a及び隔壁124aとは別に形成された複数の隔壁124cが、外壁122a及び隔壁124aの一方又は両方に接続されてもよい。
次に、電力変換装置10と対比される形態として、取付板PL及びノズルNが本体部120から省かれた形態(以下、対比例とも称する)について、図6を参照しながら、説明する。
図6は、対比例に係る電力変換装置10Zの一例を説明するための説明図である。なお、図6では、図3に示された電力変換装置10の断面に対応する電力変換装置10Zの断面が示されている。図1から図5において説明された要素と同様の要素については、同様の符号が付され、詳細な説明は省略される。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。
電力変換装置10Zは、図1等に示された冷却器100の代わりに冷却器100Zを有することを除いて、図1等に示された電力変換装置10と同様である。冷却器100Zは、図1等に示された本体部120の代わりに本体部120Zを有することを除いて、図1等に示された冷却器100と同様である。本体部120Zは、図3に示された取付板PL及びノズルNが本体部120から省かれ、隔壁124aの代わりに隔壁124Zaを有することを除いて、本体部120と同様である。
例えば、隔壁124Zaは、外壁122a及び122b間に配置される。隔壁124Zaは、外壁122aと略平行であり、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを仕切り、かつ、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを仕切る。なお、冷却器100Zでは、隔壁124Zaの+X方向の縁部と外壁122cの内面IFcとの間には、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。また、隔壁124Zaの-X方向の縁部と外壁122dの内面IFdとの間には、冷却器100と同様に、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。すなわち、冷却器100Zにおいても、複数の冷却流路FP3の各々は、一端で流入路FP1に連通し、他端で流出路FP2に連通する。
このように、冷却器100Zでは、流入路FP1と複数の冷却流路FP3との連通部分にノズルNが設けられていない。また、冷却器100Zでは、外壁122aの内面IFaと隔壁124Zaの面SFa10との距離DISzは、冷却器100の外壁122aの内面IFa(領域AR2)と隔壁124aの面SFa10との距離DIS1よりも大きい。従って、冷却器100Zでは、複数の冷却流路FP3の各々を流れる冷媒の流速は、冷却器100の複数の冷却流路FP3の各々を流れる冷媒の流速に比べて、遅い。すなわち、冷却器100Zは、低速で流れる冷媒により、半導体モジュール200の全体を一様に冷却する。このため、冷却器100Zでは、冷却器100に比べて、発熱源となる半導体チップCH1及びCH2の冷却効率が低下する。
これに対し、本実施形態では、Z方向に延在する複数のノズルNにより、外壁122aに対して略垂直に冷媒を噴射するため、発熱源となる半導体チップCH1を効率よく冷却することができる。また、本実施形態では、冷却器100の複数の冷却流路FP3の各々を冷却器100Zの複数の冷却流路FP3の各々よりも絞ることにより、冷媒の流速を増加させている。この結果、本実施形態では、冷却器100に比べて、発熱源となる半導体チップCH1及びCH2等を効率よく冷却することができる。
次に、図7を参照しながら、電力変換装置10全体の概略的な内部構造について説明する。
図7は、電力変換装置10全体の概略的な内部構造の一例を示す斜視図である。
電力変換装置10は、図1等に示された冷却器100及び半導体モジュール200の他に、コンデンサ300、制御基板400、筐体500、入力コネクタ520及び出力コネクタ540等を有する。コンデンサ300は、半導体モジュール200の入力端子202及び204間に印加される直流電圧を平滑化する。制御基板400には、半導体モジュール200を制御する制御回路等が設けられる。筐体500は、冷却器100、半導体モジュール200、コンデンサ300及び制御基板400等の電力変換装置10の内部部品を収納する。また、筐体500には、入力コネクタ520及び出力コネクタ540が設けられている。例えば、図示されない直流電源から入力コネクタ520を介して、半導体モジュール200の入力端子202及び204間に直流電圧が印加される。また、例えば、U相、V相及びW相の3相の交流電力が半導体モジュール200の出力端子206から出力コネクタ540を介して、図示されない外部装置(例えば、モータ)に出力される。
なお、電力変換装置10の構成は、図7に示される例に限定されない。例えば、本実施形態では、半導体モジュール200が片面から冷却されるため、冷却器100のZ方向の大きさを小さくすることができる。このため、本実施形態では、半導体モジュール200の+Z方向に他の部材等を配置する空間が確保される。例えば、制御基板400は、+Z方向からの平面視において、一部が半導体モジュール200に重なるように配置されてもよい。この場合、電力変換装置10のZ方向の大きさが大きくなることを抑制しつつ、電力変換装置10のX方向の大きさを小さくすることができる。
以上、本実施形態では、電力変換装置10は、冷却器100を有する。冷却器100は、Y方向に延在する本体部120を有する。本体部120は、半導体モジュール200が配置される外面OFa、及び、外面OFaとは反対側の内面IFaを含む外壁122aを有する。さらに、本体部120は、Y方向に延在し、一端から冷媒が流入する流入路FP1と、Y方向に延在し、一端から冷媒を流出させる流出路FP2と、内面IFaを壁面の一部とする複数の冷却流路FP3と、隔壁124aと、複数のノズルNとを有する。隔壁124aは、外面OFaに垂直なZ方向に外壁122aから間隔を空けて配置され、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを仕切り、かつ、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを仕切る。複数のノズルNは、複数の冷却流路FP3の各々と流入路FP1との連通部分に設けられる。複数の冷却流路FP3は、Y方向に配列され、かつ、Y方向に交差するX方向に延在する。また、複数の冷却流路FP3は、Z方向において、流入路FP1及び流出路FP2と、外壁122aとの間に位置する。そして、複数の冷却流路FP3の各々は、流入路FP1と流出路FP2とをX方向に連通する。
このように、本実施形態では、流入路FP1内の冷媒は、複数のノズルNのいずれかを介して、複数の冷却流路FP3のいずれかに流入する。ノズルNから噴射された冷媒は、例えば、外壁122aの内面IFaの一部(例えば、領域AR1)に衝突する。例えば、本実施形態では、外壁122aのうち、半導体モジュール200に含まれる発熱源(例えば、半導体チップCH1)に近い部分に、冷媒をノズルNから噴射して衝突させることにより、半導体モジュール200内の発熱源を効率よく冷却することができる。すなわち、本実施形態では、ノズルNからの冷媒の噴射を利用することにより、半導体モジュール200のうち、複数の冷却流路FP3と流入路FP1との連通部分に近い部分の熱を効率よく冷却することができる。このように、本実施形態では、半導体モジュール200を効率よく冷却することができる。すなわち、本実施形態では、半導体モジュール200を効率よく冷却する冷却器100を提供することができる。
また、本実施形態では、冷媒を流入路FP1から複数の冷却流路FP3に流す複数のノズルNは、Z方向に延在に沿って延在する。これにより、本実施形態では、Z方向からの平面視において、外壁122aの内面IFaのうち、複数のノズルNと重なる部分を含む領域AR1の熱を、冷媒に効率よく伝達することができる。従って、本実施形態では、半導体モジュール200のうち、外壁122aの領域AR1に近い部分を、効率よく冷却することができる。
また、本実施形態では、Z方向からの平面視において、複数のノズルNは、半導体モジュール200に含まれる発熱源である半導体チップCH1と重なる部分を含む。このため、本実施形態では、半導体モジュール200に含まれる発熱源である半導体チップCH1を、効率よく冷却することができる。
A2:第2実施形態
図8は、第2実施形態に係る電力変換装置10Aの一例を説明するための説明図である。なお、図8では、図3に示された電力変換装置10の断面に対応する電力変換装置10Aの断面が示されている。図1から図7において説明された要素と同様の要素については、同様の符号が付され、詳細な説明は省略される。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。
電力変換装置10Aは、図1等に示された冷却器100の代わりに冷却器100Aを有することを除いて、図1等に示された電力変換装置10と同様である。冷却器100Aは、図1等に示された本体部120の代わりに本体部120Aを有することを除いて、図1等に示された冷却器100と同様である。電力変換装置10Aは、「半導体装置」の別の例であり、本体部120Aは、「冷却本体部」の別の例である。
本体部120Aは、図3に示された隔壁124aの代わりに隔壁124Aaを有することを除いて、本体部120と同様である。隔壁124Aaは、「隔壁」の別の例である。
隔壁124Aaは、突出部CVを有することを除いて、隔壁124aと同様である。本実施形態では、複数の冷却流路FP3と1対1に対応する複数の突出部CVが隔壁124Aaに形成される場合を想定する。
突出部CVは、例えば、流入路FP1よりも流出路FP2に近い位置に設けられる。例えば、突出部CVは、隔壁124Aaのうち、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを仕切る部分の少なくとも一部から、外壁122aに近づく方向に突出する。すなわち、突出部CVは、隔壁124Aaのうち、隔壁124Aaの-X方向の縁部と隔壁124bとの間の一部分から、+Z方向に突出する。本実施形態では、突出部CVが、+Z方向からの平面視において、半導体チップCH2と重なる部分を含むように形成される場合を想定する。なお、突出部CVは、「第1部分」の一例である。
突出部CVの面のうち、外壁122aの内面IFaに対向する面SFa101は、隔壁124Aaの面SFa10の一部である。本実施形態では、突出部CVの面SFa101が外壁122aの内面IFaと略平行である場合を想定する。なお、突出部CVの面SFa101は、外壁122aの内面IFaと平行でなくてもよい。例えば、突出部CVの面SFa101は、面SFa101の-X方向の縁部が外壁122aに近づくように、傾斜していてもよい。
図9では、外壁122aの内面IFaに対向する面SFa10のうち、突出部CVの面SFa101よりも+X方向の部分は、面SFa102とも称される。また、内面IFaのうち、突出部CVの面SFa101と対向する部分は、領域AR2aとも称される。
例えば、突出部CVの面SFa101と外壁122aの領域AR2aとの距離DIS2は、隔壁124Aaの面SFa102と外壁122aの内面IFaとの距離DIS1よりも小さい。すなわち、本実施形態では、隔壁124Aaは、突出部CVの面SFa101と内面IFaとの距離DIS2が、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを仕切る部分の面SFa102と内面IFaとの距離DIS1よりも小さくなるように、形成される。このため、本実施形態では、外壁122aの内面IFaと隔壁124Aaの面SFa102との間を通り、外壁122aの領域AR2aと突出部CVの面SFa101との間に流入する冷媒の流れが絞られる。
すなわち、本実施形態では、突出部CVの面SFa101及び外壁122aの領域AR2aを壁面の一部とする絞り部が複数の冷却流路FP3の各々に設けられる。従って、本実施形態においても、複数の冷却流路FP3の各々は、「第1の冷却流路」の一例である。また、突出部CVの面SFa101及び外壁122aの領域AR2aを壁面の一部とする絞り部(外壁122aの領域AR2aと突出部CVの面SFa101との間の空間)は、「第2絞り部」の一例である。以下では、突出部CVの面SFa101及び外壁122aの領域AR2aを壁面の一部とする絞り部は、単に、冷却流路FP3の絞り部とも称される。
また、冷却流路FP3に着目した場合、突出部CVの面SFa101内の位置における冷却流路FP3の断面積は、貫通孔Htと突出部CVとの間の位置における冷却流路FP3の断面積よりも小さい。冷却流路FP3の断面積は、例えば、X方向に垂直な面で本体部120Aを切断した場合の断面視において把握される冷却流路FP3の面積である。なお、突出部CVの面SFa101内の位置は、「第2絞り部内の位置」の一例であり、貫通孔Htと突出部CVとの間の位置は、「第1の冷却流路と第1流路との連通部分と、第2絞り部との間の位置」の一例である。
本実施形態では、外壁122aの領域AR2aと突出部CVの面SFa101との間に流入する冷媒の流れが絞られるため、外壁122aの領域AR2aと突出部CVの面SFa101との間を通る冷媒の流速を増加させることができる。これにより、本実施形態では、+Z方向からの平面視において、突出部CVと重なる半導体チップCH2を効率よく冷却することができる。
以上、本実施形態においても、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態では、冷却器100Aは、複数の冷却流路FP3の各々に設けられる絞り部(突出部CVの面SFa101及び外壁122aの領域AR2aを壁面の一部とする絞り部)を有する。これにより、本実施形態では、半導体モジュール200に含まれる発熱源のうち、+Z方向からの平面視において、冷却流路FP3の絞り部と重なる半導体チップCH2を効率よく冷却することができる。
また、本実施形態では、突出部CVは、流入路FP1よりも流出路FP2に近い位置に設けられる。すなわち、本実施形態では、冷却流路FP3の絞り部は、流入路FP1よりも流出路FP2に近い位置に設けられる。これにより、本実施形態では、半導体モジュール200に含まれる発熱源のうち、流入路FP1から遠い場所に位置する半導体チップCH2を効率よく冷却するすることができる。
また、本実施形態では、冷却流路FP3の絞り部内の位置(例えば、面SFa101内の位置)における冷却流路FP3の断面積は、冷却流路FP3と流入路FP1との連通部分と、冷却流路FP3の絞り部との間の位置における冷却流路FP3の断面積よりも小さい。これにより、本実施形態では、冷却流路FP3の絞り部を通る冷媒の流速を増加させることができる。この結果、本実施形態では、半導体モジュール200に含まれる発熱源のうち、+Z方向からの平面視において、冷却流路FP3の絞り部と重なる半導体チップCH2の熱を冷媒に効率よく伝達することができる。
また、本実施形態では、隔壁124Aaは、流出路FP2と冷却流路FP3とを仕切る部分の少なくとも一部である突出部CVと外壁122aの内面IFaとの距離DIS2が、流入路FP1と冷却流路FP3とを仕切る部分と内面IFaとの距離DIS1よりも小さくなるように、形成される。突出部CVは、冷却流路FP3の絞り部の壁面の一部となる面を含む。これにより、本実施形態では、冷却流路FP3のY方向の大きさが小さくなることを抑制しつつ、冷却流路FP3の絞り部内の位置における冷却流路FP3の断面積を小さくすることができる。すなわち、本実施形態では、外壁122aの内面IFaと冷媒との接触面積が小さくなることを抑制しつつ、冷却流路FP3の絞り部を通る冷媒の流速を増加させることができる。この結果、本実施形態では、半導体モジュール200に含まれる発熱源のうち、+Z方向からの平面視において、冷却流路FP3の絞り部と重なる半導体チップCH2を効率よく冷却することができる。
A3:第3実施形態
図9は、第3実施形態に係る電力変換装置10Bの一例を説明するための説明図である。なお、図9では、図3に示された電力変換装置10の断面に対応する電力変換装置10Bの断面が示されている。図1から図8において説明された要素と同様の要素については、同様の符号が付され、詳細な説明は省略される。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。
電力変換装置10Bは、図1等に示された冷却器100の代わりに冷却器100Bを有することを除いて、図1等に示された電力変換装置10と同様である。冷却器100Bは、図1等に示された本体部120の代わりに本体部120Bを有することを除いて、図1等に示された冷却器100と同様である。電力変換装置10Bは、「半導体装置」の別の例であり、本体部120Bは、「冷却本体部」の別の例である。
本体部120Bは、ノズルNがZ方向に対して傾斜していることを除いて、図8に示された本体部120Aと同様である。すなわち、冷却器100Bは、ノズルNがZ方向に対して傾斜していることを除いて、図8に示された冷却器100Aと同様である。
ノズルNは、冷媒の出口となる端部(+Z方向の端部)が冷媒の入り口となる端部(-Z方向の端部)に対して-X方向に位置するように傾斜している。例えば、複数のノズルNの各々の+Z方向の端部は、+Z方向からの平面視において、半導体チップCH1のY方向に沿う2つの辺の+X方向の辺と当該2つの辺の中心との間に位置する。
次に、図10を参照しながら、ノズルNを傾斜させた場合の作用について説明する。
図10は、図9に示された冷却器100Bの作用を説明するための説明図である。図10のグラフの縦軸は、外壁122aと冷媒との間の熱伝達率を示し、グラフの横軸は、外壁122aに衝突する冷媒の衝突位置CTを中心とした場合の中心からの距離を示している。図10では、冷媒の衝突位置CTが半導体チップCH1のX方向における中心と一致する場合を例にして、ノズルNを傾斜させた場合の作用について説明する。
図10の「傾斜なし」のグラフは、ノズルNがZ方向に沿って延在する場合の熱伝達率と冷媒の衝突位置CTからの距離との関係を示している。また、図10の「傾斜あり」のグラフは、ノズルNがZ方向に対して傾斜している場合の熱伝達率と冷媒の衝突位置CTからの距離との関係を示している。なお、図10の「傾斜あり」のグラフの点線は、ノズルNがZ方向に沿って延在する場合の熱伝達率と冷媒の衝突位置CTからの距離との関係(図10の「傾斜なし」のグラフ)を示している。
ノズルNがZ方向に沿って延在する場合、熱伝達率の最大値は、ノズルNがZ方向に対して傾斜している場合の熱伝達率の最大値より大きい。但し、冷媒の衝突位置CTから離れた位置での熱伝達率は、ノズルNがZ方向に対して傾斜している場合の熱伝達率よりも小さい。例えば、Z方向に対するノズルNの傾斜角θが小さい場合、傾斜角θが大きい場合に比べて、熱伝達率の最大値は大きくなり、熱伝達率が向上する範囲は小さくなる。
このため、本実施形態では、ノズルNをZ方向に対して傾斜させることにより、ノズルNがZ方向に沿って延在する場合に比べて広範囲の熱伝達率を向上させる。例えば、X方向の大きさが距離WDの半導体チップCH1を効率よく冷却する場合、式(1)を満たし、かつ、半導体チップCH1のX方向における中心と冷媒の衝突位置CTとが略一致するように、ノズルNを配置することが好ましい。
DIS1・tanθ≦WD/2 …(1)
なお、式(1)を満たす場合、複数のノズルNの各々の+Z方向の端部は、+Z方向からの平面視において、半導体チップCH1と重ならなくてもよい。
以上、本実施形態においても、上述した第2実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、冷媒を流入路FP1から冷却流路FP3に流す1以上のノズルNは、Z方向に対して傾斜している。これにより、本実施形態では、ノズルNがZ方向に沿って延在する場合に比べて、外壁122aと冷媒との衝突位置CTを中心に広範囲の熱伝達率を向上させることができる。
A4:第4実施形態
図11は、第4実施形態に係る電力変換装置10Cの一例を説明するための説明図である。なお、図11では、図3に示された電力変換装置10の断面に対応する電力変換装置10Cの断面が示されている。図1から図10において説明された要素と同様の要素については、同様の符号が付され、詳細な説明は省略される。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。
電力変換装置10Cは、図1等に示された冷却器100の代わりに冷却器100Cを有することを除いて、図1等に示された電力変換装置10と同様である。冷却器100Cは、図1等に示された本体部120の代わりに本体部120Cを有することを除いて、図1等に示された冷却器100と同様である。電力変換装置10Cは、「半導体装置」の別の例であり、本体部120Cは、「冷却本体部」の別の例である。
本体部120Cは、図3に示された取付板PL及びノズルNが本体部120から省かれ、隔壁124aの代わりに隔壁124Baを有することを除いて、本体部120と同様である。隔壁124Baは、「隔壁」の別の例である。
例えば、隔壁124Baは、外壁122a及び122b間に配置され、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを仕切り、かつ、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを仕切る。隔壁124Baのうち、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを仕切る部分は、隔壁124bよりも+X方向の部分であり、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを仕切る部分は、隔壁124bよりも-X方向の部分である。
なお、冷却器100Cでは、隔壁124Baの+X方向の縁部と外壁122cの内面IFcとの間には、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。また、隔壁124aの-X方向の縁部と外壁122dの内面IFdとの間には、冷却器100と同様に、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。すなわち、冷却器100Cにおいても、複数の冷却流路FP3の各々は、一端で流入路FP1に連通し、他端で流出路FP2に連通する。
また、本実施形態では、隔壁124Baは、外壁122aの内面IFaに対向する面SFa10が内面IFaに対して傾斜するように形成される。例えば、隔壁124Baのうち、隔壁124bよりも+X方向の部分は、+X方向の縁部が外壁122aから遠ざかるように傾斜し、隔壁124bよりも-X方向の部分は、-X方向の縁部が外壁122aに近づくように傾斜している。従って、隔壁124Baの面SFa10のうち、隔壁124bよりも+X方向の部分の面SFa104は、+X方向の縁部が外壁122aの内面IFaから遠ざかるように、傾斜している。また、隔壁124Baの面SFa10のうち、隔壁124bよりも-X方向の部分の面SFa103は、-X方向の縁部が外壁122aの内面IFaに近づくように、傾斜している。
例えば、隔壁124Baの面SFa104の+X方向の縁部と外壁122aの内面IFaとの距離DIS3は、隔壁124Baの面SFa10のX方向における中心と内面IFaとの距離DIS1以上である。また、例えば、隔壁124Baの面SFa103の-X方向の縁部と外壁122aの内面IFaとの距離DIS2は、距離DIS1未満である。すなわち、隔壁124Baの+X方向の縁部と外壁122aの内面IFaとの距離DIS3は、隔壁124Baの-X方向の縁部と外壁122aの内面IFaとの距離DIS2よりも大きい。なお、隔壁124Baの+X方向の縁部は、隔壁124BaのY方向に沿う2つの縁部のうちの流入路FP1に近い縁部であり、「第1縁部」の一例である。また、隔壁124Baの-X方向の縁部は、隔壁124BaのY方向に沿う2つの縁部のうちの流出路FP2に近い縁部であり、「第2縁部」の一例である。
図11では、外壁122aの内面IFaのうち、隔壁124Baの面SFa103と対向する部分は、領域AR2aとも称される。本実施形態では、外壁122aの内面IFaと隔壁124Baの面SFa104との間を通り、外壁122aの領域AR2aと隔壁124Baの面SFa103との間に流入する冷媒の流れが絞られる。
すなわち、本実施形態では、隔壁124Baの面SFa103及び外壁122aの領域AR2aを壁面の一部とする絞り部が複数の冷却流路FP3の各々に設けられる。従って、本実施形態においても、複数の冷却流路FP3の各々は、「第1の冷却流路」の一例である。また、隔壁124Baの面SFa103及び外壁122aの領域AR2aを壁面の一部とする絞り部(外壁122aの領域AR2aと隔壁124Baの面SFa103との間の空間)は、「第2絞り部」の別の例である。以下では、隔壁124Baの面SFa103及び外壁122aの領域AR2aを壁面の一部とする絞り部は、単に、冷却流路FP3の絞り部とも称される。
本実施形態では、外壁122aの領域AR2aと隔壁124Baの面SFa103との間に流入する冷媒の流れが絞られるため、外壁122aの領域AR2aと隔壁124Baの面SFa103との間を通る冷媒の流速を増加させることができる。例えば、隔壁124Baの面SFa103の-X方向の縁部に近い位置の冷媒の流速は、面SFa103の-X方向の縁部に遠い位置の冷媒の流速に比べて速くなる。
ここで、例えば、面SFa103の-X方向の縁部に近い位置の冷媒は、半導体モジュール200との熱交換が行われた冷媒である。このため、面SFa103の-X方向の縁部に近い位置の冷媒の温度は、面SFa103の-X方向の縁部に遠い位置の冷媒の温度に比べて高い。このため、本実施形態では、面SFa103の-X方向の縁部に近い位置の冷媒の流速を、面SFa103の-X方向の縁部に遠い位置の冷媒の流速に比べて速くすることにより、面SFa103の-X方向の縁部に近い位置の冷却効率の低下を抑止している。この結果、本実施形態では、+Z方向からの平面視において、隔壁124Baの面SFa103と重なる半導体チップCH2を効率よく冷却することができる。
また、本実施形態では、+Z方向からの平面視において、隔壁124Baの+X方向の縁部は、外壁122aの内面IFaのY方向に沿う2つの縁部のうちの流入路FP1に近い縁部と、半導体チップCH1との間に位置する。これにより、流入路FP1から冷却流路FP3に流入する冷媒は、+Z方向と-X方向との間の方向に向かって移動し、外壁122aの内面IFaの領域AR1に衝突する。従って、本実施形態では、領域AR1に近い半導体チップCH1を、領域AR1に衝突する冷媒により、効率よく冷却することができる。
なお、冷却器100Cの構成は、図11に示される例に限定されない。例えば、図11では、隔壁124Baのうち、隔壁124bよりも+X方向の部分と隔壁124bよりも-X方向の部分とで、外壁122aの内面IFaに対する傾斜角が異なるが、傾斜角は、+X方向の部分と-X方向の部分とで同じでもよい。また、隔壁124Baのうち、隔壁124bよりも+X方向の部分は、外壁122aの内面IFaに略平行に形成されてもよい。
あるいは、隔壁124Baのうち、隔壁124bよりも+X方向の部分は、図3又は図8に示された隔壁124Aaと同様に形成されてもよい。この場合、隔壁124Baのうち、隔壁124bよりも+X方向の部分(隔壁124Aaと同様に形成された部分)に、図3又は図8と同様に、ノズルNが取り付けられてもよい。あるいは、隔壁124Baのうち、隔壁124bよりも+X方向の部分が隔壁124Aaと同様に形成された場合でも、ノズルNは取り付けられなくてもよい。また、隔壁124Baのうち、隔壁124bよりも-X方向の部分は、図3又は図8に示された隔壁124Aaと同様に形成されてもよい。
以上、本実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、本実施形態では、隔壁124BaのY方向に沿う2つの縁部のうちの流入路FP1に近い縁部と外壁122aの内面IFaとの距離DIS3は、当該2つの縁部のうちの流出路FP2に近い縁部と内面IFaとの距離DIS2よりも大きい。また、隔壁124Baのうち、流出路FP2と冷却流路FP3とを仕切る部分は、冷却流路FP3の絞り部の壁面の一部となる面SFa103を含む。これにより、本実施形態では、外壁122aの内面IFaと隔壁124Baの面SFa103との間を通る冷媒の流速を増加させることができる。この結果、本実施形態では、+Z方向からの平面視において、隔壁124Baの面SFa103と重なる半導体チップCH2を効率よく冷却することができる。
B:変形例
以上に例示した実施形態は多様に変形され得る。前述の実施形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様を、相互に矛盾しない範囲で併合してもよい。
B1:第1変形例
上述した第1実施形態では、ノズルNが設けられた隔壁124aを有する冷却器100を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、冷却器100は、ノズルNを有さなくてもよい。
図12は、第1変形例に係る電力変換装置10Dの一例を説明するための説明図である。なお、図12では、図3に示された電力変換装置10の断面に対応する電力変換装置10Dの断面が示されている。図1から図11において説明された要素と同様の要素については、同様の符号が付され、詳細な説明は省略される。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。
電力変換装置10Dは、図1等に示された冷却器100の代わりに冷却器100Dを有することを除いて、図1等に示された電力変換装置10と同様である。冷却器100Dは、図1等に示された本体部120の代わりに本体部120Dを有することを除いて、図1等に示された冷却器100と同様である。本体部120Dは、図3に示された取付板PL及びノズルNが本体部120から省かれることを除いて、本体部120と同様である。
本変形例では、例えば、流入路FP1に流入した冷媒は、複数の貫通孔Htを通り、複数の冷却流路FP3に流入する。そして、複数の冷却流路FP3に流入した冷媒は、隔壁124aの-X方向の縁部と外壁122dの内面IFdとの間を通り、流出路FP2に流入する。
なお、本変形例では、複数の冷却流路FP3の各々と流入路FP1との連通部分が貫通孔Htにより絞られる。従って、本変形例では、貫通孔Htは、「第1絞り部」の一例である。例えば、本変形例では、複数の冷却流路FP3と1対1に対応する複数の貫通孔Htにより、流入路FP1内の冷媒は、外壁122aに対して略垂直に噴射されて、複数の冷却流路FP3に流入する。これにより、+Z方向からの平面視において、外壁122aの内面IFaのうち、複数の貫通孔Htと重なる部分を含む領域AR1に、冷媒が衝突する。内面IFaのうちの領域AR1に衝突した冷媒は、例えば、内面IFaに略平行な-X方向に移動する。
以上、本変形例においても、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本変形例においても、図3に示された突出部CVが隔壁124aに形成されてもよい。この場合、上述した第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
B2:第2変形例
上述した実施形態では、ヘッド部140を有する冷却器100を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、冷却器100は、ヘッド部140を有さなくてもよい。
図13は、第2変形例に係る電力変換装置10Eの一例を説明するための説明図である。なお、図13では、電力変換装置10Eの斜視図、B1-B2断面図及びC1-C2断面図が示されている。図13のB1-B2断面図は、図13の斜視図におけるB1-B2線に沿う電力変換装置10Eの断面図である。また、図13のC1-C2断面図は、図13の斜視図におけるC1-C2線に沿う冷却管120E及び半導体モジュール200の断面図である。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。図1から図12において説明された要素と同様の要素については、同様の符号が付され、詳細な説明は省略される。
電力変換装置10Eは、例えば、3つの半導体モジュール200u、200v及び200wと、半導体モジュール200u、200v及び200wを冷却する冷却器100Eとを有する。冷却器100Eは、Y方向に延在する本体部102と、供給管160と、排出管162とを有する。電力変換装置10Eは、「半導体装置」の別の例であり、本体部102は、「冷却本体部」の別の例である。
本体部102は、Y方向に配列され、かつX方向に延在する複数の冷却流路FP3を含む冷却管120Eと、Y方向に延在する流入路FP1を含む輸送管130iと、Y方向に延在する流出路FP2を含む輸送管130oとを有する。
冷却管120Eは、例えば、X-Y平面に略平行な外壁122a及び122Abと、Y-Z平面に略平行な外壁122c及び122dと、X-Z平面に略平行な外壁122e及び122fとを有する。なお、外壁122Abの+X方向の縁部と外壁122cとの間には、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。同様に、外壁122Abの-X方向の縁部と外壁122dとの間には、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。すなわち、冷却管120Eは、流入路FP1と連通する開口、及び、流出路FP2と連通する開口を有する中空の直方体である。また、外壁122AbのY方向に沿う2つの縁部のうち、流出路FP2に近い縁部には、図8に示された隔壁124Aaと同様に、突出部CVが形成されている。冷却管120Eにおいても、複数の冷却流路FP3の各々に、突出部CVによる絞り部が設けられる。
また、冷却管120Eは、X方向に延在し、かつ、Y方向に配列される複数の隔壁124cを有する。複数の隔壁124cの各々は、例えば、X-Z平面に略平行な壁であり、外壁122a、122Ab、122c及び122dに接続される。なお、複数の隔壁124cの各々は、外壁122a及び122Abの一方に接続されなくてもよい。あるいは、複数の隔壁124cの各々は、外壁122c及び122dに接続されなくてもよい。複数の隔壁124cにより、冷却管120E内の空間が複数の冷却流路FP3に仕切られる。冷却管120Eにおいても、半導体モジュール200が配置される外壁122aの内面IFaが、複数の冷却流路FP3の壁面の一部となる。
輸送管130iは、例えば、X-Y平面に略平行な外壁132ia及び132ibと、Y-Z平面に略平行な外壁132ic及び132idと、X-Z平面に略平行な外壁132ie及び132fiとを有する。なお、外壁132iaの-X方向の縁部と外壁132idとの間には、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。また、外壁132ieには、外壁132ieを貫通する供給口Hiが形成されている。すなわち、輸送管130iは、複数の冷却流路FP3と連通する開口、及び、供給口Hiを有する中空の直方体である。
輸送管130oは、例えば、X-Y平面に略平行な外壁132oa及び132obと、Y-Z平面に略平行な外壁132oc及び132odと、X-Z平面に略平行な外壁132oe及び132ofとを有する。なお、外壁132oaの+X方向の縁部と外壁132odとの間には、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。また、外壁132oeには、外壁132oeを貫通する排出口Hoが形成されている。すなわち、輸送管130oは、複数の冷却流路FP3と連通する開口、及び、排出口Hoを有する中空の直方体である。
冷却管120Eは、輸送管130iの外壁132ia及び132idと、輸送管130oの外壁132oa及び132odとに接続される。これにより、複数の冷却流路FP3の各々は、流入路FP1と流出路FP2とをX方向に連通する。また、本変形例においても、複数の冷却流路FP3は、Z方向において、流入路FP1及び流出路FP2と、外壁122aとの間に位置する。
なお、冷却管120E、輸送管130i及び輸送管130oの各々の形状は、Y方向に延在する直方体に限定されない。例えば、-Y方向からの平面視における輸送管130i及び130oの各々の形状は、曲線を有する形状でもよい。同様に、-Y方向からの平面視における冷却管120Eの形状は、曲線を有する形状でもよい。なお、輸送管130i、輸送管130o、供給管160及び排出管162はそれぞれ同一材料で形成されてもよい。
また、輸送管130iの外壁132ibは、輸送管130oの外壁132obと一体に形成されてもよい。この場合、輸送管130i及び130oは、外壁132id及び132odの代わりに、流入路FP1と流出路FP2とを仕切る共通の隔壁(例えば、図3に示された隔壁124aと同様の隔壁)を有してもよい。
以上、本変形例においても、上述した実施形態及び変形例と同様の効果を得ることができる。例えば、本変形例においても、+Z方向からの平面視において、突出部CVと重なる半導体チップCH2を効率よく冷却することができる。また、本変形例では、ヘッド部140が設けられていないため、冷却器100EのY方向の大きさを小さくすることができる。なお、本変形例においても、冷却管120Eは、複数の冷却流路FP3の各々と流入路FP1との連通部分に、図3又は図8に示された1以上のノズルNを有してもよい。この場合、上述した第2実施形態及び第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
B3:第3変形例
上述した第2実施形態において、取付板PL及びノズルNは、本体部120Bから省かれてもよい。あるいは、上述した第2実施形態及び第3実施形態において、取付板PL及び1以上のノズルNは、隔壁124Aaと外壁122cとの間に取り付けられてもよい。この場合、1以上のノズルNは、X方向において、半導体チップCH1と外壁122cとの間に位置してもよい。以上、本変形例においても、上述した実施形態及び変形例と同様の効果を得ることができる。
B4:第4変形例
上述した第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態では、複数の冷却流路FP3の各々と流入路FP1との連通部分に1以上のノズルNが設けられる場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、複数の冷却流路FP3のうちの一部の冷却流路FP3では、冷却流路FP3と流入路FP1との連通部分に、取付板PL及びノズルNが設けられなくてもよい。この場合、取付板PL及びノズルNが設けられた連通部分から冷媒が流入する冷却流路FP3が、「第1の冷却流路」に該当する。以上、本変形例においても、上述した第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、ノズルNの代わりにパンチングまたはパーリング等の加工により形成した孔部を設けてもよい。この場合、隔壁124aと取付板PLが一体的に形成されていてもよい。上記孔部は、流れ方向に狭くなるテーパー状や、板厚方向に対して傾斜して形成されていてもよい。
B5:第5変形例
上述した第2実施形態、第3実施形態及び第2変形例では、複数の冷却流路FP3の各々に、突出部CVによる絞り部が設けられる場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、複数の冷却流路FP3のうちの一部の冷却流路FP3には、突出部CVによる絞り部が設けられなくてもよい。この場合、突出部CVによる絞り部が設けられた冷却流路FP3が、「第1の冷却流路」に該当する。以上、本変形例においても、上述した第2実施形態、第3実施形態及び第2変形例と同様の効果を得ることができる。
B6:第6変形例
上述した実施形態及び変形例では、複数の冷却流路FP3の各々が、一端で流入路FP1に連通し、他端で流出路FP2に連通する場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、複数の冷却流路FP3の各々は、X方向において、外壁122cの内面IFcと隔壁124bの面SFb1との中間付近で流入路FP1に連通し、外壁122dの内面IFdと隔壁124bの面SFb2との中間付近で流出路FP2に連通してもよい。以上、本変形例においても、上述した実施形態及び変形例と同様の効果を得ることができる。
10、10A、10B、10C、10D、10E、10Z…電力変換装置、100、100A、100B、100C、100D、100E、100Z…冷却器、102、120、120A、120B、120C、120Z…本体部、122a、122b、122Ab、122c、122d、122e、122ea、122eb、132ia、132oa、132ib、132ob、132ic、132oc、132id、132od、132ie、132oe、142a、142c、142e、142f…外壁、124a、124Aa、124Ba、124b、124c、144…隔壁、120E…冷却管、130i、130o…輸送管、140…ヘッド部、160…供給管、162…排出管、200u、200v、200w…半導体モジュール、202u、202v、202w、204u、204v、204w…入力端子、206u、206v、206w…出力端子、208u、208v、208w…制御端子、300…コンデンサ、400…制御基板、500…筐体、520…入力コネクタ、540…出力コネクタ、CV…突出部、FP1…流入路、FP2…流出路、FP3…冷却流路、Hi…供給口、Ho…排出口、Ht…貫通孔、IFa、IFb、IFb1、IFb2、IFc、IFd…内面、OFa…外面、SFa10、SFa11、SFa12、SFa101、SFa102、SFa103、SFa104、SFb1、SFb2…面、N…ノズル、PL…取付板。

Claims (12)

  1. 第1方向に延在する冷却本体部を備え、
    前記冷却本体部は、
    発熱体が配置される第1面、及び、前記第1面とは反対側の第2面を含む冷却壁と、
    前記第1方向に延在し、一端から冷媒が流入する第1流路と、
    前記第1方向に延在し、一端から前記冷媒を流出させる第2流路と、
    前記第2面を壁面の一部とする複数の冷却流路と、
    前記第1面に垂直な第3方向に前記冷却壁から間隔を空けて配置され、前記第1流路と前記複数の冷却流路とを仕切り、かつ、前記第2流路と前記複数の冷却流路とを仕切る隔壁と、
    前記複数の冷却流路のうちの第1の冷却流路と前記第1流路との連通部分に設けられ、少なくとも一部が前記第1方向に狭められた第1絞り部と、
    を備え、
    前記複数の冷却流路は、
    前記第1方向に配列され、かつ、前記第1方向に交差する第2方向に延在し、
    前記第3方向において、前記第1流路及び前記第2流路と、前記冷却壁との間に位置し、
    前記複数の冷却流路の各々は、
    前記第1流路と前記第2流路とを前記第2方向に連通する、
    冷却器。
  2. 前記第1絞り部として、前記第3方向に沿って延在し、前記冷媒を前記第1流路から前記第1の冷却流路に流す1以上のノズルを有する、
    請求項1に記載の冷却器。
  3. 前記第1絞り部として、前記第3方向に対して傾斜し、前記冷媒を前記第1流路から前記第1の冷却流路に流す1以上のノズルを有する、
    請求項1に記載の冷却器。
  4. 前記第1絞り部として、前記隔壁を貫通し、前記冷媒を前記第1流路から前記第1の冷却流路に流す複数の孔部を有し、
    前記複数の孔部の各々の前記第1方向の大きさは、前記第1の冷却流路の前記第1方向の大きさよりも小さい、
    請求項1に記載の冷却器。
  5. 前記第3方向からの平面視において、前記第1絞り部は、前記発熱体に含まれる発熱源である半導体チップと重なる部分を含む、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の冷却器。
  6. 前記第1の冷却流路に設けられる第2絞り部をさらに備える、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷却器。
  7. 前記第2絞り部は、前記第1流路よりも前記第2流路に近い位置に設けられ、
    前記第2絞り部内の位置における前記第1の冷却流路の断面積は、前記第1の冷却流路と前記第1流路との連通部分と、前記第2絞り部との間の位置における前記第1の冷却流路の断面積よりも小さい、
    請求項6に記載の冷却器。
  8. 第1方向に延在する冷却本体部を備え、
    前記冷却本体部は、
    発熱体が配置される第1面、及び、前記第1面とは反対側の第2面を含む冷却壁と、
    前記第1方向に延在し、一端から冷媒が流入する第1流路と、
    前記第1方向に延在し、一端から前記冷媒を流出させる第2流路と、
    前記第2面を壁面の一部とする複数の冷却流路と、
    前記第1面に垂直な第3方向に前記冷却壁から間隔を空けて配置され、前記第1流路と前記複数の冷却流路とを仕切り、かつ、前記第2流路と前記複数の冷却流路とを仕切る隔壁と、
    前記複数の冷却流路のうちの第1の冷却流路に設けられる第2絞り部と、
    を備え、
    前記複数の冷却流路は、
    前記第1方向に配列され、かつ、前記第1方向に交差する第2方向に延在し、
    前記第3方向において、前記第1流路及び前記第2流路と、前記冷却壁との間に位置し、
    前記複数の冷却流路の各々は、
    前記第1流路と前記第2流路とを前記第2方向に連通し、
    前記第2絞り部は、
    前記第1流路よりも前記第2流路に近い位置に設けられ、
    前記第2絞り部内の位置における前記第1の冷却流路の断面積は、前記第1の冷却流路と前記第1流路との連通部分と、前記第2絞り部との間の位置における前記第1の冷却流路の断面積よりも小さい、
    却器。
  9. 前記隔壁は、
    前記第2流路と前記第1の冷却流路とを仕切る部分の少なくとも一部である第1部分と前記第2面との距離が、前記第1流路と前記第1の冷却流路とを仕切る部分と前記第2面との距離よりも小さくなるように、形成され、
    前記第1部分は、
    前記第2絞り部の壁面の一部となる面を含む、
    請求項から請求項8のいずれか1項に記載の冷却器。
  10. 前記隔壁は、前記第1方向に沿う2つの縁部として、前記第1流路に近い第1縁部及び前記第2流路に近い第2縁部を含み、
    前記第1縁部と前記第2面との距離は、前記第2縁部と前記第2面との距離よりも大きく、
    前記隔壁のうち、前記第2流路と前記第1の冷却流路とを仕切る部分は、前記第2絞り部の壁面の一部となる面を含む、
    請求項から請求項8のいずれか1項に記載の冷却器。
  11. 前記第3方向からの平面視において、前記第1縁部は、前記第2面の前記第1方向に沿う2つの縁部のうちの前記第1流路に近い縁部と、前記発熱体に含まれる発熱源である半導体チップとの間に位置する、
    請求項10に記載の冷却器。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の冷却器を備える半導体装置。
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