JP7119983B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を収容する液体収容部を装置前方に備えた記録装置に関する。
液体を吐出して媒体に記録を行う記録装置の一例として、インクジェットプリンターがある。インクジェットプリンターは、液体の一例であるインクを吐出する記録ヘッドを備えている。
また更に、インクジェットプリンターには、インクを収容するインク収容容器を、記録ヘッドから離れた位置に備えるものがある。この様な構成では、インク収容容器と記録ヘッドとが、インク供給用のチューブによって接続される。
インク収容容器の配設場所については、例えば特許文献1に、インクタンクが装置前方の右サイドに設けられる構成が開示されている。特許文献1記載の構成では、インクタンクは、装置の外郭を構成する筐体内部に収容されるが、インクタンクが収容される部位は、装置本体部の右側面から突出する様に形成されている。
特開2017-065084号公報
インクタンクはより一層の大容量化が求められており、その為に上記特許文献1記載の構成のようにインクタンクが収容される部位を装置の側面から突出するように形成することも考えられるが、この場合突出した部位がそのまま装置の設置スペースとして必要となってしまう。これに対し装置の前面側は、少なくとも装置の使用時には記録用紙の排出の為のスペースとなるため、インクタンクが収容される部位を装置の前面から突出するように形成すれば、それに伴う装置の設置スペースの増大は抑えることができる。
しかしながらその場合でも、梱包サイズの抑制の観点や、装置の美観維持の観点において、インクタンクが収容される部位の、装置前面からの突出量は抑制されることが好ましい。
上記課題を解決するための、本発明の記録装置は、媒体に対して液体を吐出して記録する記録部と、前記記録部で吐出される液体を収容する液体収容容器を備えた、装置前方に配置される液体収容部と、前記記録部のメンテナンスを行うメンテナンス部と、を備え、前記メンテナンス部は、装置の奥行き方向と交差する方向である幅方向において、第1方向の端部領域に設けられ、前記液体収容部は、前記幅方向において、前記第1方向に対し反対方向である第2方向の端部領域に設けられるとともに、前記奥行き方向において前記メンテナンス部の占有領域まで延びていることを特徴とする。
第1実施形態に係るプリンターの斜視図。 第1実施形態に係るプリンターの斜視図。 第1実施形態に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 第1実施形態に係るプリンターの構造体の斜視図。 メンテナンス機構の斜視図。 複数のインクタンクを前方から見た斜視図。 複数のインクタンクを下方から見た斜視図。 第1実施形態に係るプリンターの構成要素の位置関係を示す平面図。 第2実施形態に係るプリンターの要部斜視図。 第2実施形態に係るプリンターの要部斜視図。 第2実施形態に係るプリンターの要部斜視図。 第2実施形態に係るプリンターの要部斜視図。 第2実施形態に係るプリンターの要部平面図。 第2実施形態に係るプリンターの要部平面図。
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る記録装置は、媒体に対して液体を吐出して記録する記録部と、前記記録部で吐出される液体を収容する液体収容容器を備えた、装置前方に配置される液体収容部と、前記記録部のメンテナンスを行うメンテナンス部と、を備え、前記メンテナンス部は、装置の奥行き方向と交差する方向である幅方向において、第1方向の端部領域に設けられ、前記液体収容部は、前記幅方向において、前記第1方向に対し反対方向である第2方向の端部領域に設けられるとともに、前記奥行き方向において前記メンテナンス部の占有領域まで延びていることを特徴とする。
本態様によれば、液体を収容する液体収容容器を備えた、装置前方に配置される液体収容部は、装置の奥行き方向と交差する方向である幅方向において、記録部のメンテナンスを行うメンテナンス部が設けられた第1方向の端部領域とは反対の、第2方向の端部領域に設けられるので、前記液体収容部と前記メンテナンス部との干渉を回避して、前記液体収容部の占有領域を装置奥方に延ばすことができる。これにより、前記液体収容容器の容量を確保しながらも、前記液体収容部の、装置前面からの突出量を抑制することができる。
第2の態様は、第1の態様において、前記記録部により記録を行う記録領域の下流に最初に位置するローラー対であって、記録の行われた媒体を下流に送る下流ローラー対を備え、前記液体収容部は、前記奥行き方向において前記下流ローラー対よりも装置後方の位置まで延びていることを特徴とする。
本態様によれば、前記液体収容部は、前記奥行き方向において前記下流ローラー対よりも装置後方の位置まで延びているので、前記液体収容容器をより一層大容量化することができる。
第3の態様は、第2の態様において、前記液体収容部は、前記奥行き方向において前記記録部の位置まで延びていることを特徴とする。
本態様によれば、前記液体収容部は、前記奥行き方向において前記記録部の位置まで延びているので、前記液体収容容器を更に大容量化することができる。
第4の態様は、第2のまたは第3の態様において、前記液体収容容器は、第1液体収容領域と、当該第1液体収容領域より高さが低く、前記奥行き方向において前記メンテナンス部の占有領域まで延びる第2液体収容領域と、を備えて成ることを特徴とする。
本態様によれば、前記液体収容容器は、第1液体収容領域と、当該第1液体収容領域より高さが低く、前記奥行き方向において前記メンテナンス部の占有領域まで延びる第2液体収容領域と、を備えて成るので、前記第2液体収容領域を備えることで、前記液体収容容器を前記奥行き方向において後方に延ばし易くなり、前記液体収容容器を効果的に大容量化することができる。
第5の態様は、第4の態様において、前記記録部を構成する記録ヘッドを備えるキャリッジは、前記幅方向に往復動する構成であり、前記第2液体収容領域の一部は、前記キャリッジの往復動領域の下側に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジは、前記幅方向に往復動する構成であり、前記第2液体収容領域の一部は、前記キャリッジの往復動領域の下側に位置する構成であるので、前記幅方向における装置寸法を抑制できる。
第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記記録部を備える装置本体の外郭を構成する筐体を備え、前記液体収容部は、前記筐体の、前記第1方向の端部の前面より前方に突出する突出部位を有し、前記液体収容部は、上部に液体を注入する注入口を備え、前記注入口が、前記突出部位の上部に露呈可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記注入口が、前記突出部位の上部に露呈可能であるので、前記注入口を介した前記液体収容容器への液体の補充作業を容易に行うことができる。
第7の態様は、第6の態様において、前記液体収容部は,複数の前記液体収容容器を前記幅方向に沿って備え、複数の前記液体収容容器のそれぞれが、前記注入口を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記液体収容部は,複数の前記液体収容容器を前記幅方向に沿って備え、複数の前記液体収容容器のそれぞれが、前記注入口を備える構成において、上述した第1から第5の態様のいずれかの作用効果が得られる。
第8の態様は、第7の態様において、複数の前記液体収容容器のうち一つは、ブラックインクを収容する液体収容容器であり、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器は、複数の前記液体収容容器のうち、前記第2方向の端部に位置することを特徴とする。
本態様によれば、複数の前記液体収容容器のうち一つは、ブラックインクを収容する液体収容容器であり、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器は、複数の前記液体収容容器のうち、前記第2方向の端部に位置するので、装置のデッドスペースを利用して前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器を大型化し易く、多くの場合最も消費の多い前記ブラックインクの大容量化を実現でき、ユーザーニーズに応えることができる。
第9の態様は、第8の態様において、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器は、他の前記液体収容容器より、前記奥行き方向において後方に延びていることを特徴とする。
本態様によれば、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器は、他の前記液体収容容器より、前記奥行き方向において後方に延びているので、前記ブラックインクの大容量化を実現しつつ、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器と他の前記液体収容容器とのサイズの違いにより形成されるスペースに装置の構成要素を配置することができる。
第10の態様は、第8のまたは第9の態様において、前記筐体の上部に、上部構造体を備え、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器が有する前記注入口と、他の前記液体収容容器が有する前記注入口は、前記幅方向に沿って直線状に並んで配置され、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器が有する前記注入口と、前記上部構造体との水平方向距離が、他の前記液体収容容器が有する前記注入口と、前記上部構造体との水平方向距離よりも長いことを特徴とする。
液体を前記注入口から前記液体収容容器内に注入する際、液体が収容されたボトルを前記注入口に接続すると、前記上部構造体が邪魔になり易く、特に前記ブラックインクが入ったボトルはサイズが大きく、前記上部構造体が邪魔になり易い。
そこで本態様では、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器が有する前記注入口と、前記上部構造体との水平方向距離が、他の前記液体収容容器が有する前記注入口と、前記上部構造体との水平方向距離よりも長くなるように構成した。これにより、前記ブラックインクが入った、サイズが大きいボトルを前記注入口に接続する場合でも、前記上部構造体が邪魔になり難い。
第11の態様は、第10の態様において、前記上部構造体の前面において前記第2方向の角部が面取り形状またはR形状を成すことにより、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器が有する前記注入口と前記上部構造体との水平方向距離が、他の前記液体収容容器が有する前記注入口と前記上部構造体との水平方向距離よりも長く設定されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記上部構造体の前面において前記第2方向の角部が面取り形状またはR形状を成すことにより、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器が有する前記注入口と前記上部構造体との水平方向距離が、他の前記液体収容容器が有する前記注入口と前記上部構造体との水平方向距離よりも長く設定されているので、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器が有する前記注入口と前記上部構造体との水平方向距離を容易に確保することができる。
第12の態様は、第10のまたは第11の態様において、前記上部構造体の、前記第2方向の側面と、前記筐体の、前記第2方向の側面と、前記液体収容部の、前記第2方向の側面とが、面一であることを特徴とする。
本態様によれば、前記上部構造体の、前記第2方向の側面と、前記筐体の、前記第2方向の側面と、前記液体収容部の、前記第2方向の側面とが、面一であるので、前記液体収容部が、前記第2方向に突出せず、前記幅方向における装置寸法を抑制できる。
第13の態様は、第1から第12の態様のいずれかにおいて、前記記録部により記録を行う際の媒体搬送方向とは逆方向に媒体を搬送する媒体搬送経路と、前記媒体搬送経路により搬送された媒体を前記記録部に向けて反転させる媒体反転部と、を備え、前記液体収容部は、前記奥行き方向において前記媒体搬送経路の占有領域まで延びていることを特徴とする。
以下、本発明を具体的に説明する。
尚、各図においてX軸に沿った方向は装置幅方向であり、用紙搬送方向と交差する方向、即ち用紙幅方向となる。-X方向は装置前面をユーザーと対面させた際にユーザーから見て右方向となり、第1方向となる。また+X方向は同左方向となり、第2方向となる。
またY軸に沿った方向は装置奥行き方向であり、+Y方向は装置背面から前面に向かう方向、-Y方向は装置前面から背面に向かう方向となる
またZ軸に沿った方向は鉛直方向であり、+Z方向は鉛直上方、-Z方向は鉛直下方となる。
本実施形態において装置の周囲を構成する側面のうち操作部5が設けられた側面が装置前面となる。
図1及び図2において記録装置の一例であるインクジェットプリンター1は、装置本体2の上部に、上部構造体としてのスキャナー部3を備えて成る。以下、インクジェットプリンターを「プリンター」と略称する。
装置本体2は、全体的に外郭がボックス形状を成しており、装置本体2とスキャナー部3は、右側面及び左側面においてほぼ面一となる様に外郭が構成されている。尚、装置本体2及びスキャナー部3の右側面及び左側面は、垂直な平滑面で形成されている。
図1において符号3bはスキャナー部3の右側面、符号4bは装置本体2の外郭を構成する筐体4の右側面である。また、図2において符号3cはスキャナー部3の左側面、符号4cは筐体4の左側面である。更に、符号20bは後述するインク収容部20の左側面である。
装置本体2は、媒体の一例である記録用紙に記録を行う機能を有し、スキャナー部3は、原稿を読み取る機能を有する。尚、スキャナー部3は、セットされた原稿を自動送りする自動原稿送り機構(ADF:Auto Document Feeder)を備えている。
装置本体2は、記録用紙を搬送する搬送経路(後述)や記録部の一例である記録ヘッド9(図3)を備えており、また、本実施形態では二つの媒体収容カセット、具体的には第1用紙カセット51及び第2用紙カセット52を着脱可能に備えている。
また装置本体2は、第1用紙カセット51及び第2用紙カセット52への用紙セットに加え、装置背面からの用紙セット及び給送も可能に構成されている。符号7は装置背面から用紙をセットする際の用紙セット口(不図示)を開閉するカバーである。
装置本体2は、装置前面に、プリンター1の各種操作を行う操作部5を備えている。操作部5は、表示部と複数の操作ボタンを備えて成るとともに、チルト可能に設けられている。
操作部5の下側には、記録が行われて排出される記録用紙を受けるトレイ6が設けられている。トレイ6は、図1及び図2に示すように装置本体2の内部に収容された状態と、装置本体2から引き出された状態(不図示)と、を取り得るように設けられている。
装置本体2の外郭は、筐体4で構成される。筐体4の前面において第1方向の端部の前面4aは、垂直に沿った平滑面である。スキャナー部3、トレイ6、第1用紙カセット51及び第2用紙カセット52、のこれらの前面も、垂直に沿った平滑面で形成される。操作部5は、閉じた状態で操作面が垂直に沿った面となる。そしてスキャナー部3、トレイ6、第1用紙カセット51、第2用紙カセット52、のこれらの前面と、操作部5の操作面が、図1及び図2に示す様に装置前面においてほぼ面一となる。
装置本体2の前面において左側には、インク収容部20が設けられている。
インク収容部20の内側にはインクを収容するインク収容容器としてのインクタンクが設けられており、具体的には図6及び図7に示す様に本実施形態では4つのインクタンクが設けられる。符号23、24、25、26で示される4つのインクタンクは、インク収容部20を構成する。
このうち、符号23はブラックインクを収容するインクタンクであり、符号24、25、26はカラーインクを収容するインクタンクである。以下では、ブラックインクを収容するインクタンクをBKインクタンクと称し、カラーインクを収容するインクタンクをCLインクタンクと称する。カラーインクは、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンで構成される。
インク収容部20の外郭は筐体4と一体で構成されており、筐体4においてインク収容部20の前面には開口が形成され、この開口内に、インク残量を視認する為の残量確認部21a、21b、21c、21dが設けられている。
インク収容部20の上部には開閉可能なカバー22が設けられており、カバー22を開くことで、インクの補充作業が行える様に構成されている。インクの補充作業については、後に改めて説明する。
続いて図3を参照しつつ記録用紙の搬送経路について説明する。尚、図3では第2用紙カセット52の図示は省略する。
プリンター1において、記録用紙は給送経路に拘わらず用紙反転部としての反転ローラー13を介して搬送駆動ローラー16に搬送され、搬送駆動ローラー16によって、記録ヘッド9による記録領域に搬送される。
プリンター1は、用紙給送経路として第1用紙カセット51から記録用紙を給送する為の用紙給送経路K1と、第1用紙カセット51の下の第2用紙カセット52から記録用紙を給送する為の用紙給送経路K2と、装置後方上部から手差しで記録用紙を給送する為の用紙給送経路K3と、を備えている。
また、記録の行われた記録用紙を反転させる為の経路として搬送駆動ローラー16から反転ローラー13に記録用紙を送る為の第1反転経路SW1と、第1反転経路SW1の下に位置し、第2排出駆動ローラー47から反転駆動ローラー43を介して反転ローラー13に記録用紙を送る為の第2反転経路SW2と、を備えている。
用紙給送経路K1において、記録用紙は給送ローラー11により給送される。給送ローラー11は揺動軸12aを中心に揺動する支持部材12に支持され、支持部材12の揺動により給送ローラー11が第1用紙カセット51に収容される記録用紙Pに対して進退する。
第1用紙カセット51の下に設けられた第2用紙カセット52(図3において不図示)にも同様な給送機構(不図示)が設けられている。
反転ローラー13は大径に形成され、記録用紙を湾曲反転させる。反転ローラー13の周囲には従動ローラー14a、14b、14c、14d、が設けられている。用紙給送経路K1、K2を介して給送される記録用紙は、従動ローラー14a、14b、14cを経由する。用紙給送経路K3を介して給送される記録用紙は、従動ローラー14cを経由する。第1反転経路SW1を介して給送される記録用紙は、従動ローラー14d、14a、14b、14cを経由する。第2反転経路SW2を介して給送される記録用紙は、従動ローラー14a、14b、14cを経由する。
反転ローラー13の下流には、動力源により駆動される搬送駆動ローラー16と、従動回転する搬送従動ローラー17とが設けられ、これらローラー対によって記録用紙が記録ヘッド9と対向する領域、即ち記録領域に送られる。
記録ヘッド9を備えるキャリッジ8は、X方向に延びるキャリッジガイド軸19にガイドされつつ、動力源によってX方向に往復動する。
キャリッジガイド軸19は、図4にも示されている。図4は装置の外郭を構成する筐体4を取り外した状態のプリンター1を示しており、符号2aは筐体4の内側を構成する、プリンター1の構造体を示している。
本実施形態では、装置前面を手前にして右方向即ち-X方向を第1方向として、第1方向の端部領域にキャリッジ8のホームポジションが設定されている。装置前面を手前にして左方向即ち+X方向を第2方向として、第2方向の端部領域にインク収容部20が設けられている。
キャリッジ8とインク収容部20とは、可撓性のインクチューブ10により接続されており、インク収容部20に収容されたインクが、インクチューブ10を介してキャリッジ8の記録ヘッド9に供給される。
図8において二点鎖線及び符号10-2は、キャリッジ8が第2方向の端部に位置した状態でのインクチューブ10の状態を示している。
第1方向の端部領域には、図5に示す様に記録ヘッド9のメンテナンスを行うメンテナンス部30が設けられている。メンテナンス部30は、キャリッジ8がホームポジションに位置する際に記録ヘッド9を覆うキャップ部31と、キャリッジ8の移動動作に伴い記録ヘッド9のヘッド面をワイピングするブレード32と、キャップ部31に負圧を生じさせることにより記録ヘッド9のインク吐出ノズルからインクを吸引するポンプ33と、を備えている。
図3に戻り、記録ヘッド9と対向する位置には支持部材18が設けられており、記録ヘッド9により記録の行われる記録用紙は、支持部材18によって支持される。
支持部材18の下流には、記録の行われた記録用紙を下流に送る、回転駆動される第1排出駆動ローラー41と、従動回転する排出従動ローラー42とが設けられている。第1排出駆動ローラー41と、従動回転する排出従動ローラー42は、記録ヘッド9の下流に最初に位置するローラー対である。
そして更にその下流には、回転駆動される第2排出駆動ローラー47と、従動回転する排出従動ローラー48とが設けられている。
以上の用紙経路を備えたプリンター1において、給送ローラー11と反転ローラー13は、第1のモーター(不図示)により駆動され、搬送駆動ローラー16と第1排出駆動ローラー41は第2のモーター(不図示)により駆動され、第2排出駆動ローラー47と反転駆動ローラー43は第3のモーターとしてのモーター45(図8)により駆動される。
以下、第1反転経路SW1、SW2について更に説明する。
第1面に記録の行われた記録用紙の、前記第1面に対し反対側の第2面に記録を行う際、記録の行われた記録用紙を、記録時の搬送方向(+Y方向)とは逆の方向(-Y方向)に搬送し、反転ローラー13に送る。その際の用紙搬送経路として、第1反転経路SW1、及び第2反転経路SW2のいずれかを選択できる。
第1反転経路SW1は、本実施形態では第2排出駆動ローラー47から従動ローラー14dに至る経路と定義し、第2反転経路SW2は、本実施形態では第2排出駆動ローラー47から反転駆動ローラー43を経由して従動ローラー14aに至る経路と定義する。この第2反転経路SW2の経路長は、第1反転経路SW1の経路長より長く、従ってプリンター1の制御部(不図示)は、用紙長の閾値を持ち、記録用紙の長さが閾値を超える場合には第2反転経路SW2を選択し、記録用紙の長さが閾値未満の場合には第1反転経路SW1を選択する。
第1反転経路SW1を利用する場合、第1面に記録が完了した後、搬送駆動ローラー16、第1排出駆動ローラー41、第2排出駆動ローラー47、のこれらを逆転させる。これにより記録用紙は-Y方向に搬送され、第1反転経路SW1を経由して反転ローラー13に到達する。
第2反転経路SW2を利用する場合、第1面に記録が完了した後、用紙後端が第2排出駆動ローラー47の上流近傍に設けられた従動ローラー49に到達するまで+Y方向に搬送し、その後、第2排出駆動ローラー47を逆転させる。従動ローラー49の上流には揺動可能なフラップ39が設けられており、第2反転経路SW2に記録用紙を送る場合、フラップ39の+Y方向端部を上に上げる。これにより記録用紙は-Y方向に搬送され、第2反転経路SW2に送り込まれ、反転ローラー13に送られる。
尚、第2排出駆動ローラー47と反転駆動ローラー43は共通の駆動源であるモーター45(図8)から動力を得るが、モーター45から反転駆動ローラー43への動力伝達経路には不図示の回転規制機構が設けられており、この回転規制機構により、モーター45の回転方向に拘わらず、反転駆動ローラー43は記録用紙を-Y方向に搬送する方向(図3において反時計回り方向)に回転する。この回転規制機構は、例えばワンウェイクラッチを含めた機構や、遊星歯車機構を含めて機構で構成できる。
これに対し第2排出駆動ローラー47は、モーター45が正転すれば正転し、モーター45が逆転すれば逆転する。
続いて、主として図8を参照しつつ、各構成要素の位置関係について説明する。
本実施形態に係るプリンター1においてメンテナンス部30は、装置の奥行き方向と交差する方向である装置幅方向において、第1方向の端部領域に設けられ、インク収容部20は、第2方向の端部領域に設けられるとともに、奥行き方向即ちY方向においてメンテナンス部30の占有領域まで延びている。
より具体的には、図8において符号L1は、Y方向においてBKインクタンク23と、メンテナンス部30とがオーバーラップする範囲を示している。尚、図8から明かな様に、Y方向においてCLインクタンク24、25、26も、メンテナンス部30とオーバーラップしている。尚、図8では、メンテナンス部30の占有領域を二点鎖線で示している。
即ち装置前方に配置されるインク収容部20は、装置幅方向において、記録ヘッド9のメンテナンスを行うメンテナンス部30が設けられた第1方向の端部領域とは反対の、第2方向の端部領域に設けられるので、インク収容部20とメンテナンス部30との干渉を回避して、インク収容部20の占有領域を装置奥方(-Y方向)に延ばすことができ、そしてインク収容部20は装置奥行き方向においてメンテナンス部30の占有領域まで延びているので、インク収容量を増大させながらも、インク収容部20の、装置前面からの突出量を抑制することができる。
尚、メンテナンス部30が第1方向の端部領域に設けられているとは、キャリッジ8が第1方向の端部に位置する際に、メンテナンス部30がキャリッジ8よりも第1方向に位置するか、或いはメンテナンス部30の一部が装置幅方向においてキャリッジ8とオーバーラップしていることを意味する。
同様に、インク収容部20が第2方向の端部領域に設けられているとは、キャリッジ8が第2方向の端部に位置する際に、インク収容部20がキャリッジ8よりも第2方向に位置するか、或いはインク収容部20の一部が装置幅方向においてキャリッジ8とオーバーラップしていることを意味する。
尚、図8において符号S1は用紙搬送領域の第1方向端部位置を示し、符号S2は用紙搬送領域の第2方向端部位置を示している。図示する様に本実施形態では、インク収容部20及びメンテナンス部30はいずれも用紙搬送領域より外側に設けられている。従ってメンテナンス部30が第1方向の端部領域に設けられているとは、メンテナンス部30が用紙搬送領域よりも第1方向の外側に設けられ、インク収容部20が第2方向の端部領域に設けられているとは、インク収容部20が用紙搬送領域よりも第2方向の外側に設けられていると定義しても良い。
ここで、複数のインクタンクのうち一つは、ブラックインクを収容するBKインクタンク23であり、BKインクタンク23は、複数のインクタンクのうち第2方向の端部に位置している。これにより、装置のデッドスペースを利用してBKインクタンク23を大型化し易く、最も消費の多いブラックインクの大容量化を実現でき、ユーザーニーズに応えることができる。
そしてBKインクタンク23は他のCLインクタンク24、25、26より、幅方向(X方向)において幅が広く、奥行き方向において後方即ち-Y方向に延びている。図7において符号Y1は、BKインクタンク23が、他のCLインクタンク24、25、26よりも-Y方向に延びている範囲を示している。
この様な構成により、BKインクタンク23の大容量化を実現しつつ、BKインクタンク23と他のCLインクタンク24、25、26とのサイズの違いにより形成されるスペースに装置の構成要素を配置することができる。本実施形態では、BKインクタンク23と他のCLインクタンク24、25、26とのサイズの違いにより形成されるスペースに、図8に示す様にモーター45を配置している。
また本実施形態では、記録ヘッド9により記録を行う記録領域の下流に最初に位置するローラー対であって、記録の行われた記録用紙を下流に送る下流ローラー対としての第1排出駆動ローラー41及び第2排出従動ローラー42から成るローラー対を備え、インク収容部20は、装置奥行き方向において前記下流ローラー対よりも装置後方即ち-Y方向の位置まで延びている。このことは、図8に明確に示されている。この様な構成により、本実施形態ではBKインクタンク23を大容量化できる。
また本実施形態では更に、装置奥行き方向においてBKインクタンク23は記録ヘッド9の位置まで延びている。図8において符号L2は、Y方向においてBKインクタンク23と、記録ヘッド9とがオーバーラップする範囲を示している。この様な構成により、本実施形態ではBKインクタンク23を大容量化できる。
また本実施形態では、全てのインクタンクは、第1インク収容領域と、第1インク収容領域より高さが低く、装置奥行き方向においてメンテナンス部30の占有領域まで延びる第2インク収容領域と、を備えて成る。
図6において符号YA1は、各インクタンクにおける第1インク収容領域を示し、符号YA2は、各インクタンクにおける第2インク収容領域を示している。図6から明らかな様に、第2インク収容領域YA2は、第1インク収容領域YA1より高さが低い。
この様な構成により、各インクタンクを装置奥行き方向において後方即ち-Y方向に延ばし易くなり、各インクタンクを効果的に大容量化することができる。
またこの様な構成により、第2インク収容領域YA2の一部は、キャリッジ8の往復動領域の下側に位置している。これにより、装置幅方向における装置寸法を抑制できる。
図8において符号L3は、第2インク収容領域YA2においてキャリッジ8の往復動領域の下側に位置する範囲を示している。即ち、キャリッジ8の往復動領域と、第2インク収容領域YA2は、装置奥行き方向と装置幅方向の双方においてオーバーラップしていると言える。
尚、図8において第2方向の端部に位置するキャリッジ8を、符号8-2及び二点鎖線で示し、またその際の記録ヘッド9を、符号9-2及び二点鎖線で示している。
また本実施形態では、インク収容部20は、装置奥行き方向において第2反転経路SW2の占有領域まで延びており、換言すれば装置奥行き方向において第2反転経路SW2とインク収容部20とがオーバーラップしている。図8において符号L4は、装置奥行き方向において第2反転経路SW2と、インク収容部20とがオーバーラップする範囲を示している。
この様な構成により、装置奥行き方向の装置寸法を抑制できる。
尚、図2に示す様にスキャナー部3の、第2方向の側面すなわち左側面3cと、筐体4の、第2方向の側面すなわち左側面4cと、インク収容部20の、第2方向の側面すなわち左側面20bとが、面一となるように形成されている。これによりインク収容部20が、第2方向に突出せず、装置幅方向における装置寸法を抑制できる。
続いて、各インクタンクが備えるインク注入口について説明する。尚、以降では図9以降に示された、第2実施形態に係るプリンター100を用いて説明する。第2実施形態に係るプリンター100が、上述した第1実施形態に係るプリンター1と異なる点は、上部構造体としてのスキャナー部の前面角部(左側の角部)が、より大きいR形状とされている点のみである。図9以降では、第2実施形態に係るプリンター100が備えるスキャナー部を、符号300で示している。
図9に示す様にインク収容部20は、筐体4の、第1方向の端部の前面(図1及び図2において符号4aで示す前面)より前方に突出する突出部位20dを有し、インク収容部20は、上部にインクを注入する注入口29a~29d(図10)を備え、注入口29a~29dが、突出部位20dの上部に露呈可能である。
この様に注入口29a~29dが、突出部位20dの上部に露呈可能であるので、注入口29a~29dを介した各インクタンクへのインクの補充作業を容易に行うことができる。
尚、注入口29aは、BKインクタンク23のインク注入口であり、注入口29bは、CLインクタンク24のインク注入口であり、注入口29cは、CLインクタンク25のインク注入口であり、注入口29dは、CLインクタンク26のインク注入口である。
即ちインク収容部20は,複数のインクタンク(23~26)を装置幅方向に沿って備え、複数のインクタンク(23~26)のそれぞれが、注入口を備えている。
また、注入口29a~29dのそれぞれに対応する様に、注入口を封止するキャップと、このキャップを取り付けるレバーが設けられている。図10において符号28は、各注入口を封止するキャップであり、符号27aは、BKインクタンク23に対応するキャップ28を取り付けるレバーを示している。また符号27bは、CLインクタンク24に対応するキャップ28を取り付けるレバーを示し、符号27cは、CLインクタンク25に対応するキャップ28を取り付けるレバーを示し、符号27dは、CLインクタンク26に対応するキャップ28を取り付けるレバーを示している。
図9から図10への変化に示す様に各注入口に対応するレバーを開くことで、各注入口が露呈する。
各注入口には、図11及び図12に示す様にインクを補充する為のインクボトルを接続できる。図11及び図13は、一例としてCLインクタンク26にインクを注入するために、インクボトル62を接続した様子を示しており、図12及び図14は、一例としてBKインクタンク23にインクを注入するために、インクボトル61を接続した様子を示している。
BKインクタンク23のインク収容可能量は、CLインクタンク24、25、26のインク収容可能量より多いため、図12及び図14に示すインクボトル61の直径は、図11及び図13に示すインクボトル62の直径より大きい。
しかしながらインクボトル61、62は、いずれも直立した状態で、対応する注入口に接続できる様に構成されている。
より詳しくは、図10に示す様にBKインクタンク23が有する注入口29aと、他のCLインクタンク24~26が有する注入口29b~29dは、装置幅方向に沿って直線状に並んで配置されている。その上でBKインクタンク23が有する注入口29aと、スキャナー部300との水平方向距離(図14においてU2)が、他のCLインクタンク24~26が有する注入口29b~29dと、スキャナー部300との水平方向距離(図14においてU1)よりも長い。水平方向距離U1,U2はいずれも、各注入口とスキャナー部3との水平方向の最短距離である。
以上の構成により、以下の作用効果が得られる。即ち、インクボトルを注入口に接続すると、上部構造体としてのスキャナー部300が邪魔になり易く、特にブラックインクが入ったインクボトル61はサイズが大きく、スキャナー部300が邪魔になり易い。
そこで上述の通り、BKインクタンク23が有する注入口29aと、スキャナー部300との水平方向距離(図14においてU2)を、他のCLインクタンク24~26が有する注入口29b~29dと、スキャナー部300との水平方向距離(図13においてU1)よりも長くなるように構成した。これにより、ブラックインクが入った、外径が大きいインクボトル61を注入口29aに接続する場合でも、スキャナー部300が邪魔になり難い。
本実施形態では、BKインクタンク23が有する注入口29aと、スキャナー部300との水平方向距離U2は、スキャナー部300の前面において第2方向の角部3dをR形状に形成することで確保している。
但しこれに限られず、スキャナー部300の前面において第2方向の角部3dを面取り形状とすることで、水平方向距離U2を確保するようにしても良い。
或いは、インクボトル61を受け入れる凹部を形成しても良い。
1…インクジェットプリンター、2…装置本体、2a…構造体、3、300…スキャナー部、3b…右側面、3c…左側面、3d…角部、4…筐体、4a…前面、4b…右側面、4c…左側面、5…操作部、6…トレイ、7…カバー、8…キャリッジ、9…記録ヘッド、
10…インクチューブ、11…給送ローラー、12…支持部材、13…反転ローラー、14a~14d…従動ローラー、16…搬送駆動ローラー、17…搬送従動ローラー、18…支持部材、19…キャリッジガイド軸、20…インク収容部、20a…前面、20b…左側面、20d…突出部位、21a~21d…残量確認部、22…カバー、23…ブラック(BK)インクタンク、24…カラー(CL)インクタンク、25…カラー(CL)インクタンク、26…カラー(CL)インクタンク、27a~27d…レバー、28…キャップ、29a~29d…注入口、30…メンテナンス部、31…キャップ部、32…ブレード、33…ポンプ、39…フラップ、41…第1排出駆動ローラー41…第1排出従動ローラー、43…反転駆動ローラー、44…反転従動ローラー、45…モーター、47…第2排出駆動ローラー、48…第2排出従動ローラー、49…従動ローラー、
50…第1用紙カセット、52…第2用紙カセット、61…ブラックインクボトル、62…カラーインクボトル、K1…第1給送経路、K2…第2給送経路、K3…第1反転経路、K4…第2反転経路、SW1…第1反転経路、SW2…第2反転経路、P…記録用紙

Claims (12)

  1. 媒体に対して液体を吐出して記録する記録部と、
    前記記録部で吐出される液体を収容する液体収容容器を備えた、装置前方に配置される液体収容部と、
    前記記録部のメンテナンスを行うメンテナンス部と、
    前記記録部を備える装置本体の外郭を構成する筐体と、を備え、
    前記メンテナンス部は、装置の奥行き方向と交差する方向である幅方向において、第1方向の端部領域に設けられ、
    前記液体収容部は、前記幅方向において、前記第1方向に対し反対方向である第2方向の端部領域に設けられるとともに、前記奥行き方向において前記メンテナンス部の占有領域まで延びており
    前記液体収容部は、前記筐体の、前記第1方向の端部の前面より前方に突出する突出部位を有し、
    前記液体収容部は、上部に液体を注入する注入口を備え、前記注入口が、前記突出部位の上部に露呈可能である、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記記録部により記録を行う記録領域の下流に最初に位置するローラー対であって、記録の行われた媒体を下流に送る下流ローラー対を備え、
    前記液体収容部は、前記奥行き方向において前記下流ローラー対よりも装置後方の位置まで延びている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記液体収容部は、前記奥行き方向において前記記録部の位置まで延びている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の記録装置において、前記液体収容容器は、第1液体収容領域と、当該第1液体収容領域より高さが低く、前記奥行き方向において前記メンテナンス部の占有領域まで延びる第2液体収容領域と、を備えて成る、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、前記記録部を構成する記録ヘッドを備えるキャリッジは、前記幅方向に往復動する構成であり、
    前記第2液体収容領域の一部は、前記キャリッジの往復動領域の下側に位置する、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記液体収容部は,複数の前記液体収容容器を前記幅方向に沿って備え、
    複数の前記液体収容容器のそれぞれが、前記注入口を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項に記載の記録装置において、複数の前記液体収容容器のうち一つは、ブラックインクを収容する液体収容容器であり、
    前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器は、複数の前記液体収容容器のうち、前記第2方向の端部に位置する、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項に記載の記録装置において、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器は、他の前記液体収容容器より、前記奥行き方向において後方に延びている、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項または請求項に記載の記録装置において、前記筐体の上部に、上部構造体を備え、
    前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器が有する前記注入口と、他の前記液体収容容器が有する前記注入口は、前記幅方向に沿って直線状に並んで配置され、
    前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器が有する前記注入口と、前記上部構造体との水平方向距離が、他の前記液体収容容器が有する前記注入口と、前記上部構造体との水平方向距離よりも長い、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項に記載の記録装置において、前記上部構造体の前面において前記第2方向の角部が面取り形状またはR形状を成すことにより、前記ブラックインクを収容する前記液体収容容器が有する前記注入口と前記上部構造体との水平方向距離が、他の前記液体収容容器が有する前記注入口と前記上部構造体との水平方向距離よりも長く設定されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項または請求項10に記載の記録装置において、前記上部構造体の、前記第2方向の側面と、前記筐体の、前記第2方向の側面と、前記液体収容部の、前記第2方向の側面とが、面一である、
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の記録装置において、前記記録部により記録を行う際の媒体搬送方向とは逆方向に媒体を搬送する媒体搬送経路と、
    前記媒体搬送経路により搬送された媒体を前記記録部に向けて反転させる媒体反転部と、を備え、
    前記液体収容部は、前記奥行き方向において前記媒体搬送経路の占有領域まで延びている、
    ことを特徴とする記録装置。
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