JP7117585B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具に関し、更に詳しくは、基板及び基板に設けられるLEDからなる光源を有する照明器具に関する。
従来、面照明光源装置及び面照明光源装置が複数配置された面照明装置が知られている(例えば特許文献1参照)。面照明光源装置は、一群の光源と、導光体と、導光体の放射面以外の面を閉鎖するケーシングと、ケーシングと導光体の間に設けられて反射面を有する内側反射手段と、外方反射部及び開口部を有する放射側反射手段と、を備えている。
この従来の面照明光源装置及び面照明装置にあっては、放射側反射部を通過した光(反射光)により、放射面から所定距離離れた位置での光の分布が均一に近いものであった。
特開2009-4248号公報
しかしながら、特許文献1に記載された面照明光源装置及び面照明装置にあっては、内側反射手段及び放射側反射手段といった光学部材が必要となるものであった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、光学部材が不要で、光度のむらが生じるのを抑制することができる照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る一形態の照明器具は、LEDモジュールと、パネルと、を備える。前記LEDモジュールは、基板及び前記基板に設けられるLEDからなる光源を有する。前記パネルは、前記基板と対向するように配置され、透光性を有し光を拡散させる。前記基板は、列形成方向に伸びる一直線上に第1ピッチで複数の前記光源が配置されてなる光源列を有する。前記光源列は、前記列形成方向と直交する並列方向に第2ピッチで複数配置される。一の前記光源列における各前記光源は、前記一の前記光源列に隣接する前記光源列の各前記光源と、前記列形成方向において前記第1ピッチの半分のピッチずれた位置に配置される。
前記光源から、前記列形成方向及び前記並列方向と直交する基板直交方向に照射される光の光度に対する、前記基板直交方向から角度θ傾斜する方向へ照射される光の光度の比をr(θ)とし、r(θ)・cosθ=1/2となるθを求めてθとする。前記第1ピッチをPとし、前記光源と前記パネルとの間の距離をdとしたとき、P/2≦d・tanθを満たす。
本開示に係る一形態の照明器具にあっては、光学部材が不要で、光度のむらが生じるのを抑制することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係る照明器具を上側から見た分解斜視図である。 図2は、同上の照明器具を下側から見た分解斜視図である。 図3は、同上の照明器具における枠が仮吊りされた状態の下側から見た斜視図である。 図4は、同上の照明器具における光源ユニットの下側から見た分解斜視図である。 図5は、同上の光源ユニットの下面図である。 図6は、図5の一部拡大図である。 図7は、図5の一部拡大図である。 図8は、同上の光源ユニットの一部の垂直断面図である。
本開示は、照明器具に関し、更に詳しくは、基板及び基板に設けられるLED(Light Emitting Diode)からなる光源を有する照明器具に関する。以下、本開示に係る照明器具の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の照明器具は、図1~図3に示すように光源ユニット1、器具本体4、枠5、パネル6及び点灯装置7を備える。なお、以下の説明で使用する上下及び前後左右の各方向は、特に断りの無い限り、図1において規定した方向とする。
器具本体4は、図1~図3に示すように、矩形平板状の天板40と、天板40の周縁から下向きに曲げ起こされた側板41とを有し、下面が開口した矩形箱状に形成されている。各側板41の下端には、外向きに突出する外鍔42が側板41と一体に形成されている。天板40の中央部分には、幅細の金属板からなる補強部材420が取り付けられている(図3参照)。補強部材420には複数(例えば3個)の長孔421が一列に設けられている。天板40には、複数の長孔421のそれぞれに対応して貫通孔402が設けられている。
器具本体4が取り付けられる天井材100には、器具本体4が下側から挿入される開口部101が設けられている(図2参照)。天井材100の上側にある建物の躯体には、器具本体4を固定するために複数本(例えば3本)の吊りボルト102が設けられている。天井材100に器具本体4を固定するにあたっては、天井材100の開口部101に器具本体4を下側から挿入して、吊りボルト102を貫通孔402と長孔421とに通し、天井材100における開口部101の周縁に外鍔42を当接させる。この状態で、長孔421から下側に突出する吊りボルト102にナットをねじ込むと、器具本体4が天井材100に固定される。
天板40の下面右側には電源端子台43及び信号端子台44が取り付けられている(図3参照)。天板40には、電源端子台43及び信号端子台44の近傍にそれぞれ貫通孔401が設けられている。電源端子台43は電源線を中継接続するために用いられ、電源端子台43の近傍にある貫通孔401に通された電源線と、点灯装置7からの電源線とがそれぞれ接続される。信号端子台44は信号線を中継接続するために用いられ、信号端子台44の近傍にある貫通孔401に通された信号線と、点灯装置7からの信号線とがそれぞれ接続される。すなわち、点灯装置7には電源端子台43を介して商用電源(交流電源)が供給され、信号端子台44を介して調光信号などの信号が入力される。
また左右の側板41には、上下方向の中間部に段部45が設けられている。器具本体4の左右方向における幅寸法は、段部45よりも上側の部位に比べて、段部45よりも下側の部位の方が幅広に形成されている。左右の段部45の各々には、2個の孔46が前後に間隔を開けて形成されている。孔46は、段部45から段部45よりも上側の側板41にかけて形成されており、後述する固定バネ(固定バネ8A又は固定バネ8B)の腕部81が挿入されるようになっている。
点灯装置7は、交流の電圧・電流を直流の電圧・電流に変換する電力変換回路や入力端子台71、2つの出力端子台72、信号端子台73などが実装されたプリント配線板を金属製のケース70に収納して構成される。プリント配線板は左右方向を長手方向とする矩形板状に形成されており、プリント配線板の長手方向一端側に入力端子台71及び信号端子台73が実装され、プリント配線板の長手方向他端側には2つの出力端子台72が実装されている。入力端子台71及び信号端子台73が実装されたプリント配線板の一端部と、出力端子台72が実装されたプリント配線板の他端部は、ケース70から露出する。
光源ユニット1は、図1、図2、図4及び図5に示すように4つのLEDモジュール2と、反射体3とで構成される。
反射体3は、矩形平板状の取付板30と、取付板30の周縁から下向きに曲げ起こされた4つの反射板31とを有し、下面が開放された箱状に形成されている。反射板31は、内面(取付板30側の面)が反射面となる。本実施形態では、反射板31の反射面は、白色、灰色等の無彩色であるが、特に限定されない。図5に示すように、反射板31は、後述する列形成方向D1及び並列方向D2と直交する基板直交方向D3(図8参照、図5の紙面に直交する方向)に見て取付板30を囲うように配置される。
また、各反射板31の下端には、外向きに突出する外鍔32が反射板31と一体に形成されている。取付板30の上面には点灯装置7のケース70が固定ねじを用いてねじ止めされている。点灯装置7は、ケース70の長手方向が左右方向と平行し、かつ、入力端子台71及び信号端子台73が右側を向くように、取付板30の後寄りに取り付けられている。
各LEDモジュール2は、図4及び図5に示すように矩形の基板20と、基板20の一面(下面)に実装された複数のLED21からなる光源と、を備える。
LED21は、市販されているパッケージ型の白色LEDである。基板20の下面には、左右方向及び前後方向にそれぞれ所定の間隔を開けて複数のランドが設けられている。複数のLED21は、それぞれ対応するランドに電極が半田接合されることによって、基板20の下面に実装(表面実装)されている。
基板20の下面には、上記した複数のランドが縦横に並べて形成されており、ランド間を電気的に接続する導体箔(銅箔)が、所望の回路を形成するようにパターニングされている。また、基板20の下面には、短手方向中央部の外縁にレセプタクルコネクタ24が実装されている。レセプタクルコネクタ24は、基板20に形成された導体箔を介して、ランドに半田付けされたLED21と電気的に接続されており、点灯装置7からの出力線に結線されたプラグコネクタと抜き差し自在に接続される。
本実施形態では、全てのLED21を直列に接続するような導体箔が基板20にパターニングされており、レセプタクルコネクタ24にプラグコネクタが接続された状態では、点灯装置7の出力間に全てのLED21が直列に接続されることになる。なお、基板20には複数のLED21を並列に接続するような回路が形成されていてもよいし、複数個のLED21の直列回路が複数並列に接続されるような回路が形成されていてもよい。また、必ずしも全てのランドにLED21を実装する必要は無く、いくつかのランドを間引いてLED21を実装しても構わない。
基板20は、取付板30にビス止め等により取り付けられる。取付板30は、基板20が取り付けられることにより、基板20が有するLED21が配置される。取付板30は、LED21からなる光源が配置される光源配置部として機能する。図5に示すように、光源配置部としての取付板30は、後述する列形成方向D1及び並列方向D2に沿う辺を有する矩形状に形成されている。基板20及びLED21については、後で詳述する。
次に、光源ユニット1及びパネル6を保持して器具本体4に取り付けられる枠5について説明する。
枠5は、図1~図3に示すように、矩形の貫通孔52が中央に設けられた底壁50と、底壁50の周縁から上向きに突出する側壁51とを備える。また底壁50の上面には、側壁51よりも内側寄りの部位から、側壁51と平行しかつ上向きに突出するように内壁53が設けられている。底壁50の上側には、内壁53によって囲まれる領域にパネル6と光源ユニット1とが重ねて載置される。光源ユニット1の反射体3は取付金具35を用いて枠5の内壁53に取り付けられている。取付金具35は金属板をL形に折り曲げて形成されている。取付金具35の一端側は反射体3の取付板30にねじ固定され、取付金具35の他端側は内壁53にねじ固定されており、光源ユニット1を枠5に固定することによって、光源ユニット1と枠5の間にパネル6が保持される。
枠5には、貫通孔52を挟んで対向する一対の内壁53(枠部)のそれぞれに、枠5を器具本体4に取り付けるための固定バネ(固定バネ8A,8Bからなる)が、前後方向に間隔を開けて2個ずつ取り付けられている。
固定バネ8A,8Bは、それぞれ、弾性係数が比較的高い金属(例えばステンレス鋼など)の線材を曲げ加工することによって形成されている。
本実施形態では、固定バネ8Aの中央部80が左側の内壁53に連結金具54を介して取り付けられ、固定バネ8Bの中央部80が右側の内壁53に連結金具54を介して取り付けられている。
パネル6は、透光性を有し、光を拡散させるための拡散材が混入された合成樹脂(例えば、アクリル樹脂)によって矩形平板状に形成されている。ただし、パネル6の縦横寸法は、貫通孔52の縦横寸法よりも大きく、かつ内壁53間の距離よりも小さく構成されている。そして、パネル6は、内壁53の内側に収納されるとともに、底壁50における内壁53の内側の部分に載置されて貫通孔52を塞いでいる(図1及び図2参照)。底壁50に載置されたパネル6の上には光源ユニット1が載置され、光源ユニット1の反射体3を取付金具35を用いて枠5に固定することで、パネル6が光源ユニット1と枠5の間に保持される。パネル6は、基板20と対向するように配置される。
本実施形態の照明器具の各部は上記のような構成を有しており、この照明器具を天井材100に取り付ける手順を図3に基づいて説明する。
作業者は、天井材100の開口部101に下側から器具本体4を挿入し、外鍔42の上面を開口部101の周縁部に当接させた状態で、器具本体4を吊りボルト102に固定する。器具本体4の内部には、天井材100の裏側に先行配線された電源線及び信号線が貫通孔401を通して導入されており、作業者は、電源線を電源端子台43に接続するとともに、信号線を信号端子台44に接続する。
このようにして天井材100に取り付けられた器具本体4に対して、パネル6及び光源ユニット1が取り付けられた枠5を取り付ける。
作業者は、枠5の右側に取り付けられた2個の固定バネ8Bの腕部81を持ち、各固定バネ8Bが備える一対の腕部81の先端側が近づく向きに腕部81を撓め、腕部81の先端を対応する器具本体4の孔46に挿入し、端部を孔46の周縁に引っ掛ける。これにより、枠5は、右側の内壁53に取り付けられた2個の固定バネ8Bによって、器具本体4から吊り下げられた状態となる。
次に、作業者は、図3に示す状態から枠5の下側を上方に持ち上げ、枠5の左側(図3における下側)に取り付けられた2個の固定バネ8Aを、対応する器具本体4の孔46に順番に係止させる。作業者は、各固定バネ8Aが備える一対の腕部81を互いに近づく向きに撓め、腕部81の先端を器具本体4の左側の孔46に挿入し、端部を孔46の周縁に引っ掛ける。これにより、枠5は両側の固定バネ8A,8Bで吊り下げられた状態となる。
この状態から作業者が枠5を上側に押し上げると、固定バネ8A,8Bがそれぞれ備える一対の腕部81がその弾性力によって外側に拡がっていき、固定バネ8A,8Bのバネ力によって、枠5が上側に引き上げられる。そして、側壁51の上端が天井材100の下面と当接し、枠5が天井材100の下面に取り付けられた状態となる。このようにして、本実施形態の照明器具は天井材100に取り付けられる。
以下に、基板20に設けられるLED21の配置について説明する。図5に示すように、本実施形態では、光源配置部となる取付板30に、基板20として、第1基板201及び第2基板202が並んで配置されている。
基板20は、複数の光源列L(L11~L18、L21~L28)を有する。各光源列Lは、図6に示すように、基板20の板面に沿う列形成方向D1に伸びる一直線上に、第1ピッチPで複数のLED21が配置されて構成される。すなわち、各光源列L(L11~L18、L21~L28)において、列形成方向D1に隣接する任意の二つのLED21のピッチは、第1ピッチPとなっている。
光源列Lは、基板20の板面に沿い、かつ列形成方向D1と直交する並列方向D2に、第2ピッチPで配置される。すなわち、並列方向D2に隣接する任意の二つの光源列Lのピッチは、第2ピッチPとなっている。
光源列L11における各LED21は、光源列L11に隣接する光源列L12の各LED21と、列形成方向D1において第1ピッチPの半分のピッチずれた位置に配置される。同様に、光源列L12における各LED21は、光源列L12に隣接する光源列L13の各LED21と、列形成方向D1において第1ピッチPの半分のピッチずれた位置に配置される。すなわち、一の光源列L(L11~L18、L21~L28)における各LED21は、一の光源列Lに隣接する光源列Lの各LED21と、列形成方向D1において第1ピッチPの半分のピッチずれた位置に配置される。
また、図7に示すように、第1基板201の第2基板202側の端部に位置する光源列L18と、第2基板202の第1基板201側の端部に位置する光源列L21とのピッチが、第2ピッチPと等しい。すなわち、光源列L18と光源列L21の並列方向D2におけるピッチが第2ピッチPと等しい。
これにより、基板20は、第1基板201と第2基板202とに分かれているものの、基板20に配置されているLED21は、列形成方向D1におけるピッチは第1ピッチPで共通である。また、光源列Lの並列方向D2におけるピッチは第2ピッチPで共通となる。また、一の光源列Lにおける各LED21が、この光源列Lに隣接する光源列Lの各LED21と、列形成方向D1において第1ピッチPの半分のピッチずれた位置に配置される点も共通となる。
次に、隣接するLED21のピッチが満たすべき条件について説明する。まず、隣接するLED21のピッチとして、第1ピッチPが満たすべき条件について説明する。
まず、LED21の指向性について説明する。図8に示すように、一の光源列LにおけるLED21について、列形成方向D1における一端部から順にLED211、LED212、LED213、・・・とする。列形成方向D1及び並列方向D2と直交する方向を基板直交方向D3とする。いずれかのLED21(ここではLED213とする)において、LED213から、基板直交方向D3に照射される光の光度(強度)に対する、基板直交方向D3から角度θ傾斜する方向へ照射される光の光度の比をr(θ)とする。光度は、角度θにかかわらずLED213からの距離の二乗に反比例するように減衰するため、同じ距離で比較するものとする。
具体的には、LED213から基板直交方向D3に照射されて、LED213から距離d離れたパネル6の表面の点Q1に到達した光の光度をI(0)とする。また、LED213から角度θ傾斜する方向に照射されて、パネル6の表面の点Q2に到達した光の光度をI(θ)とする。なお、LED213から点Q1までの距離と、LED213から点Q2までの距離は異なるが、この距離の差の影響は大きくないものとして本説明においては考慮しない。
このとき、
r(θ)=I(θ)/I(0)・・・(式1)
となる。本実施形態をはじめ一般的には、θが0から大きくなる程、I(θ)及びr(θ)は小さくなる。
また、本実施形態におけるLED21は、r(θ)=cosθとなるLED21が用いられる。
パネル6の表面(点Q1及び点Q2)に到達した光は、パネル6により拡散される。このうち、パネル6を通して基板直交方向D3に照射される光の割合は、パネル6の表面(点Q1及び点Q2)に到達した光のうち、基板直交方向D3方向成分の割合となる。
具体的には、パネル6の表面の点Q1に到達した光の光度はI(0)である。このうち、基板直交方向D3方向成分ID3(0)は、
D3(0)=I(0)・cos0=I(0)・・・(式2)
であり、これが、点Q1からパネル6を通って基板直交方向D3にずれた点Q3に到達した光の光度となる。
また、パネル6の表面の点Q2に到達した光の光度はI(θ)である。このうち、基板直交方向D3方向成分ID3(θ)は、
D3(θ)=I(θ)・cosθ・・・(式3)
であり、これが、点Q2からパネル6を通って基板直交方向D3にずれた点Q4に到達した光の光度となる。
上述したように、パネル6を通って基板直交方向D3方向に照射される光を見る場合、LED213から基板直交方向D3に照射される光の光度は、点Q3に到達した光の光度ID3(0)であり、I(0)である。また、パネル6を通って基板直交方向D3方向に照射される光を見る場合、LED213から基板直交方向D3に対して角度θ傾斜する方向へ照射される光の光度は、点Q4に到達した光の光度ID3(θ)であり、I(θ)・cosθである。従って、点Q3に到達した光の光度ID3(0)に対する、点Q4に到達した光の光度ID3(θ)の比R(θ)は、
R(θ)=I(θ)・cosθ/I(0)=r(θ)・cosθ・・・(式4)
となる。本実施形態では、r(θ)=cosθであるため、
R(θ)=cosθ・・・(式4-1)
となる。
次に、基板直交方向D3に見て、LED21の位置の光度に対する、隣接するLED21の間の中点における光度の比について説明する。具体的には、点Q3における光度に対する、LED211とLED212の間の点Q5における光度の比である。
ここで、
θ=tan-1(P/2d)・・・(式5)
である。また、点Q5における光度は、LED211から基板直交方向D3に対して角度θ傾斜する方向へ照射される光の光度と、LED212から基板直交方向D3に対して角度θ傾斜する方向へ照射される光の光度の和である。なお、厳密には、LED211及びLED212以外のLED21からの光の光度も加えるべきであるが、この光度の影響は大きくないものとして本説明においては考慮しない。
この場合、点Q5における光度IQ5は、(式3)を用いて
Q5=2・I(θ)・cosθ・・・(式6)
となる。
また、基板直交方向D3に見て、LED21の位置の光度は、点Q3における光度であり、(式2)に示すようにI(0)である。
ここで、照明器具の光度のむらが小さいことの条件として、パネル6を基板直交方向D3に見た場合に、隣接するLED21の間の中点における光度が、LED21の位置の光度を下回らないということを規定することができる。すなわち、点Q5における光度IQ5が、LED21の位置の光度すなわち点Q3における光度ID3(0)よりも小さくならないことを、光度のむらが小さい条件として規定する。
この場合、条件を満たす限界となる角度θを角度θとすると、
Q5=2・I(θ)・cosθ=I(0)・・・(式7)
を満たす必要がある。(式7)から式を変形していくと、
2・I(θ)・cosθ=I(0)
I(θ)/I(0)・cosθ=1/2
(式1)より、
r(θ)・cosθ=1/2・・・(式8)
を満たすθが求める解である。なお、本実施形態においては、r(θ)=cosθであるため、θ=45°である。
この場合、(式5)と同様に、
θ=tan-1(P/2d)・・・(式9)
となるため、書き換えて
/2=d・tanθ・・・(式10)
を得る。
点Q5の場合の角度θがθ以下であれば、(式7)より、IQ5≧I(0)となり、隣接するLED21の間の中点における光度が、LED21の位置の光度を下回らない。すなわち、P/2≦d・tanθを満たせば、隣接するLED21の間の中点における光度が、LED21の位置の光度を下回らない。更に言い換えると、第1ピッチPが2d・tanθ以下であると、隣接するLED21の間の中点における光度が、LED21の位置の光度を下回らない。このようにすることで、列形成方向D1における光度のむらが生じるのを抑制することができる。
同様のことは、光源列Lにおける第1ピッチPのみならず、異なる光源列Lに位置する二つのLED21についても適用される。図6に示すように、光源列L11を構成するLED21と、このLED21と列形成方向D1においてP/2ずれて位置する光源列L12を構成するLED21との間のピッチをPとする。ピッチPについても、P≦2d・tanθ以下であると、これら二つのLED21の間の中点における光度が、LED21の位置の光度を下回らない。ここで、ピタゴラスの定理より、
={(P/2)+P 1/2・・・(式11)
である。このようにすることで、並列方向D2における光度のむらが生じるのを抑制することができる。
また、基板直交方向D3に見て、光源配置部の端部、すなわち反射板31の位置の光度も、LED21の位置の光度を大きく下回らない方が好ましい。具体的には、基板直交方向D3に見て、反射板31の位置の光度が、反射板31に最も近いLED21の位置の光度の1/2を下回らないことが好ましい。反射板31の位置の光度が反射板31に最も近いLED21の位置の光度の1/2となる場合、上記角度θはθである。ここで、図6に示すように、反射板31と反射板31に最も近いLED21との間の距離をDとすると、
D≦d・tanθ・・・(式12)
を満たす場合、反射板31の位置の光度が、反射板31に最も近いLED21の位置の光度の1/2を下回らない。このようにすることで、光源配置部の端部における光度のむらが生じるのを抑制することができる。
なお、パネル6は、拡散材により光を拡散させるのではなく、パネル6の表面にシボ加工等を施して乳白色等に見える拡散部を形成してもよく、光を拡散させる形態は限定されない。
また、LED21は、光源列Lにおいて厳密に一直線上に配置されなくてもよい。すなわち、本開示において意図する効果が得られる限りにおいて、光源列LをなすLED21が一直線上から若干ずれて配置されても構わない。
以上、述べた第一実施形態から明らかなように、第1の態様の照明器具は、LEDモジュール2と、パネル6と、を備える。LEDモジュール2は、基板20及び基板20に設けられるLED21からなる光源を有する。パネル6は、基板20と対向するように配置され、透光性を有し光を拡散させる。基板20は、列形成方向D1に伸びる一直線上に第1ピッチPで複数の光源が配置されてなる光源列Lを有する。光源列Lは、列形成方向D1と直交する並列方向D2に第2ピッチPで複数配置される。一の光源列Lにおける各光源は、一の光源列Lに隣接する光源列Lの各光源と、列形成方向D1において第1ピッチPの半分のピッチずれた位置に配置される。
光源から、列形成方向D1及び並列方向D2と直交する基板直交方向D3に照射される光の光度に対する、基板直交方向D3から角度θ傾斜する方向へ照射される光の光度の比をr(θ)とし、r(θ)・cosθ=1/2となるθを求めてθとする。第1ピッチPと、光源とパネル6との間の距離dは、P/2≦d・tanθを満たす。
第1の態様によれば、列形成方向D1における光度のむらが生じるのを抑制することができる。
第2の態様では、第1の態様との組み合わせにより実現される。第2の態様では、照明器具は、第2ピッチをPとしたとき、{(P/2)+P 1/2/2≦d・tanθを満たす。
第2の態様によれば、並列方向D2における光度のむらが生じるのを抑制することができる。
第3の態様では、第1の態様または第2の態様との組み合わせにより実現される。第3の態様では、照明器具は、反射体3を更に備える。反射体3は、光源配置部と、反射板31と、を有する。光源配置部は、列形成方向D1及び並列方向D2に沿う辺を有する矩形状に形成されて光源列Lが配置される。反射板31は、列形成方向D1及び並列方向D2と直交する基板直交方向D3に見て光源配置部を囲うように配置される。反射板31と反射板31に最も近い光源との間の距離をDとしたとき、D≦d・tanθを満たす。
第3の態様によれば、光源配置部の端部における光度のむらが生じるのを抑制することができる。
第4の態様では、第1~第3のいずれかの態様との組み合わせにより実現される。第4の態様では、光源配置部に、基板20として第1基板201と第2基板202とが並列方向D2に並ぶように配置される。第1基板201の第2基板202側の端部に位置する光源列L18と、第2基板202の第1基板201側の端部に位置する光源列L21とのピッチが第2ピッチPと等しい。第1基板201の第2基板202側の端部に位置する光源列L18における各光源は、第2基板202の第1基板201側の端部に位置する光源列L21の各光源と、列形成方向D1において第1ピッチPの半分のピッチずれた位置に配置される。
第4の態様によれば、基板20が第1基板201と第2基板202とに分かれていても、基板20が分かれていない場合と同様の光度とすることができる。
第5の態様では、第3の態様との組み合わせにより実現される。第5の態様では、反射板31は、光源配置部を向く反射面が無彩色である。
第5の態様によれば、光度のむらが目立ちにくい。
2 LEDモジュール
20 基板
201 第1基板
202 第2基板
21 LED(光源)
3 反射体
30 取付板(光源配置部)
31 反射板
6 パネル
d 距離
D1 列形成方向
D2 並列方向
D3 基板直交方向
L 光源列
L18 光源列
L21 光源列
第1ピッチ
第2ピッチ
θ 角度

Claims (5)

  1. 基板及び前記基板に設けられるLEDからなる光源を有するLEDモジュールと、
    前記基板と対向するように配置され、透光性を有し光を拡散させるパネルと、を備え、
    前記基板は、列形成方向に伸びる一直線上に第1ピッチで複数の前記光源が配置されてなる光源列を有し、
    前記光源列は、前記列形成方向と直交する並列方向に第2ピッチで複数配置され、
    一の前記光源列における各前記光源は、前記一の前記光源列に隣接する前記光源列の各前記光源と、前記列形成方向において前記第1ピッチの半分のピッチずれた位置に配置され、
    前記光源から、前記列形成方向及び前記並列方向と直交する基板直交方向に照射される光の光度に対する、前記基板直交方向から角度θ傾斜する方向へ照射される光の光度の比をr(θ)とし、
    r(θ)・cosθ=1/2となるθを求めてθとし、
    前記第1ピッチをPとし、
    前記光源と前記パネルとの間の距離をdとしたとき、
    /2≦d・tanθを満たす
    照明器具。
  2. 前記第2ピッチをPとしたとき、
    {(P/2)+P 1/2/2≦d・tanθを満たす
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 反射体を更に備え、
    前記反射体は、前記列形成方向及び前記並列方向に沿う辺を有する矩形状に形成されて前記光源列が配置される光源配置部と、前記列形成方向及び前記並列方向と直交する基板直交方向に見て前記光源配置部を囲うように配置される反射板と、を有し、
    前記反射板と前記反射板に最も近い前記光源との間の距離をDとしたとき、
    D≦d・tanθを満たす
    請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 反射体を更に備え、
    前記反射体は、前記列形成方向及び前記並列方向に沿う辺を有する矩形状に形成されて前記光源列が配置される光源配置部と、前記列形成方向及び前記並列方向と直交する基板直交方向に見て前記光源配置部を囲うように配置される反射板と、を有し、
    前記光源配置部に、前記基板として第1基板と第2基板とが前記並列方向に並ぶように配置され、
    前記第1基板の前記第2基板側の端部に位置する前記光源列と、前記第2基板の前記第1基板側の端部に位置する前記光源列とのピッチが前記第2ピッチと等しく、
    前記第1基板の前記第2基板側の端部に位置する前記光源列における各前記光源は、前記第2基板の前記第1基板側の端部に位置する前記光源列の各前記光源と、前記列形成方向において前記第1ピッチの半分のピッチずれた位置に配置される
    請求項1~3のいずれか一項に記載の照明器具。
  5. 前記反射板は、前記光源配置部を向く反射面が無彩色である
    請求項3に記載の照明器具。
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