JP2015228320A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輝度むらを抑制して均一な面発光を得ることができる薄型の照明装置を提供する。【解決手段】各々が固体発光素子(LED11)を有する複数の光源10と、複数の光源10が配置された基板20と、基板20が固定された器具本体30と、複数の光源10を覆うように配置された拡散パネル40とを備え、複数の光源10は、一定の間隔Pで配置されており、基板20における光源10が配置された面を配置面20Sとすると、複数の光源10の各々は、配置面20Sよりも拡散パネル40側の全方位に光を放出し、複数の光源10の各々と拡散パネル40との距離dは、上記間隔Pの1倍以上2倍以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置に関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の固体発光素子は、高効率で省スペースな光源として、照明装置又はディスプレイ等の各種機器に広く利用されている。照明用途において、LEDは、例えば天井に設置されるシーリングライトやダウンライト等の各種照明器具、又は、電球形ランプや直管ランプ等の各種ランプに用いられている。
天井に設置される照明装置の一例として、特許文献1には、器具本体と、器具本体に固定された基板と、基板に実装された複数のLEDと、複数のLEDを覆うように器具本体に取り付けられたカバー(パネル)とを備えるシーリングライトが開示されている。
特開2012−146441号公報
複数の光源を用いた照明装置では、点灯時につぶつぶ感(輝点)が目立ち、輝度むらが発生するという課題がある。特に、LEDは指向性の強い点光源であるので、複数のLEDを用いた照明装置では、輝度むらが目立つ。このため、複数の光源を覆うカバーとしては拡散性を有するもの(拡散パネル)が用いられることが多い。
一方、照明装置の用途や目的、設置場所によっては、均一な面発光の照明光が要求される場合もある。
しかしながら、光源と拡散カバーとの距離が比較的に短い薄型の照明装置では、輝度むらを抑制するとともに均一な面発光を得ることが難しいという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、輝度むらを抑制して均一な面発光を得ることができる薄型の照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る照明装置の一態様は、各々が固体発光素子を有する複数の光源と、前記複数の光源が配置された基板と、前記基板が固定された器具本体と、前記複数の光源を覆うように配置された拡散パネルとを備え、前記複数の光源は、一定の間隔で配置されており、前記基板における前記光源が配置された面を配置面とすると、前記複数の光源の各々は、前記配置面よりも前記拡散パネル側の全方位に光を放出し、前記複数の光源の各々と前記拡散パネルとの距離は、前記間隔の1倍以上2倍以下であることを特徴とする。
また、本発明に係る照明装置の一態様は、各々が固体発光素子を有する複数の光源と、前記複数の光源が配置された基板と、前記基板が固定された器具本体と、前記複数の光源を覆うように配置された拡散パネルと、前記拡散パネルと前記基板との間に配置され導光板とを備え、前記複数の光源は、一定の間隔で配置されており、前記基板における前記光源が配置された面を配置面とすると、前記複数の光源の各々は、前記配置面よりも前記拡散パネル側の全方位に光を放出し、前記配置面の法線方向から見た場合に、前記導光板は、開口を有する環状であり、前記複数の光源は、前記導光板の開口内に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、輝度むらを抑制して均一な面発光を得ることができる薄型の照明装置を実現できる。
本発明の実施の形態1に係る照明装置の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る照明装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る照明装置における光源及び基板を示す平面図である。 図4は、図3のA−A線における断面図である。 本発明の実施の形態1に係る照明装置における光源の配光特性を示す図である。 比較例の照明装置の輝度分布を示す図である。 本発明の実施の形態に係る照明装置の輝度分布を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る照明装置の断面図である。 本発明の実施の形態2に係る照明装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る照明装置の断面図である。 本発明の実施の形態4に係る照明装置の分解斜視図である。 図10の破線で囲まれる領域Xの拡大図である。 図10の破線で囲まれる領域Yの拡大図である。 本発明の実施の形態4に係る照明装置の断面図である。 本発明の変形例1に係る照明装置における光源及び基板を示す平面図である。 本発明の変形例2に係る照明装置における光源の構成を示す断面図である。 本発明の変形例2に係る照明装置における光源の配光特性を示す図である。 本発明の変形例3に係る照明装置における光源の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1に係る照明装置1の構成について、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る照明装置の断面図である。図2は、同照明装置の分解斜視図である。図3は、同照明装置における光源及び基板を示す平面図である。図4は、図3のA−A線における断面図である。
本実施の形態に係る照明装置1は、例えば住宅等の天井や壁に設置されることにより下方(床面、地面、壁面等)を照明する薄型の照明器具である。
図1及び図2に示すように、照明装置1は、複数の光源10と、複数の光源10が配置された基板20と、基板20が固定された器具本体30と、複数の光源10を覆うように配置された拡散パネル40とを備える。
本実施の形態において、光源10と拡散パネル40との間には空気層が存在し、光源10と拡散パネル40との間には光学部材(導光板や他の拡散パネル等)が配置されていない。つまり、光源10から出射した光は拡散パネル40に直接入射するように構成されている。
図3に示すように、複数の光源10は、一定の間隔Pで基板20に分散配置されている。具体的には、複数の光源10は、基板20上に平面状(二次元状)に略均一に分散させて配置されている。本実施の形態では、最外周の光源10を除いて、各光源10は、隣り合う光源10同士の距離の値がPとなるように配置されている。一例として、48個の光源10を用いて、最外周を除く任意の1つの光源10は、当該光源を中心として60度間隔で6つの光源10と隣り合うように、かつ、その隣り合う6つの光源10との間隔Pが14mmとなるように配置されている。なお、1つの光源10に対しては、少なくとも3つ以上の光源10が隣接するように配置されているとよい。
図4に示すように、複数の光源10の各々は、固体発光素子としてLED11を有する。つまり、複数のLED11が、素子間ピッチが一定の間隔Pとなるように基板20に分散させて配置されている。
本実施の形態において、LED11は、単色の可視光を発するLEDチップ(ベアチップ)であり、基板20に直接実装されている。つまり、本実施の形態では、基板20と光源10(LED11)とによってCOB(Chip On Board)タイプのモジュールが構成されている。LED11は、例えば、通電されれば青色光を発する青色LEDチップである。基板20に実装されたLED11は、例えば、基板20にパターン形成された金属配線(不図示)とワイヤボンディングされる。
図4に示すように、各光源10は、さらに、LED11を封止する封止部材12を有する。図3及び図4に示すように、本実施の形態において、封止部材12は、略半球状であり、各LED11を個別に封止している。
封止部材12としては、例えば透光性樹脂が用いられる。本実施の形態における封止部材12は、LED11からの光を波長変換する波長変換材として蛍光体を含んでいる。封止部材12は、例えば、シリコーン樹脂に蛍光体と光拡散材とを分散させた蛍光体含有樹脂である。蛍光体としては、LED11が青色LEDチップである場合、白色光を得るために、例えばYAG系の黄色蛍光体を用いることができる。なお、封止部材12には蛍光体や光拡散材が含まれていなくてもよい。また、封止部材12そのものを用いずに光源10を構成してもよい。
複数の光源10は、照明装置1の外部の電源ユニット(不図示)から供給される電力によって発光する。具体的には、各LED11に電流が流れることによって各光源10が発光する。本実施の形態では、LED11として青色LEDチップを用いて、封止部材12には黄色蛍光体が含まれている。つまり、光源10は、B−Yタイプの白色LED光源である。これにより、LED11からの青色光の一部は黄色蛍光体によって黄色光に波長変換され、この黄色光と黄色蛍光体に吸収されなかった青色光とが封止部材12内で混合されることによって封止部材12から白色光が出射する。なお、本実施の形態において、全てのLED11は同じ特性のものが用いられており、また、全てのLED11が同時に発光する。
基板20は、光源10を配置するための基板であり、本実施の形態では、LED11を実装するための実装基板である。
基板20は、例えば、ガラスエポキシ基板(CEM−3等)等の樹脂基板、多結晶アルミナ基板等のセラミックス基板、又は、Cu等の金属が絶縁被覆されたメタルベース基板等である。なお、図示しないが、基板20には、LED11に電力を供給するためにパターン形成された金属配線と、LED11を発光させるための直流電力を外部から受電してLED11に給電を行うための一対の給電端子とが形成されている。
図4に示されるように、基板20の表面には白色レジスト(白レジスト)21が設けられていてもよい。白色レジスト21は、白色の絶縁樹脂膜である。白色レジスト21を形成することによって、基板20の表面反射率を向上させることができるので、モジュールとしての光取り出し効率を向上させることができる。また、白色レジストを形成することによって、基板20の絶縁性(耐圧)を向上させることができるとともに、金属配線が酸化してしまうことを防止することもできる。
本実施の形態において、基板20は、複数の基板片からなる。図3に示すように、例えば、基板20は、第1基板片20aと第2基板片20bとの2つに分割されている。第1基板片20a及び第2基板片20bの各々には、複数の光源10が配置されている。また、第1基板片20a及び第2基板片20bの各々における複数の光源10は、1つの光源に対して3つ以上の光源10が隣接するよう配置されている。このように、基板20を複数の基板片に分割することによって、基板20に光源10を容易に設けることができる。つまり、光源10と基板20とで構成されるLEDモジュールを容易に作製することができる。
なお、基板20には、器具本体30の取付部31に設けられた第1穴部31a1及び第2穴部31a2の各々に対応する第1貫通孔22及び第2貫通孔23が設けられている。第1貫通孔22は、例えば基板20の外周端部に周方向に沿って等間隔に6個設けられている。第1貫通孔22には第1基板固定用ピン51が挿入される。また、第2貫通孔23は、基板20の中央部に設けられている。第2貫通孔23には第2基板固定用ピン52が挿入される。第2基板固定用ピン52には給電用リード線(不図示)を通すための挿通孔が設けられている。給電用リード線は、器具本体20の外部から第2基板固定用ピンの挿通孔を通って基板20の一対の給電端子に接続される。
上述のとおり、光源10はCOBタイプであるので、基板20における光源10が配置された面を配置面(実装面)20Sとすると、図3及び図4に示すように、複数の光源10の各々は、配置面20Sよりも拡散パネル40側の全方位に光を放出する。つまり、各光源10を横から見たときに、光源10にはLED11からの光を遮るものがないので、各光源10は、図3に示されるように配置面20Sの法線方向から見たときに360度全方位に光を放出するとともに、図4に示されるように配置面20Sの垂直断面の法線方向から見たときに光源10の光軸(配置面20Sの法線方向)に対して±90度の方位に光を放出する。
図5は、本実施の形態における光源10の配光特性を示している。図5に示すように、光源10では、+90度から+60度の範囲の照度及び−60度から−90度の範囲の照度が0度照度の35%以上となっている。このように、光源10は、パッケージの凹部内にLEDチップが実装された構成のSMD(Surface Mount Device)タイプの光源と比べて配光角が大きく、広い配光特性を有している。
図1及び図2に示すように、器具本体30は、照明装置1の外郭をなす筐体であるとともに基板20が取り付けられる取付台(基台)である。器具本体30は、金属材料を用いて形成されており、本実施の形態ではアルミダイカスト製である。なお、器具本体30は、樹脂等の金属材料以外の材料を用いて形成されていてもよい。
器具本体30は、基板20を取り付けるための取付部31と、光源10で発生する熱を放熱するためのヒートシンク部32とを有する。ヒートシンク部32は、凹部31aの天井側に設けられている。本実施の形態において、取付部31は、ヒートシンク部32よりも径が大きい。
図2に示すように、取付部31は、基板20が配置される有底円筒状の凹部31aと、凹部31aの上端部から外方に向かって突出する外周部31bとを有する。凹部31aの底面の形状及び大きさは、基板20の形状及び大きさとほぼ同じである。一例として、凹部31aの底面の形状及び基板20の形状は円形である。また、凹部31aの深さは、基板20の厚さよりも深い。外周部31bは、取付部31の上端部の全周において径方向の外向きに突出するようにフランジ状に設けられている。
基板20は、凹部31aの底面に載置されて取付部31に固定される。凹部31aには、基板20の第1貫通孔22及び第2貫通孔23の各々に対応する第1穴部31a1及び第2穴部31a2が設けられている。第1穴部31a1は、第1基板固定用ピン51が挿入される挿入口を有し、凹部31aの外周端部に周方向に沿って等間隔に6個設けられている。また、第2穴部31a2は、第2基板固定用ピン52が挿入される挿入口を有し、凹部31aの中央部に設けられている。
基板20を器具本体30に固定する際、基板20を凹部31aに載置して、第1基板固定用ピン51を基板20の第1貫通孔22及び器具本体30の第1穴部31a1に挿通させるとともに、第2基板固定用ピン52を基板20の第2貫通孔23及び器具本体30の第2穴部31a2に挿通させる。これにより、基板20の器具本体30に対する位置決めを行うことができるとともに、基板20を器具本体30に固定することができる。
また、外周部31bには、拡散パネル40の突起部41に対応する貫通孔31b1が設けられている。拡散パネル40を器具本体30に固定する際、貫通孔31b1には突起部41が挿入される。これにより、拡散パネル40の器具本体30に対する位置決めを行うことができるとともに、拡散パネル40を器具本体30に固定して取り付けることができる。
拡散パネル40は、透光性及び光拡散性を有する光学部材であり、例えばアクリルやポリカーボネート等の透光性樹脂材料又はガラス材料等によって構成されている。拡散パネル40は、例えば、光拡散材が内部に分散された乳白色の拡散パネルである。このような拡散パネル40は、光拡散材を混合した透光性樹脂材料を所定形状に樹脂成型することによって作製することができる。
具体的には、拡散パネル40は、全光線透過率が47%〜55%で、拡散光線透過率が47%〜55%で、ヘイズが90%〜99%で、分散度が50%〜60%のものを用いることができる。本実施の形態では、拡散パネル40として、全光線透過率が47%、拡散光線透過率が47%、ヘイズが99%、分散度が60%のものを用いた。
なお、拡散パネル40は、内部に光拡散材を分散させるのではなく、透明パネルの表面(内面又は外面)に光拡散材等を含む乳白色の光拡散膜を形成することによって構成されていてもよい。また、拡散パネル40は、光拡散材を用いるのではなく、拡散加工を施すことによって拡散性を有するように構成されていてもよい。例えば、シボ加工等の表面処理を施すことによって透明パネルの表面に微小凹凸を形成したり、透明パネルの表面にドットパターンを印刷したりすることによって、拡散性を有するように構成してもよい。拡散加工する場合であっても、拡散性を高めるために、さらに光拡散材を含有させてもよい。
図1に示すように、拡散パネル40は、全ての光源10を覆うように構成された拡散カバーであり、基板20と対向する位置に配置されている。
全ての光源10について、光源10と拡散パネル40との距離(光源−拡散パネル間距離)dは同じである。そして、当該距離dは、隣り合う光源10の間隔Pの1倍以上2倍以下となっている。本実施の形態において、距離dは、間隔Pと略等しくなるように設定されている。
拡散パネル40は照明装置1の外郭をなしており、拡散パネル40に入射した光源10からの光は、拡散パネル40内で拡散及び拡散パネル40内を導光して、拡散パネル40を透過して外部に出射する。つまり、拡散パネル40は、指向性が高い点光源であるLED11の光を拡散及び導光させるので、当該拡散パネル40全体が擬似発光する面発光部として機能する。
このように構成される拡散パネル40は、器具本体30に取り付けられる。本実施の形態では、拡散パネル40の内面に設けられた複数の突起部(ダボ)41を用いて拡散パネル40を器具本体30の外周部31bに固定している。突起部41は、拡散パネル40の内面から器具本体30に向かって突出するように、例えば、周方向に沿って等間隔に6個形成されている。拡散パネル40を器具本体30に固定する場合、突起部41を器具本体30の外周部31bに設けられた貫通孔31b1に挿通させて、突起部41のうち外周部31bの裏側から飛び出した部分を熱によってかしめる。
拡散パネル40のうち少なくとも光源10が配置された領域に対向する部分の厚さは、ほぼ一定である。本実施の形態では、拡散パネル40の厚さは、全領域において一定としている。拡散パネル40の厚さは、例えば1.5mm〜2.0mmであり、本実施の形態では、2mmとしている。
このように構成される照明装置1は、例えば、器具本体30のヒートシンク部32が天井に設けられた穴部に埋め込まれた状態で天井材に固定される。この場合、天井からは拡散パネル40と器具本体30の取付部31が視認されるが、拡散パネル40のみが視認可能となるように設置されていてもよい。なお、照明装置1は、器具本体30に設けられる取り付け用バネによって天井材に固定される。
次に、本実施の形態に係る照明装置1の作用効果について、図6A及び図6Bを用いて説明する。図6Aは、比較例の照明装置の輝度分布を示す図であり、図6Bは、本発明の実施の形態に係る照明装置の輝度分布を示す図である。
図6Aは、図1〜図4に示される照明装置1において、距離(光源−拡散パネル間距離)dを12mmとし、間隔(素子間ピッチ)Pを14mmとした場合である。また、図6Bは、図1〜図4に示される照明装置1において、距離d及び間隔Pをいずれも14mmとした場合、つまり、距離dと間隔Pとを同じ値に設定した場合である。
図6Aに示すように、比較例の照明装置では、輝度むらが発生し、均一な面発光が得られていないことが分かる。一方、図6Bに示すように、本実施の形態における照明装置1では、輝度むらが抑制されて均一な面発光が得られていることが分かる。
このように、少なくとも、光源10と拡散パネル40との距離dを、隣り合う光源10の間隔Pと同じ(1倍)にすることによって、輝度むらが抑制されて均一な面発光を得ることができる。
一方、光源10と拡散パネル40との距離dが長くなればなるほど、輝度ムラを抑制することができる。但し、光源10と拡散パネル40との距離dを長くしすぎると、薄型の照明装置が実現できなくなる。
そこで、本実施の形態における照明装置1では、光源10と拡散パネル40との距離dの上限を、隣り合う光源10の間隔Pの2倍にしている。これにより、薄型の照明装置を実現できる。
以上のとおり、本実施の形態における照明装置1によれば、光源10と拡散パネル40との距離dを、隣り合う光源10の間隔Pの1倍以上2倍以下にしている。
これにより、基板20と拡散パネル40との空間距離が短い薄型の照明装置であったとしても、拡散パネル40における輝度むらを抑制して均一な面発光を得ることができる。つまり、輝度むらを抑制して均一な面発光を得ることができる薄型の照明装置を実現できる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る照明装置2について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係る照明装置の断面図である。図8は、同照明装置の分解斜視図である。
図7及び図8に示すように、本実施の形態における照明装置2は、実施の形態1における照明装置1に、さらに反射板(リフレクタ)60が設けられた構成となっている。
反射板60は、光源10からの光を拡散パネル40に向けて反射させる反射部材であり、拡散パネル40と器具本体30との間に配置される。反射板60は、開口を有する環状体であり、内面形状が円錐台面である傾斜反射部61と、傾斜反射部61の上端部から外方に向かって水平に突出する複数の突片部62とを有する。本実施の形態において、反射板60は、円環状である。
傾斜反射部61は、内面が傾斜面である薄形枠状体であり、全ての光源10を囲むように構成された入射口と、光源10の光が出射する出射口と、入射口と出射口との間に形成された反射面とを有する。具体的には、傾斜反射部61(反射面)は、光軸方向に沿って内径が入射口から出射口に向かって漸次大きくなるように構成されている。本実施の形態において、傾斜反射部61の入射口は、基板20の配置面20Sに当接している。
図8に示すように、傾斜反射部61の裏面には複数の突起部61aが設けられている。突起部61aは、傾斜反射部61から器具本体30に向かって突出するように、例えば、6個設けられている。また、突起部61aには、ねじを挿入するためのねじ穴が設けられている。
本実施の形態では、器具本体30の凹部31aには、第1穴部31a1に代えて突出部31a3が設けられている。突出部31a3は、基板20の第1貫通孔22に挿入される。また、突出部31a3には、器具本体30の裏側(天井側)から貫通する貫通孔が設けられている。
反射板60と基板20と器具本体30とを固定する場合、器具本体30の突出部31a3に基板20の第1貫通孔22を挿入して基板20を器具本体30に載置して、器具本体30の突出部31a3に突出部61aを合わせて反射板60を配置する。この状態で、器具本体30の裏側から突出部31a3の貫通孔と反射板60の突起部61aのねじ穴とにねじを挿入する。これにより、基板20を間に挟む形で反射板60と器具本体30とを固定することができる。
また、このように反射板60と器具本体30とをねじ止めすることによって、基板20を反射板60のエッジ(傾斜反射部61の入射口)で押さえつけることができる。
突片部62は、反射板60(傾斜反射部61)の上端部において径方向の外向きに突出するようにフランジ状に設けられている。本実施の形態では、3つの突片部62が設けられている。
図8に示すように、突片部62には、拡散パネル40の突起部41に対応する貫通孔62aが設けられている。本実施の形態では、実施の形態1と同様に、拡散パネル40を器具本体30に固定する際、拡散パネル40の突起部41を器具本体30の貫通孔31b1に挿入して熱によってかしめる。この際、本実施の形態では、拡散パネル40の突起部41は、反射板60の突片部62の貫通孔62aにも挿通させている。このように、反射板60は、拡散パネル40も利用して器具本体30に固定されている。
このように構成される反射板60は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)等の硬質の白色樹脂材料によって形成されたものを用いてもよいし、樹脂成型されたものに銀やアルミニウム等の金属蒸着膜(金属反射膜)を形成したものを用いてもよい。あるいは、反射板60は、アルミニウム等の金属材料によって形成されたものを用いてもよい。金属材料によって反射板60を形成した場合、反射性を向上させるために、さらに内面に白色塗装等を施してもよい。
本実施の形態において、器具本体30における取付部31の外周部31bの一部には、凹部31aから水平方向の外方に向かって窪むように窪み部31b2が形成されている。言い換えると、外周部31bの周方向の一部が水平方向の内方に向かって張り出すように形成されている。図8では、窪み部31b2は、周方向の3箇所に形成されている。窪み部31b2が存在することで、器具本体30の外周部31bの形状が周方向に沿って不均一な形状となる。
このように器具本体30の外周部31bの形状が不均一な形状になるのは、例えば、照明装置1を天井材に固定する際に用いられる取り付け用バネが器具本体30の複数箇所(例えば3箇所)に設けられるからである。
この場合、反射板60を器具本体30に取り付けた状態では、基板20の配置面20Sの法線方向から見たときに、反射板60の突片部62は器具本体30の窪み部31b2に嵌合される。つまり、窪み部31b2に突片部62を嵌合させるようにして反射板60を器具本体30に取り付ける。
このとき、反射板60の突片部62における拡散パネル40側の面と器具本体30の外周部31bにおける拡散パネル40側の面とは面一となっている。つまり、突片部62における拡散パネル40側の面と外周部31bにおける拡散パネル40側の面とは段差のない同一平面を構成している。この結果、窪み部31b2が突片部62で埋められるので、器具本体30の外周部31bを均一な形状とすることができる。
以上、本実施の形態における照明装置2についても、光源10と拡散パネル40との距離dを隣り合う光源10の間隔Pの1倍以上2倍以下にしているので、輝度むらを抑制して均一な面発光を得ることができる薄型の照明装置を実現することができる。
また、本実施の形態では、反射板60の突片部62と器具本体30の窪み部31b2とが嵌合しており、かつ、反射板60の突片部62における拡散パネル40側の面と器具本体30の外周部31bにおける拡散パネル40側の面とが面一となっている。つまり、器具本体30の不均一な形状を反射板60によって補完して、器具本体30と反射板60とで均一な形状にしている。
これにより、器具本体30の不均一な形状によって光の不均一(影)が生じることを抑制することができる。したがって、器具本体30が不均一な形状であっても均一な面発光を容易に得ることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る照明装置3について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態3に係る照明装置の断面図である。図10は、同照明装置の分解斜視図である。
図9及び図10に示すように、本実施の形態における照明装置3は、実施の形態1における照明装置1に、さらに導光板70が設けられた構成となっている。導光板70は、例えば透光性樹脂材料によって形成することができる。
導光板70は、光源10からの光を導光させる光学部材であり、拡散パネル40と器具本体30との間に配置される。導光板70は、開口を有する環状体であり、複数の光源10は、導光板70の開口内に配置されている。つまり、複数の光源10は、導光板70に囲まれている。
本実施の形態において、導光板70は、円環状であり、内面形状が円錐台面である傾斜導光部71と、傾斜導光部71の上端部から外方に向かって水平に突出する水平導光部72とを有する。
傾斜導光部71は、内面が傾斜面である薄形枠状体であり、全ての光源10を囲むように形成されている。具体的には、傾斜導光部71は、光軸方向に沿って内径が漸次大きくなるように構成されている。
水平導光部72は、傾斜導光部71の上端部の全周において径方向の外向きに突出するようにフランジ状に設けられている。図10に示すように、水平導光部72には、拡散パネル40の突起部41に対応する貫通孔72bが設けられている。拡散パネル40を器具本体30に固定する際、水平導光部72の貫通孔72bと器具本体30の貫通孔31b1とに突起部41を挿入して、実施の形態1と同様に、突起部41のうち貫通孔31b1から飛び出した部分を熱によってかしめる。これにより、拡散パネル40とともに導光板70も器具本体30に固定することができる。
なお、図示しないが、本実施の形態では、実施の形態1と同様に、第1基板固定用ピン51及び第2基板固定用ピン52を用いて基板20が器具本体30に固定される。
ここで、図11A及び図11Bを用いて、導光板70の特徴となる構成について説明する。図11A及び図11Bは、それぞれ図10の破線で囲まれる領域X及び領域Yの拡大図である。
図11Aに示すように、導光板70の開口の内側面には、凹凸71a(凹凸構造)が設けられている。具体的には、凹凸71aは、基板20の配置面20Sの法線方向から見た場合に、三角形状の山部と三角形状の谷部とが交互に形成されたギザギザ形状であり、開口を構成する傾斜導光部71の内側面の全周に形成されている。
このように、導光板70の開口の内側面に凹凸71aを設けることによって、基板20の配置面20Sの水平方向に進む光源10の光を、導光板70に容易に取り込むことができるとともに導光板70の開口の内側面で拡散させることができる。
また、図11Bに示すように、導光板70の外側面には、凹凸72a(凹凸構造)が設けられている。具体的には、凹凸72aは、基板20の配置面20Sの法線方向から見た場合に、三角形状の山部と三角形状の谷部とが交互に形成されたギザギザ形状であり、導光板70の外縁を構成する水平導光部72の外側面の全周に形成されている。
このように、導光板70の外側面に凹凸72aを設けることによって、導光板70内を導光する光が導光板70(水平導光部72)の外側面で全反射して導光板70内に閉じ込められてしまうことを抑制できる。したがって、光の取り出し効率を向上させることができる。
さらに、水平導光部72の主面には、ドットパターンが形成されている。これにより、導光板70に入射して導光板70を導光する光は、水平導光部72においてドットパターンで反射して当該水平導光部72の面垂直方向に出射することになる。これにより、直接光が届きにくく影になりがちな拡散パネル40の外周端部に、効果的に光を入射させることができる。なお、水平導光部72には、ドットパターンではなく、無数のディンプルやプリズム等を形成してもよい。
以上、本実施の形態における照明装置3についても、光源10と拡散パネル40との距離dを隣り合う光源10の間隔Pの1倍以上2倍以下としているので、輝度むらを抑制して均一な面発光を得ることができる薄型の照明装置を実現することができる。
また、本実施の形態では、複数の光源10が環状の導光板70の開口内に配置されている。
これにより、基板20の配置面20Sの水平方向に進む光源10を拡散させることができる。また、基板20の配置面20Sの水平方向に進む光源10を導光板70内に効果的に入射させることができる。つまり、光源10の側方から出射する光を拡散及び入射させることができる。
この結果、照明装置の光軸方向から見たときに拡散パネル40の外側部分の領域の輝度は中央部分の領域の輝度に比べて小さくなりがちであるが、環状の導光板70を設けることによって上記外周部分の領域の輝度不足を補うことができる。したがって、拡散パネル40の全領域における輝度をより均一化できるので、さらに均一な面発光を実現することができる。
特に、本実施の形態では、導光板70の内側周面には、凹凸71aが設けられているので、基板20の配置面20Sの水平方向に進む光源10の光を導光板70に容易に取り込むことができるとともに拡散させることができる。したがって、外周端部における光の取り出し効率を一層向上させることができるので、さらに均一な面発光を容易に実現することができる。
また、導光板70の開口端は、基板20上の最外周に位置する光源10の外側近傍に位置することが望ましい。具体的には、光源10の側面部に対向する傾斜導光部71の開口部内面を、基板20上の最外周に位置する光源10に近接させることが望ましい。
これにより、光源10の側方から出射する光を、導光板70にさらに容易に取り込むことができるとともに効果的に拡散させることができる。したがって、さらに均一な面発光を実現できる。
また、導光板70の外縁は、拡散パネル40の端部近傍に位置するとよい。具体的には、水平導光部72の外縁が拡散パネル40の端部近傍に位置するとよい。
これにより、水平導光部72から出射する光が拡散パネル40に入射しやすくなるので、外周部分の領域の輝度不足を効果的に補うことができる。したがって、拡散パネル40の全領域における輝度をより均一化できるので、均一な面発光を容易に実現できる。
さらに、環状の導光板70を設けることによって、器具本体30の外周部分が不均一な形状であって光の不均一(影)が生じる場合であったとしても、導光板70によって外周部分の光の不均一を緩和させることもできる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係る照明装置4について、図12を用いて説明する。図12は、本発明の実施の形態4に係る照明装置の断面図である。
図12に示すように、本実施の形態における照明装置4は、実施の形態1における照明装置1に、実施の形態2における反射板60と実施の形態3における導光板70とが設けられた構成となっている。
反射板60及び導光板70は、拡散パネル40と器具本体30との間に配置される。本実施の形態では、導光板70を反射板60の上に重ねるように配置している。つまり、導光板70を拡散パネル40側に配置し、反射板60を器具本体30側に配置している。
以上、本実施の形態における照明装置4についても、光源10と拡散パネル40との距離dを隣り合う光源10の間隔Pの1倍以上2倍以下にしているので、輝度むらを抑制して均一な面発光を得ることができる薄型の照明装置を実現することができる。
また、本実施の形態では、反射板60及び導光板70を用いているので、実施の形態2及び3と同様の効果を得ることができる。
(変形例)
以上、本発明に係る照明装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。以下、本発明の変形例に係る照明装置について説明する。
(変形例1)
図13は、本発明の変形例1に係る照明装置における光源及び基板を示す平面図である。
本変形例における照明装置が上記実施の形態1における照明装置と異なる点は、光源10のレイアウトであり、それ以外は、実施の形態1と同じである。
具体的には、実施の形態1では、複数の光源10は、基板20上に分散させて配置されていたが、本変形例では、図13に示すように、複数の光源10は、同心円状に配置されている。つまり、本変形例では、複数の光源10を円環状に配列することにより構成された円環状光源を、径を異ならせて複数本同心円状となるように配置している。図13では、基板20上の光源10は、4つの円環状光源となるように配置されている。なお、本変形例でも、基板20上の複数の光源10は、一定の間隔Pで配置されている。
このように、本変形例における照明装置についても、実施の形態1と同様に、輝度むらを抑制して均一な面発光を得ることができる。なお、本変形例は、実施の形態2〜4にも適用することができる。
(変形例2)
図14は、本発明の変形例2に係る照明装置における光源の構成を示す断面図である。
本変形例における照明装置が上記実施の形態1における照明装置と異なる点は、光源の構成であり、それ以外は、実施の形態1と同じである。
具体的には、本変形例では、図4に示される光源10に代えて、図14に示される光源10Aを用いている。
図14に示すように、光源10Aは、LED11と封止部材12とに加えて、さらに透光性部材13を有する。透光性部材13は、基板20に実装されたサブマウントであり、LED11は、この透光性部材13に搭載されている。また、封止部材12は、LED11及び透光性部材13を覆うように基板20上に形成されている。
そして、透光性部材13において、LED11が搭載された面を上面とし、当該上面とは反対側の面を下面とすると、透光性部材13は、上面側の層の屈折率が下面側の層の屈折率以下となるように積層された屈折率が互いに異なる複数の層によって構成されている。
図14に示すように、本変形例において、透光性部材13は、基板20側に位置する第1層(下層)13aと、拡散パネル40側に位置する第2層(上層)13bとによって構成されており、第1層13aの屈折率は、第2層13bの屈折率以下となっている。また、透光性部材13は、2層セラミックスサブマントであって、第1層13a及び第2層13bは、例えば透光性のセラミックス層である。
本変形例における光源10AもCOBタイプであるので、複数の光源10Aの各々は、実施の形態1における光源10(図4)と同様に、配置面20Sよりも拡散パネル40側の全方位に光を放出する。そして、本変形例における光源10Aについは、実施の形態1における光源10と比べて配光角がさらに大きくなっている。
図15は、本変形例における光源10Aの配光特性を示している。図15に示すように、光源10Aでは、+90度から+60度の範囲の照度及び−60度から−90度の範囲の照度が0度照度の45%以上となっている。このように、光源10Aは、実施の形態1における光源10と比べて配光角が大きい配光特性を有している。
したがって、本変形例における照明装置は、実施の形態1における照明装置と比べて、より輝度むらの少ない均一な面発光を得ることができる。なお、本変形例は、実施の形態2〜4にも適用することができる。
(変形例3)
図16は、本発明の変形例3に係る照明装置における光源の構成を示す断面図である。
本変形例における照明装置が上記実施の形態1における照明装置と異なる点は、光源の構成であり、それ以外は、実施の形態1と同じである。
具体的には、本変形例では、図4に示される光源10に代えて、図16に示される光源10Bを用いている。
図16に示すように、光源10Bは、LED11と封止部材12とに加えて、さらに実装基板(SMD基板)14を有する。LED11は、この実装基板14に搭載されている。また、封止部材12は、LED11を覆うように実装基板14上に形成されている。
本変形例における光源10Bは、SMDタイプの発光素子であるが、LED11の側面の覆うようなパッケージを用いていないので、複数の光源10Bの各々は、実施の形態1における光源10(図4)と同様に、配置面20Sよりも拡散パネル40側の全方位に光を放出する。
したがって、本変形例における照明装置は、実施の形態1と同様に、輝度むらの少ない均一な面発光を得ることができる。なお、本変形例は、実施の形態2〜4にも適用することができる。
(その他の変形例等)
上記実施の形態及び変形例において、光源10、10A及び10Bは、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって白色光を放出するように構成したが、これに限らない。例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDチップと組み合わせることによりに白色光を放出するように構成しても構わない。
また、上記実施の形態及び変形例において、LED11は青色LEDチップとしたが、これに限らない。LED11としては、青色以外の波長(色)の光を発するLEDチップを用いても構わない。例えば、LED11として紫外線発光のLEDチップを用いてもよく、この場合、蛍光体粒子としては、三原色(赤色、緑色、青色)に発光する各色蛍光体を組み合わせたものを用いることができる。
また、上記実施の形態及び変形例において、固体発光素子としてLEDチップを例示したが、これに限らない。例えば、固体発光素子としては、LEDチップ以外に、半導体レーザ等の半導体発光素子、又は、有機EL(Electro Luminescence)や無機EL等のEL素子等を用いてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例において、波長変換材として蛍光体を用いたが、これに限らない。例えば、波長変換材としては、半導体、金属錯体、有機染料、顔料等、ある波長の光を吸収し、吸収した光とは異なる波長の光を発する物質を含んでいる材料を用いてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例において、封止部材12は、各LED11を個別に封止したが、これに限らない。例えば、封止部材12は、複数のLED11を繋ぐように線状に封止してもよい。例えば、LED11が図13に示される配置の場合、封止部材12も同心円状となるように円環状に4本形成してもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明装置
10 光源
13 透光性部材
20 基板
20S 配置面
30 器具本体
31a 凹部
31b 外周部
31b2 窪み部
40 拡散パネル
60 反射板
62 突片部
70 導光板
71a、72a 凹凸

Claims (9)

  1. 各々が固体発光素子を有する複数の光源と、
    前記複数の光源が配置された基板と、
    前記基板が固定された器具本体と、
    前記複数の光源を覆うように配置された拡散パネルとを備え、
    前記複数の光源は、一定の間隔で配置されており、
    前記基板における前記光源が配置された面を配置面とすると、前記複数の光源の各々は、前記配置面よりも前記拡散パネル側の全方位に光を放出し、
    前記複数の光源の各々と前記拡散パネルとの距離は、前記間隔の1倍以上2倍以下である
    照明装置。
  2. 前記複数の光源の各々と前記拡散パネルとの距離は、前記間隔と略等しい
    請求項1に記載の照明装置。
  3. さらに、前記拡散パネルと前記基板との間に配置された導光板を備え、
    前記導光板は、開口を有する環状であり、
    前記複数の光源は、前記導光板の開口内に配置されている
    請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記導光板の開口の内側面には、凹凸が設けられている
    請求項3に記載の照明装置。
  5. さらに、前記拡散パネルと前記器具本体との間に配置された反射板を備え、
    前記反射板は、開口を有する環状体であり、
    前記反射板の上端部には、外方に向かって突出する突片部が形成されており、
    前記器具本体は、前記基板の厚さよりも深く、且つ、前記基板が配置される凹部と、前記凹部から外方に向かって窪むように形成された窪み部を有する外周部とを有し、
    前記配置面の法線方向から見た場合に、前記突片部は前記窪み部に嵌合されており、
    前記突片部における前記拡散パネル側の面と前記外周部における前記拡散パネル側の面とは面一である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記基板は、複数の基板片からなり、
    前記複数の基板片の各々には、複数の光源が配置されており、
    前記複数の基板片の各々における前記複数の光源は、1つの光源に対して3つ以上の光源が隣接するよう配置されている
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記複数の光源の各々は、透光性部材と、前記透光性部材に搭載されたLEDチップとを有し、
    前記透光性部材において、前記LEDチップが搭載された面を上面とし、前記上面とは反対側の面を下面とすると、
    前記透光性部材は、屈折率の異なる複数の層からなり、
    前記複数の層は、上面側の層の屈折率が下面側の層の屈折率以下となるように積層されている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 各々が固体発光素子を有する複数の光源と、
    前記複数の光源が配置された基板と、
    前記基板が固定された器具本体と、
    前記複数の光源を覆うように配置された拡散パネルと、
    前記拡散パネルと前記基板との間に配置され導光板とを備え、
    前記複数の光源は、一定の間隔で配置されており、
    前記基板における前記光源が配置された面を配置面とすると、前記複数の光源の各々は、前記配置面よりも前記拡散パネル側の全方位に光を放出し、
    前記配置面の法線方向から見た場合に、前記導光板は、開口を有する環状であり、
    前記複数の光源は、前記導光板の開口内に配置されている
    照明装置。
  9. 前記導光板の開口の内側面には、凹凸が設けられている
    請求項8に記載の照明装置。
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