JP7113366B2 - 照明装置 - Google Patents

照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7113366B2
JP7113366B2 JP2017254719A JP2017254719A JP7113366B2 JP 7113366 B2 JP7113366 B2 JP 7113366B2 JP 2017254719 A JP2017254719 A JP 2017254719A JP 2017254719 A JP2017254719 A JP 2017254719A JP 7113366 B2 JP7113366 B2 JP 7113366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
control member
distribution control
opening
light distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017254719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019121492A (ja
Inventor
隆史 新井
光 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017254719A priority Critical patent/JP7113366B2/ja
Publication of JP2019121492A publication Critical patent/JP2019121492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7113366B2 publication Critical patent/JP7113366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本開示は、照明装置に関し、より詳しくは天井埋込型の照明装置に関する。
天井埋込型の照明装置としては、発光モジュールと、当該モジュールを収容する装置本体と、装置本体に固定された筒状の枠体とを備えた、所謂ダウンライトが広く知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献の照明装置には、発光モジュールから出射された光を制御する配光制御部材としてレンズが設置されている。レンズは、枠体の上部開口から枠体内に突出した状態で配置されている。
特開2017-162695号公報
天井埋込型の照明装置において、視野に入る不快なグレアを低減することは重要な課題である。特許文献1に開示されるように、レンズを用いて配光を制御することにより、グレアをある程度低減することは可能であるが、さらなる改善が求められている。
本開示の一態様である照明装置は、天井埋込型の照明装置であって 、発光モジュールと、前記発光モジュールから出射された光を制御する第1配光制御部材と、前記第1配光制御部材から出た光を制御する第2配光制御部材とを備え、前記第2配光制御部材は、前記第1配光制御部材側に形成された第1開口と、装置下端側に形成された、前記第1開口よりも大きな第2開口とを含む筒状の拡大部を有し、前記拡大部の前記第1開口の開口面積は、前記第1配光制御部材の光出射面の面積よりも小さいことを特徴とする。
本開示の一態様によれば、天井埋め込み型の照明装置において、視野に入る不快なグレアを低減することができる。
実施形態の一例である照明装置を下方から見た斜視図である。 実施形態の一例である照明装置を上方から見た分解斜視図である。 実施形態の一例である照明装置の断面図である。 実施形態の一例である照明装置の光路を示す図である。 実施形態の一例であるホルダおよび第1配光制御部材を示す斜視図である。 実施形態の一例である第2配光制御部材の断面図である。 第2配光制御部材の変形例を示す図である。 第1配光制御部材の光出射面と拡大部の第1開口との好適な距離の一例を示す図である。 実施形態の他の一例である照明装置を上方から見た分解斜視図である。 実施形態の他の一例である照明装置の断面図である。
上述のように、天井埋め込み型の照明装置において、視野に入る不快なグレアを低減することは重要な課題である。なお、枠体の反射面を所定値以上の高さとし、光源を直視できる領域を狭めることでグレアを抑制する方法も知られている。しかし、この方法では、光源のグレアは抑制できても、枠体の反射面によるグレアを抑制することは困難である。また、枠体の反射面を鏡面とし、光源からの光を直下へ鏡面反射する形状とすることで、斜めから枠体を見上げたときに光源が映りこまなくする方法も知られている(例えば、特開2010-108859号公報)。しかし、この方法は枠体が鏡面である必要があり、白色面など拡散性の高い反射面は適用できない。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る照明装置の実施形態の一例について詳細に説明する。
本開示に係る照明装置は、例えば図書館、駅等の公共施設、デパート等の商業施設、店舗、オフィス、住居、工場等の室内、通路などにおいて水平な天井に取り付けられるが、水平方向および鉛直方向に対して傾斜した天井に取り付けることも可能である。照明装置が取り付けられる天井は、建築空間の上方を区画する部位であればよく、玄関ポーチ、テラスなどの天井であってもよい。
図1は、実施形態の一例である照明装置10を下方から見た斜視図である。図2は、照明装置10を上方から見た分解斜視図である。図3は照明装置10を上下方向に切断した断面図、図4は図3において照明装置10の光路を示す図である。
図1~図3に例示するように、照明装置10は、発光モジュール20と、発光モジュール20から出射された光を制御するレンズ40(第1配光制御部材)と、レンズ40から出た光を制御する枠体50(第2配光制御部材)とを備える。枠体50は、軸方向両端が開口した筒状体であって、レンズ40側に形成された第1開口61と、装置下端側に形成された、第1開口61よりも大きな第2開口62とを含む筒状の拡大部を有する。
第1開口61および第2開口62の形状は、特に限定されず、例えば楕円形状、真円形状、四角形状等であってもよいが、本実施形態では略真円形状であるものとして説明する。枠体50は、拡大部として、装置下端側に向かって内径(内周長)が拡大した筒状の拡径部60を有する。
照明装置10は、枠体50の第2開口62を鉛直下方に向けた状態で天井の埋込孔に挿入される天井埋込型の照明装置であって、一般的にダウンライトと呼ばれる。本明細書では、説明の便宜上、照明装置10を水平な天井に取り付けた状態で、照明装置10の鉛直上方側を「上」、鉛直下方側を「下」とする。以下では、第1配光制御部材としてレンズ40を、第2配光制御部材として枠体50および第2配光制御部材70をそれぞれ例示するが、各配光制御部材はこれらに限定されない。
詳しくは後述するが、拡径部60の第1開口61の開口面積は、レンズ40の光出射面41の面積よりも小さい。本実施形態では、第1開口61および光出射面41が略真円形状であるから、第1開口61の径は光出射面41の径よりも小さいと言える。なお、人の視野は水平方向に対して上下約30°と言われている。光出射面41から距離をあけて配置された光の取り出し口である第1開口61の径を光出射面41の径よりも小さくすることで、光の広がりを抑えて視野に入る不快なグレアを低減することができる。
照明装置10は、発光モジュール20を収容する装置本体11を備える。照明装置10では、装置本体11の内部にレンズ40が収容されている。また、装置本体11の内部には、発光モジュール20を支持するホルダ30が設けられている。発光モジュール20、ホルダ30、およびレンズ40が内部に配置された装置本体11は、枠体50の上部に固定されている。なお、レンズ40はホルダ30に固定されていてもよい。
照明装置10は、上部に装置本体11が、下部に枠体50がそれぞれ設けられ、装置本体11の内部において、ホルダ30およびレンズ40が上から順に配置された構造を有する。図4に例示するように、発光モジュール20から出射された光は、第1配光制御部材であるレンズ40を通って、第2配光制御部材である枠体50に導入される。レンズ40の光出射面41から出射された光は、枠体50内に形成された後述の縮径部56を通り、第1開口61から拡径部60に導入される。そして、拡径部60の第2開口62から装置外部に、即ち室内等に出射される。
装置本体11に収容された発光モジュール20は、例えば複数の光源が基板に実装された構造を有する。光源は、半導体発光素子であることが好ましく、中でもLED(Light Emitting Diode)が特に好ましい。発光素子は、蛍光体を含む封止層で封止されていてもよい。この場合、光源は、蛍光体によって発光素子の光の一部をより長波長の光に変換することで白色光を出射する。基板には、金属配線が形成された回路基板を適用できる。発光モジュール20は、放熱シート21を介して装置本体11に熱を逃がしている。放熱シート21は、例えばシリコーン樹脂等で構成されるシートである。放熱シート21の代わりに、また当該シートと共に、放熱グリスを用いてもよい。
装置本体11は、有底筒状のベース12と、ベース12の天板部12Aに立設した複数の放熱フィン13,14とを有する。各放熱フィン13は、天板部12Aの中央を中心として放射状に形成されている。各放熱フィン14は、ベース12の筒壁部12Bから径方向に延出しており、一部が天板部12Aにかかるように形成されている。各放熱フィン14は、互いに略平行に配置されている。なお、放熱フィンの形状等は特に限定されず、また装置本体は放熱フィンを有していなくてもよい。
ベース12の天板部12Aには、ネジ18が挿通される複数の貫通孔16が形成されている。ホルダ30は、ネジ18の締結部34を有する。ホルダ30は、貫通孔16を介してベース12の内部に挿し込まれるネジ18により天板部12Aの内面に固定される。また、天板部12Aには、発光モジュール20に接続されるリード線を通す開口部(図示せず)が形成されている。照明装置10は、リード線と開口部との隙間を塞ぐ封止部材23を備えていてもよい。
ベース12の下端開口の周縁には、径方向外側に張り出した円環状のフランジ部15が形成されている。フランジ部15には、ネジ19が挿通される複数の貫通孔17が形成されている。枠体50は、ネジ19の締結部55を有し、ネジ19を用いて装置本体11の下部に固定される。換言すると、装置本体11は、枠体50の上端開口を塞ぐように、枠体50の上部にネジ止めされる。
装置本体11は、例えばアルミニウム、鉄等を主成分とする金属材料を、プレス加工、ヘラ絞り加工、またはダイカスト成形して製造される(枠体50についても同様)。ただし、装置本体11は樹脂材料で構成されてもよい。本実施形態の装置本体11は、ダイカスト成形で製造できる。装置本体11の筒壁部12Bは略円筒形状を有するが、筒壁部の形状はこれに限定されず、軸方向に垂直な断面が矩形形状の筒状体であってもよい。
以下、図1~図4に加えて、図5および図6を適宜参照しながら、ホルダ30、第1配光制御部材であるレンズ40、および第2配光制御部材である枠体50(特に、縮径部56、拡径部60)について詳説する。図5はホルダ30およびレンズ40の斜視図、図6は枠体50の断面図である。
ホルダ30は、有底筒状体であって、発光モジュール20を支持する保持部31を有する。ホルダ30の底部中央には、発光モジュール20から出射する光を通すための窓孔32が形成されている。保持部31は、窓孔32の周縁部に形成され、発光モジュール20に係合する。即ち、ホルダ30は、中央に窓孔32が形成された略円環形状の底部と、底部の周縁部に立設して略円筒状に形成された側壁部とを有する。また、ホルダ30の底部にはネジ18が締結される締結部34が立設している。
ホルダ30において、発光モジュール20は、光源が実装された面を窓孔32側に向けた状態で支持される。発光モジュール20は、例えば装置本体11の天板部12Aの内面に当接し、天板部12Aとホルダ30の底部とによって挟持される。ホルダ30の下方にはレンズ40が配置され、窓孔32を介して下方に出射された発光モジュール20の光はレンズ40内に導入され、レンズ40によって配光制御される。
図3および図5に例示するように、ホルダ30は、レンズ40が挿入される凹部33を有する。本実施形態では、ホルダ30の底部が、側壁部から中央の窓孔32に向かって次第に装置本体11の天板部12Aに近づくように傾斜しており、凹部33がホルダ30の底部外面に形成されている。照明装置10では、レンズ40の上部がホルダ30の凹部33に挿入され、レンズ40の外周面42の少なくとも一部が凹部33の内面(ホルダ30の底部外面)で覆われている。外周面42は、凹部33の内面に当接していてもよい。
照明装置10は、レンズ40の外周面42を覆い、外周面42からもれた光をレンズ40内に反射させる光反射部を備えることが好ましい。光反射部として外周面42を覆う部材を別途設けてもよいが、本実施形態では凹部33の内面が光反射部として機能する。この場合、凹部33の内面には、光の反射率を高めるために、反射率の高いフィラー(例えば、酸化チタン等の白色顔料)を含有する塗膜が形成されていてもよい。また、凹部33の内面には、蒸着、メッキ、スパッタリング等により反射率の高い金属層、無機化合物層などが形成されていてもよい。
レンズ40は、上述の通り、発光モジュール20から出射される光を制御する第1配光制御部材として機能する。レンズ40は、例えばアクリル系樹脂 (PMMA)、ポリカーボネート(PC)等の透明性の高い樹脂、またはガラスなどで構成される。レンズ40の径方向断面および光出射面41は、略真円形状である。レンズ40は、光の入射側端(上端)から光の出射側端(下端)に向かって次第に直径が大きくなった末広がりの形状を有する。レンズ40の外周面42は、下端に近づくほど径方向外側に位置するように傾斜している。
レンズ40の外周面42は、例えば発光モジュール20の光を全反射するように構成された全反射面である。しかし、発光モジュール20の光を全て反射させることは難しく、一部の光はレンズ40の外部にもれる。本実施形態では、ホルダ30の凹部33の内面によって外周面42が覆われているので、外周面42から出た光は凹部33の内面で反射してレンズ40内に戻る。このように、凹部33の内面を光反射部として機能させることで、光の利用効率を高めることができる。
レンズ40は、上端から上下方向中央部にわたって形成された凹部43を有する。凹部43の底面は上方に凸の湾曲形状を有し、光出射面41は湾曲した凹部43の底面と上下方向に重なる範囲に下方に凸の湾曲面41aを有する。図4に例示するように、発光モジュール20から出射される光の多くは凹部43に導入され、一部は光出射面41の湾曲面41aを通って湾曲面41aから出射される。凹部43に導入された光の他の一部は、全反射面である外周面42で反射し、或いは凹部33の内面で反射して、光出射面41の湾曲面41a以外の領域(平坦面)から出射される。
レンズ40は、ホルダ30に固定されてもよいが、本実施形態では枠体50に支持されている。レンズ40は、下端部に形成された張出部44を有する。張出部44は、径方向外側に張り出した円環状部分であって、レンズ40の固定に利用される。張出部44は、枠体50の筒壁部51上に載置され、装置本体11が枠体50にネジ止めされた状態で、装置本体11と枠体50とによって上下から挟持される。
張出部44の周縁部には、装置本体11と張出部44との隙間を塞ぐパッキン46が取り付けられていてもよい。パッキン46を設けることで、例えばレンズ40が安定に固定されると共に、装置本体11内への虫、埃等の侵入を防ぐことができる。また、パッキン46を設けることで、レンズ40と装置本体11や枠体50との熱膨張差により生じる異音対策などを 図ることもできる。
ここで、レンズ40の光出射面41とは、凹部43に入射して、凹部43の底面と湾曲面41aとで制御された光が出射する面と、凹部43の側面と外周面42または凹部33の内面とで制御された光が出射する面とを指す。張出部44の下面からも僅かに光が出射するが、上述の制御された光が出射する面ではないため、張出部44の下面は光出射面41には含まれない。
枠体50は、上述の通り、レンズ40から出た光を制御する第2配光制御部材として機能する。枠体50は、上下両端が開口した略円筒形状を有する。ただし、枠体50の内径は一定ではなく、枠体50の下部には下端側に向かって内径が拡大した拡径部60が形成されている。枠体50(拡径部60)の下端には、第2開口62が形成されており、上端開口から枠体50内に導入された光は下端開口である第2開口62から装置外部に出射される。
また、枠体50の上部には、第1開口61側に向かって内周長が縮小した筒状の縮小部が存在する。本実施形態では、縮小部として、枠体50の上端開口から第1開口61に近づくほど次第に直径が小さくなった略円筒状の縮径部56が設けられている。レンズ40から出た光は、縮径部56の筒内を通って拡径部60に導入される。
枠体50には、照明装置10を天井に取り付けるための取付バネ52が固定されていてもよい。取付バネ52は、板バネ構造を有し、水平方向に延びている。照明装置10は、取付バネ52が天井裏空間において天井の埋め込み孔の周囲に当接することで天井に固定される。本実施形態では、枠体50の筒壁部51の外面に形成されたバネ固定部53に取付バネ52が固定されている。バネ固定部53は、取付バネ52の一端部を挿し込み可能な構造を有し、枠体50の径方向に並んで2つ形成されている。なお、取付バネ52およびバネ固定部53の数は特に限定されず、例えば3つであってもよい。
枠体50は、筒壁部51と、筒壁部51の下端部に形成されたフランジ部54とを有する。照明装置10は、装置本体11および枠体50の上部が埋め込み孔から天井裏空間に挿入され、フランジ部54が天井面の埋め込み孔の周縁に略当接した状態で、天井に取り付けられる。本実施形態では、筒壁部51に形成された溝によって、筒壁部51の上部が外壁51Aと内壁51Bとに分かれている。そして、外壁51Aには装置本体11のフランジ部15が載置され、内壁51Bにはレンズ40が載置されている。
外壁51Aには、装置本体11を固定するためのネジ19が締結される複数の締結部55が設けられている。ネジ19は、外壁51Aに載置されたフランジ部15の貫通孔17に挿通されて締結部55に締結される。これにより、装置本体11が枠体50にネジ止めされる。
枠体50は、上部に縮径部56を有し、下部に拡径部60を有する。拡径部60の第1開口61は、例えば枠体50の上下方向中央部に形成される。この場合、縮径部56と拡径部60の上下方向長さは略同じである。なお、レンズ40の光出射面41と第1開口61との好適な距離の詳細については後述する。
縮径部56は、第1開口61側に向かって内径が縮小するテーパー状に形成された部分であって、レンズ40と拡径部60との間に設けられている。縮径部56の断面は、略真円形状を有する。縮径部56は、内壁51Bに囲まれた空間であって、内壁51Bの下端部が上端部よりも内側に位置するように内壁51Bを傾斜させることで形成される。また、縮径部56の内面は、後述するように光吸収面であることが好ましい。縮径部56を設けることで、光の広がりを抑えて視野に入る不快なグレアを低減することが容易になる。
縮径部56の下端における内径は、例えば上端における内径の70%~95%である。縮径部56の上端における内径は、レンズ40の光出射面41の径より小さくてもよく、大きくてもよい。本実施形態では、縮径部56の上端の内径が、光出射面41の径と略同一、または光出射面41の径よりやや大きく形成されている。縮径部56の下端における内径は、光出射面41の径より小さいことが好ましい。
縮径部56の内面は、レンズ40から出た光の一部を吸収する黒色等の光吸収面であることが好ましい。縮径部56の内面を光吸収面とした場合、光の利用効率は低下するものの、縮径部56の内面に当たる光を吸収してカットできるので、レンズ40から出た光をさらに絞ることができ、グレアの低減機能が向上する。縮径部56の内面には、光吸収率の高いフィラー(例えば、カーボンブラック等の黒色顔料)を含有する塗膜が形成されていてもよい。また、蒸着、メッキ、スパッタリング等により光を吸収する金属層、無機化合物層などが形成されていてもよい。或いは、枠体50が光吸収率の高い材料で構成されていてもよい。
一方で、凹部33の内面と同様に、縮径部56の内面はレンズ40から出た光の一部を反射する光反射面であってもよい。縮径部56の内面を光反射面とした場合、グレアの低減機能は低下するが、光の利用効率を高めることができる。
縮径部56の下端部には、縮径部56の下端開口を塞ぐように透光性カバー57が取り付けられている。透光性カバー57は、透明な樹脂またはガラスで構成され、レンズ機能を有していてもよい。透光性カバー57は、拡径部60の第1開口61の径よりも大きな径を有し、縮径部56と拡径部60の境界部分に配置される。また、透光性カバー57の周縁部には、縮径部56の内面とカバーとの隙間を塞ぐパッキン58が取り付けられている。パッキン58を設けることで、例えば透光性カバー57が安定に固定されると共に、縮径部56内への虫、埃等の侵入を防ぐことができる。
拡径部60は、上述の通り、第2開口62側に向かって内径が拡大した末広がりの形状を有する。拡径部60は、上端から下端に近づくほど次第に内径が大きくなっている。拡径部60の内面の径方向断面は、略真円形状を有することが好ましい。拡径部60の下端における内径、即ち第2開口62の径は、例えば上端における内径、即ち第1開口61の径の150%~250%である。
第1開口61は、上述の通り、レンズ40の光出射面41の径よりも小さい。光出射面41、第1開口61、および第2開口62は、いずれも略真円形状であることが好ましい。図5において、点線で囲まれた範囲が光出射面41であり、光出射面41よりも一回り小さい一点鎖線で囲まれた範囲が第1開口61の大きさに対応する領域R61である。なお、レンズ40は、光出射面41の中心と第1開口61の中心とが上下方向に重なるように配置される。レンズ40の中央部には、湾曲面41aが形成されており、湾曲面41aの中心と第1開口61の中心とが上下方向に重なることが好適である。
第1開口61は、上述のように、枠体50の上下方向中央部に形成されている。第1開口61は、枠体50の上下方向中央よりも下端側に形成されていてもよい。第1開口61を枠体50の上端から離れた位置に形成することで、第1開口61からレンズ40の光出射面41を遠ざけることができ、グレアの低減機能が向上する。拡径部60の上下方向長さとガイド部材90の上下方向長さとの比率は、例えば4:6~6:4であり、略同一であってもよい。
照明装置10において、レンズ40は、装置内で焦点を結ぶように発光モジュール20から出射された光を制御することが好ましい。レンズ40は、拡径部60内、または拡径部60の第1開口61およびその近傍で焦点を結ぶように発光モジュール20の光を制御することが特に好ましい。この場合、照明装置10の温度上昇を抑えながら、グレアの低減機能を高めることができる。かかる焦点位置は、例えばレンズ40の形状、枠体50の上端から第1開口61までの上下方向長さ(光出射面41から第1開口61までの距離h)、拡径部60の上下方向長さ等を調整することで制御できる。
図6に例示するように、拡径部60の内面63は、内側に凸の湾曲面である。この場合、拡径部60の内面63の接線βと拡径部60の中心軸αとがなす角度θ1は、照明装置10の1/2ビーム角度の1/2に相当する角度よりも大きいことが好ましい。角度θ1のうち、内面63の上端部の接線βと中心軸αとがなす角度が最も小さくなるが、当該角度も1/2ビーム角度の1/2に相当する角度よりも大きい。この場合、拡径部60の内面63に光が当たり難くなり、グレアの低減機能が向上する。拡径部60の内面63は、例えば拡径部60の上下方向中央部で曲率が大きくなるように湾曲していてもよい。
図7は、枠体50の変形例を示す図である。図7に例示するように、拡径部60xの内面63xは、外側に凸の湾曲面であってもよい。この場合、第1開口61xの縁部および第2開口62xの縁部を結ぶ仮想線γと拡径部60xの中心軸αとがなす角度θ2が、照明装置10の1/2ビーム角度の1/2に相当する角度よりも大きいことが好ましい。角度θ2を当該範囲に設定することで、拡径部60の場合と同様に、内面63xに光が当たり難くなり、グレアの低減機能が向上する。
照明装置10の1/2ビーム角度は、配光測定装置により測定できる。照明装置10の1/2ビーム角度は、例えば10°~60°であり、好ましくは約40°である。1/2ビーム角度は、レンズ40の凹部43の底面と湾曲面41aの曲率、および凹部43の側面の角度と外周面42、ホルダ30の凹部33の曲率等を調整することで制御できる。
図8は、拡径部60の内面63が内側に凸の湾曲面である場合のレンズ40の光出射面41と拡径部60の第1開口61との好適な距離hの一例を示す図である。距離hは、第1開口61の直径(開口寸法)をφ1、光出射面41の直径をφ2としたとき、下記式1の条件を満たすことが好適である。
(式1)h≧(φ2-φ1)/2×tanθ1
式1に基づく距離hは、最も小さな角度θ1を用いて算出されることが好ましい。
また、拡径部60xの場合、距離hは、第1開口61xの直径(開口寸法)をφ1、光出射面41の直径をφ2としたとき、下記式2の条件を満たすことが好適である。
(式2)h≧(φ2-φ1)/2×tanθ2
以上のように、上記構成を備えた天井埋め込み型の照明装置10によれば、光の広がりを抑えて視野に入る不快なグレアを低減することができる。照明装置10において、発光モジュール20から出射された光は、レンズ40および枠体50によって配光制御され、拡径部60の第2開口62から装置外部に出射される。レンズ40の光出射面41から出た光は、例えば縮径部56によってさらに絞られ、拡径部60の内面63を明るく照らすことなく、狭いビーム角度で室内等に照射される。特に、レンズ40の光出射面41(平坦面)と拡径部60の第1開口61との距離hが、上式の条件を満たす場合、グレアの低減機能がさらに向上する。
図9および図10に、実施形態の他の一例である照明装置100を示す。図9は照明装置100の分解斜視図、図10は照明装置100の断面図である。以下では、上述の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を用いて重複する説明を省略する。
図9および図10に例示するように、照明装置100では、第2配光制御部材70が枠体80とガイド部材90とで構成されている点で、第2配光制御部材が枠体50で構成された照明装置10と異なる。ガイド部材90は、枠体80内において拡径部60の上方に配置されている。枠体80の上部には、ガイド部材90を収容可能な上部空間が存在する。ガイド部材90は、軸方向両端が開口した筒状体であって、レンズ40から出た光を拡径部60の第1開口61に導く機能を有する。ガイド部材90は、例えば装置本体11および枠体80と同様に、金属材料で構成されてもよく、樹脂材料で構成されてもよい。
ガイド部材90は、拡径部60の第1開口61側に向かって内径が縮小した筒状の縮径部91を有し、レンズ40と拡径部60との間に設けられている。縮径部91は、断面略真円形状を呈し、上端から下端に近づくほど次第に内径が小さくなったテーパー状に形成されている。照明装置100では、縮径部91を有するガイド部材90を枠体80の上部に配置することで、第2配光制御部材70に縮径部91を設けている。照明装置10の場合と同様に、縮径部91を拡径部60の上方に設けることで、レンズ40から出た光を絞ることができる。縮径部91の形状としては、上述した縮径部56と同様の形状が適用できる。
ガイド部材90は、上端部に形成されたフランジ部92を有する。フランジ部92は、ガイド部材90の上端開口の周縁部において、径方向外側に張り出して円環状に形成されている。フランジ部92は、枠体80の内壁81B上に配置され、レンズ40の張出部44を支持する。また、枠体80の内壁81Bには、フランジ部92の下面に形成された位置決めピン(図示せず)が挿入される複数の位置決めピン挿入部82が設けられている。筒壁部81の外壁81Aには、照明装置10の場合と同様に、装置本体11がネジ止めされる。
図10に示す例では、張出部44のガイド部材90(フランジ部92)と対向する面(下面)に、複数の凹部45が形成されている。各凹部45は、例えば略同一円周上に略等間隔で形成される。フランジ部92には、張出部44が載置される部分に上方に突出した複数の突起93が形成されている。突起93は、張出部44の凹部45に嵌るように凹部45と同じ間隔で複数形成される。凹部45および突起93を設けることで、レンズ40が目的とする配置から径方向にずれることを防止できる。
縮径部91の内面は、レンズ40から出た光の一部を吸収する光吸収面であることが好ましい。この場合、縮径部91の内面に当たる光を吸収してカットできるので、レンズ40から出た光をさらに絞ることができ、グレアの低減機能が向上する。縮径部91の内面には、縮径部56の場合と同様に、光吸収率の高いフィラーを含有する塗膜が形成されていてもよく、また蒸着、メッキ、スパッタリング等により光を吸収する金属層、無機化合物層などが形成されていてもよい。或いは、ガイド部材90が光吸収率の高い材料で構成されていてもよい。なお、縮径部91の内面には反射面を形成することもできる。
ガイド部材90の下端部には、縮径部91の下端開口を塞ぐように透光性カバー57が取り付けられている。透光性カバー57は、透明な樹脂またはガラスで構成され、レンズ機能を有していてもよい。透光性カバー57は、拡径部60の第1開口61の径よりも大きな径を有し、拡径部60とガイド部材90との間に配置される。また、透光性カバー57の周縁部には、縮径部56の内面とカバーとの隙間を塞ぐパッキン58が取り付けられている。パッキン58を設けることで、例えば透光性カバー57が安定に固定されると共に、縮径部56内への虫、埃等の侵入を防ぐことができる。
10 照明装置、11 装置本体、12 ベース、12A 天板部、12B 筒壁部、13,14 放熱フィン、15,54 フランジ部、16,17 貫通孔、18 ネジ、20 発光モジュール、21 放熱シート、23 封止部材、30 ホルダ、31 保持部、32 窓孔、33 凹部、34,55 締結部、40 レンズ、41 光出射面、41a 湾曲面、42 外周面、43 凹部、44 張出部、45 凹部、46,58 パッキン、50,80 枠体、51,81 筒壁部、51A,81A 外壁、51B,81B 内壁、52 取付バネ、53 バネ固定部、56,91 縮径部、57 透光性カバー、60 拡径部、61 第1開口、62 第2開口、63 内面、70 第2配光制御部材、82 位置決めピン挿入部、90 ガイド部材、92 フランジ部、93 突起

Claims (6)

  1. 天井埋込型の照明装置であって、
    発光モジュールと、
    前記発光モジュールから出射された光を制御する第1配光制御部材と、
    前記第1配光制御部材から出た光を制御する第2配光制御部材と、
    を備え、
    前記第2配光制御部材は、前記第1配光制御部材側に形成された第1開口と、装置下端側に形成された、前記第1開口よりも大きな第2開口とを含む筒状の拡大部と、前記第1配光制御部材と前記拡大部の前記第1開口との間に、前記第1開口側に向かって内周長が縮小した筒状の縮小部とを有し、
    前記拡大部の前記第1開口の開口面積は、前記第1配光制御部材の光出射面の面積よりも小さく、
    前記縮小部の内面は、前記第1配光制御部材から出た光の一部を吸収する光吸収面であり、
    前記第1配光制御部材は、レンズである、照明装置。
  2. 天井埋込型の照明装置であって、
    発光モジュールと、
    前記発光モジュールから出射された光を制御する第1配光制御部材と、
    前記第1配光制御部材から出た光を制御する第2配光制御部材と、
    を備え、
    前記第2配光制御部材は、前記第1配光制御部材側に形成された第1開口と、装置下端側に形成された、前記第1開口よりも大きな第2開口とを含む筒状の拡大部を有し、
    前記拡大部の前記第1開口の開口面積は、前記第1配光制御部材の光出射面の面積よりも小さく、
    前記第1配光制御部材は、レンズであり、前記拡大部の前記第1開口およびその近傍で焦点を結ぶように発光モジュールから出射された光を制御する、照明装置。
  3. 天井埋込型の照明装置であって、
    発光モジュールと、
    前記発光モジュールから出射された光を制御する第1配光制御部材と、
    前記第1配光制御部材から出た光を制御する第2配光制御部材と、
    前記第1配光制御部材の外周面を覆い、当該外周面からもれた光を前記第1配光制御部材内に反射させる光反射部と、
    を備え、
    前記第2配光制御部材は、前記第1配光制御部材側に形成された第1開口と、装置下端側に形成された、前記第1開口よりも大きな第2開口とを含む筒状の拡大部を有し、
    前記拡大部の前記第1開口の開口面積は、前記第1配光制御部材の光出射面の面積よりも小さい、照明装置。
  4. 前記発光モジュールを支持するホルダをさらに備え、
    前記ホルダは、前記第1配光制御部材が挿入される凹部を有し、当該凹部の内面が前記光反射部として機能する、請求項に記載の照明装置。
  5. 前記拡大部の内面の接線と前記拡大部の中心軸とがなす角度θ1、または前記拡大部の前記第1開口の縁部および前記第2開口の縁部を結ぶ仮想線と前記中心軸とがなす角度θ2は、装置の1/2ビーム角度の1/2に相当する角度よりも大きい、請求項1~のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記第1配光制御部材の前記光出射面と、前記拡大部の前記第1開口との距離hは、前記第1開口の開口寸法をφ1、前記光出射面の直径をφ2としたとき、下記式1または式2の条件を満たす、請求項に記載の照明装置。
    (式1)h≧(φ2-φ1)/2×tanθ1
    (式2)h≧(φ2-φ1)/2×tanθ2
JP2017254719A 2017-12-28 2017-12-28 照明装置 Active JP7113366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017254719A JP7113366B2 (ja) 2017-12-28 2017-12-28 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017254719A JP7113366B2 (ja) 2017-12-28 2017-12-28 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019121492A JP2019121492A (ja) 2019-07-22
JP7113366B2 true JP7113366B2 (ja) 2022-08-05

Family

ID=67307939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017254719A Active JP7113366B2 (ja) 2017-12-28 2017-12-28 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7113366B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008016417A (ja) 2006-07-10 2008-01-24 Daiko Electric Co Ltd ダウンライト
JP2014013706A (ja) 2012-07-04 2014-01-23 Panasonic Corp 照明器具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008016417A (ja) 2006-07-10 2008-01-24 Daiko Electric Co Ltd ダウンライト
JP2014013706A (ja) 2012-07-04 2014-01-23 Panasonic Corp 照明器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019121492A (ja) 2019-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4894688B2 (ja) 照明装置
US20110170298A1 (en) LED Downlight with Improved Light Output
JP5499493B2 (ja) 照明器具
JP7113366B2 (ja) 照明装置
JP6200222B2 (ja) プロジェクター装置
JP5739845B2 (ja) 照明具
JP2018147779A (ja) 照明装置
JP7394335B2 (ja) レンズおよび照明器具
CN110410754B (zh) 照明装置
JP6920675B2 (ja) 照明装置
JP7394313B2 (ja) レンズおよび照明器具
JP2018147780A (ja) 照明装置
JP2015207366A (ja) 照明装置
JP5570637B2 (ja) カバー及び該カバーを備える照明装置
JP7065315B2 (ja) 照明装置
JP6861390B2 (ja) 照明器具
JP2019079623A (ja) 照明装置
JP7361279B2 (ja) 照明器具
JP6613273B2 (ja) プロジェクター装置
JP6967741B2 (ja) 天井埋め込み型の照明装置および当該照明装置の製造方法
JP7304520B2 (ja) 照明装置
JP7394304B2 (ja) 照明装置
JP6854417B2 (ja) 照明装置
TW201300694A (zh) 照明裝置
JP5042381B2 (ja) 照明器具用ledユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220530

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7113366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151