JP7105293B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
特許文献1には、電子的なホワイトボード等の表示装置において、ユーザに対して情報を表示するとともに、ユーザによって入力された情報を記録するシステムが記載されている。特許文献1に記載されたシステムでは、ユーザが使用する情報端末を表示装置に接続することによって、情報端末が表示装置に表示させるコンテンツ等の画面データを提供する。
特表2015-535635号公報
特許文献1に記載されたシステムにおいて、ユーザは、作業を開始する際に、オフィス等に設置された共用の表示装置に情報端末を接続し、表示装置に表示させる画面データを選択する必要がある。そのため、ユーザが作業を開始するための手間が多く、不便であるという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザが共用の表示装置に画面データを表示させて作業を行うための手間を削減できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様の情報処理装置は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザが使用する施設を識別するための施設識別情報と、を取得する情報取得部と、前記ユーザ識別情報に関連付けられた画面データを特定するデータ特定部と、前記施設識別情報に関連付けられた表示装置を特定する表示装置特定部と、前記画面データを前記表示装置に出力する出力部と、を有する。
前記データ特定部は、前記ユーザ識別情報に関連付けられた、前記ユーザが属するグループを識別するためのグループ識別情報を特定し、前記グループ識別情報に関連付けられた前記画面データを特定してもよい。
前記データ特定部は、特定した前記グループ識別情報に関連付けられた、通信回線を介して前記施設との間で通信を可能にする接続先を示す接続先情報を特定し、前記出力部は、前記施設に接続された複数の前記通信回線の接続先を切り替える切替装置に対して、前記施設の前記通信回線の接続先を、前記データ特定部が特定した前記接続先情報が示す接続先にすることを指示する接続指示情報を送信してもよい。
前記出力部は、前記表示装置に加えて、前記グループに属する人が使用する情報端末に、前記画面データを出力してもよい。
前記出力部は、前記ユーザが属する前記グループとは異なるグループに属する人が前記施設を使用している場合に、前記画面データを前記表示装置に出力しなくてもよい。
前記データ特定部は、前記ユーザ識別情報に関連付けられた前記画面データであって、前記ユーザが最後に使用していた前記画面データ、又は前記ユーザによって指定された時点の前記画面データを特定してもよい。
前記情報取得部が複数の前記施設識別情報を取得した場合に、前記出力部は、複数の前記施設識別情報それぞれに関連付けられた前記表示装置に、前記画面データを並行して出力してもよい。
前記出力部は、複数の前記表示装置に前記画面データを並行して出力する場合に、複数の前記表示装置それぞれに、当該画面データが出力されている他の前記表示装置に対応する前記施設を使用している人を示す情報を通知してもよい。
前記出力部は、複数の前記表示装置に前記画面データを並行して出力する場合に、複数の前記表示装置それぞれにおいて入力された音声データを、当該画面データが出力されている他の前記表示装置に出力してもよい。
前記情報処理装置は、前記画面データが出力された履歴と、前記画面データが変更された履歴との少なくとも一方を、前記ユーザ識別情報、前記施設識別情報及び日時に関連付けて記憶する記憶部をさらに有してもよい。
前記情報取得部は、前記ユーザが前記施設から出たことを示す退室情報を取得し、前記出力部は、前記情報取得部が前記退室情報を取得した場合に、前記表示装置への前記画面データの出力を停止してもよい。
前記情報取得部は、前記施設に入るための経路上に設けられた読取装置により読み取られた前記ユーザ識別情報と、前記読取装置に関連付けられた前記施設識別情報と、を取得してもよい。
本発明の第2の態様の情報処理方法は、プロセッサが実行する、ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザが使用する施設を識別するための施設識別情報と、を取得するステップと、前記ユーザ識別情報に関連付けられた画面データを特定するステップと、前記施設識別情報に関連付けられた表示装置を特定するステップと、前記画面データを前記表示装置に出力するステップと、を有する。
本発明によれば、ユーザが共用の表示装置に画面データを表示させて作業を行うための手間を削減できるという効果を奏する。
情報処理システムの構成を示す図である。 管理サーバ1及びゲートウェイの構成を示す図である。 記憶部が記憶しているデータベースの一例を示す図である。 管理サーバが表示装置に画面データを出力した状態を説明するための模式図である。 情報処理システムの動作の流れの一例を示すシーケンス図である。 管理サーバが複数の表示装置及び情報端末に画面データを出力した状態を説明するための模式図である。
[情報処理システムSの概要]
図1は、情報処理システムSの構成を示す図である。情報処理システムSは、様々な人(以下、「ユーザU」という)が使用することができる共用施設Rに設置された表示装置20において、ユーザUが使用する画面データを表示し、当該画面データの変更を受け付けるためのシステムである。また、情報処理システムSは、ユーザUが、自身にアクセス権限が与えられている接続先のサーバ3(例えばファイルサーバ、コンピュータ、ストレージ機器)にアクセスできるようにする。
共用施設Rは、例えば、複数のユーザUが予約した日時に使用でき、許可されていない人が入ることができないスペースであり、いわゆるシェアルームである。画面データは、例えば、ユーザUによって電子ホワイトボード又は電子黒板に書き込まれるデータや、ユーザUによってキーボード等の入力機器を用いて入力されるテキストファイル等のデータである。画面データは、複数のユーザUによって使用されてもよい。
図1においては、共用施設Rの一例として、オフィスFに設けられた複数のシェアルームR(R-1~R-n)が示されている。図1は、シェアルームR-1にユーザU-1が入っており、シェアルームR-nにユーザU-nが入っている状態を示している。各シェアルームRの入口には、読取装置10が設けられており、共用施設Rの内部には表示装置20が設置されている。表示装置20は、ユーザUが業務に使用する表示装置であり、外部から受信した画面データをユーザUに対して表示し、また画面データの変更(すなわち、修正や編集)をユーザUから受け付ける機能を有する。表示装置20は、例えばコンピュータ、ディスプレイ、プロジェクタ、電子ホワイトボード又は電子黒板の少なくともいずれかを含む。
情報処理システムSは、管理サーバ1と、ゲートウェイ2と、を備える。管理サーバ1は、ユーザUが使用する画面データを管理し、表示装置20への画面データの出力を制御する、コンピュータ等の情報処理装置である。また、管理サーバ1は、複数のグループに属する複数のユーザUが使用可能な複数の共用施設Rに接続された複数の通信回線であるネットワーク回線N(N-1~N-n)の接続先を管理する。グループは、例えばユーザUが属する企業等の組織、又はユーザUが属するプロジェクト(プロジェクトチームともいう)である。なお、1つのグループには、1以上の任意の人数のユーザUが属してよい。
ゲートウェイ2は、複数のネットワーク回線Nの接続先を切り替える切替装置である。ゲートウェイ2は、接続する機器(表示装置20及びサーバ3)の認証を行い、認証に失敗した場合には、機器の接続機器を切り替えない。ゲートウェイ2は、例えば、表示装置20がサーバ3に接続されていない状態で認証に失敗した場合には、表示装置20をいずれのサーバ3にも接続しない。
管理サーバ1は、ゲートウェイ2を制御することにより、表示装置20に接続されたネットワーク回線Nの接続先を切り替える。接続先は、ゲートウェイ2に接続された複数の通信回線T(T-1~T-3)を介して表示装置20が画面データ等のデータを送受信できる情報機器である複数のサーバ3のいずれかである。図1においては、接続先としてA社のサーバ3-1、B社のサーバ3-2及びC社のサーバ3-3が例示されている。接続先は、サーバ3に限らず、通信機能を有する他の情報機器であってもよい。また、管理サーバ1は、通信回線Tを介さず、管理サーバ1が備える記憶装置又は管理サーバ1に接続されたサーバから、画面データ等のデータを取得してもよい。
通信回線Tは、ゲートウェイ2が接続した表示装置20とサーバ3との間でセキュアな通信が可能な通信回線である。通信回線Tは、例えば専用回線又は閉域網を利用した回線であるが、VPN(Virtual Private Network)であってもよい。
読取装置10は、ユーザUが共用施設Rに入る前にユーザUの認証をするための装置であり、一例として、ユーザUが保有するカード(例えば会員カード又は社員カード)に記憶された情報を読み取る。読取装置10が読み取るカードには、ユーザUを識別するためのユーザ識別情報(以下、「ユーザID」という)が記憶されている。また、読取装置10が読み取るカードには、ユーザUが属するグループを識別するためのグループ識別情報(以下、「グループID」という)が記憶されていてもよい。
読取装置10は、例えば、共用施設Rに入るための経路上に設けられている。読取装置10は、共用施設Rの入口に設置されていてもよく、複数の共用施設RがあるオフィスF又は複数の共用施設Rを収容しているビルの入口に設置されていてもよい。また、読取装置10は、ユーザUが共用施設Rから出る際にもユーザUが保有するカードを読み取れるように構成されていてもよい。
読取装置10は、LAN(Local Area Network)ケーブル等のネットワーク回線M(M-1~M-n)によりネットワーク装置30に接続されている。読取装置10は、ネットワーク回線Mを介して、読み取ったユーザIDと、ユーザUが使用する共用施設R(すなわち、読取装置10に関連付けられた共用施設R)を識別するための施設識別情報(以下、「施設ID」という)と、を管理サーバ1に送信する。後述するように、管理サーバ1に送信されたユーザIDは、共用施設Rに設置された表示装置20に表示させる画面データを特定するために使用される。また、管理サーバ1に送信された施設IDは、画面データを表示させる表示装置20を特定するために使用される。また、管理サーバ1は、ユーザUが共用施設Rに入った後、ユーザUが管理サーバ1にログインしたことに応じて、当該ユーザUが入力したユーザIDを取得してもよい。
表示装置20は、上述のとおり例えばコンピュータである。図1には、それぞれの共用施設Rに1台の表示装置20が設置されている場合を例示しているが、それぞれの共用施設Rに複数の表示装置20が設置されていてもよい。それぞれの共用施設Rに設置された表示装置20は、LANケーブル等のネットワーク回線N(N-1~N-n)によりネットワーク装置30に接続されている。
ネットワーク装置30(図1においては「NW装置」)は、複数の共用施設Rに設置された読取装置10及び表示装置20と接続されている。ネットワーク装置30は、例えばルータであり、読取装置10から受信したデータを管理サーバ1に送信し、表示装置20から受信したデータをゲートウェイ2に送信する。また、ゲートウェイ2から受信したデータを表示装置20に送信する。
以下、図1を参照しながら、情報処理システムSの動作の概要を説明する。読取装置10は、ユーザUのカードから読み取ったユーザIDと、読取装置10が設置されている共用施設Rの施設IDと、を含む識別情報を、管理サーバ1に送信する(図1における(1))。管理サーバ1は、ユーザIDと、画面データと、が関連付けられたデータベースを参照することにより、読取装置10から取得したユーザIDに対応する画面データを特定する(図1における(2))。
また、管理サーバ1は、施設IDと、表示装置20とが関連付けられたデータベースを参照することにより、読取装置10から取得した施設IDに対応する、画面データを表示させる表示装置20を特定する(図1における(3))。図1の例では、共用施設R-1に関連付けられた読取装置10においてカードが読み取られたため、共用施設R-1に設置された表示装置20が画面データの出力先として特定される。管理サーバ1は、特定した画面データを、特定した表示装置20に出力する(図1における(4))。
管理サーバ1が以上のように動作することで、ユーザUが共用施設Rに入った場合に、ユーザUが属している組織又はプロジェクトの画面データを、共用施設Rに設置された表示装置20に自動的に表示させることが可能になる。したがって、情報処理システムSは、ユーザUが共用の表示装置20に画面データを表示させて作業を行うための手間を削減できる。
以下、管理サーバ1とゲートウェイ2の構成及び動作を詳細に説明する。
[管理サーバ1及びゲートウェイ2の構成]
図2は、管理サーバ1及びゲートウェイ2の構成を示す図である。管理サーバ1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を有する。制御部13は、情報取得部131と、データ特定部132と、表示装置特定部133と、出力部134と、を有する。ゲートウェイ2は、接続処理部21と、記憶部22と、切替スイッチ23と、第1接続部24と、第2接続部25と、を有する。
通信部11は、ゲートウェイ2との間でデータを送受信するための通信インターフェースを有する。通信部11は、例えばLANインターフェースを有してもよく、USB(Universal Serial Bus)インターフェースを有してもよい。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を含む。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部12は、読取装置10から受信したユーザID及び施設IDに基づいて、ユーザUが使用する画面データと、画面データを表示させる表示装置20と、を特定するためのデータベースを記憶している。
記憶部12は、例えば、ユーザを識別するためのユーザIDと、ユーザが属するグループを識別するためのグループIDと、共用施設Rを識別するための施設IDと、ユーザが使用する画面データと、共用施設Rに設置された表示装置を示す表示装置情報と、を関連付けて記憶する。また、記憶部12は、例えば、グループIDと、施設IDと、通信回線Tを介して共用施設Rとの間で通信を可能にする接続先を示す接続先情報と、を関連付けて記憶する。
図3は、記憶部12が記憶しているデータベースの一例を示す図である。図3(a)に示すデータベースにおいては、ユーザIDと、グループIDとが関連付けられている。グループIDは、ユーザUが属する企業等の組織を識別するための組織識別情報(以下、「組織ID」という)と、ユーザUが属するプロジェクト(すなわち、ユーザUが参加しているプロジェクト)を識別するためのプロジェクト識別情報(以下、「プロジェクトID」という)と、の少なくとも一方を含む。
図3(b)に示すデータベースにおいては、グループIDと、一又は複数の画面データとが関連付けられている。画面データは、ユーザUに対して出力されるとともに、ユーザUによって変更されるデータである。画面データは、例えば、テキストデータと画像データとの少なくとも一方を含む。画面データは、例えば、電子ホワイトボード、電子黒板、キーボード等において表示及び変更される。
図3(b)のデータベースは、例えば画面データとして、画像データ自体、又は画面データにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)等の識別情報を含む。また、記憶部12は、図3(b)のデータベースにおいて、画面データが出力された履歴と、画面データが変更された履歴との少なくとも一方を、ユーザ識別ID、施設ID及び画面データが出力又は変更された日時に関連付けて記憶してもよい。
図3(a)及び図3(b)のデータベースにより、ユーザIDと画面データとがグループIDを介して関連付けられる。また、記憶部12は、ユーザIDと画面データとが直接関連付けられたデータベースを記憶してもよい。
図3(c)に示すデータベースにおいては、施設IDと、表示装置情報とが関連付けられている。図3(c)のデータベースは、例えば表示装置情報として、画面データの出力先とする表示装置20を特定可能なIPアドレス等の識別情報を含む。
図3(d)に示すデータベースにおいては、グループIDと、施設IDと、接続先回線を示す接続先情報とが関連付けられている。当該データベースには、施設を利用する日時及びユーザUを識別するためのユーザIDが施設IDに関連付けられていてもよい。
記憶部12は、日時ごとにこれらのデータを記憶していてもよい。一例として、ユーザUが予め自身のコンピュータにより所定の予約サイトにおいて共用施設Rを利用する日時と利用する共用施設Rを入力することにより、図3(d)のデータベースに各種のデータが登録される。
図3(d)は、グループIDがAのグループに属するユーザUが共用施設R-1を使用し、グループIDがBのグループに属するユーザUが共用施設R-nを使用することが示されている。この場合には、共用施設R-1に設置された表示装置20が、A社用回線T-1を介してA社のサーバ3-1に接続される。また、共用施設R-nに設置された表示装置20が、B社用回線T-2を介してB社のサーバ3-2に接続される。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)を有する。制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、情報取得部131、データ特定部132、表示装置特定部133及び出力部134として機能する。
[各種情報の特定]
情報取得部131は、ユーザUに対応するユーザIDと、ユーザUが使用する共用施設Rに対応する施設IDと、を取得する。情報取得部131は、例えば、通信部11を介して、読取装置10がユーザUのカードから読み出したユーザIDと、読取装置10に関連付けられた共用施設Rの施設IDと、を含む入室情報を取得する。
情報取得部131は、取得したユーザID及び施設IDに基づいて、ユーザUを認証してもよい。この場合に、情報取得部131は、例えば、ユーザUが共用施設Rを使用するための予約情報を含むデータベースに照会し、予約情報が示すユーザIDに関連付けられた情報端末の宛先(電話番号やメールアドレス)にメッセージを送信する。そして情報取得部131は、メッセージを受信した情報端末において所定の情報の入力又は所定の操作が行われたことを確認したことによりユーザ認証をする。情報取得部131は、例えば、ユーザUが予約時に入力した認証情報とメッセージ受信時に入力した認証情報とが一致する場合にユーザUを認証し、一致しない場合にユーザUを認証しない。
また、情報取得部131は、共用施設Rに備え付けられた認証装置により取得された生体情報(顔、指紋、静脈パターン等)を用いてユーザUを認証してもよい。共用施設Rは、情報取得部131によってユーザUが認証されたことを条件として、ユーザUが共用施設Rに入室することを許可する。
また、情報取得部131は、ユーザUが共用施設Rから出る際に、読取装置10がユーザUのカードから読み出したユーザIDと、読取装置10に関連付けられた共用施設Rの施設IDと、を含む退室情報を取得してもよい。
情報取得部131は、取得したユーザID及び施設IDをデータ特定部132に通知する。データ特定部132は、記憶部12において、情報取得部131が取得したユーザIDに関連付けられた、グループIDと一又は複数の画面データとを特定する。一例として、ユーザIDがU003である場合に、データ特定部132は、図3(a)及び図3(b)に示したデータベースにおいて、ユーザIDに関連付けられたグループID(組織ID)がAであることを特定し、さらにグループIDに関連付けられた画面データがD004であることを特定する。データ特定部132は、グループIDを用いずに、記憶部12において情報取得部131が取得したユーザIDに直接関連付けられた画面データを特定してもよい。データ特定部132は、特定したグループID及び画面データを出力部134に通知する。
また、データ特定部132は、記憶部12において、特定したグループIDに関連付けられた、通信回線を介して共用施設Rとの間で通信を可能にする接続先を示す接続先情報を特定する。一例として、グループIDがAである場合に、データ特定部132は、図3(d)に示したデータベースにおいて、施設IDがR-1であり、接続先回線がA社用回線T-1であることを特定する。
なお、情報取得部131が読取装置10から施設IDを取得した場合に、データ特定部132は、図3(d)のデータベースにおける施設IDの特定を行わなくてもよい。また、情報取得部131が読取装置10から取得した施設IDと、データ特定部132が図3(d)のデータベースにおいて特定した施設IDとが一致することを条件として、後述の接続先回線の切り替えが行われてもよい。
表示装置特定部133は、記憶部12において、情報取得部131が取得した施設IDに関連付けられた一又は複数の表示装置を特定する。一例として、施設IDがR-1である場合に、データ特定部132は、図3(c)に示したデータベースにおいて、施設IDに関連付けられた表示装置情報が表示装置α及び表示装置βを示すことを特定する。データ特定部132は、特定した表示装置情報を出力部134に通知する。
[接続先の切り替え]
出力部134は、複数のネットワーク回線Nの接続先を切り替えるゲートウェイ2に対して、データ特定部132が特定した施設IDに対応する共用施設Rのネットワーク回線Nの接続先を、データ特定部132が特定した接続先情報が示す接続先にすることを指示する接続指示情報を送信する。出力部134は、例えば、施設IDが共用施設R-1であり、接続先回線がA社用回線T-1であることをデータ特定部132が特定した場合、共用施設R-1に接続されたネットワーク回線N-1を通信回線T-1に接続するように指示するための接続指示情報をゲートウェイ2に送信する。また、出力部134は、ユーザUが共用施設Rから出たことを示す退室情報を情報取得部131が取得した場合、ネットワーク回線Nと通信回線Tとの接続を切断するように指示する切断指示情報をゲートウェイ2に送信してもよい。
出力部134は、ゲートウェイ2が接続先の通信機器(例えばルータ)との間で接続するために必要な情報を含む接続指示情報をゲートウェイ2に送信してもよい。出力部134は、例えば、通信回線TがVPN回線である場合、VPN接続をするために必要な暗号鍵情報、ログインID及びパスワード等の情報を含む接続指示情報をゲートウェイ2に送信する。
ゲートウェイ2においては、接続処理部21が、接続指示情報及び切断指示情報を受信する。接続処理部21は、例えばCPUであり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、接続指示情報に含まれている施設ID及び接続先を特定する。接続処理部21は、接続指示情報に基づいて、複数のネットワーク回線Nのうち少なくとも1つのネットワーク回線Nを、複数の通信回線Tから選択した通信回線Tと接続する。接続処理部21は、特定した施設ID及び接続先に基づいて、施設IDに対応するネットワーク回線Nと接続先に対応する通信回線Tとを接続するように切替スイッチ23を制御する。また、接続処理部21は、切断指示情報を受信した場合、ネットワーク回線Nと通信回線Tとを切断するように切替スイッチ23を制御する。
切替スイッチ23は、第1接続部24を介して接続された複数のネットワーク回線Nと、第2接続部25を介して接続された複数の通信回線Tのうち、接続処理部21から通知される施設ID及び接続先に対応するネットワーク回線Nと通信回線Tとを接続するためのマトリクススイッチを有する。ネットワーク回線Nがn本あり、通信回線Tがm本ある場合、切替スイッチ23は、n×m通りの組み合わせでネットワーク回線Nと通信回線Tを接続することができる。
情報処理システムSがこのように構成されていることで、複数のグループに属する複数のユーザUが共用施設Rに設置された表示装置20を使用できる場合であっても、ユーザUは、自身がアクセス可能なサーバ3にのみアクセスし、他のサーバ3にアクセスできない。したがって、情報処理システムSにより、複数のグループに属する複数のユーザUが、情報セキュリティを確保しつつ、共用施設Rに設置された表示装置20を共用することができる。
なお、ユーザUが属するグループに応じて共用施設Rのネットワーク回線Nの接続先を切り替えない場合に、出力部134は、共用施設Rのネットワーク回線Nの接続先を指示する接続指示情報をゲートウェイ2に送信しなくてもよい。
[画面データの出力]
出力部134は、データ特定部132が特定した画面データを、表示装置特定部133が特定した表示装置20に出力する。データ特定部132が複数の画面データを特定した場合に、出力部134は、複数の画面データそれぞれを、表示装置特定部133が特定した複数の表示装置20のいずれかに出力する。
出力部134は、例えば、記憶部12に記憶されたデータベースに含まれている、画面データにアクセスするためのURL等の識別情報を用いて通信回線Tを介してサーバ3とのネットワーク接続を行いサーバ3に対してユーザID又はグループIDに関連付けられた画面データの送信を要求する。画面データの要求は、画面データの共有を行うためのアプリケーションソフトウェアを識別するためのアプリケーションIDを送ることによって行ってもよい。以降は、出力部134は、サーバ3のネットワークに常時接続(例えばKeepAliveによる接続)をして画面データの更新情報を送受信し、サーバ3に記憶されている画面データと、共有施設Rの表示装置20に出力されている画面データとを更新する。
他の方法として、情報取得部131は、サーバ3から画面データを受信して記憶部12に記憶させ、出力部134は、記憶部12に記憶された画面データを表示装置20に出力してもよい。情報取得部131は、ユーザUが共用施設R内で表示装置20に出力された画面データを修正すると、修正データを記憶部12に一時的に記憶させる。出力部134は。ユーザUが所定の操作を行ったタイミング又はユーザUが退室するタイミングで、記憶部12に一時的に記憶された修正データを、サーバ3においてユーザID又はグループIDに関連付けられた場所(フォルダやデータベース等)にアップロードしてもよい。このとき、出力部134は、記憶部12に一時的に記憶された修正データを消去してもよく、記憶部12においてユーザID又はグループIDに関連付けられた場所(フォルダやデータベース等)に記憶させてもよい。
記憶部12又はサーバ3に複数の時点の画面データの履歴が記憶されている場合に、出力部134は、例えば、ユーザUが最後に使用していた画面データ、すなわちユーザUに対して出力された日時又はユーザUによって変更された日時が最も新しい画面データを出力する。
また、出力部134は、複数の時点の画面データのうち、ユーザUによって指定された時点の画面データを出力してもよい。この場合に、出力部134は、表示装置20において出力対象の時点の画面データの指定をユーザUから受け付け、指定された時点の画面データを表示装置20に出力する。これにより、管理サーバ1は、世代管理をされた複数の画面データの中から、ユーザUによって指定された過去の任意の時点の画面データの出力をすることができる。
また、出力部134は、情報取得部131によってユーザUが認証されたことを条件として、画面データを出力してもよい。また、出力部134は、ユーザUが属するグループの管理者が情報端末において画面データの出力を許可する操作をしたことに応じて、画面データを出力してもよい。この場合に、管理者は、ユーザUが共用施設Rを使用するための予約をしてから共用施設Rを使用する時点までに画面データの出力を許可する操作を行ってもよく、又はユーザが共用施設Rに入る時にリアルタイムで画面データの出力を許可する操作を行ってもよい。
図4は、管理サーバ1が表示装置20に画面データを出力した状態を説明するための模式図である。図4に例示した共用施設R-1において、出力部134は、電子ホワイトボードである表示装置20に画面データD1を出力しているとともに、プロジェクタである表示装置20に画面データD2を出力している。
このように、ユーザUが共用施設R-1に入った場合に、管理サーバ1は、ユーザUが属している組織又はプロジェクトの画面データを特定するとともに、共用施設R-1に設置された表示装置20を特定し、特定した画面データを特定した表示装置20に自動的に表示させる。したがって、管理サーバ1は、ユーザUが共用の表示装置20に画面データを表示させて作業を行うための手間を削減できる。
また、ユーザUが共用施設R-1において画面データD1を使用した後、別の共用施設R-nに入室した場合に、管理サーバ1は共用施設R-nに設置された表示装置20に画面データD1、D2を出力する。これにより、ユーザUは、異なる複数の共用施設Rを使用する場合であっても、当該複数の共用施設Rそれぞれにおいて同じ画面データを使用することができ、画面データを用いた作業を効率的に進めることができる。
電子ホワイトボードである表示装置20は、ユーザUが手やペンで触れることによって、画面データD1の変更を受け付ける。プロジェクタである表示装置20は、キーボード等の入力機器201が接続されており、ユーザUが入力機器201を操作することによって、画面データD2の変更を受け付ける。
情報取得部131は、表示装置20から、画面データが変更された内容を示す履歴情報を取得する。履歴情報は、変更された画面データ自体を含んでもよく、画面データにおける変更前後の差分のデータを含んでもよい。情報取得部131は、ユーザUが画面データの記録をするための所定の操作を行った際に履歴情報を取得し、又はユーザUが画面データを変更するたびに履歴情報を取得する。
情報取得部131は、取得した履歴情報に基づいて、表示装置20に画面データが出力された履歴と、表示装置20において画面データが変更された履歴との少なくとも一方を、ユーザID、施設ID及び画面データが出力又は変更された日時に関連付けて、記憶部12に記憶させる。これにより、管理サーバ1は、画面データの世代管理をし、指定された過去の任意の時点の画面データの出力及び変更をすることを可能にする。また、情報取得部131は、最新の画面データのみを、記憶部12に記憶させてもよい。
また、情報取得部131は、ユーザUが使用している共用施設Rの内部を撮像した撮像画像に基づいて、撮像画像の範囲に含まれている内容を自動的に画面データに追加してもよい。この場合に、情報取得部131は、例えば、表示装置20から履歴情報を取得する際に、共用施設Rに設置されたカメラによって撮像された共用施設Rの内部の撮像画像を取得する。情報取得部131は、撮像画像に対して既知の画像認識処理を行うことによって、撮像画像に含まれている文字及び図形を認識し、認識した文字及び図形を含む画像データを、記憶部12に記憶させる。これにより、管理サーバ1は、共用施設Rにおいて電子的ではないホワイトボードや付箋に描かれた内容を画像データとして管理し、ユーザUがコンピュータに入力する手間を掛けずに組織やプロジェクトにおいて共有することができる。
また、情報取得部131が新たに画面データの出力又は変更の履歴を取得した場合に、出力部134は、当該履歴を管理者が使用する情報端末に送信してもよい。管理者は、例えば、ユーザUを管理する権限を有する人である。これにより、管理サーバ1は、組織やプロジェクトにおいて共有されている画面データの出力又は変更の履歴を、管理者が把握しやすくできる。
情報取得部131が退室情報を取得した場合に、出力部134は、表示装置20への画面データの出力を自動的に停止してもよい。この場合に、出力部134は、ユーザUが使用する情報端末に、画面データの出力を停止したことを通知する。これにより、管理サーバ1は、ユーザUが共用施設Rにおいて画面データを表示したままにして第三者に見られることを抑制し、情報のセキュリティを向上できる。
また、出力部134が表示装置20への画面データの出力を自動的に停止する際に、情報取得部131は、表示装置20から取得した履歴情報に基づいて、表示装置20に画面データが出力された履歴と、表示装置20において画面データが変更された履歴との少なくとも一方を、記憶部12に自動的に記憶させてもよい。これにより、管理サーバ1は、ユーザUが画面データの変更を記録し忘れることを抑制できる。
[情報処理システムSの動作シーケンス]
図5は、情報処理システムSの動作の流れの一例を示すシーケンス図である。図5に示すシーケンス図は、ユーザUが共用施設Rに入る時点から開始している。ユーザUが共用施設Rに入る際に、ユーザUが自身のカードを読取装置10に近づけることにより、読取装置10は、カードに記憶されているユーザIDを読み取る。読取装置10は、読み取ったユーザIDと、読取装置10に関連付けられた共用施設Rの施設IDと、を含む入室情報を、管理サーバ1に送信する。
管理サーバ1において、情報取得部131は、ユーザUに対応するユーザIDと、ユーザUが使用する共用施設Rに対応する施設IDとを、読取装置10から取得する。データ特定部132は、記憶部12において、情報取得部131が取得したユーザIDに関連付けられた一又は複数の画面データを特定する(S11)。データ特定部132は、記憶部12において、ユーザIDに関連付けられたグループIDを特定し、特定したグループIDに関連付けられた、通信回線を介して共用施設Rとの間で通信を可能にする接続先を示す接続先情報を特定する(S12)。表示装置特定部133は、記憶部12において、情報取得部131が取得した施設IDに関連付けられた一又は複数の表示装置を特定する(S13)。
出力部134は、複数のネットワーク回線Nの接続先を切り替えるゲートウェイ2に対して、データ特定部132が特定した施設IDに対応する共用施設Rのネットワーク回線Nの接続先を、データ特定部132が特定した接続先情報が示す接続先にすることを指示する接続指示情報を送信する(S14)。ゲートウェイ2においては、接続処理部21が、接続指示情報を受信する。接続処理部21は、接続指示情報に含まれている施設ID及び接続先を特定する。接続処理部21は、特定した施設ID及び接続先に基づいて、施設IDに対応するネットワーク回線Nと接続先に対応する通信回線Tとを接続するように切替スイッチ23を制御する。
出力部134は、データ特定部132が特定した画面データを、表示装置特定部133が特定した表示装置20に出力する(S15)。表示装置20は、管理サーバ1から受信した画面データを表示する。なお、図5のフローでは省略されているが、出力部134は、ステップS13の前に共用施設Rのネットワーク回線Nの接続先を指示する接続指示情報をゲートウェイ2に送信してもよい。
表示装置20は、ユーザUによる画面データの変更を受け付ける。情報取得部131は、表示装置20から、画面データが変更された内容を示す履歴情報を取得する。情報取得部131は、取得した履歴情報に基づいて、表示装置20に画面データが出力された履歴と、表示装置20において画面データが変更された履歴との少なくとも一方を、ユーザID、施設ID及び画面データが出力又は変更された日時に関連付けて、記憶部12に記憶させる(S16)。
[第1変形例]
以上の説明においては、1人のユーザUが1つの共用施設Rでグループの画面データを使用する場合を例示したが、同じグループに属する複数のユーザUが、異なる共用施設Rでグループの画面データを同時に使用する場合がある。また、ユーザUが情報端末上でグループの画面データを使用する場合がある。
図6は、管理サーバ1が複数の表示装置20及び情報端末4に画面データを出力した状態を説明するための模式図である。図6は、管理サーバ1が複数の共用施設R-1、R-2それぞれに設置された表示装置20と、共用施設Rの中又は外においてユーザUが使用する情報端末4とに、画面データを出力している状態を表している。
情報取得部131が、同じグループIDに関連付けられた異なる複数のユーザIDと、異なる複数の施設IDと、を含む複数の入室情報を取得した場合に、出力部134は、複数の施設IDそれぞれに関連付けられた表示装置20に、グループIDに関連付けられた画面データを並行して出力する。また、情報取得部131は、複数の表示装置20から取得した履歴情報に基づいて、複数の表示装置20それぞれに画面データが出力された履歴と、複数の表示装置20それぞれにおいて画面データが変更された履歴との少なくとも一方を、記憶部12に記憶させる。これにより、管理サーバ1は、同じグループに属する複数のユーザUが同じ画面データを表示及び変更することを可能にできる。
また、出力部134は、複数の表示装置20に画面データを並行して出力する場合に、複数の表示装置20それぞれに、当該画面データが出力されている他の表示装置20が設置された共用施設Rを使用しているユーザUを示す情報(例えば名前、顔画像等)を通知する。これにより、管理サーバ1は、グループの誰が画面データを表示及び変更しているかを各ユーザUに通知し、コミュニケーションを容易にすることができる。
また、出力部134は、複数の表示装置20に画面データを並行して出力する場合に、複数の表示装置20それぞれにおいて入力された音声データを、当該画面データが出力されている他の前記表示装置20に出力してもよい。音声データは、複数の表示装置20それぞれに接続されたマイクロフォン及びスピーカ等の音声装置202によって入出力される。また、出力部134は、音声データに加えて、複数の表示装置20それぞれに接続されたカメラによって撮像された撮像画像を入出力してもよい。これにより、管理サーバ1は、同じ画面データを使用している複数のユーザU間で音声又はビデオによる通話を可能にし、コミュニケーションを容易にすることができる。
また、出力部134は、同じグループに属する複数のユーザUのスケジュール情報に基づいて、複数の共用施設Rの間で音声又はビデオによる通話を自動的に開始してもよい。この場合に、情報取得部131は、同じグループに属する複数のユーザUが参加する会議の期間を含むスケジュール情報を取得する。スケジュール情報に含まれている会議の期間が開始する時点において、当該会議に参加する複数のユーザUが複数の共用施設Rを使用している場合に、出力部134は、当該複数の共用施設Rに設置された複数の表示装置20の間で、音声又はビデオによる通話を開始する。また、出力部134は、複数の表示装置20それぞれに、音声又はビデオによる通話を開始したことを通知してもよい。これにより、管理サーバ1は、同じグループの複数のユーザUが参加する会議において複数の共用施設Rの間で音声又はビデオによる通話を自動的に開始することができ、ユーザUの利便性を向上できる。
また、出力部134は、表示装置20に加えて、グループに属するユーザUが使用する情報端末4に、当該グループのグループIDに関連付けられた画面データを出力する。情報取得部131は、情報端末4から取得した履歴情報に基づいて、情報端末4に画面データが出力された履歴と、情報端末4において画面データが変更された履歴との少なくとも一方を、記憶部12に記憶させる。これにより、管理サーバ1は、共用施設Rに設置された表示装置20だけでなく、ユーザUが使用する情報端末4においても画面データを表示及び変更することを可能にできる。
[第2変形例]
共用施設Rには、異なるグループに属する複数の人が同時に入る場合がある。そこで、出力部134は、情報取得部131が第1ユーザID及び施設IDを含む入室情報を取得した後に第1ユーザID及び当該施設IDを含む退室情報を取得していない場合であって、第1ユーザIDとは異なるグループIDに関連付けられた第2ユーザIDと、当該施設IDとを含む入室情報を取得した場合に、ユーザUが属するグループとは異なるグループに属する人が共用施設Rを使用していることを特定する。
そして出力部134は、ユーザUが属するグループとは異なるグループに属する人が共用施設Rを使用している場合に、ユーザUのユーザIDに関連付けられた画面データを表示装置20に出力しない。これにより、管理サーバ1は、ユーザUが属するグループの画像データを他のグループの人に見せることを防ぎ、情報のセキュリティを向上できる。
[第3変形例]
以上の説明においては、ユーザUが保有するカードを読み取ることにより読取装置10がユーザIDを特定する場合を例示したが、読取装置10がユーザIDを特定する方法はこれに限らず、他の方法によりユーザIDが特定されてもよい。例えば、読取装置10は、ユーザUの顔を撮像し、撮像して生成した顔の画像と予め登録された顔画像とをマッチング処理することによりユーザUを特定し、特定したユーザUに関連付けられたユーザIDを特定してもよい。読取装置10は、生体情報、二次元コード(例えばQRコード(登録商標))を読み取ったり、ユーザUが使用する情報端末からユーザUに固有の情報を読み取ったりしてもよい。読取装置10は、情報端末から近距離無線通信又はBluetooth(登録商標)等の無線通信手段を用いてこれらの情報を読み取ってもよい。
[情報処理システムSによる効果]
以上説明したように、情報処理システムSにおいて、管理サーバ1は、ユーザUのユーザIDに基づいて画面データを特定するとともに、ユーザUが使用する共用施設Rの施設IDに基づいて表示装置20を特定する。そして管理サーバ1は、特定した画面データを、特定した表示装置20に出力する。情報処理システムSがこのように構成されていることで、ユーザUが共用施設Rに入った場合に、ユーザUが属している組織又はプロジェクトの画面データを、共用施設Rに設置された表示装置20に自動的に表示させることが可能になる。したがって、情報処理システムSは、ユーザUが共用の表示装置20に画面データを表示させて作業を行うための手間を削減できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 管理サーバ
2 ゲートウェイ
3 サーバ
4 情報端末
10 読取装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
20 表示装置
21 接続処理部
22 記憶部
23 切替スイッチ
24 第1接続部
25 第2接続部
30 ネットワーク装置
131 情報取得部
132 データ特定部
133 表示装置特定部
134 出力部
201 入力機器
202 音声装置

Claims (13)

  1. ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザが使用する施設を識別するための施設識別情報と、を取得する情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報に関連付けられた画面データを特定するデータ特定部と、
    前記施設識別情報に関連付けられた表示装置を特定する表示装置特定部と、
    前記画面データを前記表示装置に出力する出力部と、
    を有し、
    前記データ特定部は、前記ユーザ識別情報に関連付けられた、前記ユーザが属するグループを識別するためのグループ識別情報を特定し、前記グループ識別情報に関連付けられた、通信回線を介して前記施設との間で通信を可能にする接続先を示す接続先情報を特定し、
    前記出力部は、前記施設に接続された複数の前記通信回線の接続先を切り替える切替装置に対して、前記施設の前記通信回線の接続先を、前記データ特定部が特定した前記接続先情報が示す接続先にすることを指示する接続指示情報を送信する、
    情報処理装置。
  2. ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザが使用する施設を識別するための施設識別情報と、を取得する情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報に関連付けられた画面データを特定するデータ特定部と、
    前記施設識別情報に関連付けられた表示装置を特定する表示装置特定部と、
    前記画面データを前記表示装置に出力する出力部と、
    を有し、
    前記データ特定部は、前記ユーザ識別情報に関連付けられた、前記ユーザが属するグループを識別するためのグループ識別情報を特定し、前記グループ識別情報に関連付けられた前記画面データを特定するとともに、通信回線を介して前記施設との間で通信を可能にする接続先を示す接続先情報を特定し、
    前記出力部は、前記施設に接続された複数の前記通信回線の接続先を切り替える切替装置に対して、前記施設の前記通信回線の接続先を、前記データ特定部が特定した前記接続先情報が示す接続先にすることを指示する接続指示情報を送信する、
    情報処理装置。
  3. 前記出力部は、前記表示装置に加えて、前記グループに属する人が使用する情報端末に、前記画面データを出力する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力部は、前記ユーザが属する前記グループとは異なるグループに属する人が前記施設を使用している場合に、前記画面データを前記表示装置に出力しない、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記データ特定部は、前記ユーザ識別情報に関連付けられた前記画面データであって、前記ユーザが最後に使用していた前記画面データ、又は前記ユーザによって指定された時点の前記画面データを特定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報取得部が複数の前記施設識別情報を取得した場合に、前記出力部は、複数の前記施設識別情報それぞれに関連付けられた前記表示装置に、前記画面データを並行して出力する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力部は、複数の前記表示装置に前記画面データを並行して出力する場合に、複数の前記表示装置それぞれに、当該画面データが出力されている他の前記表示装置に対応する前記施設を使用している人を示す情報を通知する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記出力部は、複数の前記表示装置に前記画面データを並行して出力する場合に、複数の前記表示装置それぞれにおいて入力された音声データを、当該画面データが出力されている他の前記表示装置に出力する、
    請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 前記画面データが出力された履歴と、前記画面データが変更された履歴との少なくとも一方を、前記ユーザ識別情報、前記施設識別情報及び日時に関連付けて記憶する記憶部をさらに有する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報取得部は、前記ユーザが前記施設から出たことを示す退室情報を取得し、
    前記出力部は、前記情報取得部が前記退室情報を取得した場合に、前記表示装置への前記画面データの出力を停止する、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記情報取得部は、前記施設に入るための経路上に設けられた読取装置により読み取られた前記ユーザ識別情報と、前記読取装置に関連付けられた前記施設識別情報と、を取得する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. ユーザが施設に入る際に前記施設に設けられた読取装置により読み取られた前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記読取装置に関連付けられた前記施設を識別するための施設識別情報と、を取得する情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報に関連付けられた画面データを特定するデータ特定部と、
    前記施設識別情報に関連付けられた表示装置を特定する表示装置特定部と、
    前記画面データを前記表示装置に出力する出力部と、
    を有し、
    前記情報取得部は、前記ユーザが前記施設から出る際に前記読取装置により読み取られた前記ユーザ識別情報を含む退室情報を取得し、
    前記出力部は、前記情報取得部が前記退室情報を取得した場合に、前記表示装置への前記画面データの出力を停止する、
    情報処理装置。
  13. プロセッサが実行する、
    ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザが使用する施設を識別するための施設識別情報と、を取得するステップと、
    前記ユーザ識別情報に関連付けられた画面データを特定するステップと、
    前記施設識別情報に関連付けられた表示装置を特定するステップと、
    前記ユーザ識別情報に関連付けられた、前記ユーザが属するグループを識別するためのグループ識別情報を特定するステップと、
    前記グループ識別情報に関連付けられた、通信回線を介して前記施設との間で通信を可能にする接続先を示す接続先情報を特定するステップと、
    前記施設に接続された複数の前記通信回線の接続先を切り替える切替装置に対して、前記施設の前記通信回線の接続先を、前記接続先情報が示す接続先にすることを指示する接続指示情報を送信するステップと、
    前記画面データを前記表示装置に出力するステップと、
    を有する、情報処理方法。
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