JP2019159423A - 情報処理装置、データ表示方法、プログラム、通信システム、通信方法、登録情報管理装置 - Google Patents

情報処理装置、データ表示方法、プログラム、通信システム、通信方法、登録情報管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが電子データを表示する際の手間を低減することができる情報処理装置を提供すること。【解決手段】登録された電子データを管理する登録情報管理装置30とネットワークを介して通信することができる情報処理装置10であって、情報処理装置が設置された場所を識別するための場所識別情報が記憶された場所記憶手段と、利用者を認証するための認証情報を取得する認証情報取得手段と、認証情報取得手段が取得した認証情報と場所記憶手段に記憶されている場所識別情報とを含む電子データの送信要求を登録情報管理装置に送信する送信手段と、送信要求に対する応答として、認証情報と場所識別情報に対応付けられた電子データを登録情報管理装置から取得する電子データ取得手段と、電子データ取得手段が取得した電子データを表示装置に表示する表示制御手段と、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、データ表示方法、プログラム、通信システム、通信方法、及び、登録情報管理装置に関する。
電子黒板やテレビ会議端末などテレビ会議に使用される共有端末が知られている。これら共有端末は情報処理装置の機能を有しているが、PC(Personal Computer)などの汎用的な情報処理装置も所定のソフトウェアを動作させることで、テレビ会議で利用可能になる。
テレビ会議に参加するユーザはICカードリーダにICカードをかざして読み取らせたり、ユーザ名とパスワードを入力したりして、ユーザ認証を受ける。認証が成功したユーザのみが情報処理装置を使用できるので、権限がないユーザが情報処理装置を使用することを抑制できる。
このようなユーザ認証を利用して、テレビ会議で使用される資料を用意する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、ICカードを用いてユーザを特定し、ユーザに対応付けられたネットワークを介して電子データを取得し、その取得した電子データを表示する情報処理装置が記載されている。資料はテレビ会議で他の参加者と共有されたり、個人で使用したりすることができる。
しかしながら、特許文献1では、ICカードを用いて個人が特定されても、その個人に対応付けられた電子データが複数ある場合、ユーザが表示する電子データを選択する必要があるため手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、ユーザが電子データを表示する際の手間を低減することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、登録された電子データを管理する登録情報管理装置とネットワークを介して通信することができる情報処理装置であって、前記情報処理装置が設置された場所を識別するための場所識別情報が記憶された場所記憶手段と、利用者を認証するための認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段が取得した前記認証情報と前記場所記憶手段に記憶されている前記場所識別情報とを含む電子データの送信要求を前記登録情報管理装置に送信する送信手段と、前記送信要求に対する応答として、前記認証情報と前記場所識別情報に対応付けられた前記電子データを前記登録情報管理装置から取得する電子データ取得手段と、前記電子データ取得手段が取得した前記電子データを表示装置に表示する表示制御手段と、を有する。
ユーザが電子データを表示する際の手間を低減することができる情報処理装置を提供することができる。
通信システムが資料データを情報処理装置に表示させる動作の概略を説明する図の一例である。 通信システムの概略構成図の一例である。 通信システムがテレビ会議を行う際の通信方法を説明する図の一例である。 電子黒板を用いた通信システムの構成例を示す図である。 電子黒板としての情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 認証装置又は登録情報管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 通信システムが有する認証情報取得装置、情報処理装置、認証装置、登録情報管理装置、及び、登録装置の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 登録装置が表示する登録画面の一例を示す図である。 ユーザの認証結果に基づいて情報処理装置が資料データを表示する手順を示すシーケンス図の一例である。 登録情報管理装置の資料データ特定部が資料データを特定する手順を示すフローチャート図の一例である。 情報処理装置の資料データ取得部が表示する資料データを決定する手順を示すフローチャート図の一例である。 現在時刻が会議開始時刻の前後所定時間内の場合か否かの判断を模式的に説明する図の一例である。 本実施形態の通信システムの概略構成図の別の一例である。 市販のWebアプリが登録端末に表示する会議予約画面の一例を示す図である。 板書情報を電子メールで送信できる電子黒板の外観図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、通信システム及びこの通信システムが行う通信方法、並びに、情報処理装置及びこの情報処理装置が行うデータ表示方法について図面を参照しながら説明する。
<通信システムの動作の概略>
図1を用いて全体的な概略を説明する。本実施形態の通信システム100は、ICカード9により特定されるユーザの識別情報だけでなく、会議室IDと会議開始時刻に対応付けられた資料データを登録情報管理装置30が管理している。資料データは会議で使用される資料の電子データであり、実際にはファイルなどの形態を取る。会議開始時にICカード等によりユーザ認証が行われると、登録情報管理装置30はユーザの識別情報、会議室ID、及び、会議開始時刻に対応付けられた電子データを特定する。
図1は、通信システム100が資料データを情報処理装置10に表示させる動作の概略を説明する図である。図では情報処理装置10の一例として電子黒板10Aが図示されている。
(1)会議室8に進入したユーザが電子黒板10Aに接続されたICカードリーダにICカード9をかざす。
(2)電子黒板10AはICカード9から読み取ったカードIDを認証装置50に送信する。これによりユーザが認証され、登録情報管理装置30におけるユーザの識別情報であるアカウントIDを取得する。
(3)次に、電子黒板10Aは、資料データを取得するため、アカウントIDと電子黒板10Aが設置された会議室8の会議室IDを登録情報管理装置30に送信する。
(4)登録情報管理装置30はアカウントID、会議室ID、及び、現在時刻と同じと見なせる会議開始時刻に対応付けられた資料データを特定する。
(5)登録情報管理装置30はこの資料データを会議室8の電子黒板10Aに送信するので、電子黒板10Aはディスプレイに資料データの例えば1ページ目を表示する。
このように、ユーザが複数の資料データを有していても、テレビ会議で使う資料データが予め登録されているので、ユーザは電子黒板10Aに認証操作を行うだけで、会議で使用する資料データを電子黒板10Aに表示させることができる。従来であれば、ユーザが複数の資料データを持っていてそのうちの1つしかテレビ会議では使用しない場合でも、ユーザは複数の資料データからテレビ会議で使用する資料データを選択しなければならなかった。
<用語について>
場所識別情報とは情報処理装置が設置されたロケーションを示す情報である。ただし、情報処理装置は常に同じ場所に設置されている必要はない。例えば、倉庫から会議室に移動される際に場所識別情報が設定されてよい。本実施形態では会議室IDという用語で説明する。
利用者とは、情報処理装置を利用する者である。例えば、ユーザ、使用者、従業員などが挙げられる。
情報処理装置には、電子黒板の他、プロジェクタ、テレビ会議端末、などが含まれるが、これらは複数のユーザにより共有されるという意味で共有端末や共有装置ということができる。通信システムで使用されるという意味では通信端末と称してよいし、会議に使用されるという意味では会議端末と称してよい。また、データを表示するという意味でデータ表示装置と称してもよい。
認証とは、システムやコンピュータの利用開始時にユーザの身元の妥当性を判断することをいう。認証情報は、ユーザの身元の妥当性を判断するための情報であり、各ユーザによって異なる情報が使用される。本実施形態では、カードID、ユーザ名(ユーザID)とパスワード、アカウントID等の用語で説明される。なお、IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。
<構成例>
図2は、本実施形態の通信システム100の概略構成図の一例を示す。通信システム100は、各拠点7に配置された認証情報取得装置6と情報処理装置10、認証装置50、登録情報管理装置30、及び、登録装置70を有している。拠点7とは、情報処理装置10が設置されユーザが活動するよりどころとなる所を言う。拠点7の一例としては会議室8、社内、施設内、部署内、部屋内などが挙げられる。拠点7外は例えばインターネットやクラウド環境であるが、拠点7内ではない施設内を拠点7外としてもよい。図では3つの拠点A〜Cが示されているが拠点7の数は1つ以上でよい。拠点7が1つの場合、同一拠点7内で電子黒板10Aを使って複数のユーザが会議する。
情報処理装置10、認証装置50、登録装置70、及び、登録情報管理装置30はネットワークに接続されている。ただし、これらは常時接続されていることまでは要求されず、テレビ会議の開催中及び資料データの登録時に接続されていればよい。
図2のネットワークNは、主に拠点7内と拠点7外を区分するファイヤウォールの外側に相当するため、例えばインターネットやクラウド環境に相当する。しかしながら、通信システム100は社内に閉じていてもよく、ネットワークはLANでもよい。この他、VPN(Virtual Private Network)や広域イーサネット(登録商標)が含まれていてもよい。図2では、情報処理装置10が拠点7内に図示されているが、PCなどの情報処理装置10はファイヤウォールの外側からネットワークNに接続する場合もある。
また、ネットワークNは、有線と無線が組み合わされていてもよい。また、無線の場合、無線LAN、3G、LTE(Long Term Evolution)、4Gなどの携帯電話網の他、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を含んでいてもよい。
それぞれの拠点7の認証情報取得装置6と情報処理装置10の機能は同じである。しかしながら、情報処理装置10の種類(電子黒板、テレビ会議端末、プロジェクタ、汎用的な情報処理装置等)は異なっていてよい。認証情報取得装置6は、ICカード9から認証情報を取得する装置である。認証情報はICカード9に記憶されているカードID、又は、ユーザIDとパスワードなどである。認証情報は、アカウント情報、ログイン情報、サインイン情報又はログオン情報と呼ばれる場合がある。認証情報がユーザIDとパスワードの場合、認証情報取得装置6はキーボード(ソフトキー又はハードキー)などの入力装置と入力結果を表示する表示装置である。認証情報がカードIDの場合、認証情報取得装置6は例えばICカードリーダ(ライター機能も有していてよい)であり、ICカード9からカードIDを読み出す。カードIDはICカードを一意に特定するための情報である。例えば、カード番号をいう。ICカードリーダは接触型でも非接触型でもよい。ICカード9はカード型のものでもよいし、携帯電話やスマートフォンに内蔵されていてもよい。
また、認証情報取得装置6は生体認証情報を取得する装置でもよい。この場合、認証情報として、例えば、指紋、掌紋、静脈、網膜、虹彩、顔、音声などを取得する。
情報処理装置10は、テレビ会議で使用されうる装置であればよい。例えば、テレビ会議の機能を有する電子黒板10A、テレビ会議端末又はプロジェクタなどである。また、情報処理装置10は汎用的な情報処理端末でもよい。汎用的な情報処理端末はアプリケーションソフト又はブラウザソフトウェアを実行することでテレビ会議の機能を実現することができる。なお、テレビ会議で使用される機能とは、画像データと音声データを送受信し、画像データを表示し、音声データをスピーカから出力する機能である。汎用的な情報処理端末は、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)等がある。また、例えばブラウザソフトが動作するものには、テレビ受像器、ゲーム機、カーナビ、などがある。
認証装置50は、情報処理装置10から取得した認証情報を用いてユーザの認証を行う。認証装置50は予め認証情報を保持しており、情報処理装置10から送信された認証情報と一致する認証情報があるか否かによってユーザの認証が成立するか否かを判断する。認証結果は情報処理装置10に送信され、認証が成立した場合、情報処理装置10はユーザによる各種の操作を受け付ける。認証が成立しない場合、情報処理装置10はその旨を表示すると共に、再度の認証をユーザに促す。
認証装置50の一例としてLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバがある。LDAPは、ネットワーク機器やユーザなどの情報を管理するディレクトリサービスへ接続するためのプロトコルである。ディレクトリサービスとは、ネットワークに存在するさまざまな情報を一元的に管理し、検索などの機能を提供するサービスである。クライアント(本実施形態では情報処理装置10)は、TCPの389番ポート(デフォルトのポート番号)を使用してLDAPサーバに接続し、属性(社内名簿であれば部署や個人名など)で構成されるエントリ(関連する属性のまとまり)の検索、追加、削除、修正といった操作を行う。
例えば、複数サービスのユーザIDとパスワードが1人のユーザIDの属性としてまとめて登録されていれば、各サービスはLDAPサーバのみを参照して認証作業ができるようになる。管理者も、一元的に情報を管理できることから、サービスそれぞれのディレクトリでユーザ情報を変更するといった手間を削減できる。
LDAPサーバには、OpenLDAPなどのオープンソフトウェア、及び、マイクロソフト社のActive Directory(登録商標)を代表とする商用ソフトウェアなどがある。
Figure 2019159423
表1に認証装置50に設定される認証装置設定情報の一例を示す。
・優先サーバアドレス: 認証装置50のIPアドレスである。
・代替サーバアドレス1、2:認証装置50が停止中に認証装置50を代替する代替認証装置のIPアドレスである。
・ポート番号:認証装置50のTCPのポート番号である。LDAPの規定値は389である。
・ユーザ名:認証装置50にアクセスするユーザ名である(社内などのユーザの識別情報でありユーザIDと同様の機能をもつ。)。
・パスワード:認証装置50にアクセスするための普段は秘匿される情報である。
・識別名(DN):LDAPでオブジェクトを識別するための名称である。所定の書式で識別名(DN)とオブジェクトを対応付けることで、クライアントは識別名(DN)でオブジェクトを取得できる。
・カードID:ICカードの識別情報である。
・アカウントID:クラウドサービスにおけるユーザの識別情報に相当する。本実施形態では、クラウドサービスとして会議の予約が可能なスケジュール管理用のサービスが利用される。別々の認証情報である、アカウントID、ユーザ名(パスワード)、及び、カードIDが相互に対応付けられているため、社内のユーザの識別情報とクラウドサービスのユーザの識別情報とが相互に交換可能になる。
なお、認証装置50はネットワークNに接続されていてもよいが、拠点7内に存在して情報処理装置10と接続されていてもよい。また、情報処理装置10が認証装置50を有していてもよい。
続いて、登録情報管理装置30について説明する。登録情報管理装置30は、会議の予約を受け付けるなどスケジュール管理の全般を行う情報処理装置10である。本実施形態では、クラウドサービスとしてスケジュール管理とテレビ会議で使用される資料データの登録を受け付ける。登録情報管理装置30はサーバと呼ばれる場合がある。クラウドサービスなどのクラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。
登録装置70は、ユーザが操作して資料データを登録情報管理装置30に登録するための端末装置である。例えば、PCであるが、保持する資料データを登録情報管理装置30に登録できる端末装置であればよい。また、資料データはネットワーク上のストレージに記憶されていてもよく、この場合、登録装置70はストレージからダウンロードした資料データを登録情報管理装置30に登録する。
<通信システムがテレビ会議を行う際の構成例>
図2では電子データの登録に関する構成を説明したが、図3を用いて、通信システム100がテレビ会議を行う際の構成例について説明する。図3は、通信システム100がテレビ会議を行う際の通信方法を説明する図の一例である。
テレビ会議では、送信元の情報処理装置10(図では電子黒板10A)が参加者や周囲などを撮像した画像データ、参加者が発声した音声、及び、情報処理装置10がディスプレイに表示した資料データ(以下、この3つをコンテンツデータという)が会議に参加している他の全ての情報処理装置10(図では電子黒板10A)に送信される。会議に参加している他の情報処理装置10も同様にコンテンツデータを送信する。コンテンツデータを受信した情報処理装置10は、ディスプレイに画像データと資料データを表示させ、スピーカから音声データを出力する。このような処理が絶え間なく行われることにより、遠隔地に離れて存在する参加者が会議を行うことができる。
なお、本実施形態の通信システム100は、テレビ会議に適用されるものとして説明される。しかし、通信システム100は、コミュニケーションシステム、又はデータ通信システムにも適用される。また、通信システム100には、管理システム400又は中継装置401を介して一方の情報処理装置10から複数の情報処理装置10に一方向でコンテンツデータを送信するデータ提供システムが含まれる。また、テレビ会議をビデオ会議という場合がある。
会議に使用される情報処理装置10と情報処理装置10の間には、中継装置401を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音声データの4つの各データを送受信するための4つのセッションが確立される。図3では、これら4つのセッションをまとめて、画像・音声データ用セッションとして示している。
また、図3では会議資料の資料データを送受信するための資料データ用セッションが、中継装置401を介して確立されている。これにより、音声データと画像データとは別のセッション(帯域)で各情報処理装置10が資料データを送受信することが可能になる。
なお、コンテンツデータが中継装置401を経由するのは一例であって、管理システム400を経由してコンテンツデータが送受信されてもよい。しかし、管理システム400とは別に中継装置401が設置されることで負荷を分散することができる。また、中継装置401を介さずに、2つ以上の情報処理装置10がコンテンツデータを送受信する仕組みも存在し、この場合、各拠点7の情報処理装置10はインターネットを介して直接、通信することができる。
また、図3に示されているように、通信システム100において拠点間の情報処理装置10と情報処理装置10との間では、管理システム400を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションが確立される。管理情報用セッションでは、オンライン(会議中)、オンライン(待機中)又はオフラインの判断、及び帯域監視、などが行われ、各情報処理装置10の状態が管理システム400に記録される。
情報処理装置10が管理システム400にログインすると、管理システム400はテレビ会議を行うことができる宛先端末(宛先の情報処理装置10)のリストを情報処理装置10に送信する。宛先の情報処理装置10についても同様の処理を行う。一方の情報処理装置10が他方の情報処理装置10に発呼し相手の情報処理装置10が応答すると、管理システム400は中継装置401を決定してこの中継装置401に会議を行う2つ以上の情報処理装置10を設定する。また、管理システム400は会議に参加する各情報処理装置10に中継装置401のIPアドレスなどを通知する。これにより、ビデオ会議のための画像・音声データ用セッションが確立し、中継装置401はコンテンツデータを会議に参加する各電子黒板10Aに中継できる。
なお、図2の認証装置50又は登録情報管理装置30の少なくとも一方を管理システム400が兼用してもよい。
<<電子黒板の構成の別の例>>
本実施形態の電子黒板10Aは図1などの外観図や後述する図5で説明するように大型のタッチパネルを有するが、電子黒板10Aはタッチパネルを有するものに限られない。
図4は、電子黒板10Aを用いた通信システム100の構成例を示す図である。図4では、通常のホワイトボート413の上辺にプロジェクタ411が設置されている。このプロジェクタ411が情報処理装置10に相当する。通常のホワイトボート413とは、タッチパネルと一体のフラットパネルディスプレイではなく、ユーザがマーカで直接、手書きするホワイトボートである。なお、ホワイトボートは黒板でもよく、映像を投影するだけの広さの平面であればよい。
プロジェクタ411は超短焦点の光学系を有しており、10cm程度から歪みの少ない映像をホワイトボート413に投影できる。この映像は、無線又は有線で接続されたPCから送信されてもよいし、プロジェクタ411が記憶していてもよい。
ユーザは専用の電子ペン2500を使ってホワイトボート413に手書きする。電子ペン2500は、ユーザが手書きのためにホワイトボート413に押しつけるとスイッチがONになり発光する発光部を例えば先端部に有している。光の波長は近赤外や赤外なのでユーザの目には見えない。プロジェクタ411はカメラを有しており、発光部を撮像して画像を解析し電子ペン2500の方向を特定する。また、電子ペン2500は発光と共に音波を発信しており、プロジェクタ411は音波の到達時間により距離を算出する。方向と距離により電子ペン2500の位置を特定できる。電子ペン2500の位置にはストロークが描画(投影)される。
プロジェクタ411はメニュー430を投影するので、ユーザが電子ペン2500でボタンを押下すると、プロジェクタ411が電子ペン2500の位置とスイッチのON信号により押下されたボタンを特定する。例えば、保存ボタン431が押下されると、ユーザが手書きしたストローク(座標の集合)がプロジェクタ411で保存される。プロジェクタ411は、予め定められたサーバ412又はUSBメモリ2600等に手書き情報を保存する。手書き情報はページごとに保存されている。画像データではなく座標のまま保存されるので、ユーザが再編集することができる。
本実施形態に適用された場合、プロジェクタ411はICカード9からカードIDを取得し、認証が成功すると、アカウントIDと会議室IDを登録情報管理装置30に送信する。情報処理装置10はアカウントIDと会議室IDに対応付けられた資料データを取得して会議開始時刻と現在時刻で絞り込み、プロジェクタ411に送信する。プロジェクタ411は資料データを投影する。したがって、プロジェクタ411が使用された電子黒板10Aであっても、同様にユーザがICカード9をかざすことで資料データを表示できる。
<情報処理装置のハードウェア構成例>
以下に、図5及び図6を参照して、本実施形態の通信システム100が有する各装置のハードウェア構成について説明する。図5は、電子黒板10Aとしての情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図5に示されているように、電子黒板10Aは、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、SSD(Solid State Drive)204、ネットワークI/F(Interface)205、及び、外部機器接続I/F206を備えた端末装置である。
これらのうち、CPU201は、電子黒板10A全体の動作を制御する。なお、CPU201は、例えば、複数のCPUを含んでいても良い。
ROM202は、CPU201やIPL(Initial Program Loader)等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。SSD204は、電子黒板10A用のプログラム等の各種データを記憶する。ネットワークI/F205は、通信ネットワークとの通信を制御する。外部機器接続I/F206は、USB(Universal Serial Bus)メモリ2600、外付け機器(カメラ2700、スピーカ2300、マイク2200)との通信を制御する。
また、電子黒板10Aは、キャプチャデバイス211、GPU212、ディスプレイコントローラ213、接触センサ214、センサコントローラ215、電子ペンコントローラ216、近距離通信回路219、近距離通信回路219のアンテナ219a、電源スイッチ222、及び、RS−232C(符号は223)を備えている。
これらのうち、キャプチャデバイス211は、PC2400−1がディスプレイに表示する画像を静止画又は動画としてキャプチャする。GPU(Graphics Processing Unit)212は、グラフィクスを専門に扱う半導体チップである。ディスプレイコントローラ213は、GPU212からの入力画像をディスプレイ230(表示装置の一例)等へ出力するために画面表示の制御及び管理を行う。接触センサ214は、ディスプレイ230上に電子ペン2500やユーザの手H等が接触したことを検知する。
センサコントローラ215は、接触センサ214の処理を制御する。接触センサ214は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ230の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ230に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ230の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ214は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線のIDをセンサコントローラ215に出力し、センサコントローラ215が、物体の接触位置である座標位置を特定する。
電子ペンコントローラ216は、電子ペン2500と通信することで、ディスプレイ230へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。近距離通信回路219は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。したがって、近距離通信回路219が認証情報取得装置6に相当する。なお、認証情報取得装置6は外部機器接続I/Fに接続されていてもよい。
電源スイッチ222は、電子黒板10Aの電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。
また、電子黒板10Aは、バスライン210を備えている。バスライン210は、図5に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
更に、電子黒板10Aは、変換コネクタ224、Bluetoothコントローラ225を有する。
RS−232Cポート223は、バスライン210と接続されており、PC2400−2等をCPU201等に接続する。変換コネクタ224は、PC2400−2のUSB(Universal Serial Bus)ポートに電子黒板10Aを接続するためのコネクタである。
Bluetoothコントローラ225は、例えば、PC2400−1等と、Bluetoothによる通信を行うためのコントローラである。
なお、接触センサ214は、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の検出手段を用いてもよい。また、電子ペンコントローラ216が、電子ペン2500のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン2500のユーザが握る部分や、その他の電子ペン2500の部分のタッチの有無を判断するようにしてもよい。
次に、図6を参照して、本実施形態の認証装置50又は登録情報管理装置30のハードウェア構成について説明する。図6は、認証装置50又は登録情報管理装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。
認証装置50又は登録情報管理装置30は、コンピュータによって構築されており、図6に示されているように、CPU301、ROM302、RAM303、HD(Hard Disk)304、HDD(Hard Disk Drive)305、メディアI/F307、ディスプレイ308、ネットワークI/F309、キーボード311、マウス312、光学ドライブ314、及び、バスライン310を備えた情報処理装置10である。
これらのうち、CPU301は、認証装置50又は登録情報管理装置30の全体の動作を制御する。また、本実施形態では、CPU301は、複数のCPUを含んでいても良い。
ROM302は、IPL等のCPU301の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。HD304は、プログラム等の各種データを記憶する。HDD(Hard Disk Drive)305は、CPU301の制御にしたがってHD304に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。メディアI/F307は、フラッシュメモリ等の記録メディア306に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。ディスプレイ308は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。ネットワークI/F309は、通信ネットワークを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。キーボード311は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。マウス312は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。光学ドライブ314は、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD(Compact Disk)などの光学記憶媒体313に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
また、認証装置50又は登録情報管理装置30は、バスライン310を備えている。バスライン310は、図6に示されているCPU301等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
なお、登録装置70のハードウェア構成は認証装置50又は登録情報管理装置30と同様か、又は、異なるとしても本実施形態の説明の上では支障がないものとする。また、認証情報取得装置6のハードウェア構成は一般的なものでよい。
<機能について>
続いて、図7を用いて通信システム100が有する各装置の機能について説明する。図7は、通信システム100が有する認証情報取得装置6、情報処理装置10、認証装置50、登録情報管理装置30、及び、登録装置70の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
<<認証情報取得装置>>
認証情報取得装置6はICカード読取部61、及びカード情報送信部62を有する。認証情報取得装置6が有するこれらの機能は、図6に示された各構成要素のいずれかが、HD304からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
ICカード読取部61は、ICカード9から少なくともカードIDを含むカードに関する情報を取得する。非接触型のICカード9の場合、電磁誘導で起電力を生じさせ、ICカード9と通信する。接触型のICカード9の場合、ICカード9の電極にICカード読取部61が接続して通信する。この他、磁気テープから読み取ってもよい。カード情報送信部62は、ICカード読取部61が読み取ったカードIDを情報処理装置10に送信する。
<<情報処理装置>>
情報処理装置10はカード情報受信部11、認証要求部12、操作受付部13、表示制御部14、資料データ要求部15、及び、資料データ取得部17を有する。情報処理装置10が有するこれらの機能は、図5に示された各構成要素のいずれかが、SSD204からRAM203に展開されたプログラムに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
また、情報処理装置10は、図5に示されたSSD204、ROM202等により構成される記憶部19を有している。記憶部19には会議室ID16が記憶されている。会議室ID16は情報処理装置10が配置された会議室8を識別するための識別情報である。会議室ID16は情報処理装置10が設置された場所(ロケーション)を識別する情報(ロケーションID)であり、拠点7を識別すると称してもよい。また、会議室8と情報処理装置10が所定のサーバ上で対応付けられている場合、情報処理装置10は会議室IDではなく情報処理装置IDを保持していてもよい。情報処理装置10はサーバに問い合わせて情報処理装置IDを会議室ID(ロケーションID)に変換する。
カード情報受信部11は、認証情報取得装置6からカードIDを取得する。カードIDと共に認証の要求が送信され、情報処理装置10はユーザの認証の処理を開始する。まず、カードIDを認証要求部12に送出する。
認証要求部12はカードIDを含む認証要求を認証装置50に送信する。認証要求部12は、認証装置50から認証結果(認証OK、認証NG)を取得するので、認証が成功したか失敗したかを判断する。なお、認証要求部12は認証装置50が設定情報DB59で管理する認証装置設定情報であれば取得可能である。これを利用して、認証要求部12は認証が成功した場合、資料データの取得を開始するため、認証装置50から取得したアカウントIDを資料データ要求部15に送出する。
資料データ要求部15は、アカウントIDと会議室IDを含む資料データの送信要求を登録情報管理装置30に送信する。これに対し、資料データ取得部17は、登録情報管理装置30から資料データを取得する。資料データには自動表示するか否かが付随する。また、資料データが複数の場合もあるが、この場合はどの資料データを優先して表示するかの優先設定情報も付随する。
表示制御部14は、資料データ取得部17が取得した資料データをディスプレイ230に表示する。操作受付部13は、情報処理装置10に対する各種の操作を受け付ける。例えば、メニューボタンの押下、手書き情報、ページの切り替え、及び、資料データのページ変更等を受け付ける。
<<認証装置>>
認証装置50は、認証要求応答部51、及び、認証処理部52を有する。認証装置50が有するこれらの機能は、図6に示された各構成要素のいずれかが、HD304からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
また、認証装置50は、図6に示されたHD304、RAM303又はROM302等に構築される設定情報DB59を有している。設定情報DB59には表1で示した認証装置設定情報が記憶されている。したがって、カードIDも記憶されている。認証装置設定情報は、システム管理者が情報処理装置10等から設定している。
認証要求応答部51は、カードIDを含む認証要求を情報処理装置10から取得して、認証処理部52に送出する。認証処理部52は情報処理装置10から取得したカードIDによりユーザを認証する。例えば、情報処理装置10から取得したカードIDが設定情報DB59に登録されていれば、認証成功と判断し、そうでなれば認証失敗と判断する。認証要求応答部51は認証結果を情報処理装置10に送信する。この時、設定情報DB59に記憶されている認証装置設定情報であれば送信でき、本実施形態では少なくともアカウントIDを送信するものとする。
<<登録装置>>
登録装置70は情報登録要求部71、表示制御部72、及び操作受付部73を有する。登録装置70が有するこれらの機能は、図6に示された各構成要素のいずれかが、HD304からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。登録装置70では例えばブラウザソフトウェアが動作し、ブラウザソフトウェアが、登録情報管理装置30から送信された画面情報を処理することで図示する機能を実現する。画面情報は、例えばHTML、JavaScript(登録商標)、及び、CSS(Cascade Style Sheet)により記述されている。なお、登録装置70で動作するソフトウェアは情報の登録用に作成されたアプリケーションソフトでもよい。
表示制御部72は、上記の画面情報を解析し、会議を予約したり資料データを登録情報管理装置30に登録したりするための画面をディスプレイ308に表示する。操作受付部73は、この画面に対し登録装置70に対する各種の操作を受け付ける。例えば、資料データ、会議室8、及び、会議開始時刻等を受け付ける。登録装置70が表示する登録画面501の一例を図8に示す。
情報登録要求部71は、操作受付部73が受け付けた資料データを含む登録情報を登録情報管理装置30に送信する。これにより、登録情報管理装置30には登録情報が登録される。
<<登録情報管理装置>>
登録情報管理装置30は要求受付部31、資料データ特定部32、資料データ送信部33、情報登録受付部34、及び、情報登録部35を有する。登録情報管理装置30が有するこれらの機能は、図6に示された各構成要素のいずれかが、HD304からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
また、登録情報管理装置30は、図6に示されたHD304、RAM303又はROM302等に構築される登録情報DB39を有している。登録情報DB39に記憶される登録情報の一例を表2に示す。
Figure 2019159423
表2は、登録情報DB39に登録されている登録情報を模式的に示す。登録情報DB39には、資料ID、アカウントID、会議室ID、会議日時、及び、自動表示の各項目が対応付けて登録されている。資料IDは、会議で使用される資料データを特定又は識別する識別情報である。資料データは、プレゼンテーションソフトやワープロソフトで作成されたファイル、又は、PDF(Portable Document Format)ファイルなどであるため、資料IDはファイルパスなどでよいし、登録情報管理装置30が付与した何らかのIDでもよい。資料IDには「※」が設定された資料がある。この「※」が優先設定情報であり、どの資料データを優先して表示するかを示す。
アカウントIDについては上記したものと同じである。会議室IDは会議が行われる会議室8の識別情報である。会議日時は会議が開催される日時と時間帯(会議開始時刻、会議終了時刻)である。自動表示の設定(表示設定情報の一例)は、情報処理装置10が資料データを自動で表示するか否かを示す。
表2のような登録情報が会議の開始前、例えば会議室8の予約時に登録されていれば、ユーザはICカード9を情報処理装置10(電子黒板10A)にかざすことで情報処理装置10に資料データを表示させることができる。
図7に戻って説明する。情報登録受付部34は、登録装置70から登録情報の登録を受け付け、情報登録部35に送出する。情報登録受付部34は例えばWebサーバとして機能し、上記の画面情報を生成して登録装置70に送信する。情報登録部35は、登録装置70が送信した登録情報を登録情報DB39に登録する。
要求受付部31は、情報処理装置10からカードIDと会議室IDを含む資料データの送信要求を受け付ける。これにより登録情報管理装置30は資料データの提供を開始する。まず、資料データ特定部32が、カードIDと会議室IDに対応付けられた資料データであって、現在時刻が会議開始時刻の前後所定時間内(例えば5分以内)の場合にカードID、会議室ID及び会議開始時刻に対応付けられた資料データを登録情報DB39から取得する(複数ある場合は全て)。また、自動表示の設定(ON,OFF)を取得する。また、複数の資料データがある場合、優先設定情報を取得する。
資料データ送信部33は、資料データ特定部32が検索した資料データ、自動表示の設定、及び、優先設定情報を情報処理装置10に送信する。こうすることで、単にユーザ(カードID)に対応付けられた資料データでなく、会議で使用する予定で会議室IDと会議開始時刻に対応付けられた資料データを情報処理装置10に提供できる。
<登録画面の一例>
図8は、登録装置70が表示する登録画面501の一例を示す。この登録画面501は会議室8を予約する画面を兼用している。ユーザは会議室8の予約と共に資料データを登録できる。
まず、ユーザは登録画面501の表示前に、登録情報管理装置30のアカウントIDとパスワードで登録情報管理装置30にログインする。これにより登録情報管理装置30がユーザを特定できる。登録画面501の上方に表示されるアカウント情報502(「アカウント:XXXXX」)は、登録情報管理装置30がユーザを特定するアカウントID(又は登録情報管理装置30におけるユーザ名など)である。登録情報管理装置30のサービスとテレビ会議を行う通信システム100のサービスが別々の運営元で運営されている場合は、このように登録情報管理装置30が管理するアカウントIDが表示されるが、2つのサービスが同じ運営元で運営される場合は、アカウント情報502は設定情報DB59に登録されたユーザ名(又はカードID)等となる。
登録画面501は、種別設定欄503、件名設定欄504、参加者設定欄505、会議室設定欄506、日付設定欄507、会議開始時刻設定欄508、会議終了時刻設定欄509、添付ファイル欄510、及び、自動表示設定欄511を有する。これらの設定欄に設定される情報が登録情報である。
・種別設定欄503には、会議室8をどのような用途で使用するか設定される。
・件名設定欄504には、会議の件名が設定される。
・参加者設定欄505には、会議の参加者が設定される。
・会議室設定欄506には、会議室8が設定される。
・日付設定欄507には、会議の開催日が設定される。
・会議開始時刻設定欄508には、会議開始時刻が設定される。
・会議終了時刻設定欄509には、会議終了時刻が設定される。
・添付ファイル欄510には、資料データが設定される。複数の資料データが設定可能になっている。また、複数の資料データが設定された場合、優先設定ボタン513が現れ、優先して表示される資料データを選択できるようになる。最も下の添付ファイル欄510の下側には追加設定ボタン512が用意されており、ユーザは必要な数の資料データを追加できる。なお、1つの資料データも設定されなくてもよい。更に、認証の成功時に情報処理装置10が表示するページ番号の指定が可能でもよい。
・自動表示設定欄511は、ユーザの認証が成功した場合に自動で資料データを表示するか否かをユーザ設定するためのチェックボックスである。自動表示設定欄511がONに設定される場合は例えば、会議の最初から使用する資料が明らかな場合である。自動表示設定欄511がOFFに設定される場合は例えば、会議の最初から使用する資料が決定していない場合や、部外者が含まれる会議でセキュリティ上の不都合がある場合などである。したがって、自動表示設定欄511があることで、会議や出席者の状況に応じてユーザは自動表示設定欄511をON又はOFFに設定できる。なお、自動表示設定欄511がONかOFFかに関わらず全ての資料データが情報処理装置10に送信される。
図8に示した登録画面501で設定された情報のうち少なくとも会議室設定欄506、日付設定欄507、会議開始時刻設定欄508、会議終了時刻設定欄509、添付ファイル欄510、及び、自動表示設定欄511に設定された情報が登録情報管理装置30に登録される。登録画面501で設定された情報の全てが登録されてもよい。また、登録情報管理装置30へのログイン時に特定されたアカウントIDも登録情報管理装置30に登録される。
<動作手順>
続いて、図9を用いて情報処理装置10が資料データを表示するまでの手順を説明する。図9は、ユーザの認証結果に基づいて情報処理装置10が資料データを表示する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:まず、ユーザは登録装置70を操作して登録情報管理装置30と通信させてログインし、登録画面501を表示させる。そして、ユーザは登録画面501から登録情報を設定する。登録装置70の操作受付部73は登録情報の設定を受け付け、情報登録要求部71が登録情報を登録情報管理装置30に送信する。
S2:登録情報管理装置30の情報登録受付部34は登録情報を受信し、すでにログインしているユーザのアカウントIDと共に情報登録部35が登録情報DB39に登録する。
S3:会議開始時刻に近くなると、ユーザがICカード9を携帯して会議室8に進入しICカード9を認証情報取得装置6に読み取らせる。認証情報取得装置6のICカード読取部61はカードIDを読み取る。
S4:認証情報取得装置6のカード情報送信部62はカードIDを情報処理装置10に送信する。
S5:情報処理装置10のカード情報受信部11はカードIDを受信し、認証要求部12がカードIDを含む認証要求を認証装置50に送信する。
S6:認証装置50の認証要求応答部51は認証要求を取得し、認証処理部52が設定情報DB59をカードIDで検索する。情報処理装置10から送信されたカードIDが設定情報DB59に記憶されている場合、認証成功と判断する。なお、ユーザ名とパスワードでユーザが認証を行う場合、資料データ特定部32はユーザ名とパスワードの組を設定情報DB59から検索する。認証要求応答部51は認証結果を情報処理装置10に送信する。図9の説明では、認証OKが送信されたものとする。認証OKと共にユーザ名とアカウントID等が情報処理装置10に返される。ユーザ名により、情報処理装置10はユーザ名を表示したり特定したりできる。また、アカウントIDにより資料データを特定できる。
S7:情報処理装置10の認証要求部12は認証結果を取得し、認証OKの場合、更に、資料データ要求部15にアカウントIDを送出する。資料データ要求部15はアカウントIDと会議室IDを含む資料データの送信要求を登録情報管理装置30に送信する。
資料データ要求部15がアカウントIDと会議室IDを登録情報管理装置30に送信するのは、資料データがアカウントIDと会議室IDに対応付けられているためである。登録情報管理装置30とテレビ会議を行う通信システム100の運営元が同じ場合、資料データはカードID(又はユーザ名)と会議室IDに対応付けられているため、この場合は、資料データ要求部15はカードID(又はユーザ名)と会議室IDを登録情報管理装置30に送信する。
情報処理装置10が汎用的な情報処理装置の場合の会議室IDは、例えば拠点7のLANのネットワーク機器(スイッチ、ルータなど)のIPアドレスやMACアドレスを利用できる。無線LANの場合はSSIDが会議室IDに相当する。登録情報DB39にネットワーク機器のIPアドレス、MACアドレス又はSSIDと会議室IDが対応付けられているので、これらから会議室を特定できる。
S8:登録情報管理装置30の要求受付部31が資料データの送信要求を受信すると、資料データ特定部32がアカウントIDと会議室IDで登録情報DB39を検索して資料データを特定する。更に、資料データ特定部32は現在時刻が会議開始時刻の前後所定時間内の場合に、アカウントIDと会議室IDと会議開始時刻に対応付けられた資料データを登録情報DB39から取得する。複数ある場合は、全ての資料データと優先設定情報を取得する。会議時刻を考慮することで、同じユーザが同じ日に同じ会議室8で会議を予約していても、これらから開催される会議で使用される資料データを取得できる。現在時刻は、登録情報管理装置30が保持するRTC(Real Time Clock)から読み取ってもよいし、NTP(Network Time Protocol)から取得してもよいし、GPS(Global Positioning System)の電波を受信して取得してもよい。また、情報処理装置10が現在時刻を登録情報管理装置30に送信してもよい。一方、同じユーザが同じ日に同じ会議室8を予約することが生じなければ現在時刻と会議開始時刻による資料データの特定はなくてもよい。また、資料データ特定部32は特定した資料データの自動表示の設定(ON、OFF)を取得する。なお、資料データの特定については図10にて詳細に説明する。
S9:資料データ送信部33は資料データ特定部32が検索した資料データと自動表示の設定を情報処理装置10に送信する。また、資料データが複数の場合は優先設定情報を送信する。
S10:情報処理装置10の資料データ取得部17は資料データ等を取得すると、自動表示の設定がONか否かを判断する。本実施形態では自動表示の設定がONであるものとして説明するが、自動表示の設定がOFFの場合は以降の処理は行われない(資料データが表示されない)。
S11:次に、資料データ取得部17は表示する資料データを決定する。資料データが1つの場合、表示する資料データは一意に決まる。資料データが複数の場合、優先設定情報が付与された資料データを決定する。ステップS10,S11の処理については図11のフローチャート図で詳述する。
S12:表示制御部14がディスプレイ230に資料データを表示する。
続いて、図10を用いて、資料データの特定処理について説明する。図10は、登録情報管理装置30の資料データ特定部32が資料データを特定する手順を示すフローチャート図の一例である。
資料データ特定部32は、アカウントIDと会議室IDで登録情報DB39を検索し、情報処理装置10から送信されたアカウントIDと会議室IDに対応付けられた資料データが登録情報DB39に登録されているか否かを判断する(S101)。ステップS101の判断がNoの場合、資料データがないので資料データ送信部33は資料データなしを情報処理装置10に返す(S105)。
ステップS101の判断がYesの場合、資料データ特定部32はステップS101でアカウントIDと会議室IDに対応付けられていると判断した資料データに対応付けられた会議開始時刻の前後所定時間内に現在時刻が含まれるか否かを判断する(S102)。所定時間は、適切な値が設定されればよいが、一例として5分〜10分などが設定されている。ステップS102の判断がNoの場合、異なる会議で使用する資料データがステップS101で特定されたおそれがあるため、資料データ特定部32は現在時刻に始まる会議の資料データがない旨を送信する(S104)。
ステップS102の判断がYesの場合、資料データ特定部32は資料データ(複数の場合は優先設定情報を含む)、及び自動表示の設定、を情報処理装置10に送信する(S103)。
なお、ステップS104の場合、情報処理装置10は現在時刻に始まる会議の資料データがない旨をディスプレイ230に表示する。これに対し、ユーザは現在時刻に始まらないが自分が登録した資料データを登録情報管理装置30に要求してもよい。これにより、会議開始時刻の前後所定時間内にユーザが認証を受けなくても資料データを自動で表示できる。
あるいは、現在時刻が会議開始時刻に対し所定時間よりも手前の場合、時刻が会議開始時刻に対し所定時間前になったタイミングで、情報処理装置10の表示制御部14が資料データを表示してもよい。この場合、登録情報管理装置30がステップS104で自動表示の設定と資料データに加え、会議開始時刻を情報処理装置10に送信しておけば、現在時刻が会議開始時刻の所定時間前になったタイミングで資料データを表示できる。ユーザが早めに会議室8に到着した場合でも資料データを自動で表示できる。
続いて、図11を用いて、情報処理装置10が表示する資料データの決定処理について説明する。図11は、情報処理装置10の資料データ取得部17が表示する資料データを決定する手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図11では資料データを取得できた場合を説明する。
資料データ取得部17は登録情報管理装置30から取得した自動表示の設定がONか否かを判断する(S201)。ステップS201の判断がNoの場合、資料データを自動で表示しないので、図11の処理は終了する。
ステップS201の判断がYesの場合、資料データ取得部17は資料データが1つか否かを判断する(S202)。
ステップS202の判断がNoの場合、表示する資料データを決定するため、資料データ取得部17は優先設定情報に基づいて資料データを決定する(S204)。
ステップS202の判断がYesの場合、又は、ステップS204を経て、表示制御部14は資料データを表示する(S203)。
このように、情報処理装置10は予め登録しておいた資料データを、会議の開始時に自動的に表示できる。複数の資料データのうち優先して表示する資料データを会議の開始時に自動的に表示できる。
<会議開始時刻の前後所定時間内について>
図12は、現在時刻が会議開始時刻の前後所定時間内の場合か否かの判断を模式的に説明する図の一例である。図12(a)に示すように、本実施形態では現在時刻が会議開始時刻に前後所定時間内の場合、資料データを送信すると判断される。
また、図12(b)に示すように、現在時刻が会議開始時刻の所定時間前と会議開催時間に含まれる場合に、資料データを送信すると判断してもよい。これにより、ユーザが会議に遅れて参加する場合でも資料データを自動的に表示できる。
このように、現在時刻が会議開始時刻に対しどのような範囲に含まれる場合に資料データを送信すると判断するかは、適宜、決定されてよい。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の通信システム100は、ユーザが複数の資料データを有していても、テレビ会議で使う資料データが予め登録されているので、ユーザは情報処理装置10に認証操作を行うだけで、会議で使用する資料データを情報処理装置に表示させることができる。1つの会議で複数の資料データが使用される場合も、優先設定情報により会議で最初に使用する資料データを情報処理装置に表示させることができる。
<その他の適用事例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
<<複数の登録情報管理装置がある場合>>
例えば、図13に示すように、通信システム100は複数の登録情報管理装置30を有していてもよい。図13は本実施形態の通信システム100の概略構成図の別の一例を示す。なお、図13では主に図2との相違を説明する。図13の通信システムは複数の登録情報管理装置30を有している。このような構成の通信システム100では、どの登録情報管理装置30に本実施形態の機能を備えさせてもよい。
また、本実施形態で説明した情報処理装置10と登録情報管理装置30とが接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
<<市販の会議予約システムについて>>
通信システム100の登録情報管理装置30として市販のWebアプリを利用できる。Webアプリとは、ブラウザソフト上で動作するスクリプト言語(たとえばJavaScript(登録商標))によるプログラムとWebサーバ側のプログラムが協調することによって動作し、ブラウザソフト上で使用されるソフトウェア又はその仕組みを言う。
図14は、市販のWebアプリが登録端末に表示する会議予約画面601の一例を示す。会議予約画面601は、図8の登録画面501に相当する。会議予約画面は601、イベント設定欄602、出席者設定欄603、日付設定欄604、開始時刻設定欄605、会議時間設定欄606、資料設定欄607、及び、会議室選択欄608等の各設定欄を有している。
イベント設定欄602には会議名が設定される。出席者設定欄603には会議の参加予定者が設定される。会議の参加予定者には会議の予定が電子メールで通知される。会議室選択欄608は会議開催時間で使用可能な会議室8であって参加予定者を収容できる規模の会議室8を表示する。日付設定欄604と開始時刻設定欄605は登録画面501と同じものである。会議時間設定欄606には会議時間が設定される。また、資料設定欄607には、資料データが設定される。
クラウド上には会議室8の予約を管理するサーバが存在する。このサーバは登録情報管理装置30に対応するが、サーバはWebAPIを公開しており、情報処理装置10から、アカウントIDと会議室IDを指定してWebAPIを呼び出すことで、資料データをダウンロードできる。WebAPIとは、厳密な定義はないが主にHTTPプロトコルを用いてネットワーク越しに呼び出すシステム間のインターフェースであり、サーバの機能を外部から利用するための仕様である。
なお、図14の会議予約画面601はOffcie365(登録商標)のユーザインタフェースに基づいているが、市販のスケジュール管理ソフトであれば本実施形態を好適に適用できる。例えば、G Suite(登録商標)などでもよい。
<<ICカードリーダを利用したサービス>>
ICカードリーダでカードIDを読み取ることで資料データの表示以外のサービスを提供することもできる。
図15は、板書情報を電子メールで送信できる電子黒板10Aの外観図を示す。この電子黒板10Aは通常のホワイトボート413を有するが、ホワイトボート413は布状の湾曲可能な材質で構成されており、右側のベゼルに隠されているロールと左側のベゼルに隠されているロールをかけ回されている。また、右側のベゼルから左側のベゼルの間にラインセンサ(スキャナ)を有している。
また、この電子黒板10Aは、カードIDに対応付けて電子メールアドレスを保持している。あるいは、認証装置50からカードIDに対応付けられた電子メールアドレスを取得できる。このような構成により、電子黒板10Aは板書情報を電子メールで送信できる。
ユーザがICカードリーダにICカード9をかざすと、ロールが回転しホワイトボートが右方向移動する。移動の際、スキャナが板書情報を読み取る。1面分だけロールを回転させると電子黒板10Aは板書情報(画像データ)を、カードIDに対応付けられた電子メールを宛先に送信する。
したがって、ICカードリーダにICカード9をかざすことでユーザは自分のメールアドレスに板書情報を送信できる。
なお、図4にて説明した本実施形態の電子黒板10Aの場合、タッチパネルを有するためスキャナは不要である。図4の電子黒板10Aは、ICカードリーダがICカード9からカードIDを読み取ると、画面をキャプチャして(取り込んで)電子メールで送信すればよい。
<<その他>>
電子黒板は、電子情報ボード、又は電子ホワイトボード等と呼ばれていてもよい。
図7の構成例は、認証情報取得装置6、情報処理装置10、認証装置50、登録情報管理装置30、及び、登録装置70の処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。また、認証情報取得装置6、情報処理装置10、認証装置50、登録情報管理装置30、及び、登録装置70の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、本実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することができる。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、又は、SOC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
なお、記憶部19は場所記憶手段の一例であり、カード情報受信部11は認証情報取得手段の一例であり、資料データ要求部15は送信手段の一例であり、資料データ取得部17は電子データ取得手段の一例であり、表示制御部14は表示制御手段の一例であり、認証要求部12は認証要求手段の一例であり、会議室ID16は場所識別情報の一例であり、カードIDは認証情報の一例であり、アカウントIDは第二の認証情報の一例であり、要求受付部31は送信要求受付手段の一例であり、登録情報DB39は電子データ記憶手段の一例であり、資料データ送信部33は電子データ送信手段の一例であり、資料データ特定部32は電子データ特定手段の一例である。
6 認証情報取得装置
8 会議室
9 ICカード
10 情報処理装置
30 登録情報管理装置
50 認証装置
70 登録装置
71 情報登録要求部
100 通信システム
特開2005−310096号公報

Claims (12)

  1. 登録された電子データを管理する登録情報管理装置とネットワークを介して通信することができる情報処理装置であって、
    前記情報処理装置が設置された場所を識別するための場所識別情報が記憶された場所記憶手段と、
    利用者を認証するための認証情報を取得する認証情報取得手段と、
    前記認証情報取得手段が取得した前記認証情報と前記場所記憶手段に記憶されている前記場所識別情報とを含む電子データの送信要求を前記登録情報管理装置に送信する送信手段と、
    前記送信要求に対する応答として、前記認証情報と前記場所識別情報に対応付けられた前記電子データを前記登録情報管理装置から取得する電子データ取得手段と、
    前記電子データ取得手段が取得した前記電子データを表示装置に表示する表示制御手段と、を有する情報処理装置。
  2. 前記電子データ取得手段は、前記認証情報と前記場所識別情報に対応付けられた前記電子データであって、現在時刻に基づいて特定された前記電子データを前記登録情報管理装置から取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記電子データ取得手段は、前記電子データと共に、前記電子データを表示するか否かが設定された表示設定情報を前記登録情報管理装置から取得し、
    前記表示制御手段は、前記表示設定情報が前記電子データを表示するという設定の場合、前記電子データ取得手段が取得した前記電子データを表示装置に表示し、
    前記表示設定情報が前記電子データを表示しないという設定の場合、前記電子データ取得手段が取得した前記電子データを表示装置に表示しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記電子データ取得手段が複数の前記電子データを取得した場合、
    複数の前記電子データと共に取得した優先設定情報に基づいて、前記情報処理装置が表示する前記電子データを決定し、
    前記表示制御手段は、前記電子データ取得手段が決定した前記電子データを表示装置に表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記認証情報取得手段が取得した前記認証情報を認証装置に送信して認証要求する認証要求手段を有し、
    前記認証要求手段は認証要求に対する応答として認証結果を前記認証装置から取得し、
    前記認証結果が成功を示す場合に、前記送信手段が前記電子データの送信要求を前記登録情報管理装置に送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記登録情報管理装置では、前記登録情報管理装置が利用者を認証するための第二の認証情報と前記場所識別情報に対応付けて前記電子データを記憶しており、
    前記認証装置では、前記認証情報と前記第二の認証情報を対応付けて記憶しており、
    前記認証要求手段は前記認証要求に対する応答として前記認証結果と、前記認証情報に対応付けられた前記第二の認証情報を前記認証装置から取得し、
    前記送信手段は、前記認証要求手段が取得した前記第二の認証情報を前記認証情報として、前記場所識別情報と共に前記登録情報管理装置に送信することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記認証情報取得手段は、ICカードから前記認証情報を取得するICカードリーダであり、
    前記認証情報取得手段は前記認証情報としてICカードを識別する識別情報を取得することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 登録された電子データを管理する登録情報管理装置とネットワークを介して通信することができる情報処理装置が行うデータ表示方法であって、
    認証情報取得手段が、利用者を認証するための認証情報を取得するステップと、
    送信手段が、前記認証情報取得手段が取得した前記認証情報と、場所記憶手段に記憶されている前記情報処理装置が設置された場所を識別するための場所識別情報とを含む電子データの送信要求を前記登録情報管理装置に送信するステップと、
    電子データ取得手段が、前記送信要求に対する応答として、前記認証情報と前記場所識別情報に対応付けられた前記電子データを前記登録情報管理装置から取得するステップと、
    表示制御手段が、前記電子データ取得手段が取得した前記電子データを表示装置に表示するステップと、を有するデータ表示方法。
  9. 登録された電子データを管理する登録情報管理装置とネットワークを介して通信することができる情報処理装置に、
    利用者を認証するための認証情報を取得するステップと、
    前記認証情報を取得するステップで取得された前記認証情報と、場所記憶手段に記憶されている前記情報処理装置が設置された場所を識別するための場所識別情報とを含む電子データの送信要求を前記登録情報管理装置に送信するステップと、
    前記送信要求に対する応答として、前記認証情報と前記場所識別情報に対応付けられた前記電子データを前記登録情報管理装置から取得するステップと、
    前記取得するステップで取得された前記電子データを表示装置に表示するステップと、を実行させるプログラム。
  10. 登録された電子データを管理する登録情報管理装置と、前記登録情報管理装置とネットワークを介して通信することができる情報処理装置とを有する通信システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記情報処理装置が設置された場所を識別するための場所識別情報が記憶された場所記憶手段と、
    利用者を認証するための認証情報を取得する認証情報取得手段と、
    前記認証情報取得手段が取得した前記認証情報と前記場所記憶手段に記憶されている前記場所識別情報とを含む電子データの送信要求を前記登録情報管理装置に送信する送信手段と、
    前記送信要求に対する応答として、前記認証情報と前記場所識別情報に対応付けられた前記電子データを前記登録情報管理装置から取得する電子データ取得手段と、
    前記電子データ取得手段が取得した前記電子データを表示装置に表示する表示制御手段と、を有し、
    前記登録情報管理装置は、
    前記認証情報と、前記場所識別情報とを含む電子データの送信要求を前記情報処理装置から受け付ける送信要求受付手段と、
    前記認証情報及び前記場所識別情報に対応付けて前記電子データを記憶する電子データ記憶手段と、
    前記認証情報及び前記場所識別情報に対応付けられた前記電子データを前記電子データ記憶手段から特定する電子データ特定手段と、
    前記電子データ特定手段が特定した前記電子データを前記情報処理装置に送信する電子データ送信手段と、を有する通信システム。
  11. 登録された電子データを管理する登録情報管理装置と、前記登録情報管理装置とネットワークを介して通信することができる情報処理装置とを有する通信システムが行う通信方法であって、
    前記情報処理装置は、
    認証情報取得手段が、利用者を認証するための認証情報を取得するステップと、
    送信手段が、前記認証情報取得手段が取得した前記認証情報と、場所記憶手段に記憶されている前記情報処理装置が設置された場所を識別するための場所識別情報とを含む電子データの送信要求を前記登録情報管理装置に送信するステップと、
    電子データ取得手段が、前記送信要求に対する応答として、前記認証情報と前記場所識別情報に対応付けられた前記電子データを前記登録情報管理装置から取得するステップと、
    表示制御手段が、前記電子データ取得手段が取得した前記電子データを表示装置に表示するステップと、を有し
    前記登録情報管理装置は、
    送信要求受付手段が、前記認証情報と、前記場所識別情報とを含む電子データの送信要求を前記情報処理装置から受け付けるステップと、
    前記認証情報及び前記場所識別情報に対応付けて前記電子データを記憶する電子データ記憶手段を参照し、電子データ特定手段が、前記認証情報及び前記場所識別情報に対応付けられた前記電子データを前記電子データ記憶手段から特定するステップと、
    電子データ送信手段が、前記電子データ特定手段が特定した前記電子データを前記情報処理装置に送信するステップと、を有する通信方法。
  12. 情報処理装置が表示する電子データを管理する登録情報管理装置であって、
    利用者を認証するための認証情報と、前記情報処理装置が設置された場所を識別するための場所識別情報とを含む電子データの送信要求を前記情報処理装置から受け付ける送信要求受付手段と、
    前記認証情報及び前記場所識別情報に対応付けて前記電子データを記憶する電子データ記憶手段と、
    前記認証情報及び前記場所識別情報に対応付けられた前記電子データを前記電子データ記憶手段から特定する電子データ特定手段と、
    前記電子データ特定手段が特定した前記電子データを前記情報処理装置に送信する電子データ送信手段と、
    を有する登録情報管理装置。
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