JP7102886B2 - プロジェクターおよびプロジェクターの駆動方法 - Google Patents

プロジェクターおよびプロジェクターの駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクターおよびプロジェクターの駆動方法に関する。
従来のプロジェクターにおいては、光源の輝度変動と光変調装置の駆動方式との関係から、投射画像に横縞状の明るさムラが発生するという問題があった。この問題に対し、下記の特許文献1に、液晶パネルと、液晶パネルの垂直同期信号を出力する制御部と、ランプと、垂直同期信号の入力タイミングに基づいて所定のパルス期間で電流値が増加するランプ電流を生成するランプ電流生成部と、垂直同期信号の入力タイミングに基づいて所定のパルス期間において映像信号の輝度を所定量減少させる映像補正部と、を備えた液晶プロジェクターが開示されている。この液晶プロジェクターによれば、パルス期間が設けられたことでフリッカーの発生が抑制されるとともに、所定のパルス期間において映像信号の輝度が減少するため、横縞状のノイズの発生を防止できる、と記載されている。
特開2009-198886号公報
ところが、特許文献1の液晶プロジェクターでは、垂直同期信号とランプ電流との同期に加えて、垂直同期信号と入力映像信号との同期も取った上で画像処理を行うため、制御が複雑になる、という問題がある。また、垂直同期信号から所定時間だけ経過した後にパルスが入るため、ランプの輝度増大を入力映像信号による輝度減少で相殺させたとしても、映像上の同じ位置に横縞状の明るさムラが残存して視認されやすい、という問題がある。
本発明の一つの態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、横縞状の明るさムラを視認し難いプロジェクターの提供を目的の一つとする。また、本発明の一つの態様は、横縞状の明るさムラを視認し難いプロジェクターの駆動方法の提供を目的の一つとする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様のプロジェクターは、光を射出する光源と、前記光源からの光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置からの光を投射する投射光学装置と、所定の駆動周波数に応じて極性が反転する電圧を前記光変調装置に印加し、前記光変調装置を駆動する第1駆動部と、前記光源に駆動電流を供給し、前記所定の駆動周波数に同期して前記光源を駆動する第2駆動部と、を備え、前記光源は、固体光源であり、前記第1駆動部は、前記電圧の極性が第1極性となる第1極性期間と、前記電圧の極性が前記第1極性と異なる第2極性となる第2極性期間と、を交互に設けて前記光変調装置を駆動し、前記第2駆動部は、前記第1極性期間と前記第1極性期間に隣り合う前記第2極性期間との間で前記駆動電流に関する切り替えのタイミングが一致するように、前記光源を駆動し、前記切り替えのタイミングは、一つの前記第1極性期間と前記一つの第1極性期間に隣り合う一つの前記第2極性期間とを含む第1期間と、
前記一つの第1極性期間と異なる他の前記第1極性期間と、前記一つの第2極性期間と異なり前記他の第1極性期間に隣り合う他の前記第2極性期間と、を含み、前記第1期間に隣り合う第2期間と、の間で互いに異なり、前記切り替えは、前記固体光源に供給される前記駆動電流のパルス幅変調駆動におけるオン/オフの切り替えであることを特徴とする。
プロジェクターの光変調装置では、1水平ライン毎に画素の輝度情報が順次書き込まれる。ここで、一つの垂直同期期間毎に極性が反転する電圧を光変調装置に印加する駆動方式(フィールド反転駆動方式)を採用した場合、以下のような問題が発生する。例えば光変調装置の各画素に正電圧が印加される+フィールドにおいて一つの垂直同期期間のうちの一部の期間で光源の輝度が低下したとする。
輝度低下が生じた期間では、各画素に設けられたスイッチング素子の光リークが相対的に小さいため、その期間に書き込み動作を行っている水平ラインでは、各画素に設定された輝度からの誤差は小さい。それに対し、輝度低下が生じていない期間では、各画素に設けられたスイッチング素子の光リークが相対的に大きいため、その期間に書き込み動作を行っている水平ラインでは、各画素に設定された輝度からの誤差が大きくなる。この違いによって、書き込み動作が行われている期間に光源の輝度低下が生じた水平ラインと輝度低下が生じていない水平ラインとの間で明るさの差が生じ、画面上にスジ状のむらが現れる。
各画素に負電圧が印加される-フィールドにおいても同様の現象が起こるが、輝度低下が生じた時に書き込まれた水平ラインの明るさ変化は、+フィールドの場合とは逆になる。例えば、+フィールドにおいては、輝度低下が生じた時に書き込まれた水平ラインは他の水平ラインに対して明るいスジとなり、-フィールドにおいては、輝度低下が生じた時に書き込まれた水平ラインは他の水平ラインに対して暗いスジとなる。なお、光変調装置の設計によって、明るいスジとなるか、暗いスジとなるかは変わるが、+フィールドと-フィールドとで明暗が逆転することは変わらない。
本発明の一つの態様のプロジェクターにおいては、時間的に隣り合う第1極性期間と第2極性期間との間で光源の駆動電流に関する切り替えのタイミングが一致しているため、画面上の同じ箇所の水平ラインで明るいスジと暗いスジとが打ち消し合い、スジの濃さが薄くなる。さらに、各々が第1極性期間と第2極性期間とを含み、時間的に互いに隣り合う第1期間と第2期間との間で、駆動電流に関する切り替えのタイミングが互いに異なるため、薄く残ったスジの発生位置が変化する。これにより、本発明の一つの態様のプロジェクターによれば、使用者が画像のスジむらを認識し難くすることができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターにおいて、前記光源は、固体光源であり、前記切り替えは、前記固体光源に供給される前記駆動電流のパルス幅変調(PWM)駆動におけるオン/オフの切り替えであってもよい。
この構成によれば、半導体レーザー等の固体光源を用いたプロジェクターに本発明を適用することができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターにおいて、前記第1期間における前記駆動電流の位相と、前記第2期間における前記駆動電流の位相とは、180度ずれていてもよい。
この構成によれば、第1期間におけるスジむらと第2期間におけるスジむらとが画面上の少なくとも一部の領域で打ち消し合うため、スジむらを認識し難くすることができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターにおいて、前記駆動電流の前記パルス幅変調駆動におけるオン/オフのデューティー比が50%であってもよい。
この構成によれば、第1期間における駆動電流の位相と第2期間における駆動電流の位相とが180度ずれており、かつ、デューティー比が50%であることで、第1期間におけるスジむらと第2期間におけるスジむらとが画面上の略全ての領域で打ち消し合う。これにより、最も効果的にスジむらを認識し難くすることができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターにおいて、前記第2駆動部は、前記第1期間における前記一つの第1極性期間の開始と前記駆動電流における切り替えとを同期させ、かつ、前記第2期間における前記他の第1極性期間の開始と前記駆動電流における切り替えとを同期させ、前記一つの第1極性期間の開始に同期する前記切り替えと前記他の第1極性期間の開始に同期する前記切り替えとのうち一方の切り替えは、前記パルス幅変調駆動におけるオンからオフへの切り替えであり、他方の切り替えは、オフからオンへの切り替えであってもよい。
この構成によれば、第1期間における駆動電流の位相と第2期間における駆動電流の位相とをずらすことができ、第1期間におけるスジむらと第2期間におけるスジむらとが画面上の少なくとも一部の領域で打ち消し合う。これにより、スジむらを認識し難くすることができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターにおいて、前記光源は、放電灯であり、前記切り替えは、前記放電灯に供給される交流電流の極性反転であってもよい。
この構成によれば、放電灯を用いたプロジェクターに本発明を適用することができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターの駆動方法は、光を射出する固体光源と、前記固体光源からの光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、を備えたプロジェクターの駆動方法であって、所定の駆動周波数に応じて極性が反転する電圧を前記光変調装置に印加し、前記光変調装置を駆動するステップと、前記固体光源に駆動電流を供給し、前記所定の駆動周波数に同期して前記固体光源を駆動するステップと、を備え、前記電圧の極性が第1極性となる第1極性期間と、前記電圧の極性が前記第1極性と異なる第2極性となる第2極性期間と、を交互に設けて前記光変調装置を駆動し、前記第1極性期間と前記第1極性期間に隣り合う前記第2極性期間との間で前記駆動電流に関する切り替えのタイミングが一致するように、前記固体光源を駆動し、前記切り替えのタイミングは、一つの前記第1極性期間と前記一つの第1極性期間に隣り合う一つの前記第2極性期間とを含む第1期間と、前記一つの第1極性期間と異なる他の前記第1極性期間と、前記一つの第2極性期間と異なり前記他の第1極性期間に隣り合う他の前記第2極性期間と、を含み、前記第1期間に隣り合う第2期間と、の間で、互いに異なり、前記切り替えは、前記固体光源に供給される前記駆動電流のパルス幅変調駆動におけるオン/オフの切り替えであることを特徴とする。
本発明の一つの態様のプロジェクターの駆動方法では、時間的に隣り合う第1極性期間と第2極性期間との間で光源の駆動電流に関する切り替えのタイミングが一致しているため、画面上の同じ箇所の水平ラインで明るいスジと暗いスジとが打ち消し合い、スジの濃さが薄くなる。さらに、第1極性期間と第2極性期間とを含み、時間的に隣り合う第1期間と第2期間との間で、駆動電流に関する切り替えのタイミングが互いに異なるため、薄く残ったスジの発生位置が時間とともに変化する。これにより、使用者が画像のスジむらを認識し難くすることができる。
本発明の第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。 プロジェクターのブロック図である。 プロジェクターの駆動方法を説明するための図である。 フィールド反転駆動の概念を説明するための図である。 プロジェクターの効果を説明するための図である。 第2実施形態のプロジェクターの駆動方法を説明するための図である。 第2実施形態のプロジェクターの効果を説明するための図である。 比較例のプロジェクターの問題点を説明するための図である。 変形例のプロジェクターの効果を説明するための図である。 第3実施形態のプロジェクターの駆動方法を説明するための図である。 第3実施形態のプロジェクターの効果を説明するための図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1~図5を用いて説明する。
本実施形態のプロジェクターは、スクリーン(被投射面)上にカラー画像を表示する投射型画像表示装置である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の光学系を示す概略構成図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、第1光源部101と、第2光源部102と、均一照明光学系110と、色分離導光光学系200と、赤色光、緑色光、青色光の各色光に対応した光変調装置400R,光変調装置400G,光変調装置400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投射光学装置600と、を備える。
第1光源部101は、第1光源20と、集光光学系26と、拡散板27と、コリメート光学系28と、を備える。
第1光源20は、固体光源である複数の半導体レーザー素子20aを備える。半導体レーザー素子20aは、発光強度のピーク波長が例えば460nmの青色光BLを射出する。なお、第1光源20は、1つの半導体レーザー素子20aから構成されていてもよい。また、第1光源20には、460nm以外のピーク波長の青色光を射出する半導体レーザー素子を用いることもできる。半導体レーザー素子20aは、発光強度のピーク波長が例えば430nm~480nmの青色光BLを射出してもよい。
第1光源20においては、半導体レーザー素子20aがパルス幅変調(PWM)制御されることにより、射出光の輝度が調整される。PWM制御では、半導体レーザー素子20aの点灯および消灯を周期的に切り替え、点灯時間(オン時間)と消灯時間(オフ時間)との比を変えることにより輝度が調整される。以下、半導体レーザー素子20aの点灯時間と消灯時間との比をデューティー比と称する。
集光光学系26は、第1レンズ26aと、第2レンズ26bと、を備える。集光光学系26は、第1光源20から射出された青色光を拡散板27上もしくはその近傍に集光させる。第1レンズ26aおよび第2レンズ26bは、凸レンズから構成される。
拡散板27は、第1光源20から射出された青色光BLを拡散させることにより、後述の波長変換素子30から射出される蛍光光Yの配光分布に近い配光分布を有する青色光BLに変換する。拡散板27として、例えば光学ガラスからなる磨りガラスを用いることができる。
コリメート光学系28は、第1レンズ28aと、第2レンズ28bと、を備える。コリメート光学系28は、拡散板27から射出された光を略平行化する。第1レンズ28aおよび第2レンズ28bは、凸レンズから構成される。
第2光源部102は、第2光源10と、コリメート光学系70と、ダイクロイックミラー80と、コリメート集光光学系90と、波長変換素子30と、を備える。
第2光源10は、複数の半導体レーザー素子10aを備える。半導体レーザー素子10aは、発光強度のピーク波長が例えば445nmの青色光Eを射出する。なお、第2光源10は、1つの半導体レーザー素子10aから構成されていてもよい。また、第2光源10には、445nm以外のピーク波長の青色光を射出する半導体レーザー素子を用いることもできる。半導体レーザー素子10aは、発光強度のピーク波長が例えば430nm~480nmの青色光Eを射出してもよい。
第2光源10においては、第1光源20と同様、半導体レーザー素子10aをPWM制御することにより輝度が調整される。また、第2光源10は、光軸axが照明光軸100axと直交するように配置されている。
コリメート光学系70は、第1レンズ72と、第2レンズ74と、を備える。コリメート光学系70は、第2光源10から射出された青色光Eを略平行化する。第1レンズ72および第2レンズ74は、凸レンズから構成される。
ダイクロイックミラー80は、コリメート光学系70から後述のコリメート集光光学系90までの光路中に、第2光源10の光軸axおよび照明光軸100axのそれぞれに対して45°の角度で交差するように配置されている。ダイクロイックミラー80は、青色光BLおよび青色光Eを反射し、赤色光および緑色光を含む黄色の蛍光光Yを透過させる。
コリメート集光光学系90は、第1レンズ92と、第2レンズ94と、を備える。コリメート集光光学系90は、ダイクロイックミラー80で反射した青色光Eを略集光した状態で後述の波長変換素子30の蛍光体素子42に入射させ、波長変換素子30から射出された蛍光光Yを略平行化する。第1レンズ92および第2レンズ94は、凸レンズから構成される。
波長変換素子30は、円板40と、反射膜41と、蛍光体素子42と、モーター50と、を備える。円板40は、モーター50により回転可能とされている。蛍光体素子42は、円板40の上面40aにおいて周方向に沿って円環状に設けられている。モーター50は、円板40の下面40b側に配置され、回転軸50aは円板40に接続されている。
蛍光体素子42は、第2光源10から射出された青色光Eを例えば520nm~580nmの波長帯の蛍光光Yに変換する。蛍光光Yは、赤色光と緑色光とを含む黄色光である。蛍光体素子42の表面には、青色光Eの反射を防止するための反射防止膜(図示略)が設けられている。
蛍光体素子42にはレーザー光からなる青色光Eが入射するため、熱が発生して蛍光体素子42の機能が低下する。本実施形態では、円板40を回転させることにより、蛍光体素子42上での青色光Eの入射位置を順次変化させている。これにより、蛍光体素子42の同じ箇所に青色光BLが集中的に照射され、蛍光体素子42が劣化することを防止している。
本実施形態では、蛍光体素子42として、例えばセラミック蛍光層を用いることにより、蛍光体素子42の温度上昇を抑制し、温度消光と呼ばれる発光不良の発生を抑制している。蛍光体素子42は、例えばバルク状(塊状)のYAG系蛍光体であり、例えば(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceから構成される。これにより、高い蛍光光Yの発光効率を得ることができる。
第1光源20から射出された青色光BLは、ダイクロイックミラー80で反射された後、波長変換素子30から射出されてダイクロイックミラー80を透過した黄色の蛍光光Yと合成され、白色光Wとなる。白色光Wは、均一照明光学系110に入射する。
均一照明光学系110は、第1レンズアレイ120と、第2レンズアレイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150と、を備える。
第1レンズアレイ120は、ダイクロイックミラー80から射出された光を複数の部分光束に分割するための複数の第1レンズ122を備える。複数の第1レンズ122は、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列されている。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の複数の第1レンズ122に対応する複数の第2レンズ132を備える。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1レンズ122の像を光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる。複数の第2レンズ132は、照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列されている。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束を直線偏光に変換する。偏光変換素子140は、図示を省略するが、偏光分離層と、反射層と、位相差層と、を備える。偏光分離層は、波長変換素子30からの光に含まれる偏光成分のうち、一方の直線偏光成分をそのまま透過させるとともに他方の直線偏光成分を反射層に向けて反射させる。反射層は、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する。位相差層は、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を集光して光変調装置400R,光変調装置400G,光変調装置400Bの画像形成領域近傍で互いに重畳させる。第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、および重畳レンズ150は、波長変換素子30から射出された光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210と、ダイクロイックミラー220と、反射ミラー230と、反射ミラー240と、反射ミラー250と、リレーレンズ260と、リレーレンズ270と、を備える。色分離導光光学系200は、白色光Wを赤色光LRと緑色光LGと青色光LBとに分離し、赤色光LR、緑色光LG、および青色光LBを各々が対応する光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bに導く。
色分離導光光学系200と光変調装置400Rとの間には、フィールドレンズ300Rが配置されている。色分離導光光学系200と光変調装置400Gとの間には、フィールドレンズ300Gが配置されている。色分離導光光学系200と光変調装置400Bとの間には、フィールドレンズ300Bが配置されている。
なお、本実施形態において、赤色光LRは、620nm~810nmの波長帯の光に相当する。緑色光LGは、480nm~520nmの波長帯の光に相当する。青色光LBは、430nm~480nmの波長帯の光に相当する。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を透過させ、緑色光成分および青色光成分を反射する。ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射し、青色光成分を透過させる。反射ミラー230は、赤色光成分を反射する。反射ミラー240および反射ミラー250は、青色光成分を反射する。
ダイクロイックミラー210を透過した赤色光は、反射ミラー230で反射され、フィールドレンズ300Rを透過して赤色光用の光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー210で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー220でさらに反射され、フィールドレンズ300Gを透過して緑色光用の光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー220を透過した青色光は、リレーレンズ260、反射ミラー240、リレーレンズ270、反射ミラー250、フィールドレンズ300Bを経て、青色光用の光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。
光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bの各々は、液晶パネルで構成されている。これら光変調装置400R、400G、400Bの各々は、入射された色光を画像情報に応じて変調して各色光に対応する画像を形成する。なお、図示を省略したが、各フィールドレンズ300R、フィールドレンズ300G、およびフィールドレンズ300Bと各光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置されている。各光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置されている。
クロスダイクロイックプリズム500は、光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bのそれぞれから射出された各画像光を合成する。クロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
クロスダイクロイックプリズム500から射出された画像光は、投射光学装置600によって拡大投射され、スクリーンSCR上で画像を形成する。すなわち、投射光学装置600は、光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bのそれぞれによって変調された光をスクリーンSCRに投射する。
次に、プロジェクター1の電気的な構成について説明する。
図2はプロジェクター1の電気的な構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プロジェクター1は、光源駆動部710と、光変調装置駆動部720と、制御部730と、をさらに備える。
光源駆動部710は、第1光源20および第2光源10のそれぞれに駆動電流を供給し、第1光源20および第2光源10のそれぞれを駆動する。光変調装置駆動部720は、所定の駆動周波数に応じて極性が反転する電圧を、光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bの各々に印加し、光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bを駆動する。光源駆動部710は、各光変調装置を駆動する所定の駆動周波数に同期して、第1光源20および第2光源10を駆動する。制御部730は、光源駆動部710、光変調装置駆動部720、およびプロジェクター1の各部を制御する。
本実施形態の光変調装置駆動部720は、特許請求の範囲の第1駆動部に対応する。本実施形態の光源駆動部710は、特許請求の範囲の第2駆動部に対応する。
以下、プロジェクター1の駆動方法について説明する。
図3は、プロジェクター1の駆動方法を説明するための図である。図3において、縦軸は時間であり、左側の波形は垂直同期信号Vsyncの波形を示す。右側のグラフは第1光源20および第2光源10の輝度(明るさ)の変化を示している。本実施形態の場合、第1光源20および第2光源10の輝度(明るさ)の変化は、第1光源20および第2光源10に供給される駆動電流の変化に対応しており、より具体的には、第1光源20および第2光源10に供給される駆動電流に関する切り替えに対応している。本実施形態において駆動電流に関する切り替えとは、第1光源20および第2光源10に供給される駆動電流のパルス幅変調駆動におけるオン/オフの切り替えである。つまり、第1光源20および第2光源10の輝度が相対的に低い期間では駆動電流の値が相対的に小さく、第1光源20および第2光源10の輝度が相対的に高い期間では駆動電流の値が相対的に大きい。中央の矩形の図は、被投射面に投射された画面上のスジむらのイメージを示す。
本発明のプロジェクターおよびプロジェクターの駆動方法は、光源として超高圧水銀ランプ等の放電灯を備えたプロジェクターにも適用が可能である。その場合、図3における右側のグラフは、放電灯の輝度(明るさ)の変化を示す。また、放電灯の輝度(明るさ)の変化、すなわち、駆動電流に関する切り替えは、放電灯に供給される交流電流の極性反転に対応する。
本実施形態において、光変調装置400R,400G,400Bにおいて、画像形成領域における各画素には、輝度情報が1水平ライン毎に順次書き込まれる。また、本実施形態における各光変調装置の駆動方式として、一つの垂直同期期間毎に極性が反転する電圧を光変調装置400R,400G,400Bの各画素電極に印加する駆動、いわゆるフィールド反転駆動が採用される。
図4は、フィールド反転駆動の概念を説明するための図である。図4の上側の図は、光変調装置400R,400G,400Bに供給される電圧の波形の一例を示す。図4の下側の図は、光変調装置400R,400G,400Bを駆動する光変調装置駆動部720に供給される垂直同期信号Vsyncの波形の一例を示す。
図4に示すように、光変調装置400R,400G,400Bに供給される電圧は、共通電位LCCOMを基準として1垂直同期期間毎に極性が反転する。
図4に示すように、光変調装置駆動部720は、所定の駆動周波数に応じて、所定の垂直同期期間毎に極性が反転する電圧を光変調装置400R,400G,400Bにそれぞれ印加するとともに、所定の垂直同期期間として、電圧の極性が第1極性(正)となる第1極性期間F(+)と、電圧の極性が第1極性とは異なる第2極性(負)となる第2極性期間F(-)と、を交互に設けて光変調装置400R,400G,400Bをそれぞれ駆動する。
なお、以下の説明においては、各光変調装置に印加される電圧の極性が正となる第1極性期間F(+)を+フィールド期間と呼び、各光変調装置に印加される電圧の極性が負となる第2極性期間F(-)を-フィールド期間と呼ぶ場合がある。
図3には、4つの垂直同期期間を示しており、これらの垂直同期期間を縦軸の時間が小さい側から順に第1フィールド期間F1、第2フィールド期間F2、第3フィールド期間F3、第4フィールド期間F4と称する。この例では、第1フィールド期間F1および第3フィールド期間F3は、光変調装置400R,400G,400Bの各画素電極に正電圧が印加される+フィールド期間F(+)である。第2フィールド期間F2および第4フィールド期間F4は、光変調装置400R,400G,400Bの各画素電極に負電圧が印加される-フィールド期間F(-)である。本実施形態における光変調装置400R,400G,400Bの駆動周波数は60Hzであり、一つの垂直同期期間の長さは、約16.7msecである。光変調装置400R,400G,400Bの駆動周波数は、光変調装置400R,400G,400Bの各画素に輝度情報が書き込まれる周波数(リフレッシュレート)である。
光変調装置400R,400G,400Bを構成する液晶パネルに光が照射された際に、画素に設けられたスイッチング素子としての薄膜トランジスタ(TFT)にリーク電流が発生する。本明細書では、この現象を光リークと称する。+フィールド期間F(+)、-フィールド期間F(-)のいずれにおいても、光リークは、画素容量の電荷が漏れる方向、つまり保持電圧が下がる方向に作用する。
したがって、光源輝度が変動した場合、+フィールド期間F(+)において、光源輝度が相対的に高い状態で輝度情報が書き込まれた水平ラインにおける画素では、画素容量の電荷漏れが大きくなり、画素電位が共通電位LCCOMに近づく。すなわち、当該水平ラインの画素における液晶にかかる実効電圧が、他の水平ラインの画素における実効電圧よりも低くなる。その結果、当該水平ラインは、光源輝度が相対的に低い状態で輝度情報が書き込まれた他の水平ラインに比べて暗く表示される。
一方、-フィールド期間F(-)において、光源輝度が相対的に高い状態で輝度情報が書き込まれた水平ラインにおける画素では、画素容量の電荷漏れが大きくなり、画素電位が共通電位LCCOMから遠ざかる。すなわち、当該水平ラインの画素における液晶にかかる実効電圧が、他の水平ラインの画素における実効電圧よりも高くなる。その結果、当該水平ラインは、光源輝度が相対的に低い状態で輝度情報が書き込まれた他の水平ラインに比べて明るく表示される。
ただし、上記のように、+フィールド期間F(+)において光源輝度が相対的高い状態で輝度情報が書き込まれた水平ラインが暗く表示され、-フィールド期間F(-)において光源輝度が相対的高い状態で輝度情報が書き込まれた水平ラインが明るく表示されるのは、光変調装置400R,400G,400Bがノーマリーブラックモードの表示を行う場合である。光変調装置400R,400G,400Bがノーマリーホワイトモードの表示を行う場合は、上記の明暗の関係は逆になる。しかしながら、+フィールド期間F(+)と-フィールド期間F(-)との間で、光源輝度が相対的高い状態で輝度情報が書き込まれた水平ラインの表示状態が明るい表示と暗い表示とで逆転することは、いずれのモードでも共通である。
本実施形態では、図3に示すように、光源駆動部710は、光源輝度が相対的に低い期間(駆動電流の値が相対的に小さい期間)がパルス状に設けられた波形を有する駆動電流を第1光源20および第2光源10に供給する。したがって、一つのフィールド期間のうち、大部分の期間では光源輝度が相対的に高く、残りのわずかな期間では光源輝度が相対的に低い。そのため、+フィールド期間F(+)である第1フィールド期間F1と第3フィールド期間F3とにおいては、所定の明るさの画像の中に明るいスジSBが生じる。逆に、-フィールド期間F(-)である第2フィールド期間F2と第4フィールド期間F4とにおいては、所定の明るさの画像の中に暗いスジSDが生じる。
以下、垂直同期信号Vsyncのパルスの立ち上がりから光源輝度の変動開始(光源輝度の立ち下がり)までの時間を輝度変動開始時間と称する。図3において、符号t1,t2が輝度変動開始時間である。第1フィールド期間F1における輝度変動開始時間と第2フィールド期間F2における輝度変動開始時間とは、長さt1で同一である。すなわち、光源駆動部710は、第1極性期間F(+)と第1極性期間F(+)に隣り合う第2極性期間F(-)との間で駆動電流に関する切り替えのタイミングが一致するように、第1光源20および第2光源10を駆動する。したがって、画面内における第1フィールド期間F1の明るいスジSBの発生位置と、画面内における第2フィールド期間F2の暗いスジSDの発生位置とは、画面内で一致する。
人間の眼の周波数応答特性に基づくと、視認周波数である概ね50Hz程度より高い周波数で画素の明るさが変化した場合、使用者には画素の明るさ変化とは認識され難く、平均的な明るさを有する画素と認識される。
図5は、時間的に隣り合う+フィールド期間F(+)の画面G1と、-フィールド期間F(-)の画面G2と、画面G1および画面G2を前述の視認周波数よりも高い周波数で連続して表示した場合に視認される画面G3と、を示している。
図5に示すように、時間的に隣り合う+フィールド期間F(+)の画面G1における明るいスジSBと、-フィールド期間F(-)の画面G2における暗いスジSDと、が画面内において同じ位置に発生した場合には、画面G3のように、明るいスジSBと暗いスジSDとが打ち消し合って平均的な明るさに感じられる。すなわち、明るいスジSBおよび暗いスジSDの視認性を低下させることができる。
このとき、明るいスジSBとなった水平ラインの周辺の水平ラインの明るさに対する明るいスジSBの明るさの差と、暗いスジSDとなった水平ラインの周辺の水平ラインの明るさに対する暗いスジSDの明るさの差とが一致していれば、各スジとなった水平ラインと各スジとなった水平ライン周辺の水平ラインとで明るさの差はゼロとなり、スジは全く見えなくなる。しかしながら、光変調装置の+フィールド期間F(+)と-フィールド期間F(-)とでは光リークの程度が同じではないため、図5において画面G3として示すように、明るいスジSBと暗いスジSDとは完全には打ち消されず、薄いスジSFが残る。以上、第1フィールド期間F1と第2フィールド期間F2とに着目して説明したが、第3フィールド期間F3と第4フィールド期間F4との関係も同様である。
以下、時間的に互いに隣り合う第1フィールド期間F1と第2フィールド期間F2とを含む期間を第1期間P1と称し、第1期間P1と時間的に隣り合い、かつ、時間的に互いに隣り合う第3フィールド期間F3と第4フィールド期間F4とを含む期間を第2期間P2と称する。すなわち、第1期間P1は、一つの第1極性期間とこの一つの第1極性期間に隣り合う一つの第2極性期間とを含む。また、第2期間P2は、第1期間P1に隣り合い、かつ、前述の一つの第1極性期間と異なる他の第1極性期間と、前述の一つの第2極性期間と異なり、この他の第1極性期間に隣り合う他の第2極性期間と、を含む。
ここで、図5の画面G3に残った薄いスジSFをより視認し難くするため、図3に示すように、第1期間P1における輝度変動開始時間の長さt1と第2期間P2における輝度変動開始時間の長さt2とを互いに異ならせる。すなわち、第1期間P1と第2期間P2との間で、駆動電流に関する切り替えのタイミングが互いに異なる。これにより、第1期間P1における画面G3内の薄いスジSFの発生位置と第2期間P2における画面G3内の薄いスジSFの発生位置とを、互いに異ならせることができる。なお、輝度変動開始時間の長さt1,t2は、駆動電流の周波数や駆動電流の位相を変化させることで調整が可能である。
このように、光源駆動部710は、光変調装置400R,400G,400Bの駆動周波数に同期して第1光源20および第2光源10を駆動するとともに、時間的に互いに隣り合う+フィールド期間F(+)と-フィールド期間F(-)との間で、第1光源20および第2光源10の駆動電流に関する切り替えのタイミングが一致するように、第1光源20および第2光源10を駆動する。そして、駆動電流に関する切り替えのタイミングは、時間的に互いに隣り合う第1期間P1と第2期間P2との間で互いに異なる。本実施形態での駆動電流に関する切り替えとは、図3に示した光源輝度の変動に対応する駆動電流値の変化のことである。また、本実施形態において、第1光源20および第2光源10のうち少なくとも一方に対して、このような駆動制御を実行すればよい。
すなわち、本実施形態のプロジェクター1の駆動方法は、所定の駆動周波数に応じて極性が反転する電圧を光変調装置400R,400G,400Bに印加し、かつ、電圧の極性が第1極性となる第1極性期間F(+)と、電圧の極性が第1極性と異なる第2極性となる第2極性期間F(-)と、を交互に設けて光変調装置400R,400G,400Bを駆動し、所定の駆動周波数に同期して第1光源20および第2光源10を駆動するとともに、第1極性期間と第1極性期間に時間的に隣り合う第2極性期間との間で駆動電流に関する切り替えのタイミングが一致するように、第1光源20および第2光源10を駆動し、切り替えのタイミングは、一つの第1極性期間と一つの第1極性期間に時間的に隣り合う一つの第2極性期間とを含む第1期間P1と、一つの第1極性期間と異なる他の第1極性期間と一つの第2極性期間と異なり他の第1極性期間に隣り合う他の第2極性期間とを含み、第1期間P1に時間的に隣り合う第2期間P2と、の間で互いに異なるというものである。
このように、本実施形態のプロジェクター1によれば、時間的に互いに隣り合う+フィールド期間F(+)と-フィールド期間F(-)とで各画面上の同じ位置に明るいスジSBおよび暗いスジSDを表示させて、明るいスジSBと暗いスジSDとが重なるようにし、これらを打ち消し合わせて薄いスジSFとすることに加えて、各々が+フィールド期間F(+)と-フィールド期間F(-)とを含み、時間的に互いに隣り合う第1期間P1と第2期間P2との間で輝度変動開始時間をずらすことにより、画面内での薄いスジSFの発生位置を時間的に変えることができる。これにより、使用者が横縞状の明るさムラを視認し難いプロジェクター1を実現することができる。また、第1光源20および第2光源10の駆動電流を垂直同期信号Vsyncに同期させるだけで済み、制御部730の制御を複雑にすることがない。
なお、図3には第4フィールド期間F4までしか示していないが、その後の第5フィールド期間と第6フィールド期間とを合わせた第3期間については、第2期間P2における輝度変動開始時間の長さt2とは異なるが、第1期間P1における輝度変動開始時間の長さt1と同じ長さの輝度変動開始時間を設定してもよい。もしくは、第3期間については、第1期間P1における輝度変動開始時間の長さt1と異なり、第2期間P2における輝度変動開始時間の長さt2とも異なる長さの輝度変動開始時間を設定してもよい。このように、3種類以上の輝度変動開始時間を設定することによって横縞状の明るさムラをさらに視認し難くすることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図6を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターの基本構成は第1実施形態と同様であり、駆動方法が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクター全体の説明は省略し、駆動方法についてのみ説明する。
図6は、本実施形態のプロジェクターの駆動方法を説明するための図である。図6において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態では、光変調装置400R,400G,400Bの駆動周波数は120Hzであり、一つの垂直同期期間(フィールド期間)の長さは、約8.3msecである。また、光源駆動部710は、第1光源20および第2光源10をPWM制御により駆動する。第1光源20および第2光源10に供給する駆動電流のオン/オフのデューティー比は50%である。ただし、後述するように、駆動電流のオン/オフのデューティー比は50%に限ることなく、適宜変更が可能である。
本実施形態の場合も、第1実施形態と同様、光源駆動部710は、光変調装置400R,400G,400Bの駆動周波数に同期して第1光源20および第2光源10を駆動する。すなわち、図6に示すように、垂直同期信号Vsyncのパルスに同期して第1光源20および第2光源10の駆動電流の波形を制御している。
具体的には、光源駆動部710は、第1期間P1の第1フィールド期間F1(+フィールド期間F(+))において、垂直同期信号Vsyncのパルスの立ち上がりに、光源輝度の変動の立ち下がり(駆動電流の波形の立ち下がり)を同期させる。その後、駆動電流は、デューティー比50%でオン/オフを繰り返す。
次に、光源駆動部710は、第1期間P1において、第2フィールド期間F2(-フィールド期間F(-))の開始に対応する垂直同期信号Vsyncのパルスの立ち上がりに、光源輝度の変動の立ち下がり(駆動電流の波形の立ち下がり)を同期させる。換言すると、光源駆動部710は、垂直同期信号Vsyncのパルスの立ち上がりをトリガーとして、第2フィールド期間F2における駆動電流の波形を、第2フィールド期間F2における駆動電流の位相が第1フィールド期間F1における駆動電流の位相に一致するように設定する。
次に、光源駆動部710は、第2期間P2において、垂直同期信号Vsyncのパルスの立ち上がりをトリガーとして、第3フィールド期間F3における駆動電流の波形を、第3フィールド期間F3における駆動電流の位相が第1フィールド期間F1における駆動電流の位相および第2フィールド期間F2における駆動電流の位相に対して180°ずれるように設定する。その後、駆動電流は、デューティー比50%でオン/オフを繰り返す。
次に、光源駆動部710は、垂直同期信号Vsyncのパルスの立ち上がりをトリガーとして、第4フィールド期間F4における駆動電流の波形を、第4フィールド期間F4における駆動電流の位相が第3フィールド期間F3における駆動電流の位相に一致するように設定する。
すなわち、第1期間P1における駆動電流の位相と第2期間P2における駆動電流の位相とは、180度ずれている。換言すると、駆動電流の波形において、第1期間P1におけるPWM駆動のオンからオフへの切り替えのタイミングと、第2期間P2におけるPWM駆動のオフからオンへの切り替えのタイミングとが、第1期間P1と第2期間P2との間で全て揃っている。この構成によれば、光源駆動部は、駆動電流の制御が行いやすい。
ただし、第1期間P1におけるPWM駆動のオンからオフへの切り替えのタイミングと、第2期間P2におけるPWM駆動のオフからオンへの切り替えのタイミングと、が全て揃っておらず、一部がずれていてもよい。
このように、光源駆動部710は、光変調装置400R,400G,400Bの駆動周波数に同期して第1光源20および第2光源10を駆動するとともに、時間的に互いに隣り合う+フィールド期間F(+)と-フィールド期間F(-)との間で、第1光源20および第2光源10の駆動電流に関する切り替えのタイミングが一致し、かつ、時間的に互いに隣り合う第1期間P1と第2期間P2との間では、駆動電流に関する切り替えのタイミングが互いに異なるように、第1光源20および第2光源10を駆動する。本実施形態での駆動電流に関する切り替えとは、PWM駆動におけるオン/オフの切り替えのことである。
本実施形態の場合も、第1実施形態と同様、+フィールド期間F(+)において、光源輝度が相対的に高い状態で輝度情報が書き込まれた水平ラインは、他の水平ラインに比べて暗く表示され、-フィールド期間F(-)において、光源輝度が相対的に高い状態で輝度情報が書き込まれた水平ラインは、他の水平ラインに比べて明るく表示される。したがって、図6において、例えば第1期間P1の第1フィールド期間F1では、画面の上から下に向けて、通常明るさの水平ラインと明るい水平ラインとが交互に繰り返し位置する。一方、第1期間P1の第2フィールド期間F2では、画面の上から下に向けて、通常明るさの水平ラインと暗い水平ラインとが交互に繰り返し位置する。第2期間P2における第3フィールド期間F3と第4フィールド期間F4との間でも同様である。このように、時間的に隣り合うフィールド期間の間で、明るいスジSBと暗いスジSDとが各画面上で同じ位置に発生するため、明るいスジSBと暗いスジSDとが打ち消し合うことで平均的な明るさに感じられる。
ここで、比較例として、時間的に隣り合う第1期間P1と第2期間P2とで駆動電流の位相をずらさないプロジェクターを想定し、図8を用いて問題点を説明する。
図8の左端の図は、第1期間P1内での画面におけるスジの打ち消し合いの結果として生じる明るさムラを示す。図8の中央の図は、第2期間P2内での画面におけるスジの打ち消し合いの結果として生じる明るさムラを示す。図8の右端の図は、第1期間P1と第2期間P2とを合わせた結果として認識される明るさムラを示す。図8における全ての図において、縦軸は画面の垂直方向の位置(水平ラインの位置)を示し、横軸は明るさを示す。
比較例のプロジェクターにおいては、図8に示すように、時間的に隣り合う第1期間P1と第2期間P2とで駆動電流の位相をずらしていないため、第1期間P1における画面で薄いスジSFとなる水平ラインの位置と、第2期間P2における画面で薄いスジSFとなる水平ラインの位置と、が第1期間P1と第2期間P2との間で重なる。すなわち、第1期間P1での画面の縦方向位置における明るさムラ(明るさの分布)と、第2期間P2での画面の縦方向位置における明るさムラ(明るさの分布)とが揃っている。したがって、図8の右端の図に示すように、第1期間P1と第2期間P2とを合わせた期間において、明るさムラは打ち消し合うことがなく残ってしまう。
これに対し、本実施形態のプロジェクター1の効果を図7に示す。図7中の各図の意味、縦軸および横軸は、前述の図8と同様である。
本実施形態のプロジェクター1において、図7に示すように、時間的に隣り合う第1期間P1と第2期間P2とで駆動電流の位相が180度ずれているため、第1期間P1における画面で薄いスジSFとなる水平ラインの位置と、第2期間P2における画面で薄いスジSFとなる水平ラインの位置と、が第1期間P1と第2期間P2との間で重ならない。かつ、第1期間P1における画面で薄いスジSFとなる水平ラインの位置と第2期間P2における画面で薄いスジSFとならない水平ラインの位置とが揃っており、更に、第1期間P1における画面で薄いスジSFとならない水平ラインの位置と第2期間P2における画面で薄いスジSFとなる水平ラインの位置とが揃っている。その結果、図7の右端の図に示すように、第1期間P1と第2期間P2とを合わせた期間において、明るさムラは、略完全に打ち消し合い、ほとんどなくなる。
このように、本実施形態によれば、使用者が横縞状の明るさムラを視認し難いプロジェクター1を実現することができる。特にPWM駆動におけるオン/オフのデューティー比が50%であり、第1期間P1と第2期間P2とで駆動電流の位相が180度ずれているため、図7に示すように、最も効果的にスジむらを認識し難くすることができる。
本実施形態では、PWM駆動のデューティー比が50%の例を示したが、PWM駆動のデューティー比は必ずしも50%でなくてもよい。一例として、デューティー比を30%としたプロジェクターの効果を図9に示す。
図9中の各図の意味、縦軸および横軸は、前述の図8と同様である。
図9の右図に示すように、デューティー比を30%とした場合、第1期間P1と第2期間P2とを合わせた期間において、明るさムラが打ち消し合わない期間T2が存在するため、明るさムラは残る。その一方で、明るさムラが打ち消し合う期間T1が存在するとともに、明るいスジSBと暗いスジSDとの明るさの差H2は、第1期間P1と第2期間P2とで駆動電流の位相を180度ずらさなかった比較例(図8参照)の明るさの差H1よりも小さくなる。このようにして、明るさムラを改善することができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図10を用いて説明する。
第3実施形態のプロジェクターの基本構成は第1実施形態と同様であり、駆動方法が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクター全体の説明は省略し、駆動方法についてのみ説明する。
図10は、本実施形態のプロジェクターの駆動方法を説明するための図である。図10において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態では、光変調装置400R,400G,400Bの駆動周波数は120Hzであり、一つの垂直同期期間(フィールド期間)の長さは、約8.3msecである。また、光源駆動部710は、第1光源20および第2光源10をPWM制御により駆動する。駆動電流のオン/オフのデューティー比は30%である。
本実施形態の場合も、第1実施形態と同様、光源駆動部710は、光変調装置400R,400G,400Bの駆動周波数に同期して第1光源20および第2光源10を駆動する。すなわち、図10に示すように、垂直同期信号Vsyncのパルスに同期して第1光源20および第2光源10の駆動電流の波形を制御している。
具体的には、光源駆動部710は、第1期間P1の第1フィールド期間F1(+フィールド期間F(+))において、垂直同期信号Vsyncのパルスの立ち上がりに、光源輝度の変動の立ち下がり(駆動電流の波形の立ち下がり、すなわち、オンからオフへの切り替え)を同期させる。
次に、光源駆動部710は、第1期間P1の第2フィールド期間F2(-フィールド期間F(-))の開始に対応する垂直同期信号Vsyncのパルスの立ち上がりに、光源輝度の変動の立ち下がり(駆動電流の波形の立ち下がり、すなわち、オンからオフへの切り替え)を同期させる。
次に、光源駆動部710は、第2期間P2の第3フィールド期間F3(+フィールド期間F(+))において、垂直同期信号Vsyncのパルスの立ち上がりに、光源輝度の変動の立ち上がり(駆動電流の波形の立ち上がり、すなわち、オフからオンへの切り替え)を同期させる。
次に、光源駆動部710は、第2期間P2の第4フィールド期間F4(-フィールド期間F(-))の開始に対応する垂直同期信号Vsyncのパルスの立ち上がりに、光源輝度の変動の立ち上がり(駆動電流の波形の立ち上がり、すなわち、オフからオンへの切り替え)を同期させる。
このように、本実施形態において、光源駆動部710は、垂直同期信号Vsyncのパルスに、駆動電流の波形の立ち下がりを同期させるか、または駆動電流の波形の立ち上がりを同期させるか、を第1期間P1と第2期間P2との間で、すなわち2つのフィールド期間毎に切り替える。すなわち、光源駆動部710は、第1期間P1における一つの第1極性期間の開始と駆動電流に関する切り替えとを同期させ、かつ、第2期間P2における他の第1極性期間の開始と駆動電流に関する切り替えとを同期させ、一つの第1極性期間の開始に同期する切り替えと他の第1極性期間の開始に同期する切り替えとのうち一方の切り替えは、駆動電流のパルス幅変調駆動におけるオンからオフへの切り替えであり、他方の切り替えは、オフからオンへの切り替えである。
本実施形態のプロジェクターの効果を図11に示す。
図11中の各図の意味、縦軸および横軸は、前述の図8と同様である。
図11の右図に示すように、本実施形態はデューティー比が30%であるから、第2実施形態と同様に、第1期間P1と第2期間P2とを合わせた期間において、明るさムラが打ち消し合わない期間T4が存在するため、明るさムラは残る。その一方で、明るさムラが打ち消し合う期間T3が存在するため、第1期間P1および第2期間P2の各期間の開始時に、光源輝度の変動の立ち下がりおよび立ち上がりのうち一方(駆動電流の波形の立ち下がりおよび立ち上がりのうち一方)を同期させるかを切り替えなかった場合よりも、明るさムラを改善することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上記実施形態では、半導体レーザー素子等の固体光源からなる光源が用いられたプロジェクターの例を説明したが、この構成に代えて、例えば超高圧水銀ランプ等の放電灯からなる光源が用いられてもよい。その場合、時間的に互いに隣り合う第1極性期間と第2極性期間との間で一致させ、時間的に互いに隣り合う第1期間と第2期間との間では異ならせる駆動電流に関する切り替えのタイミングは、放電灯に供給する交流電流の極性反転のタイミングであってもよい。極性反転時には放電灯の輝度が変動するため、本発明を適用することによって、横縞状の明るさムラを視認し難いプロジェクターを実現することができる。
また、上記実施形態では、第1期間P1および第2期間P2のそれぞれが2つのフィールド期間を含む例を説明したが、この構成に代えて、第1期間および第2期間のそれぞれが3つ以上のフィールド期間を含んでいてもよい。例えば、第1期間が4つのフィールド期間(第1~第4フィールド期間)を含んでいる場合が考えられる。例えば、第1フィールド期間および第3フィールドは、+フィールド期間とし、第2フィールド期間および第4フィールド期間は、-フィールド期間とする。この場合、第1~第4フィールド期間の全てで駆動電流に関する切り替えタイミングを一致させ、第1フィールド期間と第2フィールド期間との組合せ、第3フィールド期間と第4フィールド期間との組合せのそれぞれで、明るさムラを打ち消し合わせてもよい。この構成では、第1期間において最後に位置する第4フィールド期間と第2期間において最初に位置する第5フィールド期間との間で、駆動電流に関する切り替えタイミングを異ならせればよい。
また、上記実施形態では、時間的に互いに隣り合う2つのフィールド期間で駆動電流に関する切り替えタイミングを一致させ、時間的に互いに隣り合う2つのフィールド期間の間で明るさムラを打ち消し合わせる構成であった。しかしながら、この構成に代えて、時間的に互いに隣り合わない2つのフィールド期間で駆動電流に関する切り替えタイミングを一致させ、時間的に互いに隣り合わない2つのフィールド期間の間で明るさムラを打ち消し合わせてもよい。また、例えば、第1フィールド期間と第4フィールド期間とで駆動電流に関する切り替えタイミングを一致させ、明るさムラを打ち消し合わせる構成としてもよい。その場合、人間の眼がフリッカーを感じる視認周波数である概ね50Hz程度より高い周波数(時間で言えば、約20msec以下)の範囲内で明るさムラを打ち消すことが望ましい。
例えば上記実施形態では、透過型のプロジェクターに本発明を適用した場合の例について説明したが、本発明は、反射型のプロジェクターに適用することも可能である。ここで、「透過型」は、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過するタイプであることを意味する。「反射型」は、液晶ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味する。なお、光変調装置は、液晶パネル等に限られず、例えばデジタルマイクロミラーデバイスを用いた光変調装置であってもよい。
また、上記実施形態において、3つの液晶パネルを用いたプロジェクターの例を挙げたが、本発明は、1つの液晶パネルのみを用いたプロジェクター、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクターにも適用可能である。
1…プロジェクター、10…第2光源(光源)、10a…半導体レーザー素子(固体光源)、20…第1光源(光源)、20a…半導体レーザー素子(固体光源)、400R,400G,400B…光変調装置、600…投射光学装置、710…光源駆動部(第2駆動部)、720…光変調装置駆動部(第1駆動部)、F(+)…第1極性期間、F(-)…第2極性期間、P1…第1期間、P2…第2期間。

Claims (5)

  1. 光を射出する光源と、
    前記光源からの光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置からの光を投射する投射光学装置と、
    所定の駆動周波数に応じて極性が反転する電圧を前記光変調装置に印加し、前記光変調装置を駆動する第1駆動部と、
    前記光源に駆動電流を供給し、前記所定の駆動周波数に同期して前記光源を駆動する第2駆動部と、
    を備え、
    前記光源は、固体光源であり、
    前記第1駆動部は、前記電圧の極性が第1極性となる第1極性期間と、前記電圧の極性が前記第1極性と異なる第2極性となる第2極性期間と、を交互に設けて前記光変調装置を駆動し、
    前記第2駆動部は、前記第1極性期間と前記第1極性期間に隣り合う前記第2極性期間との間で前記駆動電流に関する切り替えのタイミングが一致するように、前記光源を駆動し、
    前記切り替えのタイミングは、
    一つの前記第1極性期間と前記一つの第1極性期間に隣り合う一つの前記第2極性期間とを含む第1期間と、
    前記一つの第1極性期間と異なる他の前記第1極性期間と、前記一つの第2極性期間と異なり前記他の第1極性期間に隣り合う他の前記第2極性期間と、を含み、前記第1期間に隣り合う第2期間と、
    の間で互いに異なり、
    前記切り替えは、前記固体光源に供給される前記駆動電流のパルス幅変調駆動におけるオン/オフの切り替えであることを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記第1期間における前記駆動電流の位相と、前記第2期間における前記駆動電流の位相とは、180度ずれていることを特徴とする請求項に記載のプロジェクター。
  3. 前記駆動電流の前記パルス幅変調駆動におけるオン/オフのデューティー比が50%であることを特徴とする請求項に記載のプロジェクター。
  4. 前記第2駆動部は、前記第1期間における前記一つの第1極性期間の開始と前記駆動電流における切り替えとを同期させ、かつ、前記第2期間における前記他の第1極性期間の開始と前記駆動電流における切り替えとを同期させ、
    前記一つの第1極性期間の開始に同期する前記切り替えと前記他の第1極性期間の開始に同期する前記切り替えとのうち、一方の切り替えは、前記パルス幅変調駆動におけるオンからオフへの切り替えであり、他方の切り替えは、オフからオンへの切り替えであることを特徴とする請求項に記載のプロジェクター。
  5. 光を射出する固体光源と、前記固体光源からの光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、を備えたプロジェクターの駆動方法であって、
    所定の駆動周波数に応じて極性が反転する電圧を前記光変調装置に印加し、前記光変調装置を駆動するステップと、
    前記固体光源に駆動電流を供給し、前記所定の駆動周波数に同期して前記固体光源を駆動するステップと、
    を備え、
    前記電圧の極性が第1極性となる第1極性期間と、前記電圧の極性が前記第1極性と異なる第2極性となる第2極性期間と、を交互に設けて前記光変調装置を駆動し、
    前記第1極性期間と前記第1極性期間に隣り合う前記第2極性期間との間で前記駆動電流に関する切り替えのタイミングが一致するように、前記固体光源を駆動し、
    前記切り替えのタイミングは、
    一つの前記第1極性期間と前記一つの第1極性期間に隣り合う一つの前記第2極性期間とを含む第1期間と、
    前記一つの第1極性期間と異なる他の前記第1極性期間と、前記一つの第2極性期間と異なり前記他の第1極性期間に隣り合う他の前記第2極性期間と、を含み、前記第1期間に隣り合う第2期間と、
    の間で、互いに異なり、
    前記切り替えは、前記固体光源に供給される前記駆動電流のパルス幅変調駆動におけるオン/オフの切り替えであることを特徴とするプロジェクターの駆動方法。
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