JP7099522B2 - 繊維状カーボンナノホーン集合体の連続製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維状カーボンナノホーン集合体を含むカーボンナノホーン集合体の製造方法およびそれに使用する製造部材に関する。
従来、炭素材料は、導電材、触媒担体、吸着剤、分離剤、インク、トナー等として利用されており、近年ではカーボンナノチューブ、カーボンナノホーン集合体等のナノサイズの大きさを有するナノ炭素材の出現で、その構造体としての特徴が注目されている。
近年、従来の球状のカーボンナノホーン集合体(CNHsという)とは異なり、カーボンナノホーンが放射状に集合し、且つ、繊維状に伸びた構造を有する繊維状カーボンナノホーン集合体(カーボンナノブラシ:CNB)が発見された(特許文献1)。CNBは、高分散性・高吸着性に優れ、さらに、高導電性を有する。従って、リチウムイオン電池の導電材、高容量キャパシタ電極、高分子アクチュエータ電極、センサー電極、触媒担持体などへの適用が期待されている。
国際公開第2016/147909号
特許文献1には、触媒含有炭素ターゲットを配置した容器内でターゲットを回転させながらレーザーアブレーションするCNBの製造方法が記載されている。CNBはCNHsとともに生成するが、特許文献1の方法では生成物中のCNBの割合が非常に少なかった。更に、特許文献1の方法では、レーザー照射痕付近において触媒の蒸発や炭素の変質が生じるため、連続的にCNBを製造できなかった。本発明の目的は、上述した課題を鑑み、より効率よくCNBを製造する方法を提供することにある。
本発明の一形態によれば、棒状炭素ターゲットの端部を固定冶具に固定する工程(a)と、前記棒状炭素ターゲットにレーザー光を照射し、前記棒状炭素ターゲットを回転させずに、前記レーザー光の照射位置を前記棒状炭素ターゲットの長手方向に移動させる工程(b)と、を含むことを特徴とする繊維状カーボンナノホーン集合体を含むカーボンナノホーン集合体の製造方法が提供される。
本発明の一形態によれば、より効率よくCNBを製造できる。
CNB製造装置を示す模式図である。 角柱型棒状炭素ターゲットを搭載した本実施形態に係る製造部材の正面図である。 円柱型棒状炭素ターゲットを搭載した本実施形態に係る製造部材の正面図である。 本実施形態に係る製造部材の側面図である。 棒状炭素ターゲットの模式図であり、(a)が側面図、(b)が正面図である。 実施例1で得られた生成物のSEM写真である。 実施例1で得られた生成物のTEM写真である。 比較例1で得られた生成物のSEM写真である。
以下では、本実施形態にて製造されるCNBについて説明する。
CNBは、種型、つぼみ型、ダリア型、ペタルダリア型、ペタル型(グラフェンシート構造)等のカーボンナノホーン集合体が一次元的に繋がった構造を有する。すなわち、単層カーボンナノホーンが放射状に集合体化し、且つ、繊維状に伸びている構造を有する。従って、繊維状構造中に1種類または複数のこれらカーボンナノホーン集合体が含まれている。種型とは、繊維状構造の表面に角状の突起がほとんどみられない、あるいは全くみられない形状、つぼみ型は繊維状の構造の表面に角状の突起が多少みられる形状、ダリア型は繊維状構造の表面に角状の突起が多数みられる形状、ペタル型は繊維状構造の表面に花びら状の突起がみられる形状である(グラフェンシート構造)。ペタル-ダリア型はダリア型とペタル型の中間的な構造である。CNBは、単層カーボンナノホーンが繊維状に集合していればよく、上記の構造のみに限定されない。
作製された各々の単層カーボンナノホーンの直径はおおよそ1nm~5nmであり、長さは30nm~100nmである。CNBは、通常、直径が30nm~200nm程度で、長さが1μm~100μm程度である。一方、CNHsは、通常、直径が30nm~200nm程度でほぼ均一なサイズである。
また、CNBの内部には、カーボンナノチューブが含まれていることがある。このことから、CNBは、以下のような生成メカニズムにより生成すると考えられる。すなわち、(1)レーザー照射により炭素ターゲットが急激に加熱され、それによって、炭素ターゲットから炭素と触媒が一気に気化し、高密度の炭素蒸発により、プルームを形成する。(2)その際、炭素は互いの衝突によりある程度の大きさの揃った炭素液滴を形成する。(3)炭素液滴は拡散していく過程で、徐々に冷え炭素のグラファイト化が進みチューブ状のカーボンナノホーンが形成する。この時炭素液滴に溶け込んだ触媒から、カーボンナノチューブも成長する。そして、(4)カーボンナノチューブをテンプレートにしてカーボンナノホーンの放射状構造が一次元的に繋がっていき、CNBが形成される。
CNBについては、特許文献1に詳細に記載されている。特許文献1の全開示内容はその引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
次に本実施形態に係るCNBを含むカーボンナノホーン集合体の製造方法について説明する。
(製造部材)
本実施形態に係るCNBを含むカーボンナノホーン集合体の製造方法において、まず、CNBを含むカーボンナノホーン集合体製造部材を用意する。図2、図3および図4に、製造部材を模式的に示す。製造部材は、棒状炭素ターゲット2および棒状炭素ターゲット2を端部で固定している固定冶具7を備えている。
棒状炭素ターゲット2は、触媒金属の微粒子と炭素粉末とを均一に混合した後、棒状に成形することにより作製できる。棒状炭素ターゲット2に含まれる触媒量により、CNBの生成量が変化する。触媒の量に関して適宜選択できるが、触媒量が0.3~20原子%(at.%)が好ましく、0.5~3at.%がより好ましい。触媒量が0.3at.%より少ないと、CNBの生成量が非常に少なくなる。また、20at.%を超えると、触媒量が多くなり、コスト増になるため適当ではない。触媒は、Fe、Ni、Coを単独で、または混合して使用することができる。中でもFe(鉄)を単独で用いることが好ましく、1at.%以上3at.%以下の鉄を含有する棒状炭素ターゲット2を用いることが特に好ましい。
棒状炭素ターゲット2の物性(熱伝導度、密度、硬さ等)はCNBの生成に影響を及ぼす。棒状炭素ターゲット2は、熱伝導性が低く、密度が低く、やわらかいものが好適である。棒状炭素ターゲット2のかさ密度は、好ましくは1.6g/cm以下、より好ましくは、1.4g/cm以下である。棒状炭素ターゲット2の熱伝導率は、好ましくは15W/(m・K)以下、より好ましくは14W/(m・K)以下である。かさ密度および熱伝導率をこの範囲にすることで、CNBの収率を増加できる。かさ密度および熱伝導率がこれらの範囲を超える場合は、CNHsや他の炭素構造体の収率が増加し、CNBの収率が低下する場合がある。
固定冶具7は、棒状炭素ターゲット2を端部で固定する。このとき、棒状炭素ターゲット2は、一方の端部のみで固定されてよく、他方の端部では固定されていなくてよい。棒状炭素ターゲット2を端部のみで固定冶具7に固定することにより、棒状炭素ターゲット2の大部分を雰囲気ガスに曝すことができる。これにより、レーザー光5から与えられた熱が棒状炭素ターゲット2からその他の部材へと伝導することを防止でき、CNBの収率を改善できる。
複数の棒状炭素ターゲット2を固定冶具7に固定してよい。これにより、簡便に複数の棒状炭素ターゲット2からCNBを含むカーボンナノホーン集合体を製造できる。また、固定冶具7は棒状炭素ターゲット差込口8を有することができる。図2では、一部の棒状炭素ターゲット差込口8に棒状炭素ターゲット2の端部が差し込まれ、その他の棒状炭素ターゲット差込口8には何も差し込まれておらず、棒状炭素ターゲット差込口8を確認できる。棒状炭素ターゲット差込口8に棒状炭素ターゲット2の端部を差し込むことにより、より強固に棒状炭素ターゲット2を固定できる。例えば、棒状炭素ターゲット差込口8の外側からネジを打つことにより棒状炭素ターゲット2を強固に固定できる。また、棒状炭素ターゲット差込口8は筒状であってもよい。例えば、支持台の上に棒状炭素ターゲット差込口8としてノズルを設け、これを固定冶具7としてもよい。図2の棒状炭素ターゲット2は角柱型である。図3の棒状炭素ターゲット2は円柱型である。このように棒状炭素ターゲット2の断面形状は特に限定されず、様々な形状を採用できる。一般的には棒状炭素ターゲット2の形状に棒状炭素ターゲット差込口8の形状を合わせることが好ましい。
本実施形態において固定冶具7に固定する棒状炭素ターゲット2の数は特には限定されず、1個であってもよい。固定冶具7に固定する棒状炭素ターゲット2の数は、例えば、1~30個や1~10個等の範囲内にて適宜設定してよい。複数の棒状炭素ターゲット2を固定する場合、全ての棒状炭素ターゲット2にレーザー光5を照射できるように棒状炭素ターゲット2を配置することが望ましい。また、好ましくは、固定冶具7は、全ての棒状炭素ターゲット2が長手方向において略平行となるように棒状炭素ターゲット2を固定する。隣接する棒状炭素ターゲット2間の距離は、特に制限はないが、固定冶具7にできるだけ多くの棒状炭素ターゲット2を配置する観点から、狭い方が好ましい。しかしながら、隣接する棒状炭素ターゲット2からの熱の影響を少なくする観点から、ある程度の距離を開けることも好ましい。例えば、隣接する棒状炭素ターゲット2間の距離は1~10mmの範囲とすることができる。
固定冶具7の基材は、放熱性の良好な材料で構成されることが好ましく、例えば、ステンレス、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)から選択される金属、これら金属を含む合金、セラミックス、ダイヤモンドまたは前記金属または合金との複合体から選択される1種を含むことができる。
(CNB製造装置)
特に限定されるものではないが、棒状炭素ターゲット2を固定した固定冶具7を、公知のCNB製造装置に配置してCNBを含むカーボンナノホーン集合体を製造してよい。図1は、一般的なCNB製造装置の概略を示す図である。該装置は、窒素ガスまたは希ガス(Ar等)等の非酸化性雰囲気中で棒状炭素ターゲット2にレーザー光5を照射して炭素を蒸発させ、CNBを含む生成物6を製造する装置である。この装置は、CNBを生成するための生成チャンバ1を備えている。また、生成チャンバ1は、レーザー発振器(例えば、炭酸ガスレーザー発振器)からのレーザー光5を生成チャンバ1内の棒状炭素ターゲット2に照射するためのレーザー照射窓4(例えば、ZnSe製窓)を有している。また、生成チャンバ1には、ガス挿入口/排気口3が連結されており、非酸化性ガス(窒素ガスやArガス等の希ガス)を生成チャンバ1内に導入する。ここでは、レーザー照射窓4の設けられる空間に連結されたガス挿入口3からガスが導入され、レーザー光5と共に棒状炭素ターゲット2に向かう流れが形成されている。また、ガスの流れに沿って生成物6が生成チャンバ1からガス排気口3を通じて回収チャンバ(不図示)へと回収される。なお、図1では省略されているが、棒状炭素ターゲット2は端部にて固定冶具7に固定されている。図1では棒状炭素ターゲット2の長手方向が水平になるように配置されているが、本実施形態においてCNB製造装置に配置される棒状炭素ターゲット2の向きは特には限定されない。
生成チャンバ1内の圧力は、一般には、3332.2hPa(10000Torr)以下で使用することができるが、圧力が真空に近くなるほど、カーボンナノチューブが生成しやすくなり、CNBが得られなくなる。好ましくは666.61hPa(500Torr)~1266.56hPa(950Torr)で、より好ましくは常圧(1013hPa(1atm≒760Torr))付近で使用することが大量合成や低コスト化のためにも適当である。生成チャンバ1内は任意の温度に設定できるが、大量合成や低コスト化のためには、温度は、好ましくは、0~100℃であり、より好ましくは室温である。生成チャンバ1内には、窒素ガスや、希ガス等を単独でまたは混合して導入することで上記の雰囲気とする。これらのガスは生成チャンバ1から回収チャンバに流通し、生成物6をガスの流れによって回収することができる。また、生成チャンバ1内を導入したガスが充填された閉鎖雰囲気としてもよい。ガス流量は、任意の量を使用できるが、0.5L/min~100L/minの範囲が適当である。炭素が蒸発する過程では、好ましくはガス流量を一定に制御する。供給ガス流量と排気ガス流量とを合わせることでガス流量を一定にできる。生成チャンバ1内の圧力が常圧付近の場合、供給ガスで生成チャンバ1内のガスを押出して排気してよい。また、ロータリーポンプやドライポンプを制御することで、圧力を一定にすることができる。
(レーザー光の照射)
固定冶具7に固定された棒状炭素ターゲット2にレーザー光5を照射する。棒状炭素ターゲット2の表面にはレーザー光5が照射され、その部分(照射位置)にはレーザースポット9が形成される。図5では、長さa、幅b、深さcを有する棒状炭素ターゲット2の側面にレーザー光5が照射され、棒状炭素ターゲット2の幅方向のスポット径dを有するレーザースポット9が側面に形成されている。棒状炭素ターゲット2の照射面内にレーザースポット9が納まるように、幅bはスポット径dよりも大きく設定される。本実施形態において、棒状炭素ターゲット2の中心軸とレーザースポット9の中心(スポット中心)が一致するようにレーザー光5を照射することが好ましい。
最初にレーザー光5を照射する棒状炭素ターゲット2は、特に限定されず、適宜選択してよい。本明細書では、最初にレーザー照射される棒状炭素ターゲット2を第1の棒状炭素ターゲット2、次いで2番目にレーザー照射される棒状炭素ターゲット2を第2の棒状炭素ターゲット2と呼ぶ。
レーザーアブレーションには、COレーザー、エキシマレーザー、YAGレーザー、半導体レーザー等、棒状炭素ターゲット2を高温に加熱できるものであれば適宜使用可能で、高出力化が容易なCOレーザーが最も適当である。COレーザーのパワー(出力)は、適宜設定してよいが、1.0kW~10kWのパワーが好ましく、2.0kW~5.0kWのパワーがより好ましい。このパワーよりも小さいと、ほとんど炭素が蒸発しないため、生成量の観点から好ましくない。これ以上だと、グラファイトやアモルファスカーボン等の不純物が多くなるので好ましくない。また、レーザー光5の照射は、連続照射およびパルス照射のどちらでも行うことができる。大量製造のためには、連続照射が好ましい。
上述の通りレーザー光5から与えられたエネルギーにより、レーザースポット9の炭素が蒸発し、CNBを生成する。しかしながら、レーザースポット9の周辺部も熱的な影響を受けて、冷却後に分析すると炭素質の結晶状態や触媒金属の分布等が変化していることが確認される。このような領域は変質領域と呼ばれる。一旦変質領域となってしまうと、その部分からCNBは生成されない。従って、変質領域の生成が少ない方がよい。変質領域を少なくして棒状炭素ターゲット2を有効活用するために、レーザースポット9の大きさ(スポット径)に応じて棒状炭素ターゲット2の大きさ(長さ、幅、深さ)を適切に調整することが好ましい。なお、棒状炭素ターゲット2が角柱型である場合、幅と深さはレーザー光5が照射される面により決定される。レーザー光5が照射される面の短辺を棒状炭素ターゲット2の幅とする。また、レーザー光5が照射される面に対して垂直方向の長さを深さとする。棒状炭素ターゲット2が円柱型である場合、幅および深さを円柱の直径とする。
棒状炭素ターゲット2の幅をスポット径の大きさに近づけることにより変質領域の生成を少なくできる。レーザー光5のスポット径、特には幅方向のスポット径は、通常、照射面積が約0.02cm~約2cmとなる範囲、すなわち、0.5mm~5mmの範囲から選択される。ここで、照射面積はレーザー出力とレンズでの集光の度合いにより制御できる。単に「スポット径」と記載する場合、「スポット径」は、代表的には平面をなす表面に垂直にレーザー光5を一点に照射した場合のレーザースポット9(円)における直径を意味している。棒状炭素ターゲット2の表面が平面でない場合、あるいは棒状炭素ターゲット2の面を傾けた場合、レーザースポット9の形状は円ではなく、例えば、略楕円となるが、レーザー光5のスポット中心を通る短径は、上記円の直径とほぼ同等である。上述されたようなレーザー光5のスポット径の場合において、棒状炭素ターゲット2の幅は、1mm~20.5mmの幅に設定することが好ましい。これらの範囲にレーザー光5のスポット径と棒状炭素ターゲット2の幅を設定することで、棒状炭素ターゲット2の大部分を、CNBを含むカーボンナノホーン集合体の製造に活用できる。また、棒状炭素ターゲット2の深さは、任意の値に設定できるが一度のレーザー光5の照射でレーザースポットの炭素が全て蒸発する程度の深さとすることが好ましく、例えば、1~20mmの深さに設定することが好ましい。
棒状炭素ターゲット2の長さは製造条件等により適宜調整してよい。一般的には、棒状炭素ターゲット2の長さが長い場合に、連続してCNBを含むカーボンナノホーン集合体を製造でき、製造効率を高めることができる。一実施形態において、長さは、好ましくは50mm以上であり、より好ましくは60mm以上である。一実施形態において、長さは1000mm以下とすることができる。
一般的には、棒状炭素ターゲット2において、幅または深さに対する長さの比率は、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、さらに好ましくは4以上である。また、一般的には、幅または深さに対する長さの比率は、100以下である。
レーザー光5を棒状炭素ターゲット2に照射すると棒状炭素ターゲット2が加熱され、棒状炭素ターゲット2の表面からプルーム(発光)が発生して炭素が蒸発する。その際、棒状炭素ターゲット2の表面と45度の角をなすレーザー光5が照射されると、プルームは棒状炭素ターゲット2の表面に対して垂直な方向に発生する。レーザー光5がプルームに当たらず、棒状炭素ターゲット2以外の部分を通過しないように、棒状炭素ターゲット2の位置とレーザー光5の照射方向を調整することが好ましい。
(レーザー光の照射位置の移動)
棒状炭素ターゲット2上のレーザー光5の照射位置を棒状炭素ターゲット2の長手方向に移動させる。レーザー光5の照射開始位置は特に限定されないが、いずれか一方の端部が好ましく、存在する場合固定冶具7に固定されていない端部がより好ましい。端部から反対側の端部へとレーザー光5の照射位置を移動させることにより、棒状炭素ターゲット2全面からCNBを含むカーボンナノホーン集合体を生成できる。レーザー光5の照射位置の移動方法は特に限定されないが、レーザー光5の照射方向を固定して棒状炭素ターゲット2を移動させることにより、レーザー光5の照射位置を移動させることが好ましい。レーザー光5の照射位置を長手方向に精確に移動させるために、固定冶具7に移動手段を搭載させてよく、また、移動手段を着脱させるための接続部を固定冶具7に設けてもよい。移動手段により固定冶具7とともに棒状炭素ターゲット2を移動させ、レーザー光5の照射位置を移動させることができる。図4では、棒状炭素ターゲット2の移動方向が矢印で示されている。これにより、固定冶具7で固定されていない端部から固定冶具7で固定されている端部へとレーザー光5の照射位置が棒状炭素ターゲット2上で移動することとなる。また、長手方向から外れてレーザー光5の照射位置を移動させたときには、適切な位置で棒状炭素ターゲット2にレーザー光5が照射されなくなることや、棒状炭素ターゲット2そのものにレーザー光5が照射されなくなる可能性がある。特に、製造効率を改善するためにレーザースポット9の外側にわずかに炭素ターゲットが残るように棒状炭素ターゲット2の大きさを調整した場合に、このような問題は生じ易くなる。従って、本実施形態においては、レーザー光5の照射位置を棒状炭素ターゲット2の長手方向のみに移動させることが好ましい。従って、棒状炭素ターゲット2を回転させない。
棒状炭素ターゲット2の表面に照射されるレーザー光5のパワー密度が略一定となるようにレーザー光5の照射位置を一定速度で移動させることが好ましい。このとき、移動速度が遅すぎると、棒状炭素ターゲット2から炭素が蒸発できずに棒状炭素ターゲット2上に堆積物として析出する。この析出物は、主にグラファイトやカーボンナノチューブであり、一部CNHsが生成するがCNBは生成しなくなる。詳細については明らかではないが、わずかに蒸発した炭素はCNHsの生成に消費され、CNBが生成しなくなると考えられる。また、移動速度が速くなりすぎても、主にCNHsになり、CNBが生成しなくなる。そのため、移動速度は、レーザーパワー、レーザー光5のスポット径、触媒量に応じて適宜最適となるように設定する。例えば、0.05cm/秒~10cm/秒の範囲に移動速度を設定することができる。
(棒状炭素ターゲットの切り替え)
固定冶具7に複数の棒状炭素ターゲット2を固定する場合、固定冶具7を回転させることにより、第1の棒状炭素ターゲット2のレーザー照射が完了した後に、レーザー光5の照射位置を第1の棒状炭素ターゲット2から第2の棒状炭素ターゲット2に切り替えることができる。図2や図3には、棒状炭素ターゲット2を切り替えるために固定冶具7を回転させる方向が矢印により示されている。当然ながら、矢印の逆方向に回転させてもよい。第1の棒状炭素ターゲット2から第2の棒状炭素ターゲット2への切り替えと同様に、その他の棒状炭素ターゲット2についても順次切り替えてよい。最終的には、固定冶具7に固定した全ての棒状炭素ターゲット2からCNBを含むカーボンナノホーン集合体を得ることができる。これにより、煩雑な操作をせずに固定冶具7に固定した全ての棒状炭素ターゲット2にレーザー光5を照射することが可能であり、CNBを含むカーボンナノホーン集合体の生産速度を向上できる。
第1の棒状炭素ターゲット2と同様に、その他の棒状炭素ターゲット2においても、レーザー光5の照射開始位置は、いずれか一方の端部が好ましく、存在する場合固定冶具7に固定されていない端部がより好ましい。棒状炭素ターゲット2の切り替え前または後に、固定冶具7を移動させて、次に照射される棒状炭素ターゲット2のレーザー光5の照射開始位置を調整してよい。
(追加処理)
このようにして得られたCNBには、必要に応じてさらに開孔処理等の追加処理を施すことができる。
酸化処理によってCNBを構成する単層カーボンナノホーンに微細な孔を開けることができる。この酸化処理により、開孔部に酸素を含んだ表面官能基が形成される。また、酸化処理は、気相プロセスと液相プロセスを使用できる。気相プロセスの場合は、空気、酸素、二酸化炭素等の酸素を含む雰囲気ガス中で熱処理して行う。中でも、コストの観点から空気が適している。また、温度は、300~650℃の範囲内が好ましく、400~550℃の範囲内がより好ましい。300℃以上の温度では、炭素が燃えずに、開孔することができないという懸念がない。また、650℃以下でCNBの全体が燃焼することを抑制できる。液相プロセスの場合、硝酸、硫酸、過酸化水素等の酸化性物質を含む液体中で行う。硝酸の場合は、室温から120℃の温度範囲で使用できる。120℃以下であれば必要以上に酸化されることがない。過酸化水素の場合、室温~100℃の温度範囲で使用でき、40℃以上がより好ましい。40~100℃の温度範囲では酸化力が効率的に作用し、効率よく開孔を形成できる。また液相プロセスのとき、光照射を併用するとより効果的である。
CNBに含まれる触媒金属は、必要に応じて除去することができる。触媒金属は硝酸、硫酸、塩酸に溶解するため除去できる。使いやすさの観点から、塩酸が適している。触媒を溶解する温度は適宜選択できるが、触媒を十分に除去する場合には、70℃以上に加熱して行うことが望ましい。また、硝酸、硫酸を用いる場合、触媒除去を開孔の形成と同時にあるいは連続して行うことができる。また、触媒がCNB生成時に炭素被膜で覆われる場合があるため、300~500℃程度で加熱することが望ましい。
得られるCNBは、不活性ガス、窒素、水素、真空中等の非酸化性雰囲気で熱処理することで結晶性を向上させることができる。熱処理温度は、800~2000℃であってよいが、好ましくは1000~1500℃である。また、開孔処理後では、開孔部に酸素を含んだ表面官能基が形成されるが、熱処理により除去することもできる。その熱処理温度は、150~2000℃であってよい。表面官能基であるカルボキシル基、水酸基等を除去するには150~600℃が望ましい。表面官能基であるカルボニル基等を除去するには、600℃以上が望ましい。また、表面官能基は、気体または液体雰囲気下で還元することによって除去することができる。気体雰囲気下での還元には、水素を使用でき、上記の結晶性の向上と兼用することができる。液体雰囲気下では、ヒドラジン等を利用できる。
CNBとCNHsの混合物であるカーボンナノホーン集合体は、そのまま、あるいはCNBを単離して使用することができる。好ましくは混合物のまま使用する。
以下に実施例を示し、さらに詳しく本発明について説明する。もちろん、以下の実施例によって本発明が限定されることはない。
(実施例1)
生成チャンバ内に窒素ガスを10L/minで流し、圧力を700~950Torrに制御した。鉄を1at.%含有した四角柱の棒状炭素ターゲット(幅:17mm、深さ:15mm、長さ:70mm、かさ密度:約1.4g/cm、熱伝導率:約5W/(m・K))の端部を生成チャンバ内の固定冶具(ステンレス製)の棒状炭素ターゲット差込口に設置した。固定冶具とともに棒状炭素ターゲットを0.15cm/秒の速度で長手方向に移動させながら、COレーザー光を30秒連続照射した。レーザーパワーは3.2kW、スポット径は1.5mm、照射角度はスポット中心で約45度となるように調整した。生成チャンバ内の温度は室温であった。
図6は、得られた生成物のSEM写真である。繊維状構造体と球状構造体が観察された。非常に多くの繊維状構造体を含んでいることが分かった。図7は、得られた生成物のTEM写真である。繊維状構造体と球状構造体は、それぞれCNBとCNHsであった。CNBには、直径1~5nm、長さが40~50nm程度の単層カーボンナノホーンが繊維状に集合していた。CNB自体は、直径が30~100nm程度で、長さが数μm~数10μmであった。また、CNBやCNHsの中に見られる黒い線状構造は、グラフェンシート(ペタル)を端から見た構造である。また、黒い粒子は触媒金属(Fe)である。
(比較例1)
生成チャンバ内に窒素ガスを10L/minで流し、圧力を700~950Torrに制御した。この生成チャンバ内で、鉄を1at.%含有した円柱型の炭素ターゲット(直径:30mm、長さ:50mm、かさ密度:約1.4g/cm、熱伝導率:約5W/(m・K))を1rpm(線速度:0.15cm/秒)の速度で回転させながら、COレーザー光を30秒連続照射した。レーザーパワーは3.2kW、スポット径は1.5mm、照射角度はスポット中心で約45度となるように調整した。生成チャンバ内の温度は室温であった。図8は、得られた生成物のSEM写真である。繊維状構造体と球状構造体が観察された。しかしながら、実施例1の生成物に比べて繊維状構造体が少ないことが分かった。
以上、実施形態および実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 生成チャンバ
2 棒状炭素ターゲット
3 ガス挿入口/排気口
4 レーザー照射窓
5 レーザー光
6 生成物
7 固定冶具
8 棒状炭素ターゲット差込口
9 レーザースポット

Claims (8)

  1. 棒状炭素ターゲットの端部を固定冶具に固定する工程(a)と、
    前記棒状炭素ターゲットにレーザー光を照射し、前記棒状炭素ターゲットを回転させずに、前記レーザー光の照射位置を前記棒状炭素ターゲットの長手方向に移動させる工程(b)と、
    を含むことを特徴とする繊維状カーボンナノホーン集合体を含むカーボンナノホーン集合体の製造方法。
  2. 前記工程(a)が複数の前記棒状炭素ターゲットの端部を固定冶具に固定する工程であり、
    前記工程(b)を実施後、前記固定冶具を回転し、前記レーザー光の照射位置を他の前記棒状炭素ターゲットに切り替える工程(c)を更に含む請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記工程(b)において、前記レーザー光の照射位置を前記固定冶具で固定されていない端部から前記固定冶具で固定されている前記端部へと移動させる、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 前記レーザー光のスポット径が0.5mm~5mmであり、前記棒状炭素ターゲットの幅が1mm~20.5mmである、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 前記棒状炭素ターゲットの深さが1mm~20mmである、請求項1~4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 複数の棒状炭素ターゲットおよび前記複数の棒状炭素ターゲットを端部で固定する固定冶具を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の繊維状カーボンナノホーン集合体を含むカーボンナノホーン集合体の製造方法に使用するための製造部材。
  7. 前記棒状炭素ターゲットの幅が1mm~20.5mmである、請求項6に記載の製造部材。
  8. 前記棒状炭素ターゲットの深さが1mm~20mmである、請求項6または7に記載の製造部材。
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