JP7098475B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像調整が可能な装置における画像処理技術に関する。
昨今ハイダイナミックレンジ(以下HDRと称す)の画像の調整や表示等が可能な環境が普及しつつある。これに伴い、HDRの色域でHDR環境に適した画像調整や表示ができるシステムが登場している。一方、従来の標準ダイナミックレンジ(以下SDRと称す)における表示環境も引き続き利用されているため、SDR環境に適した画像調整や表示も依然として必要である。そのため、SDR環境に適した画像調整や表示とHDR環境に適した画像調整や表示とを切り替えて実行可能なシステムも登場してきている。
なお、特許文献1には、例えば画像と表示装置のダイナミックレンジが同じ場合には最適な表示になるよう輝度パラメータを調整し、例えば表示装置が新たに接続された場合にはパラメータの調整操作の必要性をユーザに通知する情報処理装置が開示されている。つまり、特許文献1には、画像調整を行った際の表示環境とは異なる表示環境における表示が必要となったときに、その旨をユーザに通知してパラメータの調整操作を促すことが開示されている。
ここで、HDR環境やSDR環境にそれぞれ適した画像調整の一例として、ガンマ処理(γ処理)が挙げられる。SDR環境を想定した画像調整としては、例えば1/2.2のガンマ特性(γ特性)を適用したγ処理を挙げることができる。一方、HDR環境を想定した画像調整としては、例えばPQ(Perceptual Quantization)方式のγ特性を適用したγ処理を挙げることができる。なお、これらのγ特性を用いた画像調整は、例えばRAW(生)データの現像処理の過程または現像処理後に行われることが多い。また、画像調整では、ユーザが任意に指定した調整パラメータあるいは別途用意された調整パラメータの設定が行われることも多い。
特開2018-60075号公報
前述したγ処理を含む画像調整やユーザ指定あるいは別途用意された調整パラメータを用いた画像調整は、一般的にはSDR表示された画像またはHDR表示された画像のいずれかを用いて行われる。一方、SDR環境に適した画像調整や表示とHDR環境に適した画像調整や表示を切り替えて実行可能なシステムでは、それらが任意に切り替えられて画像調整や表示が行われる。しかしながら、SDR環境に適した画像調整がなされた画像とHDR環境に適した画像調整がなされた画像とではその特性が大きく異なっている。このため、例えば画像調整を切り替えた際に調整パラメータをそのまま利用したり、ユーザが任意に指定した調整パラメータあるいは別途用意された調整パラメータを設定したりすると、画像調整で想定していたものとは特性の異なる画像になることがある。
そこで、本発明は、画像調整で想定したのとは特性の異なる画像になる可能性を未然に防ぎ、画像調整時の調整パラメータをSDR環境とHDR環境のそれぞれの特性に合うように調整可能にすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、ユーザからの画像調整モードの選択指示を取得する取得手段と、前記ユーザが標準ダイナミックレンジ画像調整モードを選択した場合に標準ダイナミックレンジに適したガンマ処理をRAW画像に対して実行し、前記ユーザがハイダイナミックレンジ画像調整モードを選択した場合にハイダイナミックレンジに適したガンマ処理を前記RAW画像に対して実行する第1の調整手段と、前記ガンマ処理後の画像に対し、第2の画像調整を実行する第2の調整手段と、前記標準ダイナミックレンジ画像調整モードと前記ハイダイナミックレンジ画像調整モードとを切り替える操作が行われた場合に、前記第2の画像調整で用いた調整パラメータに関する通知を行う通知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像調整で想定したのとは特性の異なる画像になる可能性を未然に防ぎ、画像調整時の調整パラメータをSDR環境とHDR環境のそれぞれの特性に合うように調整可能となる。
デジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 画像調整モードを切り替える際のGUI例を示した図である。 画像調整モードの切り替えに応じた画像調整の流れを示した図である。 再調整の必要性を検知する処理の実行決定処理のフローチャートである。 再調整の必要性を検知する処理のフローチャートである。 再調整が必要な調整パラメータを消去する処理のフローチャートである。 調整パラメータを保存する処理のフローチャートである。 パラメータ再調整に関するユーザ通知のGUI例を示した図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
<撮像装置の構成>
図1は本実施形態の画像処理装置において後述する画像調整が行われる画像を撮像する撮像装置(デジタルカメラ100)の概略構成例を示したブロック図である。
図1に示したデジタルカメラ100において、撮像レンズ101は、被写体等の光学像を撮像素子103上に形成する。撮像レンズ101は、フォーカスレンズ、ズームレンズ、ブレ補正レンズの他、絞り102も有している。撮像素子103は撮像レンズ101により形成された光学像を電気信号に変換する。A/D変換器104は撮像素子103から出力されたアナログ信号を、A/D(アナログ/デジタル)変換して、デジタルデータに変換する。
A/D変換器104から出力されたデータはいわゆるRAW(生)画像データとして、画像処理部105に送られ、あるいは直接、カメラ信号処理部106に送られる。A/D変換器104から出力されたデータは、画像処理部105で画像処理が行われ、さらにカメラ信号処理部106で処理された後、もしくは、画像処理部105を介さずにカメラ信号処理部106で処理された後、RAM111に一時的に記憶される。
画像処理部105は、RAW画像データ(以下、RAW画像とする。)の現像処理が可能であり、A/D変換器104から、あるいはRAM111から出力されたRAW画像に対し、所定のデモザイク処理や色変換処理等を行う。また、画像処理部105は、後述する画像調整の各処理も行うことができる。画像処理部105による画像処理後の画像データは、RAM111に一時的に記憶され、あるいはカメラ信号処理部106に送られる。
カメラ信号処理部106は、例えば、表示部114へ表示する表示データの生成処理、画像処理部105による画像処理後の画像データの圧縮処理、記録ファイルの生成処理等を行う。カメラ信号処理部106からの表示データはRAM111に一時的に記憶された後に表示部114に送られ、また、記録ファイルはメディアI/F107に送られる。
表示部114は、TFTやLED等からなる画像表示デバイスであり、RAM111に書き込まれた表示用の画像データに基づく画像等を表示する。なお、撮像した画像データに基づく画像を表示部114に逐次表示する場合には、いわゆるライブビュー機能が実現されることになる。
メディアI/F107は、カメラ信号処理部106にて圧縮処理され画像データもしくはRAW画像から生成された記録ファイルを、SDカードなどからなる記録メディア108に記録する。
RAM111は、撮影した静止画像や動画像のデータ、表示データ等を一時的に記憶可能なメモリである。また、RAM111は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像等を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、RAM111は、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影の場合にも、高速かつ大量の画像を記憶することが可能となる。また、RAM111は、撮像素子103の欠陥画素情報等も記憶可能となされている。
ROM110は、デジタルカメラ100の制御プログラムや各種設定値等を記憶している不揮発性のメモリである。
CPU109は、ROM110に記憶されている制御プログラムを実行することにより、デジタルカメラ100のシステム全体の制御や各種処理、動作を制御する。
操作部113は、不図示のシャッタースイッチや電源ボタン、メニューボタン、タッチパネルなどの各種操作部材とそれら操作部材の操作に応じた操作信号を生成する回路等からなる。操作部113からの操作信号はCPU109や撮像系制御部112に送られる。シャッターボタンはいわゆる半押しと全押しの押下操作が可能なボタンとなされている。
シャッターボタンが半押しされると、撮像系制御部112は、撮像レンズ101の絞り102の駆動処理、AF(オートフォーカス)、AE(自動露出)、AWB(オートホワイトバランス)、EF(フラッシュプリ発光)等の各動作の開始を指示する。このようなシャッターボタン半押し時の各処理および動作は、半押し状態が解除されるまで続けられる。
続いてシャッターボタンが全押しされると、撮像系制御部112は、撮像素子103に撮像を行わせ、これにより撮像素子103から読み出された信号がA/D変換器104でA/D変換される。またCPU109による制御の下で、画像処理部105やカメラ信号処理部106による処理、RAM111への画像データの蓄積と読み出し等が行われる。そして、カメラ信号処理部106にて生成された記録ファイルが、メディアI/F107によって記録メディア108に記録される。
デジタルカメラ100におけるこれら一連の処理および動作は、CPU109による制御の下で行われる。CPU109は、ROM110に記憶されている制御プログラムを実行することにより、デジタルカメラ100における前述した一連の処理および動作の制御を行う。
ここで、本実施形態のデジタルカメラ100は、撮像素子103により撮像されたRAW画像を現像処理し、その現像処理後のデータを記録する通常記録モードの他、例えばRAW画像を記録するRAW記録モードの設定も可能となされている。
通常記録モードの場合、画像処理部105では、現像処理として、前述した所定のデモザイク処理や色変換処理等を行う。さらに画像処理部105は、その現像処理の過程で、ホワイトバランス処理、デジタルゲイン処理、ノイズリダクション処理、レンズ特性に応じた補正処理、予め設定された撮影モードに応じた補正処理等をも行う。また、カメラ信号処理部106では、現像処理後の画像データに対し、所定の圧縮処理を行い、さらに撮影条件等の種々のデータ等を付加して画像の記録ファイルを生成する。この記録ファイルは、メディアI/F107を介して記録メディア108に記録される。
一方、RAW記録モードに設定されている場合、画像処理部105は、現像処理を行わず、RAW画像をカメラ信号処理部106に送る。カメラ信号処理部106は、RAW画像に対して撮影条件等の種々のデータ等を付加してRAW画像の記録ファイルを生成する。そしてRAW画像の記録ファイルは、メディアI/F107を介して記録メディア108に記録される。
<本実施形態の画像処理装置の説明>
本実施形態の画像処理装置は、例えばデジタルカメラ100にて撮像されて記録されたRAW画像の記録ファイルを取得し、その記録ファイルのRAW画像を現像する機能を有している。また本実施形態の画像処理装置は、現像処理の過程において、SDR環境に適した画像調整とHDR環境に適した画像調整とを切り替えて実行可能な機能を有している。SDR環境に適した画像調整とHDR環境に適した画像調整のいずれを行うかは、例えばユーザによる任意の選択によって切り替え可能となされている。なお、SDR環境とは従来の標準ダイナミックレンジ(SDR)で画像調整や表示が行われる環境であり、HDR環境とはSDRよりダイナミックレンジが広いハイダイナミックレンジ(HDR)で画像調整や表示が行われる環境である。
ここで、本実施形態では、画像処理装置にて行われる画像処理を、現像処理からガンマ処理(γ処理)までの画像処理と、さらにその画像処理後の画像に対して行われる画像処理とに分けて説明する。現像処理からガンマ処理(γ処理)までの画像処理には、ホワイトバランス処理、デジタルゲイン処理、ノイズリダクション処理、レンズ特性に応じた補正処理、予め設定された撮影モードに応じた補正処理等の画像調整が含まれる。またγ処理では、特にSDR環境に適するガンマ特性(γ特性)として例えば1/2.2のγが用いられ、HDR環境に適したγ特性として例えばPQ(Perceptual Quantization)方式のγが用いられる。つまり本実施形態の画像処理装置において、SDR環境に適した画像調整が行われる場合には特に1/2.2のγ特性が適用され、HDR環境に適した画像調整が行われる場合には特にPQ方式のγ特性が適用される。γ処理後の画像処理には、例えば、RGBトーンカーブ調整、8軸等の色調整、画像内の部分調整、画像内の領域をコピーして張り付けるコピースタンプ処理、トリミング処理、回転処理、変倍処理等の少なくとも一つの画像調整が含まれる。また、本実施形態の画像処理装置において、画像調整の際には、ユーザが任意に指定した調整パラメータあるいは別途用意された調整パラメータセットを設定することも可能となされている。
なお以下の説明では、前述した現像処理からγ処理まで画像処理を第1の画像調整と呼ぶことにする。また、第1の画像調整後に行われる画像調整を第2の画像調整と呼ぶことにする。さらに本実施形態では、第1の画像調整で使用された調整パラメータを第1の調整パラメータと呼び、第2の画像調整で使用された調整パラメータを第2の調整パラメータと呼ぶことにする。第1の調整パラメータには、前述したホワイトバランス処理、デジタルゲイン処理、ノイズリダクション処理、レンズ特性の補正処理、予め設定された撮影モード、γ処理等のそれぞれの設定値が含まれる。第2の調整パラメータには、前述したRGBトーンカーブ調整、8軸等の色調整、部分調整、コピースタンプ処理、トリミング処理、回転処理、変倍処理等のそれぞれの設定値が含まれる。
図2は、前述したような機能を有する本実施形態の画像処理装置200の概略構成例を示したブロック図である。本実施形態では、画像処理装置200として、図2に示すようにCPU201、ROM202、RAM203、不図示の表示デバイス、不図示の操作デバイス等を有したパーソナルコンピュータ(PC)を想定している。そして、本実施形態では、PCにおいて本実施形態に係る画像処理アプリケーションプログラム(以下、画像調整アプリとする。)により、前述した第1の画像調整、第2の画像調整等の各処理を実行可能となされている。詳細は後述するが、本実施形態では、CPU201が本実施形態の画像調整アプリを実行することにより、図2の画像入力部210、第1の調整部211、第2の調整部212、検知部213、保存部214、操作部215、表示部216の各機能を実現する。なお、本実施形態に係る画像調整アプリは、例えばROM202に予め格納されている場合だけでなく、不図示の外部メモリ等の記録メディアから取得されてもよく、或いは不図示のネットワーク等を介して取得されてもよい。
ROM202は、PCである画像処理装置200の制御プログラムの他、本実施形態に係る画像調整アプリ等を含む各種アプリの記憶、その他、各種の設定データ等を記憶している不揮発性のメモリである。
RAM203は、RAW画像の記録ファイル、第1の調整パラメータ、第2の調整パラメータ等を記憶可能なメモリである。
CPU201は、ROM202に記憶されている制御プログラムを実行することにより、PC全体の制御や各種処理、動作を制御する。また、CPU201は、本実施形態に係る画像調整アプリを実行することにより、例えばRAM203に一時的に記憶されている記録ファイルのRAW画像に対する現像処理、画像調整等を実行する。
ここで図2に示されている画像入力部210、第1の調整部211、第2の調整部212、検知部213、保存部214、操作部215、表示部216は、CPU201が制御プログラムおよび画像調整アプリを実行することで構成される各機能部を表している。つまり、図2では、画像入力部210~表示部216がCPU201とは別に表されているが、これら画像入力部210~表示部216は、CPU201にて画像調整アプリが実行されることによって構成されている各機能部である。なお、画像入力部210~表示部216は、画像調整アプリによるソフトウェア構成の他、ハードウェア構成により実現されてもよく、また、それらの各機能部の一部がハードウェア構成で残りがソフトウェア構成によって実現されていてもよい。
画像入力部210は、例えば図1に示したデジタルカメラ100にて撮像されて記録された記録ファイルを取得する処理部である。つまり本実施形態の場合、画像入力部210は、例えば図1の記録メディア108から読み出されたRAW画像の記録ファイルを取得する。なお、画像入力部210は、不図示のネットワーク等を介した通信により記録ファイルを取得してもよい。
保存部214は、第1の画像調整で用いられる第1の調整パラメータおよび第2の画像調整で用いられる第2の調整パラメータを、例えばファイルとして保存しておくための処理部である。
操作部215は、マウスやタッチパネル等の不図示の操作デバイスを介したユーザからの操作指示を取得する処理部である。本実施形態の場合、ユーザは、操作部215を介して、例えば画像調整モードの切り替え指示や、第1の画像調整で使用する第1の調整パラメータの設定指示、第2の画像調整で使用する第2の調整パラメータの設定指示等を行うことができる。本実施形態の場合、画像調整モードの切り替え指示では、SDR環境に適した画像調整モード(以下、SDR画像調整モードとする。)とHDR環境に適した画像調整モード(以下、HDR画像調整モードとする。)との、いずれかが選択される。ユーザ操作に応じた画像調整モードの切り替えの詳細については後述する。また第1の調整パラメータの設定指示では、ホワイトバランス処理、デジタルゲイン処理、ノイズリダクション処理、レンズ特性の補正処理、撮影モード、γ処理等の、それぞれの設定値の入力または選択等が行われる。第2の調整パラメータの設定指示では、RGBトーンカーブ調整、8軸等の色調整、部分調整、コピースタンプ理、トリミング処理、回転処理、変倍処理等の、それぞれの設定値の入力または選択等が行われる。また保存部214に第1の調整パラメータや第2の調整パラメータのセットが別途用意されて保持されている場合、ユーザは操作部215を介して保存部214から調整パラメータセットの読み出しを指示することもできる。操作部215を介したユーザからの指示はCPU201に送られる。これにより、CPU201は、ユーザにより選択された画像調整モードに応じて第1の調整部211と第2の調整部212の動作を制御し、また、各調整パラメータを第1の調整部211や第2の調整部212に対して設定する。
第1の調整部211は、操作部215を介してユーザにより選択された画像調整モードに応じた第1の画像調整を実行する処理部である。すなわち、第1の調整部211は、HDR画像調整モードが選択された場合にはHDR環境に適した第1の画像調整を実行し、またSDR画像調整モードが選択された場合にはSDR環境に適した第1の画像調整を実行する。
第2の調整部212は、第1の調整部211による第1の画像調整後の画像に対して第2の画像調整を実行する処理部である。そして、第2の調整部212による第2の画像調整後の画像は、表示部216により表示用の画像に変換され、不図示の表示デバイスに送られて表示される。
検知部213は、画像調整に使用される調整パラメータの再調整が必要かどうかを判断および検知する処理部である。詳細については後述するが、本実施形態の場合、検知部213では、特に第2の画像調整において適用される第2の調整パラメータについて、再調整が必要かどうかの判断および検知を行う。
表示部216は、前述した表示用の画像の生成や、後述する画像調整モードの選択用のGUI、検知部213による後述する検知処理の結果をユーザ通知等するためのGUI等の表示を行うための処理部であり、不図示の表示デバイス等にそれらを表示させる。
図3は、本実施形態の画像処理装置200において、ユーザが画像調整のモードを切り替え選択する際のユーザインタフェースの一例を示した図である。図3は、SDR画像調整モードとHDR画像調整モードの2つのモードのいずれかの選択を、オプションボタン(ラジオボタン)の選択により行う場合のGUI例を示している。
図3に示すように、画像調整モード選択用のGUI300には、SDR画像調整モードを選択するためのオプションボタン301と、HDR画像調整モードを選択するためのオプションボタン302とが用意されている。ユーザは、操作部215の操作を介して、これらオプションボタン301,302を選択することにより、SDR画像調整モードとHDR画像調整モードとの何れかを選択することができる。そして、例えばオプションボタン301が選択された場合、特に第1の調整部211では、SDR環境に適した調整パラメータが設定されて画像調整が実行される。一方、例えばオプションボタン302が選択された場合、第1の調整部211では、HDR環境に適した調整パラメータが設定されて画像調整が実行される。
図4は、図3で説明したような画像調整モードの選択結果に応じた、画像調整処理の流れを説明する図である。
図2の第1の調整部211には、画像入力部210にて取得された記録ファイルのRAW画像400が入力される。例えば選択された画像調整モードがSDR画像調整モードである場合、第1の調整部211では、SDR環境に適した第1の画像調整401が行われる。この場合の第1の画像調整401では、現像処理等の後、特にSDR表示に適した例えば1/2.2のγ特性を用いたγ処理が行われる。また例えば、選択された画像調整モードがHDR画像調整モードである場合、第1の調整部211では、HDR環境に適した第1の画像調整402が行われる。この場合の第1の画像調整402では、現像処理等の後、特にHDR表示に適した例えばPQ方式のγ特性を用いたγ処理が行われる。
そして、第1の調整部211による第1の画像調整(画像調整401または画像調整402)が行われた後の画像データに対しては、その後、第2の調整部212によってRGBのトーンカーブ調整等の第2の画像調整403が行われる。
ここで、本実施形態の画像処理装置200は、前述したように、SDR画像調整モードとHDR画像調整モードの切り替えが可能となされている。また本実施形態の画像処理装置200では、ユーザが任意に指定した調整パラメータあるいは別途用意された調整パラメータの設定も可能となされている。一方で、SDR環境に適した画像調整がなされた画像と、HDR環境に適した画像調整がなされた画像とでは、それぞれ特性が大きく異なっている。このため、例えば画像調整モードを切り替えた際に調整パラメータをそのまま利用したり、ユーザが任意に指定した調整パラメータあるいは別途用意された調整パラメータを設定したりすると、画像調整で想定していたものとは特性の異なる画像になることがある。このことは、特に第1の画像調整でSDR環境またはHDR環境に適するような調整が行われた後の第2の画像調整において起こり易い。
そこで、本実施形態では、第2の画像調整で用いる第2の調整パラメータについて、再調整が必要であるかどうかを、検知部213により検知する。
このとき先ず、検知部213は、例えばSDR画像調整モードとHDR画像調整モードの切り替えが行われたか否かにより、第2の調整パラメータの再調整が必要であるかどうかを検知する処理を実行するか、あるいは実行しないかを決定する。そして、検知部213は、SDR画像調整モードとHDR画像調整モードの切り替えが行われた場合に、第2の調整パラメータの再調整が必要であるかどうかを検知する処理を実行する。また検知部213は、SDR環境またはHDR環境に適した第1の画像調整への切り替えが生ずるような第1の調整パラメータの調整や設定等がなされたか否かで、第2の調整パラメータの再調整が必要であるかどうかを検知する処理の実行/非実行を決定する。そして、検知部213は、SDR環境またはHDR環境に適した第1の画像調整への切り替えが生ずるような第1の調整パラメータの調整や設定がなされた場合、第2の調整パラメータの再調整が必要であるかどうかを検知する処理を実行する。
次に、検知部213は、第2の調整パラメータの再調整が必要であるどうかを検知する処理として、第2の画像調整で用いる第2の調整パラメータが、SDR表示とHDR表示とで特性が異なる画像になる調整パラメータであるかどうかを判定する。つまり検知部213は、第2の画像調整で用いる第2の調整パラメータについて、その第2の調整パラメータを適用した場合に、ユーザが想定していたのとは異なる特性の画像になるかどうかを判定する。そして、検知部213は、第2の調整パラメータが、SDR表示とHDR表示とで特性が異なる画像になる調整パラメータであると判断した場合、その第2の調整パラメータの再調整が必要であると検知する。一方、検知部213は、第2の調整パラメータについて、第2の画像調整で用いる第2の調整パラメータが、SDR表示とHDR表示とで特性が異なる画像にならない調整パラメータであると判定した場合、その第2の調整パラメータの再調整は必要ないと検知する。
さらに、検知部213は、第2の画像調整に用いる第2の調整パラメータの再調整が必要であると検知した場合、その旨をユーザに明示的に通知するように、表示部216に指示する。表示部216によるユーザに対する明示的な通知としては、例えば再調整が必要なことを表すテキストメッセージやアイコン等の表示、再調整が必要な第2の調整パラメータをそれぞれ表すテキストメッセージやアイコン等の表示等による通知が挙げられる。それら明示的な通知が行われることにより、ユーザは、第2の調整パラメータの再調整が必要であることを認識可能となり、第2の調整パラメータの再調整を行うことができるようになる。
また検知部213において第2の調整パラメータの再調整が必要と検知された場合、第2の調整部212は、当該再調整が必要と検知された第2の調整パラメータを消去する。また、第2の調整部212では、その消去した第2の調整パラメータに係る画像調整をクリアする(調整前の状態に戻す)。そして、操作部215を介したユーザの操作により第2の調整パラメータの再調整が行われた場合、第2の調整部212では、その再調整された第2の調整パラメータを適用した第2の画像調整を実行する。
図5は、本実施形態の検知部213において、第2の画像調整に用いる第2の調整パラメータの再調整が必要かどうかを検知する処理を実行するか、あるいは実行しないかを決定する処理のフローチャートである。なお、以下の説明では、各処理のステップS501,ステップS502をS501,S502と略記する。これらのことは後述する他のフローチャートにおいても同様であるとする。
S501において、検知部213は、SDR画像調整モードからHDR画像調整モードへの切り替え、または、HDR画像調整モードからSDR画像調整モードへの切り替えが実行されたかどうかを判定する。また、検知部213は、SDR環境またはHDR環境に適した第1の調整パラメータがユーザにより調整されたかもしくは別途用意された第1の調整パラメータセットが設定されたかどうかを判定する。そして、画像調整モードの切り替え、あるいは、SDR環境またはHDR環境に適した第1の調整パラメータの調整もしくは設定が行われていないと判定した場合、検知部213は、何もせずに図5のフローチャートの処理を終了する。
一方、S501において、画像調整モードの切り替え、あるいは、SDR環境またはHDR環境に適した第1の調整パラメータの調整もしくは設定が行われたと判定した場合、検知部213は、S502に処理を進める。S502に進むと、検知部213は、第2の調整パラメータについて再調整が必要かどうかの検知処理を実行する。このS501の処理後、検知部213は、図5のフローチャートの処理を終了する。
図6は、検知部213が図5のS502で行う、第2の調整パラメータの再調整が必要かどうかの検知処理の流れを示したフローチャートである。
S601において、検知部213は、第2の調整部212における第2の画像調整の際に、SDR表示された場合とHDR表示された場合とで特性が異なった画像になる第2の調整パラメータが調整されたかどうかを判定する。また、検知部213は、別途用意された第2の調整パラメータセットが設定された場合に、その第2の調整パラメータセットが、SDR表示またはとHDR表示とで特性が異なった画像になる第2の調整パラメータセットであるかどうかを判定する。つまり、検知部213は、SDR表示とHDR表示とで互換の無い調整パラメータが調整または設定されたか否かを判定する。言い換えると、検知部213は、第2の画像調整に使用可能な第2の調整パラメータのうち、第1の画像調整で行われたγ処理のγ特性に依存する第2の調整パラメータが調整または設定されたかどうかを判定する。第1の画像調整時のγ特性に依存する第2の調整パラメータとしては、例えば、RGBトーンカーブ調整や8軸等の色調整の調整パラメータなどが挙げられる。一方、SDR表示された場合とHDR表示された場合とで特性が異ならない画像になる調整パラメータ、つまりSDR表示とHDR表示とで互換の有る調整パラメータは、第1の画像調整で行われたγ処理のγ特性に依存しない第2の調整パラメータとなる。第1の画像調整時のγ特性に依存しない第2の調整パラメータとしては、例えば、コピースタンプ処理、トリミング処理、回転処理、変倍処理等の調整パラメータが挙げられる。検知部213は、これらの第2の調整パラメータについては、再調整が必要になる調整パラメータとしては扱わない。
そして、S601において、SDR表示とHDR表示とで特性が異なる画像になる第2の調整パラメータが調整または設定されていないと判定した場合、検知部213は、何もせずに図6のフローチャートの処理を終了する。
一方、S601において、SDR表示とHDR表示とで特性が異なる画像になる第2の調整パラメータの調整または設定がなされたと判定した場合、検知部213は、S602に処理を進める。S602に進むと、検知部213は、その第2の調整パラメータについて再調整が必要であると判断(つまり検知)する。このS601の処理後、検知部213は、図6のフローチャートの処理を終了する。
図7は、検知部213で第2の調整パラメータの再調整が必要であることが検知された場合において、ユーザへの通知から調整パラメータの消去までの処理の流れを示すフローチャートである。
検知部213は、前述のように第2の調整パラメータの再調整が必要であることを検知した場合、S701において、その旨をユーザに明示的に通知するように、表示部216に指示する。この表示部216による明示的な通知により、ユーザは、第2の調整パラメータの再調整が必要であることを認識可能となる。
つぎにS702において、操作部215は、ユーザから再調整が必要であることについて同意を示す操作が入力されたかどうかを判定する。ユーザの同意を示す操作入力の具体例については後述する。そして、ユーザから調整パラメータの再調整について同意が得られなかったと判定された場合、第2の調整部212は、何もせずに図7のフローチャートの処理を終了する。
一方、S702で調整パラメータの再調整について同意が得られたと判定された場合、第2の調整部212は、S703に処理を進める。そして、S703に進むと、第2の調整部212は、第2の画像調整で扱われる第2の調整パラメータから、再調整が必要であると検知された第2の調整パラメータを消去し、その消去した第2の調整パラメータに係る画像調整をクリアする(調整前の状態に戻す)。このS703の処理後、第2の調整部212は、図6のフローチャートの処理を終了する。
図8は、検知部213で第2の調整パラメータの再調整が必要であることが検知された場合において、ユーザへの通知から調整パラメータの再調整が実行されて調整パラメータが保持されるまでの処理の流れを示すフローチャートである。
検知部213は、前述のように第2の調整パラメータの再調整が必要であることを検知した場合、S801において、前述のS701と同様に、その旨をユーザに明示的に通知するように、表示部216に指示する。さらに、S802において、前述のS702と同様に、操作部215は、ユーザから再調整が必要であることについて同意を示す操作が入力されたかどうかを判定する。そして、ユーザから調整パラメータの再調整について同意が得られなかったと判定された場合、第2の調整部212は、何もせずに図8のフローチャートの処理を終了する。
一方、S802で調整パラメータの再調整について同意が得られたと判定された場合、第2の調整部212は、S803に処理を進める。S803に進むと、第2の調整部212は、操作部215を介したユーザ操作に応じて再調整された第2の調整パラメータを用いた第2の画像調整を実行する。そして、保存部214は、調整パラメータの再調整が必要であると検知された第2の調整パラメータと、第2の調整部212で再調整された第2の調整パラメータとを、別々にRAM203に記憶する。つまり、保存部214は、再調整が行われる前後の第2の調整パラメータを別々のファイルとしてRAM203に記憶させる。このS803の処理後、第2の調整部212は、図8のフローチャートの処理を終了する。
図9(a)と図9(b)は、第2の調整パラメータの再調整に関してユーザへの通知内容と前述した同意を求める内容を示したGUI例の図である。
図9(a)のGUI901は、ユーザに対して調整パラメータの再調整が必要である旨の通知メッセージの表示と、調整パラメータの再調整についてユーザに同意を求めるボタン(「はい」と「いいえ」のボタン)が表示された例を示している。このGUI901において、ユーザが「はい」ボタンを例えばクリックやタッチ等により選択した場合、操作部215は、ユーザが同意したと判定する。その後は、図示を省略しているが、第2の画像調整における調整パラメータの設定用のGUI等に遷移する。一方、ユーザが「いいえ」ボタンを選択した場合には、第2の調整部212では、何もせず終了する。
図9(b)のGUI902は、前述した再調整が必要になる調整パラメータと再調整の必要がない調整パラメータとを列挙してユーザに通知するメッセージの表示と、その通知の内容をユーザが確認した場合に選択される「OK」ボタンが表示した例を示している。このGUI902において、ユーザが「OK」ボタンを例えばクリックやタッチ等した場合、操作部215は、ユーザがその説明内容を確認したと判定する。図9(b)のGUI902の例では、再調整が必要になる調整パラメータとして「トーンカーブ」と「色調整」とが列挙され、再調整の必要がない調整パラメータとして「回転」と「トリミング」とが列挙されている。
以上説明したように、本実施形態においては、SDR環境とHDR環境とで特性の異なる画像になる調整パラメータが調整されたとき、その調整パラメータの再調整が必要になることを検知してユーザに通知する。これにより、本実施形態によれば、画像調整で想定したのとは特性の異なる画像になる可能性を未然に防ぐことが可能となる。そして、その調整パラメータの再調整が行われることで、SDR環境とHDR環境とにそれぞれ適した画像調整が行われるようになり、SDR環境とHDR環境とでそれぞれの特性に合った画像の表示が可能となる。
なお、前述した特許文献1では、例えば画像調整時の環境とは異なる環境で表示されることになった段階で、ユーザに通知するようになされている。つまり特許文献1に記載の技術の場合には、本実施形態のように、画像調整が行われる時点で事前に、ユーザが想定しているのとは異なる特性の画像が表示されてしまう可能性があるかどうかを検知して通知するようなことは行っていない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:デジタルカメラ、200:画像処理装置、201:CPU、202:ROM、203:RAM、210:画像入力部、211:第1の調整部、212:第2の調整部、213:検知部、214:保存部、215:操作部、216:表示部

Claims (15)

  1. ユーザからの画像調整モードの選択指示を取得する取得手段と、
    前記ユーザが標準ダイナミックレンジ画像調整モードを選択した場合に標準ダイナミックレンジに適したガンマ処理をRAW画像に対して実行し、前記ユーザがハイダイナミックレンジ画像調整モードを選択した場合にハイダイナミックレンジに適したガンマ処理を前記RAW画像に対して実行する第1の調整手段と、
    前記ガンマ処理後の画像に対し、第2の画像調整を実行する第2の調整手段と、
    前記標準ダイナミックレンジ画像調整モードと前記ハイダイナミックレンジ画像調整モードとを切り替える操作が行われた場合に、前記第2の画像調整で用いた調整パラメータに関する通知を行う通知手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記通知手段は、前記切り替える操作が行われた場合に、前記第2の画像調整で用いた調整パラメータの再調整が必要であることの通知を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記再調整が必要であるかどうかを検知する検知手段を有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記検知手段は、前記切り替える操作が行われた場合に、前記再調整が必要であるかどうかを検知する処理を実行することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記検知手段は、前記標準ダイナミックレンジに適したガンマ処理と前記ハイダイナミックレンジに適したガンマ処理とを切り替えるような調整パラメータが記第1の調整手段に設定された場合に、前記再調整が必要であるどうかを検知する処理を実行することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記検知手段は、前記第2の画像調整で用いる調整パラメータ前記標準ダイナミックレンジと前記ハイダイナミックレンジとで特性が異なる画像になる調整パラメータである場合に、前記再調整が必要であると検知することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記検知手段は、前記第2の画像調整で用いる調整パラメータが、前記ガンマ処理後の画像のガンマ特性に依存する調整パラメータである場合に、前記再調整が必要であると検知することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記ガンマ処理後の画像のガンマ特性に依存する調整パラメータは、トーンカーブの調整、及び色の調整のうちの、少なくとも一つの調整に、用いられる調整パラメータを含むことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記検知手段は、前記第2の画像調整で用いる調整パラメータ、前記ガンマ処理後の画像のガンマ特性に依存しない調整パラメータである場合に、前記再調整が必要でないと検知することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記ガンマ処理後の画像のガンマ特性に依存しない調整パラメータ画像を回転する調整、画像を変倍する調整、画像内の領域をコピーして張り付ける調整、及び画像をトリミングする調整のうちの、少なくとも一つの調整に、用いられる調整パラメータを含むことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  11. 前記第2の調整手段は、前記検知手段により前記再調整が必要であると検知された調整パラメータを、前記通知手段による通知がなされた後に消去することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  12. 前記検知手段により前記再調整が必要であると検知された調整パラメータについて、前記再調整がなされる前の調整パラメータと前記再調整がなされた後の調整パラメータとを、保存する保存手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  13. 前記通知手段は、前記検知手段により前記再調整が必要であると検知された調整パラメータを列挙するようにして前記通知を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  14. ユーザからの画像調整モードの選択指示を取得し、
    前記ユーザが標準ダイナミックレンジ画像調整モードを選択した場合に標準ダイナミックレンジに適したガンマ処理をRAW画像に対して実行し、
    前記ユーザがハイダイナミックレンジ画像調整モードを選択した場合にハイダイナミックレンジに適したガンマ処理を前記RAW画像に対して実行し、
    前記ガンマ処理後の画像に対して、第2の画像調整を実行し、
    前記標準ダイナミックレンジ画像調整モードと前記ハイダイナミックレンジ画像調整モードとの切り替える操作が行われた場合に、前記第2の画像調整で用いた調整パラメータに関する通知を行う
    ことを含む画像処理方法。
  15. コンピュータを、請求項1から13のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段とし
    て機能させるためのプログラム。
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