JP7098215B2 - 継手及びガイド部材の組付方法 - Google Patents
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Description
図1に示す継手100は、例えば、住宅内等において、給水配管あるいは給湯配管等の配管8(図8参照)を繋ぐための配管継手である。継手100は、継手本体1と、カバー部材2と、キャップ3と、ストッパ4と、シール部材5と、ガイド部材6と、蓋体7と、ガイド挿設空間S1と、蓋体突起設置空間S2と、を備えて構成されている。
継手本体1は、軸方向に延設された銅合金等の金属製、または、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂製の筒状部材から成る。継手本体1には、軸心線上に前側から後側に向かって縮径した通水孔1gが形成されている。継手本体1の外周部1aには、前側から順に、ネジ部1b、角形係合部1c、カバー部材取付部1d、空間形成部1e、シール部材設置溝1fが形成されている。
角形係合部1cは、ネジ部1bを取付部材(図示省略)の雌ネジ部に螺合させる際に、スパナ等の工具を係合させる箇所である。
カバー部材取付部1dは、カバー部材2の前端部内側に形成された係合凸部2aが係合されて、カバー部材2が取り付けられる凹部である。
シール部材設置溝1fは、シール部材5が設置される環状溝である。シール部材設置溝1fは、空間形成部1eの略中央部に適宜な間隔を介して形成された複数の溝から成る。
図1に示すように、カバー部材2は、ガイド挿設空間S1の外壁を形成すると共に、キャップ3及びストッパ4を設置するための筒状部材である。カバー部材2には、前記した係合凸部2aと、ガイド挿設空間形成部2bと、キャップ取付部2cと、ストッパ取付部2dと、が形成されている。カバー部材2は、例えば、ポリアミド(PA)等の樹脂等の透明部材によって形成されて、カバー部材2の内側に配置されるシール部材5、ガイド部材6及び配管8(図8参照)の設置状態が外部から視認可能な状態にしている。
キャップ取付部2cは、キャップ3の連結部3aが連結される係合箇所である。キャップ取付部2cは、カバー部材2の後側外周面に断面視して凹凸形状に形成されている。
ストッパ取付部2dは、ストッパ4が取り付けられる係合箇所である。ストッパ取付部2dは、カバー部材2の後側端部に断面視して略三角形状に形成されている。
図1に示すように、キャップ3は、継手本体1の軸方向一方側の外周部1aに、筒状のカバー部材2を介在させてスナップ嵌合で外嵌させた筒状のエンドキャップである。キャップ3は、ポリアセタール(POM)等の樹脂製のものから成る。キャップ3は、連結部3aと、開口部3bと、内側開口縁3cと、外側開口縁3dと、を有している。
開口部3bは、連結部3aよりも小径の内径を有する内鍔部である。つまり、開口部3bは、筒状のキャップ3の後端部から軸心線に向けて突出形成された厚板状部位である。
外側開口縁3dは、蓋体7を開口部3bに取り付けた際に、蓋体7の前側表面7cが当接される端面である。
図1に示すように、ガイド挿設空間S1は、継手本体1の軸方向一方側の外周部1aと、カバー部材2及びキャップ3との間に、筒状に形成された空間(隙間)である。
蓋体突起設置空間S2は、ガイド部材6の外周面6bと、開口部3bとの間に形成された空間(隙間)である。蓋体突起設置空間S2には、開口部3bを閉塞する蓋体7の係止突起部7aが着脱可能に挿着される。
ストッパ4は、例えば、バネ用のステンレス鋼(SUS)等の金属製の環状板部材から成る。ストッパ4は、断面視して略C字状(くの字状)に形成されて、ストッパ取付部2dに後側から装着される。ストッパ4の径方向内側端部には、継手100内に配管8(図7及び図8参照)を挿入した際に、配管8の外周面が摺接する。
図1に示すように、シール部材5(51,52)は、例えば、適宜な間隔で配置された2つの環状のOリング(ゴムパッキン)から成る。シール部材5は、ガイド挿設空間S1に面する継手本体1の外周部1aのシール部材設置溝1fに、径方向内側端部がシール部材設置溝1fから突出するように係合されている。シール部材5は、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等のゴム材料によって形成されている。シール部材5には、継手100内に配管8(図7及び図8参照)を挿入した際に、ガイド部材6の拡開傾斜面6cと、配管8の外周面と、が摺接する。
図6~図8に示すように、ガイド部材6は、配管8の前端部を継手100のガイド挿設空間S1内に差し込んで接続させる際に、配管8の挿入をガイドするポリプロピレン(PP)等の樹脂製の環状部材である。図2(a)に示すように、ガイド部材6には、キャップ係止部6aと、外周面6bと、拡開傾斜面6cと、爪部6dと、凹部6fと、が形成されている。図7に示すように、ガイド部材6は、ガイド挿設空間S1の奥側方向に拡開して形成され、当該ガイド部材6をガイド挿設空間S1の奥側方向に押し込んだ際に、シール部材5に当接する拡開傾斜面6cを有し、シール部材5のはみ出し防止機能を備えている。
凹部6fは、凸部7bが係合される環状の溝である。凹部6fは、爪部6dのキャップ係止部6a側に隣設されて、爪部6dに沿って形成されている。
蓋体7は、継手100を使用しないときに、塵埃等がガイド挿設空間S1に侵入するのを抑止するための閉塞体である。蓋体7には、係止突起部7aと、凸部7bと、前側表面7cと、が形成されている。蓋体7は、例えば、ポリプロピレン(PP)等の樹脂製の略円板状の部材から成る。
凸部7bには、ガイド部材6の外周面6bに形成された凹部6fが着脱可能に係合される。
前側表面7cは、蓋体7を継手100に取り付けた際に、キャップ3の外側開口縁3dに当設する箇所である。
図8に示す配管8は、例えば、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管等の樹脂製のものがメインであるが、アルミニウム管状の内側と外側を樹脂等で被覆したアルミニウム三層管や、金属製のものであってもよい。
次に、図2~図8を主に参照して、本発明の実施形態に係る継手100及びガイド部材6の組付方法の作用を組付順について説明する。
この場合、カバー部材2は、透明部材によって形成され、カバー部材2の内側のシール部材5、ガイド部材6及び配管8の設置状態の視認や、取付不良の確認をすることが可能になっている。
かかる構成によれば、開口部3bに係止されたキャップ係止部6aを有するガイド部材6は、開口部3bを挟んで軸方向外側に一体化された状態に配置された蓋体7から分離されることで、軸方向内側へ移動できるようになる。そのガイド部材6は、軸方向外側へ移動させた場合、キャップ係止部6aが開口部3bの内側開口縁3cに係止されて軸方向外側への移動が規制されるため、開口部3b内から抜け出すことがない。
以上、本実施形態に係る継手100及びガイド部材6の組付方法について、図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
また、ガイド部材6または蓋体7、あるいは両方に、割りがあってもよい。
また、ガイド部材6と蓋体7において、凹部と凸部(スナップ嵌合)は、逆の組合せでもよい。
また、連結部3a及びキャップ取付部2cは、互いに係合するネジ形状のものであってもよい。
1a 外周部
2 カバー部材
3 キャップ
3a 連結部
3b 開口部
3c 内側開口縁
5 シール部材
6 ガイド部材
6a キャップ係止部
6b 外周面
6c 拡開傾斜面
6f 凹部
7 蓋体
7a 係止突起部
7b 凸部
100 継手
S1 ガイド挿設空間
S2 蓋体突起設置空間
Claims (5)
- 軸方向に延設された筒状の継手本体と、
前記継手本体の軸方向一方側の外周部に、筒状のカバー部材を介在させて外嵌させた筒状のキャップと、を備え、
前記継手本体の軸方向一方側の前記外周部と、前記カバー部材及び前記キャップとの間に、筒状に形成されたガイド挿設空間を有する継手であって、
前記キャップは、前記カバー部材に連結される連結部と、
前記連結部よりも小径の内径を有する開口部と、を有し、
前記開口部の内側開口縁には、前記開口部内に押し込んだ環状のガイド部材のキャップ係止部が、軸方向外側に移動不能に配置されると共に、軸方向内側に移動可能に配置され、
前記ガイド部材の外周面と、前記開口部との間には、蓋体突起設置空間が形成され、
前記蓋体突起設置空間には、前記開口部を閉塞する蓋体の係止突起部が着脱可能に挿着されること、
を特徴とする継手。 - 前記係止突起部の内壁には、凸部が形成され、
前記凸部には、前記ガイド部材の外周面に形成された凹部が着脱可能に係止されること、
を特徴とする請求項1に記載の継手。 - 前記ガイド挿設空間に面する前記継手本体の外周部には、シール部材が設けられ、
前記ガイド部材は、前記ガイド挿設空間の奥側方向に拡開して形成されて、当該ガイド部材を前記ガイド挿設空間の奥側方向に押し込んだ際に、前記シール部材に当接する拡開傾斜面を有していること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の継手。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の前記継手に前記ガイド部材を組み付けるガイド部材の組付方法であって、
前記ガイド部材は、前記開口部を閉塞する蓋体の係止突起部の内壁面に着脱可能に内嵌させて一体化させた状態で、前記係止突起部を前記開口部内に押し込むことによって、前記キャップ係止部が、前記ガイド挿設空間内に軸方向外側に移動不能に配置されること、
を特徴とするガイド部材の組付方法。 - 前記ガイド部材は、前記蓋体を分離することで、軸方向内側に移動可能に配置されること、
を特徴とする請求項4に記載のガイド部材の組付方法。
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