JP7096472B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
また、前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、表面が表皮によって覆われたシートバックを備えた乗物用シートであって、前記シートバックは、該シートバックの上端部を構成し、前記シートバックの上下方向における長さを変更するために上下方向に沿って移動する移動部を有し、該移動部は、前記移動部の表面を覆う前記表皮中、前記乗物用シートの幅方向における前記移動部の端面を構成する部分の形状を保持するための保持部と、前記移動部が上下方向に移動する際に、前記移動部の表面を覆う前記表皮及び前記保持部を連れながら、前記移動部の移動と共に上下方向に動く可動部と、前記幅方向において前記保持部を貫通している貫通部と、を有し、前記保持部には、前記可動部が動く際の経路に沿って形成されており前記貫通部が入り込んだ孔が設けられていることにより解決される。
また、上記の構成では、シートクッションの前端部が移動部である場合に、移動部(すなわち、シートクッションの前端部)を構成する表皮中、側端面の外観を簡単且つ良好に維持することが可能となる。
上記の構成では、保持部が樹脂プレートによって構成されているため、保持部の構成がより簡単なものになる。また、保持部としての樹脂プレートは、表皮中、移動部の側端面を構成する部分よりもシート幅方向の内側に配置されている。これにより、保持部を露出させることなく、表皮中、移動部の側端面を構成する部分の形状を良好に維持することが可能となる。
上記の構成では、移動部が移動する際、可動部が移動部の表面を覆う表皮及び保持部を連れながら回動する。また、保持部に形成された孔は、可動部の回動経路に沿った円弧状の孔となっている。これにより、可動部の回動中、孔に入り込んだ貫通部は、孔内をスムーズに移動することが可能となる。この結果、よりスムーズに保持部を表皮中、移動部の側端面を構成する部分と共に回動させることが可能となる。
上記の構成では、カバー部材のカバー側部を固定具によって支持部に適切に固定することが可能となる。また、移動部が移動する際には、保持部を貫通する固定具が、保持部に形成された孔に沿って移動する(厳密には、保持部に対して相対的に移動する)。これにより、保持部は、固定具に干渉されることなく、表皮中、移動部の側端面を構成する部分と共に動けるようになる。
上記の構成では、孔中の延出方向端部の開口幅が、それ以外の部分の開口幅よりも大きくなっている。このため、固定具の一部(具体的には、孔に入り込む部分)を孔内に入れ込む際、その部分を孔中の延出方向端部から入れ込めば、より容易に固定具を孔内に入れ込むことが可能となる。
上記の構成では、カバー側部がシート幅方向において移動部と非移動部との間に位置しているため、移動部と非移動部との間の隙間に異物が入り込むのを抑制することが可能となる。
上記の構成では、シート幅方向においてカバー側部及び支持部の間のスペースを利用して保持部を配置するため、保持部を設けることによるシートサイズの大型化を抑えることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、保持部の構成がより簡単なものとなる。また、表皮中、移動部の側端面を構成する部分の形状をより良好に維持することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、可動部の回動中、保持部をよりスムーズに表皮中、移動部の側端面を構成する部分と共に回動させることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、カバー部材のカバー側部を固定具によって支持部に適切に固定することが可能となる。また、移動部が移動する際には、保持部を貫通する固定具に干渉されずに、保持部が移動部の側端面を構成する表皮と共に動ける。
また、本発明の乗物用シートによれば、より容易に固定具を孔内に入れ込むことが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、カバー部材のカバー側部により、移動部と非移動部との間の隙間に異物が入り込むのを抑制することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、シート幅方向においてカバー側部及び支持部の間のスペースを利用して保持部を配置することで、保持部を設けることによるシートサイズの大型化を抑えることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、シートクッションの前端部が移動部である場合において、移動部を構成する表皮中、側端面の外観を簡単且つ良好に維持することが可能となる。
本実施形態に係る車両用シート1の基本構成について図1乃至図3を参照しながら説明する。本実施形態に係る車両用シート1は、図1に示すように、シートクッション2と、シートバック3と、ヘッドレスト4とを備えている。
次に、移動部10の構成について図4乃至図8を参照しながら説明する。
移動部10は、前述したように、クッション本体2aの前端部を構成しており、シートクッション2の前後長を変更するために前後移動する。また、移動部10を前後移動させるための機器として、図4~図8に図示した各機器、具体的には回動軸11、軸支持ブラケット12、進退ロッド13、ガイドピラー14、トリムワイヤ15、ワイヤ支持ブラケット16、コイルばね17、及びモータ18がクッション本体2aの下部に設けられている。
以上のように、回動軸11は、移動部10が移動する際に、移動部10の表面を覆う表皮8を連れながら動き、具体的には、シート幅方向に沿う中心軸周りに回動しながら前後移動する。
本実施形態では、移動部10の表面を覆う表皮8の形状、特に、移動部10の側端面(シート幅方向における端面)を構成する部分の形状を良好に維持するために、移動部10に保持部が設けられている。以下、保持部及びその周辺機器について図9乃至図12を参照しながら説明する。なお、図11及び図12は、表皮8を取り外した状態の移動部10の側部及びカバー側部9bを示す模式図となっており、図11は、移動部10が通常位置に位置しているときの図であり、図12は、移動部10が拡張位置に位置しているときの図である。
以上までに、本発明の乗物用シートの構成について一例を挙げて説明したが、上述の構成例は、あくまでも一例に過ぎず、他の例も考えられる。例えば、上記の実施形態では、シートクッション2に移動部10が設けられており、移動部10の移動によってシートクッション2の長さ(前後長)を変更する構成について説明した。ただし、これに限定されるものではなく、シートクッション2の代わりにシートバック3に移動部10が設けられてもよく、あるいは、シートクッション2及びシートバック3の双方に移動部10が設けられてもよい。シートバック3に移動部10を設ける構成では、シートバック3の上端部を移動部10によって構成することになる。なお、シートバック3に設けられる移動部10の構成については、シートクッション2に設けられる移動部10の構成、すなわち、上記の実施形態に係る移動部10の構成と同様であるため、説明を省略することとする。
2 シートクッション
2a クッション本体
2b ***部(非移動部)
3 シートバック
4 ヘッドレスト
7 パッド材
8 表皮
8a トリムコード
8x 側端面構成部分(移動部の端面を構成する部分)
9 カバープレート(カバー部材)
9a カバー前方部
9b カバー側部
9c スリット
10 移動部
11 回動軸(可動部)
12 軸支持ブラケット(支持部)
12a 上方延出部
12b フランジ部
12c ガイド孔
13 進退ロッド
14 ガイドピラー
15 トリムワイヤ(掛け留め部)
15a 延出部分
15b 第一部分
15c 第二部分
15d 連結部分
16 ワイヤ支持ブラケット
17 コイルばね
18 モータ
19 トリムプレート(保持部)
19a スロット(孔)
19b 延出方向端部
20 取り付けブラケット
30 固定クリップ(固定具)
31 先端部
32 末端部
33 中間部(貫通部)
Claims (8)
- 表面が表皮によって覆われたシートクッションを備えた乗物用シートであって、
前記シートクッションは、該シートクッションの前端部を構成し、前記シートクッションの前後方向における長さを変更するために前後方向に沿って移動する移動部を有し、
該移動部は、
前記移動部の表面を覆う前記表皮中、前記乗物用シートの幅方向における前記移動部の端面を構成する部分の形状を保持するための保持部と、
前記移動部が前後方向に移動する際に、前記移動部の表面を覆う前記表皮及び前記保持部を連れながら、前記移動部の移動と共に前後方向に動く可動部と、
前記幅方向において前記保持部を貫通している貫通部と、を有し、
前記保持部には、前記可動部が動く際の経路に沿って形成されており前記貫通部が入り込んだ孔が設けられていることを特徴とする乗物用シート。 - 表面が表皮によって覆われたシートバックを備えた乗物用シートであって、
前記シートバックは、該シートバックの上端部を構成し、前記シートバックの上下方向における長さを変更するために上下方向に沿って移動する移動部を有し、
該移動部は、
前記移動部の表面を覆う前記表皮中、前記乗物用シートの幅方向における前記移動部の端面を構成する部分の形状を保持するための保持部と、
前記移動部が上下方向に移動する際に、前記移動部の表面を覆う前記表皮及び前記保持部を連れながら、前記移動部の移動と共に上下方向に動く可動部と、
前記幅方向において前記保持部を貫通している貫通部と、を有し、
前記保持部には、前記可動部が動く際の経路に沿って形成されており前記貫通部が入り込んだ孔が設けられていることを特徴とする乗物用シート。 - 前記保持部は、前記表皮中、前記移動部の端面を構成する部分よりも前記幅方向において内側で、前記移動部の端面を構成する部分に取り付けられている樹脂プレートであることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
- 前記可動部は、前記移動部が移動する際に、前記移動部の表面を覆う前記表皮及び前記保持部を連れながら前記幅方向に沿う中心軸周りに回動し、
前記孔は、前記可動部の回動経路に沿って形成された円弧状の孔であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記可動部を支持する支持部と、
前記移動部の移動方向において前記移動部よりも手前側に位置して前記移動部を覆うカバー部材と、を有し、
該カバー部材は、前記幅方向における前記カバー部材の端部をなすカバー側部を有し、
前記保持部は、前記幅方向において前記カバー側部と前記支持部との間に位置し、
前記貫通部は、前記カバー側部を前記支持部に対して固定するために前記カバー側部及び前記支持部に留められる固定具であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記孔中の延出方向端部における開口幅は、前記孔中の前記延出方向端部以外の部分における開口幅よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
- 前記乗物用シートは、前記幅方向において前記移動部よりも外側に配置された非移動部を有し、
前記カバー側部は、前記幅方向において前記移動部と前記非移動部との間に位置していることを特徴とする請求項5又は6に記載の乗物用シート。 - 前記保持部は、前記幅方向において前記カバー側部及び前記支持部の各々と隣り合う位置に配置されていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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JP2017148268A Active JP7096472B2 (ja) | 2017-07-31 | 2017-07-31 | 乗物用シート |
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JP2007118706A (ja) | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Aisin Seiki Co Ltd | シートの着座面長さ調整装置 |
JP2008142120A (ja) | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Toyota Motor Corp | 座席 |
JP2011189783A (ja) | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Honda Motor Co Ltd | 車両のシート装置 |
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