JP7094041B2 - 栄養付加食品、栄養付加食品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、栄養付加食品およびその製造方法に関する。
日本人の主食は「白米」である。白米は玄米から米糠を除去することで、つまり精米することで得られるが、豊富な栄養分は除去される糠の部分に多く含まれていることは公知の事実である。
近年の健康ブームにより、栄養価の高い玄米そのものを食することも行われているが、玄米は白米と比べて味が劣り、硬くて食べづらく、消化も悪い、といったデメリットが多く、さらには、玄米は白米に比べて炊飯し難いことから、広く一般的に食されることはない。
また、豊富な栄養分を含む米糠に着目し、米糠を原料とした栄養付加材も多く開発されているが(例えば、特許文献1参照)、米糠独特のにおい(風味)が邪魔をして、やはり一般的に食されるまでには至らない。
特許第4454290号公報
栄養価の高い米糠を利用した、従来にない新規な栄養付加食品およびその製造方法を提供することを主たる課題とする。
前記課題を解決するための本発明の栄養付加食品は、少なくとも、でんぷんを含有する粉体およびでんぷん分解物のいずれか一方または双方と、米糠と、を含み、直径が10mm以下に焼き上げられていることを特徴とする。
前記栄養付加食品にあっては、前記でんぷんを含有する粉体が、米粉であってもよい。
前記栄養付加食品にあっては、断面が、中心部に位置するコア部と、前記コア部の外側に位置する外殻部と、からなる二層構造を呈しており、前記外殻部は、前記コア部に比べて硬度が高くてもよい。
また、前記栄養付加食品は、前記外殻部は、裂け目なく連続しており、前記コア部を完全に被覆していてもよい。
前記課題を解決するための本発明の栄養付加食品の製造方法は、少なくとも、でんぷんを含有する粉体およびでんぷん分解物のいずれか一方または双方と、米糠と、を含む原料粉体を準備する工程と、前記原料粉体を加熱しつつ混練して餅状体にする工程と、前記餅状体を切断して、直径5.0mm以下の粒状体にする工程と、前記粒状体を乾燥して、乾燥粒状体にする工程と、前記乾燥粒状体を焼き上げて、球状の栄養付加食品にする工程と、を含み、前記原料粉体を加熱しつつ混練して餅状体にする工程においては、エクストルーダを用い、当該エクストルーダの内部が、上流から下流に向かって、55~65℃の第1領域、150~170℃の第2領域、125~135℃の第3領域、60~70℃の第4領域、および80~85℃の第5領域に分けられていることを特徴とする。
また、前記栄養付加食品の製造方法においては、前記乾燥粒状体を焼き上げて、球状の栄養付加食品にする工程において、前記乾燥粒状体を180℃以上に加熱した炭酸カルシウム粒子または塩化ナトリウム粒子に接触させてもよい。
また、前記栄養付加食品の製造方法においては、前記原料粉体は、その全質量に対して前記米糠が10質量%以上であってもよい。
また、前記栄養付加食品の製造方法においては、前記米糠が、部分脱脂米糠であってもよい。
また、前記栄養付加食品の製造方法にあっては、前記でんぷんを含有する粉体が、米粉であってもよい。
本発明の栄養付加食品は、原料に米糠が含まれていることから、高い栄養価を有しつつ、極小で、食感がよいため、白米、カレーライス、ピラフなどの主食、そば、うどん、パスタなどの麺類、野菜サラダ、おひたしなどの野菜類、納豆、卵焼き、肉じゃがなどの副食、牛乳、珈琲、みそ汁などの飲料、お菓子、ヨーグルトなどのデザートと一緒に美味しく食すことができる。また、本発明の栄養付加食品は、これ単独で美味しく食すことができる。本発明の栄養付加食品の製造方法によれば、前記本発明の栄養付加食品を効率よく製造することができる。
図1(a)は、本発明の実施形態にかかる栄養付加食品の正面図であり、(b)はその概略断面図である。 本発明の実施形態にかかる栄養付加食品の製造方法の工程順を示すフロー図である。 本実施形態にかかる栄養付加食品の製造システムの一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(栄養付加食品)
図1(a)は、本発明の実施形態にかかる栄養付加食品の正面図であり、(b)はその概略断面図である。
本実施形態にかかる栄養付加食品100は、少なくとも、でんぷんを含有する粉体およびでんぷん分解物のいずれか一方または双方と、米糠と、を含んでいる。
栄養付加食品100に含まれる「でんぷんを含有する粉体」および「でんぷん分解物」は、焼き上げられた際に米糠を結着(粘着)させ、当該栄養付加食品100をいわゆる「おかき」のような状態とするための成分である。
ここで、「でんぷんを含有する粉体」としては、特に限定されることはないが、例えば、米、小麦、大麦、トウモロコシなどの穀類の粉体、馬鈴薯や山芋などのイモ類の粉体、グリンピースやエンドウ豆などの豆類の粉体、コーンスターチ、コメスターチ、片栗粉、小麦スターチ、タピオカなどのスターチ食材、などを挙げることができる。これらの中でも、米の粉体つまり米粉を用いることにより、栄養付加食品100の栄養価を玄米に近づけることができ、好ましい。
上記米粉については、特に限定されることはなく、従来の米菓に用いられている、うるち米又はもち米から作られる各種米粉から適宜選択して用いることができる。より具体的には、もち粉、うるち米粉、白玉粉、五穀粉などを挙げることができ、これらの中でももち粉が特に好ましい。
ここで、「でんぷん分解物」としては、特に限定されることはないが、例えば、デキストリンや水飴などを挙げることができる。
栄養付加食品100に含まれる米糠についても特に限定されることはなく、玄米を白米とする過程において生じる一般的な米糠を用いることができ、特に、一般的な米糠を低温圧搾処理することで得られる部分脱脂米糠を用いることが好ましい。
米糠から米油と部分脱脂米糠を得る方法としては、通常はいわゆる溶剤抽出法が用いられている。溶剤抽出法とは、まず、米糠を乾式エクストルージョンまたはクッキング、あるいは湿式エクストルージョンまたは水蒸気処理に供することによって、米糠に含まれるリパーゼを失活させ、その後、米糠をノルマルヘキサンによって処理することで米油を抽出する方法である。この方法で得られた米油原油は、通常、0.5%程度の微粉末と3~5%の蝋を含んでおり、原油を脱ガム、脱酸、脱蝋、脱色、ウインター処理し、次いで脱臭している。そして、米油原油を抽出した残留分がいわゆる脱脂米糠である。しかしながら、米糠から米油原油をノルマルヘキサンを使用して抽出する溶剤抽出法を用いると、大豆油や菜種油の場合と比べて溶剤のロスが多く、大気中に比較的に多量の溶剤が放出されるために、環境的に悪影響がある。そして、ノルマルヘキサンを使用して米油原油を抽出すると、抽出後の脱脂米糠は、ノルマルヘキサンを含有するおそれがあることから、人用の食品としては使用できなかった。また、従来においては、米糠から得られる米油原油を苛性ソーダによってアルカリ精製することも行われていたが、アルカリ精製すると栄養成分や生理活性物質の多くが失われていた。このような問題が生じる溶剤抽出法を採用せず、精米工場内で新鮮な米糠を酵素失活処理しリパーゼによる品質劣化を防止し、この酵素失活処理された米糠を低温圧搾処理プラントに投入し、溶剤を使用せずに搾油することにより、部分脱脂米糠に溶剤が残留する危険性を皆無とすることができる。なお、本明細書において脱脂米糠を「部分」脱脂米糠としているのは、低温圧搾処理後の脱脂米糠には相当量(約半量)の米油が残存しているので、あえて部分脱脂米糠としている。
前記部分脱脂米糠は、乾燥した粉末状であることが好ましい。部分脱脂米糠を乾燥させることにより、取り扱いが容易となり、また部分脱脂米糠の酸化による品質劣化を防止することができる(部分脱脂米糠を日持ちさせることができる)。さらに、微粉末化することにより、甘みと旨味が出て美味しく食することができる。
本実施形態にかかる栄養付加食品100の直径は10mm以下である。10mm以下とすることにより、プチプチとした食感を楽しむことができる。栄養付加食品100の直径は、5mm以下であることが好ましく、3mm以下であることが特に好ましい。なお栄養付加食品100の下限値については特に限定することはないが、食感を楽しむという観点からは1mm以上であることが好ましい。
図1(b)に示すように、本実施形態にかかる栄養付加食品100は、その断面が、中心部に位置するコア部101と、コア部101の外側に位置する外殻部102と、からなる二層構造を呈しており、外殻部102は、コア部101に比べて硬度が高いことが好ましい。このような二層構造とすることにより、プチプチと弾ける食感を付与することができる。
外殻部102の硬度は特に限定されることはないが、たとえば、コア部101の硬度の数倍から数十倍程度であることが好ましい。なお、ここで言う「硬度」は、テクスチュロメーター(全研 GTX-2-IN)を用いて測定することができる。
また、本実施形態にかかる栄養付加食品100が二層構造を呈する場合にあっては、外殻部102が裂け目なく連続しており、コア部101を完全に被覆していることが好ましい。このような構造をとることにより、みそ汁やお吸い物やスープなどの液体に添加しても、すぐにふやけてしまうことを防止でき、良好な食感を長時間にわたり持続することができる。
このような本実施形態にかかる栄養付加食品100にあっては、含有される「でんぷんを含有する粉体」および「でんぷん分解物」は、いずれも一種に限定されることはなく、二種以上を合わせて用いてもよい。具体的には、米粉とワキシーコーンスターチ、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉、小麦粉などを合わせて用いてもよい。また、栄養付加食品100にあっては、「でんぷんを含有する粉体およびでんぷん分解物」と「米糠」のみから構成されている必要はない。たとえば、米糠に限らず、穀物の外皮や胚芽には、多くの栄養成分が含まれていることから、各種穀物の外皮や胚芽部分を粉末化し、これを加えることも可能である。たとえば、小麦の外皮である「ふすま」を添加してもよい。
本実施形態にかかる栄養付加食品100にあっては、種々の味付けが可能であり、塩味、醤油味、七味,山椒、胡椒、などのスパイス、梅、紫蘇、鰹節、ゆず、カレー、などのシーズニング味など、従来公知の米菓と同様の味付けが可能である。
(栄養付加食品の製造方法)
図2は、本発明の実施形態にかかる栄養付加食品の製造方法の工程順を示すフロー図である。
図2に示すように、本実施形態にかかる栄養付加食品の製造方法は、少なくとも、以下の第1工程~第5工程を含んでいる。
第1工程:でんぷんを含有する粉体およびでんぷん分解物のいずれか一方または双方と、米糠とを含む原料粉体を準備する工程(S1)
第2工程:前記原料粉体を加熱しつつ混練して餅状体にする工程(S2)
第3工程:前記餅状体を切断して、直径5.0mm以下の粒状体にする工程(S3)
第4工程:前記粒状体を乾燥して、乾燥粒状体にする工程(S4)
第5工程:前記乾燥粒状体を焼き上げて、球状の栄養付加食品にする工程(S5)
以下に各工程について説明する。
(1)第1工程
本実施形態にかかる栄養付加食品の製造方法においては、第1工程として、でんぷんを含有する粉体およびでんぷん分解物のいずれか一方または双方と、米糠とを含む原料粉体を準備する工程(S1)が行われる。
ここで、原料粉体を構成するでんぷんを含有する粉体、でんぷん分解物、米糠、およびその他の添加物については、前記「本実施形態にかかる栄養付加食品」において説明したとおりである。
原料粉体を構成する米糠の含有割合についても特に限定されることはなく、付与したい栄養価や味、食感のバランスなどを考慮して適宜設計可能であるが、原料粉体の全質量に対して10質量%以上であることが好ましく、20質量%以上であることが特に好ましい。原料粉体の全質量に対して10質量%以上、特に20質量%以上含有せしめることにより、栄養付加食品に高い栄養価を付与することができる。一方で、その上限については特に限定されないが、味のバランスを考慮すると質量30質量%以下とすることが好ましい。
(2)第2工程
本実施形態にかかる栄養付加食品の製造方法においては、上記第1工程に次いで、第2工程として、前記原料粉体を加熱しつつ混練して餅状体にする工程(S2)が行われる。そして、この工程(S2)においては、その内部が、上流から下流に向かって、55~65℃の第1領域、150~170℃の第2領域、125~135℃の第3領域、60~70℃の第4領域、および80~85℃の第5領域に分けられたエクストルーダを用いる点に特徴を有している。各領域の機能(役割)は以下のとおりである。
・第1領域
最も上流側の領域が第1領域であり、この領域の温度は55~65℃である。第1領域は、エクストルーダ本体内に供給された原料粉体を予熱するための領域である。
・第2領域
第1領域の次の領域が第2領域であり、この領域の温度は150~170℃である。第2領域は、第1領域で予熱された原料粉体中のでんぷん質(ベータでんぷん)をアルファ化して、餅状体とするための領域である。
・第3領域
第2領域の次の領域が第3領域であり、この領域の温度は125~135℃である。第3領域は、第2領域で加熱・生成された餅状体を予冷するための領域である。
・第4領域
第3領域の次の領域が第4領域であり、この領域の温度は60~70℃である。第4領域は、第3領域で予冷された餅状体を冷却するための領域である。
・第5領域
第4領域の次の領域であって最も下流側の領域が第5領域であり、この領域の温度は80~85℃である。第5領域は、第4領域で冷却された餅状体に再度熱を加えて温めるための領域であり、当該領域があることにより、この後、餅状体をエクストルーダ本体内からノズルを介して排出する際に、ノズル詰まりを抑制し、切断しやすい状態することができる。
(3)第3工程
本実施形態にかかる栄養付加食品の製造方法においては、上記第2工程に次いで、第3工程として、前記餅状体を切断して、直径5.0mm以下の粒状体にする工程(S3)が行われる。
この工程は、例えば、第2工程が行われるエクストルーダの下流側で行われてもよい。具体的には、エクストルーダの最下流の位置に、直径5.0mm以下の孔が複数設けられたノズルを設置し、当該ノズルの孔からエクストルーダ本体内で形成された餅状体を押し出し、押し出された餅状体の長さが5.0mm以下の所望の長さとなったタイミングで、切断刃を用いて切断することで所望の直径を有する粒状体としてもよい。
(4)第4工程
本実施形態にかかる栄養付加食品の製造方法においては、上記第3工程に次いで、第4工程として、前記粒状体を乾燥して、乾燥粒状体にする工程(S4)が行われる。
この工程における具体的な乾燥方法については特に限定されることはなく、従来公知の各種乾燥方法・乾燥装置を用いることができる。
(5)第5工程
本実施形態にかかる栄養付加食品の製造方法においては、上記第4工程に次いで、第5工程として、前記乾燥粒状体を焼き上げて、球状の栄養付加食品にする工程(S5)が行われる。
この工程における具体的な焼き上げの方法については特に限定されることはなく、従来公知の各種焼き上げ方法・焼き上げ装置を用いることができるが、例えば、180℃以上に加熱した炭酸カルシウム粒子または塩化ナトリウム粒子に乾燥粒状体を接触させることで焼き上げてもよい。この方法を用いることにより焼きあがった栄養付加食品の表面にキズが付くことを防止することができ、コア部と外殻部とからなる二重構造を呈し、かつ、外殻部が裂け目なく連続しておりコア部を完全に被覆している栄養付加食品とすることができる。
(栄養付加食品の製造装置)
次に、前記で説明した本発明の実施形態にかかる栄養付加食品の製造方法を実施するための製造システムについて説明する。
図3は、本実施形態にかかる栄養付加食品の製造システムの一例を示す説明図である。
図3中の符号1はミキサーで、でんぷんを含有する粉体およびでんぷん分解物のいずれか一方または双方、および米糠を含む原料粉体を撹拌混合する装置である。符号2はエクストルーダであり、前記第2工程、つまり原料粉体を加熱しつつ混練して餅状体にする工程を行い、前記第3工程、つまり餅状体を切断して所定の直径の粒状体にする工程を行う装置である。符号5は乾燥機であり、前記第4工程、つまり粒状体を乾燥して、乾燥粒状体にする工程を行う装置である。そして、符号6は焼成機であり、前記第5工程、つまり乾燥粒状体を焼き上げて、球状の栄養付加食品にする工程を行う装置であり、図示するシステムにおいては振動焼成機を使用している。
でんぷんを含む粉体およびでんぷん分解物のいずれか一方または双方、および米糠を含む原料を混合撹拌して原料粉体とするミキサー1の種類に特に限定はなく、均一に混合できるものであればよい。図示したミキサー1は、ステンレス製で断面が多角形の撹拌槽11を、その回転軸12に連結した駆動源としてのモータ13により回転させる構造のものである。混合操作は、撹拌槽11前面の開閉扉14を開いて前記各材料を撹拌槽11内に投入し、モータ13を駆動して撹拌槽11を回転させることで内部の材料が撹拌・混合される。混合後は、撹拌槽11の側面に設けられたシャッター15を開き、原料粉体Mを適当な容器に移す。
エクストルーダ2は、装置本体の上部に上方に開口した原料ホッパー21が設けられ、原料ホッパー21内には、図示しないモータなどの駆動手段により回転する撹拌羽根22、23が設けられている。原料ホッパー21の下部には、モータなどの駆動手段により回転するスクリューを備えるスクリューフィーダ24が連設されており、スクリューフィーダ24の先端部には装置本体20内に設けられたシリンダ25に連通する原料投入筒26が連設されている。装置本体20内のシリンダ25内には、減速機28を介してモータ27などの駆動源により回転可能なスクリュー29が内装されており、またシリンダ25は加熱手段を備えている。シリンダ25の先端部には、シリンダ25の内部空間に連通する多数の押出孔31が形成された口金(ダイ)30が装着されている。口金30の前面(外側)には、モータ33などの駆動源により回転可能なカッター32が装着され、カッター32の先端には、口金30との間に所定の間隔をあけて複数のカッター刃34が、押出孔31に対応する位置に取り付けられている。カッター32の周囲はフード35で覆われており、フード35の下部には排出筒36が連接され、排出筒36の下端にはホッパー37が取り付けられている。ホッパー37には、ブロア38などの送気手段が給気ホース39により連接されており、かつホッパー37と乾燥機5のサイクロン51とが搬送ホース40により繋がれている。
ミキサー1により混合撹拌されたでんぷんを含む粉体およびでんぷん分解物のいずれか一方または双方、および米糠を含む原料粉体Mは、餅状体を経て粒状体を形成するためにエクストルーダ2の原料ホッパー21から投入される。投入された原料粉体Mは、原料ホッパー21内で撹拌羽根22、23により撹拌されながら、下方のスクリューフィーダ24に送られ、さらにスクリューフィーダ24により前方に送られて、原料投入筒26から下方のシリンダ25内に投入される。原料粉体は、加熱手段により加熱されたシリンダ25内で回転するスクリュー29によって加熱混練された後、口金30の押出孔31から棒状に押し出される。なお、シリンダ25内は、その加熱温度に応じて第1領域から第5領域に区分されており、各領域に応じた温度範囲において加熱が行われる。
前記口金30に形成された押出孔31は、直径が5.0mm以下、好ましくは直径2mm程度の円孔であるが、押出孔31の大きさは、製造する栄養付加食品の大きさに応じて適宜設計できる。また、押出孔31の数にも特に限定はなく、多孔でも単孔でもよい。
前記のようにしてシリンダ25内で回転するスクリュー29により加熱混練されることで形成された餅状体は、口金30の押出孔31から棒状に押し出された直後に膨化するとともに、口金30に近接して回転するカッター32のカッター刃34により所定の長さ、好ましくは5.0mm以下、より好ましくは2mm程度の長さに切断され、かつ膨化することで、直径が10mm以下、好ましくは2mm程度の粒状体Pが連続して形成される。形成された粒状体Pは、排出筒36を降下してホッパー37内に落下し、ブロア38から供給される空気流によってホッパー37から搬送ホース40内をエア搬送され、サイクロン51から乾燥機5に供給され、乾燥される。このように、エクストルーダ2で形成された粒状体Pはエア搬送される。
成形した粒状体Pを乾燥するための乾燥機として、流動層乾燥機、撹拌乾燥機、さらにはバンド乾燥機、気流乾燥機などの熱風乾燥機など、各種の乾燥機を使用することができる。図示した乾燥機5は、装置本体50内の上部に、ステンレス製の二重ドラム52が駆動手段により回転可能に設けられ、装置本体50の中間部および下部には、ステンレス製の無端ベルトからなる上下のベルトコンベア53、54が設けられている。下段のベルトコンベア54の終端部(図中の右端)には、排出用シューター55が設けられており、また、上下各段のベルトコンベア53、54の途中に、コンベアベルトとの間に所定の間隔をおいて、ベルトコンベア53、54により搬送される、粒状体Pの層の厚さを均一にするための回転羽根56、57が設けられている。また、装置本体50の上部には、熱風供給源としてのエロフィンファン58・・・が設けられている。
エクストルーダ2により粒状に形成され、エア搬送された粒状体Pは、サイクロン51から、装置本体50内で回転するドラム52内に供給され、ドラム52内に設けられた図示しない羽根により撹拌されつつ、エロフィンファン58・・・から装置本体内に供給され、多数の開孔を通過してドラム52を横切り、図示しない排気ファンにより装置本体50外へ排出される熱風により乾燥されながら連続的に搬送され、ドラム52の終端(図中の右側)から排出されて、その下方に位置する上段のベルトコンベア53上に連続して落下する。ベルトコンベア53上に落下した粒状体Pは、装置本体50内に供給される熱風により乾燥されながらベルトコンベア53の終端(図中の左端)に向かって搬送され、その下方に位置する下段のベルトコンベア54上に連続して落下する。なお、ベルトコンベア53上を搬送される途中で回転羽根56によりコンベアベルト状の粒状体Pの層がほぼ均一の厚さに均される。下段のベルトコンベア54上に落下した粒状体Pは、前記と同様に、装置本体50内に供給される熱風によりさらに乾燥されながら、その途中で回転羽根57によりコンベアベルト上の粒状体Pの層の厚さが均され、ベルトコンベア54の終端(図中の右端)に向かって搬送され、排出用シューター55から乾燥機5外へ排出される。なお、図示した乾燥機5は装置本体50の全長が約8m、装置本体50内に供給される熱風の温度は約55℃で、粒状体Pは、サイクロン51から供給された後、約1時間かけて含水率10数%にまで乾燥された状態で乾燥機5外へ排出される。排出された乾燥粒状体P’は適当な容器に回収され、室温にて一晩、養生される。なお、乾燥機5と後述の振動焼成機6とを搬送ホースで連結し、当該搬送ホースの中間部に乾燥粒状体P’を貯留するタンクを設け、当該貯留タンク内で所定時間養生させた後、振動焼成機6に搬送するようにしてもよい。
次いで、乾燥機5から排出された乾燥粒状体P’を、焼成機にて焼き上げることで目的とする栄養付加食品が得られる。図示する焼成機6は加熱板が上下に振動する振動焼成機であり、基台60上に設置された偏心軸回転振動機61により上下振動可能に支持された振動加熱板62と、振動加熱板62の上方に配置された上部加熱手段63とを備えている。前記振動加熱板62は、偏心軸回転振動機61に取り付けられた基板64上に、3枚の加熱板65、66、67を、上手側(図中の左側)から下手側(図中の右側)に向かってやや傾斜した状態で、段違いに連設して構成されている。偏心軸回転振動機61は、振動数を最大毎分約500回まで無段階に調整可能なものであり、通常は毎分約360回の振動数で運転される。各段の加熱板65、66、67は保温性のよい鋳物で構成されており、内部に電気ヒータを備えている。また、図示する上部加熱手段63は、シュリンクバーナーから構成されている。また、振動加熱板62における上段の加熱板65の上手側には加熱板65に接するように、加熱板65よりやや大きく傾斜したシューター68が設けられており、シューター68のさらに上手側には、ホッパー69が設けられている。ホッパー69の下部には、上下に移動可能なシャッター70により開口幅を調整できる供給口71が形成されており、供給口71の下方には、駆動手段により回転する供給ローラ72が設けられている。供給ローラ72の外周面には、ローラ軸方向に伸びる溝が多数設けられている。
乾燥機5により乾燥されて排出された乾燥粒状体P’は、振動焼成機6のホッパー69の上部開口からホッパー69内に投入され、供給ローラ72の回転によりシューター68上に排出される。ホッパー69から排出された乾燥粒状体P’は、シューター68から振動加熱板62の上段の加熱板65上に落下し、振動する加熱板65上で上下に飛び跳ねながら傾斜した加熱板65上を、加熱されながら下手側(図中の右側)に流下し、中段の加熱板66、さらには下段の加熱板67上を、これら加熱板66、67およびそれらの上方に配置された上部加熱手段63によって上下から加熱され、焼き上げられる。このように、この振動焼成機6によれば、加熱板65、66、67を傾斜させ、かつ上下に振動させ、乾燥粒状体P’を、加熱板上ではね上げながら流動させ、さらに振動加熱板62と上部加熱手段63との上下から加熱することで、直径2mm以下という極めて小さな乾燥粒状体P’であっても、ムラなく均一に焼き上げることができる。こうして焼き上げられた栄養付加食品(粒あられ)は、下段の加熱板67の端部に設けられた排出シューター73から落下して適宜容器に収容される。
なお、前記振動焼成機6を用いる焼成法のほか、いわゆる砂煎り焼成機(図示せず)を用いる焼成法で焼き上げることもできる。180℃以上に加熱した炭酸カルシウム粒子および塩化ナトリウム粒子と乾燥粒状体P’とを接触させることで焼き上げる。この場合、焼き上げた後に、ふるいにかけることで、栄養付加食品と炭酸カルシウム粒子および塩化ナトリウム粒子との分別が必要となる。
(栄養付加食品の特徴や効用について)
以下に、上記で説明した本発明の栄養付加食品の特徴や効用についてまとめておく。
本発明の栄養付加食品の特徴は、糠臭や糠味を「封印」したことにある。発明者らは、栄養価の高い米糠を日常的に食するための方法を日夜研究し、本発明の栄養付加食品を開発するに至った。開発過程においては、米糠を粉末状にし、これを白米やみそ汁、牛乳、さらには各種おかずに振りかけて食することも検討したが、粉末状の米糠には、独特の糠臭や糠味があるため、白米、みそ汁、牛乳、各種おかずの味や外観が損なわれてしまい、「健康のため」とは言え、日常的に食するには抵抗があった。なお、ここでいう「外観が損なわれる」とは、粉末状の米糠が白米やおかずの表面に覆いかぶさる結果、当該食品の本来の形状や色が見えなくなること、および粉末状の米糠が牛乳などの飲料に溶け込み、本来の色が変色したり汚濁したりすること、の両方を意味している。
しかしながら、本発明の栄養付加食品は、粉末状ではなく、焼き上げられた球状の、言わば「小粒のおかき状態」であることから、糠臭や糠味を「封印」することができ、白米やみそ汁、さらには各種おかずに添加しても、これらの味や外観を損ねることがなく、外観にいたっては、小さな「おかき」が散りばめられることにより食事に「装飾的な遊び心」を付加することも可能となる。なお、糠臭や糠味が「封印」されにメカニズムは以下の通りである。つまり、粉末状の米糠の場合、これのみが口中に拡散し、舌に絡みつき、一部は歯の隙間に残留し、糠臭や糠味の感知機能を大きく長時間にわたって刺激するのに対し、「小粒のおかき状態」の場合、咀嚼され難く、咀嚼されてもでんぷんを含む粉体、たとえば米粉と、米糠が完全に粘着、一体化した破片となっているため、米糠単独の粉には戻らず、その結果、拡散面積、露出面積は粉末状の米糠と比べて圧倒的に小さくなり、感知機能に反応しないためである。
なお、本発明の栄養付加食品は、上記のとおり「小粒のおかき状態」ではあるものの、味付けをしなければ、まさに栄養付加食品として、白米、みそ汁、さらには各種おかずなど、すべての食品に添加可能である。一方で、「小粒のおかき状態」であるからこそ、種々の味付けをすることにより、これ単独で、おやつ感覚で食することも可能である。また、味付けの有無にかかわらず、本発明の栄養付加食品は、「焼き上げられた球状の、小粒のおかき状態」であることから、これを食した時には「プチプチ」とした食感がありため、これを添加した食品に、当該「プチプチ」とした新たな食感をも付与することができる。
このような本発明の栄養付加食品は、「ふりかけ」と同じ要領で容器にいれて携帯することができ、食事の際にあらゆる食材や料理に、適量振りかけて食するようにしてもよい。
1…ミキサー
2…エクストルーダ
5…乾燥機
6…振動焼成機

Claims (7)

  1. 少なくとも、
    でんぷんを含有する粉体およびでんぷん分解物のいずれか一方または双方と、
    米糠と、
    を含み、直径が10mm以下の球状に焼き上げられており、
    その断面が、中心部に位置するコア部と、前記コア部の外側に位置する外殻部と、からなる二層構造を呈しており、
    前記外殻部は、前記コア部に比べて硬度が高く、
    さらに、前記外殻部は、裂け目なく連続しており、前記コア部を完全に被覆していることを特徴とする栄養付加食品。
  2. 前記でんぷんを含有する粉体が、米粉であることを特徴とする請求項1に記載の栄養付加食品。
  3. 少なくとも、でんぷんを含有する粉体およびでんぷん分解物のいずれか一方または双方と、米糠と、を含む原料粉体を準備する工程と、
    前記原料粉体を加熱しつつ混練して餅状体にする工程と、
    前記餅状体を直径5.0mm以下の円形の押出孔から棒状に押出しつつ、長さ5.0mm以下で切断して、粒状体にする工程と、
    前記粒状体を回転・撹拌しながら乾燥して、乾燥粒状体にする工程と、
    前記乾燥粒状体を振動する加熱板上ではね上げながら流動させて焼き上げて、球状の栄養付加食品にする工程と、を含み、
    前記原料粉体を加熱しつつ混練して餅状体にする工程においては、エクストルーダを用い、当該エクストルーダの内部が、上流から下流に向かって、55~65℃の第1領域、150~170℃の第2領域、125~135℃の第3領域、60~70℃の第4領域、および80~85℃の第5領域に分けられていることを特徴とする栄養付加食品の製造方法。
  4. 前記乾燥粒状体を焼き上げて、球状の栄養付加食品にする工程においては、前記乾燥粒状体を180℃以上に加熱した炭酸カルシウム粒子または塩化ナトリウム粒子に接触させることを特徴とする請求項3に記載の栄養付加食品の製造方法。
  5. 前記原料粉体は、その全質量に対して前記米糠が10質量%以上であることを特徴とする請求項3または4に記載の栄養付加食品の製造方法。
  6. 前記米糠が、部分脱脂米糠であることを特徴とする請求項3~5のいずれか一項に記載の栄養付加食品の製造方法。
  7. 前記でんぷんを含有する粉体が、米粉であることを特徴とする請求項3~6のいずれか一項に記載の栄養付加食品の製造方法。
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