JP7093042B1 - プロペラファン、及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007093042000001
【課題】翼の径方向外側部における回転方向後側に位置する先細り形状の突出部を有するプロペラファン及びこのプロペラファンを備えた空気調和機において、ファン効率を向上させる。
【解決手段】プロペラファン1は、ハブ2と、ハブ2の外周部24に設けられた複数の翼3と、を備えている。翼3は、当該翼3の径方向外側部における回転方向後側に位置する先細り形状の突出部35を有し、突出部35は、回転方向最後端に位置する頂部36と、頂部36より径方向外側に位置する外周側後縁部37と、頂部36より径方向内側に位置する内周側後縁部38と、を有し、外周側後縁部37に、第1のセレーション形状が形成された第1セレーション部41を有し、内周側後縁部38に、第2のセレーション形状が形成された第2セレーション部42を有している。
【選択図】図4

Description

本開示は、プロペラファン、及びこれを備えた空気調和機に関する。
従来、ハブと、前記ハブの外周面に設けられた複数の翼とを備えるプロペラファンであって、翼の径方向外側部における回転方向後側に位置する先細り形状の突出部を有するプロペラファンが知られている(例えば、特許文献1参照)。前記プロペラファンでは、突出部の頂部より径方向外側に形成された外周側後縁部と、突出部の頂部より径方向内側に形成された内周側後縁部と、を有している。前記プロペラファンでは、外周側後縁部に複数の溝部を含むセレーション形状が形成されており、突出部の頂部より径方向外側の後縁部で生じる渦が低減されている。
特開2018-53749号公報
前記プロペラファンでは、突出部の頂部より径方向内側の内周側後縁部でも渦が発生する。このため、前記プロペラファンでは、突出部の頂部より径方向内側の内周側後縁部で発生する渦の影響によって、ファン効率が低下する。
本開示は、翼の径方向外側部における回転方向後側に位置する先細り形状の突出部を有するプロペラファン及びこのプロペラファンを備えた空気調和機において、ファン効率を向上させることを目的とする。
本開示のプロペラファンは、ハブと、前記ハブの外周面に設けられた複数の翼とを備えるプロペラファンであって、前記翼は、当該翼の径方向外側部における回転方向後側に位置する先細り形状の突出部を有し、前記突出部は、回転方向最後端に位置する頂部と、前記頂部より径方向外側に位置する外周側後縁部と、前記頂部より径方向内側に位置する内周側後縁部と、を有し、前記外周側後縁部に、第1のセレーション形状が形成され、前記内周側後縁部に、第2のセレーション形状が形成されている。
このようなプロペラファンでは、翼の径方向外側部における回転方向後側に位置する先細り形状の突出部を有する場合に、突出部の外周側後縁部と内周側後縁部の回転方向後側でそれぞれ発生する渦をともに小さくすることができる。これにより、外周側後縁部と内周側後縁部の回転方向後側で発生する渦同士の干渉の程度を低減することができ、プロペラファンのファン効率を向上させることができる。
本開示のプロペラファンにおいて、前記第2のセレーション形状が形成されている部分の長さは、前記第1のセレーション形状が形成されている部分の長さの0.5倍以上でかつ2倍以下であることが好ましい。
このようなプロペラファンでは、突出部の外周側後縁部と内周側後縁部の回転方向後側で発生する渦をともに小さくすることができる。
本開示のプロペラファンにおいて、前記第2のセレーション形状が形成されている部分の長さは、前記第1のセレーション形状が形成されている部分の長さの0.8倍以上でかつ1.2倍以下であることが好ましい。
このようなプロペラファンでは、突出部の外周側後縁部と内周側後縁部の回転方向後側で発生する渦をともに小さくすることができる。
本開示のプロペラファンにおいて、前記翼は、当該翼の径方向外側部において回転方向に延びる折り曲げ部を有し、前記突出部の前記頂部は、前記折り曲げ部の稜線上に位置することが好ましい。
このようなプロペラファンでは、翼の外周縁部が折り曲げられている場合に、突出部の外周側後縁部と内周側後縁部の回転方向後側で発生する渦をともに小さくすることができる。
本開示の空気調和機は、前記プロペラファンを備える。
この場合、空気調和機におけるファン効率を向上させることができる。
本開示のプロペラファンを軸方向一方側より見た模式図である。 本開示のプロペラファンを軸方向他方側より見た模式図である。 本開示のプロペラファンを軸方向に直交する側より見た模式図である。 翼の突出部を示す部分拡大模式図である。 翼の折り曲げ部を示す部分拡大斜視図である。 突出部における空気の流れを示す模式図である。 第2セレーション部を有さない突出部を示す部分拡大模式図である。 本開示の空気調和機を示す模式図である。
以下、実施形態について説明する。
[プロペラファンの全体構成]
図1~図3には、本開示のプロペラファンの一実施形態であるプロペラファン1を示している。図1は、プロペラファン1の中心軸C(図3参照)の軸方向について、軸方向一方側からプロペラファン1を見た図であり、図2は、軸方向他方側からプロペラファン1を見た図である。本説明では、プロペラファン1の中心軸Cの方向及びこれに平行な方向を軸方向と定義し、軸方向に直交する方向を径方向と定義し、中心軸C回りの方向を周方向と定義している。
図1~図3に示すように、プロペラファン1は、略円筒状のハブ2と、複数の翼3と、を有する。ハブ2は、円筒部21と、円筒部21の軸方向一方側を封止する端部22と、を有する。円筒部21の軸心は、プロペラファン1の中心軸C(図3参照)と一致している。端部22には、ファンモータ56の回転軸56a(図8参照)が嵌め込まれる軸孔23が形成されている。円筒部21の外周部24には、周方向に所定の間隔をあけて複数の翼3が一体に設けられている。なお、本実施形態のプロペラファン1は、3枚の翼3を有しているが、本開示のプロペラファンにおける翼の枚数は、2枚以上であればよい。
プロペラファン1は、前記ファンモータ56の回転に応じて、軸方向一方側から見て反時計回りの方向(図1及び図2に示す矢印Aの方向)に回転される。本説明では、プロペラファン1の回転方向を基準として、回転方向における前側を回転方向前側と称し、後側を回転方向後側と称する。
[翼の詳細形状]
図1~図3に示すように、翼3は、板状に形成されており、内周縁部31と、外周縁部32と、前縁部33と、後縁部34と、を有している。内周縁部31は、翼3の径方向内側の端部であり、回転方向前側から回転方向後側に向かって、軸方向一方側に傾斜している。内周縁部31は、外周部24に繋がっている。外周縁部32は、翼3の径方向外側の端部であり、回転方向前側から回転方向後側に向かって、軸方向一方側に傾斜している。外周縁部32は、内周縁部31に比べて周方向の長さが大きい。前縁部33は、翼3の回転方向前側の端部であり、内周縁部31と外周縁部32の回転方向前側の端部同士を繋いでいる。後縁部34は、翼3の回転方向後側の端部であり、内周縁部31と外周縁部32の回転方向後側の端部同士を繋いでいる。
このような形状の翼3を有するプロペラファン1が、中心軸C回りに矢印Aの方向へ回転すると、当該プロペラファン1の軸方向他方側が負圧となり、かつ、軸方向一方側が正圧となる。このため、プロペラファン1が中心軸C回りに矢印Aの方向へ回転すると、軸方向他方側から軸方向一方側へ空気が流れる。本説明では、翼3の軸方向一方側の翼面を正圧面3aと称し、軸方向他方側の翼面を負圧面3bと称する。
翼3は、周方向について軸方向他方側へ緩やかに湾曲しており、正圧面3a側が凹んだ形状を有している。
[突出部]
図1~図3に示すように、翼3は、後縁部34の径方向外側部に突出部35をさらに有している。突出部35は、後縁部34から回転方向後側へ突出する部位であり、軸方向視において回転方向後側に向かって先細りとなる形状(略三角形状)を有している。
図4には、軸方向一方側から見た突出部35を示している。図4に示すように、突出部35は、頂部36と、頂部36より径方向外側に位置する外周側後縁部37と、頂部36より径方向内側に位置する内周側後縁部38と、を有している。外周側後縁部37は、径方向外側が径方向内側より回転方向前側に位置するように、軸方向視において傾斜している。内周側後縁部38は、径方向内側が径方向外側より回転方向前側に位置するように、軸方向視において傾斜している。
頂部36の位置は、軸方向視において、外周側後縁部37の位置を表す仮想線K1(凸部41aの間の各谷部を通る直線)と、内周側後縁部38の位置を表す仮想線K2(凸部42aの間の各谷部を通る直線)と、の交点に一致している。
突出部35は、外周側後縁部37において、第1セレーション部41を有している。第1セレーション部41は、第1のセレーション形状が形成された部位である。第1のセレーション形状は、周方向に延びる凸部41aを径方向について複数形成した鋸歯状の凹凸形状である。言い換えると、外周側後縁部37における凸部41aが形成されている部分が、第1セレーション部41である。外周側後縁部37における凸部41aが形成されている部分の長さが、第1セレーション部41の長さL1である。
第1セレーション部41における第1のセレーション形状は、外周側後縁部37の傾斜に沿って凸部41aを4個形成した形状となっている。なお、本実施形態では、第1セレーション部41が4個の凸部41aを含む場合を例示しているが、本開示のプロペラファンにおける第1セレーション部は、2個以上(複数)の凸部を有していればよい。本実施形態では、4個の凸部41aの各形状(周方向の長さや径方向の長さ)がほぼ同じである場合を例示しているが、本開示のプロペラファンでは、第1セレーション部における複数の凸部の各形状が同じであってもよいし、それぞれ異なっていてもよい。
突出部35は、内周側後縁部38において、第2セレーション部42を有している。第2セレーション部42は、第2のセレーション形状が形成された部位である。第2のセレーション形状は、周方向に延びる凸部42aを径方向について複数形成した鋸歯状の凹凸形状である。言い換えると、内周側後縁部38における凸部42aが形成されている部分が、第2セレーション部42である。内周側後縁部38における凸部42aが形成されている部分の長さが、第2セレーション部42の長さL2である。
第2セレーション部42における第2のセレーション形状は、内周側後縁部38の傾斜に沿って凸部42aを4個形成した形状となっている。なお、本実施形態では、第2セレーション部42が4個の凸部42aを含む場合を例示しているが、本開示のプロペラファンにおける第2セレーション部は、2個以上(複数)の凸部を有していればよい。本実施形態では、4個の凸部42aの各形状(周方向の長さや径方向の長さ)がほぼ同じである場合を例示しているが、本開示のプロペラファンでは、第2セレーション部における複数の凸部の各形状が同じであってもよいし、それぞれ異なっていてもよい。
[折り曲げ部]
図1~図3及び図5に示すように、翼3は、当該翼3の径方向外側部において折り曲げ部4をさらに有している。折り曲げ部4は、翼3の径方向外側部を軸方向他方側へ折り曲げた部位であり、稜線40を含んでいる。稜線40は、正圧面3a側に凸となって周方向に延びている。なお、折り曲げ部4は、翼3の径方向外側部を軸方向他方側へより大きい曲率半径で湾曲させて形成してもよい。この場合、稜線40は、径方向に丸みを帯びた形状となる。
図4に示すように、翼3では、突出部35の頂部36が、稜線40上に位置している。このため、翼3では、外周側後縁部37及び第1セレーション部41が、稜線40より径方向外側に位置し、内周側後縁部38及び第2セレーション部42が、稜線40より径方向内側に位置している。
[突出部における空気の流れ]
図6には、プロペラファン1が中心軸C(図3参照)回りに矢印Aの方向へ回転するときの、突出部35から回転方向後側へ流れる空気を示している。プロペラファン1が回転すると、正圧面3aを周方向に流れる空気流が生じる。
プロペラファン1は、稜線40を含む折り曲げ部4を有している。このため、プロペラファン1が回転すると、正圧面3aの稜線40よりも径方向外側を周方向に流れる第1空気流W1と、正圧面3aの稜線40よりも径方向内側を周方向に流れる第2空気流W2と、が生じる。
第1空気流W1は、外周側後縁部37で正圧面3aから離れて、回転方向後側へ流れる。このときの第1空気流W1は、4個の各凸部41aから回転方向後側へ流れる空気流Waに細分される。このため、外周側後縁部37の回転方向後側では、空気流Waに起因する第1渦Taが生じる。
凸部41aの径方向の長さは、外周側後縁部37全体の径方向の長さに比べて小さい。このため、第1渦Taの大きさは、第1セレーション部41がない場合に、第1空気流W1に起因して外周側後縁部37の回転方向後側で生じる渦の大きさに比べて小さい。
プロペラファン1では、外周側後縁部37の回転方向後側で第1渦Taを生じさせることができ、これにより、外周側後縁部37の回転方向後側で発生する渦の影響によって、ファン効率が低下するのを抑制することができる。
第2空気流W2は、内周側後縁部38で正圧面3aから離れて、回転方向後側へ流れる。このときの第2空気流W2は、4個の各凸部42aから回転方向後側へ流れる空気流Wbに細分される。このため、内周側後縁部38の回転方向後側では、空気流Wbに起因する第2渦Tbが生じる。
図7には、本実施形態のプロペラファン1とは異なり、内周側後縁部38に第2セレーション部を有していない仮想のプロペラファン100の一部を示している。図7に示すプロペラファン100は、第2セレーション部を有していない点の他は、プロペラファン1と同じ構成を有している。なお、図7に示すプロペラファン100では、プロペラファン1と構成が共通する部分については、同じ符号を付している。
図7に示すように、プロペラファン100では、本実施形態のプロペラファン1と同様に、第1空気流W1に起因して、外周側後縁部37の回転方向後側で、第1渦Taが生じる。一方、プロペラファン100では、内周側後縁部38に第2セレーション部を有していないため、第2空気流W2に起因して、内周側後縁部38の回転方向後側で、第2渦Tbに比べて大きい渦Tcが生じる。
図6に示すように、プロペラファン1では、凸部42aの径方向の長さが、内周側後縁部38全体の径方向の長さに比べて小さい。このため、第2渦Tbの大きさは、前述した渦Tcの大きさに比べて小さい。
プロペラファン1では、内周側後縁部38の回転方向後側で、渦Tcの大きさに比べて小さい第2渦Tbを生じさせることができる。これにより、内周側後縁部38の回転方向後側で発生する渦Tbの影響によって、ファン効率が低下するのを抑制することができる。
図7に示すプロペラファン100のように、内周側後縁部38に第2セレーション部を有していない場合には、後縁部34の回転方向後側で、第1渦Taと渦Tcとが干渉する。渦同士が干渉する場合、渦の大きさが大きいほど、渦同士の干渉の程度が大きくなる。
図6に示すプロペラファン1では、外周側後縁部37と内周側後縁部38の回転方向後側で生じる各渦Ta,Tbをともに小さくすることで、第1渦Taと渦Tcとが干渉する場合に比べて、各渦Ta,Tb同士の干渉の程度を抑えることができる。これにより、プロペラファン1では、後縁部34の回転方向後側で発生する各渦Ta,Tb同士の干渉に起因して、ファンの静圧効率が低下するのを抑制することができる。
以上説明したとおり、本実施形態のプロペラファン1は、ハブ2と、ハブ2の外周部24に設けられた複数の翼3と、を備えている。翼3は、当該翼3の径方向外側部における回転方向後側に位置する先細り形状の突出部35を有し、突出部35は、回転方向最後端に位置する頂部36と、頂部36より径方向外側に位置する外周側後縁部37と、頂部36より径方向内側に位置する内周側後縁部38と、を有する。プロペラファン1は、外周側後縁部37に、第1のセレーション形状が形成された第1セレーション部41を有し、内周側後縁部38に、第2のセレーション形状が形成された第2セレーション部42を有している。
このようなプロペラファン1では、翼3の径方向外側部における回転方向後側に位置する先細り形状の突出部35を有する場合に、突出部35の外周側後縁部37と内周側後縁部38で発生する各渦Ta,Tbをともに小さくすることができる。これにより、外周側後縁部37と内周側後縁部38でそれぞれ発生する各渦Ta,Tb同士の干渉の程度を低減することができ、第2セレーション部42を有していないプロペラファン(図7参照)に比べて、プロペラファン1のファン効率を向上させることができる。
プロペラファン1では、外周側後縁部37と内周側後縁部38でそれぞれ発生する各渦Ta,Tb同士の干渉の程度を低減することで、さらに、第2セレーション部42を有していないプロペラファン(図7参照)に比べて、ファン騒音を低減させることができる。
プロペラファン1の翼3は、当該翼3の径方向外側部において回転方向に延びる折り曲げ部4を有し、突出部35の頂部36は、折り曲げ部4の稜線40上に位置している。このようなプロペラファン1では、外周縁部32に折り曲げ部4を有する場合に、外周縁部32の後端部(外周側後縁部37)と、外周縁部32より径方向内側の後端部(内周側後縁部38)で発生する各渦Ta,Tbをともに小さくすることができる。
なお、本実施形態では、折り曲げ部4を有するプロペラファン1を例示しているが、突出部35を有するプロペラファン1であれば、折り曲げ部4の有無に関わらず、外周側後縁部37から回転方向後側へ流れる第1空気流W1と、内周側後縁部38から回転方向後側へ流れる第2空気流W2と、が生じる。このため、本開示のプロペラファンは、折り曲げ部を有していない構成であってもよい。
[第2セレーション部の長さについて]
第1セレーション部41の長さL1に対する第2セレーション部42の長さL2の比率を変化させる実験を行ったところ、内周側後縁部38の回転方向後側で生じる渦の大きさを小さくする、という効果が以下のように変化することがわかった。
1)長さL2を長さL1の0.5倍未満とした場合には、前記効果を十分に得ることができない。
2)長さL2を長さL1の2.0倍より大きくした場合に得られる前記効果は、長さL2を長さL1の2.0倍とした場合の前記効果とほぼ変わらない。
3)長さL2を長さL1の0.8倍以上でかつ1.2倍以下とした場合に、最も大きい前記効果が得られた。
前記実験によって、長さL2は、長さL1に比べて0.5倍以上でかつ2倍以下とすることが好ましく、0.8倍以上でかつ1.2倍以下とすることがより好ましい、ということが判った。
図4に示すように、本実施形態のプロペラファン1では、突出部35における第1セレーション部41の長さL1と、第2セレーション部42の長さL2と、をほぼ同じ長さとしており、長さL2が長さL1に比べて0.8倍以上でかつ1.2倍以下となっている。
このように、本実施形態のプロペラファン1では、第2セレーション部42の長さL2が、第1セレーション部41の長さL1の0.5倍以上でかつ2倍以下となっており、さらに、0.8倍以上でかつ1.2倍以下となっている。このようなプロペラファン1では、外周側後縁部37と内周側後縁部38で発生する各渦Ta,Tbをともに小さくすることができる。
[空気調和機]
以下では、プロペラファン1を有する空気調和機について説明する。
図8は、本開示の空気調和機の一実施形態に係る空気調和機50の内部を上方から見た概略的な平面図である。空気調和機50は、室外機と室内機とに分離されたセパレートタイプである。本実施形態では、空気調和機50の室外機51にプロペラファン1を搭載している。
図8には、空気調和機50を構成する室外機51が示されている。室外機51は、筐体52を備えている。筐体52は、直方体形状に形成され、平面視で矩形状に形成されている。筐体52の内部は、区画壁53によって機械室S1と、熱交換室S2とに区画されている。熱交換室S2側に配置された筐体52の2つの隣接する側壁52a,52bには、空気取入口52a1,52b1が形成されている。空気取入口52b1が形成された一方の側壁52bに隣接した他の側壁52cには、空気吹出口52c1が形成されている。
筐体52の機械室S1には、圧縮機54が収容されている。機械室S1には、圧縮機54の他、図示しない四路切換弁、アキュームレータ、オイルセパレータ、膨張弁等も収容される。
筐体52の熱交換室S2には、熱交換器55、ファンモータ56、及びプロペラファン1等が収容されている。プロペラファン1は、ファンモータ56と、回転軸56aを介して接続されており、このファンモータ56によって回転駆動される。
プロペラファン1は、空気吹出口52c1が形成された側壁52c側に正圧面3aを対向させるとともに、空気取入口52a1が形成された側壁52a側に負圧面3bを対向させる姿勢で配置されている。ファンモータ56が作動すると、プロペラファン1が回転し、空気取入口52a1,52b1から筐体52内に空気が取り入れられ、空気吹出口52c1から排出される。図8に示す矢印aは、空気取入口52a1,52b1から筐体52に取り入れられる空気の流れの方向を示し、矢印bは、空気吹出口52c1から筐体52の外部に放出される空気の流れの方向を示す。
熱交換器55は、平面視でL字形状に形成されている。熱交換器55は、空気取入口52a1,52b1が形成された2つの側壁52a,52bの間の角部52eの付近で屈曲し、2つの側壁52a,52bに沿って配置されている。
熱交換器55は、一対のヘッダ61,62と、板状の面が平行になるように並設されたフィン群63と、その並設方向にフィン群63を貫通する伝熱管64とを備えている。熱交換器55の伝熱管64内には、冷媒回路を循環する冷媒が流れる。熱交換器55は、配管(図示せず)を介して機械室S1内の圧縮機54と接続される。機械室S1には、制御基板(図示せず)が配置されており、この制御基板によって室外機51内に搭載された機器が制御されている。
以上説明したとおり、本実施形態の空気調和機50は、室外機51においてプロペラファン1を備えている。前述した通り、プロペラファン1は、ファン効率を向上させることが可能である。このため、空気調和機50では、室外機51におけるファン効率を向上させることができる。さらに、プロペラファン1は、ファン騒音を低減させることが可能である。このため、空気調和機50では、室外機51におけるファン騒音を低減することができる。なお、本実施形態の空気調和機50では、室外機51にプロペラファン1を備えているが、本開示の空気調和機は、例えば調和空気の給気用として室内機(図示せず)にプロペラファン1を備えた構成であってもよい。本開示の空気調和機は、プロペラファンによって、上方に空気を吹き出す構成であってもよい。
なお、上述の各実施形態については、その少なくとも一部を、相互に任意に組み合わせてもよい。
以上、実施形態について説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1:プロペラファン
2:ハブ
3:翼
31:内周縁部
32:外周縁部
33:前縁部
34:後縁部
35:突出部
36:頂部
37:外周側後縁部
38:内周側後縁部
41:第1セレーション部
42:第2セレーション部

Claims (4)

  1. ハブと、前記ハブの外周面に設けられた複数の翼とを備えるプロペラファンであって、
    前記翼は、
    当該翼の径方向外側部における回転方向後側に位置する先細り形状の突出部を有し、
    前記突出部は、
    回転方向最後端に位置する頂部と、
    前記頂部より径方向外側に位置する外周側後縁部と、
    前記頂部より径方向内側に位置する内周側後縁部と、を有し、
    前記外周側後縁部に、第1のセレーション形状が形成され、
    前記内周側後縁部に、第2のセレーション形状が形成されており、
    前記翼は、
    当該翼の径方向外側部において回転方向に延びる折り曲げ部を有し、
    前記突出部の前記頂部は、前記折り曲げ部の稜線上に位置しており、
    前記第1のセレーション形状及び前記第2のセレーション形状が、前記頂部の近傍のみに形成されている、プロペラファン。
  2. 前記第2のセレーション形状が形成されている部分の長さは、
    前記第1のセレーション形状が形成されている部分の長さの0.5倍以上でかつ2倍以下である、請求項1に記載のプロペラファン。
  3. 前記第2のセレーション形状が形成されている部分の長さは、
    前記第1のセレーション形状が形成されている部分の長さの0.8倍以上でかつ1.2倍以下である、請求項1に記載のプロペラファン。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のプロペラファンを備える空気調和機。
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