JP7091492B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者にとって有用な取引対象の情報を提供する。【解決手段】情報処理装置は、ユーザの状況に基づいて、ユーザに対して取引対象を販売する際の販売価格を決定する決定部と、決定された販売価格をユーザに提示する提供部と、を備える。決定部は、ユーザの状況に基づいて、同一の取引対象に対してユーザごとに異なる販売価格を決定する。そして、提供部は、同一の取引対象に対してユーザごとに異なる販売価格を提示する。ユーザの状況は、ユーザが既定の特典条件を達成することにより変化する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、各種商品や役務等の取引対象を販売する販売者から取引対象の販売に関するコンテンツの登録を受付けると、受付けたコンテンツを利用者に提供し、利用者から取引対象の購入を受付ける電子商店街の技術が知られている。このような技術の一例として、利用者が入力した検索クエリと対応する取引対象のうち、販売者が予め設定する費用の額に応じた優先度で、取引対象の販売に関するコンテンツを配信する技術等が知られている。
特開2018-067288号公報
しかしながら、上述した従来技術では、利用者にとって有用な取引対象の情報を提供しているとは言えない場合がある。例えば、上述した技術では、予め設定された費用の額によっては、利用者からの評価があまり高くないが予め設定された費用の額が多い店舗の取引対象の情報を、利用者からの評価が高いが予め設定された費用の額が少ない店舗の取引対象の情報よりも優先的に提供する場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者にとって有用な取引対象の情報を提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、端末装置を用いた電子決済用のアプリケーションを介した決済を行うユーザの位置情報、属性情報及び前記ユーザの行動を示す履歴情報に基づいて判定された前記ユーザの状況に基づいて、前記ユーザに対して取引対象を販売する際の販売価格を決定する決定部と、前記端末装置を用いた電子決済用のアプリケーションにおいて、決定された前記販売価格を前記ユーザに提示する提供部と、を備え、前記提供部は、前記取引対象を販売する際の通常の販売価格と、前記ユーザの状況に基づいて前記通常の販売価格から割引されたユーザごとの販売価格と、前記ユーザごとの販売価格に基づくインセンティブの即時利用による最終的な販売価格とのそれぞれを前記ユーザに提示し、前記ユーザに対してそれぞれの販売価格の減少額又は減少率を明示することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者にとって有用な取引対象の情報を提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図5は、利用者情報データベースの一例を示す図である。 図6は、履歴情報データベースの一例を示す図である。 図7は、取引対象情報データベースの一例を示す図である。 図8は、価格情報データベースの一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、図1では、同じ取引対象について、利用者ごとに異なる価格を提示する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と情報提供装置100とを含む。端末装置10と情報提供装置100とは、それぞれネットワークN(図2参照)を介して有線又は無線で互いに通信可能に接続される。本実施形態では、端末装置10は、情報提供装置100と連携する。
端末装置10は、利用者U(ユーザ)により使用されるスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、4G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置10は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、利用者Uから指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付ける。なお、画面のうち、コンテンツが表示されている領域上で行われた操作を、コンテンツに対する操作としてもよい。また、端末装置10は、スマートデバイスのみならず、デスクトップPC(Personal Computer)やノートPC等の情報処理装置であってもよい。
本実施形態では、利用者Uとして、利用者U1と利用者U2とを例示する。また、利用者U1により使用される端末装置10を端末装置10Aとし、利用者U2により使用される端末装置10を端末装置10Bとする。
情報提供装置100は、同一の取引対象について、利用者ごとに異なる価格を提示する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。取引対象は、金銭の支払いの対価として受けられる商品や役務(サービス)等である。本実施形態では、取引対象として、商品を例に説明する。
なお、情報提供装置100は、各利用者Uの端末装置10と連携し、各利用者Uの端末装置10に対して、各種アプリケーション(アプリ)等に対するAPIサービス等と、各種データを提供してもよい。
また、情報提供装置100は、利用者Uに関する各種情報を取得してもよい。例えば、情報提供装置100は、利用者Uの性別、年代、居住地域といった利用者Uの属性に関する情報を取得する。そして、情報提供装置100は、利用者Uを示す識別情報(利用者ID等)とともに利用者Uの属性に関する情報を記憶して管理する。
また、情報提供装置100は、利用者Uの端末装置10から、あるいは利用者ID等に基づいて各種サーバ等から、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得してもよい。例えば、情報提供装置100は、利用者Uの位置や日時の履歴である位置履歴を端末装置10から取得する。また、情報提供装置100は、利用者Uが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を検索サーバ(検索エンジン)から取得する。また、情報提供装置100は、利用者Uが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴をコンテンツサーバから取得する。また、情報提供装置100は、利用者Uの商品購入の履歴である購入履歴を電子商取引サーバや決済サーバから取得する。また、情報提供装置100は、利用者Uのマーケットプレイスへの出品の履歴である出品履歴や販売履歴を電子商取引サーバや決済サーバから取得してもよい。また、情報提供装置100は、利用者Uの投稿の履歴である投稿履歴を口コミの投稿サービスを提供する投稿サーバやSNSサーバから取得する。
また、情報提供装置100は、端末装置10を用いた決済(電子決済)に関する電子決済サービスを提供する。また、情報提供装置100は、商品やサービス等の取引対象を提供する事業者の口座と、取引対象が提供される利用者の口座とを管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間において電子マネーの移行等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨等であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
〔1-1.端末装置10を用いた決済について〕
ここで、実施形態に係る情報処理に先立ち、端末装置10を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、利用者Uが端末装置10を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の端末装置10を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、利用者Uが店舗Aにて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者Uは、端末装置10にインストールされた決済用のアプリケーション(決済アプリ)を起動する。そして、利用者Uは、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報を撮影する。このような場合、端末装置10は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U或いは店舗Aの店員Mから決済金額の入力を受け付ける。そして、端末装置10は、利用者Uを識別する利用者識別情報と、店舗識別情報(若しくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗Aを示す情報(例えば、店舗ID))と、決済金額とを示す決済情報を情報提供装置100へと送信する。
このような場合、情報提供装置100は、利用者識別情報が示す利用者Uの口座から、店舗識別情報が示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、情報提供装置100は、決済が完了した旨の通知を端末装置10へと送信する。このような場合、端末装置10は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、端末装置10を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、端末装置10を用いた決済は、店舗Aに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、端末装置10は、利用者Uを識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗Aに設置された店舗端末は、端末装置10に表示された利用者識別情報を読み取り、利用者識別情報(若しくは、利用者識別情報が示す情報、すなわち、利用者Uを示す情報(例えば、利用者ID))と、決済金額と、店舗Aを識別する情報とを示す決済情報を情報提供装置100へと送信する。このような場合、情報提供装置100は、利用者識別情報が示す利用者Uの口座から、店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗Aの店舗端末或いは端末装置10に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
また、端末装置10を用いた決済は、利用者Uが予め電子マネーをチャージした口座から店舗Aの口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者Uが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、端末装置10は、店舗Aの口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、利用者Uのクレジットカードの運用会社に対し、決済金額を請求してもよい。
〔1-2.実施形態に係る情報処理について〕
図1に示すように、端末装置10は、利用者Uの操作に応じて、取引対象の価格を提示するアプリ(マイプライスアプリ)を起動し、カメラ機能を用いて取引対象である商品に付随する商品識別情報であるバーコード又は2次元コードをスキャンして読み取る(ステップS1)。図1の例では、店舗Aにおいて、利用者U1の端末装置10Aと、利用者U2の端末装置10Bとは、それぞれ個別に、同一の取引対象であるアイスコーヒーBに付随する商品識別情報Cをスキャンして読み取る。なお、実際には、商品識別情報Cの代わりに、取引対象であるアイスコーヒーB自体を撮影するようにしてもよい。例えば、画像認識等の技術を利用して、撮影された商品の画像に基づいて、商品を識別するようにしてもよい。この場合、商品画像が商品識別情報となる。また、端末装置10は、取引対象である商品がオンライン上の販売サイトに掲載されている場合、当該販売サイト上の当該商品の画像やその近傍に表示された商品識別情報Cをスキャンして読み取るようにしてもよい。
続いて、端末装置10は、スキャンして読み取った商品識別情報を情報提供装置100に送信して、取引対象である商品の価格を確認する(ステップS2)。図1の例では、利用者U1の端末装置10Aと、利用者U2の端末装置10Bとは、それぞれ個別に商品識別情報Cを情報提供装置100に送信して、取引対象であるアイスコーヒーBの価格を確認する。
続いて、情報提供装置100は、端末装置10からの商品識別情報に基づいて、取引対象である商品の通常価格に関する情報を取得する(ステップS3)。図1の例では、情報提供装置100は、利用者U1の端末装置10Aと、利用者U2の端末装置10Bとから、それぞれ個別に商品識別情報Cを受け取り、商品識別情報Cに基づいて、取引対象であるアイスコーヒーBの通常価格「120円」に関する情報を取得する。例えば、情報提供装置100は、商品識別情報Cに基づいて、サーバやデータベース等からアイスコーヒーBの通常価格に関する情報を取得する。なお、通常価格は、一般顧客に対する取引対象の価格であり、割引等を一切行わない場合の取引対象の価格である。例えば、通常価格は、店頭表示価格である。また、通常価格は、希望小売価格や定価であってもよい。
続いて、情報提供装置100は、各利用者Uの状況(コンテキスト)に基づいて、利用者Uごとに取引対象である商品の販売価格を決定する(ステップS4)。利用者Uごとの販売価格を「マイプライス」(MyPrice)と称する。図1の例では、情報提供装置100は、利用者U1の状況に基づいて、利用者U1に対するアイスコーヒーBの販売価格「100円」(通常価格より20円割引)を決定する。また、情報提供装置100は、利用者U2の状況に基づいて、利用者U2に対するアイスコーヒーBの販売価格「90円」(通常価格より30円割引)を決定する。このように、各利用者Uの状況に基づいて、通常価格よりも安い販売価格(通常価格>販売価格)を提示することで、取引対象の販売促進を図ることができる。
利用者Uの状況の例としては、通信回線契約者、プレミアム会員、電子決済サービス会員、電子モール特典、初回購入、5回目の購入(当該商品の購入回数)、対象サービス利用、クレジットカード利用、アカウント連携等が挙げられる。本実施形態では、情報提供装置100は、単に利用者Uの会員属性(1つの属性)に応じて販売価格を決定するのではなく、利用者Uの状況(複数の特典条件の達成)に応じて販売価格を決定する。利用者Uの状況は、利用者Uが既定の特典条件を達成することにより変化する。例えば、利用者Uの状況は、利用者Uが達成した特典条件の種類に応じて変化する。また、利用者Uの状況は、利用者Uが達成した特典条件の数に応じて変化する。また、利用者Uの状況は、利用者Uの位置情報や、複数の属性に関する情報又は各種の履歴情報等に応じて変化してもよい。
続いて、情報提供装置100は、利用者Uごとに決定された販売価格に基づいて、インセンティブを算出する(ステップS5)。インセンティブは、利用者Uごとに決定された販売価格に応じて提供されるポイントである。ポイントは、電子マネーとして各店舗での決済時に利用可能な共通ポイントである。例えば、ポイントは、電子マネーの残高付与等の還元ポイント(還元額)である。従来は、ある店舗での商品購入により付与されたポイントを、その店舗ではなく他の店舗での商品購入に使用されていた。本実施形態では、ある店舗での商品購入により付与されるポイントを、当該商品の購入に即時使用可能とし、当該ポイントによる販売価格の割引を実現する。図1の例では、情報提供装置100は、利用者U1に対するアイスコーヒーBの販売価格「100円」に基づいて、ポイントを即時利用した際の値引き後の価格「90円」(10円割引)を算出する。また、情報提供装置100は、利用者U2に対するアイスコーヒーBの販売価格「90円」に基づいて、ポイントを即時利用した際の値引き後の価格「81円」(9円割引)を算出する。ここでは、販売価格の10%をインセンティブとしているが、実際には、利用者Uの状況に応じてインセンティブを算出してもよい。また、販売価格は利用者Uの状況に応じて決定されるため、インセンティブも利用者Uの状況に応じて算出されているといえる。
続いて、情報提供装置100は、利用者Uごとに決定された販売価格やインセンティブに基づいて、利用者Uごとに異なる価格画面を作成する(ステップS6)。価格画面は、各利用者Uの端末装置10に表示される表示データである。従来は、インセンティブの即時利用によるお得な度合いが不明であった。本実施形態では、インセンティブの即時利用によるお得な度合いを明示して、各利用者Uが得したことを視覚的に認識(可視化)できるようにした。図1の例では、情報提供装置100は、利用者U1に対して、アイスコーヒーBの販売価格「100円」(通常価格より20円割引)や、ポイントを即時利用した際の値引き後の価格「90円」(10円割引)を提示するための価格画面を作成する。また、情報提供装置100は、利用者U2に対して、アイスコーヒーBの販売価格「90円」(通常価格より30円割引)や、ポイントを即時利用した際の値引き後の価格「81円」(9円割引)を提示するための価格画面を作成する。なお、実際には、「〇〇円お得になりました」や「〇〇%お得になりました」のような直接的な表現を用いてもよい。実際には、自分が得したことを利用者Uが認識できるような内容であればよい。すなわち、情報提供装置100は、利用者Uに対し、通常よりも自分がお得に購入できることを意識づけるための価格画面を作成する。また、情報提供装置100は、利用者Uに対し、他よりもお得に購入できることをわかりやすくする。これにより、利用者Uに情報提供装置100を介して価格を確認する習慣をつけさせる。また、実店舗において、サーバ経由での購入の機会を増やすことができる。
続いて、情報提供装置100は、利用者Uごとに異なる価格画面を、それぞれの利用者Uの端末装置10に提供する(ステップS7)。図1の例では、情報提供装置100は、利用者U1に対して、アイスコーヒーBの販売価格「100円」(通常価格より20円割引)や、ポイントを即時利用した際の値引き後の価格「90円」(10円割引)を提示するための価格画面を提供する。また、情報提供装置100は、利用者U2に対して、アイスコーヒーBの販売価格「90円」(通常価格より30円割引)や、ポイントを即時利用した際の値引き後の価格「81円」(9円割引)を提示するための価格画面を提供する。これにより、各利用者Uの端末装置10は、利用者Uに応じた価格画面を表示する。
また、情報提供装置100は、利用者Uごとに決定された販売価格やインセンティブの履歴を示す画面を、それぞれの利用者Uの端末装置10に提供してもよい。例えば、情報提供装置100は、利用者Uの状況に基づいて決定された販売価格に基づいて、取引対象を購入した利用者に対して提供されたインセンティブの履歴を取得し、取得した履歴を示す情報を各利用者Uの端末装置10に提供する。ここで、通常価格から販売価格までの減額を第1インセンティブとする。また、販売価格に基づいて算出されたインセンティブを第2インセンティブとする。各利用者Uの端末装置10は、第1インセンティブ、第2インセンティブ、又はこれらの合計を、月単位で表示する。すなわち、単位期間当たりの第1インセンティブ、第2インセンティブ、又はこれらの合計を表示する。このとき、端末装置10は、「合計〇〇円お得になりました」や「平均〇〇%お得になりました」のように、自分が得したことを利用者Uが認識できるように表示してもよい。利用者Uは、通常価格からのオトク度合い(第1インセンティブ、第2インセンティブ、又はこれらの合計)を知ることができる。なお、端末装置10は、第1インセンティブ、第2インセンティブ、又はこれらの合計を、グラフで表示してもよいし、それぞれ個別に表示してもよい。また、端末装置10は、バーコードや2次元コードを用いたコード決済なら、第2インセンティブのみ表示してもよい。
続いて、利用者Uは、端末装置10を用いて取引対象である商品の購入操作を行い、端末装置10に表示された価格にて、取引対象である商品を購入する(ステップS8)。図1の例では、利用者U1は、通常価格「120円」のアイスコーヒーBを、販売価格「100円」や、ポイントを即時利用した際の値引き後の価格「90円」で購入する。また、利用者U2は、通常価格「120円」のアイスコーヒーBを、販売価格「90円」や、ポイントを即時利用した際の値引き後の価格「81円」で購入する。このとき、利用者Uは、販売価格で購入するか、ポイントを即時利用した際の値引き後の価格で購入するかを選択できるようにしてもよい。例えば、今回はポイントを使用せず、次回以降の支払時にポイントを使用したい場合には、販売価格で購入する方を選択してもよい。なお、利用者Uは、端末装置10に表示された取引対象のアイコン又は購入ボタンを押すことで、端末装置10を用いた決済(電子決済)により、端末装置10に表示された価格にて、取引対象である商品を購入する。情報提供装置100は、利用者Uによる取引対象である商品の購入操作に応じて当該商品の決済処理を行い、利用者Uの端末装置10に対して購入完了画面を提供する。このとき、情報提供装置100は、決済サーバとして機能する。これにより、実店舗でオンライン購入を行うことができる。
続いて、利用者Uは、取引対象である商品を購入した旨を示す購入画面を店舗Aの店員Mに提示する(ステップS9)。本実施形態では、利用者Uは、情報提供装置100から提供された購入完了画面を店舗Aの店員Mに提示する。このとき、購入完了画面には、取引対象である商品に対応するバーコードや2次元コード等が表示されていてもよい。
続いて、利用者Uは、購入画面の提示に応じて、店舗Aの店員Mから取引対象である商品を受け取る(ステップS10)。あるいは、取引対象である商品を自宅まで配送してもらう。本実施形態では、利用者Uは、取引対象であるアイスコーヒーBの購入完了画面を店舗Aの店員Mに提示することで、店舗Aの店員Mから、利用者Uが購入した取引対象であるアイスコーヒーBを受け取る。このとき、利用者U又は店舗Aの店員Mは、取引対象であるアイスコーヒーBの受け渡しが完了した旨を示す操作を行うようにしてもよい。
店舗Aは、例えばレストラン、ファストフード店、コーヒーチェーン店、喫茶店、酒場等の飲食店であってもよいし、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、ディスカウントストア、ホームセンター、量販店、倉庫型店舗等の小売店であってもよい。また、店舗Aは、商業施設等のフロア内に出店したテナント等であってもよい。また、店舗Aは、上記以外の商品を販売する店舗や、上記以外のサービスを提供する店舗等であってもよい。例えば、店舗Aは、床屋や美容室、マッサージ店、レンタサイクル・レンタカー会社、その他の事業者等であってもよい。
また、店舗Aは、例えば大型商業施設(百貨店/ショッピングセンター/アウトレットモール/地下街)や大型レジャー施設(テーマパーク/遊園地/遊戯場/動物園/水族館/プール/入浴施設/公園/庭園/名所)、文化施設(ホール/劇場/映画館/美術館/博物館)、スポーツ施設(運動場(グラウンド)/野球場/庭球場/体育館/競技場/屋内プール)、宿泊施設(ホテル/旅館)、公共交通機関(鉄道/バス/タクシー/船舶/航空路線)、鉄道駅や空港、港湾(乗船場)、駐車場等であってもよい。
また、店舗Aは、実店舗に限らず、EC(Electronic Commerce)サイトや電子商店街、オークションサイト、フリマサイト等であってもよい。あるいは、店舗Aは、電子商取引が可能なアプリ等であってもよい。また、オンラインで取引対象の購入(予約・注文を含む)を行い、実店舗で取引対象を受け取るようにしてもよい。
〔2.情報処理システムの構成例〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報提供装置100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10と情報提供装置100とを含む。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。
また、図2に示す情報処理システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、図2では、図示の簡略化のため、端末装置10を1台のみ示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、2台以上であってもよい。
端末装置10は、利用者Uによって使用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、スマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイス、フィーチャーフォン、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、通信機能を備えたゲーム機、カーナビゲーションシステム、スマートウォッチやヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブルデバイス(Wearable Device)、スマートグラス等である。
また、かかる端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)等の無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、情報提供装置100と通信することができる。
情報提供装置100は、例えばPCやサーバ装置、あるいはメインフレーム又はワークステーション等である。なお、情報提供装置100は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。
〔3.端末装置の構成例〕
次に、図3を用いて、端末装置10の構成について説明する。図3は、端末装置10の構成例を示す図である。図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、測位部14と、センサ部20と、制御部30(コントローラ)と、記憶部40とを備える。
(通信部11)
通信部11は、ネットワークN(図2参照)と有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報提供装置100との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)やアンテナ等によって実現される。
(表示部12)
表示部12は、位置情報等の各種情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)である。また、表示部12は、タッチパネル式のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。
(入力部13)
入力部13は、利用者Uから各種操作を受け付ける入力デバイスである。また、入力部13は、例えば、文字や数字等を入力するためのボタン等を有する。また、表示部12がタッチパネル式のディスプレイである場合、表示部12の一部が入力部13として機能する。なお、入力部13は、利用者Uから音声入力を受け付けるマイク等であってもよい。マイクはワイヤレスであってもよい。
(測位部14)
測位部14は、GPS(Global Positioning System)の衛星から送出される信号(電波)を受信し、受信した信号に基づいて、自装置である端末装置10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度及び経度)を取得する。すなわち、測位部14は、端末装置10の位置を測位する。なお、GPSは、GNSS(Global Navigation Satellite System)の一例に過ぎない。
また、測位部14は、GPS以外にも、種々の手法により位置を測位することができる。例えば、測位部14は、位置補正等のための補助的な測位手段として、下記のように、端末装置10の様々な通信機能を利用して位置を測位してもよい。
(Wi-Fi測位)
例えば、測位部14は、端末装置10のWi-Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、端末装置10の位置を測位する。具体的には、測位部14は、Wi-Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、端末装置10の位置を測位する。
(ビーコン測位)
また、測位部14は、端末装置10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を測位してもよい。例えば、測位部14は、Bluetooth(登録商標)機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、端末装置10の位置を測位する。
(地磁気測位)
また、測位部14は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、端末装置10が備える地磁気センサとに基づいて、端末装置10の位置を測位する。
(RFID測位)
また、例えば、端末装置10が駅改札や店舗等で使用される非接触型ICカードと同等のRFID(Radio Frequency Identification)タグの機能を備えている場合、もしくはRFIDタグを読み取る機能を備えている場合、端末装置10によって決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。測位部14は、かかる情報を取得することで、端末装置10の位置を測位してもよい。また、位置は、端末装置10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって測位されてもよい。
測位部14は、必要に応じて、上述した測位手段の一つ又は組合せを用いて、端末装置10の位置を測位してもよい。
(センサ部20)
センサ部20は、端末装置10に搭載又は接続される各種のセンサを含む。なお、接続は、有線接続、無線接続を問わない。例えば、センサ類は、ウェアラブルデバイスやワイヤレスデバイス等、端末装置10以外の検知装置であってもよい。図3に示す例では、センサ部20は、加速度センサ21と、ジャイロセンサ22と、気圧センサ23と、気温センサ24と、音センサ25と、光センサ26と、磁気センサ27と、画像センサ(カメラ)28とを備える。
なお、上記した各センサ21~28は、あくまでも例示であって限定されるものではない。すなわち、センサ部20は、各センサ21~28のうちの一部を備える構成であってもよいし、各センサ21~28に加えてあるいは代えて、湿度センサ等その他のセンサを備えてもよい。
加速度センサ21は、例えば、3軸加速度センサであり、端末装置10の移動方向、速度、及び、加速度等の端末装置10の物理的な動きを検知する。ジャイロセンサ22は、端末装置10の角速度等に基づいて3軸方向の傾き等の端末装置10の物理的な動きを検知する。気圧センサ23は、例えば端末装置10の周囲の気圧を検知する。
端末装置10は、上記した加速度センサ21やジャイロセンサ22、気圧センサ23等を備えることから、これらの各センサ21~23等を利用した歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead-Reckoning)等の技術を用いて端末装置10の位置を測位することが可能になる。これにより、GPS等の測位システムでは取得することが困難な屋内での位置情報を取得することが可能になる。
例えば、加速度センサ21を利用した歩数計により、歩数や歩くスピード、歩いた距離を算出することができる。また、ジャイロセンサ22を利用して、利用者Uの進行方向や視線の方向、体の傾きを知ることができる。また、気圧センサ23で検知した気圧から、利用者Uの端末装置10が存在する高度やフロアの階数を知ることもできる。
気温センサ24は、例えば端末装置10の周囲の気温を検知する。音センサ25は、例えば端末装置10の周囲の音を検知する。光センサ26は、端末装置10の周囲の照度を検知する。磁気センサ27は、例えば端末装置10の周囲の地磁気を検知する。画像センサ28は、端末装置10の周囲の画像を撮像する。
上記した気圧センサ23、気温センサ24、音センサ25、光センサ26及び画像センサ28は、それぞれ気圧、気温、音、照度を検知したり、周囲の画像を撮像したりすることで、端末装置10の周囲の環境や状況等を検知することができる。また、端末装置10の周囲の環境や状況等から、端末装置10の位置情報の精度を向上させることが可能になる。
(制御部30)
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポート等を有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部30は、送信部31と、受信部32と、処理部33とを備える。
(送信部31)
送信部31は、例えば入力部13を用いて利用者Uにより入力された各種情報や、端末装置10に搭載又は接続された各センサ21~28によって検知された各種情報、測位部14によって測位された端末装置10の位置情報等を、通信部11を介して情報提供装置100へ送信することができる。
(受信部32)
受信部32は、通信部11を介して、情報提供装置100から提供される各種情報や、情報提供装置100からの各種情報の要求を受信することができる。
(処理部33)
処理部33は、表示部12等を含め、端末装置10全体を制御する。例えば、処理部33は、送信部31によって送信される各種情報や、受信部32によって受信された情報提供装置100からの各種情報を表示部12へ出力して表示させることができる。
(記憶部40)
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部40には、各種プログラムや各種データ等が記憶される。
〔4.情報処理装置の構成例〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報提供装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報提供装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、情報提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークN(図2参照)と有線又は無線で接続される。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、利用者情報データベース121と、履歴情報データベース122と、取引対象情報データベース123と、価格情報データベース124とを有する。
(利用者情報データベース121)
利用者情報データベース121は、利用者Uに関する各種情報を記憶する。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの属性等の種々の情報を記憶する。図5は、利用者情報データベース121の一例を示す図である。図5に示した例では、利用者情報データベース121は、「利用者ID(Identifier)」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「興味」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「年齢」は、利用者IDにより識別される利用者Uの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、利用者IDにより識別される利用者Uの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、利用者IDにより識別される利用者Uの性別を示す。
また、「自宅」は、利用者IDにより識別される利用者Uの自宅の位置情報を示す。なお、図5に示す例では、「自宅」は、「LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「自宅」は、地域名や住所であってもよい。
また、「勤務地」は、利用者IDにより識別される利用者Uの勤務地(学生の場合は学校)の位置情報を示す。なお、図5に示す例では、「勤務地」は、「LC12」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「勤務地」は、地域名や住所であってもよい。
また、「興味」は、利用者IDにより識別される利用者Uの興味を示す。すなわち、「興味」は、利用者IDにより識別される利用者Uが関心の高い対象を示す。例えば、「興味」は、利用者Uが検索エンジンに入力して検索した検索クエリ(キーワード)等であってもよい。なお、図5に示す例では、「興味」は、各利用者Uに1つずつ図示するが、複数であってもよい。
例えば、図5に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uの年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、自宅が「LC11」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、勤務地が「LC12」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、「スポーツ」に興味があることを示す。
ここで、図5に示す例では、「U1」、「LC11」及び「LC12」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「LC11」及び「LC12」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な値を図示する場合がある。
なお、利用者情報データベース121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの端末装置10に関する各種情報を記憶してもよい。また、利用者情報データベース121は、利用者Uのデモグラフィック(人口統計学的属性)、サイコグラフィック(心理学的属性)、ジオグラフィック(地理学的属性)、ベヘイビオラル(行動学的属性)等の属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、氏名、家族構成、出身地(地元)、職業、職位、収入、資格、居住形態(戸建、マンション等)、車の有無、通学・通勤時間、通学・通勤経路、定期券区間(駅、路線等)、利用頻度の高い駅(自宅・勤務地の最寄駅以外)、習い事(場所、時間帯等)、趣味、興味、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
(履歴情報データベース122)
履歴情報データベース122は、利用者Uの行動を示す履歴情報(ログデータ)に関する各種情報を記憶する。図6は、履歴情報データベース122の一例を示す図である。図6に示した例では、履歴情報データベース122は、「利用者ID」、「位置履歴」、「検索履歴」、「閲覧履歴」、「購買履歴」、「投稿履歴」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「位置履歴」は、利用者Uの位置や移動の履歴である位置履歴を示す。また、「検索履歴」は、利用者Uが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を示す。また、「閲覧履歴」は、利用者Uが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴を示す。また、「購買履歴」は、利用者Uによる購買の履歴である購買履歴を示す。また、「投稿履歴」は、利用者Uによる投稿の履歴である投稿履歴を示す。なお、「投稿履歴」は、利用者Uの所有物に関する質問を含んでいてもよい。
例えば、図6に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、「位置履歴#1」の通りに移動し、「検索履歴#1」の通りに検索し、「閲覧履歴#1」の通りにコンテンツを閲覧し、「購買履歴#1」の通りに所定の店舗等で所定の商品等を購入し、「投稿履歴」の通りに投稿したことを示す。
ここで、図6に示す例では、「U1」、「位置履歴#1」、「検索履歴#1」、「閲覧履歴#1」、「購買履歴#1」及び「投稿履歴#1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「位置履歴#1」、「検索履歴#1」、「閲覧履歴#1」、「購買履歴#1」及び「投稿履歴#1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。
なお、履歴情報データベース122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、履歴情報データベース122は、利用者Uの所定のサービスの利用履歴等を記憶してもよい。また、履歴情報データベース122は、利用者Uの店舗の来店履歴又は施設の訪問履歴等を記憶してもよい。また、履歴情報データベース122は、利用者Uの電子決済での決済履歴等を記憶してもよい。また、履歴情報データベース122は、購買履歴とともに、利用者Uに付与されたインセンティブの履歴を記憶してもよい。
(取引対象情報データベース123)
取引対象情報データベース123は、店舗で取り扱っている取引対象に関する各種情報を記憶する。図7は、取引対象情報データベース123の一例を示す図である。図7に示した例では、取引対象情報データベース123は、「店舗」、「取引対象」、「通常価格」といった項目を有する。
「店舗」は、取引対象を取り扱っている店舗を示す。店舗は実店舗に限らず、ECサイト等であってもよい。また、「取引対象」は、店舗で取り扱っている取引対象を示す。取引対象は、商品に限らず、役務(サービス)等であってもよい。また、「通常価格」は、取引対象の通常価格を示す。通常価格は、一般顧客に対する取引対象の価格であり、割引等を一切行わない場合の取引対象の価格である。例えば、通常価格は、店頭表示価格である。
例えば、図7に示す例において、「店舗A」で取り扱っている取引対象「アイスコーヒー」は通常価格「120円」であることを示す。
なお、取引対象情報データベース123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、取引対象情報データベース123は、店舗の営業時間や所在地、地域、商圏等、店舗の詳細情報を記憶してもよい。また、取引対象情報データベース123は、取引対象の在庫や販売期間等、取引対象の詳細情報を記憶してもよい。
(価格情報データベース124)
価格情報データベース124は、利用者の状況に基づいて決定される取引対象の販売価格に関する各種情報を記憶する。図8は、価格情報データベース124の一例を示す図である。図8に示した例では、価格情報データベース124は、「利用者ID」、「店舗」、「取引対象」、「通常価格」、「状況」、「販売価格」、「ポイント即時利用」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「店舗」は、取引対象を取り扱っている店舗を示す。店舗は実店舗に限らず、ECサイト等であってもよい。また、「取引対象」は、店舗で取り扱っている取引対象を示す。取引対象は、商品に限らず、役務(サービス)等であってもよい。また、「通常価格」は、取引対象の通常価格を示す。また、「状況」は、利用者Uの状況(コンテキスト)を示す。例えば、利用者Uの状況は、利用者Uが達成した各種の特典条件を示す。また、「販売価格」は、利用者Uの状況に基づいて算出される取引対象の販売価格を示す。販売価格は、利用者Uの状況に応じて異なる。例えば、販売価格は、利用者Uの状況に応じて通常価格よりも安くなる。また、「ポイント即時利用」は、インセンティブとして付与されるポイントを即時利用した場合の取引対象の値引き後の価格を示す。
例えば、図8に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uが購入を希望する「店舗A」で取り扱っている取引対象「アイスコーヒー」は、通常価格「120円」であることを示す。また、当該取引対象「アイスコーヒー」は、利用者ID「U1」により識別される利用者Uの状況「状況#1」に基づいて、販売価格「100円」となり、通常価格よりも20円安くなることを示す。さらに、ポイント即時利用により「90円」となり、販売価格から10円分割り引かれることを示す。
ここで、図8に示す例では、「U1」、「店舗A」及び「状況#1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「店舗A」及び「状況#1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。
なお、価格情報データベース124は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、価格情報データベース124は、通常価格と販売価格との差額や、販売価格にポイント即時利用した際の割引額等に関する情報を記憶してもよい。また、価格情報データベース124は、利用者Uの状況に応じて利用者Uをグループ化又はカテゴリ分けして、利用者Uの属するグループ又はカテゴリに関する情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図4に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、情報提供装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図4に示す例では、制御部130は、取得部131と、判定部132と、決定部133と、算出部134と、作成部135と、提供部136と、決済処理部137とを有する。
(取得部131)
取得部131は、通信部110を介して、端末装置10から取引対象の識別情報を取得する。例えば、取得部131は、端末装置10から、取引対象であるアイスコーヒーBに付随する商品識別情報Cを取得する。
また、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uに関する各種情報を取得する。例えば、取得部131は、決済アプリを利用する利用者Uを示す情報(利用者ID等)に基づいて、利用者Uの位置情報や、利用者Uの属性情報等を取得する。そして、取得部131は、記憶部120の利用者情報データベース121に登録する。
また、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得する。そして、取得部131は、記憶部120の履歴情報データベース122に登録する。
また、取得部131は、利用者Uを識別する利用者識別情報に基づいて、利用者Uの状況に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、利用者Uを識別する利用者識別情報に基づいて、利用者Uが達成した特典条件に関する情報を取得する。
また、取得部131は、利用者Uの状況に基づいて決定された販売価格に基づいて、取引対象を購入した利用者に対して提供されたインセンティブの履歴を取得する。
(判定部132)
判定部132は、利用者Uが達成した特典条件に基づいて、利用者Uの状況を判定する。また、判定部132は、利用者Uの位置情報や属性情報、各種の履歴情報等に基づいて、利用者Uの状況を判定してもよい。なお、実際には、判定部132が利用者Uの状況を判定する代わりに、取得部131が利用者Uの状況に関する情報を取得して利用者Uの状況を特定してもよい。また、判定部132は、取得部131と連携又は一体化していてもよい。
(決定部133)
決定部133は、利用者Uの状況に基づいて、利用者Uに対して取引対象を販売する際の販売価格を決定する。利用者Uの状況は、利用者Uが既定の特典条件を達成することにより変化する。例えば、利用者Uの状況は、利用者Uが達成した特典条件の種類に応じて変化する。また、利用者Uの状況は、利用者Uが達成した特典条件の数に応じて変化する。
また、決定部133は、利用者Uの状況に基づいて、取引対象の通常価格よりも安い販売価格を決定する。また、決定部133は、利用者Uが端末装置を用いて取引対象をスキャンした際に、利用者Uの状況に基づいて、利用者Uに対して取引対象を販売する際の販売価格を決定する。
また、決定部133は、利用者Uの状況に基づいて、同一の取引対象に対して利用者Uごとに異なる販売価格を決定する。
(算出部134)
算出部134は、利用者Uの状況に基づいてインセンティブを算出し、算出されたインセンティブを即時利用した場合の取引対象の値引き後の価格を算出する。すなわち、算出部134は、利用者Uの状況に基づいて、同一の取引対象に対して利用者Uごとに異なるインセンティブを算出する。例えば、算出部134は、利用者Uの状況に基づいて決定された販売価格に基づいて、取引対象を当該販売価格で購入した場合のインセンティブを算出し、算出されたインセンティブの分だけ購入価格から減算した後の価格を算出する。例えば、インセンティブは還元額であってもよい。
(作成部135)
作成部135は、利用者Uごとに決定された販売価格や算出されたインセンティブに基づいて、利用者Uごとに異なる価格画面を作成する。
例えば、作成部135は、利用者Uごとに決定された販売価格と、利用者Uの状況に関係なく予め決められている取引対象の通常価格との差額を可視化した価格画面を作成する。このとき、作成部135は、通常価格と販売価格とを並べて表示し、通常価格よりも販売価格の方が安いことを可視化した価格画面を作成してもよい。
また、作成部135は、決定された販売価格と、算出された値引き後の価格との差額を可視化した価格画面を作成する。このとき、作成部135は、販売価格と値引き後の価格とを並べて表示し、販売価格よりも値引き後の価格の方が安いことを可視化した価格画面を作成してもよい。
また、作成部135は、単位期間当たりの通常価格と販売価格との差額の履歴及び/又は合計を可視化した価格画面を作成する。また、作成部135は、単位期間当たりの販売価格と値引き後の価格との差額の履歴を可視化した価格画面を作成する。例えば、作成部135は、月単位で、通常価格と販売価格との差額(又は販売価格と値引き後の価格との差額)の履歴及び/又は合計を可視化した価格画面を作成する。
(提供部136)
提供部136は、決定された販売価格を利用者Uに提示する。また、提供部136は、同一の取引対象に対して利用者Uごとに異なる販売価格を提示する。このとき、提供部136は、利用者Uごとに異なる価格画面を、各利用者の端末装置10に提供する。
また、提供部136は、利用者Uが端末装置10上で取引対象を販売価格でオンライン購入できるように提示する。また、提供部136は、利用者Uが店舗内で端末装置10を用いて取引対象を販売価格でオンライン購入した際に、店舗の店員に提示して取引対象を受け取るための購入完了画面を提供する。
また、提供部136は、算出されたインセンティブを即時利用した場合の取引対象の価格を提供する。例えば、提供部136は、同一の取引対象に対して利用者Uごとに異なるインセンティブを即時利用した場合の取引対象の価格を提供する。また、提供部136は、算出されたインセンティブの分だけ販売価格から減算した額を、記取引対象の価格として提供する。例えば、インセンティブは還元額であってもよい。
また、提供部136は、利用者Uごとに決定された販売価格と、利用者Uの状況に関係なく予め決められている取引対象の通常価格との差額を可視化した価格画面を利用者Uに提供する。このとき、提供部136は、通常価格と販売価格とを並べて表示し、通常価格よりも販売価格の方が安いことを可視化した価格画面を利用者Uに提供してもよい。
また、提供部136は、決定された販売価格と、算出された値引き後の価格との差額を可視化した価格画面を利用者Uに提供する。このとき、提供部136は、販売価格と値引き後の価格とを並べて表示し、販売価格よりも値引き後の価格の方が安いことを可視化した価格画面を利用者Uに提供してもよい。
また、提供部136は、単位期間当たりの通常価格と販売価格との差額の履歴及び/又は合計を可視化した価格画面を利用者Uに提供する。また、提供部136は、単位期間当たりの販売価格と値引き後の価格との差額の履歴を可視化した価格画面を利用者Uに提供する。例えば、提供部136は、月単位で、通常価格と販売価格との差額(又は販売価格と値引き後の価格との差額)の履歴及び/又は合計を可視化した価格画面を利用者Uに提供する。
(決済処理部137)
決済処理部137は、利用者Uが取引対象である商品を購入する際に端末装置10を用いた決済(電子決済)を行った場合、取引対象である商品の決済処理を行い、取引対象である商品を購入した旨を示す購入画面を利用者Uの端末装置10に提供する。本実施形態では、決済処理部137は、取引対象であるアイスコーヒーBの決済処理を行い、決済処理が完了した旨を示す購入完了画面を利用者Uの端末装置10に提供する。
〔5.処理手順〕
次に、図9を用いて実施形態に係る情報提供装置100による処理手順について説明する。図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、情報提供装置100の制御部130によって繰り返し実行される。
図9に示すように、情報提供装置100の取得部131は、各利用者Uの端末装置10から、利用者Uを識別する利用者識別情報と、カメラ機能により読み取った取引対象である商品に付随する商品識別情報を取得し、商品識別情報に基づいて当該取引対象の通常価格を取得する(ステップS101)。
続いて、情報提供装置100の取得部131は、利用者Uを識別する利用者識別情報に基づいて、利用者Uの状況に関する情報を取得し、情報提供装置100の判定部132は、利用者Uの状況に関する情報に基づいて、利用者Uの状況(コンテキスト)を判定する(ステップS102)。利用者Uの状況に関する情報は、利用者Uが達成した特典条件等に関する情報である。
続いて、情報提供装置100の決定部133は、利用者Uの状況に基づいて、利用者Uに対して取引対象を販売する際の販売価格を決定する(ステップS103)。このとき、決定部133は、利用者Uの状況は利用者Uごとに異なるため、利用者Uごとに異なる販売価格を決定することになる。
続いて、情報提供装置100の算出部134は、利用者Uの状況に基づいて決定された販売価格に基づいて、取引対象を当該販売価格で購入した場合のインセンティブを算出し、算出されたインセンティブを即時利用した場合の取引対象の値引き後の価格を算出する(ステップS104)。
続いて、情報提供装置100の作成部135は、利用者Uごとに異なる販売価格や割引後の価格が掲載された価格画面を作成する(ステップS105)。このとき、作成部135は、利用者Uごとに決定された販売価格と、利用者Uの状況に関係なく予め決められている取引対象の通常価格との差額を可視化した価格画面を作成してもよい。また、作成部135は、決定された販売価格と、算出された値引き後の価格との差額を可視化した価格画面を作成してもよい。
続いて、情報提供装置100の提供部136は、利用者Uごとに異なる販売価格や割引後の価格が掲載された価格画面を、各利用者Uの端末装置10に提供する(ステップS106)。
続いて、情報提供装置100の決済処理部137は、利用者Uごとに異なる販売価格や割引後の価格が掲載された価格画面において利用者Uが取引対象の購入操作を行った場合、当該取引対象の決済処理を行い、決済処理の完了後に購入完了画面を当該利用者Uの端末装置10に提供する(ステップS7)。利用者Uは、端末装置10を用いて、当該取引対象を提供する店舗の店員にこの購入完了画面を提示し、その結果として店員から取引対象を受け取る。
〔6.変形例〕
上述した端末装置10及び情報提供装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態において、情報提供装置100が実行している処理の一部又は全部は、実際には、端末装置10が実行してもよい。例えば、スタンドアローン(Stand-alone)で(端末装置10単体で)処理が完結してもよい。この場合、端末装置10に、上記の実施形態における情報提供装置100の機能が備わっているものとする。また、上記の実施形態では、端末装置10は情報提供装置100と連携しているため、利用者Uから見れば、情報提供装置100の処理も端末装置10が実行しているように見える。すなわち、他の観点では、端末装置10は、情報提供装置100を備えているともいえる。
また、上記の実施形態において、情報提供装置100は、各利用者Uの端末装置10に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、情報提供装置100は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信等のサービスを提供してもよい。実際には、情報提供装置100は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよい。
〔7.効果〕
上述してきたように、本願に係る情報提供装置100は、ユーザ(利用者U)の状況に基づいて、ユーザに対して取引対象を販売する際の販売価格を決定する決定部133と、決定された販売価格をユーザに提示する提供部136と、を備える。
また、決定部133は、ユーザの状況に基づいて、同一の取引対象に対してユーザごとに異なる販売価格を決定する。そして、提供部136は、同一の取引対象に対してユーザごとに異なる販売価格を提示する。
また、ユーザの状況は、ユーザが既定の特典条件を達成することにより変化する。例えば、ユーザの状況は、ユーザが達成した特典条件の種類に応じて変化する。また、ユーザの状況は、ユーザが達成した特典条件の数に応じて変化する。
また、決定部133は、ユーザの状況に基づいて、取引対象の通常価格よりも安い販売価格を決定する。
また、決定部133は、ユーザが端末装置を用いて取引対象をスキャンした際に、ユーザの状況に基づいて、ユーザに対して取引対象を販売する際の販売価格を決定する。
また、提供部136は、ユーザが端末装置上で取引対象を販売価格でオンライン購入できるように提示する。
また、提供部136は、ユーザが店舗内で端末装置を用いて取引対象を販売価格でオンライン購入した際に、店舗の店員に提示して取引対象を受け取るための購入完了画面を提供する。
上述した各処理のいずれかもしくは組合せにより、利用者にとって有用な取引対象の情報を提供することができる。具体的には、各利用者の状況に基づいて、通常価格よりも安い販売価格を提示することで、取引対象の販売促進を図ることができる。また、利用者に対し、通常よりも自分がお得に購入できることを意識づけることができる。また、利用者に対し、他よりもお得に購入できることをわかりやすくすることができる。
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る端末装置10や情報提供装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報提供装置100を例に挙げて説明する。図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。演算装置1030は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等により実現される。
一次記憶装置1040は、RAM(Random Access Memory)等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。二次記憶装置1050は、内蔵ストレージであってもよいし、外付けストレージであってもよい。また、二次記憶装置1050は、USBメモリやSD(Secure Digital)メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体であってもよい。また、二次記憶装置1050は、クラウドストレージ(オンラインストレージ)やNAS(Network Attached Storage)、ファイルサーバ等であってもよい。
出力I/F1060は、ディスプレイ、プロジェクタ、及びプリンタ等といった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェイスであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力I/F1070は、マウス、キーボード、キーパッド、ボタン、及びスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェイスであり、例えば、USB等により実現される。
また、出力I/F1060及び入力I/F1070はそれぞれ出力装置1010及び入力装置1020と無線で接続してもよい。すなわち、出力装置1010及び入力装置1020は、ワイヤレス機器であってもよい。
また、出力装置1010及び入力装置1020は、タッチパネルのように一体化していてもよい。この場合、出力I/F1060及び入力I/F1070も、入出力I/Fとして一体化していてもよい。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。
ネットワークI/F1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力I/F1060や入力I/F1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器から取得したプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行してもよい。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器と連携し、プログラムの機能やデータ等を他の機器の他のプログラムから呼び出して利用してもよい。
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述した情報提供装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
100 情報提供装置
110 通信部
120 記憶部
121 利用者情報データベース
122 履歴情報データベース
123 取引対象情報データベース
124 価格情報データベース
130 制御部
131 取得部
132 判定部
133 決定部
134 算出部
135 作成部
136 提供部
137 決済処理部

Claims (11)

  1. 端末装置を用いた電子決済用のアプリケーションを介した決済を行うユーザの位置情報、属性情報及び前記ユーザの行動を示す履歴情報に基づいて判定された前記ユーザの状況に基づいて、前記ユーザに対して取引対象を販売する際の販売価格を決定する決定部と、
    前記端末装置を用いた電子決済用のアプリケーションにおいて、決定された前記販売価格を前記ユーザに提示する提供部と、
    を備え、
    前記提供部は、前記取引対象を販売する際の通常の販売価格と、前記ユーザの状況に基づいて前記通常の販売価格から割引されたユーザごとの販売価格と、前記ユーザごとの販売価格に基づくインセンティブの即時利用による最終的な販売価格とのそれぞれを前記ユーザに提示し、前記ユーザに対してそれぞれの販売価格の減少額又は減少率を明示することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記決定部は、ユーザの状況に基づいて、同一の取引対象に対してユーザごとに異なる販売価格を決定し、
    前記提供部は、同一の取引対象に対してユーザごとに異なる販売価格を提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザの状況は、前記ユーザが既定の特典条件を達成することにより変化する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ユーザの状況は、前記ユーザが達成した特典条件の種類に応じて変化する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記ユーザの状況は、前記ユーザが達成した特典条件の数に応じて変化する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記決定部は、前記ユーザの状況に基づいて、前記取引対象の通常価格よりも安い前記販売価格を決定する
    ことを特徴とする請求項1~5のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記決定部は、前記ユーザが端末装置を用いて前記取引対象をスキャンした際に、前記ユーザの状況に基づいて、前記ユーザに対して前記取引対象を販売する際の前記販売価格を決定する
    ことを特徴とする請求項1~6のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記提供部は、前記ユーザが端末装置上で前記取引対象を前記販売価格でオンライン購入できるように提示する
    ことを特徴とする請求項1~7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記提供部は、前記ユーザが店舗内で端末装置を用いて前記取引対象を前記販売価格でオンライン購入した際に、店舗の店員に提示して前記取引対象を受け取るための購入完了画面を提供する
    ことを特徴とする請求項1~8のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    端末装置を用いた電子決済用のアプリケーションを介した決済を行うユーザの位置情報、属性情報及び前記ユーザの行動を示す履歴情報に基づいて判定された前記ユーザの状況に基づいて、前記ユーザに対して取引対象を販売する際の販売価格を決定する決定工程と、
    前記端末装置を用いた電子決済用のアプリケーションにおいて、決定された前記販売価格を前記ユーザに提示する提供工程と、
    を含み、
    前記提供工程では、前記取引対象を販売する際の通常の販売価格と、前記ユーザの状況に基づいて前記通常の販売価格から割引されたユーザごとの販売価格と、前記ユーザごとの販売価格に基づくインセンティブの即時利用による最終的な販売価格とのそれぞれを前記ユーザに提示し、前記ユーザに対してそれぞれの販売価格の減少額又は減少率を明示することを特徴とする情報処理方法。
  11. 端末装置を用いた電子決済用のアプリケーションを介した決済を行うユーザの位置情報、属性情報及び前記ユーザの行動を示す履歴情報に基づいて判定された前記ユーザの状況に基づいて、前記ユーザに対して取引対象を販売する際の販売価格を決定する決定手順と、
    前記端末装置を用いた電子決済用のアプリケーションにおいて、決定された前記販売価格を前記ユーザに提示する提供手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記提供手順では、前記取引対象を販売する際の通常の販売価格と、前記ユーザの状況に基づいて前記通常の販売価格から割引されたユーザごとの販売価格と、前記ユーザごとの販売価格に基づくインセンティブの即時利用による最終的な販売価格とのそれぞれを前記ユーザに提示し、前記ユーザに対してそれぞれの販売価格の減少額又は減少率を明示することを特徴とする情報処理プログラム。
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