JP7090986B2 - 吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、外層体と内層体とを備えた二重構造の容器本体と、容器本体の口部に装着される吐出キャップとを備えた吐出容器に関する。
従来、化粧水などの化粧料、シャンプー、リンス、液体石鹸、食品調味料あるいは薬品などを内容物として収容する容器として、外層体と内層体とを備えた二重構造の容器本体と、容器本体の口部に装着される吐出キャップとを備え、吐出キャップに設けられた吐出口から内容物を吐出するようにした吐出容器が知られている。
このような吐出容器の容器本体の口部には、外層体と内層体との間に外気を導入するための外気導入口が設けられ、また、吐出キャップの内側には、内層体の内部から吐出口へ向けた内容物の流出を許容するとともに吐出口から内層体の内部へ向けた内容物や外気の流入を阻止するように内容物の流路を開閉する逆止弁が設けられており、吐出口から内容物を吐出させたときに、逆止弁によって吐出口から内層体の内部への外気の流入を阻止しつつ外気導入口を通して外層体と内層体の間に外気を導入して外層体の形状を保持したまま内層体のみを減容変形させることができるようになっている。これにより、内層体に収容されている内容物を外気と置換させることなく吐出させるようにして、内層体の内部に残った内容物を空気と接触し難くし、その劣化や変質を抑制することができる。
また、上記のような吐出容器として、口部の外周面に設けた雄ねじ部に係合する雌ねじ部を備えた螺着タイプの吐出キャップよりもキャッピングが容易なアンダーカット係合タイプ(打栓タイプ)の吐出キャップを採用したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2018-122860号公報
例えばポリエチレンテレフタレート製の容器本体の口部にポリプロピレン製やポリエチレン製の吐出キャップが装着された場合など、容器本体と吐出キャップとが異なる材質で形成されている場合などにおいては、容器本体をリサイクル(再利用)する際に、容器本体から吐出キャップを取り外して分別することが求められる。
しかし、前述したようなアンダーカット係合タイプの吐出キャップは口部からの取り外しが困難であるため、容器本体をリサイクルする際の吐出キャップの分別作業が煩雑になってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、アンダーカット係合された吐出キャップを口部から容易に取り外すことが可能な吐出容器を提供することにある。
本発明の吐出容器は、外層体と該外層体の内側に収容された減容変形自在の内層体とを備えるとともに口部に外気導入口を備えた二重構造の容器本体と、頂壁部と該頂壁部に連なる筒状の側壁部とを備え、前記口部に装着されるとともに内容物の吐出口及び外気の通気口が設けられた吐出キャップと、前記吐出キャップの内側に設けられ、前記吐出口に向けた内容物の流路を開閉する逆止弁と、を有する吐出容器であって、前記外気導入口よりも下方において前記口部の外周面に設けられた環状の口部側シール部と、前記側壁部の内周面に設けられ、前記口部側シール部に全周に亘って当接して前記側壁部と前記口部との間を密封する環状のキャップ側シール部と、前記口部側シール部よりも下方において前記口部の外周面に設けられた口部側係合部と、前記側壁部の内周面に設けられ、前記口部側係合部にアンダーカット係合するキャップ側係合部と、を有し、前記側壁部は、側壁部本体と、前記キャップ側係合部の少なくとも一部を備えるとともに、前記キャップ側シール部よりも下方において前記側壁部本体に一体に連なる弱化部の破断によって前記口部側係合部とのアンダーカット係合が解消される除去部と、を有することを特徴とするものである。
本発明の吐出容器は、上記構成において、前記除去部がC字形状をなすのが好ましい。
本発明の吐出容器は、上記構成において、前記吐出キャップが、前記除去部にヒンジを介して一体に連なる蓋体を有するのが好ましい。
本発明によれば、アンダーカット係合された吐出キャップを口部から容易に取り外すことが可能な吐出容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である吐出容器の一部切欠き側面図である。 図1に示す吐出容器の要部の拡大断面図である。 図1に示す吐出キャップの側壁部の底面図である。 図1に示す吐出容器の変形例であって、外気導入口を外口部に開口させた場合を示す断面図である。 図1に示す吐出容器の変形例であって、除去部を蓋体とヒンジを介して一体に連ねて設けた場合を示す断面図である。 図5に示す吐出キャップのヒンジ側から視た側面図である。 図5に示す吐出キャップの側壁部の底面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示すように、本実施の形態の吐出容器1は、例えば醤油等の食品調味料を内容物(内容液)として収容する用途に用いられるスクイズ式のものであり、容器本体2と吐出キャップ3とを備えている。
なお、本明細書及び特許請求の範囲においては、上下方向は、図1に示すように、吐出容器1を容器本体2に対して吐出キャップ3が上方に位置する正立姿勢とした状態における上下方向を意味するものとし、径方向は、吐出容器1の軸心Oを通るとともに軸心Oに垂直な直線に沿う方向を意味するものとする。
容器本体2は、外層体10と、外層体10の内側に収容されるとともに外層体10と独立して減容変形可能な内層体20とを有する二重構造となっている。
外層体10は容器本体2の外殻を構成する部分であり、円筒状の外口部11と、外口部11の下端に一体に連なる有底筒状の胴部12とを備えたボトル形状となっている。
外口部11の下端にはネックリング14が一体に設けられている。ネックリング14は外口部11の全周に亘って円環状に延びており、外口部11の外周面から径方向外側に向けて突出している。
胴部12は、外口部11の下端に一体に連なるとともに下方に向けて徐々に拡径して外口部11に対して径方向外側に向けて張り出す肩状部分12aと、肩状部分12aの下端に一体に連なるとともに円筒状の胴本体部分12bと、胴本体部分12bの下端を閉塞する底部分12cとを有している。
胴本体部分12bは可撓性を有しており、スクイズ(押圧)されることで弾性変形して径方向内側に向けて凹むことができるとともに、当該弾性力によって凹んだ状態から元の形状に自力で復元することができる。胴本体部分12bをスクイズにより弾性変形可能な構成としたことにより、内容物の吐出操作を容易に行い得るようにすることができるとともに、内容物の吐出後に胴本体部分12bが元の形状に容易に復元することで、外層体10と内層体20との間に後述する外気導入口13を通して外気が確実に導入されるようにして、容器本体2に二重容器としての機能を確実に発揮させることができる。
図1に示すように、内層体20は内口部21と収容部22とを有している。
図2に示すように、内口部21は外口部11よりも小径の円筒状となっており、外口部11の内側に当該外口部11と同軸に配置されている。そして、外口部11と内口部21とによって容器本体2の口部が構成されている。
外口部11の内周面と内口部21の外周面との間には所定の間隔の隙間23が設けられている。内口部21の上端には円筒状の拡径部24が一体に連ねて設けられており、拡径部24の外周面が外口部11の内周面に当接することで内口部21は外口部11に対して径方向に位置決めされている。拡径部24の上端には径方向外側に向けて延びる円環状のフランジ部25が一体に設けられ、フランジ部25が外口部11の上端に当接することで内口部21は外口部11に対して軸方向に位置決めされている。
外口部11の上端と内口部21の上端との間には、外気導入口13が開口している。外気導入口13は、内層体20の内口部21の拡径部24の外周面及びフランジ部25の下面に亘って延びて設けられた所定幅の複数の溝部70により形成されている。なお、容器本体2の口部に単一の溝部70を設けるようにしてもよい。
溝部70は、内層体20の内口部21の拡径部24の外周面及びフランジ部25の下面に替えて外層体10の外口部11の内周面及び上端面に設けるようにしてもよく、また、内層体20の内口部21の拡径部24の外周面及びフランジ部25の下面に加えて外層体10の外口部11の内周面及び上端面にも設けるようにしてもよい。
図1に示すように、収容部22は胴部12よりも薄肉の袋状に形成され、内口部21の下端に一体に連なるとともに胴部12の内面に積層されている。収容部22の内部は内容物の収容空間Sとなっており、内口部21を通して収容部22に内容物を充填することができるとともに内口部21を通して収容部22に収容されている内容物を外部に吐出することができる。収容部22は減容変形自在となっており、内容物の注出に伴って胴部12の内面から離れて減容変形(内容積を減少させるように変形)することができる。収容部22の減容変形に伴い、外気導入口13から外層体10と内層体20との間に外気が導入されることで、胴本体部分12bを元の形状に維持ないし復元させたまま、収容部22のみが胴部12と独立して減容変形することができる。
図2に示すように、外気導入口13から胴部12と収容部22との間に向けた外気の気道を確保するために、内層体20の外面には、縦リブ26が一体に設けられている。詳細は図示しないが、本実施の形態の容器本体2においては、内層体20の外面には、それぞれの外気導入口13に対応して複数本の縦リブ26が周方向に間隔を空けて並べて設けられている。それぞれの縦リブ26は、内層体20の外面から径方向外側に向けて突出するとともに内口部21から収容部22に跨って軸心Oに沿う方向に延び、外層体10と内層体20の間に、外気導入口13からネックリング14を超えて肩状部分12aと収容部22との間の部分にまで達する外気の通気路を形成している。これにより、外気導入口13から導入した外気の通気路を、確実に肩状部分12aと収容部22との間にまで導入することができる。
なお、縦リブ26は外口部11の内周面に設けるようにしてもよい。さらに、外口部11と内口部21の何れにも縦リブ26を設けない構成とすることもできる。また、前述した隙間23は縦リブ26間の溝で形成されているが、外口部11と内口部21の何れにも縦リブ26を設けない場合には、隙間23を全周に亘って形成した構成としてもよいし、外気の導入時に外口部11の内周面から内口部21の外周面が分離して気道を形成する構成としてもよい。
図2に示すように、外口部11の外周面には、環状の口部側シール部17が設けられている。口部側シール部17は、外気導入口13よりも下方側に設けられている。
外口部11の外周面における口部側シール部17よりも下方の部分には、吐出キャップ3を抜け止め保持するための口部側係合部16が一体に設けられている。口部側係合部16は、外口部11の全周に亘って円環状に延びており、外口部11の外周面から径方向外側に向けて突出している。
外層体10及び内層体20は、何れも、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)製となっている。外層体10及び内層体20を、それぞれポリエチレンテレフタレート樹脂製とすることで、容器本体2を軽量で透明性が高く、且つリサイクル性の高い容器とすることができる。なお、外層体10及び内層体20の材質はポリエチレンテレフタレート樹脂に限定されない。
上記構成の容器本体2は、外層体10を形成するための外プリフォームの内側に、内層体20を形成するための内プリフォームを組み込んだ二重構造のプリフォーム組立体をブロー成形して形成されたブロー成形品となっている。本実施の形態においては、ブロー成形として二軸延伸ブロー成形が採用されている。
外プリフォームは、射出成形型を用いて樹脂材料を射出成形することにより、外層体10の外口部11と同一形状の外口部と、外口部の下端に連なりブロー成形により延伸される有底円筒状の延伸部とを有する略試験管形状に形成されたものであってよい。
内プリフォームは、射出成形型を用いて樹脂材料を射出成形することにより、内層体20の内口部21と略同一形状の内口部と、内口部の下端に連なりブロー成形により延伸される有底円筒状の延伸部とを有する略試験管形状に形成されたものであってよい。
次に、吐出キャップ3の構成について説明する。
吐出キャップ3はポリプロピレン樹脂製となっており、図2に示すように、キャップ本体40と蓋体50とを備えている。なお、吐出キャップ3は、ポリプロピレン樹脂製に限らず、例えばポリエチレン樹脂製であってもよい。容器本体2と吐出キャップ3とが分別が必要な異なる材質等で形成されていれば、これらの材質は種々変更可能である。
キャップ本体40は、頂壁部41と、この頂壁部41の外周縁に一体に連なる円筒状の側壁部42とを備えた略有頂円筒状に形成されており、側壁部42が外口部11の外周を覆い、且つ、頂壁部41が外口部11の開口端を覆うように外口部11に装着されている。
側壁部42の下端側部分は、分別時の破断予定部としての弱化部42aを介して側壁部本体42bと一体に連なるとともに後述するキャップ側係合部43が内周面に設けられた底面視C字形状(図3参照)の除去部42cを構成している。弱化部42aは、周方向に間欠状に並ぶ複数(本例では11個)の連結部で構成されており、除去部42cの上端縁と側壁部本体42bの下端縁とを一体に連結している。除去部42cは、周方向の1箇所が上下方向に亘って切り欠かれており、この切り欠き部分に隣接する周方向の一端部が除去部42cを毟り取る際の摘み用タブ42dを構成している。摘み用タブ42dの上端縁は、側壁部本体42bに連結されておらず、摘み用タブ42dを摘まむ際に摘み用タブ42dの径方向内側に指を入れ易くされている。除去部42cの切り欠き部分に隣接する周方向の両端部における下側部分は、角が円弧状に丸められた形状をなしており、摘み用タブ42dの視認性と操作性を高めている。このように、除去部42cは、分別時に摘み用タブ42dを摘まんで周回させる操作により、弱化部42aの破断によって側壁部本体42bから毟り取ることができる。したがって、除去部42cの内周面に設けられたキャップ側係合部43を側壁部42から除去して吐出キャップ3を容器本体2から容易に取り外せるようにすることができる。
なお、弱化部42aは、間欠状の連結部で構成されるものに限らず、例えば、破断が容易な薄肉部で全周に亘って構成されてもよい。また、除去部42cの形状はC字形状に限らず、例えば半円形状等であってもよい。また、除去部42cにキャップ側係合部43の一部を設け、側壁部本体42bにキャップ側係合部43の他の一部を設ける構成としてもよい。
除去部42cの内周面には、径方向内側に向けて突出する突起状に形成されたキャップ側係合部43が設けられている。キャップ側係合部43は、吐出キャップ3が外口部11に打栓されると外口部11の外周面に設けられた口部側係合部16にアンダーカット係合して、吐出キャップ3を外口部11に抜け止め保持する。このように、吐出キャップ3は、外口部11に打栓により装着される構成となっている。
なお、キャップ側係合部43は、除去部42cの周方向に亘って延びるC字形状に形成してもよく、または周方向に間欠状に並ぶ複数部分に分けて形成することもできる。
頂壁部41の上面には内容物の吐出口44が一体に設けられている。この吐出口44から内層体20の収容空間Sに収容されている内容物を外部に吐出することができる。本実施の形態においては、吐出口44は、頂壁部41から上方に向けて徐々に拡径しながら外向きに湾曲する筒状に形成されているが、その形状や大きさは、収容空間Sに収容される内容物や用途等に応じて種々変更可能である。
側壁部本体42bの内周面には、キャップ側シール部45が設けられている。キャップ側シール部45は、口部側シール部17に全周に亘って当接し、側壁部42と外口部11との間を外気導入口13よりも下方側で気密に密封している。キャップ側シール部45、弱化部42a、キャップ側係合部43は、上方から下方に向けてこの記載順に配置されている。
また、側壁部本体42bの内周面は、キャップ側シール部45より下側の部分が段部を介して拡径している。この拡径部分には、段部から下方に延在する複数のガイドリブ42eが設けられている。ガイドリブ42eは、吐出キャップ3が打栓される際に外口部11の外周面を摺動して吐出キャップ3の姿勢を安定させることにより、安定したキャッピングを可能にする。なお、ガイドリブ42eを設けない構成としてもよい。また、側壁部本体42bの内周面と外口部11の外周面とに回り止め機構(リブ等)を設けてもよい。
頂壁部41には通気口46が設けられており、この通気口46を通して外部からキャップ本体40の内側に外気を取り込み、外気導入口13に外気を供給することができる。
蓋体50は、キャップ本体40と略同径の有頂円筒状に形成され、外周面の一部においてヒンジ51を介してキャップ本体40に開閉自在に連結されている。蓋体50は、その天壁52の内面に筒状の栓体53を一体に備えており、蓋体50がキャップ本体40の上方を覆う閉位置とされると、栓体53が吐出口44の内周面に嵌合して吐出口44が閉塞されるようになっている。また、天壁52の内面には、栓体53の外側を覆う円筒状突起54が設けられている。なお、蓋体50は、その開口縁の内周に設けられた係止溝55が頂壁部41の外周縁にアンダーカット係合することにより、キャップ本体40の頂壁部41を覆った閉状態に保持される。
一方、蓋体50がヒンジ51を中心に回動して開位置とされると、栓体53が吐出口44から離脱して、吐出口44が内容物を吐出可能な状態に開放される。
キャップ本体40の内側には中栓60が装着されている。中栓60は内口部21の開口端に装着され、当該開口端を覆っている。中栓60の外周縁には上方に向けて起立する円筒状の係合壁61が一体に設けられており、この係合壁61の上端がキャップ本体40の頂壁部41の下面に当接することで、係合壁61の径方向内側において中栓60と頂壁部41との間に所定の間隔が空けられている。係合壁61には外気の通路となる開口が設けられている。
中栓60には、内容物の流出孔62が設けられている。この流出孔62は、中栓60と頂壁部41との間の空間を介して吐出口44に連通しており、収容空間Sに収容されている内容物を、この流出孔62を通して吐出口44に向けて流出させることができる。
中栓60には、逆止弁63、脚部63a及び環状壁64からなる吐出弁が組み込まれている。逆止弁63は板状(円板状)に形成されており、中栓60の頂壁部41の側を向く上面に配置されて流出孔62を閉塞している。環状壁64は、円筒状に形成されて頂壁部41と中栓60との間に配置され、頂壁部41と中栓60とに嵌合されている。また、逆止弁63は環状壁64に対して複数の弾性変形自在の脚部63aで連結されている。これにより、逆止弁63は、中栓60の上面に対して接近・離反する方向に移動して、収容空間Sから吐出口44へ向けた内容物の流出を許容するとともに吐出口44から収容空間Sへ向けた内容物や外気の流入を阻止するように流出孔62を開閉する。
なお、頂壁部41と中栓60との間の空間は、環状壁64よりも内側の部分が液体の流路、環状壁64よりも外側の部分が気体(外気)の流路に区画されている。
中栓60には、流出孔62に対してヒンジ51とは反対側に位置して、収容空間Sに向けて延在する円筒状の筒状壁65が設けられている。筒状壁65の下端は下方に向かうに従って内径が狭まるように縮径しており、筒状壁65の内部には、鋼材や樹脂等により球状(ボール)に形成された弁体66が上下方向に移動自在に配置されている。
容器本体2が吐出口44を下方に向けた傾倒姿勢とされると、弁体66は、筒状壁65の内部を吐出口44の側に向けて移動する。そして、内容物が注出された後、吐出口44が上方を向くように容器本体2が正立姿勢に戻されると、弁体66が筒状壁65の内部を下方に向けて縮径部分に当接する位置(図2に示す位置)まで移動して吐出口44内に残った内容物を筒状壁65の内部に向けて吸引し、頂壁部41と逆止弁63、環状壁64に囲まれた空間に引き戻す。これにより、吐出口44の内部の液体の残量を減らして、吐出口44からの液垂れを防止することができる。このように、弁体66は、吐出口44からの液垂れを防止するためのサックバック機構として機能する。
環状壁64の外周面には、通気口46を開閉する空気用逆止弁67が一体に設けられている。この空気用逆止弁67は、通気口46からキャップ本体40の内部への外気の導入を許容するとともにキャップ本体40の内部から通気口46を通した外部への空気の流出を阻止するように機能する。したがって、内容物を吐出するために容器本体2の胴本体部分12bをスクイズする際に、外層体10と内層体20との間に空気を保持して内層体20から内容物を容易に押し出すことができる。また、内容物の吐出後に胴本体部分12bのスクイズを解除したときには、通気口46から外気導入口13を通して外層体10と内層体20との間に外気が導入されるようにして内層体20を減容変形させたまま外層体10の胴本体部分12bを元の形状に復元させることができる。これにより、内容物の吐出後に、胴本体部分12bの復元に伴って吐出口44から内層体20の内部に外気が流入することを防止して、内層体20の収容空間Sに収容されている内容物を空気に触れづらくして、その品質の劣化を抑制することができる。
このように、本実施の形態の吐出容器1によれば、除去部42cを側壁部本体42bから毟り取るだけの簡単な操作で、吐出キャップ3を容器本体2の外口部11から容易に取り外すことができる。したがって、吐出キャップ3を打栓によって容器本体2の外口部11に容易に装着される構成としつつ、容器本体2の外口部11から吐出キャップ3を容易に取り外すことができるようにして、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂製の容器本体2をリサイクルする際における、吐出キャップ3を容器本体2から分別する作業を容易にすることができる。
また、本実施の形態の吐出容器1では、口部側シール部17とキャップ側シール部45とにより外気導入口13よりも下方側で側壁部42と外口部11との間を密封し、キャップ本体40の頂壁部41に設けた通気口46を通して外気導入口13に外気を導入するようにしたので、外気導入口13を通して外層体10と内層体20との間に内容物や異物等が導入されることを抑制して、内容物が吐出されたときに内層体20の収容部22を確実に減容変形させることができる。なお、口部側シール部17は、本実施の形態では外口部11の外周面における上端部に設けられているが、口部側係合部16より上方であればその配置は変更可能である。また、口部側シール部17は、本実施の形態では平滑面で構成されているが、環状突起などで構成されてもよい。
さらに、本実施の形態の吐出容器1では、除去部42cはC字形状をなしているので、周方向の一端部を摘まんで周回させる容易な操作により、除去部42cを毟り取って分別を可能にすることができる。
図4は、図1に示す吐出容器1の変形例であって、外気導入口13を外口部11に開口させた場合を示す断面図である。なお、図4においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
図1に示す吐出容器1では、外気導入口13を、外口部11の上端と内口部21の上端との間に開口する構成としているが、外気導入口13は、容器本体2の口部において内層体20と外層体10との間に外気を導入可能に設けられていれば、図4に示すように、外口部11を径方向に貫通する貫通孔として構成してもよい。図示する場合では、外口部11には複数の外気導入口13が設けられている。これらの外気導入口13は、それぞれ外口部11を径方向に貫通するとともに周方向に延びる長孔形状の貫通孔となっており、周方向に所定の間隔を空けて設けられている。複数の外気導入口13は、それぞれ外層体10と内層体20との間に連通しており、これらの外気導入口13を通して外層体10と内層体20との間に外気を導入することができる。なお、外気導入口13は、少なくとも1つ設けられていれば、その数は任意に設定することができる。
本変形例では、内口部21の拡径部24の外周面が外口部11の内周面に全周に亘って当接することで、外口部11と内口部21との間の隙間23は、外口部11ないし内口部21の上端部分において外部に対して閉塞されている。
外口部11の外周面には、外気導入口13と外気導入口13より下方側に設けられた口部側係合部16との間の部分に、口部側シール部17が設けられている。口部側シール部17は、外口部11の全周に亘って円環状に延びており、外口部11の外周面から径方向外側に向けて突出している。側壁部本体42bの内周面には、口部側シール部17に全周に亘って当接し、側壁部42と外口部11との間を外気導入口13よりも下方側で気密に密封するキャップ側シール部45が設けられている。
また、本変形例では、複数のガイドリブ42eは、側壁部本体42bの内周面におけるキャップ側シール部45より上方側の部分に設けられている。複数のガイドリブ42eは、その相互間に、通気口46から外気導入口13に向かう外気の通路となる隙間を形成している。なお、ガイドリブ42eを設けない構成としてもよい。また、側壁部本体42bの内周面と外口部11の外周面とに回り止め機構(リブ等)を設けてもよい。
このような構成によっても、前述した実施形態の場合と同様に、除去部42cを毟り取る操作により、容易な分別を可能にすることができる。
図5は、図1に示す吐出容器1の変形例であって、除去部42cを蓋体50とヒンジ51を介して一体に連ねて設けた場合を示す断面図である。図6は、図5に示す吐出キャップ3のヒンジ51側から視た側面図である。図7は、図5に示す吐出キャップ3の側壁部42の底面図である。なお、図7においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
図1に示す吐出容器1では、除去部42cはC字形状をなす構成とされており、蓋体50はヒンジ51を介して側壁部本体42bに一体に連なっている。これに対し、図7に示す変形例では、除去部42cを蓋体50とヒンジ51を介して一体に連ねて設けるようにしている。
本変形例では、除去部42cは円筒状に形成されており、その上部にヒンジ51が一体に連ねて設けられている。除去部42cの内周面は、その上端側部分において拡径しており、この拡径部分の径方向内側には、円筒状の側壁部本体42bが配置されている。また、除去部42cの当該拡径部分の下端縁に形成された段差部には、側壁部本体42bの下端縁に一体に連なる弱化部42aが全周に亘って設けられている。なお、弱化部42aは、周方向の一部のみに設けられてもよい。弱化部42aは、本変形例においても、周方向に間欠状に並ぶ複数(本例では11個)の連結部で構成されている。
図6~図7に示すように、除去部42cには、周方向におけるヒンジ51側の1箇所において上下方向に亘って形成された切り欠き部42fが設けられている。除去部42cは、切り欠き部42fの下端側部分では薄肉部となっており、残りの部分では周方向に分断されている。
このような構成により、分別に際しては、蓋体50を閉位置からヒンジ51を中心に回動させて開位置とした後、蓋体50を引き下げ、周回させる操作により、除去部42cの切り欠き部42fの薄肉部を切断しつつ、弱化部42aを切断し、キャップ側係合部43を有する除去部42cを蓋体50とともに毟り取ることができる。したがって、容器本体2の外口部11から吐出キャップ3を容易に取り外すことができ、容易な分別を可能にすることができる。
なお、弱化部42aは、間欠状の連結部で構成されるものに限らず、例えば、破断が容易な薄肉部で構成されてもよい。また、除去部42cの形状は円筒状に限らず、例えば半円筒状等であってもよい。また、除去部42cにキャップ側係合部43の一部を設け、側壁部本体42bにキャップ側係合部43の他の一部を設ける構成としてもよい。また、口部側シール部17は、本変形例では外口部11の外周面における上端部に設けられているが、口部側係合部16より上方であればその配置は変更可能である。また、口部側シール部17は、本変形例では平滑面で構成されているが、環状突起などで構成されてもよい。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、容器本体2は、ブロー成形によって二重構造に形成されているが、これに限らず、例えば、外層体10の内部に外層体10とは別に形成された内層体20を組み込んだ二重容器とすることもできる。
さらに、前記実施の形態では、吐出キャップ3に空気用逆止弁67を設けるようにしているが、これに限らず、空気用逆止弁67を設けない構成とすることもできる。吐出キャップ3に空気用逆止弁67を設けない場合には、係合壁61の開口を閉塞して、係合壁61と頂壁部41との間、さらに係合壁61と側壁部42との間に僅かな隙間を設け、これらの隙間を含む通路を介して通気口46と外気導入口13とを連通するようにしてもよい。また、吐出口44及び通気口46は、吐出キャップ3に設けられていればその配置を変更してもよい。
さらに、前記実施の形態では、容器本体2はプリフォームからの二軸延伸ブロー成形によって形成されているが、これに限らず、押出しブロー成形によって形成されてもよい。また、容器本体2は、内層体20が外層体10と独立して減容変形できるように内層体20が外層体10の内側に剥離可能に積層された積層剥離容器(プリフォームからの二軸延伸ブロー成形によって形成されるものでもよいし、押出しブロー成形によって形成されるものでもよい)として構成されてもよい。
さらに、前記実施の形態では、除去部42cが弱化部42aの破断によって側壁部本体42bから毟り取ることが可能であるが、これに限らない。すなわち、側壁部本体42bに一体に連なる弱化部42aの破断によって除去部42cと口部側係合部16とのアンダーカット係合が少なくとも部分的に解消される(すなわち、解消され、又は部分的に解消される)ように構成されていれば、弱化部42aの破断後に除去部42cと側壁部本体42bとの連結部が残される構成であってもよい。
1 吐出容器
2 容器本体
3 吐出キャップ
10 外層体
11 外口部
12 胴部
12a 肩状部分
12b 胴本体部分
12c 底部分
13 外気導入口
14 ネックリング
16 口部側係合部
17 口部側シール部
20 内層体
21 内口部
22 収容部
23 隙間
24 拡径部
25 フランジ部
26 縦リブ
40 キャップ本体
41 頂壁部
42 側壁部
42a 弱化部
42b 側壁部本体
42c 除去部
42d 摘み用タブ
42e ガイドリブ
42f 切り欠き部
43 キャップ側係合部
44 吐出口
45 キャップ側シール部
46 通気口
50 蓋体
51 ヒンジ
52 天壁
53 栓体
54 円筒状突起
55 係止溝
60 中栓
61 係合壁
62 流出孔
63 逆止弁
63a 脚部
64 環状壁
65 筒状壁
66 弁体
67 空気用逆止弁
70 溝部
O 軸心
S 収容空間

Claims (3)

  1. 外層体と該外層体の内側に収容された減容変形自在の内層体とを備えるとともに口部に外気導入口を備えた二重構造の容器本体と、
    頂壁部と該頂壁部に連なる筒状の側壁部とを備え、前記口部に装着されるとともに内容物の吐出口及び外気の通気口が設けられた吐出キャップと、
    前記吐出キャップの内側に設けられ、前記吐出口に向けた内容物の流路を開閉する逆止弁と、を有する吐出容器であって、
    前記外気導入口よりも下方において前記口部の外周面に設けられた環状の口部側シール部と、
    前記側壁部の内周面に設けられ、前記口部側シール部に全周に亘って当接して前記側壁部と前記口部との間を密封する環状のキャップ側シール部と、
    前記口部側シール部よりも下方において前記口部の外周面に設けられた口部側係合部と、
    前記側壁部の内周面に設けられ、前記口部側係合部にアンダーカット係合するキャップ側係合部と、を有し、
    前記側壁部は、側壁部本体と、前記キャップ側係合部の少なくとも一部を備えるとともに、前記キャップ側シール部よりも下方において前記側壁部本体に一体に連なる弱化部の破断によって前記口部側係合部とのアンダーカット係合が少なくとも部分的に解消される除去部と、を有することを特徴とする吐出容器。
  2. 前記除去部はC字形状をなす、請求項1に記載の吐出容器。
  3. 前記吐出キャップは、前記除去部にヒンジを介して一体に連なる蓋体を有する、請求項1に記載の吐出容器。
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