JP7086554B2 - 無人航空機の制御方法および無人航空機の制御用プログラム - Google Patents

無人航空機の制御方法および無人航空機の制御用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7086554B2
JP7086554B2 JP2017190001A JP2017190001A JP7086554B2 JP 7086554 B2 JP7086554 B2 JP 7086554B2 JP 2017190001 A JP2017190001 A JP 2017190001A JP 2017190001 A JP2017190001 A JP 2017190001A JP 7086554 B2 JP7086554 B2 JP 7086554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unmanned aerial
aerial vehicle
unit
flight
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017190001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019064365A (ja
Inventor
陽 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
Priority to JP2017190001A priority Critical patent/JP7086554B2/ja
Publication of JP2019064365A publication Critical patent/JP2019064365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7086554B2 publication Critical patent/JP7086554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

本発明は、無人航空機の制御技術に関する。
TS(トータルステーション)でUAV(Unmanned Aerial Vehicle)(無人航空機)を追尾する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
US2014/0210663号公報
UAVの飛行中に、搭載機器の故障や不具合、電池残量の不足、天候の急変といった問題に起因して、急ぎUAVを帰還あるいは安全な場所に着陸させなくてはならない場合がある。特に電池残量に問題がある場合は、電池切れによる墜落を避けるために、極力最短距離の飛行で帰還させる必要がある。
この際、何ら障害物がない場所であれば最短距離の飛行で帰還させればよいが、建物等の障害物がある場合、その存在を考慮した経路でUAVを帰還させる必要がある。また、上記の緊急時の帰還は、自動制御で行われることが望まれる。これは、緊急時におけるオペレータの操縦による帰還は、誤操作による事故の発生が懸念されるからである。
このような背景において、本発明は、飛行中のUAVの緊急帰還時において、障害物を効果的に避けて帰還する技術の提供を目的とする。
本発明は、レーザースキャナを備えたトータルステーションによる無人航空機の制御方法であって、前記トータルステーションのレーザー光により飛行する無人航空機を追尾しつつ、前記レーザースキャナにより前記飛行する前記無人航空機を中心とした範囲のレーザースキャンを行い、前記レーザースキャンに基づき、前記無人航空機の飛行経路を含む空間の三次元マップを作成し、前記三次元マップに基づき、予め定められた特定の地点への帰還時における飛行を制御する無人航空機の制御方法である。
本発明は、レーザースキャナを備えたトータルステーションによる無人航空機の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、コンピュータに前記トータルステーションのレーザー光により飛行する無人航空機を追尾しつつ、前記レーザースキャナにより前記飛行する前記無人航空機を中心とした範囲のレーザースキャンと、前記レーザースキャンに基づき、前記無人航空機の飛行経路を含む空間の三次元マップの作成と、前記三次元マップに基づき、予め定められた特定の地点への帰還時における飛行の制御とを実行させる無人航空機の制御用プログラムである。
本発明によれば、飛行中のUAVの緊急帰還時において、障害物を効果的に避けて帰還する技術が得られる。
実施形態の概要図である。 TS(トータルステーション)のブロック図である。 経路設定装置のブロック図である。 経路の選定を説明するイメージ図である。 処理の手順の一例を示すフローチャートである。
1.第1の実施形態
(概要)
図1には、飛行するUAV200をTS100で追尾する状態が示されている。UAV200の飛行は、予め定められた飛行経路に沿ったものでもよいし、操縦者がコントローラを操作してのマニュアル操縦であってもよい。UAV200が飛行する空域には、UAV200の飛行にとっては障害物となる立ち木110が存在している。障害物は、建物、鉄塔、電信柱、崖、丘、山等であってもよい。
TS100は、レーザースキャン機能を有し、飛行するUAV200の追跡と測位を行いつつ、UAV200周辺のレーザースキャンを行い、飛行するUAV200周辺の三次元点群データを取得する。そして、この三次元点群データに基づき、三次元マップを作成する。例えば、UAV200が立ち木110の近くを飛行すれば、立ち木110の三次元モデルが含まれる三次元マップがTS100の側で作成される。
何らかの理由により、UAV200を予め定めた地上位置に帰還させなければならない場合、TS100が取得した三次元マップに基づき、UAV200の帰還経路が決定され、この帰還経路に沿った飛行制御が行われる。
緊急時には、なるべく最短の経路での帰還が望まれるが、障害物への接触や衝突は避けなければならない。上記の三次元マップを用いた帰還経路の設定により、障害物への干渉や衝突を避けつつ、最短距離での帰還が可能となる。
(UAV200)
UAV200は、市販の通常のものに反射プリズム201を装着したものである。UAV200の選択は、自由であり、本発明の利用者が自由に選択できる。ただし、UAV200は、外部からの制御信号を受けて飛行する機能を備えている必要がある。
UAV200には、TS100からの追尾および測距のターゲットとなる反射プリズム201が取り付けられている。反射プリズム201は、入射光を180°向きを変えて反射する光学特性を有している。TS100は、追尾光により反射プリズム201を捉えることでUAV200の捕捉および追尾を行い、測距光により反射プリズム201の位置を計測することで、UAV200の測位を行う。
(TS(トータルステーション))
以下、TS100について説明する。図2は、TS100のブロック図である。TS100は、測距光発光部101、測距光受光部102、測距部103、水平・鉛直角検出部104、水平・鉛直角駆動部105、三次元位置算出部106、追尾部107、レーザースキャナ108、経路選定装置109を備えている。TS(トータルステーション)については、特開2009-229192号公報、特開2012-202821号公報、日本国特許第5124319号公報等に記載されている。
測距光照射部101は、測距光をUAV200の反射プリズム201に向けて照射する。測距光は、図示しない光学系を介して、反射プリズム201に対して照射される。測距光受光部102は、反射プリズム201で反射された測距光の反射光を図示しない光学系を介して受光する。
測距部103は、測距光の飛翔時間に基づくTS100から反射プリズム201までの距離の算出を行う。具体的には、TS100の内部にリファレンス光の光路が設けられており、このリファレンス光と測距光受光部102で受光した測距光の位相差から反射プリズム201までの距離が計算される。
TS100は、水平回転が可能な本体を備えている。この本体には、鉛直方向の回転(仰角と俯角の回転制御)が可能な可動部が取り付けられている。この可動部に測距光照射部101および測距光受光部102の光学系、追尾部107の光学系が固定されている。この可動部を上下左右に振ることで、追尾光および測距光の水平方向と鉛直方向の照射方向の制御が行なわれる。なお、レーザースキャナ108は、可動部でなく本体に固定されている。勿論、レーザースキャナ108を上記の可動部に備えた構造も可能である。
水平・鉛直角検出部104は、上記の可動部(本体)の水平角(水平方向における角度)と鉛直角(仰角または俯角の角度)を検出する。角度の検出は、ロータリーエンコーダにより行われる。角度計測は、例えば水平角では北の方向を0°として時計回り方向の角度を計測し、鉛直角では水平を0°として仰角を+、俯角を-として計測する例が挙げられる。なお、TS100は、地図座標系(絶対座標系)上における既知の位置に設置される。地図図座標系とは、GNSSで用いられるグローバルな座標系のことである。
水平・鉛直角駆動部105は、上記可動部の水平方向の回転駆動、鉛直方向の回転駆動を行う。水平・鉛直角駆動部105は、上記の駆動を行うためのモータや駆動回路を備える。上記可動部の水平角および鉛直角の制御を行うことで、追尾光と測距光の照射方向の制御が行なわれる。
三次元位置算出部106は、測距部103が算出した反射プリズム201までの距離と、水平・鉛直角検出部104が検出した測距光の光軸の方向とから反射プリズム201の三次元座標値を算出する。この三次元座標値は、TS100を原点としたTS座標系上におけるものとして取得される。このTS座標系としては、東方向をX軸、北方向をY軸、鉛直上方の方向をZ軸としたXYZ座標系が挙げられる。なお、TS100の地図座標系上における位置は既知であるので、平行移動の座標変換により、TS100が測位した反射プリズムの位置は、地図座標系上で記述できる。
追尾部107は、追尾光により飛行するUAV200を追尾する。追尾部107によりUAV200が追尾されることで、測距光の光軸をUAV200に向ける制御が行われる。具体的には、追尾光によりUAV200が備える反射プリズム201が補足されるように水平・鉛直角駆動部105が動作し、測距光の光軸が反射プリズム201に向くようにTS100の光軸の制御が行われる。追尾光を用いた反射プリズムの追尾については、例えば、日本国特許第5124319号に記載されている。
レーザースキャナ108は、測距光の光軸を中心した範囲のレーザースキャンを行い、当該範囲のおける三次元レーザースキャンデータを取得する。レーザースキャナについては、例えば特開2010-151682号公報、特開2008-268004号公報、米国特許8767190号公報、米国特許7969558号公報に記載されている。また、US2015/0293224号公報には、光学系の回転や往復運動を利用せずに電子式にスキャンを行う形態のレーザースキャナが記載されている。この電子式にスキャンを行う形態も利用可能である。
経路選定装置109は、レーザースキャナ108により得られたスキャンデータから3次元マップを作成する。そして、この3次元マップを用いて、UAV200の飛行の障害物となるものを抽出し、抽出された障害物が存在する場所やレーザースキャンされておらず状況が不明な場所を回避するように、帰還経路を選定する。
(経路選定装置の構成)
図3は、経路選定装置109のブロック図である。経路選定装置109は、着陸位置情報受付部201、機***置情報受付部202、スキャンデータ受付部203、スキャンマップ作成部204、飛行禁止箇所抽出部205、経路選定部206、機体操縦信号生成部207、飛行距離算出部208、バッテリ消費量算出部209、着陸可能地点探索部210、外部作成マップ受付部211を備えている。
図3に示される制御装置105の各機能部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)に代表されるPLD(Programmable Logic Device)などの電子回路により構成される。また、一部の機能を専用のハードウェアで構成し、他の一部を汎用のマイコンにより構成することも可能である。
各機能部を専用のハードウェアで構成するのか、CPUにおけるプログラムの実行によりソフトウェア的に構成するのかは、要求される演算速度、コスト、消費電力等を勘案して決定される。なお、機能部を専用のハードウェアで構成することとソフトウェア的に構成することは、特定の機能を実現するという観点からは、等価である。
経路設定装置109をTS100とは別の外付けの装置として用意することも可能である。この際、経路設定装置109をPC(パーソナル・コンピュータ)やタブレットPCで構成することができる。
着陸位置情報受付部201は、UAV200を帰還させたい、または着陸させたい地点の位置情報を受け付ける。なお、受け付ける位置情報は、一つに限定されず、複数でもよい。なお、初期設定では、出発地点が帰還させたい位置として設定される。
機***置情報受付部202は、TS100が測位したUAV200の位置情報を受け付ける。UAV200が搭載したGNSS位置特定装置が特定したUAV200の位置情報を受け付ける形態も可能である。スキャンデータ受付部203は、レーザースキャナ108がスキャンしたレーザースキャンデータを取得する。
スキャンマップ作成部204は、スキャンデータ受付部203で受け付けたレーザースキャンデータから三次元マップを作成する。作成される三次元マップは、概略マップでよい。図1の地形から作成される三次元マップとしては、例えば、図4の例が挙げられる。三次元マップは、(x,y,z)成分で表される三次元空間であり、計測された対象は、TS100から見える範囲におけるその最大幅、最大高さを、それぞれ(x,y,z)成分で表したものとなる。そのため、計測された対象は、三次元空間上で直方体111のTS100から見える面として近似される。ここで直方体111は、レーザースキャンで得られた立ち木110の三次元情報を直方体で近似した三次元モデルである。
飛行禁止箇所抽出部205は、スキャンマップ作成部204で作成された三次元マップにおいて、UAV200の飛行の障害となる障害物が存在する空間、TSから見た当該障害物の背後の空間、更にレーザースキャンが行われなかった空間を飛行禁止箇所として抽出する。TS100から見た直方体111の背後の空間は、TS100からのレーザースキャンデータが得られず、その空間の三次元情報は不明である。そこで、その空間は飛行禁止箇所として扱い、不慮の事故の発生を防止する。また、レーザースキャナが行なわれなかった空間も三次元情報が不明であるので、不慮の事故の発生を防止するために飛行禁止箇所とする。
経路選定部206は、障害物を回避し飛行することが可能な一または複数の経路の検索、およびこの一または複数の経路の中からの最適な経路の選定を行う。障害物を回避し飛行することが可能な一または複数の経路の検索は、スキャンマップ作成部204が作成した三次元マップと障害物抽出部205が抽出した障害物に基づき行われる。経路の候補は予め設定されていてもよいが、より短い経路が抽出できる場合もあるので、帰還が必要となった段階で三次元マップを利用した帰還経路の探索を行う。また、予め設定された経路については、レーザースキャンで得られた三次元マップに基づき、障害物との干渉を判定する。ここで、障害物との干渉が予想される場合は、障害物を回避する経路の候補を新たに検索する。検索された飛行可能経路が複数である場合は、抽出された障害物を回避できる経路の中から、飛行距離および消費電力の点で有利な経路を選択する。例えば、複数の経路の中から最小の消費電力の経路を選択する。
経路の選定は、例えば以下の方法が挙げられる。まず、スキャンマップ作成部204で三次元マップを、単位空間(x,y,z)=(1,1,1)100個分から成る(x,y,z)=(100,100,100)を設定する。そして、障害物や状況不明箇所である飛行禁止箇所の幅、奥行きおよび高さは、(x,y,z)の各値を整数で表現し、その位置も(x,y,z)を用いて、1≦x,y,z,≦100で表現すれば、三次元マップ上のどの単位空間に飛行禁止箇所が存在するかが分かる。
同様に、UAV200の位置と帰還地点の位置も(x,y,z)を用いて、1≦x,y,z,≦100で表現すれば、三次元マップ上でのUAV200の位置と帰還地点の位置も特定される。三次元マップ上で特定されたUAV200の位置と帰還地点の位置は、100個ある単位空間の内のどれかに対応する。
そこで、UAV200の位置に対応する単位空間をスタート地点、帰還地点の位置に対応する単位空間をゴール地点、障害物がある単位空間とスキャンデータが無く状況が不明な単位空間を飛行禁止箇所として、スタート地点からゴール地点まで、通行禁止箇所ではない単位空間だけを通る経路を検索する。これにより、障害物を回避(迂回)して帰還できる経路が得られる。さらに、最短の経路を選定するには、検索された経路の中から通る単位空間の数が最少の経路を選定すればよい。
なお、単位空間の一辺のスケールは可変とすることができる。例えば、100mまでの飛行であるならば、1m×1m×1mの単位空間としておき、100mの超過した時点で、2m×2m×2mとし、その後も飛行距離に応じて、単位空間の一辺のスケールを変化させることで、多様な飛行距離に対応ができる。ただし、スケールが大きければ大きいほど、障害物があるとされる単位空間も大きくなってしまう等の問題が発生する。そこで、飛行距離が長くなるような場合は、三次元マップを構成する単位空間の数を予め増やしておき、スケールを上げすぎずに済むようにして対応する。
機体操縦信号生成部207は、経路選定部206が選定した経路をUAV200に飛行させるための信号を生成する。機体操縦信号生成部207で生成された操縦信号は、UAV200に送信され、この操縦信号によりUAV200の飛行制御が行なわれる。
飛行距離算出部208は、選定された帰還経路の飛行距離を算出する。バッテリ消費量算出部209は、飛行距離算出部208の算出結果に基づき、上記選定された帰還経路で必要とされるバッテリ消費量を算出する。この際、旋回や上昇といった要素も鑑みて電力の消費量の算出を行う。着陸可能地点探索部210は、当初設定した着陸地点までバッテリが持たないと推定される場合に、着陸可能な地点を探索する。この着陸可能な地点としては、TS100の側で作成した三次元マップから障害物がない地点を選択する態様が挙げられる。外部作成マップ受付部211は、別に用意されている三次元マップや他の手段で取得した三次元マップの情報を受け付ける。三次元マップでなく、点群データを受け付ける形態も可能である。
(処理の一例)
本実施形態における処理の一例を図5に示す。まず、UAV200は、帰還または着陸地点の位置情報を受け付ける。位置情報を受け付けるタイミングは、UAV200の飛行開始前でも、飛行中でもよいが、後述のステップS104までに受け付けることが必要である(ステップS101)。
UAV200の飛行が開始されると、TS100によるUAV200の追尾および測位が開始される。また、UAV200を中心したレーザースキャナ108によるレーザースキャンが行われる。レーザースキャンの範囲は、例えばUAV200を中心とした半径25mの範囲で行われる。飛行中、UAV200の位置は、機***置情報受付部202で受け付けられ、レーザースキャンデータは、レーザースキャンデータ受付部203で受け付けられる(ステップS102)。スキャンデータを受け付けたら、スキャンマップ作成部204で三次元マップの作成が行われる(ステップS103)。
そして、UAV200に帰還を要する契機があると、ステップS104からステップS105に進み、三次元マップ上でのUAV200の現在位置と帰還地点の位置の照合が行われる。ここで、UAV200が帰還を要する契機とは、オペレータからの指示、バッテリ量の低下、機器の不具合等が挙げられる。なお、UAV200に帰還を要する契機がなければ、ステップS102とS103の処理が繰り返される。
ステップS104の判定がYESの場合、UAV200の現在位置と帰還位置を結ぶ直線上の地上位置に飛行禁止箇所が存在するか否かを、ステップS103で作成した三次元マップに基づき判定する(ステップS106)。ここで、当該直線上に飛行禁止箇所が存在しなければ、帰還経路として、UAV200の現在位置と帰還位置を一直線に結ぶ直線経路が選定される(ステップS107)。ステップS105において、当該直線上に飛行禁止箇所が存在すれば、その飛行禁止箇所の高度が、UAV200の現在位置より低いか判定する(ステップS108)。ここで、飛行禁止箇所が複数存在するならば、最も高度の高いものが比較対象となる。
UAV200の現在位置よりも飛行禁止箇所の高度が低ければ、高度を維持したまま帰還位置の上空まで飛行し、帰還地点まで降下する経路が選定される(ステップS109)。UAV200の現在位置よりも飛行禁止箇所の高度が高ければ、障害物を回避するよう迂回して、最短で帰還地点へ向かう経路が選定される(ステップS110)。最後に、決定された経路をUAV200に飛行させる信号を生成し、処理は終了となる(ステップS111)。
本実施形態は、UAV200の現在位置と帰還位置を一直線に結ぶ直線経路、高度を維持したまま帰還位置の上空まで飛行し帰還地点まで降下する経路、および飛行禁止箇所を回避するよう迂回して最短で帰還地点へ向かう経路、の3つの飛行経路(動作)が帰還決定時に経路選定部206で設定される。
(変形例)
飛行禁止箇所を回避できるような経路を検索し、得られた経路について、バッテリ消費量を算出し、最もバッテリ消費量が少ない経路を選定してもよい。
2.第2の実施形態
(概要)
UAV等の無人航空機に帰還を要する契機が発生した場合、離陸した地点を帰還地点とすることが多い。しかし、搭載されたバッテリの残量が乏しく離陸地点までの帰還ができない事態が想定し得る。そこで、離陸地点以外に着地可能な地点を終着地点とした経路を選定する形態を示す。
(構成)
この場合、経路選定装置109は、着陸可能地点検索部210を備える。着陸可能地点検索部210は、スキャンマップ作成部204が作成した三次元マップから、UAV200が着陸可能な地点を検索する。着陸可能地点の検索としては、(x,y,z)成分で表される三次元空間である三次元マップ上で、Z=0となる地点を平坦地である着陸可能地点として選び出す。
ここで、Z=0である地点は陸地ではなく、河川等の水面である場合もあり得る。そこで、Z=0である地点が細長く連なっていた場合は、それらの場所は河川と判定し、着陸可能地点から除外することで対応する。すなわち、着陸した場合に水没等のリスクが生じ得る地形の特徴を事前に定義し、着陸可能地点の検索時に定義された特徴を有する場所を除外する。着陸可能地点として、Z=0であり、且つ閾値以上の広さ(例えば、5m×5m以上)を有する場所を選択する処理は好ましい。また、この場合において、Z=0でなくてもZ=一定の場所(または一定と見なせる場所)を平坦地として選択する処理も有効である。
(変形例)
着陸位置情報受付部201で、着陸地点を受け付けず、着陸可能地点検索部210により検索された着陸可能な地点を終着地点として、経路の抽出・決定を行ってもよい。ただし、着陸可能地点検索部210が着陸可能な地点を検索できなかった場合は、リスクを冒して、その場に着陸する等の対応をする。
(その他)
TS100と別にレーザースキャナを用意する形態も可能である。この場合、予めキャリブレーションを行い、別構成のレーザースキャナが得た三次元点群データを、TSを原点とする座標系で扱えるようにしておく。
本発明は、無人航空機の帰還または着陸地点までの経路決定に利用可能である。
100…TS(トータルステーション)、110…立ち木、111…立ち木を障害物として取り扱った場合の直方体イメージ、200…UAV、201…カメラ、202…反射プリズム。

Claims (2)

  1. レーザースキャナを備えたトータルステーションによる無人航空機の制御方法であって、
    前記トータルステーションのレーザー光により飛行する無人航空機を追尾しつつ、前記レーザースキャナにより前記飛行する前記無人航空機を中心とした範囲のレーザースキャンを行い、
    前記レーザースキャンに基づき、前記無人航空機の飛行経路を含む空間の三次元マップを作成し、
    前記三次元マップに基づき、予め定められた特定の地点への帰還時における飛行を制御する無人航空機の制御方法。
  2. レーザースキャナを備えたトータルステーションによる無人航空機の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    コンピュータに
    前記トータルステーションのレーザー光により飛行する無人航空機を追尾しつつ、前記レーザースキャナにより前記飛行する前記無人航空機を中心とした範囲のレーザースキャンと、
    前記レーザースキャンに基づき、前記無人航空機の飛行経路を含む空間の三次元マップの作成と、
    前記三次元マップに基づき、予め定められた特定の地点への帰還時における飛行の制御と
    を実行させる無人航空機の制御用プログラム。
JP2017190001A 2017-09-29 2017-09-29 無人航空機の制御方法および無人航空機の制御用プログラム Active JP7086554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017190001A JP7086554B2 (ja) 2017-09-29 2017-09-29 無人航空機の制御方法および無人航空機の制御用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017190001A JP7086554B2 (ja) 2017-09-29 2017-09-29 無人航空機の制御方法および無人航空機の制御用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019064365A JP2019064365A (ja) 2019-04-25
JP7086554B2 true JP7086554B2 (ja) 2022-06-20

Family

ID=66338875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017190001A Active JP7086554B2 (ja) 2017-09-29 2017-09-29 無人航空機の制御方法および無人航空機の制御用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7086554B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110806199A (zh) * 2019-11-15 2020-02-18 中南大学 一种基于激光投线仪和无人机的地形测量方法及***
JP7407071B2 (ja) * 2020-05-27 2023-12-28 鹿島建設株式会社 断面形状取得方法及び断面形状取得装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121307A (ja) 2001-01-12 2007-05-17 Safegate Internatl Ab 航空機ドック入れシステムならびにエプロンの自動検査および霧または雪の検出を伴う方法
JP2009523236A (ja) 2006-01-13 2009-06-18 ライカ・ゲオジステームス・アクチェンゲゼルシャフト レーザートラッカーを用いたトラッキング方法及び測定システム
US20140032021A1 (en) 2011-04-14 2014-01-30 Hexagon Technology Center Gmbh System and method for controlling an unmanned air vehicle
JP2014513792A (ja) 2011-04-14 2014-06-05 ヘキサゴン テクノロジー センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 対象物表面の3d座標を決定するための測定システム
US20140163775A1 (en) 2011-04-14 2014-06-12 Hexagon Technology Center Gmbh Geodetic marking system for marking target points
US20140210663A1 (en) 2011-04-14 2014-07-31 Hexagon Technology Center Gmbh Measuring system and method for determining new points
JP2015001450A (ja) 2013-06-14 2015-01-05 株式会社トプコン 飛行体誘導システム及び飛行体誘導方法
US20160253808A1 (en) 2015-02-26 2016-09-01 Hexagon Technology Center Gmbh Determination of object data by template-based uav control
WO2016141100A2 (en) 2015-03-03 2016-09-09 Prenav Inc. Scanning environments and tracking unmanned aerial vehicles
JP2017116453A (ja) 2015-12-25 2017-06-29 俊雄 小泉 無人機を用いた構造物等の検査方法
JP2017144784A (ja) 2016-02-15 2017-08-24 株式会社トプコン 飛行計画作成方法及び飛行体誘導システム
JP2017151008A (ja) 2016-02-26 2017-08-31 株式会社トプコン 飛行体追尾方法及び飛行体画像取得方法及び飛行体表示方法及び飛行体誘導システム

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121307A (ja) 2001-01-12 2007-05-17 Safegate Internatl Ab 航空機ドック入れシステムならびにエプロンの自動検査および霧または雪の検出を伴う方法
JP2009523236A (ja) 2006-01-13 2009-06-18 ライカ・ゲオジステームス・アクチェンゲゼルシャフト レーザートラッカーを用いたトラッキング方法及び測定システム
US20140032021A1 (en) 2011-04-14 2014-01-30 Hexagon Technology Center Gmbh System and method for controlling an unmanned air vehicle
JP2014513792A (ja) 2011-04-14 2014-06-05 ヘキサゴン テクノロジー センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 対象物表面の3d座標を決定するための測定システム
US20140163775A1 (en) 2011-04-14 2014-06-12 Hexagon Technology Center Gmbh Geodetic marking system for marking target points
US20140210663A1 (en) 2011-04-14 2014-07-31 Hexagon Technology Center Gmbh Measuring system and method for determining new points
JP2015001450A (ja) 2013-06-14 2015-01-05 株式会社トプコン 飛行体誘導システム及び飛行体誘導方法
US20160253808A1 (en) 2015-02-26 2016-09-01 Hexagon Technology Center Gmbh Determination of object data by template-based uav control
WO2016141100A2 (en) 2015-03-03 2016-09-09 Prenav Inc. Scanning environments and tracking unmanned aerial vehicles
JP2017116453A (ja) 2015-12-25 2017-06-29 俊雄 小泉 無人機を用いた構造物等の検査方法
JP2017144784A (ja) 2016-02-15 2017-08-24 株式会社トプコン 飛行計画作成方法及び飛行体誘導システム
JP2017151008A (ja) 2016-02-26 2017-08-31 株式会社トプコン 飛行体追尾方法及び飛行体画像取得方法及び飛行体表示方法及び飛行体誘導システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019064365A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7109174B2 (ja) 経路選定装置、無人航空機、データ処理装置、経路選定処理方法および経路選定処理用プログラム
EP3454159B1 (en) Method and device of autonomous navigation
JP7263630B2 (ja) 無人航空機による3次元再構成の実行
CN106843282B (zh) 基于m100开发平台的区域完全搜索与避障***及方法
EP2933656B1 (en) Aerial positioning systems and methods
JP6235213B2 (ja) 自律飛行ロボット
EP3735624B1 (en) Adjustable object avoidance proximity threshold
CN117369489A (zh) 碰撞规避***、深度成像***、交通工具、地图生成器及其方法
CN110609570A (zh) 一种基于无人机的自主避障巡检方法
JP6527726B2 (ja) 自律移動ロボット
CN112437907A (zh) 飞行路径计算***、飞行路径计算程序以及无人驾驶飞机路径控制方法
US20110285981A1 (en) Sensor Element and System Comprising Wide Field-of-View 3-D Imaging LIDAR
JP2015006874A (ja) 3次元証拠グリッドを使用する自律着陸のためのシステムおよび方法
KR101651600B1 (ko) 스테레오 카메라에 의한 자동 착륙 기능을 갖는 무인 비행용 드론
EP2977976A2 (en) Context-aware landing zone classification
US20210200246A1 (en) Method and system for determining the position of a moving object
JP2017182692A (ja) 自律移動ロボット
JP7086554B2 (ja) 無人航空機の制御方法および無人航空機の制御用プログラム
US20200264301A1 (en) Systems and methods for vehicle navigation
JP2019016197A (ja) 移動体誘導システム
EP3992747B1 (en) Mobile body, control method, and program
JP6469492B2 (ja) 自律移動ロボット
Kuhnert et al. Light-weight sensor package for precision 3D measurement with micro UAVs eg power-line monitoring
JP2016181178A (ja) 自律移動ロボット
JP6934367B2 (ja) 位置測定装置、位置測定方法および位置測定用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7086554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150