JP7079097B2 - 携帯型端末装置、及び測量プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯型端末装置、及び測量プログラムに関する。
従来から、構造物とユーザの現在位置との位置関係を表示する技術の一つとして、ユーザが所持している携帯端末の表示画面に構造物の模式平面図を表示すると共に、この模式平面図上に位置検出手段にて検出された携帯端末の現在位置を示す位置マークを表示する技術が提案されている。
特開2006-250619号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、上述したように、単に模式平面図上に位置マークを表示するものに過ぎず、携帯端末の位置座標を表示できないことから、例えば、上記従来の技術を現況測量に利用することにより、ユーザが構造物の如き工事対象の詳細な状況を把握することが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、工事対象の詳細な状況を把握することが可能となる、携帯型端末装置、及び測量プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の携帯型端末装置は、地点の測量を行うための携帯型端末装置であって、工事対象に関する工事図面を取得する工事図面取得手段と、当該携帯型端末装置が位置する地点である装置地点の3次元の現在位置座標を検出する現在位置座標検出手段と、前記工事図面取得手段にて取得された前記工事図面を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記工事図面の角部のいずれか1つの座標を示す第1対角座標情報と、前記表示手段に表示された前記工事図面の角部のうち前記第1対角座標情報に対応する角部と対角線上に位置する角部の座標を示す第2対角座標情報とが所定方法で入力されることにより、当該入力された前記第1対角座標情報及び前記第2対角座標情報に基づいて、前記表示手段に表示された前記工事図面の各図面地点に座標を持たせ、前記座標を持たせた前記工事図面の図面地点のうち、前記現在位置座標検出手段にて検出された前記3次元の現在位置座標に対応する図面地点である対象図面地点を特定し、前記3次元の現在位置座標を前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えた。
請求項2に記載の携帯型端末装置は、請求項1に記載の携帯型端末装置において、所定方法にて取得した補正情報に基づいて、前記現在位置座標検出手段にて検出された前記3次元の現在位置座標を補正する補正手段を備え、前記補正情報は、前記現在位置座標検出手段によって検出された基準点の3次元の現在位置座標と、公的機関から取得した前記基準点の3次元の現在位置座標との差分値を示す基準点補正情報、前記現在位置座標検出手段にて検出された気圧に対する温度の補正値を示す温度補正情報、又は前記現在位置座標検出手段にて検出された気圧に対する湿度の補正値を示す湿度補正情報の少なくともいずれか1つ以上を含み、前記現在位置座標検出手段は、前記3次元の現在位置座標をリアルタイムで検出し、前記表示制御手段は、前記対象図面地点をリアルタイムで特定し、前記現在位置座標検出手段にて検出され、且つ前記補正手段にて補正された前記3次元の現在位置座標を前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段にリアルタイムで表示させると共に、所定方法で取得された計画座標であって、前記工事対象が施工された後の3次元の座標である計画座標を前記表示手段に表示させる。
請求項3に記載の携帯型端末装置は、請求項1又は2に記載の携帯型端末装置において、前記現在位置座標検出手段は、前記装置地点の水平座標を検出するGPSセンサと、前記装置地点の高度を検出する気圧計と、を備えた。
請求項4に記載の携帯型端末装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯型端末装置において、当該携帯型端末装置の方向を検出する方向検出手段を備え、前記表示制御手段は、前記方向検出手段にて検出された前記方向を前記表示手段に表示させる。
請求項5に記載の携帯型端末装置は、請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯型端末装置において、前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標を、前記対象図面地点と関連付けて登録する登録手段を備え、前記表示制御手段は、所定のタイミングが到来した際に、前記登録手段にて登録された前記3次元の現在位置座標を前記登録手段にて登録された前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段に表示させる。
請求項6に記載の携帯型端末装置は、請求項5に記載の携帯型端末装置において、前記登録手段の登録モードを、所定操作が受け付けられた場合にのみ前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標を登録する単独登録モードと、前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標を所定の時間間隔で連続的に登録する連続登録モードとのいずれかに選択的に切り替えるための切替手段を備えた。
請求項7に記載の携帯型端末装置は、請求項6に記載の携帯型端末装置において、前記連続登録モードの前記時間間隔を変更するための変更手段を備えた。
請求項8に記載の携帯型端末装置は、請求項5から7のいずれか一項に記載の携帯型端末装置において、前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標又は前記登録手段にて登録された前記3次元の現在位置座標のうちの少なくとも2つ以上に基づいて、前記装置地点間の角度を算出する角度算出手段を備え、前記表示制御手段は、所定のタイミングが到来した際に、前記角度算出手段にて算出された前記角度を前記表示手段に表示させる。
請求項9に記載の携帯型端末装置は、請求項5から8のいずれか一項に記載の携帯型端末装置において、前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標又は前記登録手段にて登録された前記3次元の現在位置座標のうちの少なくとも2つ以上に基づいて、縦断図を作成する縦断図作成手段を備え、前記表示制御手段は、所定のタイミングが到来した際に、前記縦断図作成手段にて作成された前記縦断図を前記表示手段に表示させる。
請求項10に記載の測量プログラムは、地点の測量を行うための携帯型端末装置の測量プログラムであって、コンピュータを、工事対象に関する工事図面を取得する工事図面取得手段と、当該携帯型端末装置が位置する地点である装置地点の3次元の現在位置座標を検出する現在位置座標検出手段と、前記工事図面取得手段にて取得された前記工事図面を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記工事図面の角部のいずれか1つの座標を示す第1対角座標情報と、前記表示手段に表示された前記工事図面の角部のうち前記第1対角座標情報に対応する角部と対角線上に位置する角部の座標を示す第2対角座標情報とが所定方法で入力されることにより、当該入力された前記第1対角座標情報及び前記第2対角座標情報に基づいて、前記表示手段に表示された前記工事図面の各図面地点に座標を持たせ、前記座標を持たせた前記工事図面の図面地点のうち、前記現在位置座標検出手段にて検出された前記3次元の現在位置座標に対応する図面地点である対象図面地点を特定し、前記3次元の現在位置座標を前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段に表示させる表示制御手段と、として機能させる。
請求項1に記載の携帯型端末装置及び請求項10に記載の測量プログラムによれば、表示手段に表示された工事図面の図面地点のうち対象図面地点を特定し、現在位置座標検出手段にて検出された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けて表示手段に表示させる表示制御手段を備えたので、従来技術(構造物を含む図面上に携帯端末の現在位置を表示する技術)に比べて、ユーザに対して現在位置座標検出手段にて検出された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けて提示できる。よって、例えば、ユーザが携帯型端末装置を用いて現況測量を行うことで工事対象の詳細な状況を把握でき、施工計画の作成を効率的に行うことが可能となる。また、携帯型端末装置を持ち運ぶだけで現況測量を行うことができることから、従来の測量装置に比べて3次元の現在位置座標を取得する作業に対するユーザの負担を軽減できる。
請求項2に記載の携帯型端末装置によれば、現在位置座標検出手段が、3次元の現在位置座標をリアルタイムで検出し、表示制御手段が、対象図面地点をリアルタイムで特定し、現在位置座標検出手段にて検出された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けて表示手段にリアルタイムで表示させるので、ユーザに対して現在位置座標をリアルタイムで提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況をリアルタイムで把握することが可能となる。
また、表示制御手段が、補正手段にて補正された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けて表示手段に表示させるので、ユーザに対して補正された3次元の現在位置座標を提示でき、ユーザが測量環境の影響を低減した現在位置座標を把握することが可能となる。
請求項3に記載の携帯型端末装置によれば、現在位置座標検出手段が、装置地点の水平座標を検出するGPSセンサと、装置地点の高度を検出する気圧計と、を備えたので、GPSセンサを用いて高度を検出する場合に比べて、高精度に検出できると共に、建物等の障害物の影響を受けて検出できなくなることを回避でき、現在位置座標検出手段の使用性を高めることができる。
請求項4に記載の携帯型端末装置によれば、表示制御手段が、方向検出手段にて検出された携帯型端末装置の方向を表示手段に表示させるので、ユーザに対して携帯型端末装置の方向を提示でき、ユーザが携帯型端末装置の方向に対応する装置地点の詳細な状況を把握することが可能となる。
請求項5に記載の携帯型端末装置によれば、表示制御手段が、所定のタイミングが到来した際に、登録手段にて登録された3次元の現在位置座標を登録手段にて登録された対象図面地点に関連付けて表示手段に表示させるので、ユーザに対して登録手段にて登録された現在位置座標を対象図面地点に関連付けて提示でき、ユーザが当該登録された現在位置座標を視覚的に確認することが可能となる。
請求項6に記載の携帯型端末装置によれば、登録手段の登録モードを、単独登録モードと連続登録モードとのいずれかに選択的に切り替えるための切替手段を備えたので、登録モードを単独登録モード又は連続登録モードのいずれかに切り替えることができ、状況に応じた現在位置座標の登録が可能となる。
請求項7に記載の携帯型端末装置によれば、連続登録モードの時間間隔を変更するための変更手段を備えたので、連続登録モードの時間間隔を変更でき、連続登録モードにおいて状況に応じた現在位置座標の登録が可能となる。
請求項8に記載の携帯型端末装置によれば、表示制御手段が、所定のタイミングが到来した際に、角度算出手段にて算出された角度を表示手段に表示させるので、ユーザに対して装置地点間の角度を提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況を一層把握することが可能となる。
請求項9に記載の携帯型端末装置によれば、表示制御手段が、所定のタイミングが到来した際に、縦断図作成手段にて作成された縦断図を表示手段に表示させるので、ユーザに対して縦断図を提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況をさらに一層把握することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る携帯型端末装置を例示するブロック図である。 工事図面DBの構成例を示す図である。 登録DBの構成例を示す図である。 実施の形態に係る携帯型端末装置に関する測量処理のフローチャートである。 図面設定の表示例を示す図である。 現在位置座標検出部にて検出された現在位置座標の表示例を示す図である。 現在位置座標検出部にて検出された現在位置座標の表示例であって、図6とは異なる表示例を示す図である。 登録部にて登録された現在位置座標の表示例を示す図である。 登録部にて登録された現在位置座標の表示例を示す図であって、図8とは異なる表示例を示す図である。 角度算出部にて算出された角度の表示例を示す図である。 縦断図作成部にて作成された縦断図の表示例を示す図である。 計画座標の表示例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る携帯型端末装置、及び測量プログラムの実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、地点の測量を行うための携帯型端末装置に関する。ここで、「地点」とは、地上における一定の場所を意味する。また、「測量」とは、地点の位置、地点間の形状や面積等を測定することを意味する。また、「携帯型端末装置」とは、ユーザによって所持された装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯用ナビゲーション装置等の公知のモバイル端末等を含む概念である。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
最初に、実施の形態に係る携帯型端末装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る携帯型端末装置を例示するブロック図である。図1に示すように、携帯型端末装置1は、概略的に、現在位置座標検出部11、方向検出部12、通信部13、タッチパッド14、ディスプレイ15、制御部16、及びデータ記録部17を備えている。
(構成-現在位置座標検出部)
現在位置座標検出部11は、携帯型端末装置1が位置する地点(以下、「装置地点」と称する)の3次元の現在位置座標(以下、「現在位置座標」と称する)を検出する現在位置座標検出手段である。この現在位置座標検出部11の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、装置地点の緯度経度座標(水平座標)を検出するGPSセンサ(図示省略)と、装置地点の気圧(高度)を検出する気圧計(図示省略)とを備えて構成されており、現在の装置地点の位置を公知の方法にて検出する。このような構成により、高度をGPSセンサを用いて検出する場合に比べて、高精度に検出できると共に、建物等の障害物の影響を受けて検出できなくなることを回避でき、現在位置座標検出部11の使用性を高めることができる。
(構成-方向検出部)
方向検出部12は、携帯型端末装置1の方向(具体的には、携帯型端末装置1の正面方向。以下、「装置方向」と称する)を検出する方向検出手段であり、例えば公知の方向検出器(一例として、ジャイロセンサ)を用いて構成されており、現在の装置方向を公知の方法にて検出する。
(構成-通信部)
通信部13は、ネットワーク(図示省略)を介して外部装置(例えば、センタ装置又は他の携帯型端末装置等)との間で通信するための通信手段であり、例えば、公知の移動体無線通信手段等を用いて構成されている。
(構成-タッチパッド)
タッチパッド14は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド14の具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
(構成-ディスプレイ)
ディスプレイ15は、制御部16の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段であって、後述する工事図面取得部16aにて取得された後述する工事図面を表示する表示手段である。このディスプレイ15の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。なお、上記のタッチパッド14とディスプレイ15をタッチパッド14として一体形成しても構わない。
(構成-制御部)
制御部16は、携帯型端末装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る測量プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して携帯型端末装置1にインストールされることで、制御部16の各部を実質的に構成する。
また、この制御部16は、図1に示すように、機能概念的に、工事図面取得部16a、表示制御部16b、補正部16c、登録部16d、切替部16e、変更部16f、角度算出部16g、及び縦断図作成部16hを備えている。
工事図面取得部16aは、工事図面を取得する工事図面取得手段である。ここで、「工事図面」とは、工事対象に関する図面を意味し、例えば、計画図面、過去の施工図面等を含む概念である。また、「工事対象」とは、工事が計画されている対象を意味し、例えば、工事が計画されている土木構造物(一例道路や橋等)や建築構造物(一例として、オフィスビルや商業施設等)を含む概念である。
表示制御部16bは、ディスプレイ15に表示された工事図面の図面地点のうち、現在位置座標検出部11にて検出された現在位置座標に対応する図面地点(以下、「対象図面地点」と称する)を特定し、現在位置座標を対象図面地点に関連付けてディスプレイ15に表示させる表示制御手段である。ここで、「図面地点」とは、工事図面上の特定の場所を意味する。
補正部16cは、所定方法にて取得した補正情報に基づいて、現在位置座標検出部11にて検出された現在位置座標を補正する補正手段である。ここで、「補正情報」とは、現在位置座標検出部11にて検出された現在位置座標を補正するための情報を意味し、例えば、基準点補正情報、温度補正情報、湿度補正情報等が該当する。このうち、「基準点補正情報」とは、携帯型端末装置1の現在位置座標検出部11によって実際に検出された基準点(例えば、工事対象の近傍に位置する基準点)の3次元の現在位置座標と、公的機関(例えば、国土地理院等)から取得した上記基準点の3次元の現在位置座標との差分値を示す情報である。また、「温度補正情報」とは、気圧計にて検出された気圧に対する温度の補正値(具体的には、補正係数)を示す情報である。また、「湿度補正情報」とは、現在位置座標検出部11の気圧計にて検出された気圧に対する湿度の補正値(具体的には、補正係数)を示す情報である。このような携帯型端末装置1にて検出された基準点の座標と精密に測定された基準点の座標との差を示す基準点補正情報を利用して、携帯型端末装置1で検出した基準点以外の装置地点の座標を補正することにより、当該基準点以外の装置地点の座標の精度を向上させることができる。また、温度補正情報又は湿度補正情報を利用して気圧計にて検出された気圧を補正することにより、当該気圧が気候条件等の影響によってばらつきが生じることを回避できる。なお、補正情報の取得方法については任意であるが、例えば、データ記録部17又は外部装置から取得すること等が該当する。
また、この補正情報に基づいた現在位置座標の補正方法については任意であるが、例えば、以下に示す通りとなる。すなわち、基準点補正情報に基づいた補正については、現在位置座標検出部11にて検出された現在位置座標に基準点補正情報の差分値を加算(又は減算)することにより補正する。また、温度補正情報に基づいた補正については、気圧計にて検出された気圧に温度補正情報の補正値を積算することにより補正する。また、湿度補正情報に基づいた補正については、気圧計にて検出された気圧に湿度補正情報の補正値を積算することにより補正する。
登録部16dは、ディスプレイ15に表示された現在位置座標を、対象図面地点と関連付けて登録する登録手段である。
切替部16eは、登録部16dの登録モードを、単独登録モードと連続登録モードとのいずれかに選択的に切り替えるための切替手段である。ここで、「単独登録モード」とは、所定操作が受け付けられた場合にのみディスプレイ15に表示された現在位置座標を登録する登録モードを意味する。また、「連続登録モード」とは、ディスプレイ15に表示された現在位置座標を所定の時間間隔で連続的に登録する連続登録モードを意味する。
変更部16fは、連続登録モードの時間間隔を変更するための変更手段である。
角度算出部16gは、ディスプレイ15に表示された現在位置座標又は登録部16dにて登録された現在位置座標のうちの少なくとも2つ以上に基づいて、装置地点間の角度を算出する角度算出手段である。
縦断図作成部16hは、ディスプレイ15に表示された現在位置座標又は登録部16dにて登録された現在位置座標のうちの少なくとも2つ以上に基づいて、縦断図を作成する縦断図作成手段である。ここで、「縦断図」とは、所定領域を上下方向に沿って切断した断面を示す図である。なお、この制御部16によって実行される処理の詳細については後述する。
(構成-データ記録部)
データ記録部17は、携帯型端末装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash Rom、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
また、このデータ記録部17は、図1に示すように、工事図面データベース17a(以下、データベースを「DB」と称する)、及び登録DB17bを備えている。
(構成-データ記録部-工事図面DB)
工事図面DB17aは、工事図面画像情報を格納する地図情報格納手段である。ここで、「工事図面画像情報」とは、工事図面の画像を示す情報である。
図2は、工事図面DB17aの構成例を示す図である。図2に示すように、工事図面DB17aは、項目「工事図面ID」及び項目「工事図面画像」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「工事図面ID」に対応する情報は、工事図面を一意に識別するための工事図面識別情報であり、例えば、図2に示す工事図面IDである「10001」等が該当する。また、項目「工事図面画像」に対応する情報は、工事図面画像情報であり、図2に示す工事図面の画像データである「PIC001.JPG」等が該当する。
(構成-データ記録部-登録DB)
登録DB17bは、登録現在位置座標情報を格納する登録現在位置座標情報格納手段である。ここで、「登録現在位置座標情報」とは、登録部16dにて登録された現在位置座標を示す情報である。
図3は、登録DB17bの構成例を示す図である。図3に示すように、登録DB17bは、項目「工事図面ID」、項目「対象図面地点ID」、項目「登録日時」、及び項目「登録現在位置座標」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。また、項目「現在位置座標」は、さらに、現在位置座標に関する項目として、項目「X座標(m)」、項目「Y座標(m)」、及び項目「Z座標(m)」を含んでいる。ここで、項目「工事図面ID」に対応する情報は、工事図面識別情報である。また、項目「対象図面地点ID」に対応する情報は、対象図面地点を一意に識別するための対象図面地点識別情報であり、図3に示す対象図面地点IDである「1001」等が該当する。また、項目「登録日時」に対応する情報は、登録部16dにて現在位置座標が登録された日時を示す登録日時情報であり、図3に示す登録日時である「2017年11月31日10時5分」等が該当する。また、項目「登録現在位置座標」に対応する情報は、登録現在位置座標情報である。このうち、項目「X座標(m)」に対応する情報は、登録部16dにて登録された現在位置座標のうち後述するX座標を示すX座標情報であり、図3に示すX座標である「-21720.117」等が該当する。また、項目「Y座標(m)」に対応する情報は、登録部16dにて登録された現在位置座標のうち後述するY座標を示すY座標情報であり、図3に示すY座標である「25860.698」等が該当する。また、項目「Z座標(m)」に対応する情報は、登録部16dにて登録された現在位置座標のうち後述するZ座標を示すZ座標情報であり、図3に示すZ座標である「18.956」等が該当する。
(測量処理)
次に、このように構成される携帯型端末装置1によって実行される処理について説明する。図4は、実施の形態に係る携帯型端末装置1に関する測量処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。図5は、後述する図面設定の表示例を示す図である。図6は、現在位置座標検出部11にて検出された現在位置座標の表示例を示す図である。図7は、現在位置座標検出部11にて検出された現在位置座標の表示例であって、図6とは異なる表示例を示す図である。図8は、登録部16dにて登録された現在位置座標の表示例を示す図である。図9は、登録部16dにて登録された現在位置座標の表示例を示す図であって、図8とは異なる表示例を示す図である。図10は、角度算出部16gにて算出された角度の表示例を示す図である。図11は、縦断図作成部16hにて作成された縦断図の表示例を示す図である。測量処理は、概略的には、地点の測量を行うための処理である。この測量処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態では、携帯型端末装置1の電源が投入された後に起動されるものとして説明する。
測量処理が起動されると、図4に示すように、現在位置座標を検出してディスプレイ15に表示するための準備処理として、制御部16は、SA1からSA5の処理を行う。
まず、図4に示すように、SA1において制御部16は、工事図面を取得するタイミング(以下、「取得タイミング」と称する)が到来したか否かを判定する。この取得タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、例えば、タッチパッド14を介して所定操作が受け付けられたか否かに基づいて判定し、所定操作が受け付けられた場合には取得タイミングが到来したと判定し、所定操作が受け付けられていない場合には取得タイミングが到来していないと判定してもよい。そして、制御部16は、取得タイミングが到来するまで待機し(SA1、No)、取得タイミングが到来したと判定された場合(SA1、Yes)にはSA2に移行する。
SA2において工事図面取得部16aは、工事図面を取得する。この工事図面の取得方法については任意であるが、例えば、SA1にて取得タイミングが到来したと判定された後に、ディスプレイ15の画面上に図示しない表示領域(以下、「取得表示領域」と称する)を生成し、当該生成した取得表示領域に工事図面DB17aに格納されている工事図面識別情報(又は工事図面画像情報)を一覧表示させ、これら工事図面識別情報(又は工事図面画像情報)の中からいずれか1つをタッチパッド14を介してユーザが選択し、当該選択した工事図面識別情報に対応する工事図面画像情報(又は当該選択した工事図面画像情報)を取得すべき工事図面として工事図面DB17aから取得してもよい。あるいは、SA1にて取得タイミングが到来したと判定された後に、ユーザによってタッチパッド14を介して入力された工事図面識別情報に対応する工事図面画像情報を取得すべき工事図面として工事図面DB17aから取得してもよい。
SA3において表示制御部16bは、SA2にて取得された工事図面(具体的には、工事図面画像情報)をディスプレイ15に表示させる。具体的には、図5に示すように、表示制御部16bは、ディスプレイ15の画面上に表示領域DR1(以下、「図面表示領域DR1」と称する)を生成し、当該生成した図面表示領域DR1に、SA2にて取得された工事図面画像情報を表示させる。
図4に戻り、SA4において表示制御部16bは、SA3にて表示された工事図面の設定(以下、「図面設定」と称する)が受け付けられたか否かを判定する。
この図面設定の設定方法については任意であるが、例えば、図5に示すように、ディスプレイ15の画面上に表示された表示領域DR2、DR3(以下、「第1図面設定表示領域DR2」及び「第2図面設定表示領域DR3」と称する)を生成し、当該生成した第1図面設定表示領域DR2に第1対角座標情報を入力すると共に、当該生成した第2図面設定表示領域DR3に第2対角座標情報を入力することにより、図面設定を受け付けてもよい。ここで、「第1対角座標情報」とは、SA3にて表示された工事図面の角部のいずれか1つ(図5では、工事図面の左上角部)の座標(具体的には、水平座標)を示す情報である。また、「第2対角座標情報」とは、SA3にて表示された工事図面の角部のうち第1対角座標情報に対応する角部と対角線上に位置する角部(図5では、工事図面の右下角部)の座標(具体的には、水平座標)を示す情報である。このような図面設定により、第1対角座標情報及び第2対角座標情報に基づいて、SA3にて表示された工事図面の各図面地点に座標(具体的には、水平座標)を持たせることができ、ディスプレイ15において現在位置座標検出部11にて検出された現在位置座標を図面地点と関連付けて表示させることが可能となる。
図4に戻り、SA5において制御部16は、検出設定が受け付けられたか否かを判定する。ここで、「検出設定」とは、後述するSA6において現在位置座標を検出するための設定を意味し、例えば、連続登録モードの時間間隔の変更設定、補正情報の選択設定、及びの後述する登録位置アイコンRIの表示設定等が該当する。
また、この検出設定の設定方法については任意であるが、例えば、ディスプレイ15の画面上に表示された図示しない表示領域(以下、「検出設定表示領域」と称する)を生成し、当該生成した検出設定表示領域に各種情報をタッチパッド14を介して入力したり、又は当該生成した検出設定表示領域に表示された各種情報をタッチパッド14を介して選択することにより、検出設定を受け付ける。
具体的には、連続登録モードの時間間隔の変更設定については、登録モードの切替設定において登録モードが連続登録モードに切り替えられている場合に、検出設定表示領域に表示された連続登録モードの時間間隔を示す情報(例えば、上記時間間隔=1sec、5sec、10sec、30sec、60secを示す情報)の中からいずれか1つをタッチパッド14を介してユーザが選択したり、又はユーザがタッチパッド14を介して時間間隔を示す情報を入力することで、変更部16fが当該選択した情報又は入力した情報を設定すべき時間間隔として変更する。これにより、連続登録モードの時間間隔を変更でき、連続登録モードにおいて状況に応じた現在位置座標の登録が可能となる。
また、補正情報の選択設定については、検出設定表示領域に表示された基準点補正情報、温度補正情報、及び湿度補正情報の中から少なくともいずれか1つをタッチパッド14を介してユーザが選択することで、補正部16cが当該選択した情報を設定すべき補正情報として選択する。ただし、タッチパッド14を介して補正情報が選択されなかった場合には、補正情報の選択設定が行われなかったものとする。これにより、各種の補正情報を選択でき、状況に応じた現在位置座標の補正が可能となる。
また、後述する登録位置アイコンRIの表示設定については、検出設定表示領域に表示された第1表示設定情報及び第2表示設定情報の中からいずれか1つをタッチパッド14を介してユーザが選択することで、表示制御部16bが当該選択した情報を設定すべき表示設定情報として設定する。ここで、「第1表示設定情報」とは、後述する登録位置アイコンRIを相互に線で結ぶことなく表示することを示す情報である。また、「第2表示設定情報」とは、後述する登録位置アイコンRIを時系列順に相互に線で結んで表示することを示す情報である。
次に、図4に示すように、現在位置座標を検出してディスプレイ15に表示するために、制御部16は、SA6からSA10の処理を行う。
まず、図4に示すように、SA6において制御部16は、現在位置座標を検出するタイミング(以下、「検出タイミング」と称する)が到来したか否かを判定する。
この検出タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態では、図5に示すように、ディスプレイ15の画面上に表示された表示領域DR4(以下、「操作表示領域DR4」と称する)を生成し、当該生成した操作表示領域DR4に表示された単独登録モードを示す情報(図5に示す「記録」)及び連続登録モードを示す情報(図5に示す「連続記録」)の中からいずれか1つがタッチパッド14を介して選択されたか否かに基づいて判定したり、又はSA6において連続登録モードを示す情報が選択された後に、後述するSA10の処理が終了してから連続登録モードの時間間隔が経過したか否かに基づいて判定する。次いで、上記選択がされていない場合及び上記時間間隔が経過していない場合には検出タイミングが到来していないと判定し、上記選択がされた場合又は上記時間間隔が経過した場合には検出タイミングが到来したと判定する。そして、制御部16は、検出タイミングが到来するまで待機し(SA6、No)、検出タイミングが到来したと判定された場合(SA6、Yes)には、切替部16eによって上記選択された情報(単独登録モードを示す情報又は連続登録モードを示す情報のいずれか1つ)が設定すべき登録モードとして切り替えられた後、SA7に移行する。このように、検出タイミングと同じタイミングで登録モードを単独登録モード又は連続登録モードのいずれかに切り替えることができ、状況に応じた現在位置座標の登録が可能となる。なお、上述した登録モードの切替は、SA6の処理時だけでなく、SA7からSA13の任意のタイミングで行われてもよい。また、図5に示すように、操作表示領域DR4に表示された連続登録モード停止情報であって、連続登録モードの停止を指示する情報(図5に示す「停止」)をタッチパッド14を介して選択することにより、連続登録モードを停止できるようにしてもよい。
図4に戻り、SA7において制御部16は、現在位置座標検出部11にて検出された現在位置座標を当該現在位置座標検出部11から取得すると共に、方向検出部12にて検出された装置方向を当該方向検出部12から取得する。
これら現在位置座標及び装置方向の取得方法については任意であるが、実施の形態では、現在位置座標検出部11にてリアルタイムで検出された現在位置座標をリアルタイムで取得すると共に、方向検出部12にてリアルタイムで検出された装置方向をリアルタイムで取得する。また、上記取得された現在位置座標については、以下に示す処理を行う。すなわち、SA5にて補正情報の選択設定が行われている場合には、上述した現在位置座標の補正方法を用いて、SA5にて選択された補正情報に基づいて現在位置座標を補正する。また、上記現在位置座標のうちGPSセンサにて検出された緯度経度座標を、世界測地系の水平座標(X座標、Y座標)に公知の方法で変換する。また、上記現在位置座標のうち気圧計にて検出された気圧を、式(1)に基づいて高度(Z座標)に変換する。
Figure 0007079097000001
SA8において表示制御部16bは、SA7にて取得された現在位置座標及び装置方向をディスプレイ15に表示させる。
この現在位置座標の表示方法については任意であるが、実施の形態では、ディスプレイ15に表示された工事図面の図面地点のうち、SA7にて取得された現在位置座標に対応する対象図面地点を特定し、現在位置座標を対象図面地点に関連付けてディスプレイ15に表示させる。具体的には、まず、SA4にて図面設定された図面地点の座標に基づいて、ディスプレイ15の図面表示領域DR1に表示された工事図面の図面地点のうち、SA7にて取得された現在位置座標に対応する対象図面地点をリアルタイムで特定する。そして、図6に示すように、上記特定した対象図面地点を示すアイコンCI(以下、「現在位置アイコンCI」と称する)を当該対象図面地点にリアルタイムで表示させると共に、ディスプレイ15の画面上に表示された表示領域DR5であって、図面表示領域DR1の右上角部近傍に位置する表示領域DR5(以下、「第1現在位置表示領域DR5」と称する)に現在位置座標をリアルタイムで表示させる。ただし、これに限らず、例えば、図7に示すように、ディスプレイ15の画面上に表示された表示領域DR6であって、対象図面地点の近傍に位置する表示領域DR6(以下、「第2現在位置表示領域DR6」と称する)にも現在位置座標をリアルタイムで表示させてもよい。なお、実施の形態では、第1現在位置表示領域DR5及び第2現在位置表示領域DR6には、SA7にて取得された現在位置座標であって、現在位置アイコンCIに対応する現在位置座標のみが表示されるものとする。このような表示により、従来技術(構造物を含む図面上に携帯端末の現在位置を表示する技術)に比べて、ユーザに対してSA7にて取得された現在位置座標を対象図面地点に関連付けて提示できる。特に、ユーザに対して現在位置座標をリアルタイムで提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況をリアルタイムで把握することが可能となる。また、SA5にて補正情報の選択設定が行われている場合には、補正された現在位置座標をディスプレイ15に表示できる。よって、ユーザに対して補正された現在位置座標を提示でき、ユーザが測量環境の影響を低減した現在位置座標を把握することが可能となる。
また、装置方向の表示方法については任意であるが、実施の形態では、ディスプレイ15の図面表示領域DR1に表示させ、具体的には、図6、図7に示すように、装置方向を示すアイコンDI(以下、「方向アイコンDI」と称する)を現在位置アイコンCIの近傍にリアルタイムで表示させる。このような表示により、ユーザに対して装置方向を提示でき、ユーザが装置方向に対応する装置地点の詳細な状況を把握することが可能となる。
図4に戻り、SA9において表示制御部16bは、SA7にて取得された現在位置座標を登録するタイミング「以下、「登録タイミング」と称する」が到来したか否かを判定する。この登録タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、例えば、所定時間内にタッチパッド14を介して所定操作が受け付けられたか否かに基づいて判定し、所定操作が受け付けられた場合には登録タイミングが到来したと判定し、所定操作が受け付けられていない場合には取得タイミングが到来していないと判定する。そして、表示制御部16bは、登録タイミングが到来したと判定された場合(SA9、Yes)にはSA10に移行し、登録タイミングが到来していないと判定された場合(SA9、No)にはSA11に移行する。
SA10において登録部16dは、SA7にて取得された現在位置座標をSA8にて特定された対象図面地点と関連付けて登録する。
この現在位置座標の登録方法については任意であるが、実施の形態では、SA7にて取得された現在位置座標及びSA8にて特定された対象図面地点を登録DB17bに登録(格納)する。具体的には、SA7にて取得された現在位置座標を示す情報(登録現在位置座標情報として登録)、SA2にて取得された工事図面に対応する工事図面識別情報、SA8にて特定された対象図面地点を一意に識別するための情報(対象図面地点識別情報として登録)、及びSA9にて登録タイミングが到来したと判定された日時を示す情報(登録日時情報として登録)を、相互に関連付けて登録する。また、実施の形態では、図8に示すように、SA10の処理後において、SA10にて登録された対象図面地点に対応する現在位置アイコンCIが、当該現在位置アイコンCIとは異なる表示態様で表示される登録位置アイコンRIとして測量処理が終了するまで継続して表示される。特に、登録した現在位置座標が複数存在する場合に、SA5の登録位置アイコンRIの表示設定において第2表示設定情報が設定されている場合には、図9に示すように登録位置アイコンRI同士が相互に線で結ばれて表示される。このような表示により、SA10の処理後において、登録した対象図面地点を視覚的に把握することができ、例えば登録した対象図面地点に対応する装置地点を重複して測量することを回避できる。
図4に戻り、次に、SA10にて登録された現在位置座標の表示等を行うために、制御部16は、SA11からSA13の処理を行う。
まず、図4に示すように、SA11において表示制御部16bは、SA10にて登録された現在位置座標等の表示を行うタイミング(以下、「表示タイミング」と称する)が到来したか否かを判定する。この表示タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、例えば、タッチパッド14を介して所定操作が受け付けられたか否かに基づいて判定し、所定操作が受け付けられた場合には表示タイミングが到来したと判定し、所定操作が受け付けられていない場合には表示タイミングが到来していないと判定してもよい。そして、制御部16は、表示タイミングが到来したと判定された場合(SA11、Yes)にはSA12に移行し、表示タイミングが到来していないと判定された場合(SA11、No)にはSA13に移行する。
SA12において表示制御部16bは、SA10にて登録された現在位置座標をSA10にて登録された対象図面地点に関連付けてディスプレイ15に表示させる。
この登録された現在位置座標の表示方法については任意であるが、実施の形態では、まず、ユーザによってタッチパッド14を介してディスプレイ15の図面表示領域DR1に表示されている登録位置アイコンRIの少なくともいずれか1つが指定されると、登録DB17bに格納されている対象図面地点識別情報の中から、SA4にて図面設定された図面地点の座標に基づいて、当該指定された登録位置アイコンRIに対応する対象図面地点識別情報を特定する。そして、図9に示すように、ディスプレイ15の画面上に表示された表示領域DR7であって、図面表示領域DR1の上記指定された登録位置アイコンRI(図9では、登録位置アイコンRI3)の近傍に位置する表示領域DR7(以下、「登録位置表示領域DR7」と称する)を生成し、当該生成した登録位置表示領域DR7に登録DB17bに格納されている登録現在位置座標情報であって上記指定された登録位置アイコンRIに対応する登録現在位置座標情報の現在位置座標を表示させる。このような表示により、ユーザに対してSA10にて登録された現在位置座標を対象図面地点に関連付けて提示でき、ユーザが当該登録された現在位置座標を視覚的に確認することが可能となる。
また、実施の形態では、表示制御部16bは、上記登録された現在位置座標の表示と併せて、角度算出部16gにて算出された装置地点間の角度、及び縦断図作成部16hにて作成された縦断図をディスプレイ15に表示させる。
このうち、装置地点間の角度の表示方法については任意であるが、例えば、まず、SA8にて表示された現在位置座標又はSA12にて表示された現在位置座標(すなわち、SA10にて登録された現在位置座標)のうちの少なくとも2つ以上をタッチパッド14を介してユーザが選択する。次に、角度算出部16gによって、公知の算出方法を用いて、上記選択した座標に基づいて装置地点間の角度を算出させる。そして、図10に示すように、ディスプレイ15の画面上に表示された表示領域DR8(以下、「角度表示領域DR8」と称する)を生成し、当該生成した角度表示領域DR8に上記算出した装置地点間の角度(例えば、X-Y平面の角度、X-Z平面の角度、Y-Z平面の角度の少なくともいずれか1つ)を表示させる。これにより、ユーザに対して装置地点間の角度を提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況を一層把握することが可能となる。
また、縦断図の表示方法については任意であるが、例えば、まず、SA8にて表示された現在位置座標又はSA12にて表示された現在位置座標(すなわち、SA10にて登録された現在位置座標)のうちの少なくとも2つ以上をタッチパッド14を介してユーザが選択する。次に、縦断図作成部16hによって、公知の作成方法を用いて、当該選択した座標に基づいて縦断図(例えば、X―Z平面の縦断図、又はY―Z平面の縦断図)を作成させる。そして、図11に示すように、ディスプレイ15の画面上に表示された表示領域DR9(以下、「縦断図表示領域DR9」と称する)を生成し、当該生成した縦断図表示領域DR9に上記作成した縦断図を表示させる(図11では、X―Z平面の縦断図を表示させている)。これにより、ユーザに対して縦断図を提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況をさらに一層把握することが可能となる。
図4に戻り、SA13において制御部16は、測量処理を終了するタイミング(以下、「終了タイミング」と称する)が到来したか否かを判定する。この終了タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、例えば、タッチパッド14を介してユーザの所定操作が行われたか否かに基づいて判定する。ここで、上記所定操作が行われた場合には、終了タイミングが到来したと判定し、上記所定操作が行われていない場合には、終了タイミングが到来していないと判定する。そして、制御部16は、終了タイミングが到来していないと判定された場合(SA13、No)にはSA6へ移行し、終了タイミングが到来したと判定された場合(SA13、Yes)には測量処理を終了する。
以上のような測量処理により、例えば、ユーザが携帯型端末装置1を用いて現況測量を行うことで工事対象の詳細な状況を把握でき、施工計画の作成を効率的に行うことが可能となる。また、携帯型端末装置1を持ち運ぶだけで現況測量を行うことができることから、従来の測量装置に比べて3次元の現在位置座標を取得する作業に対するユーザの負担を軽減できる。
(測量処理-具体的な処理内容)
続いて、このような測量処理が実行される具体的な処理内容について説明する。
図5の工事図面に対応する工事対象の現況測量をユーザが行う場合には、以下に示すような処理が行われる。すなわち、ユーザが実際の工事対象にいる場合において、図4のSA1において取得タイミングが到来すると、図4のSA3において図4のSA2にて取得された工事図面がディスプレイ15に表示される。次いで、図4のSA4の図面設定及び図4のSA5の検出設定が行われた後に、図4のSA6において検出タイミングが到来すると、図6に示すように、図4のSA8において図4のSA7にて取得された現在位置座標及び現在位置アイコンCIが対象図面地点に関連付けてディスプレイ15にリアルタイムで表示されると共に、装置方向がディスプレイ15にリアルタイムで表示される。その後、図4のSA9において登録タイミングが到来すると、図4のSA10において図4のSA7にて取得された現在位置座標が登録される。続いて、ユーザが工事対象を移動しながら図4のSA6からSA13の処理が繰り返されることによって、現在位置座標が複数登録される。その後、図4のSA11において表示タイミングが到来すると、図9に示すように、図4のSA12において図4のSA10にて登録された現在位置座標及び登録位置アイコンRI1、RI2、RI3が対象図面地点に関連付けてディスプレイ15に表示されると共に、図10の装置地点間の角度及び図11の縦断図がディスプレイ15に表示される。
このような処理により、ユーザが携帯型端末装置1を用いて現況測量を簡易に行うことができ、ユーザが工事対象の詳細な状況を把握することが可能となる。
(実施の形態の効果)
このように実施の形態によれば、ディスプレイ15に表示された工事図面の図面地点のうち対象図面地点を特定し、現在位置座標検出部11にて検出された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けてディスプレイ15に表示させる表示制御部16bを備えたので、従来技術(構造物を含む図面上に携帯端末の現在位置を表示する技術)に比べて、ユーザに対して現在位置座標検出部11にて検出された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けて提示できる。よって、例えば、ユーザが携帯型端末装置1を用いて現況測量を行うことで工事対象の詳細な状況を把握でき、施工計画の作成を効率的に行うことが可能となる。また、携帯型端末装置1を持ち運ぶだけで現況測量を行うことができることから、従来の測量装置に比べて3次元の現在位置座標を取得する作業に対するユーザの負担を軽減できる。
また、現在位置座標検出部11が、3次元の現在位置座標をリアルタイムで検出し、表示制御部16bが、対象図面地点をリアルタイムで特定し、現在位置座標検出部11にて検出された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けてディスプレイ15にリアルタイムで表示させるので、ユーザに対して現在位置座標をリアルタイムで提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況をリアルタイムで把握することが可能となる。
また、表示制御部16bが、補正部16cにて補正された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けてディスプレイ15に表示させるので、ユーザに対して補正された3次元の現在位置座標を提示でき、ユーザが測量環境の影響を低減した現在位置座標を把握することが可能となる。
また、現在位置座標検出部11が、装置地点の水平座標を検出するGPSセンサと、装置地点の高度を検出する気圧計と、を備えたので、GPSセンサを用いて高度を検出する場合に比べて、高精度に検出できると共に、建物等の障害物の影響を受けて検出できなくなることを回避でき、現在位置座標検出部11の使用性を高めることができる。
また、表示制御部16bが、方向検出部12にて検出された装置方向をディスプレイ15に表示させるので、ユーザに対して装置方向を提示でき、ユーザが装置方向に対応する装置地点の詳細な状況を把握することが可能となる。
また、表示制御部16bが、所定のタイミングが到来した際に、登録部16dにて登録された3次元の現在位置座標を登録部16dにて登録された対象図面地点に関連付けてディスプレイ15に表示させるので、ユーザに対して登録部16dにて登録された現在位置座標を対象図面地点に関連付けて提示でき、ユーザが当該登録された現在位置座標を視覚的に確認することが可能となる。
また、登録部16dの登録モードを、単独登録モードと連続登録モードとのいずれかに選択的に切り替えるための切替部16eを備えたので、登録モードを単独登録モード又は連続登録モードのいずれかに切り替えることができ、状況に応じた現在位置座標の登録が可能となる。
また、連続登録モードの時間間隔を変更するための変更部16fを備えたので、連続登録モードの時間間隔を変更でき、連続登録モードにおいて状況に応じた現在位置座標の登録が可能となる。
また、表示制御部16bが、所定のタイミングが到来した際に、角度算出部16gにて算出された角度をディスプレイ15に表示させるので、ユーザに対して装置地点間の角度を提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況を一層把握することが可能となる。
また、表示制御部16bが、所定のタイミングが到来した際に、縦断図作成部16hにて作成された縦断図をディスプレイ15に表示させるので、ユーザに対して縦断図を提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況をさらに一層把握することが可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、携帯型端末装置1を、相互に通信可能に構成された複数の装置に分散して構成し、これら複数の装置の一部に制御部16を設けると共に、これら複数の装置の他の一部にデータ記録部17を設けてもよい。
(携帯型端末装置について)
上記実施の形態では、携帯型端末装置1が方向検出部12及び補正部16cを備えていると説明したが、これに限らず、例えば、方向検出部12又は補正部16cの少なくともいずれか1つを省略してもよい。
また、上記実施の形態では、現在位置座標検出部11が、GPSセンサ及び気圧計を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、3次元の現在位置座標を測定するGPSセンサを備えてもよい。
(登録モードについて)
上記実施の形態では、登録部16dの登録モードが単独登録モード及び連続登録モードを含むと説明したが、これに限らず、例えば、単独登録モード又は連続登録モードのいずれか一方だけでもよい。この場合には、携帯型端末装置1の切替部16eを省略できる。
(測量処理について)
上記実施の形態では、測量処理では、SA9からSA12の処理が行われると説明したが、これに限らず、例えば、SA9からSA12の処理を省略してもよい。この場合には、携帯型端末装置1の登録部16d、角度算出部16g、及び縦断図作成部16hを省略できる。
また、上記実施の形態では、SA2において、工事図面が工事図面DB17aから取得されると説明したが、これに限らず、例えば、外部装置から取得されてもよい。この場合には、工事図面DB17aを省略してもよい。
また、上記実施の形態では、SA5において、検出設定が行われると説明したが、これに限らず、例えば、SA5以外のタイミング(一例として、SA6からSA13が行われるタイミング)で行われてもよい。
また、上記実施の形態では、SA8において、SA7にて取得された現在位置座標及び装置方向がディスプレイ15にリアルタイムで表示されると説明したが、これに限らず、例えば、非リアルタイムで表示されてもよく、一例として、SA7にて現在位置座標等が取得されてから所定時間経過後に表示されてもよい。
また、上記実施の形態では、SA8において、SA7にて取得された現在位置座標が表示されると説明したが、これに限らない。図12は、計画座標の表示例を示す図である。例えば、図12に示すように、SA7にて取得された現在位置座標の表示に加えて、工事対象が施工された後の3次元の座標(以下、「計画座標」と称する)が表示されてもよい。具体的には、計画座標情報が外部装置(又はデータ記録部17)から取得され、ディスプレイ15の画面上に表示領域DR10(以下、「計画座標表示領域DR10」と称する)が生成された後に、当該生成された計画座標表示領域DR10に上記取得された計画座標情報の計画座標(図12では、計画座標のうち高度(Z座標)のみ)が表示されてもよい。あるいは、この計画座標の表示に加えて、SA7にて取得された現在位置座標と計画座標との差分値が表示されてもよい。これにより、ユーザがSA7にて取得された現在位置座標と計画座標との違いを容易に把握することができ、ユーザが工事対象の詳細な状況を一層把握することが可能となる。
また、上記実施の形態では、SA10において、SA7にて取得された現在位置座標が登録DB17bに登録されると説明したが、これに限らない。例えば、登録DB17bへの登録に代えて、SA7にて取得された現在位置座標が外部装置に向けて送信されることで、当該現在位置座標が外部装置に登録されてもよい(この場合には、登録DB17bを省略してもよい)。あるいは、SA7にて取得された現在位置座標が、登録DB17b及び外部装置の両方に登録されてもよい。あるいは、登録DB17bへの登録に加えて、単にSA7にて取得された現在位置座標が外部装置に向けて送信されてもよい。
また、上記実施の形態では、SA12において、ディスプレイ15に表示されている登録位置アイコンRIのうち、ユーザによってタッチパッド14を介して指定された登録位置アイコンRIに対応する現在位置座標がディスプレイ15に表示されると説明したが、これに限らない。例えば、ディスプレイ15に表示されている全ての登録位置アイコンRIに対応する現在位置座標がディスプレイ15に表示されてもよい。
また、上記実施の形態では、SA12において、表示タイミングが到来すると、装置地点間の角度及び縦断図が表示されると説明したが、これに限らない。例えば、表示タイミングが到来した後に所定操作が受け付けられたタイミングで、装置地点間の角度又は縦断図が表示されてもよい。
また、上記実施の形態では、SA12において、SA8にて表示された現在位置座標又はSA10にて登録された現在位置座標のうち、タッチパッド14を介してユーザが選択した現在位置座標に基づいて、装置地点間の角度が算出されると説明したが、これに限らない。例えば、SA10にて登録された全ての現在位置座標に基づいて、装置地点間の角度が算出されてもよい(なお、縦断図の作成についても同様とする)。
(付記)
付記1の携帯型端末装置は、地点の測量を行うための携帯型端末装置であって、工事対象に関する工事図面を取得する工事図面取得手段と、当該携帯型端末装置が位置する地点である装置地点の3次元の現在位置座標を検出する現在位置座標検出手段と、前記工事図面取得手段にて取得された前記工事図面を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記工事図面の図面地点のうち、前記現在位置座標検出手段にて検出された前記3次元の現在位置座標に対応する図面地点である対象図面地点を特定し、前記3次元の現在位置座標を前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えた。
付記2の携帯型端末装置は、付記1に記載の携帯型端末装置において、前記現在位置座標検出手段は、前記3次元の現在位置座標をリアルタイムで検出し、前記表示制御手段は、前記対象図面地点をリアルタイムで特定し、前記現在位置座標検出手段にて検出された前記3次元の現在位置座標を前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段にリアルタイムで表示させる。
付記3の携帯型端末装置、付記1又は2に記載の携帯型端末装置において、所定方法にて取得した補正情報に基づいて、前記現在位置座標検出手段にて検出された前記3次元の現在位置座標を補正する補正手段を備え、前記表示制御手段は、前記補正手段にて補正された前記3次元の現在位置座標を前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段に表示させる。
付記4の携帯型端末装置は、付記1から3のいずれか一項に記載の携帯型端末装置において、前記現在位置座標検出手段は、前記装置地点の水平座標を検出するGPSセンサと、前記装置地点の高度を検出する気圧計と、を備えた。
付記5の携帯型端末装置は、付記1から4のいずれか一項に記載の携帯型端末装置において、当該携帯型端末装置の方向を検出する方向検出手段を備え、前記表示制御手段は、前記方向検出手段にて検出された前記方向を前記表示手段に表示させる。
付記6の携帯型端末装置は、付記1から5のいずれか一項に記載の携帯型端末装置において、前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標を、前記対象図面地点と関連付けて登録する登録手段を備え、前記表示制御手段は、所定のタイミングが到来した際に、前記登録手段にて登録された前記3次元の現在位置座標を前記登録手段にて登録された前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段に表示させる。
付記7の携帯型端末装置は、付記6に記載の携帯型端末装置において、前記登録手段の登録モードを、所定操作が受け付けられた場合にのみ前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標を登録する単独登録モードと、前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標を所定の時間間隔で連続的に登録する連続登録モードとのいずれかに選択的に切り替えるための切替手段を備えた。
付記8の携帯型端末装置は、付記7に記載の携帯型端末装置において、前記連続登録モードの前記時間間隔を変更するための変更手段を備えた。
付記9の携帯型端末装置は、付記6から8のいずれか一項に記載の携帯型端末装置において、前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標又は前記登録手段にて登録された前記3次元の現在位置座標のうちの少なくとも2つ以上に基づいて、前記装置地点間の角度を算出する角度算出手段を備え、前記表示制御手段は、所定のタイミングが到来した際に、前記角度算出手段にて算出された前記角度を前記表示手段に表示させる。
付記10の携帯型端末装置は、付記6から9のいずれか一項に記載の携帯型端末装置において、前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標又は前記登録手段にて登録された前記3次元の現在位置座標のうちの少なくとも2つ以上に基づいて、縦断図を作成する縦断図作成手段を備え、前記表示制御手段は、所定のタイミングが到来した際に、前記縦断図作成手段にて作成された前記縦断図を前記表示手段に表示させる。
付記11の測量プログラムは、地点の測量を行うための携帯型端末装置の測量プログラムであって、コンピュータを、工事対象に関する工事図面を取得する工事図面取得手段と、当該携帯型端末装置が位置する地点である装置地点の3次元の現在位置座標を検出する現在位置座標検出手段と、前記工事図面取得手段にて取得された前記工事図面を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記工事図面の図面地点のうち、前記現在位置座標検出手段にて検出された前記3次元の現在位置座標に対応する図面地点である対象図面地点を特定し、前記3次元の現在位置座標を前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段に表示させる表示制御手段と、として機能させる。
(付記の効果)
付記1に記載の携帯型端末装置及び付記11に記載の測量プログラムによれば、表示手段に表示された工事図面の図面地点のうち対象図面地点を特定し、現在位置座標検出手段にて検出された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けて表示手段に表示させる表示制御手段を備えたので、従来技術(構造物を含む図面上に携帯端末の現在位置を表示する技術)に比べて、ユーザに対して現在位置座標検出手段にて検出された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けて提示できる。よって、例えば、ユーザが携帯型端末装置を用いて現況測量を行うことで工事対象の詳細な状況を把握でき、施工計画の作成を効率的に行うことが可能となる。また、携帯型端末装置を持ち運ぶだけで現況測量を行うことができることから、従来の測量装置に比べて3次元の現在位置座標を取得する作業に対するユーザの負担を軽減できる。
付記2に記載の携帯型端末装置によれば、現在位置座標検出手段が、3次元の現在位置座標をリアルタイムで検出し、表示制御手段が、対象図面地点をリアルタイムで特定し、現在位置座標検出手段にて検出された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けて表示手段にリアルタイムで表示させるので、ユーザに対して現在位置座標をリアルタイムで提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況をリアルタイムで把握することが可能となる。
付記3に記載の携帯型端末装置によれば、表示制御手段が、補正手段にて補正された3次元の現在位置座標を対象図面地点に関連付けて表示手段に表示させるので、ユーザに対して補正された3次元の現在位置座標を提示でき、ユーザが測量環境の影響を低減した現在位置座標を把握することが可能となる。
付記4に記載の携帯型端末装置によれば、現在位置座標検出手段が、装置地点の水平座標を検出するGPSセンサと、装置地点の高度を検出する気圧計と、を備えたので、GPSセンサを用いて高度を検出する場合に比べて、高精度に検出できると共に、建物等の障害物の影響を受けて検出できなくなることを回避でき、現在位置座標検出手段の使用性を高めることができる。
付記5に記載の携帯型端末装置によれば、表示制御手段が、方向検出手段にて検出された携帯型端末装置の方向を表示手段に表示させるので、ユーザに対して携帯型端末装置の方向を提示でき、ユーザが携帯型端末装置の方向に対応する装置地点の詳細な状況を把握することが可能となる。
付記6に記載の携帯型端末装置によれば、表示制御手段が、所定のタイミングが到来した際に、登録手段にて登録された3次元の現在位置座標を登録手段にて登録された対象図面地点に関連付けて表示手段に表示させるので、ユーザに対して登録手段にて登録された現在位置座標を対象図面地点に関連付けて提示でき、ユーザが当該登録された現在位置座標を視覚的に確認することが可能となる。
付記7に記載の携帯型端末装置によれば、登録手段の登録モードを、単独登録モードと連続登録モードとのいずれかに選択的に切り替えるための切替手段を備えたので、登録モードを単独登録モード又は連続登録モードのいずれかに切り替えることができ、状況に応じた現在位置座標の登録が可能となる。
付記8に記載の携帯型端末装置によれば、連続登録モードの時間間隔を変更するための変更手段を備えたので、連続登録モードの時間間隔を変更でき、連続登録モードにおいて状況に応じた現在位置座標の登録が可能となる。
付記9に記載の携帯型端末装置によれば、表示制御手段が、所定のタイミングが到来した際に、角度算出手段にて算出された角度を表示手段に表示させるので、ユーザに対して装置地点間の角度を提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況を一層把握することが可能となる。
付記10に記載の携帯型端末装置によれば、表示制御手段が、所定のタイミングが到来した際に、縦断図作成手段にて作成された縦断図を表示手段に表示させるので、ユーザに対して縦断図を提示でき、ユーザが工事対象の詳細な状況をさらに一層把握することが可能となる。
1 携帯型端末装置
11 現在位置座標検出部
12 方向検出部
13 通信部
14 タッチパッド
15 ディスプレイ
16 制御部
16a 工事図面取得部
16b 表示制御部
16c 補正部
16d 登録部
16e 切替部
16f 変更部
16g 角度算出部
16h 縦断図作成部
17 データ記録部
17a 工事図面DB
17b 登録DB
CI 現在位置アイコン
DI 方向アイコン
DR1 図面表示領域
DR2 第1図面設定表示領域
DR3 第2図面設定表示領域
DR4 操作表示領域
DR5 第1現在位置表示領域
DR6 第2現在位置表示領域
DR7 登録位置表示領域
DR8 角度表示領域
DR9 縦断図表示領域
DR10 計画座標表示領域
RI、RI1、RI2、RI3 登録位置アイコン

Claims (10)

  1. 地点の測量を行うための携帯型端末装置であって、
    工事対象に関する工事図面を取得する工事図面取得手段と、
    当該携帯型端末装置が位置する地点である装置地点の3次元の現在位置座標を検出する現在位置座標検出手段と、
    前記工事図面取得手段にて取得された前記工事図面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記工事図面の角部のいずれか1つの座標を示す第1対角座標情報と、前記表示手段に表示された前記工事図面の角部のうち前記第1対角座標情報に対応する角部と対角線上に位置する角部の座標を示す第2対角座標情報とが所定方法で入力されることにより、当該入力された前記第1対角座標情報及び前記第2対角座標情報に基づいて、前記表示手段に表示された前記工事図面の各図面地点に座標を持たせ、
    前記座標を持たせた前記工事図面の図面地点のうち、前記現在位置座標検出手段にて検出された前記3次元の現在位置座標に対応する図面地点である対象図面地点を特定し、前記3次元の現在位置座標を前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えた携帯型端末装置。
  2. 所定方法にて取得した補正情報に基づいて、前記現在位置座標検出手段にて検出された前記3次元の現在位置座標を補正する補正手段を備え、
    前記補正情報は、前記現在位置座標検出手段によって検出された基準点の3次元の現在位置座標と、公的機関から取得した前記基準点の3次元の現在位置座標との差分値を示す基準点補正情報、前記現在位置座標検出手段にて検出された気圧に対する温度の補正値を示す温度補正情報、又は前記現在位置座標検出手段にて検出された気圧に対する湿度の補正値を示す湿度補正情報の少なくともいずれか1つ以上を含み、
    前記現在位置座標検出手段は、前記3次元の現在位置座標をリアルタイムで検出し、
    前記表示制御手段は、前記対象図面地点をリアルタイムで特定し、前記現在位置座標検出手段にて検出され、且つ前記補正手段にて補正された前記3次元の現在位置座標を前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段にリアルタイムで表示させると共に、所定方法で取得された計画座標であって、前記工事対象が施工された後の3次元の座標である計画座標を前記表示手段に表示させる、
    請求項1に記載の携帯型端末装置。
  3. 前記現在位置座標検出手段は、
    前記装置地点の水平座標を検出するGPSセンサと、
    前記装置地点の高度を検出する気圧計と、を備えた、
    請求項1又は2に記載の携帯型端末装置。
  4. 当該携帯型端末装置の方向を検出する方向検出手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記方向検出手段にて検出された前記方向を前記表示手段に表示させる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯型端末装置。
  5. 前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標を、前記対象図面地点と関連付けて登録する登録手段を備え、
    前記表示制御手段は、所定のタイミングが到来した際に、前記登録手段にて登録された前記3次元の現在位置座標を前記登録手段にて登録された前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段に表示させる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯型端末装置。
  6. 前記登録手段の登録モードを、所定操作が受け付けられた場合にのみ前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標を登録する単独登録モードと、前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標を所定の時間間隔で連続的に登録する連続登録モードとのいずれかに選択的に切り替えるための切替手段を備えた、
    請求項5に記載の携帯型端末装置。
  7. 前記連続登録モードの前記時間間隔を変更するための変更手段を備えた、
    請求項6に記載の携帯型端末装置。
  8. 前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標又は前記登録手段にて登録された前記3次元の現在位置座標のうちの少なくとも2つ以上に基づいて、前記装置地点間の角度を算出する角度算出手段を備え、
    前記表示制御手段は、所定のタイミングが到来した際に、前記角度算出手段にて算出された前記角度を前記表示手段に表示させる、
    請求項5から7のいずれか一項に記載の携帯型端末装置。
  9. 前記表示手段に表示された前記3次元の現在位置座標又は前記登録手段にて登録された前記3次元の現在位置座標のうちの少なくとも2つ以上に基づいて、縦断図を作成する縦断図作成手段を備え、
    前記表示制御手段は、所定のタイミングが到来した際に、前記縦断図作成手段にて作成された前記縦断図を前記表示手段に表示させる、
    請求項5から8のいずれか一項に記載の携帯型端末装置。
  10. 地点の測量を行うための携帯型端末装置の測量プログラムであって、
    コンピュータを、
    工事対象に関する工事図面を取得する工事図面取得手段と、
    当該携帯型端末装置が位置する地点である装置地点の3次元の現在位置座標を検出する現在位置座標検出手段と、
    前記工事図面取得手段にて取得された前記工事図面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記工事図面の角部のいずれか1つの座標を示す第1対角座標情報と、前記表示手段に表示された前記工事図面の角部のうち前記第1対角座標情報に対応する角部と対角線上に位置する角部の座標を示す第2対角座標情報とが所定方法で入力されることにより、当該入力された前記第1対角座標情報及び前記第2対角座標情報に基づいて、前記表示手段に表示された前記工事図面の各図面地点に座標を持たせ、
    前記座標を持たせた前記工事図面の図面地点のうち、前記現在位置座標検出手段にて検出された前記3次元の現在位置座標に対応する図面地点である対象図面地点を特定し、前記3次元の現在位置座標を前記対象図面地点に関連付けて前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    として機能させるための測量プログラム。
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