JP7078559B2 - ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム Download PDF

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Description

この発明は、例えば、高速道路に併設された休憩施設であるサービスエリアやパーキングエリアに進入した場合に、リルート処理に関する制御を行うナビゲーション装置、方法、プログラムに関する。
自動車用のナビゲーション装置が広く普及し、多くの自動車で利用されている。そして、ナビゲーション装置については、種々の改良がなされている。例えば、後に記す特許文献1には、自動車が高速道路のサービスエリア或いはパーキングエリアに進入した場合に、本線に戻るまでの間、マップマッチング機能を停止させるようにする発明が開示されている。この発明により、サービスエリアやパーキングエリアに進入した自動車の現在位置が、高速道路上や高速道路近傍の一般道路上に補正されることを防止し、自動車の現在を適切に把握して、適切にルート案内を継続させることができる。
特開平8-292043号公報
近年においては、自動車が高速道路のサービスエリア或いはパーキングエリアに進入した場合のリルート処理に関する制御が問題になっている。すなわち、高速道路を走行するルートを案内中に、高速道路の本線から外れてサービスエリアやパーキングエリアに立ち寄ったとする。この場合、ルートを外れたのでリルートを行うようにした方がよいのか、普通は本線に戻るのだからリルートを行わないようにした方がよいのか、という問題が生じるのである。
例えば、リルートを行わないようにした場合には、進入したサービスエリアやパーキングエリアに高速道路の出口(インターチェンジ)や他の高速道路への乗り換え経路(ジャンクション)が存在した場合には、適切なルート案内ができなくなる可能性がある。この場合は、現在位置を出発地として目的地までのルートを探索して設定し直すなどの対応が必要になってしまう。
これとは逆に、リルートを行うようにした場合には、進入したサービスエリアやパーキングエリアに高速道路の出口(インターチェンジ)や他の高速道路への乗り換え経路(ジャンクション)が存在しなくても、リルートを行った旨の通知がなされる。また、リルートを行って、インターチェンジやジャンクションを利用するルートを案内する場合にも、ルートが変わったので、リルートを行った旨の通知を行ったのでは、ルートが変わったとの意識のない使用者にとっては違和感が生じることになる。
以上のことに鑑み、この発明は、高速道路に併設されたサービスエリアやパーキングエリアに進入した場合におけるリルート処理に関する制御を適切に行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、この発明のナビゲーション装置は、
出発地から目的地までのルートを探索し、探索した当該ルートを辿って目的地に向かうようにルート案内を行うナビゲーション装置であって、
探索されたルートに従って高速道路を走行している場合に、地図情報に含まれる情報であって、測位された現在位置近傍の当該高速道路に併設された施設に関する施設情報を参照する参照手段と、
測位された現在位置に基づいて、当該高速道路に併設された施設に進入したか否かを判別する進入判別手段と、
当該高速道路の施設に進入したと判別された場合に、前記参照手段で参照した前記施設情報に基づいて、当該施設は退出ルートが複数存在する複雑な施設か否かを判別する施設判別手段と、
前記施設判別手段により、当該施設は複雑な施設でないと判別された場合には、リルート処理を行わないか、リルート処理を行って、リルート処理を行ったことを音声により通知しないか、あるいは、リルート処理を行って、ルートから外れたわけではない旨の通知を行うかのいずれかの対応を取るように制御し、前記施設判別手段により、当該施設は複雑な施設であると判別された場合には、リルート処理を行い、目的地へのルート案内を行うように制御するリルート制御手段と
を備えることを特徴とする。
この発明によれば、高速道路を走行している場合に、本線から離脱して高速道路に併設された施設に進入した場合に、当該施設が複数の退出ルートを有する複雑な施設か否かに応じて、リルート処理に関する制御を変えることができる。これにより、必要に応じて適切にリルート処理を実行し、また、リルート処理に関して必要な案内を行うようにできる。
実施の形態のナビゲーション装置の構成例を説明するためのブロック図である。 道路ネットワークデータベースに格納される情報について説明するための図である。 地図情報に含まれる高速道路施設情報のSAPA情報(サービスエリア・パーキングエリア情報)の例について説明するための図である。 図3に示したSAPA情報に対応したサービスエリア近傍の道路の状態を示す図である。 実施の形態の車載装置で実行されるナビゲーション処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態のナビゲーション装置の他の例を説明するためのブロック図である。 実施の形態のナビゲーション装置の他の例を構成する携帯端末の構成例を説明するためのブロック図である。
以下、図を参照しながら、この発明の装置、方法、プログラムの実施の形態について説明する。この発明は、自動車に据え付けられる車載用ナビゲーション装置にも、また、スマートホンなどと呼ばれる高機能携帯電話端末やタブレットPC(Personal Computer)などの携帯端末により実現されるナビゲーション装置にも適用できる。以下においては、まず、車載用ナビゲーション装置に適用した場合を例にして、この発明の装置、方法、プログラムについて説明し、その後に、携帯端末により実現されるナビゲーション装置に対して、この発明を適用した例について説明する。
[車載用ナビゲーション装置の構成例]
図1は、この発明の装置、方法、プログラムの一実施の形態が適用された車載用ナビゲーション装置(以下、車載装置と記載する。)の構成例を説明するためのブロック図である。この実施の形態の車載装置1は、単体で自動車用のナビゲーション機能(ルート案内機能)を実現できるものである。すなわち、車載装置1は、出発地及び目的地の他、必要な場合には1以上の経由地の入力を受け付けて、出発地から目的地までのルート探索を行い、当該探索されたルートを辿って目的地に向かうように案内できる機能を備える。
図1は、車載装置1の構成を説明するためのブロック図である。交通情報受信アンテナ101A及び交通情報受信部101は、例えば、FM放送に多重化されている交通情報を受信して、自機で利用可能な情報に変換する機能を有する。また、交通情報受信部101は、高速道路上において電波ビーコンとして送信されている交通情報を受信して利用可能にしたり、主要幹線道路において光ビーコンとして送信されている交通情報を受信して利用可能にしたりする機能を備える場合もある。
制御部102は、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリなどが接続されて構成されたいわゆるマイクロプロセッサである。制御部102は、種々のプログラムを実行して車載装置1の各部を制御する。操作部103は、電源のオン/オフボタンや幾つかのファンクションボタンなど、複数のいわゆるハードウェアキーを備え、使用者からの指示入力を受け付ける。記憶装置104は、ハードディスクとそのドライバとを備え、データの書き込み、読み出し、書き換え、削除などを行う。また、記憶装置104は、種々の処理の途中結果を保持する作業領域としても用いられる。
地図情報DB(Data Base)105は、経路案内にも利用可能な市街図、道路図、広域図、地方図、全国図を表示するための地図情報を記憶する。市街図、道路図、広域図、地方図、全国図を表示するための地図情報は、地図を描画するための例えばベクトルデータやラスタデータ、注記(注釈)データなどを含む。また、詳しくは後述もするが、地図情報DB105は、高速道路に付随する施設に関する情報をからなる高速施設情報を保持し、高速道路に付随する施設に関する情報の提供もできるようになっている。
道路NWDB(Network Data Base)106は、経路探索に用いられる道路に関するネットワークデータを記憶保持する。図2は、道路NWDB106に格納される自動車用のネットワークデータの例を説明するための図である。図2(A)は、ネットワークの一例を示している。ネットワークデータは、ノードデータとリンクデータとからなる。ノードデータは、ランドマーク、建物、施設、交差点、分岐点などの地点を表す。また、リンクデータは、ノードデータを結ぶ線分によって、国道、県道などの自動車が通行可能な道路などを示す。図2(A)に示したネットワークの例は、4つのノードデータ(N1~N4)と4つのリンクデータ(L1~L4)とによって構成されている。
図2(B)は、図2(A)に示した例のネットワークの場合のノードデータの構成を示している。各ノードデータには、各ノードの識別情報(N1、N2、…)と、そのノードの位置を示す緯度、経度情報とが対応付けられている。図2(B)に示した例は、図2(A)に示したように、ノードN1~N4はリンクの交差部分であり全て交差点である。なお、ノードデータにおいて、ノードごとに各ノードが交差点、分岐点などのどれであるかを示すノード種別を対応付けておくこともできる。このようにした場合には、ノードデータのノード種別により各ノードがどのようなノードなのかを把握できる。
図2(C)は、図2(A)に示した例のネットワークの場合のリンクデータの構成を示している。各リンクデータには、各リンクの識別情報(L1、L2、…)と、そのリンクを構成するノードの識別情報(N1、N2、…)と、リンクコストと、種別と、道路名称と、道路番号と、その他とが対応付けられている。通常、リンクコストは、そのリンクの長さ(距離)、あるいは、通行に要する時間によって定められる。
そして、リンクコストは、例えばダイクストラ法により、リンクコストが最小となるルート(経路)を探索する場合に参照される。種別は、当該リンク部分が、国道、県道、市道、私道などのどれであるかを示すものである。道路名称は、例えば、「○○街道」、「□□通り」、「△△道路」といった、対応するリンクが構成する道路に付けられている名称を示す。また、道路番号は、対応するリンクが構成する道路に付けられている番号を示す。その他の情報としては、車線数や通常上の規制情報など、必要情報を保持することが可能である。
この図2を用いて説明したような、リンクデータとノードデータとが道路NWDB106に格納されている。なお、地図情報DB105や道路NWDB106に格納されているデータについては、変更が生じるごとに必要なタイミングで更新され、正確な情報が管理できるようになっている。なお、ネットワークデータの例として、リンクデータとノードデータからなる道路ネットワークデータについて説明したが、経路探索に利用可能であり、道路に関する情報を記憶保持できるデータであれば、これに限られない。
GPSアンテナ107A及びGPS部107は、自機の現在位置を測位する機能を実現する。また、車載装置1は、ユーザインターフェースとして、タッチパネル108を備える。タッチパネル108は、LCD(Liquid Crystal Display)などの薄型の表示部(表示装置)108Dの表示画面の全面に対応するようにタッチセンサ108Sを設けて構成されたものであり、表示機能と入力機能とを実現する。
従って、タッチパネル108の表示部にメニュー等を表示して、使用者からのタッチ入力を受け付け、その入力情報に応じた処理を制御部102において実行するといったことが可能にされる。また、タッチパネル108を通じて、出発地、目的地、必要な場合には1以上の経由地などの情報の入力も行われる。音声出力処理部109及びスピーカ110は、音声メッセージなどの出力機能を実現する。従って、音声出力処理部109及びスピーカ110を通じて、ナビゲーション処理の実行時には、音声による案内メッセージなどが放音される。
ルート探索部111は、道路NWDB106のネットワークデータを用い、設定された出発地、目的地に基づいて、また、1以上の経由地が指示された場合にはこれをも考慮して、ルート探索を行う。また、ルート探索部111は、交通情報受信アンテナ101A及び交通情報受信部101を通じて受信した交通情報を考慮して、渋滞箇所や工事箇所を避けたルート探索をも行うことができるようになっている。
ルート案内処理部112は、表示部108Dに地図情報とルート探索部111でのルート探索結果とGPS部107を通じて測位される自機の現在位置とを表示して、ナビゲーション(経路案内)を行う。ルート案内処理部112は、表示部108Dに表示される表示情報だけでなく、音声出力処理部109及びスピーカ110を通じて放音する音声メッセージを併用してナビゲーションを行う。
施設情報参照部113は、地図情報DB105に記憶保持されている高速施設情報を参照する。具体的に、施設情報参照部113は、高速施設情報に含まれる情報であって、GPS部107を通じて測位した自機の現在位置の近隣に位置するサービスエリアやパーキングエリアに関する情報を参照し、これを記憶装置104などに一時記憶させて、即座に利用可能にしておく。
図3は、高速施設情報に含まれるサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に関する情報(以下、SAPA情報と記載する。)の例を説明するための図である。オフルート点は、高速道路の本線からサービスエリアやパーキングエリアに入る分岐点を示すノードIDである。オフルート点のノードIDに基づいて、道路NWDB106を参照することによって、オフルート点の位置を示す緯度、経度を特定できる。
本線脱出リンクは、オフルート点から次の分岐点までを結ぶ経路(リンク)のリンクIDである。本線脱出リンクのリンクIDに基づいて、道路NWDB106を参照することによって、本線脱出リンクの始点と終点のノードが特定できる。更に、特定したノードのノードIDに基づいて、道路NWDB106を参照することによって、当該特定したノード(本線脱出リンクの始点の終点)の位置を示す緯度、経度も特定できる。SA(PA)名称は、当該オフルート点や本線脱出リンクを備えたサービスエリアやパーキングエリアの名称である。
併設情報は、当該サービスエリアやパーキングエリアには、インターチェンジやジャンクションが併設されているか否かを示す情報である。併設情報の存在形態は、これを有する地図情報のフォーマットによって様々であるが、その一例を挙げれば、インターチェンジやジャンクションが、併設されている場合には、「1(オン)」となり、併設されていない場合には「0(オフ)」となるようなフラグ(ビット)情報として表すことが可能である。この他にも、併設情報は、インターチェンジやジャンクションの併設/非併設の区別を、種々の表現形式を用いて表すことが可能である。
なお、この明細書においては、インターチェンジは、立体交差する道路相互間、または近接する道路相互間を連絡路によって立体的に接続する施設を意味し、主に高速道路の出口を意味する文言として用いている。また、ジャンクションは、高速道路相互を直接接続するインターチェンジのことを通常のインターチェンジの概念と区別するための用語として用いており、主に他の高速道路の乗り換え経路を意味する文言として用いている。
そして、この発明の場合には、当該サービスエリアやパーキングエリアからの出口として、異なるものが複数存在するか否かが問題となる。そこで、以下においては、インターチェンジ(IC)は、主に一般道路への出口を意味するものとして用い、ジャンクション(JCT)は、他の高速道路への接続口を意味するものとして用いることとする。
併設施設は、例えば、レストラン、ガソリンスタンド、トイレなどの当該サービスエリアやパーキングエリアに併設されて施設には何があるかを示す情報である。JCT情報は、ジャンクション(JCT)が併設されている場合、どの高速道路に接続されるのかを示す情報である。また、IC情報は、インターチェンジ(IC)が併設されている場合に、どの一般道に接続されるのかを示す情報である。この他にも、その他として必要となる種々の情報を含めることができる。
図4は、図3に示したSAPA情報に対応したサービスエリア近傍の道路の状態を示す図である。図4に示したように、A高速道路から分岐してB高速道路が設けられている。A高速道路には付随施設として、オフルート点をNx1とし、本線脱出リンクLx1を備えたサービスエリアである「○○SA」が設けられている。当該サービスエリアには、一般道への出口Nx2を備えたインターチェンジと、B高速道路への接続口Nx3を備えたジャンクションとを備えている。接続口Nx3は、A高速道路の本線に復帰するためのリンクLx2への分岐点にもなっている。
したがって、当該サービスエリアは、インターチェンジとジャンクションとを備えた複雑なサービスエリアであることが分かる。このように、高速道路に付随して設けられている休憩施設であるサービスエリア、パーキングエリアについては、図3を用いて説明したように、地図情報に含まれる高速施設情報のSAPA情報により、オフルート点、本線脱出リンクが分かる。従って、オフルート点を通過し、本線脱出リンクを例えば所定距離以上走行した場合には、サービスエリアやパーキングエリアに進入したと確実に判別することができる。
また、サービスエリア、パーキングエリアについては、図3を用いて説明したように、SAPA情報の併設情報によって、インターチェンジとジャンクションの一方または両方が設けられた複雑な施設か否かの判別ができる。もちろん、JCT情報やIC情報を確認することによっても、ジャンクションやインターチェンジの有無を確認することができる。
施設進入判別部114は、高速道路に併設されている休憩施設であるサービスエリアやパーキングエリアに進入したか否かを判別する処理を行う。施設進入判別部114においては、精度よくサービスエリアやパーキングエリアに進入したか否かを判別するため、上述したように、SAPA情報を用いる。すなわち、自機の現在位置に基づき、近隣のSAPA情報を参照し、オフルート点を通過し、本線脱出リンクをオフルート点から一定距離走行した場合に、対象としているSAPA情報に対応するサービスエリアやパーキングエリアに進入したと判別する。
なお、本線離脱リンクは1本(単数)であるものとして説明しているが、この本線離脱リンクが種々の理由、例えば、図葉の境界付近であるために極短い場合がある。このような場合を想定して、本線離脱リンクから次の分岐点までの1以上のリンクを本線離脱リンク(本線離脱リンク列)として処理する。これにより、上述したように、オフルート点から一定距離、本線離脱リンク(本線離脱リンク列)上を走行したか否かにより、対応するサービスエリアやパーキングエリアに進入したか否かの判別を精度よく行うことができる。
複雑施設判別部115は、施設進入判別部114において、サービスエリアやパーキングエリアに進入したと判別された場合に、当該サービスエリアやパーキングエリアが、複数の退出ルートが存在する複雑な施設か否かを判別する。具体的には、自機が進入したと判別されたサービスエリアやパーキングエリアのSAPA情報の併設情報を確認し、併設情報がインターチェンジやジャンクションが併設されていることを示していれば、退出ルートが複数の複雑な施設であると判別できる。逆に、併設情報が、インターチェンジやジャンクションが併設されていないことを示していれば、退出ルートが離脱した本線に戻るルートしかない単純な施設であると判別できる。
リルート制御部116は、複雑施設判別部115の判別結果に基づいて、ルート探索部111及びルート案内処理部112を制御することにより、リルート処理の実施/不実施を含めたリルート処理に関する総合的な制御を行う。具体的に、複雑施設判別部115において、自機が進入した施設が単純な施設(退出ルートが離脱した本線に復帰するルートしかない施設)であると判別されたとする。この場合には、本来のルートから外れた訳ではなく、休憩施設に立ち寄って、元のルートに復帰することになる。この場合に、リルートを行うと共に、例えば、「ルートから外れました。新しいルートでご案内します。」といった音声案内を行うと、使用者に不安感を与えたり、不要な音声案内を提供したりすることになる。
そこで、この場合には、リルート制御部116は、次の3つの内のいずれかの処理を行うように各部を制御する。(1)リルートを行わない。(2)リルートは行い、案内画面の表示も変えるが、上述したようなルートから外れた旨の音声案内は行わない。(3)リルートは行い、案内画面の表示も変えるが、「ルート外れではありません。目的地までの案内を継続します。」といった音声案内を行う。このようにすれば、使用者に不安感を与えたり、不要な音声案内を提供したりすることもない。
逆に、複雑施設判別部115において、自機が進入した施設が複雑な施設(インターチェンジやジャンクションといった退出ルートが複数存在する施設)であると判別されたとする。この場合には、目的地に向かうため、離脱した本線に戻る場合もあれば、インターチェンジを通って一般道に降りたり、ジャンクションを通って他の高速道路に乗り換えたりする場合もある。このため、リルートを行う必要性が高くなる。
そこで、この場合には、リルート制御部116は、リルートを行い、案内画面の表示も変えると共に、新たに探索されたルートに応じた案内を行う。そして、新たに探索されたルートが、離脱した本線に復帰するルートである場合には、例えば、「サービスエリア(パーキングエリア)に立ち寄りました。本線への再合流のルートを案内します。」という音声案内を提供する。また、新たに探索されたルートが、インターチェンジを通じて一般道へ降りるルートである場合には、「一般道を用いて目的地に向かうルートを案内します。」という音声案内を提供する。
また、新たに探索されたルートが、ジャンクションを通じて他の高速道路を利用するルートである場合には、「他の高速道路を用いて目的地に向かうルートを案内します。」という音声案内を提供する。このようにすれば、離脱した本線に戻る場合でも、また、インターチェンジやジャンクションを利用して目的地に向かう場合でも、使用者に不安感を与えたり、必要のない情報を提供したりすることなく、適切に経路案内を行うことができる。
なお、この実施の形態では、新たに探索されたルートがインターチェンジを通じて一般道に入る場合と、ジャンクションを通じて他の高速道路に入る場合とで提供する案内メッセージを変えるようにしたが、これに限るものではない。新たに探索されたルートが、どのようなルートであっても、「目的地に向かうルートを案内します。」という共通の案内メッセージを出力した後に、目的地に向かう案内を行うようにしてもちろんよい。
<車載装置1の処理のまとめ>
図5は、車載装置1において実行されるナビゲーション処理について説明するためのフローチャートであり、高速道路を含むルートの高速道路部分についてのルート案内中に所定のタイミングごとに実行される処理である。図5に示す処理は、制御部102の制御の下、施設情報参照部113、施設進入判別部114、複雑施設判別部115、リルート制御部116が機能して実行される。
まず、施設情報参照部113が機能して、GPS部107を通じて測位した自機の現在位置近傍の高速施設情報を参照し、これに含まれるSAPA情報を例えば記憶装置104の所定の領域に格納していつでも参照可能にしておく(ステップS101)。次に、施設進入判別部114が機能して、自機の現在位置と、ステップS101で記憶装置104に保持したSAPA情報のオフルート点、本線脱出リンクとを用い、サービスエリアやパーキングエリアに進入したか否かを判別する(ステップS102)。
ステップS102の処理は、自機の現在位置に基づき、近隣のサービスエリアやパーキングエリアのオフルート点を通過し、本線離脱リンク上を所定距離分、移動したか否かを判別する処理である。ここで、現在位置の近隣にあるサービスエリアやパーキングエリアのオフルート点から本線離脱リンク上を所定距離分移動したと判別したときには、当該サービスエリアやパーキングエリアに進入したと判別できる。すなわち、サービスエリアやパーキングエリアに進入したことと、進入したサービスエリアやパーキングエリアを特定できる。
ステップS102の判別処理において、サービスエリアやパーキングエリアに進入していないと判別したときには、制御部102は、この図5に示す処理を終了し、次の実行タイミングを待つことになる。ステップS102の判別処理において、サービスエリアやパーキングエリアに進入したと判別したときには、その進入したサービスエリアやパーキングエリアが、退出ルートが複数存在する複雑な施設か否かを判別する(ステップS103)。ステップS103の判別処理は、上述もしたように、進入したサービスエリアやパーキングエリアのSAPA情報の併設情報に基づいて、インターチェンジやジャンクションが併設された複雑な施設か、インターチェンジやジャンクションが併設されていない単純な施設かを判別する処理である。
ステップS103の判別処理において、進入したサービスエリアやパーキングエリアは複雑な施設であると判別したとする。この場合には、リルート制御部116が機能し、ルート探索部111を制御して、現在位置から目的地までのルートを再探索し(リルートし)、目的地に向かうルートを案内する(ステップS104)。なお、ステップS104においては、離脱した本線に戻るのか、インターチェンジから一般道に降りるのか、ジャンクションを通じて他の高速道路に乗り換えるかに応じて、音声案内の内容を変える。
そして、制御部102は、進入したサービスエリアやパーキングエリアから退出したか否かを判別する(ステップS105)。ステップS105の判別処理は、自機の現在位置を地図上に反映させることにより、判別可能である。ステップS105の判別処理において、進入したサービスエリアやパーキングエリアから退出してないと判別したときには、ステップS105の処理を繰り返し、進入したサービスエリアやパーキングエリアから退出するのを待つ。
ステップS105の判別処理において、進入したサービスエリアやパーキングエリアから退出したと判別したときには、ルート案内処理部112を制御し、通常のルート案内処理に復帰し(ステップS106)、この図5に示す処理を終了する。そして、制御部102は、図5に示す処理の次の実行タイミングを待つ。
また、ステップS103の判別処理において、進入したサービスエリアやパーキングエリアは単純な施設であると判別したとする。この場合には、リルート制御部116が機能し、ルート探索部111を制御して、上述もしたように、以下の(1)~(3)のいずれかの処理を行うように、ルート探索部111、ルート案内処理部112を制御する(ステップS107)。すなわち、(1)リルートを行わない。(2)リルートは行い、案内画面の表示も変えるが、上述したようなルートから外れた旨の音声案内は行わない。(3)リルートは行い、案内画面の表示も変えるが、「ルート外れではありません。目的地までの案内を継続します。」といった音声案内を行う。のいずれかである。
なお、(1)~(3)のいずれの処理を行うかは、車載装置の製造元において予め決められたものに設定しておく。また、使用者が自己の好みなどに応じて、変更することができるようにしてもよい。ステップS107の処理の後においては、上述したステップS105からの処理を行うようにする。
このように、この実施の形態の車載装置1は、高速道路を利用するルートの案内中に、走行している高速道路に付随するサービスエリアやパーキングエリアに進入したサービスエリアやパーキングエリアに応じて、リルート処理に関する制御を行うことができる。これにより、通常はルートから外れた場合に用いられるリルート処理を適切に活用し、使用者に不安感を与えたり、不要な情報を提供したりすることがないようにして、目的地までの案内を行うことができる。
[携帯端末により実現されるナビゲーション装置の構成例]
図6は、この発明の装置、方法、プログラムの一実施の形態が適用された携帯端末を用いて実現されるナビゲーション装置について説明するための図である。ナビゲーション装置として直接に使用者に使用されるのは、携帯端末4(1)、4(2)、…である。しかし、ルート探索を行って、ルート探索結果や必要となる地図情報や道路ネットワークデータを、ネットワーク3を通じて携帯端末4に提供するのはルート情報提供サーバ装置(以下、提供サーバと記載する)2である。すなわち、ネットワーク3を通じて接続される提供サーバ2と携帯端末4とによって、システムとしての構成を有するナビゲーション装置が実現される。
なお、図6において、ネットワーク3は、主にインターネットであるが、携帯端末4や提供サーバ2からインターネットまでをつなぐ携帯電話網、電話網、無線LAN(Local Area Network)などをも含む。また、図6において、参照符号3B(1)、3B(2)は、例えば、携帯電話網の基地局や無線LANのアクセスポイントである。
また、図6に示したように、提供サーバ2に対しては、ネットワーク3を通じて複数の携帯端末4(1)、4(2)、…が接続可能である。携帯端末4(1)、4(2)、…のそれぞれは、スマートホンなどと呼ばれる高機能携帯電話端末やタブレットPC(Personal Compute)により実現可能である。そして、携帯端末4(1)、4(2)、…のそれぞれにおいては、ナビゲーション機能を実現するための基本的な構成は同様のものとなる。このため、以下においては、携帯端末4(1)、4(2)、…のそれぞれは同様の構成を有するものとし、携帯端末4(1)、4(2)、…のそれぞれを総称して、携帯端末4と記載する。
<提供サーバ2の構成例>
図6の提供サーバ2において、接続端201T及び通信I/F201は、ネットワーク3を通じての通信機能を実現する。制御部202は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリが接続されて構成されたいわゆるマイクロプロセッサであり、種々のプログラムを実行して提供サーバ2の各部を制御する。記憶装置203は、例えば、大容量のハードディスクとそのドライバとを備え、データの書き込み、読み出し、書き換え、削除などを行うものであり、種々の処理の途中結果を保持する作業領域としても用いられる。
地図情報DB204は、図1に示した車載装置1の地図情報DB105と同様に、経路案内にも利用可能な市街図、道路図、広域図、地方図、全国図を表示するための地図情報を記憶する。市街図、道路図、広域図、地方図、全国図を表示するための地図情報は、地図を描画するための例えばベクトルデータやラスタデータ、注記(注釈)データなどを含む。また、地図情報DB204の場合にも、高速道路に付随する施設に関する情報からなる高速施設情報を保持し、高速道路に付随する施設に関する情報の提供もできるようになっている。
道路NWDB205は、図2を用いて説明した車載装置1の道路NWDB106と同様のものであり、ルート探索に用いられる道路に関するネットワークデータを記憶保持する。すなわち、道路NWDB205は、ノードデータ(図2(B))とリンクデータ(図2(C))とを備えたものである。
要求取得部206は、携帯端末4から送信されて来る、出発地、目的地、必要な場合には1以上の経由地を示す情報を含むルート探索要求やリルート要求を接続端201T及び通信I/F201を通じて取得する。そして、要求取得部206は、取得した要求に含まれる出発地、目的地、必要な場合には1以上の経由地を示す情報を抽出し、これをルート探索部207に設定する。
ルート探索部207は、道路NWDB205のネットワークデータを用い、設定された出発地、目的地に基づいて、また、1以上の経由地が指示された場合にはこれをも考慮して、ルート探索を行う。情報提供部208は、ルート探索部207により探索されたルートを示す情報、当該探索されたルートを案内するために必要になる地図情報や道路ネットワークデータを通信I/F201及び接続端201Tを通じて要求元の携帯端末に提供する処理を行う。
なお、情報提供部208が提供する地図情報は、地図情報DB204から抽出したものであり、高速施設情報を含むものである。また、情報提供部208が提供する道路ネットワークデータは、道路NWDB205から抽出したものである。これらの情報は、携帯端末4において、ルート案内のために用いられる。このため、どの範囲の地図情報や道路ネットワークデータを提供するかは、探索されたルートや携帯端末4からの要求に応じて特定される。
このように、提供サーバ2は、携帯端末4からの要求に応じて、ルート探索処理、リルート処理(ルートの再探索処理)を行って、探索結果やルート案内に必要となる地図情報や道路ネットワークデータを提供する機能を実現する。
<携帯端末4の構成例>
図7は、携帯端末4の構成例を説明するためのブロック図である。図7に示す携帯端末4において、送受信アンテナ401T及び無線通信部401は、ネットワーク3を通じての通信機能を実現する。制御部402は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリなどが接続されて構成されたいわゆるマイクロプロセッサであり、種々のプログラムを実行して車載装置1の各部を制御する。
操作部403は、電源のオン/オフボタンや幾つかのファンクションボタンなど、複数のいわゆるハードウェアキーを備え、使用者からの指示入力を受け付ける。記憶装置404は、比較的に容量の大きな半導体メモリとそのドライバとを備え、データの書き込み、読み出し、書き換え、削除などを行う。記憶装置404は、種々の処理の途中結果を保持する作業領域としても用いられる。
地図情報DB405は、提供サーバ2から提供される地図情報を記憶保持し、ルート案内などに利用できるようにする。道路NWDB406は、提供サーバ2から提供される道路ネットワークデータを記憶保持し、ルート案内などに利用できるようにする。GPSアンテナ407A及びGPS部407は、現在位置の測位機能を実現する。
タッチパネル408は、LCDなどの薄型の表示部(表示装置)408Dの表示画面の全面に対応するようにタッチセンサ408Sを設けて構成されたものであり、表示機能と入力機能とを実現する。従って、タッチパネル408の表示部にメニュー等を表示して、使用者からのタッチ入力を受け付け、その入力情報に応じた処理を制御部402において実行するといったことが可能にされる。また、タッチパネル408を通じて、出発地、目的地、必要な場合には1以上の経由地などの情報の入力も行われる。
音声出力処理部409及びスピーカ410は、音声メッセージなどの出力機能を実現する。従って、ナビゲーション処理の実行時には、音声出力処理部409及びスピーカ410を通じて、音声による案内メッセージなどが放音される。そして、ルート案内処理部412、施設情報参照部413が、図1に示した車載装置1のルート案内処理部112、施設情報参照部113と同様の機能を実現する。また、施設進入判別部414、複雑施設判別部415、リルート制御部416が、図1に示した車載装置1の施設進入判別部114、複雑施設判別部115、リルート制御部116と同様の機能を実現する。
すなわち、タッチパネル408を通じて、所定のメニューからナビゲーション処理の実行が指示されると、制御部402が機能して、ナビゲーション処理を開始する。この場合、制御部402は、タッチパネル408を通じて、出発地、目的地、必要な場合には1以上の経由地の指示入力を受け付け、受け付けた情報を含むルート探索要求を形成して提供サーバ2に送信する。
これに応じて、提供サーバ2においては、ルート探索を実行し、探索結果と、必要になる地図情報や道路ネットワークデータを要求元の携帯端末4に送信して来る。携帯端末4は、これらの情報を受信し、探索結果は記憶装置404に一時記憶し、地図情報は地図情報DB405に格納し、道路ネットワークデータは道路NWDB406に格納する。そして、制御部402の制御の下、ルート案内処理部412が機能し、地図を表示部408Dに表示し、当該地図上に探索されたルートと自機の現在位置とを表示する共に、音声案内をも用いて、探索されたルートを辿って、目的地に向かうようにルート案内を行う。
このようにルート案内を開始し、自機の現在位置が高速道路上に位置すると、施設情報参照部413、施設進入判別部414、複雑施設判別部415、リルート制御部416が機能する。まず、施設情報参照部413が機能して、地図情報DB405の現在位置近傍の施設の高速施設情報を参照し、記憶装置404に一時記憶し、即座に利用可能にしておく。
そして、施設進入判別部414が機能し、高速道路に付随するサービスエリア或いはパーキングに進入したか否かを、高速施設情報のSAPA情報のオフルート点及び本線脱出リンクに基づいて判別する。施設進入判別部414においてサービスエリア或いはパーキングに進入したと判別されたとする。この場合には、複雑施設判別部415が機能し、対応するSAPA情報の併設情報を参照して、進入したサービスエリア或いはパーキングは、退出ルートが複数設けられている複雑な施設か否かを判別する。
そして、リルート制御部416が機能して、複雑施設判別部415の判別結果に基づいて、リルート処理に関する制御を行う。例えば、複雑施設判別部415の判別結果が、自機が進入したサービスエリア或いはパーキングが複雑な施設ではない(単純な施設である)とするものであったとする。この場合には、(1)リルートを行わない。(2)リルートは行い、案内画面の表示も変えるが、上述したようなルートから外れた旨の音声案内は行わない。(3)リルートは行い、案内画面の表示も変えるが、「ルート外れではありません。目的地までの案内を継続します。」といった音声案内を行う。のいずれかの対応を取るように制御する。
また、複雑施設判別部415の判別結果が、自機が進入したサービスエリア或いはパーキングが複雑な施設であるとするものであったとする。この場合には、リルートを行い、案内画面の表示も変えると共に、新たに探索されたルートに応じた案内を行う。そして、新たに探索されたルートが、離脱した本線に復帰するルートである場合には、例えば、「サービスエリア(パーキングエリア)に立ち寄りました。本線への再合流のルートを案内します。」という音声案内を提供する。
また、新たに探索されたルートが、インターチェンジを通じて一般道へ降りるルートである場合には、「一般道を用いて目的地に向かうルートを案内します。」という音声案内を提供する。また、新たに探索されたルートが、ジャンクションを通じて他の高速道路を利用するルートである場合には、「他の高速道路を用いて目的地に向かうルートを案内します。」という音声案内を提供する。
なお、リルート処理を行う場合には、出発地、目的地、設定された未通過の経由地がある場合には経由地を含むリルート要求を形成し、これを提供サーバ2に送信して、提供サーバ2において、リルート処理を行い、その処理結果の提供を受けることになる。また、リルート処理を行わない場合には、特に各部を制御することなく、ルート案内を継続すればよい。
このように、提供サーバ2と携帯端末4とからなるナビゲーション装置の場合にも、携帯端末4において、図を用いて説明した処理を実行することができる。これにより、提供サーバ2と携帯端末4とからなるナビゲーション装置の場合にも、高速道路に併設されたサービスエリアやパーキングエリアに立ち寄った(進入した)際に、リルート処理に関する制御を適切に行うことができる。これにより、使用者を不安にさせたり、不必要な音声案内を提供したりすることがないようにできる。
[実施の形態の効果]
上述した実施の形態のナビゲーション装置によれば、ルート案内を行っている場合に、自機が搭載されている自動車が移動している高速道路に併設された、サービスエリアやパーキングエリアに立ち寄った(進入した)際に、リルートに関する制御を適切に行える。これにより、不必要なリルート処理を行ったり、また、不必要な音声案内を行ったりすることがないようにできる。これにより、使用者が不安になることを防止することができる。また、リルート処理に関し、提供してもあまり意味のないような音声案内を提供することも防止できる。
具体的には、単純なサービスエリアやパーキングエリアでは、リルート処理を行わないようにしたり、リルート処理は行い、画面表示も変更するようにが、音声案内では「ルートから外れました。」といった内容の不安要素のある案内は行わないようにしたりできる。また、複雑なサービスエリアやパーキングエリアでは、リルート処理は行い、画面表示も変更するが、やはり、「ルートから外れました。」という音声案内は行わないようにできる。この場合には、「サービスエリア(パーキングエリア)に立ち寄りました。目的地までの経路にリルートします。」といった、使用者の不安を煽らないような文言の音声案内を行うようにできる。
[変形例]
上述した実施の形態では、サービスエリアやパーキングエリアに進入したか否かの判別は、サービスエリアやパーキングエリアのオフルート点を通過し、オフルート点から本線脱出リンクを所定距離走行した場合に、当該施設に進入したと判別した。しかし、これに限るものではない。サービスエリアやパーキングエリアの位置及び範囲は、地図上において特定できる。このため、自機が搭載された自動車の現在位置(自機の現在位置)が、サービスエリアやパーキングエリアの範囲に属する場合には、当該サービスエリアやパーキングエリアに進入したと判別するようにしてもよい。
また、図6を用いて説明した提供サーバ2と携帯端末4とからなりナビゲーション装置の場合には、提供サーバ2が地図情報DB204、道路NWDB205を備えていたがこれに限るものではない。地図情報DB204、道路NWDB205は、他のサーバ装置が備えるものを用いるようにすることができる。すなわち、提供サーバ2側の機能は、種々の態様のクラウドシステムとして構築することができる。
[その他]
上述した実施の形態の説明からも分かるように、請求項のナビゲーション装置の参照手段の機能は、実施の形態の車載装置1の施設情報参照部113が実現している。また。請求項のナビゲーション装置の進入判別手段の機能は、車載装置1の施設進入判別部114が実現し、請求項のナビゲーション装置の施設判別手段の機能は、車載装置1の複雑施設判別部115が実現している。また、請求項のナビゲーション装置のリルート制御手段の機能は、車載装置1のリルート制御部116が実現している。
また、図5のフローチャートを用いて説明した処理を行う方法が、この発明によるナビゲーション方法の一実施の形態が適用されたものである。また、図5のフローチャートを用いて説明した処理を行うプログラムが、この発明によるナビゲーションプログラムの一実施の形態が適用されたものである。すなわち、図1に示した、施設情報参照部113、施設進入判別部114、複雑施設判別部115、リルート制御部116の各部の機能は、制御部102において実行されるプログラム(ソフトウェア)により、制御部102の機能として実現することもできる。
1…車載装置(車載用ナビゲーション装置)、101A…交通情報受信アンテナ、101…交通情報受信部、102…制御部、103…操作部、104…記憶装置、105…地図情報DB、106…道路NWDB、107A…GPSアンテナ、107…GPS部、108…タッチパネル、108D…表示部、108S…タッチセンサ、109…音声出力処理部、110…スピーカ、111…ルート探索部、112…ルート案内処理部、113…施設情報参照部、114…施設進入判別部、115…複雑施設判別部、116…リルート制御部、2…ルート情報提供サーバ装置、201T…接続端、201…通信I/F、202…制御部、203…記憶装置、204…地図情報DB、205…道路NWDB、206…要求取得部、207…ルート探索部、208…情報提供部、3…ネットワーク、3B(1)、3B(2)…基地局又はアクセスポイント、4…携帯端末、401A…送受信アンテナ、401…無線通信部、402…制御部、403…操作部、404…記憶装置、405…地図情報DB、406…道路NWDB、407A…GPSアンテナ、407…GPS部、408…タッチパネル、408D…表示部、408S…タッチセンサ、409…音声出力処理部、410…スピーカ、412…ルート案内処理部、413…施設情報参照部、414…施設進入判別部、415…複雑施設判別部、416…リルート制御部

Claims (4)

  1. 出発地から目的地までのルートを探索し、探索した当該ルートを辿って目的地に向かうようにルート案内を行うナビゲーション装置であって、
    探索されたルートに従って高速道路を走行している場合に、地図情報に含まれる情報であって、測位された現在位置近傍の当該高速道路に併設された施設に関する施設情報を参照する参照手段と、
    測位された現在位置に基づいて、当該高速道路に併設された施設に進入したか否かを判別する進入判別手段と、
    当該高速道路の施設に進入したと判別された場合に、前記参照手段で参照した前記施設情報に基づいて、当該施設は退出ルートが複数存在する複雑な施設か否かを判別する施設判別手段と、
    前記施設判別手段により、当該施設は複雑な施設でないと判別された場合には、リルート処理を行わないか、リルート処理を行って、リルート処理を行ったことを音声により通知しないか、あるいは、リルート処理を行って、ルートから外れたわけではない旨の通知を行うかのいずれかの対応を取るように制御し、前記施設判別手段により、当該施設は複雑な施設であると判別された場合には、リルート処理を行い、目的地へのルート案内を行うように制御するリルート制御手段と
    を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1に記載のナビゲーション装置であって、
    前記進入判別手段は、前記施設情報に含まれる本線脱出リンクを示す情報により特定される走行路を走行したと判別できた場合に、前記施設に進入したと判別する
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 出発地から目的地までのルートを探索し、探索した当該ルートを辿って目的地に向かうようにルート案内を行うナビゲーション装置で用いられるナビゲーション方法であって、
    探索されたルートに従って高速道路を走行している場合に、参照手段が、地図情報に含まれる情報であって、測位された現在位置近傍の当該高速道路に併設された施設に関する施設情報を参照する参照工程と、
    進入判別手段が、測位された現在位置に基づいて、当該高速道路に併設された施設に進入したか否かを判別する進入判別工程と、
    当該高速道路の施設に進入したと判別された場合に、施設判別手段が、前記参照工程で参照した前記施設情報に基づいて、当該施設は退出ルートが複数存在する複雑な施設か否かを判別する施設判別工程と、
    前記施設判別工程において、当該施設は複雑な施設でないと判別した場合には、リルート処理を行わないか、リルート処理を行って、リルート処理を行ったことを音声により通知しないか、あるいは、リルート処理を行って、ルートから外れたわけではない旨の通知を行うかのいずれかの対応を取るように制御し、前記施設判別工程において、当該施設は複雑な施設であると判別した場合には、リルート処理を行い、目的地へのルート案内を行うように制御するリルート制御工程と
    を有することを特徴とするナビゲーション方法。
  4. 出発地から目的地までのルートを探索し、探索した当該ルートを辿って目的地に向かうようにルート案内を行うナビゲーション装置に搭載されたコンピュータで実行されるナビゲーションプログラムであって、
    探索されたルートに従って高速道路を走行している場合に、地図情報に含まれる情報であって、測位された現在位置近傍の当該高速道路に併設された施設に関する施設情報を参照する参照ステップと、
    測位された現在位置に基づいて、当該高速道路に併設された施設に進入したか否かを判別する進入判別ステップと、
    当該高速道路の施設に進入したと判別した場合に、前記参照ステップで参照した前記施設情報に基づいて、当該施設は退出ルートが複数存在する複雑な施設か否かを判別する施設判別ステップと、
    前記施設判別ステップにおいて、当該施設は複雑な施設でないと判別した場合には、リルート処理を行わないか、リルート処理を行って、リルート処理を行ったことを音声により通知しないか、あるいは、リルート処理を行って、ルートから外れたわけではない旨の通知を行うかのいずれかの対応を取るように制御し、前記施設判別ステップにおいて、当該施設は複雑な施設であると判別した場合には、リルート処理を行い、目的地へのルート案内を行うように制御するリルート制御ステップと
    を備えることを特徴とするナビゲーションプログラム。
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