JP7070998B2 - 原子炉建屋冠水装置および原子炉建屋冠水方法 - Google Patents

原子炉建屋冠水装置および原子炉建屋冠水方法 Download PDF

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本発明の実施形態は、原子炉建屋冠水装置および原子炉建屋冠水方法に関する。
原子力発電所で過酷事故が生じると原子炉圧力容器および原子炉格納容器に損傷が生じる。そこで、損傷を修復する技術が知られている。
特開2013-57642号公報
原子炉圧力容器および原子炉格納容器を修復し、その内部を冠水させることができれば、水で放射線を遮蔽できるため、廃炉作業が行い易くなる。しかしながら、過酷事故の現場は、高線量の放射性物質で汚染されているため、修復作業が困難を極める。
本発明の実施形態は、このような事情を考慮してなされたもので、過酷事故に見舞われた原子炉の廃炉を行うことができる原子炉建屋冠水技術を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る原子炉建屋冠水装置は、原子炉建屋の全体が収容され、内部に水を溜めることで少なくとも原子炉格納容器を水没可能な水槽を備え、前記水槽は、前記原子炉建屋の周囲を囲み、前記原子炉格納容器を水没可能な上下寸法を有する壁部と、前記原子炉建屋が建てられた場所の地中に構築された底部と、を備え、前記底部は、シールドトンネルにより構築され、前記シールドトンネルの内部で複数の鋼板が溶接されることで、前記水槽に溜められた前記水の漏洩を防止する底部ライナーが構築されている。
本発明の実施形態により、過酷事故に見舞われた原子炉の廃炉を行うことができる原子炉建屋冠水技術が提供される。
原子炉建屋冠水装置を示す平面図。 原子炉建屋冠水装置を示す図1のA-A断面図。 原子炉建屋冠水装置を示す図1のB-B断面図。 周囲に堀を形成した原子炉建屋を示す断面図。 地中にシールドトンネルを構築中の原子炉建屋を示す断面図。 冠水壁部を構築した原子炉建屋を示す断面図。 構築時のシールドトンネルを示す断面図。 底部ライナーを構築したシールドトンネルを示す断面図。 原子炉建屋冠水方法を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、原子炉建屋冠水装置の実施形態について詳細に説明する。
図1の符号1は、本実施形態の原子炉建屋冠水装置である。この原子炉建屋冠水装置1は、原子力発電所に設けられた原子炉建屋2を冠水させるものである。なお、過酷事故に見舞われた原子力発電所の廃炉作業を行う態様を例示する。
図1から図3に示すように、原子炉建屋2は、鉄筋コンクリート製の建築物である。その内部には、原子炉を収容する原子炉圧力容器3と、この原子炉圧力容器3を収容する原子炉格納容器4とが設けられている。また、圧力抑制室5などのその他の設備も設けられている。本実施形態では、原子炉格納容器4とトーラス室の圧力抑制室5とが別体として設けられた沸騰水型原子炉(BWR)を例示している。
過酷事故に見舞われると原子炉の燃料集合体が核燃料の過熱により融解し、所謂メルトダウンが生じる。溶融した核燃料は、原子炉圧力容器3から漏出する。また、原子炉格納容器4は、内部の圧力が高まることで損傷してしまう。溶融した核燃料を含む燃料デブリは高線量であるため、気中工法で燃料デブリの取り出し作業を進めようとすると、遠隔操作のロボットですら放射線の影響で故障してしまうおそれがある。
原子炉格納容器4の内部を水で満たすことができれば、その水で放射線を遮蔽することができる。しかし、原子炉格納容器4の損傷箇所の修復ですら困難である。そこで、本実施形態では、原子炉建屋冠水装置1を用いて、原子炉格納容器4を収容する原子炉建屋2の全体を冠水させる。
原子炉建屋冠水装置1は、原子炉建屋2の全体が収容され、内部に水6を溜めることで少なくとも原子炉格納容器4を水没可能な巨大な水槽7を備える。
この水槽7は、原子炉建屋2の周囲を囲む冠水壁部8と、冠水壁部8の周囲を囲む補助壁部9と、原子炉建屋2が建てられた場所の地中に構築された底部10と、原子炉建屋2の上方を覆う天井部11とを備える。この天井部11は、ドーム型を成している。なお、平板状の天井部11でも良い。
また、原子炉建屋冠水装置1の内部には、クレーン12などの廃炉用の作業機材が設けられる。なお、クレーン12は、冠水壁部8に支持させても良いし、冠水壁部8よりも内側に別途に専用の支持部を建設し、この支持部にクレーン12を支持させても良い。
冠水壁部8は、地面13からの高さ、つまり上下寸法Lが少なくとも原子炉格納容器4を水没可能な寸法となっている。本実施形態では、冠水壁部8の上端が原子炉建屋2よりも高くなっている。この冠水壁部8の上端は、少なくとも原子炉格納容器4よりも高ければ良い。
なお、原子炉建屋2の上層部、所謂オペレーションフロアよりも上方の部分は予め撤去される。このようにすれば、原子炉建屋2の全体を冠水させるプールを形成することができる。例えば、水槽7に溜められる水6の水位は、オペレーションフロアの位置に設定される。なお、オペレーションフロアは、水没しなくても良い。つまり、オペレーションフロアよりも若干低い位置に水6の水位を設定しても良い。
また、冠水壁部8および補助壁部9は、原子炉建屋2が建てられた地面13の岩盤に構築される。原子炉建屋2の周囲には、平面視で円形状を成す堀14が形成される。この堀14に沿って冠水壁部8および補助壁部9が構築される。なお、原子炉建屋2は、平面視で四角形状を成している。そして、冠水壁部8の直径は、原子炉建屋2の平面視の対角線とほぼ同じ長さとなっている。
冠水壁部8および補助壁部9は、上部よりも下部が厚くなるように形成される。本実施形態では、冠水壁部8および補助壁部9の下部が地中に構築され、上部が地上に構築されている。そして、地上部分の厚みが、地下部分の厚みよりも薄くなっている。
なお、補助壁部9および堀14が設けられることで、万が一、水槽7に溜められた水6が冠水壁部8から漏洩しても、さらに外部に水6が広がってしまうことを、補助壁部9および堀14により防止することができる。
また、補助壁部9の高さは、冠水壁部8よりも低くなっている。そして、冠水壁部8および補助壁部9を互いに連結する連結部15が設けられている。このようにすれば、冠水壁部8を補助壁部9により補強することができる。
また、冠水壁部8および補助壁部9は、プレストレストコンクリートにより構築される。このようにすれば、冠水壁部8および補助壁部9のひび割れを防止することができる。
プレストレストコンクリートとは、あらかじめ応力を加えたコンクリート材である。鋼材を使って、荷重が作用する前にコンクリート材に圧縮力がかかった状態とする。そして、荷重を受けたときにコンクリートに引張応力が発生しないようにする。または、コンクリートに生じる引張応力を制御するものである。
なお、本実施形態では、プレストレストコンクリートにより冠水壁部8および補助壁部9が構築されているが、その他の態様であっても良い。例えば、冠水壁部8および補助壁部9を鋼鉄製としても良い。さらに、鉄筋コンクリートにより冠水壁部8および補助壁部9を構築しても良い。
図1に示すように、冠水壁部8は平面視で円形状を成す。このようにすれば、内部の水6の圧力に耐えられるようになる。また、補助壁部9も平面視で円形状を成し、冠水壁部8と同心円状に設けられている。また、冠水壁部8の内周面には、鋼鉄製の壁部ライナー16が構築される。このようにすれば、水槽7に溜められた水6の漏洩を防止することができる。なお、壁部ライナー16は、多数の鋼板を溶接することで形成される。
図2および図3に示すように、底部10は、シールドトンネル17により構築される。
なお、シールドトンネル17とは、シールド工法により構築されたトンネルである。例えば、筒状(または箱状)のシールドマシン18(図5参照)で切羽後方のトンネル壁面を一時的に支え、切羽を掘削しながらシールドマシン18を前進させる。そして、シールドマシン18の後方にブロック(セグメント)でトンネル壁面を補強する。なお、ブロックは、工場で大量生産できる。
このようにすれば、巨大な水槽7の底部10となる部分を地下に容易に構築することができる。本実施形態では、水平方向に並べて建設された複数本のシールドトンネル17により底部10が構築される。このようにすれば、シールドトンネルにより平面的に広がる底部10を構築することができる。
また、シールドトンネル17の内部には、鋼鉄製の底部ライナー19が構築される。このようにすれば、水槽7に溜められた水6が底部10から外部に漏洩してしまうことを防止することができる。なお、底部ライナー19は、多数の鋼板を溶接することで形成される。
壁部ライナー16の下端と底部ライナー19の周縁とが互いに接合されており、円筒形状を成す巨大な水槽7を形成することができる。壁部ライナー16と底部ライナー19とにより。水槽7に溜められた水6が外部に漏れ出すことがない。
本実施形態のシールドトンネル17は、矩形型のシールドマシン18(図5参照)を用いて構築される。そのため、シールドトンネル17は、断面視で四角形状を成す(図7参照)。四角形状のシールドトンネル17を水平方向に並べることで、平面的に一体化した底部10を構築することができる。
次に、本実施形態の原子炉建屋冠水方法について図9のフローチャートを用いて説明する。なお、図1から図8を適宜参照する。
図9に示すように、まず、ステップS11において、原子炉建屋2の周辺の構造物を撤去する。例えば、原子炉建屋2の周辺には、タービン建屋および煙突などの様々な構造物が設けられている。これらの構造物を撤去して原子炉建屋2のみを残すようにする。
次のステップS12において、原子炉建屋2の周囲に堀14を形成する。さらに、堀14に沿って支保工20を設けるようにする(図4参照)。このとき、堀14を設ける地盤を凍結して凍土としても良い。
次のステップS13において、堀14の底にシールドマシン18を降ろして掘削の準備を行う。シールドマシン18の設置が完了したら掘削を開始する。
次のステップS14において、シールドマシン18によりシールドトンネル17を構築する(図5および図6参照)。ここで、1台のシールドマシン18を往復させることで、複数本のシールドトンネル17を構築しても良いし、複数のシールドマシン18を並べて同時に進行させることで、複数本のシールドトンネル17を構築しても良い。
なお、シールドマシン18を進行させるときには、周囲の土を凍結して凍土としても良い。このようにすれば、周囲の岩盤が崩れることを抑制することができる。
図7に示すように、シールドトンネル17を建設するときには、周囲に余堀部21を設けるようにする。そして、シールドトンネル17同士の余堀部21を重複させる。例えば、余堀部21の領域うち、一部の領域Dを重複させる。このようにすれば、シールドトンネル17同士を密に配置させることができる。
なお、本実施形態のシールドトンネル17を構成するブロックは、コンクリート製でも良いし、鋼鉄製でも良い。また、シールドトンネル17の内部には、上下方向に延びる複数の柱部22が設けられる。これらの柱部22は、シールドマシン18で掘削中に設けても良いし、シールドトンネル17の構築後に追加しても良い。これらの柱部22によりシールドトンネル17を補強することができる。なお、柱部22同士が互いに接合され、壁状を成しても良い。
次のステップS15において、シールドトンネル17の内部に底部ライナー19を構築する。
図8に示すように、シールドトンネル17を構成する側部のブロックの一部を取り外し、開口部23を形成する。そして、これらの開口部23を介して隣接するシールドトンネル17同士を連通させる。また、シールドトンネル17の内部には、中間床24を設けるようにする。これらの中間床24の上面に多数の鋼板を敷き詰めて、互いに溶接することで、底部ライナー19を構築する。なお、シールドトンネル17が四角形状を成すことで、その内部で作業が行い易くなっている。また、柱部22と底部ライナー19とを互いに溶接しても良い。
次のステップS16において、原子炉建屋2の周辺の堀14に沿って冠水壁部8および補助壁部9を構築する(図6参照)。
次のステップS17において、冠水壁部8の内周面の全体に亘って壁部ライナー16を構築する(図1参照)。なお、壁部ライナー16の下端と底部ライナー19の周縁とが互いに溶接される。
次のステップS18において、堀14に設けられていた支保工20を撤去する(図4および図6参照)。なお、支保工20を撤去せずに、冠水壁部8および補助壁部9の補強材として使用しても良い。
次のステップS19において、原子炉建屋冠水装置1の内部にクレーン12などの廃炉用の作業機材を設置する(図3参照)。
次のステップS20において、冠水壁部8の上部に天井部11を構築する(図3参照)。
次のステップS21において、冠水壁部8と底部10とにより形成された水槽7の内部に水6を溜める。そして、原子炉建屋2を水没させた状態で廃炉作業を開始する。
なお、少なくとも原子炉格納容器4を水没させた状態とすれば良い。このようにすれば、原子炉格納容器4および原子炉圧力容器3の蓋を開放した場合に、水6で放射線を遮蔽することができるため、燃料デブリの取り出し作業が行い易くなる。つまり、冠水工法で燃料デブリの取り出し作業を行うことができる。さらに、冠水工法で原子炉格納容器4および原子炉圧力容器3の解体作業を行っても良い。
なお、本実施形態のフローチャートにおいて、各ステップが直列に実行される形態を例示しているが、必ずしも各ステップの前後関係が固定されるものでなく、一部のステップの前後関係が入れ替わっても良い。また、一部のステップが他のステップと並列に実行されても良い。
なお、本実施形態では、原子炉格納容器4と圧力抑制室5とが別体に設けられた沸騰水型原子炉(BWR)の廃炉に適用した形態を例示しているが、その他の態様であっても良い。例えば、原子炉格納容器と圧力抑制室とが一体的に設けられた改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の廃炉に適用しても良いし、加圧水型原子炉(PWR)の廃炉に適用しても良いし、黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉の廃炉に適用しても良い。
なお、本実施形態では、過酷事故が生じた後に、原子炉建屋冠水装置1の底部10を構築する形態を例示しているが、その他の態様であっても良い。例えば、原子力発電所を新たに建設するときに、予め地中に底部10を構築しておいても良い。
なお、本実施形態では、過酷事故が生じた原子力発電所の廃炉作業に原子炉建屋冠水装置1を用いているが、その他の態様であっても良い。例えば、過酷事故が生じていない原子力発電所の廃炉作業に原子炉建屋冠水装置1を用いても良い。
なお、本実施形態では、冠水壁部8および補助壁部9が平面視で円形状を成しているが、その他の態様であっても良い。例えば、冠水壁部8および補助壁部9が、平面視で楕円形状でも良いし、平面視で円弧状と直線状とを組み合わせた形状でも良い。また、冠水壁部8および補助壁部9は、原子炉建屋2の平面形状に合わせた四角形状でも良い。例えば、原子炉建屋2の外壁に、冠水壁部8の内面が接触または近接するように構築し、平面視で四角形状を成す冠水壁部8としても良い。このようにすれば、水槽7に溜める水6の量を最小とすることができる。
なお、本実施形態では、矩形型のシールドマシン18を用いて、断面視が四角形状のシールドトンネル17を構築しているが、その他の態様であっても良い。例えば、円形シールドマシンを用いて、断面視が円形状のシールドトンネルを構築しても良い。
以上説明した実施形態によれば、原子炉建屋の全体が収容され、内部に水を溜めることで少なくとも原子炉格納容器を水没可能な水槽を備えることにより、過酷事故に見舞われた原子炉の廃炉を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…原子炉建屋冠水装置、2…原子炉建屋、3…原子炉圧力容器、4…原子炉格納容器、5…圧力抑制室、6…水、7…水槽、8…冠水壁部、9…補助壁部、10…底部、11…天井部、12…クレーン、13…地面、14…堀、15…連結部、16…壁部ライナー、17…シールドトンネル、18…シールドマシン、19…底部ライナー、20…支保工、21…余堀部、22…柱部、23…開口部、24…中間床。

Claims (8)

  1. 原子炉建屋の全体が収容され、内部に水を溜めることで少なくとも原子炉格納容器を水没可能な水槽を備え
    前記水槽は、
    前記原子炉建屋の周囲を囲み、前記原子炉格納容器を水没可能な上下寸法を有する壁部と、
    前記原子炉建屋が建てられた場所の地中に構築された底部と、
    を備え、
    前記底部は、シールドトンネルにより構築され、
    前記シールドトンネルの内部で複数の鋼板が溶接されることで、前記水槽に溜められた前記水の漏洩を防止する底部ライナーが構築されている、
    原子炉建屋冠水装置。
  2. 前記シールドトンネルは、断面視で四角形状を成す、
    請求項に記載の原子炉建屋冠水装置。
  3. 前記底部は、水平方向に並べて建設された複数本の前記シールドトンネルにより構築される、
    請求項1または請求項に記載の原子炉建屋冠水装置。
  4. 前記シールドトンネル同士の余堀部を重複させる、
    請求項に記載の原子炉建屋冠水装置。
  5. 前記壁部には、壁部ライナーが構築される
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の原子炉建屋冠水装置。
  6. 前記水槽は、前記壁部の周囲を囲む補助壁部を備える、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の原子炉建屋冠水装置。
  7. 前記壁部は、プレストレストコンクリートにより構築される、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の原子炉建屋冠水装置。
  8. 原子炉建屋の全体が収容される水槽の内部に水を溜めることで少なくとも原子炉格納容器を水没させるステップを含
    前記水槽は、
    前記原子炉建屋の周囲を囲み、前記原子炉格納容器を水没可能な上下寸法を有する壁部と、
    前記原子炉建屋が建てられた場所の地中に構築された底部と、
    を備え、
    前記底部は、シールドトンネルにより構築され、
    前記シールドトンネルの内部で複数の鋼板が溶接されることで、前記水槽に溜められた前記水の漏洩を防止する底部ライナーが構築されている、
    原子炉建屋冠水方法。
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