JP7067780B2 - パウダー容器用中蓋およびパウダー容器 - Google Patents

パウダー容器用中蓋およびパウダー容器 Download PDF

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Description

本発明は、パウダー容器用中蓋およびパウダー容器に関する。
パウダー容器は、容器本体の中間部に複数の小さな孔が設けられた中蓋を配置し、中蓋の下にパウダーを収容し、中蓋の上に化粧用具であるパフを収容する構造(特許文献1参照)が用いられている。そして、前記中蓋の孔を通してパウダーをパフの塗布面に付着させて使用する。
このようなパウダー容器を使用する場合、中蓋の上にパフを載せた状態で、パウダー容器を反転させると、前記中蓋の孔を通じてパウダーがパフの塗布面に付着し、パウダーを塗布することができるようになる。
その他に、中蓋に伸縮性を有するメッシュを設けたパウダー容器(特許文献2参照)も存在し、このようなパウダー容器の場合、化粧用具のパフでメッシュを上から押圧してメッシュを変形させることで、パフにパウダーを付着させて使用する。
特開2000-125928号公報 特開2009-286013号公報
しかしながら、従来のパウダー容器は、孔を設けた中蓋を用いた場合、容器を反転させてパウダーをパフに付着させると、パフの塗布面には、孔の付近を中心に部分的にパウダーが付着されているので、パウダーを顔などに塗布する前にパフを揉み込む動作を行い、パウダーをパフの塗布面に均一に付着させる必要があった。そのため、手間と時間が掛かるという問題があった。このようなパフを揉み込む動作を行わない場合は、塗布しながら肌の上でパウダーを均一にさせることも可能であるが、その場合、ムラが出来やすいという問題がある。
メッシュを設けた中蓋を用いたパウダー容器の場合は、パフの塗布面に均一にパウダーを付着させることはできるが、メッシュを押し付ける動作の際にパウダーが飛散する可能性があり、また、パウダーの量が少なくなるとメッシュを大きく変形させる必要があり、パウダーを付着させ難いという問題がある。また、メッシュを用いるために、製造工程が複雑になり、製造コストが増加するという問題がある。
そこで、本発明は従来のパウダー容器の問題を解決するために、パウダーを化粧用具の塗布面に均一に付着させ、さらに、従来と同等の製造コストを実現するパウダー容器用中蓋、および、パウダー容器を提供することを目的とする。
本発明のパウダー容器用中蓋は、パウダー容器の本体内に取り付けられるパウダー容器用中蓋であって、底面、および、筒状の側面を有し、前記底面には、パウダーが通過する複数の孔が設けられており、前記底面の上面には、上方に突出する凸部が設けられており、前記底面に化粧用具を載せた時に、前記凸部によって前記化粧用具が保持され、前記底面の上面と、前記化粧用具の塗布面との間に空間が形成されることを特徴とする。
前記凸部は、前記底面の上面に設けられた複数の突起からなる。
前記底面の上面に設けられたリブからなり、さらに、前記リブは、環状に設けることも可能であり、前記底面には環状の前記リブの内側に前記孔を設ける。
前記凸部は、前記底面の上面に設けられた1つの環状の段差からなり、前記底面は、前記段差の内側が前記段差の外側よりも低く、前記底面には、前記段差の内側に前記孔が設けられており、さらに、前記底面の上面において、前記段差の内側に、前記凸部として複数の突起またはリブを設けることも可能である。
前記凸部の側面にパウダーが通過する孔が設けられている。
前記底面の孔には、テーパー部が設けられている。
本発明のパウダー容器は、前記パウダー容器用中蓋、前記パウダー容器用中蓋が取り付けられる本体、および、前記本体を開閉可能な蓋を有することを特徴とする。
本発明のパウダー容器用中蓋は、パウダー容器の本体内に取り付けられるパウダー容器用中蓋であって、底面、および、筒状の側面を有し、前記底面には、パウダーが通過する複数の孔が設けられており、前記底面の上面には、上方に突出する凸部が設けられており、前記底面に化粧用具を載せた時に、前記凸部によって前記化粧用具が保持され、前記底面の上面と、前記化粧用具の塗布面との間に空間が形成されることにより、パウダー容器を反転させると、前記孔を通じて前記空間内にパウダーが排出され拡散されて、前記化粧用具の塗布面に均一にパウダーが付着されるようになり、ムラなくパウダーを肌に塗布することができるようになり、このような効果は、製造コストを増加させることなく実現することができる。
前記凸部は、前記底面の上面に設けられた1つの環状の段差からなり、前記底面は、前記段差の内側が前記段差の外側よりも低く、前記底面には、前記段差の内側に前記孔が設けられていることにより、前記中蓋の上にシールを設置しておき、開封前にパウダーが飛散するのを防止することができる。
前記底面の孔にテーパー部が設けられていることにより、前記空間にパウダーがスムーズに排出されるようになり、化粧用具の塗布面により均一に、そして、十分な量のパウダーを付着させることができるようになる。
本発明のパウダー容器は、前記パウダー容器用中蓋、前記パウダー容器用中蓋が取り付けられる本体、および、前記本体を開閉可能な蓋を有することにより、パウダー容器を反転させると、前記孔を通じて前記空間内にパウダーが排出され、前記化粧用具の塗布面に均一にパウダーが付着されるようになり、ムラなくパウダーを肌に塗布することができるようになり、このような効果を製造コストを増加させることなく実現することができる。
第1の実施形態のパウダー容器の蓋を開けた状態の斜視図である。 第1の実施形態のパウダー容器の断面図である。 (a)は、第1の実施形態のパウダー容器用中蓋の斜視断面図であり、(b)は平面図である。 第1の実施形態のパウダー容器用中蓋の他の形態の平面図および断面図である。 第1の実施形態のパウダー容器用中蓋の他の形態の平面図および断面図である。 第1の実施形態のパウダー容器用中蓋の他の形態の平面図および断面図である。 第2の実施形態のパウダー容器の蓋を開けた状態の斜視図である。 第2の実施形態のパウダー容器の断面図である。 (a)は、第2の実施形態のパウダー容器用中蓋の斜視断面図であり、(b)は平面図である。 (a)は、第2の実施形態のパウダー容器用中蓋の他の形態の斜視断面図であり、(b)は平面図である。 第3の実施形態のパウダー容器の蓋を開けた状態の斜視図である。 第3の実施形態のパウダー容器の断面図である。 (a)は、第3の実施形態のパウダー容器用中蓋の斜視断面図であり、(b)は平面図であり、(c)はシールを取り付けた状態のパウダー容器用中蓋の斜視断面図である。 (a)は、第3の実施形態のパウダー容器用中蓋の他の形態の斜視断面図であり、(b)は平面図である。 (a)は、第3の実施形態のパウダー容器用中蓋の他の形態の斜視断面図であり、(b)は平面図である。 第3の実施形態のパウダー容器用中蓋の他の形態の平面図である。 第1の実施形態のパウダー容器用中蓋の他の形態の断面図である。
本発明のパウダー容器用中蓋およびパウダー容器について、図面を参照しながら、以下に詳細に説明する。図1に示すのが、本発明の第1の実施形態のパウダー容器1の蓋を開けた状態の斜視図であり、図2に示すのが断面図である。図3に示すのが、第1の実施形態のパウダー容器用中蓋10の斜視断面図および平面図である。
本発明の第1の実施形態のパウダー容器1は、図1,2に示すように、本体2、前記本体2内に着脱可能に取り付けられたパウダー容器用中蓋10、および、本体2を開閉するための蓋3から構成され、前記本体2内にパウダー4を収容し、前記パウダー4の上方に前記中蓋10を配置する。そして、前記蓋3は、図2に示すように、前記蓋3のねじ7と前記本体2のねじ6との螺合によって、前記本体2に着脱可能に取り付けられている。そして、図2に示すように、前記中蓋10の下方にパウダー4が収容され、前記中蓋10の上に化粧用具のパフ5を収容することができる。
前記パウダー4は、ルースタイプのフェイスパウダーを想定しているが、チーク、粉おしろいなどの粉体化粧料の他、様々な用途のパウダー4を、前記パウダー容器1に収容することができる。
図3に示すように、第1の実施形態の前記パウダー容器用中蓋10は、底面11および円筒状の側面12を有し、前記側面12の上端には外側に突出する縁部13が設けられており、樹脂による一体成形品である。これにより、前記中蓋10を前記本体2内に上から挿入すると、図2に示すように、前記側面12の外面が前記本体2の内面と当接し、さらに、前記中蓋10の縁部13が前記本体2の上端と当接することにより、前記中蓋10は前記本体2内に着脱可能に取り付けられることになる。
前記中蓋10の底面11には、図3に示すように、前記本体2内に収容されたパウダー4が通過する複数の孔14が設けられており、前記孔14を通じて前記本体2に収容された前記パウダー4が外部に排出され、前記パフ5の塗布面に付着される。前記中蓋10の底面11の上面には、上方に突出する凸部として、図3に示すように、複数の突起15が設けられている。前記突起15は、円柱の先端が丸くなった形状を有しており、図3(b)に示すように、前記孔14と等間隔で交互に、千鳥状に配置されている。
図2に示すように、前記中蓋10の上にパフ5を載せると、前記突起15によって前記パフ5が保持されることになり、前記中蓋10の上面と、前記パフ5の塗布面となる底面との間に、空間16が形成される。前記空間16は前記孔14によって前記パウダー4が収容されている空間と連通されていることから、前記中蓋10の上に前記パフ5を載せた状態で、前記パウダー容器1を上下反転させると、前記孔14を通じて前記本体2内の前記パウダー4が前記空間16へと排出され、排出された前記パウダー4は前記空間16内で拡散されて、前記パフ5の塗布面に付着される。この時、前記パフ5の塗布面は、前記突起15と接触している部分を除いて前記パウダー4が付着することから、従来のように、前記孔14付近だけではなく、広範囲に均一に付着させることができる。
前記パフ5の塗布面において、前記突起15の先端と接触している部分については前記パウダー4が付着できないが、前記パウダー容器1を上下反転した状態から元の状態に戻した後、前記パフ5を前記突起15に接触させた状態で前記中蓋10内で水平方向に回転させる動作を行うことにより、前記パウダー4を前記パフ5の塗布面全体に均一に付着させることも可能である。
また、このような前記パフ5の回転動作を行わなくても、前記パフ5の塗布面は、従来よりも前記パウダー4が付着している面積は大幅に増加していることから、肌にパウダー4を塗布したとしても、従来のようなムラは生じ難くなり、使い勝手が向上する。
本発明のパウダー容器用中蓋10の凸部として突起15を用いる場合、突起15の形状は特に限定するものではなく、様々な形状を用いることが可能である。例えば、円柱形状以外に四角柱などの柱形状、また、円錐形状(図4(a)参照)、四角錐形状(図4(b)参照)などの錐形状も可能である。その他に、十字型の突起15(図4(c)参照)、パウダーを欠き落とし易くするためにヘラ状の突起15(図4(d)参照)なども可能であり、様々な形状の突起を用いることができる。
また、突起15の先端についても様々な形状が可能であり、パフ5との接触面を減らす目的であれば、先端を尖らせた錐状が好ましいが、先端が尖っているとパフ5の表面に突起15の跡が付く可能性があることから、例えば、図5(a)に示すように、先端を平坦にした円錐台形状も可能である。突起の先端としては、その他に、図5(b)に示すように、先端に凹凸を設けることも可能である。
前記突起15と前記孔14との位置関係およびそれぞれの個数についても様々な形態が可能である。例えば、突起15を孔14と等間隔で配置するのではなく、図4(b),(c)に示すように、突起15を正方形の4辺上に配置し、正方形の中に孔14を配置する形態も可能である。さらに、図5(c)に示すように、突起15を、孔14と離れた中蓋10の側面12付近に配置することも可能である。さらに、図5(d)に示すように、前記突起15の側面に孔17を設けることも可能である。
前記孔14の形状についても、これまでは一般的な下から上まで同一の直径を有する貫通孔の形態を用いて説明しているが、図6に示すようなテーパー部を有する孔14の形態も可能である。図6(a)に示すのは、図3(a)に記載のパウダー容器用中蓋10の孔14の直径を、上を大きく、下を小さくした形状に変更したパウダー容器用中蓋10であり、円錐台形状の貫通孔14を用いている。このようなテーパー部を有する孔14を用いることにより、前記孔14を通過したパウダー4を空間16に排出する際に、より広範囲に拡散することができる。前記テーパー部の傾斜については、図6に示す直線だけではなく、曲線を用いること、また、直線と曲線を組み合わせることも可能である。
テーパー部を設けた孔14については、その他に、図6(b)に示すように、直径を上を小さく、下を大きくした形状、図6(c)に示すように、直径を中央を小さくし、上と下を大きくした形状などが可能である。その他にも、孔14を垂直の部分とテーパー部とを組み合わせた形状とすることも可能である。また、異なる形状の孔14を組み合わせて配置することも可能である。
本発明のパウダー容器用中蓋10は、複数の突起15からなる凸部を設け、前記突起15によって化粧用具であるパフ5を保持することにより、パウダー4を拡散させる空間16を形成し、パフ5の塗布面に均一にパウダー4を付着させることができるようになり、肌にムラなくパウダー4を塗布することができるようになる。また、パウダー容器用中蓋1は一体成形できることから、メッシュを用いた中蓋のように製造コストを大幅に増加させることなく、従来よりも優れた効果を奏することができる。
次に、本発明の第2の実施形態のパウダー容器1’およびパウダー容器用中蓋20について説明する。第2の実施形態のパウダー容器1’は、パウダー容器用中蓋20以外の部材は、第1の実施形態と同じであることから、パウダー容器用中蓋20以外の部材の詳細な説明は省略する。
図7,8に示すように、本発明の第2の実施形態のパウダー容器1’は、本体2、前記本体2内に着脱可能に取り付けられたパウダー容器用中蓋20、および、本体2を開閉するための蓋3から構成され、図8に示すように、前記中蓋20の下方にパウダー4が収容され、前記中蓋20の上に化粧用具のパフ5を収容することができる。
図9に示すように、第2の実施形態のパウダー容器用中蓋20は、底面21および円筒状の側面22を有し、前記側面22の上端に縁部23が設けられており、樹脂による一体成形品であり、前記本体2内に着脱可能に取り付けられる。
前記中蓋20の底面21には、図10に示すように、前記本体2内に収容されたパウダー4が通過する複数の孔24が等間隔で設けられている。さらに、前記中蓋20の底面11の上面には、上方に突出する凸部として、図9に示すように、1つの環状のリブ25が、前記孔24を全て取り囲むように設けられている。
図8に示すように、前記中蓋20の上にパフ5を載せると、前記リブ25によって前記パフ5の周縁部が保持されることになり、前記中蓋20の上面と、前記パフ5の塗布面となる底面との間に、空間26が形成される。前記空間26は前記孔24によって前記パウダー4が収容されている空間と連通されていることから、前記中蓋20の上に前記パフ5を載せた状態で、前記パウダー容器1’を上下反転させると、前記孔24を通じて前記本体2内の前記パウダー4が前記空間26へと排出され、前記パウダー4は前記空間26内で拡散され、その後、前記パフ5の塗布面に付着される。この時、前記空間26は、前記パフ5と前記リブ25とによって密閉された状態となっており、前記パウダー4が前記空間26から外部へと飛散するのを防止することができる。
前記リブ25の内側には、前記パフ5の塗布面を隠すものは存在しないことから、前記パフ5の塗布面に、均一に前記パウダー4を付着させることができ、前記中蓋20は、肌にムラなくパウダー4を塗布することができるという優れた効果を奏する。
前記パフ5の塗布面に付着する前記パウダー4は、前記リブ25の内側の範囲に限定されるが、前記パフ5を使用する際は、前記パフ5の周縁部はあまり使用されないことから、前記パフ5の周縁部分に前記パウダー4が付着していなくても使用上は特に問題は無い。
前記凸部として環状のリブ25を用いて説明したが、前記リブ25の形態は特に限定するものではなく、例えば、図10に示すように放射状のリブ25を用いることも可能である。また、リブ25の個数についても1つに限定するものではなく、図10のリブ25を複数に分離させることも可能である。さらに、前記凸部として、リブ25と第1の実施形態の突起15とを組み合わせることも可能である。
次に、本発明の第3の実施形態のパウダー容器1’’およびパウダー容器用中蓋30について説明する。第3の実施形態のパウダー容器1’’は、パウダー容器用中蓋30以外の部材は、第1,2の実施形態と同じであることから、パウダー容器用中蓋30以外の部材の詳細な説明は省略する。
図11,12に示すように、本発明の第3の実施形態のパウダー容器1’’は、本体2、前記本体2内に着脱可能に取り付けられたパウダー容器用中蓋30、および、本体2を開閉するための蓋3から構成され、図12に示すように、前記中蓋30の下方にパウダー4が収容され、前記中蓋30の上に化粧用具であるパフ5を収容することができる。
図13に示すように、第3の実施形態の前記パウダー容器用中蓋30は、底面31および円筒状の側面32を有し、前記側面32の上端に縁部33が設けられており、樹脂による一体成形品であり、前記本体2内に着脱可能に取り付けられる。
前記中蓋30の底面31は、図13に示すように、凸部として環状の段差35が設けられており、前記底面31は、前記段差35の内側が前記段差35の外側よりも低く、中央に凹部を設けた形状を有しており、前記底面31の上面において、前記段差35の内側の低くなった範囲に、前記本体2内に収容されたパウダー4が通過する複数の孔34が等間隔で設けられている。
図12に示すように、前記中蓋30の上にパフ5を載せると、前記段差35によって前記パフ5の周縁部が保持されることになり、前記中蓋30の上面と、前記パフ5の塗布面となる底面との間に空間36が形成される。前記空間36は前記孔34によって前記パウダー4が収容されている空間と連通されていることから、前記中蓋30の上に前記パフ5を載せた状態で、前記パウダー容器1’’を上下反転させると、前記孔34を通じて前記本体2内の前記パウダー4が前記空間36へと排出され、前記パウダー4は前記空間36内で拡散され、その後、前記パフ5の塗布面に付着される。この時、前記空間36は、前記パフ5と前記段差35とによって密閉された状態となっており、前記パウダー4が前記空間36から外部へと飛散するのを防止することができる。
前記段差35の内側には、前記パフ5の塗布面を隠すものは存在しないことから、前記パフ5の塗布面には、均一に前記パウダー4を付着させることができ、前記中蓋30は、肌にムラなくパウダー4を塗布することができるという優れた効果を奏する。
そして、前記中蓋30は、前記段差35によって前記側面32の下端に環状の平坦な面が形成されていることから、図13(c)に示すように、前記平坦な面を利用してシール39を前記中蓋30内に取り付けることも可能であり、前記シール39は、前記平坦な面を利用しないで、前記底面31に直接貼り付けることも可能である。前記シール39は、パウダー4が孔34を通じて飛散するのを防止するためのものであり、使用前のパウダー容器1の中蓋30に貼り付けられている。
前記凸部として段差35を設けたパウダー容器用中蓋30には、さらに、図14に示すように、前記段差35の側面となる部分に水平方向に貫通する孔37を設けることも可能である。前記孔37は、前記パウダー4が収容された空間と連通していることから、前記中蓋30の上に前記パフ5を載せた状態で、前記パウダー容器1’’を上下反転させる動作を行うと、この動作によって、前記孔34を通じて前記本体2内の前記パウダー4が垂直方向に空間36へと排出されると同時に、前記孔37を通じて前記パウダー4が水平方向に空間36へと排出されることから、前記空間36内により多くのパウダー4が排出され、より均一に拡散されるので、前記パフ5の塗布面に付着されるパウダー4の量は増加し、より均一に付着させることができる。
前記パウダー容器用中蓋30は、さらに、別の形態として、図15に示すように、前記底面31の上面において前記段差35の内側の範囲に複数の突起38を設けることも可能である。前記突起38は、孔34と等間隔で交互に配置されており、前記突起38によってパフ5の塗布面に付着したパウダー4を塗布面全体に均すことができるようになる。さらに、環状の平坦な面を利用してシール(図示せず)を取り付けた時に、前記突起38によって、前記シールが保持されて中央部が下方に撓み難くなり、前記シールの捲れを防止することができ、また、前記突起38がパフを保持することで前記パフが前記段差35の内側へと落ち込むことを防止し、前記底面31と前記パフの塗布面となる底面との間の空間を十分に確保することができる。
本発明のパウダー容器用中蓋に設ける凸部について、複数の突起、リブ、段差を用いて説明してきたが、凸部の形態はこれらに限定するものではなく、化粧用具であるパフを保持し、パフの塗布面と中蓋の底面の上面との間に空間を形成することができればよく、また、複数の突起、リブ、段差を組み合わせることも可能である。また、孔の形状についても図示していないが、テーパー部を設けた孔を、リブ、段差と組み合わせることも可能であり、孔の配置についても、異なる大きさの孔を組み合わせた配置(例えば、中央の孔の径を大きく、外側の孔の径を小さくする(図16(a)参照))、また、孔の間隔を場所によって変更する配置(例えば、中央の孔を密に、外側の孔を粗に配置する(図16(b)参照))等、様々な配置が可能である。
さらに、本発明のパウダー容器用中蓋の底面に曲面を用いることも可能であり、例えば、全体が下方に突出した曲面(図17(a)参照)、一部が下方に突出した曲面(図17(b)参照)とすることも可能である。このように本発明のパウダー容器用中蓋は、使用するパウダー、容器の形状などに応じて、凸部、孔、底面の形態を適宜選択し、さらに、これらを組み合わせることにより、より効果的に化粧用具の塗布面に均一にパウダーを付着させることが可能となる。
1,1’,1’’ パウダー容器
2 本体
3 蓋
4 パウダー
5 パフ
6 ねじ
7 ねじ
10,20,30 パウダー容器用中蓋
11,21,31 底面
12,22,32 側面
13,23,33 縁部
14,24,34 孔
15 突起
16,26,36 空間
17,37 孔
25 リブ
35 段差
38 突起
39 シール

Claims (4)

  1. パウダー容器の本体内に取り付けられるパウダー容器用中蓋であって、
    底面、および、筒状の側面を有し、
    前記底面には、パウダーが通過する複数の孔が設けられており、
    前記底面の上面には、上方に突出する凸部が設けられており、
    前記底面に化粧用具を載せた時に、前記凸部によって前記化粧用具が保持され、前記底面の上面と、前記化粧用具の塗布面との間に空間が形成され
    前記凸部は、前記底面の上面に設けられた1つの環状の段差からなり、前記底面は、前記段差の内側が前記段差の外側よりも低く、前記底面には、前記段差の内側に前記孔が設けられており、
    前記段差の側面には、パウダーが通過する孔が水平方向に貫通するように形成されていることを特徴とするパウダー容器用中蓋。
  2. 前記底面の上面において、前記段差の内側に、前記凸部として複数の突起またはリブが設けられていることを特徴とする請求項に記載のパウダー容器用中蓋。
  3. 前記底面の孔にテーパー部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパウダー容器用中蓋。
  4. 請求項1~のいずれか1項に記載のパウダー容器用中蓋、前記パウダー容器用中蓋が取り付けられる本体、および、前記本体を開閉可能な蓋を有することを特徴とするパウダー容器。
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